JP2009163431A - コミュニケーション算定装置、会合関数算定装置、会合関数算定方法および会合関数算定用プログラム - Google Patents

コミュニケーション算定装置、会合関数算定装置、会合関数算定方法および会合関数算定用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】会合参加者間の発話誘発度などの、会合参加者間の関係性まで考慮して会合活性度を評価することにより、会合の活性化に資する会合関数算定装置を提供する。
【解決手段】会合参加者の動作または現象を表す会合入力情報を取得する情報取得部10aと、会合入力情報の時間的変化に関するデータである時系列データを得る時系列データ処理部10bと、時系列データにおける会合参加者間の相関を算出する相関データ処理部10cと、時系列データと相関のデータから、会合に関する所定の評価尺度に則って会合を支援する会合支援情報を生成する会合支援情報生成部10dと、会合に関する所定の評価尺度に則った会合支援情報を表示する会合支援情報提示部10eと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は会合を支援するためのコミュニケーション算定装置、会合関数算定装置、会合関数算定方法および会合関数算定用プログラムに関する。
一般的に会議の活性度は、例えば参加者全員の発話の総量(以下発話総量と呼ぶ)を指標として評価できると考えられる。この会議の活性度を高めるような支援を行うことで、会議の有効性を向上させることができると考えられる。
その観点で会議支援を行う技術が、特許文献5に記載されている。図9に示すように、関連技術に係る会議支援システムは、入力デバイスと、動作情報取得部と、活性度算出部と、活性度提示部と、出力デバイスから構成されている。
このような構成を有する会議支援システムは、つぎのように動作する。会議場Aにおける参加者の発話総量を取得し、取得された発話総量に基づき会議場Aにおける発言動作を認識し、この認識結果に基づいて会議場Aの前記会議活性度を評価し、算出された会議活性度を会議場Bの参加者に提示する。特許文献5の技術は、会議活性度の評価において、発話総量について着目して発明されたものであり、会議場Bの参加者は会議場Aの会議活性度を知ることができる。その結果、例えば、遠隔会議などで会議場Bにいる人間が、違和感なく途中から会議場Aの会議に参加することができる。
その他、広義の会議支援に関して次のような関連技術がある。特許文献1には、会議参加者の発言や提出した資料を収集し、その収集した発言や資料をもとに、各会議参加者の会議への関与を分析して、各会議参加者の貢献度を評価することが記載されている。また特許文献2に、ボード画像データとカード画像データとを照合して、一定の誤差範囲内で一致する画像データが含まれているか否かを判定することによって、意見集約することが記載されている。
特許文献3に、会議参加者毎の発話状況を、会議開始からの時間の経過に応じて更新しながら表示手段に表示することが記載されている。特許文献4に、会議状況情報を取得して、取得された会議状況情報に基づき会議の状況に応じて会議資料などの関連情報を提示することが記載されている。
なお、非特許文献1において、前頭筋は、眉毛から頭蓋の後頭骨にかけて頭蓋骨を覆う前頭後頭筋の前頭部分であり顔面神経の支配を受けているため、前頭筋電位の振幅の大きさを表すEMG(ElectroMyoGraph)レベルの平均値がストレスと関係があると報告されている。
特開2000−99570号公報 特開2006−25362号公報 特開2006−208482号公報 特開2006−302045号公報 特開2006−302047号公報 田村芳明、清水友明、 田村恭久:学習者の生理状態をフィードバックする学習支援環境、 第17回人工知能学会全国大会、1E5-02。
しかしながら、例えば特許文献5の技術では、会議活性度を示す指標のうち発話総量にしか着目していない。そのため、意見交換度が低い場合と高い場合を区別することができない。そして、意見交換度が低い状態ならば会議参加者の疲れを取るために休憩を促し、意見交換度を高めることで会議活性度を高めるといった会議支援を実現することができない。
また、関連する技術では、一定時間のある会議参加者の発言が他の会議参加者の発言を誘発する回数(以下発話誘発度と呼ぶ)を考慮していない。そのため、会議活性度が低い状態ならば、発話誘発度の高い会議参加者に発言を促し、会議活性度を高めるといった会議支援を実現することができない。
本発明では、2人以上の者が会話または意見を交換しあうことを、会合と総称する。「会合」には、公式もしくは非公式の会議、寄り合い、打合せ、ブレーンストーミング、一般的なミーティングなどの外、遠隔通信を用いたテレビ会議、ネットワーク上のチャットなどを含む。また、本発明は一般に2人以上の者の間のコミュニケーション全般に及ぶ。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、会合に関する情報として発話総量だけでなく意見交換度を入力し、会合参加者間の発話誘発度などの、会合参加者間の関係性まで考慮して会合活性度を評価することにより、会合の活性化に資する会合関数算定装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るコミュニケーション算定装置は、
複数の者のそれぞれの動作または現象を表す動作情報を個別に数値化する動作情報取得手段と、
前記動作情報の時間的変化に関するデータである時系列データを随時算出する時系列データ処理手段と、
前記複数の者のうち少なくとも2者の間の前記時系列データの相関を示す相関データを算出する相関データ処理手段と、
