JP2009171256A - 動き検出装置、動き検出方法、および監視装置、 - Google Patents

動き検出装置、動き検出方法、および監視装置、 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体の動きをその画像データに基づいて検出する動き検出装置において、1つの画面(フレーム)を区分するブロック領域毎に画像の動きを検出することにより、被写体の画像の動きを詳細に検出可能とする。
【解決手段】画像の動きを、その画像データを圧縮して得られる圧縮画像データに基づいて検出する動き検出装置100aにおいて、1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮部20と、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出部120とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、動き検出装置、動き検出方法および監視装置に関し、特に、人や物など被写体の動きを、該被写体の画像データを圧縮して得られる圧縮画像データに基づいて検出する動き検出装置および動き検出方法、並びにこのような動き検出装置を用いた、防犯カメラなどの監視装置に関するものである。
従来のこの種の監視装置には、被写体をカメラで撮影して得られるテレビジョン信号(アナログ映像信号)のデジタルデータ(画像データ)を例えばJPEG方式で圧縮し、この圧縮により得られた圧縮画像データの、隣接するフレーム間でのデータサイズの差分に基づいて被写体の動きを判定するものがあり、特許文献1にはこのような監視装置の具体的な構成が開示されている。
図6は、該特許文献1に開示の監視装置を説明するブロック図である。
この監視装置10は、被写体の撮影により被写体のテレビジョン信号(アナログ映像信号)Tsを出力するカメラ11と、該カメラ11からのアナログ映像信号TsをAD変換して画像データDsに変換するA/D変換器14と、該画像データDsを1フレーム分保持するフレームメモリ16とを有している。また、該監視装置10は、該フィールドメモリ16に保持されている画像データMdに対してJPEG方式の圧縮処理を施して、圧縮画像データCdを出力するJPEG圧縮器20と、該圧縮画像データCdを一時保持するバッファ22と、該バッファ22での圧縮画像データの更新の度に、更新前の該バッファ22における圧縮画像データを記録するハードディスク(HDD)24と、上記JPEG圧縮器20、バッファ22およびHDD24をそれぞれ制御信号(指示信号)Ct1〜Ct3により制御するとともに、該バッファ22に格納されている一画面(フレーム)分の圧縮画像データのデータサイズを読み出すマイクロコンピュータ(以下、マイコンという。)18とを有している。ここで、該マイコン18は、該読み出した一画面分の圧縮画像データのデータサイズを記録する内部メモリ18aを有している。なお、上記制御信号Ct1は、JPEG圧縮器20に圧縮の開始を指示する信号であり、上記制御信号Ct2およびCt3は、バッファ22およびHDDに対するアドレス信号である。また、JPEG圧縮器20からの信号MRは、JPEG圧縮器20の動作状態をマイコンに通知する信号である。
このような監視装置10では、カメラ11により被写体の撮影が行われ、これにより得られたアナログ映像信号、つまり被写体に対応するテレビジョン信号TsがA/D変換器14に入力されると、該アナログ映像信号TsはA/D変換器14によってディジタルデータ(画像データ)Dsに変換される。A/D変換器14から出力された画像データDsは、フレームメモリ16に保持される。
さらに、マイコン18からJPEG圧縮部20に制御信号Ct1により圧縮指示が与えられると、該フレームメモリ16に保持される1フレーム(画面)分の画像データMsがJPEG圧縮部20によってJPEG方式で圧縮され、これにより得られた圧縮画像データCdはバッファ22に一旦保持される。
ここで、カメラ11による被写体の撮影は連続して行なわれており、テレビジョン信号の圧縮はマイコン18からの指示に従って所定期間ごとに実行され、バッファ22に保持されている圧縮画像データCdは、順次ハードディスク(HDD)24に記録される。
なお、この圧縮画像データCdには、実際に画像データ(テレビジョン信号のディジタルデータ)を圧縮して得られる符号化データに加えて、SOI(Start Of Image:静止画像の開始),EOI(End Of Image:静止画像の終了)等を示すマーカー、さらに上記圧縮処理に使用した量子化テーブルのテーブル値などが含まれている。
そして、上記マイコン18では、各画面に対応する圧縮画像データのデータサイズに基づいて、被写体の動きを検出する。
以下、上記マイコン18での被写体の動き検出処理について説明する。
一般的に、各フレームに対応する圧縮画像データのデータサイズは、元の画像データに変化がなければ、圧縮方法が同一である限り一定であるが、元の画像データに変化があれば、圧縮画像データのデータサイズにもフレーム間で変化が生じる。
そこで、マイコン18は、バッファ22に保持されている圧縮画像データのデータサイズを読み出し、該読み出したデータサイズとマイコン18の内部メモリ18aに記録されている、前回圧縮した圧縮画像データのデータサイズとの差分を検出し、検出した差分が所定値以上であれば、画像に動きがあることを検出する。
図7は、上記マイコン18による圧縮処理から動き検出までの動作をフローチャートにより示す図である。
