JP2009165412A - 米粉の製造方法及びこれにより製造された米粉 - Google Patents
米粉の製造方法及びこれにより製造された米粉 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】玄米や精白米等の米からパン粉状の米粉をできるだけ簡単に製造可能な製造方法を提案する。
【解決手段】本発明で提案する米粉の製造方法は、閉鎖した先端面5cに米粒よりも小径の押出孔5dを有する筒5内において、スクリューコンベア6にて先端面5cに向け米を搬送し、該搬送により米を先端面部位に密集させて押し潰しつつ押出孔から押し出す押出工程と、この押し出し処理後の処理米Rを粉砕して米粉とする粉砕工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本発明で提案する米粉の製造方法は、閉鎖した先端面5cに米粒よりも小径の押出孔5dを有する筒5内において、スクリューコンベア6にて先端面5cに向け米を搬送し、該搬送により米を先端面部位に密集させて押し潰しつつ押出孔から押し出す押出工程と、この押し出し処理後の処理米Rを粉砕して米粉とする粉砕工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、加圧を使用した米粉の製造方法に関する。
いわゆるポン菓子製造機など、圧力(熱)を利用して玄米を膨張させ、これを粉砕して米粉を製造する方法が、例えば特許文献1,2に開示されている。これにより製造される米粉は、小麦粉状の粉末で、米菓やパンの材料として使用される。
特開昭63−022155号公報
特開2005−000156号公報
上記製造方法により製造される米粉は小麦粉のような粉末であるが、同製法によってパン粉のように粒の粗い米粉を製造することは難しい。本発明はこの点に着目したもので、玄米や精白米等の米からパン粉状の米粉をできるだけ簡単に製造可能な製造方法を提案するものである。
本発明で提案する米粉の製造方法は、閉鎖した先端面に米粒よりも小径の押出孔を有する筒内において、スクリューコンベアにて前記先端面に向け米を搬送し、該搬送により米を前記先端面部位に密集させて押し潰しつつ前記押出孔から押し出す押出工程と、この押し出し処理後の処理米を粉砕して米粉とする粉砕工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の製造方法によれば、筒内の先端面部位に米が次々と送り込まれて密集していくことで互いに加圧され、130℃程度まで温度が上昇して互いに押し潰し合い、ペースト状となって押出孔から押し出される。そして、押出孔から外へ押し出されると雰囲気温度が急変するため膨張して固まっていく。この押し出し処理後の処理米を粉砕すると、小麦粉のような粉末状ではなく、パン粉のような粒状の米粉を得ることができる。つまり、加圧押し出しの手法で簡単にパン粉状の米粉を製造することができ、米粉の用途を広め、普及に貢献する。
図1〜図3に、本発明に係る米粉の製造方法を実施する製造装置の一例を示している。
米粉とする原料の一例として玄米は、透明な樹脂ケース1で覆った投入口2へ投入される。当該投入口2は、中央にスクリューコンベア3が設けられており(図2)、このスクリューコンベア3の回転によって、ほぼ一粒ずつ、投下管4内を先端に向け搬送されていく。その投下管4の先端部分下側には、搬送されてきた玄米を投下するための投下孔4aが開けられており、当該投下孔4aからほぼ一粒ずつ、筒5内へ玄米が落ちていくようになっている。
筒5は、投下管4の投下孔4aに相応する部位に、落ちてくる玄米を確実に受け取るための漏斗部5aを備えた投入孔5bが設けられており、落下してきた玄米は、この投入孔5bを通って筒5内へ投入される。筒5内には、当該筒5の内径にほぼ匹敵する直径のスクリューコンベア6が配設されており(図3)、このスクリューコンベア6の回転によって、玄米が筒5の先端面5cに向け搬送されていく。
筒5の先端面5cは閉鎖されているが、ただし、玄米よりも小径の押出孔5dが1以上開けられている。したがって、スクリューコンベア6にて先端面5cに向け搬送されてくる玄米は、先端面5cに堰き止められて徐々に先端面部位に密集していく。スクリューコンベア6により強制的に密集させられていくため、玄米どうし互いに加圧されることになって130℃程度まで温度は上昇し、この高温密集状態にある玄米は、スクリューコンベア6の回転による攪拌もあって互いに押し潰し合い、次第にペースト状となる。そして、筒5内の先端面部位でペースト状になると、先端面5cに開けられた押出孔5dを抜けることが可能になるため、押出孔5dから徐々に押し出されていく(押出工程)。
このように押出孔5dから押し出された後の処理米Rは、外気と触れるため、雰囲気温度の急変に伴って膨張すると共に固まっていく。本例の装置の場合、この押出孔5dから連続して押し出される処理米Rを、回転するカッター7にて所定の長さに切断するようにしている。この方が、粉砕しやすいためである。
押し出し処理後の処理米Rは、図示せぬミキサー等の粉砕装置により粉砕して米粉とする(粉砕工程)。この粉砕にかける処理米Rは、一旦ペースト状にしてから膨張させて固めたものなので、いわゆる“パリパリ”の状態となっており、粉砕したときに小麦粉のような粉末状にはならず、粗く砕かれてパン粉のような状態となる。
このように、加圧押し出しの手法で簡単に玄米からパン粉状の米粉を製造することができる。
1 樹脂ケース
2 投入口
3 スクリューコンベア
4 投下管
5 筒
5a 漏斗部
5b 投入孔
5c 先端面
5d 押出孔
6 スクリューコンベア
7 カッター
2 投入口
3 スクリューコンベア
4 投下管
5 筒
5a 漏斗部
5b 投入孔
5c 先端面
5d 押出孔
6 スクリューコンベア
7 カッター
Claims (3)
- 閉鎖した先端面に米粒よりも小径の押出孔を有する筒内において、スクリューコンベアにて前記先端面に向け米を搬送し、該搬送により米を前記先端面部位に密集させて押し潰しつつ前記押出孔から押し出す押出工程と、
この押し出し処理後の処理米を粉砕して米粉とする粉砕工程と、
を含むことを特徴とする米粉の製造方法。 - 前記押出工程において、前記押出孔から連続して押し出される処理米をカッターにて所定の長さに切断していくことを特徴とする請求項1記載の米粉の製造方法。
- 請求項1又は請求項2記載の米粉の製造方法によって玄米から製造された米粉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008007630A JP2009165412A (ja) | 2008-01-17 | 2008-01-17 | 米粉の製造方法及びこれにより製造された米粉 |
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JP2008007630A JP2009165412A (ja) | 2008-01-17 | 2008-01-17 | 米粉の製造方法及びこれにより製造された米粉 |
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Family Applications (1)
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JP2008007630A Pending JP2009165412A (ja) | 2008-01-17 | 2008-01-17 | 米粉の製造方法及びこれにより製造された米粉 |
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JP (1) | JP2009165412A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102652549A (zh) * | 2012-04-23 | 2012-09-05 | 安徽劲宇食品有限公司 | 一种复合糙米 |
CN102652553A (zh) * | 2012-04-23 | 2012-09-05 | 安徽劲宇食品有限公司 | 一种美容养颜复合糙米 |
-
2008
- 2008-01-17 JP JP2008007630A patent/JP2009165412A/ja active Pending
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CN102652549A (zh) * | 2012-04-23 | 2012-09-05 | 安徽劲宇食品有限公司 | 一种复合糙米 |
CN102652553A (zh) * | 2012-04-23 | 2012-09-05 | 安徽劲宇食品有限公司 | 一种美容养颜复合糙米 |
CN102652549B (zh) * | 2012-04-23 | 2014-03-05 | 安徽劲宇食品有限公司 | 一种复合糙米 |
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