前記相関データが所定の基準を満たす場合に信号を送出する信号送出手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る会合関数算定装置は、
会合参加者の動作または現象を表す会合入力情報を取得する情報取得手段と、
前記会合入力情報の時間的変化に関するデータである時系列データを得る時系列データ処理手段と、
前記時系列データにおける会合参加者間の相関を算出する相関データ処理手段と、
前記時系列データと前記相関のデータから、会合に関する所定の評価尺度に則って会合を支援する会合支援情報を生成する会合支援情報生成手段と、
前記会合に関する所定の評価尺度に則った会合支援情報を表示する会合支援情報表示手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る会合関数算定方法は、
会合参加者の動作または現象を表す会合入力情報を取得する情報取得ステップと、
前記会合入力情報の時間的変化に関するデータである時系列データを得る時系列データ処理ステップと、
前記時系列データにおける会合参加者間の相関を算出する相関データ処理ステップと、
前記時系列データと前記相関のデータから、会合に関する所定の評価尺度に則って会合を支援する会合支援情報を生成する会合支援情報生成ステップと、
前記会合に関する所定の評価尺度に則った会合支援情報を表示する会合支援情報表示ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る会合関数算定用プログラムは、
コンピュータを、
会合参加者の動作または現象を表す会合入力情報を取得する情報取得手段と、
前記会合入力情報の時間的変化に関するデータである時系列データを得る時系列データ処理手段と、
前記時系列データにおける会合参加者間の相関を算出する相関データ処理手段と、
前記時系列データと前記相関のデータから、会合に関する所定の評価尺度に則って会合を支援する会合支援情報を生成する会合支援情報生成手段と、
前記会合に関する所定の評価尺度に則った会合支援情報を表示する会合支援情報表示手段
として機能させることを特徴とする。
本発明の会合関数算定装置によれば、会合参加者の個別の会合入力情報だけでなく、会合入力情報の会合参加者間の相関データに基づいて会合を支援する情報を決定することにより、会合参加者間の関係性まで考慮した会合関数算定装置を実現することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る会合関数算定装置10の基本的な構成を示すブロック図である。この会合関数算定装置10は、情報取得部10aと、時系列データ処理部10bと、相関データ処理部10cと、支援情報生成部10dと、支援情報提示部10eとから構成されている。
情報取得部10aは、会合参加者が会合関数算定装置へ入力する会合入力情報を取得する。具体的に会合入力情報は、動作情報、生体情報、プロフィール情報がある。動作の情報には、会合参加者の発言、発声(笑い、喚声を含む)、拍手、挙手、板書などがある。生体情報としては、筋電位、体表面温度、発汗作用などがある。このような会合入力情報は、ビデオ、マイク、生体センサなどの入力デバイス1によってセンシングされる。情報取得部10aは、会合入力情報にタイムスタンプを付与する。
時系列データ処理部10bは、情報取得部10aにより取得された会合入力情報を統計処理することで時系列データを算出する。具体的に時系列データは、ある会合入力情報の単位時間あたりの量、または会合入力情報のある特徴をイベントとした際のイベントの発生回数である。ここで単位時間は任意の時間幅を有する。
相関データ処理部10cは、時系列データ処理手段により算出された時系列データにおける会合参加者間の相関を算出する。相関のデータには、類似度と共起頻度がある。類似度は、複数人の会合参加者の時系列データを引数として、時系列データの中の一定のウィンドウ幅に対してある相関関数で算出される。また、共起頻度は、時系列データのある特徴をイベントとした場合に、そのイベントの会合参加者間の共起確率である。
支援情報生成部10dは、時系列データ処理手段により算出された時系列データと相関データ処理手段により算出された相関データに基づいて、参加者に対して会合を支援するための情報である支援情報を生成する。会合を支援する情報として、相関データの時間変化や閾値との大小関係などから、会合を改善する刺激の選択とそれを提示するかどうかの判定がある。例えば、休憩をとることを勧める情報、特定の参加者の発言を求めるよう促す情報などを、提示するかどうかの判断と、いつ提示するかを決定することがある。支援情報提示部10eは、支援情報をディスプレイ、スピーカなどの出力デバイス2に表示して、会合参加者に対して伝達する。
図2は、実施の形態1に係る会合関数算定装置10の動作の一例を示す流れ図である。会合情報取得部10aは、まず入力デバイス1を用いて会合参加者の動作情報、生体情報、プロフィール情報といった会合入力情報をセンシングして、センシングしたデータにタイムスタンプを付与し時系列データ処理部10bに出力する(ステップS11)。次に、時系列データ処理部10bは、会合情報取得部10aにおいて取得した会合入力情報を統計処理し時系列データを算出し、相関データ処理部10cと支援情報生成部10dに出力する(ステップS12)。
ここで、時系列データは、ある会合入力情報の単位時間あたりの量または会合入力情報のある特徴をイベントとした際のイベントの回数である。なお、単位時間は任意の時間幅を持つ。時系列データの例として、図5に会合参加者A、B、Cの発話音量の時間変化を示す。
