JP2009163167A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電粒子の移動によって表示を行うメモリ性を有する表示パネルを備えた表示装置において、コントラストを向上し、視認性に優れた表示装置を提供する。
【解決手段】対向する面に電極を有する一対の基板間に帯電粒子63が封入された表示パネル50と、表示データを入力して表示パネル50の電極SEGに駆動電圧SEGVを出力するセグメントドライバ10a〜10hとを備える表示装置1であって、セグメントドライバが出力する駆動電圧SEGVは、表示データに基づく複数の表示反転パルスP10a、P10c、及びP11a、P11cと、この表示反転パルスを分離する休止期間P10b、及びP11bを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、帯電粒子の移動によって表示を行うメモリ性を有する表示パネルを備えた低消費電力の表示装置に関する。
従来から薄型の表示装置としては、液晶表示装置が各種の電子機器に広く使用されており、近年ではコンピュータやテレビジョン等の大型カラーディスプレイとしても使用されるようになっている。また、テレビジョンの大型カラーディスプレイとしては、プラズマディスプレイも使用されている。しかし、液晶表示装置やプラズマディスプレイはCRT表示装置に比べれば格段に薄型になったとはいえ、まだ用途によっては充分に薄くはないし、曲げることは出来ない。また、携帯機器のディスプレイとして使用する場合には消費電力の更なる低減が望まれている。
そこで、更なる薄型化と低消費電力化を実現する表示装置として、電気泳動表示素子を用いた電子ペーパーとも称される表示パネルが開発され、電子ブックや電子新聞、電子広告看板や案内表示板などへの利用が試みられている。この電気泳動表示素子を用いた表示パネル(表示装置)は、対向する面にそれぞれ電極を有する一対の基板間に帯電粒子が封入された画像表示層を設け、その一対の基板の電極間に印加される電圧の極性に応じて帯電粒子が電気泳動により移動して表示を行うように構成されている。
この電気泳動型表示パネルは、電極間に印加される駆動電圧を取り去っても、帯電粒子が移動しないのでメモリ性を有しており、駆動電力が零でも表示状態を保つことが出来る。この表示状態が保たれる表示期間は、数秒から数時間、あるいは数ヶ月も継続する場合もある。このため、この電気泳動型表示パネルは、極めて僅かな電力で駆動することが出来るので、低消費電力を必要とする携帯機器などの表示装置として有望である。
ここで、従来から用いられている電気泳動型表示パネルを図11〜図14に基づいて説明する。図11は電気泳動型表示パネルの一例を示す断面図であり、表示パネル50は帯電粒子が電気泳動によって移動する電気泳動型表示パネルである。
この表示パネル50は、透明な樹脂基板51の裏面全体にITO(酸化インジューム錫)膜による透明な共通電極(コモン電極)COMを形成し、その上に電子インクとも称されるマイクロカプセル表示層53が形成されている。このマイクロカプセル表示層53の表面に画素毎のセグメント電極SEGが形成されたフレキシブルプリント基板(以下FPCと約す)55が接着剤層54によって接着され構成される。この共通電極COMとセグメント電極SEGのそれぞれに印加された電圧の合成電圧が、画素に印加される駆動電圧となる。
そして、マイクロカプセル表示層53は、バインダや界面活性剤、増粘剤、純水等の混合体中に直径が数十μm程度の微小なマイクロカプセル60が多数分散している。すなわち、表示パネル50は、透明な樹脂基板51とFPC55が一対の基板として配設され、その対向面の一方に共通電極COMが形成され、他方の面にセグメント電極SEGが形成され、その間にマイクロカプセル60が封入された構造である。
次に、図12の拡大断面図によって表示パネル50の動作原理を説明する。図12において、マイクロカプセル60は、透明なメタクリル樹脂等からなるカプセル殻61の内部に、帯電粒子として酸化チタン等からなる白色粒子63aとカーボンブラック等からなる
黒色粒子63bが、シリコーンオイル等の粘性の高い透明な分散媒62に分散された状態で封入されている。そして、白色粒子63aは負に帯電され、黒色粒子63bは正に帯電されている。
そして、このマイクロカプセル表示層53を挟むように配置された電極のうち、一方の全面一体の共通電極COMを接地し、他方のFPC55上のセグメント電極SEGに負電圧を印加した部分では、その電界によってマイクロカプセル60内の負に帯電した白色粒子63aが透明な共通電極COM側へ、正に帯電した黒色粒子63bはセグメント電極SEG側へ移動するので、視認側(矢印Aの方向)から見ると白く見える。一方、セグメント電極SEGに正電圧を印加した部分では、その逆向きの電界によってマイクロカプセル60内の正に帯電した黒色粒子63bが透明な共通電極COM側へ、負に帯電した白色粒子63aはセグメント電極SEG側へ移動するので、視認側から見ると黒く見える。
また、図12における中央のマイクロカプセル60のように、負電圧が印加されたセグメント電極SEGと正電圧が印加されたセグメント電極SEGとに跨った位置のマイクロカプセル60内では、白色粒子63aの一部は共通電極COM側へ、残りはセグメント電極SEG側へ移動し、黒色粒子63bの一部はセグメント電極SEG側へ移動し、残りは共通電極COM側へ移動するので、マイクロカプセル60の直径よりも、細かい表示も可能である。
したがって、共通電極COMとセグメント電極SEGとの間に印加する電圧の極性によって、白又は黒に表示状態を変化させることができる。このとき白色粒子63aと黒色粒子63bは分散媒62中を電気泳動によって移動するが、分散媒62の粘度が高いので、電圧を印加して表示状態を変化させた後、その電圧の印加を停止しても、それぞれの粒子の分子間力により、その表示状態を保持するメモリ性効果を持つことが出来る。これにより、表示パネル50は、表示を変化させる時だけ駆動電圧を印加すればよいので、消費電力が極めて少ないことが大きな特徴である。
次に図13は、前述した表示パネル50で数字等のキャラクタを表示するようにした一例を示している。図13において、表示パネル50は、セグメントS0〜S6によって成るセブンセグメントキャラクタSCを1桁表す表示体で構成されている。また、そのセグメントS0〜S6の周囲領域S7はセブンセグメントキャラクタSCの背景領域を表している。
この表示パネル50は電極として1個の共通電極COMと8個のセグメント電極を有している。この8個のセグメント電極とは、セグメントS0からセグメントS6に対応するセグメント電極SEG0からSEG6、及び周囲領域S7に対応するセグメント電極BGである。また、表示パネル50の下部より出ている9本の線はそれぞれ、共通電極COMおよび8個のセグメント電極SEG0〜SEG6、BGに接続されたリード線であり、それぞれのリード線は、接続される各セグメント電極と同一の名称を付して示している。そして、それぞれのリード線は、後述する駆動手段を複数集積する駆動ICに接続される。
次に図14は、図13に示した表示パネル50によるセブンセグメントキャラクタSCを(A)の数字「2」を表示した状態から(B)の数字「3」を表示する状態へ変化させる場合を示している。図14において、最初の(A)の表示状態では、セグメントS0、S1、S3、S4及びS6が黒であり、セグメントS2,S5及び周囲領域S7が白である。そして、変化後の(B)の表示状態では、セグメントS0、S1、S2、S3及びS6が黒となり、セグメントS4、S5及び周囲領域S7が白となる。
ここで実際に表示する駆動方法として、セブンセグメントキャラクタSCの表示状態を
変化させるには、まず、(A)の数字「2」を表示させるために、共通電極COMは常に接地(すなわち0v)とし、セグメント電極SEG0、SEG1、SEG3、SEG4、SEG6には一時的に正の駆動電圧を印加する。また、セグメント電極SEG2、SEG5、BGには一時的に負の電圧を印加し、その後、全てのセグメント電極は共通電極COMと同電位の0vとする。
次に、(B)の数字「3」に表示を変化させるために、共通電極COMは常に接地(すなわち0v)とし、白から黒に変化するセグメント電極SEG2に一時的に正の駆動電圧を印加し、黒から白に変化するセグメント電極SEG4には一時的に負の電圧を印加する。そしてその後、セグメント電極SEG2とSEG4は共通電極COMと同電位の0vに戻すと共に、変化しないセグメント電極SEG0、SEG1、SEG3、SEG5、SEG6、及び周囲領域のセグメント電極BGは、0vの印加を継続する。
このように、黒、又は白に書き換えるセグメント電極には、一時的に正、又は負の電圧を印加し、表示が変化しない他のセグメント電極には共通電極COMと同電位の0vを継続するのは、前述したように表示パネル50はメモリ性を有するため、前回の表示状態をそのまま保持することが出来るからである。
この電気泳動型表示パネルの駆動回路として、駆動電圧が−V、0v、+Vの3値である「3値駆動」と、駆動出力が0v、+Vの2値である「2値駆動」を切り替え可能な駆動回路及び表示装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
