JP2009169283A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造であり、手動にてカメラヘッド部の向きを調整可能な撮影装置を得ることを目的とする。
【解決手段】湾曲可能であり、かつ、湾曲状態を保持可能なフレキシブルチューブ2と、フレキシブルチューブ2の一端に連結された第1箱体6、及び第1箱体6に配設された第1回動部材8を有するヘッド連結機構5と、撮影手段16を有し、第1回動部材8に連結されて第1回動部材8の回動に連動して回動するカメラヘッド部13と、フレキシブルチューブ2の他端に連結された第2箱体22、及び第2箱体22に配設され、第1回動部材8を回動させる動力を発生させる第2回動部材24を有する遠隔操作機構21と、管状部材に挿通されて一端が第1回動部材8に連結され、他端が第2回動部材24に連結され、第2回動部材24で発生した動力を第1回動部材8に伝達してカメラヘッド部13を回動させるワイヤ28と、を備えている。
【選択図】図4
【解決手段】湾曲可能であり、かつ、湾曲状態を保持可能なフレキシブルチューブ2と、フレキシブルチューブ2の一端に連結された第1箱体6、及び第1箱体6に配設された第1回動部材8を有するヘッド連結機構5と、撮影手段16を有し、第1回動部材8に連結されて第1回動部材8の回動に連動して回動するカメラヘッド部13と、フレキシブルチューブ2の他端に連結された第2箱体22、及び第2箱体22に配設され、第1回動部材8を回動させる動力を発生させる第2回動部材24を有する遠隔操作機構21と、管状部材に挿通されて一端が第1回動部材8に連結され、他端が第2回動部材24に連結され、第2回動部材24で発生した動力を第1回動部材8に伝達してカメラヘッド部13を回動させるワイヤ28と、を備えている。
【選択図】図4
Description
この発明は、例えば、排水管などの内部を視覚的に確認できる撮影装置に関する。
従来の管内検査カメラ装置は、カメラヘッド部と、このカメラヘッド部に一端が取り付けられた柔軟性及び復帰力を有する連結部材と、この連結部材の他端が取り付けられた内部には軸周りに複数のシリンダが設けられている向き制御部と、シリンダによって軸方向へ前後制御され、対応するシリンダとカメラヘッド部間を接続した複数のアクチュエータ部材と、を具備している(例えば、特許文献1参照)。
また、電磁弁が、シリンダのそれぞれを加圧して可動させるためのコンプレッサに対し、各シリンダへのコンプレッサの加圧力の伝達と遮断が選択可能に配設されている。そして、シリンダによる軸方向へのアクチュエータ部材の前後制御は、遠隔制御部が所定の電磁弁をONまたはOFFして、コンプレッサの加圧力を所定のシリンダへ伝達したり遮断したりすることにより行っていた。即ち、従来の管内検査カメラ装置では、遠隔制御部により所定のアクチュエータ部材を軸方向に移動させることでカメラヘッド部の向きを調整でき、例えば、カメラヘッド部が固定されたままでは撮影が困難な屈曲した管内の部位でも容易に撮影することが可能となっていた。
しかしながら、従来の管内検査カメラ装置は、シリンダ、電磁弁、及び遠隔制御部といった複雑な構成を用いてカメラヘッド部の向きの調整を実現するものであり、コストが増大するという問題がある。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、簡易な構造であり、手動にてカメラヘッド部の向きを調整可能な撮影装置を得ることを目的とする。
この発明による撮影装置は、湾曲可能であり、かつ、湾曲状態を保持可能な管状部材と、管状部材の一端に連結された第1固定部材、及び第1固定部材に配設された回動機構を有するヘッド連結機構と、撮影手段を有し、回動機構に連結されて回動機構の回動に連動して回動するカメラヘッド部と、管状部材の他端に連結された第2固定部材、及び第2固定部材に配設され、回動機構を回動させる動力を発生させる動力発生手段を有する遠隔操作機構と、管状部材に挿通されて一端が回動機構又はカメラヘッド部に連結され、他端が動力発生手段に連結され、動力発生手段で発生した動力を回動機構又はカメラヘッド部に伝達してカメラヘッド部を回動させる動力伝達手段と、を備えている。