相関データ処理部10cは、複数人の会合参加者の時系列データからある相関関数で求められる類似度や時系列データ間のイベントの共起頻度など相関データを算出し、支援情報生成部10dに出力する(ステップS13)。類似度は、複数人の会合参加者の時系列データのある一定のウィンドウ幅のデータを取り出し、そのデータに対してある相関関数を用いて算出する。
例えば、相関関数として会合参加者間の時系列データの差の絶対値を用いると、会合参加者A、B、Cの発話音量の時間変化を対象とした場合には、会合参加者A、B間と会合参加者A、C間の発話音量の差の絶対値は図5に示すようになる。図5の例では、会合中の発話音量の差の絶対値の平均は、会合参加者A、C間に比べ会合参加者A、B間の方が大きいため、会合参加者A、C間よりも会合参加者A、B間の方が類似度は高いと判定できる。
共起頻度は、会合参加者間の時系列データのある特徴をイベントとした際のイベント間の共起確率である。共起頻度の例として、ある会合中の会合参加者A、B、Cの発話誘発回数を図6に示す。各会合参加者の発話誘発回数は、各会合参加者が発話した後一定時間内の他の会合参加者の発話総数をカウントする。図6の例では、会合参加者Bの発話の後に他の会合参加者が最も発話しているため、会合参加者間の発話の共起頻度は、会合参加者Bが最も高いと判定する。
支援情報生成部10dは、時系列データ処理部10bによって算出された時系列データと、相関データ処理部10cによって算出された相関データを基に、会合を改善する刺激を与える支援情報を生成する(ステップS14)。提示する支援情報がなければ(ステップS15;NO)、ステップS11に戻って、会合入力情報取得から繰り返す。
提示する支援情報がある場合は(ステップS15;YES)、ディスプレイ、スピーカなどの出力デバイス2を用いて、会合を改善する刺激を与える支援情報を会合参加者に提示する(ステップS16)。そして、ステップS11に戻って、会合入力情報取得から繰り返す。
本実施の形態では、会合参加者の会合入力情報に加え会合入力情報の類似度や会合入力情報のある特徴をイベントとした際のイベントの共起頻度といった相関データを算出し、この相関データに基づいて会合関数算定方法を決定するように構成されているため、例えば、最も他の会合参加者の発話を誘発している会合参加者は誰か、といった会合参加者間の関係性まで考慮した会合支援が可能である。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る会合関数算定装置20の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、実施の形態2の会合関数算定装置20は、周期データ処理部20fを備え、支援情報生成部20dと支援情報提示部20eが実施の形態1と異なる。周期データ処理部20fは、時系列データと相関データを基に周期データを算出する。支援情報生成部20dは、時系列データと相関データと周期データを基に会合を支援する情報を生成する。そして、支援情報提示部20eは、支援情報生成部20dから指示された支援情報を出力デバイス2に提示する。その他の構成要素については実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
周期データ処理部20fは、時系列データと相関データを基に周期データを算出し、支援情報提示手段に出力する。周期データとは、時系列データや相関データがある条件を満たす時間帯の長さの変化、条件を満たす時間帯の間隔の変化、時系列データや相関データのある特徴から検出したイベントの出現時刻の間隔の変化である。
支援情報生成部20dは、時系列データと相関データに加え周期データを基に会合を支援する情報を生成する。会合を支援する情報として、時系列データ、相関データ、周期データの時間変化や閾値との大小関係などから、会合を改善する刺激の選択とそれを提示するかどうかを判定する。支援情報提示部20eは、支援情報生成部20dから入力した支援情報をディスプレイ、スピーカなどの出力デバイス2に表示して、会合参加者に対して伝達する。
図4は、実施の形態2に係る会合関数算定装置20の動作の一例を示す流れ図である。図4に示すように、実施の形態2の全体の動作は、時系列データと相関データから会合や会合参加者間に関わる周期データを算出すること(ステップS24)と、時系列データと相関データと周期データから支援情報を生成すること(ステップS25)が実施の形態1の全体の動作と異なる。支援情報が異なるので、支援情報提示(ステップS26)も異なる符号で示す。その他の全体の動作については実施の形態1の全体の動作と同様である。実施の形態1の全体の動作と同様の動作については、図2と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
周期データ処理部20fは、例えば、図7に示すように、会合活性度が破線で示されたある閾値以上である時間帯の長さの変化を周期データとして算出する(ステップS24)。ここで、会合活性度は時系列データであり、会合の参加者の発声の回数・音量やホワイトボードへの入力などの単位時間あたりの量から求める。図7の例では、会合活性度が破線で示されたある閾値以上になった期間は5回あり、この期間は徐々に減衰している。
支援情報生成部20dは、例えば、会合活性度が所定の閾値を超える期間(周期)が小さくなっていることから、例えば休憩を入れることを促すなどの会合を改善する刺激を提示することを判断する。
支援情報提示部20eは、提示すべき支援情報がある場合に(ステップS15;YES)、時系列データと相関データに加えて周期データを基に生成された会合を改善する刺激を与える支援情報を、ディスプレイ、スピーカなどの出力デバイス2を用いて、会合参加者に提示する。
