JP2009156806A - 配管の厚さ測定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】外周面が被覆された配管の厚さを、ほぼ同じ位置で繰り返しかつ容易に測定することができる配管の厚さ測定システムを提供する。
【解決手段】配管の厚さ測定システム1を、厚さ測定の対象とされる配管10と、厚さ測定時に測定対象の配管10の外周面に接触する探触子32を含む厚さ測定装置30と、配管10の外周を覆う被覆部13と、被覆部13のうち配管10の厚さ測定の測定対象部位を覆う部分に設けられ、当該部分以外の被覆部13の部分に対して着脱可能とされる着脱部20とを備える構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管の厚さ測定システムに関し、特に、発電所等に備えられ、その外周面が保温材等によって被覆された配管の厚さをその外周面側から測定する配管の厚さ測定システムに関するものである。
火力発電所に備えられた、例えば、給水用やドレン用等の配管は、その厚さ(肉厚)の変化が定期的に測定されている。この厚さ測定の対象となる配管は、その外周面が保温材によって覆われていることがあり、この保温材は、さらに金属製の外装板によって保護されていることがある。
従来、配管の厚み測定装置としては、配管の内径側に挿入する超音波接触子を備え、この超音波接触子を配管の内周面に対して接触及び離間させることができるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、配管の厚み測定装置としては、筒状に形成されるとともに測定対象の配管をその内径側に通過させるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
ここで、前述のように、配管の厚さ測定は、定期的に行うものであり、かつ、その測定は、配管の経年的な減肉傾向を把握する為に、毎回ほぼ同じ測定ポイントで行う必要がある。
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の測定装置は、配管の厚さを測定する際、前回測定した測定ポイントを特定する作業が困難である。
これに対し、ブロック状に形成されたケースを備え、このケースの内部に保温材を収容した保温装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3に記載の保温装置を複数用意し、配管の外周面を覆うように配置すれば、特定の保温装置を配管から取り外すことによって、配管の特定の部分が露出するので、配管の厚み測定を毎回ほぼ同じ測定ポイントで行うことができる。
特開平11−337304号公報 特開2002−48528号公報 登録実用新案第3030687号公報
しかし、発電所内に備えられた配管の全長やその外径寸法を考慮すると、配管の全てに特許文献3に記載の保温装置を装着することは、作業面やコスト面から非常に困難である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の課題は、外周面が被覆された配管の厚さを、ほぼ同じ位置で繰り返しかつ容易に測定することができる配管の厚さ測定システムを提供することである。
ここで、発電所等に備えられた配管は、例えば、天井から吊り下げられる等、一般的な人物の身長よりも高い場所に備えられていることがある。
上記特許文献1に記載の測定装置によってこのような高所配管の厚みを測定する場合、例えば、仮設足場等を組んで配管に接近した高所の作業スペースを設ける必要がある。また、上記特許文献2に記載の測定装置を配管に装着する場合も同様に、仮設足場等を組む必要がある。
このような足場等の高所作業スペースの設置は、煩雑であり、測定作業に要する時間が長くなる要因となるため、改善が望まれている。また、発電所の構内に配置された配管は、その種類によって床面からの距離が一様でないことがあるが、このような複数の配管をひとつの測定装置で測定できることが望ましい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の第2の課題は、測定作業者から離れた位置に配置され、かつ、測定作業者からの距離が異なる配管の厚さをひとつの測定装置で測定できる配管の厚さ測定システムを提供することである。
