JP2009158252A - プラズマディスプレイ装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラズマディスプレイ装置の製造工程におけるチップ管を封じ切る工程において、PDPを形成する基板に割れを生じさせることなく、チップ管を短く封じ切ることができる技術を提供する。
【解決手段】チップ管13のチップオフ工程時に、シール部材14とバーナー15との間に、表裏を貫通する孔部16が形成された耐熱板17、熱反射板、伝熱板またはこれらを組み合わせた抗熱板を配置し、孔部16にチップ管13を挿入することでチップ管13を取り囲む。このような状況下でチップ管13を封じ切ることで、PDP1への炎20の熱の影響を防ぐ。
【選択図】図4
【解決手段】チップ管13のチップオフ工程時に、シール部材14とバーナー15との間に、表裏を貫通する孔部16が形成された耐熱板17、熱反射板、伝熱板またはこれらを組み合わせた抗熱板を配置し、孔部16にチップ管13を挿入することでチップ管13を取り囲む。このような状況下でチップ管13を封じ切ることで、PDP1への炎20の熱の影響を防ぐ。
【選択図】図4
Description
本発明は、プラズマディスプレイ装置の製造技術に関し、特に、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel;PDP)の製造に適用して有効な技術に関するものである。
PDPの製造工程においては、PDPを封着(封止)する工程がある。PDPでは、対となる前面および背面の基板(構造体)に挟まれた空間が放電空間となっている。そのPDP内部の空間から漏れがないようにPDP外側の所定の部位を封着し、また、PDP外部と通じる所定の部位よりパネル内部の気密性を保持しながら真空排気し、さらにそこから放電ガスを充填および封入することにより密閉封止する、一連の処理が必要となる。この際、封着される部位の一つであるチップ管は、PDPの片隅などいずれかの箇所に配置される通排気および封入等のための管部である。
PDP内へ放電ガスを充填および封入して密閉封止した後においては、チップ管をバーナー等で加熱し、引き伸ばしながら封じ切る(チップオフする)工程がある。
ところで、プラズマディスプレイ装置に対しては薄型化の要求がある。このような薄型化の要求に対して、チップオフ後にPDPに残ったチップ管を可能な限り短くする手段が考えられる。しかしながら、PDPに残るチップ管の短縮化を図って、チップ管のチップオフ位置がPDPを形成する基板に近くなると、バーナーの熱のためにその基板が割れてしまうという課題がある。
本発明の目的は、PDPを形成する基板に割れを生じさせることなく、チップ管を短くチップオフできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
(1)本発明によるプラズマディスプレイの製造方法は、電極群が形成された第1および第2の基板が重ね合わされ、前記第1の基板と前記第2の基板との間の空間に放電ガスが封入され、前記電極群への電圧の印加によって前記空間で放電を行う放電パネルを備えたプラズマディスプレイ装置の製造方法であって、
(a)第1の外向面および前記第1の外向面とは反対側の第1の内向面を有し、周辺部の一部に前記第1の外向面と前記第1の内向面とを貫通する第1の孔部が形成され、前記第1の孔部を覆うように管状部材の一端が配置され、前記管状部材は前記第1の外向面上に延在し、前記第1の外向面にて前記管状部材と前記第1の孔部との間を封着する封着手段を備えた前記第1の基板と、第2の外向面および前記第2の外向面とは反対側の第2の内向面を有する前記第2の基板を用意する工程、
(b)前記第1の内向面と前記第2の内向面とを対向させ、前記放電パネルの周辺部となる位置で前記第1および第2の基板を封着し、前記空間を形成する工程、
(c)前記管状部材を介して前記空間内を真空排気した後に前記管状部材を介して前記空間内に前記放電ガスを充填する工程、
(d)表裏を貫通する第2の孔部が形成された抗熱板を用意し、前記第2の孔部に前記管状部材を挿入する工程、
(e)前記(a)〜(d)工程後、前記抗熱板の前記第1の基板側とは反対側において、加熱手段により前記管状部材を加熱し、前記抗熱板により前記加熱手段が発する熱の前記放電パネルへの伝達を緩和しつつ、前記管状部材を封じ切る工程、
を含むものである。
(a)第1の外向面および前記第1の外向面とは反対側の第1の内向面を有し、周辺部の一部に前記第1の外向面と前記第1の内向面とを貫通する第1の孔部が形成され、前記第1の孔部を覆うように管状部材の一端が配置され、前記管状部材は前記第1の外向面上に延在し、前記第1の外向面にて前記管状部材と前記第1の孔部との間を封着する封着手段を備えた前記第1の基板と、第2の外向面および前記第2の外向面とは反対側の第2の内向面を有する前記第2の基板を用意する工程、
