JP2009163572A - 情報配信サーバ、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報配信サーバが高負荷処理を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置において、例えば、コンテンツを不都合なく再生することができる情報配信サーバ、およびプログラムを提供する。
【解決手段】情報配信サーバ3は、動作予定情報記録部35に記録された動作予定情報と、現在時刻とを比較することにより、現在時刻から情報配信サーバ3が所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出し、算出した処理可能時間内に、フォーマット変換部33がフォーマットの変換処理を終了するか否かを判定する変換終了判定部38と、オリジナルのフォーマットと、フォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報に基づいて、クライアント装置2で実行可能なフォーマットを指定するためのリスト情報を生成するリスト情報生成部41とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバ、およびプログラムに関し、特に、クライアント装置から要求があった場合に、コンテンツ記録部に記録されたコンテンツを読み出し、読み出したコンテンツのフォーマットを、クライアント装置からの要求に従って動的に変換可能な情報配信サーバ、およびプログラムに関する。
近年、FTTH(Fiber To The Home)やADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)の普及により、ユーザが高速なインターネット回線を安価に利用できるようになってきた。このため、インターネット上で、ユーザ同士が気軽に大容量のコンテンツを共有することができるようになってきている。例えば、各々のクライアント装置は、インターネットを介して情報配信サーバにアクセスすることにより、情報配信サーバのコンテンツ記録部に記録されたコンテンツを読み出す。これにより、コンテンツ記録部に記録されたコンテンツは、各々のクライアント装置において利用(共有)することができる(例えば、特許文献1〜4参照)。例えば、コンテンツが動画像であれば、各々のクライアント装置においてコンテンツ(動画像)を再生することができる。なお、以下では、コンテンツは動画像であるものとする。
ここで、コンテンツを再生するクライアント装置は、通常のパーソナルコンピュータ以外に、例えば、CE機器、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話等、多種多様な装置が考えられる。すなわち、各々のクライアント装置は、再生することができるコンテンツのフォーマットがそれぞれ異なっている。このため、コンテンツ記録部に、同一のコンテンツに対して、フォーマットの異なる複数のコンテンツを予め記録していた。そして、クライアント装置は、フォーマットの異なる複数のコンテンツの中から、自機器(クライアント装置)で再生することができるフォーマットのコンテンツを取得する。これにより、多種多様なクライアント装置のうちどのクライアント装置であっても、コンテンツを再生することができる。
しかしながら、情報配信サーバのコンテンツ記録部に、同一のコンテンツに対して、フォーマットの異なる複数のコンテンツを予め記録しておく必要があるため、コンテンツ記録部へ記録すべき情報量は膨大になる。ここで、ホームネットワーク(家庭内LAN)においては、情報配信サーバは、通常のパーソナルコンピュータである場合が多く、情報配信サーバのHDD(Hard Disk Drive)の容量の有効活用が望まれている。このため、情報配信サーバのコンテンツ記録部に、フォーマットの異なる複数のコンテンツを予め記録しておく方法では、情報配信サーバのHDDの容量の有効活用という観点からは好ましくない。
そこで、DLNA(Digital Living Network Alliance)が定めるホームネットワークにおいては、次の処理を行うことにより、上記の問題を解決している。すなわち、情報配信サーバのコンテンツ記録部には、オリジナルのフォーマットからなるコンテンツのみを記録しておく。情報配信サーバは、クライアント装置から要求があった場合に、コンテンツ記録部に記録されたコンテンツを読み出し、読み出したコンテンツのフォーマットを、クライアント装置からの要求に従って動的に変換する。情報配信サーバは、変換したフォーマットのコンテンツを、クライアント装置へ送信する。これにより、コンテンツ記録部へ記録すべき情報量を抑えつつ、多種多様なクライアント装置のうちどのクライアント装置であっても、コンテンツを再生することができる。
特開2002−297495号公報 特開2004−153777号公報 特開2007−188259号公報 特開2006−277695号公報
ところで、情報配信サーバがフォーマットの変換処理を実行した場合、当該情報配信サーバに生じる負荷は大きくなる。具体的には、フォーマットの種類にもよるが、情報配信サーバに生じる負荷は、情報配信サーバのリソース(CPU、メモリ等)をほぼ全て占有してしまう程度の負荷となる。
また、上述したように、ホームネットワークにおいては、情報配信サーバは、通常のパーソナルコンピュータである場合が多く、情報配信サーバ上で、例えば、文章作成ソフト、セキュリティソフト、3Dゲーム等が実行される場合がある。また、情報配信サーバ上で、例えば、地上デジタル放送の番組の視聴や録画等が行われる場合がある。ここで、地上デジタル放送の番組の録画や3Dゲーム等は、情報配信サーバにおいて高精細なデータをリアルタイムで処理する必要があるため、情報配信サーバに生じる負荷は大きくなる。
このため、例えば、情報配信サーバが、地上デジタル放送の番組の録画等の高負荷処理を実行中に、フォーマットの変換処理を実行すると、情報配信サーバの処理能力を超えてしまう可能性が高い。そのため、フォーマットの変換処理が途中で失敗する等といった不都合が生じ得る。この結果、クライアント装置において、コンテンツを再生することができないという問題を生じる。また、情報配信サーバにおいて、地上デジタル放送の番組の視聴が中断する、地上デジタル放送の番組の録画が失敗する等といった不都合も生じ得る。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報配信サーバが高負荷処理を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置において、例えば、コンテンツを不都合なく再生することができる情報配信サーバ、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における情報配信サーバは、クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバにおいて、第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部と、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換部と、前記フォーマット変換部により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信部と、当該情報配信サーバが所定の開始時刻から所定の動作の実行を開始する予定であることを示す動作予定情報を記録する動作予定情報記録部と、前記動作予定情報と現在時刻とを比較することにより、現在時刻から当該情報配信サーバが所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出し、算出した処理可能時間内に、前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を終了するか否かを判定する変換終了判定部と、前記第1のフォーマットと、前記変換終了判定部によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成部と、前記通知情報生成部により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信部と、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信部とを備え、前記フォーマット変換部は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する。
本発明の情報配信サーバによれば、動作予定情報記録部には、情報配信サーバが所定の開始時刻から所定の動作の実行を開始する予定であることを示す動作予定情報が記録される。変換終了判定部は、動作予定情報と現在時刻とを比較することにより、現在時刻から情報配信サーバが所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出する。変換終了判定部は、算出した処理可能時間内に、フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を終了するか否かを判定する。通知情報生成部は、第1のフォーマットと、変換終了判定部によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報に基づいて、クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する。通知情報送信部は、生成された通知情報をクライアント装置へ送信する。要求情報受信部は、クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、通知情報に対する回答としてクライアント装置から受信する。
フォーマット変換部は、要求情報が示すフォーマットと、第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、第1のフォーマットを、要求情報が示すフォーマットに変換する。すなわち、フォーマット変換部によるフォーマットの変換処理は、処理可能時間内に終了する。このため、情報配信サーバにおいて、動作予定情報が示す所定の動作と、フォーマット変換部によるフォーマットの変換処理とが同時に実行されることがない。この結果、情報配信サーバは、動作予定情報が示す所定の動作を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置において、例えば、コンテンツを不都合なく再生することができる。
上記目的を達成するために本発明における情報配信サーバは、クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバにおいて、第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部と、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換部と、前記フォーマット変換部により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信部と、前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行することによって当該情報配信サーバに生じる負荷の度合いを示す負荷情報を、フォーマット毎に記録する負荷情報記録部と、前記負荷情報が示す負荷の度合いが低くなるに従って高い推奨度をフォーマットに対して割り当てていくことにより、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成部と、前記通知情報生成部により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信部と、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信部とを備え、前記フォーマット変換部は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する。
本発明の情報配信サーバによれば、負荷情報記録部には、フォーマット毎に負荷情報が記録される。なお、負荷情報は、フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行することによって当該情報配信サーバに生じる負荷の度合いを示す。通知情報生成部は、負荷情報が示す負荷の度合いが低くなるに従って高い推奨度をフォーマットに対して割り当てていくことにより、クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する。なお、推奨度は、クライアント装置のユーザに指定して欲しいフォーマットの順位を示す。通知情報送信部は、生成された通知情報をクライアント装置へ送信する。要求情報受信部は、クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、通知情報に対する回答としてクライアント装置から受信する。
