JP2009171411A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光などが直接入射する場合においても、液晶パネルなどの表示を見やすくする。
【解決手段】装置本体が屋外と屋内のいずれに位置するかを検出し、撮影時刻を取得し、撮像手段の向いている方位を検出する。GPS受信部により取得された緯度及び経度の情報と、撮影時刻とに基づいて太陽の方位及び角度を取得する。装置本体が屋外に位置すると検出され、かつ表示手段の向いている方位と、太陽の方位とが同じである場合には、表示手段に太陽光が直接入射すると判定し、モニタに光が直接入射する場合には、モニタの表示設定を直接光入射時用の表示設定に切り替える。
【選択図】 図8

Description

本発明は撮像装置に係り、特に屋外で使用する撮像装置に関する。
晴天時に屋外で撮影しようとした場合、液晶パネルに太陽光が入射してしまい、液晶表示が暗く見えてしまうため、表示が見づらくなる。液晶パネル等の表示手段の明るさを周囲の明るさなどに応じて調整する技術として、以下のようなものが提案されている。
特許文献1には、ストロボの反射光を用いて周囲の明るさを検出し、周囲の明るさに応じて液晶のバックライトを自動調光する技術が記載されている。
特許文献2には、センサーで検出された外光照度に基づいて、予め設定された複数の明るさのうちの適切な明るさでバックライトを点灯させる技術が記載されている。
特許文献3には、液晶パネルの表面と利用者の視線との角度に応じて、フロントライトの点灯制御を行なう技術が記載されている。
特開2002―57920号公報 特開2000―111872号公報 特開2003―307722号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、センサーとしてストロボを用いているため、液晶パネルへ太陽光が直接入射するような場合には、液晶パネルと対向配置されているセンサーには太陽光が直接入射しないことにより、液晶パネルの表示は暗くなる。そのため、直接光により液晶パネルは見づらくなるという問題がある。
また、特許文献2に記載の技術は、周囲が明るい場合には、液晶表示を暗くするものであり、液晶パネル及びセンサーに直接光が入射する場合においても、センサーにより明るい環境下にあると判断され、液晶パネルの明るさは暗くなる。しかしながら、太陽光が液晶パネルに直接入射する場合には、太陽光の反射のため、液晶パネルは見づらくなる。そのため、太陽光が液晶パネルに直接入射する場合においては、液晶パネルに視認性は改善されず、液晶パネルは見づらいままである。
また、特許文献3に記載の技術は、液晶パネルの表面と利用者の視線との角度のみを考慮しており、太陽光の直接入射など周囲の環境を考慮していない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、太陽光などが直接入射する場合においても、液晶パネルなどの表示を見やすくすることを目的とする。
請求項1に記載の撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段を介して被写体を示す画像信号を連続的に取得する画像取得手段と、前記画像取得手段で取得した画像信号に基づいて少なくとも撮影中の動画を表示する表示手段と、装置本体が屋外と屋内のいずれに位置するかを検出する位置検出手段と、撮影時刻を取得する時刻取得手段と、前記表示手段が向いている方位を検出する方位検出手段と、前記位置検出手段により検出された装置本体の位置と、前記時刻取得手段により取得された撮影時刻と、前記方位検出手段により検出された前記表示手段が向いている方位とに基づいて前記表示手段の画面に太陽光が直接入射するかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて前記表示手段の画面の明るさを含む表示設定を切り替える表示設定切替手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の撮像装置によれば、装置本体が屋外と屋内のいずれに位置するかを検出し、撮影時刻を取得し、撮像手段の向いている方位を検出する。装置本体の位置と、撮影時刻と、撮像手段の向いている方位とに基づいて表示手段の画面に太陽光が直接入射するかどうかを判定し、判定結果に基づいて表示手段の画面の明るさを含む表示設定を切り替える。これにより、表示手段に太陽光が直接入射する場合にも、表示を見やすくすることができる。
請求項2に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、前記位置検出手段は、装置本体が位置する緯度及び経度の情報を取得する位置情報取得手段を有し、前記位置情報取得手段により取得された緯度及び経度の情報と、地図情報とに基づいて、前記装置本体が屋外と屋内のいずれに位置するかを検出することを特徴とする。
請求項2に記載の撮像装置によれば、GPSなどにより装置本体が位置する緯度及び経度の情報を取得し、緯度及び経度の情報と、地図情報とに基づいて、装置本体が屋外と屋内のいずれに位置するかを検出する。これにより、装置本体の位置情報から表示手段に太陽光が直接入射する可能性があるかどうかを知ることができる。
請求項3に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、前記位置検出手段は、前記画像取得手段により取得された被写体までの距離を測距する測距手段を有し、前記測距手段で測距された被写体距離が所定の値以上である場合には、前記装置本体が屋外に位置することを検出することを特徴とする。
請求項3に記載の撮像装置によれば、画像取得手段により取得された被写体までの距離を測距し、測距された被写体距離が所定の値以上である場合には、前記装置本体が屋外に位置すると検出する。これにより、装置本体の位置情報から表示手段に太陽光が直接入射する可能性があるかどうかを知ることができる。
請求項4に記載の撮像装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置において、前記方位検出手段は、前記装置本体に内蔵の方位センサーを用いて、前記表示手段の向いている方位を検出することを特徴とする。
請求項4に記載の撮像装置によれば、装置本体に内蔵の方位センサーを用いて、表示手段がどの方位を向いているかを検出する。これにより、特別な機器を用いることなく、表示手段に太陽光が直接入射する可能性があるかどうかを知ることができる。
請求項5に記載の撮像装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の撮像装置において、装置本体が位置する緯度及び経度の情報を取得する位置情報取得手段を有し、前記位置情報取得手段により取得された緯度の情報と、前記時刻取得手段により取得された撮影時刻とに基づいて、太陽の方位を取得する取得手段を更に備え、前記判定手段は、前記方位検出手段により検出された表示手段の向いている方位と、前記取得手段により算出された太陽の方位とに基づいて前記表示手段の画面に太陽光が直接入射するかどうかを判定することを特徴とする。
