JP2009164825A - スピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動部の振動を妨げることなくスピーカ本体を固定し、かつ、部品点数の増加を抑制しながら、スピーカ本体のフランジを介して伝わる振動が筐体に伝達されるのを抑制することが可能なスピーカ装置を提供する。
【解決手段】このスピーカ(スピーカ装置)100は、振動部32と、振動部32の周囲に設けられる板状のフランジ部31とを有するスピーカ本体3と、スピーカ本体3が取付けられるバッフル1と、バッフル1に取付けられるエンクロージャー2と、振動部32を逃がす開口部42を含むとともに、スピーカ本体3を固定する樹脂製の固定部材4とを備える。固定部材4は、スピーカ本体3の板状のフランジ部31の少なくとも外周部の略全周をバッフル1と挟み込むようにして固定する。
【選択図】図2

Description

この発明は、スピーカ装置に関し、特に、スピーカ本体が筐体に取り付けられるスピーカ装置に関する。
従来、スピーカ本体が筐体に取り付けられるスピーカ装置が知られている(たとえば、特許文献1〜5参照)。
上記特許文献1には、1個または複数個のスピーカユニット(スピーカ本体)と、スピーカユニットをバッフル(前側筐体)に固定する金属製の取付具とを備えたスピーカシステム(スピーカ装置)が開示されている。このスピーカシステムの取付具には、ポートダクトや音響管が一体的に形成され、スピーカユニットが嵌め込まれる凹みが設けられている。そして、このスピーカシステムは、スピーカユニットの全体が取付具の凹みに覆われ、取付具がスピーカユニットの後部と接触した状態で、スピーカユニットをバッフルに押圧するように構成されている。
また、上記特許文献2には、スピーカフレームのガスケット部分(フランジ部)と接触するベース板部と、ベース板部がスピーカの後方に配置された取付基材との間でスピーカ(スピーカ本体)を挟み込んだ状態で取付基材(後側筐体)に係合することが可能なフック部とを一体的に備えるスピーカ取付ブラケットが開示されている。このブラケットは、スピーカの前方から取り付けられる。
また、上記特許文献3には、スピーカユニット(スピーカ本体)と、スピーカユニットが取り付けられる支持部材と、支持部材を粘弾性体を介して支持するバッフル板(前側筐体)と、支持部材をバネを介して支持するエンクロージャ(後側筐体)とを備えたスピーカキャビネット(スピーカ装置)が開示されている。このスピーカキャビネットの支持部材は、粘弾性体とバネとにより不要な振動を抑制するように構成されている。
また、上記特許文献4には、スピーカ(スピーカ本体)と、フロントパネル(前側筐体)と、脚部およびブリッジ部によって、スピーカを跨ぐような門型形状に形成されたブラケットとを備えたスピーカユニット組立体(スピーカ装置)が開示されている。このスピーカユニット組立体は、スピーカのハウジング(フランジ部)と、門型ブラケットの脚部の下端とが共通のネジでフロントパネルに取り付けられるように構成されており、門型ブラケットの脚部はスピーカのハウジングの一部(ネジの取付部分)とのみ接触している。
また、上記特許文献5には、スピーカユニット(スピーカ本体)と、スピーカ取付板(前側筐体)と、スピーカユニットとスピーカ取付板との間に介在されるばね部材とを備えたスピーカ取付装置(スピーカ装置)が開示されている。このスピーカ取付装置のばね部材は、スピーカユニットとスピーカ取付板との間に介在された状態で、スピーカユニットをスピーカユニットの振動方向に対して直交する方向に支持するように形成されている。
特開平11−41681号公報 特開2003−274473号公報 特開平5−344575号公報 特開平7−212885号公報 実公昭61−8712号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のスピーカシステムでは、スピーカユニットの全体が取付具に覆われた状態で、スピーカユニットの後部が取付具と接触する構造であるため、スピーカの振動が妨げられるという問題点がある。
また、上記特許文献2に記載のスピーカ取付ブラケットでは、スピーカが後方の取付基材にフックで引っ掛けて固定されているに過ぎない。このため、スピーカから発生する振動が取付基材に伝達されるのを抑制することが困難であるという問題点があると考えられる。
また、上記特許文献3に記載のスピーカキャビネットでは、支持部材に加えて粘弾性体とバネとが複数設けられているので、部品点数が増加するという問題点がある。
