JP2009168525A - リンクマッチングシステム、方法、およびプログラム - Google Patents

リンクマッチングシステム、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の座標や地図上の道路情報に誤差が含まれる場合であっても、正確に、かつ短時間で移動体が位置する道路を特定することができるようにする。
【解決手段】予め地図領域を格子分割した各格子に対し、少なくとも当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を記憶するリンクマッチング表記憶手段と、前記リンクマッチング表において少なくとも移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する領域に存在する道路の情報で補完するリンクマッチング表補完手段とをとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体の位置を地図上の道路(リンク)に対応付けるリンクマッチングシステム、リンクマッチング方法、およびリンクマッチング用プログラムに関する。
リンクマッチングシステムは、プローブカーや、GPS付き携帯電話のように移動可能で道路上に存在してサーバに座標を送信する物体(以下、移動体という。)の座標から、その移動体が位置する道路を特定するシステムである。ここでは、地図上の各道路を移動体の移動路(リンク)と見なして、移動体が位置している道路を特定する。以下、移動体が位置する道路を特定する処理をリンクマッチング処理と呼ぶ。
リンクマッチング処理を行うためには、移動体の座標と地図上の全ての道路の位置座標とから、移動体と各道路との距離を計算し、距離が最小となる道路を求める必要がある。しかし、全ての道路との距離を計算する処理には時間がかかるため、地図領域を格子分割して、距離計算の対象とする道路を減らす手法が用いられている。
例えば、特許文献1には、移動体(具体的には、ナビゲーション装置)の現在位置周辺の区域の区域データを提供するナビゲーションシステムが記載されている。
また、例えば、特許文献2には、移動体が道路分岐点の近傍に存在する場合に、推測現在位置を中心とした第1領域内に存在する道路を対象に道路上の位置を特定し、道路分岐点の近傍に存在しない場合には、第1領域内よりも小なる第2領域内に存在する道路を対象に道路上の位置を特定するナビゲーション装置が記載されている。
特開2004−177364号公報 特開平10−307037号公報
しかし、特許文献1に開示されている方法では、移動体の座標や地図上の道路情報に誤差を考慮していない。そのため、移動体の座標や地図上の道路情報に誤差がある場合に、移動体が本来いる区域にいると判断されずに誤って近傍にある別の区域にいると判断され、実際に移動体が位置している道路のデータが含まれていない区域データや、道路の存在しない区域データを提供してしまう可能性がある。結果、移動体の存在する道路を誤って決定したり、移動体の存在する道路を決定できないといった問題が生じる。
また、特許文献2に開示されているような、ある条件に基づき移動体の推定現在位置を中心とした領域の大きさを変化させる方法を利用すれば、誤差を吸収することはできる。しかし、移動体を中心に領域を設定する処理では、移動体の位置が変わる度に該当する領域内の道路を抽出する処理をしなければならず、時間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、移動体の座標や地図上の道路情報に誤差が含まれる場合であっても、正確に、かつ短時間で移動体が位置する道路を特定することができるリンクマッチングシステム、リンクマッチング方法、およびリンクマッチング用プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるリンクマッチングシステムは、移動体の位置を地図上の道路に対応づけるリンクマッチングシステムであって、予め地図領域を格子分割した各格子に対し、少なくとも当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を記憶するリンクマッチング表記憶手段と、前記リンクマッチング表において少なくとも移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する領域に存在する道路の情報で補完するリンクマッチング表補完手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明によるリンクマッチング方法は、移動体の位置を地図上の道路に対応づけるためのリンクマッチング方法であって、予め記憶装置に記憶されている、地図領域を格子分割した各格子に対し、少なくとも当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表において、少なくとも移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する領域に存在する道路の情報で補完することを特徴とする。
また、本発明によるリンクマッチング用プログラムは、移動体の位置を地図上の道路に対応づけるためのリンクマッチング用プログラムであって、コンピュータに、予め記憶装置に記憶されている、地図領域を格子分割した各格子に対し、少なくとも当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表において、少なくとも移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する領域に存在する道路の情報で補完する処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、移動体の座標や地図上の道路情報に誤差が含まれる場合であっても、正確に、かつ短時間で移動体が位置する道路を特定することができる。理由は、誤差を吸収するために移動体を中心とした範囲をマッチングの対象として設定する方法では、その都度全ての道路を対象にマッチングの対象となる範囲内か否かの判定を行わなければならないのに比べ、事前にリンクマッチング表として少なくとも各格子とその格子内に存在する道路との対応関係を記憶しておき、この対応関係をより広範囲の道路が対応づけられるよう補完することによって、適切な範囲内に存在する道路の情報を簡単に取得することができるからである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明によるリンクマッチングシステムの概略構成図である。図1に示すように、本発明によるリンクマッチングシステムは、リンクマッチング表記憶手段11と、リンクマッチング表補完手段12とを備える。
リンクマッチング表記憶手段11は、予め地図領域を格子分割した各格子に対し、少なくとも当該格子内の領域(以下、格子領域という。)に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を記憶する。リンクマッチング表は、例えば、地図領域を格子分割した各格子を識別するための格子識別子と、地図領域に存在する道路を識別するための道路識別子とを対応づけた情報であってもよい。なお、道路の単位は、システムが移動体の位置を区別したい範囲が一道路として定義づけられていればどのような単位であってもよい。例えば、交差点から交差点の間を1本の線分として近似してそれを一道路としてもよい。また、例えば、交差点間の道を複数の線分(折れ線)で近似してそれらを一道路としてもよい。また、複数の線分を一定の道程毎に別の道路としてもよい。また、各道路は進行方向で区別してもよいし、しなくてもよい。なお、リンクマッチング表記憶手段11は、遅くともリンクマッチング処理が開始される前までにリンクマッチング表を記憶すればよい。
リンクマッチング表補完手段12は、リンクマッチング表記憶手段11に記憶されているリンクマッチング表において一格子に対応づけられる道路の情報を、その格子領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する。リンクマッチング表補完手段12は、例えば、対象とする格子に対応づけられる道路の情報を、その格子領域に存在する道路の情報と当該対象とする格子の近傍の格子の格子領域に存在する道路の情報との和集合をとることにより補完してもよい。また、例えば、対象とする格子に対応づけられる道路の情報を、少なくとも当該対象とする格子の格子領域を含む該格子の中心から一定の距離以下の領域に存在する道路の情報とすることにより補完してもよい。また、当該対象とする格子の格子領域に存在する道路の情報と該格子の中心から一定の距離以下の領域に存在する道路の情報との和集合をとることにより補完してもよい。
また、リンクマッチング表補完手段12は、例えば、リンクマッチング表において1つも道路の情報が対応づけられていない格子に対して、該格子に対応づけられる道路の情報を、その格子領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完するようにしてもよい。
リンクマッチング表補完手段12は、例えば、リンクマッチング表を生成する過程で、補完処理を行ってもよい。図2は、本発明によるリンクマッチングシステムの一構成例を示すブロック図である。図2に示すリンクマッチングシステムは、リンクマッチング表生成手段21と、リンクマッチング表記憶手段11と、移動体位置情報入力手段22と、リンクマッチング手段23と、道路情報出力手段24とを備える。本構成では、リンクマッチング表生成手段21がリンクマッチング表補完手段12を含む。
リンクマッチング表生成手段21は、道路の位置情報を含む地図情報に基づき、地図領域を格子分割した各格子に対し、それぞれ格子領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を生成する手段である。リンクマッチング表補完手段12は、リンクマッチング表生成手段21で地図情報に基づきリンクマッチング表を生成する過程で、各格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子の格子領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する。リンクマッチング表補完手段12は、例えば、ある道路の情報をある格子に対応づけるか否かを判定する処理において、その道路が対象とする格子の格子領域に存在するか否かではなく、該格子領域を包括する所定の領域に存在するか否かによって判定することで、各格子に対応づけられる道路の情報を補完してもよい。
