JP2009157063A - 演奏評価装置,プログラムおよび電子楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも楽器の演奏を効率よく上達させるための技術を提供すること。
【解決手段】演奏者が楽曲を演奏した演奏内容に基づいて弱点と推定される演奏法を特定したうえで(s520)、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を演奏者に提示することができる(s540)。これにより、その課題楽曲を演奏すれば弱点と推定された演奏法を練習できることが演奏者にとって明確なものとなるため、その課題楽曲の演奏を経て楽器の演奏を効率よく上達させることができるようになる。さらに、上記構成では、演奏者の弱点である演奏法に着目し、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を提示するという構成上、単に同じ楽曲の演奏を「慣れ」により上達させるのではなく、楽器特有の演奏法を本質的に上達させるのに適している。
【選択図】図4

Description

本発明は、演奏者の弱点と推定される演奏法を特定し、その演奏法に対応する課題楽曲を演奏者が練習すべき楽曲として提示する演奏評価装置に関する。
本願出願人は、演奏者が楽曲を演奏した演奏内容を示す演奏楽曲データを、その楽曲を適切に演奏した場合における演奏内容を示す演奏楽曲データと対比することにより、演奏者による演奏内容を評価するための技術を提案している(特許文献1参照)。
特開2005−55635号公報
ただ、上記技術は、演奏内容を評価することを目的としているものであり、その評価結果の提示を受けた演奏者にとって、その評価結果に基づいてどのような練習をすべきかが明確ではなかったため、必ずしも楽器の演奏を効率よく上達させるのに適しているとはいえなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来よりも楽器の演奏を効率よく上達させるための技術を提供することである。
上記課題を解決するためには、演奏評価装置を以下に示す第1の構成(請求項1)とすることが考えられる。
この構成は、演奏者が楽曲を演奏した演奏内容を示す演奏楽曲データを取得する演奏取得手段と、該演奏取得手段により取得された演奏楽曲データで示される演奏内容を、該演奏楽曲データで示される楽曲を適切に演奏した場合における演奏内容と対比することにより、その演奏楽曲データで示される演奏内容における演奏法のうち、演奏者の弱点と推定される演奏法を特定する弱点特定手段と、それぞれ特定の演奏法を練習するための課題楽曲として分類された複数の課題楽曲の中から、前記弱点特定手段により特定された演奏法に対応する1以上の課題楽曲を抽出する課題抽出手段と、該課題抽出手段により抽出された課題楽曲を、演奏者が練習すべき楽曲として提示する楽曲提示手段と、を備えている。
このような構成の演奏評価装置であれば、演奏者が楽曲を演奏した演奏内容に基づいて弱点と推定される演奏法を特定したうえで、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を演奏者に提示することができる。これにより、その課題楽曲を演奏すれば弱点と推定された演奏法を練習できることが演奏者にとって明確なものとなるため、その課題楽曲の演奏を経て楽器の演奏を効率よく上達させることができるようになる。
さらに、上記構成では、演奏者の弱点である演奏法に着目し、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を提示するという構成上、単に同じ楽曲の演奏を「慣れ」により上達させるのではなく、楽器特有の演奏法を本質的に上達させるのに適している。
近年では、ある楽曲の演奏内容について評価を行い、その演奏後、演奏内容の評価が一定以下に低下していた区間(例えば小節など)に戻って再度その区間を演奏させることにより、その区間の演奏を上達させる、といった技術も提案されているが、ここでの上達は、その区間を「慣れ」により演奏できるようになっただけの可能性が高く、楽器特有の演奏法が本質的に上達しているとはいい難い。よって、必ずしも別の楽曲における同じ演奏法の区間を同様の上達度合で演奏できるようになるとはいえない。
