JP2009157733A - 画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009157733A
JP2009157733A JP2007336458A JP2007336458A JP2009157733A JP 2009157733 A JP2009157733 A JP 2009157733A JP 2007336458 A JP2007336458 A JP 2007336458A JP 2007336458 A JP2007336458 A JP 2007336458A JP 2009157733 A JP2009157733 A JP 2009157733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
distortion correction
pixel
image distortion
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007336458A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Ueda
滋之 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2007336458A priority Critical patent/JP2009157733A/ja
Publication of JP2009157733A publication Critical patent/JP2009157733A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】撮像素子で得たRAW画像についてRGB変換せずに画像劣化の少ない歪み補正処理を実現し、高速処理かつメモリ量削減が可能な画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】この画像歪み補正方法は、レンズ光学系Aを通して撮像素子11により撮像された画像の画像歪みを補正する際に、レンズ光学系の光学特性に基づいて得た画像歪み補正係数を保存し、レンズ光学系を通して撮像素子で撮像したRAW画像について画像歪み補正係数に基づいて歪み補正を行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、レンズ光学系を通して撮像素子により撮像された画像の画像歪みを補正する画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置に関する。
広角レンズ・魚眼レンズは、車載用カメラやセキュリティ用監視カメラなどの分野で広く使われており、一つのレンズで広い画角の画像を得ることが特徴であるが、画像周辺部の歪みが大きいため、歪み補正処理により画像を目的に合わせて加工することがある。この歪み補正処理は、従来、下記特許文献1のようにRAW画像からRGBの各色毎のデータ系列に分離する色分離処理することでRGB画像への変換をしてから、RGB画像に対する画素の入れ替えをすることで行われていた。
また、下記特許文献2は、RAWデータをハーフデコードして縮小RGB画像を作成する際に、より高画質な縮小RGB画像を作成可能にするために、色配列の周期性が異なる複数色の画素列からなる原画像から、原画像よりも画素数の少ない画素列からなる縮小画像を生成する画像処理装置を開示する。
特開平10−164602号公報 特開2007−6038号公報
しかし、上述の従来の歪み補正処理では、撮像素子であるCCD/CMOSセンサからの画像はRAW画像であり、RGB画像に変換する必要があった。一般的にRGB画像はRAW画像の3倍のメモリ容量が必要であるため、RGB画像に変換する従来の歪み補正処理は、処理速度やコストを圧迫する原因になっていた。また、ISP処理(ホワイトバランス・色補正・ガンマ補正処理等の画像処理)は、RAW画像に対して行うため、歪み補正処理の前に行う必要があった。また、特許文献2では、RAW画像のまま縮小をすることはできるが、歪み補正処理のようにランダムな画素入れ替えをすることはできない。
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、撮像素子で得たRAW画像についてRGB変換せずに画像劣化の少ない歪み補正処理を実現し、高速処理かつメモリ量削減が可能な画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本実施形態による画像歪み補正方法は、レンズ光学系を通して撮像素子により撮像された画像の画像歪みを補正する画像歪み補正方法であって、前記レンズ光学系の光学特性に基づいて得た画像歪み補正係数を保存し、前記レンズ光学系を通して撮像素子で撮像したRAW画像について前記画像歪み補正係数に基づいて歪み補正を行うことを特徴とする。
この画像歪み補正方法によれば、撮像素子で撮影したRAW画像について画像歪み補正係数に基づいて歪み補正を行うので、RGB変換せずに画像劣化の少ない歪み補正処理が可能となり、高速処理かつメモリ量削減を達成できる。