リンクマッチング表記憶手段11は、リンクマッチング表生成手段21が生成したリンクマッチング表(より具体的には、リンクマッチング表補完手段12により各格子に対応づけられる道路の情報が格子領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完され生成されたリンクマッチング表)を記憶する。
移動体位置情報入力手段22は、移動体の位置情報を入力する。リンクマッチング手段23は、移動体の位置情報が入力されると、該移動体の位置情報と、リンクマッチング表記憶手段11に記憶されているリンクマッチング表において該移動体が位置する格子(移動体が位置する領域を囲む格子)に対応づけられている道路の情報とに基づいて、該移動体の位置する道路を特定する。道路情報出力手段24は、リンクマッチング手段23が特定した移動体の位置する道路の情報を出力する。
なお、リンクマッチング表補完手段12は、既に生成されているリンクマッチング表を元に補完処理を行うことも可能である。図3は、本発明によるリンクマッチングシステムの他の構成例を示すブロック図である。図3に示すリンクマッチングシステムは、リンクマッチング表生成手段21と、リンクマッチング表記憶手段11と、リンクマッチング表補完手段12と、移動体位置情報入力手段22と、リンクマッチング手段23と、道路情報出力手段24とを備える。
図3に示す構成では、既にリンクマッチング表生成手段21が、地図領域を格子分割した各格子に対し当該格子の領域内に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を生成しているものとする。
リンクマッチング表補完手段12は、リンクマッチング表生成手段21が生成したリンクマッチング表を用いて、各格子に対応づけられる道路の情報を、それぞれ格子領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する。リンクマッチング表補完手段12は、例えば、リンクマッチング表生成手段21が生成したリンクマッチング表における各格子と道路の情報との対応関係に基づき、該リンクマッチング表の各格子に対応づけられている道路の情報を、該格子に対応づけられている道路の情報とその格子の近傍の格子に対応づけられている道路の情報との和で更新することにより、各格子に対応づけられる道路の情報を補完してもよい。
なお、近傍の格子に対応づけられている道路の情報のうち所定の条件(例えば、対象とする格子の中心から一定の距離以内の領域に位置する旨の条件)を満たした道路の情報との和で更新するようにしてもよい。また、リンクマッチング表補完手段12は、リンクマッチング表生成手段21が生成したリンクマッチング表において1つも道路の情報が対応づけられていない格子に対してのみ、その格子の近傍の格子内に存在する道路の情報で更新するようにしてもよい。
リンクマッチング表記憶手段11は、リンクマッチング表補完手段12によって更新されたリンクマッチング表を記憶する。なお、予めリンクマッチング表記憶手段11にリンクマッチング表生成手段21が生成したリンクマッチング表が記憶されている場合であっても、リンクマッチング表生成工程の終了時に、補完後のリンクマッチング表が記憶されていればよい。他の点に関しては、図2に示す例と同様でよい。
また、リンクマッチング表補完手段12は、既に生成されているリンクマッチング表から道路の情報を取得する際に補完処理を行うことも可能である。図4は、本発明によるリンクマッチングシステムの他の構成例を示すブロック図である。図4に示すリンクマッチングシステムは、リンクマッチング表記憶手段11と、候補道路情報取得手段31と、移動体位置情報入力手段22と、リンクマッチング手段23と、道路情報出力手段24とを備える。本構成では、候補道路情報取得手段31がリンクマッチング表補完手段12を含む。
なお、リンクマッチング表記憶手段11には、地図領域を格子分割した各格子に対し、当該格子の領域内に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表が記憶されていればよい。
候補道路情報取得手段31は、移動体の位置情報が入力されると、リンクマッチング表において該移動体が位置する格子に対応づけられている道路の情報を、該移動体が位置する道路の候補の情報として取得する(読み出す)手段である。リンクマッチング表補完手段12は、リンクマッチング表記憶手段11に記憶されているリンクマッチング表から移動体が位置する格子に対応づけられている道路の情報を取得する際に、該リンクマッチング表における各格子と道路の情報との対応関係を利用して、該移動体が位置する格子に対応づけられている道路の情報を、その格子領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する。
リンクマッチング表補完手段12は、例えば、候補道路情報取得手段31でリンクマッチング表記憶手段11に記憶されているリンクマッチング表から移動体が位置する格子に対応づけられている道路の情報を取得する処理において、その格子に対応づけられている道路の情報だけでなく、該リンクマッチング表においてその格子の近傍の格子に対応づけられている道路の情報を併せて読み出すようにすることで、移動体が位置する格子に対応づけられる道路の情報を補完してもよい。なお、近傍の格子に対応づけられている道路の情報のうち所定の条件を満たした道路の情報だけを併せて読み出すようにしてもよい。また、リンクマッチング表補完手段12は、対象とした格子に1つも道路の情報が対応づけられていない場合にのみ、近傍の格子に対応づけられている道路の情報を併せて読み出すようにしてもよい。
このような構成において、リンクマッチング手段23は、移動体の位置情報が入力されると、該移動体の位置情報と、候補道路情報取得手段31によってリンクマッチング表記憶手段11に記憶されているリンクマッチング表から取得された該移動体が位置している格子に対応づけられている道路の情報とに基づいて、該移動体の位置する道路を特定する。他の点に関しては、図2に示す例と同様でよい。
以下、より具体的な実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図5は、本発明による第1の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。図5に示すリンクマッチングシステムは、リンクマッチング表生成装置100と、リンクマッチング実行装置200とを備える。なお、リンクマッチング表生成装置100と、リンクマッチング実行装置200とは通信可能に接続されている。
リンクマッチング表生成装置100は、地図情報記憶装置101と、リンクマッチング表生成手段102と、格子補完部103とを備える。また、格子補完部103は、近傍格子補完手段1031を含む。
地図情報記憶装置101は、地図情報を記憶する。ここで、地図情報は、少なくとも所定の地図領域に存在する道路の位置情報を含む情報である。
リンクマッチング表生成手段102は、リンクマッチング表を生成する。リンクマッチング表生成手段102が生成するリンクマッチング表は、地図情報における所定の地図領域を格子分割した各格子に対し、格子領域に存在する道路の情報を対応づけた情報である。
格子補完部103は、リンクマッチング表生成手段102が生成したリンクマッチング表の各格子に対応づけられている道路の情報を補完する。具体的には、近傍格子補完手段1031が、リンクマッチング表生成手段102が生成したリンクマッチング表の各格子に対応づけられている道路の情報を、該格子に対応づけられている道路の情報とその格子の近傍の格子に対応づけられている道路の情報との和で更新する。
図6は、地図情報記憶装置101が記憶する地図情報の例を示す説明図である。地図情報は、例えば、図6(a)に示すような道路情報表と、図6(b)に示すような道路端点表とによって構成されていてもよい。道路情報表は、地図領域上の道路を一意に識別する識別子である道路IDと、道路の位置を特定するための端点情報とを対応づけた情報である。図6(a)に示す例では、端点情報として、道路の2つの端点(頂点1,頂点2)にそれぞれ割り当てられている地図領域上の端点を一意に識別する識別子である端点IDが対応づけられている。道路端点表は、道路情報表に含まれる端点について、端点IDと、端点の位置情報とを対応づけた情報である。図6(b)に示す例では、端点の位置情報を、地図上の領域に導入した直交座標系のX座標とY座標とで与えている。地図上の道路は、このような道路情報表と道路端点表とによって、グラフで表現される。
リンクマッチング実行装置200は,リンクマッチング表記憶装置201と、移動体位置情報入力手段202と、リンクマッチング手段203と、道路情報出力手段204とを備える。
リンクマッチング表記憶装置201は、リンクマッチング処理で使用するリンクマッチング表を記憶する。リンクマッチング表は、地図領域を格子分割した時の格子とそれに対応づけられた道路集合の集合を示す情報である。本実施形態では、リンクマッチング表記憶装置201は、リンクマッチング表生成装置100が生成したリンクマッチング表を記憶する。
図7は、リンクマッチング表のデータ構造を図示した説明図である。図7に示す例では、リンクマッチング表を、格子を表す番号の組を添字とする道路集合の2次元配列で表している。なお、リンクマッチング表記憶装置201は、地図上の点から格子を決定するためのパラメタとして、左端の点P0の座標(x0,y0)と、格子の辺の長さwと高さhも記憶している。図7において、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7は、道路情報表における道路IDである。また、道路集合を、要素である道路の道路IDを列挙し、中括弧で囲んで表記している。例えば、図7では、格子(1,2)の道路集合として{R1,R2,R3}が示されていることから、道路ID=R1,R2,R3の道路が格子(1,2)に対応づけられていることがわかる。
移動体位置情報入力手段202は,移動体の位置情報を入力する。移動体の位置情報を入力するタイミングは、移動体が持つGPSなどの測定機器から移動体の位置情報が発信される毎でも、発信されたデータを一定時間分蓄えて一定周期間隔としても、本システムから移動体の位置情報を問い合わせ、その応答を受け取った時でもよい。図8は移動体の位置情報の例を示す説明図である。図8に示すように、移動体の位置情報は、移動体を識別する移動体IDと、地図領域における移動体の位置のX座標とY座標とを含む情報であってもよい。なお、これ以外の情報を含んでいてもよい。