上記マイコン18は、カメラ11による撮影が開始されると、処理を開始し、ステップS1では、JPEG圧縮部20がマイコン18からの指示信号Ct1により画像データに圧縮処理を施す。続いて、ステップS2では、マイコン18は、バッファ22に保持されている圧縮画像データのデータサイズを読み出し、続くステップS3では、前回の圧縮画像データのデータサイズと、今回の圧縮画像データのデータサイズとの差分を検出する。そして、マイコン18は、ステップS4で、ステップS3で検出したデータサイズの差分が所定値以上であるかどうかを判断する。このステップS4での判定の結果が“YES”であれば、つまり動きを検出すると、続くステップS5では、動きを検出したことを警告して、ステップS6の処理に移行する。一方、ステップS7での判定の結果が“NO”であれば、そのままステップS6の処理に移行する。このステップS6では、上記マイコン18は、今回読み出した圧縮画像データのデータサイズをメモリ18aに保存する。その後、マイコン18は、ステップS7で、撮影が終了したか否かを判定し、撮影が終了していないときは、ステップS1の処理に戻り、撮影が終了しているときには、処理を停止する。
特開平11−18073号公報
しかしながら、上記従来の動き検出装置では、被写体をカメラで撮影し、被写体に対応するテレビジョン信号のディジタルデータを、一定の圧縮率で圧縮して圧縮画像データを出力する方式で、たとえばJPEG方式で圧縮し、連続する2つのフレーム(画面)に対応する圧縮画像データのデータサイズの差分を検出し、その差分が所定値以上のとき、被写体が動いたと判断しているので、画面全体での動きしか検出できず、画面のいずれの部分で動きがあったのかを検出することができないという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、画面のいずれの部分で動きがあったのかを検出することができ、これにより、被写体の画像の動きを詳細に検出できる動き検出装置および動き検出方法、並びにより高性能な監視装置を得ることを目的とする。
本発明に係る動き検出装置は、画像の動きを、その画像データを圧縮して得られる圧縮画像データに基づいて検出する動き検出装置であって、1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮部と、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出部とを備えたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記動き検出装置において、前記データ圧縮部は、前記1つのフレームの画像データを、複数の画素からなるユニット領域毎に圧縮するものであり、前記ブロック領域は、一定数のユニット領域からなることが好ましい。
本発明は、上記動き検出装置において、前記データ圧縮部は、前記画像データの圧縮の際、前記圧縮画像データが前記各ブロック領域毎に区分されたデータ構造となるよう、一定数のユニット領域に対応する圧縮画像データの直後にリスタートマーカーを付加するものであることが好ましい。
本発明は、上記動き検出装置において、前記領域別動き検出部は、前記データ圧縮部により圧縮された圧縮画像データの、前記各ブロック領域に対応するデータサイズを算出するデータサイズ算出部と、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分を算出する差分検出部と、該データサイズの差分に基づいて該画像の動きを検出する画像動き検出部とを有することが好ましい。
本発明は、上記動き検出装置において、前記データ圧縮部で圧縮された圧縮画像データを保持するバッファを有し、前記データサイズ算出部は、該バッファに保持されている1つのフレームの圧縮画像データの、前記ブロック領域に対応する部分のビットを計数して、該ブロック領域に対応する圧縮画像データのデータサイズを算出することが好ましい。
本発明は、上記動き検出装置において、前記領域別動き検出部は、前記1つのフレームより前の前フレームの各ブロック領域に対応する圧縮画像データのデータサイズを記憶する内部メモリを有し、前記差分検出部は、前記データサイズ算出部により算出された、該1つのフレームのブロック領域に対応する圧縮画像データのデータサイズと、該内部メモリに格納されている、該前フレームの対応するブロック領域のデータサイズとの差分を検出するものであることが好ましい。
本発明は、上記動き検出装置において、前記動き検出部は、該データサイズの差分に基づいて前記画像の動きを検出したとき、該画像の動きを検出したことを通知する警告信号を出力するものであることが好ましい。
本発明は、上記動き検出装置において、前記データ圧縮部は、前記画像データを前記ユニット領域に対応するよう分割してブロック化画像データを生成するブロック化器と、該ブロック化画像データを周波数成分に変換する周波数変換器と、該周波数成分を量子化して量子化成分を生成する量子化器と、該量子化成分を可変長符号化する符号化器とを有し、該画像データに対してJPEG方式のデータ圧縮処理を施すものであることが好ましい。
本発明は、上記動き検出装置において、前記ブロック化器は、前記一定数のユニット領域に相当するブロック化画像データを生成する度にタイミング信号を前記符号化器に出力するものであり、前記符号化器は、前記タイミング信号の入力に応答して、前記圧縮画像データに対するリスタートマーカーの付加を行うものであることが好ましい。
本発明に係る動き検出方法は、画像の動きを、その画像データを圧縮して得られる圧縮画像データに基づいて検出する動き検出方法であって、1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮ステップと、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出ステップとを含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記動き検出方法において、前記領域別動き検出ステップは、前記データ圧縮ステップで圧縮された圧縮画像データの、前記各ブロック領域に対応するデータサイズを算出するデータサイズ算出ステップと、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分を算出する差分検出ステップと、該データサイズの差分に基づいて該画像の動きを検出する画像動き検出ステップとを含むことが好ましい。
