JP2009164705A - 撮像装置及び撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素信号の読出(走査)方式を示す情報などの画素信号の読み出しに係る読出情報を出力するのに好適で、基準クロックの遅延などのクロックのズレによる誤動作の発生を低減するのに好適な撮像装置及び撮像素子を提供する。
【解決手段】 撮像装置100を、イメージセンサ部13から読み出した画素信号のデータを出力すると共に、水平同期信号及び垂直同期信号と画素信号の読み出しに係る情報とが複合された複合同期信号を出力する撮像部10と、画素データ、Data_Enable信号及び複合同期信号を受信し、受信した複合同期信号のパルス幅に対応する情報を識別すると共に、該識別結果に基づき各種同期信号及び付加情報信号並びに撮像画像データを生成する画像処理部20とを含んだ構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、水平方向に配列された複数の画素の形成するライン単位に画素信号を出力する撮像素子に係り、特に、画素信号の読出(走査)方式を示す情報などの画素信号の読み出しに係る読出情報を出力するのに好適で、基準クロックの遅延などのクロックのズレによる誤動作の発生を低減するのに好適な撮像装置及び撮像素子に関する。
従来、固体撮像素子として、各画素を構成する光電変換素子において光電変換された電気信号をCCD(電荷結合素子)により転送し、転送した電気信号を後段で増幅するCCD型のイメージセンサ(以下、CCDセンサと称す)と、各画素が光電変換素子に加えて増幅器(MOS型トランジスタで構成)を含み、光電変換された電気信号を各画素で増幅してから転送するCMOS型のイメージセンサ(以下、CMOSセンサと称す)とがある。
このような撮像素子を駆動する際、センサから出力する信号には、例えば図15に示す信号がある。図15中の、「DATA」はイメージセンサから出力される画素信号のデータである。また、「Data Enable」はDATA信号の有効期間を示す信号であり、「HSYNC」、「VSYNC」はそれぞれ水平同期信号、垂直同期信号となる。
ところで、画像(映像)データを出力する機器において、図16に示すように、画像信号、Data Enable信号に加え、水平同期信号と垂直同期信号とを複合した複合同期信号を出力するものがある。また、例えば、テレビ信号の伝送では、一般に輝度信号(画素信号)と水平同期信号及び垂直同期信号とを合成した「複合映像信号」を、1本の伝送線路で送るようにしている。
このように、水平同期信号と垂直同期信号とが複合された信号を出力する場合、受信側においてこれら同期信号の分離を行う必要がある。同期信号の分離方法として例えば特許文献1に記載の複合同期信号分離回路がある。
この複合同期信号分離回路は、リセット状態で複合同期信号から水平同期信号を分離して出力し、この水平同期信号でカウンタ回路をリセットする。更に、カウンタ回路を用いて、1水平同期期間に所定のカウント値をカウントしつつ、該カウント値を出力し、このカウント値をデコードすることによって垂直同期信号の分離を行う。
また、画像データを扱う際に、上記画像信号、Data Enable信号、同期信号以外にも例えば走査方式などの情報を伝送することがある。
特開平5−260345号公報
しかしながら、上記従来技術においては、走査方式などの情報信号の伝送に、画素信号や同期信号などの他の信号とは異なる出力端子を用いて行うため、予備の端子が無い場合又は不足する場合は、別途、情報信号用に出力端子を設ける必要があった。
また、上記特許文献1の従来技術においては、高速での駆動の際、クロックのわずかな遅延が影響し、複合同期信号を水平同期信号と垂直同期信号とに分離する際においては、クロックの遅延によるカウント値のズレからデコードの結果に誤差が発生し、同期信号の分離を正確に行えなくなる恐れがある。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、画素信号の読出(走査)方式を示す情報などの画素信号の読み出しに係る読出情報を出力するのに好適な撮像装置及び撮像素子を提供することを第1の目的とする。
また、基準クロックの遅延などのクロックのズレによる誤動作の発生を低減するのに好適な撮像装置及び撮像素子を提供することを第2の目的とする。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の撮像装置は、受光した光を電荷に変換して蓄積する光電変換素子を含んで構成される複数の画素が水平方向及び垂直方向に2次元配列された構成のイメージセンサ部を有する撮像素子を備えた撮像装置であって、前記撮像素子は、前記イメージセンサ部を構成する各画素を、該イメージセンサ部の水平方向に配列された複数の前記画素が形成するライン単位に順次走査する走査手段と、
前記走査手段で走査したラインを構成する各画素から蓄積電荷量に応じた電気信号である画素信号を順次読み出す画素信号読出手段と、前記画素信号読出手段で読み出された画素信号を、共通の信号線を介して順次出力する画素信号出力手段と、水平同期信号及び垂直同期信号を生成し、該生成した水平同期信号及び垂直同期信号を出力する同期信号生成手段と、基準クロックに基づき、前記同期信号生成手段から出力された前記垂直同期信号及び前記水平同期信号の少なくとも一方のパルス幅を前記画素信号の読み出しに係る読出情報の内容に応じて異なるパルス幅とした複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を、前記画素信号の出力タイミングに合わせて出力する複合同期信号生成手段と、を備え、前記撮像素子から出力された前記複合同期信号のパルス幅を検出するパルス幅検出手段と、前記パルス幅検出手段で検出したパルス幅に基づき、各前記複合同期信号に対応する前記読出情報の内容を識別する識別手段と、前記撮像素子から出力された画素信号と前記識別手段の識別結果とに基づき、撮像画像データを生成する撮像画像データ生成手段と、を備える。
このような構成であれば、撮像素子において、走査手段によって、イメージセンサ部の画素がライン単位で走査され、画素信号読出手段によって、各ラインの画素から画素信号が読み出される。画素信号が読み出されると、画素信号出力手段によって、読み出された画素信号が共通の信号線を介して順次出力される。また、同期信号生成手段によって、水平同期信号及び垂直同期信号が生成され、該生成された同期信号が出力される。更に、複合同期信号生成手段によって、前記出力された水平同期信号及び垂直同期信号の少なくとも一方のパルス幅が読出情報の内容に応じたパルス幅となる複合同期信号が生成され、該生成された複合同期信号が画素信号の読み出しタイミングに合わせて出力される。
一方、パルス幅検出手段によって、前記出力された複合同期信号のパルス幅が検出され、識別手段によって、前記検出されたパルス幅に基づき、複合同期信号に対応する読出情報の内容が識別される。更に、撮像画像データ生成手段によって、撮像素子から出力された画素信号と、前記識別結果とに基づき、撮像画像データが生成される。
これにより、読出情報の内容を識別するための情報を水平同期信号及び垂直同期信号の少なくとも一方に付加することができるので、出力端子数を増やすことなく読出情報の内容を出力先に伝えることができるという効果が得られる。
〔形態2〕 更に、形態2の撮像装置は、形態1に記載の撮像装置において、前記撮像画像データを外部装置に出力する撮像画像データ出力手段と、前記識別手段の識別結果に基づき、外部出力用の、水平同期信号、垂直同期信号及び前記読出情報を示す読出情報信号を生成し、これら生成した信号を、前記撮像画像データの出力タイミングに合わせて出力する出力信号生成手段を備える。
このような構成であれば、撮像画像データ出力手段によって、撮像画像データが外部装置に向けて出力され、出力信号生成手段によって、識別手段の識別結果に基づき、水平同期信号、垂直同期信号及び読出情報信号が生成され、これら生成された信号が、撮像画像データの出力タイミングに合わせて出力される。
これにより、PC等の情報処理装置や、表示装置等の外部装置に、撮像画像データ、水平同期信号、垂直同期信号及び読出情報を出力することができるという効果が得られる。
〔形態3〕 更に、形態3の撮像装置は、形態1又は2に記載の撮像装置において、前記同期信号生成手段は、前記垂直同期信号に代えて、該垂直同期信号及び前記水平同期信号の役割を兼ね備えた混合同期信号を生成し、該生成した混合同期信号を出力するようになっており、前記複合同期信号生成手段は、前記混合同期信号及び前記水平同期信号の少なくとも一方のパルス幅を、前記読出情報の内容に応じて異なるパルス幅とした複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を出力するようになっている。
このような構成であれば、水平同期信号、垂直同期信号及び読出情報の内容を識別するための情報の出力に用いる出力端子数を1本に削減することができるという効果が得られる。
〔形態4〕 更に、形態4の撮像装置は、形態1乃至3のいずれか1に記載の撮像装置において、前記画素信号読出手段は、各水平期間において、前記イメージセンサ部の水平方向に配列された複数の前記画素が形成する1又はN(Nは、2以上の自然数)本のラインから、第1〜第Nチャンネルを介してそれぞれ独立に画素信号を時分割で順次読み出すようになっており、前記画素信号出力手段は、前記画素信号読出手段で読み出された各チャンネルに対応する画素信号を、共通の信号線を介して前記チャンネル毎に順次出力するようになっており、前記複合同期信号生成手段は、前記画素信号出力手段で順次出力される、前記各チャンネルに対応する画素信号の出力タイミングに合わせて、前記読出情報の内容に応じて異なると共に前記チャンネル毎に異なるパルス幅の前記複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を出力するようになっており、前記識別手段は、前記パルス幅検出手段で検出したパルス幅に基づき、前記各複合同期信号に対応する画素信号のチャンネルの情報及び前記読出情報の内容を識別するようになっている。
