JP2009169025A - 撮像装置およびデジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】ライブビュー撮像モードが利用可能であり、ライブビュー撮像モードの際の高速な合焦動作を実現しつつ、利便性を向上させることが可能なデジタルカメラを提供する。
【解決手段】表示部36により、ライブビュー撮像モードが利用可能となる。また、このライブビュー撮像モードの際に、撮像装置1内で生成される2つの視差画像間DR,DLの位相差を検出して撮像レンズ11の駆動距離xを算出すると共に、この算出された駆動距離xを用いて撮像レンズ11の合焦動作を行う。これにより、ライブビュー撮像モードの際にも、位相差AFを利用した合焦動作が実現可能となる。また、従来の問題点も回避されるため、利便性も向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロレンズアレイを用いた撮像装置、およびそのような撮像装置を備えたデジタルカメラに関する。
従来、一眼レフレックス(一眼レフ)デジタルカメラにおいて、撮影レンズの後方に配置された撮像素子により撮像される画像をリアルタイムに画像表示用LCD(Liquid Crystal Display)へ映し出すライブビュー表示(スルー表示)を可能にする方法が提案されている。例えば特許文献1には、可動ミラーを撮影光学系の光路から退避させると共に撮像素子の前面に配置されたシャッタを開放状態にした状態で、被写体像を撮像素子に投影させることにより、その映像を画像表示用LCDに表示するようにしたデジタルカメラが提案されている。なお、このデジタルカメラでは、ライブビュー表示状態において、光学ファインダは使えない状態になっている。
また、例えば特許文献2には、一眼レフデジタルカメラにおいてハーフミラーで構成された可動ミラーを用いることにより、被写体像の観察モードとして、光学ファインダによる観察モード(ファインダ観察モード)と、画像表示用LCDを用いた観察モード(ライブビュー表示モード)とを切り換え可能にしたものが開示されている。このデジタルカメラでは、ライブビュー表示モード時、可動ミラーが撮影光学系の光路から退避されるようになっている。
なお、このようなライブビュー表示モードについては、他にも例えば特許文献3などにも開示されている。
特開2001−272593号公報 特開2001−186401号公報 特開2007−142868
しかしながら、上述した特許文献1および特許文献2に開示されたデジタルカメラでは、ライブビュー表示モードのもとでのAF(合焦)動作時に、上記のように測距用の光路を持てないため、いわゆる位相差AFを利用することができない。したがって、撮像素子で取り込まれた画像情報を用いたコントラスト方式による合焦動作となる。ところが、このコントラスト方式による合焦動作では合焦速度が遅くなるため、従来のレンズ交換式の一眼レフカメラの持ち味である、タイムラグが少ないという利点が著しく損なわれてしまうことになる。
また、上述した特許文献3に開示されたデジタルカメラでは、ライブビュー表示時と測距時との間でミラーの切り替えが必要となるため、振動が生じてしまうなどの問題があった。
なお、銀塩式一眼レフカメラでは、クイックリターンミラー(可動ミラー)の代わりにペリクル薄膜固定式ハーフミラーを用いることにより、被写体光線を、光学ファインダ側とフィルム側とへ分離して導くようにしたものが提案されている。この銀塩式一眼レフカメラによれば、クイックミラーの動作時間を削ることができるため、AF導光ミラーおよびシャッタ動作のみの機構により、高速速写が可能となる。
そこで、この方式をデジタルカメラに適用する場合を考えると、ペリクル薄膜固定式ハーフミラーを用いて被写体光線を透過光線と反射光線とに分離し、一方の光線を位相差AFに利用すると共に他方の光線を撮像素子に導くようにすれば、常時開状態のシャッタを用いることにより、ライブビュー表示モードによるリアルタイムの画像表示を実現しつつ、合焦動作時に位相差AFの利用が可能となる。
しかしながら、この構成(ハーフミラーを用いた構成)では光学ファインダによる観測(ファインダ観察モード)時、ライブビュー表示機能を使用していないときでも光学ファインダ側への入射光量が落ちてしまうことから、光学ファインダから観察する被写体像が暗くなり、使いにくい場合が生じる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ライブビュー表示モードを利用した撮像モード(ライブビュー撮像モード)が利用可能であり、ライブビュー撮像モードの際の高速な合焦動作を実現しつつ利便性を向上させることが可能なデジタルカメラ、およびそのようなデジタルカメラに用いられる撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、撮像光学系を含んで構成された撮像装置と、この撮像装置により得られる撮像データに基づき被写体の撮像画像を表示する表示手段とを含んで構成されたデジタルカメラに適用されるものであって、撮像光学系としての撮像レンズおよびマイクロレンズアレイ部と、受光した光に基づいて撮像データを取得する撮像素子と、測距手段と、この測距手段により算出された駆動距離を用いて撮像レンズの合焦動作を行う合焦手段と、切替手段とを備えたものである。ここで、上記測距手段は、撮像素子により得られた撮像データに基づいて画像処理を行うことにより、撮像レンズの合焦動作の際の撮像レンズの駆動距離を算出するものである。また、上記切替手段は、少なくとも撮像レンズの合焦動作の際には、マイクロレンズアレイ部による撮像光学系としての機能を発揮させるようにマイクロレンズアレイの機能の切替動作を行うものである。また、上記マイクロレンズアレイ部は、撮像素子の複数の撮像画素に対して1つのマイクロレンズを有するようになっている。
本発明のデジタルカメラは、上記撮像装置と、上記表示手段とを備えたものである。
本発明の撮像装置およびデジタルカメラでは、表示手段により、表示された被写体像の撮像画像を見て撮像を行うライブビュー撮像モードが利用可能となる。また、切替手段によって、少なくとも撮像レンズの合焦動作の際には、撮像装置内のマイクロレンズアレイ部による撮像光学系としての機能が発揮されるように切替動作がなされることにより、撮像装置ではライブビュー撮像モードの際に、撮像レンズによる被写体像がマイクロレンズアレイ部上に結像すると共にこのマイクロレンズアレイ部へ入射した光線が撮像素子へ到達し、各マイクロレンズに対応する複数の撮像画素で受光されることにより、光の進行方向の情報を含んだ撮像データが得られる。ここで、測距手段では、この撮像データ基づいて画像処理がなされることにより、撮像レンズの合焦動作の際の撮像レンズの駆動距離が算出され、この算出された移動距離を用いて、合焦手段により撮像レンズの合焦動作がなされる。すなわち、ライブビュー撮像モードの際にも、撮像データに基づく画像処理により、位相差AFを利用した合焦動作が可能となる。また、従来のように、観察光学系による観察時に観察光学系側への入射光量が減少したり、ライブビュー表示時と測距時との間でのミラーの切り替えによる振動が発生したりすることもない。
本発明の撮像装置およびデジタルカメラでは、上記切替手段が、撮像レンズの合焦動作の際には、マイクロレンズアレイ部による撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、マイクロレンズアレイ部による撮像光学系としての機能を発揮させないように、マイクロレンズアレイ部の機能の切替動作を行うようにしてもよい。このように構成した場合、撮像動作時の撮像光学系が撮像レンズのみとなるため、この撮像素子による被写体像が撮像素子上に直接結像することとなる。したがって、撮像素子により得られる撮像データが上記したような光の進行方向の情報を含まないものとなるため、そのような情報を含んでいる場合と比べ、撮像動作により得られる撮像画像が、高解像度のものとなる。
本発明のデジタルカメラでは、撮像光学系からの被写体像を観察するための観察光学系と、この観察光学系の光入射側または撮像光学系の光路上に挿脱自在に設けられた可動ミラーと、撮像装置における撮像モードに応じた合焦動作および撮像動作に従って可動ミラーを駆動するミラー駆動手段とを備えると共に、上記可動ミラー駆動手段が、表示手段により表示された被写体の撮像画像を見て撮像を行うライブビュー撮像モードでは、撮像レンズの合焦動作および撮像動作の際に、可動ミラーを観察光学系の光入射側の光路上に配置させる一方、観察光学系により被写体像を観察して撮像を行うファインダ観察撮像モードでは、撮像レンズの合焦動作の際には可動ミラーを撮像光学系の光路上に配置させると共に、撮像動作の際には前記可動ミラーを前記観察光学系の光入射側の光路上に配置させるようにしてもよい。このように構成した場合、ミラー駆動手段によって、撮像装置による撮像モードに応じた合焦動作および撮像動作に従って可動ミラーが光路上に適切に挿脱されることにより、観察光学系により被写体像を観察して撮像を行うファインダ観察撮像モードと、表示手段により表示された被写体像の撮像画像を見て撮像を行うライブビュー撮像モードとが、利用可能となる。すなわち、ファインダ観察モードでは、撮像レンズの合焦動作の際には可動ミラーが撮像光学系の光路上に配置されることにより、観察光学系を利用して被写体像の観察および位相差AFによる合焦動作が可能となる一方、撮像動作の際には可動ミラーが観察光学系の光入射側の光路上に配置されることにより、撮像装置の撮像光学系を利用して撮像動作がなされる。また、ライブビュー撮像モードでは、撮像レンズの合焦動作および撮像動作の際に、可動ミラーが観察光学系の光入射側の光路上に配置されることにより、撮像装置および表示手段を利用した被写体像の撮像画像の視認(ライブビュー表示)が可能となると共に、撮像装置の撮像光学系を利用した合焦動作および撮像動作が可能となる。
本発明の撮像装置またはデジタルカメラによれば、表示手段によって、ライブビュー撮像モードを利用することが可能となる。また、ライブビュー撮像モードの際に、撮像素子により得られる撮像データに基づいて撮像レンズの駆動距離を算出すると共に、この算出された駆動距離を用いて撮像レンズの合焦動作を行うようにしたので、ライブビュー撮像モードの際にも位相差AFを利用した合焦動作を行うことができ、ライブビュー撮像モードの際の高速な合焦動作を実現することが可能となる。また、従来のように、観察光学系による観察時に観察光学系側への入射光量が減少したり、ライブビュー表示時と測距時との間でのミラーの切り替えによる振動が発生したりすることもないので、従来よりも利便性を向上させることが可能となる。よって、ライブビュー撮像モードが利用可能となると共に、このライブビュー撮像モードの際の高速な合焦動作を実現しつつ、利便性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラ(デジタルカメラ3)の要部構成を断面図で表したものである。このデジタルカメラ3は、いわゆる一眼レフレックス(一眼レフ)デジタルカメラであり、筐体30の内部に、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置(撮像装置1)と、可動ミラー31と、図示しないミラー駆動部(後述するミラー駆動部310)と、ペンタプリズム32と、集光レンズ33と、接眼レンズ34と、ファインダ35と、表示部36と、図示しない表示駆動部(後述する表示駆動部360)とを備えている。なお、ペンタプリズム32、集光レンズ33、接眼レンズ34およびファインダ35は、デジタルカメラ3の観察光学系(以下説明する撮像光学系からの被写体像を観察するための光学系)を構成している。
