JP2009163089A - レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 像ブレ補正用の光学素子を保持する保持部材を高精度に駆動させることができ、像ブレ補正を効果的に行うことができる像ブレ補正光学系を有するレンズ鏡筒を得ること。
【解決手段】 光学要素を保持して光軸直交方向の成分を持つように駆動する光学保持手段、前記光学保持手段を駆動させる磁気駆動回路、前記磁気駆動回路を固定保持する地板とを有し、前記光学保持手段を駆動させて像ブレを補正する振れ補正装置を有するレンズ鏡筒において、
前記磁気駆動回路は第1のヨークと第2のヨークとマグネットを有し、該第1のヨークの一方の面に該マグネットが配置されており、他方の面は前記地板と結合されており、前記第2のヨークと前記第1のヨークとの間には、前記第1のヨークに固定され光軸方向に延伸した第1の支柱が配置されていること。
【選択図】 図2
【解決手段】 光学要素を保持して光軸直交方向の成分を持つように駆動する光学保持手段、前記光学保持手段を駆動させる磁気駆動回路、前記磁気駆動回路を固定保持する地板とを有し、前記光学保持手段を駆動させて像ブレを補正する振れ補正装置を有するレンズ鏡筒において、
前記磁気駆動回路は第1のヨークと第2のヨークとマグネットを有し、該第1のヨークの一方の面に該マグネットが配置されており、他方の面は前記地板と結合されており、前記第2のヨークと前記第1のヨークとの間には、前記第1のヨークに固定され光軸方向に延伸した第1の支柱が配置されていること。
【選択図】 図2
Description
本発明は、手振れ等に起因する像振れを補正するために像ブレ補正用レンズを保持する光学保持手段を光軸直交方向の成分を持つように駆動される像ブレ補正光学系を有する光学機器に好適なレンズ鏡筒に関するものである。
デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、そして交換レンズ等の光学機器の多くにおいては、撮影者の手振れを検知し、記憶される画像の振れ(像ブレ)をキャンセルする像ブレ補正光学系が用いられている。この像ブレ補正光学系では、像ブレ補正用の光学素子(レンズ)をピッチ方向(縦方向)およびヨー方向(横方向)に駆動可能な防振ユニットを用いている。この他、光学素子を駆動する代わりに、撮像素子を同様にピッチ方向およびヨー方向に駆動することにより像ブレを補正する防振ユニットが利用されている(特許文献1、2)。
このような防振ユニットは、多くの場合光学素子又は撮像素子を保持する保持部材と、該保持部材をピッチ方向およびヨー方向に移動可能に保持する地板とを有している。特許文献1では保持部材駆動用の駆動アクチュエータを次の部材より構成している。即ち、地板に取り付けられた磁性材料からなるヨークと、ヨークに取り付けられたピッチ方向およびヨー方向駆動用マグネット(永久磁石)と、保持部材に取り付けられたピッチ方向およびヨー方向駆動用電磁コイルで構成している。
各方向の駆動用コイルとマグネットは互いに対向配置され、それらの間の磁気的作用によって各方向への駆動力を生成している。ヨークはマグネットからの磁力線をまとめ、磁界を強める役割を有する。防振ユニットの地板は、コイルとマグネット間の磁気回路に影響を及ぼさないように、非磁性体、例えばプラスチックにより製作されている。また、地板に固定されるヨークは磁性材料である鉄又はその合金の板材料からプレス型にて打ち抜き加工で製作されることが多い。
このような電磁駆動アクチュエータにおいて、コイルとマグネット間のギャップを最適に管理することで、安定的な駆動力が得られる。特許文献2では、地板に取り付けられた第1のヨークと、駆動用コイルを挟んだ第2のヨークとの距離を管理するため、地板から光軸方向に延伸した支柱部もしくは壁部端面に第2のヨークを当接させて構成している(特許文献2参照)。
特開平9−61881号公報(段落0016〜0034、図1)
特開2002−148667号公報(図1〜図3)
防振ユニットを構成する保持部材を移動可能に保持する地板をプラスチックで製作し、この地板に一体形成された支柱部もしくは壁部端面にヨークを当接させると、磁気吸引力によって支柱部もしくは壁部が変形してくる場合がある。
そうするとコイルに対してマグネットが斜めに取り付けられてしまうことがある。また高温環境下においては、クリープによってその変形がさらに大きくなってきてコイルとマグネット間のギャップを最適な値に維持することが難しくなってくる場合がある。
