JP2009163784A - 光学ヘッド、光ディスク装置及び情報処理装置 - Google Patents

光学ヘッド、光ディスク装置及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大型化及び高コスト化を招くことなく、光記録媒体の厚さ方向における複数の記録位置に同時に光束を照射するとともに、複数の記録位置でそれぞれ反射された複数の反射光を個別に検出する。
【解決手段】互いに波長が異なる複数の波長成分を含む光束を射出する光源111と、光源111から光束を複数の波長成分毎に分波する複数の波長分散素子122,123と、分波された複数の波長成分を個別に変調するとともに、進行方向に関して各波長成分の集光位置を互いに異ならせる空間光変調素子126と、変調された複数の波長成分を対応する記録位置にそれぞれ集光する対物レンズ141と、光ディスク15からの戻り光束を複数の波長成分毎に分波する波長分散素子172と、波長分散素子172で分波された複数の波長成分を個別に受光する受光器173とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学ヘッド、光ディスク装置及び情報処理装置に係り、さらに詳しくは、厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体に光束を照射し、前記光記録媒体からの戻り光束を受光する光学ヘッド、厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体に対して、情報の記録、再生、及び消去のうち少なくとも再生を行なう光ディスク装置、及び該光ディスク装置を備える情報処理装置に関する。
近年、デジタル技術の進歩及びデータ圧縮技術の向上に伴い、音楽、映画、写真及びコンピュータソフトなどの情報(以下「コンテンツ」ともいう)を記録するための情報記録媒体(メディア)として、CD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクを情報記録の対象媒体とする光ディスク装置が普及するようになった。
光ディスク装置では、光ディスクのスパイラル状又は同心円状のトラックが形成された記録層にレーザ光の微小スポットを形成することにより情報の記録を行い、記録層からの反射光に基づいて情報の再生などを行っている。この光ディスク装置には、光ディスクにレーザ光を照射するとともに、光ディスクからの反射光(戻り光)を受光するために、光ピックアップ装置(光学ヘッド)が設けられている。
ところで、コンテンツの情報量は、年々増加する傾向にあり、光ディスクの記録容量の更なる増加が期待されている。
また、光ディスクの記録容量を増加させる手段として、近年、いわゆるホログラム方式が注目されているが、記録材料の信頼性や光学系における再現性が十分ではなく、原理的な観点から実用化を危ぶむ意見がある。一方、他の有望な手段として、数10層程度の複数の記録層を重ね合わせた、いわゆる3次元多層方式の開発がなされている。この3次元多層方式では、記録材料として蛍光材料や2光子吸収材料を用い、透過率や層間クロストークを改善させた例が多数発表されているが、ホログラム方式と比較すると、記録速度、及び再生速度の遅いのが最大の欠点である。
特許文献1には、光波長に応じて波長分散をもつ材料により構成され、多波長光源からの複数の光波長の光を同時もしくは時間分別の形態で受光可能となし、その各波長光に対応する記録媒体の光記録層に、当該波長光の焦点をそれぞれ独立して結ばせるようになした多波長書込み型光学素子が開示されている。この多波長書込み型光学素子は、互いに波長の異なる複数の光源からの光束を、光記録媒体の複数の光記録層にそれぞれ集光させる光学素子である。
特許文献2には、同一平面上に配置され、同一波長の光ビームを出射する複数の光源と、これら光源より出射された前記光ビームを集光する対物レンズと、前記光源と前記対物レンズとの間に配置され、前記光ビームがそれぞれに対応する記録層にフォーカスするように光路長を変換する光路長変換手段とを有する情報記録・再生装置が開示されている。
非特許文献1には、複数光源からの光束を、対物レンズと多重露光された体積ホログラムを用いて多層光記録媒体の異なった光記録層へ集光させるデバイスが開示されている。
特許文献3には、波数ドメイン反射率計を使用した多重層の共焦干渉顕微鏡が開示されている。この共焦干渉顕微鏡によると、対象の内部及び/又は対象上にある情報担持領域の焦合画像は、広帯域点光源からプローブビーム及び参照ビームを発生し、参照ビームに反対称特性を生成し、プローブビームを領域内のラインに合焦されたビームに転換し、及び、焦合戻りプローブビームに反対称特性を発生させることによって、対象の情報領域における誤差を減少させるように焦点外画像から識別される。
なお、単一の多波長光源を用いたものとして、特許文献4には、レーザ光源から出射されたレーザ光を被加工材料に照射して加工するレーザ加工装置が開示されている。このレーザ加工装置は、波長分布選択手段と照射位置調整手段とを備え、前記波長分布選択手段はレーザ光源から入射されたレーザ光から被加工材料に照射する波長を選択して前記照射位置調整手段へ出射し、前記照射位置調整手段は入射されたレーザ光を波長毎に異なる焦点距離で集光して被加工材料に照射する。
また、ある種の球面収差を利用したものとして、特許文献5には、開口面から凹状の光波面をもつ球面波を放射する光学系と、該光学系の開口面の前面付近に、上記球面波を光波面の周辺にいく程曲率が小さくなるように光波面を歪ませる補正光学系とからなる非回折光ビーム発生装置が開示されている。
また、アキシコンレンズを用いたものとして、特許文献6には、半導体レーザダイオードから出射したレーザ光をコリメータレンズによりコリメート化し、ビームスプリッタによりその向きを変えた後、アキシコンを通過させることにより、記録,消去,再生時に光ディスク等の記録媒体の記録面が変動する範囲よりも十分焦点深度の深い光ビームを光ディスク等に照射することで、焦点合わせのための特別な機械的機構を省略し得る光学ヘッドが開示されている。
そして、フォトニック結晶を用いたものとして、特許文献7には、光記録媒体に対して、複数の波長を用いて情報の書込み、読出しを行う波長多重光記録ヘッドが開示されている。この波長多重光記録ヘッドでは、光分波素子としてフォトニック結晶が用いられている。
特開昭63−113947号公報 特許第2988732号公報 特表2002−539494号公報 特開2005−211909号公報 特許第2759635号公報 特開平11−45456号公報 特開2002−304760号公報 Lee,S.C.、Y.Kawata 「Volume holographic device for thespherical aberration correction and the parallel data access in three−dimensional memory」Fr−PD−15 ISOM2000
