JP2009159122A - 通信モニタ装置、通信ゲートウェイ評価装置、及び、通信モニタ方法 - Google Patents

通信モニタ装置、通信ゲートウェイ評価装置、及び、通信モニタ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各マイクロコンピュータでのタイムスタンプのタイミングの同期をとりつつ、他の割込み処理発生に起因するタイムスタンプの誤差を低減することのできる通信モニタ装置を提供する。
【解決手段】各通信ラインSLを介して伝送される通信データを受信する受信部21と、受信された通信データに受信時刻情報を付与するタイムスタンプ処理部22とを備えた複数のマイクロコンピュータ2を備えている通信モニタ装置1であって、各タイムスタンプ処理部22は、各通信データの読出し時に取得した各マイクロコンピュータ2に共通の基準タイマ回路31の値を、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータ2の内部タイマ回路23の値の差分値に基づいて補正して受信時刻情報を生成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、各通信ラインを介して伝送される通信データを受信する受信部と、前記受信部で受信された通信データに受信時刻情報を付与するタイムスタンプ処理部とを備えた複数のマイクロコンピュータと、各マイクロコンピュータで受信された通信データ及び当該通信データの受信時刻情報を記憶する通信情報記憶部を備えている通信モニタ装置、通信ゲートウェイ評価装置、及び、通信モニタ方法に関する。
車両に搭載される電子制御ユニット等のネットワークに接続される機器は、工場出荷時に検査が行なわれる。電子制御ユニットとしては、例えば、通信速度等が異なるネットワーク間でデータを相互に中継して通信を可能にする通信ゲートウェイがあり、通信ゲートウェイの検査には、電子制御ユニットそのものの検査の他、通信ゲートウェイの有するデータ中継機能が正常か否かの検査がある。
データ中継機能が正常か否かの検査方法として、特許文献1には、複数の電子制御ユニットを直列に接続し、直列接続の一端から検査用のデータを送信データとして送信し、直列接続の他端において複数の電子制御ユニットを中継してきた検査用のデータを受信データとして受信し、受信データと送信データとを確認することにより、一度に複数の電子制御ユニットのデータ中継機能を検査することのできる電子制御ユニットの検査方法が開示されている。当該検査方法では、複数の電子制御ユニットに検査装置を接続して検査を実行している。
ネットワークに接続される機器の検査では、図1に例示するように、検査対象の機器に通信モニタ装置100を接続して、通信モニタ装置100と検査対象の機器間でデータを送受信し、或は、検査対象の機器と他の機器間で送受信されるデータを通信モニタ装置100で受信して、データ送受信の処理速度、タイミング、及び周期等が、予め設定された所定速度以上または以下であるか否か、所定タイミングであるか否か、所定周期であるか否か等の判定が行なわれる。その際、通信モニタ装置100は、送受信データに時刻情報を付加する所謂タイムスタンプを実行し、データが送受信された時刻を明確にする。
通信モニタ装置100は、例えば、図2に示すように、複数のマイクロコンピュータ200(201〜20m)を備えて構成されており、各マイクロコンピュータ200は、通信データの受信時に受信割込みを発生させる複数の受信部210(211〜21n)を備えて構成されている。そして、各受信部210に、通信データ受信時の時刻情報を保管するラッチ回路220と、通信データに前記時刻情報を付加するタイムスタンプ処理部230とが備えられている。尚、前記時刻情報は、各マイクロコンピュータ200に備えられた内部タイマ回路700によるカウント値である。
そして、各タイムスタンプ処理部230で時刻情報を付加された通信データは、各通信データを排他的且つ順番に通過させるスイッチ回路800を介して、FPGA等で構成された通信情報記憶部400に出力され通信情報記憶部400に記憶される。また、通信情報記憶部400は、CPU等を備えた管理部500によって管理されており、通信データ及び時刻情報は管理部500を介して汎用コンピュータ等で構成される評価部600に転送され、評価部600では、通信データ及び時刻情報に基づいて前記検査対象の機器の接続動作が評価される。
また、このような通信モニタ装置として、特許文献2には、伝送路上の全データを収集するデータ収集機能を有した伝送路監視装置であって、データ収集機能がデータを受信する度に、受信バッファにデータを格納し、受信データが設定データと同じかどうか比較し、設定したデータであれば、周期現在値レジスタを周期前回値レジスタに保存し、周期現在値レジスタに受信タイムスタンプを格納し、周期前回値レジスタと周期現在値レジスタの差からその周期を求め、周期プリセット値と比較することで周期はずれが発生したかどうか判定する伝送路監視装置が開示されている。
特開2006−228091号公報 特開2004−207803号公報