上記画像歪み補正方法において前記撮像素子で撮像されたRAW画像は各画素が所定の配列で並んでおり、前記歪み補正の際に各画素の画素値を周囲の画素の画素値に基づいて求めることが好ましい。撮像素子で撮像されたRAW画像の各画素がベイヤー配列等の所定の配列で並んでいるために各画素の色が決まっていても各画素の画素値を周囲の画素の画素値に基づいて求めることができ、画像劣化の少ない歪み補正処理を実現できる。
この場合、前記画素値を求める際に歪み補正前後で画素の色が異なるとき周囲の4画素の画素値を用いて補間することが好ましい。これにより、一層画像劣化の少ない歪み補正処理を実現できる。
本実施形態による画像歪み補正装置は、レンズ光学系を通して撮像素子により撮像された画像の画像歪みを補正する画像歪み補正装置において、前記レンズ光学系からの画像を撮影する撮像素子と、前記撮像素子で撮影したRAW画像を一時保存する画像バッファメモリと、前記光学系のレンズ特性から得た画像歪み補正係数を保存する記憶素子と、前記画像バッファメモリ内のRAW画像について前記画像歪み補正係数に基づいて歪み補正制御を行う補正制御手段と、を備えることを特徴とする。
この画像歪み補正装置によれば、上述の画像歪み補正方法を実行でき、撮像素子で撮影したRAW画像について画像歪み補正係数に基づいて歪み補正を行うので、RGB変換せずに画像劣化の少ない歪み補正処理が可能となり、高速処理かつメモリ量削減を達成できる。
上記画像歪み補正装置において前記撮像素子で撮像されたRAW画像は各画素が所定の配列で並んでおり、前記補正制御手段は前記歪み補正の際に各画素の画素値を周囲の画素の画素値に基づいて求めるように制御することが好ましい。撮像素子で撮像されたRAW画像の各画素がベイヤー配列等の所定の配列で並んでいるために各画素の色が決まっていても各画素の画素値を周囲の画素の画素値に基づいて求めることができ、画像劣化の少ない歪み補正処理を実現できる。
この場合、前記補正制御手段は前記画素値を求める際に歪み補正前後で画素の色が異なるとき周囲の4画素の画素値を用いて補間するように制御することが好ましい。これにより、一層画像劣化の少ない歪み補正処理を実現できる。
また、前記補正制御手段は、前記画像歪み補正係数に基づいて生成された補正ルックアップテーブルを用いて前記歪み補正制御を行うように構成できる。画像歪み補正係数に基づいて生成された補正ルックアップテーブルによりRAW画像について歪み補正を行うことができる。
本実施の形態による画像形成装置は、上述の画像歪み補正装置と、前記画像歪み補正装置で歪み補正された画像について画像処理を行う画像処理部と、を備える。
この画像形成装置によれば、上述のようなRAW画像に対する歪み補正処理後にRAW画像を画像処理部に出力し、ISP処理等の画像処理前に歪み補正処理を行うことができる。このように歪み補正後の画像に対して画像処理を行うことで、より自然な画像を得ることができる。なお、上記画像形成装置は、画像を表示する画像表示部や画像を保存する画像メモリ部を備えてもよい。
本発明によれば、撮像素子で撮像して得たRAW画像について歪み補正を行うので、RGB変換せずに画像劣化の少ない歪み補正処理が可能となり、高速処理かつメモリ量削減を達成できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態において画像歪み補正前の画像を説明するための図(a)及び画像歪み補正後の画像を説明するための図(b)である。図2は撮像素子からのRAW画像における一般的なベイヤー(Bayer)配列を模式的に示す図である。
広角レンズや魚眼レンズで得た画像の歪み補正は、図1(a)、(b)のように画素を入れ替えることで行われる。すなわち、図1(a)のように、画像歪み補正前の円形画像領域内のある点の画素座標を(X、Y)とし、その歪み補正後の矩形画像領域内の画素座標を(X’、Y’)とすると、(X、Y)→(X’、Y’)として補正前の画素を補正後の画素に入れ替えるが、中央(0,0)から各座標までの各直線の傾斜角θが同一であるので、補正前の中央(0,0)からの距離をLとし、その点に対応する歪み補正後の中央(0,0)からの距離をL’とすると、L→L’として補正前の画素を補正後の画素に入れ替える。
上述の図1(a)、(b)の歪み補正前の距離Lと歪み補正後の距離L’との関係を画像歪み補正係数として広角レンズや魚眼レンズのレンズ特性に基づいて予め求めておき、かかる画像歪み補正係数に基づいて撮影画像に対してL→L’とする画素の入れ替えを行うことで歪み補正を行うことができる。
従来、広角レンズまたは魚眼レンズの歪み補正をする場合の上述の画素の入れ替えは、RGB画像に変換した後に行っていた。一般的にイメージセンサ(撮像素子)からのRAW画像は、図2のようなベイヤー配列で並んだ画素で出力されるが、かかるベイヤー配列では、図2のように画素位置によって色(RGB)が決まっているためにランダムな画素の入れ替えをすることができない。このため、歪み補正をRGB画像への変換後に行う必要があったのである。そこで、本実施の形態では、目的座標の画素を周辺画素から補間計算してつくり出すことにより、RGB画像へ変換せずにRAW画像のまま歪み補正処理を行うことができるようにしている。