ここで、特許文献1に開示されている電気泳動型表示パネルを駆動する従来の3値駆動方式を図面に基づいて説明する。図15において、駆動電圧COMVは図12で示した表示パネル50の共通電極COMに印加される駆動電圧であり、駆動電圧SEGV1〜SEGV4は表示パネル50のセグメント電極SEGのいずれかに印加される4種類の駆動電圧波形を示している。これらの駆動電圧は、表示データ(白又は黒のデータ)に対応して表示反転パルスを印加するための表示反転期間T1と、その表示反転パルスの印加前の表示状態を維持している表示期間T2aと、その表示反転パルスの印加後に表示データに対応した表示状態を維持している表示期間T2bとの期間で構成されている。
そして、共通電極COMへの駆動電圧COMVは、前述した如く、常に接地して0vの電位とする。次にSEGV1は、表示データの推移が白→白のときに出力される駆動電圧であり、表示データが変化しないので表示反転期間T1と表示期間T2a、T2b共に駆動電圧COMVと同電位の0vが印加される。
また、SEGV2は、表示データの推移が黒→黒のときに出力される駆動電圧であり、表示データが変化しないので表示反転期間T1と表示期間T2a、T2b共に駆動電圧COMVと同電位の0vが印加される。
また、SEGV3は、表示データの推移が白→黒のときに出力される駆動電圧であり、正電圧+Vの表示反転パルスが反転表示期間T1に出力され、その後の表示期間T2bは、駆動電圧COMVと同電位の0vが印加される。
また、SEGV4は、表示データの推移が黒→白のときに出力される駆動電圧であり、負電圧−Vの表示反転パルスが反転表示期間T1に出力され、その後の表示期間T2bは、駆動電圧COMVと同電位の0vが印加される。
すなわち、駆動電圧SEGV3は、対応するセグメントの表示内容を白から黒に変化させるときに出力される駆動パルスであり、表示が白のとき、黒を書き込むために正電圧+
Vがセグメント電極に印加される。また、駆動電圧SEGV4は、対応するセグメントの表示内容を黒から白に変化させるときに出力される駆動パルスであり、表示が黒のとき、白を書き込むために負電圧−Vがセグメント電極に印加される。
この正電圧+V、又は負電圧−Vがセグメント電極に印加される反転表示期間T1は、例えば300mS程度であり、その後に続く電圧無印加状態の表示期間T2bでは、前述したように表示パネル50はメモリ性を有するため、各セグメントは表示状態を保持することが出来る。この結果、電気泳動型表示パネルを用いた表示装置は、極めて少ない消費電力を実現出来る。
次に図16に基づいて、駆動電圧の印加によって表示パネルの反射率(白の明るさ)が一例としてどのように変化するかを説明する。ここで図16は、表示パネル50のセグメントに、駆動電圧SEGV4を印加したときの反射率C0の変化を示している。ここで前提として、表示パネル50の共通電極COMへの駆動電圧COMVは0vが継続して印加され、セグメント電極SEGには駆動電圧SEGV4が印加される。そして、表示期間T2aでのセグメントの表示状態は黒である。
ここで、表示期間T2aでの黒の反射率C0は約5%である。次に、表示反転期間T1で駆動電圧SEGV4が負電圧−Vになると、前述した如く、マイクロカプセル60内の粒子が移動を開始してセグメントは黒から白に変化し、反射率が上昇する。このときの表示反転期間T1は、通常300mS程度が好ましく、これ以上長い時間、直流電圧を印加すると、マイクロカプセル60内の粒子が結合して表示パネルの劣化を引き起こす可能性がある。次に、表示反転期間T1が終了して表示期間T2bに移行すると、駆動電圧SEGV4は再び0vに戻るが、セグメントは白表示が保持される。このとき、表示期間T2bでの白の反射率C0の値は、一例として40%程度である。
特開2007−86280号公報(第7頁、第2図)
しかしながら、低消費電力を必要とする携帯機器、例えば、電子時計や電子ブック等に、電気泳動型表示パネルを採用する場合、これらの携帯機器は使用者によって様々な環境下で使用される。例えば、夜間での暗い環境下での使用を考慮すると、現状のコントラストが十分であるとは言えず、更にコントラストを向上させて視認性に優れた表示装置が求められている。
本発明の目的は上記課題を解決し、帯電粒子の移動によって表示を行うメモリ性を有する表示パネルを備えた表示装置において、更にコントラストを向上し、視認性に優れた表示装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、下記記載の構成を採用する。
本発明の表示装置は、対向する面に電極を有する一対の基板間に帯電粒子が封入され、この帯電粒子の移動によって表示を行うメモリ性を有する表示パネルと、表示データを入力して電極に駆動電圧波形を出力する駆動手段と、を備える表示装置であって、駆動電圧波形は、表示反転期間内に表示データに基づく複数の表示反転パルスと、この表示反転パルスを分離する休止期間と、を有することを特徴とする。
これにより、表示パネルに印加される駆動電圧は、複数の表示反転パルスと、この表示反転パルスを分離する休止期間を有しているので、表示の白と黒のコントラストが向上し、視認性に優れた表示装置を提供出来る。
また、休止期間では、駆動電圧が0Vであることを特徴とする。
これにより、0vの休止期間によって表示反転パルスが分離されるので、表示の白と黒のコントラストが向上し、視認性に優れた表示装置を実現出来る。
また、休止期間は表示反転期間内に複数回の設定されることを特徴とする。
これにより、表示パネルに表示反転パルスの直流電圧が長時間印加されることがないので、直流印加による表示パネルの劣化を防いで信頼性に優れた表示装置を実現することが出来る。また、休止期間を複数回設けることで、休止期間ごとにコントラストが向上するという効果を得られる。
また、休止期間の後の表示反転パルスのパルス幅は、休止期間の前の表示反転パルスのパルス幅より短いことを特徴とする。
これにより、コントラストが向上すると共に、表示にちらつきが生じることがなく、視認性と表示品質に優れた表示装置を実現することが出来る。
また、駆動電圧は、表示反転パルスが出力される前に表示反転パルスの電圧極性と反対極性の前置反転パルスを有することを特徴とする。
これにより、前置反転パルスが印加されるので、表示パネルに直流電圧が積算されることを低減し、表示パネルの劣化を防いで信頼性に優れた表示装置を実現することが出来る。
また、表示パネルは、一対の基板の電極間に印加される電圧の極性に応じて帯電粒子が電気泳動により移動する電気泳動型表示パネルであって、一対の基板のそれぞれに電極を設け、一対の基板のうち一方の基板の電極は複数のセグメント電極であり、他方の基板の電極は複数のセグメント電極と対向する一つの共通電極であり、駆動波形は、複数のセグメント電極毎に印加されることを特徴とする。
これにより、電気泳動型表示パネルによって、極めて消費電力の少ない表示装置を提供することが出来る。また、電気泳動型表示パネルのセグメント電極毎に駆動波形が印加されるので、コントラストが良好で視認性に優れた表示装置を提供することが出来る。
上記の如く本発明によれば、帯電粒子の移動によって表示を行うメモリ性を有する電気泳動型表示パネルにおいて、コントラストが向上し、表示にちらつきが生じることがなく、視認性と表示品質に優れた表示装置を提供することが出来る。
以下図面により本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の実施例1に係わる表示装置の概略構成を示すブロック図である。図2は本発明の実施例1に係わる表示装置の駆動パルス発生部と駆動電圧出力部の内部構成を示す回路図である。図3は本発明の実施例1に係わる駆動電圧を説明するタイミングチャートである。図4は本発明の実施例1に係わる駆動電圧による表示パネルの反射率を示すグラフである。図5は本発明の実施例2に
係わる駆動電圧を説明するタイミングチャートである。図6は本発明の実施例2に係わる駆動電圧による表示パネルの反射率を示すグラフである。図7は本発明の実施例3に係わる駆動電圧を説明するタイミングチャートである。図8は本発明の実施例3に係わる駆動電圧による表示パネルの反射率を示すグラフである。図9は本発明の実施例4の表示装置に係わる駆動パルス発生部と駆動電圧出力部の内部構成を示す回路図である。図10は本発明の実施例4に係わる駆動電圧を説明するタイミングチャートである。
まず、本発明の実施例1としての表示装置の概略構成を図1に基づいて説明する。図1において、1は本発明の実施例1の表示装置である。表示装置1は、表示パネル50と、この表示パネル50を駆動する駆動手段としてのセグメントドライバを複数集積した駆動IC2によって構成される。ここで、表示パネル50は、前述の図11〜図13で示した表示パネルと同様な構成であるので、図1においても同一番号を付す。
すなわち、表示パネル50は、透明な樹脂基板51とFPC55による一対の基板の対向面に形成される共通電極COMとセグメント電極SEGの間に帯電粒子63が封入され、共通電極COMとセグメント電極SEGに印加される電圧の極性に応じて帯電粒子63が電気泳動によって移動する電気泳動型表示パネルである。先に記述した図12のごとく、共通電極COMが視認側となり、セグメント電極SEGは裏面側となる。尚、帯電粒子63は、図12で前述したように、マイクロカプセル60の中に封入された白色粒子63aと黒色粒子63bによって構成され、マイクロカプセル60は、マイクロカプセル表示層53の中に多数分散しているが、詳細な説明は、ここでは省略する。
次に駆動IC2は、表示パネル50を駆動する駆動手段としての複数のセグメントドライバ10a〜10hと、入力回路3等によって構成される。ここで、セグメントドライバ10a〜10hは、表示パネル50に駆動電圧SEGVa〜SEGVhを出力する。また、駆動IC2には、クロック信号を発生するクロック回路や、正電圧+Vと負電圧−Vを生成する電源回路等も設けられているが、特別な回路ではないので図示を省略している。