撮像装置1は、被写体(撮像対象物)を撮像して撮像データを出力するものである。この撮像装置1は、開口部100を有する開口絞り10と、デジタルカメラ3の撮像光学系としての撮像レンズ11およびマイクロレンズアレイ12と、撮像素子13とを含んで構成されている。なお、撮像装置1の詳細構成については後述する。
可動ミラー31は、図示しないミラー駆動部(後述するミラー駆動部310)により、上記した観察光学系の光入射側または撮像光学系の光路上に挿脱自在となるように配置されている。具体的には、詳細は後述するが、図1に示したようなペンタプリズム32と撮像装置1との間の光路上(ペンタプリズム32の下部)、またはマイクロレンズアレイ12の光入射側(撮像レンズ11とマイクロレンズアレイ12との間の光路上)に配置されるようになっている。なお、この可動ミラー31は、入射光線を全反射させることが可能な材料(例えば、アルミ増反射コーティングやマルチコーティングなど)により構成される。
ペンタプリズム32は、入射光を90度の角度で反射させて出射することにより、入射光をファインダ35の方向へと導くためのプリズムである。集光レンズ33は、ペンタプリズム32からの入射光を集光するためのレンズであり、接眼レンズ34は、ファインダ35を介して、撮影者の片方の目(後述する片方の目E)において実際に観察するためのレンズである。
表示部36は、撮像装置1により得られる撮像データに基づき、図示しない表示駆動部(後述する表示駆動部360)による表示駆動に従って、被写体像を表示するものである。これにより詳細は後述するが、例えば図2に示したように、この表示部36により被写体像を表示すること(ライブビュー表示)が可能となると共に、この表示部36により表示された被写体像を見て撮像を行うライブビュー撮像モードが可能となっている。また、表示部36では、このようなライブビュー撮像モードや、ファインダ35により被写体像を観察して撮像を行うファインダ観察撮像モードを用いて、図中のシャッタボタン37を押すことにより撮像された撮像画像を表示することもできるようになっている。なお、表示部35は、例えば、液晶パネルや有機ELパネルなどを含んで構成される。
次に、図3〜図7を参照して、撮像装置1の詳細構成について説明する。図3は、撮像装置1の全体構成を、デジタルカメラ3の筐体30内に設けられた前述のミラー駆動部310および表示駆動部360と共に表したものである。
この撮像装置1は、被写体(撮像対象物)2を撮像して撮像データDoutを出力するものであり、被写体2の側から、開口絞り10と、撮像レンズ11と、撮像ユニット15とを備えている。撮像装置1はまた、画像処理部14と、撮像素子駆動部161と、撮像レンズ駆動部162と、制御部17と、位相差検出部191と、距離情報算出部192とを備えている。
開口絞り10は、撮像レンズ11の光学的な開口絞りである。この開口絞り10は、例えば図中に示したように、その中央部に一つの円形の開口部100を有している。これにより、詳細は後述するが、開口絞り10を通過した全ての光線が、その進行方向に関する情報を保持するようになっている。
撮像レンズ11は、被写体を撮像するためのメインレンズであり、例えば、ビデオカメラやスチルカメラ等で使用される一般的な撮像レンズにより構成される。
撮像ユニット部15は、撮像を行う際の撮像機能を担う部分であり、マイクロレンズアレイ12と、撮像素子13と、一対のバイメタル181A,181Bとを含んで構成されている。なお、この撮像ユニット部15の詳細構成については、後述する。
撮像素子駆動部161は、撮像素子13を駆動してその受光動作の制御を行うものである。
画像処理部14は、ライブビュー撮像モードの際などに、撮像素子13で得られた撮像データに対して所定の画像処理(並び替え処理を含む画像処理)を施すことにより、撮像データDoutを生成し出力するものである。具体的には、例えば「Light Field Photography」と呼ばれる手法を用いた演算処理を行い、これにより任意の視点からの観察画像や任意の焦点からの観察画像を再構築できるようになっている。なお、この画像処理部14の処理動作の詳細については、後述する。
位相差検出部191は、撮像素子13により得られた撮像データに対して、上記画像処理部14と同様にして所定の画像処理(並び替え処理を含む画像処理)を施すことにより、互いに視差の異なる2つの視差画像(2つの視点からの観察画像)を生成する(再構築する)と共に、これら2つの視差画像間の位相差を検出するものである。なお、この位相差検出部191の処理動作の詳細については、後述する。
距離情報算出部192は、位相差検出部191により検出された2つの視差画像間の位相差を用いて、撮像レンズ11の合焦動作の際の撮像レンズ11の駆動距離を算出するものである。なお、この距離情報算出部192の処理動作の詳細については、後述する。
なお、これら位相差検出部191および距離情報算出部192が、本発明における「測距手段」の一具体例に対応する。
撮像レンズ駆動部162は、距離情報算出部192により算出された駆動距離を用いて撮像レンズ11を光軸方向に平行移動させる(駆動する)ことにより、撮像レンズ11の合焦動作を行うものである。撮像レンズ駆動部162は、例えばDCモータなどにより構成される。なお、この撮像レンズ駆動部162が、本発明における「合焦手段」の一具体例に対応する。
ミラー駆動部310は、撮像装置1における撮像モードに応じた合焦動作および撮像動作に従って、前述の可動ミラー31を駆動するものである。なお、このミラー駆動部310の詳細動作については、後述する。
表示駆動部360は、撮像素子13により得られた撮像データ、または画像処理部14による画像処理後の撮像データ(前述の再構築画像を構成する撮像データ)に基づく撮像画像が表示部36に表示されるように、表示部36の表示駆動を行うものである。
制御部17は、画像処理部14、撮像素子駆動部161、ミラー駆動部310、表示駆動部360および後述する撮像ユニット15内の熱供給部(熱供給部182A,182B)の動作を制御するものである。具体的には、撮像素子駆動部161の駆動動作を適宜制御すると共に、詳細は後述するが、撮像装置1における撮像モードに応じた合焦動作および撮像動作に従って、画像処理部14、撮像ユニット15(具体的には、後述する熱供給部182A,182B)、ミラー駆動部310および表示駆動部360の動作を制御するようになっている。なお、制御部17は、例えばマイクロコンピュータなどにより構成される。
ここで、図4〜図7を参照して、撮像ユニット部15の詳細構成について説明する。この撮像ユニット部15には、図4に示したように、筐体150内に、マイクロレンズアレイ12、撮像素子13、バイメタル181A,181Bおよび熱供給部182A,182Bが配置されている。
マイクロレンズアレイ12は、例えば図5に示したように、複数のマイクロレンズ12−1をマトリクス状に2次元配列したものであり、光軸方向に沿って撮像素子13と互いに近接(好ましくは密着)するように配置されている。また、このマイクロレンズアレイ12は、図3に示したように、後述するライブビュー撮像モード時に、撮像レンズ11の焦点面(図3中の符号f1は、撮像レンズ11の焦点距離を表している)に配置されるようになっている。なお、各マイクロレンズ12−1は、その平面形状が円形となっており、固体レンズや液晶レンズ、液体レンズ、回折レンズなどにより構成される。
撮像素子13は、マイクロレンズアレイ12からの光を受光して撮像データを取得するものである。この撮像素子13は、図3に示したように、後述するライブビュー撮像モード時に、マイクロレンズアレイ12の焦点面(図中の符号f2は、マイクロレンズアレイ12の焦点距離を表している)に配置されるようになっている。なお、撮像素子13は、マトリクス状に2次元配列された複数のCCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などの2次元撮像素子などにより構成される。
このような撮像素子13の受光面(マイクロレンズアレイ12側の面)には、M×N(M,N:整数)個の撮像画素(後述する画素P)がマトリクス状に2次元配置され、複数の画素Pに対してマイクロレンズアレイ12内の1つのマイクロレンズ12−1が割り当てられるようになっている。この受光面上の画素Pの個数は、例えば、M×N=3720×2520=9374400個である。ここで、各マイクロレンズ12−1に割り当てられる画素数(m×n)は、再構築画像の任意の視野での分解能と関連しているため、これらm,nの値が大きくなるに従って、再構築画像の任意の視野での分解能が高くなる。一方、(M/m),(N/n)は、再構築画像の画素数(解像度)と関連しているため、これら(M/m),(N/n)の値が大きくなるに従って、再構築画像の画素数が高くなる。したがって、再構築画像の任意の視野での分解能と画素数とはトレードオフの関係となっている。
なお、撮像素子13の受光面上に、例えば図示しないカラーフィルタを、撮像画素(後述する画素P)単位で2次元配置するようにしてもよい。カラーフィルタとしては、例えば、赤(R)、緑(G)および青(B)の3原色のカラーフィルタ(赤色カラーフィルタ、緑色カラーフィルタおよび青色カラーフィルタ)がR:G:B=1:2:1の比率で市松状に配置されたBayer配列のカラーフィルタ(原色フィルタ)を用いることができる。このようなカラーフィルタを撮像素子13の受光面上に設けるようにすれば、撮像素子13により得られた撮像データを、カラーフィルタの色に対応した複数の色(この場合、3原色)の画素データ(カラーの画素データ)とすることができる。
バイメタル181A,181Bはそれぞれ、図4に示したように、マイクロレンズアレイ12または撮像素子13の端部に配置されている。これらバイメタル181A,181Bは、例えば図6(A)に示したように、互いに熱膨張率の異なる2つの金属板181A1,181A2が積層されてなり、それらの端部が支持部181A0によって支持されるようになっている。なお、金属板181A1は、例えばインバー(鉄とニッケルとの合金)などにより構成され、金属板181A2は、例えば、鉄とニッケルとの合金にマンガンやクロム、銅などを添加した合金などにより構成される。
