JP2009168277A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蒸発器25を構成する1本の長い蒸発パイプ30が、上貯蔵室15A続いて下貯蔵室15Bの順序で、かつ、それぞれ背面、右側面、上面及び左側面の順番で各冷却壁面14の裏面に密着して配管される。蒸発パイプ30の配管長が長いために入口側と出口側間で圧力損失が生じ、これにより蒸発温度が蒸発パイプ30内で変化し、入口側に比べて出口側が例えば3K程度低くなる。上下の貯蔵室15A,15Bのうち、熱侵入量が大きい側の下貯蔵室15Bに対して蒸発パイプ30の出口側が配管され、出口側ほど蒸発温度が低くて壁面温度がより下げられるために、熱侵入量が大きいにも拘わらず、庫内温度を上貯蔵室15Aと同程度まで下げられる。
【選択図】図2
Description
しかるにこのような構造を採った場合、上貯蔵室の下壁面は下貯蔵室に面しているのに対して、下貯蔵室の下壁面は外気に面しているために熱侵入量が多いといえ、その結果、上下の貯蔵室の間に温度差が生じるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、各貯蔵室間の庫内温度の差を小さく抑えるところにある。
本発明は、この圧力損失が生じることをむしろ積極的に利用している。圧力損失があるということは、蒸発温度が蒸発パイプ内で変化し、入口側に比べて出口側が例えば3K程度低くなるのであって、これを利用して熱侵入量の差を解消している。すなわち、貯蔵室のうち熱侵入量が大きい側の貯蔵室に対して蒸発パイプの出口側を配管すると、出口側ほど蒸発温度が低くて壁面温度がより下げられるために、熱侵入量が大きいにも拘わらず、庫内温度を他の貯蔵室と同程度まで下げることができる。結果、各貯蔵室間の庫内温度の差を小さく抑えることができる。
(1)前記貯蔵庫本体が、前面開口の外箱内に前面開口の複数の内箱を、前記外箱との間と内箱同士の間に間隔を開けて収容され、それらの間隔内に断熱材が充填された断熱箱体により形成され、前記各内箱の内部によって前記貯蔵室が構成されている。
貯蔵室の冷却壁面が下面を除いた他の4面に設定され、かつ上下の貯蔵室の冷却壁面に直列に蒸発パイプが配管された形式のものでは、上貯蔵室の下壁面は下貯蔵室に面しているのに対して、下貯蔵室の下壁面は外気に面しているために熱侵入量が多いといえる。そこで本発明では、下側の貯蔵室に対して、蒸発温度がより低い蒸発パイプの出口側が配管されているから、それだけ冷却壁面の温度が低くなって熱侵入量が多い分を吸収するように庫内を間接冷却でき、結果、上下の貯蔵室間の庫内温度の差を小さく抑えることができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図4によって説明する。この実施形態では、恒温高湿庫を例示している。
図1において、符号10は恒温高湿庫の本体であって、縦長の断熱箱体により形成されている。断熱箱体は、前面を開口した縦長の外箱11内に、同じく前面を開口したほぼ立方体をなす上下2個の内箱12が間隔を開けて収納され、外箱11と内箱12との間に発泡樹脂等の断熱材13を充填して形成されている。外箱11と内箱12とは例えば、ともに熱良導性のステンレス鋼板により形成されている。本体10の内部には上下2個の貯蔵室15A,15Bが形成され、各貯蔵室15A,15Bの前面開口部16に、それぞれ断熱扉17が開閉可能に設けられている。
本体10は、底面の四隅に設けられた脚18によって支持されているとともに、本体10の上面には機械室19が設けられ、後記する冷凍装置27や、運転制御部等を格納した電装箱が装備されている。
冷凍回路20は、インバータモータにより駆動される能力可変型の圧縮機21(以下、インバータ圧縮機21)と、空冷式の凝縮器22と、ドライヤ23と、膨張弁24と、蒸発器25とを冷媒配管26により循環接続して形成されている。このうち、インバータ圧縮機21、凝縮器22、ドライヤ23及び膨張弁24により冷凍装置27が構成され、上記のように機械室19に装備されている。
この上貯蔵室15Aの終点31AEには中継部32が接続され、断熱材13中を配管されて下貯蔵室15Bの背面の右上隅部に至る。下貯蔵室15B側では、背面の右上隅部を出発点31BSとして、上記の上貯蔵室15Aと同様に、背面、右側面、上面及び左側面をそれぞれ蛇行状に配管され、最後に背面の左側縁に沿って下から上へと直線状に配管されて、その上端が下貯蔵室15Bにおける終点31BEとなる。
なお、蒸発パイプ30の入口側における上貯蔵室15Aの出発点31ASから突出した入口接続部33が、膨張弁24と接続されているとともに、蒸発パイプ30の出口側における下貯蔵室15Bの終点31BEから突出した出口接続部34が、熱交換部35を介してインバータ圧縮機21の吸入管21Aと接続されている。
また、上下の貯蔵室15A,15Bとも、その下面には蒸発パイプ30は配管されていない。これは、組立作業を簡略化するためである。
ここで上記のように、蒸発パイプ30は上下の貯蔵室15A,15Bにわたっていわゆる直列に配管されているために配管長が長く、そのために、入口(入口接続部33)側と出口(出口接続部34)側の間で圧力損失が生じる。圧力損失があるということは、蒸発温度が蒸発パイプ30内で変化し、入口側に比べて出口側が例えば3K程度低くなる。