ここで、表示パネル50は、図13で示したセブンセグメントキャラクタSCを1桁表す表示体で構成されることを前提とするならば、セグメント電極数は8個であるので、セグメントドライバも8個で構成される。すなわち、駆動手段としてのセグメントドライバは、表示パネル50のセグメント電極ごとに設けられ、各セグメント電極を駆動する。尚、表示パネル50の共通電極COMは図示していないが、0vに接続されている。
次に駆動IC2内部の入力回路3は、駆動IC2の外部から表示データや制御信号を含んだ入力信号P1を入力し、各セグメントドライバ10a〜10hに伝達する機能を有している。すなわち、入力回路3は、入力信号P1を入力し、各セグメント電極に対応する表示データP2a〜P2hと、クロック信号P3と、表示書換信号P4を出力する。尚、表示装置1の外部には、図示しないが表示装置1が組み込まれる電子機器の制御部があり、この制御部から表示データや制御信号を含んだ入力信号P1が出力される。
次に、セグメントドライバ10a〜10hの内部構成を詳述する。尚、セグメントドライバ10a〜10hは、すべて同じ構成であるのでセグメントドライバ10aについて説明する。ここで、セグメントドライバ10aの内部の11は、表示データ記憶部としてのシフトレジスタであり、表示データP2aを入力してクロック信号P3のタイミングで記憶し、現在の表示データである現表示データP5aと、次に書き換えられる表示データである次表示データP5bを順次出力する。
次に12は表示推移検出部であり、シフトレジスタ11の記憶情報である現表示データ
P5aと次表示データP5bを入力し、表示データの推移を検出し分類して表示推移信号P6a〜P6dを出力する。ここで、表示推移信号P6aは、駆動されるセグメントが、現在の表示が白(現表示データP5a=“0”)で、次の表示も白(次表示データP5b=“0”)のとき、論理“1”となる信号である。また、表示推移信号P6bは、駆動されるセグメントが、現在の表示が黒(現表示データP5a=“1”)で、次の表示も黒(次表示データP5b=“1”)のとき、論理“1”となる信号である。
また、表示推移信号P6cは、駆動されるセグメントが、現在の表示が白(現表示データP5a=“0”)で、次の表示が黒(次表示データP5b=“1”)のとき、論理“1”となる信号である。また、表示推移信号P6dは、駆動されるセグメントが、現在の表示が黒(現表示データP5a=“1”)で、次の表示が白(次表示データP5b=“0”)のとき、論理“1”となる信号である。すなわち、表示推移検出部12は、表示データの推移を4つに分類し、その検出結果を表示推移信号P6a〜P6dとして出力する。
次に20は駆動パルス発生部であり、表示推移信号P6a〜P6dを入力し、表示書換信号P4に同期して表示パネル50を駆動する駆動制御パルスP7a、P7b、P7cを生成し出力する。尚、表示書換信号P4は、表示パネル50の表示内容を書き換える毎に、外部から入力されるタイミング信号であるが、シフトレジスタ11のクロック信号P3を若干遅延させて、駆動IC2の内部で生成しても良い。尚、駆動パルス発生部20の内部構成の詳細は後述する。
次に40は駆動電圧出力部であり、前述の駆動制御パルスP7a、P7b、P7cを入力し、それぞれのパルスを正電圧+V、0v、負電圧−Vに電圧変換して駆動電圧SEGVaとして出力し、表示パネル50の対応するセグメント電極SEGを駆動する。尚、電圧値の一例として、正電圧+Vは+15V位の直流電圧であり、負電圧−Vは−15V位の直流電圧である。また、セグメントドライバ10b〜10hにおいても、駆動電圧SEGVb〜SEGVhをそれぞれ出力し、表示パネル50の各セグメント電極SEGを駆動する。尚、駆動電圧出力部40の内部構成の詳細は後述する。
次に駆動パルス発生部20と駆動電圧出力部40の内部構成を図2に基づいて詳述する。図2において、駆動パルス発生部20は、カウンタ回路21と表示反転ROM22によって構成される。ここで、カウンタ回路21は、表示書換信号P4を入力して内部のクロック信号(図示せず)をカウントし、複数のカウント信号P8を出力する。尚、カウント信号P8のビット数は限定されないが、例えば、8ビットで構成される。
また、表示反転ROM22は、駆動制御パルスP7a〜P7cのパターン情報を記憶し出力するROM(READ ONLY MEMORY)であり、下位アドレス(例えば8ビット)にカウント信号P8を入力し、4ビットの上位アドレスに表示推移信号P6a〜P6dを入力する。この表示反転ROM22が記憶する駆動制御パルスP7a、P7b、P7cのパターン情報は、表示推移信号P6a〜P6dの論理によって切り替えられ、また、下位アドレスに入力されるカウンタ信号P8の推移によって時系列的に順次出力される。
次に、この駆動パルス発生部20の動作を説明する。ここで、駆動パルス発生部20のカウンタ回路21に表示書換信号P4が入力されると、カウンタ回路21は、内部クロック信号によってカウントを開始し、例えば、カウンタ回路21が8ビット仕様であるとすれば、カウント“0”からカウント“255”までカウントし、そのカウント値の推移をカウント信号P8によって表示反転ROM22の下位アドレスに入力する。そして、カウンタ回路21は、カウント“255”からカウント“0”に戻り、次の表示書換信号P4が入力されるまでカウント動作を停止する。
ここで、カウンタ回路21の内部クロック信号の周期が例えば1.2mS位であれば、カウンタ回路21は、約300mS以上の期間、カウント動作を継続しカウント信号P8を出力する。そして、表示反転ROM22の上位アドレスに表示推移信号P6a〜P6dが入力されることによって、予め記憶されているパターン情報が選択され、下位アドレスにカウント信号P8が入力されることによって、選択されたパターン情報が駆動制御パルスP7a、P7b、P7cとして時系列的に順次出力される。
すなわち、駆動パルス発生部20は、表示書換信号P4をスタート信号として、表示推移信号P6a〜P6dによって選択された駆動制御パルスP7a、P7b、P7cを所定の期間、つまり画素部において表示データに基づく白または黒表示を行うのに充分な電圧印加期間、時系列的に順次出力する。
次に駆動電圧出力部40の内部構成を説明する。この駆動電圧出力部40は、三つの半導体スイッチ41〜43によって構成される。半導体スイッチ41の入力端子41aは正電圧+Vに接続され、出力端子41bは駆動電圧SEGVのラインに接続され、制御端子41cは駆動制御パルスP7aに接続される。また、半導体スイッチ42の入力端子42aは0vに接続され、出力端子42bは駆動電圧SEGVのラインに接続され、制御端子42cは駆動制御パルスP7bに接続される。また、半導体スイッチ43の入力端子43aは負電圧−Vに接続され、出力端子43bは駆動電圧SEGVのラインに接続され、制御端子43cは駆動制御パルスP7cに接続される。
この構成により、駆動制御パルスP7aが論理“1”になると、半導体スイッチ41がONとなって駆動電圧SEGVは正電圧+Vが印加され、駆動制御パルスP7bが論理“1”になると、半導体スイッチ42がONとなって駆動電圧SEGVは0vが印加され、駆動制御パルスP7cが論理“1”になると、半導体スイッチ43がONとなって駆動電圧SEGVは負電圧−Vが印加される。これにより、駆動電圧SEGVは、正電圧+V、0v、負電圧−Vの三値の電圧を出力して、表示パネル50のセグメントを白、又は黒に駆動することが出来る。尚、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cは二つ以上同時に論理“1”になることはない。
次に図3のタイミングチャートに基づいて、本発明の実施例1に係わる駆動電圧SEGV11〜SEGV14を出力する動作例を説明する。ここで、実施例1の駆動電圧波形は、二つの表示反転パルスとその二つの表示反転パルスを分離する一つの休止期間によって構成される。
図3において、COMVは表示パネル50の共通電極COMに印加される駆動電圧であり、SEGV11〜SEGV14はセグメント電極SEGのいずれかに印加される4種類の駆動電圧波形である。これらの駆動電圧は、表示データ(白又は黒のデータ)に対応して表示反転パルスを印加するための表示反転期間T1と、その表示反転パルスの印加前の表示状態を維持している表示期間T2aと、表示反転パルスの印加後に表示データに対応した表示状態を維持する表示期間T2bとの期間で構成されている。
ここで、共通電極COMへの駆動電圧COMVは、前述した如く、常に接地して0vの電位とする。次に、外部の制御部(図示せず)から、入力信号P1に含まれる表示内容を書き換える表示書換信号P4が来ると、駆動パルス発生部20は、この表示書換信号P4に同期して表示推移信号P6a〜P6dに基づいた駆動制御パルスP7a、P7b、P7cを出力し、駆動電圧出力部40は駆動制御パルスP7a、P7b、P7cによって駆動電圧SEGV11〜SEGV14を出力する。
ここで、SEGV11は、表示推移信号P6aが論理“1”(すなわち、表示データの推移が白→白)のときに出力される駆動電圧である。すなわち、論理“1”である表示推移信号P6aが駆動パルス発生部20の表示反転ROM22に入力され、表示書換信号P4がカウンタ回路21に入力されると、表示反転ROM22から駆動制御パルスP7aとP7cは論理“0”が継続して出力され、駆動制御パルスP7bは論理“1”が継続して出力される。