フォーマット変換部は、要求情報が示すフォーマットと、第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、第1のフォーマットを、要求情報が示すフォーマットに変換する。すなわち、要求情報が示すフォーマットが奨励度の高いフォーマットであれば、フォーマット変換処理による情報配信サーバの負荷は小さくなる。このため、情報配信サーバにおいて、高負荷処理と、フォーマット変換部によるフォーマットの変換処理とが同時に実行された場合であっても、情報配信サーバは、高負荷処理を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置において、例えば、コンテンツを不都合なく再生することができる。
上記目的を達成するために本発明における情報配信サーバは、クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバにおいて、第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部と、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換部と、前記フォーマット変換部により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信部と、少なくとも前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行中に、当該情報配信サーバに生じる負荷を計測し、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する負荷計測部と、前記計測値記録部に記録された計測値が閾値以上であるか否かを判定する負荷判定部と、前記負荷判定部により計測値が閾値以上であると判定された場合に、当該情報配信サーバに生じる負荷が当該閾値未満になるようなフォーマットを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成部と、前記通知情報生成部により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信部と、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信部とを備え、前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行中に、前記要求情報受信部により要求情報が受信された場合に、前記フォーマット変換部は、当該フォーマットの変換処理を停止し、かつ、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する変換処理を開始する。
本発明の情報配信サーバによれば、負荷計測部は、少なくともフォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行中に、情報配信サーバに生じる負荷を計測する。負荷計測部は、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する。通知情報生成部は、負荷判定部により計測値が閾値以上であると判定された場合に、情報配信サーバに生じる負荷が当該閾値未満になるようなフォーマットを示すフォーマット情報に基づいて、クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する。通知情報送信部は、生成された通知情報をクライアント装置へ送信する。要求情報受信部は、クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、通知情報に対する回答としてクライアント装置から受信する。
フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行中に、要求情報が受信された場合に、フォーマット変換部は、当該フォーマットの変換処理を停止する。フォーマット変換部は、要求情報が示すフォーマットと、第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、第1のフォーマットを、要求情報が示すフォーマットに変換する変換処理を開始する。なお、フォーマット変換部は、フォーマットの変換処理を停止した後にフォーマットの変換処理を開始してもよいし、フォーマットの変換処理を開始した後にフォーマットの変換処理を停止してもよい。すなわち、フォーマット変換部は、負荷の高いフォーマット変換処理から負荷の低いフォーマット変換処理に切り替える。このため、フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行中に、高負荷処理によって情報配信サーバの負荷が閾値以上になった場合であっても、情報配信サーバは、負荷の高いフォーマット変換処理から負荷の低いフォーマット変換処理に切り替えるので、当該高負荷処理を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置において、例えば、コンテンツを不都合なく再生し続けることができる。
上記目的を達成するために本発明におけるプログラムは、クライアント装置とアクセス可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部に記録された当該コンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換処理と、前記フォーマット変換処理により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信処理と、前記コンピュータが所定の開始時刻から所定の動作の実行を開始する予定であることを示す動作予定情報を記録する動作予定情報記録部に記録された当該動作予定情報と、現在時刻とを比較することにより、現在時刻から前記コンピュータが所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出し、算出した処理可能時間内に、前記フォーマット変換処理がフォーマットの変換処理を終了するか否かを判定する変換終了判定処理と、前記第1のフォーマットと、前記変換終了判定処理によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成処理と、前記通知情報生成処理により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信処理と、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信処理とを前記コンピュータに実行させ、前記フォーマット変換処理は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する。
上記目的を達成するために本発明におけるプログラムは、クライアント装置とアクセス可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部に記録された当該コンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換処理と、前記フォーマット変換処理により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信処理と、前記フォーマット変換処理がフォーマットの変換処理を実行することによって前記コンピュータに生じる負荷の度合いを示す負荷情報を、フォーマット毎に記録する負荷情報記録部に記録された当該負荷情報が示す負荷の度合いが低くなるに従って高い推奨度をフォーマットに対して割り当てていくことにより、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成処理と、前記通知情報生成処理により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信処理と、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信処理とを前記コンピュータに実行させ、前記フォーマット変換処理は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する。
上記目的を達成するために本発明におけるプログラムは、クライアント装置とアクセス可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部に記録された当該コンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換処理と、前記フォーマット変換処理により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信処理と、少なくとも前記フォーマット変換処理がフォーマットの変換処理を実行中に、前記コンピュータに生じる負荷を計測し、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する負荷計測処理と、前記計測値記録部に記録された計測値が閾値以上であるか否かを判定する負荷判定処理と、前記負荷判定処理により計測値が閾値以上であると判定された場合に、前記コンピュータに生じる負荷が当該閾値未満になるようなフォーマットを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成処理と、前記通知情報生成処理により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信処理と、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信処理とを前記コンピュータに実行させ、前記フォーマット変換処理がフォーマットの変換処理を実行中に、前記要求情報受信処理により要求情報が受信された場合に、前記フォーマット変換処理は、当該フォーマットの変換処理を停止し、かつ、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する変換処理を開始する。
なお、本発明におけるプログラムは、上記の情報配信サーバと同様の効果を得る。
以上のように、本発明の情報配信サーバ、およびプログラムは、情報配信サーバが高負荷処理を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置において、例えば、コンテンツを不都合なく再生することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態において、前記通知情報生成部は、前記第1のフォーマットに対して最も高い推奨度を割り当て、かつ、前記負荷情報が示す負荷の度合いが最も低いフォーマットから順に、前記第1のフォーマットに対して割り当てた最も高い推奨度の次に高い推奨度から順に推奨度を割り当てていくことにより、前記通知情報を生成する態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、通知情報生成部は、フォーマット変換部においてフォーマットの変換処理が不要な第1のフォーマットに対して最も高い推奨度を割り当てる。通知情報生成部は、負荷情報が示す負荷の度合いが最も低いフォーマットから順に、第1のフォーマットに対して割り当てた最も高い推奨度の次に高い推奨度から順に推奨度を割り当てていく。これにより、通知情報生成部は、通知情報を生成することができる。
本発明の実施形態において、前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行することによって当該情報配信サーバに生じる負荷を計測し、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する負荷計測部と、前記計測値記録部に記録された計測値に基づいて、前記負荷情報記録部に記録された負荷情報を更新する負荷情報更新部とをさらに備える態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、負荷計測部は、フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行することによって情報配信サーバに生じる負荷を計測する。負荷計測部は、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する。負荷情報更新部は、計測値記録部に記録された計測値に基づいて、負荷情報記録部に記録された負荷情報を更新する。これにより、通知情報更新部は、実際の情報配信サーバの状況に応じて、フォーマットに対して適切な奨励度を割り当てることができる。