特許文献1に開示されている多波長書込み型光学素子では、互いの波長が大きく異なる複数の光スポットを用いて各光記録層に対する記録及び再生を行っているため、光記録層毎に波長に応じた記録材料を用いる必要があった。しかしながら、蛍光材料や2光子吸収材料は、反応する波長範囲が狭いため、特許文献1に開示されている多波長書込み型光学素子を用いる場合に、光記録層の数を数10層程度とすることは事実上不可能であった。また、記録層毎に記録材料を異なるものとすると、光ディスクの製造コストが高くなり、実用的ではない。さらに、特許文献1に開示されている多波長書込み型光学素子は、複数の光源、及び各光源から射出された光束を合波するダイクロイックミラーあるいはハーフミラーを備えているため、装置が大型化したり、光利用効率が低下するという不都合があった。
特許文献2に開示されている情報記録・再生装置では、光源が同一平面上に配置されていると、光軸外の光源からの光束に対して、レンズ系で波面収差(コマ収差)が発生するため、記録層で回折限界の光スポットを得るのは困難であった。また、特許文献2に開示されている情報記録・再生装置では、コリメートレンズからの光束がある角度を持って射出されるため、対物レンズに取り込まれる光量が光源毎に異なり、光利用効率が低下するという不都合があった。さらに、特許文献2に開示されている情報記録・再生装置は、複数の光源を有しているため、装置が大型化するという不都合があった。
非特許文献1に開示されているデバイスでは、体積ホログラムは、多重露光するほど回折効率が低下するので、スポット数を増やすと、得られる盤面パワーが低下するという不都合があった。また、非特許文献1に開示されているデバイスでは、複数の光源を光軸に垂直な面上に配置した構成にすると、コリメートレンズからの光束がある角度を持って射出されるため、対物レンズに取り込まれる光量や光量分布が光源毎に異なり、光利用効率の低下やスポット形状の非対称性が生じる。さらに、非特許文献1に開示されているデバイスは、複数の光源を有しているため、装置が大型化するという不都合があった。
特許文献3に開示されている共焦干渉顕微鏡では、白色干渉計やフーリエドメイン光コヒーレンストモグラフィを光ディスクに応用したものであるが、焦点以外の領域ではスポット径が広がるため面領域の記録密度や再生分解能が低いという不都合があった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、大型化及び高コスト化を招くことなく、光記録媒体の厚さ方向における複数の記録位置に同時に光束を照射するとともに、複数の記録位置でそれぞれ反射された複数の反射光を個別に検出することができる光学ヘッドを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、大型化及び高コスト化を招くことなく、光記録媒体の厚さ方向における複数の記録位置に同時にアクセスすることができる光ディスク装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、大型化及び高コスト化を招くことなく、厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体に対するアクセス速度を向上させることができる情報処理装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体に光束を照射し、前記光記録媒体からの戻り光束を受光する光学ヘッドであって、前記複数の記録位置にそれぞれ対応する互いに波長が異なる複数の波長成分を含む光束を射出する光源と;前記光源からの光束を前記複数の波長成分毎に分波する第1の光学系と;前記第1の光学系で分波された複数の波長成分を外部装置の指示に応じて個別に変調するとともに、進行方向に関して各波長成分の集光位置を互いに異ならせる第2の光学系と;前記変調された複数の波長成分が合波された光束が入射し、前記変調された複数の波長成分を対応する記録位置にそれぞれ集光する対物レンズと;前記対物レンズを介した前記光記録媒体からの戻り光束の光路上に配置され、前記戻り光束を前記複数の波長成分毎に分波する第3の光学系と;前記第3の光学系で分波された複数の波長成分を個別に受光する複数の受光領域を有する光検出器と;を備える光学ヘッドである。
これによれば、光源からの複数の波長成分を含む光束は、第1の光学系によって複数の波長成分毎に分波された後、第2の光学系によって外部装置の指示に応じて個別に変調されるとともに、進行方向に関して各波長成分の集光位置が互いに異なるものとされる。そして、変調された複数の波長成分は、対物レンズによって対応する記録位置にそれぞれ集光される。また、対物レンズを介した光記録媒体からの戻り光束は、第3の光学系によって複数の波長成分毎に分波された後、光検出器によって複数の波長成分毎に受光される。従って、大型化及び高コスト化を招くことなく、光記録媒体の厚さ方向における複数の記録位置に同時に光束を照射するとともに、複数の記録位置でそれぞれ反射された複数の反射光を個別に検出することが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体に対して、情報の記録、再生、及び消去のうち少なくとも再生を行なう光ディスク装置であって、本発明の光学ヘッドと;前記光学ヘッドの光検出器の出力信号を用いて情報の再生を行う処理装置と;を備える光ディスク装置である。
これによれば、本発明の光学ヘッドを備えているため、大型化及び高コスト化を招くことなく、光記録媒体の厚さ方向における複数の記録位置に同時にアクセスすることが可能となる。
本発明は、第3の観点からすると、厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体にアクセス可能な情報処理装置であって、本発明の光ディスク装置と;前記光ディスク装置を制御する主制御装置と;を備える情報処理装置である。
これによれば、本発明の光ディスク装置を備えているため、大型化及び高コスト化を招くことなく、厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体に対するアクセス速度を向上させることが可能となる。
《第1の実施形態》
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。図1には、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置20の概略構成が示されている。
この光ディスク装置20は、光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、該光ピックアップ装置23をシーク方向に駆動するためのシークモータ21、レーザ制御回路24、エンコーダ25、駆動制御回路26、再生信号処理回路28、電圧制御回路29、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
ここでは、光ディスク15は、一例として3つの記録層を有する3層ディスクであり、レーザ光の入射側から順に、第1記録層(L1とする)、第2記録層(L2とする)、第3記録層(L3とする)を有しているものとする。
光ピックアップ装置23は、光ディスク15に光束を照射するとともに、光ディスク15の各記録層で反射された反射光を戻り光束として受光することができる光ピックアップ装置である。