このような構成であれば、撮像素子において、複合同期信号生成手段によって、各チャンネルに対応する画素信号の出力タイミングに合わせて、チャンネル毎に且つ読出情報の内容毎にパルス幅の異なる複合同期信号を生成し、これを出力することができる。
これにより、各チャンネルの情報を識別するための信号が不要となるので、識別信号用の出力端子を増やすことなく、チャンネルの情報を識別するための情報を出力することができるという効果が得られる。
〔形態5〕 更に、形態5の撮像装置は、形態4に記載の撮像装置において、前記チャンネル情報と前記パルス幅との関係を示す第1パルス幅情報を記憶する第1パルス幅情報記憶手段を備え、前記識別手段は、前記第1パルス幅情報に基づき、前記チャンネル情報を識別するようになっている。
このような構成であれば、パルス幅検出手段によって、複合同期信号のパルス幅が検出されると、識別手段によって、検出されたパルス幅と、第1パルス幅情報記憶手段に記憶された情報とを比較し、該比較結果に基づきチャンネル情報が識別される。
〔形態6〕 更に、形態6の撮像装置は、形態1乃至5のいずれか1に記載の撮像装置において、前記読出情報と前記パルス幅との関係を示す第2パルス幅情報を記憶する第2パルス幅情報記憶手段を備え、前記識別手段は、前記第2パルス幅情報に基づき、前記読出情報の内容を識別するようになっている。
このような構成であれば、パルス幅検出手段によって、複合同期信号のパルス幅が検出されると、識別手段によって、検出されたパルス幅と、第2パルス幅情報記憶手段に記憶された情報とを比較し、該比較結果に基づき読出情報の内容が識別される。
〔形態7〕 更に、形態7の撮像装置は、形態1乃至6のいずれか1に記載の撮像装置において、前記パルス幅検出手段は、前記複合同期信号のパルス幅の期間における、前記基準クロックと同じ周期のクロックの数をカウントし、該カウントした値を前記水平同期信号のパルス幅として検出する。
このような構成であれば、複合同期信号の生成基準となる基準クロックと同じ周期のクロックをカウントすることで、複合同期信号のパルス幅を検出することができるので、正確にパルス幅の検出を行うことができるという効果が得られる。
〔形態8〕 更に、形態8の撮像装置は、形態1乃至7のいずれか1に記載の撮像装置において、前記複合同期信号生成手段は、パルス幅が前記基準クロック2つ分以上の幅を有する複合同期信号を生成するようになっており、前記複合同期信号のパルス幅に対する前記パルス幅検出手段のカウント値に対して、2ビット以上の誤差の許容範囲を設定し、前記識別手段は、前記複合同期信号のパルス幅に対するカウント値の誤差が前記許容範囲内であれば、誤差が無いときと同じ識別結果を得るようになっている。
このような構成であれば、パルス幅検出手段においてカウントされるクロックが遅延などによってタイミングがずれ、パルス幅の検出結果に誤差が発生しても、それが許容範囲内であれば、識別手段において、読出情報の内容、チャンネル情報を正確に識別することができる。
例えば、複合同期信号のパルス幅が5クロックで、誤差の許容範囲が2ビットに設定されたとすると、パルス幅検出手段で検出されるパルス幅が、例えば4〜7クロック(カウント値(2進数):00100〜00111)の範囲内であれば、読出情報の内容やチャネル情報を正確に識別することができる。
従って、例えば、部品の特性誤差や駆動中の発熱などが要因で、パルス幅検出手段でカウントするクロックに遅延などの供給タイミングのズレが発生した場合に、読出情報の内容やチャンネル情報の誤識別が発生するのを低減することができる。
これにより、信号のわずかなズレ等による誤動作の発生を低減することができるという効果が得られる。
〔形態9〕 更に、形態9の撮像装置は、形態8に記載の撮像装置において、前記複合同期信号生成手段は、前記読出情報の内容毎に且つ前記画素信号の出力チャネル毎に異なる数値をn(nは1以上の自然数)とし、前記許容範囲をXビットとしたときに、「2X×n+1」〜「2X×n+2X−2」のクロック数の範囲内のパルス幅を有する前記複合同期信号を生成するようになっている。
このような構成であれば、読出情報の内容や出力チャンネルの番号毎にユニークなパルス幅を有し、且つ誤差の許容範囲に対して適切なパルス幅を有する複合同期信号を簡易に生成することができるという効果が得られる。
〔形態10〕 更に、形態10の撮像装置は、形態9に記載の撮像装置において、
前記許容誤差範囲が3ビット以上のときに、前記複合同期信号生成手段は、前記「2X×n+1」〜「2X×n+2X−2」のクロック数の数値範囲における中央値又はその近傍となるクロック数のパルス幅を有する複合同期信号を生成するようになっている。
このような構成であれば、複合同期信号のパルス幅に対する正規のカウント値に対して、該カウント値前後の略均等な数値範囲を誤差の許容範囲として設定することができる。これにより、クロックの遅延などによって発生するカウントクロック数の過不足に対して、より精度良く識別を行うことができるという効果が得られる。
〔形態11〕 一方、上記目的を達成するために、形態11の撮像素子は、受光した光を電荷に変換して蓄積する光電変換素子を含んで構成される複数の画素が水平方向及び垂直方向に2次元配列された構成のイメージセンサ部を有する撮像素子であって、前記イメージセンサ部を構成する各画素を、該イメージセンサ部の水平方向に配列された複数の前記画素が形成するライン単位に順次走査する走査手段と、前記走査手段で走査したラインを構成する各画素から蓄積電荷量に応じた電気信号である画素信号を順次読み出す画素信号読出手段と、前記画素信号読出手段で読み出された画素信号を、共通の信号線を介して順次出力する画素信号出力手段と、水平同期信号及び垂直同期信号を生成し、該生成した水平同期信号及び垂直同期信号を出力する同期信号生成手段と、基準クロックに基づき、前記同期信号生成手段から出力された前記垂直同期信号及び前記水平同期信号の少なくとも一方のパルス幅を前記画素信号の読み出しに係る読出情報の内容に応じて異なるパルス幅とした複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を、前記画素信号の出力タイミングに合わせて出力する複合同期信号生成手段と、を備える。
このような構成であれば、形態1に記載の撮像装置における撮像素子と同様の作用及び効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図7は、本発明に係る撮像装置及び撮像素子の実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る撮像装置の構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係る撮像装置100の構成を示すブロック図である。
撮像装置100は、各画素がフォトダイオード及びCMOS素子から構成されるセンサ部を有し、ローリングシャッタ方式によって露光時間を制御する撮像素子を有する撮像装置であって、図1に示すように、被写体を撮像すると共に、該撮像によって得られた画素信号データを各種同期信号と共に出力する撮像部10と、撮像部10から出力された画素信号データに基づき撮像画像データを生成し、該生成した撮像画像データを付加情報及び同期信号と共に外部装置に出力する画像処理部20とを含んで構成される。
ここで、図2は、撮像部10の内部構成を示すブロック図である。
撮像部10は、図2に示すように、タイミングジェネレータ(TG)11と、デコーダ12と、イメージセンサ部13と、出力タイミング制御部14と、Data_Enable信号生成部15と、複合同期信号生成部16とを含んで構成される。
TG11は、不図示のクロック発生器から発生する基準クロック信号(システムクロック)に基づき、基準パルス信号を生成すると共に、該基準パルス信号及び該基準パルス信号のカウント値に基づき各種信号を生成する。
具体的に、基準パルス信号及びカウント値に基づき、水平同期信号及び垂直同期信号を生成し、これら生成した同期信号を複合同期信号生成部16に出力する。
更に、TG11は、カウント値に基づき、読み出しライン選択信号などの画素信号の読み出しに係る制御信号、リセットライン選択信号などの蓄積電荷のリセット(画素に蓄積された電荷を空にする動作)に係る制御信号などのセンサ制御信号を生成し、これら生成したセンサ制御信号を、デコーダ12、出力タイミング制御部14、Data_Enable信号生成部15及び複合同期信号生成部16にそれぞれ出力する。
更に、TG11は、画素信号の走査方式などの画素信号の読み出しに係る情報を示す付加情報信号を生成し、該生成した付加情報信号を複合同期信号生成部16に出力する。
デコーダ12は、TG11からの読み出しライン選択信号やリセットライン選択信号などのセンサ制御信号に基づき、イメージセンサ部13における、読み出しライン選択信号又はリセットライン選択信号が示すアドレス値に対応したライン位置のセンサセル(画素)を有効(アクティブ)にする信号を生成し、該生成した信号及びリセットや読み出しなどの駆動内容に対応する駆動信号をイメージセンサ部13に出力する。
イメージセンサ部13は、センサセルアレイと、水平転送部とを含んで構成される。
センサセルアレイは、フォトダイオード及びCMOS素子を用いて構成された複数のセンサセル(画素)を水平方向及び垂直方向に2次元マトリクス状に配列し、各水平方向のライン毎のセンサセルに対して、アドレス線、リセット線及び読出線が共通に接続され、前記3つの制御線を介して各種駆動パルス信号が各ラインを構成するセンサセルに送信される。そして、アドレス線及び読出線が有効になると、該読出線を介して蓄積電荷を水平転送部に転送する構成となっている。
水平転送部は、センサセルアレイの選択ラインの各画素から読み出される画素信号データを、各チャンネル(本実施の形態では、1つのチャンネル)に対応したラインメモリ(不図示)に記憶し、該記憶した画素信号データ(アナログデータ)をデジタルのデータ(以下、画素データと称す)にA/D変換し、該変換して得られた画素データ(DATA)を、チャンネル毎に独立に出力タイミング制御部14に出力する。