これは、表示反転ROM22が、表示推移信号P6aの論理“1”において下位アドレスの全領域で、出力である駆動制御パルスP7a、P7b、P7cを論理“0”、“1”、“0”として記憶しているからである。この駆動制御パルスP7a、P7b、P7cの論理によって、駆動電圧出力部40の半導体スイッチ41と43がOFF、半導体スイッチ42がONとなり、常に0vの電圧である駆動電圧SEGV11が出力される。
次にSEGV12は、表示推移信号P6bが論理“1”(すなわち、表示データの推移が黒→黒)のときに出力される駆動電圧である。すなわち、論理“1”である表示推移信号P6bが駆動パルス発生部20の表示反転ROM22に入力され、表示書換信号P4がカウンタ回路21に入力されると、表示反転ROM22から駆動制御パルスP7aとP7cは論理“0”が継続して出力され、駆動制御パルスP7bは論理“1”が継続して出力される。
これは、表示反転ROM22が、表示推移信号P6bの論理“1”において下位アドレスの全領域で、出力である駆動制御パルスP7a、P7b、P7cを論理“0”、“1”、“0”として記憶しているからである。この駆動制御パルスP7a、P7b、P7cの論理によって、駆動電圧出力部40の半導体スイッチ41と43がOFF、半導体スイッチ42がONとなり、常に0vの電圧である駆動電圧SEGV12が出力される。
次にSEGV13は、表示推移信号P6cが論理“1”(すなわち、表示データの推移が白→黒)のときに出力される駆動電圧である。すなわち、対応するセグメントの表示内容を白から黒に変化させるときに出力される駆動電圧であり、表示が白のとき、黒に書き換えるために正電圧+Vが所定の時間印加される。
ここで、論理“1”である表示推移信号P6cが駆動パルス発生部20の表示反転ROM22に入力され、表示書換信号P4がカウンタ回路21に入力されてカウント動作が開始すると、表示反転ROM22から約150mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“1”、”0“、”0”となり、その後、約20mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“0”、”1“、”0”となり、その後再び約150mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“1”、”0“、”0”となる。そして、カウンタ回路21のカウント値が“0”に戻ると、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cは論理“0”、”1“、”0”に固定される。
この駆動制御パルスP7a、P7b、P7cの論理の推移によって、駆動電圧出力部40の半導体スイッチ41が約150mSの期間ONとなり、その後、半導体スイッチ42が約20mSの期間ONとなり、その後再び、半導体スイッチ41が約150mSの期間ONとなり、それ以降、半導体スイッチ42が継続してONとなる。
これにより、図示するように駆動電圧SEGV13は、表示書換信号P4に同期して開始される表示反転期間T1において、約150mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP10aが出力され、その後、約20mSの期間0vである休止期間P10bが出力され、更にその後再び、約150mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP10cが出力され、それ以降、表示期間T2bにおいて0vが継続して出力される。
次にSEGV14は、表示推移信号P6dが論理“1”(すなわち、表示データの推移が黒→白)のときに出力される駆動電圧である。すなわち、対応するセグメントの表示内容を黒から白に変化させるときに出力される駆動電圧であり、表示が黒のとき、白に書き換えるために負電圧−Vが所定の時間印加される。
ここで、論理“1”である表示推移信号P6dが駆動パルス発生部20の表示反転ROM22に入力され、表示書換信号P4がカウンタ回路21に入力されてカウント動作が開始すると、表示反転ROM22から約150mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“0”、”0“、”1”となり、その後、約20mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“0”、”1“、”0”となり、その後再び約150mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“0”、”0“、”1”となる。そして、カウンタ回路21のカウント値が“0”に戻ると、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cは論理“0”、”1“、”0”に固定される。
この駆動制御パルスP7a、P7b、P7cの論理の推移によって、駆動電圧出力部40の半導体スイッチ43が約150mSの期間ONとなり、その後、半導体スイッチ42が約20mSの期間ONとなり、その後再び、半導体スイッチ43が約150mSの期間ONとなり、それ以降、半導体スイッチ42が継続してONとなる。
これにより、図示するように駆動電圧SEGV14は、表示書換信号P4に同期して開始される表示反転期間T1において、約150mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP11aが出力され、その後、約20mSの期間0vである休止期間P11bが出力され、更にその後再び、約150mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP11cが出力され、それ以降、表示期間T2bにおいて0vが継続して出力される。
すなわち、実施例1に係わる駆動電圧は、表示を白→黒、または、黒→白に反転させるための表示反転期間T1において、二つの表示反転パルスと、この二つの表示反転とを分離する休止期間によって構成される。
このように実施例1のセグメントドライバによって駆動電圧SEGV11〜SEGV14が出力出来るのは、表示推移信号P6a〜P6dの論理に基づいて表示反転ROM22に記憶されたパターン情報が選択され、カウンタ回路21のカウント動作によって表示反転ROM22の下位アドレスが推移して、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが順次出力されるからである。尚、セグメントドライバ10a〜10hの動作は、後述する実施例2〜4においても同様である。
次に図4に基づいて、本発明の実施例1による駆動電圧の印加によって表示パネルの反射率(白の明るさ)がどのように改善されるかを説明する。ここで図4は、表示パネル50のセグメントに、実施例1の駆動電圧SEGV14を印加したときの反射率C1の変化の一例を示している。ここで前提として、表示期間T2aでのセグメントの表示状態は黒であり、このときの反射率C1を5%とする。
ここで、表示反転期間T1が開始し、表示反転パルスP11aによって負電圧−Vがセグメント電極に約150mS印加されると、マイクロカプセル60内の正に帯電した黒色粒子63bがセグメント電極SEG側へ、負に帯電した白色粒子63aは透明な共通電極COM側へ、移動するので、セグメントは黒から白へと変化し、反射率C1が増加する。次に休止期間P11bでは、セグメント電極への電圧は約20mSの期間0vとなるので、反射率C1はほとんど変化しない。
そして、休止期間P11b終了後、2回目の電圧印加として表示反転パルスP11cによって負電圧−Vが約150mS再び印加されると、セグメントの白の反射率が上昇するので、反射率C1の値が増加し、その後の表示期間2bにおいては、その反射率C1がほぼ維持される。この2回目の表示反転パルスP11cの印加によって反射率C1が増加する理由は、休止期間P11bにおいて共通電極COMとセグメント電極SEGの中間位置に留まっていた白色粒子63aと黒色粒子63bが、新たな電界の変化で各電極に引き寄せられ、動き出すことによって白の反射率が上昇すると考えられる。
ここで図4において、比較のために前述した図16における従来の駆動電圧SEGV4による反射率C0を破線で示している。ここで明らかなように、本発明の実施例1による反射率C1は従来の駆動電圧による反射率C0より向上していることが理解できる。ここで、従来例の白の反射率C0が40%程度であるとするならば、一例として本発明による白の反射率C1の値は41%程度に改善される。
また、図4においては、セグメントに負電圧−Vを印加する駆動電圧SEGV14を例として説明したが、セグメントに正電圧+Vを印加する駆動電圧SEGV13においても、休止期間を持たせることで、反射率は低下し、黒はより黒くなる。ここで、駆動電圧SEGV13による黒の反射率は、従来では約5%だった値が約4%〜4.5%に改善され、この結果、表示の白と黒の比であるコントラストを向上させることが出来る。
以上のように本発明によるならば、電気泳動型表示パネルにおいて、白はより白さを増し、黒はより黒さを増してコントラストが向上し、視認性に優れた表示装置を提供することが出来る。また、電気泳動型表示パネルは駆動電圧を印加して表示データを書き込み後、長時間、電圧無印加状態を続けると、表示層における帯電粒子に僅かながら自由な流動が生じ、白又は黒の表示濃度が変化して灰色に近づく傾向があり、表示のコントラストが次第に低下して視認性が悪くなるという問題がある。しかし本発明によれば、コントラストが向上するので、書き込み後の時間経過によるコントラストの低下が減少し、表示の濃淡ムラが低減して表示品質が常に良好な表示装置を実現できる。