この光ピックアップ装置23は、一例として図2に示されるように、光出力装置110、変調光学系120、2つのビームスプリッタ(161、162)、反射ミラー163、対物レンズ141、検出系170、及び前記対物レンズ141を駆動するための不図示の駆動系などを備えている。
光出力装置110は、光源111とコリメートレンズ112を有している。
光源111は、射出される光束が数nmから10数nm程度までの波長スペクトルを持ついわゆる多波長光源である。ここでは、一例として図3に示されるように、光源111は、波長スペクトルが、波長λ1、波長λ2、及び波長λ3でピークを持つ多波長光源であるものとする。なお、本明細書では、光源111から射出される光束の最大強度射出方向をZ軸の+方向とし、Z軸方向に垂直な面内における互いに直交する2つの方向をX軸方向及びY軸方向として説明する。
また、ここでは、一例として、波長λ1の波長成分を第1記録層L1に対応させ、波長λ2の波長成分を第2記録層L2に対応させ、波長λ3の波長成分を第3記録層L3に対応させるものとする。なお、図2には、主として波長λ2の波長成分の光路が図示されている。
コリメートレンズ112は、光源111の+Z側に配置され、光源111から射出された光束を略平行光とする。
ビームスプリッタ161は、コリメートレンズ112の+Z側に配置され、コリメートレンズ112からの光束の大部分をそのまま透過させるとともに、変調光学系120からの戻り光束を−Y方向に分岐する。
変調光学系120は、ビームスプリッタ161の+Z側に配置されている。この変調光学系120は、レンズ121、2個の波長分散素子(122、123)、及び空間光変調素子126を有している。
レンズ121は、ビームスプリッタ161の+Z側に配置され、ビームスプリッタ161を透過した光束を収束光とする。
各波長分散素子は、いずれも同じ光学特性を有する反射型の回折素子である。波長分散素子122は、レンズ121の+Z側に配置され、レンズ121を介した光束を+Y方向に回折する。波長分散素子123は、波長分散素子122の+Y側に配置され、波長分散素子122を介した光束を+Z方向に回折する。そこで、光源111からの光束は、波長分散素子122及び波長分散素子123によって波長成分毎に分波される。
波長分散素子123からの光束に含まれる波長λ1の波長成分(以下では、便宜上「λ1成分」ともいう)の集光位置と、波長λ2の波長成分(以下では、便宜上「λ2成分」ともいう)の集光位置と、波長λ3の波長成分(以下では、便宜上「λ3成分」ともいう)の集光位置は、Y軸方向に関して互いに異なっている(図2参照)。
空間光変調素子126は、波長分散素子123の+Z側に配置されている。この空間光変調素子126は、一例として図4(A)及び図4(B)に示されるように、基板126a上にM1、M2、M3のような分割された平面ミラーをもつ、いわゆる分割ミラー素子である。
ここでは、λ1成分が平面ミラーM1に入射し、λ2成分が平面ミラーM2に入射し、λ3成分が平面ミラーM3に入射するように設定されている。
各平面ミラーには、前記電圧制御回路29から個別に電圧が印加される。ここでは、各平面ミラーは、電圧が印加されるとミラー面がY軸方向と平行(以下では、「オン状態」ともいう)となり、電圧が印加されないとミラー面がY軸方向と非平行(以下では、「オフ状態」ともいう)となる。
ミラー面で反射された光束は、平面ミラーが「オン状態」のときは、対物レンズ141に到達するが、平面ミラーが「オフ状態」のときは、対物レンズ141に到達しない。
λ1成分が集光前に平面ミラーM1に入射し、λ2成分が平面ミラーM2のミラー面上で集光し、λ3成分が集光後に平面ミラーM3に入射するように、基板126aは、入射光軸に対して傾斜して配置されている(図4(B)参照)。
そこで、平面ミラーM1で反射した光束は収束光となり、平面ミラーM2で反射した光束は平行光となり、平面ミラーM3で反射した光束は発散光となる。
平面ミラーM1、M2、M3が、いずれも「オン状態」のときに、各平面ミラーで反射した光束は、波長分散素子123及び波長分散素子122によって合波される。
図2に戻り、反射ミラー163は、ビームスプリッタ161の−Y側に配置され、ビームスプリッタ161で分岐された変調光学系120からの戻り光束の光路を+Z方向に折り曲げる。
ビームスプリッタ162は、反射ミラー163の+Z側に配置され、反射ミラー163からの光束の大部分をそのまま透過させるとともに、光ディスク15からの戻り光束を−Y方向に分岐する。
対物レンズ141は、ビームスプリッタ162の+Z側に配置され、ビームスプリッタ162を介した光束を集光する。対物レンズ141には、収束光、略平行光、及び発散光が入射するため、対物レンズ141を介した光束(収束光、略平行光、発散光)は、光ディスク15の厚さ方向に関する位置が互いに異なる複数の位置に集光する。すなわち、λ1成分、λ2成分及びλ3成分は、空間光変調素子126によって、個別に変調されるとともに、進行方向に関して集光位置を互いに異なるものとされる。なお、以下では、便宜上、光ディスク15の厚さ方向を長手方向とする光スポットを「線状スポットLS」ともいう。
ここでは、フォーカス制御が適切に行われると、一例として図5に示されるように、線状スポットLSにおけるλ1成分の集光位置S1が第1記録層L1の近傍、λ2成分の集光位置S2が第2記録層L2の近傍、λ3成分の集光位置S3が第3記録層L3の近傍となるように設定されている。
そして、平面ミラーM1を「オフ状態」にすると、λ1成分は対物レンズ141に到達することができないため、S1位置の集光スポットは消失する。また、平面ミラーM2を「オフ状態」にすると、λ2成分は対物レンズ141に到達することができないため、S2位置の集光スポットは消失する。さらに、平面ミラーM3を「オフ状態」にすると、λ3成分は対物レンズ141に到達することができないため、S3位置の集光スポットは消失する。
「線状スポットLSの長さ」
ここで、線状スポットLSの長さを計算してみる。
まず、図6を用いて、波長分散素子122での入射光線の角度と波長分散素子123での出射光線の角度とが、波長によらず等しいことを確認する。
波長λaの光線について、反射回折格子の一般式から、波長分散素子122では、次の(1)式が成立する。
sin(θ00)+sin(θ11)=mλa/p1 ……(1)
波長分散素子123では、次の(2)式が成立する。
sin(θ12)+sin(θ13)=mλa/p2 ……(2)
なお、θ00は波長分散素子122への入射角度、θ11は波長分散素子122からの出射角度、θ12は波長分散素子123への入射角度、θ13は波長分散素子123からの出射角度である。ここでは、各θの符号は、法線から入射光側を+、逆を−と定義する。
また、mは回折次数、p1は波長分散素子122における格子ピッチ、p2は波長分散素子123における格子ピッチである。
ここで、m=1、p1=p2、θ11=θ12とすると、上記(1)式と(2)式より、次の(3)式が得られる。
sin(θ00)−sin(θ13)=0 ……(3)
すなわち、θ00=θ13となる。従って、波長λaの光線について入射光線の角度θ00と出射光線の角度θ13は等しい。