出力タイミング制御部14は、TG11からのセンサ制御信号をデコードし、イメージセンサ部13からの画素信号の読み出しタイミングに合わせて、水平転送部から入力された画素データを画像処理部20に出力する。
Data_Enable信号生成部15は、TG11からのセンサ制御信号をデコードし、イメージセンサ部13からの画素信号の読み出しタイミングに合わせて、画素データの出力される期間(有効期間)を示すData_Enable信号(以下、Data_Enable信号と称す)を画像処理部20に出力する。
複合同期信号生成部16は、TG11からのセンサ制御信号、水平同期信号、垂直同期信号及び付加情報信号に基づき、水平同期信号と、水平同期信号及び垂直同期信号を混合した混合同期信号とに付加情報の識別情報を付加した複合同期信号(CSYNC信号)を生成し、該生成した複合同期信号を画像処理部20に出力する。
次に、図3に基づき、複合同期信号生成部16の詳細な構成を説明する。ここで、図3は、複合同期信号生成部16の内部構成を示すブロック図である。
複合同期信号生成部16は、図3に示すように、デコーダ16aと、パルス幅情報記憶部16bと、複合同期信号出力部16cとを含んで構成される。
デコーダ16aは、基準クロック信号(システムクロック)と、TG11からの水平同期信号、垂直同期信号及び付加情報信号と、パルス幅情報記憶部16bに記憶されたパルス幅情報とに基づき、同期信号の種類及び付加情報の内容に応じたパルス幅のパルス幅情報信号を生成し、該生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。
パルス幅情報記憶部16bは、不揮発性のメモリから構成されており、同期信号の種類及び付加情報の内容に対応するパルス幅の情報を含むパルス幅情報を記憶する。同期信号の種類としては、例えば、水平同期信号及び垂直同期信号などが該当する。付加情報としては、例えば、プログレッシブ方式、インターレース方式などの走査方式の情報や、インターレース方式における奇数フレーム、偶数フレームの情報などが該当する。
具体的に、パルス幅情報は、例えば、同期信号の種類が水平同期信号で、付加情報の内容がプログレッシブ方式であれば、これらの組み合わせに対してパルス幅「5」が対応する。また、パルス幅情報は、組み合わせ毎に異なるパルス幅が対応付けられたデータテーブルの形式で記憶される。
複合同期信号出力部16cは、センサ制御信号をトリガとして、デコーダ16aからのパルス幅情報信号を、画素データの出力タイミングに合わせて複合同期信号として出力する。複合同期信号には、水平同期信号と付加情報の内容とに対応するパルス幅の水平同期信号であるCHSYNC信号と、垂直同期信号と付加情報の内容とに対応するパルス幅のCMSYNC信号とがある。本実施の形態において、CHSYNC信号及びCMSYNC信号は共通の信号線を介して出力される。更に、本実施の形態において、CMSYNC信号は、水平同期信号及び垂直同期信号の機能を兼ね備えている。
なお、CHSYNC信号及びCMSYNC信号は、両者を区別しない場合に、これらをまとめてCSYNC信号と呼ぶ。
次に、図4に基づき、画像処理部20の詳細な構成を説明する。ここで、図4は、画像処理部20の内部構成を示すブロック図である。
画像処理部20は、図4に示すように、パルス幅カウント部20aと、識別部20bと、パルス幅情報記憶部20cと、信号生成部20dと、画像構成部20eとを含んで構成される。
パルス幅カウント部20aは、自己に供給される基準クロック信号をカウントするカウンタ回路を有し、撮像部10からのCSYNC信号のパルス幅の期間における基準クロック数をカウントする。
具体的に、CSYNC信号の立上がりエッジの検出後から立ち下がりエッジを検出するまでの期間における基準クロック信号の立上がりエッジ数をカウントし、該カウント値を示すカウント信号を識別部20bに出力する。
識別部20bは、パルス幅カウント部20aからのカウント信号の示すカウント値と、パルス幅情報記憶部20cに記憶されたパルス幅情報とに基づき、撮像部10から受信した複合同期信号に含まれる同期信号の種類や付加情報の内容などを識別する。そして、識別結果に基づき、垂直同期信号を含むか否か及び識別された付加情報の内容を示す出力制御信号を生成し、該生成した出力制御信号を信号生成部20d及び画像構成部20eにそれぞれ出力する。
パルス幅情報記憶部20cは、上記パルス幅情報記憶部16bと同様に、不揮発性のメモリから構成されており、パルス幅の情報に対応する同期信号の種類及び付加情報の内容を含むパルス幅情報を記憶する。なお、本実施の形態においては、パルス幅情報記憶部16b及びパルス幅情報記憶部20cは、両者が同じパルス幅情報を記憶する構成となっているので、いずれか一方を、撮像部10と共用する構成としても良い。
信号生成部20dは、識別部20bからの出力制御信号に基づき、垂直同期信号、水平同期信号及び付加情報信号を生成し、これら生成した信号を、画像構成部20eにおける画素データ信号(DATA信号)の出力タイミングに合わせて外部の装置に出力する。
ここで、外部の装置は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどの表示装置や、パーソナルコンピュータ(PC)などが該当する。
画像構成部20eは、フレームメモリを含み、撮像部10からの画素データ(DATA)及びData_Enable信号を受信し、識別部20bからの出力制御信号を受信すると、該出力制御信号から読み取れる付加情報の内容に基づき、受信した画素データをフレームメモリに記憶し、1フレームの撮像画像のデータである撮像画像データを構成する。
更に、画像構成部20eは、Data_Enable信号を生成し、該生成したData_Enable信号と、フレームメモリに構成された撮像画像データ(DATA)とを、外部の装置に出力する。
次に、図5〜図7に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
ここで、図5は、パルス幅情報の一例を示す図である。また、図6(a)〜(d)は、TG11から出力される水平同期信号及び垂直同期信号と、複合同期信号生成部16から出力されるCSYNC信号とのタイミングチャートの一例を示す図である。また、図7は、識別部20bから出力される出力制御信号の示すデータの構造例を示す図である。
撮像装置100は、撮像部10においてローリングシャッタ方式により、設定された露光時間による被写体の撮像が開始されると、TG11において、基準クロック信号に基づき、基準パルス信号が生成され、内部のカウンタにおいて、該基準パルス信号のカウントが行われる。そして、基準パルス信号及びカウント値に基づき、センサ制御信号、水平同期信号、垂直同期信号及び付加情報信号が生成される。ここで、付加情報信号は、プログレッシブ方式又はインターレース方式のいずれかの走査方式の情報を示す信号であるとする。ここで、付加情報信号を生成するときの付加情報の内容は、撮像装置100を制御するプロセッサから与えられるものとする。
センサ制御信号は、デコーダ12、出力タイミング制御部14、Data_Enable信号生成部15及び複合同期信号生成部16にそれぞれ出力される。水平同期信号、垂直同期信号及び付加情報信号は、複合同期信号生成部16に出力される。
一方、デコーダ12は、TG11からの読み出しライン選択信号に基づき、該信号の示すアドレス値に対応するラインをアクティブにする制御信号を生成すると共に、画素信号の読み出しに対応する駆動信号を生成し、制御信号及び駆動信号を、イメージセンサ部13に出力する。
イメージセンサ部13は、デコーダ12からの制御信号及び駆動信号に基づき、選択ラインから画素信号を水平転送部に読み出し、該読み出した画素信号データをA/D変換して画素データを生成し、該生成した画素データを出力タイミング制御部14に出力する。
出力タイミング制御部14は、TG11からのセンサ制御信号をデコードし、イメージセンサ部13からの画素信号の読み出しタイミングに合わせて、水平転送部から入力された画素データを画像処理部20に出力する。
また、Data_Enable信号生成部15は、TG11からのセンサ制御信号をデコードし、画素信号データの有効期間を示すData_Enable信号を生成し、該生成したData_Enable信号を、イメージセンサ部13からの画素信号の読み出しタイミングに合わせて、画像処理部20に出力する。
一方、複合同期信号生成部16は、TG11からの垂直同期信号、水平同期信号及び付加情報信号、又は水平同期信号及び付加情報信号と、パルス幅情報記憶部16bに記憶されたパルス幅情報とに基づき、パルス幅情報信号を生成し、該生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。
ここで、本実施の形態においては、CSYNC信号のパルス幅と、垂直同期信号又は水平同期信号と、付加情報の内容との関係は、図5に示すように、パルス幅「5」と水平同期信号及びプログレッシブ方式が、パルス幅「9」と水平同期信号及びインターレース方式がそれぞれ対応している。更に、パルス幅「13」と垂直同期信号及びプログレッシブ方式が、パルス幅「17」と垂直同期信号及びインターレース方式がそれぞれ対応している。
従って、画素信号の走査方式がプログレッシブ方式の場合に、複合同期信号生成部16には、最初に、プログレッシブ方式を示す付加情報信号と、水平同期信号及び垂直同期信号とが入力される。その後は、1フレームの期間において、プログレッシブ方式を示す付加情報信号と、水平同期信号とがイメージセンサ部13のライン毎に入力される。
複合同期信号生成部16は、プログレッシブ方式を示す付加情報信号と、水平同期信号及び垂直同期信号とが入力されると、まずデコーダ16aにおいて、パルス幅情報記憶部16bに記憶されたパルス幅情報に基づき、これらの信号に対応するCSYNC信号のパルス幅を決定する。
