JP4336222B2 - 光ヘッド装置、並びにこれを用いた光情報装置、コンピュータ、光ディスクプレーヤー、カーナビゲーションシステム、光ディスクレコーダー及び光ディスクサーバー - Google Patents
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Description
従来以上の高密度の記憶容量を持つ光ディスクの開発が進んでいる。高密度化のアプローチとしては、光ディスク上へ光ビームを微小に絞る集光光学系の光ディスク側開口数(NA)を大きくすることが検討されている。その際、問題となるのが光軸の傾き(いわゆるチルト)による収差の発生量の増大である。NAを大きくすると、チルトに対して発生する収差量が大きくなる。これを防ぐためには、光ディスクの基板の厚み(基材厚)を薄くすれば良い。
図1は本発明の実施の形態1における光ヘッド装置を示す線図的説明図である。図1において、1は波長λ1(390nm〜415nm:標準的には405nmぐらいなので、以下、390nm〜415nmの波長を総称して405nmと呼ぶ)のレーザー光を出射するレーザー光源、20は波長λ2(630nm〜680nm:標準的には660nmを使われることが多いので、以下、630nm〜680nmの波長を総称して660nmと呼ぶ)のレーザー光を出射するレーザー光源、23は波長λ3(770nm〜810nm:標準的には790nmを使われることが多いので、以下、770nm〜810nmの波長を総称して790nmと呼ぶ)のレーザー光を出射する半導体レーザー光源と光検出器とホログラムをハイブリッドに一体集積化した赤外レーザーとホログラム及び光検出器(以下赤外光ユニットと呼ぶ)、14は対物レンズ、24は赤外ユニット23から出射された赤外光を略収束させたのちに対物レンズ14へ導き、光ディスク11の情報記録面上に再び収束させるリレーレンズ、8はコリメートレンズ(第1の凸レンズ)である。12は光軸を折り曲げる立ち上げミラー。9は基材厚みt1が約0.1mm(以下、0.06mm〜0.11mmの基材厚を約0.1mmと呼ぶ)あるいはより薄い基材厚みで、波長λ1の光ビームによって記録・再生をされる第3世代の光ディスクである。10は基材厚みt2が約0.6mm(0.54mm〜0.65mmの基材厚を以下、約0.6mmと呼ぶ)で、波長λ2の光ビームによって記録・再生をされるDVD等第2世代の光ディスクである。11は基材厚みt3が約1.2mmで、波長λ3の光ビームによって記録・再生をされるCD等第1世代の光ディスクである。光ディスク9、10および11は、光の入射面から記録面までの基材のみを図示している。実際には、機械的強度を補強し、外形厚みを1.2mmにするため、保護板と張り合わせを行う。例えば、光ディスク10は、厚み0.6mmの保護材と張り合わせる。光ディスク9は厚み1.1mmの保護材と張り合わせる。本発明の図面では、簡単のため、保護材は省略する。
h1=λ1/(nb−1)×2=1.53μmとなる。
(式1)に示すように、1段の段差haが波長λ1の光に対して波長λ1の5倍の光路長の差を生じさせる。言い換えると、10πラジアンの位相差を生じさせるように段差haを設定する。
ha=3819nm …(式2)、
となる。
L=ha×(nr−1)≒3×λ2 …(式3)、
である。
さらに、本発明の光ヘッド装置を用いた光情報装置67の実施例を図6に示す。図6において光ディスク9(あるいは10または11、以下同じ)は、ターンテーブル82に乗せられ、モーター64によって回転される。前述した実施の形態1に示した光ヘッド装置55は、光ディスク9において所望の情報が存在するトラックの上まで、光ヘッド装置の駆動装置51によって粗動される。
実施の形態2で前述した光情報装置67を具備した実施の形態3に係るコンピューター100を示す。
実施の形態2に記した光情報装置67を具備した光ディスクプレーヤー121の実施の形態を図8を用いて示す。
実施の形態2で前述した光情報装置67を具備した、光ディスクレコーダー110の実施の形態を下記に示す。
図10を用いて実施の形態6を説明する。図10において光情報装置67は実施の形態2で前述した光情報装置である。また、入出力端子69は光情報装置67に記録する情報を取り込んだり、光情報装置67によって読み出した情報を外部に出力する有線または無線の入出力端子である。これによって、ネットワーク、すなわち、複数の機器、例えば、コンピューター、電話、テレビチューナー、などと情報をやりとりし、これら複数の機器から共有の情報サーバー(光ディスクサーバー)、として利用することが可能となる。異なる種類の光ディスクを安定に記録あるいは再生できるので、広い用途に使用できる効果を有するものとなる。情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置81を備えてもよい。