リンクマッチング手段203は、移動体位置情報入力手段202によって入力される移動体の位置情報と、リンクマッチング表記憶装置201に記憶されているリンクマッチング表において該移動体が位置している格子に対応づけられている道路集合とに基づいて、該移動体の位置する道路を特定する。
道路情報出力手段204は、リンクマッチング手段203によって特定された道路の情報を出力する。
なお、本実施形態は、図3に示した構成例のより具体的な実施形態である。本実施形態では、リンクマッチング表生成手段102が、図3におけるリンクマッチング表生成手段21に相当する。また、格子補完部103が、図3におけるリンクマッチング表補完手段12に相当する。また、リンクマッチング表記憶装置201が、図3におけるリンクマッチング表記憶手段11に相当する。また、移動体位置情報入力手段202が、図3における移動体位置情報入力手段22に相当する。また、リンクマッチング手段203が、図3におけるリンクマッチング手段23に相当する。また、道路情報出力手段204が、図3における道路情報出力手段24に相当する。
なお、地図情報記憶装置101は、例えば、リンクマッチング表生成装置100が備えるメモリ、磁気ディスク等の記憶装置によって実現される。また、リンクマッチング表生成手段102、格子補完部103は、例えば、リンクマッチング表生成装置100が備えるCPU等のプログラムに従って動作するプロセッサによって実現される。また、リンクマッチング表記憶装置201は、例えば、リンクマッチング実行装置100が備えるメモリ、磁気ディスク等の記憶装置によって実現される。また、移動体位置情報入力手段202は、例えば、リンクマッチング実行装置100が備えるネットワークカード等の情報受信装置によって実現される。また、リンクマッチング手段203は、例えば、リンクマッチング実行装置100が備えるCPU等のプログラムに従って動作するプロセッサによって実現される。また、道路情報出力手段204は、例えば、リンクマッチング実行装置100が備えるネットワークカード等の情報送信装置やディスプレイ等の出力装置によって実現される。
なお、リンクマッチング実行装置201が移動体自身に組み込まれるような場合には、移動体位置情報入力手段202は、移動体が備えるGPS受信装置によって実演される場合がある。なお、リンクマッチング実行装置201が移動体自身に組み込まれるような場合には、リンクマッチング表記憶装置201は、移動体からアクセス可能なネットワーク上のデータベース装置によって実現されていてもよい。
次に、図9のフローチャートを参照して本実施形態の動作を説明する。図9は、本実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。本実施形態のリンクマッチングシステムでは、まず、リンクマッチング表生成装置100がステップS101〜S104により、リンクマッチング表を生成する。そして、リンクマッチング実行装置200が、リンクマッチング表生成装置100により生成されたリンクマッチング表を使用し、ステップS111〜S115でリンクマッチング処理を行う。
具体的には、まず、リンクマッチング表生成装置100のリンクマッチング表生成手段102が、地図情報記憶装置101から地図領域内に存在する各道路の位置を特定するための端点情報を取得し(ステップS101)、地図領域を格子分割した各格子に対しそれぞれ格子領域内に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を生成する(ステップS102)。次に、格子補完部103で、リンクマッチング表生成手段102が生成したリンクマッチング表を補完する(ステップS103)。格子補完部103では、近傍格子補完手段1031が、各格子について該格子の近隣格子に対応づけられた道路集合を用いてリンクマッチング表を補完する。そして、補完後のリンクマッチング表をリンクマッチング実行装置200に出力し、リンクマッチング実行装置200のリンクマッチング表記憶装置201に記憶させる(ステップS104)。
次に、リンクマッチング実行装置200の動作を説明する。まず、リンクマッチング手段203は、予めリンクマッチング表記憶装置201からリンクマッチング表を読み込んでおく(ステップS111)。なお、リンクマッチング手段203は、移動体の位置情報が入力された際に、その都度リンクマッチング表記憶装置201から必要な格子に対応づけられている道路の情報を読み込むようにすることも可能である。以下、移動体の位置情報の入力が終了するまで、次の処理を繰り返し行う(ステップS112)。
まず、移動体位置情報入力手段202が、移動体の位置情報を入力する(ステップS113)。次に、リンクマッチング手段203は、移動体の座標がどの道路上にあるのかを特定するリンクマッチング処理を行う(ステップS114)。リンクマッチング手段203は、移動体の位置情報に基づき、地図領域を格子分割した格子のどこに移動体が位置するかを求め、リンクマッチング表においてその移動体が位置する格子に対応づけられている道路の情報を候補にして、移動体の座標がどの道路上にあるのかを特定する。そして、道路情報出力手段204が、リンクマッチング処理の結果得られた道路の情報を出力する(ステップS115)。この一連の処理(ステップS113〜115)を、移動体の位置情報の入力される度に繰り返し行う。
次に、図10のフローチャートを参照して、図9のステップS102におけるリンクマッチング表生成手段102の動作(リンクマッチング表補完処理)をより具体的に説明する。図10は、リンクマッチング表生成手段102の動作例を示すフローチャートである。ここでは、図11に示す地図領域を例に説明する。図11は、地図領域の例を示す説明図である。図11に示す地図領域上には、道路ID=R1〜R13の道路が存在している。なお、図11に示す地図領域では、左下の点P0を(x0,y0)とするxy直交座標系が導入されている。この座標系により、x座標として経度を、y座標として経度を用いて近似することが可能である。
図10に示すように、リンクマッチング表生成手段102は、リンクマッチング表を生成する処理を開始する際に、まず地図情報記憶装置101から、地図領域内に存在する各道路の位置を特定するための端点情報を取得する。ここでは、道路情報表に登録されている道路ID毎に、道路端点表からその道路の端点の座標を取得する(ステップS1021)。なお、この動作は、図9においてステップS101として示めされている。
次に、リンクマッチング表生成手段102は、地図領域を格子領域に分割する(ステップS1022)。図12は、地図領域を格子領域に分割した様を模式的に示した説明図である。図12に示す例では、図11に示した地図領域を5×5の格子で分割している。リンクマッチング表生成手段102は、例えば、点P0を起点として、x座標,y座標をそれぞれパラメタw,hにより等間隔に分割することで、格子分割を行ってもよい。なお、パラメタw,hは、それぞれ予め与えられた格子の幅(x軸方向の大きさ),格子の高さ(y軸方向の大きさ)である。
次に、リンクマッチング表生成手段102は、各道路について、端点の座標から、その道路がどの格子領域に含まれているかを求める(ステップS1023)。例えば、リンクマッチング表生成手段102は、対象とする道路の2つの端点の座標から、その道路と交わる格子の辺が存在するか否かを判定し、存在する場合にその辺を持つ格子の格子領域にその道路が含まれるとすればよい。一方、道路と交わる格子の辺が存在しない場合には、その道路は1つの格子領域内にあるとして、その1つの格子領域にのみその道路が含まれるとすればよい。図12に示す例では、例えば、道路ID=R1の道路は、格子(0,2)と格子(0,3)の間の辺と、格子(0,3)と格子(0,4)の間の辺とを横切っており、格子(0,2),(0,3),(0,4)の3つの格子領域に含まれていると求まる。また、例えば、道路ID=R11の道路は、いずれの辺とも交差しないため、その道路の端点が位置する格子(0,0)の領域に含まれていると求まる。リンクマッチング表生成手段102は、対象とした道路が格子領域に含まれているとされた格子に対応づける道路集合に、当該対象とした道路の道路IDを加えていくことによって、リンクマッチング表を生成する(ステップS1024)。図13は、図12に示す例から生成されるリンクマッチング表を模式的に示した説明図である。例えば、図13には、格子(0,0)に対応づけられている道路集合が{R7,R8,R11,R12}であることが示されている。また、例えば、格子(0,1)に対応づけられている道路集合が{R7}であることが示されている。なお、ここで生成されるリンクマッチング表は、地図領域を格子分割した格子と、格子領域に存在する道路の情報とを対応づけたものである。
次に、図14のフローチャートを参照して、図9のステップS103における格子補完部103の動作をより具体的に説明する。図14は、格子補完部103の動作例を示すフローチャートである。図14に示すように、まず、格子補完部103は、リンクマッチング表生成手段102が生成したリンクマッチング表を読み込む(ステップS1031)。リンクマッチング表が読み込まれると、格子補完部103は、近傍格子補完手段1031に対して、リンクマッチング表に登録されている各格子を指定して、補完処理を行わせる。近傍格子補完手段1031は、指定された格子に対応づけられている道路集合に、リンクマッチング表生成手段102が生成したリンクマッチング表においてその格子の近傍の格子に対応づけられている道路集合を加えることによって、新たな道路集合を生成すればよい(ステップS1032)。格子補完部103は、リンクマッチング表生成手段102が生成したリンクマッチング表に登録されている全ての格子について補完処理を行った結果作られたリンクマッチング表を出力する(ステップS1033)。
図15は、図13に示すリンクマッチング表に対し補完処理を行った結果得られるリンクマッチング表を模式的に示す説明図である。ステップS1032において、近傍格子補完手段1031は、例えば、指定された格子(i,j)について、隣接する8個の格子を使用して、次の式で示される道路集合R’(i,j)を生成すればよい。ここで、地図領域が横m×縦nの格子により分割されているとし、読み込んだリンクマッチング表における格子(i,j)に対応づけられる道路集合をR(i,j)(0≦i≦m−1,0≦j≦n−1)と表す。
・1≦i≦m−2,1≦j≦n−2の場合