(b)前記第1の内向面と前記第2の内向面とを対向させ、前記放電パネルの周辺部となる位置で前記第1および第2の基板を封着し、前記空間を形成する工程、
(c)前記管状部材を介して前記空間内を真空排気した後に前記管状部材を介して前記空間内に前記放電ガスを充填する工程、
(d)表裏を貫通する第2の孔部が形成された抗熱板を用意し、前記第2の孔部に前記管状部材を挿入する工程、
(e)前記(a)〜(d)工程後、前記抗熱板の前記第1の基板側とは反対側において、加熱手段により前記管状部材を加熱し、前記抗熱板により前記加熱手段が発する熱の前記放電パネルへの伝達を緩和しつつ、前記管状部材を封じ切る工程、
を含むものである。
(2)また、本発明によるプラズマディスプレイの製造方法は、電極群が形成された第1および第2の基板が重ね合わされ、前記第1の基板と前記第2の基板との間の空間に放電ガスが封入され、前記電極群への電圧の印加によって前記空間で放電を行う放電パネルを備えたプラズマディスプレイ装置の製造方法であって、
(a)第1の外向面および前記第1の外向面とは反対側の第1の内向面を有し、周辺部の一部に前記第1の外向面と前記第1の内向面とを貫通する第1の孔部が形成され、前記第1の孔部を覆うように管状部材の一端が配置され、前記管状部材は前記第1の外向面上に延在し、前記第1の外向面にて前記管状部材と前記第1の孔部との間を封着する封着手段を備えた前記第1の基板と、第2の外向面および前記第2の外向面とは反対側の第2の内向面を有する前記第2の基板を用意する工程、
(b)前記第1の内向面と前記第2の内向面とを対向させ、前記放電パネルの周辺部となる位置で前記第1および第2の基板を封着し、前記空間を形成する工程、
(c)前記管状部材を介して前記空間内を真空排気した後に前記管状部材を介して前記空間内に前記放電ガスを充填する工程、
(d)前記(a)〜(c)工程後、前記管状部材に第1の光を照射して前記管状部材を封じ切る工程、
を含み、
前記管状部材は、前記第1の光を吸収する第1の材料を含む材料から形成されているか、もしくは周囲に前記第1の材料が塗布されているものである。
(a)第1の外向面および前記第1の外向面とは反対側の第1の内向面を有し、周辺部の一部に前記第1の外向面と前記第1の内向面とを貫通する第1の孔部が形成され、前記第1の孔部を覆うように管状部材の一端が配置され、前記管状部材は前記第1の外向面上に延在し、前記第1の外向面にて前記管状部材と前記第1の孔部との間を封着する封着手段を備えた前記第1の基板と、第2の外向面および前記第2の外向面とは反対側の第2の内向面を有する前記第2の基板を用意する工程、
(b)前記第1の内向面と前記第2の内向面とを対向させ、前記放電パネルの周辺部となる位置で前記第1および第2の基板を封着し、前記空間を形成する工程、
(c)前記管状部材を介して前記空間内を真空排気した後に前記管状部材を介して前記空間内に前記放電ガスを充填する工程、
(d)前記(a)〜(c)工程後、前記管状部材に第1の光を照射して前記管状部材を封じ切る工程、
を含み、
前記管状部材は、前記第1の光を吸収する第1の材料を含む材料から形成されているか、もしくは周囲に前記第1の材料が塗布されているものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
プラズマディスプレイ装置の製造工程におけるチップ管を封じ切る工程において、PDPへの熱の影響を防ぐことができるので、PDPを形成する基板に割れを生じさせることなく、チップ管を短く封じ切ることができる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、実施例等において構成要素等について、「Aからなる」、「Aよりなる」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、材料等について言及するときは、特にそうでない旨明記したとき、または、原理的または状況的にそうでないときを除き、特定した材料は主要な材料であって、副次的要素、添加物、付加要素等を排除するものではない。たとえば、シリコン部材は特に明示した場合等を除き、純粋なシリコンの場合だけでなく、添加不純物、シリコンを主要な要素とする2元、3元等の合金(たとえばSiGe)等を含むものとする。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするために部分的にハッチングを付す場合がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1および図2は、それぞれ本実施の形態のプラズマディスプレイ装置が備えるPDPの平面図および断面図である。