この発明によれば、それぞれ簡易な構成のフレキシブルチューブ、ヘッド連結機構、遠隔操作機構、及び動力伝達手段によって手動にてカメラヘッド部の向きを調整できるので、安価に屈曲した管内を撮影することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1はこの発明の一実施例の形態を示す撮影装置の上面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3は図2のA部拡大図、図4は図2のIV−IV矢視断面図である。
なお、説明の便宜上、図4ではフレキシブルチューブの一部を破断して図示している。
図1はこの発明の一実施例の形態を示す撮影装置の上面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3は図2のA部拡大図、図4は図2のIV−IV矢視断面図である。
なお、説明の便宜上、図4ではフレキシブルチューブの一部を破断して図示している。
図1〜図4において、撮影装置1は、管状部材としてのフレキシブルチューブ2、フレキシブルチューブ2の一端に連結されたヘッド連結機構5、撮影手段16を有し、ヘッド連結機構5に連結されたカメラヘッド部13、フレキシブルチューブ2の他端に連結された遠隔操作機構21、遠隔操作機構21で発生させた動力によりカメラヘッド部13を回動させる動力伝達手段としてのワイヤ28、撮影手段16からの信号を処理する信号処理部30、及び信号処理部30で処理された信号を受信して撮影手段16が撮影した画像を表示するノートパソコン35などを有している。
フレキシブルチューブ2は、螺旋状に巻回された帯板材3の隣接する側縁部を、図3に示されるように、以下に説明する周知のインターロック構造で連結した構成となっている。なお、フレキシブルチューブ2の材料は、ステンレスなどの金属が用いられている。
帯板材3は、一方の側縁部を帯板材3の表側に折り返して形成される凹部で構成される第1係合部3aと、帯板材3の他方の側縁部を帯板材3の裏側に折り返し形成される凹部で構成される第2係合部3bと、を有している。そして、インターロック構造は、螺旋状に巻回された帯板材3において、隣接する第1係合部3aと第2係合部3bとを係合して、隣接する帯板材3の側縁間を連結するものである。
このように構成されたフレキシブルチューブ2は、内部と外部との間の液密性が保たれ、また、自由に湾曲させることが可能であり、湾曲状態を保持できるようになっている。
ヘッド連結機構5は、第1固定部材としての第1箱体6、第1箱体6内部に所定の方向に突出するように配設された第1回動軸7、第1回動軸7の軸まわりに回動可能に配設された回動機構としての第1回動部材8を有している。
第1箱体6は中空の直方体状に形成されている。そして、第1開口6a及び第2開口6bのそれぞれが、相対する壁面にそれぞれ開口するように形成されている。
そして、フレキシブルチューブ2の一端側の開口が、第1開口6aに臨むように、フレキシブルチューブ2の一端と第1箱体6とが連結されている。このとき、フレキシブルチューブ2と第1箱体6とは、フレキシブルチューブ2の一端側の開口が第1開口6aを囲繞するように連結され、当該連結部における液密性が保たれている。
第1箱体6は中空の直方体状に形成されている。そして、第1開口6a及び第2開口6bのそれぞれが、相対する壁面にそれぞれ開口するように形成されている。
そして、フレキシブルチューブ2の一端側の開口が、第1開口6aに臨むように、フレキシブルチューブ2の一端と第1箱体6とが連結されている。このとき、フレキシブルチューブ2と第1箱体6とは、フレキシブルチューブ2の一端側の開口が第1開口6aを囲繞するように連結され、当該連結部における液密性が保たれている。
そして、第1回動軸7が、第1開口6a及び第2開口6bが形成された壁面に垂直な内壁面の一つに突設されている。また、第1回動部材8は円柱形状であり、第1嵌合穴8aが、第1回動部材8の一端面に開口するように、第1回動部材8に同軸に、かつ、所定の深さに形成されている。そして、第1嵌合穴8aと第1回動軸7とが僅かに隙間をあけて遊嵌され、第1回動部材8は第1回動軸7の軸まわりに回動可能となっている。
さらに、深さ方向を径方向とする第1嵌合溝8bが、第1回動部材8の外周面に、所定の深さで、周方向に所定の角度の範囲にわたって形成されている。そして、第1の抑え部材10が、第1嵌合溝8bの一部と嵌合するように、第1箱体6の内壁面の所定の部位から突設されている。これにより、第1回動部材8は、その回動が所定の角度範囲内であれば規制されることなく、軸方向の移動が規制される。