ここでは、図5に示すように、垂直同期信号及びプログレッシブ方式に対応するパルス幅は「13」となっているので、パルス幅情報信号のパルス幅は「13」と決定される。そして、パルス幅「13」のパルス幅情報信号を生成し、該生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。なお、パルス幅の数値は、それぞれ基準クロック信号(1周期)の数を示す。つまり、パルス幅「13」であれば、基準クロック信号13個分(13周期分)の期間を有するパルス幅のパルス幅情報信号が生成される。
複合同期信号出力部16cは、TG11から入力されるセンサ制御信号をトリガとして、デコーダ16aから入力されるパルス幅「13」のパルス幅情報信号をCMSYNC信号として、画像処理部20に出力する。このCMSYNC信号は、水平同期信号と垂直同期信号とが複合され、且つ付加情報の内容に応じたパルス幅を有する信号となる。
複合同期信号生成部16は、デコーダ16aにおいて、引き続きTG11から入力される水平同期信号及び付加情報信号に対応するパルス幅を決定し、該決定したパルス幅のパルス幅情報信号を生成する。
具体的に、水平同期信号とプログレッシブ方式を示す付加情報信号との組み合わせに対しては、図5に示すように、パルス幅は「5」となっているので、パルス幅「5」のパルス幅情報信号を生成する。そして、デコーダ16aは、生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。
複合同期信号出力部16cは、TG11から入力されるセンサ制御信号をトリガとして、デコーダ16aから入力されるパルス幅「5」のパルス幅情報信号をCHSYNC信号として、画像処理部20に出力する。CHSYNC信号は、1フレームの期間が終了するまで、イメージセンサ部13のライン数に応じた数が順次出力される。
つまり、図6(c)に示すように、まず、パルス幅「13」のCMSYNC信号が出力されると、これに続いて、現フレームが終了するまでパルス幅「5」のCHSYNC信号が水平期間毎に出力さる。そして、次のフレームの最初において、再び、CMSYNC信号が出力され、これに続いて、CHSYNC信号が水平期間毎に出力される。
つまり、従来の垂直期間毎にCMSYNC信号が出力され、従来の水平期間毎にCHSYNC信号が出力される。
なお、図6(a)及び(b)は、従来の水平同期信号(HSYNC信号)と、垂直同期信号(VSYNC信号)を示すもので、これらは別々の信号線を介して出力される。更に、付加情報信号を出力する場合は、更に別の信号線を介して出力する必要がある。つまり、同期信号と付加情報信号とで3本の信号線が必要となる。
これに対して、本実施の形態の撮像装置100においては、図6(c)に示すように、垂直同期信号及び水平同期信号と付加情報信号とが複合されたCMSYNC信号と、水平同期信号及び付加情報信号とが複合されたCHSYNC信号との2種類の信号を1本の信号線を介して出力している。
一方、付加情報信号の示す付加情報の内容がインターレース方式である場合は、図5に示すように、垂直同期信号とインターレース方式の組み合わせに対して、パルス幅は「17」となる。更に、図5に示すように、水平同期信号とインターレース方式の組み合わせに対して、パルス幅は「9」となる。
従って、複合同期信号生成部16は、水平同期信号及び垂直同期信号とインターレース方式を示す付加情報信号とが入力されると、デコーダ16aにおいて、パルス幅「17」のパルス幅情報信号を生成し、該生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。
また、複合同期信号生成部16は、水平同期信号と付加情報信号とが入力されると、デコーダ16aにおいて、パルス幅「9」のパルス幅情報信号を生成し、該生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。
複合同期信号出力部16cは、TG11からのセンサ制御信号をトリガとして、パルス幅「17」のパルス幅情報信号をCMSYNC信号として画像処理部20に出力し、パルス幅「9」のパルス幅情報信号をCHSYNC信号として画像処理部20に出力する。
これにより、図6(d)に示すように、まず、パルス幅「17」のCMSYNC信号が出力されると、これに続いて、パルス幅「9」のCHSYNC信号が水平期間毎に出力さる。そして、次のフレームの最初において、再び、CMSYNC信号が出力され、これに続いて、CHSYNC信号が水平期間毎に出力される。
一方、画像処理部20は、複合同期信号生成部16からのCSYNC信号を受信すると、パルス幅カウント部20aにおいて、受信したCSYNC信号のパルス幅の期間における基準クロック信号をカウントし、該カウント値を示すカウント信号を、識別部20bに出力する。
識別部20bは、パルス幅カウント部20aからのカウント信号を受信すると、該カウント信号の示すカウント値と、パルス幅情報記憶部20cに記憶されたパルス幅情報とに基づき、出力制御信号を生成する。
パルス幅情報記憶部20cに記憶されたパルス幅情報は、パルス幅情報記憶部16bに記憶されたものと同じものであるとする。
従って、識別部20bは、カウント信号の示すカウント値が「13」であれば、図5に示すように、同期信号の種類は「垂直同期信号」、付加情報の内容は「プログレッシブ方式」となるので、これらの情報を含む出力制御信号を生成する。
本実施の形態においては、1ビット目を垂直同期信号の有無を示すビットとし、2ビット目を付加情報の内容を示すビットとした2ビットの情報を示す出力制御信号を生成する。
具体的に、図7に示すように、垂直同期信号有りを「1」無しを「0」とし、プログレッシブ方式を「1」、インターレース方式を「0」として、「1」に信号のハイレベルを対応させ、「0」に信号のLOWレベルを対応させた出力制御信号を生成する。
従って、カウント信号の示すカウント値が「13」であれば、2ビットの情報は「11(2進数)」となり、識別部20bは、この情報を示す出力制御信号を生成し、該生成した出力制御信号を信号生成部20d及び画像構成部20eにそれぞれ出力する。
同様に、カウント値が「5」であれば、2ビットの情報は「01b」となり、カウント値が「17」、「9」であれば、「10b」、「00b」となる。なお、数字の後のbは2進数であることを示す。従って、識別部20bは、これらの情報を示す出力制御信号を生成し、該生成した出力制御信号を信号生成部20d及び画像構成部20eにそれぞれ出力する。
信号生成部20dは、識別部20bから出力制御信号を受信すると、受信した出力制御信号の示す情報に基づき、水平同期信号、垂直同期信号及び付加情報信号を生成し、これら生成した信号を画像構成部20eから出力される画素データの出力タイミングに合わせて、外部の装置に出力する。
一方、画像構成部20eは、撮像部10から画素データ(DATA)とData_Enable信号とを受信し、識別部20bから出力制御信号を受信すると、該出力制御信号の示す情報に基づき、受信した画素データを、内部のフレームメモリに記憶して、撮像画像データを構成する。
更に、画像構成部20eは、フレームメモリに1フレーム分の撮像画像データが構成されると、Data_Enable信号を生成し、該生成したData_Enable信号と共に撮像画像データ(DATA)を外部の装置に出力する。
以上、本実施の形態の撮像装置100は、撮像部10において、水平同期信号、垂直同期信号及び付加情報信号を複合した複合同期信号(CHSYNC信号及びCMSYNC信号)を生成し、該生成した複合同期信号を共通の信号線を介してに出力することができる。
更に、画像処理部20において、該識別した情報に基づき、撮像部10から受信した画素データから撮像画像データを構成し、該構成した撮像画像データを、外部の装置に出力することができる。
更に、画像処理部20において、CSYNC信号のパルス幅から同期信号の種類及び付加情報の内容を識別し、該識別した情報に基づき、垂直同期信号、水平同期信号及び付加情報信号を生成することができる。そして、これら生成した垂直同期信号、水平同期信号及び付加情報信号を撮像画像データの出力タイミングに合わせて出力することができる。
以上より、垂直同期信号、水平同期信号及び付加情報信号を出力する出力端子数を1つにすることができるので、出力端子数に制限がある場合などに有効であると共に、信号線の数や基板上のパターン数を低減できるので回路を小型化することができる。
また、CSYNC信号のパルス幅から同期信号の種類や画素信号の走査方式などを簡易に識別することができる。
上記実施の形態において、撮像部10は、形態1又は11に記載の撮像素子に対応し、TG11及びデコーダ12によるイメージセンサ部13からの画素信号の読み出し処理は、形態1に記載の画素信号読出手段に対応し、TG11及び出力タイミング制御部14による画素信号データの出力処理は、形態1又は11に記載の画素信号出力手段に対応し、付加情報は、形態1、2、6及び11のいずれか1に記載の読出情報に対応し、複合同期信号生成部16は、形態1、3及び11のいずれか1に記載の複合同期信号生成手段に対応する。
また、上記実施の形態において、パルス幅カウント部20aは、形態1又は7に記載のパルス幅検出手段に対応し、識別部20bは、形態1、2、5及び6のいずれか1に記載の識別手段に対応し、パルス幅情報は、形態6に記載の第2パルス幅情報に対応し、パルス幅情報記憶部20cは、形態6に記載の第2パルス幅情報記憶手段に対応し、信号生成部20dは、形態2に記載の出力信号生成手段に対応し、画像構成部20eは、形態1に記載の撮像画像データ生成手段に対応する。
〔変形例1〕
次に、本発明に係る撮像装置及び撮像素子の上記実施の形態の変形例1を説明する。図8〜図11は、本発明に係る撮像装置及び撮像素子の変形例1を示す図である。
上記実施の形態において、画像処理部20の識別部20bは、複合同期信号生成部16で生成される複合同期信号のパルス幅と、パルス幅カウント部20aからのカウント信号の示すカウント値の示すパルス幅とが一致している場合に、各パルス幅に対応する同期信号の種類及び付加情報の内容を識別できる構成となっている。