次に、ベイヤー配列の周辺画素の画素値から補間計算により目的座標の画素の画素値を演算する具体例について図3〜図6を参照して説明する。図3は本実施の形態による補間計算における補正係数の計算を説明するための図である。
(1)補間後の画素がR(赤)である場合
図4は本実施の形態において補間後の画素がR(赤)である場合に補間計算に用いる周辺画素を示す図であり、補間前の画素がRであり、R→Rの場合(a)、同じくB→Rの場合(b)、同じくoddG→Rの場合(c)、同じくevenG→Rの場合(d)を説明するための図である。
図4(a)のように、補間前の画素51がRである場合(R→R)、補間前のRの画素51の画素値をそのまま補間後の画素値とする。
図4(b)のように、補間前の画素52がBである場合(B→R)、画素52の周囲四隅にあるRの4画素52a,52b,52c,52dの画素値R1,R2,R3,R4を用いて次式(数1)から補間後の画素値Rを求める。
Figure 2009157733
ここで、各補正係数(coData0,coData1,coData2,coData3)は、図3に示す座標系で座標(X,Y)の相対位置から計算でき、coData0+coData1=1,coData2+coData3=1である。
図4(c)のように、補間前の画素53が奇数番目のGである場合(oddG→R)、画素53の図の上下の画素53a、53c及び図の右側で最も近い画素53b、53dの4画素の画素値R1,R2,R3,R4を用いて上記式(数1)から補間後の画素値Rを求める。
図4(d)のように、補間前の画素54が偶数番目のGである場合(evenG→R)、画素54の図の左右の画素53a、53b及び図の下側で最も近い画素53c、53dの4画素の画素値R1,R2,R3,R4を用いて上記式(数1)から補間後の画素値Rを求める。
(2)補間後の画素がB(青)である場合
図5は本実施の形態において補間後の画素がB(赤)である場合に補間計算に用いる周辺画素を示す図であり、補間前の画素がBであり、B→Bの場合(a)、同じくR→Bの場合(b)、同じくoddG→Bの場合(c)、同じくevenG→Bの場合(d)を説明するための図である。
図5(a)のように、補間前の画素61がBである場合(B→B)、補間前のBの画素61の画素値をそのまま補間後の画素値とする。
図5(b)のように、補間前の画素62がRである場合(R→B)、画素62の周囲四隅にある4画素62a,62b,62c,62dの画素値B1,B2,B3,B4を用いて次式(数2)から補間後の画素値Bを求める。
Figure 2009157733
ここで、各補正係数(coData0,coData1,coData2,coData3)は、図3に示す座標系で座標(X,Y)の相対位置から計算でき、coData0+coData1=1,coData2+coData3=1である。
図5(c)のように、補間前の画素63が奇数番目のGである場合(oddG→B)、画素63の図の左右の画素63a、63b及び図の下側で最も近い画素63c、63dの4画素の画素値B1,B2,B3,B4を用いて上記式(数2)から補間後の画素値Bを求める。
図5(d)のように、補間前の画素64が偶数番目のGである場合(evenG→B)、画素64の図の上下の画素64a、64c及び図の右側で最も近い画素64b、64dの4画素の画素値B1,B2,B3,B4を用いて上記式(数2)から補間後の画素値Bを求める。
(3)補間後の画素がG(緑)である場合
図6は本実施の形態において補間後の画素がG(緑)である場合に補間計算に用いる周辺画素を示す図であり、補間前の画素がGであり、G→Gの場合(a)、補間前の画素がG以外であり、G以外→Gの場合(b)を説明するための図である。
図6(a)のように、補間前の画素71がGである場合(G→G)、画素71の周囲四隅にあるGの4画素71a、71b、71c、71d及び画素71の画素値G1,G2,G3,G4,G5を用いて次式(数3)から補間後の画素値Gを求める。
Figure 2009157733
ここで、各補正係数(coData0,coData1,coData2,coData3)は、図3に示す座標系で座標(X,Y)の相対位置から計算でき、coData0+coData1=1,coData2+coData3=1である。
図6(b)のように、補間前の画素72がG以外のRまたはBである場合(G以外→G)、画素72の図の上下左右の画素72a、72b、72c、72dの4画素の画素値G1,G2,G3,G4を用いて次式(数4)から補間後の画素値Gを求める。
Figure 2009157733
ここで、各補正係数(coData0,coData1,coData2,coData3)は、図3に示す座標系で座標(X,Y)の相対位置から計算でき、coData0+coData1=1,coData2+coData3=1である。
以上のように、図1(a)、(b)の歪み補正前の距離Lを歪み補正後の距離L’にして画素の入れ替えを行うことで歪み補正を行う際に、入れ替え前後で画素の色が異なる場合でも、入れ替え後の画素の画素値を入れ替え前の画素の周辺の4画素から補間計算することで精度よく求めることができ、従来のようにRGB変換せずにRAW画像のまま画像劣化の少ない歪み補正処理を行うことができる。
次に、本実施の形態による画像歪み補正装置について図7を参照して説明する。図7は本実施の形態による画像歪み補正装置の概略的構成を示すブロック図である。
