JP2009169996A - テープ媒体に対してデータの書込み/読出しを行う装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テープドライブのコントローラ16において、データセット生成部42は、データセットを生成し、メタデータ生成部43は、データセットに含まれるレコードの数等を含むメタデータを生成し、書込み部41は、データセットを高い記録密度でテープ媒体に書き込み、メタデータを低い記録密度でテープ媒体に書き込む。また、移動制御部44は、指定されたレコードのレコード番号を受け付け、読出し部45は、テープ媒体を高速で走行させて読み出したメタデータに含まれるレコード数等を取得し、比較部48は、移動制御部44が受け付けたレコード番号と、読出し部45が取得したレコード数等とを比較することにより、テープ媒体をR/W速度に落としてデータセットを読み出すかどうかを決定する。
【選択図】図3
Description
一方、LTOのテープドライブは、データセット(dataset)と呼ばれる記録単位でテープにデータを記録する。データセットのデータ量は固定長であるが、レコードが圧縮されて格納されるので、あるレコードの番号及び全てのレコードのサイズが分かったとしても、そのレコードが格納されたデータセットを特定することは容易ではない。
また、LTOでは、書込みヘッドを用いてデータを記録した直後に、書込みヘッドの直ぐ後ろに位置する読出しヘッドを用いてデータを読み出し、正しく記録できたかどうかを確認している。そして、正しく記録できなかった場合には、データセット単位、或いは、データセットよりも小さい単位で、異なる場所(通常、論理的に後方の場所)に再度データを記録する。このため、データセットが特定できたとしても、テープ上での物理位置を特定することは容易ではない。
このようなテープディレクトリ内の情報を用いれば、Locateコマンド、Spaceコマンドの実行にあたり、テープの論理的な先頭から全てのデータを読んで位置探索を行う必要はなくなる。そのため、テープの目的位置までの移動は従前よりは高速化される。しかしながら、ラップの先頭又はラップの中間から最長1ラップの長さ600m〜800m(平均的にはその半分の長さ)にわたり、5〜6m/sec前後の速度でテープを走行させ、データセット中に記されたレコード番号を読む必要はある。従って、依然として、早い動作とは言えない。
また、この装置は、データをテープ媒体に書き込むための第1の書込みヘッドと、識別情報をテープ媒体に書き込むための第2の書込みヘッドとを更に備えた、ものであってよい。
また、第2の周波数は、テープ媒体に予め記録されているテープ媒体の走行方向の位置を示すサーボパターンの周波数と略同等であってよい。
また、読出し部は、テープ媒体を第1の速度で走行させてデータを読み出し、テープ媒体を第1の速度よりも速い第2の速度で走行させて第1の識別情報を読み出す、ものであってよい。
更に、読出し部は、特定のデータを読み出すことが決定部により決定された場合に、テープ媒体の走行速度を第2の速度から第1の速度に落として特定のデータを読み出す、ものであってよい。
更にまた、テープ媒体の各データが記録された部分と、テープ媒体の各データの識別情報が記録された部分とは、テープ媒体の幅方向に重なり合っており、読出し部は、特定のデータを読み出すことが決定部により決定された場合に、テープ媒体を逆方向に走行させた後、再び順方向に第1の速度で走行させて特定のデータを読み出す、ものであってよい。
図1は、本実施の形態が適用されるテープドライブ10の構成例を示した図である。このテープドライブ10は、インターフェース11と、バッファ12と、チャネル13と、ヘッド14と、モータ15とを含む。また、コントローラ16と、ヘッド位置制御システム17と、モータドライバ18とを含む。更に、テープドライブ10には、テープカートリッジ20が挿入することにより装填可能となっているので、ここでは、テープカートリッジ20も図示している。このテープカートリッジ20は、リール21、22に巻かれたテープ23を含む。テープ23は、リール21、22の回転に伴い、リール21からリール22の方向へ、又は、リール22からリール21の方向へ、長手方向に移動する。尚、テープ23としては、磁気テープが例示されるが、磁気テープ以外のテープ媒体でもよい。
チャネル13は、テープ23に書き込むべきデータをヘッド14に送ったり、テープ23から読み出されたデータをヘッド14から受け取ったりするために用いられる通信経路である。
ヘッド14は、テープ23が長手方向に移動するとき、テープ23に対して情報を書き込んだり、テープ23から情報を読み出したりする。
モータ15は、リール21、22を回転させる。尚、図では、1つの矩形でモータ15を表しているが、モータ15としては、リール21、22の各々に1つずつ、合計2個設けるのが好ましい。
ヘッド位置制御システム17は、所望の1つ又は複数のラップを追跡するシステムである。ここで、ラップとは、テープ23上の複数のトラックのグループである。ラップを切り換える必要が生じると、ヘッド14を電気的に切り換える必要も生じるので、このような切り換えの制御を、このヘッド位置制御システム17で行う。
モータドライバ18は、モータ15を駆動する。尚、上述したように、モータ15を2個使用する場合であれば、モータドライバ18も2個設けられる。
本実施の形態では、テープ23を高速に移動しているときにもデータを読み出せるようにする。そのために、ユーザにとって意味のあるデータ(以下、「ユーザデータ」という)とは別に、ホスト30が目的のユーザデータを特定するのに用いる関連データ(以下、「メタデータ」という)をテープ23に記録する。ここで、メタデータは、ユーザデータのように記録密度が高ければ、高速移動中に読むことができないので、記録密度を低くする必要がある。また、メタデータは、目的のユーザデータを特定可能なものであれば十分であるので、例えばレコード番号のようにそれほどのデータ量を必要としないものでよく、記録密度は低くてよい。
従って、本実施の形態では、まず、ユーザデータを記録するためのトラック(以下、「ユーザデータ用トラック」という)とは別に、メタデータを記録するための専用のトラック(以下、「メタデータ用トラック」という)をテープ23上に設けている。尚、このメタデータ用トラックも、ラップ数分必要となる。
また、ユーザデータを記録するための書込み/読出しヘッド(以下、「ユーザデータ用ヘッド」という)とは別に、メタデータを記録するための専用の書込み/読出しヘッド(以下、「メタデータ用ヘッド」という)も設けている。尚、ヘッドの具体的な実装としては、ユーザデータ用ヘッドやサーボヘッドと一緒のヘッドアセンブリであるヘッド14にメタデータ用ヘッドも組み込むことが考えられる。
図2は、このようなフォーマットの一例を示した図である。ここでは作図の便宜上、1ラップが2つのユーザデータ用トラックから構成され、ユーザデータが8ラップで記録される場合のフォーマットを示している。図では、ラップごとに、2つのユーザデータ用トラックの間に1つのメタデータ用トラックを追加している。尚、1ラップが3つ以上のユーザデータ用トラックから構成される場合において、どのユーザデータ用トラックの間にメタデータ用トラックを追加するか、幾つのメタデータ用トラックを追加するかは、本発明において特に限定するものでなく、任意に決めるとよい。
図示するように、テープ23上には、サーボパターン領域210と、ユーザデータ領域220と、メタデータ領域230と、ユーザデータ領域240と、サーボパターン領域250とが、テープ23の幅方向にこの順で配置されている。
このうち、サーボパターン領域210、250は、テープ23上の物理位置を表すLPOSが埋め込まれたサーボパターンを有する領域である。このサーボパターンは、テープ23の出荷前に記録されており、ヘッド位置の検出(トラックの位置決め)や、テープ速度の検出等にも使用される。
更に、メタデータ領域230は、メタデータを記録するための領域である。ここでは、メタデータは8ラップで記録されるものとしているので、メタデータ領域230は、8つのメタデータ用トラック(メタデータ用トラック231、232、・・・、238)を含んでいる。
図3は、コントローラ16の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、コントローラ16は、書込み部41と、データセット生成部42と、メタデータ生成部43とを備える。また、移動制御部44と、読出し部45と、データセット処理部46と、メタデータ処理部47と、比較部48とを備える。
メタデータ生成部43は、書込み部41の指示に従い、テープ23のメタデータ領域に書き込むメタデータを生成する。具体的には、データセット生成部42で生成されたDSITを書込み部41を介して受け取り、これからメタデータを生成する。そして、メタデータに対して誤り訂正符号化を行い、テープ23に書き込むメタデータとする。本実施の形態では、データを上位装置が識別するための識別情報の一例として、メタデータを用い、識別情報を取得する第2の取得部の一例として、メタデータ生成部43を設けている。
メタデータ処理部47は、読出し部45の指示に従い、テープ23から読み出されたメタデータに基づいて符号化前のメタデータを復元する。具体的には、テープ23から読み出されたメタデータに対して誤り訂正復号を行い、符号化前のメタデータとする。また、復元されたメタデータの中からレコード数等を取り出す。