しかし、図2に示すような通信モニタ装置100の場合、各マイクロコンピュータ200に備えられた内部タイマ回路700は、他のマイクロコンピュータ200に備えられた内部タイマ回路700と異なる回路であるため、各マイクロコンピュータ200で受信された通信データに付加する時刻情報の同期を、各マイクロコンピュータ200間でとることができない。
例えば、二つのマイクロコンピュータ201、202が同時に通信データを受信してタイムスタンプを実行した場合であっても、各通信データに付加される時刻情報は異なる値となる虞がある。
以下に図2のブロック図と図3のタイムチャートに基づいて詳述する。マイクロコンピュータ201の受信部211、21n、及び、マイクロコンピュータ202の受信部211、21nが同時に通信データを受信した場合、マイクロコンピュータ201のタイムスタンプ処理部230で付加される時刻情報は、図3(a)に示すように、通信データ受信時のマイクロコンピュータ201の内部タイマ回路700のカウント値である「B1」であるが、マイクロコンピュータ202のタイムスタンプ処理部230で付加される時刻情報は、図3(b)に示すように、通信データ受信時のマイクロコンピュータ202の内部タイマ回路700のカウント値である「C1」である。そして、各マイクロコンピュータ200に備えられた内部タイマ回路700は夫々異なる回路であるために、「B1」と「C1」は同じ値とは限らないのである。
そこで、図4に示すように、通信モニタ装置100に、複数のマイクロコンピュータ200に共通のタイマ回路としての基準タイマ回路410を使用し、各マイクロコンピュータ200は、受信した通信データの読出し処理時に基準タイマ回路410の値を通信データに付与する構成とすることで、上述の問題の解消を図ることが考えられる。
しかし、図4の構成の場合、基準タイマ回路410によって出力されるカウント値は、各マイクロコンピュータ200に共通のカウント値であって同期のとれた値であるが、あるマイクロコンピュータ200において、ある通信データの読出し処理が実行される前に他の割込み処理が実行された場合、読出し処理に遅延が生じ、当該遅延が誤差となってしまう。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、各マイクロコンピュータでのタイムスタンプのタイミングの同期をとりつつ、他の割込み処理発生に起因するタイムスタンプの誤差を低減することのできる通信モニタ装置、通信ゲートウェイ評価装置、及び、通信モニタ方法を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による通信モニタ装置の特徴構成は、各通信ラインを介して伝送される通信データを受信する受信部と、前記受信部で受信された通信データに受信時刻情報を付与するタイムスタンプ処理部とを備えた複数のマイクロコンピュータと、各マイクロコンピュータで受信された通信データ及び当該通信データの受信時刻情報を記憶する通信情報記憶部を備えている通信モニタ装置であって、各タイムスタンプ処理部は、各通信データの読出し時に取得した各マイクロコンピュータに共通の基準タイマ回路の値を、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータの内部タイマ回路の値の差分値に基づいて補正して前記受信時刻情報を生成する点にある。
上述の構成によれば、各タイムスタンプ処理部は、各マイクロコンピュータに共通の基準タイマ回路の値を基準として実行されるので、各マイクロコンピュータでのタイムスタンプのタイミングの同期をとることができる。また、あるマイクロコンピュータにおいて、ある通信データに対するタイムスタンプが実行される前に他の割込み処理が実行された場合であっても、タイムスタンプ処理部は、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータの内部タイマ回路の値の差分値に基づいて、基準タイマ回路の値を補正するので、他の割込み処理発生に起因するタイムスタンプの誤差は低減される。
以上説明した通り、本発明によれば、各マイクロコンピュータでのタイムスタンプのタイミングの同期をとりつつ、他の割込み処理発生に起因するタイムスタンプの誤差を低減することのできる通信モニタ装置を提供することができるようになった。
以下、本発明による通信モニタ装置について説明する。通信モニタ装置1は、図5(a)に示すように、通信ラインSLと接続され、各通信ラインSLを介して伝送される通信データをモニタ可能に構成されている。
通信ラインSLは、例えば、車両に搭載され、エンジンやドア等を制御する複数の電子制御装置間の通信に用いられ、通信プロトコルとして、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、FlexRay、及びMOST(Media Oriented Systems Transport)等がある。