波長λbの光線について、同様に、波長分散素子122では、次の(4)式が成立する。
sin(θ00)+sin(θ21)=mλb/p1 ……(4)
波長分散素子123では、次の(5)式が成立する。
sin(θ22)+sin(θ23)=mλb/p2 ……(5)
なお、θ00は波長分散素子122への入射角度、θ21は波長分散素子122からの出射角度、θ22は波長分散素子123への入射角度、θ23は波長分散素子123からの出射角度である。
ここで、m=1、p1=p2、θ21=θ22とすると、上記(4)式と(5)式より、次の(6)式が得られる。
sin(θ00)−sin(θ23)=0 ……(6)
すなわち、θ00=θ23となる。従って、波長λbの光線について入射光線の角度θ00と出射光線の角度θ23は等しい。
上記(3)と上記(6)式とから、入射光線の角度と出射光線の角度は波長によらず等しいことがわかる。
従って、光軸光線が水平な収束光が波長分散素子122に入射した場合、波長分散素子123からは、光軸光線が水平で、周辺の収束光線の角度も入射時と同じ回折光が出射されるが、波長分散素子間の光路の違いにより波長によって2つのスポット間隔はY軸方向にhmだけ分離される。
具体例として、λa=0.670μm,p1=p2=1μm,θ00=60度のとき、上記(1)式及び(2)式から、、θ11=−11.30度となる。また、λb=0.660μm,p1=p2=1μm,θ00=60度のとき、上記(4)式及び(5)式から、θ21=−11.89度となる。
波長分散素子122と波長分散素子123のY軸方向に関する間隔hgを50mmとすると、Y軸方向に関するスポット間隔(以下では、「垂直スポット間隔」ともいう)hmは、0.25mmとなる。
空間光変調素子126の基板126aのY軸方向に対する傾斜角度θmが30度のとき、Z軸方向に関する平面ミラー間隔dm(=hm・tan(θm))は、144.3μmとなる(図7参照)。
波長λaの光束の集光位置Aと波長λbの光束の集光位置BのZ軸方向に関する距離(以下では、「水平スポット間隔」ともいう)は、2・dmであり、288.7μmとなる。
平面ミラーで反射された光束は、波長分散素子123及び波長分散素子122を介すると、垂直スポット間隔は0となるが、水平スポット間隔は保持されたまま、レンズ121に入射する。
図8に示されるように、これらの光束は、対物レンズ141により、Z軸方向に関して間隔Sxだけ離れて集光される。レンズ121と対物レンズ141の焦点距離を、それぞれf1、f2とすると、2・dmとSxの関係は、およそ、次の(7)式となる。
Sx=2・dm・(f2/f1) ……(7)
仮に、f1=80mm、f2=3mmとすると、Sx=288.7・(3/80)=10.8μm、となる。
従って、反射スポットA,Bは、対物レンズにより、Z軸方向に関して互いの間隔が10μmだけ離れた位置A´,B´に集光される。
実際には、λaとλbの間に多くの波長スペクトルがあるので、本第1の実施形態のような構成では離散的ではあるが、長さ10μmの線状スポットLSを形成することができる。
図2に戻り、検出系170は、ビームスプリッタ162の−Y側に配置されている。この検出系170は、集光レンズ171、波長分散素子172、及び受光器173を備えている。
集光レンズ171は、ビームスプリッタ162の−Y側に配置され、ビームスプリッタ162で−Y方向に分岐された戻り光束を集光する。
波長分散素子172は、集光レンズ171の−Y側に配置され、集光レンズ171を介した戻り光束の進行方向を波長に応じて変更する。これにより、戻り光束に含まれる第1記録層L1からの反射波長成分(波長成分Q1とする)、第2記録層L2からの反射波長成分(波長成分Q2とする)、及び第3記録層L3からの反射波長成分(波長成分Q3とする)は、互いに異なる位置に集光する。
受光器173は、波長分散素子172を介した戻り光束の集光位置に配置されている。この受光器173は、一例として図9に示されるように、受光面が複数の受光領域(173a、173b、173c、・・・・)に分割されている分割受光素子(あるいは複数の受光素子)を有している。ここでは、戻り光束に含まれる波長成分Q1は受光領域173aで受光され、戻り光束に含まれる波長成分Q2は受光領域173bで受光され、戻り光束に含まれる波長成分Q3は受光領域173cで受光されるように設定されている。従って、受光領域173aの出力信号(光電変換信号)には第1記録層L1に関する情報が含まれ、受光領域173bの出力信号(光電変換信号)には第2記録層L2に関する情報が含まれ、受光領域173cの出力信号(光電変換信号)には第3記録層L3に関する情報が含まれることとなる。各受光領域の出力信号は、それぞれ再生信号処理回路28に供給される。
不図示の駆動系は、対物レンズ141の光軸方向であるフォーカス方向に対物レンズ141を微少駆動するためのフォーカシングアクチュエータ、及びトラッキング方向に対物レンズ141を微少駆動するためのトラッキングアクチュエータを有している。
図1に戻り、再生信号処理回路28は、受光器173の複数の出力信号(複数の光電変換信号)に基づいて、サーボ信号(フォーカスエラー信号やトラックエラー信号など)、アドレス情報、同期情報、及びRF信号などの再生情報を取得する。ここでは、受光領域173aの出力信号に基づいて、第1記録層L1に関する再生情報が取得され、受光領域173bの出力信号に基づいて、第2記録層L2に関する再生情報が取得され、受光領域173cの出力信号に基づいて、第3記録層L3に関する再生情報が取得される。すなわち、再生信号処理回路28では、複数の記録層に関する再生情報をそれぞれほぼ同時に取得することができる。
ここで得られたサーボ信号は制御回路26に出力され、アドレス情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25や駆動制御回路26などに出力される。さらに、再生信号処理回路28は、RF信号に対して復号処理及び誤り検出処理などを行い、誤りが検出されたときには誤り訂正処理を行った後、再生データとして前記バッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。また、再生データに含まれるアドレス情報はCPU40に出力される。
駆動制御回路26は、再生信号処理回路28からのサーボ信号に基づいて、光ピックアップ装置23における駆動系の駆動信号を生成し、光ピックアップ装置23に出力する。これにより、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。また、駆動制御回路26は、CPU40の指示に基づいて、シークモータ21を駆動するための駆動信号、及びスピンドルモータ22を駆動するための駆動信号を生成する。各モータの駆動信号は、それぞれシークモータ21及びスピンドルモータ22に出力される。
バッファRAM34には、光ディスク15に記録するデータ(記録用データ)、及び光ディスク15から再生したデータ(再生データ)などが一時的に格納される。このバッファRAM34へのデータの入出力は、バッファマネージャ37によって管理されている。
エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されている記録用データをバッファマネージャ37を介して取り出し、データの変調及びエラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15の各記録層に対する書き込み信号を生成する。ここで生成された書き込み信号はレーザ制御回路24に出力される。
レーザ制御回路24は、上記書き込み信号に基いて、光ピックアップ装置23における光源111の発光パワーを制御する。
電圧制御回路29は、空間光変調素子126における各平面ミラーのオン・オフ制御を行う。ここでは、一例として図10に示されるように、電源装置29a、平面ミラーM1を「オン状態」及び「オフ状態」とするためのスイッチSw1、平面ミラーM2を「オン状態」及び「オフ状態」とするためのスイッチSw2、平面ミラーM3を「オン状態」及び「オフ状態」とするためのスイッチSw3を有している。
そして、第1記録層L1が対象記録層のときには、スイッチSw1をオンにし、第1記録層L1が対象記録層でないときには、スイッチSw1をオフにする。同様に、第2記録層L2が対象記録層のときには、スイッチSw2をオンにし、第2記録層L2が対象記録層でないときには、スイッチSw2をオフにする。また、第3記録層L3が対象記録層のときには、スイッチSw3をオンにし、第3記録層L3が対象記録層でないときには、スイッチSw3をオフにする。
インターフェース38は、上位装置90(例えば、パソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)、及びUSB(Universal Serial Bus)などの標準インターフェースに準拠している。
フラッシュメモリ39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された各種プログラム、記録ストラテジ、及び光源111の発光特性などが格納されている。
CPU40は、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムに従って前記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータなどをRAM41及びバッファRAM34に保存する。
「記録処理」
次に、上位装置90からユーザデータの記録要求があったときの、光ディスク装置20における処理(記録処理)について図11を用いて説明する。図11のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
上位装置90から記録要求コマンドを受信すると、フラッシュメモリ39に格納されている図11のフローチャートに対応するプログラムの開始アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、記録処理がスタートする。
最初のステップS401では、所定の線速度(又は角速度)で光ディスク15が回転するように駆動制御回路26に指示するとともに、上位装置90から記録要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28及びレーザ制御回路24などに通知する。
また、記録要求コマンドに基づいて記録対象の記録層を特定し、該特定結果を再生信号処理回路28、エンコーダ25、及び電圧制御回路29などに通知する。
なお、ここでは、第1記録層L1と第2記録層L2と第3記録層L3とにユーザデータが記録されるものとする。そこで、電圧制御回路29は、スイッチSw1、スイッチSw2及びスイッチSw3をいずれもオンにする。
次のステップS403では、バッファRAM34に蓄積されている上位装置90からのユーザデータ(記録用データ)を、第1記録層L1に記録するユーザデータ、第2記録層L2に記録するユーザデータ、及び第3記録層L3に記録するユーザデータに分割する。
次のステップS405では、指定アドレスに対応する目標位置近傍に光スポットが形成されるように、駆動制御回路26に指示する。これにより、シーク動作が行なわれる。なお、シーク動作が不要であれば、ここでの処理はスキップされる。
次のステップS407では、記録を許可する。これにより、レーザ制御回路24、エンコーダ25、及び光ピックアップ装置23を介して、光ディスク15の各記録層にユーザデータがそれぞれ記録される。
次のステップS409では、記録が完了したか否かを判断する。完了していなければ、ここでの判断は否定され、所定時間経過後に再度判断する。記録が完了していれば、ここでの判断は肯定され、記録完了を上位装置90に通知し、記録処理を終了する。ここでは、各記録層への記録が同時に行われるため、従来よりも単時間で記録処理を終了することができる。
「再生処理」
次に、上位装置90から再生要求があったときの、光ディスク装置20における処理(再生処理)について図12を用いて説明する。図12のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
上位装置90から再生要求コマンドを受信すると、フラッシュメモリ39に格納されている図12のフローチャートに対応するプログラムの開始アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、再生処理がスタートする。
最初のステップS501では、所定の線速度(又は角速度)で光ディスク15が回転するように駆動制御回路26に指示するとともに、上位装置90から再生要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28及びレーザ制御回路24などに通知する。
また、再生要求コマンドに基づいて再生対象の記録層を特定し、該特定結果を再生信号処理回路28及び電圧制御回路29などに通知する。
なお、ここでは、第1記録層L1と第2記録層L2と第3記録層L3とから再生するものとする。そこで、電圧制御回路29は、スイッチSw1、スイッチSw2及びスイッチSw3をいずれもオンにする。
次のステップS503では、指定アドレスに対応する目標位置近傍に光スポットが形成されるように、駆動制御回路26に指示する。これにより、シーク動作が行なわれる。なお、シーク動作が不要であれば、ここでの処理はスキップされる。
次のステップS505では、再生を許可する。これにより、光ピックアップ装置23及び再生信号処理回路28を介して、光ディスク15の各記録層に記録されているデータがそれぞれ再生される。
次のステップS507では、再生が完了したか否かを判断する。完了していなければ、ここでの判断は否定され、所定時間経過後に再度判断する。再生が完了していれば、ここでの判断は肯定され、ステップS509に移行する。
このステップS509では、第1記録層L1からの再生データと第2記録層L2からの再生データと第3記録層L3からの再生データとを連結し、上位装置90に転送する。そして、再生処理を終了する。ここでは、各記録層からの再生がほぼ同時に行われるため、従来よりも単時間で再生処理を終了することができる。
以上の説明から明らかなように、本第1の実施形態に係る光ディスク装置20では、光ピックアップ装置23によって光ヘッドが構成されている。