熱供給部182A,182Bはそれぞれ、バイメタル181A,181Bの近傍、具体的には、熱膨張率がより高い金属板側(この場合、金属板181A2等のマイクロレンズアレイ12とは反対側)の近傍に配置されている。このような構成により、例えば図6(B)に示したように、バイメタル181A,181Bに対して熱供給部182A,182Bからそれぞれ所定の熱量Qが供給されると、2つの金属板の熱膨張率の違いに起因してバイメタル181A,181Bの形状が変化し、より熱膨張率の小さい金属板側(例えば、金属板181A1等の側)にバイメタル181A,181Bが反るようになっている。なお、これら熱供給部182A,182Bおよび上記バイメタル181A,181Bが、本発明における「切替手段」および「第1の駆動部」の一具体例に対応する。
このようにして、撮像ユニット部15では、以下のようなマイクロレンズアレイ12の機能の切替動作がなされるようになっている。すなわち、熱供給部182A,182Bからバイメタル181A,181Bへの熱供給の有無(または熱供給量の大きさ)に応じてバイメタル18A,18Bの形状が変化することにより、マイクロレンズアレイ12が光軸方向に変位するようになっている。
具体的には、熱供給部182A,182Bからバイメタル181A,181Bへ熱供給がなされていない場合、図6(A)に示したようにバイメタル181A,181Bの形状は変化しないため、例えば図7(A)に示したように、マイクロレンズアレイ12および撮像素子13は互いに近接(または密着)したままとなる。したがって、撮像レンズ11からの入射光はマイクロレンズアレイ12において屈折されず、そのまま撮像素子13へ到達することになるため、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮されなくなる。
一方、熱供給部182A,182Bからバイメタル181A,181Bへ熱供給がなされている場合、図6(B)に示したようにバイメタル181A,181Bの形状が変化して反り生じるため、例えば図7(B)中の符号P1で示したように、マイクロレンズアレイ12が光軸方向に沿って撮像素子13とは反対側(撮像レンズ11側)に変位し、これによりマイクロレンズアレイ12と撮像素子13との間の相対距離が変化し、マイクロレンズアレイ12が筐体150に近接(または密着)するようになっている。また、このようにマイクロレンズアレイ12が筐体150に近接(または密着)する位置となった場合、前述(図3)のようにマイクロレンズアレイ12と撮像素子13との間の相対距離がマイクロレンズアレイ12の焦点距離f2と一致(または略同一)となるように設定されていることにより、撮像レンズ11からの入射光がマイクロレンズアレイ12において屈折され、撮像素子13上に集光するようになるため、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮されるようになる。
次に、図8〜図19を参照して、本実施の形態のデジタルカメラ3および撮像装置1の作用および効果について詳細に説明する。ここで、図8は、デジタルカメラ3による撮像処理を流れ図で表したものである。
まず、ユーザによって、ライブビュー撮像モード(表示部36により表示された被写体像を見て撮像を行う撮像モード)を利用するか否かが選択されることにより、制御部17は、ライブビュー撮像モードを実行するか否かを判断する(図8のステップS101)。実行すると判断した場合(ステップS101:Y)、以下のステップS102〜S109,S117によるライブビュー撮像モードがなされる一方、実行しないと判断した場合(ステップS101:N)、以下のステップS110〜S117によるファインダ観察撮像モード(ファインダ35により被写体像を観察して撮像を行う撮像モード)がなされることとなる。
(ライブビュー撮像モード)
最初に、図8〜図17を参照して、ライブビュー撮像モードによる撮像処理について説明する。まず、制御部17は、撮像ユニット15内の熱供給部182A,182Bの動作を制御することにより、図7(B)および図9に示したように、マイクロレンズアレイ12を光軸方向に沿って変位させ、マイクロレンズアレイ12と撮像素子13との間の相対距離がマイクロレンズアレイ12の焦点距離f2と一致(または略同一)となるように駆動する(撮像素子と離すようにする)(ステップS102)。これにより、撮像レンズ11からの入射光がマイクロレンズアレイ12において屈折され、撮像素子13上に集光するようになり、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮されるようになる。次に、制御部17は、ミラー駆動部310の動作を制御することにより、図9に示したように、可動ミラー31が、ペンタプリズム32と撮像装置1との間の観察光学系の光路上(ペンタプリズム32の下部)に配置されるようにする(メインミラーアップ)(ステップS103)。そして図9に示したように、このような撮像レンズ11およびマイクロレンズアレイ12を撮像光学系として撮像素子13により撮像データを取得すると共に、この撮像素子13により得られた撮像データまたは以下説明する画像処理部14による画像処理後の撮像データに基づいて表示駆動部360が表示駆動を行うことにより、例えば図2に示したような、表示部36を用いたライブビュー表示がなされる(ステップS104)。
ここで、図10および図11を参照して、撮像レンズ11およびマイクロレンズアレイ12を撮像光学系とした撮像動作、ならびに画像処理部14において行われる画像処理(並び替え処理を含む画像処理)の一例(「Light Field Photography」)について説明する。
ステップS104において、撮像装置1では、撮像レンズ11による被写体2の像は、例えば図5に示したような各マイクロレンズ12−1の形状(円形状)に応じて、マイクロレンズアレイ12上に結像する。そして、マイクロレンズアレイ12への入射光線がこのマイクロレンズアレイ12を介して撮像素子13へ到達し、例えば図10に示したように、開口絞り10の円形状が投影された受光領域13−1において受光がなされ、撮像素子13により撮像データが得られる。このとき、マイクロレンズアレイ12への入射光線は、その入射方向に応じて、撮像素子13の異なる位置で受光される。より具体的には、各マイクロレンズ12−1に割り当てられた画素Pの位置により、光線の入射方向が決定される。ここで、この各マイクロレンズ12−1に割り当てられる画素Pが配置された領域(再構築画素領域13D)が、再構築画像の一画素分に相当する。
このようにして撮像素子13で得られた撮像データは、画像処理部14へ入力する。そして画像処理部14では、この撮像データに対して所定の画像処理(例えば、任意視点演算処理やリフォーカス演算処理)が施され、これにより画像処理後の撮像データDoutが、撮像装置1の出力データ(再構築画像の画像データ)として出力される。具体的には、例えば図11に示したように、撮像レンズ11の撮像レンズ面上において直交座標系(u,v)を、撮像素子13の撮像面上において直交座標系(x,y)をそれぞれ考え、撮像レンズ11の撮像レンズ面と撮像素子13の撮像面との距離をFとすると、撮像レンズ11および撮像素子13を通る光線L1は、4次元関数L(x,y,u,v)で表されるため、光線の位置情報に加え、光線の進行方向が保持された状態で撮像素子13に記録される。すなわち、各マイクロレンズ12−1に割り当てられた複数の画素Pの配置により、光線の入射方向が決まることとなる。
次に、このようなライブビュー表示がなされている状況下、制御部17は、ユーザによる測距指示(撮像レンズ11の合焦動作の際に用いられる、撮像レンズ11の駆動距離の算出処理の指示)の有無を判断する(ステップS105)。そのような測距指示がないと判断した場合には(ステップS105:N)、後述するステップS109へと進む一方、測距指示があったと判断した場合には(ステップS105:Y)、次に、位相差検出部191および距離情報算出部192によって、位相差AF(オートフォーカス)を利用した測距動作を行う(ステップS106)と共に、そのような測距動作により算出された撮像レンズ11の駆動距離を用いて、撮像レンズ駆動部162によって、撮像レンズ11の合焦動作(フォーカスレンズ駆動)を行う(ステップS107)。
ここで、図12〜図16を参照して、位相差AFを利用した測距動作および撮像レンズ11の合焦動作について、詳細に説明する。
まず、本実施の形態の撮像装置1では、例えば図12に示したように、ステップS104において撮像素子13により得られる撮像データに基づいて、位相差検出部191により、前述の画像処理部14による画像処理(並び替え処理を含む画像処理)と同様にして、撮像データに対して画像処理を施すことにより、互いに異なる2つの視差画像(2つの異なる視点による任意視点画像:図中の矢印P2で示したように、互いに異なる2つの視差による光線LR,LLによる視差画像)が生成されると共に、これら2つの視差画像間の位相差(例えば図中に示した位相差Δφのように、光線LRによる視差画像の位相φRと、光線LLによる視差画像の位相φLとの間の位相差)が検出される。
具体的には、位相差検出部191では、まず、例えば図13に示したように、光線LRによる視差画像(任意視点画像)DRと光線LLによる視差画像(任意視点画像)DLとのDisparityが、以下のようにして算出される。すなわち、例えば図13(A)に示したように、視差画像DR内の小領域の部分画像A1(中心座標:(x1,y1))を取り出すと共に、この部分画像A1と同じ小領域の部分画像B1(中心座標:(x1,y1)を視差画像DLの中から取り出し、この部分画像B1の位置を移動させつつ、以下の(1)式による画素相関値が逐次計算される。そしてこの画素相関値が最大となる位置の部分画像B1の中心点が、部分画像A1の中心点に対応する点として検出される。このときのPixelずれが、上記したDisparityに対応する。なお、このような演算処理が、小領域の部分画像A1の取り出し位置を変化させつつ、視差画像DRの全面についてなされることにより、Disparity Map(Disparityの集合)が得られる。
Figure 2009169025
次に、距離情報算出部192では、位相差検出部191により検出された2つの視差画像DR,DL間の位相差(Disparity)を用いて、例えば図14および図15に示したように、撮像レンズ11の物体側焦点面をD、撮像レンズ11の焦点距離をF、測定対象までの距離をd、Disparityを求めたときの開口部100の大きさをv、距離Dの物体を撮像したときの撮像レンズ11の像側焦点面をf、距離dの物体を撮像したときの撮像レンズ11の像側焦点面をg、距離dの物体をvの大きさの開口部100を用いて計算された(Disparity×撮像素子13の画素Pの大きさ×マイクロレンズアレイ12の一辺の長さに対する撮像素子13の画素Pの割り当て画素数)の値をhとすると、以下の(2)〜(10)式により、合焦動作の際の撮像レンズ11の駆動距離xが算出される。