図1および図2は、それぞれ本実施の形態のプラズマディスプレイ装置が備えるPDPの平面図および断面図である。
AC型のPDP(放電パネル)1は、前面基板(第2の基板)2と背面基板(第1の基板)3との構造体(アセンブリともいう)が組み合わされることで形成されている。前面基板2および背面基板3には、それぞれ電極群が形成され、前面基板2の一面(第2の内向面)と背面基板3の一面(第1の内向面)との間の空間は、PDP1の周辺部に配置されているパネル封着部4により封着されている。
パネル封着部4の内側に位置する表示領域5は、各種電極群により構成される表示セルのマトリクスに対応する、映像が表示される領域である。パネル封着部4の外側には、電極群の端子と外部の駆動回路側との電気的接続等のための領域が設けられている。
孔部(第1の孔部)A1は、PDP1の内部空間と外部との間での通排気などの一連の処理過程に用いられるものである。孔部A1は、表示領域5とパネル封着部4との間(周辺部)であれば、いずれの位置に設けられていても構わないが、本実施の形態では、背面基板3側の片隅に設けてられている。なお、図1および図2では、チップ管を省略した状態を図示している。
PDP1は、更にその背面側に配置されるシャーシに対して固定保持され、シャーシ背面側に配置される駆動回路などの回路部と、PDP1の電極群の端子とが接続されることにより、PDP装置(PDPモジュール)が形成される。
図2は、図1のPDP1の横(行)方向の断面を示している。なお縦(列)方向の断面でも考え方は同様である。
前面基板2と背面基板3との間の放電空間8は、PDP1の周辺部6に配置および形成されるパネル封着部4により封着されている。
前面基板2においては、前面ガラス基板7Aの相対的に放電空間8側に、複数の表示電極(サステイン電極)であるX電極9およびY電極10が横方向(図2の紙面の左右方向)に延在するように形成され、これらX電極9およびY電極10は、さらに誘電体層および保護層などにより覆われている。背面基板3側においては、背面ガラス基板7Bの相対的に放電空間8側に、アドレス動作に用いる複数のアドレス電極11が縦方向(図2の紙面の垂直方向)に延在するように形成され、これら複数のアドレス電極11は、さらに誘電体層などにより覆われている。また更に、背面基板3の放電空間8側の面上には、放電空間8を区切る隔壁12や、隔壁12間に形成される蛍光体(図示は省略)などの構造物が形成されている。
上記のような構成により、PDP1では、前記回路部からの信号を受けて画素毎の射出光の制御が行われ、前面基板2の主面(第2の外向面)側の表示領域5より画像が表示される。
図3は、PDP1における孔部A1付近の断面を拡大して図示したものである。この図3に示すように、チップ管(管状部材)13は、一端がPDP1の背面基板3の主面(第1の外向面)上に延在するように孔部A1近傍に取り付けられている。PDP1の外側表面の孔部A1の開孔部では、チップ管13を取り囲むようにシール部材(封着手段)14が取り付けられ、このシール部材14を介してチップ管13と孔部A1(背面基板3)との間が封着されている。ただし、チップ管13と背面基板3とは直接接していなくても良い。また、チップ管13および孔部A1を通じて、PDP1の放電空間8内を真空排気し、さらに真空排気された放電空間8への放電ガスの充填(封入)等行った後で、チップ管13の他端は、バーナーを用いた加熱引き伸ばし等の手段により短く封じ切られている(チップオフ)。このようにチップ管13の他端が封じ切られた構造とすることにより、放電空間8を外気から遮蔽された空間としている。
次に、本実施の形態1におけるチップ管13のチップオフについて、図4〜図7を用いて説明する。
本実施の形態1では、プラズマディスプレイ装置の薄型化を図って、厚さT1が約3.8mmであるPDP1に対して、チップオフ後のチップ管13のシール部材14からの長さL1が約10mm以下にまで短くなるように、チップ管13のチップオフを行う。この場合、チップオフを、たとえばバーナー等の熱放射手段を用いた加熱引き伸ばしにより行うと、その際の高熱がPDP1に到達し、PDP1に割れ等の破損が生じてしまう虞がある(図3参照)。