本発明者らは、厚さ測定対象となる配管を被覆する被覆材のうち、配管の測定対象部位を覆う部分を、当該部分以外の部分に対して着脱可能に設けることによって、繰り返しほぼ同じ測定ポイントで配管の厚さ測定を行うことができることを見出し、これに基づいて、以下のような新たな配管の厚さ測定システムを発明するに至った。
また、本発明者らは、探触子がその先端部に装着されるロッドを伸縮可能に設けることによって、測定作業者からの距離が異なる複数の配管をひとつの厚さ測定装置で測定できることを見出し、これに基づいて、以下のような新たな配管の厚さ測定システムを発明するに至った。
請求項1に記載の発明は、厚さ測定の測定対象とされる配管と、前記厚さ測定時に前記測定対象の配管の外周面に接触する探触子を含む厚さ測定装置と、前記配管の外周を覆う被覆部と、前記被覆部のうち前記配管の測定対象部位を覆う部分に設けられ、当該部分以外の前記被覆部の部分に対して着脱可能とされる着脱部とを備える配管の厚さ測定システムである。
請求項1に記載の配管の厚さ測定システムでは、配管の測定対象部位に厚さ測定装置の探触子を接触させてこの配管の厚さの測定を行う。
ここで、配管は、その外周面が被覆部によって覆われているが、この被覆部のうち上記測定対象部位を覆う着脱部を、被覆部のその他の部分に対して着脱可能に設けたので、この着脱部を取り外すことによって、常に配管の同じ部位(定点)で厚さ測定を行うことができる。
このように、請求項1に記載の配管の厚さ測定システムは、外周面が被覆された配管の厚さを、ほぼ同じ位置で繰り返しかつ容易に測定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、前記着脱部は、前記被覆部のうち当該着脱部以外の部分に対し粘着剤によって貼付されることを特徴とする配管の厚さ測定システムである。
請求項2に記載の配管の厚さ測定システムは、着脱部を被覆部の他の部分に対して粘着剤によって貼付したので、着脱部が不用意に離脱することがない。これによって、例えば、着脱部を配管の鉛直方向下方に設けることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、前記厚さ測定装置は、伸縮可能なロッドを備え、該ロッドの先端部に前記探触子が装着されること特徴とする配管の厚さ測定システムである。
請求項3に記載の配管の厚さ測定システムは、ロッドを伸縮可能に設けたから、測定者からの距離がそれぞれ異なる複数の配管をひとつの測定装置で測定できる。また、非測定時には、厚さ測定装置をコンパクトに収納することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、前記着脱部に設けられた被係合部と、前記ロッドに設けられ、前記被係合部に機械的に係合して前記着脱部を保持可能な係合部とを備えることを特徴とする配管の厚さ測定システムである。
請求項4に記載の配管の厚さ測定システムは、被係合部と係合部とを係合させることによって、厚さ測定装置によって着脱部を配管から取り外すことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、前記係合部は、前記ロッドの先端部近傍に設けられるとともに、前記被係合部を保持可能な保持状態と前記保持を解除した解除状態との間で動作可能に設けられ、前記ロッドは、該ロッドの基端部近傍に前記係合部を操作可能な操作部を備えることを特徴とする配管の厚さ測定システムである。
請求項5に記載の配管の厚さ測定システムは、ロッドの基端部側で係合部を操作できるから、配管と測定者とが離れていても着脱部を確実に取り外すことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項3から請求項5までの何れか1項に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、前記ロッドに設けられ、前記配管又は前記被覆部の外周面に接触することによって前記探触子と前記配管の外周面とを接触させることができる接触部を備えることを特徴とする配管の厚さ測定システムである。
請求項6に記載の配管の厚さ測定システムは、接触部を配管に接触させると、探触子が配管の外周面に接触するので、測定中の探触子が安定する。
請求項7に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、前記ロッドに設けられ、前記配管に接触することによって前記探触子と前記配管の外周面とを接触させることができる接触部を備え、前記係合部は、前記接触部の機能を有することを特徴とする配管の厚さ測定システムである。