また、上記特許文献4に記載のスピーカユニット組立体では、門型ブラケットはネジにより固定された脚部がスピーカのハウジングの一部とのみ接触するため、接触面積が小さい。このことから、スピーカのハウジングを介して伝わる振動がフロントパネルに伝達されるのを抑制することが困難であるという問題点がある。
また、上記特許文献5に記載のスピーカ取付装置では、主として前後方向に振動するスピーカユニットを、スピーカユニットとスピーカ取付板との間に介在されるばね部材が振動方向と直交する方向から支持するため、スピーカユニットを十分に固定できないという不都合がある。このため、スピーカユニットから発生する振動が、スピーカ取付板に伝達されるのを抑制することが困難であるという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、振動部の振動を妨げることなくスピーカ本体を固定し、かつ、部品点数の増加を抑制しながら、スピーカ本体のフランジを介して伝わる振動が筐体に伝達されるのを抑制することが可能なスピーカ装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面によるスピーカ装置は、振動部と、振動部の周囲に設けられる板状のフランジ部とを有するスピーカ本体と、スピーカ本体が取り付けられる前側筐体と、前側筐体に取り付けられる後側筐体と、スピーカ本体の振動部を逃がすための開口部を含むとともに、スピーカ本体の板状のフランジ部の少なくとも外周部の略全周を前側筐体と挟み込むようにして固定する樹脂製の固定部材とを備える。
この一の局面によるスピーカ装置では、上記のように、スピーカ本体のフランジ部の略全周を前側筐体と樹脂製の固定部材とによって挟み込んで固定することにより、固定部材とフランジ部、およびフランジ部と前側筐体との接触面積を大きくすることができるので、スピーカ本体のフランジ部を介して伝わる振動が筐体に伝達されるのを効果的に抑制することができる。また、固定部材に振動部を逃がすための開口部を設けることによって、振動部を開放した状態で固定部材がフランジ部と接して固定することができるので、振動部の振動を妨げることなくスピーカ本体を固定することができる。また、樹脂製の固定部材をスピーカ本体のフランジ部の略全周を挟み込むようにして固定する構造にすることによって、樹脂製の固定部材により振動を吸収することができるので、粘弾性体やバネを別途設ける必要がない。その結果、部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記一の局面によるスピーカ装置において、好ましくは、固定部材はスピーカ本体のフランジ部を取り囲むように前側筐体に向かって突出し、フランジ部を挟み込んだ状態で前側筐体と当接するように形成されたリブ部を一体的に含む。このように構成すれば、リブ部により固定部材を補強すると共に、前側筐体にフランジ部だけでなく固定部材も接触させることができる。これにより、固定部材の破損や変形を抑止し、かつ、前側筐体にフランジ部と固定部材との両方を接触させることができるので、効果的に振動を抑制することができる。
この場合において、好ましくは、リブ部は、固定部材の外周部の略全周に渡って連続的に設けられている。このように構成すれば、固定部材の外周部において、リブ部を設けることによる補強と、前側筐体とリブ部との接触が、固定部材の略全周に渡って均一になされる。これにより、固定部材による振動の抑制を、偏りなく均一に行うことができる。
この場合において、好ましくは、固定部材は、リブ部の形状がフランジ部の外周部と略同一形状に形成されている。このように構成すれば、リブ部がフランジ部の外周部の全周を取り囲んだ状態で前側筐体と当接するので、スピーカ本体のフランジ部の外周部を密閉した状態で固定することができる。これにより、スピーカ装置の密閉度を向上させることができる。
上記一の局面によるスピーカ装置において、好ましくは、前側筐体は、スピーカ本体のフランジ部および固定部材が嵌まり込むように形成された凹部を含む。このように構成すれば、フランジ部および固定部材が前側筐体に取り付けられた場合に、凹部の内側面と固定部材の外側面との間の密閉度が向上するので、その分、スピーカ装置の密閉度をさらに向上させることができる。
上記一の局面によるスピーカ装置において、好ましくは、固定部材は、スピーカ本体に設けられた端子を逃がすための切欠部を含む。このように構成すれば、通常、スピーカ本体から突出するように設けられる端子と固定部材とが干渉することなく固定部材によりスピーカ本体が固定されるので、スピーカ本体への端子接続を容易に行うことができる。