以下、本発明のより具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施形態に係るネットワークシステム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係るネットワークシステム1は、クライアント装置2、および情報配信サーバ3を備えている。クライアント装置2と情報配信サーバ3とは、ネットワークNを介して互いに接続されている。ネットワークNは、例えば、ホームネットワーク(家庭内LAN)であって、クライアント装置2と情報配信サーバ3とは、UPnP(Universal Plug and Play)-AV、およびDLNA(Digital Living Network Alliance)が定める仕様に従って、相互に通信できる。なお、ネットワークNは、ホームネットワークの代わりに、インターネット、イーサネット(登録商標)、無線LAN等であってもよい。
クライアント装置2および情報配信サーバ3は、パーソナルコンピュータ、CE機器、PDA、携帯電話、PHS、プリンタ、テレビ、録画装置、再生装置、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、空調機、デジタルカメラ等の装置である。本実施形態においては、クライアント装置2は、動画像を再生する機能を備えたパーソナルコンピュータであるものとする。また、情報配信サーバ3は、地上デジタル放送の番組を受信し、受信した地上デジタル放送の番組を録画する録画装置であるものとする。
図1では、説明の簡略化のために、クライアント装置2、および情報配信サーバ3を1台ずつ図示したが、ネットワークシステム1を構成するクライアント装置2、および情報配信サーバ3の数は任意である。また、ネットワークシステム1上に、他のクライアント装置、各種のサーバ(Webサーバ、メールサーバ、ホームページサーバ、プロキシサーバ、DNSサーバ、DHCPサーバ、認証サーバ等)が存在していてもよい。
クライアント装置2は、情報送受信部21、情報制御部22、表示部23、および入力部24を備えている。ここで、上記の情報送受信部21、情報制御部22、表示部23、および入力部24の各機能は、コンピュータが備えるCPU等の演算装置が所定のプログラムを実行することによって実現される。したがって、上記の各機能をコンピュータで実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も本発明の一実施態様である。
情報送受信部21は、リスト情報またはコンテンツを、ネットワークNを介して情報配信サーバ3から受信する。なお、リスト情報(通知情報)は、クライアント装置2で実行可能なフォーマットを指定するための情報を示す。コンテンツは、静止画像、動画像、音楽、文章、あるいはそれらの組み合わせを意味するが、本実施形態においては、動画像であるものとする。情報送受信部21は、受信したリスト情報またはコンテンツを、情報制御部22に出力する。また、情報送受信部21は、情報制御部22から出力された要求情報を、ネットワークNを介して情報配信サーバ3へ送信する。なお、要求情報は、詳細は後述するが、リスト情報に対する回答として得られる情報である。
情報制御部22は、情報送受信部21から出力されたリスト情報を、表示部23に表示させる。また、情報制御部22は、情報送受信部21から出力されたコンテンツを、表示部23に再生させる。さらに、情報制御部22は、入力部24からの指示に従って要求情報を生成し、生成した要求情報を、情報送受信部21に出力する。
表示部23は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、およびCRTディスプレイ等の任意の表示デバイスから構成される。
入力部24は、マウス、キーボード、リモートコントローラ、ボタン、タッチパネル、および音声認識装置等の任意の入力デバイスから構成される。
情報配信サーバ3は、コンテンツ記録部31、要求情報受信部32、フォーマット変換部33、コンテンツ送信部34、動作予定情報記録部35、動作実行部36、変換終了判定部38、リスト情報生成部39、リスト情報記録部40、およびリスト情報送信部41を備えている。
ここで、上記の要求情報受信部32、フォーマット変換部33、コンテンツ送信部34、動作実行部36、変換終了判定部38、リスト情報生成部39、およびリスト情報送信部41の各機能は、コンピュータが備えるCPU等の演算装置が所定のプログラムを実行することによって実現される。したがって、上記の各機能をコンピュータで実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も本発明の一実施態様である。また、コンテンツ記録部31、動作予定情報記録部35、およびリスト情報記録部40は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
コンテンツ記録部31は、オリジナルのフォーマット(第1のフォーマット)からなるコンテンツを記録する。図2は、本実施形態に係るコンテンツ記録部31に記録されたコンテンツの一例を示す図である。図2に示すように、コンテンツ記録部31には、コンテンツと、コンテンツのフォーマットと、コンテンツの再生時間とが記録されている。コンテンツのフォーマットは、コンテンツの形式、またはコンテンツの規格を示す。コンテンツの再生時間は、コンテンツの再生を開始してからコンテンツの再生が終了するまでの時間を示す。なお、コンテンツ記録部31には、上記以外に、コンテンツのサイズ(容量)、コンテンツの作成者名、コンテンツの作成日時等が記録されていてもよい。
図2に示す例では、コンテンツ記録部31には、1行目に、コンテンツ「A」、コンテンツのフォーマット「WMV」、およびコンテンツの再生時間「30:00」が記録されている。また、コンテンツ記録部31には、2行目に、コンテンツ「B」、コンテンツのフォーマット「WMV」、およびコンテンツの再生時間「1:30:00」が記録されている。すなわち、本実施形態に係るコンテンツ記録部31には、オリジナルのフォーマットであるWMV形式のコンテンツA,Bが記録されている。
要求情報受信部32は、クライアント装置2の表示部23で再生するためのコンテンツと、そのコンテンツのフォーマットとを示す要求情報を、ネットワークNを介してクライアント装置2から受信する。要求情報受信部32は、受信した要求情報をフォーマット変換部33に出力する。
フォーマット変換部33は、要求情報受信部32から出力された要求情報が示すコンテンツを、コンテンツ記録部31から読み出す。フォーマット変換部33は、読み出したコンテンツのフォーマットと、要求情報が示すフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、読み出したコンテンツのフォーマットを、要求情報が示すフォーマットに変換する。例えば、要求情報が示すフォーマットが「MPEG-2」であれば、フォーマット変換部33は、読み出したコンテンツのフォーマット「WMV」を、要求情報が示すフォーマット「MPEG-2」に変換する。フォーマット変換部33は、変換したフォーマットのコンテンツを、コンテンツ送信部34に出力する。本実施形態においては、フォーマット変換部33は、フォーマットを変換すべきコンテンツのうち、フォーマットの変換が終了したコンテンツを、逐次、コンテンツ送信部34に出力していく。なお、読み出したコンテンツのフォーマットと、要求情報が示すフォーマットとが互いに同じフォーマットであれば、フォーマット変換部33は、フォーマットの変換処理を行うことなく、読み出したコンテンツをそのままコンテンツ送信部34に出力する。
ここで、本実施形態においては、フォーマット変換部33は、WMVからMPEG-2、WMVからH.264へのフォーマットの変換機能を有しているものとする。
コンテンツ送信部34は、フォーマット変換部33から出力されたコンテンツを、ネットワークNを介してクライアント装置2へ送信する。具体的には、コンテンツ送信部34は、フォーマット変換部33により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、またはコンテンツ記録部31に記録されたオリジナルのフォーマットからなるコンテンツを、クライアント装置2へ送信する。本実施形態においては、コンテンツ送信部34は、フォーマット変換部33からコンテンツが出力される度に、逐次、当該コンテンツをクライアント装置2へ送信する。
このように、フォーマット変換部33およびコンテンツ送信部34によって、コンテンツのフォーマットを変換しつつ、変換が終了したフォーマットのコンテンツについては、逐次、ネットワークNを介してクライアント装置2へ送信している。このため、クライアント装置2の情報送受信部21は、情報配信サーバ3から送信されたコンテンツを逐次受信する。情報制御部22は、逐次受信したコンテンツをストリーミングにより表示部23に再生させる。そのため、図2に示すコンテンツの再生時間は、フォーマット変換部33がフォーマットの変換を開始してからフォーマットの変換を終了するまでの時間に等しい。
動作予定情報記録部35は、情報配信サーバ3が所定の開始時刻から所定の動作の実行を開始する予定であることを示す動作予定情報を記録する。図3は、本実施形態に係る動作予定情報記録部35に記録された動作予定情報の一例を示す図である。図3に示すように、動作予定情報記録部35には、チャンネルと、タイトルと、年月日と、開始時刻と、終了時刻とが記録されている。チャンネルは、地上デジタル放送の番組のチャンネルを示す。タイトルは、地上デジタル放送の番組のタイトルを示す。年月日は、録画する年月日を示す。開始時刻は、録画を開始する時刻を示す。終了時刻は、録画を終了する時刻を示す。すなわち、図3に示す例では、2007年11月1日の20:00〜21:00まで、8チャンネルの「Aニュース」を録画することを表している。なお、動作予定情報は、図示しない入力装置を介してユーザによって動作予定情報記録部35に記録される。
動作実行部36は、動作予定情報記録部35に記録された動作予定情報を監視することにより、動作予定情報が示す所定の開始時刻から、動作予定情報が示す所定の動作の実行を開始する。本実施形態においては、動作実行部36は、2007年11月1日の20:00から8チャンネルの「Aニュース」の録画を開始し、21:00に当該録画を終了する。
現在時刻計測部37は、現在時刻を計測する。現在時刻計測部37は、例えば、RTC(Real Time Clock)から構成される。なお、本実施形態においては、現在時刻は、2007年11月1日の19:00であるものとする。現在時刻計測部37は、計測した現在時刻を、変換終了判定部38に出力する。
変換終了判定部38は、動作予定情報と現在時刻とを比較することにより、現在時刻から情報配信サーバ3が所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出し、算出した処理可能時間内に、フォーマット変換部33がフォーマットの変換処理を終了するか否かを判定する。具体的には、変換終了判定部38は、まず、現在時刻から情報配信サーバ3が所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出する。ここで、本実施形態においては、現在時刻は2007年11月1日の19:00である。また、動作実行部36は、2007年11月1日の20:00から8チャンネルの「Aニュース」の録画を開始する。このため、本実施形態に係る変換終了判定部38は、19:00〜20:00までの1時間を処理可能時間として算出する。
変換終了判定部38は、コンテンツ記録部31に記録されたコンテンツの再生時間を参照することにより、処理可能時間である1時間以内に、フォーマット変換部33によるフォーマットの変換処理が終了するか否かを判定する。本実施形態においては、コンテンツAの再生時間は「30:00」、コンテンツBの再生時間は「1:30:00」である(図2参照)。このため、本実施形態に係る変換終了判定部38は、処理可能時間である1時間以内に、コンテンツAの再生、すなわち、フォーマット変換部33によるコンテンツAのフォーマットの変換処理が終了すると判定する。つまり、変換終了判定部38は、処理可能時間内に、コンテンツAのオリジナルのフォーマット「WMV」から、「MPEG-2」または「H.264」へのフォーマットの変換処理が終了すると判定する。一方、本実施形態に係る変換終了判定部38は、処理可能時間である1時間以内に、コンテンツBの再生、すなわち、フォーマット変換部33によるコンテンツBのフォーマットの変換処理が終了しないと判定する。つまり、変換終了判定部38は、処理可能時間内に、コンテンツBのオリジナルのフォーマット「WMV」から、「MPEG-2」または「H.264」へのフォーマットの変換処理が終了しないと判定する。
リスト情報生成部(通知情報生成部)39は、オリジナルのフォーマットと、変換終了判定部38によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報に基づいて、クライアント装置2で実行可能なフォーマットを指定するためのリスト情報を生成する。