これに対して、本変形例においては、各複合同期信号のパルス幅に対応するカウント値に対して、誤差の許容範囲を設定し、パルス幅カウント部20aのカウント値の誤差が許容範囲内にあれば、識別部20bにおいて、誤差が無い場合と同じ識別結果を得られる構成とした。更に、複合同期信号生成部16において生成する複合同期信号のパルス幅を、特定の演算規則に従って決定する構成とした。
本変形例の撮像装置100は、複合同期信号生成部16における処理内容の一部と、パルス幅情報記憶部16b、20cに記憶されるパルス幅情報の内容と、識別部20bにおける処理内容の一部とが異なるのみで、それ以外の構成部は、上記実施の形態の撮像装置100と同様となる。
以下、上記第1の実施の形態と異なる部分を詳細に説明する。
本変形例における複合同期信号生成部16は、誤差の許容範囲をXビット(Xは、2以上の自然数)とし、付加情報の内容、同期信号の種類及び出力チャンネルの種類に応じて異なる数値をn(nは、1以上の自然数)とした場合に、下式(1)に従って、複合同期信号のパルス幅を決定し、該決定されたパルス幅の複合同期信号を生成する。
「2X×n+1」〜「2X×n+2X−2」 ・・・(1)
具体的に、同期信号の種類が水平同期信号で、付加情報の内容がプログレッシブ方式の組み合わせに対して、X=2、n=1を与えたとすると、上式(1)から、複合同期信号のパルス幅は「5〜6」の範囲内において決定される。つまり、複合同期信号生成部16は、基準クロック数5つ分又は6つ分の期間のパルス幅を有する複合同期信号を生成する。
また、X=3、n=1の場合は、複合同期信号のパルス幅は「9〜14」の範囲内において決定される。本変形例において、複合同期信号生成部16は、誤差の許容範囲が3ビット以上の場合に、上式(1)で算出された数値範囲の略中央値のパルス幅を有する複合同期信号を生成する。具体的に、「9〜14」であればパルス幅「11または12」の複合同期信号を生成する。
更に、上記決定されたパルス幅に対して、Xビットの誤差の許容範囲が設定される。
具体的に、X=2である場合は、パルス幅「5または6」の複合同期信号に対して、少なくともその前後1つずつのズレに対応した許容範囲が設定される。また、X=3である場合は、パルス幅「11または12」の複合同期信号に対して、少なくともその前後3つずつのズレに対応した許容範囲が設定される。
本変形例における識別部20bは、パルス幅カウント部20aから入力されるカウント信号の示すカウント値と、パルス幅情報記憶部20cに記憶されたパルス幅情報とに基づき、パルス幅カウント部20aのカウント値に誤差が生じていた場合に、該カウント値の示すパルス幅が、Xビットの誤差の許容範囲の設定された数値範囲(以下、識別範囲と称す)内にあれば、その識別結果を、カウント値に誤差が無いときのパルス幅に対応する識別結果と同じものとする。
具体的に、本変形例のパルス幅情報は、複合同期信号のパルス幅の情報と、識別範囲と、識別範囲に対応するカウント値と、同期信号の種類と、付加情報の内容とが対応付けられた情報となっている。
従って、識別部20bは、パルス幅カウント部20aのカウント値が示すパルス幅と、パルス幅情報に含まれる識別範囲とを比較し、カウント値の示すパルス幅が識別範囲内にあるときは、該識別範囲に対応する同期信号の種類と付加情報の内容とを識別結果とする。
例えば、複合同期信号生成部16において生成されたCSYNC信号のパルス幅が「5」であり、パルス幅情報において、パルス幅「5」の複合同期信号に対して識別範囲が「4〜7」になっているとする。更に、パルス幅カウント部20aのカウント値に誤差が発生し、カウント値の示すパルス幅が「7」になったとする。この場合に、識別部20bは、パルス幅「7」と識別範囲「4〜7」とを比較する。パルス幅「7」は識別範囲内となるので、識別部20bは、パルス幅「7」に対して、識別範囲「4〜7」(パルス幅「5」)に対応する同期信号の種類及び付加情報の内容を識別結果とする。
次に、図8〜図11に基づき、本変形例の実際の動作を説明する。
ここで、図8は、誤差の許容範囲を2ビットにした場合の本変形例のパルス幅情報の一例を示す図である。また、図9(a)〜(c)は、それぞれ異なるタイミングの基準クロック信号をカウントした場合のカウント数の一例を示す図である。また、図10は、誤差の許容範囲を3ビットにした場合の本変形例のパルス幅情報の一例を示す図である。また、図11は、走査方式に加え、インターレース方式における奇数・偶数フレームの情報を付加情報とした場合のパルス幅情報の一例を示す図である。
まず、誤差の許容範囲を2ビット(X=2)とし、nを1〜4として、上式(1)に従って、CSYNC信号の各パルス幅を算出する。
この算出処理は、条件の入力に応じて、撮像装置100のプロセッサにおいて専用のプログラムを実行することで行ってもよいし、別の装置で事前に行っても良い。後者の場合は、算出結果に基づき決定したパルス幅を撮像装置100に設定する。
算出結果は、nが1のときは「5〜6」となり、nが2のときは「9〜10」となり、nが3のときは「13〜14」となり、nが4のときは「17〜18」となる。
ここでは、複合同期信号生成部16において生成されるCSYNC信号の各パルス幅を「5」、「9」、「13」、「17」とする。
この場合に、パルス幅情報記憶部16bに記憶されるパルス幅情報は、図8に示すように、パルス幅「5」、「9」、「13」、「17」に対して、識別範囲、カウント値、同期信号の種類、付加情報の内容がそれぞれ対応付けられた情報となる。
図8に示す例においては、パルス幅「5」、「9」、「13」、「17」に対して、識別範囲「4〜7」、「8〜11」、「12〜15」、「16〜19」がそれぞれ対応している。
つまり、パルス幅カウント部20aのカウント値が、これら設定された識別範囲内にあれば、それぞれの識別範囲に対応する同期信号の種類及び付加情報の内容が、受信した複合同期信号に対応する識別結果となる。
なお、パルス幅情報については、撮像装置100において、複合同期信号のパルス幅を上式(1)に従って算出して決定する場合は、撮像装置100において、プロセッサにより専用のプログラムを実行してパルス幅情報を設定する。
以下、撮像部10の複合同期信号生成部16の動作から説明する。
複合同期信号生成部16は、同期信号の種類及び画素信号の走査方式に応じて、上記設定されたパルス幅「5」、「9」、「13」、「17」のいずれかのパルス幅のパルス幅情報信号を生成し、該生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。
複合同期信号出力部16cは、TG11からの同期信号をトリガとして、デコーダ16aからのパルス幅情報信号を、CMSYNC信号又はCHSYNC信号として画像処理部20に出力する。
画像処理部20は、撮像部10から、画素データ、CSYNC信号及びData_Enable信号を受信すると、まずパルス幅カウント部20aにおいて、受信したCSYNC信号の立上がりエッジを検出し、該検出後から立ち下がりエッジを検出するまでの期間における基準クロック信号の立上がりエッジ数をカウントする。そして、該カウントによるカウント値を示すカウント信号を生成して、これを識別部20bに出力する。
ここで、パルス幅カウント部20aにおいては、基準クロック信号及びCSYNC信号の受信タイミングによって、パルス幅「5」のCSYNC信号に対して、図9(a)〜(c)に示すような、カウント動作が行われる可能性がある。
図9(a)の例は、CSYNC信号の立上がりエッジの検出後から立ち下がりエッジが検出されるまでの間に、クロック信号の立上がりエッジが5つ含まれており、カウント値が5となる理想的なカウント状態を示している。
これに対し、図9(b)の例では、CSYNC信号の立上がりエッジに対して、クロック信号の立上がりエッジが遅れているため、最初の1つ目がカウントされずに、カウント値が4になっている。
また、図9(c)の例では、図9(a)に示すCSYNC信号の立上がりエッジに対して、クロック信号の立上がりエッジがほんのわずかに遅れたものの、最初の1つ目がカウントされると共に、図9(a)のときにはカウントできなかったクロックが、わずかな遅れのためにカウントされるため、カウント値が6になっている。
識別部20bは、パルス幅カウント部20aからのカウント信号の示すカウント値とパルス幅情報記憶部16bに記憶されたパルス幅情報に基づき、受信したCSYNC信号に対する同期信号の種類及び付加情報の内容を識別する。
いま、識別部20bに、パルス幅「5」のCSYNC信号に対するカウント信号が入力されたとする。更に、このカウント信号の示すカウント値が、図9(b)や(c)に示すように、「4」や「6」であったとする。
パルス幅「5」のCSYNC信号に対して、パルス幅情報は、図8に示すように、識別範囲「4〜7」、同期信号の種類「水平同期信号」及び付加情報の内容「プログレッシブ方式」が設定されている。従って、カウント信号の示すカウント値が、「4」や「6」になった場合でも、「4〜7」の範囲内にあるので、同期信号の種類及び付加情報の内容を、水平同期信号及びプログレッシブ方式と識別することができる。
具体的な処理としては、誤差の許容範囲として2ビットが設定されているので、5ビットで示されるカウント値のうち上位3ビットのみで識別処理を行う。つまり、下位2ビットが丁度許容範囲となる。
同様に、パルス幅「9」、「13」、「17」のCSYNC信号に対して、パルス幅情報は、図8に示すように、識別範囲「8〜11」、「12〜15」、「16〜19」、同期信号の種類「垂直同期信号」、「水平同期信号」、「垂直同期信号」、付加情報の内容「インターレース方式」、「プログレッシブ方式」、「インターレース方式」がそれぞれ設定されている。
従って、パルス幅「9」、「13」、「17」のCSYNC信号に対して、カウント信号の示すカウント値が上記識別範囲内にあれば、同期信号の種類及び付加情報の内容を、パルス幅「9」、「13」、「17」にそれぞれ対応する内容で識別することができる。