本実施形態では、通信ラインとして、CANプロトコルを用いた六種類のネットワーク、つまり六本の通信ラインSL(SL1〜SL6)が用いられており、各通信ラインの一方には電子制御装置(ECU)A〜Fが、他方には各電子制御装置A〜Fの通信を仲介する検査対象としての通信ゲートウェイ装置G(以下、「通信ゲートウェイG」と記す。)が接続されている。通信ゲートウェイGは、例えば、エンジン及びブレーキ等を制御する電子制御装置等に用いられる駆動系のネットワーク、ドア等を制御する電子制御装置等に用いられるボディ系のネットワーク、及び故障診断に用いられるネットワーク等に対して、異なるネットワークに接続されている複数の電子制御装置間で双方向または一方向に通信できるように接続する装置で、プロトコルや通信速度が同一のネットワーク間を接続し、或は、プロトコルや通信速度が異なるネットワーク間を接続する。
尚、図5(a)では各通信ラインSLに電子制御装置が接続されているが、電子制御装置の代わりに、電子制御装置が行なう処理を模擬するシミュレーション装置が接続された構成であってもよい。つまり、図5(b)に示すように、図5(a)の一点鎖線の欄内をシミュレーション装置SMで実現する構成であってもよい。
通信データは、当該通信データが伝送されるネットワークのプロトコルに応じて規定されている。例えば、本実施形態で用いられるCANプロトコルの場合、通信データは、ネットワーク上の他の電子制御装置へのデータ転送の際に送信されるデータフレーム、ネットワーク上の他の電子制御装置へ送信要求する際に送信されるリモートフレーム、及び通信エラーを検出した電子制御装置によって送信されるエラーフレーム等の複数種類のフレームで構成されており、各種フレームは、データの識別子で構成されるアービトレーションフィールド、データ長等を指定するコントロールフィールド、及びデータが格納されるデータフィールド等のフィールドやエラーの有無等で切り替えられる各種フラグで構成されている。
図6に示すように、通信モニタ装置1は、複数のマイクロコンピュータ2と、各マイクロコンピュータ2で受信された通信データ及び当該通信データの受信時刻情報を記憶する通信情報記憶部3を備えている。尚、本実施形態では、通信モニタ装置1は、三個のマイクロコンピュータ2A,2B,2Cを備えており、複数のマイクロコンピュータ2及び通信情報記憶部3はPCIボードに搭載されている。
通信モニタ装置1には、所定のオペレーティングシステムを実行するCPUが搭載された管理部としてのマザーボード4が搭載されており、マザーボード4はPCIボードに搭載された通信情報記憶部3とPCIバス5で接続されている。管理部は、通信モニタ装置1全体の制御等を行なう。
通信情報記憶部3は、通信データ及び受信時刻情報を読み出して記憶するためのレジスタ等の記憶領域を備えており、各マイクロコンピュータ2から出力される複数の通信データを受信時刻情報と対応づけて、夫々異なるアドレスの前記記憶領域に記憶する。このような機能を実現するために、通信情報記憶部3は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)で構成されている。
また、通信情報記憶部3は、夫々複数のアドレスラインとデータラインで構成されるA/Dバス(アドレスデータバス)6を介して、各マイクロコンピュータ2と接続されている。
更に、通信情報記憶部3は、基準タイマ回路31を備えている。基準タイマ回路31は、予め設定された周期で計時を繰り返すフリーランタイマで構成されており、フリーランタイマは、例えば水晶発振器等を備えて構成されている。
各マイクロコンピュータ2は、各通信ラインSL(SL1〜SL6)を介して伝送される通信データを受信する受信部21と、受信部21で受信された通信データに受信時刻情報を付与するタイムスタンプ処理部22とを備えて構成されている。尚、各マイクロコンピュータ2は、CPUと、CPUで実行される制御プログラムが格納されたROMと、ワーキングエリアとして使用されるRAMと、周辺回路等を備えて構成されており、上述したタイムスタンプ処理部22等の機能は、CPUが制御プログラムを実行することで実現される。
受信部21は、各通信ラインSLを介して伝送される通信データの受信時に受信割込みを発生するように構成されている。受信部21は、例えば、受信した通信データを保管するデータレジスタや、受信割込みを実行するために各種状態を格納しておく割込みレジスタ等の各種レジスタを備えて構成されている。
各タイムスタンプ処理部22は、受信部21で受信された通信データを読み出して当該通信データに受信時刻情報を付与するように構成されている。つまり、各タイムスタンプ処理部22は、通信データを構成するデータ形式やタイトルといったメタデータに、受信時刻情報を加えるように構成されている。
当該通信データに受信時刻情報を付与する際、各タイムスタンプ処理部22は、各通信データの読出し時に取得した各マイクロコンピュータ2に共通の基準タイマ回路31の値を、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータ2の内部タイマ回路23の値の差分値に基づいて補正して受信時刻情報を生成するように構成されている。