本発明は、上記動き検出方法において、前記データ圧縮ステップは、前記1つのフレームの画像データを、複数の画素からなるユニット領域毎に圧縮するものであり、前記ブロック領域は、一定数のユニット領域からなることが好ましい。
本発明は、上記動き検出方法において、前記データ圧縮ステップは、前記画像データの圧縮の際、前記圧縮画像データが前記各ブロック領域毎に区分されたデータ構造となるよう、一定数のユニット領域に対応する圧縮画像データの直後にリスタートマーカーを付加するものであることが好ましい。
本発明に係る監視装置は、被写体をその撮影により得られる画像データに基づいて監視する監視装置であって、該被写体を撮影してアナログ映像信号を出力する撮影装置と、該アナログ映像信号をAD変換して画像データを生成するAD変換器と、該画像データをフレーム毎に格納するメモリ部と、該メモリ部に保持されている1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮部と、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出部とを備えたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記監視装置において、前記データ圧縮部は、前記画像データをフレーム毎に圧縮するJPEG圧縮器であり、前記領域別動き検出器は、該画像データの圧縮により得られた圧縮画像データを保持するバッファと、該バッファに保持されている圧縮画像データに基づいて、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分を検出し、該差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出するマイクロコンピュータとを有することが好ましい。
本発明は、上記監視装置において、前記マイクロコンピュータは、前記バッファに保持されている1つのフレームの圧縮画像データの、前記各ブロック領域に対応するデータサイズを算出するデータサイズ算出部と、該1つのフレームの以前の前フレームにおける、対応するブロック領域のデータサイズを記憶している内部メモリと、該1つのフレームにおける、算出した該ブロック領域に対応する圧縮画像データのデータサイズと、該内部メモリに記憶されている前フレームにおける、対応するブロック領域の圧縮画像データのデータサイズとの差分を算出する差分検出部と、該データサイズの差分に基づいて該画像の動きを検出する画像動き検出部とを有することが好ましい。
本発明は、上記監視装置において、前記メモリ部は、前記アナログテレビ信号がAD変換される度に、AD変換された1つのフレーム分の画像データを格納するものであり、前記マイクロコンピュータは、前記データ圧縮部を、該メモリ部の画像データが更新される度に該メモリ部に保持されている1つのフレームの画像データを圧縮するよう制御することが好ましい。
本発明は、上記監視装置において、前記メモリ部は、前記アナログテレビ信号がAD変換される度に、AD変換された1つのフレーム分の画像データを格納するものであり、前記マイクロコンピュータは、前記データ圧縮部を、該メモリ部での画像データの更新に拘わらず、前記マイクロコンピュータからの圧縮指令信号に基づいて、該圧縮指令信号を受けるたびに、該フレームメモリに格納されている画像データを圧縮するものであることが好ましい。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明においては、動き検出装置において、1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮部を備え、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出するようにしたので、画面上のいずれの領域で画像の動きがあったのか検出することが可能となる。これにより、被写体をその圧縮画像データに基づいて監視する監視装置では、画面上での被写体の動きをより詳細に検知することができ、その高性能化を図ることができる。
また、本発明においては、上記動き検出装置において、1つのフレームの画像データを、複数の画素からなるユニット領域毎に圧縮し、しかもこの際、得られる圧縮画像データが、一定数のユニット領域からなるブロック領域毎に区分されたデータ構造となるよう、一定数のユニット領域に対応する圧縮画像データの直後にリスタートマーカーを付加するので、隣接するリスタートマーカーの検出により、個々のブロック領域の圧縮画像データを簡単に検出することができる。しかも、上記ブロック領域が一定数のユニット領域から構成されているので、画面上での動き検出の対象となるブロック領域の大きさを、これを構成するユニット領域の個数によって任意に設定することが可能である。
また、リスタートマーカーの挿入は通常のJPEG圧縮処理で行われるものであるので、データ圧縮部としてのJPEG圧縮器の構成変更は不要である。
さらに、上記動き検出装置を監視装置で用いる場合には、被写体の撮影により得られる各フレームの画像データをメモリ部に格納し、該メモリ部に格納された画像データに圧縮処理を施すようにしているので、画像データの圧縮処理を1フレーム毎に行うことも、数フレーム毎に間隔を空けて画像データの圧縮処理を行うこともできる。
例えば、画像データの圧縮処理を1フレーム毎に行う場合は、被写体の速い動きを検出し易くでき、また数フレーム毎に間隔を空けて画像データの圧縮処理を行う場合は、被写体の遅い動きを検出し易くすることができる。
以上のように、本発明に係る動き検出装置によれば、1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮部と、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出部とを備えたので、1つのフレームを区分するブロック領域毎に画像の動きが検出されることとなり、これにより画面上のいずれの領域で画像の動きがあったのか検出することができる。