上記一の局面によるスピーカ装置において、好ましくは、前側筐体と、フランジ部と、固定部材とが複数のネジ部材により固定されるように構成されている。このように構成すれば、前側筐体とフランジ部と固定部材とをより強固に固定することができるので、振動が筐体に伝達されるのをより効果的に抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるスピーカの全体構成を示した斜視図である。また、図2〜図10は、図1に示した本発明の一実施形態によるスピーカの詳細な構造を示した図である。まず、図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態によるスピーカ100の構成について説明する。なお、本実施形態では、スピーカ装置の一例である密閉型のスピーカ100に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による密閉型のスピーカ100は、図1および図2に示すように、樹脂製のバッフル1と、バッフル1と同一の樹脂材料により形成されるエンクロージャー2と、スピーカ本体3と、樹脂製の固定部材4と、バッフル1、スピーカ本体3および固定部材4を固定する4つのネジ5と、ネジ5に対応する4つのナット6と、バッフル1とエンクロージャー2とを固定するための4つのネジ7とから構成されている。なお、バッフル1およびエンクロージャー2は、それぞれ、本発明の「前側筐体」および「後側筐体」の一例である。また、4つのネジ5および4つのナット6は、本発明の「ネジ部材」の一例である。
スピーカ100のバッフル1には、図2および図3に示すように、前面部10と、側壁部11と、エンクロージャー2との接合部12と、補強部13と、スピーカ本体取付穴14と、スピーカ本体を固定するための4つのネジ挿入穴15と、エンクロージャーを取り付けるための4つのネジ挿入穴16と、面取部17と、曲面部18とが設けられている。
また、前面部10は図4に示すように、正面から見て四角形状を有している。また、バッフル1の側壁部11は、図2に示すように、前面部10からエンクロージャー2に向かって突出するように形成されている。バッフル1の接合部12は、図3に示すように、バッフル1の側壁部11のエンクロージャー2側の端面の全周に渡って一体的に設けられており、平坦面上に三角形の凸形状(図5参照)を有している。また、図5に示すように、このバッフル1の接合部12と、後述するエンクロージャー2の接合部23とは、全面接触した状態で取り付けられるように構成されている。バッフル1の四隅近傍には、円形状の4つのネジ挿入穴16が形成されている。また、バッフル1の四隅近傍には、面取部17が形成されている。また、図3および図5に示すように、バッフル1の内側面の角部には、曲面部18が形成されている。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、バッフル1の前面部10の裏面側には、後述するスピーカ本体3のフランジ部31と固定部材4とを嵌め込むための凹部10aが設けられている。この凹部10aは、図5に示すように、バッフル1の後方(矢印X1方向)から後述するスピーカ本体3のフランジ部31と固定部材4とが嵌まり込むように、固定部材4と略同じ大きさの四角形状を有している。また、前面部10の表面側には、図1、図4および図5に示すように、凹部10aを設けたことによるバッフル1の強度低下を防止するために補強部13が一体的に形成されている。この補強部13は、裏面側の凹部10aに対応するように、正面(矢印X2方向側)から見て四角形状に形成されている。また、補強部13には、スピーカ本体3を取付けるための円形状のスピーカ本体取付穴14と、スピーカ本体3および固定部材4を固定するための円形状の4つのネジ挿入穴15とが形成されている。
また、図2および図3に示すように、エンクロージャー2には、後面部21と、側壁部22と、接合部23と、バッフル1を取り付けるための4つのネジ取付穴24と、曲面部25とが設けられている。
また、図2および図5に示すように、エンクロージャー2の接合部23は、エンクロージャー2の側壁部22のバッフル1側の端面の全周に渡って一体的に設けられ、バッフル1の接合部12に対応して三角形の凹形状を有している。また、エンクロージャー2の四隅近傍には、円形状の4つのネジ取付穴24がバッフル1の4つのネジ挿入穴16に対応して形成されている。エンクロージャー2の4つのネジ取付穴24は、ネジ7がバッフル1のネジ挿入穴16を介して締結可能に形成されている。これにより、バッフル1とエンクロージャー2とが、ネジ7によって取付けられるように構成されている。また、エンクロージャー2の内側面の角部には、曲面部25が形成されている。
