JP2009171104A - 通信システム、dhcpサーバ、sipサーバ、sipサーバの選択方法およびプログラム - Google Patents

通信システム、dhcpサーバ、sipサーバ、sipサーバの選択方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】SIPサーバの状態に応じてDHCPサーバによるSIPサーバの選択比重を動的に変更する。
【解決手段】通信システムは、IP端末102−1,102−2に対して呼制御サービスを提供するSIPサーバ103−1〜103−3と、SIPサーバ103−1〜103−3にアクセスして登録を行い、SIPサーバ103−1〜103−3から呼制御サービスの提供を受けるIP端末102−1,102−2と、SIPサーバ103−1〜103−3にアクセスしたいIP端末102−1,102−2からアドレス要求を受けたときに、このIP端末102−1,102−2に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択し、選択したSIPサーバのアドレスを要求元のIP端末に返送するDHCPサーバ105−1,105−2とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IP網に接続されたSIPサーバの呼制御サービス機能により、IP端末間でIP網を介した通信を行う通信システムに関するものである。
近年、次世代ネットワーク(Next Generation Network)を実現する中核的な技術であるIPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、以下、IMSと略する)が第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)によって検討されている。IMSは、IP(Internet Protocol )をベースとして、固定通信ネットワークでも移動通信ネットワークでも共通に適用できる通信制御の枠組みを提供するものである。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図であるが、従来においてもその基本構成は同様であるので、図5を用いてIMSについて簡単に説明する。図5はIMSをIP電話サービスに適用したものである。
図5において、1はIP網、2−1,2−2は例えば携帯電話機等のIP端末、3−1,3−2,3−3はIP端末2−1,2−2と接続されるSIP(Session Initiation Protocol)サーバであるP−CSCF(Proxy Call Session Control Function)、4はP−CSCF間を中継するSIPサーバであるI−CSCF(Interrogating Call Session Control Function)、5−1,5−2はDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバである。
図5の例では、発信側IP端末2−1は、P−CSCF3−1、I−CSCF4およびP−CSCF3−3を介して着信側IP端末2−2と接続され、着信側IP端末2−2とIP通信を行う。
ここで、このようなIP通信を行うためには、各IP端末2−1,2−2は最初にP−CSCF3−1,3−3に対して登録を行う。この登録のためには、P−CSCFアドレスを発見する手段が必要となる。3GPPでは、P−CSCFアドレスを発見する方法として、DHCPサーバによりP−CSCFアドレスを発見する方法が規定されている(例えば、非特許文献1参照)。
例えば発信側IP端末2−1は、P−CSCFへの登録に際して、自装置が本来所属するネットワークあるいは移動先のネットワークのDHCPサーバ5−1に対してP−CSCFのアドレスを問い合わせる。DHCPサーバ5−1は、発信側IP端末2−1が利用可能なP−CSCF3−1,3−2のうち一方のP−CSCF3−1のIPアドレスを発信側IP端末2−1に返送する。これにより、発信側IP端末2−1は、このIPアドレスを基にP−CSCF3−1にアクセスして登録を行う。着信側IP端末2−2も同様にしてDHCPサーバ5−2に問い合わせを行い、P−CSCF3−3への登録を行う。
服部武,藤岡雅宣,「ワイヤレス・ブロードバンド教科書 3.5G/次世代モバイル編」,インプレスR&D,2006年,p.315
発信側IP端末2−1の場合のように利用可能なP−CSCFが複数存在する場合、どのP−CSCFを使用するかは、IP端末からの問い合わせを受けたDHCPサーバが選択する。
しかしながら、IMSでは、DHCPサーバによるP−CSCFの選択方法については規定されていなかった。このため、DHCPサーバは、複数存在するP−CSCFの状態を判断してP−CSCFを選択することができないので、特定のP−CSCFに負荷を集中させてしまう可能性があった。P−CSCFの負荷が高くなると、P−CSCFの処理が滞る可能性が高くなる。
また、P−CSCFの負荷が高くなると、P−CSCFが故障する確率が高くなる。このため、P−CSCFの設置場所の近くに予め補修部品を用意しておく必要があるが、P−CSCFの状態を判断できない場合、どのP−CSCFに負荷が集中するかを事前に予測できないため、全てのP−CSCFに対して補修部品を十分に用意しておく必要があった。
なお、以上のような問題は、IMSに限らず、DHCPサーバによりSIPサーバのアドレスを発見する方法を採用するネットワークであれば、同様に発生する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、SIPサーバの状態に応じてDHCPサーバによるSIPサーバの選択比重を動的に変更することができる通信システム、DHCPサーバ、SIPサーバ、SIPサーバの選択方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、IP網に接続されたSIPサーバの呼制御サービス機能によりIP端末間で前記IP網を介した通信を行う通信システムにおいて、IP端末に対して呼制御サービスを提供するSIPサーバと、前記SIPサーバにアクセスして登録を行い、SIPサーバから呼制御サービスの提供を受けるIP端末と、前記SIPサーバにアクセスしたいIP端末からアドレス要求を受けたときに、このIP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択し、選択したSIPサーバのアドレスを要求元のIP端末に返送するDHCPサーバとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記DHCPサーバは、SIPに則って前記SIPサーバから状態情報を定期的に取得することを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記DHCPサーバは、前記SIPサーバの状態情報を定期的に取得する状態情報取得手段と、この状態情報取得手段が取得した状態情報に基づいて、前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバを選択するサーバ選択手段と、このサーバ選択手段が選択したSIPサーバのアドレスを前記要求元のIP端末に返送するアドレス返送手段とを備え、前記SIPサーバは、前記DHCPサーバの状態情報取得手段からの情報要求に応じて自装置の状態情報を返送する状態情報送信手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記SIPサーバの状態情報は、前記SIPサーバの端末登録数とCPU使用率であり、前記サーバ選択手段は、前記端末登録数と前記CPU使用率に対応する重みとの加算値をSIPサーバ毎に計算する手段と、この加算値が最も小さいSIPサーバを前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバとして選択する手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記SIPサーバの状態情報は、前記SIPサーバのCPU使用率であり、前記サーバ選択手段は、SIPサーバに割り当てたIP端末の数を端末登録数としてSIPサーバ毎にカウントする手段と、前記端末登録数と前記CPU使用率に対応する制限数との加算値をSIPサーバ毎に計算する手段と、この加算値が最も小さいSIPサーバを前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバとして選択する手段と、選択可能な全てのSIPサーバの加算値が所定の上限値に達した場合に全てのSIPサーバの前記端末登録数を0に初期化する手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記サーバ選択手段は、SIPサーバの性能情報に応じて前記重みを変更する手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記サーバ選択手段は、SIPサーバの性能情報に応じて前記制限数を変更する手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記SIPサーバの状態情報は、前記SIPサーバの端末登録率であり、前記サーバ選択手段は、SIPサーバに割り当てたIP端末の数を端末登録数としてSIPサーバ毎にカウントする手段と、前記端末登録数と前記端末登録率に対応する制限数との加算値をSIPサーバ毎に計算する手段と、この加算値が最も小さいSIPサーバを前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバとして選択する手段と、選択可能な全てのSIPサーバの加算値が所定の上限値に達した場合に全てのSIPサーバの前記端末登録数を0に初期化する手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明のDHCPサーバは、SIPサーバにアクセスして登録したいIP端末からアドレス要求を受けたときに、このIP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択し、選択したSIPサーバのアドレスを要求元のIP端末に返送することを特徴とするものである。
また、本発明のSIPサーバは、IP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択するDHCPサーバに対して、このDHCPサーバからの情報要求に応じて自装置の状態情報を返送することを特徴とするものである。
また、本発明のSIPサーバの選択方法は、SIPサーバにアクセスして登録したいIP端末からアドレス要求を受けたときに、このIP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択し、選択したSIPサーバのアドレスを要求元のIP端末に返送することを特徴とするものである。
また、本発明のDHCPサーバプログラムは、SIPサーバにアクセスして登録したいIP端末からアドレス要求を受けたときに、このIP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択し、選択したSIPサーバのアドレスを要求元のIP端末に返送する手順をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
また、本発明のSIPサーバプログラムは、IP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択するDHCPサーバに対して、このDHCPサーバからの情報要求に応じて自装置の状態情報を返送する手順をコンピュータに実行させることを特徴とすることを特徴とするものである。
本発明によれば、SIPサーバの状態情報に応じてDHCPサーバがSIPサーバを動的に選択するので、特定のSIPサーバに負荷が集中してしまうことがなくなる。その結果、本発明では、SIPサーバの適切な選択を実現することができる。また、本発明では、各SIPサーバに負荷を分散させることができるので、SIPサーバの故障の確率を低減することができ、各SIPサーバの設置場所の近くに予め用意する補修部品の量を削減することができる。また、本発明では、特定のSIPサーバの選択比重を高めることもでき、この場合には、この特定のSIPサーバの設置場所の近くに予め用意する補修部品の量を多めにして、他のSIPサーバの設置場所の近くに予め用意する補修部品の量を削減することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、101はIP網、102−1,102−2はIP端末、103−1,103−2,103−3はSIPサーバ、105−1,105−2はDHCPサーバである。ここで、SIPサーバ103−1,103−2とDHCPサーバ105−1とは、IP網101に含まれる同一のネットワークに所属するものとし、SIPサーバ103−3とDHCPサーバ105−2とは、IP網101に含まれる別のネットワークに所属するものとする。
次に、本実施の形態の通信システムの動作について説明する。図2は発信側IP端末102−1の動作を示すフローチャート、図3はDHCPサーバ105−1の動作を示すフローチャート、図4はSIPサーバ103−1の動作を示すフローチャートである。
最初に、DHCPサーバ105−1は、自装置が所属するネットワークのSIPサーバ(ここではSIPサーバ103−1と103−2)に対して情報要求メッセージをSIPに則って定期的に送信する。この情報要求メッセージに応じて、SIPサーバ103−1,103−2は、自装置の状態情報をSIPに則って要求元のDHCPサーバ105−1に返送する。状態情報としては、例えばCPU使用率や端末登録数、端末登録率などがある。
DHCPサーバ105−1は、SIPサーバ103−1,103−2から取得した状態情報を記憶する。記憶する状態情報は、SIPサーバ103−1,103−2から状態情報を取得する度に更新されることになる。こうして、DHCPサーバ105−1は、SIPサーバ103−1,103−2の状態情報を定期的に取得する。状態情報の取得周期は、例えば120秒である。同様に、DHCPサーバ105−2は、SIPサーバ103−3の状態情報を定期的に取得する。
IP端末102−1は、SIPサーバへの登録に際して、自装置が本来所属するネットワークあるいは移動先のネットワークのDHCPサーバ105−1に対して、SIPサーバのアドレスを要求するアドレス要求メッセージをSIPに則って送信する(図2ステップS100)。このアドレス要求メッセージには、IP端末102−1のIPアドレス、識別ID、パスワードなどが含まれる。
DHCPサーバ105−1は、IP端末102−1からのアドレス要求メッセージを受信すると(図3ステップS200においてYES)、このアドレス要求メッセージに含まれる識別IDおよびパスワードに基づいてIP端末102−1の認証を行った後に、IP端末102−1に割り当てるSIPサーバを、取得済みのSIPサーバ103−1,103−2の状態情報に基づいて選択する(ステップS201)。
ここでは、DHCPサーバ105−1がIP端末102−1に割り当てるSIPサーバとして、SIPサーバ103−1を選択したとする。
DHCPサーバ105−1は、選択したSIPサーバ103−1のIPアドレスをSIPに則って要求元のIP端末102−1に返送する(ステップS202)。これで、DHCPサーバ105−1の処理が終了する。
