JP2009169681A - 制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ECCメモリに記憶されたデータの誤り訂正がされないまま蓄積されることを防止できる制御装置を提供することである。
【解決手段】通常動作でアクセスされる通常動作時領域12および通常動作でアクセスされない非通常動作時領域13とを有したECCメモリ11と、通常動作時にECCメモリ11の通常動作時領域12を使用して制御演算処理を行う制御タスク処理手段14と、定周期でECCメモリ11の全体領域を記憶する定周期メモリ修正タスク処理手段15とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】通常動作でアクセスされる通常動作時領域12および通常動作でアクセスされない非通常動作時領域13とを有したECCメモリ11と、通常動作時にECCメモリ11の通常動作時領域12を使用して制御演算処理を行う制御タスク処理手段14と、定周期でECCメモリ11の全体領域を記憶する定周期メモリ修正タスク処理手段15とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ECCメモリを有した制御装置に関する。
ECCメモリ(Error checking and correction memory)は、データのエラーを自動的に訂正する機能を有したメモリであり、例えば、高信頼性が要求される制御装置に使用される。ECCメモリとは、データをメモリに記憶する際に、本来のデータとは別に誤り訂正符号(ECC)を付加して符号語としてメモリに記憶することにより、ハミング距離に応じて誤り訂正あるいは誤り検出できるようにしたものである。
通常はデータnに対応する誤り訂正符号をmとすると(n&m)が、あるハミング距離を持った符号語となるように一意的な式m=f(n)を求め、nの代わりに(n&f(n))を、つまり符号語をメモリに記憶することでECCメモリを実現する。また、ハミング距離は、等しい文字数を持つ異なる2つの符号語の異なるbitの数を(2つの符号語間の)距離と仮定した場合、任意の符号語間距離の最小をハミング距離と言う。ECCメモリの誤り訂正(検出)能力は生成される符号語のハミング距離に依存する。
ECCメモリでは、訂正可能な誤りは訂正された状態で読み出されるが、メモリに記憶された符号語自体は誤り(ソフトエラー)を含んだままとなる。この解決策として誤り訂正が生じた時に、再度メモリに正しいデータを記憶する仕組みが発案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−52065号公報
しかし、ECCメモリが適用された冗長系の制御装置では、常用系と待機系との二重化構成とした場合には、ECCメモリの領域は、常用系の通常動作でアクセスされる領域と、通常動作でアクセスされない待機系の領域とに区分されるので、系切替時に実行されるメモリ領域や待機系の持つ常用時に実行されるメモリ領域等の通常動作ではアクセスされない領域は、誤り検出されることがなく、誤りが訂正されないまま累積する可能性がある。
これらの領域は系切替等の重要な動作に関与していることが多く、誤りが累積すると、ECCメモリの修正能力を超えこれらの重要な動作が正しく行われなくなる可能性がある。また、ECCメモリを用いていないシステムでは、通常はアクセスされない領域でメモリ診断を行うとエラー検出して稼働率を下げるため意識的に診断しないこともある。
本発明の目的は、ECCメモリに記憶されたデータの誤り訂正がされないまま蓄積されることを防止できる制御装置を提供することである。
本発明の制御装置は、通常動作でアクセスされる通常動作時領域および通常動作でアクセスされない非通常動作時領域とを有したECCメモリと、通常動作時に前記ECCメモリの通常動作時領域を使用して制御演算処理を行う制御タスク処理手段と、定周期で前記ECCメモリの全体領域を記憶する定周期メモリ修正タスク処理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ECCメモリに記憶されたデータの誤り訂正がされないまま蓄積されることを防止できる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる制御装置の構成図である。ECCメモリ11は、通常動作でアクセスされる通常動作時領域12および通常動作でアクセスされない非通常動作時領域13とを有し、制御タスク処理手段14は、通常動作時にECCメモリ11の通常動作時領域12を使用して制御演算処理を行う。また、定周期メモリ修正タスク処理手段15は定周期でECCメモリ11の全体領域、すなわち、通常動作時領域12および非通常動作時領域13を順次読んで記憶する。この場合、定周期メモリ修正タスク処理手段15が読んで記憶する間に制御タスク処理手段14がECCメモリ11の通常動作時領域12に記憶することを回避するため排他を取る。