さらに、深さ方向を径方向とする第1嵌合溝8bが、第1回動部材8の外周面に、所定の深さで、周方向に所定の角度の範囲にわたって形成されている。そして、第1の抑え部材10が、第1嵌合溝8bの一部と嵌合するように、第1箱体6の内壁面の所定の部位から突設されている。これにより、第1回動部材8は、その回動が所定の角度範囲内であれば規制されることなく、軸方向の移動が規制される。
また、カメラヘッド部13は、筐体14、及び筐体14内に内蔵された撮影手段16を有している。
筐体14は、その一部が第2開口6bから第1箱体6に挿入されて、第1回動部材8の外周面に固定されている。
筐体14は、その一部が第2開口6bから第1箱体6に挿入されて、第1回動部材8の外周面に固定されている。
そして、防浸部材20が、ゴムなどの柔軟な材料で筒状の空洞を有する形状に形成され、その一端側の開口縁部が、筐体14の外側で、第2開口6bの縁部周辺を囲繞するように第1箱体6に連結されている。また、防浸部材20の他端側の開口縁部は、第2開口から延出された筐体14近傍の部位を囲繞するように、カメラヘッド部13に連結されている。このとき、防浸部材20は、筐体14と第1箱体6との間に張力が働かないように配設されている。これにより、筐体14の第1箱体6への挿入部の液密性が保たれ、また、筐体14は第1回動部材8の回動に連動して回動する。
また、撮影手段16は、レンズ17と撮像素子18を備えている。
レンズ17は、筐体14の第1箱体6からの延出端に設けられた図示しない窓部に対応するように配置され、筐体14外部からの光を受信可能に配設されている。また、撮像素子18は、例えばCCDまたはCMOSイメージセンサであり、レンズ17からの受光した光強度などに応じた電気信号を出力する。
レンズ17は、筐体14の第1箱体6からの延出端に設けられた図示しない窓部に対応するように配置され、筐体14外部からの光を受信可能に配設されている。また、撮像素子18は、例えばCCDまたはCMOSイメージセンサであり、レンズ17からの受光した光強度などに応じた電気信号を出力する。
また、照明手段としての発光ダイオード19が、一部が筐体14から外部に露出されるように筐体14の第1箱体6からの延出端に配設され、筐体14の周囲を照射することが可能となっている。
そして、発光ダイオード19の電源ライン15a、及び撮像素子18の出力を伝送する信号ライン15bが、第1箱体6内に挿入された筐体14の部位の壁を貫通し、さらに、筐体14の内部からフレキシブルチューブ2内に挿入されて、後述の第2箱体22の内部に導かれている。
遠隔操作機構21は、第2固定部材としての第2箱体22、第2箱体22内部に所定の方向に突出するように配設された第2回動軸23、及び第2回動軸23の軸まわりに回動可能に配設され、動力発生手段としての第2回動部材24を有している。
第2箱体22は中空の直方体状に形成されている。そして、第3開口22aが、第2箱体22の一面に開口するように形成されている。そして、フレキシブルチューブ2の他端側の開口が第3開口22aに臨むように、フレキシブルチューブ2の他端と第2箱体22とが連結されている。このとき、フレキシブルチューブ2と第2箱体22とは、フレキシブルチューブ2の他端側の開口が第3開口22aを囲繞するように連結され、当該連結部における液密性が保たれている。
第2箱体22は中空の直方体状に形成されている。そして、第3開口22aが、第2箱体22の一面に開口するように形成されている。そして、フレキシブルチューブ2の他端側の開口が第3開口22aに臨むように、フレキシブルチューブ2の他端と第2箱体22とが連結されている。このとき、フレキシブルチューブ2と第2箱体22とは、フレキシブルチューブ2の他端側の開口が第3開口22aを囲繞するように連結され、当該連結部における液密性が保たれている。
さらに、第2回動軸23が、フレキシブルチューブ2を直線状に伸ばした状態のときに、第1回動軸7と平行になるように、第2箱体22の内壁面の一つに突設されている。
また、第2回動部材24は、直径の異なる円柱状の主体部25及び突出部26を同軸に連結して構成されている。このとき、突出部26の直径が主体部25の直径より小さくなっている。そして、第2嵌合穴25aが、突出部26と反対側の主体部25の一端面に開口するように、主体部25に同軸に、かつ、所定の深さに形成されている。