請求項5に記載の撮像装置によれば、緯度及び経度の情報と、撮影時刻とに基づいて太陽の方位及び角度を取得し、表示手段の向いている方位と、太陽の方位とに基づいて前記表示手段の画面に太陽光が直接入射するかどうかを判定する。これにより、表示手段に太陽光が直接入射するかどうかを正確に判定することができる。
本発明によれば、太陽光などが直接入射する場合においても、液晶パネルなどの表示を見やすくすることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るデジタルカメラを実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は本発明に係るデジタルカメラの一実施形態を示す正面斜視図であり、図2はその背面斜視図である。この電子機器は、レンズを通った光を撮像素子で受け、デジタル信号に変換して記録メディアに記録するデジタルカメラである。
デジタルカメラ10のカメラボディ12は、横長の四角い箱状に形成されており、その正面には、図1に示すように、撮影レンズ13、フラッシュ16、AF補助光ランプ18等が設けられており、上面には、シャッターボタン22、モードレバー24、電源ボタン26等が設けられている。また、側面には、USB用コネクタ15と開閉自在なスロットカバー11が設けられている。スロットカバー11の内側には、メモリカード50を装着するためのメモリカードスロット14が設けられている。
一方、カメラボディ12の背面には、図2に示すように、モニタ28、ズームボタン30、再生ボタン32、ファンクションボタン34、十字ボタン36、MENU/OKボタン38、DISP/BACKボタン40等が設けられている。
なお、図示しない底面には、三脚ネジ穴と内側にバッテリを収納するための開閉自在なバッテリカバーとが設けられている。
レンズ13は、沈胴式のズームレンズで構成されており、電源ボタン26によってデジタルカメラ10の電源をONすることにより、カメラボディ12から繰り出される。なお、レンズ13のズーム機構や沈胴機構については、公知の技術なので、ここでは、その具体的な構成についての説明は省略する。
メモリカードスロット14は、撮影した被写体の画像データ、音声データ等の各種データ、ファームウェアが記録されているメモリカードを装着するための接続部である。
USB用コネクタ15は、パーソナルコンピュータ、プリンタ等の外部機器との間での信号伝達をするためUSB用ケーブルを接続するための接続部である。
フラッシュ16は、たとえばキセノン管を光源として構成されており、その発光量を調整可能に形成されている。なお、キセノン管の他、高輝度のLEDを光源としたフラッシュを用いることもできる。
AF補助光ランプ18は、たとえば高輝度LEDで構成されており、AF時に必要に応じて発光される。
シャッターボタン22は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる二段ストローク式のスイッチで構成されている。デジタルカメラ10は、このシャッターボタン22を半押しすると撮影準備処理、すなわち、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動焦点合わせ)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)の各処理を行い、全押しすると、画像の撮影・記録処理を行う。
モードレバー24は、デジタルカメラ10の撮影モードを設定する撮影モード設定手段として機能し、このモードダイヤルの設定位置により、デジタルカメラ10の撮影モードが様々なモードに設定される。例えば、絞り、シャッタースピード等がデジタルカメラ10によって自動的に設定される「オート撮影モード」、動画撮影を行う「動画撮影モード」、人物撮影に適した「人物撮影モード」、動体撮影に適した「スポーツ撮影モード」、風景の撮影に適した「風景撮影モード」、夕景及び夜景の撮影に適した「夜景撮影モード」、絞りの目盛りを撮影者が設定し、シャッタースピードをデジタルカメラ10が自動的に設定する「絞り優先撮影モード」、シャッタースピードを撮影者が設定し、絞りの目盛りをデジタルカメラ10が自動的に設定する「シャッタースピード優先撮影モード」、絞り、シャッタースピード等を撮影者が設定する「マニュアル撮影モード」等である。
電源ボタン26は、デジタルカメラ10の電源をON/OFFするのに用いられ、所定時間(たとえば、2秒)押下されることにより、デジタルカメラ10の電源がON/OFFされる。
モニタ28は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイで構成されている。このモニタ28は、再生モード時に撮影済み画像を表示するための画像表示パネルとして利用されるとともに、各種設定操作を行なう際のユーザインターフェース表示パネルとして利用される。また、撮影モード時には、必要に応じてスルー画像が表示されて、画角確認用の電子ファインダとして利用される。
ズームボタン30は、撮影レンズ13のズーム操作に用いられ、望遠側へのズームを指示するズームテレボタンと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタンとで構成されている。
再生ボタン32は、再生モードへの切り替え指示に用いられる。すなわち、デジタルカメラ10は、撮影中、この再生ボタン32が押されると、再生モードに切り替えられる。また、電源OFFの状態でこの再生ボタン32が押されると、再生モードの状態でデジタルカメラ10が起動する。
ファンクションボタン34は、撮影及び再生機能の各種設定画面の呼び出しに用いられる。すなわち、撮影時にこのファンクションボタン34が押されると、モニタ28に画像サイズ(記録画素数)、感度等の設定画面が表示され、再生時にこのファンクションボタン34が押されると、モニタ28に画像の消去、プリント予約(DPOF)の設定画面等が表示される。
十字ボタン36は、上下左右4方向の指示を入力する方向指示手段として機能し、たとえば、メニュー画面でメニュー項目の選択などに使用される。
MENU/OKボタン38は、各モードの通常画面からメニュー画面への遷移を指示するボタン(MENUボタン)として機能するととともに、選択内容の確定、処理の実行等を指示するボタン(OKボタン)として機能する。
DISP/BACKボタン40は、モニタ28の表示内容の切り替え指示(DISP機能)に用いられるとともに、入力操作のキャンセル等の指示(BACK機能)に用いられ、デジタルカメラ10の設定状態に応じて割り当てられる機能が切り替えられる。