本実施の形態2では、会合参加者の会合入力情報の時系列データと会合入力情報の相関データに加え、会合入力情報の周期データに基づいて、提示する支援情報とそのタイミングを決定するように構成されているため、例えば、会合活性度が徐々に減衰しているなどといった会合の周期性まで考慮した会合支援が可能である。
図8は、図1に示す会合関数算定装置10および図3に示す会合関数算定装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。会合関数算定装置10、20は、図8に示すように、制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、音声入力部34、画像入力部35、入力部36及び表示部37を備える。主記憶部32、外部記憶部33、音声入力部34、画像入力部35、入力部36及び表示部37はいずれも内部バス30を介して制御部31に接続されている。
制御部31はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部33に記憶されている会合関数算定用プログラム500に従って、前述の会合関数算定装置10、20の処理を実行する。
主記憶部32はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、外部記憶部33に記憶されている会合関数算定用プログラム500をロードし、制御部31の作業領域として用いられる。
外部記憶部33は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile
Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile
Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成され、前記の処理を制御部31に行わせるための会合関数算定用プログラム500を予め記憶し、また、制御部31の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部31に供給し、制御部31から供給されたデータを記憶する。
音声入力部34は、マイクロフォン、アンプおよびA−D変換器を備える。音声入力部34は、マイクロフォンの音声信号をA−D変換し、音声認識のための数値演算しやすいデータにして制御部31に供給する。マイクロフォンは入力デバイス1の1つであり、音声入力部34は、図1および図3の情報取得部10aの一部を構成する。
画像入力部35は、カメラ、A−D変換器および画像メモリなどを備える。画像入力部35は、カメラで撮影した画像をA−D変換し、画像解析のための演算がしやすいデータにして制御部31に供給する。
制御部31とその上で動作する会合関数算定用プログラム500は、画像入力部35から入力した画像を解析して、例えば、人が板書する動作などを検出する。
入力部36は、例えば、筋電センサに接続し、センサから会合参加者の生体情報を入力して、制御部31に供給する。制御部31および会合関数算定用プログラム500は、そのデータから、例えば会合参加者の集中度を演算する。
表示部37は、音信号源とアンプを備える。ブザー、スピーカなどの音響出力装置を接続して、音響または音声によって、例えば休憩を促すなどの会合の支援情報を出力する。表示部37はまた、CRT(Cathode Ray Tube)もしくはLCD(Liquid Crystal
Display)などの画像表示部を駆動する回路を備える。表示部37は、制御部31の指令によって、会合の支援情報を画像として表示する。
図1および図3の、情報取得部10a、時系列データ処理部10b、相関データ処理部10c、支援情報生成部10d、20d、支援情報提示部10e、20e、および周期データ処理部20fの処理は、会合関数算定用プログラム500が、制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、音声入力部34、画像入力部35および入力部36などを資源として用いて処理することによって実行する。
上述の各実施の形態では、主に一般的な会議ないしミーティング等を想定して説明したが、本発明は、参加者が1カ所に集まって行う会合以外に、遠隔通信を用いるテレビ会議など、一般的なコミュニケーションにも適用できる。さらに、本発明によれば、音声によるコミュニケーション以外に、手話、機械を用いた文字入力、筆記を用いるコミュニケーションであっても、参加者の動作または生体情報などの現象を入力することによって、時系列データと会合参加者間の相関からある基準に従って会合の傾向と変化を知ることができる。
次に、具体例を用いて本発明を実施するための最良の形態の動作を説明する。
(具体例1)
本発明の具体例1を説明する。図1に示す構成において、各会合参加者は、入力デバイス1に各々声帯マイクやヘッドセットマイクなどの個人の音声を入力できる装置を用いる。声帯マイクやヘッドセットマイクなどの個人の音声を入力できる装置を利用することで、会合参加者全員で1つのマイクを利用する場合などと異なり、ノイズである他の会合参加者の発話は軽減される。情報取得部10aは、入力デバイス1から取得した会合参加者の発話の音量にタイムスタンプを付与し、時系列データ処理部10bに出力する。
時系列データ処理部10bは、会合参加者の発話音量を平滑化するため一定時間の移動平均を算出する。すなわち情報取得部10aにて発話の音量を44kHzでサンプリングし10秒間の移動平均を計算する場合は、440000個の発話の音量データの移動平均データが出力される。