請求項7に記載の配管の厚さ測定システムは、係合部が接触部としても機能するので、測定装置の構成を簡単にすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、外周面が被覆された配管の厚さを、ほぼ同じ位置で繰り返しかつ容易に測定することができる配管の厚さ測定システムを提供することができる。
また、本発明によれば、測定作業者から離れた位置に配置され、かつ、測定作業者からの距離が異なる配管の厚さをひとつの測定装置で測定できる配管の厚さ測定システムを提供できる。
以下、本発明を適用した配管の厚さ測定システムの実施形態について説明する。
本実施形態の配管の厚さ測定システムは、例えば、火力発電所等の構内に配置された、ボイラとタービンとを接続する蒸気供給用の配管や、復水器から排出される水を流すドレン系の配管等の厚さを測定するものである。
発電所は、この測定結果に基づいて配管の減肉傾向を把握し、配管の交換時期等を管理している。ここで、本明細書において、配管の厚さとは、配管の外径寸法と内径寸法との差を2で除した(割った)ものを意味し、一般的に肉厚と称されるものと同様な意味を有する。
図1は、実施形態の配管の厚さ測定システムを示す図である。
図1に示すように、本実施形態の配管の測定システム1は、発電所の構内に配置された配管10の厚さを、作業者Pが床上から厚さ測定装置30を用いて測定するものである。
ここで、配管10は、作業者Pの身長より高い位置(高所)に配置されている。この配管10の床面からの高さは、特に限定されないが、発電所においては、例えば、床面から5m程度の位置に配管が配置されていることもある。本明細書において、作業者Pの身長は、例えば、160cm〜180cm程度と想定しているため、このような作業者Pが腕を上方に伸ばしたとしても、作業者Pの手元と配管との距離は、なお数メートル離れている。
このように、本実施形態の配管の測定システム1は、配管10の配置位置が作業者Pの身長よりも高く、かつ、仮に本実施形態の配管の厚さ測定システム1を用いない場合には、作業者Pが、例えば、足場を組む等して高所作業を行う必要があるような配管10をその厚さ測定の対象としている。
次に、本実施形態による厚さの測定対象となる配管10について説明する。
図2は、図1に示す配管の厚さ測定システムの測定対象である配管の管路方向に直交する断面図であり、(a)は、着脱部が装着された状態、(b)は、着脱部が取り外された状態を、(c)は着脱部の平面図をそれぞれ示している。
配管10は、例えば、水や蒸気等をその内径側に通過させるものであり、例えば、クロムモリブデン鋼等の耐食性(耐酸化性)に優れる金属材料によって形成されている。ここで、本発明において、配管の内径寸法は、特に限定されないが、本実施形態における配管10の内径寸法は、例えば、50mm以上となっている。
また、図1に示すように、本実施形態の配管10は、その管路が直線である直管であるが、本発明の配管の厚さ測定システムにおいて、厚さ測定の対象となる配管は、これに限らず、例えば、エルボー管やベンド管、レジューサ管であってもよい。
配管10は、図2に示すように、その外周面が保温材11に覆われており、この保温材11は、さらにその外周面が、例えば、亜鉛鋼板(トタン)等の金属製の薄板(以下、鋼板12と称する)に覆われている。
保温材11の種類は、特に限定されないが、例えば、シリカ系の断熱材等を使用することができる。これらの保温材11及び鋼板12は、配管10の外周面を覆う被覆部として機能するものである。以下、適宜これらを併せて被覆部13と称して説明する。
図1に示すように、被覆部13は、配管10の管路方向の全体にわたって設けられている。また、この被覆部13は、図2に示すように、着脱部20A、20B、20C、20Dを備えている。以下、これらの着脱部20A〜20Dを合わせて、適宜、着脱部20と称して説明する。
着脱部20は、被覆部13を構成する保温材11及び鋼板12のうち、配管10の厚さ測定部位を覆う部分に設けられ、被覆部13の他部(着脱部20以外の部分を意味する。以下同じ)に対して着脱可能に設けられている。
ここで、配管10の厚さ測定は、配管10の管路方向の一部において、配管10の周回りの4箇所で行うようになっており、着脱部20は、これに対応して配管10の周回りに4箇所(着脱部20A〜20D)に、略等しい間隔を隔てて設けられている。4つの着脱部のうち、着脱部20A、20Bは、配管10の中心よりも下方に、着脱部20C、20Dは、配管10の中心よりも上方に設けられている。