すなわち、まず、相似関係により、以下の(2)式が得られると共に、図14および図15により、e=(g−f)であるため、これを(2)式に代入することにより、以下の(3)式が得られ、この(3)式により以下の(4)式が得られる。また、撮像レンズ11の結像式により、以下の(5)式および(6)式が得られるため、(5)式を(4)式に代入することにより、以下の(7)式が得られると共に、(6)式により以下の(8)式が得られる。したがって、(8)式を(7)式に代入することにより、以下の(9)式が得られるため、この(9)式中においてF,D,vの値が既知のものであれば、算出されたDisparityを用いることにより、距離dが得られる。よって、撮像レンズ11の結像式により以下の(10)式が得られるため、駆動距離xだけ撮像レンズ11が移動することにより、dの位置にある物体(被写体)がfの面に結像することになる。
(h/e)=(v/g) …(2)
{h/(g−f)}=(v/g) …(3)
(1/g)=(1/f)×{1−(h/v)} …(4)
(1/F)=(1/g)+(1/d) …(5)
(1/F)=(1/D)+(1/f) …(6)
(1/d)=(1/F)−[(1/f)×{1−(h/v)}] …(7)
f=F×{D/(D−F)} …(8)
(1/d)=(1/F)−[1/{F×D/(D−F)}×{1−(h/v)}]
…(9)
(1/F)={1/(d+x)}+{1/(f−x)} …(10)
このようにして、距離情報算出部192では、(10)式により合焦動作の際の撮像レンズ11の駆動距離xが算出される。これにより、例えば図16中の矢印P3で示したように、撮像レンズ11の合焦動作がなされる(ステップS107)。
次に、制御部17は、ユーザによる測距指示の有無を再び判断する(ステップS108)。そのような測距指示がないと判断した場合には(ステップS108:N)、ステップS109へと進む一方、測距指示があったと判断した場合には(ステップS108:Y)、ステップS106,S107における測距動作および合焦動作を再び行う。
次に、制御部17は、撮像ユニット15内の熱供給部182A,182Bの動作を制御することにより、図7(A)および図17中の矢印P4で示したように、マイクロレンズアレイ12を光軸方向に沿って変位させ、マイクロレンズアレイ12と撮像素子13とが互いに近接(または密着)するように駆動する(ステップS109)。これにより、撮像レンズ11からの入射光がマイクロレンズアレイ12において屈折されず、そのまま撮像素子13へ到達することにより、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮されなくなる。
次に、撮像装置1では、撮像レンズ11のみを撮像光学系として撮像動作がなされ(ステップS117)、撮像素子13から得られた撮像データを基に表示駆動部360により表示駆動がなされることにより、表示部36において撮像画素の表示がなされる(ステップS118)。これにより、ライブビュー撮像モードによる撮像処理が完了となる。
(ファインダ観察撮像モード)
次に、図8および図18,図19を参照して、ファインダ観察撮像モードによる撮像処理について説明する。まず、例えば図18に示したように、マイクロレンズアレイ12を光軸方向に沿って変位させ、マイクロレンズアレイ12と撮像素子13とが互いに近接(または密着)するように駆動する(ステップS110)。これにより、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮されなくなる。次に、制御部17は、ミラー駆動部310の動作を制御することにより、図18に示したように、可動ミラー31が、撮像光学系の光路上(撮像レンズ11とマイクロレンズアレイ12との間の光路上)に配置されるようにする(メインミラーダウン)(ステップS111)。これにより、図18に示したように、観察者(ユーザ)の片方の目Eによるファインダ35を利用した被写体像の観察が可能となる。
次に、このようなファインダ35を利用した被写体像の観察がなされている状況下、制御部17は、ユーザによる測距指示の有無を判断する(ステップS112)。そのような測距指示がないと判断した場合には(ステップS112:N)、後述するステップS115へと進む一方、測距指示があったと判断した場合には(ステップS112:Y)、次に、制御部17は、従来より用いられている通常の位相差AF(オートフォーカス)を利用した測距動作を行う(ステップS113)と共に、そのような測距動作により算出された撮像レンズ11の駆動距離を用いて、撮像レンズ駆動部162によって、例えば図19(A)中の矢印P5で示したように、撮像レンズ11の合焦動作(フォーカスレンズ駆動)を行う(ステップS114)。
次に、制御部17は、ユーザによる測距指示の有無を再び判断する(ステップS115)。そのような測距指示がないと判断した場合には(ステップS115:N)、ステップS116へと進む一方、測距指示があったと判断した場合には(ステップS115:Y)、ステップS113,S114における測距動作および合焦動作を再び行う。
次に、制御部17は、ミラー駆動部310の動作を制御することにより、例えば図19(B)中の矢印P6で示したように、可動ミラー31が、ペンタプリズム32と撮像装置1との間の観察光学系の光路上(ペンタプリズム32の下部)に配置されるようにする(メインミラーアップ)(ステップS116)。そして撮像装置1では、撮像レンズ11のみを撮像光学系として撮像動作がなされ(ステップS117)、撮像素子13から得られた撮像データを基に表示駆動部360により表示駆動がなされることにより、表示部36において撮像画素の表示がなされる(ステップS118)。これにより、ファインダ観察撮像モードによる撮像処理が完了となる。
このようにして本実施の形態の撮像装置1およびデジタルカメラ3では、ミラー駆動部310によって、撮像装置1による撮像モード(ライブビュー撮像モードまたはファインダ観察撮像モード)に応じた合焦動作および撮像動作に従って、可動ミラー31が光路上に適切に挿脱されることにより、ファインダ観察撮像モードとライブビュー撮像モードとが、利用可能となる。すなわち、ファインダ観察モードでは、撮像レンズ11の合焦動作の際には可動ミラー31が撮像光学系の光路上に配置されることにより、観察光学系を利用して被写体像の観察および位相差AFによる合焦動作が可能となる一方、撮像動作の際には可動ミラー31が観察光学系の光入射側の光路上に配置されることにより、撮像装置1の撮像光学系を利用して撮像動作がなされる。また、ライブビュー撮像モードでは、撮像レンズ11の合焦動作および撮像動作の際に、可動ミラー31が観察光学系の光入射側の光路上に配置されることにより、撮像装置1および表示部36を利用した被写体像の撮像画像の視認(ライブビュー表示)が可能となると共に、撮像装置1の撮像光学系を利用した合焦動作および撮像動作が可能となる。
また、バイメタル181A,181Bおよび熱供給部182A,182Bによって、少なくとも撮像レンズ11の合焦動作の際には、撮像装置1内のマイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮されるように切替動作がなされることにより、撮像装置1ではライブビュー撮像モードの際に、撮像レンズ11による被写体像がマイクロレンズアレイ12上に結像すると共にこのマイクロレンズアレイ12へ入射した光線が撮像素子13へ到達し、各マイクロレンズ12−1に対応する複数の画素Pで受光されることにより、光の進行方向の情報を含んだ撮像データが得られる。ここで、位相差検出部191および距離情報算出部192では、この撮像データ基づいて画像処理がなされることにより、互いに視差の異なる2つの視差画像DR,DLが生成されると共に、これら2つの視差画像DR,DL間の位相差Δφ(Disparity)が検出されることにより、撮像レンズ11の合焦動作の際の撮像レンズ11の駆動距離xが算出され、この算出された移動距離xを用いて、撮像レンズ駆動部162により撮像レンズ11の合焦動作がなされる。すなわち、ライブビュー撮像モードの際にも、撮像装置1内で生成される2つの視差画像DR,DLを用いることにより、位相差AFを利用した合焦動作が可能となる。
さらに、本実施の形態の撮像装置1およびデジタルカメラ3では、従来のように、観察光学系による観察時に観察光学系側への入射光量が減少したり、ライブビュー表示時と測距時との間でのミラーの切り替えによる振動が発生したりすることもない。
以上のように本実施の形態では、表示部36により、ライブビュー撮像モードが利用可能となる。また、ライブビュー撮像モードの際に、撮像装置1内で生成される2つの視差画像間DR,DLの位相差Δφ(Disparity)を検出して撮像レンズ11の駆動距離xを算出すると共に、この算出された駆動距離xを用いて撮像レンズ11の合焦動作を行うようにしたので、ライブビュー撮像モードの際にも位相差AFを利用した合焦動作を行うことができ、ライブビュー撮像モードの際の高速な合焦動作を実現することが可能となる。また、従来のように、観察光学系による観察時に観察光学系側への入射光量が減少したり、ライブビュー表示時と測距時との間でのミラーの切り替えによる振動が発生したりすることもないので、従来よりも利便性を向上させることが可能となる。よって、ライブビュー撮像モードが利用可能となると共に、このライブビュー撮像モードの際の高速な合焦動作を実現しつつ、利便性を向上させることが可能となる。
また、バイメタル181A,181Bおよび熱供給部182A,182Bにより、撮像レンズ11の合焦動作の際には、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能を発揮させないようにしたので、撮像動作時の撮像光学系が撮像レンズ11のみとなり、この撮像素子11による被写体像を、撮像素子13上に直接結像させることができる。よって、撮像素子13により得られる撮像データが光の進行方向の情報を含まないものとなるため、そのような情報を含んでいる場合と比べ、撮像動作により得られる撮像画像を、高解像度のものとすることが可能となる。
さらに、撮像装置1による撮像モードに応じた合焦動作および撮像動作に従って可動ミラー31を光路上に適切に挿脱させるようにしたので、ファインダ観察撮像モードとライブビュー撮像モードとの両者を利用することが可能となる。