また、スピーカ本体3は、図2および図3に示すように、フランジ部31と、図示しないボイスコイルやフレームなどからなる振動部32と、一対の端子33とから構成されている。また、フランジ部31は、正面(矢印X2方向側)から見て、四角形状を有している。また、フランジ部31は、平板形状を有している。また、フランジ部31を正面(矢印X2方向側)から見た際のフランジ部31の4隅近傍には、円形状の4つのネジ挿入穴31aが形成されている。また、4つのネジ挿入穴31aは、バッフル1のネジ挿入穴15および後述する固定部材4のネジ挿入穴44に対応するように配置されている。このため、ネジ5がバッフル1のネジ挿入穴15、ネジ挿入穴31a、後述する固定部材4のネジ挿入穴44に挿入され、ナット6により締結されることによって、スピーカ本体3が固定されるように構成されている。また、図3および図5に示すように、一対の端子33は、スピーカ本体3においてフランジ部31よりも後方(矢印X1方向)で外側に突出するように形成されている。
また、固定部材4には、図8〜図10に示すように、リブ部41と、スピーカ本体3の振動部32を逃がすための開口部42と、スピーカ本体3の一対の端子33を逃がすための切欠部43と、4つのネジ挿入穴44とが設けられている。
また、本実施形態では、図2に示すように、固定部材4は、スピーカ本体3のフランジ部31の裏面側(矢印X1方向側)の全面と接触できるように、正面(矢印X2方向側)から見てバッフル部31に対応した四角形状(図9参照)を有している。そして、図5およびに図6に示すように、固定部材4は、スピーカ本体3と共にバッフル1に取付けられた際にフランジ部31を挟み込むように構成されている。また、図8および図9に示すように、固定部材4には、外周部の全周に渡って連続的にリブ部41が一体的に形成されている。
また、本実施形態では、図8〜図10に示すように、固定部材4の開口部42は、振動部32の形状に対応して、正面(矢印X2方向側)からみて略円形状を有している。また、固定部材4の切欠部43は、スピーカ本体3における端子33の位置に対応して、開口部42の上側に開口部42と一体的に形成され、矩形状を有している。この切欠部43は、端子33を逃がすのに十分な大きさを有している。また、図2および図3に示すように、4つのネジ挿入穴44は、バッフル1のネジ挿入穴15およびスピーカ本体3のネジ挿入穴31aに対応する位置に形成されている。そして、図3および図6に示すように、バッフル1の側(矢印X2方向側)からネジ5を挿入し、バッフル1のネジ挿入穴15、フランジ部31のネジ挿入穴31a、固定部材4のネジ挿入穴44を通り、固定部材4の後方(矢印X1方向側)からナット6により締結されるように構成されている。
また、本実施形態では、図2に示すように、リブ部41は、バッフルの方向(矢印X2方向)に向かって突出し、フランジ部31の四角形状の外周部を略同一形状(四角形状)で取り囲むようにして、固定部材4と一体的に形成されている。また、図5および図6に示すように、リブ部41は、固定部材4がフランジ部31を挟み込んだ状態で、バッフル1の凹部10aと端面41a(図8参照)で当接するように形成されている。このため、リブ部41はフランジ部31を取り囲んだ状態で、端面41aの全面でバッフルと当接することとなる。
本実施形態では、上記のように、スピーカ本体3のフランジ部31の略全周をバッフル1と樹脂製の固定部材4とによって挟み込んで固定することによって、固定部材4とフランジ部31、およびフランジ部31とバッフル1との接触面積を大きくすることができるため、スピーカ本体3のフランジ部31を介して伝わる振動がバッフル1に伝達されるのを効果的に抑制することができる。また、固定部材4に振動部32を逃がすための開口部42を設けることによって、振動部32を開放した状態で固定部材4がフランジ部31と接して固定することができるので、振動部32の振動を妨げることなくスピーカ本体3を固定することができる。また、樹脂製の固定部材4をスピーカ本体3のフランジ部31の略全周を挟み込むようにして固定する構造にすることによって、樹脂製の固定部材4により振動を吸収することができるので、粘弾性体やバネを別途設ける必要がない。その結果、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、固定部材4はスピーカ本体3のフランジ部31を取り囲むようにバッフル1に向かって突出し、フランジ部31を挟み込んだ状態でバッフル1と当接するように形成されたリブ部41を一体的に含むように構成することによって、リブ部41により固定部材4を補強すると共に、バッフル1にフランジ部31だけでなく固定部材4も接触させることができる。