そして、波長分散素子122と波長分散素子123とによって第1の光学系が構成され、空間光変調素子126によって第2の光学系が構成され、波長分散素子172によって第3の光学系が構成されている。
また、再生信号処理回路28と、電圧制御回路29と、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、処理装置が実現されている。なお、CPU40によるプログラムに従う処理の少なくとも一部をハードウェアによって実現することとしても良いし、あるいは全てをハードウェアによって実現することとしても良い。
以上説明したように、本第1の実施形態に係る光ピックアップ装置23によると、光ディスク15の3つの記録層に対応する互いに波長が異なる3つの波長成分を含む光束を射出する光源111と、光源111から光束を3つの波長成分毎に分波する2つの波長分散素子(122,123)と、分波された3つの波長成分を電圧制御回路29の指示に応じて個別に変調するとともに、進行方向に関して各波長成分の集光位置を互いに異ならせる空間光変調素子126とを備えている。これにより、3つの波長成分を個別に変調するとともに、進行方向を長手方向とする線状スポットを形成することが可能となる。
そして、変調された3つの波長成分が合波された光束が入射し、変調された3つの波長成分を対応する記録位置にそれぞれ集光する対物レンズ141とを備えている。これにより、光記録媒体の厚さ方向における3つ記録位置に同時に光束を照射することが可能となる。
また、対物レンズを介した光ディスク15からの戻り光束の光路上に配置され、戻り光束を3つの波長成分毎に分波する波長分散素子172と、波長分散素子172で分波された3つの波長成分を個別に受光する複数の受光領域を有する受光器173とを備えている。これにより、3つの記録位置でそれぞれ反射された反射光を個別に検出することが可能となる。
また、複数の光源を用いる必要がないため、光利用効率に優れ、装置の小型化が可能となる。
従って、大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクの厚さ方向における複数の記録位置に同時に光束を照射するとともに、複数の記録位置でそれぞれ反射された複数の反射光を個別に検出することが可能となる。
また、本第1の実施形態に係る光ディスク装置20によると、光ピックアップ装置23を備えているため、結果として、大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクの複数の記録層に同時にアクセスすることが可能となる。
そして、第1記録層L1への記録と第2記録層L2への記録と第3記録層L3への記録とをほぼ同時に行うことができるため、複数の記録層を有する光ディスクへの記録処理を迅速に行うことが可能となる。
また、第1記録層L1からの再生と第2記録層L2からの再生と第3記録層L3からの再生とをほぼ同時に行うことができるため、複数の記録層を有する光ディスクからの再生処理を迅速に行うことが可能となる。
すなわち、信頼性や再現性に優れているピット記録方式での記録速度及び再生速度を向上させることができる。
また、光源から射出される光束の波長範囲が数nmから10数nm程度なので、光ディスクにおける各記録層の記録材料を同一とすることができ、光ディスクのコスト低減を図ることができる。
なお、上記第1の実施形態では、光源が、波長スペクトルにおいて波長λ1、波長λ2、及び波長λ3でピークをもつ光束を射出する光源である場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、前記光源111に代えて、一例として図13に示されるように、波長スペクトルにおいて波長λ1、波長λ2、及び波長λ3で明確なピークをもたない光束を射出する光源を用いても良い。
また、上記第1の実施形態において、前記各波長分散素子としてプリズムあるいはフォトニック結晶を用いても良い。
また、上記第1の実施形態において、光源111から射出される光束の波長スペクトルにおいて、各ピークの高さの違いが大きい場合には、一例として図14に示されるように、各ピークの高さをほぼ等しくするために、前記コリメートレンズ112の+Z側に波長フィルタ113を配置しても良い。この波長フィルタ113は、例えば、前記ピーク2の高さが前記ピーク1及びピーク3の高さよりも高い場合(図3参照)には、一例として図15(A)に示されるように、前記ピーク2の高さを前記ピーク1及びピーク3よりも低くする特性を有している。これにより、波長フィルタ113を透過した光束の波長スペクトルは、一例として図15(B)に示されるように、各ピークの高さがほぼ等しくなる。その結果、記録品質及び信号品質を向上させることができる。なお、波長フィルタ113は、往路の光路上に配置されていれば良い。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態を図16〜図19に基づいて説明する。
この第2の実施形態は、図16に示されるように、前述した第1の実施形態に係る光ピックアップ装置23において、前記変調光学系120に代えて変調光学系120Aを用いるとともに、前記ビームスプリッタ161、及び前記反射ミラー163を省いている点に特徴を有する。従って、以下においては、第1の実施形態との相違点を中心に説明するとともに、前述した第1の実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
変調光学系120Aは、コリメートレンズ112の+Z側に配置されている。この変調光学系120Aは、2個のレンズ(121、127)、4個の波長分散素子(122、123、124、125)、光路長変更板128、空間光変調素子126A、及び偏光板129を有している。
光路長変更板128は、波長分散素子123の+Z側に配置されている。この光路長変更板128は、一例として図17に示されるように、互いに屈折率が異なる3つの領域(128a、128b、128c)を有する透明な平行平板である。ここでは、λ1成分が領域128aに入射し、λ2成分が領域128bに入射し、λ3成分が領域128cに入射するように設定されている。これにより、λ1成分の集光位置、λ2成分の集光位置、及びλ3成分の集光位置は、Z軸方向に関して互いに異なることとなる。
空間光変調素子126Aは、光路長変更板128の+Z側に配置されている。この空間光変調素子126Aは、一例として図18(A)に示されるように、液晶素子であり、分割された3つの液晶セル部(C1、C2、C3)を有している。そして、一例として図18(B)に示されるように、各液晶セル部には、一側の面にそれぞれ透明電極A1,A2,A3が設けられ、他側の面に透明電極A4が設けられている。ここでは、λ1成分が液晶セル部C1に入射し、λ2成分が液晶セル部C2に入射し、λ3成分が液晶セル部C3に入射するように設定されている。
各液晶セル部の透明電極(A1,A2,A3)には、前記電圧制御回路29から個別に電圧が印加される。ここでは、各液晶セル部は、電圧が印加されると透過する光束の偏光方向を90度回転させ(「オン状態」)、電圧が印加されないと透過する光束の偏光方向を変化させない(「オフ状態」)。