相関データ処理部10cは、時系列データ処理部10bにて算出された移動平均データの会合参加者間の類似度を算出する。具体的には、参加者x、yの2人の会合の時刻tの類似度は、移動平均データを(x、y)、ウィンドウ幅をn、レスポンス時間をaとしたとき、
Figure 2009163431


と定義される。また、参加者がx、y、zの3人ならば、Rxy+Ryz+Rzxを会合の時刻tの類似度とする。
支援情報生成部10dは、入力される類似度がある閾値以下になったら、誰も発話していないか、発話に対してのレスポンスがない状態であると判断する。会合参加者への会合支援情報の提示は、出力デバイス2であるディスプレイやスピーカを用いて、映像や音声でコーヒーブレイクなどの休憩を促す。
このように本具体例1では、声帯マイクやヘッドセットマイクなどの個人の音声を入力できる装置を使って取得した発話データから会合参加者間の発話の類似度を算出し、この類似度に基づいて適切なタイミングで休憩を促すことができる。
(具体例2)
本発明の具体例2を説明する。図1に示す構成において、情報取得部10aは具体例1と同様の処理を行う。時系列データ処理部10bは、まず、具体例1と同様に、会合参加者の発話音量を平滑化するため一定時間の移動平均を算出する。次に、移動平均データが連続してある閾値以上である期間を1つの発話イベントとすることで、発話イベントの検出を行う。
相関データ処理部10cは、時系列データ処理部10bにて算出された発話イベントの共起頻度である発話誘発回数を算出する。ある発話イベントの発話誘発回数は、その発話イベントの終了から一定時間内に他の発話イベントが発生した回数である。具体的には、参加者A、B、Cの3人で行っている会合において、参加者Aのある発話イベントの期間の終了から一定時間内に参加者Bの発話イベントが2回、参加者Cの発話イベントが1回あれば、参加者Aのある発話イベントの発話誘発回数は3となる。
支援情報生成部10dは、発話イベントの共起頻度である発話誘発回数を基に会話の盛り上げ役となる会合のキーパーソンを発見し、会合支援を行う。会合のキーパーソンは、(ある参加者の全発話イベントの発話誘発回数)/(ある参加者の全発話イベント数)の値が最大の会合参加者とする。このようにして会合のキーパーソンを発見できるため、ある一定期間誰も発話しなかった場合には、出力デバイス2にディスプレイやスピーカを用いて、キーパーソンに対して映像や音声で発話を促すといった会合支援を行う。
このように本具体例2では、会合参加者の中で最も他人の発話を誘発している会合のキーパーソンを発見することで、最も会合を活性化させやすいキーパーソンを使って会合の支援をすることができる。
(具体例3)
本発明の具体例3を説明する。図3に示す構成において情報取得部10a、時系列データ処理部10b、相関データ処理部10cは、具体例1と同様の処理を行う。周期データ処理部20fは、相関データ処理部10cから出力される会合参加者間の類似度を基に、会合の類似度が周期を持っているかを調べ、もし周期を発見することができれば周期データを支援情報生成部20dに出力する。具体的に、会合の活性度が周期をもっているかどうかは、以下の手順で決定する。
まず、具体例1と同様に算出した会合の類似度が、連続してある閾値以下になる期間の時間間隔データを算出する。例えば、会合の類似度が連続してある閾値以下になる期間が10回あれば、9個の時間間隔データを得ることができる。これらの時間間隔データは、それぞれ期間をあらわすため、開始時刻と終了時刻をもつ。そして、9個以上の時間間隔データが存在し、それらの分散がある閾値より小さければ、会合の類似度が周期をもっていると判断する。
支援情報生成部20dは、周期データ処理部20fからの時間間隔データの出力があれば、会合の類似度が低いほど発話が少ないか、発話に対してのレスポンスが少ない状態であるため、時間間隔データを基に次の会合の類似度が低下する時刻を予測し、会合の類似度の低下を防止するように会合支援情報を生成する。具体的に、次の会合の類似度が低下する時刻は、(時間間隔データの中の最も新しいデータの終了時刻+時間間隔データの平均値)と予測する。そして、この予測時刻に会合の類似度が低下することを防止するために、支援情報提示部20eから出力デバイス2にディスプレイやスピーカを用いて、会合参加者全員に対して映像や音声で発話を促すといった会合支援を行う。
このように本具体例3は、会合の類似度の周期を見つけ、次の会合の類似度が低下する時刻を予測し、この低下を防止することで会合における発話数と発話に対するレスポンス数を維持することができる。
(具体例4)
本発明の具体例4を説明する。図3に示す構成において情報取得部10aと時系列データ処理部10bは、具体例2と同様の処理を行う。周期データ処理部20fは、まず、時系列データ処理部10bが算出した発話イベントを基に、会合参加者全員が同時に発話する全発話イベントを検出する。次に、全発話イベントが発生する時間間隔を算出する。例えば、全発話イベントが10回あれば、全発話イベントの9個の時間間隔データを得ることができる。
支援情報生成部20dは、周期データ処理部20fで算出した時間間隔データを基に、会合の盛り上がりの低下を検出し会合参加者に休憩を促す。ここで、全発話イベントが発生している期間は、会合参加者全員が同時に発話している期間であるので、会合が盛り上がっているといえる。そのため、時間間隔データがある閾値以上になったら、会合がその閾値の期間以上盛り上がらない時間が続いたということなので、会合参加者が会合に飽きている、または疲労していると判断し休憩を促す。例えば支援情報提示部20eは、具体例1と同様、出力デバイス2にディスプレイやスピーカを用いて、映像や音声でコーヒーブレイクなどの休憩を促す。