R’(i,j) = R(i−1,j−1) ∪
R(i−1,j) ∪
R(i−1,j+1) ∪
R(i,j−1) ∪
R(i,j) ∪
R(i,j+1) ∪
R(i+1,j−1) ∪
R(i+1,j) ∪
R(i+1,j+1)
・i=0,j=0の場合
R’(i,j) = R(i,j) ∪
R(i,j+1) ∪
R(i+1,j) ∪
R(i+1,j+1)
・i=0,1≦j≦n−2の場合
R’(i,j) = R(i,j−1) ∪
R(i,j) ∪
R(i,j+1) ∪
R(i+1,j−1) ∪
R(i+1,j) ∪
R(i+1,j+1)
・i=0,j=n−1の場合
R’(i,j) = R(i,j−1) ∪
R(i,j) ∪
R(i+1,j−1) ∪
R(i+1,j)
・1≦i≦m−2,j=0の場合
R’(i,j) = R(i−1,j) ∪
R(i−1,j+1) ∪
R(i,j) ∪
R(i,j+1) ∪
R(i+1,j) ∪
R(i+1,j+1)
・1≦i≦m−2,j=n−1の場合
R’(i,j) = R(i−1,j−1) ∪
R(i−1,j) ∪
R(i,j−1) ∪
R(i,j) ∪
R(i+1,j−1) ∪
R(i+1,j)
・i=m−1,j=0の場合
R’(i,j) = R(i−1,j) ∪
R(i−1,j+1) ∪
R(i,j) ∪
R(i,j+1)
・i=m−1,1≦j≦n−2の場合
R’(i,j) = R(i−1,j−1) ∪
R(i−1,j) ∪
R(i−1,j+1) ∪
R(i,j−1) ∪
R(i,j) ∪
R(i,j+1)
・i=m−1,j=n−1の場合
R’(i,j) = R(i−1,j−1) ∪
R(i−1,j) ∪
R(i,j−1) ∪
R(i,j)
上記においては、説明の簡便の為に近傍の格子として、格子(i,j)に隣接する8個の格子(i−1,j−1),(i−1,j),(i−1,j+1),(i,j−1),(i,j+1),(i+1,j−1),(i+1,j),(i+1,j+1)を使用する方法を示したが、これは一例である。例えば、格子(i,j)に対して、その近傍の格子として、隣接する4個の格子(i+1,j),(i−1,j),(i,j+1),(i,j−1)や、近接する12個の格子(i−2,j),(i−1,j−1),(i−1,j),(i−1,j+1),(i,j−2),(i,j−1),(i,j+1),(i,j+2),(i+1,j−1),(i+1,j),(i+1,j+1),(i+2,j)等を使用してもかまわない。
次に、図16のフローチャートを参照して、図9のステップS114におけるリンクマッチング手段203の動作(リンクマッチング処理)をより具体的に説明する。図16は、リンクマッチング手段203によるリンクマッチング処理フローの一例を示すフローチャートである。図16に示すように、リンクマッチング手段203は、移動体位置情報入力手段202を介して、移動体の位置情報として、移動体が位置する座標を取得する(ステップS1141)。なお、この動作は、図9においてステップS113として示めされている。
移動体が位置する座標を取得すると、リンクマッチング手段203は、移動体の座標から、移動体の位置する格子を特定する(ステップS1142)。リンクマッチング手段203は、例えば、次のような方法で移動体の位置する格子(具移動体の位置する格子領域をもつ格子)を特定すればよい。まず、取得した移動体の座標を(x,y)、地図領域の左下端の座標を(x0,y0)、格子の横方向の幅をw、縦方向の高さをhとおく。なお、地図領域には直交座標系が導入されているものとする。この時、移動体の位置に対応する格子を(i,j)とすると、格子(i,j)は、i=(x−x0)/w,j=(y−y0)/hを満たす最大の整数として求められる。リンクマッチング手段203は、移動体の位置する格子を求めると、リンクマッチング表から移動体の位置する格子に対応づけられている道路集合を取得する。リンクマッチング手段203は、ここで取得した道路集合に含まれる道路の情報を用いて、移動体が位置する道路を特定する。
次に、リンクマッチング手段203は、取得した道路集合に含まれる道路の本数を判定する(ステップS1143)。道路集合に含まれる道路の本数が1本である場合、すなわち、道路集合の要素本数が1本である場合には(ステップS1143のYes)、その道路を移動体が位置する道路として特定し、結果を出力する(ステップS1146)。
一方、道路が複数本存在する場合には(ステップS1143のNo)、それら各道路と移動体との間の距離を計算し(ステップS1144)、距離が最小であった道路を、移動体が位置する道路として特定する(ステップS1145)。この場合、その距離が最小の道路を特定結果として出力する(ステップS1146)。リンクマッチング手段203は、道路情報と移動体の位置情報に方向を表わす情報が付加されている場合には、道路と移動体との距離比較に加え、移動体の進行方向と道路の方向の比較による距離比較の候補の絞り込みを併用してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、格子に対応づける道路集合として、その格子の領域内に存在する道路に加えて、近傍の格子の格子領域に存在する道路も含んでいるため、移動体の座標の誤差により、実際の移動体の位置ではなく近傍の格子に位置する座標として入力された場合や、道路の位置の誤差により、道路の存在する格子にずれがある場合にでも、入力データのクレンジング(除去や補正)によって候補とする道路情報を再抽出する等の処理を行うことなく、短時間で正しい道路を決定することができる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図17は、本発明による第2の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。なお、図17において第1の実施形態と同じ構成部分については、図5と同じ符号を付し説明を省略する。図17に示すように、本実施形態のリンクマッチングシステムは、リンクマッチング表生成装置100が、リンクマッチング表生成手段102と格子補完部103とに代わり、円板式リンクマッチング表生成手段1021と、円板パラメタ入力手段1022とを備える。
円板式リンクマッチング表生成手段1021は、地図領域を格子分割し、各格子に対応づける道路集合を、対象とする格子の中心を中心とする与えられた半径の円板領域内に存在する道路の集合として生成する。円板式リンクマッチング表生成手段1021は、対象とする格子の中心から与えられた半径の円板領域内に各道路が存在しているか否かを判断することによって道路集合を生成すればよい。円板パラメタ入力手段1022は、円板式リンクマッチング表生成手段1021が使用する円板領域の半径を入力する。半径は、人手(ユーザ操作)により与えても、格子サイズとGPSなどによる移動体の位置情報の誤差や地図の誤差を考慮して自動的に決定してもよい。また、道路の密度を考慮して決定してもよい。なお、半径は円板領域が格子領域より大きくなるように決定する。
なお、本実施形態は、図2に示した構成例のより具体的な実施形態である。本実施形態では、円板式リンクマッチング表生成手段1021が、図2におけるリンクマッチング表生成手段21に相当する。なお、本実施形態における円板式リンクマッチング表生成手段1021には、リンクマッチング表生成手段21の機能と併せて、図2におけるリンクマッチング表補完手段12の機能が組み込まれている。円板式リンクマッチング表生成手段1021は、例えば、リンクマッチング表生成装置100が備えるCPU等のプログラムに従って動作するプロセッサによって実現される。また、円板パラメタ入力手段1022は、例えば、リンクマッチング表生成装置100が備えるCPU等のプログラムに従って動作するプロセッサや、マウスやキーボード等の入力装置によって実現される。
次に、図18のフローチャートを参照して本実施形態の動作を説明する。図18は、本実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図18において第1の実施形態と同様の動作については、図9と同じ符号を付し説明を省略する。
リンクマッチング表生成装置100の円板式リンクマッチング表生成手段1021は、地図情報記憶装置101から地図領域内に存在する各道路の位置を特定するための端点情報を取得すると(ステップS101)、円板パラメタ入力手段1022から入力されたパラメタを用いて、地図領域を格子分割した各格子に対し当該格子の中心を中心とする与えられた半径の円板領域内に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を生成する(ステップS201)。そして、生成したリンクマッチング表をリンクマッチング実行装置200に出力し、リンクマッチング実行装置200のリンクマッチング表記憶装置201に記憶させる(ステップS104)。
ここで、図18のステップS201における円板式リンクマッチング表生成手段1021の動作(リンクマッチング表生成処理)をより具体的に説明する。円板式リンクマッチング表生成手段1021は、まず、第1の実施形態と同様に地図領域を格子分割する。図19は、地図領域を格子領域に分割した様を模式的に示した説明図である。図19に示す例では、既に示した図12と同様に、地図領域の左下の点P0の座標を(x0,y0)とし、この点P0を起点として幅w,高さhの格子に分割されている。このとき、格子(i,j)の中心の座標は、(x0+(i+1/2)w,y0+(j+1/2)h)である。また、円板パラメタ入力手段1021により入力された円板の半径をrとする。ただし、一般的には、r×r>(w/2)×(w/2)+(h/2)×(h/2)であるべきである。
円板式リンクマッチング表生成手段1021は、格子(i,j)に対応づける道路集合を、その格子の中心(x0+(i+1/2)w,y0+(j+1/2)h)から半径rの円板領域に存在する道路の集合として決定する。例えば、図19に示す例では、格子(2,2)に対応づけられる道路集合は、{R6,R8,R9}となる。
以上のように、本実施形態によれば、格子に対応づける道路集合を、格子サイズに依存せずに決めることができ、格子に対応づける道路集合に格子サイズ2つ分以上離れた道路を含めることや、隣接格子の道路のうち対象とする格子に近い道路だけを含めることが可能となる。これにより、誤差の大きさに応じて円板の半径を指定することで、誤差に対応したリンクマッチング表を生成でき、移動体の位置の誤差や道路の位置の誤差が格子のサイズと無関係な場合であっても、効率的に正しい道路を決定することができる。
実施形態3.