具体的に、本実施形態において、各マイクロコンピュータ2は、内部タイマ回路23の値を取得するローカル時刻情報取得部24と、複数のマイクロコンピュータ2に共通の基準タイマ回路31の値を取得する基準時刻情報取得部25とを備え、各タイムスタンプ処理部22は、受信部21からの通信データの読出し時に基準時刻情報取得部25で取得された基準時刻情報から、受信割込み発生時及び受信部21からの通信データの読出し時にローカル時刻情報取得部24で夫々取得された受信ローカル時刻情報の差分値を減算した値を受信時刻情報として算出するように構成されている。
ここで、内部タイマ回路23は、基準タイマ回路31と同様、フリーランタイマで構成されている。ローカル時刻情報取得部24は、例えば、内部タイマ回路23の最新のカウント値を保管するレジスタで構成されており、基準時刻情報取得部25は、例えば、基準タイマ回路31の最新のカウント値を保管するレジスタで構成されている。
上述した受信時刻情報の算出と、算出した受信時刻情報の通信データへの付与を実現するために、各タイムスタンプ処理部22は、受信部21による受信時にローカル時刻情報取得部24に保管されているカウント値を保管するラッチ回路220と、通信データの受信部21からの読出し時に、ローカル時刻情報取得部24に保管されているカウント値からラッチ回路220に保管されているカウント値の減算を行なう減算器221と、通信データの受信部21からの読出し時に、基準時刻情報取得部25に保管されているカウント値から減算器221での演算結果の減算を行なう減算器222と、減算器222での演算結果を受信部21から読み出された通信データに付加する受信時刻情報付与部223とを備えて構成されている。
ラッチ回路220によるカウント値の保管は、受信割込み発生時に、マイクロコンピュータ2に設けられた周辺回路等のハードウェアまたは前記ハードウェアに組み込まれたファームウェアによる制御で実行される。
また、減算器221、222による受信時刻情報の算出、及び、受信時刻情報付与部223による受信時刻情報の通信データへの付与は、マイクロコンピュータ2のCPUが制御プログラムを実行することで、つまりソフトウェアによる制御で、通信データの受信部21からの読出し時に実行される
ここで、通信データの受信部21からの読出し時とは、受信割込み発生に対して実行されるソフトウェアによる読出し処理開始時以後のことであり、例えば、通信データの受信部21からの読出し処理開始時、通信データの受信部21からの読出し開始から所定時間経過時、または通信データの受信部21からの読出し処理終了直後等のことである。
また、各タイムスタンプ処理部22は、内部タイマ回路23と基準タイマ回路31のカウントアップ周期が異なる場合に、両タイマ回路23、31のカウントアップ周期を同一周期に統一する処理を実行するように構成されている。
以下に詳述する。タイムスタンプ処理部22は、精度の高いタイマ回路のカウントアップ周期を精度の低いタイマ回路のカウントアップ周期に合わせる。
例えば、内部タイマ回路23のカウントアップ周期が125(nsec)で、基準タイマ回路31のカウントアップ周期が1(μsec)である場合、タイムスタンプ処理部22は、精度の高い内部タイマ回路23のカウント値を8で除算して所定桁で四捨五入し、精度の低い基準タイマ回路31のカウント値と合わせることにより、両タイマ回路23、31のカウントアップ周期を合わせる。
カウントアップ周期の同一周期への統一の具体例として、図10に示すように、内部タイマ回路23のカウントアップ周期が0.5(μsec)で、基準タイマ回路31のカウントアップ周期が1(μsec)であるときに、受信時の内部タイマ回路23のカウント値が「4」、データ読出し処理時の内部タイマ回路23のカウント値が「8」、受信時の基準タイマ回路31のカウント値が「1」、データ読出し処理時の基準タイマ回路31のカウント値が「4」である場合、タイムスタンプ処理部22は、内部タイマ回路23のカウント値を2で除算して、受信時の内部タイマ回路23のカウント値を「2」、データ読出し処理時の内部タイマ回路23のカウント値を「4」とする。
除算後の内部タイマ回路23のカウント値を基準タイマ回路31のカウント値と比較すると、受信時では内部タイマ回路23のカウント値が「2」に対して基準タイマ回路31のカウント値が「1」であり、データ読出し処理時では内部タイマ回路23のカウント値が「4」に対して基準タイマ回路31のカウント値が「4」である。つまり、上述の方法の場合、生じる誤差を、最大でも、精度の低いタイマ回路のカウントアップ周期に抑えることができる。
また、各マイクロコンピュータ2には、各タイムスタンプ処理部22において受信時刻情報を付与された通信データが同時にA/Dバス6に出力されることのないように、出力される通信データを排他的に選択するスイッチ回路26が備えられている。尚、スイッチ回路26による出力通信データの選択は、各マイクロコンピュータ2において各通信データの受信順序等によって切り替えられる構成であっても、次段落で説明する調停回路の指示によって切り替えられる構成であってもよい。
更に、通信モニタ装置1は、各マイクロコンピュータ2から通信データが同時に通信情報記憶部3に対して出力されることのないように、つまり複数の通信データがA/Dバス6上で衝突することのないように、通信データの出力順序を受信部21への入力順序等に基づいて調停する調停回路を備えて構成されている
