JP2009166882A - 石造構造物用パレット - Google Patents

石造構造物用パレット Download PDF

Info

Publication number
JP2009166882A
JP2009166882A JP2008009083A JP2008009083A JP2009166882A JP 2009166882 A JP2009166882 A JP 2009166882A JP 2008009083 A JP2008009083 A JP 2008009083A JP 2008009083 A JP2008009083 A JP 2008009083A JP 2009166882 A JP2009166882 A JP 2009166882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
stone
foundation
grave
shaking table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008009083A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakiyo Miura
正清 三浦
Mutsu Okada
睦 岡田
Shigetoku Hisada
繁得 久田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NPO EIEN NO FUREAI
SHUNKO KK
Original Assignee
NPO EIEN NO FUREAI
SHUNKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NPO EIEN NO FUREAI, SHUNKO KK filed Critical NPO EIEN NO FUREAI
Priority to JP2008009083A priority Critical patent/JP2009166882A/ja
Publication of JP2009166882A publication Critical patent/JP2009166882A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】お墓等の石材構造物の耐震試験を効率的に行う。
【解決手段】お墓等の石造構造物の耐震試験に用いる石造構造物用パレット1において、略箱状のパレット本体部20と、パレット本体部20の上面に形成された、矩形状凹状の基礎設置部20aとを設ける。また、基礎設置部20aには、石造構造物を建てるための基礎10(割栗石Bと、割栗石13の上に載置された鉄筋メッシュ12と、鉄筋メッシュ12の上から流し込まれて固められたコンクリート11)が設置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、構造物の耐震試験に用いられる石造構造物用パレットに関し、例えば、お墓等の石材構造物の耐震強度を試験する際に用いられる石造構造物用パレットに関する。
地震により、お墓が転倒崩壊するという現象が数多く報告されており、この対策として、お墓の耐震補強のための種々の方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、お墓を建てるためのコンクリート基礎の上に、複数枚の石板を一体に連結した基礎石板を形成し、この上に胴石を載せて嵌合させた、外柵を箱状に独立させる構造が開示されている。
しかし、お墓の耐震補強のための種々の方法が提案されているものの、お寺や霊園等に設置したお墓がどの程度の大きさの地震に耐えられるかについて耐震試験を行い、その耐震強度を検証することは行われてこなかった。
そのため、実際に、お寺や霊園等に設置したお墓(或いは耐震補強を施されたお墓)が、どの程度の大きさの地震に耐えられるかを判断することは難しかった。
一方、お墓等の石材構造物ではないが、木造家屋等の建築構造物では、耐震性向上を図るための耐震試験が行われている。
例えば、非特許文献1には、地震の揺れを再現する震動台に、実物大の木造家屋等の構造物を建設し、震動台を振動させ、その揺れや振動による構造物の損傷、崩壊の過程を検証することが開示されている。
特開2004−143782号公報 独立行政法人防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センターのホームページ、インターネット〈URL:http://www.bosai.go.jp/hyogo/movie.html〉
ところで、お墓等の石造構造物においても、非特許文献1に記載の建築構造物のように、耐震試験用の震動台の上に基礎を設置し、その基礎の上にお墓を建てれば、実際に設置されたお墓がどの程度のレベルの地震に耐えられるかを検証することは可能である。
