JP2009162419A - 排気流と給気流との協調作用による局所換気システム - Google Patents
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Abstract
【課題】キッチン等でレンジフードを稼動すると、室内空気が同時に排気され、冬場の寒い時期には室温低下のため室内暖房を強くすることが必要になり、時には体調不良になったり、或いは、無駄と思えるような全室換気が行われているが、この不具合や無駄を解消するために、室内空気の流入が極めて少なくし得るような局所換気システムを提供すること。
【解決手段】従来からある排気システムに新たに吸気システムを付加することにより、或いは、排気システムと吸気システムとで構成する換気システムとすることにより、給気吹き出しと対向して対を成す排気吸い込みとの間にエアカーテンで仕切られた換気エリアを作り、排気流量と吸気流量とをほぼ均衡させて局所換気エリアを形成することにより、エリア外への汚染空気の流出防止とエリア外からの室内空気の流入を極小化することを可能とする。
【選択図】図1
【解決手段】従来からある排気システムに新たに吸気システムを付加することにより、或いは、排気システムと吸気システムとで構成する換気システムとすることにより、給気吹き出しと対向して対を成す排気吸い込みとの間にエアカーテンで仕切られた換気エリアを作り、排気流量と吸気流量とをほぼ均衡させて局所換気エリアを形成することにより、エリア外への汚染空気の流出防止とエリア外からの室内空気の流入を極小化することを可能とする。
【選択図】図1
Description
住宅、飲食店、調理場等で使用するガスレンジ等の調理器で発生する焼き煙や湯気、におい、残留ガス等を排除し、又、工場等で使用する機械装置等から発生する粉塵やにおい等を排除して、室内環境や作業環境を良好に保つための室内換気に利用される。
調理用レンジの使用時にレンジフードを運転すると吸気口が設けられていないため、他の部屋の吸気口等から外気が入り、特に、冬場には寒気が入り室温低下をもたらし、暖房費が余計に掛かるのみならず、寒気を催し体調に悪影響を及ぼすことがある。 又、レンジフードの排気口とは別に吸気口が設けられていたとしても、換気ファンが稼動すると、飲食店等の客室や工場等の作業室の室内空気が同時に吸引され、室温低下をもたらしている。 特殊な例として、環境隔離が必要な実験施設等でも排気口と吸引口とを持っているけれども排気ファンのみで差圧設計されており、本発明のような排気システムと給気システムとの協調作用を利用することにより、エアカーテンで仕切られた局所換気エリアを形成するようにした局所換気システムは見当たらない。
従来技術は、室内環境や作業環境を改善したり維持したりするために、残留ガスや焼き煙、湯気、におい、粉塵等を室外に排除することを目的として、何らかの排気システムを設けているが、排気システムが稼動すると室内空気も同時に吸引排除されるため、冬季に於ける室温低下をもたらし、健康への悪影響が懸念されるとともに、過大な換気によるエネルギー損失が無視できない状況にある。 このため、本発明では、汚染空気の発生源を囲うエアカーテンで仕切られた局所換気エリアを形成することにより、このエリア外からの空気流入を極小化しようとするものである。
排気システムとは別に給気システムを設け、汚染空気の発生源を囲う給気吹き出しを配置し、対向する排気吸い込みとの間に排気流と給気流との協調作用による連続流としてのエアカーテンを発生させ、排気流量と吸気流量との均衡を図ることによって局所換気エリアを形成し、エリア外からの空気流入を極小化して課題を解決しようとするものである。
新技術は、局所換気エリア外からの室内空気の流入を極小化することを可能とするもので、冬場に於ける室内の温度低下を防止し、室内環境の改善や維持に貢献するばかりでなく、エアカーテン効果による排気流量と吸気流量を削減する効果もあり、結果的に電力量を軽減することによる省エネルギー効果が期待される。
焼肉店やなべ料理店、或いは、業務用調理場等で、ガスレンジ等の調理器具を多数台使用するところでは、焼き煙や湯気、におい等の拡散を防止する目的で、それぞれ対向して対を成すレンジフードを設けている所、或いは、工場等での多数台の機械装置から発生する粉塵やにおい等の拡散を防止するための同様な排気システムを設けている所において、図1に示すように、汚染空気の発生源毎に設けられている給気吹き出しと対向して対を成す排気ファン無しの排気吸い込み口と、多数台の排気吸い込み口からの排気流を集合する排気集合器と、これと一体化した構造の排気ファンと、排気口とで構成する排気システム、及び、排気口とは別の吸気口を設け、吸気口からの新鮮空気を取り入れ給気吹き出しに供給する給気ファンと、これと一体化した構造の給気分配器と、排気吸い込み口方向にエアカーテンを発生させる給気吹き出しとで構成する給気システムとから成る換気システムであって、制御盤によって、稼動する給気吹き出しと排気吸い込み口との対の選択と、これに連動する排気集合器と給気分配器の稼動弁の開閉と、排気ファンの排気流量と給気ファンの給気流量との増減制御を行うことにより、対を成す給気吹き出しと排気吸い込みとの間にエアカーテンを発生させ、エアカーテンで仕切られた換気エリアに室内からの空気流入が極小化するように給気吹き出しからの給気流量と排気吸い込みからの排気流量とをほぼ均衡させることによって、局所換気エリアを形成するようにした局所換気システムであって、給気吹き出しは、ガスレンジ等の調理器具の場合、上蓋と一体化した構造のものである。
一般家庭や食堂、業務用調理場等で、汚染空気の発生源である調理用レンジと対を成すレンジフードとが一台ないし若干台有る所、或いは、工場等で汚染空気の発生源となる機械装置と対を成す排気フードとが一台ないし若干台有る所で、従来から有る排気ファン付のレンジフードや排気フードに加えて、図2に示すように、排気口とは別の吸気口を設け、吸気口からの新鮮空気を取り入れ給気吹き出しに供給するための給気ファンと、レンジフードや排気フード方向にエアカーテンを発生させるための給気吹き出しとで構成する給気システムを設けて、給気吹き出しとレンジフードや排気フードとの間にエアカーテンを発生させ、エアカーテンで仕切られた換気エリアに室内からの空気流入が極小化するように給気ファンからの給気流量とレンジフードや排気ファンからの排気流量とをほぼ均衡させることによって、局所換気エリアを形成するようにした局所換気システムであって、エアカーテン発生用吹き出しは、調理用レンジ上蓋と一体化した構造のものであり、吸気ファンは、調理用レンジの内部或いはシステムキッチンに組み込むか、又は、吸気口に直結した構造のものである。