ところが、上記構成では、演奏者の演奏内容における弱点たる演奏法を特定し、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を提示しているため、先に演奏された楽曲に拘わらず、その課題楽曲の演奏を経て弱点たる演奏法を練習させることができる。その結果、別の楽曲における同じ演奏法の区間についても同様の上達度合で演奏できるように、その演奏法そのものを本質的に上達させることができる。
なお、この構成において弱点特定手段により演奏者の弱点と推定される演奏法を特定するための構成は特に限定されないが、例えば、上記第1の構成を以下に示す第2の構成(請求項2)のようにすることが考えられる。
この構成では、それぞれ異なる楽曲を適切に演奏した場合における演奏内容を示す複数の模範楽曲データのうち、前記演奏取得手段により取得された演奏楽曲データで示される演奏楽曲に対応する模範楽曲データを特定する模範特定手段,を備えている。
そして、前記弱点特定手段は、前記模範特定手段により特定された模範楽曲データで示される模範楽曲のうち、該模範楽曲規定の演奏法で演奏すべき区間の演奏内容を、前記演奏取得手段により取得された演奏楽曲データで示される演奏楽曲における同じ区間の演奏内容と対比することにより、その区間における演奏法の上達度合を特定し、その上達度合が所定のしきい値以下となっている場合に、その区間における演奏法を、演奏者の弱点と推定される演奏法として特定する。
この構成であれば、演奏楽曲データで示される演奏楽曲の演奏内容を、この演奏楽曲に対応する模範楽曲データで示される模範楽曲の演奏内容と対比することにより、特定区間における上達度合が算出され、その上達度合が所定のしきい値以下となっている区間において実施すべき演奏法を、演奏者の弱点と推定される演奏法として特定することができる。
この構成において、弱点特定手段により演奏法の上達度合を算出するためには、例えば、模範楽曲における特定区間の演奏内容を示す演奏パターンを基準とし、これと、演奏楽曲における同じ区間の演奏内容を示す演奏パターンとの偏差が小さいほど高い値となるように上達度合を算出することとすればよい。
ここでいう「演奏内容を示す演奏パターン」としては、例えば、楽曲において各音がどのようなタイミングで出力されるか、スタッカートやレガートなど音を出力する期間に特徴のある演奏法により演奏すべき区間において該当する音がどのような期間で出力されるか、トリルやアルペジオなど音を出力するタイミングに特徴のある演奏法により演奏すべき区間において該当する音がどのようなタイミングで出力されるか、和音つまり2つ以上の音を同時に出力する演奏法により演奏すべき区間において和音それぞれがどのようなタイミングで出力されるか、などといったパターンのことである。
また、この構成においては、楽器との関係で次に示すような第3の構成(請求項3)とするとよい。
この構成においては、当該演奏評価装置と通信可能に接続された楽器の演奏者からの操作を受けて、前記楽器により演奏すべき楽曲を設定する演奏設定手段と、演奏者により行われた前記楽器に対する演奏の内容を検出する演奏検出手段と、を備えている。
そして、前記演奏取得手段は、前記演奏設定手段により楽曲が設定された以降に、前記演奏検出手段により検出された演奏内容を示す演奏データを取得して、前記模範特定手段は、複数の模範楽曲データのうち、前記演奏設定手段により設定された楽曲に対応する模範楽曲データを特定する。
この構成であれば、演奏者による楽曲の演奏内容における弱点たる演奏法を、演奏者により設定された楽曲の模範演奏データに基づいて特定し、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を演奏者に提示することができる。
また、上記課題を解決するための構成としては、上記各構成のいずれかの演奏評価装置の備える全ての手段として機能させるための各種処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラム(請求項4)としてもよく、請求項1から3のいずれかに記載の全ての手段を備えていることを特徴とする電子楽器(請求項5)としてもよい。
これら構成であれば、上記各構成のいずれかの演奏評価装置と同様の作用,効果を得ることができる。
なお、上述したプログラムは、コンピュータシステムによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、各種記録媒体や通信回線を介して演奏評価装置または電子楽器や、これを利用するユーザに提供されるものである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)全体構成