また、第2回動部材24は、直径の異なる円柱状の主体部25及び突出部26を同軸に連結して構成されている。このとき、突出部26の直径が主体部25の直径より小さくなっている。そして、第2嵌合穴25aが、突出部26と反対側の主体部25の一端面に開口するように、主体部25に同軸に、かつ、所定の深さに形成されている。
そして、第2嵌合穴25aと第2回動軸23とが僅かに隙間をあけた状態で遊嵌され、第2回動部材24は第2回動軸23まわりに回動可能となっている。このとき、突出部26の他端は、第2箱体22に形成された挿通穴22bに挿通されて第2箱体22から延出されている。そして、一対の棒状の回動操作部26aが、突出部26の他端部近傍で、かつ、突出部26の周方向に180度位置をずらした外周面の部位のそれぞれに突設されている。
さらに、深さ方向を径方向とする第2嵌合溝25bが、主体部25の外周面に、所定の深さで、周方向に所定の角度範囲にわたって形成されている。そして、第2の抑え部材27が、第2嵌合溝25bの一部と嵌合するように、第2箱体22の内壁面の所定の部位から突設されている。これにより、第2回動部材24は、その回動が所定の角度範囲内であれば規制されることなく、軸方向の移動が規制される。
また、ワイヤ28は、ステンレスなどの材料を用いて細長い棒状に形成されてフレキシブルチューブ2に挿通され、その両端がフレキシブルチューブ2の両開口のそれぞれから、第1箱体6及び第2箱体22内部に延出するように配置されている。そして、直線状に伸びたフレキシブルチューブ2に対し、ワイヤ28が、その長さ方向がフレキシブルチューブ2の長さ方向に一致するように、一端が第1回動部材8の他端面に、他端が主体部25の他端面に連結されている。
このとき、ワイヤ28の長さは、フレキシブルチューブ2を直線状に伸ばしたときの第1回動軸7及び第2回動軸23の軸心間の距離に略一致している。そして、ワイヤ28は、その長さ方向が第1回動軸7及び第2回動軸23の離間方向に一致するように配置され、一端及び他端のそれぞれが第1回動部材8及び主体部25の他端面のそれぞれに連結されている。このとき、ワイヤ28の一端及び他端のそれぞれは、第1回動軸7及び第2回動軸23のそれぞれの軸心を含む面に垂直な方向に関し、第1回動軸7及び第2回動軸23の軸心を結ぶ線分の一側に配置されるように第1回動部材8及び主体部25の他端面のそれぞれに連結されている。
また、ワイヤ28の直径は2mm程度であり、フレキシブルチューブ2を湾曲させたときには、フレキシブルチューブ2の湾曲形状に応じて弾性変形するようになっている。
また、信号処理部30が第2箱体22内に内蔵されている。信号処理部30は、第2箱体22の内部に導かれた信号ライン15bに接続されて、撮像素子18からの信号を受信可能になっている。信号処理部30は、演算手段としての第1CPU(図示せず)、撮像素子18からの入力信号に応じた信号処理を第1CPUに行わせるための制御プログラムなどが書きこまれた第1ROM(図示せず)、及び第1CPUが演算する際のワーキングスペースの使用される第1RAM(図示せず)などを備えている。
そして、第2箱体22の内外の信号の送受を可能にするコネクタ37が第2箱体22に配設され、信号処理部30とコネクタ37とが信号ライン15cにて接続されている。さらに、コネクタ37には、一端がノートパソコン35に接続されたUSBケーブル38の他端が接続されている。USBケーブル38は各種信号を伝送する信号ライン(図示せず)を有する他、ノートパソコン35の電源を供給するための電源ライン(図示せず)を備えている。
そして、第2箱体22内に導かれた電源ライン15aは、ノートパソコン35の電源から発光ダイオード19に給電可能にコネクタ37に接続されている。
そして、第2箱体22内に導かれた電源ライン15aは、ノートパソコン35の電源から発光ダイオード19に給電可能にコネクタ37に接続されている。
また、ノートパソコン35は、各種データを表示するためのモニタ35a、演算手段としての第2CPU(図示せず)、第2CPUが演算する際のワーキングスペースの使用される第2RAM(図示せず)、第2CPUが信号処理部30から受信された信号を処理して撮影手段16で撮影された画像をモニタ35aに表示するためのプログラムが格納された第2ROM(図示せず)などを有している。
即ち、信号処理部30は、撮像素子18から入力された信号を、ノートパソコン35で読み取り可能に信号変換し、ノートパソコン35では、信号処理部30からの受信信号を基に撮影手段が撮影した画像をモニタ35aに表示するようになっている。