以下、配管10の外周を覆う保温材11及び鋼板12のうち、着脱部20Aに含まれる部分を、それぞれ着脱保温部21A、着脱鋼板22Bと称して説明する。着脱部20B〜20Dの構成は、着脱部20Aの構成と略同じなので、ここは着脱部20Aの構成のみ説明し、着脱部20Aと着脱部20B〜20Dとに共通して備えられた要素については、それぞれの数字に記号B〜Dを付して説明を省略する。
ここで、図1において、着脱部20は、配管10の管路方向の一部にのみ設けられているが、着脱部20は、配管10の管路方向に沿って所定の距離を隔てて複数箇所に設けられている。発電所において、配管10の厚さ測定は、発電所の規模にもよるが、例えば、その構内に配置された複数の配管を対象にして、数百箇所で行われるので、このような着脱部20は、数百箇所に設けられている。
図2に示すように、着脱部20Aのうち、着脱保温部21Aは、円柱状に形成され、その直径は、例えば、15mm程度となっている。これにより、配管10は、着脱部20Aが取り外されることによって、例えば、直径15mm程度の円形の領域が外部に露出するようになっている(図1、図2(b)参照)。
これに対し、着脱部20Aのうち、着脱鋼板22Aは、一辺が、例えば、20mm程度の四角形の板材を被覆部13の外周面に沿って曲げたものであり、着脱保温部21Aは、この板材の内周面のほぼ中央部に固定されている。
着脱鋼板22Aの内周面であって、着脱保温部21Aが設けられていない部分には、粘着剤23Aが設けられている(図2(b)参照)。着脱部20Aは、この着脱鋼板22Aに設けられた粘着剤23Aによって、被覆部13の他部に接着されている。
着脱部20Aは、取っ手24Aを備えている。取っ手24Aは、ほぼU字状に形成された部材であって、その両端部が着脱鋼板22Aの外周面に接続されている。この取っ手24Aは、後述する測定装置30に備えられたフック33と機械的に係合可能な被係合部である。図2に示すように、着脱部20B〜20Dも、着脱部20Aと同様に、それぞれ、着脱保温部21B〜21D、着脱鋼板22B〜22D、粘着剤23B〜23D、取っ手24B〜24Dを備えている。
次に、厚さ測定装置30について説明する。
図3は、図1に示す配管の厚さ測定システムで用いる厚さ測定装置を示す図であり、(a)、(b)は、それぞれロッドを伸ばした状態、ロッドを縮めた状態を示している。
図4は、図3に示す厚さ測定装置の先端部近傍を示す拡大図であり、(a)、(b)は、それぞれ、厚さ測定装置に備えられたフックの離間状態、接触状態を示している。
本実施形態における配管の厚さ測定装置30は、上述した配管10の厚さを測定するものであり、図3に示すように、ロッド31、探触子32、フック33、及び、操作レバー34を備えている。
ロッド31は、径方向寸法の異なる複数(本実施形態では3本)の筒状部材によって形成され、これらの筒状部材は、繰り出し竿式に組み立てられている。これによって、ロッド31は、その長手方向の全長を変化させることが可能(伸縮可能)になっている。ロッド31の長手方向寸法は、特に限定されないが、例えば、最大で5mまで伸ばすことができるようになっている。
探触子32は、厚さ測定時に配管10の外周面に接触する部分であり、ロッド31の先端部に着脱可能に設けられている。また、探触子32は、図示しない超音波発信器に接続されている。
この探触子32は、測定対象物の一方の面(本実施形態では、配管10の外周面)に対して超音波信号を入射するとともに、測定対象物の他方の面(本実施形態では、配管10の内周面)で反射された反射波(エコー)を受信する。
厚さ測定装置30は、図示しない演算部がこの超音波信号の波長及び超音波を発信してから受信するまでの時間に基づいて測定対象物(配管)の厚さを演算し、これによって、測定対象物の厚さを測定するようになっている。
フック33は、ロッド31を構成する複数の筒状部材のうち、最も先端側に設けられたもの(以下、筒状部材31aと称する)に備えられている。
フック33は、前述した着脱部20の取っ手24に機械的に係合可能な係合部であり、それぞれほぼL字状に形成された棒状の部材である第1アーム33a及び第2アーム33bを備えている。
第1アーム33a及び第2アーム33bは、それぞれ基端部が筒状部材31aの外周面から突き出して設けられた軸受部35に回転可能に軸支されている。前述のように第1アーム33a及び第2アーム33bは、それぞれほぼL字状に形成され、屈曲部よりも先端部側の領域は、互いに対向する方向に延在している。