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図20は、本発明による第3の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。なお、図20において第1の実施形態と同じ構成部分については、図5と同じ符号を付し説明を省略する。図20に示すように、本実施形態のリンクマッチングシステムは、リンクマッチング表生成装置100が、格子補完部103に代わり、空白格子補完部104を備える。
空白格子補完部104は、空白格子検出手段1041と、空白格子補完手段1042とを含み、リンクマッチング表中の道路の存在しない格子領域をもつ格子に対応づけられる道路集合を補完する。以下、道路が存在しない格子領域をもつ格子を空白格子と呼ぶ。
空白格子検出手段1041は、リンクマッチング表中の空白格子を検出する。以下、空白格子検出手段1041によって検出された空白格子のリストを空白格子リストと呼ぶ。空白格子補完手段1042は、空白格子リストに含まれる各空白格子について、該空白格子に対応づける道路集合を、その空白格子の近傍の格子の道路集合で補完する。なお、補完の方法は、第1の実施形態と同様でよい。具体的には、空白格子に対応づける道路集合に、その空各格子の近傍の格子の道路集合の要素を追加することで補完すればよい。
なお、空白格子検出手段1041、空白格子補完手段1042は、例えば、リンクマッチング表生成装置100が備えるCPU等のプログラムに従って動作するプロセッサによって実現される。
次に、図21のフローチャートを参照して本実施形態の動作を説明する。図21は、本実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図21において第1の実施形態と同様の動作については、図9と同じ符号を付し説明を省略する。
リンクマッチング表生成装置100の空白格子補完部104は、リンクマッチング表生成手段102がリンクマッチング表を生成すると、生成されたリンクマッチング表を補完する(ステップS301)。ここでは、まず、空白格子検出手段1041が、リンクマッチング表中に空白格子が含まれているか否かを判定して、空白格子リストを生成する。そして、空白格子補完手段1042が、空白格子リストに含まれている各空白格子について、該空白格子の近隣格子に対応づけられた道路集合を用いてリンクマッチング表を補完する。
図22は、図21のステップS301における空白格子補完部104の動作の一例を示すフローチャートである。図22に示すように、まず、空白格子補完部104は、リンクマッチング表生成手段102が生成したリンクマッチング表を読み込む(ステップS3011)。リンクマッチング表が読み込まれると、空白格子検出手段1041は、リンクマッチング表の全ての格子について、その格子領域内に含まれている道路の本数(すなわち、各格子に対応づけられている道路集合に含まれている要素数)を数え、空白格子か否かを判定して空白格子リストを生成する(ステップS3012)。
次に、空白格子検出手段1041は、生成した空白格子リストに基づき空白格子が存在するか否かを判定し(ステップS3013)、存在しない場合にはそのままのリンクマッチング表をリンクマッチング表記憶装置201に出力する(ステップS3013のNo,ステップS3015)。
一方、空白格子が存在するならば(ステップS3013のYes)、空白格子検出手段1041は、空白格子リストをリンクマッチング表とともに空白格子補完手段1042に出力する。例えば、図13に示したリンクマッチング表の場合には、空白格子リストとして{格子(2,2),(2,3),(3,3)}が生成される。
空白格子補完手段1042は、リンクマッチング表と空白格子リストを入力として受け取り、空白格子リストに含まれている全ての格子について、その格子に対応づけられる道路集合を、その格子の近傍の格子に対応づけられている道路集合で補完する(ステップS3014)。空白格子補完手段1042は、該格子に対応づけられる道路集合に、該格子の近傍の格子のうち空白格子でない格子に対応づけられている道路集合を追加することで新たな道路集合を生成すればよい。空白格子補完部104は、リンクマッチング表生成手段102が生成したリンクマッチング表中の全ての空白格子について補完処理を行った結果作られたリンクマッチング表を出力する(ステップS3015)。ここでは、近傍全部が空白である場合を考慮し、ステップS3012〜S3014の処理を有限回数繰り返している。
図23は、図13に示すリンクマッチング表に対し補完処理を行った結果得られるリンクマッチング表を模式的に示す説明図である。ステップS3014において、空白格子補完手段1042は、例えば、対象とした空白格子(i,j)について、隣接する8個の格子を使用して、第1の実施形態と同様の式で示される道路集合R’(i,j)を生成すればよい。なお、近傍格子として使用する格子は隣接する8個の格子に限らず、隣接する4個の格子や近傍12個の格子等を使用してもかまわない。
以上のように、本実施形態によれば、空白格子補完部104が空白格子を最も近い格子の道路集合により補完するため、本発明において使用されるリンクマッチング表には空白格子が存在しなくなる。例えば、空白格子が存在するリンクマッチング表を用いると、移動体が位置すると判定した格子が空白格子であった場合にリンクマッチング処理が続けられなくなるという問題がある。図23は、空白格子によりリンクマッチング処理に失敗する例を模式的に示す説明図である。図23に示す例では、実際に移動体の位置する格子は(2,1)であるが、位置情報の誤差により空白格子(2,2)に位置すると判断されてしまう例を示している。このような場合に、リンクマッチング表における格子(2,2)が空白格子のままであると、候補となる道路が存在せず、リンクマッチング処理が続けられなくなり、エラーとなってしまう。仮に、改めて候補とする道路を抽出する処理を行っても、特定できるまでに時間がかかってしまう。
これに対し、本実施形態では、地図領域に1本も道路が存在しない場合を除きリンクマッチング手段203が必ず移動体の位置情報を処理することができる。従って、図24に示すような移動体の位置や道路の位置に,地図のある近傍にある格子を越える誤差が発生した場合でも、リンクマッチング実行装置200の処理が停止せず、移動体の位置する道路を得ることができる。
実施形態4.