しかし、上記非特許文献1の手法では、以下に示すように、手間および時間がかかり非効率的であるという技術的課題を有している。
具体的には、上記非特許文献1のように、震動台の上にお墓を設置して耐震試験を行おうとすれば、耐震試験を行う時間の他に、震動台の上にお墓を建てるための基礎を設置し、その基礎の上にお墓を建てる時間が必要となる。また、耐震試験の後に、震動台の上に設置されたお墓および基礎を撤去する時間も必要となる。
また、耐震試験は、一般的に、耐震試験のための設備(地震の震動を再現する震動台)を備えた専用施設で行われているため、上記非特許文献1の手法によれば、前記専用施設の震動台を長期間占有する必要があり、設備の使用コストが大きくなる。
また、非特許文献1の手法では、耐震試験を行いたいお墓が複数ある場合、耐震試験を行うお墓毎に、そのお墓を震動台に設置する必要があり、効率的に耐震試験を行うことができない。
なお、震動台上に基礎を設置することなく、お墓を載置し、耐震試験を行うことにより手間および時間を省くことも可能であるが、この場合、実際の設置環境と異なるため、真の耐震試験データを得ることができないという技術的課題がある。
本発明は、前記した技術的課題を解決するためになされたものであり、実際の設置環境を想定したお墓等の石材構造物の耐震試験を効率的に行うことのできる石造構造物用パレットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、石造構造物を載置して耐震試験に用いられる石造構造物用パレットに適用される。
そして、前記石造構造物用パレットは、略箱状のパレット本体部と、前記パレット本体部の上面に形成された矩形凹状部とを備え、前記矩形凹状部には、前記石造構造物を建てるための基礎が設置されていることを特徴とする。
このように本発明では、石造構造物を載置して耐震試験に用いられる石造構造物用パレットに、お墓等の石造構造物を建てるための基礎を設置するようにしている。
したがって、本発明によれば、石造構造物用パレットの基礎の上にお墓等の石造構造物を設置し、その石造構造物用パレットをそのまま耐震試験用の震動台に取り付けて耐震試験を行えば、実際に設置された状態の石造構造物が、地震を受けた場合にどのような影響を受けるかを検証できる。すなわち、本発明によれば、耐震試験を行う場合には、石造構造物を設置した石造構造物用パレットをそのまま震動台に取り付けるようにすればよいため、効率的に石造構造物の耐震試験を行うことができる。
また、本発明によれば、震動台に基礎を設置する必要がないため、震動台を長期間占有する必要がなく、設備の使用コストも低減できる。
また、前記矩形凹状部には、防水加工が施されていることが望ましい。
このように、前記矩形凹状部に防水加工を施すことにより、基礎を設置する際に、基礎を構成する材料(例えばコンクリート)の水分が前記矩形凹状部から漏れることを防止できる。したがって、石造構造物用パレットに、実際の設置環境に近い基礎を再現することができる。また、パレット本体部が木製の場合には、水分によるパレット本体部の腐敗を防げる。
また、前記パレット本体部の側面には、耐震試験用の震動台に取り付けるための金具を固定する金具固定部が設けられると共に、前記基礎は、前記矩形凹状部に敷き詰めた割栗石と、該敷き詰めた割栗石の上に載置された鉄筋部材と、該割栗石の上に載置された鉄筋部材の上から流し込まれて固められたコンクリートとを有することが望ましい。
このように、前記パレット本体部の側面に金具固定部を設けるようにしているため、石造構造物用パレットの震動台への着脱を簡単に行うことができる。すなわち、本発明によれば、効率的に石造構造物の耐震試験を行うことができる。
また、前記パレット本体部の側面には、前記石造構造物用パレットの運搬に利用するための複数の貫通孔が形成されていることが望ましい。
このように、本実施形態によれば、パレット本体部の側面に、石造構造物用パレットの運搬に利用するための複数の貫通孔を形成するようにしている。これにより、前記の貫通孔に運搬用のナイロンロープ等を通すことにより、石造構造物用パレットを効率良く運搬することができる。したがって、石造構造物の耐震試験を効率よく実行することができるようになる。
このように、本発明によれば、実際の設置環境を想定した石材構造物の耐震試験を効率的に行うことができる。
以下、本発明の実施形態の石造構造物用パレットについて、図面を用いて説明する。本実施形態の石造構造物用パレットは、地震の震動を再現する震動台に取り付けられて、耐震試験に用いられるものである。
先ず、本発明の実施形態の石造構造物用パレットの構成を図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の石造構造物用パレットの構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態の石造構造物用パレット1の上にお墓Wを取り付けた状態を示した斜視図である。また、図3は、図2に示す石造構造物用パレットのA‐A断面図である。また、図4は、本実施形態の石造構造物用パレット1のパレット本体を分解した斜視図である。