図7に示すように、画像歪み補正装置10は、撮影像からの光が広角レンズAを通して入射する撮像素子11と、カウンタ12と、距離演算部13と、歪み補正係数記憶部14と、演算部15と、補正LUT算出部16と、歪み補正処理部17と、画像バッファメモリ19と、メモリ制御部18と、を備える。広角レンズAは複数枚のレンズからなるレンズ光学系から構成され、広い画角の画像を得ることができる。
撮像素子11は、多数の画素からなるCCDやCMOS等のイメージセンサから構成され、撮影像のRAW画像を図2のベイヤー配列にしたがって出力する。カウンタ12は、撮像素子11からの垂直同期信号VDまたは水平同期信号HDを検出して歪み補正後座標(X’,Y’)を出力する。距離演算部13は、図1(b)のような歪み補正後座標(X’,Y’)から中央からの距離L’を演算する。
歪み補正係数記憶部14は、ROMやRAM等からなり、広角レンズAのレンズ特性に応じた画像歪み補正係数を記憶する。演算部15は、歪み補正後の中央からの距離L’及び歪み補正係数記憶部14に記憶された画像歪み補正係数に基づいて歪み補正前の中央からの距離Lを演算するとともに、歪み補正前の中央からの距離Lと歪み補正後座標(X’,Y’)とから歪み補正前座標(X、Y)を算出する。
補正LUT算出部16は、上述のようにして得られた各距離L、L’及び各座標(X、Y)、(X’,Y’)を対応付けた補正LUT(ルックアップテーブル)を算出する。
歪み補正処理部17は、入力したRAW画像データPについて補正LUT算出部16で算出した補正LUTを参照して画素を入れ替えて歪み補正し、このとき、入れ替え後の各画素値を上述の図3〜図6のような補間計算により求めるようになっている。このようにして歪み補正処理部17から歪み補正後のRAW画像データP’を出力する。
画像バッファメモリ19は、撮像素子11で撮影したRAW画像データを一時保存する。メモリ制御部18は、画像バッファメモリ19と歪み補正処理部17との間のRAW画像データの出入力を制御する。
次に、図7の画像歪み補正装置10における画像歪み補正の各ステップS01〜S05について図8のフローチャートを参照して説明する。
まず、撮像素子11からの電気信号からカウンタ12が垂直同期信号VDまたは水平同期信号HDを検出すると(S01)、カウンタ12から歪み補正後座標(X’、Y’)を出力する(S02)。この歪み補正後座標(X’、Y’)の出力は、例えば、図1(b)の歪み補正後画像の矩形領域の左上を起点(0,0)にして開始する。
次に、歪み補正後座標(X’、Y’)から距離演算部13で中央からの距離L’を算出する(S03)。
次に、歪み補正係数記憶部14から読み出した画像歪み補正係数に基づいて演算部15で中央からの距離L’から歪み補正前の中央からの距離Lを算出する(S04)。
次に、補正LUT算出部16で歪み補正前の中央からの距離Lと歪み補正後座標(X’,Y’)とから歪み補正前座標(X、Y)を算出する(S05)。
上述の各ステップS01〜S05を、図1(b)の歪み補正後画像の矩形領域の左上を起点(0,0)にして1画素(ピクセル)ずつずらして右下の終点、例えば(640,480)までの各画素(ピクセル)について実行することで、図1(b)の歪み補正後画像の全画素について歪み補正が行われる。
図7の撮像素子11からのRAW画像データPがいったん画像バッファメモリ19に保存されてからメモリ制御部18の制御によりRAW画像データが随時読み出されて歪み補正処理部17に入力し、RAW画像データについて補正LUTを参照して補正前の距離Lを補正後の距離L’にして画素を入れ替えることで歪み補正する際に、歪み補正後の各画素値を上述の図3〜図6のような補間計算により求める。かかる画素の入れ替え及び補間計算を図1(b)の歪み補正後画像の全画素について行うことで歪み補正後の画像データP’を出力する。
以上のように、本実施の形態の画像歪み補正装置及び方法によれば、目的座標の画素の画素値を周辺画素の画素値から補間計算することで求めることにより、RGB画像に変換せずにRAW画像のまま画像劣化の少ない歪み補正処理を行うことができる。このため、高速処理が可能となり、画素の入れ替えに必要なメモリ量を削減することができる。また、他の補間計算(バイリニア・バイキュービック)と同じように、画像のグラデーションが滑らかになるという効果も得られる。また、入出力がRAW画像になることでISP処理を歪み補正処理の後に行うことができ、歪み補正をした画像に対してISP処理による画像処理を行うことができる。
次に、図7の画像歪み補正装置を含む画像形成装置について図9を参照して説明する。図9は本実施の形態による画像形成装置の概略的構成を示すブロック図である。
図9のように、画像形成装置50は、広角レンズAと、図7の画像歪み補正装置10と、ISP処理部20と、画像表示部30と、画像メモリ部40と、を備え、デジタルスチルカメラを構成可能である。
画像形成装置50は、広角レンズAを通して撮影像の光が図7の撮像素子11に入射すると、撮像素子11からのRAW画像データPを上述の図3〜図8のように歪み補正処理し、その歪み補正後のRAW画像データP’がISP処理部20に入力し、歪み補正後のRAW画像についてISP処理部20でホワイトバランスや色補正やガンマ補正処理等の画像処理を行い、その画像処理後の画像を液晶等からなる画像表示部30に表示するとともに、画像メモリ部40に保存する。