電子楽器1は、図1に示すように、複数の鍵を有する鍵盤10,各種のキーやスイッチからなる操作パネル20、各種情報を表示させるための表示パネル30、鍵盤10,操作パネル20および表示パネル30との間で各種信号をやりとりするインタフェース部(I/F)40、電子楽器1全体の動作を制御するCPU52、CPU52が実行するプログラムなどを記憶しているROM54、CPU52による処理結果などを記憶するRAM56、音源62に格納された音情報に基づいてDSP(digital signal processor)64にて生成した音声波形をDAC(digital-analog converter)66にてアナログ波形に変換して出力する楽音発生部60、楽音発生部60から出力された音声波形を増幅するアンプ72、アンプ72から出力された音声波形を出力するスピーカ74、などを備えている。
これらのうち、インタフェース部40,CPU52,ROM54,RAM56,楽音発生部60は、バス80を介してそれぞれ通信可能に接続されている。
また、インタフェース部40は、鍵盤10の有する各鍵に対してそれぞれ2以上のキー・スイッチを備えており、これらキー・スイッチの開閉状態に基づいて鍵の押鍵状態を検出すると共に、同一の鍵に対応するキー・スイッチそれぞれが開閉する時間差を押鍵の強さとして検出するように構成されている。
(2)CPU52による処理
以下、CPU52がROM54に記憶されたプログラムに従って実行する各種処理の手順を説明する。
(2−1)メインルーチン
はじめに、電子楽器1が起動した以降、繰り返し実行されるメインルーチンについて図2に基づいて説明する。
このメインルーチンが起動すると、まず、各種変数に初期値をセットする,RAM56における記憶領域を開放する,などの初期化処理を経て(s110)、電子楽器1に対する操作に基づくイベントが発生したか否かがチェックされる(s120)。
このs120でイベントが発生したと判定されたら(s120:YES)、後述するイベント処理が行われる(s130)。
こうしてイベント処理が行われた後、または、上記s120でイベントが発生していないと判定された場合(s120:NO)、電子楽器1に対する操作状態に応じた楽音発生部60による音声の出力や、その出力に用いる音声チャネルの管理などの定常処理が行われた後(s140)、プロセスがs120へと戻る。
(2−2)イベント処理
続いて、上記メインルーチンのs130にて行われるイベント処理の処理手順について図3に基づいて説明する。
このイベント処理では、まず、その開始の契機となったイベントが、鍵盤10における鍵の操作によるものであるか否かがチェックされる(s210)。
このs210でイベントが操作パネル20の操作によるものであれば(s210:NO,s220:YES)、その操作内容に応じたパネル処理が行われた後(s230)、プロセスがメインルーチンへ戻る。
このパネル処理では、まず、操作パネル20の操作内容が、演奏内容の評価を行うべき旨の評価操作であれば(s310:YES)、その時点までの演奏内容に基づく評価を行うための評価処理が行われた後(s320)、プロセスがメインルーチンへ戻る。
この評価処理は、演奏内容に基づく評価を行ったうえで、その評価結果に応じて演奏者が練習すべき楽曲を表示パネル30に表示するという処理であり、その詳細については後述する。
一方、操作パネル20の操作内容が、演奏内容の評価を行うべき楽曲を選択する旨の選曲操作であれば(s310:NO,s330:YES)、そうして選択された楽曲を模範楽曲として設定する選曲処理が行われた後(s340)、プロセスがメインルーチンへ戻る。
この選曲操作とは、所定の処理を経て表示パネル30に表示された複数の楽曲のうち、いずれかの楽曲を選択するための操作のことであり、上記s340では、そうして選択された楽曲を示す情報をRAM56に記憶させることにより、その楽曲が模範楽曲として設定される。
また、上記s310において、操作パネル20の操作内容が上記以外の操作であれば(s330:NO)、その操作に対応する処理(その他操作に応じた処理)が行われた後(s350)、プロセスがメインルーチンへ戻る。