本発明に係る動き検出方法によれば、1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮ステップと、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出ステップとを含むので、1つのフレームを区分するブロック領域毎に画像の動きが検出されることとなり、これにより画面上のいずれの領域で画像の動きがあったのか検出することができる。
本発明に係る監視装置によれば、被写体の撮像により得られた画像データを格納するメモリ部と、該メモリ部に格納された1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮部と、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出部とを備えたので、上記と同様に、画面上のいずれの領域で被写体の画像の動きがあったのか検出することができる。この結果、被写体をカメラからの画像データに基づいて監視する監視装置を、画面上での被写体の動きをより詳細に検知できるより高性能なものとできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による監視装置を説明するブロック図である。
この実施形態1の監視装置100は、従来の監視装置と同様、被写体の動きをその画像データ(テレビジョン信号のディジタルデータ)から得られた圧縮画像データに基づいて監視するものであるが、この実施形態100は、従来の監視装置のように、画面(フレーム)全体で画像の動きを検出するのではなく、画面を複数に分割して得られる分割領域(ブロック領域)毎に画像の動きを検出するものである。
すなわち、本実施形態1の監視装置100は、従来の監視装置10と同様、被写体の撮影を行うカメラ11と、該カメラ11からのテレビジョン信号TsをAD変換するA/D変換器14と、該A/D変換器からの画像データDsを保持するフィールドメモリ16と、該フレームメモリ(メモリ部)16に保持されている画像データDsを圧縮するJPEG圧縮器20と、圧縮された画像データ(圧縮画像データ)Cdを保持するバッファ22とを有している。
また、この実施形態1の監視装置100は、従来の監視装置10のマイコン18に代えて、画面全体の圧縮画像データから、該画面における分割領域(ブロック領域)に対応する圧縮画像データのデータサイズBCdを求め、各フレームの分割領域とこれに対応する前フレームの分割領域との間でのデータサイズの差分に基づいて画像の動きを検出するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという。)118を備えている。
なお、ここで、上記バッファ22およびマイコン118は、領域別動き検出部120を構成し、該領域別動き検出部120およびJPEG圧縮部20は、動き検出装置100aを構成している。
上記マイコン118は、JPEG方式の圧縮処理により得られた圧縮画像データのデータ構造を用いるものであり、以下JPEG方式の圧縮処理について簡単に説明する。
JPEG方式では、RGBあるいはYCbCrなどの画素の各成分について、その画素レベル(該成分の大きさ)をそのまま符号化する圧縮処理ではなく、該画素レベル(画像データ)を8x8画素からなる画素ブロックなどの小さな領域(ユニット領域)、つまりMCU(最小符号化単位:Minimum Coded Unit)ブロック毎に周波数成分に変換し、各MCUブロックに対応する周波数成分を量子化し、該量子化により得られた量子化成分を符号化する圧縮処理が行われる。
上記画素レベルから周波数成分への変換には、DCT(Discrete Cosine Transform)変換を用い、該量子化成分の符号化にはランレングス符号とハフマン符号を組み合わせて用いる。
ここで、上記各画素ブロック(つまりMCUブロック)に対する符号化は、該各画素ブロックに対応する量子化成分のDC成分からAC成分の順に行うが、DC成分は、直前のMCUブロック(画素ブロック)のものとの相関が強いので、各画素ブロックのDC成分の符号化処理では、その直前の画素ブロックのDC成分との差分を符号化する。
従って、1つのフレーム(画面)における1つの画素ブロックの符号化データにビット誤りが生じると、誤差が蓄積されて、1つのフレーム(画面)における末尾の画素ブロックの符号化データまで影響を与えてしまう。また、ハフマン符号は、符号語によって長さが違うので、符号化されたデータにビット誤りが生じると、復号時に符号化データにおける符号語の区切り位置を間違える原因となり、該符号化データにおけるビット誤り箇所以降の後続データにその影響が及ぶ。
このように、各画素ブロックの符号化データにおける一部のデータ誤りが画面全体に波及するのを防ぐために、リスタートインターバル処理を行う場合がある。
このリスタートインターバル処理は、各MCUブロック毎に量子化成分を符号化して各画面の圧縮画像データを生成する際に、一定数のMCUブロック毎に、リスタートマーカ(以下、RSMとも記す。)を、隣接するMCUブロックに対応する符号化データの間に挿入するものである。このとき、リスタートマーカ直後のMCUブロックの符号化データは、その直前のMCUブロックとの量子化成分の差分を符号化して得られたデータではなく、先頭のMCUブロックの符号化データと同じように、MCUブロックの量子化成分をそのまま符号化して得られたものである。
したがって、リスタートマーカを挿入した各画面の圧縮画像データは、その途中で部分的に破損しても、リスタートマーカ以降のMCUブロックの符号化データに影響を及ぼさないという効果がある。
また、各画面の圧縮画像データの中から、隣り合った2個のリスタートマーカを検出することで、隣接したリスタートマーカに挟まれた複数のMCUブロックからなるブロック領域(以降、RSMブロックという。)毎に、圧縮画像データを抽出し、それぞれのRSMブロック毎に、これに対応する圧縮画像データのデータサイズを容易に得ることが可能である。