尚、従来例の駆動電圧SEGV4と本発明の駆動電圧SEGV14の負電圧−Vの印加時間は共に300mSであり、本発明は表示反転パルスの印加時間が同条件で、コントラストを向上させることが出来る。なお、従来例の駆動電圧SEGV4を300msより長くしても、コントラストは、ほとんど改善せず、逆に直流印加により、寿命が短くなる弊害が発生する。
また、実施例1の駆動電圧SEGV14においては、表示反転パルスP10a、P10cのそれぞれのパルス幅は約150mSであり、また、休止期間P10bは20mSとして説明したが、これらの値は限定されず、表示反転ROM22に記憶されている駆動制御パルスP7a、P7b、P7cのパターン情報、又は、カウンタ回路21がカウントするクロック信号の周期を変えることによって、任意に変更することが出来る。
尚、表示反転パルスの合計パルス幅が長くなると、表示パネルに直流電圧が長時間印加されて表示パネルの劣化を早めて寿命が短くなる危険性がある。よって、表示反転パルスP11a、P11cの合計パルス幅は、画素部において表示データに基づく白または黒表示を行うのに充分なパルス幅であればよく、本実施例で用いた表示パネルを25℃で駆動する場合は300mS程度が好ましく、長くても約400mS以下が良い。低温では、300mSより長い幅が好ましく、例えば−10℃では、500〜1000mS程度が好ましい。また高温では、300msより短い幅、例えば50℃では、150mS程度が好ましい。このように、複数の表示反転パルスの合計パルス幅を制御することによって、表示パネルに直流電圧が長時間印加されることがないので、直流印加による表示パネルの劣化
を防いで信頼性に優れた表示装置を実現することが出来る。
また、休止期間P11bは、短い時間であると表示反転パルスを分離できず、コントラストが向上する効果が弱くなるので、約10mS以上であることが好ましい。また、休止期間P11bが長くなると、表示反転パルスが離れすぎて表示にちらつき等が生じて表示品質が低下する可能性がある。よって、複数の表示反転パルスと休止期間を含めた表示反転期間T1の合計時間は、約500mS以下であると良い。尚、正電圧+Vを印加する駆動電圧SEGV13についても同様である。このように表示反転パルスのパルス幅と休止期間の合計時間を所定時間以下とすることで、表示パネルに直流電圧が長時間印加されることがないと共に、休止期間の間隔も規制されるので、表示パネルの劣化を防ぐと共に、表示にちらつきが生じることがなく、信頼性と表示品質に優れた表示装置を実現することが出来る。
次に図5のタイミングチャートに基づいて、本発明の実施例2に係わる駆動電圧SEGV21〜SEGV24を出力する動作例を説明する。ここで、実施例2の駆動電圧は、三つの表示反転パルスとその三つの表示反転パルスを分離する二つの休止期間によって構成される。尚、実施例2の駆動電圧の生成は、実施例1で示した表示装置のブロック図及び回路図(図1、図2参照)の構成によって実現されるので、構成の説明は省略する。
ここで図5に示す駆動電圧COMVは、実施例1の駆動電圧COMVと同様であるので説明は省略する。また、駆動電圧SEGV21、SEGV22は、同じく実施例1の駆動電圧SEGV11、SEGV12と同様であるので説明は省略する。また、駆動電圧SEGV21〜SEGV24は、実施例1の駆動電圧波形と同様に表示データ(白又は黒のデータ)に対応して表示反転パルスを印加するための表示反転期間T1と、その表示反転パルスの印加前の表示状態を維持している表示期間T2aと、表示反転パルスの印加後に表示データに対応した表示状態を維持する表示期間T2bとの期間で構成されている。
ここでSEGV23およびSEGV24における、表示推移信号P6c、P6dと、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cとの関係については、先の実施例と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
図5に図示するように駆動電圧SEGV23は、表示書換信号P4に同期して開始される表示反転期間T1において、約100mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP12aが出力され、その後、約20mSの期間0vである休止期間P12bが出力される。そして、その後再び約100mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP12cが出力され、その後再び約20mSの期間0vである休止期間P12dが出力され、その後再び約100mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP12eが出力さる。そしてそれ以降、表示期間T2bにおいて0vが継続して出力される。
また駆動電圧SEGV24は、表示書換信号P4に同期して開始される表示反転期間T1において、約100mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP13aが出力され、その後、約20mSの期間0vである休止期間P13bが出力される。そして、その後再び約100mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP13cが出力され、その後再び約20mSの期間0vである休止期間P13dが出力され、その後再び約100mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP13eが出力さる。そしてそれ以降、表示期間T2bにおいて0vが継続して出力される。
すなわち、実施例2に係わる駆動電圧は、表示を白→黒、または、黒→白に反転させるための表示反転期間T1において、三つの表示反転パルスと、この三つの表示反転パルス
とを分離する二つの休止期間によって構成される。
次に図6に基づいて、本発明の表示装置の実施例2による駆動電圧の印加によって表示パネルのコントラストがどのように改善されるかを説明する。ここで図6は、表示パネル50のセグメントに、実施例2の駆動電圧SEGV24を印加したときの反射率C2の変化の一例を示している。ここで前提として、表示期間T2aでのセグメントの表示状態は黒であり、このときの反射率C2を5%とする。
ここで、表示反転期間T1が開始し、表示反転パルスP13aによって負電圧−Vがセグメント電極SEGに約100mS印加されると、マイクロカプセル60内の正に帯電した黒色粒子63bがセグメント電極SEG側へ、負に帯電した白色粒子63aは透明な共通電極COM側へ移動するので、セグメントは黒から白へと変化し、反射率C2が増加する。次に休止期間P13bでは、セグメント電極への電圧は約20mSの期間0vとなるので、反射率C2はほとんど変化しない。
そして、休止期間P13b終了後、2回目の電圧印加として表示反転パルスP13cによって負電圧−Vが約100mSの期間再び印加されると、セグメントの黒の濃度が上昇するので、反射率C2の値が増加する。その後の休止期間P13dでは、セグメント電極への電圧は約20mSの期間0vとなり、反射率C2はほとんど変化しない。そして、休止期間P13d終了後、3回目の電圧印加として表示反転パルスP13eによって負電圧−Vが約100mSの期間再び印加されると、セグメントの白の反射率は更に上昇し、反射率C2の値が増加する。
そして、その後の表示期間T2bにおいては、その反射率C2の値がほぼ維持される。この2回目及び3回目の表示反転パルスP13c、及びP13eの印加によって反射率C2が段階的に増加する理由は、実施例1で述べた理由と同様である。
ここで図6において、比較のために前述した図16における従来の駆動電圧SEGV4による反射率C0と、実施例1による反射率C1を破線で示している。ここで明らかなように、本発明の実施例2による反射率C2は、従来の反射率C0、及び実施例1の反射率C1より向上していることが理解できる。また、図6においては、セグメントに負電圧−Vを印加する駆動電圧SEGV24を例として説明したが、セグメントに正電圧+Vを印加する駆動電圧SEGV23においても、休止期間を持たせることで、反射率は低下し黒はより黒くなり、コントラストを向上させることが出来、駆動電圧SEGV23及び駆動電圧SEGV24は、共に同様の効果を得ることが出来る。
また、実施例2の駆動電圧SEGV24においては、表示反転パルスP13a、P13c、P13eのそれぞれのパルス幅は約100mSであり、また、休止期間P13b、P13dは共に20mSであるが、先の実施例と同様に、これらの値は限定されず、表示反転ROM22に記憶されている駆動制御パルスP7a、P7b、P7cのパターン情報、又は、カウンタ回路21がカウントするクロック信号の周期を変えることによって、任意に変更することが出来る。
また、実施例2の駆動電圧は三つの表示反転パルスとその表示反転パルスを分離する二つの休止期間によって構成されるが、この構成に限定されず、例えば、表示反転パルスの数を四つ以上に増やし、各表示反転パルスを分離する休止期間を設けても良い。ただし、前述したように、直流電圧の印加時間を長くしないため、表示反転パルスの合計パルス時間は室温において300mS程度が好ましく、また、表示のちらつきを防ぐために、複数の表示反転パルスと休止期間を含めた表示反転期間T1の合計時間は、約500mS以下であると良い。