ここでいう「その他操作」としては、例えば、鍵盤電子楽器1の動作モードを、楽曲の演奏のみを行う通常モード,および,演奏する楽曲の評価を行うレッスンモード,のいずれかへと切り換えるためのモード切替操作などがある。このモード切替操作が行われた際には、その操作に応じた処理として、通常モードおよびレッスンモードのいずれかに対応する値を動作モード用の変数にセットする処理が行われる。
また、イベント処理に戻り、その開始の契機となったイベントが、鍵盤10における鍵の操作によるものであれば(s210:YES)、その鍵に応じた鍵処理が行われた後(s240)、プロセスがメインルーチンへ戻る。
この鍵処理では、まず、電子楽器1の動作モードがレッスンモードとなっている(レッスン中)か否かが、上述した動作モード用の変数にセットされた値に基づいてチェックされる(s410)。
このs410で動作モードがレッスンモードとなっていると判定された場合(s410:YES)、現在時刻に対応する値が特定される(s420)。ここでは、鍵盤電子楽器1の起動以降、所定の上限値まで一定時間間隔で繰り返しカウントアップされるカウンタから、そのカウント値を取得することにより、そのカウント値が現在時刻に対応する値として特定される。
次に、この時点において操作されている鍵の操作状態を示すパラメータが登録される(s430)。ここでは、操作された鍵につき、その操作のタイミング(本実施形態では上記カウンタのカウント値),その鍵に割り当てられたキーナンバー,その操作の強さを示すベロシティがそれぞれインタフェース部40を介して取得され、これらが一つの音のパラメータとしてRAM56に用意されたデータテーブル(における同一データレコード)に登録される。こうしてデータテーブルに登録されたパラメータ群は、ある楽曲を演奏した場合における演奏パターンを示すものとなる。
なお、ここでの登録は、鍵の操作状態に拘わらず行われるが、同一のキーナンバーからなる2つのパラメータが時系列で登録された場合には、先に登録されたパラメータが押鍵時のパラメータであり、後に登録されたパラメータが離鍵時のパラメータとなる。つまり、こうした2つのパラメータそれぞれにおけるタイミングの時間差が、その鍵の押鍵されている期間,いわゆるゲートタイムを表すものということになる。
こうしてs430を終えた後、または、上記s410で通常モードとなっている場合(s410:NO)、本鍵処理を開始する契機となった鍵の操作が押鍵であるか否かがチェックされる(s440)。
このs440で操作が押鍵であると判定された場合(s440:YES)、その押鍵された鍵に対応する音の出力を開始する発音処理が行われた後(s450)、プロセスがメインルーチンへ戻る。一方、操作が離鍵であると判定された場合(s440:NO)、その離鍵された鍵に対応する音の出力を終了する消音処理が行われた後(s460)、プロセスがメインルーチンへ戻る。
また、イベント処理に戻り、その開始の契機となったイベントがその他のイベントである場合には(s220:NO)、そのイベントに対応する処理(その他イベントに応じた処理)を行った後(s250)、プロセスがメインルーチンへ戻る。
ここでいう「その他イベント」としては、例えば、鍵盤10,操作パネル20以外のペダル操作によるものなどがある。
(2−3)評価処理
続いて、上記パネル処理において行われる評価処理について図4に基づいて説明する。
この評価処理では、まず、複数の楽曲それぞれを適切に演奏した場合において取得されるべき演奏パターンを示すデータとしてROM54(その他のメモリであってもよい)に記憶されている複数の模範楽曲データの中から、本評価処理の開始時点において設定(上記s340参照)されている模範楽曲に対応する模範楽曲データが特定される(s510)。
次に、データテーブルに登録されている演奏パターン(パラメータ群)を演奏楽曲データとし、この楽曲演奏データと、上記s510にて特定された模範楽曲データと、に基づいて、この楽曲演奏データで表される演奏内容における演奏者の弱点が特定される(s520)。
ここでは、模範楽曲データにより規定される模範楽曲の演奏パターンを基準とし、これと、楽曲演奏データで表される演奏パターンとが対比され、その演奏についての上達度合が特定されると共に、その上達度合に基づいて、その演奏内容における演奏者の弱点が推定される。