図2は、1フレーム(画面)に対応する圧縮画像データのデータ構造を説明する図であり、図2(a)は、画像データにリスタートインターバル処理を伴わないJPEG圧縮処理を施して得られた圧縮画像データ(JPEG圧縮データ)のデータ構造を示し、図2(b)は、画像データにリスタートインターバル処理を伴うJPEG圧縮処理を施して得られた圧縮画像データ(JPEG圧縮データ)のデータ構造を示している。
図2(a)に示すように、リスタートインターバル処理を施していない、1フレームFのJPEG圧縮データFd1は、MCUブロックなどを単位として分割するのは困難なデータ構造となっている。なお、該JPEG圧縮データFd1の最後に位置するEOIマーカAは静止画像終了位置を示すものである。
一方、リスタートインターバル処理を施した、1フレームFのJPEG圧縮データFd2は、所定数のMCUブロック毎にRSMマーカ(リスタートマーカ)Bd1〜Bdnを含んでいる。つまり、該JPEG圧縮データFd2は、隣接したリスタートマーカに挟まれた複数のMCUブロックからなるRSTブロックBd1〜Bdn毎に区分されており、各RSTブロック毎に符号化データサイズを抽出可能となっている。
次に、上記JPEG方式の圧縮処理を行うJPEG圧縮器20の具体的構成について説明する。
図3(a)は、該JPEG圧縮器20の具体的な構成を示すブロック図である。
このJPEG圧縮器20は、フレームメモリ16に保持された一画面(一フレーム)の画像データMsを、8x8画素からなるブロック(MCUブロック)毎に対応するよう分割するブロック化器20aと、該MCUブロックに対応する画像データBdにDCT処理を施して周波数成分Fdに変換するDCT器20bと、該周波数成分Fdを量子化して量子化成分Qdを出力する量子化器20cと、該量子化成分Qdを可変長符号化する符号化器20dとを有している。
ここで、上記ブロック化器20aは、上記フィールドメモリ16からの画像データMsのブロック化の際に、所定数のMCUブロック毎にカウント信号Scを上記符号化器20dに出力するものである。また、上記符号化器20dでは、該ブロック化器20aからのカウント信号Scに基づいて、該所定数のMCUブロックの量子化成分の符号化が完了する度に、その符号化データの後ろにリスタートマーカを付加し、該リスタートマーカを含む圧縮画像データCdを生成するものである。
また、図3(b)は、上記マイコン118の具体的な構成を示すブロック図である。
このマイコン118は、上記バッファ22に保持されている1画面の圧縮画像データCdにおけるリスタートマーカを検知して、所定数のMCUブロックからなるRSMブロック毎に、対応する圧縮画像データのビットを計数してデータサイズを算出するデータサイズ算出部118bと、該算出されたデータサイズを記憶する内部メモリ118aと、一画面(1つのフレーム)のN番目のRSMブロックに対応するデータサイズと前画面(前のフレーム)のN番目のRSMブロックに対応するデータサイズとの差分である差分サイズを検出する差分検出部118cと、該差分サイズSdfに基づいて、一画面のN番目のRSMブロックでの動きを検出する動き検出部118dとを有している。なお、マイコン部118は、上記内部メモリ118aおよび各部118b〜118dに加えて、上記JPEG圧縮器20およびバッファ22に指令信号Ct1およびCt2により制御するとともに、上記各部118b〜118dを制御する制御部118eを有している。
また、図3(c)は、上記内部メモリ118aのメモリ領域の構成を示している。
図3(c)に示すように、該内部メモリ118aは、一画面内に含まれるN個のRSMブロックに対応するメモリ領域R1〜Rnを有しており、各メモリ領域には、対応するRSMブロックの圧縮画像データのデータサイズが格納されるようになっている。
次に動作について説明する。
本実施形態1の監視装置100は、電源スイッチの投入などによりその動作を開始すると、該監視装置100では、カメラ11により被写体の撮影が行われ、カメラ11から出力された被写体に対応するテレビジョン信号TsがA/D変換器14に入力される。すると、該A/D変換器14では、テレビジョン信号Tsがディジタルデータである画像データDsに変換され、このA/D変換器14から出力された画像データDsは、フィールドメモリ16に保持される。このとき、マイコン118からJPEG圧縮部20に圧縮の指示Ct1が与えられると、1フレーム(1画面)分の画像データがJPEG圧縮部20によってJPEG方式で圧縮され、この画像データの圧縮により得られた圧縮画像データCdはバッファ22に一旦保持される。
なお、上記マイコン118の内部メモリ118aは、バッファ22に圧縮画像データが保持されたフレームより1つ前のフレームにおける各RSMブロックのデータサイズをそれぞれ記憶するものであるが、撮影開始時の先頭フレームの圧縮画像データが該バッファ22に保持されている状態では、上記マイコンの内部メモリ118aには、データサイズは格納されていない。従って、この実施形態では、上記動き検出装置100aは、画像の動き検出を上記先頭フレームの次のフレームから行うものとしている。
またここで、JPEG圧縮部20は、フィールドメモリ16から読み出された1フレーム分の画像データDsをJPEGフォーマットにしたがって圧縮する。
つまり、該画像データDsはブロック化器20aにより、1フレームにおける各MCUブロックに対応するようブロック化され、該ブロック化された画像データBdがDCT器20bに出力される。すると、該DCT器20bでは、該ブロック化された画像データBdはDCT処理が施されてDCT係数(周波数成分)Fdに変換される。さらに、このDCT係数Fdは量子化器20cでの量子化により量子化データQdに変換される。そして、この量子化データQdが符号化器20dに入力されると、該量子化データQdのハフマン符号化(可変長符号化)が行われて符号化データが生成され、この際、ブロック化器20aからのMCUカウント信号Scに基づいて、所定数のMCUブロックの符号化データ毎にリスタートマーカA1〜Anが付加されて圧縮画像データCdとして出力される。なお、1フレームにおける最後のRSMブロックの符号化データの後には静止画像の終了を示すEOIマーカAnが付加され、それ以外のRSMブロックの圧縮画像データの後にはリスタートマーカA1〜A(n−1)が付加される。
