JP2009168412A - 換気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】人の入室・退出をより正確に検知して換気確保することができ、寿命や故障の発生を的確検知して換気装置の性能の保守、維持を容易にする換気装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本体5の側面には熱起電力型温度センサ11をスイングさせることができるスイング機構12を備え、スイング機構12の中心には、遠赤外線を検知する複眼の素子を内蔵した熱起電力型温度センサ11を備える。一方、本体5の下方に備えている吸込口を覆うように設けられる通気口を有したルーバ13には、人体の動作を検知できる人感検知部14を備え、熱起電力型温度センサ11、スイング機構12、人感検知部14を制御する制御回路15を本体5内部に備え、制御回路15の温度を監視するために制御回路15の取り付け位置は、熱起電力型温度センサ11がスイング機構12でスイングした時に監視するエリアに入るように設置する構成とする。
【選択図】図2
【解決手段】本体5の側面には熱起電力型温度センサ11をスイングさせることができるスイング機構12を備え、スイング機構12の中心には、遠赤外線を検知する複眼の素子を内蔵した熱起電力型温度センサ11を備える。一方、本体5の下方に備えている吸込口を覆うように設けられる通気口を有したルーバ13には、人体の動作を検知できる人感検知部14を備え、熱起電力型温度センサ11、スイング機構12、人感検知部14を制御する制御回路15を本体5内部に備え、制御回路15の温度を監視するために制御回路15の取り付け位置は、熱起電力型温度センサ11がスイング機構12でスイングした時に監視するエリアに入るように設置する構成とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、トイレ等の壁面や天井に取り付けられ、人体から放射される熱線を検知することによってトイレ室内における人の入室と退室とを検出し、トイレ室内に配置した換気扇を制御するトイレ用換気装置に関するものである。
また、人感検知(熱起電力型温度センサ)を利用して回路の寿命、故障を判定する寿命判定、故障判定に関するものである。
従来、この種のトイレ用熱線式自動スイッチには、トイレ室内の壁面に取り付けることができる器体に人感センサおよびスイッチ要素を設けた構造となっていた(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのトイレ用熱線式自動スイッチについて図9を参照しながら説明する。
人体から放射される熱線を検知することにより人の存否を検出する人感センサ101と、前記人感センサ101の出力によりトイレ室内への人の入室および退室を検出するとともに人の入退室に応じて照明負荷102を制御する照明制御信号および換気扇103を制御する換気扇制御信号を出力する制御手段104と、照明制御信号と換気扇制御信号とによりそれぞれ開閉制御される第1スイッチおよび第2スイッチを備え、トイレ室の壁面に取り付けられる器体内に備えることを特徴とするトイレ用熱線式自動スイッチであった。
特開2001―77160号公報
このような従来のトイレ用熱線式スイッチでは、換気装置の動作を制御する制御回路の状態に寿命や故障が生じてもそのまま使用してしまい、換気装置の性能を維持した使用ができないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、人の入室・退出をより正確に検知して換気確保することができ、寿命や故障の発生を的確検知して換気装置の性能の保守、維持を容易にする換気装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の換気装置は、トイレ室内の汚れた空気を排気するファンと人から発生する赤外線を検知してトイレ室内の人を検知し信号を出力する人感検知部と、トイレの出入り口付近の遠赤外線を検知する素子を内蔵した熱起電力型温度センサと、前記人感検知部の信号と前記熱起電力型温度センサの信号変換した温度をもとに前記ファンを制御する制御部を備え、前記人感検知部が人を検知したと制御部が判断した時に、前記ファンの運転風量を強くする換気装置であって、前記熱起電力型温度センサは、制御部の温度を計測する温度検知部を兼ねる構成としたものである。
また、本発明の換気装置は、熱起電力型温度センサにスイングできるスイング機構を備えたものである。
また、本発明の換気装置は、起電力型センサが制御部の温度を測定し、制御部の温度が上昇傾向にある場合は、換気装置使用者にお知らせをするお知らせ機能を備えたものである。