以上のように本発明の実施例2によるならば、休止期間を複数回設けることで、休止期間ごとに白はより白さを増し、黒はより黒さを増してコントラストが向上し、電気泳動型表示パネルにおいて、視認性に優れた表示装置を提供することが出来る。また、表示パネルに直流電圧が長時間印加されることがなく、また、休止期間の間隔も規制されるので、表示パネルの劣化と表示のちらつきを防いで、信頼性と表示品質に優れた表示装置を提供することが出来る。
次に図7のタイミングチャートに基づいて、本発明の実施例3に係わる駆動電圧SEGV31〜SEGV34を出力する動作例を説明する。ここで、実施例3の駆動電圧は、三つの表示反転パルスとその三つの表示反転パルスを分離する二つの休止期間によって構成され、二つ目の休止期間が長く、三つ目の表示反転パルスのパルス幅が短い特徴がある。尚、実施例3の駆動電圧の生成は、実施例1で示した表示装置のブロック図及び回路図(図1、図2参照)の構成によって実現されるので、構成の説明は省略する。
ここで図7に示す駆動電圧COMVは、実施例1の駆動電圧と同様であるので説明は省略する。また、駆動電圧SEGV31、SEGV32は、同じく実施例1の駆動電圧である駆動電圧SEGV11、SEGV12と同様であるので説明は省略する。また、駆動電圧SEGV31〜SEGV34は、実施例1及び2の駆動電圧と同様に表示データ(白又は黒のデータ)に対応して表示反転パルスを印加するための表示反転期間T1と、その表示反転パルスの印加前の表示状態を維持している表示期間T2aと、表示反転パルスの印加後に表示データに対応した表示状態を維持する表示期間T2bとの期間で構成されている。
ここでSEGV33およびSEGV34における、表示推移信号P6c、P6dと駆動制御パルスP7a、P7b、P7cとの関係については、先の実施例と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
図7に図示するように駆動電圧SEGV33は、表示書換信号P4に同期して開始される表示反転期間T1において、約145mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP14aが出力され、その後、約20mSの期間0vである休止期間P14bが出力される。そして、その後再び約145mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP14cが出力され、その後再び約100mSの期間0vである休止期間P14dが出力され、その後再び約10mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP14eが出力さる。そしてそれ以降、表示期間T2bにおいて0vが継続して出力される。
また駆動電圧SEGV34は、表示書換信号P4に同期して開始される表示反転期間T1において、約145mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP15aが出力され、その後、約20mSの期間0vである休止期間P15bが出力される。そして、その後再び約145mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP15cが出力され、その後再び約100mSの期間0vである休止期間P15dが出力され、その後再び約10mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP15eが出力さる。そしてそれ以降、表示期間T2bにおいて0vが継続して出力される。
すなわち、実施例3に係わる駆動電圧は、表示を白→黒、または、黒→白に反転させるための表示反転期間T1において、三つの表示反転パルスと、この三つの表示反転パルスとを分離する二つの休止期間によって構成され、二つ目の休止期間が長く、三つ目の表示反転パルスのパルス幅が短い。
次に図8に基づいて、本発明の表示装置の実施例3に係わる駆動電圧の印加によって表示パネルのコントラストがどのように改善されるかを説明する。ここで図8は、表示パネル50のセグメントに、実施例3による駆動電圧SEGV34を印加したときの反射率C3の変化の一例を示している。ここで前提として、表示期間T2aでのセグメントの表示状態は黒であり、このときの反射率C3を5%とする。
ここで、表示反転期間T1が開始し、表示反転パルスP15aによって負電圧−Vがセグメント電極SEGに約145mS印加されると、マイクロカプセル60内の正に帯電した黒色粒子63bがセグメント電極SEG側へ、負に帯電した白色粒子63aは透明な共通電極COM側へ移動するので、セグメントは黒から白へと変化し、反射率C3が増加する。次に休止期間P15bでは、セグメント電極への電圧は約20mSの期間0vとなるので、反射率C3はほとんど変化しない。
そして、休止期間P15b終了後、2回目の電圧印加として表示反転パルスP15cによって負電圧−Vが約145mSの期間再び印加されると、セグメントの黒の濃度が上昇するので、反射率C3の値が増加する。その後の2回目の休止期間P15dでは、セグメント電極への電圧は約100mSの期間0vとなり、この期間、反射率C3はほとんど変化しない。そして、休止期間P15d終了後、3回目の電圧印加として表示反転パルスP15eによって負電圧−Vが約10mSの期間再び印加されると、セグメントの白の反射率は更に上昇し、反射率C3の値が増加する。
そして、その後の表示期間T2bにおいては、その反射率C3の値がほぼ維持される。この2回目及び3回目の表示反転パルスP15c、及びP15eの印加によって反射率C3が段階的に増加する理由は、実施例1で述べた理由と同様である。
そして、休止期間後の表示反転パルスによる電圧印加によって生じる反射率の増加は、この実施例3のように休止期間が長いほうが、増加率が大きいことが実験的に確認できている。しかし、休止期間を長くし過ぎると、表示にちらつきが生じて表示品質が低下するので、休止期間を長目に設定して反射率を更に向上させる場合は、本実施例のように休止期間は100mS程度が良く、上限でも約150mS以下にすると良い。
また、長い休止期間の後の表示反転パルスのパルス幅は、この実施例3のように、比較的短くても反射率を増加させることが出来る。例えば、休止期間を長目の50mS以上とするならば、その休止期間の後に出力される表示反転パルスのパルス幅は、休止期間の前の表示反転パルスのパルス幅より短くし、例えば、20mS以下にすると良い。
すなわち、長い休止期間(例えば100mS)の後に、長い表示反転パルス(例えば100mS)を印加させると、反射率は向上するが、表示にちらつきが生じやすくなり好ましくない。また、直流電圧の印加時間を増やさないために、実施例3においても、表示反転パルスのパルス幅の合計時間は300mS程度が良い。
ここで図8において、比較のために前述した図16に図示した従来の駆動電圧SEGV4による反射率C0、実施例1による反射率C1、実施例2による反射率C2を破線で示している。ここで明らかなように、本発明の実施例3による反射率C3は、従来の反射率C0、及び実施例1の反射率C1、実施例2の反射率C2より向上していることが理解できる。また、図8においては、セグメントに負電圧−Vを印加する駆動電圧SEGV34を例として説明したが、セグメントに正電圧+Vを印加する駆動電圧SEGV33においても、休止期間を持たせることで、反射率は低下し黒はより黒くなり、コントラストを向上させることが出来、駆動電圧SEGV33及び駆動電圧SEGV34は、共に同様の効果を得ることが出来る。
以上のように本発明の実施例3によるならば、電気泳動型表示パネルにおいて、白はより白さを増し、黒はより黒さを増してコントラストを更に向上させて視認性に優れた表示装置を提供することが出来る。また、表示パネルに直流電圧が長時間印加されることがなく、また、休止期間の間隔も規制されるので、表示パネルの劣化と表示のちらつきを防いで、信頼性と表示品質に優れた表示装置を提供することが出来る。
また、実施例3の駆動電圧のパルス数とそれぞれの表示反転パルスのパルス幅と休止期間は、先の実施例同様、限定されるものではなく、表示反転ROM22に記憶されている駆動制御パルスP7a、P7b、P7cのパターン情報、又は、カウンタ回路21がカウントするクロック信号の周期を変えることによって、前述した範囲内で任意に変更することが出来る。
また、実施例1〜実施例3のそれぞれの駆動電圧の波形パターンは、駆動パルス発生回路20に内蔵される表示反転パルスROM22(図2参照)に記憶されるパターン情報を変更するだけで実現することが出来る。よって、本発明の特徴である複数の表示反転パルスとその表示反転パルスを分離する休止期間を有する駆動電圧は、この表示反転パルスROM22の記憶情報を変更することだけでパルス幅や休止期間を調整できるので、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な駆動電圧に変更することが可能である。
次に本発明の表示装置の実施例4に係わる構成を図9に基づいて説明する。実施例4の特徴は、表示反転パルスの出力前に表示反転パルスの電圧極性と反対極性の前置反転パルスを出力することである。ここで、実施例4は実施例1で示したセグメントドライバ10a〜10hの内部の駆動パルス発生部のみ構成が異なる。