上記のように構成された撮影装置1の動作について説明する。
例えば、図1、図2、及び図4に示されるように、フレキシブルチューブ2が直線状に伸びた状態にあるときについて説明する。
回動操作部26aを操作して、第2回動部材24を図1中、時計回りに回動させる。このとき、図4からも明らかなように、第2回動部材24の回動トルク(動力)は、ワイヤ28を介して第1回動部材8に伝達されるので、第1回動部材8が第2回動部材24の回動に連動して時計回りに回動する。これにより、第2回動部材24の外周面に連結されたカメラヘッド部13も時計回りに回動する。
例えば、図1、図2、及び図4に示されるように、フレキシブルチューブ2が直線状に伸びた状態にあるときについて説明する。
回動操作部26aを操作して、第2回動部材24を図1中、時計回りに回動させる。このとき、図4からも明らかなように、第2回動部材24の回動トルク(動力)は、ワイヤ28を介して第1回動部材8に伝達されるので、第1回動部材8が第2回動部材24の回動に連動して時計回りに回動する。これにより、第2回動部材24の外周面に連結されたカメラヘッド部13も時計回りに回動する。
そして、第2回動部材24が所定の角度回動したところで、第1の抑え部材10が第1嵌合溝8bの一方の側壁面に当接し、第2回動部材24の回動が規制されるようになっている。前述したように、第1嵌合溝8bは、第1回動部材8の外周面に、周方向に所定の角度の範囲にわたって形成されているが、ここでは、所定の角度は45°程度となっている。即ち、カメラヘッド部13の可動角度範囲が45°程度となっている。
次いで、回動操作部26aを操作して、第2回動部材24を反時計回りに回動させた場合も、第2回動部材24の回動トルクがワイヤ28を介して第1回動部材8に伝達されるので、第1回動部材8が第2回動部材24の回動に連動して反時計回りに回動する。これによりカメラヘッド部13も反時計回りに回動する。
以上をまとめれば、第1回動部材8を回動させるための動力が、第2回動部材24を回動させることで発生され、ワイヤ28が発生した動力を第1回動部材8に伝達して第1回動部材8を回動させることにより、カメラヘッド部13を回動させている。
以上をまとめれば、第1回動部材8を回動させるための動力が、第2回動部材24を回動させることで発生され、ワイヤ28が発生した動力を第1回動部材8に伝達して第1回動部材8を回動させることにより、カメラヘッド部13を回動させている。
なお、フレキシブルチューブ2が直線状に伸ばした状態にあるときについて説明したが、前述したように、ワイヤ28は、フレキシブルチューブ2を湾曲させても、フレキシブルチューブ2の湾曲形状に応じて弾性変形する。この状態でも、第2回動部材24を回動させることにより、同様にカメラヘッド部13を回動させることができる。
次いで、このように構成された撮影装置1を用いた排水管内の撮影動作を図面を参照しつつ説明する。
図5はこの発明の一実施例の形態を示す撮影装置による排水管内の撮影動作の一例を説明する図、図6はこの発明の一実施例の形態を示す撮影装置による排水管内の撮影動作の他の一例を説明する図である。
まず、地中に埋設されたL字型の排水管内を撮影する場合について、図5を参照しつつ説明する。
予め、一端がノートパソコン35に接続されたUSBケーブル38の他端が第2箱体22に配設されたコネクタ37に接続されて、ノートパソコン35は発光ダイオード19に電源を供給するとともに、信号処理部30からの出力信号を受信可能になっている。
図5はこの発明の一実施例の形態を示す撮影装置による排水管内の撮影動作の一例を説明する図、図6はこの発明の一実施例の形態を示す撮影装置による排水管内の撮影動作の他の一例を説明する図である。
まず、地中に埋設されたL字型の排水管内を撮影する場合について、図5を参照しつつ説明する。
予め、一端がノートパソコン35に接続されたUSBケーブル38の他端が第2箱体22に配設されたコネクタ37に接続されて、ノートパソコン35は発光ダイオード19に電源を供給するとともに、信号処理部30からの出力信号を受信可能になっている。
排水管40は、一端側が地面39に開口し、長さ方向が鉛直方向に一致する流入部40aと、流入部40aから略垂直に屈曲して延在し、流入部40aから流入した排水を所定方向に導く案内部40bと、を有している。ここでは、流入部40a近傍の案内部40bの部位を撮影する場合について述べる。