図1に示すように、石造構造物用パレット1は、上面に矩形凹状の基礎設置部20aが形成された略箱状のパレット本体20と、パレット本体20の基礎設置部20aに設置された基礎10とを備える。
そして、パレット本体20は、その側面部に、石造構造物用パレット1の運搬に利用するための複数の貫通孔20b1,20b2、20c1,20c2,20c3が形成されている。
また、パレット本体20の側面部には、耐震試験用の震動台80(図6参照)に取り付けるための固定金具70(図5、6参照)を固定するための金具固定部20dが形成されている。
また、矩形凹状の基礎設置部20aには、防水加工が施されている。
このように基礎設置部20aに防水加工を施すのは、基礎設置部20aに基礎10を設置する際に、基礎10を構成する材料(コンクリート11)の水分が外部に漏れることを防ぐためである。そして、これにより、基礎設置部20aから漏れた水分によるパレット本体20の腐食或いは腐敗を防止することができる。
以下、パレット本体20および基礎10の具体的な構成を説明する。
先ず、パレット本体20の構成を説明する。
具体的には、パレット本体20は、木材により構成され、図4に示すように、矩形状の枠体21と、枠体21の一方面(下面)に取り付けられる板状の底面部材22と、底面部材22の一方面(下面)に取り付けられる第1補強部材23a、23b、23cと、第1補強部材23a、23b、23cの一方面(下面)に取り付けられる第2補強部材24a、24b、24c、24dと、第2補強部材24a、24b、24c、24dの一方面(下面)に取り付けられる第3補強部材25a、25b、25c、25d、25e、25fとを備える。
前記枠体21は、矩形の枠体部材21aと、枠体21によって形成された開口部21bと、枠体部材21aの内側の各側面にそれぞれ取り付けられ、当該側面を覆う板状の側面部材21cとを有する。この側面部材21cには、防水加工が施されている。なお、防水加工は、少なくとも、側面部材21cの内周面(枠体部材21aへの取付面と反対側の面)に施されていればよい。
また、枠体部材21aには、上述した金具固定部20dが設けられている。この金具固定部21dには、枠体部材21aの外周側面から内周側面を貫通するネジ穴21a1が形成されている。また、金具固定部21dが形成されている枠体部材21aの内周側面部には、切り欠き21a2が形成されている。
このように切り欠き21a2を形成するようにしたのは、固定金具70(図6参照)を取り付けるための作業スペースを確保するためである。
底面部材22は、防水加工が施されており、枠体21の一方面(下面)に取り付けられる。これにより、枠体21の下端側が塞がれる。なお、前記防水加工は、少なくとも、底面部材22の上面側(枠体21に取り付けられる面)に施されていればよい。
そして、この底面部材22と、枠体部材21aの内側側面に取り付けられた板状部材21cとにより、上述した矩形凹状の基礎設置部20a(図1、図3参照)が構成される。
また、第1補強部材23a、23b、23cは、略長方形の板状に形成され、底面部材22の下面に、長軸方向を揃えて所定の間隔を開けて取り付けられる。
このように、第1補強部材23a、23b、23cを所定の間隔を開けて取り付けることにより、上述したパレット本体20の側面部の貫通孔20b1,20b2(図1参照)が形成される。
また、第2補強部材24a、24b、24c、24dは、略長方形の板状に形成され、底面部材22に取り付けられた第1補強部材23a、23b、23cの下面に、長軸方向を揃えて所定の間隔を開けて取り付けられる。なお、第2補強部材24a、24b、24c、24dは、その長軸方向が、第1補強部材23a、23b、23cの長軸方向と直交する向きに配置される。
このように、第2補強部材24a、24b、24c、24dを所定の間隔を開けて取り付けることにより、上述したパレット本体20の側面部の貫通孔20c1,20c2、20c3(図1参照)が形成される。
また、第3補強部材25a、25b、25c、25d、25e、25fは、略長方形の板状に形成され、第2補強部材24a、24b、24c、24dの下面に、長軸方向を揃えて所定の間隔を開けて取り付けられる。なお、第3補強部材25a、25b、25c、25d、25e、25fは、その長軸方向が、第2補強部材24a、24b、24c、24dの長軸方向と直交する向きに配置される。
このように、補強部材(第1補強部材23、第2補強部材24、および第3補強部材25)を3重にして格子状に配置したのは、石造構造物用パレット1の強度を高めるためである。
また、前記枠体21、底面部材22、第1補強部材23a、23b、23c、第2補強部材24a、24b、24c、24dには、貫通孔が上下方向に形成され、前記貫通孔にボルト26を挿通させることにより、上下水平方向を固定する。また、第3補強部材25a、25b、25c、25d、25e、25fは、釘等(図示しない)により、第2補強部材24a、24b、24c、24dに固定される。これにより、パレット本体20は、一体化する。