またこのようにして生成された1フレームの圧縮画像データCdは、バッファ22に書き込まれる。
そして、上記バッファ22に保持されている圧縮画像データのデータサイズに基づいて動き検出が上記マイコン118にて行われる。なお、この際の圧縮画像データのデータサイズの読み出し、量子化テーブルの変更、およびJPEG圧縮または伸張などの指示はマイコン118によって与えられる。
図4および図5は、上記JPEG圧縮処理および動き検出処理をフローチャートで説明する図であり、これらの図を用いて、上記処理をより具体的に説明する。
ただし、撮影開始時の画像データの先頭フレームについては、上述のとおり、上記マイコンの内部メモリ118aにはデータサイズは格納されていないので、動き検出処理は行わず、該内部メモリ118aへのデータサイズの格納のみ行い、動き検出処理は、上記先頭フレームの次のフレームから行うこととなる。従って、以下では、JPEG圧縮処理および動き検出処理は、上記先頭フレームの次のフレームに対するものとして説明する。
図4に示すように、カメラの撮影動作が開始すると、各フレーム毎にJPEG圧縮処理が行われる(ステップS10)。
ここで、まずこのJPEG圧縮処理について図5を用いて説明する。
JPEG圧縮器20は、RSMブロックの個数のカウント値Nと、MCUブロックの個数のカウント値Kとの2つのカウント値を設定する第1および第2のレジスタ(図示せず)を有しており、まず、これらのカウント値NおよびKをそれぞれステップS11およびS12で1に設定する。
続いて、ブロック化器20aが、フィールドメモリ16に保持されている1フレーム分の画像データから、第1番目(K=1)のMCUブロックに対応する画像データを分離してブロック化し、DCT器20bが、該MCUブロックの画像データを周波数成分に変換し、さらに量子化器20cが、該周波数成分を量子化して量子化データQdを生成する。そして、符号化器20dが、このMCUブロックの量子化データQdを可変長符号化する(ステップS13)。その後、上記第2のカウント値Kを1つインクリメントし(ステップS14)、インクリメント後のカウント値Kが所定値と等しいか否かの判断を行う(ステップS15)。このステップS13〜S15の処理は、上記カウント値Kが所定値と等しいとステップS15にて判定されるまで繰り返し行われる。
そして、ステップS15にて、上記カウント値Kが所定値と等しいと判定されると、所定数のMCUブロックからなるRSMブロックに対応する圧縮画像データの後に、第1番目のリスタートマーカA1を付加して(ステップS16)、第1のRSMブロックの圧縮画像データBd1(図2(b)参照)を生成する。
その後、上記第1のカウント値Nを1つインクリメントし(ステップS17)、インクリメント後のカウント値Nが最後のRSMブロックに対応する値であるか否かの判断を行う(ステップS18)。この判定の結果、最後でなければ、ステップS12〜ステップS17までの処理を行い、上記ステップS18での判定の結果、カウント値Nが最後のRSMブロックに対応する値であれば、1つのフレームのJPEG圧縮処理を終了して、図4に示す、マイコン118によるステップS21〜S28の動き検出処理を行う。
すなわち、マイコン118では、RSMブロックのカウント値を設定するレジスタ(図示せず)を有しており、まず、このカウント値NをステップS21で1に設定する。
続いて、マイコン118のデータサイズ算出部118bが第1番目のRSMブロックの圧縮画像データのデータサイズを算出し、JPEG圧縮部20の内部メモリのN番目のレジスタ(メモリ領域)Rnにそのデータサイズを格納する(ステップS22)。続いて、マイコン118のデータサイズ差分検出部118cが、該算出したデータサイズと、内部メモリ118aに格納されているデータサイズ(前フレームのN番目のRSMブロックの圧縮画像データ)との差分値を検出する(ステップS23)。
その後、マイコン118の動き検出部118dが、上記差分値が所定値以上であるか否かの判定行う(ステップS24)。この判定の結果、上記差分値が所定値以上である場合は、該第1番目のRSMブロックの動きを検出して、警告などを発し(ステップS25)、その後、上記カウント値Nをインクリメントする(ステップS26)。一方、ステップS24での判定の結果、上記差分値が所定値以上でない場合は、直ちに、上記カウント値Nをインクリメントする(ステップS26)。
そして、インクリメント後のカウント値Nが最後のRSMブロックに対応する値であるか否かの判断を行う(ステップS27)。この判定の結果、最後でなければ、ステップS22〜ステップS27までの処理を行い、上記ステップS27での判定の結果、カウント値Nが最後のRSMブロックに対応する値であれば、マイコン118は、撮影が終了したか否かの判定を行う(ステップS28)。
このステップS28での判定の結果、撮影が終了していない場合は、監視装置100は、上記ステップS10、ステップS21〜S28の処理を行う。
一方、このステップS28での判定の結果、撮影が終了している場合は、処理を終了する。
このような被写体画像の動き検出では、RSMブロック毎に、前後のフレームの圧縮データサイズを比較することによって、どのRSMブロックに動きがあったかを検出することができる。
このように、本実施形態1では、隣接したRSMに挟まれた複数のMCUからなるRSMブロック毎に、前後のフレームの圧縮データサイズを比較して動きを検出するので、画面のどのブロックで動きがあったのか検出でき、この結果、より高性能な監視装置を実現できる。
このように本実施形態では、動き検出装置100aにおいて、1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域(RSMブロック)に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮部20を備え、前後のフレーム間での、対応するRSMブロックのデータサイズの差分に基づいて、該RSMブロック毎に画像の動きを検出するようにしたので、画面上のいずれの領域で画像の動きがあったのか検出することが可能となる。これにより、被写体をその圧縮画像データに基づいて監視する監視装置では、画面上での被写体の動きをより詳細に検知することができ、このような監視装置の高性能化を図ることができる。