これにより、固定部材4の破損や変形を抑止し、かつ、バッフル1にフランジ部31と固定部材4との両方を接触させることができるので、効果的に振動を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、リブ部41は、固定部材4の外周部の略全周に渡って連続的に設けられていることによって、固定部材4の外周部において、リブ部41を設けることによる補強と、バッフル1とリブ部41との接触が、固定部材4の略全周に渡って均一になされる。これにより、固定部材4による振動の抑制を偏りなく均一に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、固定部材4は、リブ部41の形状がフランジ部31の外周部と略同一形状に形成されていることによって、リブ部41がフランジ部31の外周部の全周を取り囲んだ状態でバッフル1と当接するので、スピーカ本体3のフランジ部31の外周部を密閉した状態で固定することができる。これにより、スピーカ100の密閉度を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、バッフル1は、スピーカ本体3のフランジ部31および固定部材4が嵌まり込むように形成された凹部10aを含むように構成することによって、フランジ部31および固定部材4がバッフル1に取り付けられた場合に、凹部10aの内側面と固定部材4の外側面との間の密閉度が向上するので、その分、スピーカ100の密閉度をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、固定部材4は、スピーカ本体3に設けられた端子33を逃がすための切欠部43を含むように構成することによって、スピーカ本体3から突出するように設けられた端子33と固定部材4とが干渉することなく固定部材4によりスピーカ本体3が固定されるので、スピーカ本体3への端子接続を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、バッフル1と、スピーカ本体3のフランジ部31と、固定部材4とが4つのネジ5および4つのナット6により固定されるように構成されていることによって、バッフル1とフランジ部31と固定部材4とをより強固に固定することができるので、振動がバッフル1に伝達されるのをより効果的に抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明のスピーカ装置の一例として密閉型のスピーカを示したが、本発明はこれに限らず、密閉型以外のスピーカにも適用可能である。
また、上記実施形態では、図1に示すように、バッフル1の側壁部11の矢印X方向の長さL1と、エンクロージャー2の側壁部22の矢印X方向の長さL2とが略等しい長さを有する例を示したが、本発明はこれに限らず、L1とL2とが等しい必要はない。したがって、図11および図12に示す第1変形例のように、バッフル1の側壁部101を短く形成し、バッフル1が平板状の形状を有してもよい。
また、上記実施形態では、図2に示すように、スピーカ本体3のフランジ部31は正面(矢印X2方向側)から見て、四角形状を有する例を示したが、本発明はこれに限らず、フランジ部の形状が、円形状など異なる形状を有していてもよい。この場合には、固定部材のリブ部の形状もフランジ部の形状に合わせるのが好ましい。
また、上記実施形態では、図2に示すように、固定部材4がフランジ部31の全周をバッフル1と挟み込めるように、正面(矢印X2方向側)から見て、四角形状を有する例を示したが、本発明はこれに限らず、振動部を逃がすための開口部を含む固定部材がフランジ部の外周部の略全周をバッフル1と挟み込むように構成されていればよい。したがって、図13に示す第2変形例のように、固定部材410が枠型の形状を有するように構成されていてもよい。ここで、固定部材410には、開口部412が形成されており、外周部にリブ部411が設けられ、四隅近傍にネジ挿入穴413が設けられている。また、図14に示す第3変形例のように、第一固定部材420aおよび第二固定部材420bを設け、固定部材が複数に分割されるように構成されていてもよい。ここで、第一固定部材420aには、リブ部421aと、開口部422aと、切欠部423aと、ネジ挿入穴424aが設けられている。同様に、第二固定部材420bには、リブ部421bと、開口部422bと、切欠部423bと、ネジ挿入穴424bが設けられている。
また、上記実施形態では、図8に示すように、固定部材4の矩形状の切欠部43が開口部42と一体的に形成されている例を示したが、本発明はこれに限らず、切欠部がスピーカ本体の端子を逃がすように構成されていればよい。したがって、固定部材において、切欠部は単独で設けられていてもよいし、また、切欠部の形状がたとえば円形状に形成されていてもよい。