以上のように、図9の画像形成装置50によれば、広角レンズAを通して得られたRAW画像を歪み補正処理したRAW画像をISP処理部20に出力し、歪み補正後のRAW画像に対してISP処理を行うので、ISP処理の前に歪み補正処理をすることができる。このように、歪み補正後のRAW画像に対してISP処理を行うため、より自然な画像を得ることができる。
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図7,図9では、撮像素子11に前置されるレンズを広角レンズとしたが、本発明はこれらに限定されず、広視野画像を得ることのできる魚眼レンズであってもよく、さらに、歪み補正の必要な他のレンズであってもよい。
本実施の形態において画像歪み補正前の画像を説明するための図(a)及び画像歪み補正後の画像を説明するための図(b)である。 撮像素子からのRAW画像における一般的なベイヤー(Bayer)配列を模式的に示す図である。 本実施の形態による補間計算における補正係数の計算を説明するための図である。 本実施の形態において補間後の画素がR(赤)である場合に補間計算に用いる周辺画素を示す図であり、補間前の画素がRであり、R→Rの場合(a)、同じくB→Rの場合(b)、同じくoddG→Rの場合(c)、同じくevenG→Rの場合(d)を説明するための図である。 本実施の形態において補間後の画素がB(赤)である場合に補間計算に用いる周辺画素を示す図であり、補間前の画素がBであり、B→Bの場合(a)、同じくR→Bの場合(b)、同じくoddG→Bの場合(c)、同じくevenG→Bの場合(d)を説明するための図である。 本実施の形態において補間後の画素がG(緑)である場合に補間計算に用いる周辺画素を示す図であり、補間前の画素がGであり、G→Gの場合(a)、補間前の画素がG以外であり、G以外→Gの場合(b)を説明するための図である。 本実施の形態による画像歪み補正装置の概略的構成を示すブロック図である。 図7の画像歪み補正装置10による画像歪み補正の各ステップS01〜S05を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態による画像形成装置の概略的構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 画像歪み補正装置
11 撮像素子
16 補正LUT算出部
17 歪み補正処理部(補正制御手段)
18 メモリ制御部
19 画像バッファメモリ
20 ISP処理部(画像処理部)
30 画像表示部
40 画像メモリ部
50 画像形成装置
A 広角レンズ(レンズ光学系)
L 歪み補正前の中心からの距離
L’ 歪み補正後の中心からの距離

Claims (8)

  1. レンズ光学系を通して撮像素子により撮像された画像の画像歪みを補正する画像歪み補正方法において、
    前記レンズ光学系の光学特性に基づいて得た画像歪み補正係数を保存し、
    前記レンズ光学系を通して撮像素子で撮像したRAW画像について前記画像歪み補正係数に基づいて歪み補正を行うことを特徴とする画像歪み補正方法。
  2. 前記撮像素子で撮像されたRAW画像は各画素が所定の配列で並んでおり、
    前記歪み補正の際に各画素の画素値を周囲の画素の画素値に基づいて求める請求項1に記載の画像歪み補正方法。
  3. 前記画素値を求める際に歪み補正前後で画素の色が異なるとき周囲の4画素の画素値を用いて補間する請求項2に記載の画像歪み補正方法。
  4. レンズ光学系を通して撮像素子により撮像された画像の画像歪みを補正する画像歪み補正装置において、
    前記レンズ光学系からの画像を撮影する撮像素子と、
    前記撮像素子で撮影したRAW画像を一時保存する画像バッファメモリと、
    前記光学系のレンズ特性から得た画像歪み補正係数を保存する記憶素子と、
    前記画像バッファメモリ内のRAW画像について前記画像歪み補正係数に基づいて歪み補正制御を行う補正制御手段と、を備えることを特徴とする画像歪み補正装置。
  5. 前記撮像素子で撮像されたRAW画像は各画素が所定の配列で並んでおり、
    前記補正制御手段は前記歪み補正の際に各画素の画素値を周囲の画素の画素値に基づいて求めるように制御する請求項4に記載の画像歪み補正装置。
  6. 前記補正制御手段は前記画素値を求める際に歪み補正前後で画素の色が異なるとき周囲の4画素の画素値を用いて補間するように制御する請求項5に記載の画像歪み補正装置。
  7. 前記補正制御手段は、前記画像歪み補正係数に基づいて生成された補正ルックアップテーブルを用いて前記歪み補正制御を行う請求項4,5または6に記載の画像歪み補正装置。
  8. 請求項4乃至7のいずれか1項に記載の画像歪み補正装置と、
    前記画像歪み補正装置で歪み補正された画像について画像処理を行う画像処理部と、を備える画像形成装置。