例えば、演奏楽曲データにより規定される演奏楽曲における音それぞれにつき、その出力されるタイミングが、模範楽曲データにより規定される模範楽曲における同じ音(時間軸上で最も近似したタイミングで出力される同じキーナンバーの音;以下同様)についてのタイミングと対比され、それぞれのタイミングのズレ量が算出される。そして、それらズレ量の平均値が小さいほど,または,それらズレ量の中に所定のしきい値以上のものが少ないほど高い値となるパラメータが、「リズムに合わせて演奏すること」の上達度合として特定される。
また、模範楽曲が、例えば、スタッカートやレガートなど音を出力する期間に特徴のある演奏法(以下、「第1演奏法」という)により演奏すべき区間を含むものである場合であれば、演奏楽曲データにより規定される演奏楽曲の第1演奏法による区間の音それぞれにつき、その出力される期間(ゲートタイム)が、模範楽曲データにより規定される模範楽曲における同じ音についての期間と対比され、それぞれのズレ量が算出される。そして、それらズレ量の平均値が小さいほど,または,それらズレ量の中に所定のしきい値以上のものが少ないほど高い値となるパラメータが、「第1演奏法により演奏すること」の上達度合として特定される。
また、模範楽曲が、例えば、トリルやアルペジオなど音を出力するタイミングに特徴のある演奏法(以下、「第2演奏法」という)により演奏すべき区間を含むものである場合であれば、演奏楽曲データにより規定される演奏楽曲の第2演奏法による区間の音それぞれにつき、その音の出力されるタイミング(時間)が、模範楽曲データにより規定される模範楽曲における同じ音についてのタイミングと対比され、それぞれのズレ量が算出される。そして、それらズレ量の平均値が小さいほど,または,それらズレ量の中に所定のしきい値以上のものが少ないほど高い値となるパラメータが、「第2演奏法により演奏すること」の上達度合として特定される。
また、模範楽曲が、和音つまり2つ以上の音を同時に出力する演奏法(以下、「第3演奏法」という)により演奏すべき区間を含むものである場合であれば、演奏楽曲データにより規定される演奏楽曲において第3演奏法により演奏すべき和音それぞれにつき、その和音を構成する各音の出力されるタイミングの一致度が算出される。そして、上記区間における和音それぞれについての一致度の平均値が小さいほど,または,その一致度の中に所定のしきい値以上のものが少ないほど高い値となるパラメータが、「第3演奏法により演奏すること」の上達度合として特定される。
また、模範楽曲が、例えば、ハノン練習楽曲などのように特定の音価で構成された区間を有するものである場合であれば、演奏楽曲データにより規定される演奏楽曲において上記特定の音価に基づいて演奏すべき区間の音それぞれにつき、その音の出力される期間が、上記特定の音価に相当する期間と対比され、それぞれのズレ量が算出される。そして、それらズレ量の平均値が小さいほど,または,それらズレ量の中に所定のしきい値以上のものが少ないほど高い値となるパラメータが、「特定の音価により演奏すること」の上達度合として特定される。
そして、このs520では、(ア)リズムに合わせて演奏すること、(イ)第1演奏法により演奏すること、(ウ)第2演奏法により演奏すること、(エ)第3演奏法により演奏すること、(オ)特定の音価により演奏すること、のうち、その上達度合が所定のしきい値以下となっているもの(該当するものが複数存在する場合には上達度合の最も低いもの)が、演奏内容における演奏者の弱点と推定される演奏法として特定される。
こうして弱点が特定された後は、複数の模範楽曲の中から、その弱点に応じた複数の模範楽曲が課題楽曲として設定され(s530)、これら課題楽曲が、演奏者が練習すべき楽曲のリストとして表示パネル30に表示された後(s540)、プロセスがイベント処理へ戻る。
本実施形態においては、図5(a)に示すように、複数の模範楽曲それぞれを、上記いずれかの弱点を克服するために練習すべき課題楽曲として分類したリストがROM54(その他のメモリであってもよい)に記憶されており、このリストは、いずれに分類されたものを表示すべきかを設定するためのポインタを持っている。そして、上記s530では、そのリストにおけるポインタが、該当弱点に対応する課題楽曲として分類されたものを表示すべきものに設定変更される。
こうして、上記s540では、図5(b)に示すように、課題楽曲それぞれが表示パネル30に表示され、以降、操作パネル20によりそれら課題楽曲のいずれかを選択する操作を行うことができるようになる(イベント処理におけるs330,s340参照)。
なお、このs540では、表示パネル30への表示という手法により、課題楽曲を提示しているが、その提示手法についてはこれ以外の手法(課題楽曲を示すデータのRAM56等への記憶や、課題楽曲を示す音声の出力など)を採用してもよい。