本発明の一実施形態によるスピーカの全体構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの全体構成を前方から示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの全体構成を後方から示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの正面図である。 本発明の一実施形態によるスピーカのバッフルとエンクロージャーとが組み合わされる前の状態における、図4の200−200線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態によるスピーカのバッフルとエンクロージャーとが組み合わされる前の状態における、図4の300−300線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態によるスピーカのバッフル内部を後方から示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの固定部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの固定部材を示す正面図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの固定部材を示す、図9の400−400線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの第1変形例を前方から示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの第1変形例を前方から示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの第2変形例の固定部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるスピーカの第3変形例の固定部材を示す斜視図である。
符号の説明
1 バッフル(前側筐体)
2 エンクロージャー(後側筐体)
3 スピーカ本体
4、410,420a、420b 固定部材
5 ネジ(ネジ部材)
6 ナット(ネジ部材)
10a 凹部
31 フランジ部
32 振動部
33 端子
41、411、421a、421b リブ部
42、412、422a、422b 開口部
43、423a、423b 切欠部
100 スピーカ(スピーカ装置)

Claims (7)

  1. 振動部と、前記振動部の周囲に設けられる板状のフランジ部とを有するスピーカ本体と、
    前記スピーカ本体が取り付けられる前側筐体と、
    前記前側筐体に取り付けられる後側筐体と、
    前記スピーカ本体の振動部を逃がすための開口部を含むとともに、前記スピーカ本体の板状のフランジ部の少なくとも外周部の略全周を前記前側筐体と挟み込むようにして固定する樹脂製の固定部材とを備える、スピーカ装置。
  2. 前記固定部材は、前記スピーカ本体のフランジ部を取り囲むように前記前側筐体に向かって突出し、前記フランジ部を挟み込んだ状態で前記前側筐体と当接するように形成されたリブ部を一体的に含む、請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記リブ部は、前記固定部材の外周部の略全周に渡って連続的に設けられている、請求項2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記固定部材は、前記リブ部の形状が前記フランジ部の外周部と略同一形状に形成されている、請求項3に記載のスピーカ装置。
  5. 前記前側筐体は、前記スピーカ本体のフランジ部および前記固定部材が嵌まり込むように形成された凹部を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のスピーカ装置。
  6. 前記固定部材は、前記スピーカ本体に設けられた端子を逃がすための切欠部を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のスピーカ装置。
  7. 前記前側筐体と、前記スピーカ本体のフランジ部と、前記固定部材とが複数のネジ部材により固定されるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のスピーカ装置。
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