そこで、本実施の形態1では、図4〜図6に示すように、チップ管13のチップオフ工程時に、シール部材14とバーナー(加熱手段)15との間に、表裏を貫通する孔部(第2の孔部)16が形成された耐熱板(抗熱板)17、熱反射板(抗熱板)18、伝熱板(抗熱板)19またはこれらを組み合わせた抗熱板を配置し、孔部16にチップ管13を挿入することでチップ管13を取り囲む。その耐熱板17、熱反射板18、伝熱板19またはこれらを組み合わせた抗熱板は、PDP1(背面基板3)の表面に沿った平面で可能な限り大きいことが好ましいが、少なくともシール部材14より大きくする。また、伝熱板19または伝熱板19を含む抗熱板を配置した場合には、伝熱板19または抗熱板がシール部材14およびPDP1と接触しないように、これらと離間して配置する(図6参照)。耐熱板17または熱反射板18を用いている場合には、耐熱板17または熱反射板18がシール部材14と接していてもよい。耐熱板17としては、30℃〜380℃における熱膨張係数が50×10−7/℃〜110×10−7/℃程度の材料を用いることが好ましく、本実施の形態1では、ソーダ石灰ガラスを例示することができる。熱反射板18としては、波長800nm〜2000nmにおける赤外線の平均反射率が30%程度以上の材料を用いることが好ましく、本実施の形態1では、酸化チタン(TiO2)を例示することができる。熱反射板18として酸化チタンを用いる場合には、保持ガラス基板18Aの表面に酸化チタンからなる熱線反射膜18Bを成膜することで熱反射板18を形成し、チップオフ工程時には、熱線反射膜18B側がバーナー15と対向するように熱反射板18を保持することを例示できる。伝熱板19としては、30℃〜380℃における熱伝導率が40W/(m・K)程度以上の材料を用いることが好ましく、本実施の形態1では、アルミニウム(熱伝導率236W/(m・K))および鉄(熱伝導率83.5W/(m・K))を例示できる。
上記のような耐熱板17(図4参照)あるいは熱反射板18(図5参照)を用いてチップオフ工程を実施した場合には、バーナー15の炎(加熱手段)20から放射された放射熱(H1を付記した実線矢印で図示)の伝達を耐熱板17あるいは熱反射板18で反射し(H2を付記した実線矢印で図示)、耐熱板17あるいは熱反射板18を透過してPDP1に伝達する熱(H3を付記した破線矢印で図示)を緩和することができる。それにより、チップ管13のチップオフ位置をPDP1(背面基板3)へ近付けても、バーナー15の炎20から放射された放射熱のPDP1への影響を防ぐことができるので、高熱によりPDP1に割れ等の破損が生じてしまうことを防ぐことができる。すなわち、チップオフ後のチップ管13のシール部材14からの長さL1(図3参照)を、たとえば約10mm以下にまで短くすることが可能となる。
また、上記のような伝熱板19(図6参照)を用いた場合には、バーナー15の炎20から放射された放射熱(H1を付記した実線矢印で図示)は、伝熱板19で吸収してPDP1(背面基板3)の表面に水平な方向へよく伝達し(H4を付記した実線矢印で図示)、伝熱板19を透過してPDP1に伝達する熱(H3を付記した破線矢印で図示)を緩和することができる。伝熱板19は、良好な熱伝導性を有しているので、PDP1(背面基板3)およびシール部材14と伝熱板19とを離間させることで、炎20からの放射熱が伝熱板19からPDP1(背面基板3)へ直接伝達してしまうことを防いでいる。それにより、上記の耐熱板17あるいは熱反射板18を用いた場合と同様に、チップ管13のチップオフ位置をPDP1(背面基板3)へ近付けても、バーナー15の炎20から放射された放射熱のPDP1への影響を防ぐことができるので、高熱によりPDP1に割れ等の破損が生じてしまうことを防ぐことができる。すなわち、チップオフ後のチップ管13のシール部材14からの長さL1(図3参照)を、たとえば約10mm以下にまで短くすることが可能となる。
上記のように、本実施の形態1によれば、チップオフ後のチップ管13のシール部材14からの長さL1(図3参照)を、たとえば約10mm以下にまで短くすることができるので、そのような短くなったチップ管13を有するPDP1を備えたプラズマディスプレイ装置の薄型化を実現することができる。