ここで、本実施形態においては、変換終了判定部38は、処理可能時間内に、フォーマット変換部33によるコンテンツAのフォーマットの変換処理が終了すると判定している。このため、本実施形態に係るリスト情報生成部39は、フォーマット変換部33においてフォーマットの変換処理が不要なオリジナルのフォーマット「WMV」と、変換終了判定部38によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマット「MPEG-2」および「H.264」とを示すフォーマット情報を生成する。なお、本実施形態においては、フォーマット情報は、フォーマットを示すURL(Uniform Resource Locator)である。リスト情報生成部39は、生成したフォーマット情報に基づいて、コンテンツAのリスト情報を生成する。
また、本実施形態においては、変換終了判定部38は、処理可能時間内に、フォーマット変換部33によるコンテンツBのフォーマットの変換処理が終了しないと判定している。このため、本実施形態に係るリスト情報生成部39は、フォーマット変換部33においてフォーマットの変換処理が不要なオリジナルのフォーマット「WMV」を示すフォーマット情報を生成する。リスト情報生成部39は、生成したフォーマット情報に基づいて、コンテンツBのリスト情報を生成する。
リスト情報生成部39は、コンテンツAのリスト情報と、コンテンツBのリスト情報とを結合することにより、クライアント装置2へ送信すべきリスト情報を生成する。リスト情報生成部39は、生成したリスト情報をリスト情報記録部40へ記録する。図4は、本実施形態に係るリスト情報記録部40に記録されたリスト情報の一例を示す図である。図4に示すように、リスト情報記録部40には、コンテンツと、URLと、コンテンツの再生時間とが記録されている。なお、URLは、ネットワークN上の情報配信サーバ3の位置を示す。URLには、フォーマットの名称(例えば、「WMV」、「MPEG-2」、「H.264」)が挿入されている。なお、図4に示す例では、URLとして、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)が記述されているが、HTTPの代わりに、RTP(Real-time Transport Protocol)であってもよい。
図4に示す例では、リスト情報記録部40には、コンテンツAのリスト情報として、URL「http://aaa.wmv」、「http://aaa.mpeg-2」、「http://aaa.h264」、コンテンツの再生時間「30:00」が記録されている。また、リスト情報記録部40には、コンテンツBのリスト情報として、URL「http://bbb.wmv」、コンテンツの再生時間「1:30:00」が記録されている。
なお、本実施形態においては、情報配信サーバ3にあるイベントが発生した場合に、変換終了判定部38は、処理可能時間内に、フォーマット変換部33によるフォーマットの変換処理が終了するか否かを判定する。そして、リスト情報生成部39は、変換終了判定部38による判定結果に基づいて、リスト情報を生成し、生成したリスト情報をリスト情報記録部40へ記録している。すなわち、情報配信サーバ3にあるイベントが発生する度に、リスト情報記録部40には、その時の最新のリスト情報が記録される。ここで、本実施形態においては、イベントは、コンテンツ記録部31に記録されたコンテンツの更新、または、一定の時間間隔(例えば、10分毎)である。
リスト情報送信部(通知情報送信部)41は、リスト情報記録部40に記録されたリスト情報を、ネットワークNを介してクライアント装置2へ送信する。本実施形態においては、リスト情報送信部41は、クライアント装置2からリスト情報を取得するための要求があった場合に、リスト情報記録部40に記録されたリスト情報を読み出し、読み出したリスト情報をクライアント装置2へ送信する。なお、リスト情報を送信した後にリスト情報記録部40に記録されたリスト情報が更新された場合、リスト情報送信部41は、更新されたリスト情報をリスト情報記録部40から読み出し、読み出したリスト情報を、クライアント装置2へ送信する。これにより、リスト情報送信部41は、常に最新のリスト情報をクライアント装置2へ送信することができる。
このように、リスト情報送信部41によりリスト情報が送信されるので、クライアント装置2の表示部23には、リスト情報が表示される。このため、例えば、クライアント装置2のユーザは、表示されたリスト情報に基づいて、フォーマット変換部33においてフォーマットの変換処理が不要なオリジナルのフォーマット、および変換終了判定部38によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットのうち、クライアント装置2で実行可能なフォーマットを指定することができる。クライアント装置2のユーザが、入力部24を介してリスト情報が示すURLを指示すると、情報制御部22は、クライアント装置2の表示部23で再生するためのコンテンツと、そのコンテンツのフォーマットとを示す要求情報を生成する。例えば、クライアント装置2のユーザが、入力部24を介してリスト情報が示すURL「http://aaa.mpeg-2」を指示すると、情報制御部22は、クライアント装置2の表示部23で再生するためのコンテンツAと、そのコンテンツのフォーマット「MPEG-2」とを示す要求情報を生成する。情報送受信部21は、情報制御部22により生成された要求情報を、ネットワークNを介して情報配信サーバ3へ送信する。要求情報受信部32は、クライアント装置2から送信された要求情報を受信する。
フォーマット変換部33は、要求情報が示すフォーマットと、オリジナルのフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、オリジナルのフォーマットを、要求情報が示すフォーマットに変換する。すなわち、フォーマット変換部33によるフォーマットの変換処理は、処理可能時間内に終了する。つまり、地上デジタル放送の番組の録画等の高負荷処理が開始されるまでに、フォーマット変換部33によるフォーマットの変換処理は終了する。このため、情報配信サーバ3において、地上デジタル放送の番組の録画等の高負荷処理と、フォーマット変換部33によるフォーマットの変換処理とが同時に実行されることがない。この結果、情報配信サーバ3は、地上デジタル放送の番組の録画等の高負荷処理を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置2において、例えば、コンテンツを不都合なく再生することができる。
次に、上記の構成に係るネットワークシステム1の動作について、図5および図6を参照しながら説明する。
図5は、情報配信サーバ3にあるイベントが発生した場合に、情報配信サーバ3がリスト情報を生成し、生成したリスト情報をクライアント装置2へ送信し、送信したリスト情報をクライアント装置2の表示部23に表示するネットワークシステム1の動作例を示すフローチャートである。図5に示すように、変換終了判定部38は、まず、情報配信サーバ3にイベントが発生したか否かを判定する(Op1)。ここで、本実施形態においては、イベントは、コンテンツ記録部31に記録されたコンテンツの更新、または、一定の時間間隔である。変換終了判定部38は、情報配信サーバ3にイベントが発生したと判定すれば(Op1にてYES)、動作予定情報と現在時刻とを比較することにより、現在時刻から情報配信サーバ3が所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出する(Op2)。一方、変換終了判定部38は、情報配信サーバ3にイベントが発生していないと判定すれば(Op1にてNO)、Op1に戻り、Op1の判定処理を繰り返す。
そして、変換終了判定部38は、Op2にて算出された処理可能時間内に、フォーマット変換部33によるフォーマットの変換処理が終了するか否かを判定する(Op3)。変換終了判定部38が、処理可能時間内に、フォーマット変換部33によるフォーマットの変換処理が終了すると判定すれば(Op3にてYES)、リスト情報生成部39は、フォーマット変換部33においてフォーマットの変換処理が不要なオリジナルのフォーマットと、Op3にてフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報を生成する。そして、リスト情報生成部39は、生成したフォーマット情報に基づいて、コンテンツのリスト情報を生成する(Op4)。一方、変換終了判定部38が、処理可能時間内に、フォーマット変換部33によるフォーマットの変換処理が終了しないと判定すれば(Op3にてNO)、リスト情報生成部39は、フォーマット変換部33においてフォーマットの変換処理が不要なオリジナルのフォーマットを示すフォーマット情報を生成する。そして、リスト情報生成部は、生成したフォーマット情報に基づいて、コンテンツのリスト情報を生成する(Op5)。
そして、リスト情報生成部39は、全てのコンテンツに対してリスト情報を生成したか否かを判定する(Op6)。リスト情報生成部39は、全てのコンテンツに対してリスト情報を生成したと判定すれば(Op6にてYES)、全てのコンテンツのリスト情報を結合することにより、クライアント装置2へ送信すべきリスト情報を生成する(Op7)。一方、リスト情報生成部39は、全てのコンテンツに対してリスト情報を生成していないと判定すれば(Op6にてNO)、Op3へ戻り、リスト情報を生成していないコンテンツのリスト情報を生成するために、Op3の判定処理を繰り返す。
リスト情報生成部39は、Op7にて生成されたリスト情報を、リスト情報記録部40へ記録する(Op8)。
リスト情報送信部41は、クライアント装置2からリスト情報を取得するための要求があるか否かを判定する(Op9)。リスト情報送信部41は、クライアント装置2からリスト情報を取得するための要求があると判定すれば(Op9にてYES)、リスト情報記録部40に記録されたリスト情報を読み出し、読み出したリスト情報を、ネットワークNを介してクライアント装置2へ送信する(Op10)。一方、リスト情報送信部41は、クライアント装置2からリスト情報を取得するための要求がないと判定すれば(Op9にてNO)、Op9へ戻り、Op9の判定処理を繰り返す。
次に、クライアント装置2の情報送受信部21は、Op10にて送信されたリスト情報を受信する(Op11)。情報制御部22は、Op11にて受信されたリスト情報を、表示部23に表示させる(Op12)。
図6は、情報配信サーバ3が要求情報を受信した場合に、情報配信サーバ3がコンテンツを読み出し、読み出したコンテンツをクライアント装置2へ送信し、送信したコンテンツをクライアント装置2の表示部23で再生するネットワークシステム1の動作例を示すフローチャートである。図6に示すように、情報制御部22は、図5に示すOp12にて表示されたリスト情報が示すURLが、入力部24を介してクライアント装置2のユーザから指示されたか否かを判定する(Op13)。情報制御部22は、リスト情報が示すURLが指示されたと判定すれば(Op13にてYES)、クライアント装置2の表示部23で再生するためのコンテンツと、そのコンテンツのフォーマットとを示す要求情報を生成する(Op14)。情報送受信部21は、Op14にて生成された要求情報を、ネットワークNを介して情報配信サーバ3へ送信する(Op15)。一方、情報制御部22は、リスト情報が示すURLが指示されていないと判定すれば(Op13にてNO)、Op13に戻り、Op13の判定処理を繰り返す。
次に、情報配信サーバ3の要求情報受信部32は、Op15にて送信された要求情報を受信する(Op16)。フォーマット変換部33は、Op16にて受信された要求情報が示すコンテンツを、コンテンツ記録部31から読み出す(Op17)。フォーマット変換部33は、Op16にて受信された要求情報が示すフォーマットと、Op17にて読み出されたコンテンツのオリジナルのフォーマットとが互いに同じフォーマットであるか否かを判定する(Op18)。フォーマット変換部33は、要求情報が示すフォーマットと読み出したコンテンツのオリジナルのフォーマットとが互いに同じフォーマットでないと判定すれば(Op18にてNO)、Op17にて読み出されたコンテンツのフォーマットを、Op16にて受信された要求情報が示すフォーマットに変換する(Op19)。一方、フォーマット変換部33は、要求情報が示すフォーマットと読み出したコンテンツのオリジナルのフォーマットとが互いに同じフォーマットであると判定すれば(Op18にてYES)、読み出したコンテンツをそのままコンテンツ送信部34に出力し、Op20へ進む。
そして、コンテンツ送信部34は、Op19にて変換されたフォーマットからなるコンテンツ、またはオリジナルのフォーマットからなるコンテンツを、ネットワークNを介してクライアント装置2へ送信する(Op20)。
次に、クライアント装置2の情報送受信部21は、Op20にて送信されたコンテンツを受信する(Op21)。情報制御部22は、Op21にて受信されたコンテンツを、表示部23に再生させる(Op22)。
なお、本実施形態においては、動作予定情報記録部35には、動作予定情報として、地上デジタル放送の番組の録画予定が記録されている例について説明したが、これに限定されない。例えば、動作予定情報記録部35には、動作予定情報として、セキュリティソフトのスキャン予定が記録されていてもよい。すなわち、動作予定情報記録部35には、動作予定情報として、情報配信サーバ3が所定の開始時刻から所定の動作の実行を開始する予定であることを示す情報が記録されていれば、地上デジタル放送の番組の録画予定やセキュリティソフトのスキャン予定以外に、様々な任意の情報を記録し得る。