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図25は、本発明による第4の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。なお、図25において第1の実施形態と同じ構成部分については、図5と同じ符号を付し説明を省略する。図25に示すように、本実施形態のリンクマッチングシステムは、リンクマッチング表生成装置100が、第2の実施形態における円板式リンクマッチング表生成手段1021と、円板パラメタ入力手段1022とに代わり、格子別円板式リンクマッチング表生成手段1023と、円板パラメタ表入力手段1024とを備える。
格子別円板式リンクマッチング表生成手段1023は、地図領域を格子分割し、各格子に対応づける道路集合を、対象とする格子の中心を中心とした格子毎に与えられた半径の円板領域内に存在する道路の集合として生成する。円板パラメタ表入力手段1024は、格子別円板式リンクマッチング表生成手段1023が使用する円板パラメタ表を入力する。
図26は、円板パラメタ表のデータ構造例を図示した説明図である。円板パラメタ表は、格子別円板式リンクマッチング表生成手段1023がリンクマッチング表を生成するために使用する、格子毎に与えられた円板領域の半径を示す表(情報)である。図26では、格子(i,j)に適用する円板領域の半径を、r(i,j)(0≦i,j<5)で与えている。
次に、図27のフローチャートを参照して本実施形態の動作を説明する。図27は、本実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図27において第1の実施形態と同様の動作については、図9と同じ符号を付し説明を省略する。
リンクマッチング表生成装置100の格子別円板式リンクマッチング表生成手段1023は、地図情報記憶装置101から地図領域内に存在する各道路の位置を特定するための端点情報を取得すると(ステップS101)、円板パラメタ表入力手段1024から入力された円板パラメタ表によって示される格子毎の半径を用いて、地図領域を格子分割した各格子に対し当該格子の中心を中心とする各格子に対応する半径の円板領域内に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を生成する(ステップS401)。そして、生成したリンクマッチング表をリンクマッチング実行装置200に出力し、リンクマッチング実行装置200のリンクマッチング表記憶装置201に記憶させる(ステップS104)。
ステップS401における格子別円板式リンクマッチング表生成手段1023の動作は、図18に示す第2の実施形態における円板式リンクマッチング表生成手段1021の動作(ステップS201)と基本的には同様である。本実施形態では、第2の実施形態のステップS201における円板の半径rをr(i,j)とおけばよい。
以上のように、本実施形態によれば、格子毎に円板の半径を指定できるため、各格子毎に位置情報や地図の道路情報の誤差の大きさや道路の密度に応じた円板の半径を指定することにより、誤差の大きさや道路の密度に応じた道路集合を決め適切なリンクマッチング表を生成できるため、地図領域上の位置により移動体の座標や道路の位置の誤差が変動する場合や道路の密度が異なる場合であっても正しい道路を素早く特定することができる。
なお、第1の実施形態と、第2の実施形態または第4の実施形態とを組み合わせて実施することも可能である。例えば、第1の実施形態における格子補完部103は、第2の実施形態における円板式リンクマッチング表生成手段1021が生成したリンクマッチング表を対象に補完してもよい。
また、第2の実施形態または第4の実施形態と、第3の実施形態とを組み合わせて実施することも可能である。例えば、第3の実施形態における空白格子補完部104は、第2の実施形態における円板式リンクマッチング表生成手段1021が生成したリンクマッチング表を対象に補完してもよい。また、第1の実施形態と、第2の実施形態または第4の実施形態とを組み合わせた実施形態に、さらに第3の実施形態を組み合わせて実施することも可能である。例えば、第1の実施形態における格子補完部103が補完した第2の実施形態における円板式リンクマッチング表生成手段1021が生成したリンクマッチング表を対象に、第3の実施形態における空白格子補完部104が空白格子を補完してもよい。
実施形態5.
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図28は、本発明による第5の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。なお、図28において第1の実施形態と同じ構成部分については、図5と同じ符号を付し説明を省略する。図28に示すリンクマッチングシステムは、リンクマッチング実行装置200を備え、リンクマッチング実行装置200が、リンクマッチング表記憶装置201と、候補道路情報取得部205と、移動体位置情報入力手段202と、リンクマッチング手段203と、道路情報出力手段204とを備える。また、候補道路情報取得部205は、近傍格子補完手段2051を含む。
本実施形態では、リンクマッチング表記憶装置201には、少なくとも地図情報における所定の地図領域を格子分割した各格子に対し、当該格子の領域内に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表が記憶されていればよい。例えば、第1の実施形態におけるリンクマッチング表生成手段102が生成したリンクマッチング表が記憶されていればよい。なお、このリンクマッチング表には空白格子が含まれていてもよい。
候補道路情報取得部205は、リンクマッチング手段203からの指示に応じて、リンクマッチング表から移動体の位置する格子に対応づけられている道路集合の情報を取得する(読み出す)。本実施形態では、候補道路情報取得部205は、リンクマッチング表から道路集合の情報を取得する処理を、近傍格子補完手段2051を介して行う。
近傍格子補完手段2051は、リンクマッチング表記憶装置201に記憶されているリンクマッチング表から指定された格子に対応づけられている道路集合を読み出す際に、その道路集合を、その格子の近傍の格子に対応する道路集合を用いて補完する。近傍格子補完手段2051は、例えば、リンクマッチング表記憶装置201に記憶されているリンクマッチング表において指定された格子に対応づけられている道路集合に、同リンクマッチング表においてその格子の隣接4近傍、隣接8近傍、または12近傍の格子に対応づけられている道路集合を加えることによって、補完すればよい。なお、具体的な補完方法につては、第1の実施形態で説明した方法を用いればよい。ここで、補完された道路集合は、移動体の位置する格子に対応づけられている道路集合として、候補道路情報取得部205からリンクマッチング手段203に出力されることになる。
リンクマッチング手段203は、候補道路情報取得部205から受け取った移動体の位置する格子に対応づけられている道路集合に含まれる道路の情報を用いて、移動体が位置する道路を特定する。
なお、本実施形態は、図4に示した構成例のより具体的な実施形態である。本実施形態では、候補道路情報取得部205が、図4における候補道路情報取得手段31に相当する。また、近傍格子補完手段2051が、図4におけるリンクマッチング表補完手段12に相当する。また、リンクマッチング表記憶装置201が、図4におけるリンクマッチング表記憶手段11に相当する。また、移動体位置情報入力手段202が、図4における移動体位置情報入力手段22に相当する。また、リンクマッチング手段203が、図4におけるリンクマッチング手段23に相当する。また、道路情報出力手段204が、図4における道路情報出力手段24に相当する。候補道路情報取得部205、近傍格子補完手段2051は、例えば、リンクマッチング実行装置200が備えるCPU等のプログラムに従って動作するプロセッサによって実現される。
次に、図29のフローチャートを参照して本実施形態の動作について説明する。図29は、本実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図29において第1の実施形態と同様の動作については、図9と同じ符号を付し説明を省略する。図29に示すように、本実施形態のリンクマッチング実行装置200は、少なくともリンクマッチング手段123が候補道路情報取得部205(より具体的には近傍格子補完手段2051)を介してリンクマッチング表記憶装置201から道路集合の情報を取得する点で、第1の実施の形態と異なる。
図29に示すように、本実施形態では、リンクマッチング手段203は、予めリンクマッチング表記憶装置201からリンクマッチング表を読み込まずに、移動体の位置情報が入力された際に、その都度必要な格子についてのリンクマッチング表を読み込む。リンクマッチング実行装置200は、移動体の位置情報の入力が終了するまで、次の処理を繰り返し行う(ステップS112)。
まず、移動体位置情報入力手段202が、移動体の位置情報を入力する(ステップS113)。次に、リンクマッチング手段203は、移動体の位置情報に基づき、リンクマッチング表においてその移動体が位置する格子に対応づけられている道路の情報を候補道路情報取得部205を介して読み出す(ステップS211)。このとき、候補道路情報取得部205の近傍格子補完手段2051は、リンクマッチング表記憶装置201に記憶されているリンクマッチング表において指定された格子(移動体が位置する格子)に対応づけられている道路集合と、その近傍の格子に対応づけられている道路集合との和集合を、出力する。次に、リンクマッチング手段203は、取得した(読み出された)道路集合に含まれる道路の情報を用いて、リンクマッチング処理を行い、移動体が位置する道路を特定する(ステップS114)。リンクマッチング手段203は、例えば、各道路と移動体との間の距離を計算し、距離が最小であった道路を、移動体が位置する道路として特定してもよい。そして、道路情報出力手段204が、リンクマッチング処理の結果得られた道路の情報を出力する(ステップS115)。この一連の処理(ステップS113〜115)を、移動体の位置情報の入力される度に繰り返し行う。
図30は、図29のステップS211における候補道路情報取得部205(より具体的には近傍格子補完手段2051)の動作の一例を示すフローチャートである。図30に示すように、近傍格子補完手段2051は、まず、指定された格子に対応づけられている道路集合を読み出す(ステップS2111)。つまり近傍格子補完手段2051は、リンクマッチング表において指定された格子に対応づけられている道路集合に含まれる道路の情報をリンクマッチング表記憶装置201から読み出す。次に、近傍格子補完手段2051は、指定された格子の近傍にあたる格子を求め、その格子に対応づけられている道路集合に含まれる道路の情報をリンクマッチング表記憶装置201から読み出す(ステップS2112)。その後、近傍格子補完手段2051は、ステップS2111及びステップS2112でそれぞれ読み出した道路の和集合を求める(ステップS2113)。そして近傍格子補完手段2051は、求めた和集合を、リンクマッチング表において指定された格子に対応づけられている道路集合であるとしてリンクマッチング手段203に出力する(ステップS2114)。
なお、上記説明では、指定された格子に対応づけられている道路集合と、近傍の格子に対応づけられている道路集合とを段階を分けて読み出す態様について説明したが、指定された格子及び近傍の格子に対応づけられている道路集合を一括してリンクマッチング表記憶装置201から読み出すようにしてもよい。また、読み出し動作が並行して行われるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、入力される移動体の座標に誤差が含まれる場合であっても、入力データのクレンジング(除去や補正)によって候補とする道路情報を再抽出する等の処理を行うことなく、リンクマッチングの精度が維持されることを期待することができる。すなわち、近傍格子補完手段2051が、移動体の位置情報から求まる格子領域に加えて、その近傍にあたる格子領域に含まれる道路を読み出してリンクマッチング手段203に渡すので、リンクマッチング手段203は移動体の位置情報から求まる格子領域及びその近傍にあたる格子領域に含まれる道路をマッチングの対象とすることができるからである。
実施形態6.