以下、通信モニタ装置1による受信時刻情報の生成処理について、図7のタイムチャート及び図9のフローチャートに基づいて説明する。
マイクロコンピュータ2Aにおいて、受信部211が、通信ラインSL1から通信データD1を受信すると同時に受信部212が通信ラインSL2から通信データD2を受信し、マイクロコンピュータ2Bにおいて、受信部213が、通信ラインSL3から通信データD3を受信すると同時に受信部214が通信ラインSL4から通信データD4を受信した場合について説明する。尚、以下の説明では、内部タイマ回路23のカウントアップ周期が125(nsec)で、基準タイマ回路31のカウントアップ周期が1(μsec)である。
受信部211、212は、夫々通信データD1、D2を受信すると(S1)、通信データD1、D2の受信時の内部タイマ回路23のカウント値である時刻B1で受信部211、212の割込みレジスタをオンすることによって受信割込みを発生させ(S2)、受信部213、214は、夫々通信データD3、D4を受信すると(S1)、通信データD3、D4の受信時の内部タイマ回路23のカウント値である時刻C1で受信部213、214の割込みレジスタをオンすることによって受信割込みを発生させる(S2)。
このとき、両マイクロコンピュータ2A、2Bの内部タイマ回路23は別個の回路であって相互に同期していないので、各マイクロコンピュータ2A、2Bが通信データD1、D2、D3、D4を同時に受信したとしても、時刻B1と時刻C1が同一時刻であるとは限らない。
受信部211、212が受信割込みを発生させると、マイクロコンピュータ2Aのローカル時刻情報取得部24に保管されているカウント値が、マイクロコンピュータ2Aのラッチ回路220に保管される(S3)。同様に、受信部213、214が受信割込みを発生させると、マイクロコンピュータ2Bのローカル時刻情報取得部24に保管されているカウント値が、マイクロコンピュータ2Bのラッチ回路220に保管される(S3)。つまり、マイクロコンピュータ2Aのラッチ回路220には時刻B1の値が、マイクロコンピュータ2Bのラッチ回路220には時刻C1の値が保管される。
そして、受信割込みに対応したソフトウェアの制御により、マイクロコンピュータ2Aでは、通信データD1の読出し処理が開始され、同様に、マイクロコンピュータ2Bでは、通信データD3の読出し処理が開始される(S4)。尚、通信データD2、D4の読出し処理は、通信データD1、D3の読出し処理が完了するまで保留される。
各マイクロコンピュータ2A、2Bでは、通信データD1、D3の読出し処理時である時刻B2、C2に、減算器221において、ローカル時刻情報取得部24に保管されている内部タイマ回路23のカウント値(時刻B2、C2)からラッチ回路220に保管されているカウント値(時刻B1、C1)を減ずる演算が実行され(S5)、タイマスタンプ処理部22において、内部タイマ回路23と基準タイマ回路31のカウントアップ周期を統一するために、当該演算の結果(B2−B1、C2−C1)を8で除算する演算が実行され(S6)、減算器222において、基準時刻情報取得部25に保管されているカウント値(時刻A2)からタイマスタンプ処理部22における演算結果((B2−B1)/8、(C2−C1)/8)を減ずる演算が実行される(S7)。
尚、図7では、時刻A2と時刻B2、C2とは同一時刻であるかのごとく表示しているが、基準タイマ回路31と内部タイマ回路23は別個の回路であって相互に同期していないので、時刻A2と時刻B2、C2は同一時刻であるとは限らない。
その後、各マイクロコンピュータ2A、2Bの受信時刻情報付与部223において、上記演算結果(A2−(B2−B1)/8、A2−(C2−C1)/8)が、受信部21から通信情報記憶部3へ出力される通信データD1、D3に夫々付加され(S8)、通信データD1、D3の読出し処理は終了する。
続いて、ソフトウェアの制御により、通信データD1、D3の読出し処理終了をトリガとして、マイクロコンピュータ2Aでは、通信データD2の読出し処理が開始され、マイクロコンピュータ2Bでは、通信データD4の読出し処理が開始される(S9)。
各マイクロコンピュータ2A、2Bでは、通信データD2、D4の読出し処理時である時刻B3、C3に、減算器221において、ローカル時刻情報取得部24に保管されている内部タイマ回路23のカウント値(時刻B3、C3)からラッチ回路220に保管されているカウント値(時刻B1、C1)を減ずる演算が実行され(S10)、タイマスタンプ処理部22において、内部タイマ回路23と基準タイマ回路31のカウントアップ周期を統一するために、当該演算の結果(B3−B1、C3−C1)を8で除算する演算が実行され(S11)、減算器222において、基準時刻情報取得部25に保管されているカウント値(時刻A3)から減算器221における演算結果((B3−B1)/8、(C3−C1)/8)を減ずる演算が実行される(S12)。尚、上述と同様、時刻A3と時刻B3、C3が同一時刻であるとは限らない。