本発明は、像ブレ補正用の光学素子を保持する保持部材を高精度に駆動させることができ、像ブレ補正を効果的に行うことができる像ブレ補正光学系を有するレンズ鏡筒の提供を目的とする。
本発明のレンズ鏡筒は、
光学要素を保持して光軸直交方向の成分を持つように駆動する光学保持手段、前記光学保持手段を駆動させる磁気駆動回路、前記磁気駆動回路を固定保持する地板とを有し、前記光学保持手段を駆動させて像ブレを補正する振れ補正装置を有するレンズ鏡筒において、
前記磁気駆動回路は第1のヨークと第2のヨークとマグネットを有し、該第1のヨークの一方の面に該マグネットが配置されており、他方の面は前記地板と結合されており、前記第2のヨークと前記第1のヨークとの間には、前記第1のヨークに固定され光軸方向に延伸した第1の支柱が配置されていることを特徴としている。
光学要素を保持して光軸直交方向の成分を持つように駆動する光学保持手段、前記光学保持手段を駆動させる磁気駆動回路、前記磁気駆動回路を固定保持する地板とを有し、前記光学保持手段を駆動させて像ブレを補正する振れ補正装置を有するレンズ鏡筒において、
前記磁気駆動回路は第1のヨークと第2のヨークとマグネットを有し、該第1のヨークの一方の面に該マグネットが配置されており、他方の面は前記地板と結合されており、前記第2のヨークと前記第1のヨークとの間には、前記第1のヨークに固定され光軸方向に延伸した第1の支柱が配置されていることを特徴としている。
この他、本発明のレンズ鏡筒は、
光学要素を保持して光軸直交方向の成分を持つように駆動する光学保持手段、前記光学保持手段を駆動させる磁気駆動回路、前記磁気駆動回路を固定保持する地板とを有し、前記光学保持手段を駆動させて像ブレを補正する振れ補正装置を有するレンズ鏡筒において、
前記磁気駆動回路は第1のヨークと第2のヨークとマグネットを有し、該第1のヨークの一方の面に該マグネットが配置されており、他方の面は前記地板と結合されており、前記第2のヨークは、前記地板に一体成形され光軸方向へ延伸した壁部端面に当接し固定されており、前記第1のヨークと前記第2のヨークとの間に前記第1のヨークに当接する第1の支柱が配置されていることを特徴としている。
光学要素を保持して光軸直交方向の成分を持つように駆動する光学保持手段、前記光学保持手段を駆動させる磁気駆動回路、前記磁気駆動回路を固定保持する地板とを有し、前記光学保持手段を駆動させて像ブレを補正する振れ補正装置を有するレンズ鏡筒において、
前記磁気駆動回路は第1のヨークと第2のヨークとマグネットを有し、該第1のヨークの一方の面に該マグネットが配置されており、他方の面は前記地板と結合されており、前記第2のヨークは、前記地板に一体成形され光軸方向へ延伸した壁部端面に当接し固定されており、前記第1のヨークと前記第2のヨークとの間に前記第1のヨークに当接する第1の支柱が配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、像ブレ補正用の光学素子を保持する保持部材を高精度に駆動させることができ、像ブレ補正を効果的に行うことができる像ブレ補正光学系を有するレンズ鏡筒が得られる。
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明のレンズ鏡筒は、防振用の光学要素(レンズ)を保持して光軸直交方向の成分を持つように駆動する光学保持手段と、記光学保持手段を駆動させる磁気駆動回路と、磁気駆動回路を固定保持する地板とを有している。そして光学保持手段を駆動させて像ブレを補正する振れ補正装置を有している。
まず、本発明の振れ補正装置が搭載されたレンズ鏡筒を用いたレンズシステムとカメラシステムの構成について説明する。
図5は、像振れ補正装置を搭載した、レンズ交換式でオートフォーカス(AF)機能を有した一眼レフカメラシステム(レンズシステムを含む)の構成を示す要部ブロック図である。
図中、200はカメラ本体、300は交換レンズ本体を表している。201はマイクロコンピュータで構成されるカメラCPUである。カメラCPU201は、後述するカメラ本体200内の種々の装置回路の動作を制御している。又、レンズ本体300が装着された時にはレンズ接点302とカメラ接点202が接続されて、レンズCPU301との通信を行う。203は外部より操作可能な電源スイッチである。電源スイッチ203がONされると、カメラCPU201を立ち上げてシステム内の各アクチュエータやセンサ等への電源供給及びシステムの動作を可能な状態とする。204は外部より操作可能な2段ストローク式のレリーズスイッチで、その信号はカメラCPU201に入力される。