また、本発明の換気装置は、記憶手段を備え、制御部の異常検知になったエリアを記憶するものである。
また、本発明の換気装置は、表示部を備え、制御部のどのエリアが異常になったかをお知らせするものである。
また、本発明の換気装置は、換気装置に電源供給用のスイッチを備え、熱起電力型センサが制御部の温度を測定し、制御部の温度が異常温度にある場合は、換気装置の電源供給しないことを備えたものである。
また、本発明の換気装置は、制御部の通電時間を積算する積算手段を備え、前記積算手段が予め設定している積算時間に到達した時に、熱起電力型センサが制御部の温度を測定することを備えたものである。
また、本発明の換気装置は、遠赤外線を検知する複眼の素子を内蔵した熱起電力型温度センサを備え、制御部の全てのエリアを監視することを備えたものである。
また、本発明の換気装置は、積算時間に到達した時に制御部が、寿命に到達したと判断して、換気装置の電源供給しないことを備えたものである。
以上のように本願発明の換気装置によれば、トイレ出入り口付近の遠赤外線を検知する熱起電力型温度センサで人の出入りを確認することで、人の入室・退出を確実に検知することができる。また、人感検知部を別に備えることで、トイレ内に人が入出していないにも関わらず、人感検知部が検知と判断した場合は、風、暖房便座等で誤検知した可能性があるため、検知をしないと判定すれば、風、暖房便座等での誤検知を防止することができ、また、人感検知部があるのでトイレでの微動検知も検知することができ、トイレ内の換気装置が勝手に運転することなく、確実に換気をすることができる換気装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、トイレ室内の汚れた空気を排気するファンと人から発生する赤外線を検知してトイレ室内の人を検知し信号を出力する人感検知部と、トイレの出入り口付近の遠赤外線を検知する素子を内蔵した熱起電力型温度センサと、前記人感検知部の信号と前記熱起電力型温度センサの信号変換した温度をもとに前記ファンを制御する制御部を備え、前記人感検知部が人を検知したと制御部が判断した時に、前記ファンの運転風量を強くする換気装置であって、前記熱起電力型温度センサは、制御部の温度を計測する温度検知部を兼ねる構成としたため、使用者のトイレ内への入室・退出が検知できるとともに制御部の状態を認識できる換気装置を提供することが出来る。
また、請求項2に記載の発明は、熱起電力型温度センサにスイングできるスイング機構を備えることが出来るため、トイレの出入り口以外の温度も確認することが出来るため、トイレ内にいる人を確実に検知できるとともにスイングした時に制御回路上に配置した電子部品を含むエリアを監視できる換気装置を提供することができる。
また、請求項3に記載の発明は、熱起電力型センサが制御部の温度を測定し、制御部の温度が上昇傾向にある場合は、換気装置使用者にお知らせをするお知らせ機能を備えることが出来るため、換気装置使用者に回路の寿命を知らせることができる換気装置を提供することができる。
また、請求項4に記載の発明は、記憶手段を備え、制御部の異常検知になったエリアを記憶することができるため、制御部の故障箇所及び寿命箇所がメンテナンス時に確実に検出することができる。
また、請求項5に記載の発明は、表示部を備え、制御部のどのエリアが異常になったかをお知らせすることが出来るため、回路の故障箇所及び寿命箇所がメンテナンス時に確実に検出することができ、換気装置使用者にメンテナンス時期及び故障を知らせることができる換気装置を提供することができる。
また、請求項6に記載の発明は、換気装置に電源供給用のスイッチを備え、熱起電力型センサが制御部の温度を測定し、制御部の温度が異常温度にある場合は、換気装置に電源供給しないため、換気装置の回路が異常状態で使用されることのない換気装置を提供することができる。
また、請求項7に記載の発明は、制御部の通電時間を積算する積算手段を備え、前記積算手段が予め設定している積算時間に到達した時に、熱起電力型センサが制御部の温度を測定することが出来るため、回路の状態を認識することができる。
また、請求項8に記載の発明は、遠赤外線を検知する複眼の素子を内蔵した熱起電力型温度センサを備え、制御部の全てのエリアを監視することできるため、制御部の寿命をより正確に検知することができる。
また、請求項9に記載の発明は、積算時間に到達した時に制御部が、寿命に到達したと判断して、換気装置の電源供給しないことができるため、換気装置の回路が寿命を超えて使用されることのない換気装置を提供することができる。
