JP2009156086A - ガスタービンエンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変入口案内翼を備える抽気型エンジンにおいて最適なエンジン制御を行うことができるガスタービンエンジンの制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】圧縮機10の入口流路19に設けられた可変入口案内翼18で流量が調整された空気を圧縮機10に流入させ、圧縮機10で圧縮した空気を燃焼器11に流入させるとともにエネルギとして取り出し、燃焼器11における燃焼ガスによってタービン12を回転させるガスタービンエンジン3の制御装置2であって、可変入口案内翼18の角度に応じて可変入口案内翼18の基準角度における圧縮機10の過給空気流量を補正することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機からの圧縮空気をエネルギとしてエンジン外部に取り出す抽気型のガスタービンエンジンの制御装置に関する。
ガスタービンエンジンでは、コンプレッサに空気が吸入されて圧縮され、燃焼器にその圧縮空気が流入して燃料とで燃焼され、その燃焼ガスによってタービンを回転させる。ガスタービンエンジンには、タービンに連結される回転軸から出力を取り出すエンジン(軸出力型エンジン)の他に、コンプレッサからの圧縮空気の一部を出力として取り出すエンジン(抽気型エンジン)がある。例えば、特許文献1に示す抽気型エンジンの場合、取り出した圧縮空気をエネルギ源として垂直離着陸機の推力発生器で推力を発生させる。
さらに、ガスタービンエンジンには、エンジンの性能を向上させるために、コンプレッサの入口流路に可変入口案内翼(VIGV[Variable Inlet Guide Vane])を設けたものがある。可変入口案内翼は、コンプレッサの容量を変化させ、コンプレッサの流量特性を可変にするデバイスである。
特開2006−213168号公報
抽気型エンジンでは、エンジン出力を高温、高圧の空気として取り出すので、エンジンを最適制御するには抽気流量を明確にする必要がある。そこで、従来の手法では、コンプレッサの過給空気流量と燃焼器の流入空気流量を求め、そのコンプレッサの過給空気流量から燃焼器の流入空気流量を減算することにより抽気流量を求めている。しかし、コンプレッサの入口流路に可変入口案内翼を設けた場合、可変入口案内翼の角度によってコンプレッサの流量特性が変化するので、コンプレッサの過給空気流量が変化する。そのため、従来の手法では、コンプレッサの過給空気流量を高精度に求めることができず、抽気流量も高精度に求めることができない。また、ガスタービンエンジンでは、同程度の出力のピストンエンジンと比較すると10倍程度の空気流量を使用するので、抽気流量等の空気流量を直接計測することは流路における圧力損失の増加等の影響からエンジン出力の低下を招くので困難である。その結果、従来の抽気型エンジンでは、抽気流量などを高精度に得られないので、最適なエンジン制御を行うことができない。
そこで、本発明は、可変入口案内翼を備える抽気型エンジンにおいて最適なエンジン制御を行うことができるガスタービンエンジンの制御装置を提供することを課題とする。
本発明に係るガスタービンエンジンの制御装置は、圧縮機の入口流路に設けられた可変入口案内翼で流量が調整された空気を圧縮機に流入させ、圧縮機で圧縮した空気を燃焼器に流入させるとともにエネルギとして取り出し、燃焼器における燃焼ガスによってタービンを回転させるガスタービンエンジンの制御装置であって、可変入口案内翼の角度に応じて可変入口案内翼の基準角度における圧縮機の過給空気流量を補正することを特徴とする。
このガスタービンエンジンでは、圧縮機に空気が吸入されて圧縮され、その圧縮空気を燃焼器に流入させるとともにエンジン外部にエネルギとして取り出す。そして、ガスタービンエンジンでは、燃焼器において流入された圧縮空気と燃料とで燃焼され、その燃焼ガスによってタービンを回転させる。さらに、ガスタービンエンジンでは、圧縮機の入口流路に可変入口案内翼が設けられ、可変入口案内翼の角度によって圧縮機の過給空気流量が変化し、圧縮機の流量特性が変化する。そこで、ガスタービンエンジンの制御装置では、可変入口案内翼が基準角度(例えば、入口流路が全開となる角度)のときの過給空気流量を基準として、可変入口案内翼の角度に応じて圧縮機の過給空気流量を補正する。このように、この制御装置では、可変入口案内翼の角度が変化し、圧縮機の流量特性が変化した場合でも、圧縮機の過給空気流量を高精度に求めることができ、この過給空気流量を用いて最適なエンジン制御を行うことができる。