コントローラ16は、ホスト30からWriteコマンドを受け取ると、メタデータ用の書込みヘッドを用いて、レコード番号を埋め込んだ信号(メタデータ)を所定トラックに書き込む。尚、小さいレコードが連続する場合等もあるため、全てのレコードについてレコード番号を記録する必要はない。目的のレコードが含まれるデータセットが特定できれば十分である。以下では、データセットに含まれるレコードのレコード番号を、そのデータセットまでのレコードの数やそのデータセット内のレコードの数等により特定している。
図4は、このときの書込み部41、データセット生成部42、メタデータ生成部43の動作を示したフローチャートである。
ホスト30からテープドライブ10へWriteコマンドが送られると、テープドライブ10では、書込み部41が、このコマンドで指定されたレコードを受け取る(ステップ401)。そして、書込み部41は、データセット生成部42に対し、データセットの生成を指示する。
これにより、データセット生成部42は、レコードを圧縮し、複数のレコードからなるユーザデータをデータセットに書き込む(ステップ402)。また、データセット生成部42は、DSITを生成してデータセットに書き込む(ステップ403)。尚、DSITに含まれる具体的な情報内容については後述する。また、データセット生成部42は、少なくともDSITを書込み部41に戻す。
これにより、メタデータ生成部43は、DSITに基づいてメタデータを生成する(ステップ404)。また、メタデータ生成部43は、メタデータの生成が完了した旨を書込み部41に戻す。
すると、書込み部41は、データセット生成部42に対して、データセットの誤り訂正符号化を行うように指示し、メタデータ生成部43に対して、メタデータの誤り訂正符号化を行うように指示する(ステップ405)。これにより、データセット生成部42は、データセットに対して誤り訂正符号化を行い、テープ23に書き込むデータセットを生成して書込み部41に受け渡す。また、メタデータ生成部43は、メタデータに対して誤り訂正符号化を行い、テープ23に書き込むメタデータを生成して書込み部41に受け渡す。
ここで、データセット及びメタデータが正常に書き込まれると、書込み部41は、その旨の情報をチャネル13を介して受け取り、必要に応じてカートリッジメモリを更新する(ステップ407)。尚、カートリッジメモリに記憶される具体的な情報内容については後述する。
DSITは、480バイトからなり、該当するデータセットについて、データセット番号や、そのデータセットに含まれるレコード、ファイルマークの数等の情報を含む。ここで、データセット番号とは、テープ23に書き込まれたデータセットに対して、テープ23の先頭から割り振られた連続番号である。
・そのデータセットに含まれるレコードの数(Rec Cnt)
・そのデータセットに含まれるファイルマークの数(FM Cnt)
・テープの先頭からそのデータセットまでに記録されたレコードの数(Total Rec)
・テープの先頭からそのデータセットまでに記録されたファイルマークの数(Total FM)
・そのデータセットの有効性を示すライトパス(Write Pass)
尚、同じデータセット番号のデータセットが何度もテープに書き込まれるため、どれが最新のデータセットであるかを知るために、このライトパスは用いられる。即ち、ライトパスが一番大きいものが有効なデータセットである。
これら5つの情報のうち、Total Rec、Total FMは、それぞれ6バイトであり、それ以外は、それぞれ4バイトである。従って、DSIT内の情報のうち、24バイト(=6バイト×2+4バイト×3)の情報のみをメタ情報としてテープに書き込めば、高速ロケートが可能となる。
このうち、1対1方式は、データセットのデータ量に比べてメタデータのデータ量が十分に小さい場合、つまり、必要な情報をメタデータとして書くとき、テープの進行方向におけるデータセットの長さに対し、同じ方向におけるメタデータの長さを十分に短くできる場合に採用される。
一方、N対1方式は、データセットのデータ量に比べてメタデータのデータ量が大きい場合、つまり、必要な情報をメタデータとして書くとき、テープの進行方向におけるデータセットの長さを、同じ方向におけるメタデータの長さが超えるような場合に採用される。
1対1方式の場合、メタデータのテープの進行方向の長さが、データセット#Nのテープの進行方向の長さに収まるように記録されている。
N対1方式の場合、メタデータのテープの進行方向の長さが、データセット#Nのテープ進行方向の長さに収まらず、例えば、データセット#N+1に対応する位置にも記録されている。
LTO第3世代を例にとると、1つのサーボパターンは、36ビットのデータである。また、約15個のサーボパターンに対応して、1つのデータセットが記録される。