また、耐熱板17、熱反射板18、伝熱板19またはこれらを組み合わせた抗熱板とバーナー15とを連結し、これにエアーブロー機能(送風手段)も加えたチップ管切断機構としてもよい。すなわち、熱反射板18を用いた場合を例に取って説明すると、図7に示すように、熱反射板18とバーナー15とを連結治具21によって連結し、孔部16に挿入されたチップ管13に沿って上下動できるチップ管切断構成とする。チップオフ処理を開始する際には、PDP1およびシール部材14と熱反射板18とを所定量離間させ、チップオフ処理は、この離間部にエアーを吹き込みつつ実施する。それにより、バーナー15の炎20から放射された放射熱(H1を付記した実線矢印で図示)の伝達を耐熱板17あるいは熱反射板18で反射(H2を付記した実線矢印で図示)するだけでなく、エアーブローによるPDP1の冷却もできるので、耐熱板17、熱反射板18、伝熱板19またはこれらを組み合わせた抗熱板のみを用いた場合に比べて、さらに耐熱板17あるいは熱反射板18を透過してPDP1に伝達する熱(H3を付記した破線矢印で図示)を緩和することができる。その結果、チップ管13のチップオフ位置をPDP1(背面基板3)へ近付けても、バーナー15の炎20から放射された放射熱のPDP1への影響をさらに効果的に防ぐことができるので、高熱によりPDP1に割れ等の破損が生じてしまうことをさらに効果的に防ぐことができる。すなわち、チップオフ後のチップ管13のシール部材14からの長さL1(図3参照)を、たとえば約10mm以下にまで短くすることが可能となる。
上記のように短く封じ切られたチップ管13を有するPDP1を用いて、本実施の形態1のプラズマディスプレイ装置を製造し、本実施の形態1のプラズマディスプレイ装置の薄型化を実現する。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、図4〜図7を用いて説明したように、耐熱板17、熱反射板18、伝熱板19またはこれらを組み合わせた抗熱板を用いてチップ管13を短く封じ切ることで、PDP1に割れ等の破損が生じることを防ぐ場合について説明したが、本実施の形態2では、熱を伴わない切断手段によりチップ管13を短く封じ切る例について説明する。
前記実施の形態1では、図4〜図7を用いて説明したように、耐熱板17、熱反射板18、伝熱板19またはこれらを組み合わせた抗熱板を用いてチップ管13を短く封じ切ることで、PDP1に割れ等の破損が生じることを防ぐ場合について説明したが、本実施の形態2では、熱を伴わない切断手段によりチップ管13を短く封じ切る例について説明する。
すなわち、図8および図9に示すように、前記実施の形態1で用いたバーナー15の代わりに、レーザー照射機22によるレーザー(第1の光、集光した光)23のチップ管13への照射(図8参照)や、集光レンズ24により紫外線(第1の光)をチップ管13のチップオフ位置へ集光(図9参照)することにより、瞬時にチップ管13を焼き切る手段である。
レーザー照射機22によるレーザー23のチップ管13への照射とする場合(図8参照)には、レーザー23の波長を強く吸収する材料(第1の材料)をチップ管13にコーティング、あるいはチップ管13を形成するガラスに混合する。たとえば、レーザー23がYAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザーである場合には、レーザー23の波長は約532nmであり、チップ管13の可視光(380nm〜780nm)における平均反射率が10%程度以下となるように、カーボンブラック等をチップ管13にコーティング、またはチップ管13を形成するガラスに混合する。また、集光レンズ24により紫外線をチップ管13のチップオフ位置へ集光する場合(図9参照)には、紫外線溶融ガラス(第1の材料)を用いてチップ管13を形成することを例示できる。
上記のような本実施の形態2によれば、チップ管13を短く封じ切る場合でも、瞬時にチップ管13を焼き切ることでチップ管13を封じ切ることができるので、PDP1に熱の影響が及んでPDP1に割れ等の破損が生じることを防止できる。それにより、前記実施の形態1で説明したような耐熱板17、熱反射板18、伝熱板19またはこれらを組み合わせた抗熱板を省略できるので、チップ管13のチップオフに用いる機器の構成を簡素化することが可能となる。
また、上記のようなレーザー照射機22や集光レンズ24(紫外線を含む)を、チップ管13の周囲を1周させることでチップ管13を封じ切る構成としてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明のプラズマディスプレイ装置の製造方法は、プラズマディスプレイ装置の製造工程におけるチップ管のチップオフ工程に適用することができる。
1 PDP(放電パネル)
2 前面基板(第2の基板)
3 背面基板(第1の基板)
4 パネル封着部
5 表示領域
6 周辺部
7A 前面ガラス基板
7B 背面ガラス基板
8 放電空間
9 X電極
10 Y電極
11 アドレス電極
12 隔壁
13 チップ管(管状部材)
14 シール部材(封着手段)
15 バーナー(加熱手段)
16 孔部(第2の孔部)
17 耐熱板(抗熱板)
18 熱反射板(抗熱板)
18A 保持ガラス基板
18B 熱線反射膜
