JP2009155989A - 旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械 - Google Patents

旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械 Download PDF

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Abstract

【課題】作業状況に応じて制動力を調節できる旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供することを課題とする。
【解決手段】建設機械の上部旋回体は旋回用電動機21によって旋回駆動される。旋回用電動機21の駆動制御を行う旋回駆動制御装置40は、駆動指令生成部50及び主制御部60を含む。駆動指令生成部50のトルク制限部53でトルク電流指令を制限するための許容値は、主制御部60によって決定される。トルク制限部53は、主制御部60から入力される制限特性とレバー26Aの操作方向に基づき、PI制御部52から入力されるトルク電流指令の値を制限する。PI制御部52からトルク制限部53に入力されるトルク電流指令の値は、発生するトルクの値に換算すると、300%程度の値を有するように設定される。このため、トルク制限部53に入力されるトルク電流指令の値は、図5の制限特性で表される許容値に制限される。
【選択図】図5

Description

本発明は、建設機械の旋回機構の駆動制御を行う旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械に関する。
従来より、建設機械の上部旋回体を旋回させるための旋回機構の動力源として電動機を備え、この電動機の力行運転で旋回機構を加速するとともに、旋回機構を減速する際に回生運転を行い、発電される電力をバッテリに充電する建設機械が提案されている。
このような建設機械は、上部旋回体にブーム、アーム、及びバケット等の作業要素を搭載し、旋回操作に応じて生成される駆動指令で電動機を駆動することにより、上部旋回体の旋回駆動を制御している(例えば、特許文献1)。
特開平2005−299102号公報
ところで、建設機械の作業中には上部旋回体の旋回駆動は頻繁に行われ、加速と減速(制動)が繰り返し行われる。
このような加速と減速(制動)のうち、特に減速(制動)の際には、緩やかな制動による乗り心地の良さの確保よりも、素早く確実に制動し、上部旋回体を停止させたい場合があった。
しかしながら、旋回駆動の制動時に電動機に発生させる制動トルクは、旋回操作の度合いに関係なく一定値に設定されているため、作業状況に応じて制動力を調節することができなかった。
そこで、本発明は、作業状況に応じて制動力を調節できる旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供することを目的とする。
本発明の一局面の旋回駆動制御装置は、電動機で旋回駆動される建設機械の旋回機構を駆動制御する旋回駆動制御装置であって、前記電動機の操作装置に入力される操作量と旋回操作方向を検出する操作検出手段と、前記電動機の回転方向を検出する回転方向検出手段と、前記操作検出手段によって検出される操作量と旋回操作方向に基づき、前記電動機を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成手段とを含み、前記駆動指令生成手段は、前記操作検出手段によって検出される旋回操作方向と、前記回転方向検出手段によって検出される回転方向とが異なる場合は、前記操作検出手段によって検出される操作量に応じて前記電動機を制動させるための駆動指令の値を絶対値で増大させる。
また、前記駆動指令生成手段は、前記駆動指令によって前記電動機で発生する駆動トルクが許容値以下になるように前記駆動指令の値を制限する制限手段を有し、前記制限手段は、前記操作検出手段によって検出される旋回操作方向と、前記回転方向検出手段によって検出される回転方向が異なる場合は、前記操作検出手段によって検出される操作量に応じて前記電動機を制動させるための制動トルク許容値を増大させることにより、前記電動機を制動させるための駆動指令の値を絶対値で増大させてもよい。
また、前記制限手段は、前記制動トルク許容値を前記電動機の連続定格トルクを表す駆動指令値よりも大きく、かつ、短時間定格トルクを表す駆動指令値以下の値にまで増大させてもよい。
本発明の一局面の建設機械は、前記いずれかに記載の旋回駆動制御装置を含む。
本発明によれば、作業状況に応じて制動力を調節できる旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供できるという特有の効果が得られる。