このように本具体例4は、取得した発話データから周期データである会合参加者間の発話の時間間隔データを算出し、この時間間隔データに基づいて、会合の盛り上がりの低下したタイミングで休憩を促すことができる。
(具体例5)
本発明の具体例5を説明する。図3に示す構成において、各会合参加者は入力デバイス1に各々のヘッドセットマイクを用いる。情報取得部10aは、ヘッドセットマイクでセンシングしたデータから音声データを取得する。時系列データ処理部10bは、情報取得部10aで取得した音声データから音声認識を用いて会合参加者が発話した単語データを抽出する。具体的に単語データは、タイムスタンプと単語の情報を持ち、だれが発話したかの情報は含まない。
周期データ処理部20fは、まず、時系列データ処理部10bで抽出した単語データを基に、同じ単語がある周期で出現しているかどうかを調べ、もしこのような単語があれば時間間隔データを支援情報生成部20dに出力する。具体的に、単語がある周期で出現しているかは、以下の手順で決定する。
まず、時系列データ処理部10bで抽出した単語データを基に、ある単語が複数回発話された場合に時間間隔データを算出する。例えば、ある単語が10回発話されれば、9個の時間間隔データを得ることができる。そして、9個以上の時間間隔データが存在し、それらの分散がある閾値より小さければ、ある単語の出現が周期をもっていると判断する。時間間隔データは、9個の時間間隔だけでなく発話された単語と10回の発話のタイムスタンプの情報を含む。
支援情報生成部20dは、周期データ処理部20fからの時間間隔データの出力があれば、時間間隔データを基に次の時間間隔データに含まれるある単語が会合参加者によって発話される時刻を予測し、ある単語に関連する情報を前もって会合参加者に提示する支援情報を生成する。具体的に、次のある単語が会合参加者によって発話される時刻は、(時間間隔データの中の最も新しいデータのタイムスタンプ+時間間隔データの発話間隔の平均値)と予測する。そして、この予測時刻の一定時間前に、支援情報提示部20eから出力デバイス2であるディスプレイを用いて、会合参加者全員に対して映像である単語のweb検索結果を会合参加者に提示する。
このように本具体例5は、ある単語が会合参加者によって発話される時刻を予測してある単語に関連する情報を会合参加者に提示する会合支援ができる。
(具体例6)
本発明の具体例6を説明する。図1に示す構成において、各会合参加者は、入力デバイス1に筋電センサを用いて各々の前頭筋EMG(ElectroMyoGraph)を測定する。ここで、非特許文献1において、前頭筋は、眉毛から頭蓋の後頭骨にかけて頭蓋骨を覆う前頭後頭筋の前頭部分であり顔面神経の支配を受けているため、前頭筋電位の振幅の大きさを表すEMGレベルの平均値がストレスと関係があると報告されている。さらに、非特許文献1は、ある作業中にEMGレベルの変化率が低い人間は、その作業に対する集中度も低いとしている。
情報取得部10aは、会合参加者のEMGレベルを取得し、タイムスタンプを付与し時系列データ処理部10bに出力する。時系列データ処理部10bは、会合参加者のEMGレベルを平滑化するため一定時間の移動平均を算出する。すなわち情報取得部10aにてEMGレベルを10Hzでサンプリングし10秒間の移動平均を計算する場合は、100個のEMGレベルデータの移動平均データが出力される。
本具体例では、支援情報生成部10dは、時系列データ処理部10bからの移動平均データを入力として、移動平均データの変化率が低い参加者を会合に集中していないと判断して注意を促す情報を生成する。具体的には、移動平均データが10Hzであれば、ある時刻の移動平均データの変化率は、(ある時刻の移動平均データ−ある時刻の0.1秒前の移動平均データ)/(ある時刻の0.1秒前の移動平均データ)で算出される。そして、会合開始から現時刻までの移動平均データの変化率の総和が最小の参加者を最も会合に集中していないと判定し、支援情報提示部10eから出力デバイス2にディスプレイやスピーカを用いて、映像や音声で会合への集中を促す。
このように本具体例6は、人間の内部状態を知ることのできる生体情報を筋電センサから取得することで、たとえ参加者が情報を発信していなくても、参加者の中で会合に集中している人間を検出し注意を促すといった支援ができる。
(具体例7)
本発明の具体例7を説明する。図3に示す構成において情報取得部10aと時系列データ処理部10bは具体例3と具体例6の処理を同時に行う。すなわち、各会合参加者は、入力デバイス1に声帯マイクやヘッドセットマイクなどの個人の音声を入力できる装置と筋電センサを用いて各々の発話音量と前頭筋EMGを測定する。相関データ処理部10cと周期データ処理部20fは、具体例3と同様の処理を行う。
支援情報生成部20dは、周期データ処理部20fからの時間間隔データと時系列データ処理部10bからの移動平均データを基に、次の会合の類似度が低下する時刻を予測し、移動平均データの変化率が低く集中力が低下していると推定される参加者に対して会合における発話数と発話に対するレスポンス数の低下を防止するように支援する情報を生成する。具体的に、次の会合の類似度が低下する時刻は、具体例3と同様である。また、どの参加者が最も集中力が低いかを推定する方法は、具体例6と同様である。そして、この予測時刻に会合の類似度の低下を防止するために、支援情報提示部20eから出力デバイス2にディスプレイやスピーカを用いて、集中力が低下していると推定される会合参加者に対して映像や音声で発話を促すといった会合支援を行う。