そして、上貯蔵室15Aの冷却壁面14の平均温度は、−1.5℃程度、下貯蔵室15Bの冷却壁面14の平均温度は、−2.8℃程度となって、下貯蔵室15Bの冷却壁面14の平均温度の方が約1.3K低くなる。
しかしながら、上記のような蒸発パイプ30の配管構造を採ったことにより、熱侵入量が相対的に大きい下貯蔵室15B側の壁面温度をより低く維持できるから、同下貯蔵室15Bの庫内温度を上貯蔵室15Aのそれと同程度まで下げることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上下の貯蔵室を構成する上下の内箱は、一部が接続されて一体的に形成されていてもよい。
(2)貯蔵室は、上記実施形態に例示した上下に限らず、左右に並んで設けられていてもよい。
(3)貯蔵室の数は2室に限らず、3室以上であってもよい。
(5)冷凍回路の圧縮機について、通常の一定速圧縮機を用いてもよい。
(6)本発明は、複数設けられた貯蔵室が、それぞれの壁面を裏側から冷却することを以て間接冷却される形式の冷却貯蔵庫全般に適用することが可能である。
Claims (3)
- 断熱箱体からなる貯蔵庫本体内には複数の貯蔵室が区画形成されるとともに、冷凍回路の蒸発器を構成する蒸発パイプが、前記各貯蔵室に順次にわたる形態でそれぞれの壁面の裏側に沿って配管され、前記蒸発パイプ内で冷媒が蒸発することに伴う潜熱によりそれぞれの壁面を介して前記各貯蔵室内が間接的に冷却される冷却貯蔵庫において、
前記各貯蔵室のうち熱侵入量が大きい側の貯蔵室に対して前記蒸発パイプの出口側が配管されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 前記貯蔵庫本体が、前面開口の外箱内に前面開口の複数の内箱を、前記外箱との間と内箱同士の間に間隔を開けて収容され、それらの間隔内に断熱材が充填された断熱箱体により形成され、前記各内箱の内部によって前記貯蔵室が構成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
- 前記貯蔵庫本体内には上下2個の貯蔵室が区画形成され、かつ各貯蔵室では下面を除いた他の4面の壁面の裏側に前記蒸発パイプが配管されたものであって、下側の前記貯蔵室に対して前記蒸発パイプの出口側が配管されていることを特徴とする請求項2記載の冷却貯蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008004503A JP2009168277A (ja) | 2008-01-11 | 2008-01-11 | 冷却貯蔵庫 |
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JP2008004503A JP2009168277A (ja) | 2008-01-11 | 2008-01-11 | 冷却貯蔵庫 |
Publications (1)
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JP2009168277A true JP2009168277A (ja) | 2009-07-30 |
Family
ID=40969667
Family Applications (1)
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JP2008004503A Pending JP2009168277A (ja) | 2008-01-11 | 2008-01-11 | 冷却貯蔵庫 |
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JP (1) | JP2009168277A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013537300A (ja) * | 2010-09-16 | 2013-09-30 | レッド・ブル・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 冷蔵庫 |
US9335090B2 (en) | 2010-07-22 | 2016-05-10 | Red Bull Gmbh | Refrigerator |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5966678A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-16 | 株式会社日立製作所 | 冷蔵庫 |
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2008
- 2008-01-11 JP JP2008004503A patent/JP2009168277A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013537300A (ja) * | 2010-09-16 | 2013-09-30 | レッド・ブル・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 冷蔵庫 |
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