これにより、基準クロック信号の受信タイミングとCSYNC信号の受信タイミングとが多少ずれた場合においても、同期信号の種類や付加情報の内容などの複合同期信号に含まれる情報を正確に識別することができる。
以降の、出力制御信号の生成処理と、信号生成部20d及び画像構成部20eの処理とは、上記実施の形態と同様となるので記載を省略する。
また、図9の例に示すように、本来のパルス幅に対して前後1クロック程度のズレであれば誤差の許容範囲を2ビットにすることで対応できるが、動作環境などに応じてズレがもっと大きくなることが予測される場合には、誤差の許容範囲を3ビット以上に設定することもできる。
本変形例において、例えば、誤差の許容範囲を3ビットに設定する場合は、X=3、n=1〜4として上式(1)を用い、まず複合同期信号のパルス幅を決定する。
誤差の許容範囲を3ビットとした場合(X=3)の算出結果は、n=1〜4に対して、それぞれ「9〜14」、「17〜22」、「25〜30」、「33〜38」となる。
本変形例では、更に、誤差の許容範囲が3ビット以上の場合に、上記算出した数値範囲における中央値付近の数値を各複合同期信号のパルス幅として決定する。
具体的に、上記算出した「9〜14」に対しては「11または12」を、「17〜22」対しては「19または20」を、「25〜30」に対しては「27または28」を、「33〜38」に対しては「35または36」を、各複合同期信号のパルス幅として決定する。
このようにして決定されたパルス幅に対して、3ビットの誤差の許容範囲が設定された識別範囲は、パルス幅「11または12」に対して「8〜15」、パルス幅「19または20」に対して「16〜23」、パルス幅「27または28」に対して「24〜31」、パルス幅「35または36」に対して「32〜39」となる。
また、パルス幅情報記憶部20cにそれぞれ記憶されるパルス幅情報は、例えば、図10に示すようになる。なお、パルス幅情報記憶部16bには、図10に示すパルス幅情報を記憶してもよいが、識別範囲及びカウント値は不要となるのでこれらを除いた情報を記憶するようにしてもよい。
図10の例に示すように、誤差の許容範囲を3ビットとした場合に、識別部20bは、6ビットのカウント値の上位3ビットのみで識別処理を行い、下位3ビットの値を無視する。
これまでは、付加情報として、画素信号の走査方式(プログレッシブ方式またはインターレース方式)を識別する情報を付加する例を説明したが、これに限らず、図11のパルス幅情報の例に示すように、更に別の情報を付加する構成としてもよい。
図11の例では、画素信号の走査方式がインターレース方式の場合に、更に、奇数フレームか偶数フレームかを識別する情報を付加している。
具体的に、誤差の許容範囲が2ビットで、同期信号の種類が水平同期信号で走査方式がインターレース方式の場合に、複合同期信号生成部16において、奇数フレームで読み出された画素信号に対してはパルス幅が「9または10」の複合同期信号を生成し、偶数フレームで読み出された画素信号に対してはパルス幅が「13または14」の複合同期信号を生成する。
更に、誤差の許容範囲が2ビットで、同期信号の種類が垂直同期信号で走査方式がインターレース方式の場合に、複合同期信号生成部16において、奇数フレームで読み出された画素信号に対してはパルス幅が「21または22」の複合同期信号を生成し、偶数フレームで読み出された画素信号に対してはパルス幅が「25または26」の複合同期信号を生成する。
これらに加えて、プログレッシブ方式で読み出された画素信号に対して、水平同期信号及び垂直同期信号に対して、パルス幅が「5または6」及び「17または18」の複合同期信号を生成する。
この場合に、識別部20bにおいて生成される出力制御信号は上記実施の形態とは異なり、2ビットでは足りないため、3ビットの信号となる。
例えば、垂直同期信号ありで、プログレッシブ方式の場合は「000b」、垂直同期信号なしで、プログレッシブ方式の場合は「001b」として、それぞれに対応する出力制御信号を生成する。更に、垂直同期信号ありで、インターレース方式で、奇数フレームの場合は「010b」、垂直同期信号なしで、インターレース方式で、奇数フレームの場合は「011b」として、それぞれに対応する出力制御信号を生成する。更に、垂直同期信号ありで、インターレース方式で、偶数フレームの場合は「100b」、垂直同期信号なしで、インターレース方式で、偶数フレームの場合は「101b」として、それぞれに対応する出力制御信号を生成する。
このように、同期信号の種類及び付加情報の内容に応じて、それぞれ異なるパルス幅の複合同期信号を生成し、これらパルス幅に対応するパルス幅情報を生成することで、複合同期信号に画素信号の読み出しに係る情報を付加することができる。これにより、水平同期信号、垂直同期信号及び付加情報信号(複数種類の情報に対応)の3種類の信号を、複合同期信号として1本の信号線で出力することができる。
更に、上式(1)を用いて、複合同期信号のパルス幅を決定するようにしたので、誤差の許容範囲のビット数に適したパルス幅の複合同期信号を生成することができる。
更に、誤差の許容範囲が3ビット以上のときに、上式(1)で求めたパルス幅の数値範囲のうち中央値付近の値のパルス幅を選択し、該選択したパルス幅の複合同期信号を生成するようにした。
これにより、前後3クロック以上のズレ(誤差)に対応するパルス幅の複合同期信号を生成することができる。例えば、複合同期信号のパルス幅が「11」のときに、パルス幅カウント部20aのカウント値に誤差が発生しても、その値が「8〜15」の範囲内であれば、パルス幅「11」に対する識別結果を得ることができる。
上記変形例1において、付加情報は、形態9、10及び11のいずれか1に記載の読出情報に対応し、パルス幅カウント部20aは、形態8に記載のパルス幅検出手段に対応し、識別部20bは、形態8に記載の識別手段に対応する。
〔変形例2〕
次に、本発明に係る撮像装置及び撮像素子の上記実施の形態の変形例2を説明する。図12〜図13は、本発明に係る撮像装置及び撮像素子の変形例2を示す図である。
上記実施の形態及び上記変形例1において、水平同期信号と、混合同期信号(水平同期信号+垂直同期信号)との両方に付加情報を付加した複合同期信号を生成していたのに対し、本変形例では、混合同期信号にのみ付加情報を付加する点が異なる。
本変形例の撮像装置100は、撮像部10の複合同期信号生成部16の動作が一部異なるのみで、それ以外の構成部は、上記変形例1の撮像装置100と同様となる。
以下、上記変形例1と異なる部分を詳細に説明する。
本変形例における複合同期信号生成部16は、TG11からのセンサ制御信号に基づき、選択ラインのアドレス値が、1ライン目(フレームの先頭ライン)のアドレス値である場合に、水平同期信号及び垂直同期信号を混合した混合同期信号のパルス幅を付加情報の内容に応じたパルス幅とした複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を画像処理部20に出力する。
一方、選択ラインのアドレス値が2ライン目以降のアドレス値であれば、水平同期信号に共通のパルス幅の複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を画像処理部20に出力する。付加情報が無いので、TG11から入力された水平同期信号と同じパルス幅の信号を出力してもよいが、ここでは、画像処理部20におけるパルス幅カウント部20aのカウント値の誤差に対応するために、上式(1)を用いて決めたパルス幅の信号を生成する。
次に、図12〜図13に基づき、本変形例の実際の動作を説明する。
ここで、図12は、混合同期信号にのみ情報を付加した場合のパルス幅情報の一例を示す図である。また、図13(a)〜(e)は、混合同期信号にのみ情報を付加した場合のTG11から出力される水平同期信号及び垂直同期信号と、複合同期信号生成部16から出力されるCSYNC信号とのタイミングチャートの一例を示す図である。
撮像装置100は、まず、誤差の許容範囲を2ビットにし(X=2)、付加情報を走査方式(プログレッシブ方式、インターレース方式)として(n=1〜4)、上式(1)に基づき、パルス幅の範囲を算出する。
算出結果は、nが1のときは「5〜6」となり、nが2のときは「9〜10」となり、nが3のときは「13〜14」となり、nが4のときは「17〜18」となる。
ここでは、水平同期信号に対して、パルス幅「5〜6」を設定し、混合同期信号に対して、付加情報の内容に応じてパルス幅「9〜10」、「13〜14」及び「17〜18」を設定する。
以下、撮像部10の複合同期信号生成部16の動作から説明する。
複合同期信号生成部16は、TG11から入力されるセンサ制御信号及び付加情報信号とパルス幅情報記憶部16bに記憶されたパルス幅情報とに基づき、複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を画像処理部20に出力する。
ここで、本変形例のパルス幅情報記憶部16b及び20cに記憶されたパルス幅情報は、図12に示すようになっている。
具体的に、パルス幅「5または6」の複合同期信号に対して、識別範囲として「4〜7」が、同期信号の種類として「水平同期信号」が設定されている。更に、パルス幅「9または10」、「13または14」、「17または18」の複合同期信号に対して、識別範囲として「8〜11」、「12〜15」、「16〜19」が、同期信号の種類としていずれも「垂直同期信号」が、付加情報の内容(走査方式)として、「プログレッシブ方式」、「インターレース方式且つ奇数フレーム」、「インターレース方式且つ偶数フレーム」がそれぞれ設定されている。
従って、複合同期信号生成部16は、デコーダ16aにおいて、選択ラインのアドレスが1ライン目のアドレスである場合に、付加情報信号の示す走査方式及びインターレース方式の場合の奇数、偶数フレームなどの情報に応じて、ここでは、パルス幅「9」、「13」、「17」のいずれかパルス幅のパルス幅情報信号を生成し、該生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。