以下、本発明の旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械を示す側面図である。
この建設機械の下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。また、上部旋回体3には、ブーム4、アーム5、及びバケット6と、これらを油圧駆動するためのブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9に加えて、キャビン10及び動力源が搭載される。
「全体構成」
図2は、本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械の構成を表すブロック図である。この図2では、機械的動力系を二重線、高圧油圧ラインを実線、パイロットラインを破線、電気駆動・制御系を一点鎖線でそれぞれ示す。
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、ともに増力機としての減速機13の入力軸に接続されている。また、この減速機13の出力軸には、メインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。
コントロールバルブ17は、本実施の形態の建設機械における油圧系の制御を行う制御装置であり、このコントロールバルブ17には、下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9が高圧油圧ラインを介して接続される。
また、電動発電機12には、インバータ18を介してバッテリ19が接続されており、バッテリ19には、インバータ20を介して旋回用電動機21が接続されている。
旋回用電動機21の回転軸21Aには、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回減速機24が接続される。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。
操作装置26には、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29がそれぞれ接続される。この圧力センサ29には、本実施の形態の建設機械の電気系の駆動制御を行うコントローラ30が接続されている。
このような本実施の形態の建設機械は、エンジン11、電動発電機12、及び旋回用電動機21を動力源とするハイブリッド型の建設機械である。これらの動力源は、図1に示す上部旋回体3に搭載される。以下、各部について説明する。
「各部の構成」
エンジン11は、例えば、ディーゼルエンジンで構成される内燃機関であり、その出力軸は減速機13の一方の入力軸に接続される。このエンジン11は、建設機械の運転中は常時運転される。
電動発電機12は、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよい。ここでは、電動発電機12として、インバータ20によって交流駆動される電動発電機を示す。この電動発電機12は、例えば、磁石がロータ内部に埋め込まれたIPM(Interior Permanent Magnetic)モータで構成することができる。電動発電機12の回転軸は減速機13の他方の入力軸に接続される。
減速機13は、2つの入力軸と1つの出力軸を有する。2つの入力軸の各々には、エンジン11の駆動軸と電動発電機12の駆動軸が接続される。また、出力軸にはメインポンプ14の駆動軸が接続される。エンジン11の負荷が大きい場合には、電動発電機12が力行運転を行い、電動発電機12の駆動力が減速機13の出力軸を経てメインポンプ14に伝達される。これによりエンジン11の駆動がアシストされる。一方、エンジン11の負荷が小さい場合は、エンジン11の駆動力が減速機13を経て電動発電機12に伝達されることにより、電動発電機12が回生運転による発電を行う。電動発電機12の力行運転と回生運転の切り替えは、コントローラ30により、エンジン11の負荷等に応じて行われる。
メインポンプ14は、コントロールバルブ17に供給するための油圧を発生するポンプである。この油圧は、コントロールバルブ17を介して油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々を駆動するために供給される。
パイロットポンプ15は、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生するポンプである。この油圧操作系の構成については後述する。
コントロールバルブ17は、高圧油圧ラインを介して接続される下部走行体1用の油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々に供給する油圧を運転者の操作入力に応じて制御することにより、これらを油圧駆動制御する油圧制御装置である。