図3は、本実施の形態のデジタルカメラ10の電気的構成を示すブロック図である。
同図に示すように、デジタルカメラ10は、CPU110、操作部(シャッターボタン22、モードレバー24、電源ボタン26、ズームボタン30、再生ボタン32、ファンクションボタン34、十字ボタン36、MENU/OKボタン38、DISP/BACKボタン40等)112、フラッシュROM114、RAM116、VRAM118、撮影光学系124、撮影光学系駆動制御部126、撮像素子128、タイミングジェネレータ130、アナログ信号処理部132、A/Dコンバータ134、画像入力コントローラ136、画像信号処理部138、圧縮伸張処理部140、USBI/F142、メディアコントローラ146、表示制御部148、AE/AWB検出部152、AF検出部154、フラッシュ制御部156、AF補助光ランプ制御部158、位置情報取得部161、時刻情報取得部162、方位検出部163、傾斜角度検出部165等で構成されている。
CPU110は、デジタルカメラ10の全体の動作を統括制御する制御手段として機能するとともに、各種の演算処理を行う演算手段として機能し、操作部112からの入力に基づき所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラ10の各部を制御する。
フラッシュROM114には、このCPU110が実行する制御プログラムであるファームウェア、制御に必要な各種データ、カメラ設定値、撮影された画像データ等が記録されている。なお、後述するように、撮影された画像データは、通常メモリカード50に記録されるが、ユーザーが選択した場合、メモリカード50が装填されていない場合、メモリカード50の容量が不足した場合等にはフラッシュROM114に記録される。
RAM116は、CPU110の作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用され、VRAM118は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。
撮影光学系124は、撮影レンズ13、絞り、シャッタを含み、各構成要素は、モータ等のアクチュエータで構成される駆動部124Aに駆動されて動作する。たとえば、撮影レンズ13を構成するフォーカスレンズ群は、フォーカスモータに駆動されて前後方向に移動し、ズームレンズ群は、ズームモータに駆動されて前後方向に移動する。また、絞りは、絞りモータに駆動されて拡縮し、シャッタは、シャッタモータに駆動されて開閉する。
撮影光学系駆動制御部126は、CPU110からの指令に応じて撮影光学系124の駆動部124Aを制御し、撮影レンズ13、絞り、シャッタの動作を制御する。
撮像素子128は、たとえば、所定のカラーフィルタ配列のカラーCCDで構成されており、撮影光学系124によって結像された被写体の画像を電子的に撮像する。
タイミングジェネレータ(TG)130は、CPU110からの指令に応じて、この撮像素子128を駆動するためのタイミング信号を出力する。
アナログ信号処理部132は、撮像素子128から出力された画像信号に対して相関二重サンプリング処理(撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理)を行い、増幅して出力する。
A/Dコンバータ134は、アナログ信号処理部132から出力されたR、G、Bのアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。
画像入力コントローラ136は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、CPU110からの指令に従い、A/Dコンバータ134から出力された1画像分の画像信号を蓄積して、RAM116に記録する。
画像信号処理部138は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含み、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号に所要の信号処理を施して、輝度データ(Yデータ)と色差データ(Cr,Cbデータ)とからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。
圧縮伸張処理部140は、CPU110からの指令に従い、入力された画像データに所定形式の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU110からの指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施し、非圧縮の画像データを生成する。
USBI/F142は、CPU110からの指令に従い、USB用コネクタ15を介して接続されている外部機器から転送されたコマンドの検出、外部機器に対してデータの読み/書きの制御を行なう。なお、USBI/F142で検出されたコマンドはCPU110に供給される。
メディアコントローラ146は、CPU110からの指令に従い、メモリカードスロット14に装填されたメモリカード50に対してデータの読み/書きを制御する。
表示制御部148は、CPU110からの指令に従い、モニタ28への表示を制御する。すなわち、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号をモニタ28に表示するための映像信号(たとえば、NTSC信号やPAL信号、SCAM信号)に変換してモニタ28に出力するとともに、所定の文字、図形情報をモニタ28に出力する。
AE/AWB検出部152は、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出する。たとえば、AE制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(たとえば16×16)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。CPU110は、このAE/AWB検出部152から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。そして、算出した撮影EV値と所定のプログラム線図から絞り値とシャッタ速度を決定する。また、AWB制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bの画像信号の色別の平均積算値を算出する。CPU110は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、たとえば各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を決定する。