波長分散素子124は、空間光変調素子126Aの+Z側に配置され、空間光変調素子126Aを介した光束を−Y方向に回折する。波長分散素子125は、波長分散素子124の−Y側に配置され、波長分散素子124を介した光束を+Z方向に回折する。
空間光変調素子126Aを介した光束は、波長分散素子124、及び波長分散素子125で合波される。
レンズ127は、波長分散素子125の+Z側に配置され、波長分散素子125を介した光束を略平行光とする。
偏光板129は、レンズ127の+Z側に配置されている。この偏光板129は、空間光変調素子126Aで偏光方向が90度回転された光束を透過させ、空間光変調素子126Aで偏光方向が回転されなかった光束を遮光する。
すなわち、空間光変調素子126Aで偏光方向が90度回転された光束は、対物レンズ141に到達し、空間光変調素子126Aで偏光方向が回転されなかった光束は、対物レンズ141に到達しないこととなる。従って、各液晶セル部への印加電圧のオン・オフによって、対物レンズ141に向かう光のオン・オフ変調を行なうことができる。
そして、偏光板129を透過した光束は、前記ビームスプリッタ162に入射する。
電圧制御回路29は、一例として図19に示されるように、電源装置29a、液晶セル部C1を「オン状態」及び「オフ状態」とするためのスイッチSw1、液晶セル部C2を「オン状態」及び「オフ状態」とするためのスイッチSw2、液晶セル部C3を「オン状態」及び「オフ状態」とするためのスイッチSw3を有している。
そして、第1記録層L1が対象記録層のときには、スイッチSw1をオンにし、第1記録層L1が対象記録層でないときには、スイッチSw1をオフにする。同様に、第2記録層L2が対象記録層のときには、スイッチSw2をオンにし、第2記録層L2が対象記録層でないときには、スイッチSw2をオフにする。また、第3記録層L3が対象記録層のときには、スイッチSw3をオンにし、第3記録層L3が対象記録層でないときには、スイッチSw3をオフにする。
以上の説明から明らかなように、本第2の実施形態では、光路長変更板128と空間光変調素子126Aと偏光板129とによって第2の光学系が構成されている。
また、波長分散素子124と波長分散素子125とによって第4の光学系が構成されている。
以上説明したように、本第2の実施形態に係る光ピックアップ装置23によると、光ディスク15の3つの記録層に対応する互いに波長が異なる3つの波長成分を含む光束を射出する光源111と、光源111から光束を3つの波長成分毎に分波する2つの波長分散素子(122,123)と、3つの波長成分の光路長を互いに異なるものとする光路長変更板128と、該光路長変更板128を介した光束が入射し、電圧制御回路29の指示に応じて3つの波長成分の偏光方向を個別に変更することができる空間光変調素子126Aと、該空間光変調素子126Aを介した光束が入射する偏光板129とを備えている。これにより、第1の実施形態に係る光ピックアップ装置23と同様に、3つの波長成分を個別に変調するとともに、進行方向を長手方向とする線状スポットを形成することが可能となる。
従って、第1の実施形態に係る光ピックアップ装置23と同様な効果を得ることができる。
また、各レンズ(121,129)の焦点距離、及び各波長分散素子(122〜125)の格子ピッチを個別に変えることができるので、液晶セル部の間隔、線状スポットの長さ、線状スポットの波長分布などを決める設計パラメータが増加し、最適な構成を実現できる。
そして、本第2の実施形態に係る光ディスク装置20によると、第1の実施形態に係る光ディスク装置20と同様な効果を得ることができる。
なお、前記光路長変更板128に代えて、一例として図20に示されるように、液晶位相補正素子128A、あるいは、一例として図21に示されるように、部分的に厚さの異なる透明段差板128Bを用いても良い。
なお、上記各実施形態では、光ディスクの記録層が3層の場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記各実施形態では、1つの記録層に3次元的に情報が記録される光ディスクに対しても同様にして情報の記録及び再生を行うことができる。
また、上記各実施形態では、光ディスクが情報の書き換えが可能な光ディスクであっても良い。この場合には、複数の記録層に記録されている情報をほぼ同時に消去することができるため、情報の消去を従来よりも高速に行うことが可能である。
また、上記各実施形態において、前記電圧制御回路29が光ピックアップ装置に含まれていても良い。
《第3の実施形態》
次に、本発明の第3の実施形態を図22に基づいて説明する。図22には、本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置10の概略構成が示されている。
この情報処理装置10は、主制御装置92、前記第1の実施形態あるいは第2の実施形態に係る光ディスク装置20、ハードディスク装置(HDD)94、入力装置95、表示装置96、及びドライブインターフェース97などを備えている。
HDD94は、ハードディスク94bと、該ハードディスク94bを駆動するための駆動装置94aなどから構成されている。
表示装置96は、例えばCRT、液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)などを用いた表示部(図示省略)を備え、主制御装置92から指示された各種情報を表示する。
入力装置95は、例えばキーボード、マウス、タブレット、ライトペン及びタッチパネルなどのうち少なくとも1つの入力媒体(図示省略)を備え、ユーザから入力された各種情報を主制御装置92に通知する。なお、入力媒体からの情報はワイヤレス方式で入力されても良い。また、表示装置96と入力装置95とが一体化されたものとして、例えばタッチパネル付きLCDなどがある。
ドライブインターフェース97は、主制御装置92と、光ディスク装置20及びHDD94との双方向のインターフェースであり、前記光ディスク装置20のインターフェース38と同じ標準インターフェースに準拠している。
このように構成される情報処理装置10において、ユーザが、入力装置95を介して、光ディスク15に対する再生要求を入力すると、主制御装置92は、再生要求コマンドを光ディスク装置20に送信する。
光ディスク装置20は、再生要求コマンドを受信すると、上記再生処理を行う。
主制御装置92は、光ディスク装置20からの再生結果を表示装置96の表示部に表示する。
また、ユーザが、入力装置95を介して、光ディスク15に対する記録要求を入力すると、主制御装置92は、記録要求コマンド及び記録用データを光ディスク装置20に送信する。
光ディスク装置20は、記録要求コマンドを受信すると、上記記録処理を行う。
主制御装置92は、光ディスク装置20での記録結果を表示装置96の表示部に表示する。
以上説明したように、本第3の実施形態に係る情報処理装置10によると、大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクの複数の記録層に同時にアクセスすることができる光ディスク装置20を備えているため、結果として、大型化及び高コスト化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクに対する高速アクセスが可能となる。