カメラCPU201はレリーズスイッチ204より入力された信号に従い、第1ストロークスイッチがON(SW1信号発生)であれば、測光装置205による露光量の決定を行う。また、測距装置208による被写体の測距演算結果に基づいた後述の合焦装置(AF装置)への合焦レンズ駆動命令による合焦動作および合焦判定等を行って撮影準備状態に入る。第2ストロークスイッチがON(SW2信号発生)まで操作されたことを検知すると、レンズ本体300内のレンズCPU301に次の動作の送信を行う。なお、レンズCPU301は後述するレンズ本体300内の種々の装置回路の動作を制御する。さらにカメラ本体200に装着された時にはレンズ接点302とカメラ接点202が接続されて、カメラCPU201との通信を行う。レンズCPU301へは後述のレンズ本体300内の絞り装置の駆動命令を送信して、絞り装置を駆動する。さらに露光装置206に露光開始命令を送信して実際の露光動作を行わせ、露光終了信号を受信すると給送装置207に給送開始命令を送信してフィルムの巻き上げ動作を行わせる。209は表示装置で、絞り値やシャッタスピードなどの各種撮影条件や、撮影枚数、電池残量、各種モードを、カメラCPU201の指令により表示を行う。
303は外部より操作可能な像振れ補正作動切替スイッチ(以下、ISスイッチと記す)であり、後述の像振れ補正動作(以下、IS動作とも記す)を行わせるかどうかを選択すること(ONでIS動作を選択)が可能である。
305は振れ補正光学装置であり、例えば以下の6つの構成要素に大別される。第1は、振れ補正レンズとそれを保持するレンズ保持枠とから成り、光軸と垂直方向に移動する振れ補正光学系(可動部材)である。第2は、振れ補正光学系を駆動するための駆動手段である。第3は、移動した振れ補正光学系の位置を検出するための位置検出手段である。第4は、振れ補正光学系を所定位置(光軸中心位置)にロック(係止)したりロック解除(アンロック)(非係止)したりすることのできるロックリングを利用したロック手段である。第5は、ロック手段を駆動するためのロック駆動手段である。第6はカメラの縦振れおよび横振れの加速度あるいは速度を検出して、振れ補正の対象となる振動状態を検出する振動検出手段である。
306は合焦装置である。合焦装置306は合焦レンズおよびその保持枠と、合焦レンズを目標位置まで駆動するための合焦レンズ駆動手段と、合焦レンズ駆動手段による駆動力を合焦レンズの移動力として伝達する伝達機構を備える。さらに、前述のようにカメラCPU201から送信された、合焦レンズの移動量の情報に従い、レンズCPU301によって制御され、合焦レンズ駆動手段に駆動指令を送る合焦レンズ駆動回路とから構成されている。
307は絞り装置である。絞り装置307は開口絞りの開口面積を設定する絞り機構と、絞り機構を駆動するための絞り機構駆動手段とを備える。さらに、前述のようにカメラCPU201から送信された絞り動作命令に従い、レンズCPU301によって制御され、絞り機構駆動手段に駆動指令を送る絞り駆動回路とから構成されている。
図6は、図5に示したレンズシステムおよびカメラシステムにおける主要動作を示すフローチャートである。なお、図中記載の『Y』はYES、『N』はNOを意味する。
まず、カメラ本体200の電源スイッチ203がONされるとレンズ本体300に電源の供給が開始される。これには新しい電池が入れられた場合や、カメラ本体200にレンズ本体300が装着された場合などカメラ本体200とレンズ本体300との間で通信が開始ことも含む。電源の供給が開始されたことを判別すると(#5001のY)、レンズCPU301は振れ補正光学装置305に通電を行い、振れ補正光学装置305のイニシャル動作を行う。このイニシャル動作について概説する。イニシャル動作とは振れ補正光学装置305のロック手段のロック部材(振れ補正光学系の保持枠をロック(係止)する部材)を所定の基準位置に設定するための処理である。例えば、ロック手段の駆動途中での電源遮断や衝撃等で、ロック手段のロック部材の位置がずれて、現在のロック状態が所定の基準位置から特定できなくなってします場合がある。そのため、必ず電源投入時にロック手段を駆動して、ロック部材を所定の基準位置に設定する処理である。例えば、ロック駆動手段の駆動源として、ステップ駆動モータを用いた場合、所定の基準位置から目標位置までの駆動パルス数を制御することで、目標位置に到達させている。そのため、所定の基準位置(現在の位置が基準位置から何パルス目のところか)が分からなくなると、目標位置までの正確なパルス数が算出できなくなる。このために、まず、所定の基準位置を定める動作が必要になる。