JP2007336458A 2007-12-27 2007-12-27 画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置 Pending JP2009157733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007336458A JP2009157733A (ja) 2007-12-27 2007-12-27 画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007336458A JP2009157733A (ja) 2007-12-27 2007-12-27 画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009157733A true JP2009157733A (ja) 2009-07-16

Family

ID=40961677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007336458A Pending JP2009157733A (ja) 2007-12-27 2007-12-27 画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009157733A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011071766A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Canon Inc 撮像装置及び画像データの補正方法
WO2012056684A1 (ja) * 2010-10-26 2012-05-03 パナソニック株式会社 画像信号処理装置、画像信号処理方法およびプログラム
WO2013128693A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 撮像装置
CN103364733A (zh) * 2012-03-28 2013-10-23 拉碧斯半导体株式会社 半导体装置以及电池监视系统
JP2014082705A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Olympus Imaging Corp 撮影機器
US8995792B2 (en) 2011-05-31 2015-03-31 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Image processor, image processing method, and digital camera

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0998340A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
JPH10252431A (ja) * 1997-03-10 1998-09-22 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP2004362069A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Olympus Corp 画像処理装置
JP2006270918A (ja) * 2005-02-25 2006-10-05 Ricoh Co Ltd 画像補正方法、撮影装置、画像補正装置およびプログラム並びに記録媒体
JP2006345056A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Olympus Corp 画像撮像装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0998340A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
JPH10252431A (ja) * 1997-03-10 1998-09-22 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP2004362069A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Olympus Corp 画像処理装置
JP2006270918A (ja) * 2005-02-25 2006-10-05 Ricoh Co Ltd 画像補正方法、撮影装置、画像補正装置およびプログラム並びに記録媒体
JP2006345056A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Olympus Corp 画像撮像装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011071766A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Canon Inc 撮像装置及び画像データの補正方法
WO2012056684A1 (ja) * 2010-10-26 2012-05-03 パナソニック株式会社 画像信号処理装置、画像信号処理方法およびプログラム