IP端末102−1は、DHCPサーバ105−1からSIPサーバ103−1のIPアドレスを受信すると(図2ステップS101においてYES)、SIPに則ってSIPサーバ103−1に登録要求メッセージを送信する(ステップS102)。この登録要求メッセージには、IP端末102−1の電話番号、識別ID、パスワードなどが含まれる。
SIPサーバ103−1は、IP端末102−1からの登録要求メッセージを受信すると(図4ステップS300においてYES)、この登録要求メッセージに含まれる識別IDおよびパスワードに基づいてIP端末102−1の認証を行った後に、登録要求メッセージに含まれる電話番号を登録情報として記憶し(ステップS301)、IP端末102−1に登録成功メッセージを返送する(ステップS302)。これにより、IP端末102−1は、SIPサーバ103−1の管理下の端末として登録される。
IP端末102−1が登録成功メッセージを受信すると(図2ステップS103においてYES)、登録処理が終了する。
なお、IP端末102−2も同様にしてDHCPサーバ105−2に対してSIPサーバのIPアドレスを要求し、SIPサーバ103−3への登録を行う。
次に、IP端末102−1は、IP端末102−2と通話したい場合、IP端末102−2の電話番号を含む発信要求メッセージをSIPサーバ103−1に対して送信する(ステップS104)。
SIPサーバ103−1は、IP端末102−1からの発信要求メッセージを受信すると(図4ステップS303においてYES)、所定の呼制御処理を行う(ステップS304)。ここでは、SIPサーバ103−1は、受信した発信要求メッセージをSIPサーバ103−3に転送する。発信要求メッセージは、SIPサーバ103−3から着信側のIP端末102−2に転送される。
発信要求メッセージを受けたIP端末102−2が応答すると、IP端末102−2からSIPサーバ103−3に対して応答メッセージが返送される。この応答メッセージは、SIPサーバ103−3からSIPサーバ103−1に転送される。
SIPサーバ103−1は、IP端末102−2からの応答メッセージを受信すると(図4ステップS305においてYES)、この応答メッセージをIP端末102−1に転送する(ステップS306)。
IP端末102−1が応答メッセージを受信すると(図2ステップS105においてYES)、呼制御処理が終了する。IP端末102−1は、IP端末102−2との間でIP網101を介したVoIP音声通話を開始する(ステップS106)。
以上のように、本実施の形態では、SIPサーバの状態に応じてDHCPサーバがSIPサーバを動的に選択するので、特定のSIPサーバに負荷が集中してしまうことがなくなる。その結果、本実施の形態では、SIPサーバの適切な選択を実現することができる。また、本実施の形態では、DHCPサーバが、呼制御のためのプロトコルとして規定されているSIPに則ってSIPサーバから状態情報を取得するので、状態情報取得のための新たなプロトコルを導入する必要がない。したがって、本実施の形態では、DHCPサーバ、SIPサーバ共に大幅に変更する必要がなく、既存のインターフェースのままで、状態情報に基づくSIPサーバの動的選択を実現することができる。
また、本実施の形態では、各SIPサーバに負荷を分散させることができるので、SIPサーバの故障の確率を低減することができ、各SIPサーバの設置場所の近くに予め用意する補修部品の量を削減することができる。また、本実施の形態では、特定のSIPサーバの選択比重を高めることもでき、この場合には、この特定のSIPサーバの設置場所の近くに予め用意する補修部品の量を多めにして、他のSIPサーバの設置場所の近くに予め用意する補修部品の量を削減することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態は、第1の実施の形態をより具体的に説明するものであり、IMSをIP電話サービスに適用したものである。
図5において、1はIP網、2−1,2−2はIP端末、3−1,3−2,3−3はSIPサーバであるP−CSCF、4は同じくSIPサーバであるI−CSCF、5−1,5−2はDHCPサーバである。ここで、P−CSCF3−1,3−2とDHCPサーバ5−1とは、IP網1に含まれる同一のネットワークに所属するものとし、P−CSCF3−3とDHCPサーバ5−2とは、IP網1に含まれる別のネットワークに所属するものとする。
図6はP−CSCF3−1の構成例を示すブロック図である。P−CSCF3−1は、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)30と、記憶部31と、制御部32とを有する。図6では、P−CSCF3−1のみその構成を示しているが、P−CSCF3−2,3−3についても構成は同じである。
通信I/F部30は、IP網1を介して各種パケットを送受信する通信回路からなり、IP網1を介して他のP−CSCF3−2,3−3やI−CSCF4、DHCPサーバ5−1,5−2あるいはIP端末2−1,2−2との間で各種呼制御パケットやデータパケット、音声パケット等を送受信する機能を有している。
記憶部31は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部32での処理動作に用いる各種制御情報やプログラム31Aを記憶する記憶装置である。
プログラム31Aは、制御部32に読み込まれて実行されることにより、後述する各種機能手段を実現するプログラムであり、予め通信I/F部30や他の入出力インターフェース部(不図示)を介して外部装置や記録媒体から読み込まれて記憶部31へ格納される。
記憶部31で記憶される主な情報としては、IP端末の登録情報31Bがある。IP端末の登録情報31Bとしては、電話番号、識別ID、パスワードなどがある。
制御部32は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部31のプログラム31Aを読み込んで実行することにより、各種機能手段を実現する。制御部32で実現される主な機能手段としては、端末登録部32Aと、呼制御部32Bと、状態情報送信部32Cとがある。
端末登録部32Aは、IP端末2−1からの登録要求メッセージを受けて、IP端末2−1の登録情報31Bを記憶部31に格納する。これにより、IP端末2−1は、P−CSCF3−1の管理下にある端末として登録される。
呼制御部32Bは、IP端末2−1からの発信要求メッセージを受けて、所定の呼制御処理を行い、IP端末2−1と着信側のIP端末2−2とを接続する機能を有している。
状態情報送信部32Cは、DHCPサーバ5−1,5−2からの情報要求メッセージに応じてP−CSCF3−1の状態情報を要求元のDHCPサーバ5−1,5−2に返送する機能を有している。状態情報としては、例えばP−CSCFのCPU使用率や端末登録数、端末登録率などがある。
図7はDHCPサーバ5−1の構成例を示すブロック図である。DHCPサーバ5−1は、通信I/F部50と、記憶部51と、制御部52とを有する。図7では、DHCPサーバ5−1のみその構成を示しているが、DHCPサーバ5−2についても構成は同じである。
通信I/F部50は、IP網1を介して各種パケットを送受信する通信回路からなり、IP網1を介してP−CSCF3−1〜3−3やIP端末2−1,2−2との間で各種パケットを送受信する機能を有している。
記憶部51は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部52での処理動作に用いる各種制御情報やプログラム51Aを記憶する記憶装置である。
プログラム51Aは、制御部52に読み込まれて実行されることにより、後述する各種機能手段を実現するプログラムであり、予め通信I/F部50や他の入出力インターフェース部(不図示)を介して外部装置や記録媒体から読み込まれて記憶部51へ格納される。