複合同期信号出力部16cは、TG11から入力されるセンサ制御信号をトリガとして、デコーダ16aから入力されるパルス幅「9」、「13」、「17」のいずれかのパルス幅情報信号をCMSYNC信号として、画像処理部20に出力する。CMSYNC信号は、1フレームの期間の先頭のみに出力される。
一方、選択ラインのアドレスが2ライン目以降から最終ラインのアドレスである場合に、デコーダ16aは、ここではパルス幅「5」のパルス幅情報信号を生成し、該生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。
複合同期信号出力部16cは、TG11から入力されるセンサ制御信号をトリガとして、デコーダ16aから入力されるパルス幅「5」のパルス幅情報信号をCHSYNC信号として、画像処理部20に出力する。CHSYNC信号は、1フレームの期間が終了するまで、イメージセンサ部13のライン数に応じた数が順次出力される。
つまり、図13(c)〜(e)に示すように、まず、付加情報の内容に応じて、パルス幅「9」、「13」、「17」のいずれかのCMSYNC信号が出力される。そして、CMSYNC信号に続いて、現フレームが終了するまでパルス幅「5」のCHSYNC信号が水平期間毎に出力さる。そして、次のフレームの最初において、再び、CMSYNC信号が出力され、これに続いて、CHSYNC信号が水平期間毎に出力される。
つまり、図13(a)〜(b)に示す、従来の垂直期間毎にCMSYNC信号が出力され、従来の水平期間毎にCHSYNC信号が出力される。
一方、画像処理部20は、撮像部10から、画素データ、CSYNC信号及びData_Enable信号を受信すると、まずパルス幅カウント部20aにおいて、受信したCSYNC信号の立上がりエッジを検出し、該検出後から立ち下がりエッジを検出するまでの期間における基準クロック信号の立上がりエッジ数をカウントする。そして、該カウントによるカウント値を示すカウント信号を生成して、これを識別部20bに出力する。
パルス幅情報記憶部20cに記憶されたパルス幅情報は、図12に示すものとなっているので、識別部20bにおいては、パルス幅「9」、「13」、「17」のCSYNC信号に対して、カウント値がそれぞれ「8〜11」、「12〜15」、「16〜19」の範囲内にあれば、各パルス幅に対応する付加情報の内容が識別される。
一方、パルス幅「5」のCSYNC信号に対して、カウント値が「4〜7」の範囲内にあれば、付加情報のない水平同期信号と識別される。
この場合の出力制御信号は、垂直同期信号なし(水平同期信号のみ)、垂直同期信号ありの場合の3種類の走査方式の内容(奇数・偶数フレームを含む)を示せれば良いので、2ビットの情報に対応する出力制御信号を生成することになる。例えば、「00b」を垂直同期信号なしに対応させて、この情報に応じた出力制御信号を生成する。更に、垂直同期信号ありの場合は、「01b」をプログレッシブ方式に対応させ、「10b」をインターレース方式で且つ奇数フレームに対応させ、「11b」をインターレース方式で且つ偶数フレームに対応させて、これらの情報に応じた出力制御信号をそれぞれ生成する。
識別部20bは、上記生成した出力制御信号を信号生成部20d及び画像構成部20eにそれぞれ出力する。
以降の、信号生成部20d及び画像構成部20eの処理は、上記実施の形態と同様となるので記載を省略する。
このようにして、本変形例の撮像装置100は、VSYNC信号及びHSYNC信号を混合した混合同期信号にのみ付加情報の内容を識別するための情報を付加することができる。
上記変形例2において、撮像部10は、形態1又は11に記載の撮像素子に対応し、TG11及びデコーダ12によるイメージセンサ部13からの画素信号の読み出し処理は、形態1に記載の画素信号読出手段に対応し、TG11及び出力タイミング制御部14による画素信号データの出力処理は、形態1又は11に記載の画素信号出力手段に対応し、付加情報は、形態1、2、3、6、9、10及び11のいずれか1に記載の読出情報に対応し、複合同期信号生成部16は、形態1、3、8、9、10及び11のいずれか1に記載の複合同期信号生成手段に対応する。
また、上記変形例2において、パルス幅カウント部20aは、形態1、7及び8のいずれか1に記載のパルス幅検出手段に対応し、識別部20bは、形態1、2、5及び6のいずれか1に記載の識別手段に対応し、パルス幅情報は、形態6に記載の第2パルス幅情報に対応し、パルス幅情報記憶部20cは、形態6に記載の第2パルス幅情報記憶手段に対応し、信号生成部20dは、形態2に記載の出力信号生成手段に対応し、画像構成部20eは、形態1に記載の撮像画像データ生成手段に対応する。
なお、上記実施の形態、変形例1及び変形例2において、水平同期信号及び垂直同期信号の少なくとも一方に対して付加情報の識別情報を複合した複合同期信号を生成する構成を説明したが、これに限らず、撮像装置100を、1水平期間(区間)において、時分割に複数回の画素信号をそれぞれ異なる出力チャンネルを介して非破壊で読み出し、該読み出した画素信号の画素データを1本の信号線を介して画像処理部20に出力する構成とした場合に、画素信号の読み出しに係る付加情報に加えて、各出力チャンネルを識別するための情報を付加した複合同期信号を生成する構成としてもよい。
具体的に、TG11、複合同期信号生成部16、画像処理部20の動作内容が一部異なるのみで、それ以外は上記変形例1の撮像装置100と同じ構成となる。
例えば、撮像装置100を、1水平期間において、時分割で2回、露光時間T1、T2(T1<T2)に対応する画素信号を、それぞれ第1出力チャンネル、第2出力チャンネルを介して非破壊に読み出す構成とする。
この場合、TG11は、付加情報信号として、出力チャンネルの情報(チャンネル番号)も含むものを複合同期信号生成部16に出力する。
また、例えば、誤差の許容範囲を2ビット又は3ビット(X=2又は3)とし、付加情報の内容及び2つの出力チャンネル情報(チャンネル番号)に対応させるために、nを1〜8として、上式(1)を用いて、パルス幅の範囲を算出する。そして、Xが2の場合は、算出値のいずれか一方を、Xが3の場合は、算出した数値範囲のうち中央付近の値を複合同期信号のパルス幅として決定する。
更に、2つの出力チャンネル情報に対応させた場合に、パルス幅情報は、例えば、図14(a)及び(b)に示すような内容となる。ここで、図14(a)は、誤差の許容範囲が2ビットのときの出力チャンネル情報に対応するパルス幅情報の一例を示す図であり、(b)は、誤差の許容範囲が3ビットのときの出力チャンネル情報に対応するパルス幅情報の一例を示す図である。
複合同期信号生成部16は、デコーダ16aにおいて、付加情報信号及び図14(a)又は(b)に示すパルス幅情報に基づき、出力チャンネル情報にも対応したパルス幅のパルス幅情報信号を生成し、該生成したパルス幅情報信号を複合同期信号出力部16cに出力する。複合同期信号出力部16cは、TG11から入力されるセンサ制御信号をトリガとして、デコーダ16aから入力されたパルス幅情報信号をCSYNC信号として画像処理部20に出力する。
一方、画像処理部20は、撮像部10から、画素データ、CSYNC信号及びData_Enable信号を受信すると、パルス幅カウント部20aでCSYNC信号のパルス幅をカウントし、識別部20bで該カウント値とパルス幅情報とから付加情報の内容及び出力チャンネル番号を識別し、該識別結果に基づき出力制御信号を生成する。ここで、出力制御信号には、付加情報の内容に加え出力チャンネル情報も含まれる。
更に、画像構成部20eにおいて、Data_Enable信号を生成すると共に、各チャンネル番号に対応する撮像画像データを構成し、Data_Enable信号及び撮像画像データを出力する。
また、信号生成部20dにおいて、出力制御信号に基づき、水平同期信号、垂直同期信号及び付加情報信号を生成し、これら生成した信号を、画像構成部20eのデータ出力タイミングに合わせて出力する。
ここでは、露光時間T1〜T2の2種類の露光時間に対応する画素データを時分割で且つCH1〜CH2を介して読み出し、このCH1〜CH2を介して読み出される2つのデータ信号を1つの信号線で出力する構成を説明したが、これに限らず、時分割で読み出し可能な範囲内において、3種類以上の露光時間で読み出した3種類以上のデータ信号を共通の信号線で出力する構成など他の構成としても良い。
この場合において、撮像部10は、形態1又は11に記載の撮像素子に対応し、TG11及びデコーダ12によるイメージセンサ部13からの画素信号の読み出し処理は、形態4に記載の画素信号読出手段に対応し、TG11及び出力タイミング制御部14による画素信号データの出力処理は、形態4に記載の画素信号出力手段に対応し、付加情報は、形態4、6、9、10及び11のいずれか1に記載の読出情報に対応し、複合同期信号生成部16は、形態4、8、9、10及び11のいずれか1に記載の複合同期信号生成手段に対応する。
また、パルス幅カウント部20aは、形態4、7及び8のいずれか1に記載のパルス幅検出手段に対応し、識別部20bは、形態4、5及び6のいずれか1に記載の識別手段に対応し、パルス幅情報は、形態5に記載の第1パルス幅情報及び形態6に記載の第2パルス幅情報に対応し、パルス幅情報記憶部20cは、形態5に記載の第1パルス幅情報記憶手段及び形態6に記載の第2パルス幅情報記憶手段に対応し、信号生成部20dは、形態2に記載の出力信号生成手段に対応し、画像構成部20eは、形態1に記載の撮像画像データ生成手段に対応する。
また、上記実施の形態及び各変形例においては、CSYNC信号のパルス幅を、図5、8、10、11、12、14に示す幅に設定したが、これに限らず、画素信号データの読出処理や後段の画像処理において支障をきたさない範囲内で自由な幅に設定しても良い。
また、上記各変形例においては、カウント値の誤差の許容範囲を図8、10、11、12、14に示す範囲に設定したが、これに限らず、誤差の許容範囲をもっと大きくしても良い。
