JP2009166111A - アンカーボルト及びその製造方法 - Google Patents

アンカーボルト及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009166111A
JP2009166111A JP2008009534A JP2008009534A JP2009166111A JP 2009166111 A JP2009166111 A JP 2009166111A JP 2008009534 A JP2008009534 A JP 2008009534A JP 2008009534 A JP2008009534 A JP 2008009534A JP 2009166111 A JP2009166111 A JP 2009166111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
bolt
screw
screwed
anchor bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008009534A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Hata
茂 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON PROJECT KK
Original Assignee
NIPPON PROJECT KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON PROJECT KK filed Critical NIPPON PROJECT KK
Priority to JP2008009534A priority Critical patent/JP2009166111A/ja
Publication of JP2009166111A publication Critical patent/JP2009166111A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

【課題】ねじ込み部の雄ねじを転造加工することによって生産性を高め、しかも、ボルト本体及びねじ込み部に適正なの外径寸法を確保する。
【解決手段】打ち増しコンクリート壁を補強するための差し筋等として既設のコンクリート躯体に後付けで取付けられるアンカーボルトとその製造方法において、鉄筋から成るボルト本体11aの先端側に、絞り加工により、先すぼまりのテーパ部11bを介して、ボルト本体11aよりも小径でストレートなねじ込み部11cを形成し、このねじ込み部11cに、アンカーの雌ねじ部5にねじ込まれる雄ねじを転造加工してアンカーポートとする。
【選択図】図2