[実施の形態2]
図7は、本実施形態に係るネットワークシステム1aの概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係るネットワークシステム1aは、図1に示す情報配信サーバ3の代わりに、情報配信サーバ5を備えている。なお、図7において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
情報配信サーバ5は、図1に示す現在時刻計測部37および変換終了判定部38の代わりに、負荷情報記録部51を備えている。なお、負荷情報記録部51は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。また、情報配信サーバ5は、図1に示すリスト情報生成部39、リスト情報記録部40、およびリスト情報送信部41の代わりに、リスト情報生成部52、リスト情報記録部53、およびリスト情報送信部54を備えている。
負荷情報記録部51は、フォーマット変換部33がフォーマットの変換処理を実行することによって情報配信サーバ5に生じる負荷の度合いを示す負荷情報を、フォーマット毎に記録する。図8は、本実施形態に係る負荷情報記録部51に記録された負荷情報の一例を示す図である。図8に示すように、負荷情報記録部51には、オリジナルのフォーマットと、変換後のフォーマットと、CPU負荷とが記録されている。変換後のフォーマットは、フォーマット変換部33によりオリジナルのフォーマットが変換された後のフォーマットを示す。CPU負荷は、フォーマット変換部33がフォーマットの変換処理を実行することによって情報配信サーバ5のCPUに生じる負荷を示す。
すなわち、図8に示す例では、フォーマット変換部33が「WMV」から「MPEG-2」へのフォーマットの変換処理を実行することによって情報配信サーバ5のCPUには「50%」の負荷が生じることを表している。また、フォーマット変換部33が「WMV」から「H.264」へのフォーマットの変換処理を実行することによって情報配信サーバ5のCPUには「20%」の負荷が生じることを表している。なお、負荷情報は、図示しない入力装置を介してユーザによって負荷情報記録部51に記録される。
リスト情報生成部52は、負荷情報記録部51に記録された負荷情報に基づいて、各フォーマットに対してそれぞれ推奨度を割り当てることにより、クライアント装置2で実行可能なフォーマットを指定するためのリスト情報を生成する。具体的には、リスト情報生成部52は、まず、フォーマット変換部33においてフォーマットの変換処理が不要なオリジナルのフォーマットに対して最も高い推奨度を割り当てる。本実施形態においては、リスト情報生成部52は、オリジナルのフォーマット「WMV」に対して最も高い推奨度「1」を割り当てる。なお、推奨度は、クライアント装置2のユーザに指定して欲しいフォーマットの順位を示しており、数値が低くなるほど順位は高くなる。つまり、推奨度「1」は最も順位が高い。
リスト情報生成部52は、負荷情報記録部51に記録された負荷情報が示す負荷の度合いが最も低いフォーマットから順に、オリジナルのフォーマットに対して割り当てた最も高い推奨度の次に高い推奨度から順に推奨度を割り当てていく。ここで、本実施形態においては、オリジナルのフォーマットは「WMV」である。また、フォーマット変換部33が「WMV」から「MPEG-2」への変換処理を実行することによって情報配信サーバ5のCPUに生じる負荷は「50%」である(図8参照)。さらに、フォーマット変換部33が「WMV」から「H.264」への変換処理を実行することによって情報配信サーバ5のCPUに生じる負荷は「20%」である(図8参照)。このため、リスト情報生成部52は、フォーマット「H.264」に対して推奨度「2」を割り当て、フォーマット「MPEG-2」に対して推奨度「3」を割り当てる。
リスト情報生成部52は、上記のように、各フォーマットに対してそれぞれ推奨度を割り当てていくことにより、リスト情報を生成する。リスト情報生成部52は、生成したリスト情報をリスト情報記録部53へ記録する。図9は、本実施形態に係るリスト情報記録部53に記録されたリスト情報の一例を示す図である。図9に示すように、リスト情報記録部53には、コンテンツと、URLと、コンテンツの再生時間と、推奨度とが記録されている。すなわち、本実施形態に係るリスト情報記録部53には、「WMV」が示すURLに関連付けて推奨度「1」が、「H.264」が示すURLに関連付けて推奨度「2」が、「MPEG-2」が示すURLに関連付けて推奨度「3」が記録されている。
リスト情報送信部54は、リスト情報記録部53に記録されたリスト情報を、ネットワークNを介してクライアント装置2へ送信する。本実施形態においても、リスト情報送信部54は、クライアント装置2からリスト情報を取得するための要求があった場合に、リスト情報記録部53に記録されたリスト情報を読み出し、読み出したリスト情報をクライアント装置2へ送信する。
このように、リスト情報送信部54によりリスト情報が送信されるので、クライアント装置2の表示部23には、リスト情報が表示される。なお、表示部23には、図9に示す推奨度がそのまま表示されていてもよいし、推奨度に応じてURLが表示されていてもよい。例えば、推奨度の高いURLを、推奨度の低いURLに対して、太字で表示し、あるいは赤色等の強調色で表示する。また、例えば、推奨度の高いURLを、推奨度の低いURLに対して、リストの上位に配置して表示する。このようにすると、クライアント装置2のユーザは、一見しただけで、推奨度の高いURLを知ることができる。ここで、クライアント装置2のユーザが、入力部24を介してリスト情報が示すURLを指示すると、情報制御部22は、クライアント装置2の表示部23で再生するためのコンテンツと、そのコンテンツのフォーマットとを示す要求情報を生成する。なお、クライアント装置2のユーザが、再生を所望するコンテンツを指定するだけで、推奨度の高いコンテンツのフォーマットを自動的に選択するようにしてもよい。このようにすると、クライアント装置2のユーザは、意識することなく、推奨度の高いフォーマットを選択することができる。情報送受信部21は、情報制御部22により生成された要求情報を、ネットワークNを介して情報配信サーバ5へ送信する。要求情報受信部32は、クライアント装置2から送信された要求情報を受信する。
フォーマット変換部33は、要求情報が示すフォーマットと、オリジナルのフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、オリジナルのフォーマットを、要求情報が示すフォーマットに変換する。すなわち、クライアント装置2のユーザが、推奨度の高いフォーマットを指定していれば、フォーマット変換処理による情報配信サーバ5の負荷は小さくなる。このため、情報配信サーバ5において、地上デジタル放送の番組の録画等の高負荷処理と、フォーマット変換部33によるフォーマットの変換処理とが同時に実行された場合であっても、情報配信サーバ5は、地上デジタル放送の番組の録画等の高負荷処理を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置2において、例えば、コンテンツを不都合なく再生することができる。
以上、情報配信サーバ5の構成について説明したが、情報配信サーバ5の構成は、図7に示す構成に限定されない。例えば、負荷情報記録部51に記録された負荷情報を動的に更新する機能を備えた情報配信サーバ5aであってもよい。図10は、負荷情報を動的に更新する機能を備えた情報配信サーバ5aを含むネットワークシステム1aの概略構成を示すブロック図である。なお、図10において、図7と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記している。
すなわち、図10に示す情報配信サーバ5aは、図7に示す情報配信サーバ5に加えて、負荷計測部55、計測値記録部56、および負荷情報更新部57を備えている。ここで、上記の負荷計測部55および負荷情報更新部57の各機能は、コンピュータが備えるCPU等の演算装置が所定のプログラムを実行することによって実現される。したがって、上記の各機能をコンピュータで実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も本発明の一実施態様である。また、計測値記録部56は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
負荷計測部55は、フォーマット変換部33がフォーマットの変換処理を実行することによって情報配信サーバ5aに生じる負荷を計測する。本実施形態においては、負荷計測部55は、情報配信サーバ5aのCPUの負荷を計測するが、これに限定されない。例えば、負荷計測部55は、情報配信サーバ5aのメモリの使用状況(メモリの利用率)等を情報配信サーバ5aの負荷として計測するようにしてもよい。負荷計測部55は、計測結果を示す計測値を計測値記録部56へ記録する。すなわち、計測値記録部56には、オリジナルのフォーマットと、変換後のフォーマットと、CPU負荷の計測値とが記録される。
負荷情報更新部57は、計測値記録部56に記録された計測値に基づいて、負荷情報記録部51に記録された負荷情報を更新する。本実施形態においては、負荷情報更新部57は、計測値記録部56に記録された計測値の数が閾値以上になった場合に、複数の計測値の平均値を算出し、算出した平均値に基づいて、負荷情報記録部51に記録された負荷情報を更新する。なお、負荷情報を更新するタイミングや更新する値については、これに限定されない。例えば、「WMV」から「MPEG-2」へのフォーマット変換処理のCPU負荷の計測値の平均値が「40%」であった場合に、負荷情報更新部57は、図8に示す「WMV」から「MPEG-2」へのフォーマット変換処理のCPU負荷「50%」を、「40%」に更新する。これにより、負荷情報更新部57は、負荷計測部55により計測された計測値に基づいて、負荷情報記録部51に記録された負荷情報を更新することができる。それゆえ、リスト情報生成部52は、実際の情報配信サーバ5aの状況に応じて、フォーマットに対して適切な推奨度を割り当てることができる。
次に、上記の構成に係るネットワークシステム1aの動作について、図11を参照しながら説明する。
図11は、情報配信サーバ5にあるイベントが発生した場合に、情報配信サーバ5がリスト情報を生成し、生成したリスト情報をクライアント装置2へ送信し、送信したリスト情報をクライアント装置2の表示部23に表示するネットワークシステム1aの動作例を示すフローチャートである。図11に示すように、リスト情報生成部52は、まず、情報配信サーバ5にイベントが発生したか否かを判定する(Op31)。ここで、本実施形態においては、イベントは、実施の形態1と同様に、コンテンツ記録部31に記録されたコンテンツの更新、または、一定の時間間隔である。リスト情報生成部52は、情報配信サーバ5にイベントが発生したと判定すれば(Op31にてYES)、オリジナルのフォーマットに対して最も高い推奨度を割り当てる(Op32)。一方、リスト情報生成部52は、情報配信サーバ5にイベントが発生していないと判定すれば(Op31にてNO)、Op31に戻り、Op31の判定処理を繰り返す。
そして、リスト情報生成部52は、負荷情報記録部51に記録された負荷情報が示す負荷の度合いが最も低いフォーマットから順に、オリジナルのフォーマットに対して割り当てた最も高い推奨度の次に高い推奨度(すなわち、2番目に高い推奨度)から順に推奨度を割り当てていく(Op33)。Op32およびOp33の結果、リスト情報生成部52は、コンテンツのリスト情報を生成する(Op34)。
そして、リスト情報生成部52は、全てのコンテンツに対してリスト情報を生成したか否かを判定する(Op35)。リスト情報生成部52は、全てのコンテンツに対してリスト情報を生成したと判定すれば(Op35にてYES)、全てのコンテンツのリスト情報を結合することにより、クライアント装置2へ送信すべきリスト情報を生成する(Op36)。一方、リスト情報生成部52は、全てのコンテンツに対してリスト情報を生成していないと判定すれば(Op35にてNO)、Op32へ戻り、リスト情報を生成していないコンテンツのリスト情報を生成するために、Op32以降の処理を繰り返す。
リスト情報生成部52は、Op36にて生成されたリスト情報を、リスト情報記録部53へ記録する(Op37)。
リスト情報送信部54は、クライアント装置2からリスト情報を取得するための要求があるか否かを判定する(Op38)。リスト情報送信部54は、クライアント装置2からリスト情報を取得するための要求があると判定すれば(Op38にてYES)、リスト情報記録部53に記録されたリスト情報を読み出し、読み出したリスト情報を、ネットワークNを介してクライアント装置2へ送信する(Op39)。一方、リスト情報送信部54は、クライアント装置2からリスト情報を取得するための要求がないと判定すれば(Op38にてNO)、Op38へ戻り、Op38の判定処理を繰り返す。