また、本実施形態では、上記動き検出装置100aにおいて、1つのフレームの画像データを、複数の画素からなるユニット領域(MCUブロック)毎に圧縮し、しかもこの際、得られる圧縮画像データが、一定数のMCUブロックからなるRSMブロック毎に区分されたデータ構造となるよう、一定数のMCUブロックに対応する圧縮画像データの直後にリスタートマーカーを付加するので、隣接するリスタートマーカーの検出により、個々のRSMブロックの圧縮画像データを簡単に検出することができる。しかも、上記RSMブロックが一定数のMCUブロックから構成されているので、画面上での動き検出の対象となるRSMブロックの大きさを、これを構成するMCUブロックの個数によって任意に設定することが可能である。
また、リスタートマーカーの挿入は通常のJPEG圧縮処理で行われるものであるので、データ圧縮部の構成変更は不要である。
さらに、上記動き検出装置を用いる監視装置100では、被写体の撮影により得られる各フレームの画像データをフレームメモリ(メモリ部)16に格納し、該フレームメモリ16に格納された画像データに圧縮処理を施すようにしているので、画像データの圧縮処理を1フレーム毎に行うことも、数フレーム毎に間隔を空けて画像データの圧縮処理を行うこともできる。
例えば、画像データの圧縮処理を1フレーム毎に行う場合は、被写体の速い動きを検出し易くでき、また数フレーム毎に間隔を空けて画像データの圧縮処理を行う場合は、被写体の遅い動きを検出し易くすることができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、動き検出装置、動き検出方法、監視装置の分野において、撮像画像を示す画面上のどの部分で動きがあったのかを検出することができ、この結果、監視カメラなどの監視装置をより高性能なものとすることができる。
本発明の実施形態1による監視装置を説明するブロック図である。 上記実施形態1の監視装置で用いるJPEG圧縮方式を説明する図であり、リスタートインターバル処理を伴わないもの(図(a))と、リスタートインターバル処理を伴うもの(図(b))とを対比して示している。 図3は、上記実施形態1の監視装置を構成するJPEG圧縮器およびマイコンの具体的な構成を説明するブロック図であり、図(a)はJPEG圧縮器の構成を、図(b)はマイコンの構成を、図(c)は該マイコンの内部メモリの構成を示している。 図4は、上記実施形態1の監視装置の動作をフローチャートで説明する図である。 図5は、上記実施形態1の監視装置におけるJPEG圧縮器の動作をフローチャートで説明する図である。 図6は、従来の監視装置(特許文献1に開示のもの)を説明するブロック図である。 図7は、上記従来の監視装置の動作をフローチャートで説明する図である。
符号の説明
11 カメラ
14 A/D変換器
16 フレームメモリ
20 JPEG圧縮器
20a ブロック化器
20b DCT器
20c 量子化器
20d 符号化器
22 バッファ
100 監視装置
100a 動き検出装置
118 マイコン(マイクロコンピュータ)
118a 内部メモリ
118b データサイズ算出部
118c データサイズ差分検出器
118d 動き検出部
118e 制御部

Claims (18)

  1. 画像の動きを、その画像データを圧縮して得られる圧縮画像データに基づいて検出する動き検出装置であって、
    1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮部と、
    前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出部とを備えた動き検出装置。
  2. 請求項1に記載の動き検出装置において、
    前記データ圧縮部は、前記1つのフレームの画像データを、複数の画素からなるユニット領域毎に圧縮するものであり、
    前記ブロック領域は、一定数のユニット領域からなる動き検出装置。
  3. 請求項2に記載の動き検出装置において、
    前記データ圧縮部は、前記画像データの圧縮の際、前記圧縮画像データが前記各ブロック領域毎に区分されたデータ構造となるよう、一定数のユニット領域に対応する圧縮画像データの直後にリスタートマーカーを付加するものである動き検出装置。
  4. 請求項1に記載の動き検出装置において、
    前記領域別動き検出部は、
    前記データ圧縮部により圧縮された圧縮画像データの、前記各ブロック領域に対応するデータサイズを算出するデータサイズ算出部と、
    前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分を算出する差分検出部と、
    該データサイズの差分に基づいて該画像の動きを検出する画像動き検出部とを有する動き検出装置。
  5. 請求項4に記載の動き検出装置において、
    前記データ圧縮部で圧縮された圧縮画像データを保持するバッファを有し、
    前記データサイズ算出部は、該バッファに保持されている1つのフレームの圧縮画像データの、前記ブロック領域に対応する部分のビットを計数して、該ブロック領域に対応する圧縮画像データのデータサイズを算出する動き検出装置。
  6. 請求項5に記載の動き検出装置において、
    前記領域別動き検出部は、
    前記1つのフレームより前の前フレームの各ブロック領域に対応する圧縮画像データのデータサイズを記憶する内部メモリを有し、
    前記差分検出部は、前記データサイズ算出部により算出された、該1つのフレームのブロック領域に対応する圧縮画像データのデータサイズと、該内部メモリに格納されている、該前フレームの対応するブロック領域のデータサイズとの差分を検出するものである動き検出装置。