記憶部51で記憶される主な情報としては、P−CSCF3−1〜3−3のサーバ情報51Bがある。サーバ情報51Bとしては、P−CSCF3−1〜3−3に割り当てたIPアドレスと、P−CSCF3−1〜3−3から取得した状態情報と、P−CSCF3−1〜3−3の性能情報などがある。
制御部52は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部51のプログラム51Aを読み込んで実行することにより、各種機能手段を実現する。制御部52で実現される主な機能手段としては、アドレス割当部52Aと、サーバ選択部52Bと、アドレス返送部52Cと、状態情報取得部52Dとがある。
アドレス割当部52Aは、P−CSCF3−1〜3−3に対してIPアドレスを割り当てる機能を有している。
サーバ選択部52Bは、IP端末2−1,2−2からのアドレス要求メッセージに応じてIP端末2−1,2−2に割り当てるP−CSCF3−1〜3−3を動的に選択する機能を有している。
アドレス返送部52Cは、サーバ選択部52Bが選択したP−CSCF3−1〜3−3のIPアドレスを要求元のIP端末2−1,2−2に返送する機能を有している。
状態情報取得部52Dは、P−CSCF3−1〜3−3の状態情報を取得する機能を有している。
本実施の形態の通信システムの動作は、第1の実施の形態におけるSIPサーバをP−CSCFに置き換えれば、同様に説明できる。そこで、IP端末2−1、DHCPサーバ5−1、P−CSCF3−1の動作をそれぞれ図2、図3、図4を用いて説明する。
DHCPサーバ5−1の状態情報取得部52Dは、自装置が所属するネットワークのP−CSCF(ここではP−CSCF3−1と3−2)に対して情報要求メッセージをSIPに則って定期的に送信する。この情報要求メッセージに応じて、P−CSCF3−1,3−2の状態情報送信部32Cは、自装置の状態情報をSIPに則って要求元のDHCPサーバ5−1に返送する。
DHCPサーバ5−1の状態情報取得部52Dは、P−CSCF3−1,3−2から取得した状態情報をサーバ情報51Bとして記憶部51に格納する。記憶部51の状態情報は、状態情報取得部52DがP−CSCF3−1,3−2から状態情報を取得する度に更新されることになる。こうして、DHCPサーバ5−1は、P−CSCF3−1,3−2の状態情報を定期的に取得する。同様に、DHCPサーバ5−2は、P−CSCF3−3の状態情報を定期的に取得する。
IP端末2−1は、P−CSCFへの登録に際して、自装置が本来所属するネットワークあるいは移動先のネットワークのDHCPサーバ5−1に対してアドレス要求メッセージをSIPに則って送信する(図2ステップS100)。
DHCPサーバ5−1の通信I/F部50は、IP端末2−1から受信したメッセージを制御部52に渡す。DHCPサーバ5−1のサーバ選択部52Bは、IP端末2−1からのアドレス要求メッセージを受信すると(図3ステップS200においてYES)、このアドレス要求メッセージに含まれる識別IDおよびパスワードに基づいてIP端末2−1の認証を行った後に、IP端末2−1に割り当てるP−CSCFを、記憶部51に格納されているP−CSCF3−1,3−2の状態情報に基づいて選択する(ステップS201)。サーバ選択部52BによるP−CSCFの選択方法については後述する。
ここでは、サーバ選択部52BがIP端末2−1に割り当てるP−CSCFとして、P−CSCF3−1を選択したとする。
DHCPサーバ5−1のアドレス返送部52Cは、サーバ選択部52Bが選択したP−CSCF3−1のIPアドレスを記憶部51のサーバ情報51Bから取得し、取得したIPアドレスをSIPに則って要求元のIP端末2−1に返送する(ステップS202)。これで、DHCPサーバ5−1の処理が終了する。
IP端末2−1は、DHCPサーバ5−1からP−CSCF3−1のIPアドレスを受信すると(図2ステップS101においてYES)、SIPに則ってP−CSCF3−1に登録要求メッセージを送信する(ステップS102)。
P−CSCF3−1の通信I/F部30は、IP端末2−1から受信したメッセージを制御部32に渡す。P−CSCF3−1の端末登録部32Aは、IP端末2−1からの登録要求メッセージを受信すると(図4ステップS300においてYES)、この登録要求メッセージに含まれる識別IDおよびパスワードに基づいてIP端末2−1の認証を行った後に、登録要求メッセージに含まれる電話番号を登録情報31Bとして記憶部31に格納し(ステップS301)、IP端末2−1に登録成功メッセージを返送する(ステップS302)。これにより、IP端末2−1は、P−CSCF3−1の管理下の端末として登録される。
IP端末2−1が登録成功メッセージを受信すると(図2ステップS103においてYES)、登録処理が終了する。
なお、IP端末2−2も同様にしてDHCPサーバ5−2に対してP−CSCFのIPアドレスを要求し、P−CSCF3−3への登録を行う。
次に、IP端末2−1は、IP端末2−2と通話したい場合、発信要求メッセージをP−CSCF3−1に対して送信する(ステップS104)。
P−CSCF3−1の呼制御部32Bは、IP端末2−1からの発信要求メッセージを受信すると(図4ステップS303においてYES)、所定の呼制御処理を行う(ステップS304)。ここでは、呼制御部32Bは、受信した発信要求メッセージをI−CSCF4に転送する。発信要求メッセージは、I−CSCF4からP−CSCF3−3を介して着信側のIP端末2−2に転送される。
発信要求メッセージを受けたIP端末2−2が応答すると、IP端末2−2からP−CSCF3−3に対して応答メッセージが返送される。この応答メッセージは、P−CSCF3−3からI−CSCF4に転送され、さらにI−CSCF4からP−CSCF3−1に転送される。
P−CSCF3−1の呼制御部32Bは、IP端末2−2からの応答メッセージを受信すると(図4ステップS305においてYES)、この応答メッセージをIP端末2−1に転送する(ステップS306)。
IP端末2−1が応答メッセージを受信すると(図2ステップS105においてYES)、呼制御処理が終了する。IP端末2−1は、IP端末2−2との間でIP網1を介したVoIP音声通話を開始する(ステップS106)。
以上のようにして、本実施の形態では、IMSにおいて第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
次に、DHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52BによるP−CSCFの選択方法について説明する。
P−CSCFの選択方法としては、状態情報であるP−CSCFのCPU使用率に基づく選択方式、CPU使用率とP−CSCFの性能情報に基づく性能別選択方式、状態情報であるP−CSCFの端末登録率に基づく端末登録率別選択方式がある。
CPU使用率に基づく選択方式には、CPU使用率別登録数加算方式とCPU使用率別登録数制限方式とがある。最初に、CPU使用率別登録数加算方式について説明する。
[CPU使用率別登録数加算方式]
CPU使用率別登録数加算方式の場合、DHCPサーバ5−1,5−2の記憶部51には、図8に示すようなCPU使用率−重みテーブル520が予め登録されている。
CPU使用率−重みテーブル520は、P−CSCFのCPU使用率の範囲と、CPU使用率レベルと、CPU使用率毎に重み付けを行うための重みとを対応付けたものである。このCPU使用率−重みテーブル520は、通信システムの運営者が外部から適宜設定可能である。
図9はCPU使用率別登録数加算方式を用いる場合のDHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bの構成を示すブロック図である。サーバ選択部52Bは、端末登録数取得部500と、重み取得部501と、加算値計算部502と、選択実行部503とを有する。