2 ビーム整形素子
3,22 3ビーム格子
4,16 ビームスプリッター
5 1/4波長板
6 集光レンズ
7 光検出器
8 コリメートレンズ
9,10 光ディスク
13 ホログラム
14 対物レンズ
15 駆動手段
24 リレーレンズ
33 光検出器
51 光ヘッド装置の駆動装置
53 電気回路
55 光ヘッド装置
61 出力装置
64 演算装置
65 入力装置
66 デコーダー
67 光情報装置
68 エンコーダー
69 入出力端子
77 光ディスクプレーヤー(またはカーナビゲーションシステム)
100 コンピューター
110 光ディスクレコーダー
130 光ディスクサーバー
Claims (13)
- 青色の光ビームを出射する青色レーザー光源と、
赤色の光ビームを出射する赤色レーザー光源と、
赤外の光ビームを出射する赤外レーザー光源と、
光ビームを受けて光ディスクの記録面上へ微小スポットに集光する対物レンズとを具備し、
前記微小スポットの球面収差を制御する球面収差補正素子を前記青色の光ビームと前記赤色の光ビームの共通の光路内に具備し、
前記球面収差補正素子は光軸方向に移動可能なコリメートレンズであって、
前記青色の光ビームを厚さt1の透明基材を有する第1の光情報媒体の記録面上に前記厚さt1の透明基材を通して集光し、
前記赤色の光ビームを厚さt2の透明基材を有する第2の光情報媒体の記録面上に前記厚さt2の透明基材を通して集光し、
前記赤外の光ビームを厚さt3の透明基材を有する第3の光情報媒体の記録面上に前記厚さt3の透明基材を通して集光し、
t3はt2とt1のいずれよりも厚く、
前記青色の光ビームと前記赤色の光ビームを集光した微小スポットの球面収差を前記球面収差補正素子によって制御し、
前記赤外レーザー光源と前記対物レンズとの間にはリレーレンズを配置し、
前記赤外レーザー光源から出射される前記赤外の光ビームは前記リレーレンズによって略収束された後に再度拡散しながら前記対物レンズに入射し、前記対物レンズによって約1.2mmの透明基材を通して光ディスクの記録面上へ微小スポットに集光し、
前記リレーレンズは光軸から離れた外周部に球面収差を付加して構成し、前記球面収差によって、軸外収差を補正することを特徴とする光ヘッド装置。 - 前記リレーレンズと前記赤外の光ビームの発光点との間の距離よりも、前記リレーレン
ズと前記赤外の光ビームの発光点とは反対側の収束点との間の距離の方が短い請求項1に記載の光ヘッド装置。 - 前記リレーレンズと前記対物レンズとの間に、前記赤外の光ビームと、より短波長の光ビームとを分離するダイクロイック素子をさらに具備する請求項1に記載の光ヘッド装置
。 - 前記リレーレンズと前記対物レンズとの間に配置する前記ダイクロイック素子に設けられた平行平板の表面には、前記赤外の光ビームと、より短波長の光ビームとを分離するダイクロイック膜が形成されている請求項3に記載の光ヘッド装置。
- 前記平行平板の厚みは、1mm以下である請求項4に記載の光ヘッド装置。
- 前記ダイクロイック素子は、前記青色の光ビームが略平行光束となる位置に配置される請求項3に記載の光ヘッド装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の光ヘッド装置と、
光ディスクを回転するモーターとを具備する光情報装置。 - 前記光ディスクの種類を判別して、基材厚が0.6mmの光ディスクに対しては前記コリメートレンズを前記赤色レーザー光源側に移動することを特徴とする請求項7に記載の光情報装置。
- 請求項7又は8に記載の光情報装置と、
情報を入力するための入力装置あるいは入力端子と、
前記入力装置から入力された情報や前記光情報装置から再生された情報に基づいて演算を行う演算装置と、
前記入力装置から入力された情報や前記光情報装置から再生された情報や、前記演算装置によって演算された結果を表示あるいは出力するための出力装置あるいは出力端子とを備えたコンピュータ。 - 請求項7又は8に記載の光情報装置と、
前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する情報から画像へのデコーダーとを有する光ディスクプレーヤー。 - 請求項7又は8に記載の光情報装置と、
前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する情報から画像へのデコーダーとを有するカーナビゲーションシステム。 - 請求項7又は8に記載の光情報装置と、
画像情報を前記光情報装置によって記録する情報に変換する画像から情報へのエンコーダーとを有する光ディスクレコーダー。 - 請求項7又は8に記載の光情報装置と、
外部との情報のやりとりを行う入出力端子とを備えた光ディスクサーバー。
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