なお、本実施の形態では、バイメタル181A,181Bおよび熱供給部182A,182Bをマイクロレンズアレイ12の撮像素子13側に配置し、熱供給がないときにマイクロレンズアレイ12が撮像光学系としての機能を発揮しないようにすると共に熱供給があるときにマイクロレンズアレイ12が撮像光学系としての機能を発揮するようにした場合について説明したが、例えば図20(A),図20(B)に示した撮像ユニット部15Aのように、逆に、バイメタル181A,181Bおよび熱供給部182A,182Bをマイクロレンズアレイ12の撮像素子13とは反対側に配置し、熱供給がないとき(図20(A))にマイクロレンズアレイ12が撮像光学系としての機能を発揮するようになると共に、熱供給があるとき(図20(B))に、図中の符号P7で示したように、マイクロレンズアレイ12が撮像光学系としての機能を発揮しないようにしてもよい。このように構成した場合でも、本実施の形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施の形態では、マイクロレンズアレイ12を光軸方向に変位させることにより、マイクロレンズアレイ12と撮像素子13との間の相対距離を変化させる場合について説明したが、例えば、撮像素子13を光軸方向に変位させることにより、マイクロレンズアレイ12と撮像素子13との間の相対距離を変化させるようにしてもよい。このように構成した場合でも、本実施の形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施の形態では、本発明における「切替手段」の一具体例として、マイクロレンズアレイ12または撮像素子13の端部に配置されたバイメタル181A,181Bと、これらバイメタル181A,181Bに対して熱を供給する熱供給部182A,182Bとを挙げて説明したが、これらバイメタル181A,181Bおよび熱供給部182A,182Bの代わりに、マイクロレンズアレイ12または撮像素子13の端部に配置された圧電アクチュエータ(例えば、チタン酸ジルコン酸塩(通称PZT)や、チタン酸バリウム(BaTiO)などにより構成される)と、これら圧電アクチュエータに対して電圧を供給する電圧供給部とを用いるようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図21は、本実施の形態の撮像装置(撮像装置1A)の全体構成を、本実施の形態のデジタルカメラ(後述するデジタルカメラ3A)の筐体30内に設けられたミラー駆動部310および表示駆動部360と共に表したものである。この撮像装置1Aは、第1の実施の形態の撮像装置1において、撮像装置ユニット15の代わりに、マイクロレンズアレイ12、撮像素子13および回転駆動部183を設けるようにしたものである。
マイクロレンズアレイ12は、複数のマイクロレンズ12−1をマトリクス状に2次元配列したものであり、撮像レンズ11の結像面上(図中の符号f1は、撮像レンズ11の焦点距離を表している)に配置されている。
撮像素子13は、マイクロレンズアレイ12からの光を受光して撮像データD0を取得するものであり、マイクロレンズアレイ12の焦点面(図中の符号f2は、マイクロレンズアレイ12の焦点距離を表している)に配置されている。
回転駆動部183は、例えば回転軸183Aを有するDCモータなどにより構成されており、マイクロレンズアレイ12を撮像光学系の光路上から挿脱自在となるように駆動するものである。具体的には、図中の矢印P8で示したように、マイクロレンズアレイ12を回転駆動することにより、マイクロレンズアレイ12が撮像光学系の光路上から挿脱自在となるようにしている。なお、この回転駆動部183が、本発明における「切替手段」および「第2の駆動部」の一具体例に対応する。
これにより、回転駆動部183では、撮像レンズ11の合焦動作の際には、例えば図22(A)に示したように、マイクロレンズアレイ12と撮像素子13との間の相対距離がマイクロレンズアレイ12の焦点距離f2と略同一となるようにマイクロレンズアレイ12を撮像光学系の光路上に挿入配置することにより、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能を発揮させるようになっている。一方、撮像動作の際には、例えば図22(B)中の矢印P9で示したように、マイクロレンズアレイ12が撮像光学系の光路上から外れるようにマイクロレンズアレイ12を配置することにより、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能を発揮させないようになっている。
次に、図23〜図25を参照して、本実施の形態のデジタルカメラ3Aおよび撮像装置1Aの作用および効果について詳細に説明する。ここで、図23は、デジタルカメラ3Aによる撮像処理を流れ図で表したものである。
まず、第1の実施の形態と同様に、ユーザによって、ライブビュー撮像モードを利用するか否かが選択されることにより、制御部17は、ライブビュー撮像モードを実行するか否かを判断する(図23のステップS201)。実行すると判断した場合(ステップS201:Y)、以下のステップS202〜S209,S217によるライブビュー撮像モードがなされる一方、実行しないと判断した場合(ステップS201:N)、以下のステップS210〜S217によるファインダ観察撮像モードがなされることとなる。
(ライブビュー撮像モード)
最初に、図23および図24を参照して、ライブビュー撮像モードによる撮像処理について説明する。まず、制御部17は、回転駆動部183の動作を制御することにより、図22(A)および図24(A)に示したように、マイクロレンズアレイ12と撮像素子13との間の相対距離がマイクロレンズアレイ12の焦点距離f2と略同一となるように、マイクロレンズアレイ12を撮像光学系の光路上に挿入配置させる(ステップS202)。これにより、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮されるようになる。次に、制御部17は、ミラー駆動部310の動作を制御することにより、図24(A)に示したように、可動ミラー31が、ペンタプリズム32と撮像装置1との間の観察光学系の光路上(ペンタプリズム32の下部)に配置されるようにする(メインミラーアップ)(ステップS203)。これにより、図24(A)および図2に示したように、表示部36を用いたライブビュー表示がなされる(ステップS204)。
次に、ステップS205〜S208では、第1の実施の形態のステップS105〜108と同様にして、ライブビュー表示がなされている状況下、位相差検出部191および距離情報算出部192による位相差AFを利用した測距動作がなされ(ステップS206)、これにより例えば図24(B)中の矢印P10で示したように、撮像レンズ11の合焦動作(フォーカスレンズ駆動)がなされる(ステップS207)。
次に、制御部17は、回転駆動部183の動作を制御することにより、図22(B)および図24(C)中の矢印P11で示したように、マイクロレンズアレイ12が撮像光学系の光路上から外れるようにマイクロレンズアレイ12を配置させる(ステップS209)。これにより、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮されなくなる。そして撮像装置1では、撮像レンズ11のみを撮像光学系として撮像動作がなされ(ステップS217)、表示部36において撮像画素の表示がなされる(ステップS218)。これにより、ライブビュー撮像モードによる撮像処理が完了となる。
(ファインダ観察撮像モード)
次に、図23および図25を参照して、ファインダ観察撮像モードによる撮像処理について説明する。まず、制御部17は、回転駆動部183の動作を制御することにより、例えば図25(A)中の矢印P13で示したように、マイクロレンズアレイ12が撮像光学系の光路上から外れるようにマイクロレンズアレイ12を配置させる(ステップS210)。これにより、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮されなくなる。次に、制御部17は、ミラー駆動部310の動作を制御することにより、図25(A)に示したように、可動ミラー31が、撮像光学系の光路上(撮像レンズ11とマイクロレンズアレイ12との間の光路上)に配置されるようにする(メインミラーダウン)(ステップS211)。これにより、図25(A)に示したように、観察者(ユーザ)の片方の目Eによるファインダ35を利用した被写体像の観察が可能となる。
次に、ステップS212〜S215では、第1の実施の形態のステップS112〜115と同様にして、ファインダ35を利用した被写体像の観察がなされている状況下、制御部17による通常の位相差AF(オートフォーカス)を利用した測距動作がなされ(ステップS213)、これにより例えば図25(B)中の矢印P12で示したように、撮像レンズ11の合焦動作(フォーカスレンズ駆動)がなされる(ステップS214)。
次に、制御部17は、ミラー駆動部310の動作を制御することにより、例えば図25(C)中の矢印P14で示したように、可動ミラー31が、ペンタプリズム32と撮像装置1との間の観察光学系の光路上(ペンタプリズム32の下部)に配置されるようにする(メインミラーアップ)(ステップS216)。そして撮像装置1では、撮像レンズ11のみを撮像光学系として撮像動作がなされ(ステップS217)、表示部36において撮像画素の表示がなされる(ステップS218)。これにより、ファインダ観察撮像モードによる撮像処理が完了となる。
以上のように本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることができる。すなわち、ライブビュー撮像モードが利用可能となると共に、このライブビュー撮像モードの際の高速な合焦動作を実現しつつ、利便性を向上させることが可能となる。
具体的には、回転駆動部183によってマイクロレンズアレイ12を回転駆動することにより、マイクロレンズアレイ12が撮像光学系の光路上から挿脱自在となるようにしたので、上記の効果を得ることが可能となる。
また、本実施の形態においても、撮像装置1による撮像モードに応じた合焦動作および撮像動作に従って可動ミラー31を光路上に適切に挿脱させるようにしたので、第1の実施の形態と同様に、ファインダ観察撮像モードとライブビュー撮像モードとの両者を利用することが可能となる。
なお、本実施の形態では、図21中の矢印P8で示したように、回転駆動部183によってマイクロレンズアレイ12を、光軸を含む平面内で回転駆動させる(紙面内で回転駆動させる)場合について説明したが、例えば、回転駆動部183によってマイクロレンズアレイ12を、光軸に垂直な平面内で回転駆動させる(紙面に垂直な平面内で回転駆動させる)ようにしてもよい。このように構成した場合でも、本実施の形態と同様の効果を得ることが可能である。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態または第2の実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図26は、本実施の形態の撮像装置(撮像装置1B)の全体構成を、本実施の形態のデジタルカメラ(後述するデジタルカメラ3B)の筐体30内に設けられたミラー駆動部310および表示駆動部360と共に表したものである。この撮像装置1Bは、第1の実施の形態の撮像装置1において、撮像装置ユニット15の代わりに、マイクロレンズアレイ12B、撮像素子13および電圧供給部163を設けるようにしたものである。
マイクロレンズアレイ12Bは、複数のマイクロレンズ12B−1をマトリクス状に2次元配列したものであり、撮像レンズ11の結像面上(図中の符号f1は、撮像レンズ11の焦点距離を表している)に配置されている。なお、このマイクロレンズアレイ12Bの詳細構成は、後述する。
撮像素子13は、マイクロレンズアレイ12からの光を受光して撮像データD0を取得するものであり、マイクロレンズアレイ12の焦点面(図中の符号f2は、マイクロレンズアレイ12の焦点距離を表している)に配置されている。