インバータ18は、電動発電機12の力行運転に必要な電力をバッテリ19から電動発電機12に供給するとともに、電動発電機12の回生運転によって発電された電力をバッテリ19に充電するために電動発電機12とバッテリ19との間に設けられたインバータである。
バッテリ19は、インバータ18とインバータ20との間に配設されている。これにより、電動発電機12と旋回用電動機21の少なくともどちらか一方が力行運転を行っている際には、力行運転に必要な電力を供給するとともに、また、少なくともどちらか一方が回生運転を行っている際には、回生運転によって発生した回生電力を電気エネルギーとして蓄積するための電源である。
インバータ20は、上述の如く旋回用電動機21とバッテリ19との間に設けられ、コントローラ30からの指令に基づき、旋回用電動機21に対して運転制御を行う。これにより、インバータが旋回用電動機21の力業を運転制御している際には、必要な電力をバッテリ19から旋回用電動機21に供給する。また、旋回用電動機21が回生運転をしている際には、旋回用電動機21により発電された電力をバッテリ19へ充電する。
旋回用電動機21は、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよく、上部旋回体3の旋回機構2を駆動するために設けられている。力行運転の際には、旋回用電動機21の回転駆動力の回転力が減速機24にて増幅され、上部旋回体3が加減速制御され回転運動を行う。また、上部旋回体3の慣性回転により、減速機24にて回転数が増加されて旋回用電動機21に伝達され、回生電力を発生させることができる。ここでは、旋回用電動機21として、PWM(Pulse Width Modulation)制御信号によりインバータ20によって交流駆動される電動機を示す。この旋回用電動機21は、例えば、磁石埋込型のIPMモータで構成することができる。これにより、より大きな誘導起電力を発生させることができるので、回生時に旋回用電動機21にて発電される電力を増大させることができる。
なお、バッテリ19の充放電制御は、バッテリ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(力行運転又は回生運転)、旋回用電動機21の運転状態(力行運転又は回生運転)に基づき、コントローラ30によって行われる。
レゾルバ22は、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転位置及び回転角度を検出するセンサであり、旋回用電動機21と機械的に連結することで旋回用電動機21の回転前の回転軸21Aの回転位置と、左回転又は右回転した後の回転位置との差を検出することにより、回転軸21Aの回転角度及び回転方向を検出するように構成されている。旋回用電動機21の回転軸21Aの回転角度を検出することにより、旋回機構2の回転角度及び回転方向が導出される。
メカニカルブレーキ23は、機械的な制動力を発生させる制動装置であり、旋回用電動機21の回転軸21Aを機械的に停止させる。このメカニカルブレーキ23は、電磁式スイッチにより制動/解除が切り替えられる。この切り替えは、コントローラ30によって行われる。
旋回減速機24は、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転速度を減速して旋回機構2に機械的に伝達する減速機である。
旋回機構2は、旋回用電動機21のメカニカルブレーキ23が解除された状態で旋回可能となり、これにより、上部旋回体3が左方向又は右方向に旋回される。
操作装置26は、旋回用電動機21、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6を操作するための操作装置であり、レバー26A及び26Bとペダル26Cを含む。レバー26Aは、旋回用電動機21及びアーム5を操作するためのレバーであり、上部旋回体3の運転席近傍に設けられる。レバー26Bは、ブーム4及びバケット6を操作するためのレバーであり、運転席近傍に設けられる。また、ペダル26Cは、下部走行体1を操作するための一対のペダルであり、運転席の足下に設けられる。
この操作装置26は、パイロットライン25を通じて供給される油圧(1次側の油圧)を運転者の操作量に応じた油圧(2次側の油圧)に変換して出力する。操作装置26から出力される2次側の油圧は、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17に供給されるとともに、圧力センサ29によって検出される。