そして、カメラヘッド部13を流入部40aの一端側の開口から挿入し、案内部40bに配置させる。カメラヘッド部13を案内部40bに配置させる作業は、ノートパソコン35のモニタ35aに表示される排水管40内の映像を見ながら行える。また、レンズ17が、案内部40bの流入部40aからの延出端側に向くように、予めフレキシブルチューブ2のカメラヘッド部13側を湾曲させておく。
そして、カメラヘッド部13を流入部40aの一端側の開口から挿入し、案内部40bに配置させる。カメラヘッド部13を案内部40bに配置させる作業は、ノートパソコン35のモニタ35aに表示される排水管40内の映像を見ながら行える。また、レンズ17が、案内部40bの流入部40aからの延出端側に向くように、予めフレキシブルチューブ2のカメラヘッド部13側を湾曲させておく。
即ち、フレキシブルチューブ2が自由に湾曲された姿勢を保持可能であるので、レンズ17が撮影対象に対しておおよそ向いた状態で、カメラヘッド部13を保持することが可能である。これにより、撮影対象に対し、カメラヘッド部13を大きく回動させることなくレンズ17を撮影対象に向けることが可能になる。
そして、ノートパソコン35のモニタ35aに表示される排水管40内の映像を確認しながら、回動操作部26aの回動操作により第2回動部材24を回動させ、所望の案内部40b内の部位がモニタ35aに表示されたところで回動操作部26aの回動操作を停止する。これにより、所望の案内部40b内の部位を、モニタ35aで目視しながら確認できる。
次に、撮影装置1を用いて便器の排水管内を撮影する場合について、図6を参照しつつ説明する。
まず、便器42の排水管43の内部を撮影する場合、レンズ17が、排水管43の流路の奥側に向けられるように、予めフレキシブルチューブ2を湾曲させておく。さらに、カメラヘッド部13の向きを調整して、カメラヘッド部13を排水管43内を撮影可能に配置したところで、回動操作部26aの回動操作により第2回動部材24を回動させ、所望の排水管43内の部位がモニタ35aに表示されたところで回動操作部26aの回動操作を停止する。これにより、所望の排水管43内の部位をモニタ35aで目視しながら確認できる。
また、仮に便器42の排水管43が水で満たされていても、筐体14の第1箱体6への挿通部の液密性、及び第1箱体6とフレキシブルチューブ2との連結部の液密性が保たれているので、筐体14内、第1箱体6内、及びフレキシブルチューブ2内に水が浸入することはない。
この実施の形態によれば、ヘッド連結機構5が、湾曲状態を保持可能なフレキシブルチューブ2の一端に連結された第1箱体6、及び第1箱体6に第1回動軸7の軸まわりに回動可能に配設した第1回動部材8で構成され、また、撮影手段16を有するカメラヘッド部13が、第1回動部材8の回動に連動して回動するように第1回動部材8に連結されている。さらに、遠隔操作機構21が、フレキシブルチューブ2の他端に連結された第2箱体6、及び第2箱体6に第2回動軸23の軸まわりに回動可能に配設した第2回動部材24で構成され、ワイヤ28が、第2回動部材24の回動力を第1回動部材8に伝達して、第1回動部材8を回動させるように、第1回動部材8と第2回動部材24との間に連結されている。
フレキシブルチューブ2が湾曲状態を保持可能であるので、カメラヘッド部13を撮影対象に対しておおよその向きに向けることができ、さらに、第2回動部材24の回動に連動して、第1回動部材8が回動するので、第1回動部材8に連結されたカメラヘッド部13の向きを微調整することができるようになっている。このように、撮影装置1は、それぞれ簡易な構成のフレキシブルチューブ2、ヘッド連結機構5、遠隔操作機構21、及びワイヤ28によって構成され、電気制御を必要とすることなしにカメラヘッド部13の向きを手動にて調整することが可能となっている。従って、例えば屈曲した排水管などの管内の所望の部位を撮影して検査することを安価に行うことができる。
また、発光ダイオード19がカメラヘッド部13に配設されたので、暗闇の配管に対しても問題なく所望の部位の撮影が可能となる。
なお、上記実施の形態では、ワイヤ28の一端は、第1回動部材8に連結するものとして説明したが、ワイヤ28の一端は、筐体14に連結するものでもよい。即ち、ワイヤ28が、第2回動部材24で発生した回動力をカメラヘッド部に伝達して、カメラヘッド部13を第1回動部材8と一体に回動させるものでもよい。