電圧供給部163は、マイクロレンズアレイ12B内のマイクロレンズ12B−1に対して電圧を供給するものであり、この電圧の供給の有無に応じて、マイクロレンズアレイ12Bによる撮像光学系としての機能の切替動作を行うようになっている。なお、この電圧供給部163は、本発明における「切替手段」の一具体例に対応する。
次に、図27および図28を参照して、マイクロレンズアレイ12Bの詳細構成および作用について説明する。ここで図27は、マイクロレンズアレイ12の断面構成を表したものである。
このマイクロレンズアレイ12Bでは、対向する一対の基板121,125間に液晶層123が形成され、この液晶層123と基板121,125との間には、それぞれ、電極122,124が形成されている。
基板121,125は、それぞれ、例えばガラス基板などの透明基板により構成され、入射光線を透過可能となっている。電極122,124には、電圧供給部撮像モード切替部15から電圧が供給される。これら電極122,124は、それぞれ、例えばITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウムスズ)などの透明電極により構成され、基板121,125と同様に、入射光線を透過可能となっている。電極122,124の表面S11,S12のうち、電極122側の表面S11には、凹状の複数の曲面がマトリクス状に形成され、これにより複数の液晶マイクロレンズの電極122を構成するようになっている。液晶層123は、例えばネマティック液晶などの液晶材料により構成され、電極122,124間に印加される電圧に応じて屈折率が変化するようになっている。
なお、様々な波長領域の光を含んだ自然光を撮像に利用する場合には、電極122側の表面S11を非球面とし、マイクロレンズ12B−1を非球面レンズとするのが好ましい。球面レンズで構成した場合と比べて曲率を小さくなり、光学設計が容易になるからである。また、回折レンズで構成した場合と比較すると、入射光を屈折させる際の波長依存性がなくなるため、軸上色収差などのおそれを回避し、様々な波長領域の光を含んだ自然光による撮像に適した構成とすることができるからである。なお、単色光を用いたイメージング用途などの場合には、上記のような波長依存性や軸上色収差の問題がないため、逆に回折レンズで構成したほうが、非球面レンズで構成した場合と比べて優れた光学特性を得ることができると考えられる。
このような構成によりマイクロレンズアレイ12Bでは、電圧供給部163から電極122,124間への電圧供給の有無に応じて液晶層123の屈折率が変化し、マイクロレンズアレイ12Bへの入射光線の進行方向が変化するようになっている。
具体的には、電圧供給部163から電極122,124間へ電圧供給がなされていない場合、液晶層123の屈折率は変化しないため、例えば図28(A)に示したように、マイクロレンズアレイ12Bへの入射光線はマイクロレンズアレイ12Bにおいて屈折されず、光軸L0に沿ってそのまま進行する。これにより、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮しないようになる。
一方、電圧供給部163から電極122,124間へ電圧供給がなされている場合、液晶層123の屈折率が変化するため、例えば図28(B)に示したように、マイクロレンズアレイ12Bへの入射光線がマイクロレンズアレイ12Bにおいて屈折され、例えば光軸L0上の焦点P15に集光する。これにより、マイクロレンズアレイ12による撮像光学系としての機能が発揮するようになる。
次に、図29〜図31を参照して、本実施の形態のデジタルカメラ3Bおよび撮像装置1Bの作用および効果について詳細に説明する。ここで、図29は、デジタルカメラ3Bによる撮像処理を流れ図で表したものである。
まず、第1の実施の形態と同様に、ユーザによって、ライブビュー撮像モードを利用するか否かが選択されることにより、制御部17は、ライブビュー撮像モードを実行するか否かを判断する(図29のステップS301)。実行すると判断した場合(ステップS301:Y)、以下のステップS302〜S309,S317によるライブビュー撮像モードがなされる一方、実行しないと判断した場合(ステップS301:N)、以下のステップS310〜S317によるファインダ観察撮像モードがなされることとなる。
(ライブビュー撮像モード)
最初に、図29および図30を参照して、ライブビュー撮像モードによる撮像処理について説明する。まず、制御部17は、電圧供給部163の動作を制御することにより、図28(B)および図30(A)に示したように、マイクロレンズアレイ12Bによる撮像光学系としての機能が発揮される(凸レンズとして機能する)ようにする(ステップS302)。次に、制御部17は、ミラー駆動部310の動作を制御することにより、図30(A)に示したように、可動ミラー31が、ペンタプリズム32と撮像装置1との間の観察光学系の光路上(ペンタプリズム32の下部)に配置されるようにする(メインミラーアップ)(ステップS303)。これにより、図30(A)および図2に示したように、表示部36を用いたライブビュー表示がなされる(ステップS204)。
次に、ステップS305〜S308では、第1の実施の形態のステップS105〜108と同様にして、ライブビュー表示がなされている状況下、位相差検出部191および距離情報算出部192による位相差AFを利用した測距動作がなされ(ステップS306)、これにより例えば図30(B)中の矢印P16で示したように、撮像レンズ11の合焦動作(フォーカスレンズ駆動)がなされる(ステップS307)。
次に、制御部17は、電圧供給部163の動作を制御することにより、図28(A)および図30(C)に示したように、マイクロレンズアレイ12Bによる撮像光学系としての機能が発揮されない(平板として機能する)ようにする(ステップS309)。そして撮像装置1では、撮像レンズ11のみを撮像光学系として撮像動作がなされ(ステップS317)、表示部36において撮像画素の表示がなされる(ステップS318)。これにより、ライブビュー撮像モードによる撮像処理が完了となる。
(ファインダ観察撮像モード)
次に、図29および図31を参照して、ファインダ観察撮像モードによる撮像処理について説明する。まず、制御部17は、電圧供給部163の動作を制御することにより、例えば図31(A)に示したように、マイクロレンズアレイ12Bによる撮像光学系としての機能が発揮されない(平板として機能する)ようにする(ステップS310)。次に、制御部17は、ミラー駆動部310の動作を制御することにより、図31(A)に示したように、可動ミラー31が、撮像光学系の光路上(撮像レンズ11とマイクロレンズアレイ12Bとの間の光路上)に配置されるようにする(メインミラーダウン)(ステップS311)。これにより、図31(A)に示したように、観察者(ユーザ)の片方の目Eによるファインダ35を利用した被写体像の観察が可能となる。
次に、ステップS312〜S315では、第1の実施の形態のステップS112〜115と同様にして、ファインダ35を利用した被写体像の観察がなされている状況下、制御部17による通常の位相差AF(オートフォーカス)を利用した測距動作がなされ(ステップS313)、これにより例えば図31(B)中の矢印P17で示したように、撮像レンズ11の合焦動作(フォーカスレンズ駆動)がなされる(ステップS314)。
次に、制御部17は、ミラー駆動部310の動作を制御することにより、例えば図30(C)中の矢印P18で示したように、可動ミラー31が、ペンタプリズム32と撮像装置1との間の観察光学系の光路上(ペンタプリズム32の下部)に配置されるようにする(メインミラーアップ)(ステップS316)。そして撮像装置1では、撮像レンズ11のみを撮像光学系として撮像動作がなされ(ステップS317)、表示部36において撮像画素の表示がなされる(ステップS318)。これにより、ファインダ観察撮像モードによる撮像処理が完了となる。
以上のように本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることができる。すなわち、ライブビュー撮像モードが利用可能となると共に、このライブビュー撮像モードの際の高速な合焦動作を実現しつつ、利便性を向上させることが可能となる。
具体的には、マイクロレンズアレイ12Bが、印加電圧に応じて入射光線の屈折方向を変位可能な複数のマイクロレンズ12B−1により構成されると共に、電圧供給部163によって各マイクロレンズ12B−1に電圧を印加するようにしたので、上記のような効果を得ることが可能となる。
また、電圧供給部163によって、撮像レンズ11の合焦動作の際には、マイクロレンズ12B−1への電圧供給を実行することにより、マイクロレンズアレイ12Bによる撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、電圧供給を停止することにより、マイクロレンズアレイ12Bによる撮像光学系としての機能を発揮させないようにしたので、上記のような効果を得ることが可能となる。
さらに、本実施の形態においても、撮像装置1による撮像モードに応じた合焦動作および撮像動作に従って可動ミラー31を光路上に適切に挿脱させるようにしたので、第1および第2の実施の形態と同様に、ファインダ観察撮像モードとライブビュー撮像モードとの両者を利用することが可能となる。
なお、本実施の形態の構成とは逆に、電圧供給部163によって、撮像レンズ11の合焦動作の際には、マイクロレンズ12B−1への電圧供給を停止することにより、マイクロレンズアレイ12Bによる撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、電圧供給を実行することにより、マイクロレンズアレイ12Bによる撮像光学系としての機能を発揮させないようにしてもよい。このように構成した場合でも、本実施の形態と同様の効果を得ることが可能である。
以上、第1〜第3の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、撮像レンズ11の合焦動作の際には、マイクロレンズアレイ12,12Bによる撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、マイクロレンズアレイ12,12Bによる撮像光学系としての機能を発揮させないように、マイクロレンズアレイ12,12Bの機能の切替動作を行うようにした場合について説明したが、例えば、少なくとも撮像レンズ11の合焦動作の際において、マイクロレンズアレイ12,12Bによる撮像光学系としての機能を発揮させるようにマイクロレンズアレイ12,12Bの機能の切替動作を行うようにしてもよい。すなわち、撮像動作の際にもマイクロレンズアレイ12,12Bによる撮像光学系としての機能を発揮させるようにし、画像処理部14による再構築画像を表示部36に表示させるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、位相差検出部191において、互いに視差の異なる2つの視差画像に基づいてその間の位相差を検出するようにしたが、これに限定されず、例えば3つ以上の視差画像のうちの少なくとも2つの視差画像に基づいて位相差を検出するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、デジタルカメラ内に、観察光学系(ペンタプリズム32、集光レンズ33、接眼レンズ34およびファインダ35)、可動ミラー31およびミラー駆動部310が設けられている場合について説明したが、これら観察光学系、可動ミラー31およびミラー駆動手段310は、必ずしもデジタルカメラ内に設けられていなくてもよい。