前述した探触子32は、第1アーム33a及び第2アーム33bよりも突き出して設けられており、第1アーム33a及び第2アーム33bの屈曲部よりも先端部側の領域が被覆部13の外周面に接触した状態で、その先端面(配管10に対する接触面)が配管10の外周面に接触するように外径寸法が設定されている(図8参照)。
操作レバー34は、ロッド31の基端部に備えられた操作部であり、作業者Pは、この操作レバー34を操作することによって、第1アーム33a及び第2アーム33bを前述した軸受部35の回転軸35a回りに回動させることができるようになっている。これによって、第1アーム33aと第2アーム33bとは、その先端部同士が離間した離間状態(図4(a)参照)と、先端部同士が接触した接触状態(図4(b)参照)との間を移行可能になっている。
フック33(第1アーム33a及び第2アーム33b)と操作レバー34とは、ロッド31の内径側に収容された図示しない連結部材によって機械的に連結されている。
前述のようにロッド31は、伸縮可能となっているが、この連結部材もロッド31の伸縮動作に連動して伸縮するようになっており、厚さ測定装置30は、ロッド31の長さに関わらず操作レバー34への入力がフック33に伝達されるようになっている。
ロッド31は、筒状部材31aの長手方向中間部に、屈曲機構31bを備えている。ロッド31は、屈曲機構31bによって長手方向中間部が屈曲できるようになっており、屈曲機構31bよりも先端部側の領域の向きを、屈曲機構31bよりも基端部側の領域に対して任意に変更できるようになっている(図1参照)。これによって、厚さ測定装置30は、探触子32の先端面を、例えば、斜め上方、斜め下方等に向けることができる。
次に、本実施形態の配管の厚さ測定システム1を用いた配管10の厚さ測定手順について、図5から図8を用いて、着脱部20Aを取り外して配管10の厚さ測定を行う場合を説明する。
図5は、配管と厚さ測定装置との関係を示す図であり、作業前の状態を示す図である。
図6は、図5に示す状態から厚さ測定装置のフックが着脱部の取っ手に係合した状態を示す図である。
図7は、図6に示す状態から着脱部が取り外された状態を示す図である。
図8は、図7に示す状態から厚さ測定装置に備えられた探触子が配管に接触した状態を示す図である。
実施形態の配管の厚さ測定システム1において、作業者Pは、まず、配管10を覆う被覆部13に設けられた着脱部20Aを取り外して、配管10の測定対象部位を露出させる。
作業者Pは、厚さ測定装置30のロッド31から探触子32を取り外すとともに、ロッド31を適度な長さに伸ばす(図5参照)。
次いで、作業者Pは、フック33の第1アーム33a又は第2アーム33b(図6では第1アーム33a)を着脱部20Aの取っ手24Aに引っ掛けて、フック33と取っ手24Aとを機械的に係合させるとともに、操作レバー34を操作して、図6に示すように、第1アーム33a及び第2アーム33bの先端部同士を接触させる。
作業者Pは、この図6に示す状態で厚さ測定装置30を下方に引き下げて、被覆部13から着脱部20Aを取り外す。これによって、図1及び図7に示すように、配管10の測定対象部位のみが外部に露出する。
また、作業者Pは、フック33に係合した着脱部20Aを厚さ測定装置30から取り外す(この作業は図示を省略する)。着脱部20Aをフック33に係合させたまま厚さ測定を行ってもよいが、測定前に着脱部20Aを厚さ測定装置30から取り外したほうが、厚さ測定作業を容易に行うことができる。
次いで、作業者Pは、ロッド31の先端部に探触子32を装着し、この探触子32を図8に示すように被覆部13の外周面に接触させる。
このとき、第1アーム33a及び第2アーム33bにおける屈曲部よりも先端側の領域を配管10の外周面に接触させると、自動的に探触子32の先端面が配管10の外周面に接触する。このとき厚さ測定装置30は、配管10に対して3点で接触するので、探触子32と配管10との位置が安定し、探触子32の先端面を確実に配管の外周面に接触させることができる。
着脱部20B〜20Dを取り外して配管10の厚さ測定を行う際の動作も、以上説明したものと略同じであるが、着脱部20C、20Dを取り外して配管10の厚さ測定を行う場合、ロッド31を屈曲機構31bによって折り曲げて、探触子32の先端面を斜め下方に向けて厚さ測定を行う。