その後、各マイクロコンピュータ2A、2Bの受信時刻情報付与部223において、上記演算結果(A3−(B3−B1)/8、A3−(C3−C1)/8)が、受信部21から通信情報記憶部3へ出力される通信データD2、D4に付加され(S13)、通信データD2、D4の読出し処理は終了する。
上述の構成によれば、両マイクロコンピュータ2A、2Bに共通に使用される基準タイマ回路31のカウント値を基準として受信時刻情報を生成することで、両マイクロコンピュータ2A、2Bの内部タイマ回路23の非同期による時刻のずれを解消できる。
また、受信割込みから通信データの読出し処理までの間に、他の割込み処理や他のマイクロコンピュータ2からの通信データの出力が実行されて当該通信データの読出し処理が保留された場合等には、当該通信データの読出し処理までの時間が遅延する虞がある。また、他の割込み処理の有無等によって当該読出し処理までの時間にばらつきが生じる、つまり他の割込み処理が発生した場合、他の割込み処理が発生しない場合に比べて、当該読出し処理までに時間がかかる虞がある。その結果、これらの遅延やばらつきは、通信データに付与される受信時刻情報の誤差となる。
しかし、上述の構成によれば、他の割込み処理の有無にかかわらず、基準タイマ回路31のカウント値A3から、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータ2A、2Bの内部タイマ回路23の値の差分値であるB2−B1、C2−C1を減算する補正を行なうことによって、これらの遅延やばらつきを是正するので、誤差の発生を低減することができる。別個の内部タイマ回路23であることによる「B1」と「C1」及び「B2」と「C2」の相違があるとしても、その差分である「B2−B1」と「C2−C1」は略同一値となるからである。
以上説明したとおり、本発明による通信モニタ方法は、各通信ラインを介して伝送される通信データを受信するマイクロコンピュータ2を複数備え、各マイクロコンピュータ2で受信した通信データに受信時刻情報を付与する通信モニタ方法であって、各マイクロコンピュータ2は、各通信データの読出し時に取得した共通の基準タイマ回路31の値を、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータ2の内部タイマ回路23の値の差分値に基づいて補正して受信時刻情報を生成する方法である。
以下、別実施形態について説明する。通信モニタ装置1は、図6に破線で示すように、また、図8(a)に示すように、系統の異なる複数のネットワークを相互に接続する通信ゲートウェイGに入出力される各通信ラインSLが各受信部21と接続され、通信情報記憶部3に記憶された各通信データ及び受信時刻情報に基づいて通信ゲートウェイGの接続動作を評価する評価部7を備えた構成であってもよい。
通信ゲートウェイGは、図8(b)に示すように、プロトコルが異なる複数のネットワークを相互に接続するように構成されており、例えば、複数のプロトコル変換処理部81(811〜81i)とゲートウェイ処理部82等を備えて構成されている。
プロトコル変換部81は、対応するネットワークNに対して当該ネットワークNに固有のプロトコルで通信データを出力するとともに、当該ネットワークNから入力された通信データを、当該通信データに付加された送信先ネットワークNを示すアドレスに基づいて、送信先ネットワークNを特定した中間データに変換して出力するように構成されている。
ゲートウェイ処理部82は、複数の中間データと各中間データに対応する送信先ネットワークNを示すアドレスとが予め記憶されている送受信ルート情報テーブル83に基づいて、各プロトコル変換処理部81から出力された中間データを、送信先ネットワークNに対応するプロトコル変換処理部81に中継出力するように構成されている。
評価部7は、例えば、所定のオペレーティングシステムの下で動作するアプリケーションプログラムがインストールされ、表示部や、キーボード及びマウス等の入出力機器等を備えた汎用コンピュータで構成されている。
そして、各通信ラインSLを伝送され、各マイクロコンピュータ2の各受信部21で受信された各通信データを、タイムスタンプ処理部22で付与された受信時刻情報と共に取り込み、これらの通信データ及び受信時刻情報に基づいて、通信ゲートウェイ8の評価を行なう。
例えば、図8(a)に示すように、ある電子制御装置Aから出力された通信データが、通信ラインSL1、通信ゲートウェイG、及び通信ラインSL5を介して別の電子制御装置Eに入力する場合、通信ラインSL1を伝送中の通信データと通信ラインSL5を伝送中の通信データとを、通信モニタ装置1の各マイクロコンピュータ2A、2Cの受信部21で取り込み、各通信データに受信時刻情報を付与した上で、評価部7へ出力する。
評価部7は、通信ラインSL1より取り込んだ通信データの形式が、電子制御装置Aの属するネットワークのプロトコルと合致しているか否かを評価し、通信ラインSL5より取り込んだ通信データの形式が、電子制御装置Eの属するネットワークのプロトコルと合致しているか否かを評価する。評価部7は、通信データの形式がプロトコルと合致している場合に、通信データが問題なく伝送されていると判断する。