つぎに、基礎10の構成を説明する。
図1に示すように、基礎10は、割栗石13、鉄筋メッシュ12、およびコンクリート11により構成されている。
具体的には、基礎10は、パレット本体20の基礎設置部20aに敷き詰められた割栗石13と、基礎設置部20aに敷き詰められた割栗石13の上に載置された鉄筋メッシュ12と、割栗石13の上に載置された鉄筋メッシュ12の上から流し込まれて固められたコンクリート11とにより構成される(図1、3参照)。このように、基礎10を構成することにより、基礎設置部20aに、実際の設置環境に近い基礎10を再現することができる。
そして、図2に示すように、パレット本体20に設置された基礎10の上面(コンクリート11の上面)には、お墓設置面10aが形成され、そのお墓設置面10aに、接着剤(モルタル接着剤等)によりお墓Wが取り付けられる。
そして、石造構造物用パレット1は、お墓設置面10aにお墓Wが取り付けられた状態で耐震試験用の震動台80(図6参照)に運搬され、耐震試験用の震動台80に取り付けられる。
このように、本実施形態では、石造構造物用パレット1に、お墓Wを建てるための基礎10を設けている。すなわち、石造構造物用パレット1の上で、お墓Wの設置環境を再現している。
したがって、石造構造物用パレット1の基礎10(お墓設置面10a)の上にお墓Wを取り付け、その石造構造物用パレット1を震動台80に固定して耐震試験を行えば、実際に設置された状態のお墓Wが、地震を受けた場合にどのような影響を受けるかを確認することができる。すなわち、本実施形態によれば、お墓Wの耐震強度の高精度に検証することができる。
また、本実施形態によれば、耐震試験を行う際、お墓を設置した石造構造物用パレット1をそのまま震動台に取り付けるようにすればいいため、効率的にお墓の耐震試験を行うことができる。
なお、本実施形態では、石造構造物用パレット1に、実際に霊園等に設置する場合と同様、墓石だけではなく、地面の上に設置したコンクリートの基礎に取り付けられる土台部分も載置する。例えば、石造構造物用パレット1に、図2に示す構成のお墓Wを取り付ける。以下、図2に示すお墓の構成を簡単に説明する。
お墓Wは、カロート(納骨室)を含むお墓Wの土台を構成する土台部分(外柵)40と、土台部分40の上に取り付けられる墓石50と、塔婆立60とを備える。
前記土台部分40は、お墓Wの前方に配置された段石40aと、段石40aの中央部に載置されるふた石40bと、ふた石40bの両端にそれぞれ配置される脇石40cおよび40dと、お墓Wの右方に配置された右根石40eと、お墓Wの左方に配置された左根石(図示せず)と、お墓Wの後方に配置された後根石(図示せず)とを備える。この土台部分40が、石造構造物用パレット1のお墓載置面10aに接着材等により取り付けられる。
また、前記墓石50は、土台部分40の上側を覆うスラブ50aと、スラブ50aの略中央部に取り付けられた中台50bと、中台50bの上に積み重ねて取り付けられた上台50cと、上台50cの上に積み重ねて取り付けられた竿石50dと、スラブ50aの左端に配置された左羽目50eと、スラブ50aの右端に配置された右羽目50fと、中台50bの前方に配置される香炉50g、および花立水鉢50hとを備え、前記土台部分40の上端に取り付けられる。
次に、本実施形態の石造構造物用パレット1を震動台に取り付けるための構成について、図5および図6に基づいて説明する。
図5は、本実施形態の石造構造物用パレットを震動台に取り付けるための固定金具の斜視図である。また、図6は、図5に示す固定金具を用いて、石造構造物用パレットを震動台に取り付けた状態を示した斜視図である。
なお、図6に示す符号80は、地震の震動を再現できる耐震試験用の震動台を示している。この震動台には、耐震試験の対象物を固定するためのボルト止用の穴が形成されている。
固定金具70a、70b、70c、70dは、鉄等の金属により形成され、石造構造物用パレット1の外周側面(図1参照)への当接面70a1、70b1、70c1、70d1と、震動台80への当接面70a2、70b2、70c2、70d2とを備える。なお、固定金具70a、70b、70c、70dは、2つのL字金具を溶接により一体化するようにして製作してもよいし、一体成形により製作してもよい。
そして、固定金具70a、70b、70c、70dの当接面70a1、70b1、70c1、70d1を石造構造物用パレット1の外周側面に当接させて、金具固定部20dにボルト75を挿入して、石造構造物用パレット1に固定金具70a、70b、70c、70dを固定する。また、固定金具70a、70b、70c、70dの当接面70a2、70b2、70c2、70d2を震動台80に当接させてボルト75で固定する(図6参照)。