次に、以上説明した実施形態の配管の厚さ測定システム1の効果を、比較形態の配管の厚さ測定システムと対比して説明する。比較形態の配管の厚さ測定システムは、図示を省略する。この比較形態の配管の厚さ測定システムは、従来、発電所等において用いられていたものである。
比較形態の配管の厚さ測定システムにおいて、配管は、実施形態と同様に発電所において高所に配置されており、保温材と鋼板とによって形成される被覆部によって覆われている。この比較形態の被覆部は、実施形態の配管の厚さ測定システムの着脱部に相当するものを備えていない。また、この比較形態の配管の厚さ測定システムは、本実施形態のような厚さ測定装置を使用せず、本実施形態の探触子と同様な探触子を含む公知の超音波厚さ測定器によって配管の厚さを測定するようになっている。
したがって、比較形態の配管の厚さシステムにおいて、厚さ測定対象の部分のみの被覆部をピンポイントで剥がすことは困難であり、測定対象部位が配管の管路方向に沿った20cm程度の領域であっても、実際には被覆部を管路方向に沿って1m程度にわたって剥がさなければならない。また、被覆部のうち、配管の周回りの一部(例えば、鉛直方向下方の部分)のみを配管から剥がすのも困難であり、被覆部の全周を配管から剥がす必要がある。
この場合、保温材や鋼板は、配管から取り外す際に破損、変形するので、一度配管から剥がした保温材や鋼板を再び配管に装着することは実質的に不可能である。前述のように、発電所において厚さの測定対象となる配管の部位は、数百箇所にも及ぶことがあるので、この比較形態の配管の厚さ測定システムでは、配管の厚さを測定するたびに大量のゴミが発生する。
これに対し、本実施形態の配管の厚さ測定システム1は、着脱部20を被覆部13に対して着脱可能に設けたので、この着脱部20を取り外すことによって、配管10の測定対象部位をピンポイントで露出させることができる。したがって、比較形態のように、配管を露出させる際にゴミが発生することがない。
また、配管は、高所に配置されているので、上記比較形態の配管の厚さ測定システムでは、被覆部を剥がす作業及び被覆部を巻き直す作業を行うには、仮設足場等の作業スペースを設置する必要がある。
このような被覆部の撤去、復旧作業は、一箇所につき、例えば、1時間以上に及ぶこともある。配管の厚さ測定は、数百箇所で行われるので、仮設足場の設置、解体作業、及び、被覆部撤去、復旧作業は、合計で数百時間に及ぶ可能性がある。
これに対して、本実施形態の配管の厚さ測定システム1は、着脱部20を被覆部13の他部に装着し直すだけで、容易に被覆部13を復旧できるので、迅速に測定作業を終了できる。また、配管10に接触する探触子32がロッド31の先端に設けられた厚さ測定装置30を使用するので、配管10の測定対象の部位が露出していれば、足場等を組んで高所作業をする必要がなく、配管10の厚さ測定を床面から容易かつ迅速に行うことができる。
しかも、実施形態の厚さ測定装置30は、ロッド31が伸縮可能になっているので、床面からの距離が異なる複数の配管10の厚さ測定作業に対応することができる。
以上説明した効果に加えて、本実施形態の配管の厚さ測定システム1は、以下の効果を得ることができる。
(1)着脱部20を被覆部13の着脱部20以外の部分に対して粘着剤23によって装着したので、着脱部20が不容易に脱落することを防止できる。また、着脱部20を繰り返し被覆部13の他部に装着できる。
(2)着脱部20に取っ手24を設けたので、厚さ測定装置30と着脱部20とを容易に係合させることができ、着脱部20を容易に着脱させることができる。
(3)ロッド31に屈曲機構31bを設けて探触子32の向きを変更できるようにしたので、配管10の上部側から厚さ測定を行うことができる。
[変形形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本発明の配管の厚さ測定システムの構成は、実施形態に記載したものに限らず適宜変更が可能である。例えば、実施形態の配管は、火力発電所に備えられたものであったが、厚さ測定の対象となる配管の設置場所は、これに限られず、例えば、原子力発電所や水力発電所等の他の発電所であってもよい。また、厚さ測定の対象となる配管は、発電所に限らず、例えば、各種プラント等に備えられたものであってもよい。さらに、配管の内径、外径寸法も、実施形態に記載したものに限られない。