Description

本発明は打ち増しコンクリート壁を補強するための差し筋等として既設のコンクリート躯体(スラブ)に後付けで取付けられるアンカーボルト及びその製造方法に関するものである。
図7〜図9に、従来のアンカーボルト1と、同ボルト1をコンクリート躯体Wに取付けるためのアンカーとを示す。差し筋として使用される場合を例にとって説明する。
アンカーボルト1は、鉄筋(通常は異形鉄筋)から成るボルト本体1aの先端部に、雄ねじを有するねじ込み部1bが設けられて成っている。
ここで、ボルト本体1aの外径をD1、ねじ込み部1bの外径をD2(図9参照)とすると、D1>D2となる。具体的には、アンカーボルトについて定められた規格では、たとえばD1=10mmでD2=8.2mm、D1=13mmでD2=10.8mmとなる。
一方、アンカーは、円筒状のアンカー本体2と楔体3とによって構成される。
アンカー本体2は、先端側に、楔体3が圧入されて拡開する複数のスリット4a…付きの拡開部4、基端側に、アンカーボルト1のねじ込み部1bがねじ込まれる雌ねじ部5がそれぞれ設けられて成り、図8に示すように拡開部4に楔体3が挿入された状態でコンクリート躯体(以下、単に躯体という)Wの穴W1内に挿入される。
この状態で、図示しないパイプ状の打ち込み具によりアンカー本体2が穴奥側に打ち込まれることで楔体3が拡開部4に圧入される。
これにより、図8に示すように穴W1内で拡開部4が拡開して穴周壁に食い込み、アンカー全体が躯体Wに固定される。
この後、図9に示すようにアンカーボルト1のねじ込み部1bがアンカー本体2の雌ねじ部5にねじ込み固定される。
以上の構成は特許文献1に示されている。
なお、予めアンカーボルト1をアンカー本体2にねじ込んでおき(この状態で両者をかしめて一体化しておく場合もある)、アンカーボルト1を直接打撃し、またはアンカーボルト1に被せた打ち込み具でアンカー本体2を打撃することによってアンカーとアンカーボルト1を躯体Wに同時に固定する方法がとられることもある。
特開2000−265570号公報
従来のアンカーボルト1は、鉄筋先端部に切削により雄ねじ加工を施して製造される。
この切削加工は、周知のように素材(鉄筋)の余計な部分を削り落としていくため、上記D1>D2の関係で分かる通り材料の無駄が多いこと、加工時間が長いこと、工具の寿命が短いことなどから、生産性が悪く、コストが高くつくという問題があった。
これに対して、製品外径よりも細い素材を盛り上げて雄ねじを成形する「転造加工」によると、材料の無駄が少なくて加工時間が遥かに短くてすみ、工具が長寿命となることなどから、切削加工と比べて生産性が格段に良く、コストダウンとなることも知られている。
ところが、この転造加工法をそのままアンカーボルト1のおねじ加工に適用すると、加工によってねじ込み部1bが膨らみ、その外径D2がボルト本体1aの外径D1よりも大きくなって規格に合わなくなる。
かといって、ねじ込み部1bの膨らみ分を考慮して細い素材を用いると、アンカーボルトとして必要な強度を確保できなくなる。
このような事情から、生産性が悪いにもかかわらずねじ込み部1bの雄ねじを切削加工していたのが現状であった。
そこで本発明は、ねじ込み部の雄ねじを転造加工することによって生産性を高め、しかも、ボルト本体及びねじ込み部に適正な外径寸法を確保することができるアンカーボルト及びその製造方法を提供するものである。
請求項1の発明(アンカーボルト)は、鉄筋から成るボルト本体の先端側に、絞り加工により、先すぼまりのテーパ部を介して、上記ボルト本体よりも小径でストレートなねじ込み部が形成され、このねじ込み部に、アンカーの雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじが転造加工によって形成されたものである。
請求項2の発明(アンカーボルトの製造方法)は、鉄筋の先端側に、先すぼまりのテーパ部と、ボルト本体よりも小径でストレートなねじ込み部とを同時に絞り加工する絞り工程と、アンカーの雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじを上記ねじ込み部に転造加工する転造工程とによってアンカーボルトを製造するものである。
本発明のアンカーボルト及びその製造方法によると、絞り加工により、ボルト本体の先端側に、先すぼまりのテーパ部を介して、ボルト本体よりも小径でストレートなねじ込み部を形成し、このねじ込み部に雄ねじを転造加工するため、従来の切削加工によって雄ねじを形成する場合と比較して生産性を大幅に高め、コストダウンを実現することができる。
しかも、テーパ状の絞り加工を行うことによって、ボルト本体とねじ込み部に製品として適正な外径寸法を確保することができる。
なお、絞り加工によって工程が増加するが、この絞り加工そのものは周知の絞り加工機によってごく短時間で簡単に行うことができる(とくに方法発明によるとテーパ部とねじ込み部を同時に絞り加工できる)ため、アンカーボルト全体として生産性向上及びコストダウンの効果を確保することができる。
本発明の実施形態を図1〜図6によって説明する。
図1,2に実施形態に係るアンカーボルト11と、同ボルト11をコンクリート躯体に取付けるためのアンカー、図3にこれらの使用状態をそれぞれ示す。
アンカーの構成と使用法は図7〜図9に示すものと同じであり、同一部分に同一符号を付して示し、その重複説明を省略する。
アンカーボルト11は、鉄筋(通常は異形鉄筋)から成るボルト本体11aの先端側に、先すぼまりのテーパ部11bを介して、ボルト本体11aよりも小径でストレートなねじ込み部11cが絞り加工され、ねじ込み部11cに、アンカー本体2の雌ねじ部5にねじ込まれる雄ねじが転造加工されて構成されている。
このアンカーボルト11の製造方法を図4〜図6によって説明する。
図4は加工手順(製造工程)を示し、まず、絞り工程において、素材(鉄筋)11Aの先端側に、テーパ部11bとねじ込み部11cとを同時に絞り加工して一次製品11Bを製作する。
この後、転造工程において、ねじ込み部11cにおねじを転造加工して、ボルト本体11aとテーパ部11bとねじ込み部11cとから成る最終製品してのアンカーボルト11を得る。
図5(イ)(ロ)は絞り加工の原理を示し、外周にテーパ部12a,13aとストレート部12b,13bとを有する固定、可動両ダイ12,13間に素材11Aを導入し、両ダイ12,13を回転させながら可動ダイ13を固定ダイ12に接近させて素材11Aを圧縮する。これにより、テーパ部11bとねじ込み部11cが同時に絞り加工されて一次製品11Bが得られる。
図6は転造の原理を示し、回転する二つ(三つの場合もある)の丸ダイス14,14間にワーク(一次製品)11Bを配置して両ダイス間距離を狭めていき、ワーク11B(図4中のねじ込み部11c)にダイス14,14を押し付けることによって雄ねじを成形する。
こうして、図1〜図3に示すようにボルト本体11aの先端側に、先すぼまりのテーパ部11bを介して雄ねじ付きのねじ込み部11cが形成されたアンカーボルト11を得ることができる。
ここで、ボルト本体11aの外径をD1、ねじ込み部11cの外径をD2(図3参照)とすると、D1>D2で、D1,D2がそれぞれアンカーボルトについて定められた適正値(たとえばD1=10mmで、D2=8.2mm)となる。
いいかえれば、このような適正値が得られるようにテーパ部11bの傾斜角度等が設定され、この設定に基づいて絞り、転造両加工機が設計される。
このように、絞り加工により、ボルト本体11aの先端側に先すぼまりのテーパ部11bを介してねじ込み部11cを形成し、このねじ込み部11cに雄ねじを転造加工するため、従来の切削加工によって雄ねじを形成する場合と比較して生産性を大幅に高め、コストダウンを実現することができる。
しかも、テーパ状の絞り加工を行うことによって、ボルト本体11aとねじ込み部11cに適正な外径寸法を確保することができる。
また、転造による特性として、
(i) 切削加工と異なり、ファイバーフロー(繊維状金属組織)が切断されないこと、
(ii) 塑性変形によって被加工面が組成硬化すること
により、切削加工の場合と比較してねじ込み部11cの強度を高めることができる。
このため、差し筋のように、コンクリート打設前に、歩行や作業の邪魔にならないように折り曲げられ、コンクリート打設に際して曲げ戻されることがあっても、ねじ込み部11cが折損するおそれが少なくなる。
ところで、絞り加工及び転造加工の具体的な加工法は、図5,6に示すもの以外に種々変更することができる。
また、生産性の点で、テーパ部11bとねじ込み部11cは同時に絞り加工するのが望ましいが、必要に応じてこれらの絞り加工を分けて行うことも可能である。
本発明の実施形態に係るアンカーボルトとアンカーの斜視図である。 同拡大側面図である。 同使用状態の断面図である。 アンカーボルトの製造工程を説明するための図である。 絞り加工の一原理を示す図である。 転造加工の一原理を示す図である。 従来のアンカーボルトとアンカーの斜視図である。 アンカーをコンクリート躯体の穴内に挿入した状態の断面図である。 同アンカーを打ち込んで穴内に定着させ、アンカーボルトをねじ込んだ状態の断面図である。
符号の説明
5 アンカーの雌ねじ部
11 アンカーボルト
11a ボルト本体
11b テーパ部
11c ねじ込み部
D1 ボルト本体の外径
D2 ねじ込み部の外径
12,13 絞り加工用のダイ
14,14 転造加工用のダイス