AF検出部154は、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出する。本実施の形態のデジタルカメラ10では、撮像素子128から得られる画像のコントラストによりAF制御が行われ(いわゆるコントラストAF)、AF検出部154は、入力された画像信号から画像の鮮鋭度を示す焦点評価値を算出する。CPU110は、このAF検出部154で算出される焦点評価値が極大となる位置を検出し、その位置にフォーカスレンズ群を移動させる。すなわち、フォーカスレンズ群を至近から無限遠まで所定のステップで移動させ、各位置で焦点評価値を取得し、得られた焦点評価値が最大の位置を合焦位置として、その位置にフォーカスレンズ群を移動させる。
フラッシュ制御部156は、CPU110からの指令に従い、フラッシュ16の発光を制御する。
AF補助光ランプ制御部158は、CPU110からの指令に従い、AF補助光ランプ18の発光を制御する。すなわち、CPU110は、AF時に被写体が暗いと判断すると、あるいは、被写体のコントラストが低いと判断すると、AF補助光ランプ制御部158を介してAF補助光ランプ18を発光させ、被写体にAF補助光を照射させてAF制御を実行する。
位置情報取得部161は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム:Global Positioning System)により、GPS受信機160において受信された複数のGPS衛星からの電波に基づいて、デジタルカメラ10の現在地情報を取得するものである。
時刻情報取得部162は、GPS受信機160において受信された時刻情報(日時、現在時刻など)が入力されることにより、現在時刻を取得する。なお、時刻情報の取得は、GPSに限らず、デジタルカメラ10に内蔵の時計から取得してもよい。
方位検出部163は、方位センサー164で測定されたデジタルカメラ10の光軸の向いている方位を取得して、モニタ28がどの方位を向いているかどうかを検出する。方位センサー164は、デジタルカメラ10の内部に配設されており、カメラ正位置(レンズの光軸を水平とし、カメラの下面を下向きに構えた状態)を基準として、デジタルカメラ10がどの方位を向いているかを検出できるようになっている。なお、方位センサー164として、様々な公知の傾斜センサーを用いることができる。
傾斜角度検出部165は、傾斜センサー166で測定されたデジタルカメラ10の傾斜方向、傾斜角度などの情報を取得する。傾斜センサー166は、デジタルカメラ10の内部に配設されており、カメラ正位置(レンズの光軸を水平とし、カメラの下面を下向きに構えた状態)を基準として、上下方向および光軸回転方向の2方向の傾斜角をそれぞれ検出できるようになっている。デジタルカメラ10の正位置と、撮影レンズ13の光軸方向又はモニタ28の向きとの位置関係が分かっているため、傾斜センサー166で測定されたデジタルカメラ10の傾斜方向、傾斜角度を取得することにより、撮影レンズ13の光軸の向きやモニタ28の向いている方向などが分かる。なお、傾斜センサー166として、様々な公知の傾斜センサーを用いることができる。
次に、以上のように構成された本実施の形態のデジタルカメラ10の作用について説明する。
まず、デジタルカメラ10の撮影、記録動作及び再生動作について説明する。
電源ボタン26を押下し、デジタルカメラ10の電源を投入すると、デジタルカメラ10は、撮影モードの下で起動する。
まず、撮影光学系駆動制御部126を介して撮影光学系124の駆動部124Aが駆動され、撮影レンズ13が所定位置まで繰り出される。そして、撮影レンズ13が所定位置まで繰り出されると、撮像素子128によってスルー画像用の撮影が行われ、モニタ28にスルー画像が表示される。すなわち、撮像素子128で連続的に画像が撮像され、その画像信号が連続的に処理されて、スルー画像用の画像データが生成される。生成された画像データは、VRAM118を介して順次表示制御部148に加えられ、表示用の信号形式に変換されて、モニタ28に出力される。これにより、撮像素子128で捉えた画像がモニタ28にスルー表示される。撮影者は、このモニタ28に表示されたスルー画像を見て構図を決定し、シャッターボタン22を半押しする。
シャッターボタン22が半押しされると、CPU110にS1ON信号が入力される。CPU110は、このS1ON信号に応動して、撮影準備処理、すなわち、AE、AF、AWBの各処理を実行する。
まず、撮像素子128から出力された画像信号をアナログ信号処理部132、A/Dコンバータ134、画像入力コントローラ136を介してRAM116に取り込み、AE/AWB検出部152及びAF検出部154に加える。
AE/AWB検出部152は、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出し、CPU110に出力する。CPU110は、このAE/AWB検出部152からの出力に基づき、絞り値とシャッタースピードを決定するとともに、ホワイトバランス補正値を決定する。同時に、検出された被写体輝度より、フラッシュの発光が必要かどうかを判断する。フラッシュ16の発光が必要と判断された場合には、フラッシュ16をプリ発光させ、その反射光に基づいて本撮影時のフラッシュ16の発光量を決定する。
また、AF検出部154は、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出し、CPU110に出力する。CPU110は、このAF検出部154からの出力に基づき撮影光学系駆動制御部126を介して撮影光学系124の駆動部124Aの駆動を制御し、フォーカスレンズの移動を制御して、撮影レンズ13のピントを主要被写体に合わせる。この際、CPU110は、必要に応じてAF補助光ランプ18を発光させて、AF制御を実行する。
撮影者は、モニタ28に表示されるスルー画像を見て撮影レンズ13のピント状態等を確認し、撮影を実行する。すなわち、シャッターボタン22を全押しする。
シャッターボタン22が全押しされると、CPU110にS2ON信号が入力される。CPU110は、このS2ON信号に応動して、撮影、記録処理を実行する。
まず、上記のAE処理で求めた絞り値、シャッタースピードで撮像素子128を露光し、記録用の画像を撮像する。この際、フラッシュ16を発光させる場合は、フラッシュ制御部156を介して、プリ発光の結果から求めたフラッシュ16の発光量に基づいてフラッシュ16を発光させる。
撮像素子128から出力された記録用の画像信号は、アナログ信号処理部132、A/Dコンバータ134を介して画像入力コントローラ136に取り込まれ、RAM116に格納される。RAM116に格納された画像信号は、CPU110の制御の下、画像信号処理部138に加えられる。画像信号処理部138は、入力された画像信号に所定の信号処理を施して、輝度データと色差データとからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。