そのため、1つのデータセットに対応するメタデータには、67.5バイト(=36ビット×15/8)の情報が書き込めることになる。
先に述べた通り、テープを高速に移動させながらレコードを特定するのに必要な情報は24バイトである。従って、67.5バイトのうち、24バイトのみを高速移動のために使えばよい。そして、その他の部分は、誤り訂正のために使用する冗長部分としてもよいし、その他の目的で使用してもよい。
サーボパターンと異なる記録方式でメタデータを書き込む場合、1つのデータセットに対応する位置に24バイト分のデータが書けないこともある。その場合には、例えば、2つのデータセットごとに、1つのメタデータを書き込むようにする。図5のN対1方式は、このように2つのデータセットに対して1つのメタデータを記録した例を示している。
図6は、テープディレクトリの内容の具体例を示したものである。
テープディレクトリとは、テープの物理位置に幾つのレコードが記録されているかを管理する情報である。具体的には、図示するように、ラップごとに、そのラップにおける最後のデータセット番号、ラップの前半に含まれるレコードの数、ラップの前半に含まれるファイルマークの数、ラップの後半に含まれるレコードの数、ラップの後半に含まれるファイルマークの数が管理されている。
また、メタデータをサーボパターンと同期して記録した場合、Readコマンド、Spaceコマンド、Locateコマンド等を受け取った際に、サーボパターンによるヘッド位置やテープ速度の検出のバックアップとして、メタデータを利用することも可能となる。
即ち、テープディレクトリから、目的のデータが記録されたラップを調べる。そして、目的のデータを含むラップにヘッドを移動させ、目的のデータの記録位置に向かってテープ23を走行させる。
また、移動開始前の位置との関係で、テープ23を走行させるのに従ってレコード番号が増加する場合と減少する場合、つまり、通常の書込み/読出しと同じ向きの場合と逆向きの場合がある。しかしながら、上記符号化方式を用いることにより、どちらの向きの場合でも復号が可能となる。
その後、目的のデータの記録位置に達した時点で、又は、その直前に、従来のSpace/Locateの動作の最後の処理に切り替える。
また、何らかの理由で、メタデータを使用できない場合にも、従来のSpace/Locateの動作に切り替える。
図7は、このときの移動制御部44、読出し部45、データセット処理部46、メタデータ処理部47、比較部48の動作を示したフローチャートである。尚、ここでは、Locateコマンド、Spaceコマンドのうち、Locateコマンドを例にとり説明する。また、このフローチャートにおいて、目的のレコードを探索するときに、テープ23は、記録されたレコード番号等が増える方向に移動するものとする。
そして、読出し部45は、一定時間内に1つ以上のメタデータを読めるかどうかを判定する(ステップ454)。
一方、一定期間内に1つ以上のメタデータを読めると判定された場合、読出し部45は、メタデータ処理部47に対し、テープ23に記録されていたメタデータから符号化前のメタデータを復元するように指示する。これにより、メタデータ処理部47は、符号化前のメタデータを復元する(ステップ455)。また、メタデータからDSITの一部の情報、即ち、データセットまでのレコード数(Total Rec)、データセット内のレコード数(Rec Cnt)、データセットまでのファイルマーク数(Total FM)、データセット内のファイルマーク数(FM Cnt)等を取り出して読出し部45に受け渡す(ステップ456)。そして、読出し部45が、これらの情報を比較部48に受け渡す。
まず、読出し部45は、R/W速度でデータセットを読む(ステップ463)。そして、DSITから、データセットまでのレコード数(Total Rec)、データセット内のレコード数(Rec Cnt)、データセットまでのファイルマーク数(Total FM)、データセット内のファイルマーク数(FM Cnt)等を取り出して比較部48に受け渡す(ステップ464)。
これにより、比較部48は、移動制御部44から渡されたレコード番号(Target Block)が、読出し部45から渡されたレコード数等により特定されるレコード番号に含まれているかどうかを調べる(ステップ465)。具体的には、「Total Rec+Total FM」と、「Target Block」と、「Total Rec+Rec Cnt+Total FM+FM Cnt」との大小比較を行う。
この場合、書込みは、例えば次のように行われる。
まず、高周波のユーザデータと低周波のメタデータを加算する。そして、加算後のデータ信号を、1つの書込みヘッドを用いて書き込む。
また、読込みは、例えば次のように行われる。