また、上記実施の形態及び各変形例においては、画像構成部20eにおいて、Data_Enable信号の生成及び撮像画像データの構成処理を行う構成としたが、これらの処理だけに限らず、例えば、色補間、色変換、ノイズ除去、ディテール処理、γ補正などの画像処理を行う構成としてもよい。
本発明に係る撮像装置100の構成を示すブロック図である。 撮像部10の内部構成を示すブロック図である。 複合同期信号生成部16の内部構成を示すブロック図である。 画像処理部20の内部構成を示すブロック図である。 パルス幅情報の一例を示す図である。 (a)〜(d)は、TG11から出力される水平同期信号及び垂直同期信号と、複合同期信号生成部16から出力されるCSYNC信号とのタイミングチャートの一例を示す図である。 識別部20bから出力される出力制御信号の示すデータの構造例を示す図である。 誤差の許容範囲を2ビットにした場合の本変形例のパルス幅情報の一例を示す図である。 (a)〜(c)は、それぞれ異なるタイミングの基準クロック信号をカウントした場合のカウント数の一例を示す図である。 誤差の許容範囲を3ビットにした場合の本変形例のパルス幅情報の一例を示す図である。 走査方式に加え、インターレース方式における奇数・偶数フレームの情報を付加情報とした場合のパルス幅情報の一例を示す図である。 混合同期信号にのみ情報を付加した場合のパルス幅情報の一例を示す図である。 (a)〜(e)は、混合同期信号にのみ情報を付加した場合のTG11から出力される水平同期信号及び垂直同期信号と、複合同期信号生成部16から出力されるCSYNC信号とのタイミングチャートの一例を示す図である。 (a)は、誤差の許容範囲が2ビットのときの出力チャンネル情報に対応するパルス幅情報の一例を示す図であり、(b)は、誤差の許容範囲が3ビットのときの出力チャンネル情報に対応するパルス幅情報の一例を示す図である。 水平同期信号及び垂直同期信号を別々の出力端しから出力する従来のイメージセンサを示す図である。 水平同期信号及び垂直同期信号を複合した複合同期信号を出力する従来のイメージセンサを示す図である。
符号の説明
100…撮像装置、10…撮像部、11…タイミングジェネレータ(TG)、12…デコーダ、13…イメージセンサ部、14…出力タイミング制御部、15…Data_Enable信号生成部、16…複合同期信号生成部、16a…デコード部、16b,20c…パルス幅情報記憶部、16c…複合同期信号出力部、20…画像処理部、20a…パルス幅カウント部、20b…識別部、20d…信号生成部、20e…画像構成部

Claims (11)

  1. 受光した光を電荷に変換して蓄積する光電変換素子を含んで構成される複数の画素が水平方向及び垂直方向に2次元配列された構成のイメージセンサ部を有する撮像素子を備えた撮像装置であって、
    前記撮像素子は、
    前記イメージセンサ部を構成する各画素を、該イメージセンサ部の水平方向に配列された複数の前記画素が形成するライン単位に順次走査する走査手段と、
    前記走査手段で走査したラインを構成する各画素から蓄積電荷量に応じた電気信号である画素信号を順次読み出す画素信号読出手段と、
    前記画素信号読出手段で読み出された画素信号を、共通の信号線を介して順次出力する画素信号出力手段と、
    水平同期信号及び垂直同期信号を生成し、該生成した水平同期信号及び垂直同期信号を出力する同期信号生成手段と、
    基準クロックに基づき、前記同期信号生成手段から出力された前記垂直同期信号及び前記水平同期信号の少なくとも一方のパルス幅を前記画素信号の読み出しに係る読出情報の内容に応じて異なるパルス幅とした複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を、前記画素信号の出力タイミングに合わせて出力する複合同期信号生成手段と、を備え、
    前記撮像素子から出力された前記複合同期信号のパルス幅を検出するパルス幅検出手段と、
    前記パルス幅検出手段で検出したパルス幅に基づき、各前記複合同期信号に対応する前記読出情報の内容を識別する識別手段と、
    前記撮像素子から出力された画素信号と前記識別手段の識別結果とに基づき、撮像画像データを生成する撮像画像データ生成手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像画像データを外部装置に出力する撮像画像データ出力手段と、
    前記識別手段の識別結果に基づき、外部出力用の、水平同期信号、垂直同期信号及び前記読出情報を示す読出情報信号を生成し、これら生成した信号を、前記撮像画像データの出力タイミングに合わせて出力する出力信号生成手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記同期信号生成手段は、前記垂直同期信号に代えて、該垂直同期信号及び前記水平同期信号の役割を兼ね備えた混合同期信号を生成し、該生成した混合同期信号を出力するようになっており、前記複合同期信号生成手段は、前記混合同期信号及び前記水平同期信号の少なくとも一方のパルス幅を、前記読出情報の内容に応じて異なるパルス幅とした複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記画素信号読出手段は、各水平期間において、前記イメージセンサ部の水平方向に配列された複数の前記画素が形成する1又はN(Nは、2以上の自然数)本のラインから、第1〜第Nチャンネルを介してそれぞれ独立に画素信号を時分割で順次読み出すようになっており、
    前記画素信号出力手段は、前記画素信号読出手段で読み出された各チャンネルに対応する画素信号を、共通の信号線を介して前記チャンネル毎に順次出力するようになっており、
    前記複合同期信号生成手段は、前記画素信号出力手段で順次出力される、前記各チャンネルに対応する画素信号の出力タイミングに合わせて、前記読出情報の内容に応じて異なると共に前記チャンネル毎に異なるパルス幅の前記複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を出力するようになっており、
    前記識別手段は、前記パルス幅検出手段で検出したパルス幅に基づき、前記各複合同期信号に対応する画素信号のチャンネルの情報及び前記読出情報の内容を識別するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記チャンネル情報と前記パルス幅との関係を示す第1パルス幅情報を記憶する第1パルス幅情報記憶手段を備え、
    前記識別手段は、前記第1パルス幅情報に基づき、前記チャンネル情報を識別するようになっていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記読出情報と前記パルス幅との関係を示す第2パルス幅情報を記憶する第2パルス幅情報記憶手段を備え、
    前記識別手段は、前記第2パルス幅情報に基づき、前記読出情報の内容を識別するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記パルス幅検出手段は、前記複合同期信号のパルス幅の期間における、前記基準クロックと同じ周期のクロックの数をカウントし、該カウントした値を前記複合同期信号のパルス幅として検出することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記複合同期信号生成手段は、パルス幅が前記基準クロック2つ分以上の幅を有する複合同期信号を生成するようになっており、
    前記複合同期信号のパルス幅に対する前記パルス幅検出手段のカウント値に対して、2ビット以上の誤差の許容範囲を設定し、
    前記識別手段は、前記複合同期信号のパルス幅に対するカウント値の誤差が前記許容範囲内であれば、誤差が無いときと同じ識別結果を得るようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記複合同期信号生成手段は、前記読出情報の内容毎に且つ前記画素信号の出力チャネル毎に異なる数値をn(nは1以上の自然数)とし、前記許容範囲をXビットとしたときに、「2X×n+1」〜「2X×n+2X−2」のクロック数の範囲内のパルス幅を有する前記複合同期信号を生成するようになっていることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記許容誤差範囲が3ビット以上のときに、
    前記複合同期信号生成手段は、前記「2X×n+1」〜「2X×n+2X−2」のクロック数の数値範囲における中央値又はその近傍となるクロック数のパルス幅を有する複合同期信号を生成するようになっていることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 受光した光を電荷に変換して蓄積する光電変換素子を含んで構成される複数の画素が水平方向及び垂直方向に2次元配列された構成のイメージセンサ部を有する撮像素子であって、
    前記イメージセンサ部を構成する各画素を、該イメージセンサ部の水平方向に配列された複数の前記画素が形成するライン単位に順次走査する走査手段と、
    前記走査手段で走査したラインを構成する各画素から蓄積電荷量に応じた電気信号である画素信号を順次読み出す画素信号読出手段と、
    前記画素信号読出手段で読み出された画素信号を、共通の信号線を介して順次出力する画素信号出力手段と、
    水平同期信号及び垂直同期信号を生成し、該生成した水平同期信号及び垂直同期信号を出力する同期信号生成手段と、
    基準クロックに基づき、前記同期信号生成手段から出力された前記垂直同期信号及び前記水平同期信号の少なくとも一方のパルス幅を前記画素信号の読み出しに係る読出情報の内容に応じて異なるパルス幅とした複合同期信号を生成し、該生成した複合同期信号を、前記画素信号の出力タイミングに合わせて出力する複合同期信号生成手段と、を備えることを特徴とする撮像素子。
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