なお、石造構造物用パレット1に固定金具70a、70b、70c、70dを取り付ける際には、石造構造物用パレット1に形成された切り欠き21a2側からボルト75を挿入するとともに、固定金具70側にナット(図示せず)を配置して、固定金具70a、70b、70c、70dを取り付ける。
そして、上記のように、石造構造物用パレット1が震動台80に取り付けられた後、震動台80を駆動させて耐震試験を行う。
このように、本実施形態によれば、固定金具70およびボルト75を用いた比較的簡単な作業により、お墓を設置した石造構造物用パレット1を震動台80に取り付けることができる。同様に、本実施形態では、手間をかけずに(固定したボルト75を緩めることで)、石造構造物用パレット1を震動台80から取り外すことができる。
そして、石造構造物用パレット1には、お墓Wを建てるための基礎10が設置されているので、本実施形態によれば、実際の設置環境を想定した耐震試験を効率的に行うことができるようになる。すなわち、本実施形態によれば、お寺や霊園等に設置したお墓がどの程度の大きさの地震に耐えられるかについての耐震試験を効率的に行うことができるようになる。
また、本実施形態の石造構造物用パレット1を用いることにより、従来から提案されているお墓の耐震構造の有効性の判定を効率的、且つ高精度に行うことができる。すなわち、本実施形態の石造構造物用パレット1は、お墓の耐震構造の技術開発に貢献することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その発明の要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、お墓Wの耐震試験を行ったが、お墓以外のもの(神社やお寺に設置されている石造構造物等)にも本実施形態を用いることは可能である。
また、上記実施形態の説明では、石造構造物用パレット1にお墓Wを設置した状態(お墓をお墓設置面10aに接着させた状態)で、震動台80の上に運搬して取り付ける場合について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、お墓Wを設置しないまま石造構造物用パレット1を震動台80の上に運んで載置しておいて、震動台80の上において、石造構造物用パレット1にお墓Wを取り付けるようにしてもよい。
本発明の実施形態の石造構造物用パレットの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態の石造構造物用パレットの上にお墓Wを取り付けた状態を示した斜視図である。 図2に示す石造構造物用パレットのA‐A断面図である。 本発明の実施形態の石造構造物用パレットのパレット本体を分解した斜視図である。 本発明の実施形態の石造構造物用パレットを震動台に取り付けるための固定金具の斜視図である。 図5に示す固定金具を用いて、石造構造物用パレットを震動台に取り付けた状態を示した斜視図である。
符号の説明
W…お墓
1…石造構造物用パレット
10…基礎
10a…お墓設置面
11…コンクリート
12…鉄筋メッシュ
13…割栗石
20…パレット本体
20a…基礎設置部
20b1、b2…貫通孔
20c1、c2、c3…貫通孔
20d…金具固定部
21…枠体
21a…枠体部材
21a1…ネジ穴
21a2…切り欠き
21b…開口部
21c…側面部材
22…底面部材
23a、b、c…第1補強部材
24a、b、c、d…第2補強部材
25a、b、c、d、e、f…第3補強部材
26…ボルト
40…土台部分
40a…段石
40b…ふた石
40c、d…脇石
40e…右根石
50…墓石
50a…スラブ
50b…中台
50c…上台
50d…竿石
50e…左羽目
50f…右羽目
50g…香炉花
50h…立水鉢
70…固定金具
75…ボルト
80…震動台

Claims (4)

  1. 石造構造物を載置して耐震試験に用いられる石造構造物用パレットにおいて、
    略箱状のパレット本体部と、
    前記パレット本体部の上面に形成された矩形凹状部とを備え、
    前記矩形凹状部には、前記石造構造物を建てるための基礎が設置されていることを特徴とする石造構造物用パレット。
  2. 前記矩形凹状部には、防水加工が施されていることを特徴とする請求項1に記載の石造構造物用パレット。
  3. 前記パレット本体部の側面には、耐震試験用の震動台に取り付けるための金具を固定する金具固定部が設けられると共に、
    前記基礎は、前記矩形凹状部に敷き詰めた割栗石と、該敷き詰めた割栗石の上に載置された鉄筋部材と、該割栗石の上に載置された鉄筋部材の上から流し込まれて固められたコンクリートとを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の石造構造物用パレット。
  4. 前記パレット本体部の側面には、前記石造構造物用パレットの運搬に利用するための複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の石造構造物用パレット。