図10はCPU使用率別登録数加算方式を用いる場合のDHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bの動作を示すフローチャートである。
サーバ選択部52Bの端末登録数取得部500は、IP端末からのアドレス要求メッセージを受信すると(図10ステップS400においてYES)、状態情報取得部52Dが取得して記憶部51に格納した状態情報からP−CSCFの端末登録数Nを取得する(ステップS401)。サーバ選択部52Bは、このような端末登録数Nの取得を自装置で選択可能な全てのP−CSCFについて行う。
また、サーバ選択部52Bの重み取得部501は、状態情報取得部52Dが取得して記憶部51に格納した状態情報からP−CSCFのCPU使用率を取得し、このCPU使用率に対応する重みWをCPU使用率−重みテーブル520から取得する(ステップS402)。サーバ選択部52Bは、このようなCPU使用率と重みWの取得を自装置で選択可能な全てのP−CSCFについて行う。
続いて、サーバ選択部52Bの加算値計算部502は、端末登録数Nと重みWとの加算値SNW=N+WをP−CSCF毎に計算する(ステップS403)。
そして、サーバ選択部52Bの選択実行部503は、加算値SNWが最も小さいP−CSCFを、アドレス要求メッセージを送信したIP端末に割り当てるP−CSCFとして選択する(ステップS404)。以上でサーバ選択部52Bの処理が終了する。なお、サーバ選択部52Bは、加算値SNWが同一のP−CSCFが複数存在する場合、これらのP−CSCFを順番に選択する。
図11(A)〜図11(G)はCPU使用率別登録数加算方式を具体的に説明するための図である。ここでは、DHCPサーバが選択可能なP−CSCFとして3−11,3−12,3−13の3つが存在するものとする。
まず、端末登録数Nが0で重みWも0の初期状態では、P−CSCF3−11〜3−13のいずれも加算値SNWは0である(図11(A))。このため、P−CSCF3−11〜3−13は順番に選択され、端末登録数Nが順次増加して図11(B)の状態となる。
ここで、P−CSCF3−12のCPU使用率が上昇して41〜60%の範囲内になると、重みWが600となり、P−CSCF3−12の加算値SNWは700となる(図11(C))。このため、加算値SNWが最も小さいP−CSCF3−11と3−13が交互に選択され、端末登録数Nが順次増加して図11(D)の状態となる。
次に、P−CSCF3−12のCPU使用率が低下して21〜40%の範囲内になると、重みWが200となり、P−CSCF3−12の加算値SNWは300となる。一方、P−CSCF3−13のCPU使用率が上昇して21〜40%の範囲内になると、P−CSCF3−13の加算値SNWは400となる(図11(E))。このため、加算値SNWが最も小さいP−CSCF3−11が選択され、端末登録数Nが順次増加して図11(F)の状態となり、さらにP−CSCF3−11と3−12が順番に選択されて図11(G)の状態となる。
以上のようなCPU使用率別登録数加算方式によれば、端末登録数Nを考慮した上で、P−CSCFの負荷状態から、優先的に登録するP−CSCFを選択することが可能になる。
[CPU使用率別登録数制限方式]
次に、CPU使用率別登録数制限方式について説明する。CPU使用率別登録数制限方式の場合、DHCPサーバ5−1,5−2の記憶部51には、図12に示すようなCPU使用率−制限数テーブル521が予め登録されている。
CPU使用率−制限数テーブル521は、P−CSCFのCPU使用率と、CPU使用率毎に重み付けを行うための制限数とを対応付けたものである。
図13はCPU使用率別登録数制限方式を用いる場合のDHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bの構成を示すブロック図である。サーバ選択部52Bは、カウンタ504と、制限数取得部505と、加算値計算部506と、端末登録数初期化部507と、選択実行部508とを有する。
図14はCPU使用率別登録数制限方式を用いる場合のDHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bの動作を示すフローチャートである。
CPU使用率別登録数制限方式を用いる場合、DHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bは、自装置で選択可能なP−CSCF毎に端末登録数Mを数えるカウンタ504を内部に有している。
サーバ選択部52Bの制限数取得部505は、IP端末からのアドレス要求メッセージを受信すると(図14ステップS500においてYES)、記憶部51の状態情報からP−CSCFのCPU使用率を取得し、このCPU使用率に対応する制限数LをCPU使用率−制限数テーブル521から取得する(ステップS501)。サーバ選択部52Bは、このようなCPU使用率と制限数Lの取得を自装置で選択可能な全てのP−CSCFについて行う。
続いて、サーバ選択部52Bの加算値計算部506は、端末登録数Mと制限数Lとの加算値SML=M+LをP−CSCF毎に計算する(ステップS502)。
サーバ選択部52Bの端末登録数初期化部507は、選択可能な全てのP−CSCFの加算値SMLが上限値100に達しているかどうかを判定し(ステップS503)、全てのP−CSCFの加算値SMLが上限値100に達している場合は、カウンタ504で数える全てのP−CSCFの端末登録数Mを0に初期化する(ステップS504)。
そして、サーバ選択部52Bの選択実行部508は、加算値SMLが最も小さいP−CSCFを、アドレス要求メッセージを送信したIP端末に割り当てるP−CSCFとして選択する(ステップS505)。カウンタ504は、選択されたP−CSCFの端末登録数Mを1増やす(ステップS506)。以上でサーバ選択部52Bの処理が終了する。なお、サーバ選択部52Bは、加算値SMLが同一のP−CSCFが複数存在する場合、これらのP−CSCFを順番に選択する。また、サーバ選択部52Bは、加算値SMLが上限値100に達しているP−CSCFは選択しない。
図15(A)〜図15(F)はCPU使用率別登録数制限方式を具体的に説明するための図である。
まず、端末登録数Mが0で制限数Lも0の初期状態では、P−CSCF3−11〜3−13のいずれも加算値SMLは0である(図15(A))。このため、P−CSCF3−11〜3−13は順番に選択され、図15(B)の状態となる。
ここで、P−CSCF3−12のCPU使用率が上昇して50%になると、制限数Lが50となり、P−CSCF3−12の加算値SMLは51となる(図15(C))。このため、加算値SMLが最も小さいP−CSCF3−11と3−13が交互に選択され、端末登録数Mが順次増加して図15(D)の状態となる。
図15(D)の状態になると、P−CSCF3−11〜3−13は順番に選択され、端末登録数Mが順次増加して図15(E)の状態となる。図15(E)の状態では、全てのP−CSCF3−11〜3−13の加算値SMLが上限値100に達しているので、P−CSCF3−11〜3−13の端末登録数Mが0に初期化される(図15(F))。
[性能別選択方式]
次に、P−CSCFのCPU使用率と性能情報に基づく性能別選択方式について説明する。性能別選択方式の場合、DHCPサーバ5−1,5−2の記憶部51には、P−CSCFの性能情報が予め登録されている。