19 伝熱板(抗熱板)
20 炎(加熱手段)
21 連結治具
22 レーザー照射機
23 レーザー
24 集光レンズ
A1 孔部(第1の孔部)
2 前面基板(第2の基板)
3 背面基板(第1の基板)
4 パネル封着部
5 表示領域
6 周辺部
7A 前面ガラス基板
7B 背面ガラス基板
8 放電空間
9 X電極
10 Y電極
11 アドレス電極
12 隔壁
13 チップ管(管状部材)
14 シール部材(封着手段)
15 バーナー(加熱手段)
16 孔部(第2の孔部)
17 耐熱板(抗熱板)
18 熱反射板(抗熱板)
18A 保持ガラス基板
18B 熱線反射膜
19 伝熱板(抗熱板)
20 炎(加熱手段)
21 連結治具
22 レーザー照射機
23 レーザー
24 集光レンズ
A1 孔部(第1の孔部)
Claims (10)
- 電極群が形成された第1および第2の基板が重ね合わされ、前記第1の基板と前記第2の基板との間の空間に放電ガスが封入され、前記電極群への電圧の印加によって前記空間で放電を行う放電パネルを備えたプラズマディスプレイ装置の製造方法であって、
(a)第1の外向面および前記第1の外向面とは反対側の第1の内向面を有し、周辺部の一部に前記第1の外向面と前記第1の内向面とを貫通する第1の孔部が形成され、前記第1の孔部を覆うように管状部材の一端が配置され、前記管状部材は前記第1の外向面上に延在し、前記第1の外向面にて前記管状部材と前記第1の孔部との間を封着する封着手段を備えた前記第1の基板と、第2の外向面および前記第2の外向面とは反対側の第2の内向面を有する前記第2の基板を用意する工程、
(b)前記第1の内向面と前記第2の内向面とを対向させ、前記放電パネルの周辺部となる位置で前記第1および第2の基板を封着し、前記空間を形成する工程、
(c)前記管状部材を介して前記空間内を真空排気した後に前記管状部材を介して前記空間内に前記放電ガスを充填する工程、
(d)表裏を貫通する第2の孔部が形成された抗熱板を用意し、前記第2の孔部に前記管状部材を挿入する工程、
(e)前記(a)〜(d)工程後、前記抗熱板の前記第1の基板側とは反対側において、加熱手段により前記管状部材を加熱し、前記抗熱板により前記加熱手段が発する熱の前記放電パネルへの伝達を緩和しつつ、前記管状部材を封じ切る工程、
を含むことを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイ装置の製造方法において、
前記抗熱板は、前記加熱手段が発する熱の前記放電パネルへの伝達を緩和する耐熱性および熱反射性の少なくとも一方を備えていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイ装置の製造方法において、
前記抗熱板における、30℃〜380℃の温度範囲での熱膨張係数が50×10−7/℃〜110×10−7/℃であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイ装置の製造方法において、
前記抗熱板における、波長800nm〜2000nmの赤外線の平均反射率が30%以上であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイ装置の製造方法において、
前記抗熱板は、前記加熱手段が発する熱の前記放電パネルへの伝達を緩和する熱伝導性を備え、
前記(e)工程時には、前記抗熱板を前記放電パネルおよび前記封着手段と離間して配置することを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。 - 請求項5記載のプラズマディスプレイ装置の製造方法において、
前記抗熱板における、30℃〜380℃における熱伝導率が40W/(m・K)以上であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイ装置の製造方法において、
前記抗熱板は、前記第1の基板の第1の外向面に沿った平面で前記封着手段より大きいことを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。 - 電極群が形成された第1および第2の基板が重ね合わされ、前記第1の基板と前記第2の基板との間の空間に放電ガスが封入され、前記電極群への電圧の印加によって前記空間で放電を行う放電パネルを備えたプラズマディスプレイ装置の製造方法であって、
(a)第1の外向面および前記第1の外向面とは反対側の第1の内向面を有し、周辺部の一部に前記第1の外向面と前記第1の内向面とを貫通する第1の孔部が形成され、前記第1の孔部を覆うように管状部材の一端が配置され、前記管状部材は前記第1の外向面上に延在し、前記第1の外向面にて前記管状部材と前記第1の孔部との間を封着する封着手段を備えた前記第1の基板と、第2の外向面および前記第2の外向面とは反対側の第2の内向面を有する前記第2の基板を用意する工程、