本発明の上記ガスタービンエンジンの制御装置では、圧縮機の過給空気流量と燃焼器の流入空気流量との差分により圧縮機からエネルギとして取り出される抽気流量を算出する構成としてもよい。
このガスタービンエンジンの制御装置では、可変入口案内翼の角度に応じて求められた圧縮機の過給空気流量を利用し、その圧縮機の過給空気流量から燃焼器の流入空気流量を減算することにより圧縮機からの抽気流量を算出する。このように、制御装置では、高精度に求められる圧縮機の過給空気流量を用いることにより、抽気流量を直接計測する手段無しで、抽気流量を高精度に求めることができる。この求められた抽気流量を利用することにより、圧縮機の圧縮空気をエネルギ源とする負荷出力を求めることができ、負荷を高精度に制御することができる。
本発明は、可変入口案内翼の角度に応じて圧縮機の過給空気流量を補正することにより、圧縮機の過給空気流量を高精度に求めることができ(ひいては、抽気流量を高精度に求めることができ)、最適なエンジン制御を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るガスタービンエンジンの制御装置の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、本発明に係るガスタービンエンジンの制御装置を、抽気型で一軸式のガスタービンエンジンを燃焼制御するためのエンジン制御ECUに適用する。本実施の形態では、ガスタービンエンジンから取り出された圧縮空気を負荷装置のエネルギとして利用し、その負荷装置を駆動制御する負荷制御ECUも備えている。本実施の形態では、ガスタービンエンジン、負荷装置、エンジン制御ECU、負荷制御ECUなどからなるシステムをガスタービンエンジンシステムと呼ぶ。
図1〜図3を参照して、ガスタービンエンジンシステム1について説明する。図1は、本実施の形態に係るガスタービンエンジンシステムの構成図である。図2は、図1のガスタービンエンジンの模式図である。図3は、図1の負荷装置の一例である。
ガスタービンエンジンシステム1では、エンジン制御ECU2によってガスタービンエンジン3を燃焼制御するとともに放風制御弁4及び可変入口案内翼18を駆動制御する。そして、ガスタービンエンジンシステム1では、ガスタービンエンジン3で生成した圧縮空気をエンジン外部に取り出して利用するとともにエンジン内での燃焼に利用する。また、ガスタービンエンジンシステム1では、負荷制御ECU5によって複数の流量制御弁6,・・・を駆動制御する。そして、ガスタービンエンジンシステム1では、各流量制御弁6,・・・で調整された圧縮空気によって複数の負荷装置7,・・・を駆動する。例えば、このガスタービンエンジンシステム1は、垂直離着陸機に適用される。
ガスタービンエンジン3は、コンプレッサ(圧縮機)10、燃焼器11、タービン12を備えており、コンプレッサ10とタービン12とが回転軸13によって連結されている。コンプレッサ10では、回転軸13の回転によって回転駆動して空気を取り込み、その取り込んだ空気を圧縮する。この高温高圧の圧縮空気は、内部配管14を介して燃焼器11に供給されるとともに、抽気配管15を介して外部に取り出される。この抽気配管15は、放風制御弁4側の排気用配管15aと負荷装置7側の負荷用配管15bに分岐する。燃焼器11では、コンプレッサ10から圧縮空気が供給されるとともに燃料噴射装置16から燃料が供給され、圧縮空気と燃料が混合して燃焼する。この高温高圧の燃焼ガスは、内部配管17を介してタービン12に供給される。タービン12では、供給された燃焼ガスによって回転駆動して回転軸13を回転させ、燃焼ガスを排気する。燃料噴射装置16は、燃焼器11に設けられ、エンジン制御ECU2からの燃料制御信号を受信し、燃料制御信号に応じて燃料を燃焼器11内に噴射する。