以下、本願発明の実施の形態について図1〜8を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の換気装置の一例として、トイレ内の天井に設けられた換気装置について説明する。
本発明の換気装置の一例として、トイレ内の天井に設けられた換気装置について説明する。
図1、図2に示すように、例えば一般の住宅のトイレ1は奥行きが1800mm高さ2500mmで構成されており、トイレ1のドア2反対側には、タンク付き便器3設置されている。一般に便器3は、長さが668mm〜790mmになっている。また、トイレ1の天井4に本体5は設置されており、本体5の下方には吸込口を有し、本体5の側面に設けたアダプタ6は、排気ダクト7を通してトイレ壁面に設けている排気口8からトイレ1内から発生した汚い空気を外気へ排気する。
本体5内部には、ファン9とファン9を回転させるモータ10(例えば、モータ10は出力効率の良いDCモータ)を備え、本体5の側面には熱起電力型温度センサ11をスイングさせることができるスイング機構12(例えばスイング機構12はステッピングモータを本体の外側に取り付け、ステッピングモータの軸には、スイングルーバを取り付ける構造とする(樹脂の構造は図示せず))を備え、スイング機構12の中心には、遠赤外線を検知する複眼の素子を内蔵した熱起電力型温度センサ11(例えば、サーモパイル)を備える。一方、本体5の下方に備えている吸込口を覆うように設けられる通気口を有したルーバ13には、人体の動作を検知できる人感検知部14(例えば焦電型の人感センサ)を備え、熱起電力型温度センサ11、スイング機構12、人感検知部14を制御する制御回路15を本体5内部に備え、制御回路15の取り付け位置は、熱起電力型温度センサ11がスイング機構12でスイングした時に制御回路15上に配置したの電子部品を含むエリアを監視できるように設置する構成とし、熱起電力型温度センサ11で監視するエリアは、部品から発生する熱を検出できるようにポリエチレン樹脂で覆う構成としており、その他の部分の樹脂は、粉塵、水滴から保護することを目的とした難燃性(例えば94−V0)の黒の樹脂で覆う構成とし、制御回路15内の温度を測定する温度検知手段18を備える構成とする。
次に制御部の部品から発生する熱を検出する動作について説明する。
熱起電力型温度センサ11は、例えば熱起電力型素子と熱起電力型素子自身の温度を計測するためのサーミスタがあり電源回路23のエリアを監視する。ここで、換気装置を使用しているユーザーが換気装置に電源を印加すると制御回路15に電源が印加される。電源が印加されると各部品が通電状態となり、部品に温度が発生する。制御回路内の雰囲気の温度が温度検出手段18によって測定できるため、部品個々の温度は温度検出手段18から換算すれば、その部品の温度上昇値がわかることとなる。
熱起電力型温度センサ11の構成は、2種類の金属で構成されたセンサ素子が非接触で物体から放射される赤外線を受けると、互いの金属接点間にエネルギー量に応じて起電力を発生するものである。
人感検知部14の構成は、人体の放射される熱線を検知する検知体と、熱線の信号を増幅する増幅器(例えばオペアンプ)と、検知領域からの熱線を前記検知体に集光する受光フレネルレンズとを組み合わせて構成しており、熱線を集光する受光フレネルレンズに人体から放射される熱線が入射し、これを前記検知体が検知すると、熱線の信号を電圧変化で表し、微妙な変化をオペアンプで増幅し、その変化を電気的に出力するものである。
制御回路15の構成は、電源回路23(例えばAC―DCコンバータ)、負荷駆動回路24、制御部25(例えばマイクロコンピュータ)で構成しており、このマイクロコンピュータには、一連の動作が可能なプログラムが書き込まれている。
上記構成において、換気装置の動作を図3に示すフローチャートを用いて説明する。
換気装置に電源が投入されると(ステップ1)、制御回路15内部にある電源回路23に電源が印加され、制御部25を動作させる電圧5Vが電源回路23から制御部25に印加される。制御部25に5Vが印加されるとマイクロコンピュータ内部に書き込まれているプログラムの読み込みを開始し、温度検知手段18が制御回路15の温度を確認し、熱起電力型温度センサ11(ステップ2)、人感検知部14(ステップ3)、が人の存在の有無を確認する。