(3)作用,効果
上述したような構成の電子楽器1であれば、演奏者が楽曲を演奏した演奏内容に基づいて弱点と推定される演奏法を特定したうえで(図4のs520)、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を演奏者に提示することができる(同図s540)。
これにより、その課題楽曲を演奏すれば弱点と推定された演奏法を練習できることが演奏者にとって明確なものとなるため、その課題楽曲の演奏を経て楽器の演奏を効率よく上達させることができるようになる。
さらに、上記構成では、演奏者の弱点である演奏法に着目し、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を提示するという構成上、単に同じ楽曲の演奏を「慣れ」により上達させるのではなく、楽器特有の演奏法を本質的に上達させるのに適している。
近年では、ある楽曲の演奏内容について評価を行い、その演奏後、演奏内容の評価が一定以下に低下していた区間(例えば小節など)に戻って再度その区間を演奏させることにより、その区間の演奏を上達させる、といった技術も提案されているが、ここでの上達は、その区間を「慣れ」により演奏できるようになっただけの可能性が高く、楽器特有の演奏法が本質的に上達しているとはいい難い。よって、必ずしも別の楽曲における同じ演奏法の区間を同様の上達度合で演奏できるようになるとはいえない。
ところが、上記構成では、演奏者の演奏内容における弱点たる演奏法を特定し(同図s520)、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を提示しているため(同図s540)、先に演奏された楽曲に拘わらず、その課題楽曲の演奏を経て弱点たる演奏法を練習させることができる。その結果、別の楽曲における同じ演奏法の区間についても同様の上達度合で演奏できるように、その演奏法そのものを本質的に上達させることができる。
また、上記構成においては、演奏楽曲データで示される演奏楽曲の演奏内容を、この演奏楽曲に対応する模範楽曲データで示される模範楽曲の演奏内容と対比することにより、特定区間における上達度合が算出され、その上達度合が所定のしきい値以下となっている区間において実施すべき演奏法を、演奏者の弱点と推定される演奏法として特定することができる(同図s520)。
また、上記構成においては、演奏者による楽曲の演奏内容における弱点たる演奏法を、演奏者により設定された楽曲(図3のs340)の模範演奏データに基づいて特定し、その演奏法を練習するのに適した課題楽曲を演奏者に提示することができる。
(4)変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、鍵盤10により演奏を行う電子楽器1に本発明を適用したものを例示した。しかし、本発明は、鍵盤10により演奏を行う以外の楽器に適用することもできる。
また、上記実施形態においては、上述したような課題楽曲を提示する構成が、電子楽器1のCPU52により実行される処理として実装されたものを例示した。しかし、課題楽曲を提示する構成は、電子楽器1と通信可能な装置であれば、電子楽器1と別体の装置により実現してもよい。
また、上記実施形態においては、演奏者の弱点として推定される演奏法を1つ特定し、これに基づいて課題楽曲を提示するように構成されたものを例示した。しかし、演奏者の弱点として推定される演奏法を複数特定し、これらに基づいて適切な課題楽曲を提示するように構成してもよい。このためには、例えば、評価処理のs520では、上達度合がしきい値以下の演奏法それぞれを弱点として特定して、同s530では、それら演奏法それぞれを練習するのに適した課題楽曲を1以上特定することとすればよい。
具体的にいえば、このs530では、図6に示すように、課題楽曲それぞれに対して、各演奏法の練習にどの程度適しているのか(練習適否)を数値化して対応づけたものを使用し、s520にて特定された弱点たる演奏法に対応する数値が大きいものを選択する、または、s520にて特定された弱点を上達度合に応じて順位づけした場合に練習適否の値がその順位に即した分布となっているもの(該当するものが複数ある場合には、順位の高い練習適否の数値が大きいもの)を選択する、といったことが考えられる。
(5)本発明との対応関係