  7. 請求項6に記載の動き検出装置において、
    前記動き検出部は、該データサイズの差分に基づいて前記画像の動きを検出したとき、該画像の動きを検出したことを通知する警告信号を出力するものである動き検出装置。
  8. 請求項4に記載の動き検出装置において、
    前記データ圧縮部は、
    前記画像データを前記ユニット領域に対応するよう分割してブロック化画像データを生成するブロック化器と、
    該ブロック化画像データを周波数成分に変換する周波数変換器と、
    該周波数成分を量子化して量子化成分を生成する量子化器と、
    該量子化成分を可変長符号化する符号化器とを有し、
    該画像データに対してJPEG方式のデータ圧縮処理を施すものである動き検出装置。
  9. 請求項8に記載の動き検出装置において、
    前記ブロック化器は、前記一定数のユニット領域に相当するブロック化画像データを生成する度にタイミング信号を前記符号化器に出力するものであり、
    前記符号化器は、前記タイミング信号の入力に応答して、前記圧縮画像データに対するリスタートマーカーの付加を行うものである動き検出装置。
  10. 画像の動きを、その画像データを圧縮して得られる圧縮画像データに基づいて検出する動き検出方法であって、
    1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮ステップと、
    前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出ステップとを含む動き検出方法。
  11. 請求項10に記載の動き検出方法において、
    前記領域別動き検出ステップは、
    前記データ圧縮ステップで圧縮された圧縮画像データの、前記各ブロック領域に対応するデータサイズを算出するデータサイズ算出ステップと、
    前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分を算出する差分検出ステップと、
    該データサイズの差分に基づいて該画像の動きを検出する画像動き検出ステップとを含む動き検出方法。
  12. 請求項10に記載の動き検出方法において、
    前記データ圧縮ステップは、前記1つのフレームの画像データを、複数の画素からなるユニット領域毎に圧縮するものであり、
    前記ブロック領域は、一定数のユニット領域からなる動き検出方法。
  13. 請求項12に記載の動き検出方法において、
    前記データ圧縮ステップは、前記画像データの圧縮の際、前記圧縮画像データが前記各ブロック領域毎に区分されたデータ構造となるよう、一定数のユニット領域に対応する圧縮画像データの直後にリスタートマーカーを付加するものである動き検出方法。
  14. 被写体をその撮影により得られる画像データに基づいて監視する監視装置であって、
    該被写体を撮影してアナログ映像信号を出力する撮影装置と、
    該アナログ映像信号をAD変換して画像データを生成するAD変換器と、
    該画像データをフレーム毎に格納するメモリ部と、
    該メモリ部に保持されている1つのフレームの画像データを、該フレームを分割する複数のブロック領域に対応するよう区分して圧縮するデータ圧縮部と、
    前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分に基づいて、該ブロック領域毎に画像の動きを検出する領域別動き検出部とを備えた監視装置。
  15. 請求項14に記載の監視装置において、
    前記データ圧縮部は、
    前記画像データをフレーム毎に圧縮するJPEG圧縮器であり、
    前記領域別動き検出器は、
    該画像データの圧縮により得られた圧縮画像データを保持するバッファと、
    該バッファに保持されている圧縮画像データに基づいて、前後のフレーム間での、対応するブロック領域のデータサイズの差分を検出し、該差分に基づいて該ブロック領域毎に画像の動きを検出するマイクロコンピュータとを有する監視装置。
  16. 請求項15に記載の監視装置において、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記バッファに保持されている1つのフレームの圧縮画像データの、前記各ブロック領域に対応するデータサイズを算出するデータサイズ算出部と、
    該1つのフレームの以前の前フレームにおける、対応するブロック領域のデータサイズを記憶している内部メモリと、
    該1つのフレームにおける、算出した該ブロック領域に対応する圧縮画像データのデータサイズと、該内部メモリに記憶されている前フレームにおける、対応するブロック領域の圧縮画像データのデータサイズとの差分を算出する差分検出部と、
    該データサイズの差分に基づいて該画像の動きを検出する画像動き検出部とを有する監視装置。
  17. 請求項16に記載の監視装置において、
    前記メモリ部は、前記アナログテレビ信号がAD変換される度に、AD変換された1つのフレーム分の画像データを格納するものであり、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記データ圧縮部を、該メモリ部の画像データが更新される度に該メモリ部に保持されている1つのフレームの画像データを圧縮するよう制御する監視装置。
  18. 請求項16に記載の監視装置において、
    前記メモリ部は、前記アナログテレビ信号がAD変換される度に、AD変換された1つのフレーム分の画像データを格納するものであり、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記データ圧縮部を、該メモリ部での画像データの更新に拘わらず、該マイクロコンピュータからの圧縮指令信号によって、該メモリ部に格納されている画像データの圧縮が行われるよう制御するものである監視装置。
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