また、上記実施の形態では、マイクロレンズアレイ12が撮像素子13の撮像面の全面に対応して配置されている場合について説明したが、これに限定されず、例えば、マイクロレンズアレイが、撮像素子13の撮像面の一部分にのみ対応して配置されているようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、画像処理部14を、撮像装置1,1A,1Bの構成要素の一つとして説明したが、必ずしもこの画像処理部が撮像装置の内部に設けられている必要はない。具体的には、デジタルカメラ3,3A,3Bの筐体30内において、画像処理部を撮像装置とは別に設けておくと共に、この画像処理部によって、撮像装置で得られた撮像データに対して画像処理施すようにすることも可能である。
また、上記実施の形態では、開口絞り10の位置を撮像レンズの被写体側(入射側)に配置した構成としているが、これに限定されず、撮像レンズの像側(出射側)あるいは、撮像レンズ内部に設けられた構成であってもよい。
また、上記実施の形態では、カラーフィルタの一例として、赤(R)、緑(G)および青(B)の3原色のカラーフィルタがR:G:B=1:2:1の比率で市松状に配置されたBayer配列のカラーフィルタ(原色フィルタ)を挙げて説明したが、他の配列のカラーフィルタを用いるようにしてもよい。例えば、黄(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)および緑(G)の4補色のカラーフィルタ(黄色カラーフィルタ、マゼンダカラーフィルタ、シアンカラーフィルタおよび緑色カラーフィルタ)がY:M:C:G=1:1:1:1の比率で市松状に配置されたカラーフィルタ(補色フィルタ)を用いるようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、画像処理部14において行われる並び替え処理を含む画像処理の一例として、「Light Field Photography」を利用した任意視点演算処理およびリフォーカス演算処理について説明したが、そのような並び替え処理を含む画像処理としてはこれには限られず、例えば、焦点ぼかし処理や被写体深度調整処理などに対して適用するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの要部構成を表す断面図である。 図1に示したデジタルカメラの構成例を表す背面図である。 図1に示した撮像装置の全体構成を表す図である。 図3に示したマイクロレンズアレイの概略構成を表す平面図である。 図3に示した撮像ユニット部の詳細構成を表す図である。 図4に示したバイメタルの詳細構成を説明するための断面図である。 図3に示した撮像ユニット部の作用を説明するための断面図である。 第1の実施の形態に係るデジタルカメラによる撮像処理について説明するための流れ図である。 第1の実施の形態に係るライブビュー撮像モード時の測距動作について説明するための断面図である。 ライブビュー撮像モード時の画像処理の一例を説明するための模式斜視図である。 図3に示した撮像素子上の受光領域を表す平面図である。 2つの視差画像を利用した測距動作について説明するための模式図である。 2つの視差画像による画素相関演算について説明するための模式図である。 撮像レンズの駆動距離の算出方法について説明するための図である。 図14に続く撮像レンズの駆動距離の算出方法について説明するための図である。 第1の実施の形態に係るライブビュー撮像モード時の合焦動作について説明するための断面図である。 第1の実施の形態に係るライブビュー撮像モード時の撮像動作について説明するための断面図である。 第1の実施の形態に係るファインダ観察撮像モード時の測距動作について説明するための断面図である。 第1の実施の形態に係るファインダ観察撮像モード時の合焦動作および撮像動作について説明するための断面図である。 第1の実施の形態の変形例に係る撮像ユニット部について説明するための断面図である。 第2の実施の形態に係る撮像装置の全体構成を表す図である。 図21に示した回転駆動部の作用を説明するための断面図である。 第2の実施の形態に係るデジタルカメラによる撮像処理について説明するための流れ図である。 第2の実施の形態に係るライブビュー撮像モード時の測距動作、合焦動作および撮像動作について説明するための断面図である。 第2の実施の形態に係るファインダ観察撮像モード時の測距動作、合焦動作および撮像動作について説明するための断面図である。 第3の実施の形態に係る撮像装置の全体構成を表す図である。 図26に示したマイクロレンズアレイの拡大断面図である。 図26に示したマイクロレンズアレイの作用を説明するための断面模式図である。 第3の実施の形態に係るデジタルカメラによる撮像処理について説明するための流れ図である。 第3の実施の形態に係るライブビュー撮像モード時の測距動作、合焦動作および撮像動作について説明するための断面図である。 第3の実施の形態に係るファインダ観察撮像モード時の測距動作、合焦動作および撮像動作について説明するための断面図である。
符号の説明
1,1A,1B…撮像装置、10…開口絞り、100…開口部、11…撮像レンズ、12,12B…マイクロレンズアレイ、12−1,12B−1…マイクロレンズ、121,125…基板、122,124…電極、123…液晶層、13…撮像素子、13−1…受光領域、13D…再構築画素領域、13−1…受光領域、14…画像処理部、15,15A…撮像ユニット部、150…筐体、161…撮像素子駆動部、162…撮像レンズ駆動部、163…電圧供給部、17…制御部、181A0…支持部、181A1,181A2…金属板、181A,181B…バイメタル、182A,182B…熱供給部、183…回転駆動部、183A…回転軸、191…位相差検出部、192…距離情報算出部、2…撮像対象物(被写体)、3,3A,3B…デジタルカメラ、30…筐体、31…可動ミラー、310…表示駆動部、32…ペンタプリズム、33…集光レンズ、34…接眼レンズ、35…ファインダ、36…表示部、360…表示駆動部、37…シャッタボタン、f1,f2…焦点距離、S1〜S3,S31,S36…制御信号、Dout…撮像データ、DR,DL…視差画像(任意視点画像)、A1,B1…部分画像、Q…熱量、E…片方の目、L0…光軸、L1…光線、LR,LL…視差画像の光線、P…画素、φR,φL…視差画像の位相、Δφ…位相差、x…撮像レンズの駆動距離。

Claims (31)

  1. 撮像光学系を含んで構成された撮像装置と、この撮像装置により得られる撮像データに基づき被写体の撮像画像を表示する表示手段とを含んで構成されたデジタルカメラに適用される撮像装置であって、
    前記撮像光学系としての撮像レンズおよびマイクロレンズアレイ部と、
    受光した光に基づいて前記撮像データを取得する撮像素子と、
    前記撮像素子により得られた撮像データに基づいて画像処理を行うことにより、前記撮像レンズの合焦動作の際の撮像レンズの駆動距離を算出する測距手段と、
    前記測距手段により算出された駆動距離を用いて、前記撮像レンズの合焦動作を行う合焦手段と、
    少なくとも前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させるように、前記マイクロレンズアレイの機能の切替動作を行う切替手段と
    を備え、
    前記マイクロレンズアレイ部は、前記撮像素子の複数の撮像画素に対して1つのマイクロレンズを有している
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記切替手段は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないように、前記マイクロレンズアレイの機能の切替動作を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記マイクロレンズアレイ部が、印加電圧に応じて入射光線の屈折方向を変位可能な複数のマイクロレンズにより構成され、
    前記切替手段が、前記マイクロレンズに電圧を印加するための電圧供給部を含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記電圧供給部は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズへの電圧供給を実行することにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記電圧供給を停止することにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないようにする
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記電圧供給部は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズへの電圧供給を停止することにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記電圧供給を実行することにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないようにする
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記マイクロレンズアレイ部は、
    一対の基板と、
    前記基板上に形成され、前記電圧供給部からの電圧が印加される一対の電極と、
    前記一対の電極間に設けられた液晶層と
    を含んで構成され、
    前記一対の電極のうちの少なくとも一方が、前記マイクロレンズを構成するための曲面を有している
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  7. 前記切替手段が、前記マイクロレンズアレイ部と前記撮像素子との間の相対距離を、前記撮像光学系の光軸方向に沿って変化させる第1の駆動部を含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の駆動部は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記相対距離を前記マイクロレンズアレイ部の焦点距離と略同一にさせることにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部と前記撮像素子とを近接させることにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないようにする
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記第1の駆動部は、前記マイクロレンズアレイ部を光軸方向に変位させることにより、前記相対距離を変化させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  10. 前記第1の駆動部は、前記撮像素子を光軸方向に変位させることにより、前記相対距離を変化させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  11. 前記第1の駆動部は、
    前記マイクロレンズアレイ部または前記撮像素子の端部に配置されたバイメタル部と、
    前記バイメタル部に対して熱を供給する熱供給部とを含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の駆動部は、
    前記マイクロレンズアレイ部または前記撮像素子の端部に配置された圧電アクチュエータと、
    前記圧電アクチュエータに対して電圧を供給する電圧供給部とを含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  13. 前記切替手段が、前記マイクロレンズアレイ部を、前記撮像光学系の光路上から挿脱自在となるように駆動する第2の駆動部を含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  14. 前記第2の駆動部は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部と前記撮像素子との間の相対距離がマイクロレンズアレイ部の焦点距離と略同一となるようにマイクロレンズアレイ部を前記撮像光学系の光路上に挿入配置することにより、マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部が前記撮像光学系の光路上から外れるようにマイクロレンズアレイ部を配置することにより、マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないようにする
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記第2の駆動部は、前記マイクロレンズアレイ部を回転駆動することにより、マイクロレンズアレイ部が前記撮像光学系の光路上から挿脱自在となるようにする
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  16. 前記測距手段は、
    前記撮像データに基づいて互いに視差の異なる複数の視差画像を生成すると共に、これら複数の視差画像のうちの少なくとも2つの視差画像間の位相差を検出する位相差検出部と、
    前記位相差検出部により検出された位相差に基づいて、前記撮像レンズの合焦動作の際の撮像レンズの駆動距離を算出する距離情報算出部とを含む
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の撮像装置。
  17. 前記位相差検出部は、前記撮像データに対して所定の並び替え処理を行うことにより、前記複数の視差画像を生成する
    ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記マイクロレンズアレイ部が、前記撮像素子の撮像面の一部分にのみ対応して配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか1項に記載の撮像装置。
  19. 撮像光学系を含んで構成された撮像装置と、
    前記撮像装置により得られる撮像データに基づき、被写体の撮像画像を表示する表示手段と
    を備え、
    前記撮像装置は、
    前記撮像光学系としての撮像レンズおよびマイクロレンズアレイ部と、
    受光した光に基づいて前記撮像データを取得する撮像素子と、
    前記撮像素子により得られた撮像データに基づいて画像処理を行うことにより、前記撮像レンズの合焦動作の際の撮像レンズの駆動距離を算出する測距手段と、
    少なくとも前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させるように、前記マイクロレンズアレイの機能の切替動作を行う切替手段と
    を有し、
    前記マイクロレンズアレイ部は、前記撮像素子の複数の撮像画素に対して1つのマイクロレンズを有している
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  20. 前記撮像光学系からの被写体像を観察するための観察光学系と、
    前記観察光学系の光入射側または前記撮像光学系の光路上に挿脱自在に設けられた可動ミラーと、
    前記撮像装置における撮像モードに応じた合焦動作および撮像動作に従って、前記可動ミラーを駆動するミラー駆動手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項19に記載のデジタルカメラ。
  21. 前記可動ミラー駆動手段は、前記表示手段により表示された被写体の撮像画像を見て撮像を行うライブビュー撮像モードでは、前記撮像レンズの合焦動作および撮像動作の際に、前記可動ミラーを前記観察光学系の光入射側の光路上に配置させる一方、前記観察光学系により被写体像を観察して撮像を行うファインダ観察撮像モードでは、前記撮像レンズの合焦動作の際には前記可動ミラーを前記撮像光学系の光路上に配置させると共に、撮像動作の際には前記可動ミラーを前記観察光学系の光入射側の光路上に配置させる
    ことを特徴とする請求項20に記載のデジタルカメラ。
  22. 前記切替手段は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないように、前記マイクロレンズアレイの機能の切替動作を行う
    ことを特徴とする請求項19ないし請求項21のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  23. 前記マイクロレンズアレイ部が、印加電圧に応じて入射光線の屈折方向を変位可能な複数のマイクロレンズにより構成され、
    前記切替手段が、前記マイクロレンズに電圧を印加するための電圧供給部を含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項19ないし請求項22のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  24. 前記電圧供給部は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズへの電圧供給を実行することにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記電圧供給を停止することにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないようにする
    ことを特徴とする請求項23に記載のデジタルカメラ。
  25. 前記電圧供給部は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズへの電圧供給を停止することにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記電圧供給を実行することにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないようにする
    ことを特徴とする請求項23に記載のデジタルカメラ。
  26. 前記切替手段が、前記マイクロレンズアレイ部と前記撮像素子との間の相対距離を、前記撮像光学系の光軸方向に沿って変化させる第1の駆動部を含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項19ないし請求項22のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  27. 前記第1の駆動部は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記相対距離を前記マイクロレンズアレイ部の焦点距離と略同一にさせることにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部と前記撮像素子とを近接させることにより、前記マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないようにする
    ことを特徴とする請求項26に記載のデジタルカメラ。
  28. 前記切替手段が、前記マイクロレンズアレイ部を、前記撮像光学系の光路上から挿脱自在となるように駆動する第2の駆動部を含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項19ないし請求項22のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  29. 前記第2の駆動部は、前記撮像レンズの合焦動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部と前記撮像素子との間の相対距離がマイクロレンズアレイ部の焦点距離と略同一となるようにマイクロレンズアレイ部を前記撮像光学系の光路上に挿入配置することにより、マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させる一方、撮像動作の際には、前記マイクロレンズアレイ部が前記撮像光学系の光路上から外れるようにマイクロレンズアレイ部を配置することにより、マイクロレンズアレイ部による前記撮像光学系としての機能を発揮させないようにする
    ことを特徴とする請求項28に記載のデジタルカメラ。
  30. 前記測距手段は、
    前記撮像データに基づいて互いに視差の異なる複数の視差画像を生成すると共に、これら複数の視差画像のうちの少なくとも2つの視差画像間の位相差を検出する位相差検出部と、
    前記位相差検出部により検出された位相差に基づいて、前記撮像レンズの合焦動作の際の撮像レンズの駆動距離を算出する距離情報算出部とを含む
    ことを特徴とする請求項19ないし請求項29のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  31. 前記マイクロレンズアレイ部が、前記撮像素子の撮像面の一部分にのみ対応して配置されている
    ことを特徴とする請求項19ないし請求項30のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
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