さらに、ガスタービンエンジン3は、可変入口案内翼18を備えている。可変入口案内翼18は、コンプレッサ10に空気を取り込むための円筒状の入口配管19内に配置され、入口配管19の全周にわたって等間隔で多数の案内翼を有している。可変入口案内翼18は、アクチュエータ18aによって案内翼の角度が変化する。可変入口案内翼18の角度が0°(基準角度に相当)の場合に入口配管19が全開状態となり、可変入口案内翼18の角度が大きくなるほど入口配管19が閉じてゆく。可変入口案内翼18の角度は、実用上、60°程度まで変化する。アクチュエータ18aは、エンジン制御ECU2から案内翼制御信号を受信し、その案内翼制御信号に応じて駆動する。アクチュエータ18aのモータには位置センサが設けられ、この位置センサの検出値から可変入口案内翼18の角度を算出できる。
ガスタービンエンジン3及びその周辺には、エンジン制御ECU2での制御に必要な各種状態量を検出するために、各種センサ(図示せず)が設けられている。例えば、大気温度T0(コンプレッサ10に吸気される空気の温度)を検出するための温度センサ、大気圧力P0(コンプレッサ10に吸気される空気の圧力)を検出するための圧力センサ、コンプレッサ10の出口圧力(燃焼器11の入口圧力)P3を検出するための圧力センサ、燃焼器11の入口空気温度(コンプレッサ10の出口空気温度)T3を検出するための温度センサ、回転軸13の回転数(エンジン回転数)Nを検出するための回転数センサがある。
放風制御弁4は、コンプレッサ10からの圧縮空気を大気中に排気する量を調整し、コンプレッサ10から外部に取り出される圧縮空気の量(抽気流量)を調整するための制御弁である。この放風制御弁4による調整によって、負荷装置7側で使用する抽気流量に対してガスタービンエンジン3側から見た抽気流量を最適化する。放風制御弁4は、排気用配管15aの下流端に設けられる。放風制御弁4は、電動モータなどからなるアクチュエータを備えており、アクチュエータによって弁の開度が変化する。放風制御弁4では、エンジン制御ECU2から抽気流量制御信号を受信し、その抽気流量制御信号に応じてアクチュエータが駆動して弁が開閉する。
流量制御弁6は、複数の負荷装置7に対してそれぞれ設けられ、負荷装置7に供給する圧縮空気流量を調整するための制御弁である。流量制御弁6は、分岐配管15cの中間部に設けられる。分岐配管15cは、負荷用配管15bから分岐された配管であり、負荷装置7の数に応じた数分ある。流量制御弁6は、電動モータなどからなるアクチュエータを備えており、アクチュエータによって弁の開度が変化する。流量制御弁6では、負荷制御ECU5から負荷流量制御信号を受信し、その負荷流量制御信号に応じてアクチュエータが駆動して弁が開閉する。
負荷装置7は、分岐配管15cの下流端に設けられ、高温高圧の圧縮空気をエネルギとして利用することが可能な負荷装置である。例えば、垂直離着陸機の場合、機体に対して垂直方向に推力を発生する推力発生用ファン20に適用され、前後左右に複数個配備される。推力発生用ファン20は、図3に示すように、タービン21、減速機22、プロペラ23を備えている。供給された圧縮空気は、タービン21に導入されて膨張する。タービン21は、圧縮空気が膨張したときに発生するエネルギによって回転駆動する。そのタービン21の回転駆動力は、減速機22によって所定の減速比で減速され、プロペラ23に伝達される。この減速された回転駆動力によって、プロペラ23は、高速回転する。このプロペラ23の回転によって機体下方への空気流が発生し、機体に対して垂直方向に推力が発生する。
負荷制御ECU5は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[ReadOnly Memory]、RAM[Random Access Memory]などからなり、負荷装置7の駆動を制御する電子制御ユニットである。負荷制御ECU5には、制御に必要な状態量を検出するための各種センサ(図示せず)からの検出信号が取り入れられる。例えば、垂直離着陸機に適用される場合、垂直離着陸機のパイロットによって入力される要求推力を検出するセンサからの検出信号(スロットル信号など)、機体の姿勢を検出するためのセンサからの検出信号(ジャイロ信号など)である。負荷制御ECU5では、各検出信号に基づいて各負荷装置7に発生させる目標推力をそれぞれ設定し、その各目標推力とするための各流量制御弁6の目標開度(すなわち、目標空気流量)をそれぞれ設定する。さらに、負荷制御ECU5では、その目標開度とするための負荷流量制御信号をそれぞれ生成し、各負荷流量制御信号を対応する流量制御弁6にそれぞれ送信する。また、負荷制御ECU5では、目標推力に基づいて要求出力を設定し、その要求出力を示す要求出力信号をエンジン制御ECU2に送信する。なお、負荷制御ECU5のROMには目標推力などを設定するための各種マップ又は関数が記憶されている。