次に、クライアント装置2の情報送受信部21は、Op39にて送信されたリスト情報を受信する(Op40)。情報制御部22は、Op40にて受信されたリスト情報を、表示部23に表示させる(Op41)。
[実施の形態3]
図12は、本実施形態に係るネットワークシステム1bの概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係るネットワークシステム1bは、図1に示す情報配信サーバ3の代わりに、情報配信サーバ6を備えている。なお、図12において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
情報配信サーバ6は、図1に示す現在時刻計測部37および変換終了判定部38の代わりに、負荷計測部61、計測値記録部62、負荷判定部63、および負荷情報記録部64を備えている。また、情報配信サーバ6は、図1に示すリスト情報生成部39、リスト情報記録部40、およびリスト情報送信部41の代わりに、リスト情報生成部65、リスト情報記録部66、およびリスト情報送信部67を備えている。さらに、情報配信サーバ6は、図1に示すフォーマット変換部33の代わりに、フォーマット変換部68を備えている。
ここで、上記の負荷計測部61および負荷判定部63の各機能は、コンピュータが備えるCPU等の演算装置が所定のプログラムを実行することによって実現される。したがって、上記の各機能をコンピュータで実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も本発明の一実施態様である。また、計測値記録部62および負荷情報記録部64は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
なお、本実施形態においては、一例として、フォーマット変換部68がフォーマットの変換処理を実行中に(つまり、クライアント装置2の表示部23でコンテンツを再生中に)、情報配信サーバ6のユーザが、図示しない録画ボタンを押すことによって、動作実行部36が地上デジタル放送の番組の録画を開始した場合について説明する。具体的には、フォーマット変換部68は、オリジナルのフォーマット「WMV」から「MPEG-2」への変換処理を実行しているものとする。
負荷計測部61は、少なくともフォーマット変換部68がフォーマットの変換処理を実行中に、情報配信サーバ6に生じる負荷を計測し、計測結果を示す計測値を計測値記録部62へ記録する。本実施形態においては、負荷計測部61は、情報配信サーバ6のCPUの負荷を計測するが、これに限定されない。例えば、負荷計測部61は、情報配信サーバ6のメモリの使用状況(メモリの利用率)等を情報配信サーバ6の負荷として計測するようにしてもよい。ここで、本実施形態においては、負荷計測部61は、情報配信サーバ6のCPU負荷「95%」を計測したものとする。このため、計測値記録部62には、計測値「95%」が記録される。
負荷判定部63は、計測値記録部62に記録された計測値が閾値以上であるか否かを判定する。なお、閾値は、情報配信サーバ6の図示しないメモリに予め記録されている。また、閾値は、フォーマット毎に記録されていてもよい。ここで、本実施形態においては、閾値は、CPU負荷「90%」であるものとする。このため、本実施形態に係る負荷判定部63は、計測値が閾値以上であると判定する。
負荷情報記録部64は、図7に示す負荷情報記録部51と同様である。このため、負荷情報記録部64には、例えば、図8に示すように、負荷情報が記録されている。
リスト情報生成部65は、負荷判定部63により計測値が閾値以上であると判定された場合に、情報配信サーバ6のCPUに生じる負荷が当該閾値未満になるようなフォーマットを示すフォーマット情報に基づいて、クライアント装置2で実行可能なフォーマットを指定するためのリスト情報を生成する。
具体的には、リスト情報生成部65は、まず、計測値「95%」(現在のCPU負荷)のうち、動作実行部36が地上デジタル放送の番組の録画を開始することによって情報配信サーバ6のCPUに生じる負荷(以降、「録画によるCPU負荷」と称する)を算出する。ここで、図8に示す例では、オリジナルのフォーマット「WMV」から「MPEG-2」への変換処理によるCPU負荷は「50%」である。このため、本実施形態に係るリスト情報生成部65は、計測値「95%」から変換処理によるCPU負荷「50%」を引いた値「45%」を、録画によるCPU負荷とする。
リスト情報生成部65は、録画によるCPU負荷「45%」と、変換処理によるCPU負荷との合計が、閾値「90%」を超えないようなフォーマットを、負荷情報記録部64から抽出する。ここで、図8に示す例では、「WMV」から「MPEG-2」への変換処理のCPU負荷「50%」、「WMV」から「H.264」への変換処理のCPU負荷「20%」である。このため、本実施形態に係るリスト情報生成部65は、閾値「90%」を超えないフォーマット「H.264」を、負荷情報記録部64から抽出する。リスト情報生成部65は、抽出したフォーマット「H.264」と、フォーマット変換部68においてフォーマットの変換処理が不要なオリジナルのフォーマット「WMV」とを示すフォーマット情報を生成する。
リスト情報生成部65は、生成したフォーマット情報に基づいて、リスト情報を生成する。リスト情報生成部65は、生成したリスト情報をリスト情報記録部66へ記録する。リスト情報送信部67は、リスト情報記録部66に記録されたリスト情報を、再生継続のボタンを示す描画情報とともにネットワークNを介してクライアント装置2へ送信する。なお、リスト情報送信部67は、リスト情報を送信する代わりに、Event機能を用いることにより、単なるフォーマットを示す通知情報を、クライアント装置2へ送信するようにしてもよい。
このように、リスト情報送信部67によりリスト情報が送信されるので、クライアント装置2の表示部23には、リスト情報が表示される。このため、クライアント装置2のユーザは、情報配信サーバ6が処理能力を超えてしまう可能性があることを知ることができるとともに、その回避策として、変換処理によるCPU負荷の低いフォーマットを指定することができる。クライアント装置2のユーザが、入力部24を介してリスト情報が示すURLを指示すると、情報制御部22は、クライアント装置2の表示部23で再生するためのコンテンツと、そのコンテンツの再生を開始する位置を示すレジューム位置と、そのコンテンツのフォーマットと、フォーマット変換部68が現在実行しているフォーマットの変換処理の停止要求とを示す要求情報を生成する。なお、本実施形態においては、クライアント装置2のユーザは、「H.264」を示すURLを指示したものとする。情報送受信部21は、情報制御部22により生成された要求情報を、ネットワークNを介して情報配信サーバ6へ送信する。要求情報受信部32は、クライアント装置2から送信された要求情報を受信する。
フォーマット変換部68は、要求情報受信部32により要求情報が受信された場合に、当該要求情報が示す停止要求に従って、現在実行しているフォーマットの変換処理を停止する。本実施形態においては、フォーマット変換部68は、要求情報が示す停止要求に従って、オリジナルのフォーマット「WMV」から「MPEG-2」への変換処理を停止する。フォーマット変換部68は、要求情報が示すレジューム位置から始まるコンテンツを、コンテンツ記録部31から読み出す。フォーマット変換部68は、要求情報が示すフォーマットと、オリジナルのフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、オリジナルのフォーマットを、要求情報が示すフォーマットに変換する。本実施形態においては、フォーマット変換部68は、オリジナルのフォーマット「WMV」を、要求情報が示すフォーマット「H.264」に変換する。
このように、フォーマット変換部68は、「WMV」から「MPEG-2」への変換処理から、「WMV」から「H.264」への変換処理に切り替える。これにより、情報配信サーバ6のCPU負荷は、「95%」から「65%」(録画によるCPU負荷「45%」+変換処理によるCPU負荷「20%」)となる。すなわち、情報配信サーバ6のCPU負荷「65%」は、閾値「90%」未満となる。このため、フォーマット変換部68がフォーマットの変換処理を実行中に、予期しない高負荷処理(例えば、情報配信サーバ6のユーザが、図示しない録画ボタンを押すことによって、動作実行部36が地上デジタル放送の番組の録画を開始する処理等)によって情報配信サーバ6のCPU負荷が閾値以上になった場合であっても、情報配信サーバ6は、負荷の高いフォーマット変換処理から負荷の低いフォーマット変換処理に切り替えるので、地上デジタル放送の番組の録画等の高負荷処理を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置2において、例えば、コンテンツを不都合なく再生し続けることができる。
次に、上記の構成に係るネットワークシステム1bの動作について、図13および図14を参照しながら説明する。
図13は、負荷計測部61による計測値が閾値以上であった場合に、情報配信サーバ6がリスト情報を生成し、生成したリスト情報をクライアント装置2へ送信し、送信したリスト情報をクライアント装置2の表示部23に表示するネットワークシステム1bの動作例を示すフローチャートである。図13に示すように、負荷計測部61は、少なくともフォーマット変換部68がフォーマットの変換処理を実行中に、情報配信サーバ6のCPUに生じる負荷を計測する(Op51)。負荷計測部61は、計測結果を示す計測値を計測値記録部62へ記録する(Op52)。
そして、負荷判定部63は、計測値記録部62に記録された計測値が閾値以上であるか否かを判定する(Op53)。負荷判定部63は、計測値が閾値以上であると判定すれば(Op53にてYES)、リスト情報生成部65は、情報配信サーバ6のCPUに生じる負荷が閾値未満になるようなフォーマットを示すフォーマット情報に基づいて、クライアント装置2で実行可能なフォーマットを指定するためのリスト情報を生成する(Op54)。なお、リスト情報生成部65によるリスト情報の生成処理は、上述したとおりである。一方、負荷判定部63は、計測値が閾値未満であると判定すれば(Op53にてNO)、Op53に戻り、Op53の判定処理を繰り返す。
そして、リスト情報生成部65は、Op54にて生成されたリスト情報を、リスト情報記録部66へ記録する(OP55)。リスト情報送信部67は、リスト情報記録部66に記録されたリスト情報を読み出し、読み出したリスト情報を、再生継続のボタンを示す描画情報とともにネットワークNを介してクライアント装置2へ送信する(Op56)。
次に、クライアント装置2の情報送受信部21は、Op56にて送信されたリスト情報を受信する(Op57)。情報制御部22は、Op57にて受信されたリスト情報を、表示部23に表示させる(Op58)。そして、情報制御部22は、現在再生中のコンテンツを停止する(Op59)。
図14は、情報配信サーバ6が要求情報を受信した場合に、情報配信サーバ6がフォーマットの変換処理を切り替えるネットワークシステム1bの動作例を示すフローチャートである。図14に示すように、情報制御部22は、図13に示すOp48にて表示されたリスト情報が示すURLが、入力部24を介してクライアント装置2のユーザから指示されたか否かを判定する(Op60)。情報制御部22は、リスト情報が示すURLが指示されたと判定すれば(Op60にてYES)、クライアント装置2の表示部23で再生するためのコンテンツと、そのコンテンツの再生を開始する位置を示すレジューム位置と、そのコンテンツのフォーマットと、フォーマット変換部68が現在実行しているフォーマットの変換処理の停止要求とを示す要求情報を生成する(Op61)。なお、レジューム位置は、図13に示すOp59にて停止された位置と等しい。情報送受信部21は、Op61にて生成された要求情報を、ネットワークNを介して情報配信サーバ6へ送信する(Op62)。
一方、情報制御部22は、リスト情報が示すURLが指示されていないと判定すれば(Op60にてNO)、再生継続ボタンが、入力部24を介してクライアント装置2のユーザから指示されたか否かを判定する(Op63)。
情報制御部22は、再生継続ボタンが指示されたと判定すれば(Op63にてYES)、図13に示すOp59にて停止されたコンテンツの再生を開始(継続)する(Op64)。なお、この場合、情報制御部22は、例えば、「再生を継続すると再生が途中で終了する、または、サーバ側で実行中の処理が途中で終了する可能性がありますが、再生を続けますか?」のように、クライアント装置2のユーザへ再度の確認を求める確認メッセージを表示部23に表示させるようにしてもよい。また、再生継続ボタンの代わりに、再生停止ボタンであってもよい。一方、情報制御部22は、再生継続ボタンが指示されていないと判定すれば(Op63にてNO)、Op60へ戻り、Op60の判定処理を繰り返す。
次に、情報配信サーバ6の要求受信部32は、Op62にて送信された要求情報を受信する(Op65)。フォーマット変換部68は、Op65にて受信された要求情報が示す停止要求に従って、現在実行しているフォーマットの変換処理を停止する(Op66)。そして、フォーマット変換部68は、Op65にて受信された要求情報が示すレジューム位置から始まるコンテンツを、コンテンツ記録部31から読み出す(Op67)。