Claims (2)

  1. 鉄筋から成るボルト本体の先端側に、絞り加工により、先すぼまりのテーパ部を介して、上記ボルト本体よりも小径でストレートなねじ込み部が形成され、このねじ込み部に、アンカーの雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじが転造加工によって形成されたことを特徴とするアンカーボルト。
  2. 鉄筋の先端側に、先すぼまりのテーパ部と、ボルト本体よりも小径でストレートなねじ込み部とを同時に絞り加工する絞り工程と、アンカーの雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじを上記ねじ込み部に転造加工する転造工程とによってアンカーボルトを製造することを特徴とするアンカーボルトの製造方法。
JP2008009534A 2008-01-18 2008-01-18 アンカーボルト及びその製造方法 Withdrawn JP2009166111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009534A JP2009166111A (ja) 2008-01-18 2008-01-18 アンカーボルト及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009534A JP2009166111A (ja) 2008-01-18 2008-01-18 アンカーボルト及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009166111A true JP2009166111A (ja) 2009-07-30

Family

ID=40967906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008009534A Withdrawn JP2009166111A (ja) 2008-01-18 2008-01-18 アンカーボルト及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009166111A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101081989B1 (ko) * 2011-01-26 2011-11-09 미래테크(주) 갱폼용 앙카볼트 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101081989B1 (ko) * 2011-01-26 2011-11-09 미래테크(주) 갱폼용 앙카볼트 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5408806B2 (ja) 締結要素
JP2016176229A (ja) 鉄筋継手ならびに鉄筋およびスリーブ
US7740435B2 (en) Thread-tapping screw
JP6147404B1 (ja) 異形鉄筋のねじ式鉄筋継手およびその製造方法
CN100414122C (zh) 螺旋式锚定件
US10935065B2 (en) Method for setting a screw
WO2010037535A4 (en) Fastening device
JP6228203B2 (ja) ねじ部品及びねじ部品の製造方法
JP2009166111A (ja) アンカーボルト及びその製造方法
JP2006255778A (ja) 座金とボルトの同時圧造方法
US3075272A (en) Concrete form tie and method of producing the same
JP2000314414A (ja) 建築用埋め込みナット
JP5194854B2 (ja) 金属製部品の破断方法及び金属製部品の破断装置
JP2002286009A (ja) 拡開アンカーの製造方法
JP2005003147A (ja) ドリリングタッピングねじ
JP2009167718A (ja) 差し筋アンカー
JP5432049B2 (ja) コンクリート構造物の継手金具
JP2010054015A (ja) ねじ部材及びその製造方法
JPH11197786A (ja) カラー又はカラーナットの製造方法
JP2012233490A (ja) あと施工アンカーボルト
JP2008014356A (ja) スタッド
JP5202926B2 (ja) スリーブ打込み式あと施工アンカー
JP2019116829A (ja) アンカーボルト及びアンカーボルトの施工方法
EP2080916A1 (en) Self-tapping screw made of two materials
JP2001349317A (ja) 雌ネジ部材及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110405