エンジン制御ECU2は、CPU、ROM、RAMなどからなり、ガスタービンエンジン3の燃焼及び抽気流量などを制御する電子制御ユニットである。エンジン制御ECU2には、上記した各種センサからの検出信号が取り入れられる。そして、エンジン制御ECU2では、負荷制御ECU5からの要求出力信号及び各検出信号に基づいて燃焼器11に供給する燃料流量を設定する。さらに、エンジン制御ECU2では、その燃料流量とするための燃料制御信号を設定し、その燃料制御信号を燃料噴射装置16に送信する。また、エンジン制御ECU2では、各検出信号に基づいて放風制御弁4の目標開度を設定する。さらに、エンジン制御ECU2では、その目標開度とするための抽気流量制御信号を生成し、抽気流量制御信号を放風制御弁4に送信する。また、エンジン制御ECU2では、エンジン状態などに基づいて可変入口案内翼18の目標角度を設定する。さらに、エンジン制御ECU2では、その目標開度とするための案内翼制御信号を生成し、案内翼制御信号をアクチュエータ18aに送信する。例えば、エンジン始動時や加速時にはコンプレッサ10の作動点がサージ領域に入り易くなるので、サージ領域を低流量側に移動させるために可変入口案内翼18の角度を大きくする。なお、エンジン制御ECU2のROMには流量、補正係数などを設定するための各種マップ又は関数が記憶されている。
特に、ガスタービンエンジンシステム1では、負荷装置7のエネルギ源となる高温高圧の圧縮空気をガスタービンエンジン3の過給空気を利用するので、ガスタービンエンジン3によって負荷側で要求する空気流量を安定して供給する必要がある。このように安定して圧縮空気を供給するために、エンジン制御ECU2によってガスタービンエンジン3を最適制御する必要がある。そのために、エンジン制御ECU2では、燃焼器空気流量検出処理、抽気流量検出処理を行う。
図4〜図6も参照して、燃焼器空気流量検出処理について説明する。図4は、ガスタービンエンジンのタービンの流量特性であり、タービン膨張比とタービン流量係数との関係を示す図である。図5は、ガスタービンエンジンの燃焼器での温度特性であり、パラメータを燃焼器入口空気温度とした場合の燃焼器燃空比と燃焼器での上昇温度との関係を示す図である。図6は、図1のエンジン制御ECUにおける燃焼器空気流量検出処理の流れを示すフローチャートである。
エンジン制御ECU2ではコンプレッサ10から燃焼器11へ流入する圧縮空気の量(流入空気流量Ga)に基づいて燃焼器11に供給する燃料流量Gfを設定しているので、流入空気流量Gaを明確にする必要がある。しかし、ガスタービンエンジンシステム1では、負荷装置7のエネルギとして利用するためにコンプレッサ10の圧縮空気をエンジン外部に取り出すので、抽気流量Ga_eが変化する。この抽気流量Ga_eの変化によって、流入空気流量Gaが変化することになる。そこで、燃焼器空気流量検出処理によって、抽気流量Ga_eの変化に影響されることなく、センサを用いずに、流入空気流量Gaを高精度に求める。
ガスタービンエンジンは、一般に、図4に示すようなタービン流量特性を有している。図4は、横軸をタービンの膨張比(=タービン入口ガス圧力P4/タービン出口ガス圧力P6)とし、縦軸をタービン流量係数Q4とした場合のタービンの流量特性を示している。タービンをノズルとして考えた場合、燃焼ガスの流れは、膨張比が一定値を超える領域からチョークする。このチョーク領域は、タービンが一段の単純ノズルの場合には膨張比が1.8以上となり、タービンが二段の場合でも膨張比が2〜2.5以上となる。
このタービン特性による流量係数Q4は式(1)によって定義され、チョーク領域では流量係数Q4はほぼ一定値となる特性を有する。流量係数Q4は、ガスタービンエンジンが決まればチョーク領域でエンジンに応じた固有値となる。燃焼器空気流量検出処理では、このガスタービンエンジンの実用域においてタービンがチョークする特性に着目し、その特性を利用して流入空気流量Gaを算出する。式(1)において、G4はタービンの流入ガス流量であり、T4はタービン入口ガス温度であり、P4はタービン入口ガス圧力である。
Figure 2009156086