US8682069B2 (en) 2010-10-26 2014-03-25 Panasonic Corporation Image signal processing apparatus, image signal processing method, and program
US8995792B2 (en) 2011-05-31 2015-03-31 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Image processor, image processing method, and digital camera
WO2013128693A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 撮像装置
JP2013179513A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 撮像装置
US9154757B2 (en) 2012-02-29 2015-10-06 Hitachi Maxell, Ltd. Imaging device
CN103364733A (zh) * 2012-03-28 2013-10-23 拉碧斯半导体株式会社 半导体装置以及电池监视系统
CN103364733B (zh) * 2012-03-28 2017-12-22 拉碧斯半导体株式会社 半导体装置以及电池监视系统
JP2014082705A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Olympus Imaging Corp 撮影機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5816015B2 (ja) 固体撮像装置及びカメラモジュール
JP4503878B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5740465B2 (ja) 撮像装置及び欠陥画素補正方法
US7916191B2 (en) Image processing apparatus, method, program, and recording medium
US9369693B2 (en) Stereoscopic imaging device and shading correction method
JP5901935B2 (ja) 固体撮像装置及びカメラモジュール
JPH11161773A (ja) 画像処理方法及び画像入力装置
JP2009157733A (ja) 画像歪み補正方法、画像歪み補正装置及び画像形成装置
JP5526287B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5398750B2 (ja) カメラモジュール
US8970748B2 (en) Imaging device, storage medium storing a control program for imaging device, and control method for imaging device
JP2001186533A (ja) 画像処理装置
US10075687B2 (en) Imaging apparatus and imaging method to obtain high quality luminance images
JP5187602B2 (ja) 画像歪み補正方法及び画像処理装置
JP5535099B2 (ja) カメラモジュール及び画像記録方法
JP6565326B2 (ja) 撮像表示装置及びその制御方法
JP6274744B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP5278421B2 (ja) 撮像装置
JP6415330B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法
JP5333163B2 (ja) 撮像装置
JP2009159404A (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び画像形成装置
JP2008191921A (ja) 光学歪み補正方法及びその装置並びに動画撮影機能付撮像装置と光学歪み補正プログラム
JP4517896B2 (ja) 撮像装置及びその画素補間方法
JP2006139697A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5501884B2 (ja) 色ずれ補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110915

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120313

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120322

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120511