レバー26A及び26Bとペダル26Cの各々が操作されると、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17が駆動され、これにより、油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9内の油圧が制御されることによって、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6が駆動される。
なお、油圧ライン27は、油圧モータ1A及び1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダの駆動に必要な油圧をコントロールバルブに供給する。
圧力センサ29は、レバー26Aの操作による、油圧ライン28内の油圧の変化が圧力センサ29を検出する操作方向検出手段である。圧力センサ29は、油圧ライン28内の油圧を表す電気信号を出力する。この電気信号は、レバー26Aの操作方向(右旋回又は左旋回)と操作量を表す信号であり、コントローラ30に入力される。
「コントローラ30」
コントローラ30は、本実施の形態の建設機械の駆動制御を行う制御装置であり、速度指令変換部31、駆動制御装置32、及び旋回駆動制御装置40を含む。このコントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、速度指令変換部31、駆動制御装置32、及び旋回駆動制御装置40は、コントローラ30のCPUが内部メモリに格納される駆動制御用のプログラムを実行することにより、
実現される装置である。
速度指令変換部31は、圧力センサ29から入力される信号を速度指令に変換する演算処理部である。これにより、レバー26Aの操作量は、旋回用電動機21を回転駆動させるための速度指令(rad/s)に変換される。この速度指令は、駆動制御装置32及び旋回駆動制御装置40に入力される。なお、この速度指令変換部31で用いる変換特性については、図3を用いて説明する。
駆動制御装置32は、電動発電機12の運転制御(力行運転又は回生運転の切り替え)、及び、バッテリ19の充放電制御を行うための制御装置である。この駆動制御装置32は、エンジン11の負荷の状態とバッテリ19の充電状態に応じて、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替える。駆動制御装置32は、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替えることにより、インバータ18を介してバッテリ19の充放電制御を行う。
「操作量/速度指令の変換特性」
図3は、本実施の形態の建設機械の速度指令変換部31において操作レバー26Aの操作量を速度指令(上部旋回体3を旋回させるために旋回用電動機21を回転させるための速度指令)に変換する変換特性を示す図である。この変換特性は、操作レバー26Aの操作量に応じて、不感帯領域、零速度指令領域(左旋回用及び右旋回用)、左方向旋回駆動領域、及び右方向旋回駆動領域の5つの領域に区分される。
ここで、本実施の形態の建設機械の制御系では、旋回用電動機21の回転軸21aが反時計回りに回転する回転方向を「正転」と称し、正転方向の駆動を表す制御量に正の符号を付す。一方、旋回用電動機21の回転軸21aが時計回りに回転する回転方向を「逆転」と称し、逆転方向の駆動を表す制御量に負の符号を付す。正転は、上部旋回体3の右方向への旋回に対応し、逆転は、上部旋回体の左方向への旋回に対応する。
「不感帯領域」
不感帯領域は、レバー26Aの中立点付近に設けられる操作量が±10%未満の領域である。旋回停止状態から旋回を開始するときに、レバー26Aの操作量が不感帯領域にある場合は、旋回駆動制御装置40による旋回用電動機21の駆動制御は行われない。また、不感帯領域内で旋回用電動機21の駆動制御が行われていないときは、メカニカルブレーキ23によって旋回用電動機21が機械的に停止された状態となる。
また、旋回中にレバー26Aの操作量が不感帯領域に入った場合は、零速度指令を出力する。この零速度指令とは、上部旋回体3の旋回速度を零にするために、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転速度を零にするための速度指令であり、後述するPI(Proportional Integral)制御では、回転軸21Aの回転速度を零に近づけるための目標値として用いられる。
従って、旋回中にレバー26Aの操作量が不感帯領域に入った場合は、この零速度指令が表す速度(零)と実際の回転速度との偏差に基づいて制動トルクを発生するようにトルク電流指令が演算され、旋回用電動機21の回転軸21Aを停止させる。回転軸21Aが停止すると、旋回駆動制御装置40による旋回用電動機21の駆動制御が行われ、メカニカルブレーキ23によって旋回用電動機21が機械的に停止されるように構成されている。