以上説明した実施形態においては、イベント処理において行われる鍵処理(図3のs240,s430)が本発明における演奏取得手段であり、イベント処理において行われるパネル処理(同図s320,図4のs520)が本発明における弱点特定手段であり、パネル処理において行われる評価処理(図3のs320,図4のs530)が本発明における課題抽出手段であり、パネル処理において行われる評価処理(図3のs320,図4のs540)が本発明における楽曲提示手段であり、パネル処理において行われる評価処理(図3のs320,図4のs520)が本発明における模範特定手段であり、イベント処理において行われるパネル処理(図3のs320,s340)が本発明における演奏設定手段であり、イベント処理において行われる鍵処理(図3のs240,s410〜s450)が本発明における演奏検出手段である。
電子楽器の全体構成を示すブロック図 メインルーチンを示すフローチャート イベント処理を示すフローチャート 評価処理を示すフローチャート 課題楽曲を登録してなるリストを示す図 別の実施形態において課題楽曲を登録してなるリストを示す図
符号の説明
1・・・電子楽器、10・・・鍵盤、20・・・操作パネル、30・・・表示パネル、40・・・インタフェース部、60・・・楽音発生部、62・・・音源、72・・・アンプ、74・・・スピーカ、80・・・バス。

Claims (5)

  1. 演奏者が楽曲を演奏した演奏内容を示す演奏楽曲データを取得する演奏取得手段と、
    該演奏取得手段により取得された演奏楽曲データで示される演奏内容を、該演奏楽曲データで示される楽曲を適切に演奏した場合における演奏内容と対比することにより、その演奏楽曲データで示される演奏内容における演奏法のうち、演奏者の弱点と推定される演奏法を特定する弱点特定手段と、
    それぞれ特定の演奏法を練習するための課題楽曲として分類された複数の課題楽曲の中から、前記弱点特定手段により特定された演奏法に対応する1以上の課題楽曲を抽出する課題抽出手段と、
    該課題抽出手段により抽出された課題楽曲を、演奏者が練習すべき楽曲として提示する楽曲提示手段と、を備えている
    ことを特徴とする演奏評価装置。
  2. それぞれ異なる楽曲を適切に演奏した場合における演奏内容を示す複数の模範楽曲データのうち、前記演奏取得手段により取得された演奏楽曲データで示される演奏楽曲に対応する模範楽曲データを特定する模範特定手段,を備えており、
    前記弱点特定手段は、前記模範特定手段により特定された模範楽曲データで示される模範楽曲のうち、該模範楽曲規定の演奏法で演奏すべき区間の演奏内容を、前記演奏取得手段により取得された演奏楽曲データで示される演奏楽曲における同じ区間の演奏内容と対比することにより、その区間における演奏法の上達度合を特定し、その上達度合が所定のしきい値以下となっている場合に、その区間における演奏法を、演奏者の弱点と推定される演奏法として特定する、ように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の演奏評価装置。
  3. 当該演奏評価装置と通信可能に接続された楽器の演奏者からの操作を受けて、前記楽器により演奏すべき楽曲を設定する演奏設定手段と、
    演奏者により行われた前記楽器に対する演奏の内容を検出する演奏検出手段と、を備えており、
    前記演奏取得手段は、前記演奏設定手段により楽曲が設定された以降に、前記演奏検出手段により検出された演奏内容を示す演奏データを取得して、
    前記模範特定手段は、複数の模範楽曲データのうち、前記演奏設定手段により設定された楽曲に対応する模範楽曲データを特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の演奏評価装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の演奏評価装置の備える全ての手段として機能させるための各種処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラム。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の全ての手段を備えている
    ことを特徴とする電子楽器。
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