性能別選択方式を上記のCPU使用率別登録数加算方式に適用する場合、DHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bは、図10のステップS403で計算する加算値SNWをSNW=N+W+WCとする。WCは重みWの補正値である。サーバ選択部52Bは、記憶部51に記憶された性能情報からP−CSCFが高性能であると判断した場合には当該P−CSCFの補正値WCを例えば10とし、P−CSCFが低性能であると判断した場合には当該P−CSCFの補正値WCを例えば100とする。他の処理はCPU使用率別登録数加算方式と同じである。性能別選択方式をCPU使用率別登録数加算方式に適用する場合は、図9に示したサーバ選択部52Bの構成に、重みWをW+WCに変更する変更部を追加すればよい。
また、性能別選択方式を上記のCPU使用率別登録数制限方式に適用する場合、DHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bは、図14のステップS502で計算する加算値SMLをSML=M+L+LCとする。LCは制限数Lの補正値である。サーバ選択部52Bは、記憶部51に記憶された性能情報からP−CSCFが高性能であると判断した場合には当該P−CSCFの補正値LCを例えば0とし、P−CSCFが低性能であると判断した場合には当該P−CSCFの補正値LCを例えば20とする。他の処理はCPU使用率別登録数制限方式と同じである。性能別選択方式をCPU使用率別登録数制限方式に適用する場合、図13に示したサーバ選択部52Bの構成に、制限数LをL+LCに変更する変更部を追加すればよい。
こうして、性能別選択方式によれば、P−CSCFの性能情報を基に重みWあるいは制限数Lを変更することで、高性能のP−CSCFを優先的に選択することが可能になるので、各P−CSCFに性能差があって、CPU使用率のみではP−CSCFを適切に選択できない場合であっても、P−CSCFを適切に選択することが可能になる。
[端末登録率別選択方式]
次に、P−CSCFの端末登録率に基づく端末登録率別選択方式について説明する。端末登録率別選択方式の場合、DHCPサーバ5−1,5−2の記憶部51には、図16に示すような端末登録率−制限数テーブル522が予め登録されている。
端末登録率−制限数テーブル522は、P−CSCFの端末登録率と、端末登録率毎に重み付けを行うための制限数とを対応付けたものである。
図17は端末登録率別選択方式を用いる場合のDHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bの構成を示すブロック図である。サーバ選択部52Bは、カウンタ509と、制限数取得部510と、加算値計算部511と、端末登録数初期化部512と、選択実行部513とを有する。
図18は端末登録率別選択方式を用いる場合のDHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bの動作を示すフローチャートである。
端末登録率別選択方式を用いる場合、DHCPサーバ5−1,5−2のサーバ選択部52Bは、自装置で選択可能なP−CSCF毎に端末登録数Mを数えるカウンタ509を内部に有している。
サーバ選択部52Bの制限数取得部510は、IP端末からのアドレス要求メッセージを受信すると(図18ステップS600においてYES)、記憶部51の状態情報からP−CSCFの端末登録率を取得し、この端末登録率に対応する制限数Rを端末登録率−制限数テーブル522から取得する(ステップS601)。サーバ選択部52Bは、このような端末登録率と制限数Rの取得を自装置で選択可能な全てのP−CSCFについて行う。
端末登録率は、P−CSCFにおける端末登録数をN、P−CSCFにおける最大許容端末登録数をNmaxとすると、N/Nmax×100により計算される。このとき、端末登録率の小数点以下は切り捨てとなる。
各P−CSCFは、DHCPサーバから情報要求メッセージを受信したときに、自装置の端末登録率を計算し、この端末登録率を状態情報としてDHCPサーバに返送する。
続いて、サーバ選択部52Bの加算値計算部511は、端末登録数Mと制限数Rとの加算値SMR=M+RをP−CSCF毎に計算する(ステップS602)。
サーバ選択部52Bの端末登録数初期化部512は、選択可能な全てのP−CSCFの加算値SMRが上限値100に達しているかどうかを判定し(ステップS603)、全てのP−CSCFの加算値SMRが上限値100に達している場合は、カウンタ509で数える全てのP−CSCFの端末登録数Mを0に初期化する(ステップS604)。
そして、サーバ選択部52Bの選択実行部513は、加算値SMRが最も小さいP−CSCFを、アドレス要求メッセージを送信したIP端末に割り当てるP−CSCFとして選択する(ステップS605)。カウンタ509は、選択されたP−CSCFの端末登録数Mを1増やす(ステップS606)。なお、サーバ選択部52Bは、加算値SMRが同一のP−CSCFが複数存在する場合、これらのP−CSCFを順番に選択する。また、サーバ選択部52Bは、加算値SMRが上限値100に達しているP−CSCFは選択しない。
図19(A)〜図19(F)は端末登録率別選択方式を具体的に説明するための図である。
まず、端末登録数Mが0で制限数Rも0の初期状態では、P−CSCF3−11〜3−13のいずれも加算値SMRは0である(図19(A))。このため、P−CSCF3−11〜3−13は順番に選択され、図19(B)の状態となる。
ここで、P−CSCF3−12の端末登録率が上昇して50%になると、制限数Rが50となり、P−CSCF3−12の加算値SMRは51となる(図19(C))。このため、加算値SMRが最も小さいP−CSCF3−11と3−13が交互に選択され、端末登録数Mが順次増加して図19(D)の状態となる。
図19(D)の状態になると、P−CSCF3−11〜3−13は順番に選択され、端末登録数Mが順次増加して図19(E)の状態となる。図19(E)の状態では、全てのP−CSCF3−11〜3−13の加算値SMRが上限値100に達しているので、P−CSCF3−11〜3−13の端末登録数Mが0に初期化される(図19(F))。
なお、本実施の形態で示した構成は1例であって、これに限るものではない。本発明は、IMSに限らず、DHCPサーバによりSIPサーバのアドレスを発見する方法を採用するネットワークであれば、同様に適用することができる。
また、第1の実施の形態〜第2の実施の形態のSIPサーバ103−1〜103−3、P−CSCF3−1〜3−3、DHCPサーバ5−1,5−2,105−1,105−2の各々は、それぞれCPU、記憶装置および外部とのインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。コンピュータをDHCPサーバ5−1,5−2,105−1,105−2として動作させるDHCPサーバプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で提供される。CPUは、記録媒体から読み込んだプログラムを記憶装置に書き込み、プログラムに従って第1の実施の形態〜第2の実施の形態で説明した処理を実行する。コンピュータをSIPサーバ103−1〜103−3(P−CSCF3−1〜3−3)として動作させるSIPサーバプログラムについても同様である。