まず、読込みヘッドが、ユーザデータとメタデータが重畳されたデータ信号を読み出す。そして、このデータ信号をハイパスフィルタを通過させてユーザデータを取り出し、このデータ信号をローパスフィルタを通過させてメタデータを取り出す。
また、ユーザデータとメタデータを周波数により重畳して記録するトラックは、1つであっても複数であってもよい。そして、複数のトラックを使用する場合は、複数のトラックに対し、同じメタデータを記録して冗長性を持たせるようにしてもよいし、異なるメタデータを記録してメタデータの上限量を増やすようにしてもよい。
更に、周波数による重畳とメタデータ専用トラックの両者を用いることも可能である。
Claims (13)
- 上位装置により指定されたデータをテープ媒体に書き込む装置であって、
前記上位装置により指定された前記データを取得する第1の取得部と、
前記第1の取得部により取得された前記データを前記上位装置が識別するための識別情報を取得する第2の取得部と、
前記第1の取得部により取得された前記データを前記テープ媒体に第1の周波数で書き込み、かつ、前記第2の取得部により取得された前記識別情報を、前記テープ媒体に、前記第1の周波数よりも低い第2の周波数で書き込む書込み部と
を備えた、装置。 - 前記書込み部は、前記第1の取得部により取得された前記データを前記テープ媒体上の第1の領域に書き込み、前記第2の取得部により取得された前記識別情報を、前記テープ媒体上の前記第1の領域に予め関連付けられた第2の領域に書き込む、請求項1の装置。
- 前記データを前記テープ媒体に書き込むための第1の書込みヘッドと、
前記識別情報を前記テープ媒体に書き込むための第2の書込みヘッドと
を更に備えた、請求項1の装置。 - 前記第2の周波数は、前記テープ媒体に予め記録されている当該テープ媒体の走行方向の位置を示すサーボパターンの周波数と略同等である、請求項1の装置。
- 上位装置により指定されたデータをテープ媒体から読み出す装置であって、
各データを第1の周波数で記録し、かつ、当該各データを前記上位装置が識別するための各識別情報を、前記第1の周波数よりも低い第2の周波数で記録した前記テープ媒体から、当該各識別情報を第1の識別情報として読み出す読出し部と、
前記上位装置により指定された特定のデータの識別情報を第2の識別情報として取得する取得部と、
前記読出し部により読み出された前記第1の識別情報と、前記取得部により取得された前記第2の識別情報とに基づいて、前記テープ媒体から前記特定のデータを読み出すかどうかを決定する決定部と
を備えた、装置。 - 前記データを前記テープ媒体から読み出すための第1の読出しヘッドと、
前記第1の識別情報を前記テープ媒体から読み出すための第2の読出しヘッドと
を更に備えた、請求項5の装置。 - 前記読出し部は、前記テープ媒体を第1の速度で走行させて前記データを読み出し、前記テープ媒体を前記第1の速度よりも速い第2の速度で走行させて前記第1の識別情報を読み出す、請求項5の装置。
- 前記読出し部は、前記特定のデータを読み出すことが前記決定部により決定された場合に、前記テープ媒体の走行速度を前記第2の速度から前記第1の速度に落として当該特定のデータを読み出す、請求項7の装置。
- 前記テープ媒体の各データが記録された部分と、前記テープ媒体の当該各データの識別情報が記録された部分とは、当該テープ媒体の幅方向に重なり合っており、
前記読出し部は、前記特定のデータを読み出すことが前記決定部により決定された場合に、前記テープ媒体を逆方向に走行させた後、再び順方向に前記第1の速度で走行させて当該特定のデータを読み出す、請求項7の装置。 - 上位装置により指定されたデータをテープ媒体に書き込む方法であって、
前記上位装置により指定された前記データを取得するステップと、
前記データを前記上位装置が識別するための識別情報を取得するステップと、
前記データを前記テープ媒体に第1の周波数で書き込み、かつ、前記識別情報を、前記テープ媒体に、前記第1の周波数よりも低い第2の周波数で書き込むステップと
を含む、方法。 - 情報を記録するためのテープ媒体であって、
データが第1の周波数で記録された第1の領域と、
前記データを処理する装置が当該データを識別するための識別情報が前記第1の周波数よりも低い第2の周波数で記録された第2の領域と
を含む、テープ媒体。 - 前記第2の領域は、前記第1の領域と前記テープ媒体の幅方向に重なり合う領域である、請求項11のテープ媒体。
- 前記テープ媒体の走行方向の位置を示すサーボパターンが第3の周波数で記録された第3の領域を更に含み、
前記第2の周波数は、前記第3の周波数と略同等である、請求項11のテープ媒体。
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