そして、フォーマット変換部68は、Op65にて受信された要求情報が示すフォーマットと、Op67にて読み出されたコンテンツのオリジナルのフォーマットとが互いに同じフォーマットであるか否かを判定する(Op68)。フォーマット変換部68は、要求情報が示すフォーマットと読み出したコンテンツのオリジナルのフォーマットとが互いに同じフォーマットでないと判定すれば(Op68にてNO)、Op67にて読み出されたコンテンツのフォーマットを、Op65にて受信された要求情報が示すフォーマットに変換する(Op69)。一方、フォーマット変換部68は、要求情報が示すフォーマットと読み出したコンテンツのオリジナルのフォーマットとが互いに同じフォーマットであると判定すれば(Op68にてYES)、読み出したコンテンツをそのままコンテンツ送信部34に出力し、Op70へ進む。
そして、コンテンツ送信部34は、Op69にて変換されたフォーマットからなるコンテンツ、またはオリジナルのフォーマットからなるコンテンツを、ネットワークNを介してクライアント装置2へ送信する(Op70)。
次に、クライアント装置2の情報送受信部21は、Op70にて送信されたコンテンツを受信する(Op71)。情報制御部22は、図13に示すOp59にて停止された位置(レジューム位置)から、Op71にて受信されたコンテンツを、表示部23に再生させる(Op72)。
なお、本実施形態においては、クライアント装置2のユーザが、入力部24を介してリスト情報が示すURLを指示する例について説明したが、これに限定されない。例えば、情報配信サーバ6が、第2の実施形態にて説明した推奨度をフォーマットに対して割り当てることにより、クライアント装置2において、推奨度の高いフォーマットを自動的に指定するようにしてもよい。これにより、クライアント装置2のユーザが意識することなく、フォーマット変換部68は、フォーマットの変換処理を切り替えることができる。
また、本実施形態においては、フォーマット変換部68は、現在実行しているフォーマットの変換処理を停止した後に、要求情報が示すフォーマットの変換処理を開始する例について説明したが、これに限定されない。例えば、フォーマット変換部68は、要求情報が示すフォーマットの変換処理を開始した後に、現在実行しているフォーマットの変換処理を停止するようにしてもよい。なお、この場合、情報配信サーバ6とクライアント装置2との間には、一時的に、2本のコネクションが張られることとなる。
また、第1〜第3の実施形態においては、フォーマット変換部は、WMVからMPEG-2、WMVからH.264へのフォーマットの変換機能を有している例について説明したが、これに限定されない。例えば、フォーマット変換部は、MPEG-1、MPEG-2、VC−1、RealVideo、Cinepak、indeo、MJPEG、Theora、VP6、VP7等のフォーマット変換機能を有していてもよい。また、フォーマット変換部は、動画像のフォーマット変換機能の代わりに、音声のフォーマット変換機能、静止画像のフォーマット変換機能を有していてもよい。
すなわち、本発明は上述した第1〜第3の実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。つまり、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバにおいて、
第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換部と、
前記フォーマット変換部により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信部と、
当該情報配信サーバが所定の開始時刻から所定の動作の実行を開始する予定であることを示す動作予定情報を記録する動作予定情報記録部と、
前記動作予定情報と現在時刻とを比較することにより、現在時刻から当該情報配信サーバが所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出し、算出した処理可能時間内に、前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を終了するか否かを判定する変換終了判定部と、
前記第1のフォーマットと、前記変換終了判定部によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成部と、
前記通知情報生成部により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信部と、
前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信部とを備え、
前記フォーマット変換部は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する、情報配信サーバ。
(付記2)
クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバにおいて、
第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換部と、
前記フォーマット変換部により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信部と、
前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行することによって当該情報配信サーバに生じる負荷の度合いを示す負荷情報を、フォーマット毎に記録する負荷情報記録部と、
前記負荷情報が示す負荷の度合いが低くなるに従って高い推奨度をフォーマットに対して割り当てていくことにより、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成部と、
前記通知情報生成部により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信部と、
前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信部とを備え、
前記フォーマット変換部は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する、情報配信サーバ。
(付記3)
前記通知情報生成部は、前記第1のフォーマットに対して最も高い推奨度を割り当て、かつ、前記負荷情報が示す負荷の度合いが最も低いフォーマットから順に、前記第1のフォーマットに対して割り当てた最も高い推奨度の次に高い推奨度から順に推奨度を割り当てていくことにより、前記通知情報を生成する、付記2に記載の情報配信サーバ。
(付記4)
前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行することによって当該情報配信サーバに生じる負荷を計測し、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する負荷計測部と、
前記計測値記録部に記録された計測値に基づいて、前記負荷情報記録部に記録された負荷情報を更新する負荷情報更新部とをさらに備える、付記2または3に記載の情報配信サーバ。
(付記5)
クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバにおいて、
第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換部と、
前記フォーマット変換部により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信部と、
少なくとも前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行中に、当該情報配信サーバに生じる負荷を計測し、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する負荷計測部と、
前記計測値記録部に記録された計測値が閾値以上であるか否かを判定する負荷判定部と、
前記負荷判定部により計測値が閾値以上であると判定された場合に、当該情報配信サーバに生じる負荷が当該閾値未満になるようなフォーマットを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成部と、
前記通知情報生成部により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信部と、
前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信部とを備え、
前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行中に、前記要求情報受信部により要求情報が受信された場合に、前記フォーマット変換部は、当該フォーマットの変換処理を停止し、かつ、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する変換処理を開始する、情報配信サーバ。
(付記6)
クライアント装置とアクセス可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、
第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部に記録された当該コンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換処理と、
前記フォーマット変換処理により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信処理と、
前記コンピュータが所定の開始時刻から所定の動作の実行を開始する予定であることを示す動作予定情報を記録する動作予定情報記録部に記録された当該動作予定情報と、現在時刻とを比較することにより、現在時刻から前記コンピュータが所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出し、算出した処理可能時間内に、前記フォーマット変換処理がフォーマットの変換処理を終了するか否かを判定する変換終了判定処理と、
前記第1のフォーマットと、前記変換終了判定処理によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成処理と、
前記通知情報生成処理により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信処理と、
前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信処理とを前記コンピュータに実行させ、
前記フォーマット変換処理は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する、プログラム。
(付記7)
クライアント装置とアクセス可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、
第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部に記録された当該コンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換処理と、
前記フォーマット変換処理により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信処理と、
前記フォーマット変換処理がフォーマットの変換処理を実行することによって前記コンピュータに生じる負荷の度合いを示す負荷情報を、フォーマット毎に記録する負荷情報記録部に記録された当該負荷情報が示す負荷の度合いが低くなるに従って高い推奨度をフォーマットに対して割り当てていくことにより、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成処理と、
前記通知情報生成処理により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信処理と、
前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信処理とを前記コンピュータに実行させ、
前記フォーマット変換処理は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する、プログラム。
(付記8)
クライアント装置とアクセス可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、
第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部に記録された当該コンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換処理と、