なお、メカニカルブレーキ23の制動(オン)/解除(オフ)の切り替えは、コントローラ30内の旋回駆動制御装置40によって行われる。
「零速度指令領域」
零速度指令領域は、レバー26Aの操作方向における不感帯領域の両外側に設けられる操作量が10%以上20%未満と"−10%"以下"−20%"未満の領域である。レバー26Aの操作量が零速度指令領域にあるときは、旋回用電動機21は零速度指令によって回転速度が零になるように駆動制御される。すなわち、この零速度指令が表す速度(零)と実際の回転速度との偏差に基づいて制動トルクを発生するようにトルク電流指令が演算され、旋回用電動機21の回転軸21Aを停止させる。
なお、零速度指令領域では、メカニカルブレーキ23は解除された状態となる。
「右方向旋回駆動領域」
右方向旋回駆動領域は、上部旋回体3を右方向に旋回させるための速度指令が速度指令変換部31から出力される領域であり、レバー26Aの操作量が20%以上、100%以下の領域である。
この領域内では、レバー26Aの操作量に応じて、速度指令の絶対値が増大するように設定されている。この速度指令に基づいて旋回駆動制御装置40で駆動指令が演算され、この駆動指令によって旋回用電動機21が駆動され、この結果、上部旋回体3が右方向に旋回駆動される。
なお、上部旋回体3の旋回速度をある一定以下に制限するために、右方向旋回駆動領域における速度指令値は、操作量が80%に達したところで速度指令が100%の値で制限される。
「左方向旋回駆動領域」
左方向旋回駆動領域は、上部旋回体3を左方向に旋回させるための速度指令が速度指令変換部31から出力される領域であり、レバー26Aの操作量が−20%以下、−100%以上の領域である。
この領域内では、レバー26Aの操作量に応じて、速度指令の絶対値が増大するように設定されている。この速度指令に基づいて旋回駆動制御装置40で駆動指令が演算され、この駆動指令によって旋回用電動機21が駆動され、この結果、上部旋回体3が左方向に旋回駆動される。
なお、右方向旋回駆動領域と同様に、左方向旋回駆動領域における速度指令値は、操作量が−80%に達したところで速度指令が−100%の値で制限される。
「旋回駆動制御装置40」
図4は、本実施の形態の旋回駆動制御装置40の構成を示す制御ブロック図である。
旋回駆動制御装置40は、インバータ20を介して旋回用電動機21の駆動制御を行うための制御装置であり、旋回用電動機21を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成部50、及び主制御部60を含む。
駆動指令生成部50には、レバー26Aの操作量に応じて速度指令変換部31から出力される速度指令が入力され、この駆動指令生成部50は速度指令に基づき駆動指令を生成する。駆動指令生成部50から出力される駆動指令はインバータ20に入力され、このインバータ20によって旋回用電動機21がPWM制御信号により交流駆動される。
主制御部60は、旋回駆動制御装置40の制御処理に必要な周辺処理を行う制御部である。具体的な処理内容については、関連箇所においてその都度説明する。
なお、旋回駆動制御装置40は、操作レバー26Aの操作量に応じて、旋回用電動機21を駆動制御する際に、力行運転と回生運転の切り替え制御を行うと共に、インバータ20を介してバッテリ19の充放電制御を行う。
「駆動指令生成部50」
駆動指令生成部50は、減算器51、PI制御部52、トルク制限部53、トルク制限部54、減算器55、PI制御部56、電流変換部57、及び旋回動作検出部58を含む。この駆動指令生成部50の減算器51には、レバー26Aの操作量に応じた旋回駆動用の速度指令(rad/s)が入力される。
減算器51は、レバー26Aの操作量に応じた速度指令の値(以下、速度指令値)から、旋回動作検出部58によって検出される旋回用電動機21の回転速度(rad/s)を減算して偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部52において、旋回用電動機21の回転速度を速度指令値(目標値)に近づけるためのPI制御に用いられる。
PI制御部52は、減算器51から入力される偏差に基づき、旋回用電動機21の回転速度を速度指令値(目標値)に近づけるように(すなわち、この偏差を小さくするように)PI制御を行い、そのために必要なトルク電流指令を演算する。生成されたトルク電流指令は、トルク制限部53に入力される。
トルク制限部53は、レバー26Aの操作量に応じてトルク電流指令の値(以下、トルク電流指令値)を制限する処理を行う。この制限処理は、レバー26Aの操作量に応じてトルク電流指令値の許容値が緩やかに増大する制限特性に基づいて行われる。このようなトルク電流指令値の制限は、PI制御部52によって演算されるトルク電流指令値が急激に増大すると制御性が悪化するため、これを抑制するために行われる。