次に、カメラCPU201がレリーズスイッチ204にSW1信号が発生しているか否かを判別する(#5003)。SW1信号が発生していればレンズCPU301がISスイッチ303がON(IS動作選択)になっているかを判別する(#5004)。IS動作が選択されていればステップ#5005へ、選択されていなければステップ#5019へ進む。ステップ#5005では、レンズCPU301が内部タイマをスタートさせる。次にカメラCPU201が、測光装置205、測距装置208による測光,測距動作を行う。次にレンズCPU301が、合焦装置306による合焦動作、振れ補正光学装置305による振れ検出の開始、更にはロック駆動手段による振れ補正光学系のロック解除を行う(#5006)。
次に、レンズCPU301が上記タイマでの計時内容が、所定の時間t1 に達したか否かを調べ、達していなければ達するまでこのステップに留まる(#5007)。これは、振動検出手段の出力信号が安定するまでの間、待機する為の処理である。その後、所定の時間t1 が経過すると、振動検出手段の出力信号によって演算される目標値信号と、位置検出手段の出力信号に基づいて、振れ補正光学装置の駆動手段によって振れ補正光学系を駆動し、振れ補正制御を開始する(#5008)。
次に、カメラCPU201が、レリーズスイッチ204のSW2信号が発生しているか否かを調べる(#5009)。レリーズスイッチ204のSW2信号が発生していなければ再びSW1信号が発生しているか否かの判別を行う(#5011)。もしSW1信号も発生していなければ、レンズCPU301が振れ補正制御を停止する(#5012)。そして振れ補正光学系を所定の位置(光軸中心位置)にロックするようロック手段を駆動する(#5013)。
また、前記ステップ#5009でSW2信号は発生していないが、ステップ#5011でSW1信号が発生していると判別した場合はステップ#5009へ戻る。そして、このステップ#5009でレリーズスイッチ204のSW2信号が発生したことを判別すると、レンズCPU301が絞り装置307を制御し、同時にカメラCPU201が、露光装置206により撮像素子への露光動作を行う(#5010)。次いで、カメラCPU201がSW1信号の状態を調べる(#5011)。SW1信号が発生しなくなったらレンズCPU301が振れ補正制御を停止する(#5012)と共に、振れ補正光学系を所定の位置(光軸中心位置)にロック手段によりロックするよう、駆動手段を駆動する(#5013)。
以上の動作を終了すると、次にレンズCPU301は、上記タイマを一旦リセットして再度スタートさせ(#5015)、再びSW1信号が所定時間t2 内に発生するかどうかの判別を行う。もし振れ補正を停止してから所定時間t2 内に再度SW1信号が発生したならば次の動作を行う。測光,AF(測距動作及び合焦動作)及び振れ補正光学系のロック解除を行う(#5017)。振れ検出はそのまま継続されているので、直ちに目標値信号と位置検出手段の出力信号に基づいて、振れ補正光学系を駆動し、振れ補正制御を再び開始する(#5008)。
以下、前述と同様の動作を繰り返す。このような所定時間t2の経過判定の処理をすることにより、撮影者がレリーズ操作を停止した後に再度レリーズ操作をした際に、その度に振動検出手段を起動してその出力安定まで待機するといった不都合を無くすことが可能になる。
一方、振れ補正を停止してから所定時間t2以内にSW1信号が発生しなかった場合は(#5015のY)、振れ検出を停止(振動検出手段の動作を停止)する(#5018)。その後はステップ#5003に戻り、SW1信号の発生待機の状態に入る。
上記ステップ#500でIS動作が選択されていなければ、カメラCPU201が測光、測距動作を、レンズCPU301が合焦動作を、それぞれ実行する(#5019)。
次に、カメラCPU201がレリーズスイッチ204のSW2信号が発生しているか否かを調べる(#5020)。SW2信号が発生していなければ再びSW1信号が発生しているか否かの判別を行い(#5022)、もしSW1信号も発生していなければステップ#5003に戻り、SW1信号の発生待機の状態に入る。また、ステップ#5020でSW2信号は発生していないがSW1信号は発生していれば、ステップ#5020へ戻る。そして、このステップ#5020でレリーズスイッチ204にSW2信号が発生したことを検知すると、レンズCPU301が絞り装置307を制御し、同時にカメラCPU201が露光装置206を制御して、撮像素子への露光動作を行う(#5021)。次いで、カメラCPU201がSW1信号の状態を調べ(#5022)、SW1信号が発生していなければステップ#5022からステップ#5003へ戻る。