ここで、図9において30は、本発明の実施例4に係わる駆動パルス発生部であり、カウンタ回路21、表示反転ROM22,前置反転ROM31、OR回路32a、32b、32cによって構成される。ここで、カウンタ回路21は、実施例1と同じ構成であり、表示書換信号P4を入力して内部のクロック信号(図示せず)をカウントし、複数のカウント信号P8を出力する。尚、カウント信号P8のビット数は限定されないが、例えば、8ビットで構成される。
また、表示反転ROM22は、実施例1と同じ構成であり、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cのパターン情報を記憶し出力するROMであり、下位アドレス(例えば8ビット)にカウント信号P8を入力し、4ビットの上位アドレスに表示推移信号P6a〜P6dを入力する。
また、前置反転ROM31は実施例4で追加された回路であり、この前置反転ROM31は下位アドレス(例えば8ビット)にカウント信号P8と、2ビットの上位アドレスに表示推移信号P6c、P6dをそれぞれ入力し、駆動制御パルスP7d、P7e、P7fのパターン情報を記憶し出力する。この前置反転ROM31が記憶する駆動制御パルスP7d、P7e、P7fのパターン情報は、表示推移信号P6c、P6dの論理によって切り替えられ、また、下位アドレスに入力されるカウンタ信号P8の推移によって時系列的に順次出力される。
また、OR回路32a、32b、32cは実施例4で追加された回路であり、表示反転ROM22の出力である駆動制御パルスP7a、P7b、P7cと前置反転ROM31の出力である駆動制御パルスP7d、P7e、P7fをそれぞれ入力して論理和を行い、合成駆動制御パルスP9a、P9b、P9cを出力する。そして、合成駆動制御パルスP9
a、P9b、P9cは駆動電圧出力部40の半導体スイッチ41〜43の各制御端子41c〜43cに入力される。
次に、実施例4の動作を駆動パルス発生部30を中心に説明する。ここで、駆動パルス発生部30のカウンタ回路21に表示書換信号P4が入力されると、カウンタ回路21は、内部クロック信号によってカウントを開始し、例えば、カウンタ回路21が8ビット仕様であれば、カウント“0”からカウント“255”までカウントし、そのカウント値の推移をカウント信号P8によって表示反転ROM22の下位アドレスに入力する。そして、カウンタ回路21は、カウントが“255”からカウント“0”に戻り、次の表示書換信号P4が入力されるまでカウント動作を停止する。
ここで、内部クロック信号の周期が例えば1.2mS位であれば、カウンタ回路21は、約300mS以上の期間、カウント動作を継続しカウント信号P8を出力する。尚、内部クロック信号の周期は限定されない。そして、前置反転ROM31の上位アドレスに表示推移信号P6c、P6dが入力されることによって、予め記憶されている駆動制御パルスP7d、P7e、P7fのパターン情報が選択され、下位アドレスにカウント信号P8が入力されることによって、選択された出力パターンが駆動制御パルスP7d、P7e、P7fとして時系列的に順次出力される。
次に、前置反転ROM31の出力である駆動制御パルスP7d、P7e、P7fは、それぞれOR回路32a、32b、32cに入力され、表示反転ROM22からの駆動制御パルスP7a、P7b、P7cと論理和されて、それぞれ合成された合成駆動制御パルスP9a、P9b、P9cが出力される。すなわち、表示反転ROM22の出力と前置反転ROM31の出力が合成されて一組の駆動制御パルスとなる。そして、この合成駆動制御パルスP9a、P9b、P9cは、駆動電圧出力部40に入力されて駆動電圧SEGVが生成されるが、駆動電圧出力部40は、実施例1と同一であるので説明は省略する。
次に図10のタイミングチャートに基づいて、本発明の実施例4に係わる駆動電圧SEGV41〜SEGV44を出力する動作例を説明する。ここで図10に示す駆動電圧CMOVは、実施例1の駆動電圧と同様であるので説明は省略する。また、駆動電圧SEGV41、SEGV42は、同じく実施例1の駆動電圧である駆動電圧SEGV11、SEGV12と同様であるので説明は省略する。
また、駆動電圧SEGV41〜SEGV44は、表示データ(白又は黒のデータ)に対応して表示反転パルスを印加するための表示反転期間T1と、その表示反転パルスの印加前の表示状態を維持している表示期間T2aと、表示反転パルスの印加後に表示データに対応した表示状態を維持する表示期間T2b、及び、実施例4の特徴である表示反転期間T1の前に置かれる前置反転期間T0で構成される。
ここでSEGV43は、表示推移信号P6cが論理“1”(すなわち、表示データの推移が白→黒)のときに出力される駆動電圧であり、表示が白のとき、黒に書き換えるために正電圧+Vが所定の時間印加される。ここで、論理“1”である表示推移信号P6cが駆動パルス発生部30の表示反転ROM22と前置反転ROM31に入力され、表示書換信号P4がカウンタ回路21に入力されてカウント動作を開始すると、前置反転ROM31から約5mSの期間、駆動制御パルスP7d、P7e、P7fは論理“0”、”0“、”1”となり、その後、駆動制御パルスP7d、P7e、P7fは論理“0”、”0“、”0”が継続する。
また、表示反転ROM22は、カウンタ回路21のカウント動作開始後から約5mS後、すなわち、前置反転ROM31からの駆動制御パルスP7d、P7e、P7fが論理“
0”、”0“、”0”に戻った時間に同期して駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが約145mSの期間、論理“1”、”0“、”0”となり、その後、約20mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“0”、”1“、”0”となる。
そして、その後再び約145mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“1”、”0“、”0”となり、その後、再び約100mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“0”、”1“、”0”となり、その後再び約10mSの期間、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cが論理“1”、”0“、”0”となる。そして、その後カウンタ回路21のカウント値が“0”に戻ると、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cは論理“0”、”1“、”0”に固定される。
ここで、前述した如く、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cと駆動制御パルスP7d、P7e、P7fは論理和されて合成駆動制御パルスP9a、P9b、P9cが出力されるので、この合成駆動制御パルスP9a、P9b、P9cの論理の推移に応じて、駆動電圧出力部40の半導体スイッチ43が約5mSの期間だけONとなり、その後、半導体スイッチ41が約145mSの期間ONとなり、その後、半導体スイッチ42が約20mSの期間ONとなる。以降、半導体スイッチ41〜43は実施例3と同様に動作するので説明は省略する。
これにより、図示するように駆動電圧SEGV43は、表示書換信号P4に同期して前置反転期間T0が開始し、約5mSの期間負電圧−Vである前置反転パルスP16が出力される。そして、前置反転期間T0の終了に同期して表示反転期間T1が開始し、約145mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP14aが出力され、その後、約20mSの期間0vである休止期間P14bが出力される。そして、その後再び約145mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP14cが出力され、その後再び約100mSの期間0vである休止期間P14dが出力され、その後再び約10mSの期間正電圧+Vである表示反転パルスP14eが出力さる。そしてそれ以降、表示期間T2bにおいて0vが継続して出力される。
次にSEGV44における表示推移信号P6dと、駆動制御パルスP7d、P7e、P7fの関係は、SAGV43と同様なので、詳細は省略する。
ここで、駆動制御パルスP7a、P7b、P7cと駆動制御パルスP7d、P7e、P7fは論理和されて合成駆動制御パルスP9a、P9b、P9cが出力されるので、この合成駆動制御パルスP9a、P9b、P9cの論理の推移に応じて、駆動電圧出力部40の半導体スイッチ41が約5mSの期間だけONとなり、その後、半導体スイッチ43が約145mSの期間ONとなり、その後、半導体スイッチ42が約20mSの期間ONとなる。以降、半導体スイッチ41〜43は実施例3と同様に動作するので説明は省略する。
これにより、図示するように駆動電圧SEGV44は、表示書換信号P4に同期して前置反転期間T0が開始し、約5mSの期間正電圧+Vである前置反転パルスP17が出力される。そして、前置反転期間T0の終了に同期して表示反転期間T1が開始し、約145mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP15aが出力され、その後、約20mSの期間0vである休止期間P15bが出力される。そして、その後再び約145mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP15cが出力され、その後再び約100mSの期間0vである休止期間P15dが出力され、その後再び約10mSの期間負電圧−Vである表示反転パルスP15eが出力さる。そしてそれ以降、表示期間T2bにおいて0vが継続して出力される。