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図31は、本発明による第6の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。なお、図31において第5の実施形態と同じ構成部分については、図28と同じ符号を付し説明を省略する。図31に示すように、本実施形態のリンクマッチングシステムは、リンクマッチング実行装置200の候補道路情報取得部205が、近傍格子補完手段2051に代わり、円板式格子補完手段2052と、円板パラメタ表入力手段2053とを含む。
本実施形態では、候補道路情報取得部205は、リンクマッチング表から道路集合の情報を取得する処理を、円板式格子補完手段2052を介して行う。円板式格子補完手段2052も、第5の実施形態における近傍格子補完手段2051と同様に、リンクマッチング表記憶装置201に記憶されているリンクマッチング表から指定された格子に対応づけられている道路集合を読み出す際に、その道路集合を、その格子の近傍の格子に対応する道路集合を用いて補完する。円板式格子補完手段2052では、円板パラメタ表入力手段2053によって入力される円板パラメタ表が示す指定された格子の円板の半径に基づいて、指定された格子の中心から一定の距離以内の円板領域内に存在する道路集合で補完する。
円板式格子補完手段2052は、指定された格子の近傍にあたる格子を、円板パラメタ表入力手段2053によって入力される円板パラメタ表が示す指定された格子の円板の半径の値を用いて算出する。例えば、円板式格子補完手段2052は、円板パラメタ表入力手段2053によって入力される円板パラメタ表から指定された格子に与えられた半径の値r(i,j)を読み出し、指定された格子の中心から半径r(i,j)を中心とする円板領域を算出してもよい。このような場合には、円板式格子補完手段2052は、円板領域に含まれる各格子を、指定された格子の近傍にあたる格子と用いる。そして、近傍にあたるとした格子に対応づけられている道路集合に含まれる道路を対象に、指定された格子の中心から半径r(i,j)を中心とする円板領域内に存在するか否かを判定することによって、道路集合を補完すればよい。なお、他の点に関しては、第5の実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態によれば、地図領域上の位置により移動体の座標や道路の位置の誤差が変動する場合や道路の密度が異なる場合でも正しい道路を素早く特定することができる。位置情報や地図の道路情報の誤差の大きさや道路の密度に応じた円板の半径を格子毎に指定することで、格子毎に異なる円板の大きさに基づいて近傍にあたる格子領域に含まれる道路を読み出してリンクマッチング手段203に渡すので、リンクマッチング手段203は、移動体の座標に応じてその都度マッチング対象とする道路か否かの判定をすることなく、適切な候補を得ることができるからである。
なお、例えば、第3の実施形態で説明した空白格子の補完処理を、リンクマッチング実行装置200における道路集合の読み出し時に実行させることも可能である。例えば、空白格子検出手段205が、第3の実施形態で説明した空白格子補完手段1042を含み、指定された格子が空白格子であった場合に、その空白格子(ここでは、移動体が位置すると見なされた格子)の道路集合を補完するようにしてもよい。
また、例えば、第5の実施形態や第6の実施形態による補完の後で、指定された格子が空白格子か否かを判断するようにし、補完後でも空白格子のままであった場合に、空白格子補完手段1042がより広範囲の近接格子を用いてその空白格子(ここでは、移動体が位置すると見なされた格子)の道路集合を補完することも可能である。
本発明は、特に、大量の移動体の位置情報を高速に道路に対応づける処理を行う用途に好適に適用できる。
本発明によるリンクマッチングシステムの概略構成図である。 本発明によるリンクマッチングシステムの一構成例を示すブロック図である。 本発明によるリンクマッチングシステムの他の構成例を示すブロック図である。 本発明によるリンクマッチングシステムの他の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態によるリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。 地図情報記憶装置101が記憶する地図情報の例を示す説明図である。 リンクマッチング表のデータ構造を図示した説明図である。 移動体の位置情報の例を示す説明図である。 第1の実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。 リンクマッチング表生成手段102の動作例を示すフローチャートである。 地図領域の例を示す説明図である。 地図領域を格子領域に分割した様を模式的に示した説明図である。 生成されるリンクマッチング表を模式的に示した説明図である。 格子補完部103の動作例を示すフローチャートである。 補完処理を行った結果得られるリンクマッチング表を模式的に示す説明図である。 リンクマッチング手段203によるリンクマッチング処理フローの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。 第2の実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。 地図領域を格子領域に分割した様を模式的に示した説明図である。 第3の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。 第3の実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。 空白格子補完部104の動作の一例を示すフローチャートである。 補完処理を行った結果得られるリンクマッチング表を模式的に示す説明図である。 移動体の位置情報の誤差範囲と空白格子との関連性を示す説明図である。 第4の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。 円板パラメタ表のデータ構造例を図示した説明図である。 第4の実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。 第5の実施形態のリンクマッチングシステム全体の動作の一例を示すフローチャートである。 近傍格子補完手段2051の動作の一例を示すフローチャートである。 第6の実施形態のリンクマッチングシステムの構成例を示す説明図である。
符号の説明
11 リンクマッチング表記憶手段
12 リンクマッチング表補完手段
21 リンクマッチング表生成手段
22 移動体位置情報入力手段
23 リンクマッチング手段
24 道路情報出力手段
31 候補道路情報取得手段
100 リンクマッチング生成装置
101 地図情報記憶装置
102 リンクマッチング表生成手段
1021 円板式リンクマッチング表生成手段
1022 円板パラメタ入力手段
1023 格子別円板式リンクマッチング表生成手段
1024 円板パラメタ表入力手段
103 格子補完部
1031 近傍格子補完手段
104 空白格子補完部
1041 空白格子検出手段
1042 空白格子補完手段
200 リンクマッチング実行装置
201 リンクマッチング表記憶装置
202 移動体位置情報入力手段
203 リンクマッチング手段
204 道路情報出力手段
205 候補道路情報取得部
2051 近傍格子補完手段
2052 円板式格子補完手段
2053 円板パラメタ表入力手段

Claims (30)

  1. 移動体の位置を地図上の道路に対応づけるリンクマッチングシステムであって、
    予め地図領域を格子分割した各格子に対し、少なくとも当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を記憶するリンクマッチング表記憶手段と、
    前記リンクマッチング表において少なくとも移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する領域に存在する道路の情報で補完するリンクマッチング表補完手段とを備えた
    ことを特徴とするリンクマッチングシステム。
  2. 移動体の位置情報を入力する移動体位置情報入力手段と、
    移動体の位置情報が入力されると、前記移動体の位置情報と、前記リンクマッチング表補完手段によって補完された前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報とに基づいて、前記移動体の位置する道路を特定するリンクマッチング手段とを備えた
    請求項1に記載のリンクマッチングシステム。
  3. リンクマッチング表補完手段は、道路の位置情報を含む地図情報に基づきリンクマッチング表を生成する過程で、各格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子の格子領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完し、
    リンクマッチング表記憶手段は、前記リンクマッチング表補完手段によって各格子に対応づけられる道路の情報が補完されたリンクマッチング表を記憶する
    請求項1または請求項2に記載のリンクマッチングシステム。
  4. リンクマッチング表補完手段は、地図領域を格子分割した各格子に対し当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を元に、各格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完し、
    リンクマッチング表記憶手段は、前記リンクマッチング表補完手段によって各格子に対応づけられる道路の情報が補完されたリンクマッチング表を記憶する
    請求項1または請求項2に記載のリンクマッチングシステム。
  5. リンクマッチング表記憶手段は、地図領域を格子分割した各格子に対し当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を記憶し、
    リンクマッチング表補完手段は、リンクマッチング表記憶手段に記憶されているリンクマッチング表から移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報を取得する際に、前記リンクマッチング表における各格子と道路の情報との対応関係を元に、前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する
    請求項1または請求項2に記載のリンクマッチングシステム。
  6. リンクマッチング表補完手段は、格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域に存在する道路の情報と該格子の近傍の格子内の領域に存在する道路の情報との和集合とすることにより補完する