タービン入口ガス温度T4は、燃焼器入口空気温度T3と燃焼器における燃焼による上昇温度ΔTとの和と考えることができる。したがって、タービン入口ガス温度T4は、式(2)で算出される。ここでは、燃焼器入口空気温度T3についてセンサで容易に検出可能なので、燃焼器での上昇温度ΔTを明確にできれば、タービン入口ガス温度T4を求めることができる。
Figure 2009156086
図5には、横軸を燃焼器燃空比(=燃料流量Gf/流入空気流量Ga)とし、縦軸を燃焼器での上昇温度ΔTとし、パラメータを燃焼器入口空気温度T3とした場合の熱力学に基づいて求めた燃焼器での温度上昇特性を示している。図5から判るように、燃焼器での上昇温度ΔTは、燃焼器入口空気温度T3と燃空比の関数として表すことができる。本実施の形態では、この燃焼器での上昇温度ΔTを求めるために、式(3)を構築した。式(3)において、a,b,cは定数であり、予め設定される。
Figure 2009156086
式(1)を変形すると、式(4)に変形できる。この式(4)に式(2)と式(3)を組み込むと、式(5)となる。
Figure 2009156086
タービン流入ガス流量G4は、基本的には、燃焼器流入空気流量Gaと燃焼器に供給される燃料流量Gfとの和と考えることができる。したがって、タービン流入ガス流量G4は、流入空気流量Gaより燃料流量Gf分多くなると考えられる。しかし、実際のガスタービンエンジンではエンジン内部の流路において空気の漏れ等の影響が生じるので、実質的にはタービン流入ガス流量G4は燃焼器流入空気流量Gaとほぼ等しいと考えても差し支えない。したがって、タービン流入ガス流量G4=燃焼器流入空気流量Gaと仮定すると、式(5)は式(6)となる。
Figure 2009156086
式(6)を分解すると、式(7)になる。ここで、Aを式(8)とし、Bを式(9)とし、Cを式(10)とし、式(7)を燃焼器流入空気流量Gaを求める式に変換すると式(11)となる。なお、タービン入口ガス圧力P4はコンプレッサ出口空気圧力P3に対してタービンの入口までの流路間の圧力損失分低下することが判っているので、本実施の形態では簡易的に出口空気圧力P3を用いて式(12)によってタービン入口ガス圧力P4を求めることとする。燃焼器空気流量検出処理では、式(12)によってP4を求め、式(8)、式(9)、式(10)によってA、B、Cを求め、式(11)によって燃焼器流入空気流量Gaを求める。
Figure 2009156086
それでは、図6のフローチャートに沿って、エンジン制御ECU2における燃焼器空気流量検出処理について説明する。エンジン制御ECU2では、以下の処理を一定時間毎に繰り返し行っている。エンジン制御ECU2では、各種センサから検出信号を受信し、燃焼器11の入口空気温度T3及びコンプレッサ10の出口空気圧力P3を入力する(S10)。そして、エンジン制御ECU2では、コンプレッサ10の出口空気圧力P3を用いて、式(12)によりタービン12の入口ガス圧力P4を演算する(S11)。また、エンジン制御ECU2では、燃焼器11の入口空気温度T3を用いて、式(8)によりAを演算する(S12)。また、エンジン制御ECU2では、燃焼器11の入口空気温度T3と前回の処理で燃焼器11に供給した燃料流量Gfを用いて、式(9)によりBを演算する(S13)。また、エンジン制御ECU2では、前回の処理で燃焼器11に供給した燃料流量Gf、チョーク時のタービン流量係数Q4とタービン12の入口ガス圧力P4を用いて、式(10)によりCを演算する(S14)。最後に、エンジン制御ECU2では、A、B、Cを用いて、式(11)により燃焼器11の流入空気流量Gaを演算する(S15)。
通常、エンジン制御ECU2では、この演算された流入空気流量Gaに基づいて、マップなどを利用して燃焼器11に供給する燃料流量Gfを設定する。そして、エンジン制御ECU2では、その燃料流量Gfを供給するための燃料制御信号を燃料噴射装置16に送信する。燃料噴射装置16では、燃料制御信号に応じて燃焼器11内に燃料を噴射する。燃焼器11では、この噴射された燃料(燃料流量Gf)とコンプレッサ10から流入された圧縮空気(流入空気流量Ga)で燃焼し、高温高圧の燃焼ガスを発生する。
図7〜図10も参照して、抽気流量検出処理について説明する。図7は、コンプレッサマップを示す図である。図8は、可変入口案内翼の角度の変化に応じたコンプレッサマップを示す図である。図9は、補正係数マップを示す図である。図10は、図1のエンジン制御ECUにおける抽気流量検出処理の流れを示すフローチャートである。