ここで、表示反転パルスの出力前に表示反転パルスの電圧極性と反対極性の前置反転パルスを出力する理由は、表示パネルに表示反転パルスによって直流電圧が積算されることを低減し、表示パネルの劣化を防いで信頼性に優れた表示装置を実現することにある。
尚、実施例4の表示反転期間T1の駆動電圧SEGV43、SEGV44は、実施例3の表示反転期間T1の駆動電圧SEGV33、SEGV34と同一であるので、実施例4のコントラストの向上の効果は実施例3と同様であり、実施例4の表示装置はコントラストが高く視認性に優れた表示装置を提供することが出来る。また、前記反転期間T0は5mSに限定されず、表示パネルへの直流電圧の積算量に応じて任意に変更して良い。
また、前置反転パルスP16、P17は、実施例1又は実施例2で示した駆動電圧に付加しても良く、それぞれの駆動電圧に前置反転パルスを付加することによって、直流電圧が積算されることを低減することが出来る。また、実施例4の駆動パルス発生部30は、表示反転ROM22と前置反転ROM31の二つのROMで構成しているが、この構成に限定されるものではなく、例えば、表示反転ROM22の中に、前置反転パルスのパターン情報を埋め込み、一つのROMによって駆動パルス発生部30を構成しても良い。
以上のように本発明によれば、極めて消費電力の少ない電気泳動型表示パネルの駆動において、複数の表示反転パルスと、この表示反転パルスを分離する休止期間を有する駆動電圧を印加するので、表示のコントラストが向上し、視認性に優れた表示装置を提供出来る。また、複数の表示反転パルスと休止期間の合計時間等を規制することによって、表示パネルへの直流電圧の印加を制限して表示パネルの劣化を防ぐと共に、表示のちらつきを少なくして表示品質に優れた表示装置を実現することが出来る。また、前置反転パルスを付加することによって、表示パネルに直流電圧が積算されることを低減し、表示パネルの劣化を防いで信頼性に優れた表示装置を実現することが出来る。
尚、本発明の表示装置の表示パネルは、帯電粒子が電気泳動により移動する電気泳動型表示パネルとして説明したが、本発明の表示装置は、この方式に限定されるものではなく、透明な分散媒の代わりに空気を用いたトナー型や電子粉流体型の表示パネルを用いても本発明を適用することが出来る。
また、本発明の表示装置は、セブンセグメントキャラクタを表示する表示パネルとして説明したが、本発明の表示装置は、この形態に限定されるものではなく、共通電極に対向してドットマトリックス状の画素電極を設けて、任意の文字や図形等を表示できるようにしたものや、予め種々の形状のパターン電極を形成しておき、それらを適宜組み合わせて表示するものなど、画素となる電極の形状や配置、大きさなどは何等限定されない。また、本発明の表示装置は、−V,0v、+Vの電圧で駆動する3値駆動方式について、説明を行ったが、2つの電圧値を用いた2値駆動方式においても、同様な駆動電圧波形を印加する事が可能であり、コントラストを改善する事ができる。
また、実施例において、本発明による表示装置で表示する表示データ及びその表示状態を、白と黒として説明したが、これは一般的な無彩色の白と黒に限らず、同系色あるいは異なる色相の明るい色と暗い色(ツートンカラー)、あるいは補色関係にある2色など、明確に区別ができて表示を行なうことができる2つの色であればよい。その場合の表示パネルとしては、例えば図12に示したマイクロカプセル60内に、その2つの色のそれぞれ正と負に帯電された帯電粒子を封入したものを使用すればよい。
また、本発明の実施例における駆動手段としてのセグメントドライバは、ロジック回路によるカスタムICで実現しても良く、または、汎用マイクロコンピュータにファームウエアを組み込んで実現しても良く、その形態は限定されない。また、本発明の実施例で示
したブロック図やタイミングチャート等は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を満たすものであれば、任意に変更することが出来る。
また、本発明では、駆動IC2に、表示推移検出部12や、駆動パルス発生部20を内蔵したが、表示推移検出部や駆動パルス発生部を外部CPUや、外部回路で構成する事も、可能である。
本発明の実施例1に係わる表示装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係わる表示装置の駆動パルス発生部と駆動電圧出力部の内部構成を示す回路図である。 本発明の実施例1に係わる駆動電圧を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施例1に係わる駆動電圧による表示パネルの反射率を示すグラフである。 本発明の実施例2に係わる駆動電圧を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係わる駆動電圧による表示パネルの反射率を示すグラフである。 本発明の実施例3に係わる駆動電圧を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施例3に係わる駆動電圧による表示パネルの反射率を示すグラフである。 本発明の実施例4に係わる表示装置の駆動パルス発生部と駆動電圧出力部の内部構成を示す回路図である。 本発明の実施例4に係わる駆動電圧を説明するタイミングチャートである。 本発明で用いられる電気泳動型表示パネルの一例を示す断面図である。 本発明で用いられる電気泳動型表示パネルの拡大断面図である。 本発明で用いられる電気泳動型表示パネルの数字キャラクタを表示する一例を示す平面図である。 本発明で用いられる電気泳動型表示パネルに数字「2」を表示した状態から数字「3」を表示する状態へ変化させる場合の説明図である。 電気泳動型表示パネルを駆動する従来の駆動電圧を説明するタイミングチャートである。 従来の駆動電圧による表示パネルの反射率を示すグラフである。
符号の説明
1 表示装置
2 駆動IC
3 入力回路
10a〜10h セグメントドライバ
11 シフトレジスタ
12 表示推移検出部
20、30 駆動パルス発生部
21 カウンタ回路
22 表示反転ROM
31 前置反転ROM
32a、32b、33c OR回路
40 駆動電圧出力部
41、42、43 半導体スイッチ
50 表示パネル
51 樹脂基板
53 マイクロカプセル表面層
54 接着剤層
55 フレキシブルプリント基板(FPC)
60 マイクロカプセル
61 カプセル殻
62 分散媒
63 帯電粒子
63a 白色粒子
63b 黒色粒子
C0、C1、C2、C3 反射率
COM 共通電極
SEG セグメント電極
SEGV、COMV 駆動電圧
P1 入力信号
P2a〜P2h 表示データ
P3 クロック信号
P4 表示書換信号
P5a 現表示データ
P5b 次表示データ
P6a〜P6d 表示推移信号
P7a〜P7f 駆動制御パルス
P8 カウンタ信号
P9a、P9b、P9c 合成駆動制御パルス
P10a、P10c、P11a、P11c、P12a、P12c、P12e、P13a、P13c、P13e、P14a、P14c、P14e、P15a、P15c、P15e
表示反転パルス
P10b、P11b、P12b、P12d、P13b、P13d、P14b、P14d、P15b、P15d 休止期間
P16、P17 前置反転パルス

Claims (6)

  1. 対向する面に電極を有する一対の基板間に帯電粒子が封入され、この帯電粒子の移動によって表示を行うメモリ性を有する表示パネルと、表示データを入力して前記電極に駆動電圧波形を出力する駆動手段と、を備える表示装置であって、
    前記駆動電圧波形は、表示反転期間内に前記表示データに基づく複数の表示反転パルスと、この表示反転パルスを分離する休止期間と、を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記休止期間では、前記駆動電圧が0Vであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記休止期間は、前記表示反転期間内に複数回設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記休止期間の後の前記表示反転パルスのパルス幅は、前記休止期間の前の前記表示反転パルスのパルス幅より短いことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記駆動電圧は、前記表示反転パルスが出力される前に前記表示反転パルスの電圧極性と反対極性の前置反転パルスを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記表示パネルは、前記一対の基板の電極間に印加される電圧の極性に応じて前記帯電粒子が電気泳動により移動する電気泳動型表示パネルであって、
    前記一対の基板のそれぞれに前記電極を設け、前記一対の基板のうち一方の基板の電極は複数のセグメント電極であり、他方の基板の電極は前記複数のセグメント電極と対向する一つの共通電極であり、前記駆動波形は、前記複数のセグメント電極毎に印加されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
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