(2)実施形態の着脱部は、粘着剤によって被覆部の他部に装着されたが、着脱部を被覆部に着脱可能に装着させる手段は、これに限らず、例えば、着脱部に磁石を設けて、磁力によって被覆部の鋼板や配管に装着してもよい。また、例えば、着脱部を円柱状に形成するとともにその外周面に雄ネジを形成するとともに、被覆部における着脱部が装着される部分に雌ネジを形成し、これらをネジ結合させることによって着脱可能としてもよい。
(3)実施形態において、厚さ測定の測定対象となる配管は、作業者の身長よりも高い高所に配置されていたが、配管の配置場所は、これに限られない。例えば、配管は、床面よりも低い低所や、測定作業者が入れない狭所に配置されていてもよい。このような場所に配置された配管が厚さ測定の対象であっても、本発明の配管の厚さ測定システムは、ロッドの先端部さえ配管に届けばよいので、厚さ測定作業を容易に行うことができる。
さらに、配管が水中等に配置される場合や、配管自体が高熱になっている場合等、配管に作業者が近づけない場合であっても、配管の厚さ測定を安全に行うことができる。
実施形態の配管の厚さ測定システムを示す図である。 図1に示す配管の厚さ測定システムにおける厚さの測定対象である配管を示す図である。 図1に示す配管の厚さ測定システムで用いる厚さ測定装置を示す図である。 図3に示す厚さ測定装置の先端部近傍を示す拡大図である。 配管と厚さ測定装置との関係を示す図であり、作業前の状態を示す図である。 図5に示す状態から厚さ測定装置のフックが着脱部の取っ手に係合した状態を示す図である。 図6に示す状態から着脱部が取り外された状態を示す図である。 図7に示す状態から厚さ測定装置に備えられた探触子が配管に接触した状態を示す図である。
符号の説明
1 配管の厚さ測定システム
10 配管
13 被覆部
20 着脱部
30 厚さ測定装置
31 ロッド
32 探触子

Claims (7)

  1. 厚さ測定の測定対象とされる配管と、
    前記厚さ測定時に前記測定対象の配管の外周面に接触する探触子を含む厚さ測定装置と、
    前記配管の外周を覆う被覆部と、
    前記被覆部のうち前記配管の測定対象部位を覆う部分に設けられ、当該部分以外の前記被覆部の部分に対して着脱可能とされる着脱部と
    を備える配管の厚さ測定システム。
  2. 請求項1に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、
    前記着脱部は、前記被覆部のうち当該着脱部以外の部分に対し粘着剤によって貼付されること
    を特徴とする配管の厚さ測定システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、
    前記厚さ測定装置は、伸縮可能なロッドを備え、該ロッドの先端部に前記探触子が装着されること
    を特徴とする配管の厚さ測定システム。
  4. 請求項3に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、
    前記着脱部に設けられた被係合部と、
    前記ロッドに設けられ、前記被係合部に機械的に係合して前記着脱部を保持可能な係合部とを備えること
    を特徴とする配管の厚さ測定システム。
  5. 請求項4に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、
    前記係合部は、前記ロッドの先端部近傍に設けられるとともに、前記被係合部を保持可能な保持状態と前記保持を解除した解除状態との間で動作可能に設けられ、
    前記ロッドは、該ロッドの基端部近傍に前記係合部を操作可能な操作部を備えること
    を特徴とする配管の厚さ測定システム。
  6. 請求項3から請求項5までの何れか1項に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、
    前記ロッドに設けられ、前記配管又は前記被覆部の外周面に接触することによって前記探触子と前記配管の外周面とを接触させることができる接触部を備えること
    を特徴とする配管の厚さ測定システムである。
  7. 請求項4又は請求項5に記載の配管の厚さ測定システムにおいて、
    前記ロッドに設けられ、前記配管に接触することによって前記探触子と前記配管の外周面とを接触させることができる接触部を備え、
    前記係合部は、前記接触部の機能を有すること
    を特徴とする配管の厚さ測定システム。
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