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のリンクマッチングシステム。
  7. リンクマッチング表補完手段は、格子に対応づけられる道路の情報を、少なくとも当該格子内の領域を含む該格子の中心から一定の距離以下の領域に存在する道路の情報とすることにより補完する
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のリンクマッチングシステム。
  8. リンクマッチング表を補完する際の円板の半径となる格子の中心からの距離を、指定パラメータとしてユーザに指定させて入力する指定パラメータ入力手段を備えた
    請求項7に記載のリンクマッチングシステム。
  9. 指定パラメータ入力手段は、格子毎に円板の半径となる格子の中心からの距離を、指定パラメータとしてユーザに指定させて入力する
    請求項8に記載のリンクマッチングシステム。
  10. リンクマッチング表補完手段は、リンクマッチング表において1つも道路の情報が対応づけられていない格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する
    請求項1から請求項9のうちのいずれか1項に記載のリンクマッチングシステム。
  11. 移動体の位置を地図上の道路に対応づけるためのリンクマッチング方法であって、
    予め記憶装置に記憶されている、地図領域を格子分割した各格子に対し、少なくとも当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表において、少なくとも移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する領域に存在する道路の情報で補完する
    ことを特徴とするリンクマッチング方法。
  12. 移動体の位置情報が入力されると、前記移動体の位置情報と、補完されたリンクマッチング表において前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報とに基づいて、前記移動体の位置する道路を特定する
    請求項11に記載のリンクマッチング方法。
  13. 道路の位置情報を含む地図情報に基づきリンクマッチング表を生成する過程で、各格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完し、
    前記補完されたリンクマッチング表を記憶装置に記憶しておき、
    移動体の位置情報が入力されると、前記移動体の位置情報と、前記記憶装置に記憶されているリンクマッチング表から読み出した前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報とに基づいて、前記移動体の位置する道路を特定する
    請求項11または請求項12に記載のリンクマッチング方法。
  14. 地図領域を格子分割した各格子に対し当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を元に、各格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完し、
    前記補完されたリンクマッチング表を記憶装置に記憶しておき、
    移動体の位置情報が入力されると、前記移動体の位置情報と、前記記憶装置に記憶されているリンクマッチング表から読み出した前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報とに基づいて、前記移動体の位置する道路を特定する
    請求項11または請求項12に記載のリンクマッチング方法。
  15. 地図領域を格子分割した各格子に対し当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を記憶装置に記憶しておき、
    前記記憶装置に記憶されているリンクマッチング表から移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報を取得する際に、前記リンクマッチング表における各格子と道路の情報との対応関係を元に、前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する
    請求項11または請求項12に記載のリンクマッチング方法。
  16. 格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域に存在する道路の情報と該格子の近傍の格子内の領域に存在する道路の情報との和集合で補完する
    請求項11から請求項15のうちのいずれか1項に記載のリンクマッチング方法。
  17. 格子に対応づけられる道路の情報を、少なくとも当該格子内の領域を含む該格子の中心から一定の距離以下の領域に存在する道路の情報で補完する
    請求項11から請求項15のうちのいずれか1項に記載のリンクマッチング方法。
  18. リンクマッチング表を補完する際の円板の半径となる格子の中心からの距離を、指定パラメータとしてユーザに指定させて入力し、
    格子に対応づけられる道路の情報を、前記指定パラメータとしてユーザに指定させた距離を用いて補完する
    請求項17に記載のリンクマッチング方法。
  19. 格子毎に円板の半径となる格子の中心からの距離を、指定パラメータとしてユーザに指定させて入力し、
    格子に対応づけられる道路の情報を、前記指定パラメータとしてユーザに指定させた当該格子に対する距離を用いて補完する
    請求項18に記載のリンクマッチング方法。
  20. リンクマッチング表において1つも道路の情報が対応づけられていない格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する
    請求項11から請求項19のうちのいずれか1項に記載のリンクマッチング方法。
  21. 移動体の位置を地図上の道路に対応づけるためのリンクマッチング用プログラムであって、
    コンピュータに、
    予め記憶装置に記憶されている、地図領域を格子分割した各格子に対し、少なくとも当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表において、少なくとも移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する領域に存在する道路の情報で補完する処理
    を実行させるためのリンクマッチング用プログラム。
  22. コンピュータに、
    移動体の位置情報が入力されると、前記移動体の位置情報と、補完されたリンクマッチング表において前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報とに基づいて、前記移動体の位置する道路を特定する処理を実行させる
    請求項21に記載のリンクマッチング用プログラム。
  23. コンピュータに、
    道路の位置情報を含む地図情報に基づきリンクマッチング表を生成する過程で、各格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する処理、
    前記補完されたリンクマッチング表を記憶装置に記憶させる処理、および
    移動体の位置情報が入力されると、前記移動体の位置情報と、前記記憶装置に記憶されているリンクマッチング表から読み出した前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報とに基づいて、前記移動体の位置する道路を特定する処理を実行させる
    請求項21または請求項22に記載のリンクマッチング用プログラム。
  24. コンピュータに、
    地図領域を格子分割した各格子に対し当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を元に、各格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する処理、
    前記補完されたリンクマッチング表を記憶装置に記憶させる処理、および
    移動体の位置情報が入力されると、前記移動体の位置情報と、前記記憶装置に記憶されているリンクマッチング表から読み出した前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報とに基づいて、前記移動体の位置する道路を特定する処理を実行させる
    請求項21または請求項22に記載のリンクマッチング用プログラム。
  25. 地図領域を格子分割した各格子に対し当該格子内の領域に存在する道路の情報を対応づけたリンクマッチング表を記憶する記憶装置を備えたコンピュータに、
    前記記憶装置に記憶されているリンクマッチング表から移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報を取得する際に、前記リンクマッチング表における各格子と道路の情報との対応関係を元に、前記移動体が位置する領域を囲む格子に対応づけられている道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する処理を実行させる
    請求項21または請求項22に記載のリンクマッチング用プログラム。
  26. コンピュータに、
    格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域に存在する道路の情報と該格子の近傍の格子内の領域に存在する道路の情報との和集合で補完する処理を実行させる
    請求項21から請求項25のうちのいずれか1項に記載のリンクマッチング用プログラム。
  27. コンピュータに、
    格子に対応づけられる道路の情報を、少なくとも当該格子内の領域を含む該格子の中心から一定の距離以下の領域に存在する道路の情報で補完する処理を実行させる
    請求項21から請求項25のうちのいずれか1項に記載のリンクマッチング用プログラム。
  28. コンピュータに、
    格子に対応づけられる道路の情報を、指定パラメータとしてユーザに指定させた距離を当該格子の中心を中心とする円板の半径として用いて補完する処理を実行させる
    請求項27に記載のリンクマッチング用プログラム。
  29. コンピュータに、
    格子に対応づけられる道路の情報を、指定パラメータとしてユーザに指定させた当該格子に対する距離を当該格子の中心を中心とする円板の半径として用いて補完する処理を実行させる
    請求項28に記載のリンクマッチング用プログラム。
  30. コンピュータに、
    リンクマッチング表において1つも道路の情報が対応づけられていない格子に対応づけられる道路の情報を、当該格子内の領域を包括する所定の領域に存在する道路の情報で補完する処理を実行させる
    請求項21から請求項29のうちのいずれか1項に記載のリンクマッチング用プログラム。
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