天井に湯気や煙、におい、ガス等が溜まる所に於いて、図3に示すように、天井面全体を囲うように配置した給気吹き出しを設け、排気吸い込みとの間に局所換気エリアを形成するように、排気ファンと給気ファンの風量とをほぼ均衡するようにした局所換気システム。
1排気吸い込み口(排気ファン無し)
2排気集合器
3排気ファン
4排気口
5吸気口
6給気ファン
7給気分配器
8給気吹き出し
9汚染空気発生源
10ダクト
11制御盤
12排気吸い込み(排気ファン付)
2排気集合器
3排気ファン
4排気口
5吸気口
6給気ファン
7給気分配器
8給気吹き出し
9汚染空気発生源
10ダクト
11制御盤
12排気吸い込み(排気ファン付)
Claims (4)
- 排気流と給気流の流れ方向を同じにし、且つ、排気流量と給気流量とをほぼ均衡させることで、排気流と給気流との協調作用による連続流が形成されることを利用して、汚染空気の発生源を囲って配置した給気吹き出しと対向して対を成す排気吸い込みとの間に排気流と給気流との協調作用によるエアカーテンで仕切られた局所換気エリアが形成されるが、連続流としてのエアカーテンの作用により、このエリア外に汚染空気の拡散を防止するとともに、このエリア外からの空気の流入を極小化することを特徴とした局所換気方法。
- 屋外の新鮮空気を取り入れるための吸気口と、新鮮空気を取り入れ給気吹き出しに供給する給気ファンと、排気吸い込みと対向して対を成す給気吹き出しとから構成される給気システム、及び、排気吸い込みと、排気ファンと、排気口とから構成される排気システムから成る換気システムであって、請求項1に記載する局所換気エリアを形成することを特徴とする局所換気システム。
- 汚染空気の発生源が多数有る場合、汚染空気発生源をそれぞれ囲う給気吹き出しと、これに対向する排気吸い込みとを対を成すように配置し、それぞれ対を成す換気エリアに請求項1に記載する局所換気エリアを形成するため、各排気吸い込みからの排気流を集合する排気集合器を通して一つの排気ファンにより排気口から放出する排気システムと、一つの給気ファンにより屋外の新鮮空気を吸気口から取り入れ給気分配器を通して各給気吹き出しに供給する給気システムとから成る換気システムであって、対を成す排気吸い込みと給気吹き出しの稼動に応じて排気集合器と給気分配器の開閉弁の駆動と、排気流量と給気流量の流量調整を行う制御盤を持つことを特徴とした局所換気システム。
- 風呂場のように湯気が天井に溜まる所、或いは、煙やにおい、ガス等が天井に溜まる所において、天井面を汚染空気の発生源と見なして、天井面全体を囲うように配置した給気吹き出しを設け、請求項1に記載する天井面全体の局所換気エリアを形成することを特徴とする請求項2に記載する局所換気システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007341964A JP2009162419A (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 排気流と給気流との協調作用による局所換気システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007341964A JP2009162419A (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 排気流と給気流との協調作用による局所換気システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009162419A true JP2009162419A (ja) | 2009-07-23 |
Family
ID=40965246
Family Applications (1)
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JP2007341964A Pending JP2009162419A (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 排気流と給気流との協調作用による局所換気システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009162419A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITPT20100004A1 (it) * | 2010-10-22 | 2012-04-23 | Domenico Nicolella | Apparecchio di cottura a carboni di varia origine a circuito aperto con ventilazione forzata |
JP2023020836A (ja) * | 2021-07-29 | 2023-02-09 | 兵庫県公立大学法人 | 屋内雰囲気浄化システム |
-
2007
- 2007-12-28 JP JP2007341964A patent/JP2009162419A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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ITPT20100004A1 (it) * | 2010-10-22 | 2012-04-23 | Domenico Nicolella | Apparecchio di cottura a carboni di varia origine a circuito aperto con ventilazione forzata |
JP2023020836A (ja) * | 2021-07-29 | 2023-02-09 | 兵庫県公立大学法人 | 屋内雰囲気浄化システム |
JP7320799B2 (ja) | 2021-07-29 | 2023-08-04 | 兵庫県公立大学法人 | 屋内雰囲気浄化システム |
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