画像信号処理部138で生成された画像データは、一旦RAM116に格納されたのち、圧縮伸張処理部140に加えられる。圧縮伸張処理部140は、入力された画像データに対して所定の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。
圧縮された画像データは、RAM116に格納され、所定フォーマットの静止画像ファイル(たとえば、Exif)として、メディアコントローラ146を介してメモリカード50に記録される。なお、メモリカード50に画像ファイルが保存可能な空き領域が無い場合や、操作者が選択した場合等には、RAM116に格納された画像データは、所定フォーマットの静止画像ファイル(たとえば、Exif)としてフラッシュROM114に保存される。なお、フラッシュROM114に画像データを保存する場合には、画像データは複数のクラスタ、通常は連続した複数のクラスタに保存される。
このようにしてメモリカード50又はフラッシュROM114に記録された画像データは、デジタルカメラ10のモードを再生モードに設定することにより、モニタ28に再生表示される。再生モードへの移行は、再生ボタン32を押下することにより行われる。
再生ボタン32が押下されると、CPU110は最後に記録された画像ファイルの圧縮画像データを読み出す。最後に記録された画像ファイルがメモリカード50に記録されている場合には、CPU110は、メディアコントローラ146を介してメモリカード50に最後に記録された画像ファイルの圧縮画像データを読み出す。最後に記録された画像ファイルがフラッシュROM114に記録されている場合には、CPU110は直接フラッシュROM114から画像ファイルの圧縮画像データが読み取り可能である。
メモリカード50又はフラッシュROM114から読み出された圧縮画像データは、圧縮伸張処理部140に加えられ、非圧縮の画像データとされたのちVRAM118に加えられる。そして、VRAM118から表示制御部148を介してモニタ28に出力される。これにより、メモリカード50又はフラッシュROM114に記録されている画像が、モニタ28に再生表示される。
画像のコマ送りは、十字ボタン36の左右のキー操作で行なわれ、右キーが操作されると、次の画像ファイルがメモリカード50から読み出され、モニタ28に再生表示される。また、十字ボタン36の左キーが操作されると、一つ前の画像ファイルがメモリカード50又はフラッシュROM114から読み出され、モニタ28に再生表示される。
モニタ28に再生表示された画像を確認しながら、必要に応じて、メモリカード50又はフラッシュROM114に記録された画像を消去することができる。画像の消去は、画像がモニタ28に再生表示された状態でファンクションボタン34が押下されることによって行われる。
ファンクションボタン34が押下されると、CPU110は表示制御部148を介して、モニタ28に「この写真を消去してよろしいですか」等の画像消去を伝えるメッセージを画像に重ねて表示する。MENU/OKボタン38が押下されると、その画像の消去が行われる。画像データがメモリカード50に記録されている場合には、CPU110はメディアコントローラ146を介してメモリカード50に記録された画像ファイルを消去する。画像データがフラッシュROM114に記録されている場合には、CPU110は直接フラッシュROM114から画像ファイルが消去可能である。
以上のように、デジタルカメラ10は画像の撮影、記録及び再生を行う。
さて、本実施の形態のデジタルカメラ10では、モニタ28にスルー画像が表示される時や、撮影された画像の再生時などのモニタ28を使用するときに、周囲の明るさや、太陽光の直接入射の有無などにより、モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替える機能があり、モニタ表示が常に見やすい状態に保たれている。以下、モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替える機能について説明する。
<第1の実施の形態>
モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替える第1の実施の形態は、デジタルカメラ10が屋外で使用されている場合に、モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替えるものである。
図4は、本実施の形態の処理の流れを示すフローチャートである。CPU110はこのフローにしたがって処理を行う。
位置情報取得部161により取得された緯度、経度などの位置情報と、フラッシュROM114に予め記録されている地図データとに基づいて、デジタルカメラ10がどの位置で使用されているかが求められる(ステップS10)。そして、ステップS10で求められたデジタルカメラ10の使用位置が、屋内であるか屋外であるかが判断される(ステップS11)。
デジタルカメラ10の使用位置が屋内である場合(ステップS11でNO)は、モニタ28の表示条件が通常LCD表示条件設定に設定される(ステップS16)。
デジタルカメラ10の使用位置が屋外である場合(ステップS11でYES)は、現時点での時刻情報が取得され(ステップS12)、取得された現在時刻が時刻aと時刻bとの間にあるかが判断される(ステップS13)。ここで、時刻aは、夜間と昼間との境となる時刻であり、時刻bは、昼間と夜間との境となる時刻である。すなわち、ステップS13では、現在時刻が昼間であるかどうかが判断される。なお、時刻a、時刻bは、季節や、ステップS10で取得された緯度、経度などによって、適当な時刻が適宜設定される。
現在時刻が昼間であると判断された場合(ステップS13でYES)には、モニタ28の周囲が明るいので、モニタ28の表示条件が明るい場所でも見易い昼間LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS14)。また、現在時刻が夜間であると判断された場合(ステップS13でNO)には、モニタ28の周りが暗いため、モニタ28の表示設定が、表示の暗い部分が見易い夜間LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS15)。
昼間LCD表示条件設定は、明るく、色味が濃く、かつコントラストが高い彩度の高い表示であり、図5に示すように、通常LCD表示条件設定と比較して輝度、色味、コントラストのゲインを上げ、低輝度階調特性のゲインを下げた表示設定である。また、図6に示すように、低輝度側は低く、中間階調が急峻に立上るγ特性が設定される。なお、同じ昼間でも季節、時刻によって周囲の明るさ等が変わるため、昼間LCD表示条件設定においては、取得された日時や時刻に応じて、輝度、色味、コントラスト及び低輝度階調特性のゲインは微調整される。