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる制御装置の構成図である。ECCメモリ11は、通常動作でアクセスされる通常動作時領域12および通常動作でアクセスされない非通常動作時領域13とを有し、制御タスク処理手段14は、通常動作時にECCメモリ11の通常動作時領域12を使用して制御演算処理を行う。また、定周期メモリ修正タスク処理手段15は定周期でECCメモリ11の全体領域、すなわち、通常動作時領域12および非通常動作時領域13を順次読んで記憶する。この場合、定周期メモリ修正タスク処理手段15が読んで記憶する間に制御タスク処理手段14がECCメモリ11の通常動作時領域12に記憶することを回避するため排他を取る。
このように、通常動作時の制御タスク処理手段14とは別に、定周期でECCメモリ11の全領域を順次読んで記憶するソフトウェアの定周期メモリ修正タスク処理手段15を設ける。ただし、通常動作でアクセスされるメモリ領域については、定周期メモリ修正タスク処理手段15が読んで記憶する間に制御タスク処理手段14が記憶することを回避するため排他を取るようにソフトウェアの設計を行う。
この定周期メモリ修正タスク処理手段15の機能により、通常動作ではアクセスされないメモリ領域に対しても、ECCメモリ11に記憶された訂正可能な誤り(ソフトエラー)を訂正することができ、通常動作でアクセスされないメモリ領域に誤りが累積して、通常動作中には行われない異常時の系切替等の重要な動作が正しく行われなくなる可能生を取り除くことができる。
ECCメモリ11の全領域を対象とした定周期診断は、パリティ付きメモリを用いた制御装置では誤り訂正されずエラー検出するため、稼働率を下げる結果となっていたが、ECCメモリ11を用いた制御装置では訂正可能な場合は誤り訂正するため、稼働率を下げることなくメモリの健全性が保てることとなる。
(第2の実施の形態)
図2は本発明の第2の実施の形態に係わる制御装置の構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、定周期メモリ修正タスク処理手段15に代えて、制御タスク処理手段14の実行時以外の空き時間にECCメモリ11の全体領域を順次読んで記憶する非実行時メモリ修正タスク処理手段16を設けたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図2は本発明の第2の実施の形態に係わる制御装置の構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、定周期メモリ修正タスク処理手段15に代えて、制御タスク処理手段14の実行時以外の空き時間にECCメモリ11の全体領域を順次読んで記憶する非実行時メモリ修正タスク処理手段16を設けたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図2において、通常動作時の制御タスク処理手段14とは別に、制御タスク実行時以外の空き時間にECCメモリ11の全領域を順次読んで記憶するソフトウェアの非実行時メモリ修正タスク処理手段16を設ける。例えば、通常、制御装置は、ある一定の制御周期で演算を行っているが、この演算の終了後から次の演算の開始までの間に、非実行時メモリ修正タスク処理手段16の処理を行うようにする。
これにより、第1の実施の形態の場合よりも他の動作に影響を与えることなく、通常動作でアクセスされないメモリ領域に誤りが累積して、通常動作中には行われない異常時の系切替等の重要な動作が正しく行われなくなる可能生を取り除くことができる。従って、第1の実施の形態に比較しシステムパフォーマンスへの影響を少なくすることができる。
(第3の実施の形態)
図3は本発明の第3の実施の形態に係わる制御装置の構成図である。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、定周期メモリ修正タスク処理手段15は、ECCメモリ11の全領域に代えてECCメモリ11の非通常動作時領域13のみを定周期で順次読んで記憶するようにしたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図3は本発明の第3の実施の形態に係わる制御装置の構成図である。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、定周期メモリ修正タスク処理手段15は、ECCメモリ11の全領域に代えてECCメモリ11の非通常動作時領域13のみを定周期で順次読んで記憶するようにしたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
定周期メモリ修正タスク処理手段15は、ECCメモリ11を順次読んで記憶する領域を通常動作でアクセスされないメモリ領域に限定したソフトウェアタスクを実行する。通常動作でアクセスされないメモリ領域とは、具体的には系切替やRASに関する領域である。これらの領域は実行領域であるため、メモリアドレスの確定も容易である。