また、評価部7は、通信ラインSL1より取り込んだ通信データの受信時刻情報と、通信ラインSL5より取り込んだ通信データの受信時刻情報との差分を演算して、当該差分が、通信ゲートウェイ8について予め設定しておいた接続切替時間より大きいか否かを評価する。評価部7は、当該差分が接続切替時間より小さい場合に、通信ゲートウェイ8による切替動作は問題なく実行されていると判断する。
以上より、通信モニタ装置1は、以下のような通信ゲートウェイ評価装置として構成されていてもよい。
つまり、通信ゲートウェイ評価装置は、系統の異なる複数のネットワークを相互に接続する通信ゲートウェイGに入出力される通信ラインを介して伝送される通信データを受信する受信部21と、受信部21で受信された通信データに受信時刻情報を付与するタイムスタンプ処理部22とを備えた複数のマイクロコンピュータ2と、各マイクロコンピュータ2で受信された通信データ及び当該通信データの受信時刻情報を記憶する通信情報記憶部3と、通信情報記憶部3に記憶された各通信データ及び受信時刻情報に基づいて通信ゲートウェイGの接続動作を評価する評価部7を備えている通信ゲートウェイ評価装置であって、各タイムスタンプ処理部22は、各通信データの読出し時に取得した各マイクロコンピュータ2に共通の基準タイマ回路31の値を、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータ2の内部タイマ回路23の値の差分値に基づいて補正して受信時刻情報を生成し、評価部7は、各通信データ及び受信時刻情報に基づいて通信ゲートウェイGによる接続動作が予め設定された接続切替時間内に実行されているか否か、または、各通信データが予め設定された変換ルールに基づいて変換されているか否かを評価するように構成されている。
上述の実施形態では、基準タイマ回路31が通信情報記憶部3に備えられた構成について説明したが、このような構成に限らず、例えば、通信モニタ装置1が、マイクロコンピュータ2や通信情報記憶部3とは別の独立した基準タイマ回路を備えている構成や、複数のマイクロコンピュータ2のうちの一つに備えられた内部タイマ回路23を基準タイマ回路とし、他のマイクロコンピュータ2は当該内部タイマ回路23の値を基準タイマ回路の値として、受信時刻情報の生成に使用する構成であってもよい。
上述の実施形態では、マイクロコンピュータ2が、各通信ラインSLを介して伝送される通信データを受信する受信部21を備えた構成について説明したが、マイクロコンピュータ2は、各通信ラインSLを介して伝送される通信データを送信する送信部を備えた構成であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ2Aが、図6において受信部212の代わりに送信部を備えて構成されており、通信モニタ装置1は、タイムスタンプ処理部22で送信時刻情報を付与した後に、送信部から通信ラインSL2に通信データを出力する構成であってもよい。通信モニタ装置1をこのような構成とした場合、通信モニタ装置1は、送信部を介しての電子制御装置へのデータ送信から受信部を介しての当該電子制御装置からのデータ返信までの時間を測定することができる。
上述の実施形態では、通信モニタ装置1が三個のマイクロコンピュータ2A、2B、2Cを備えており、各マイクロコンピュータ2が夫々二個の受信部21を備えている構成について説明したが、通信モニタ装置1が備えるマイクロコンピュータ2は三個に限らず、また、各マイクロコンピュータ2が備える受信部21は二個に限らない。例えば、通信モニタ装置1が、四個のマイクロコンピュータ2を備え、各マイクロコンピュータ2が夫々三個の受信部21を備えた構成であってもよい。
上述の実施形態では、検査対象が通信ゲートウェイGである構成について説明したが、検査対象は通信ゲートウェイGに限らず、例えば、エンジンを制御する電子制御装置を検査対象としてもよい。この場合、例えば、通信モニタ装置1は、エンジンを制御する電子制御装置へデータを送信し、当該電子制御装置から通信モニタ装置1へ当該データが返信されてくるまでの時間の測定等を実行して、当該電子制御装置を検査する。
上述の実施形態では、本発明による通信モニタ装置1(通信ゲートウェイ評価装置)が、エンジン等を制御する電子制御装置が接続された通信ライン、つまり車載ネットワークを伝送される通信データをモニタする構成について説明したが、通信モニタ装置1がモニタするのは車載ネットワークを伝送される通信データに限らない。例えば、通信モニタ装置1を、航空機や空調システム等に搭載するネットワークに適用して、当該ネットワークを伝送する通信データをモニタする構成であってもよい。
尚、上述した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において各ブロックの具体的構成等を適宜変更設計できることは言うまでもない。