夜間LCD表示条件設定は、明るくかつ色味が薄い低階調側が明るく見える表示であり、図5に示すように、通常LCD表示条件設定と比較して輝度、低輝度階調特性のゲインを上げ、色味、コントラストのゲインを下げた表示設定である。また、図6に示すように、低輝度側階調を上げた滑らかなγ特性が設定される。
これにより一連の処理が終了される。上記処理を繰り返し行うことで、デジタルカメラ10の置かれている環境に合わせたモニタ表示設定が常時行われる。
本実施の形態によれば、デジタルカメラが屋外で使用されているかどうかを判断し、現在時刻から推定される周囲の明るさに応じたモニタ表示を行うことにより、手動で液晶表示設定を変更する事無く、自動的に最適な表示設定に設定することができる。
なお、本実施の形態は、現在時刻が時刻aと時刻bとの間にあるかを判断することで昼間か夜間かの場合分けを行ったが、朝、昼間、夕、夜間など更に細かい場合分けにすることもできる。この場合には、時刻aより早い時刻である時刻cと、時刻aとの間を朝とし、時刻bと、時刻bより遅い時刻である時刻dとの間を夕とすればよい。朝とされた場合には、モニタ28の表示設定が、図5に示すように輝度、低輝度階調特性のゲインを上げ、色味、コントラストを下げた朝LCD表示設定に設定される。また、夕とされた場合には、モニタ28の表示設定が、図5に示すように輝度、色味、コントラストのゲインを上げ、低輝度階調特性を下げた夕LCD表示設定に設定される。
<第2の実施の形態>
モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替える第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様、デジタルカメラ10が屋外で使用されている場合に、モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替えるものであるが、デジタルカメラ10が屋外で使用されていることを判断する方法が異なっている。
図7は、本実施の形態の処理の流れを示すフローチャートである。CPU110はこのフローにしたがって処理を行う。なお、第1の実施の形態と同様の部分については、同じ符号を付し、説明を省略する。
デジタルカメラ10のS1がONされると、AF検出部154において被写体距離の測距が行われ(ステップS20)、測距された被写体距離が所定の閾値X以上であるかどうかが判断される(ステップS21)。
被写体距離が所定の閾値X以上である場合(ステップS21でYES)には、被写体までの距離が遠いため、デジタルカメラ10の使用位置が屋外であると判断される。被写体距離が所定の閾値X以下である場合(ステップS21でNO)には、緯度、経度などの位置情報と、地図データとに基づいて、デジタルカメラ10がどの位置で使用されているかが求められ(ステップS10)、その位置が、屋内であるか屋外であるかが判断される(ステップS11)。
デジタルカメラ10の使用位置が屋外である場合(ステップS21でYESの場合及びステップS11でYESの場合)には、現時点での時刻情報が取得され(ステップS12)、取得された現在時刻が時刻aと時刻bとの間にあるかが判断される(ステップS13)。現在時刻が昼間であると判断された場合(ステップS13でYES)には、モニタ28の表示設定が昼間LCD表示条件設定に設定され(ステップS14)、現在時刻が夜間であると判断された場合(ステップS13でNO)には、モニタ28の表示設定が夜間LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS15)。
デジタルカメラ10の使用位置が屋内である場合(ステップS11でNO)は、モニタ28の表示設定が通常LCD表示条件設定に設定される(ステップS16)。
これにより一連の処理が終了される。上記処理を繰り返し行うことで、デジタルカメラ10の置かれている環境に合わせたモニタ表示設定が常時行われる。
本実施の形態によれば、GPSなどから位置情報を取得する前に、AFと同様に被写体距離を測距し、被写体距離が一定値以上である場合には屋外での使用と判断するため、不必要に位置情報の受信を行わなくてすみ、省電力化することができる。
<第3の実施の形態>
モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替える第1の実施の形態及び第2の実施の形態は、モニタが見づらい屋外、昼間での使用と判断された場合には明るく、色味が濃く、かつコントラストが高い彩度の高い表示設定にするものであるが、昼間に屋外でモニタを見る場合において、モニタに太陽光が直接入射する場合には、更にモニタが見づらくなる。
モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替える第3の実施の形態は、モニタに太陽光が直接入射する場合においても見易い表示設定を行うものである。図8は、本実施の形態の処理の流れを示すフローチャートである。CPU110はこのフローにしたがって処理を行う。なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の部分については、同じ符号を付し、説明を省略する。
位置情報取得部161により取得された緯度、経度などの位置情報と、フラッシュROM114に予め記録されている地図データとに基づいて、デジタルカメラ10がどの位置で使用されているかを求め(ステップS10)、の使用位置が、屋内であるか屋外であるかが判断される(ステップS11)。
デジタルカメラ10の使用位置が屋内である場合(ステップS11でNO)は、モニタ28の表示設定が通常LCD表示条件設定に設定される(ステップS16)。
デジタルカメラ10の使用位置が屋外である場合(ステップS11でYES)は、現時点での時刻情報が取得され(ステップS12)、取得された現在時刻が昼間であるかどうかが判断される(ステップS13)。現在時刻が夜間である場合(ステップS13でNO)には、モニタ28の表示設定が夜間LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS16)。
現在時刻が昼間である場合(ステップS13でYES)には、取得された現在時刻の情報から、現時点での太陽の位置(方位や角度など)が算出される(ステップS31)。GPS受信機160で受信される時刻情報には、時刻のみでなく、年月日の情報も含まれている。そこで、緯度及び経度と、時刻と、年月日との情報に基づいて、フラッシュROM114に記憶されている所定の演算式を用いて太陽の位置が算出できる。また、緯度及び経度と、時刻と、日時との情報と、太陽の位置とが関連付けられたテーブルをフラッシュROM114に予め記憶させておき、そのテーブルを参照して太陽の位置を求めるようにしてもよい。