抽気型のガスタービンエンジンでは、エンジン出力として高温高圧の圧縮空気の形で取り出すので、コンプレッサで過給した全空気流量Ga_tから多くの空気流量が抽気されてエンジン外部で利用されることになる。したがって、実際のガスタービンエンジンでは抽気流量Ga_eが非常に多いため、この流量をセンサなどを用いて直接検出することが困難である。しかし、抽気型エンジンとして抽気流量Ga_eが判っていないと、実際の負荷量(出力量)を求めることができない。そこで、燃焼器空気流量検出処理によって燃焼器流入空気流量Gaを高精度に求めることができるので、この燃焼器流入空気流量Gaを利用して、抽気流量Ga_eも求めることができる。
抽気型のガスタービンエンジンの場合、コンプレッサで過給した全空気流量Ga_tからエンジン外部で使用される抽気流量Ga_eを差し引いた残りの空気流量Gaが燃焼器に流入することになる。ここで、流入空気流量Gaは燃焼器空気流量検出処理で求められるので、全空気流量Ga_tが判れば、抽気流量Ga_eを求めることができる。そこで、この全空気流量Ga_tをコンプレッサマップを利用して求める。
図7には、横軸を修正全空気流量とし、縦軸を圧力比(=コンプレッサ出口空気圧力P3/大気圧力P0)として、各修正回転数におけるコンプレッサマップを示している。図7において、θ=大気温度T0/標準大気温度であり、δ=大気圧力P0/標準大気圧力であり、Nはエンジン回転数である。修正回転数はθを用いてエンジン回転数を無次元化したものであり、横軸の修正全空気流量はθとδを用いて全空気流量Ga_tを無次元化したものであり、縦軸の圧力比も無次元である。このように無次元にするのは、大気温度T0や大気圧力P0が変化すれば、空気の密度が変化し、コンプレッサ特性が変わるので、大気温度T0や大気圧力P0が変化してもコンプレッサ特性が変わらないようにするためである。また、図7において、斜線で示す領域はコンプレッサのサージングが発生する領域であり、コンプレッサのサージングを回避するようにガスタービンエンジンを運転する必要がある。このコンプレッサマップは、実験などによって予め設定される。なお、図7に示すコンプレッサ特性は、可変入口案内翼が基準角度である0°の場合(全開状態)のときの基本特性である。
図7において、実線の曲線は、定格の修正回転数を100%とし、各修正回転数におけるコンプレッサが示す特性を表す。エンジン回転数N(修正回転数)が100%がガスタービンエンジンにおける許容最高回転数であり、60%がアイドル回転数である。したがって、コンプレッサマップを利用することにより、圧力比とエンジン回転数N(すなわち、コンプレッサの回転数)に応じた修正回転数が判れば、コンプレッサの作動点Sにおける修正全空気流量(ひいては、全空気流量Ga_t)を求めることができる。
しかし、コンプレッサの入口流路に可変入口案内翼を設けた場合、可変入口案内翼の角度に応じて、コンプレッサ特性が変化する。つまり、可変入口案内翼の角度が0°から大きくなるほど、コンプレッサの入口流路の開度が小さくなるので、コンプレッサに流入する流量が減少する。このように、可変入口案内翼の角度によって、コンプレッサの容量が変化し、コンプレッサ特性(コンプレッサマップ)が変化する。
図8には、可変入口案内翼の角度が0°の場合のコンプレッサマップM1(図7に示すコンプレッサマップと同一)と角度が60°の場合のコンプレッサマップM2を示している。図8から判るように、可変入口案内翼の角度が0°から大きくなると、コンプレッサのサージ領域が低流量側に移動し、コンプレッサの流量特性が変化する。
上記したように図7に示す基本特性のコンプレッサマップから全空気流量Ga_tを求めた場合、可変入口案内翼が無い場合(可変入口案内翼の角度が0°の場合)の全空気流量となる。したがって、コンプレッサの入口流路に可変入口案内翼を設けた場合、可変入口案内翼の角度に応じて、基本特性のコンプレッサマップから求めた全空気流量を補正する必要がある。そこで、この基本特性での全空気流量を補正するために、可変入口案内翼の角度に応じた補正係数を求めるようにする。
図9には、横軸を可変入口案内翼の角度(α)とし、縦軸を補正係数(κ)として、パラメータをエンジン回転数の修正回転数とした補正係数マップを示している。補正係数は、可変入口案内翼の角度が0°のときの基本特性での値を基準にした補正係数であり、0〜1.0の値である。可変入口案内翼の角度が0°の場合には補正係数は1.0であり、角度が大きくなるほど補正係数は小さくなる。また、修正回転数が100%の場合に補正係数が最も小さくなり、修正回転数が小さくなるほど補正係数が大きくなる。この補正係数マップは、実験などによって予め設定される。