本実施形態におけるレンズ交換式のAF一眼レフカメラシステムでは、電源スイッチ203がOFFされるまで上記一連の動作を繰り返す。電源スイッチ203がOFFされるとカメラCPU201とレンズCPU301との通信が終了しレンズ本体300への電源供給が終了する。
次に、本発明のレンズ鏡筒に搭載された振れ補正装置の機械的な構成について説明する。
図1および図2には本発明の実施例1である光学機器としてのレンズ鏡筒に搭載されている振れ補正装置の要部概略図である。図1は振れ補正装置の主要部分の構成を示す分解斜視図であり、図2は振れ補正装置の要部断面図を示している。この振れ補正装置は、レンズ鏡筒、カメラおよび観察装置等の各種の光学機器に搭載可能なものである。
1は像振れ補正を行うために光軸と垂直方向に移動する振れ補正レンズ(光学要素)である。2は振れ補正レンズ1を保持するレンズ保持枠(光学保持手段)である。以下、振れ補正レンズ1とレンズ保持枠2とをまとめて振れ補正光学系(1、2)という。3は振れ補正光学系(1、2)を光軸直交面内において移動可能に支持する地板である。
4はレンズ保持枠2の光軸周りの回転を阻止するL字形の支持軸である。この支持軸4は、レンズ保持枠2に形成された軸受け部2aに摺動可能に係合してピッチ方向(縦振れ)に延びる部分4aと、地板3に形成された軸受け部3a−1と3a−2に摺動可能に係合してヨー方向(横振れ方向)に延びる部分4bとを有している。
5a、5bは地板3に固定された支持軸押さえ板である。支持軸押え板5a、5bは支持軸4の光軸方向への浮き上がりを抑制する。
6a、6bはレンズ保持枠2に取り付けられた発光素子(IRED)である。IRED6a、6bは、レンズ保持枠2に形成された穴部2bを通して、後述するハード基板17に設けた受光素子(PSD)18a、18b側にそれぞれ投光する。
7a,7bは振れ補正光学系(1、2)を光軸直交方向に駆動するためのコイルである。コイル7aは振れ補正光学系(1、2)をピッチ方向(縦方向)に駆動する際に通電され、コイル7bは振れ補正光学系(1、2)をヨー方向(横方向)に駆動する際に通電される。これらコイル7a,7bはレンズ保持枠2にそれぞれ接着剤にて固定されている。
8は地板3に取り付けられる第1のヨークである。9a,9b,9c,9dは第1のヨーク8の一方の面にそれぞれ取り付けられた磁気駆動回路を構成する永久磁石(マグネット)である。10はレンズ保持枠2を挟んで第1のヨーク8と光軸方向で反対側に位置する第2のヨークである。9e,9f,9g,9hは第2のヨーク10にそれぞれ取り付けられた永久磁石(マグネット)である。
永久磁石9e,9fは、コイル7aを挟んで永久磁石9a,9bと対向している。これら永久磁石9e,9f,9a,9bとコイル7aとにより閉磁路が形成される。同様に、永久磁石9g,9hは、コイル7bを挟んで永久磁石9c,9dと対向している。これら永久磁石9c,9d,9g,9hとコイル7bとにより閉磁路(磁気駆動回路)が形成される。
11は第1のヨーク8と第2のヨーク10との光軸方向の距離を規制する第1の支柱である。第1の支柱11の内径(内径部)にはタップ加工が施されており、ビス101によって第1のヨーク8にビス結合し、固定されている(図2参照)。また、実施例1において、ビス101によって地板3は第1のヨーク8の他方の面と共締め固定(ビス結合)されている。
第1の支柱11は第1のヨーク8に設けられた基準穴(穴部)8a,8b,8c,8dを貫通し、径勘合して位置決めされる軸部11aを有している。又、第2のヨーク10に設けられた基準穴10a,10b,10c,10dに径勘合して位置決めされる軸部11bを有す。
このように本実施例では、第1の支柱は第1のヨーク8の穴部と第1の支柱11の軸部とが径勘合することで第1のヨーク8に対して位置決めされている。そして第2のヨーク10は第1の支柱11の軸部との径勘合によって位置決めされている。
地板3と第1の支柱11はビス101でビス結合されている。第2のヨーク10は第1の支柱11の光軸に直交する平面11cに当接し、第1のヨーク8と光軸方向の距離が規制されてビス102によって第1の支柱11にビス結合し、固定される。
本実施例において、磁気駆動回路は第1のヨーク8と第2のヨーク10とマグネット9a〜9dを有している。