人感検知部14がトイレ内の雰囲気の変化を検知して人が存在すると判断すると、熱起電力型温度センサ11がトイレのドア付近のエリアを監視する。人感検知部14が検知としているにも関わらず、熱起電力型温度センサ11が監視しているエリアが検知していない場合は、検知していないと判断して換気装置は停止の状態を維持する。また、人感検知部14が検知と判断し、熱起電力型温度センサ11も検知と判断した場合は、負荷駆動回路24に出力信号を送信(ステップ4)しファン9が運転を開始する。人感検知部14が検知している間は、ファン9の運転を継続し、人感検知部14が非検知状態になったらある一定時間(例えば5分)残置運転を行い、ファン9を停止し、換気装置を停止状態にする。
また、熱起電力型温度センサ11は、マクロコンピュータに予めセットされた時間に到達すると(ステップ5)、本体5の側面に備えたスイング機構12がスイングを開始し、熱起電力型温度センサ11が制御回路15の部品の温度を監視する。そして、あらかじめ設定した温度より高いと判断した場合、寿命または故障と判断して電源を遮断することとなる。
以上のように構成した換気装置は、人感検知部14と熱起電力型温度センサ11を併用して使用するため、換気装置使用者が自動開閉暖房機能付き便座を利用したり、窓を開けたりしても、誤動作なく、入室者を正しく検知して換気装置を動作させることができる。
また、熱起電力型温度センサ11で制御回路15の部品の温度もわかることとなり、あらかじめ基準の温度を設定しておきその温度と比較することで、制御回路の異常を検知し、点検時期を的確に検知し、換気装置の性能の保守、維持を容易にすることができる。そして、換気装置の初期の動作特性に戻すことができる。
また、ファン9を回転させるモータ10は、出力効率の良いDCモータで構成することにより入室者を検知して効率良く換気を行うことができ省エネルギー性能の高い換気装置を提供することができる。しかし、ACモータで構成したとしても人の入室・退出を誤動作なく検知する発明の作用効果は得られる。
また、換気装置のモータ10の制御方法を人感センサが検知した場合は、運転を行い非検知の場合は、モータ10を停止する制御方法で構成したが、非検知の場合を通常より弱い回転いわゆる弱運転で構成したとしても人の入室・退出を誤動作なく検知できるという発明の作用効果は変わらない。そして、強弱運転を切り替える構成とした場合は、トイレの換気扇を住宅内の常時換気装置の一部として、換気風量を確保しながら省エネルギーな換気を行うことができる。
また、熱起電力型温度センサで回路の部品のみの温度を測定したとしても、回路の部品の温度を測定する作用効果は同じである。
(実施の形態2)
実施の形態2について、図4、図5、図6を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同様の構成要素についてはその説明を省略する。
実施の形態2について、図4、図5、図6を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同様の構成要素についてはその説明を省略する。
図4に示すように、制御回路15内部にある制御部25の通電時間を積算する積算手段16を制御部25(マイクロコンピュータ内部)に備え、制御部25(マイクロコンピュータ)には、制御回路15の部品の温度情報を格納し、制御回路15で検出した値により通電を入・切できるようなスイッチ17(例えば、リレー)を備え、メンテナンス時期を促すことのできる表示手段18(例えばLED)を備える構成とする。
また、熱起電力型温度センサ11は、物体が発する遠赤外線をフレネルレンズ介して検知する構成であり、制御回路15上の部品の遠赤外線を広範囲で検知することができる。
本実施の形態2ではその熱起電力型温度センサ11で監視できる範囲は図5で示す監視エリアとする。
熱起電力型温度センサ11は、例えば熱起電力型素子が3個と熱起電力型素子自身の温度を計測するためのサーミスタ3個があり、図5で示す電源回路23、負荷駆動回路24制御回路15の3つのエリアを監視する。
熱起電力型温度センサ11の構成は、2種類の金属で構成されたセンサ素子が非接触で物体から放射される赤外線を受けると、互いの金属接点間にエネルギー量に応じて起電力を発生するものであり、熱起電力型温度センサ11内部の縦横の計測軸を持つように、素子が同一内に複数個配置されている。
次に実施の形態2の熱起電力型温度センサ11による熱源検知原理を説明する。監視エリア内の物体から放出される遠赤外線はフレネルレンズを透過し、熱起電力型温度センサ11に向かって屈折される。熱起電力型温度センサ11では屈折された遠赤外線を内部のセンサ素子で検知しその検知量に応じてアナログ値を出力する。その検知量に応じたアナログ値は、制御部25で温度に換算されるものである。