この制限特性は、レバー26Aの操作量の増大に伴ってトルク電流指令値の許容値(の絶対値)を緩やかに増大させる特性を有し、上部旋回体3の左方向及び右方向の双方向を制限するための特性を有するものである。制限特性を表すデータは、主制御部60の内部メモリに格納されており、主制御部60のCPUによって読み出され、トルク制限部53に入力される。この制限特性については図5を用いて後述する。
トルク制限部54は、トルク制限部53から入力されるトルク電流指令によって生じるトルクが旋回用電動機21の許容最大トルク値以下となるように、トルク制限部53から入力されるトルク電流指令値を制限する。このトルク電流指令値の制限は、トルク制限部53と同様に、上部旋回体3の左方向及び右方向の双方向の回転に対して行われる。
ここで、トルク制限部54においてトルク電流指令値を制限するための上限値(右旋回用の最大値)及び下限値(左旋回用の最小値)は、このトルク制限部54によってトルク電流指令値の制限が行われても、バケット6が積み上げられた土砂等に触れて旋回用電動機21の負荷が大きい状態でも、旋回用電動機21を駆動させるための駆動トルクを発生できるような値に設定されている。なお、トルク電流指令値を制限するための特性を表すデータは、主制御部60の内部メモリに格納されており、主制御部60のCPUによって読み出され、トルク制限部54に入力される。
減算器55は、トルク制限部54から入力されるトルク電流指令値から、電流変換部57の出力値を減算して得る偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部56及び電流変換部57を含むフィードバックループにおいて、電流変換部57から出力される旋回用電動機21の駆動トルクを、トルク制限部54を介して入力されるトルク電流指令値(目標値)によって表されるトルクに近づけるためのPI制御に用いられる。
PI制御部56は、減算器55から入力される偏差に基づき、この偏差を小さくするようにPI制御を行い、インバータ20に送る最終的な駆動指令となる電圧指令を生成する。インバータ20は、PI制御部56から入力される電圧指令に基づき、旋回用電動機21をPWM駆動する。
電流変換部57は、旋回用電動機21のモータ電流を検出し、これをトルク電流指令に相当する値に変換し、減算器55に入力する。
旋回動作検出部58は、レゾルバ22によって検出される旋回用電動機21の回転位置の変化を検出するとともに、回転位置の時間的な変化から旋回用電動機21の回転速度を微分演算によって導出する。この回転位置の変化により、旋回用電動機21の回転方向(上部旋回体3の旋回方向)が導出されるため、旋回動作検出部58は回転方向検出手段として機能する。導出された回転速度及び回転方向を表すデータは、減算器51及び主制御部60に入力される。
このような構成の駆動指令生成部50において、速度指令変換部31から入力される速度指令に基づき、旋回用電動機21を駆動するためのトルク電流指令が生成され、上部旋回体3が所望の位置まで旋回される。
図5は、本実施の形態の旋回駆動制御装置の主制御部60からトルク制限部53に入力されるトルク電流指令の制限特性を示す図であり、(a)は右旋回時用の制限特性を示し、(b)は左旋回時用の制限特性を示す。
この制限特性において、横軸は操作レバー26Aの操作量を表し、最大操作量を100%とした百分率で示す。また、縦軸は許容されたトルク電流指令によって発生するトルクの値を表し、旋回用電動機21の連続定格出力を100%とした場合の百分率で示す。なお、横軸は右旋回用の操作量を正、左旋回用の操作量を負の値で表し、縦軸は正転側のトルクを正、逆転側のトルクを負の値で表す。
主制御部60は、旋回動作検出部58から入力される回転速度を表すデータに基づき、旋回用電動機21の回転方向(上部旋回体3の旋回方向(右方向又は左方向))を判定し、右方向である場合には、図5(a)に示す制限特性をトルク制限部53に入力し、左方向である場合には、図5(b)に示す制限特性をトルク制限部53に入力する。また、主制御部60には、圧力センサ29によって検出されるレバー26Aの操作方向(右旋回又は左旋回)と操作量が入力される。
また、主制御部60は、圧力センサ29から入力されるレバー26Aの操作方向を表すデータをトルク制限部53に伝送する。
図5(a)に示すように、右旋回時用の制限特性は、加速トルク(旋回用電動機21を加速させるためのトルク)の制限特性と、制動トルク(旋回用電動機21を減速(制動)させるためのトルク)の制限特性を含む。