前記フォーマット変換処理により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信処理と、
少なくとも前記フォーマット変換処理がフォーマットの変換処理を実行中に、前記コンピュータに生じる負荷を計測し、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する負荷計測処理と、
前記計測値記録部に記録された計測値が閾値以上であるか否かを判定する負荷判定処理と、
前記負荷判定処理により計測値が閾値以上であると判定された場合に、前記コンピュータに生じる負荷が当該閾値未満になるようなフォーマットを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成処理と、
前記通知情報生成処理により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信処理と、
前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信処理とを前記コンピュータに実行させ、
前記フォーマット変換処理がフォーマットの変換処理を実行中に、前記要求情報受信処理により要求情報が受信された場合に、前記フォーマット変換処理は、当該フォーマットの変換処理を停止し、かつ、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する変換処理を開始する、プログラム。
以上のように、本発明は、情報配信サーバが高負荷処理を不都合なく実行でき、しかも、クライアント装置において、例えば、コンテンツを不都合なく再生することができる情報配信サーバ、またはプログラムとして有用である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの一例を示す図である。 図3は、動作予定情報記録部に記録された動作予定情報の一例を示す図である。 図4は、リスト情報記録部に記録されたリスト情報の一例を示す図である。 図5は、情報配信サーバにあるイベントが発生した場合に、情報配信サーバがリスト情報を生成し、生成したリスト情報をクライアント装置へ送信し、送信したリスト情報をクライアント装置の表示部に表示するネットワークシステムの動作例を示すフローチャートである。 図6は、情報配信サーバが要求情報を受信した場合に、情報配信サーバがコンテンツを読み出し、読み出したコンテンツをクライアント装置へ送信し、送信したコンテンツをクライアント装置の表示部で再生するネットワークシステムの動作例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第2の実施形態に係るネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 図8は、負荷情報記録部に記録された負荷情報の一例を示す図である。 図9は、リスト情報記録部に記録されたリスト情報の一例を示す図である。 図10は、負荷情報を動的に更新する機能を備えた情報配信サーバを含むネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 図11は、情報配信サーバにあるイベントが発生した場合に、情報配信サーバがリスト情報を生成し、生成したリスト情報をクライアント装置へ送信し、送信したリスト情報をクライアント装置の表示部に表示するネットワークシステムの動作例を示すフローチャートである。 図12は、本発明の第3の実施形態に係るネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 図13は、負荷計測部による計測値が閾値以上であった場合に、情報配信サーバがリスト情報を生成し、生成したリスト情報をクライアント装置へ送信し、送信したリスト情報をクライアント装置の表示部に表示するネットワークシステムの動作例を示すフローチャートである。 図14は、情報配信サーバが要求情報を受信した場合に、情報配信サーバがフォーマットの変換処理を切り替えるネットワークシステムの動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
2 クライアント装置
3、5、5a、6 情報配信サーバ
31 コンテンツ記録部
32 要求情報受信部
33、68 フォーマット変換部
34 コンテンツ送信部
35 動作予定情報記録部
38 変換終了判定部
39、52、65 リスト情報生成部(通知情報生成部)
41、54、67 リスト情報送信部(通知情報送信部)
51、64 負荷情報記憶部
55、61 負荷計測部
56、62 計測値記録部
57 負荷情報更新部
63 負荷判定部

Claims (6)

  1. クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバにおいて、
    第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
    前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換部と、
    前記フォーマット変換部により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信部と、
    当該情報配信サーバが所定の開始時刻から所定の動作の実行を開始する予定であることを示す動作予定情報を記録する動作予定情報記録部と、
    前記動作予定情報と現在時刻とを比較することにより、現在時刻から当該情報配信サーバが所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出し、算出した処理可能時間内に、前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を終了するか否かを判定する変換終了判定部と、
    前記第1のフォーマットと、前記変換終了判定部によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成部と、
    前記通知情報生成部により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信部と、
    前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信部とを備え、
    前記フォーマット変換部は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する、情報配信サーバ。
  2. クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバにおいて、
    第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
    前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換部と、
    前記フォーマット変換部により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信部と、
    前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行することによって当該情報配信サーバに生じる負荷の度合いを示す負荷情報を、フォーマット毎に記録する負荷情報記録部と、
    前記負荷情報が示す負荷の度合いが低くなるに従って高い推奨度をフォーマットに対して割り当てていくことにより、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成部と、
    前記通知情報生成部により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信部と、
    前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信部とを備え、
    前記フォーマット変換部は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する、情報配信サーバ。
  3. 前記通知情報生成部は、前記第1のフォーマットに対して最も高い推奨度を割り当て、かつ、前記負荷情報が示す負荷の度合いが最も低いフォーマットから順に、前記第1のフォーマットに対して割り当てた最も高い推奨度の次に高い推奨度から順に推奨度を割り当てていくことにより、前記通知情報を生成する、請求項2に記載の情報配信サーバ。
  4. 前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行することによって当該情報配信サーバに生じる負荷を計測し、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する負荷計測部と、
    前記計測値記録部に記録された計測値に基づいて、前記負荷情報記録部に記録された負荷情報を更新する負荷情報更新部とをさらに備える、請求項2または3に記載の情報配信サーバ。
  5. クライアント装置とアクセス可能な情報配信サーバにおいて、
    第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
    前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換部と、
    前記フォーマット変換部により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信部と、
    少なくとも前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行中に、当該情報配信サーバに生じる負荷を計測し、計測結果を示す計測値を計測値記録部へ記録する負荷計測部と、
    前記計測値記録部に記録された計測値が閾値以上であるか否かを判定する負荷判定部と、
    前記負荷判定部により計測値が閾値以上であると判定された場合に、当該情報配信サーバに生じる負荷が当該閾値未満になるようなフォーマットを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成部と、
    前記通知情報生成部により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信部と、
    前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信部とを備え、
    前記フォーマット変換部がフォーマットの変換処理を実行中に、前記要求情報受信部により要求情報が受信された場合に、前記フォーマット変換部は、当該フォーマットの変換処理を停止し、かつ、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する変換処理を開始する、情報配信サーバ。
  6. クライアント装置とアクセス可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、
    第1のフォーマットからなるコンテンツを記録するコンテンツ記録部に記録された当該コンテンツの第1のフォーマットを、当該第1のフォーマットとは異なるフォーマットに変換するフォーマット変換処理と、
    前記フォーマット変換処理により変換されたフォーマットからなるコンテンツ、または前記コンテンツ記録部に記録された第1のフォーマットからなるコンテンツを、前記クライアント装置へ送信するコンテンツ送信処理と、
    前記コンピュータが所定の開始時刻から所定の動作の実行を開始する予定であることを示す動作予定情報を記録する動作予定情報記録部に記録された当該動作予定情報と、現在時刻とを比較することにより、現在時刻から前記コンピュータが所定の動作の実行を開始する開始時刻までの処理可能時間を算出し、算出した処理可能時間内に、前記フォーマット変換処理がフォーマットの変換処理を終了するか否かを判定する変換終了判定処理と、
    前記第1のフォーマットと、前記変換終了判定処理によりフォーマットの変換処理が終了すると判定されたフォーマットとを示すフォーマット情報に基づいて、前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを指定するための通知情報を生成する通知情報生成処理と、
    前記通知情報生成処理により生成された通知情報を、前記クライアント装置へ送信する通知情報送信処理と、
    前記クライアント装置で実行可能なフォーマットを示す要求情報を、前記通知情報に対する回答として前記クライアント装置から受信する要求情報受信処理とを前記コンピュータに実行させ、
    前記フォーマット変換処理は、前記要求情報が示すフォーマットと、前記第1のフォーマットとが互いに異なるフォーマットである場合に、前記第1のフォーマットを、前記要求情報が示すフォーマットに変換する、プログラム。
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