熱源検知原理の簡単な動作を説明する。熱起電力型温度センサ11は制御回路15上の電源回路23、負荷駆動回路24のエリアを監視している。ここで、換気装置を使用しているユーザーが換気装置に電源を印加すると制御回路15に電源が印加される。電源が印加されると各部品が通電状態となり、部品に温度が発生する。制御回路内の雰囲気の温度が温度検出手段18によって測定できるため、部品個々の温度は温度検出手段18から換算すれば、その部品の温度上昇値がわかることとなる。
上記構成において、本発明に係る換気装置の動作を図6に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップ1〜ステップ3に至るフローは、上述の実施の形態1において図3をもとに説明したものと同様である。ステップ1〜3に対する異なる点について以下に説明する。
換気装置に電源が投入されると(ステップ1)、制御回路15内部にある電源回路23に電源が印加され、制御部25を動作させる電圧5Vが電源回路23から制御部25に印加される。制御部25に5Vが印加されるとマイクロコンピュータ内部に書き込まれているプログラムの読み込みを開始し、マイクロコンピュータ内部にある積算手段16(ステップ2A)がタイマーカウントを開始すると同時に、温度検知手段18が読み込みを開始する。マクロコンピュータに予めセットされた積算時間(1日すなわち24時間)に到達すると、本体5の側面に備えたスイング機構12がスイングを開始し、熱起電力型温度センサ11が制御回路15の部品の温度を監視する。
熱起電力型温度センサ11が制御回路15を監視した結果、予めマイクロコンピュータに設定されている温度に対して変化が無い場合は、制御回路15の通電を継続し、スイング機構12がスイングし、熱起電力型温度センサ11はトイレのドア側を再び監視し始め、タイマーカウントを開始する。また、制御回路15を監視した結果、予めマイクロコンピュータに設定されている温度に対して上昇傾向にある場合は、換気装置使用者に制御回路15のメンテナンス時期がきたことをお知らせするお知らせ表示をする。メンテナンス時期がきても、換気装置使用者が気付かずに更に放置し所定の時間であるお知らせ表示時間が経過した場合には寿命と判断して、換気装置の電源をリレーで強制的に遮断する。
一方、マイクロコンピュータに予め設定されている温度より非常に高い温度が検出された場合すなわち制御部の温度が異常温度にある場合は、制御回路15が故障したと判断して、換気装置の電源をリレーで強制的に遮断することとなる。
以上のよう構成した本体5は、熱起電力型温度センサ11で制御回路15の部品の温度を測定することができるため、制御回路15の寿命がきた場合は、換気装置使用者にお知らせ機能でお知らせることでき、また制御回路15の部品が異常な温度、もしくは、換気装置使用者が換気装置の寿命に気付かなかった場合は、換気装置の電源をリレーで遮断するため、換気装置使用者に安全で且つ正確にトイレの入室、退出を検知できる換気装置を提供することができる。
熱起電力型温度センサ11が制御回路15を監視する積算時間を本実施の形態では1日で構成したが監視する時間を変化させても作用効果は同じである。
また、熱起電力型温度センサ11をスイング機構12の中心に取り付ける構造にしたが、スイング機構に取り付けず、制御部を直接監視しても作用効果は同じものである。
また、熱起電力型温度センサ11を複眼素子で構成したが、監視エリアが少ない場合は、単眼を用いても作用効果は同じである。
また、熱起電力型温度センサの複眼素子を3個で構成したが監視したい部品の数に応じて個数を変化させることができるため、個数を変化させて監視エリアを増やしても作用効果は同じである。
(実施の形態3)
実施の形態3について、図7を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同様の構成要素についてはその説明を省略する。
実施の形態3について、図7を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同様の構成要素についてはその説明を省略する。
図7に示すように、制御回路15内部に記憶手段19(例えば、EEPOM)と、制御回路15内の3つの監視エリア(電源回路23、負荷駆動回路24、制御部25)のどのエリアが異常になったかをお知らせするお知らせ手段20(例えばLED)と、メンテナンス時に操作するメンテナンススイッチ21と、メンテナンス時にマイクロコンピュータに電源を供給する充電池22(リチウム電池)とを備える構成とする。
EEPROMとは、電源供給を行わない状態でも書き込まれデータが消えない不揮発性メモリーで、電源の操作によってデータの消去や書き換えが可能な半導体記憶装置のことである。