加速トルクの制限特性は、レバー26Aの操作量が0%〜20%未満ではトルク電流指令の許容値が0%であり、操作量が20%以上になると線形的に増大し、操作量が80%に達したところで許容値が100%としたとなり、操作量が80%から100%の間は許容値が100%に制限される特性を有する。なお、レバー26Aの操作量が負の領域には、加速トルクの制限特性は存在しない。
一方、制動トルクの制限特性は、レバー26Aの操作量が0%のときは許容値が−100%であり、操作量が−100%のときに許容値が−160%になるように線形的に変化する特性を有する。レバー26Aの操作量が正の領域では許容値は−100%の一定値にされる。このように、本実施の形態の旋回駆動制御装置は、右旋回時における制動トルクがレバー26Aの逆方向への操作量に応じて増大する制限特性を有する。
また、図5(b)に示すように、左旋回時用の制限特性は、右旋回時用の制限特性と同様に加速トルクの制限特性と制動トルクの制限特性を含む。この左旋回時用の制限特性は、右旋回時用の制限特性における許容値の符号を反転させた特性を有する。
すなわち、加速トルクの制限特性は、レバー26Aの操作量が0%〜−20%未満ではトルク電流指令の許容値が0%であり、操作量が−20%以上で線形的に変化し、−80%で許容値が−100%となり、操作量が−80%から−100%の間は許容値が−100%に制限される特性を有する。なお、レバー26Aの操作量が正の領域には、加速トルクの制限特性は存在しない。
一方、制動トルクの制限特性は、レバー26Aの操作量が0%のときは許容値が100%であり、操作量が100%のときに160%になるように線形的に変化する特性を有する。なお、レバー26Aの操作量が負の領域では許容値は100%の一定値にされる。このように、本実施の形態の旋回駆動制御装置は、左旋回時における制動トルクがレバー26Aの逆方向への操作量に応じて増大する制限特性を有する。
トルク制限部53は、主制御部60から入力される制限特性とレバー26Aの操作方向に基づき、PI制御部52から入力されるトルク電流指令の値を制限する。PI制御部52からトルク制限部53に入力されるトルク電流指令の値は、発生するトルクの値に換算すると、例えば絶対値で300%程度の値を有するように設定される。このため、トルク制限部53に入力されるトルク電流指令の値は、図5(a)及び(b)に示す制限特性で表される許容値に制限される。
このように、本実施の形態の旋回駆動制御装置では、図5に示すようなトルク制限特性を用いてトルク制限部53でトルク電流指令の制限を行うため、上部旋回体3を右旋回させているときにレバー26Aを左方向に操作すれば、図5(a)に示すように旋回用電動機21の連続定格出力による制動トルクよりも大きな制動トルク(特性図における−100%以下の逆転トルク)を発生させることができる。また、レバー26Aの操作量により制動トルク(逆転トルク)の大きさを−100%から−160%の間で容易に調節することができるので、乗り心地を優先して緩やかに制動したいときはレバー26Aの逆方向への操作量を比較的小さくすればよく(例えば、−20%程度)、また、素早く停止したいときはレバー26Aの逆方向への操作量を大きくすればよい(例えば、−100%)。
このため、従来の旋回駆動制御装置よりも、上部旋回体3の右旋回を速やかに制動させることや、素早く停止させることが可能となり、作業効率の向上を図ることができる。
また、左旋回させている場合も同様に、レバー26Aを右方向に操作すれば、図5(b)に示すように旋回用電動機21の連続定格出力による制動トルクよりも大きな制動トルク(特性図における100%以上の正転トルク)を発生させることができる。また、レバー26Aの操作量により制動トルク(正転トルク)の大きさを100%から160%の間で容易に調節することができので、乗り心地を優先で緩やかに制動したいときはレバー26Aの逆方向への操作量を比較的小さくすればよく(例えば、20%程度)、また、素早く停止したいときはレバー26Aの逆方向への操作量を大きくすればよい(例えば、100%)。
このため、従来の旋回駆動制御装置よりも、上部旋回体3の左旋回を速やかに制動させることや、素早く停止させることが可能となり、作業効率の向上を図ることができる。
以上、本実施の形態の旋回駆動制御装置によれば、図5に示すようなトルク制限特性を用いてトルク制限部53でトルク電流指令の制限を行うことにより、旋回方向とは逆方向へのレバー26Aの操作により、制動トルクの大きさを自在に調節することができる。これにより、状況に応じて制動力を調節すれば、乗り心地優先の緩やかな制動と、速やかな制動や素早い停止との両立が可能となり、乗り心地を確保しつつ作業効率の向上を図ることができる。
以上では、旋回用電動機21の旋回操作方向を検出する操作方向検出手段として圧力センサ29を用いる形態について説明したが、旋回操作方向を検出できる手段であれば、圧力センサ29以外の手段を用いてもよい。