(b)前記第1の内向面と前記第2の内向面とを対向させ、前記放電パネルの周辺部となる位置で前記第1および第2の基板を封着し、前記空間を形成する工程、
(c)前記管状部材を介して前記空間内を真空排気した後に前記管状部材を介して前記空間内に前記放電ガスを充填する工程、
(d)表裏を貫通する第2の孔部が形成された抗熱板、加熱手段および送風手段を備えた切断機構を用意する工程、
(e)前記(a)〜(d)工程後、前記切断機構を制御して、前記抗熱板の前記第2の孔部に前記管状部材を挿入し、前記抗熱板を前記放電パネルおよび前記封着手段との間に離間部を形成し、前記送風手段により前記離間部にエアーを吹き込みつつ、前記抗熱板の前記第1の基板側とは反対側にて前記加熱手段により前記管状部材を加熱し、前記抗熱板および前記エアーにより前記加熱手段が発する熱の前記放電パネルへの伝達を緩和しつつ、前記管状部材を封じ切る工程、
を含むことを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。 - 電極群が形成された第1および第2の基板が重ね合わされ、前記第1の基板と前記第2の基板との間の空間に放電ガスが封入され、前記電極群への電圧の印加によって前記空間で放電を行う放電パネルを備えたプラズマディスプレイ装置の製造方法であって、
(a)第1の外向面および前記第1の外向面とは反対側の第1の内向面を有し、周辺部の一部に前記第1の外向面と前記第1の内向面とを貫通する第1の孔部が形成され、前記第1の孔部を覆うように管状部材の一端が配置され、前記管状部材は前記第1の外向面上に延在し、前記第1の外向面にて前記管状部材と前記第1の孔部との間を封着する封着手段を備えた前記第1の基板と、第2の外向面および前記第2の外向面とは反対側の第2の内向面を有する前記第2の基板を用意する工程、
(b)前記第1の内向面と前記第2の内向面とを対向させ、前記放電パネルの周辺部となる位置で前記第1および第2の基板を封着し、前記空間を形成する工程、
(c)前記管状部材を介して前記空間内を真空排気した後に前記管状部材を介して前記空間内に前記放電ガスを充填する工程、
(d)前記(a)〜(c)工程後、前記管状部材に第1の光を照射して前記管状部材を封じ切る工程、
を含み、
前記管状部材は、前記第1の光を吸収する第1の材料を含む材料から形成されているか、もしくは周囲に前記第1の材料が塗布されていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。 - 請求項9記載のプラズマディスプレイ装置の製造方法において、
前記第1の光は、集光した光または紫外線であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の製造方法。
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JP2007334244A JP2009158252A (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | プラズマディスプレイ装置の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012066985A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | Schott Ag | 赤外線放射を反射する層を有する透明ガラス又はガラスセラミック製窓ガラス |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH102161A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 真空複層ガラス及びその製造方法 |
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JP2005063786A (ja) * | 2003-08-11 | 2005-03-10 | Chugai Ro Co Ltd | ガラスチップ管の封止切断方法 |
-
2007
- 2007-12-26 JP JP2007334244A patent/JP2009158252A/ja active Pending
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