そして第1のヨーク8の一方の面にマグネットが配置されており、他方の面は地板3と結合されている。そして第2のヨーク10と第1のヨーク8との間に、第1のヨーク8に固定され光軸方向に延伸した第1の支柱11が配置されている。
第1のヨーク8と第2のヨーク10は第1の支柱11によって光軸方向の距離が規制されている。
上記構成により、第1のヨーク8にそれぞれ取り付けられた永久磁石9a,9b,9c,9dと第2のヨーク10にそれぞれ取り付けられた永久磁石9e,9f,9g,9hのギャップを第1の支柱11の部品精度のみで管理することができる。
また、第1の支柱11を地板3とは別部材にすることで形状の自由度が増し、特に支柱外径寸法を大きくして強度を増すことで磁気吸引力によって支柱が変形することがない。
したがって、第1の支柱11をプラスチック材料で成型することで安価に部品を製造できる。また第1の支柱11の材質を真鍮・ステンレス・鉄・アルミなどの金属材料にすることで、高温環境下におけるクリープを防止できる。
12はレンズ保持枠2に接着固定された不図示のレンズ保持枠側板金と第1のヨーク8及び地板側板金13との間に挟まれ転動する転動ボール(転動部材)である。地板側板金13は地板3に形成された板金保持部3bに当接し、接着固定される。
14は一端が地板3に固定されたバネ掛け支柱15、もう一端がレンズ保持枠2に取り付けられたバネである。このバネ14は地板3に対するレンズ保持枠2の光軸方向のガタを取るために設けられている。
16はIRED6a,6bの端子およびコイル7a,7bの端子が半田付けされたフレキシブル基板であり、後述するハード基板17に電気的に接続される。
17は地板3及び後述する第2支柱19に固定されるハード基板(電気基板)である。このハード基板17はフレキシブル基板16と接続され、振れ補正光学系(1、2)の電気的制御を行うための信号伝達を行う。なお、このハード基板17には、発光素子6a、6bからの光を受光するPSD18a,18bが搭載されている。
19は第2の支柱である。第2の支柱19は第2のヨーク10の第1の支柱11と当接する面と反対側の面と当接している。又、第2の支柱19は第2のヨーク10に設けられた基準穴10b,10cに径勘合して位置決めされる軸部19aを有している。又、第2の支柱19はハード基板17に設けられた基準溝17a及び基準穴17bに径勘合して位置決めされる軸部19bを有する。ハード基板17は地板3に形成されたハード基板当接面3c及び第2の支柱19の光軸に直交し、第2のヨーク10との当接面と反対側の平面19cに当接している。
地板3に形成されたハード基板当接面3c及び第2の支柱の光軸に直交する平面19cは光軸に直交する平面において同一面又は略同一面である。
ここで略同一とは、本実施例の目的とする効果が得られる程度で同一ということである。
ハード基板17はビス103によって地板3に固定される。さらにハード基板17は第2の支柱19の内径部及び第2のヨーク10に設けられた基準穴10b,10cを貫通し、第1の支柱11に螺合するビス104によっても固定される。
実施例1においてハード基板17を地板3に形成されたハード基板当接面3cのみで支持した場合、固定箇所が2点に限られ、また角度位相のバランスが悪いためにハード基板17が反り上がってしまう恐れがある。ハード基板17が取り付けによって反り上がってしまうと、IRED6a、6bから投光された信号をハード基板17に搭載されたPSD18a,18bが正しく受光できない恐れがある。
しかし、ハード基板17を第2の支柱19の平面19cに対しても当接させることで角度位相のバランスがよく固定することができるため、ハード基板17の反り上がりを防止することができる。また、第2の支柱19は第2のヨーク10とハード基板17に搭載された実装部品が接触してショートすることを防止する効果もある。また、他の実施例として地板3に形成されたハード基板当接面3cを削除して第2のヨーク10を環状形状にして第2の支柱19を追加配置することで、第2のヨーク10とハード基板17の間隔を第2の支柱19の部品精度のみで管理することができる。上記構成によればレンズ保持枠2に取り付けられたIRED6a、6bとハード基板17に搭載されたPSD18a、18bの間隔を精度よく管理できるため、レンズ保持枠2の安定した位置検出が可能となる。
20は地板3に対して回転可能に係合するロックリングであり、このロックリング20にはギア部20aが一体形成されている。
21はステップ駆動モータであり、軸先端に圧入された不図示のピニオンギアとロックリング20のギア部20aが噛合っている。