以上説明したように、本発明の光学ヘッドによれば、大型化及び高コスト化を招くことなく、光記録媒体の厚さ方向における複数の記録位置に同時に光束を照射するとともに、複数の記録位置でそれぞれ反射された複数の反射光を個別に検出するのに適している。本発明の光ディスク装置によれば、大型化及び高コスト化を招くことなく、光記録媒体の厚さ方向における複数の記録位置に同時にアクセスするのに適している。また、本発明の情報処理装置によれば、大型化及び高コスト化を招くことなく、厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体に対するアクセス速度を向上させるのに適している。
本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図1における光ピックアップ装置を説明するための図である。 光源から射出される光束の波長スペクトルを説明するための図である。 図4(A)及び図4(B)は、それぞれ図2における空間光変調素子を説明するための図である。 線状スポットを説明するための図である。 変調光学系の作用を説明するための図(その1)である。 変調光学系の作用を説明するための図(その2)である。 変調光学系の作用を説明するための図(その3)である。 受光器を説明するための図である。 電圧制御回路を説明するための図である。 上位装置から記録要求を受信したときの図1の光ディスク装置での処理を説明するためのフローチャートである。 上位装置から再生要求を受信したときの図1の光ディスク装置での処理を説明するためのフローチャートである。 光源から射出される光束の波長スペクトルの他の例を説明するための図である。 光出力装置の変形例を説明するための図である。 図15(A)及び図15(B)は、それぞれ図14における波長フィルタを説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ピックアップ装置を説明するための図である。 図16における光路長変更板の例1を説明するための図である。 図18(A)及び図18(B)は、それぞれ図16における空間光変調素子を説明するための図である。 図18(A)及び図18(B)の空間光変調素子に対応する電圧制御回路を説明するための図である。 図16における光路長変更板の例2を説明するための図である。 図16における光路長変更板の例3を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10…情報処理装置、15…光ディスク(光記録媒体)、20…光ディスク装置、23…光ピックアップ装置(光ヘッド)、28…再生信号処理回路(処理装置の一部)、29…電圧制御回路(処理装置の一部)、40…CPU(処理装置の一部)、92…主制御装置、111…光源、122,123…波長分散素子(第1の光学系)、124,125…波長分散素子(第4の光学系)、126…空間光変調素子(第2の光学系、反射型分割ミラー素子)、126A…空間光変調素子(第2の光学系、透過型液晶素子)、126a…基板、128…光路長変更板、129…偏光板、141…対物レンズ、172…波長分散素子(第3の光学系)、173…受光器(光検出器)、M1〜M3…平面ミラー。

Claims (10)

  1. 厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体に光束を照射し、前記光記録媒体からの戻り光束を受光する光学ヘッドであって、
    前記複数の記録位置にそれぞれ対応する互いに波長が異なる複数の波長成分を含む光束を射出する光源と;
    前記光源から光束を前記複数の波長成分毎に分波する第1の光学系と;
    前記第1の光学系で分波された複数の波長成分を外部装置の指示に応じて個別に変調するとともに、進行方向に関して各波長成分の集光位置を互いに異ならせる第2の光学系と;
    前記変調された複数の波長成分が合波された光束が入射し、前記変調された複数の波長成分を対応する記録位置にそれぞれ集光する対物レンズと;
    前記対物レンズを介した前記光記録媒体からの戻り光束の光路上に配置され、前記戻り光束を前記複数の波長成分毎に分波する第3の光学系と;
    前記第3の光学系で分波された複数の波長成分を個別に受光する複数の受光領域を有する光検出器と;を備える光学ヘッド。
  2. 前記第2の光学系は、基板と、該基板上に前記複数の波長成分に対応して複数配置され、外部装置の指示に応じて個別に前記基板に対する姿勢を変更することができる平面ミラーとを有する反射型分割ミラー素子を有し、
    前記基板は、前記複数の波長成分の前記第1の光学系からの光路長が互いに異なるように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の光学ヘッド。
  3. 前記反射型分割ミラー素子で、前記第1の光学系に向けて反射された前記複数の波長成分は、前記第1の光学系で合波されることを特徴とする請求項2に記載の光学ヘッド。
  4. 前記第2の光学系は、前記複数の波長成分の前記第1の光学系からの光路長を互いに異なるものとする光路長変更板と、該光路長変更板を介した光束が入射し、外部装置の指示に応じて複数の波長成分の偏光方向を個別に変更することができる透過型液晶素子と、該透過型液晶素子を介した光束が入射する偏光板とを有することを特徴とする請求項1に記載の光学ヘッド。
  5. 前記透過型液晶素子を介した光束を合波する第4の光学系を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の光学ヘッド。
  6. 前記第4の光学系は、複数の波長分散素子を有することを特徴とする請求項5に記載の光学ヘッド。
  7. 前記第1の光学系は、複数の波長分散素子を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学ヘッド。
  8. 前記第3の光学系は、波長分散素子を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学ヘッド。
  9. 厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体に対して、情報の記録、再生、及び消去のうち少なくとも再生を行なう光ディスク装置であって、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学ヘッドと;
    前記光学ヘッドの光検出器の出力信号を用いて情報の再生を行う処理装置と;を備える光ディスク装置。
  10. 厚さ方向に複数の記録位置を有する光記録媒体にアクセス可能な情報処理装置であって、
    請求項9に記載の光ディスク装置と;
    前記光ディスク装置を制御する主制御装置と;を備える情報処理装置。
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