また、第1回動部材8にカメラヘッド部13を連結し、第1回動部材8の軸まわりにカメラヘッド部13を回動させるものとして説明した。しかし、カメラヘッド部13は、第1回動部材8に代え、フレキシブルチューブ2の一端に連結した図示しないボールジョイントを介して連結してもよい。この場合、例えば、3本以上の動力伝達手段としての複数の線材のそれぞれの一端を、互いの間の離間方向がフレキシブルチューブ2の一端の部位での周方向に一致するように、カメラヘッド部13の筐体14に連結し、複数のワイヤの他端のそれぞれを、遠隔操作機構21で、引っ張り調整可能にして、カメラヘッド部13の向きを調整可能にすればよい。これにより、カメラヘッド部13の向きの調整を3次元的に行うことができる。
管状部材は、インターロック構造のフレキシブルチューブ2であるものとして説明したが、管状部材はフレキシブルチューブ2であるものに限定されず、湾曲可能であり、かつ、湾曲形状を保持できる管状の部材であれば、その種類は問わない。
また、照明手段は発光ダイオード19であるものとして説明したが、照明手段は発光ダイオードであるものに限定されず、探照灯などを用いるものでもよい。
また、第1固定部材及び第2固定部材はそれぞれ第1箱体6及び第2箱体22であるものとして説明した。しかし、第1固定部材及び第2固定部材は、液密性を保つ必要がなければ、箱形状のものに限定されず、第1回動部材8や第2回動部材24を支持可能な形状であればよい。
1 撮影装置、2 フレキシブルチューブ(管状部材)、5 ヘッド連結機構、6 第1箱体(第1固定部材)、8 第1回動部材(回動機構)、13 カメラヘッド部、19 発光ダイオード(照明手段)、21 遠隔操作機構、22 第2箱体(第2固定部材)、24 第2回動部材(動力発生手段)、28 ワイヤ(動力伝達手段)。
Claims (5)
- 湾曲可能であり、かつ、湾曲状態を保持可能な管状部材と、
上記管状部材の一端に連結された第1固定部材、及び該第1固定部材に配設された回動機構を有するヘッド連結機構と、
撮影手段を有し、上記回動機構に連結されて該回動機構の回動に連動して回動するカメラヘッド部と、
上記管状部材の他端に連結された第2固定部材、及び該第2固定部材に配設され、上記回動機構を回動させる動力を発生させる動力発生手段を有する遠隔操作機構と、
上記管状部材に挿通されて一端が上記回動機構又は上記カメラヘッド部に連結され、他端が上記動力発生手段に連結され、該動力発生手段で発生した動力を上記回動機構又は上記カメラヘッド部に伝達して上記カメラヘッド部を回動させる動力伝達手段と、
を備えることを特徴とする撮影装置。 - 上記回動機構は、上記第1固定部材に固定された軸回りに回動可能に配設された第1回動部材であることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
- 上記動力発生手段は、上記第2固定部材に固定された軸回りに回動可能に配設された第2回動部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の撮影装置。
- 上記動力伝達手段は、上記管状部材の湾曲状態に応じて変形する弾性を有するワイヤであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮影装置。
- 照明手段が、上記カメラヘッド部の周囲を照射可能に該カメラヘッド部に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の撮影装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101056190B1 (ko) | 2011-04-08 | 2011-08-11 | 유한회사 엔젤시스템 | Cctv용 카메라의 각도 조절장치 |
JP2011209611A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Toshiba Teli Corp | 吊下式カメラ装置 |
WO2013051168A1 (ja) * | 2011-10-03 | 2013-04-11 | Serendipity株式会社 | 撮像装置および硬性内視鏡 |
-
2008
- 2008-01-18 JP JP2008009569A patent/JP2009169283A/ja active Pending
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