本発明は、IP網に接続されたSIPサーバの呼制御サービス機能により、IP端末間でIP網を介した通信を行う通信システムに適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る発信側IP端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るDHCPサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るSIPサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るP−CSCFの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るDHCPサーバの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るDHCPサーバが用いるCPU使用率−重みテーブルを示す図である。 P−CSCFの選択方法の1例であるCPU使用率別登録数加算方式を用いる場合のDHCPサーバのサーバ選択部の構成を示すブロック図である。 CPU使用率別登録数加算方式を用いる場合のDHCPサーバのサーバ選択部の動作を示すフローチャートである。 CPU使用率別登録数加算方式を具体的に説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係るDHCPサーバが用いるCPU使用率−制限数テーブルを示す図である。 P−CSCFの選択方法の1例であるCPU使用率別登録数制限方式を用いる場合のDHCPサーバのサーバ選択部の構成を示すブロック図である。 CPU使用率別登録数制限方式を用いる場合のDHCPサーバのサーバ選択部の動作を示すフローチャートである。 CPU使用率別登録数制限方式を具体的に説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係るDHCPサーバが用いる端末登録率−制限数テーブルを示す図である。 P−CSCFの選択方法の1例である端末登録率別選択方式を用いる場合のDHCPサーバのサーバ選択部の構成を示すブロック図である。 端末登録率別選択方式を用いる場合のDHCPサーバのサーバ選択部の動作を示すフローチャートである。 端末登録率別選択方式を具体的に説明するための図である。
符号の説明
1,101…IP網、2−1,2−2,102−1,102−2…IP端末、3−1,3−2,3−3…P−CSCF、4…I−CSCF、5−1,5−2,105−1,105−2…DHCPサーバ、103−1,103−2,103−3…SIPサーバ、30,50…通信インターフェース部、31,51…記憶部、32,52…制御部、31A,51A…プログラム、31B…登録情報、32A…端末登録部、32B…呼制御部、32C…状態情報送信部、51B…サーバ情報、52A…アドレス割当部、52B…サーバ選択部、52C…アドレス返送部、52D…状態情報取得部、500…端末登録数取得部、501…重み取得部、502,506,511…加算値計算部、503,508,513…選択実行部、504,509…カウンタ、505,510…制限数取得部、507,512…端末登録数初期化部。

Claims (26)

  1. IP網に接続されたSIP(Session Initiation Protocol)サーバの呼制御サービス機能によりIP端末間で前記IP網を介した通信を行う通信システムにおいて、
    IP端末に対して呼制御サービスを提供するSIPサーバと、
    前記SIPサーバにアクセスして登録を行い、SIPサーバから呼制御サービスの提供を受けるIP端末と、
    前記SIPサーバにアクセスしたいIP端末からアドレス要求を受けたときに、このIP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択し、選択したSIPサーバのアドレスを要求元のIP端末に返送するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバとを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記DHCPサーバは、SIPに則って前記SIPサーバから状態情報を定期的に取得することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項2記載の通信システムにおいて、
    前記DHCPサーバは、前記SIPサーバの状態情報を定期的に取得する状態情報取得手段と、この状態情報取得手段が取得した状態情報に基づいて、前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバを選択するサーバ選択手段と、このサーバ選択手段が選択したSIPサーバのアドレスを前記要求元のIP端末に返送するアドレス返送手段とを備え、
    前記SIPサーバは、前記DHCPサーバの状態情報取得手段からの情報要求に応じて自装置の状態情報を返送する状態情報送信手段を備えることを特徴とする通信システム。
  4. 請求項3記載の通信システムにおいて、
    前記SIPサーバの状態情報は、前記SIPサーバの端末登録数とCPU使用率であり、
    前記サーバ選択手段は、前記端末登録数と前記CPU使用率に対応する重みとの加算値をSIPサーバ毎に計算する手段と、この加算値が最も小さいSIPサーバを前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバとして選択する手段とを備えることを特徴とする通信システム。
  5. 請求項3記載の通信システムにおいて、
    前記SIPサーバの状態情報は、前記SIPサーバのCPU使用率であり、
    前記サーバ選択手段は、SIPサーバに割り当てたIP端末の数を端末登録数としてSIPサーバ毎にカウントする手段と、前記端末登録数と前記CPU使用率に対応する制限数との加算値をSIPサーバ毎に計算する手段と、この加算値が最も小さいSIPサーバを前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバとして選択する手段と、選択可能な全てのSIPサーバの加算値が所定の上限値に達した場合に全てのSIPサーバの前記端末登録数を0に初期化する手段とを備えることを特徴とする通信システム。
  6. 請求項4記載の通信システムにおいて、
    前記サーバ選択手段は、SIPサーバの性能情報に応じて前記重みを変更する手段を備えることを特徴とする通信システム。
  7. 請求項5記載の通信システムにおいて、
    前記サーバ選択手段は、SIPサーバの性能情報に応じて前記制限数を変更する手段を備えることを特徴とする通信システム。
  8. 請求項3記載の通信システムにおいて、
    前記SIPサーバの状態情報は、前記SIPサーバの端末登録率であり、
    前記サーバ選択手段は、SIPサーバに割り当てたIP端末の数を端末登録数としてSIPサーバ毎にカウントする手段と、前記端末登録数と前記端末登録率に対応する制限数との加算値をSIPサーバ毎に計算する手段と、この加算値が最も小さいSIPサーバを前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバとして選択する手段と、選択可能な全てのSIPサーバの加算値が所定の上限値に達した場合に全てのSIPサーバの前記端末登録数を0に初期化する手段とを備えることを特徴とする通信システム。
  9. IP網に接続されたSIP(Session Initiation Protocol)サーバの呼制御サービス機能によりIP端末間で前記IP網を介した通信を行う通信システムのDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバにおいて、
    SIPサーバにアクセスして登録したいIP端末からアドレス要求を受けたときに、このIP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択し、選択したSIPサーバのアドレスを要求元のIP端末に返送することを特徴とするDHCPサーバ。
  10. 請求項9記載のDHCPサーバにおいて、
    SIPに則って前記SIPサーバから状態情報を定期的に取得することを特徴とするDHCPサーバ。
  11. 請求項10記載のDHCPサーバにおいて、
    前記SIPサーバの状態情報を定期的に取得する状態情報取得手段と、