上記構成において、本発明に係る換気装置の動作を図8に示すフローチャートを用いて説明する。
マイクロコンピュータに予め設定されている温度より非常に高い温度が検出された場合は、制御回路15が故障したと判断して、記憶手段19にどのエリアの部品が異常になったかを記憶し、記憶手段19が記憶したことを確認後、マイクロコンピュータは、換気装置の電源をリレーで強制的に切ることとなる。
一方メンテナンス時、メンテナンススイッチ21を押すと充電池22からマイクロコンピュータに電源が供給され、記憶手段19のデータをマイクロコンピュータが読み込み、お知らせ手段20で表示することとなる。
以上のよう構成した本体5は、熱起電力型温度センサ11で制御回路15の部品の温度を測定することができるため、制御回路15の部品が異常な温度になった場合、その情報を記憶手段19に記憶し、換気装置の電源をリレーで強制的に切ることができるため、メンテナンス時に直ぐに故障部分がわかるため、メンテナンスが簡単にでき、また、換気装置の電源をリレーで強制的に遮断するため、換気装置使用者に安全で且つ正確にトイレの入室、退出を検知できる換気装置を提供することができる。
また制御回路15の設計者にも、制御回路15の弱い部分がわかるため、今後の制御回路設計に役立つ情報を得られることとなる。
本発明にかかる建物に取り付けられる換気装置は、トイレの入室・退出を人感センサで判定しトイレ内の汚い空気を排出する製品において広く有用である。
1 トイレ
2 ドア
3 便器
4 天井
5 本体
6 アダプタ
7 排気ダクト
8 排気口
9 ファン
10 モータ
11 熱起電力型温度センサ
12 スイング機構
13 ルーバ
14 人感検知部
15 制御回路
16 積算手段
17 スイッチ
18 温度検知手段
19 記憶手段
20 お知らせ手段
21 メンテナンススイッチ
22 充電池
23 電源回路
24 負荷駆動回路
25 制御部
2 ドア
3 便器
4 天井
5 本体
6 アダプタ
7 排気ダクト
8 排気口
9 ファン
10 モータ
11 熱起電力型温度センサ
12 スイング機構
13 ルーバ
14 人感検知部
15 制御回路
16 積算手段
17 スイッチ
18 温度検知手段
19 記憶手段
20 お知らせ手段
21 メンテナンススイッチ
22 充電池
23 電源回路
24 負荷駆動回路
25 制御部
Claims (9)
- トイレ室内の汚れた空気を排気するファンと人から発生する赤外線を検知してトイレ室内の人を検知し信号を出力する人感検知部と、トイレの出入り口付近の遠赤外線を検知する素子を内蔵した熱起電力型温度センサと、前記人感検知部の信号と前記熱起電力型温度センサの信号変換した温度をもとに前記ファンを制御する制御部を備え、前記人感検知部が人を検知したと制御部が判断した時に、前記ファンの運転風量を強くする換気装置であって、前記熱起電力型温度センサは、制御部の温度を計測する温度検知部を兼ねる構成とした換気装置。
- 熱起電力型センサにスイングできるスイング機構を備えることを特徴とする請求項1記載の換気装置。
- 熱起電力型センサが制御部の温度を測定し、制御部の温度が上昇傾向にある場合は、換気装置使用者にお知らせをするお知らせ機能を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の換気装置。
- 記憶手段を備え、制御部の異常検知になったエリアを記憶することを特徴とした請求項1から3のいずれかに記載の換気装置。
- 表示部を備え、制御部のどのエリアが異常になったかをお知らせすることを特徴とした請求項1から4のいずれかに記載の換気装置。
- 換気装置に電源供給用のスイッチを備え、熱起電力型センサが制御部の温度を測定し、制御部の温度が異常温度にある場合は、換気装置の電源供給しないことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の換気装置。
- 制御部の通電時間を積算する積算手段を備え、前記積算手段が予め設定している積算時間に到達した時に、熱起電力型センサが制御部の温度を測定することを特徴とした請求項1から6のいずれかに記載の換気装置。
- 遠赤外線を検知する複眼の素子を内蔵した熱起電力型温度センサを備え、制御部の全てのエリアを監視することを特徴とした請求項1または3から7のいずれかに記載の換気装置。
- 積算時間に到達した時に制御部が、寿命に到達したと判断して、換気装置の電源供給しないことを特徴とする請求項1または7に記載の換気装置。
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