JP2008009083A 2008-01-18 2008-01-18 石造構造物用パレット Pending JP2009166882A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009083A JP2009166882A (ja) 2008-01-18 2008-01-18 石造構造物用パレット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009083A JP2009166882A (ja) 2008-01-18 2008-01-18 石造構造物用パレット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009166882A true JP2009166882A (ja) 2009-07-30

Family

ID=40968549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008009083A Pending JP2009166882A (ja) 2008-01-18 2008-01-18 石造構造物用パレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009166882A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016209377A1 (en) * 2015-06-22 2016-12-29 Bastian Solutions, Llc Composite concrete pallet
US11939107B2 (en) 2022-06-01 2024-03-26 Artistic Composite Pallets Llc Pallet with impact resistant and strengthened composite legs

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016209377A1 (en) * 2015-06-22 2016-12-29 Bastian Solutions, Llc Composite concrete pallet
US10377527B2 (en) 2015-06-22 2019-08-13 Bastian Solutions, Llc Composite concrete pallet
US11939107B2 (en) 2022-06-01 2024-03-26 Artistic Composite Pallets Llc Pallet with impact resistant and strengthened composite legs

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10801200B2 (en) Covertec wall module building system and method
JP2009166882A (ja) 石造構造物用パレット
JP6137394B1 (ja) 低層建築物及び基礎工事用アンカーホルダー
JP5185742B2 (ja) 柵および柵の施工方法
JP5590369B2 (ja) 柱頭免震鉄骨造建物の免震構造
KR101894411B1 (ko) 기둥 보강 구조물 및 이를 설치하는 기둥 보강 공정
JP7107564B2 (ja) 地下シェルター及びその設置方法
JP2009068307A (ja) 基礎石に立設した柱の補強装置
KR100687439B1 (ko) 시공성이 향상된 슬래브 및 벽체시공용 스페이서와일체화된 주철근 조립체 및 상기 스페이서와 일체화된주철근 조립체에 의한 슬래브 및 벽체시공용 철근배근방법
JP2004060310A (ja) 耐震コアに依る木造耐震建築
JP2005030044A (ja) ハンドホール
JP2006283393A (ja) 基礎構造体
JP6300228B2 (ja) フラットスラブ構造
JP3654880B2 (ja) 聖牛と、聖牛ブロックおよびその製造方法
JPH05171779A (ja) 床構造
KR100774020B1 (ko) 노출 콘크리트벽
US10392771B2 (en) Foundation/sidewall construction method and kit
JP2003227180A (ja) 吊り金物ユニットおよびその設置方法ならびにその使用方法
JP3192153U (ja) 墓石
JP2015158094A (ja) 露出型柱脚部の簡易設定方法
JPH1193183A (ja) 基礎構造とその施工方法
JPH10252311A (ja) 免振性の木造建物およびその建築方法
JP2022183706A (ja) 家屋修繕方法
JP2006266062A (ja) 住宅用免震装置
JP2004003121A (ja) 土中コンクリート壁の防湿工法及び防湿体