    この状態情報取得手段が取得した状態情報に基づいて、前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバを選択するサーバ選択手段と、
    このサーバ選択手段が選択したSIPサーバのアドレスを前記要求元のIP端末に返送するアドレス返送手段とを備えることを特徴とするDHCPサーバ。
  12. IP網に接続されたSIP(Session Initiation Protocol)サーバの呼制御サービス機能によりIP端末間で前記IP網を介した通信を行う通信システムのSIPサーバにおいて、
    IP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバに対して、このDHCPサーバからの情報要求に応じて自装置の状態情報を返送することを特徴とすることを特徴とするSIPサーバ。
  13. 請求項12記載のSIPサーバにおいて、
    SIPに則った前記DHCPサーバからの定期的な情報要求に応じて、SIPに則って自装置の状態情報を前記DHCPサーバに返送することを特徴とするSIPサーバ。
  14. IP網に接続されたSIP(Session Initiation Protocol)サーバの呼制御サービス機能によりIP端末間で前記IP網を介した通信を行う通信システムにおいて、IP端末に割り当てるSIPサーバをDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバが選択する選択方法であって、
    SIPサーバにアクセスして登録したいIP端末からアドレス要求を受けたときに、このIP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択し、選択したSIPサーバのアドレスを要求元のIP端末に返送することを特徴とするSIPサーバの選択方法。
  15. 請求項14記載のSIPサーバの選択方法において、
    前記DHCPサーバは、SIPに則って前記SIPサーバから状態情報を定期的に取得することを特徴とするSIPサーバの選択方法。
  16. 請求項15記載のSIPサーバの選択方法において、
    前記SIPサーバの状態情報を定期的に取得する状態情報取得手順と、
    この状態情報取得手順で取得した状態情報に基づいて、前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバを選択するサーバ選択手順と、
    このサーバ選択手順で選択したSIPサーバのアドレスを前記要求元のIP端末に返送するアドレス返送手順とを備えることを特徴とするSIPサーバの選択方法。
  17. 請求項16記載のSIPサーバの選択方法において、
    前記SIPサーバの状態情報は、前記SIPサーバの端末登録数とCPU使用率であり、
    前記サーバ選択手順は、前記端末登録数と前記CPU使用率に対応する重みとの加算値をSIPサーバ毎に計算する手順と、この加算値が最も小さいSIPサーバを前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバとして選択する手順とを含むことを特徴とするSIPサーバの選択方法。
  18. 請求項16記載のSIPサーバの選択方法において、
    前記SIPサーバの状態情報は、前記SIPサーバのCPU使用率であり、
    前記サーバ選択手順は、SIPサーバに割り当てたIP端末の数を端末登録数としてSIPサーバ毎にカウントする手順と、前記端末登録数と前記CPU使用率に対応する制限数との加算値をSIPサーバ毎に計算する手順と、この加算値が最も小さいSIPサーバを前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバとして選択する手順と、選択可能な全てのSIPサーバの加算値が所定の上限値に達した場合に全てのSIPサーバの前記端末登録数を0に初期化する手順とを含むことを特徴とするSIPサーバの選択方法。
  19. 請求項17記載のSIPサーバの選択方法において、
    前記サーバ選択手順は、SIPサーバの性能情報に応じて前記重みを変更する手順を含むことを特徴とするSIPサーバの選択方法。
  20. 請求項18記載のSIPサーバの選択方法において、
    前記サーバ選択手順は、SIPサーバの性能情報に応じて前記制限数を変更する手順を含むことを特徴とするSIPサーバの選択方法。
  21. 請求項16記載のSIPサーバの選択方法において、
    前記SIPサーバの状態情報は、前記SIPサーバの端末登録率であり、
    前記サーバ選択手順は、SIPサーバに割り当てたIP端末の数を端末登録数としてSIPサーバ毎にカウントする手順と、前記端末登録数と前記端末登録率に対応する制限数との加算値をSIPサーバ毎に計算する手順と、この加算値が最も小さいSIPサーバを前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバとして選択する手順と、選択可能な全てのSIPサーバの加算値が所定の上限値に達した場合に全てのSIPサーバの前記端末登録数を0に初期化する手順とを含むことを特徴とするSIPサーバの選択方法。
  22. IP網に接続されたSIP(Session Initiation Protocol)サーバの呼制御サービス機能によりIP端末間で前記IP網を介した通信を行う通信システムのDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバとしてコンピュータを動作させるDHCPサーバプログラムにおいて、
    SIPサーバにアクセスして登録したいIP端末からアドレス要求を受けたときに、このIP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択し、選択したSIPサーバのアドレスを要求元のIP端末に返送する手順をコンピュータに実行させることを特徴とするDHCPサーバプログラム。
  23. 請求項22記載のDHCPサーバプログラムにおいて、
    SIPに則って前記SIPサーバから状態情報を定期的に取得することを特徴とするDHCPサーバプログラム。
  24. 請求項23記載のDHCPサーバプログラムにおいて、
    前記SIPサーバの状態情報を定期的に取得する状態情報取得手順と、
    この状態情報取得手順で取得した状態情報に基づいて、前記要求元のIP端末に割り当てるSIPサーバを選択するサーバ選択手順と、
    このサーバ選択手順で選択したSIPサーバのアドレスを前記要求元のIP端末に返送するアドレス返送手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするDHCPサーバプログラム。
  25. IP網に接続されたSIP(Session Initiation Protocol)サーバの呼制御サービス機能によりIP端末間で前記IP網を介した通信を行う通信システムのSIPサーバとしてコンピュータを動作させるSIPサーバプログラムにおいて、
    IP端末に割り当てるSIPサーバをSIPサーバの状態情報に基づいて選択するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバに対して、このDHCPサーバからの情報要求に応じて自装置の状態情報を返送する手順をコンピュータに実行させることを特徴とすることを特徴とするSIPサーバプログラム。
  26. 請求項25記載のSIPサーバプログラムにおいて、
    SIPに則った前記DHCPサーバからの定期的な情報要求に応じて、SIPに則って自装置の状態情報を前記DHCPサーバに返送することを特徴とするSIPサーバプログラム。
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