この補正係数マップを利用することにより、可変入口案内翼の角度とエンジン回転数(すなわち、コンプレッサの回転数)に応じた修正回転数が判れば、補正係数を求めることができる。この補正係数を基本特性のコンプレッサマップから求めた全空気流量に乗算することにより、可変入口案内翼の角度に応じた全空気流量Ga_tを求めることができる。
抽気流量検出処理では、この全空気流量Ga_tと燃焼器空気流量検出処理で求めた燃焼器流入空気流量Gaを利用して抽気流量Ga_eを求め、さらに、抽気出力Leを求める。
それでは、図10のフローチャートに沿って、エンジン制御ECU2における抽気流量検出処理について説明する。エンジン制御ECU2では、以下の処理を一定時間毎に繰り返し行っている。エンジン制御ECU2では、各種センサから検出信号を受信し、大気温度T0、燃焼器11の入口空気温度T3、大気圧力P0、コンプレッサ10の出口空気圧力P3及びエンジン回転数Nを入力する(S20)。また、エンジン制御ECU2では、燃焼器空気流量検出処理で求めた燃焼器11の流入空気流量Gaを入力する(S20)。また、エンジン制御ECU2では、アクチュエータ18aの位置センサからの検出信号を受信し、その検出値から可変入口案内翼18の角度αを演算する(S20)。
そして、エンジン制御ECU2では、コンプレッサ10の出口空気圧力P3を大気圧力P0で除算し、圧力比を演算する(S21)。また、エンジン制御ECU2では、エンジン回転数Nと大気温度T0を用いて、式(13)により修正回転数を演算する(S22)。そして、エンジン制御ECU2では、コンプレッサマップ(式(14))から、演算した圧力比と修正回転数に対応するコンプレッサ10の作動点Sにおける修正全空気流量を求める(S23)。
Figure 2009156086
また、エンジン制御ECU2では、補正係数マップ(式(15))から、可変入口案内翼18の角度αと修正回転数に対応する補正係数κを求める(S24)。さらに、エンジン制御ECU2では、式(16)により、大気温度T0、大気圧力P0と求めた修正全空気流量からコンプレッサ基本特性(可変入口案内翼18の角度が0°)での全空気流量を求めるとともにその全空気流量に補正係数κを乗算して、コンプレッサ10の全空気流量Ga_tを演算する(S25)。そして、エンジン制御ECU2では、演算した全空気流量Ga_tと燃焼器11の流入空気流量Gaを用いて、式(17)により抽気流量Ga_eを演算する(S26)。
Figure 2009156086
そして、エンジン制御ECU2では、燃焼器11の入口空気温度T3、演算した抽気流量Ga_eと圧力比を用いて、式(18)により抽気出力Leを演算する(S27)。式(18)において、Jは熱の仕事当量であり、Cpaは空気の比熱であり、kは比熱比である。ここでは、抽気流量Ga_eの圧縮空気が持つ熱エネルギから抽気出力Leを求めている。
Figure 2009156086
エンジン制御ECU2では、この実際の抽気出力Leと負荷制御ECU5からの要求出力に基づいて燃焼器11に供給する燃料流量Gfを設定し、燃焼制御を行う。
このガスタービンエンジンシステム1(特に、エンジン制御ECU2)によれば、可変入口案内翼18の角度に応じてコンプレッサ10の全空気流量Ga_tを求めているので、可変入口案内翼18の角度変化によってコンプレッサ特性が変化した場合でも、コンプレッサ10の全空気流量Ga_tを高精度に求めることができる。この高精度な全空気流量Ga_tにより、最適なエンジン制御を行うことができる。特に、可変入口案内翼18の角度に応じた補正係数κを求め、この補正係数κによってコンプレッサ基本特性での全空気流量を補正することにより、簡単にコンプレッサ10の全空気流量Ga_tを求めることができる。
また、燃焼器空気流量検出処理により、抽気流量Ga_eの変化に影響されることなく、特別な計測手段無しで、燃焼器11の流入空気流量Gaを高精度に求めることができる。この流入空気流量Gaを用いることにより、高精度な燃料流量制御を行うことができ、安定したエンジン運転を行うことができる。