これにより、第1の実施の形態の場合よりも、効率的に通常動作でアクセスされないメモリ領域に誤りが累積して通常動作中には行われない異常時の系切替等の重要な動作が正しく行われなくなる可能生を取り除くことができる。この定周期メモリ修正タスク処理手段15を用いることにより、第1の実施の形態に比べシステムパフォーマンスへの影響を少なくすることができる。
(第4の実施の形態)
図4は本発明の第4の実施の形態に係わる制御装置の構成図である。この第4の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対し、非実行時メモリ修正タスク処理手段16は、ECCメモリ11の全領域に代えてECCメモリ11の非通常動作時領域13のみを制御タスク処理手段14の実行時以外の空き時間に順次読んで記憶するようにしたものである。図2と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図4は本発明の第4の実施の形態に係わる制御装置の構成図である。この第4の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対し、非実行時メモリ修正タスク処理手段16は、ECCメモリ11の全領域に代えてECCメモリ11の非通常動作時領域13のみを制御タスク処理手段14の実行時以外の空き時間に順次読んで記憶するようにしたものである。図2と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
非実行時メモリ修正タスク処理手段16は、ECCメモリ11を順次読んで記憶する領域を通常動作でアクセスされないメモリ領域に限定したソフトウェアタスクを実行する。通常動作でアクセスされないメモリ領域とは、具体的には系切替やRASに関する領域である。これらの領域は実行領域であるため、メモリアドレスの確定も容易である。
これにより第2の実施の形態の場合よりも、効率的に通常動作でアクセスされないメモリ領域に誤りが累積して、通常動作中には行われない異常時の系切替等の重要な動作が正しく行われなくなる可能生を取り除くことができる。この非実行時メモリ修正タスク処理手段16を用いることにより、第2の実施の形態に比べ制御周期が短いシステム等に有効に利用できる。
11…ECCメモリ、12…通常動作時領域、13…非通常動作時領域、14…制御タスク処理手段、15…定周期メモリ修正タスク処理手段、16…非実行時メモリ修正タスク処理手段
Claims (4)
- 通常動作でアクセスされる通常動作時領域および通常動作でアクセスされない非通常動作時領域とを有したECCメモリと、通常動作時に前記ECCメモリの通常動作時領域を使用して制御演算処理を行う制御タスク処理手段と、定周期で前記ECCメモリの全体領域を記憶する定周期メモリ修正タスク処理手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
- 通常動作でアクセスされる通常動作時領域および通常動作でアクセスされない非通常動作時領域とを有したECCメモリと、通常動作時に前記ECCメモリの通常動作時領域を使用して制御演算処理を行う制御タスク処理手段と、前記制御タスク処理手段の実行時以外の空き時間に前記ECCメモリの全体領域を記憶する非実行時メモリ修正タスク処理手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
- 通常動作でアクセスされる通常動作時領域および通常動作でアクセスされない非通常動作時領域とを有したECCメモリと、通常動作時に前記ECCメモリの通常動作時領域を使用して制御演算処理を行う制御タスク処理手段と、定周期で前記ECCメモリの非通常動作時領域を記憶する定周期メモリ修正タスク処理手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
- 通常動作でアクセスされる通常動作時領域および通常動作でアクセスされない非通常動作時領域とを有したECCメモリと、通常動作時に前記ECCメモリの通常動作時領域を使用して制御演算処理を行う制御タスク処理手段と、前記制御タスク処理手段の実行時以外の空き時間に前記ECCメモリの非通常動作時領域を記憶する非実行時メモリ修正タスク処理手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008007166A JP2009169681A (ja) | 2008-01-16 | 2008-01-16 | 制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008007166A JP2009169681A (ja) | 2008-01-16 | 2008-01-16 | 制御装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2008007166A Pending JP2009169681A (ja) | 2008-01-16 | 2008-01-16 | 制御装置 |
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