傾斜角度検出部165により、モニタ28の傾斜角度が検出され(ステップS32)、方位検出部163によりモニタ28が向いている向きが検出される(ステップS33)。
その後、ステップS31で算出された太陽の位置と、ステップS32で取得されたモニタ28の傾斜角度と、ステップS33で所得されたモニタ28の向いている向きとに基づいて、モニタ28に太陽光が直接入射するかどうかが判断される(ステップS34)。ここで、太陽光がモニタ28に直接入射するのは、次のような場合が考えられる。まずは、モニタ28がほぼ上を向いている場合である。この場合には、太陽がどのような位置にある場合においても、太陽光がモニタ28に直接入射する。次に、モニタ28が向いている向きを中心に略180°の範囲内に太陽が位置する場合である。この場合には、モニタ28が下向きの場合以外には太陽光がモニタ28に直接入射する。なお、太陽の位置は、撮影時刻が同じ場合においても緯度や季節などにより異なるため、太陽光がモニタ28に直接入射するかどうかは、これらの要素を考慮して判断するのが好ましい。
モニタ28に太陽光が直接入射する場合(ステップS34でYES)には、昼間LCD表示条件設定よりも明るく、色味が濃く、かつコントラストが高い彩度の高い表示である直接光LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS35)。モニタ28に太陽光が直接入射しない場合(ステップS34でNO)には、昼間LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS14)。
これにより一連の処理が終了される。上記処理を繰り返し行うことで、デジタルカメラ10の置かれている環境に合わせたモニタ表示設定が常時行われる。
本実施の形態によれば、直接光がモニタに入射する場合においても、それに対応した液晶表示設定にするため、手動で液晶表示設定を変更する事無く、自動的に最適な表示設定に設定することができる。
また、本実施の形態によれば、内蔵の機器のみによりモニタ28の向いている方向や、太陽の位置を求めることができるため、特別な機器を用いることなく、表示手段に光が直接入射する可能性があるかどうかを知ることができる。
<第4の実施の形態>
モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替える第1の実施の形態では、周囲の明るさに応じてモニタの表示設定を切り替えたが、モニタの表示設定が同じ場合においても、モニタがどの向きを向いているかにより、モニタの見え方は変化する。
モニタの明るさなどの表示設定を自動的に切り替える第3の実施の形態は、モニタの向いている方向により表示設定を切り替えるものである。図9は、本実施の形態の処理の流れを示すフローチャートである。CPU110はこのフローにしたがって処理を行う。なお、第1の実施の形態、第2の実施の形態及び第3の実施の形態と同様の部分については、同じ符号を付し、説明を省略する。
傾斜角度検出部165により、撮影レンズ13の光軸の傾斜角度が検出され(ステップS40)、撮影レンズ13の光軸がカメラ上向き閾値であるθ2より小さいかどうかが判断される(ステップS41)。撮影レンズ13の光軸がθ2以上である場合(ステップS41でNO)には、上向き撮影であり、上向き撮影処理(ステップS10〜S46)へ進む。
撮影レンズ13の光軸がθ2より小さい場合(ステップS41でYES)には、撮影レンズ13の光軸がカメラ下向き閾値であるθ1より大きいかどうかが判断される(ステップS42)。撮影レンズ13の光軸がθ1より大きい場合(ステップS41でYES)には、通常撮影であり、通常撮影処理(ステップS12〜S49)へ進む。撮影レンズ13の光軸がθ1以下である場合(ステップS42でNO)には、下向き撮影であり、通常LCD表示条件設定に設定される(ステップS16)。
次に、上向き撮影処理(ステップS10〜S46)について説明する。屋外で上向き撮影を行う場合には、モニタ28の表示設定を明るい表示設定に設定した場合においても、周囲(空)が明るいために、周囲の明るさとモニタ28の明るさとのコントラストが低くなり、モニタ28の視認性が悪くなる。上向き撮影処理は、このような場合においてもモニタ28を見やすくするためのものである。
位置情報取得部161により取得された緯度、経度などの位置情報と、フラッシュROM114に予め記録されている地図データとに基づいて、デジタルカメラ10がどの位置で使用されているかを求め(ステップS10)、の使用位置が、屋内であるか屋外であるかが判断される(ステップS11)。デジタルカメラ10の使用位置が屋内である場合(ステップS11でNO)は、モニタ28の表示設定が通常LCD表示条件設定に設定される(ステップS16)。
デジタルカメラ10の使用位置が屋外である場合(ステップS11でYES)は、S1の受付がされることにより、撮像素子128で取得された被写体像の照度(画角照度)が取得され(ステップS43)、画角照度が所定の照度L以上であるかどうかが判断される(ステップS44)。照度Lは、昼間か夜間かの境となる閾値である。画角照度がLより小さい場合(ステップS44でNO)は、夜間であり、モニタ28の表示設定が夜間LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS15)。
画角照度がL以上である場合(ステップS44でYES)には、画角照度がL2以上であるかどうかが判断される(ステップS45)。なお、照度L2は、照度Lより大きい値である。画角照度がL以上かつL2より小さい場合(ステップS45でNO)は、昼間であり、モニタ28の表示設定が昼間LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS14)。画角照度がL2以上である場合(ステップS45でYES)には、下からモニタ28を見上げるような場合であり、モニタ28の表示設定が昼間LCD表示条件設定である場合には、周囲が明るいため、モニタ28と周囲とのコントラストが小さくなり、モニタ28が見づらい。そのため、モニタ28の表示設定が、昼間LCD表示条件設定よりコントラストのゲインを上げた、すなわちコントラストが高い表示設定である上向きLCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS46)。
次に、通常撮影処理(ステップS12〜S49)について説明する。通常撮影の場合には、撮影レンズ13の光軸の向きと、太陽位置との関係により、逆光撮影となる場合はある。通常撮影の場合には、画角照度が大きいため、絞りなどにより画角照度が抑えられるが、周囲は太陽光により明るいため、周囲の明るさとモニタ28の明るさとのコントラストが小さくなり、モニタ28の視認性が悪くなる。通常撮影処理は、このような場合においてもモニタ28を見やすくするためのものである。