このように本具体例7は、会合の類似度の周期と集中力が低下している参加者を見つけ、次の会合の類似度が低下する時刻を予測し、集中力が低下している参加者に対して発話を促すなどの刺激を提示することで、会合の類似度が低下を防ぎ会合における発話数と発話に対するレスポンス数を維持することができる。
その他、本発明の好適な変形として、以下の構成が含まれる。
本発明の第2の観点に係る会合関数算定装置について、
さらに、前記時系列データと前記相関のデータから、それらのデータの周期に関するデータを算出する周期算出手段を備え、
前記会合支援情報生成手段は、前記時系列データと前記相関データと前記それらのデータの周期に関するデータから会合支援情報を生成するよう構成してもよい。
好ましくは、前記周期算出手段は、
前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす時間帯の長さの変化、
前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす時間帯の間隔の変化、または、
前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす特徴が出現する時刻の間隔の変化を算出する。
好ましくは、前記相関データ処理手段は、会合参加者間における前記時系列データの類似度または共起頻度をもとに会合参加者間の相関を算出する。
さらに、前記相関データ処理手段は、
会合参加者の間における、発言動作の類似度または発言動作事象の間の共起頻度に基づいて相関データを算出してもよい。
好ましくは、前記情報取得手段は、前記会合参加者の生体情報を取得する生体情報デバイスを備える。
本発明の第3の観点に係る会合関数算定方法について、
さらに、前記時系列データと前記相関のデータから、それらのデータの周期に関するデータを算出する周期算出ステップを備え、
前記会合支援情報生成ステップは、前記時系列データと前記相関データと前記それらのデータの周期に関するデータから会合支援情報を生成するよう構成してもよい。
好ましくは、前記周期算出ステップは、
前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす時間帯の長さの変化、
前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす時間帯の間隔の変化、または、
前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす特徴が出現する時刻の間隔の変化
を算出する。
好ましくは、前記相関データ処理ステップは、会合参加者間における前記時系列データの類似度または共起頻度をもとに会合参加者間の相関を算出する。
さらに、前記相関データ処理ステップは、
会合参加者の間における、発言動作の類似度または発言動作事象の間の共起頻度に基づいて相関データを算出してもよい。
好ましくは、前記情報取得ステップは、前記会合参加者の生体情報を取得する生体情報取得ステップを含む。
本発明の第1の効果は、会合参加者間の関係性まで考慮した会合支援ができることである。その理由は、会合参加者の会合入力情報に加え会合入力情報の相関に基づいて、会合を支援する方法を決定するためである。
その他、前記のハードウエア構成や処理の方法は一例であり、任意に変更及び修正が可能である。
制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、音声入力部34、画像入力部35、入力部36および内部バス30などから構成される会合支援処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する会合関数算定装置を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで会合関数算定装置を構成してもよい。
また、会合関数算定装置の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明の実施の形態1に係る会合関数算定装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1の会合関数算定装置の動作の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態2に係る会合関数算定装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2の会合関数算定装置の動作の一例を示す流れ図である。 相関データ処理における発話音量の類似度の算出例を示す図である。 相関データ処理における発話の共起頻度の算出例を示す図である。 周期データ処理における会合活性度の周期データの算出例を示す図である。 図1および図3に示す会合関数算定装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 関連技術に係る会合関数算定装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 会合関数算定装置
10a 情報取得部
10b 時系列データ処理部
10c 相関データ処理部
10d 支援情報生成部
10e 支援情報提示部
20 会合関数算定装置
20d 支援情報生成部
20e 支援情報提示部
20f 周期データ処理部

Claims (14)

  1. 複数の者のそれぞれの動作または現象を表す動作情報を個別に数値化する動作情報取得手段と、
    前記動作情報の時間的変化に関するデータである時系列データを随時算出する時系列データ処理手段と、
    前記複数の者のうち少なくとも2者の間の前記時系列データの相関を示す相関データを算出する相関データ処理手段と、