22は遮光板であり、遮光板22はビス105によって地板3に設けられた遮光板当接面3dに固定されている。遮光板22は、レンズ保持枠2に設けられたステップ駆動モータ21に対する逃げ形状2c部を遮光する。遮光板22により、レンズ保持枠2が振れ補正のために駆動した際に生じる開口部を遮光できるため、不要な光線が撮像面側に抜けることがない。また、PSD18a,18bに入射してくる不要光を遮断する効果もある。さらに遮光板22は、レンズ鏡筒に衝撃等が加わりレンズ保持枠2がバネ14の引き込み力に逆らって地板3から離れようとする際、レンズ保持枠2に設けられた衝撃受け支柱2dと先当たりの関係にある。したがって、レンズ鏡筒に衝撃等が加わった際にレンズ保持枠2に接着固定された不図示のレンズ保持枠側板金と第1のヨーク8及び地板側板金13との間に挟まれ転動する転動ボール12がレンズ保持枠2から外れることがない。
以上のように本実施例によればレンズ保持部材を駆動させる駆動手段を構成するコイルとマグネット間の相対的位置関係を良好に維持することができ、像ブレ補正を適格に行うことができる各種の光学機器に好適な像ブレ補正光学系を有するレンズ鏡筒が得られる。
図3および図4には本発明の実施例2である光学機器としてのレンズ鏡筒に搭載されている振れ補正装置の要部概略図である。図3は振れ補正装置の組立状態の斜視図であり、図4は振れ補正装置の分解斜視図である。本実施例の振れ補正装置は、レンズ鏡筒、カメラおよび観察装置等の各種の光学機器に搭載可能なものである。
なお、実施例1と同機能の部品については説明・図示を省略する。
本実施例は第2のヨーク10は地板に一体成形され光軸方向へ延伸した壁部端面に当接し固定されている。そして、第1のヨーク8と第2のヨーク10との間に第1の支柱11に相当する第1の支柱31が配置されている。
図3、図4において、31は実施例2における第1の支柱である。第1の支柱31は第1のヨーク8に設けられた鍵穴形状8eに位置決めされ、第1のヨーク8と当接している。また、第1の支柱31の面31aは地板3に設けられた第2のヨーク10との当接面(壁部端面)3eと光軸直交平面において同一面又は略同一面となっている。
ここで略同一とは、本実施例の目的とする効果が得られる程度で同一ということである。
第2のヨーク10は、地板3に設けられ光軸方向へ延伸した第2のヨーク10との当接面(壁部端面)3eと、第1の支柱31の面31aに当接し、ビス301にてハード基板7と共締め固定される。これにより、第2のヨーク10は第1のヨーク8と光軸方向の距離が規制される。その際、第1の支柱31は第1のヨーク8と第2のヨーク10に挟持されている。ここで第1の支柱31の面31aが地板3に設けられた第2のヨーク10の当接面3eよりも低い場合(光軸方向に短い場合)、第1の支柱31の面31aと第2のヨーク10との間に隙間が生じる。
しかしながら、第1の支柱31は第1のヨーク8に設けられた鍵穴形状8eに位置決めされているため、外側に抜け落ちることはない。また、生じる可能性のある隙間量よりも、第1の支柱31の位置決め軸部を長く設定することで、第1の支柱31が第1のヨーク8から抜け落ちることを防止できる。
また、第1の支柱31の位置決め部は第1のヨーク8との当接面側軸部と第2のヨーク10との当接面31a側軸部よりも外径寸法の小さい窪み部(窪み)31bを有している。この第1の支柱31の窪み部31bは振れ補正光学系が光軸と垂直方向にシフトした際にコイル7a,7bが第1の支柱31に接触しないための形状となっている。第1の支柱31が窪み部31bを有することで磁気吸引力によって支柱が変形することがなく、かつ振れ補正光学系のシフト量を多く確保することが容易となり、振れ補正効果の高い像振れ補正装置を実現することができる。
以上のように本発明の各実施例によれば、地板に取り付けられた第一のヨークと、磁路駆動回路を形成するための第二のヨークが地板とは別部材である第一の支柱によって光軸方向の空間を規制している。したがって、磁気吸引力によってプラスチック成型された地板の支柱部もしくは壁部が変形することが少ない。また高温環境下におけるクリープを防止することができる。この結果、ヨークに取り付けられたマグネットとこれに対向するコイル間のギャップを適正に管理することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 :振れ補正レンズ
2 :レンズ保持枠
3 :地板
4 :支持軸
5a,5b:支持軸押さえ板
6a,6b:発光素子(IRED)
7a,7b:コイル
8 :第1のヨーク
9a,9b,9c,9d,9e,9f,9g,9h:永久磁石