現時点での時刻情報が取得され(ステップS12)、取得された現在時刻が昼間であるかどうかが判断される(ステップS13)。現在時刻が夜間である場合(ステップS13でNO)には、モニタ28の表示設定が夜間LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS16)。
現在時刻が昼間である場合(ステップS13でYES)には、取得された現在時刻の情報から、現時点での太陽の位置(方位や高さなど)が算出され(ステップS31)、方位検出部163により撮影レンズ13の光軸が向いている向きが検出される(ステップS47)。
その後、ステップS31で算出された太陽位置と、ステップS40で取得された撮影レンズ13の光軸の傾斜角度と、ステップS47で所得されたモニタ28の向いている向きとに基づいて、撮影レンズ13の光軸に太陽光が入射するかどうか、すなわち逆光撮影かどうかが判断される(ステップS48)。逆光撮影でない場合(ステップS48でNO)には、モニタ28の表示設定が、昼間LCD表示条件設定に切り替えられる(ステップS14)。逆光撮影である場合(ステップS48でYES)には、絞りが強められて撮像素子128への光量が少なくなり、モニタ28の表示が暗くなる。そのため、低階調側を上げ、暗い部分が見える逆光LCD表示設定に切り替えられる。(ステップS49)。
逆光LCD表示条件設定は、低階調側が明るく見える表示であり、図5に示すように、通常LCD表示条件設定と比較して輝度、低輝度階調特性のゲインを上げ、色味、コントラストのゲインを下げた表示設定である。また、図6に示すように、低輝度側階調を上げ、さらに中間階調が急峻に立上るγ特性が設定される。
これにより一連の処理が終了される。上記処理を繰り返し行うことで、デジタルカメラ10の置かれている環境に合わせたモニタ表示設定が常時行われる。
本実施の形態によれば、カメラの傾き、周囲の明るさ、太陽の位置などに基づいて、常に最適な表示設定が設定されるので、手動で液晶表示設定を変更する事無く、自動的に最適な表示設定に設定することができる。
なお、本実施の形態では、撮影レンズ13の光軸の傾きと、θ1、θ2とを比較して、下向き撮影、通常撮影及び上向き撮影の場合分けを行ったが、傾きにより場合分けをする方法はこれに限らない。例えば、タグなどを用いて、撮影レンズ13の光軸がθ1以下であれば下向きフラグをたて、撮影レンズ13の光軸がθ2より大きいのであれば上向きフラグをたて、S1受付時にフラグを確認することにより、下向き撮影、通常撮影及び上向き撮影の場合分けを行ってもよい。
本発明が適用された電子機器(デジタルカメラ)の外観構成を示す正面斜視図である。 上記デジタルカメラの外観構成を示す背面斜視図である。 上記デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 上記デジタルカメラの表示条件設定処理の第1の実施の形態の全体の流れを示すフローチャートである。 各表示条件を説明する図である。 各表示条件を説明する図である。 上記デジタルカメラの表示条件設定処理の第2の実施の形態の全体の流れを示すフローチャートである。 上記デジタルカメラの表示条件設定処理の第3の実施の形態の全体の流れを示すフローチャートである。 上記デジタルカメラの表示条件設定処理の第4の実施の形態の全体の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10…デジタルカメラ、12…カメラボディ、13…撮影レンズ、14…メモリカードスロット、15…USB用コネクタ、26…電源ボタン、28…モニタ、40…DISP/BACKボタン、50…メモリカード、52…傾斜センサー、110…CPU、114…フラッシュROM、116…RAM、118…傾斜角度検出部、120…VRAM、142…USBI/F、144…画像処理部、145…ネーミング処理部、146…メディアコントローラ、148…表示制御部

Claims (5)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段を介して被写体を示す画像信号を連続的に取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段で取得した画像信号に基づいて少なくとも撮影中の動画を表示する表示手段と、
    装置本体が屋外と屋内のいずれに位置するかを検出する位置検出手段と、
    撮影時刻を取得する時刻取得手段と、
    前記表示手段が向いている方位を検出する方位検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された装置本体の位置と、前記時刻取得手段により取得された撮影時刻と、前記方位検出手段により検出された前記表示手段が向いている方位とに基づいて前記表示手段の画面に太陽光が直接入射するかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて前記表示手段の画面の明るさを含む表示設定を切り替える表示設定切替手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記位置検出手段は、装置本体が位置する緯度及び経度の情報を取得する位置情報取得手段を有し、前記位置情報取得手段により取得された緯度及び経度の情報と、地図情報とに基づいて、前記装置本体が屋外と屋内のいずれに位置するかを検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記位置検出手段は、前記画像取得手段により取得された被写体までの距離を測距する測距手段を有し、前記測距手段で測距された被写体距離が所定の値以上である場合には、前記装置本体が屋外に位置することを検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記方位検出手段は、前記装置本体に内蔵の方位センサーを用いて、前記表示手段の向いている方位を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 装置本体が位置する緯度の情報を取得する位置情報取得手段を有し、前記位置情報取得手段により取得された緯度の情報と、前記時刻取得手段により取得された撮影時刻とに基づいて、太陽の方位を取得する取得手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記方位検出手段により検出された表示手段の向いている方位と、前記取得手段により算出された太陽の方位とに基づいて前記表示手段の画面に太陽光が直接入射するかどうかを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の撮像装置。
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