また、抽気流量検出処理により、特別な計測手段無しで、抽気流量Ga_eを高精度に求めることができる。この抽気流量Ga_eを用いることにより、抽気型エンジンとしての負荷量(出力量)を把握することができ、高精度な燃焼制御及び負荷制御を行うことができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態ではガスタービンエンジンシステムとして一基の一軸式のガスタービンエンジンを用いて垂直離着陸機に適用する例を示したが、複数のガスタービンエンジンによって構成されるシステムにも適用可能であり、複数の軸式のガスタービンエンジンにも適用可能であり、1つの負荷装置しか備えないシステムにも適用可能であり、抽気した圧縮空気をエネルギとして利用する様々な他の負荷装置に適用可能である。
また、本実施の形態では放風制御弁を備え、抽気流量を調整可能な構成としたが、放風制御弁を備えない構成としてもよい。
また、本実施の形態ではタービンのチョーク領域での固有値から燃焼器流入空気流量を求める構成としたが、他の手法によって燃焼器流入空気流量を求めてもよい。
また、本実施の形態ではコンプレッサマップを利用してコンプレッサの全空気流量を求める構成としたが、他の手法によってコンプレッサの全空気流量を求めてもよい。
また、本実施の形態ではコンプレッサ基本特性(可変入口案内翼の角度が0°)での全空気流量を可変入口案内翼の角度に応じた補正係数によって補正してコンプレッサの全空気流量を求める構成としたが、他の手法によって全空気流量を求めてもよい。例えば、可変入口案内翼の角度が0°の基本のコンプレッサマップの他に可変入口案内翼の各角度に応じて基本マップから補正したコンプレッサマップを多数用意し、これらのコンプレッサマップから可変入口案内翼の角度に応じたコンプレッサの全空気流量を直接求めるようにしてもよい。
また、本実施の形態ではタービン入口ガス圧力P4をコンプレッサ出口空気圧力P3で簡易的に求める構成としたが、他の方法によって求める方法としてもよいし、あるいは、センサなどで計測するようにしてもよい。
本実施の形態に係るガスタービンエンジンシステムの構成図である。 図1のガスタービンエンジンの模式図である。 図1の負荷装置の一例である。 ガスタービンエンジンのタービンの流量特性であり、タービン膨張比とタービン流量係数との関係を示す図である。 ガスタービンエンジンの燃焼器での温度特性であり、パラメータを燃焼器入口空気温度とした場合の燃焼器燃空比と燃焼器での上昇温度との関係を示す図である。 図1のエンジン制御ECUにおける燃焼器空気流量検出処理の流れを示すフローチャートである。 コンプレッサマップ(修正回転数をパラメータとした修正全空気流量と圧力比とのマップ)を示す図である。 可変入口案内翼の角度の変化に応じたコンプレッサマップを示す図である。 補正係数マップ(修正回転数をパラメータとした可変入口案内翼の角度と補正係数とのマップ)を示す図である。 図1のエンジン制御ECUにおける抽気流量検出処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…ガスタービンエンジンシステム、2…エンジン制御ECU、3…ガスタービンエンジン、4…放風制御弁、5…負荷制御ECU、6…流量制御弁、7…負荷装置、10…コンプレッサ、11…燃焼器、12…タービン、13…回転軸、14,17…内部配管、15…抽気配管、15a…排気用配管、15b…負荷用配管、15c…分岐配管、16…燃料噴射装置、18…可変入口案内翼、18a…アクチュエータ、19…入口配管、20…推力発生用ファン、21…タービン、22…減速機、23…プロペラ

Claims (2)

  1. 圧縮機の入口流路に設けられた可変入口案内翼で流量が調整された空気を圧縮機に流入させ、圧縮機で圧縮した空気を燃焼器に流入させるとともにエネルギとして取り出し、燃焼器における燃焼ガスによってタービンを回転させるガスタービンエンジンの制御装置であって、
    前記可変入口案内翼の角度に応じて前記可変入口案内翼の基準角度における前記圧縮機の過給空気流量を補正することを特徴とするガスタービンエンジンの制御装置。
  2. 前記圧縮機の過給空気流量と前記燃焼器の流入空気流量との差分により前記圧縮機からエネルギとして取り出される抽気流量を算出することを特徴とする請求項1に記載するガスタービンエンジンの制御装置。
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