    前記相関データが所定の基準を満たす場合に信号を送出する信号送出手段と、
    を備えることを特徴とするコミュニケーション算定装置。
  2. 会合参加者の動作または現象を表す会合入力情報を取得する情報取得手段と、
    前記会合入力情報の時間的変化に関するデータである時系列データを得る時系列データ処理手段と、
    前記時系列データにおける会合参加者間の相関を算出する相関データ処理手段と、
    前記時系列データと前記相関のデータから、会合に関する所定の評価尺度に則って会合を支援する会合支援情報を生成する会合支援情報生成手段と、
    前記会合に関する所定の評価尺度に則った会合支援情報を表示する会合支援情報表示手段と、
    を備えることを特徴とする会合関数算定装置。
  3. 前記時系列データと前記相関のデータから、それらのデータの周期に関するデータを算出する周期算出手段を備え、
    前記会合支援情報生成手段は、前記時系列データと前記相関データと前記それらのデータの周期に関するデータから会合支援情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の会合関数算定装置。
  4. 前記周期算出手段は、
    前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす時間帯の長さの変化、
    前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす時間帯の間隔の変化、または、
    前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす特徴が出現する時刻の間隔の変化
    を算出することを特徴とする請求項2または3に記載の会合関数算定装置。
  5. 前記相関データ処理手段は、会合参加者間における前記時系列データの類似度または共起頻度をもとに会合参加者間の相関を算出することを特徴とする請求項2または3に記載の会合関数算定装置。
  6. 前記相関データ処理手段は、
    会合参加者の間における、発言動作の類似度または発言動作事象の間の共起頻度に基づいて相関データを算出することを特徴とする請求項5に記載の会合関数算定装置。
  7. 前記情報取得手段は、前記会合参加者の生体情報を取得する生体情報デバイスを備えることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の会合関数算定装置。
  8. 会合参加者の動作または現象を表す会合入力情報を取得する情報取得ステップと、
    前記会合入力情報の時間的変化に関するデータである時系列データを得る時系列データ処理ステップと、
    前記時系列データにおける会合参加者間の相関を算出する相関データ処理ステップと、
    前記時系列データと前記相関のデータから、会合に関する所定の評価尺度に則って会合を支援する会合支援情報を生成する会合支援情報生成ステップと、
    前記会合に関する所定の評価尺度に則った会合支援情報を表示する会合支援情報表示ステップと、
    を備えることを特徴とする会合関数算定方法。
  9. 前記時系列データと前記相関のデータから、それらのデータの周期に関するデータを算出する周期算出ステップを備え、
    前記会合支援情報生成ステップは、前記時系列データと前記相関データと前記それらのデータの周期に関するデータから会合支援情報を生成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の会合関数算定方法。
  10. 前記周期算出ステップは、
    前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす時間帯の長さの変化、
    前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす時間帯の間隔の変化、または、
    前記時系列データもしくは前記相関のデータが所定の条件を満たす特徴が出現する時刻の間隔の変化
    を算出することを特徴とする請求項8または9に記載の会合関数算定方法。
  11. 前記相関データ処理ステップは、会合参加者間における前記時系列データの類似度または共起頻度をもとに会合参加者間の相関を算出することを特徴とする請求項8または9に記載の会合関数算定方法。
  12. 前記相関データ処理ステップは、
    会合参加者の間における、発言動作の類似度または発言動作事象の間の共起頻度に基づいて相関データを算出することを特徴とする請求項11に記載の会合関数算定方法。
  13. 前記情報取得ステップは、前記会合参加者の生体情報を取得する生体情報取得ステップを含むことを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1項に記載の会合関数算定方法。
  14. コンピュータを、
    会合参加者の動作または現象を表す会合入力情報を取得する情報取得手段と、
    前記会合入力情報の時間的変化に関するデータである時系列データを得る時系列データ処理手段と、
    前記時系列データにおける会合参加者間の相関を算出する相関データ処理手段と、
    前記時系列データと前記相関のデータから、会合に関する所定の評価尺度に則って会合を支援する情報を生成する会合支援情報生成手段と、
    前記会合に関する所定の評価尺度に則った会合支援情報を表示する会合支援情報表示手段
    として機能させることを特徴とする会合関数算定用プログラム。
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