通信モニタ装置の接続についての説明図 内部タイマ回路を用いた従来構成の通信モニタ装置のブロック図 (a)は、図2の構成の通信モニタ装置のマイクロコンピュータ201による通信データの受信を説明し、(b)は、図2の構成の通信モニタ装置のマイクロコンピュータ202による通信データの受信を説明するためのタイムチャート 基準タイマ回路を用いた従来構成の通信モニタ装置のブロック図 (a)は、通信モニタ装置の電子制御装置及び通信ゲートウェイとの接続を示し、(b)は、図5(a)において電子制御装置をシミュレーション装置で実現した構成を示す説明図 本発明による通信モニタ装置のブロック図 (a)は、図6の構成の通信モニタ装置のマイクロコンピュータ2Aによる通信データの受信について説明し、(b)は、図6の構成の通信モニタ装置のマイクロコンピュータ2Bによる通信データの受信について説明するためのタイムチャート (a)は、評価部を備えた通信モニタ装置の電子制御装置及び通信ゲートウェイとの接続について示し、(b)は、通信ゲートウェイのブロック構成について示す説明図 図6の構成の通信モニタ装置による通信データの受信について説明するためのフローチャート カウントアップ周期の同一周期への統一の説明図
符号の説明
1:通信モニタ装置
2:マイクロコンピュータ
3:通信情報記憶部
7:評価部
21:受信部
22:タイムスタンプ処理部
23:内部タイマ回路
24:ローカル時刻情報取得部
25:基準時刻情報取得部
31:基準タイマ回路
G:通信ゲートウェイ
SL:通信ライン

Claims (5)

  1. 各通信ラインを介して伝送される通信データを受信する受信部と、前記受信部で受信された通信データに受信時刻情報を付与するタイムスタンプ処理部とを備えた複数のマイクロコンピュータと、各マイクロコンピュータで受信された通信データ及び当該通信データの受信時刻情報を記憶する通信情報記憶部を備えている通信モニタ装置であって、
    各タイムスタンプ処理部は、各通信データの読出し時に取得した各マイクロコンピュータに共通の基準タイマ回路の値を、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータの内部タイマ回路の値の差分値に基づいて補正して前記受信時刻情報を生成することを特徴とする通信モニタ装置。
  2. 各通信ラインを介して伝送される通信データの受信時に受信割込みを発生する受信部と、前記受信部で受信された通信データを読み出して当該通信データに受信時刻情報を付与するタイムスタンプ処理部とを備えた複数のマイクロコンピュータと、各マイクロコンピュータで受信された通信データ及び当該通信データの受信時刻情報を記憶する通信情報記憶部を備えている通信モニタ装置であって、
    各マイクロコンピュータは、内部タイマ回路の値を取得するローカル時刻情報取得部と、複数のマイクロコンピュータに共通の基準タイマ回路の値を取得する基準時刻情報取得部とを備え、
    各タイムスタンプ処理部は、前記受信部からの通信データの読出し時に前記基準時刻情報取得部で取得された基準時刻情報から、前記受信割込み発生時及び前記受信部からの通信データの読出し時に前記ローカル時刻情報取得部で夫々取得された受信ローカル時刻情報の差分値を減算した値を前記受信時刻情報として算出することを特徴とする通信モニタ装置。
  3. 複数のネットワークを接続する通信ゲートウェイ装置に入出力される各通信ラインが各受信部と接続され、前記通信情報記憶部に記憶された各通信データ及び受信時刻情報に基づいて前記通信ゲートウェイ装置を評価する評価部を備えている請求項1または2記載の通信モニタ装置。
  4. 複数のネットワークを接続する通信ゲートウェイ装置に入出力される通信ラインを介して伝送される通信データを受信する受信部と、前記受信部で受信された通信データに受信時刻情報を付与するタイムスタンプ処理部とを備えた複数のマイクロコンピュータと、各マイクロコンピュータで受信された通信データ及び当該通信データの受信時刻情報を記憶する通信情報記憶部と、前記通信情報記憶部に記憶された各通信データ及び受信時刻情報に基づいて前記通信ゲートウェイ装置を評価する評価部を備えている通信ゲートウェイ評価装置であって、
    各タイムスタンプ処理部は、各通信データの読出し時に取得した各マイクロコンピュータに共通の基準タイマ回路の値を、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータの内部タイマ回路の値の差分値に基づいて補正して前記受信時刻情報を生成し、
    前記評価部は、各通信データ及び受信時刻情報に基づいて前記通信ゲートウェイ装置を評価することを特徴とする通信ゲートウェイ評価装置。
  5. 各通信ラインを介して伝送される通信データを受信するマイクロコンピュータを複数備え、各マイクロコンピュータで受信した通信データに受信時刻情報を付与する通信モニタ方法であって、
    各マイクロコンピュータは、各通信データの読出し時に取得した共通の基準タイマ回路の値を、各通信データの受信時及び読出し時に取得した各マイクロコンピュータの内部タイマ回路の値の差分値に基づいて補正して前記受信時刻情報を生成する通信モニタ方法。
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