10:第2のヨーク
11:第1の支柱
12:転動ボール
13:地板側板金
14:バネ
15:バネ掛け支柱
16:フレキシブル基板
17:ハード基板
18a,18b:PSD
19:第2の支柱
20:ロックリング
21:ステップ駆動モータ
22:遮光板
31:実施例2の第1の支柱
2 :レンズ保持枠
3 :地板
4 :支持軸
5a,5b:支持軸押さえ板
6a,6b:発光素子(IRED)
7a,7b:コイル
8 :第1のヨーク
9a,9b,9c,9d,9e,9f,9g,9h:永久磁石
10:第2のヨーク
11:第1の支柱
12:転動ボール
13:地板側板金
14:バネ
15:バネ掛け支柱
16:フレキシブル基板
17:ハード基板
18a,18b:PSD
19:第2の支柱
20:ロックリング
21:ステップ駆動モータ
22:遮光板
31:実施例2の第1の支柱
Claims (9)
- 光学要素を保持して光軸直交方向の成分を持つように駆動する光学保持手段、前記光学保持手段を駆動させる磁気駆動回路、前記磁気駆動回路を固定保持する地板とを有し、前記光学保持手段を駆動させて像ブレを補正する振れ補正装置を有するレンズ鏡筒において、
前記磁気駆動回路は第1のヨークと第2のヨークとマグネットを有し、該第1のヨークの一方の面に該マグネットが配置されており、他方の面は前記地板と結合されており、前記第2のヨークと前記第1のヨークとの間には、前記第1のヨークに固定され光軸方向に延伸した第1の支柱が配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記第1の支柱は前記第1のヨークの穴部と前記第1の支柱の軸部とが径勘合することで前記第1のヨークに対して位置決めされており、前記第2のヨークは前記第1の支柱の軸部との径勘合によって位置決めされていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
- 前記第1の支柱の内径部はタップ加工が施されており、前記第1のヨークの穴部を貫通して前記地板と前記第1の支柱がビス結合されており、前記第2のヨークは前記第1の支柱にビス結合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
- 前記第2のヨークは前記第1の支柱と当接する面とは反対側の面に第2の支柱が当接し、前記第1の支柱の軸部と径勘合する穴が前記第2の支柱の軸部とも径勘合することで前記第2の支柱が位置決めされており、前記第2の支柱の前記第2のヨークとの当接面とは反対側の面に電気基板が当接し、前記第2の支柱の軸部と前記電気基板の位置決め穴が径勘合することで前記電気基板が位置決めされることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のレンズ鏡筒。
- 前記第1のヨークと前記第2のヨークは前記第1の支柱によって光軸方向の距離が規制されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
- 光学要素を保持して光軸直交方向の成分を持つように駆動する光学保持手段、前記光学保持手段を駆動させる磁気駆動回路、前記磁気駆動回路を固定保持する地板とを有し、前記光学保持手段を駆動させて像ブレを補正する振れ補正装置を有するレンズ鏡筒において、
前記磁気駆動回路は第1のヨークと第2のヨークとマグネットを有し、該第1のヨークの一方の面に該マグネットが配置されており、他方の面は前記地板と結合されており、前記第2のヨークは、前記地板に一体成形され光軸方向へ延伸した壁部端面に当接し固定されており、前記第1のヨークと前記第2のヨークとの間に前記第1のヨークに当接する第1の支柱が配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記第1の支柱の光軸方向の面と、前記地板に一体成形され、光軸方向へ延伸した壁部端面は、光軸直交平面において同一面又は略同一面であることを特徴とする請求項6に記載のレンズ鏡筒。
- 前記第1の支柱の位置決め軸部は、前記第1のヨークの当接面側軸部と前記第2のヨークの当接面側軸部との間でこれらの軸部の外径寸法の小さな窪みを有していることを特徴とする請求項1から7に記載のレンズ鏡筒。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えたことを特徴とする光学機器。
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