また、以上では、旋回用電動機21の回転方向を検出する回転方向検出手段として旋回動作検出部58を用いる形態について説明したが、回転方向を検出できる手段であれば、旋回動作検出部58以外の手段を用いてもよい。
また、以上では、電動機を制動させるためのトルク電流指令(駆動指令)を増大させるために、主制御部60からトルク制限部53に入力する制限特性の許容値を増大させる制御ブロックを有する形態について説明したが、旋回用電動機21の旋回操作方向と回転方向箱となる場合に制動トルクを増大できるのであれば、このような制御ブロック以外の制御ブロックを用いてもよい。
また、制動トルクの大きさを最大160%まで増大させる形態について説明したが、操作量に応じて(操作量が零の場合よりも)制動トルクを増大させることができるのであれば、制動トルクの大きさは任意に設定することができる。
また、以上では、旋回用電動機21がインバータ20によってPWM駆動される交流モータであり、その回転速度を検出するために、レゾルバ22及び旋回動作検出部58を用いる形態について説明したが、旋回用電動機21は直流モータであってもよい。この場合は、インバータ20、レゾルバ22及び旋回動作検出部58が不要となり、回転速度としては直流モータのタコジェネレータで検出される値を用いればよい。
また、以上では、トルク電流指令の演算にPI制御を用いる形態について説明したが、これに代えて、ロバスト制御、適応制御、比例制御、積分制御等を用いてもよい。
また、以上では、ハイブリッド型の建設機械を用いて説明したが、旋回機構が電動化されている建設機械であれば、本実施の形態の旋回駆動装置の適用対象は、バイブリッド型に限定されるものではない。
以上、本発明の例示的な実施の形態の旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械を示す側面図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械の構成を表すブロック図である。 本実施の形態の建設機械の速度指令変換部において操作レバーの操作量を速度指令に変換する変換特性を示す図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置の構成を表す制御ブロック図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置の主制御部60からトルク制限部53に入力されるトルク電流指令の制限特性を示す図であり、(a)は右旋回時用の制限特性を示し、(b)は左旋回時用の制限特性を示す。
符号の説明
1 下部走行体
1A、1B 走行機構
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 電動発電機
13 減速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18 インバータ
19 バッテリ
20 インバータ
21 旋回用電動機
23 メカニカルブレーキ
24 旋回減速機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダル
27 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
31 速度指令変換部
32 駆動制御装置
40 旋回駆動制御装置
50 駆動指令生成部
51 減算器
52 PI制御部
53 トルク制限部
54 トルク制限部
55 減算器
56 PI制御部
57 電流変換部
58 旋回動作検出部
60 主制御部

Claims (4)

  1. 電動機で旋回駆動される建設機械の旋回機構を駆動制御する旋回駆動制御装置であって、
    前記電動機の操作装置に入力される操作量と旋回操作方向を検出する操作検出手段と、
    前記電動機の回転方向を検出する回転方向検出手段と、
    前記操作検出手段によって検出される操作量と旋回操作方向に基づき、前記電動機を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成手段と
    を含み、前記駆動指令生成手段は、前記操作検出手段によって検出される旋回操作方向と、前記回転方向検出手段によって検出される回転方向とが異なる場合は、前記操作検出手段によって検出される操作量に応じて前記電動機を制動させるための駆動指令の値を絶対値で増大させる、旋回駆動制御装置。
  2. 前記駆動指令生成手段は、前記駆動指令によって前記電動機で発生する駆動トルクが許容値以下になるように前記駆動指令の値を制限する制限手段を有し、
    前記制限手段は、前記操作検出手段によって検出される旋回操作方向と、前記回転方向検出手段によって検出される回転方向が異なる場合は、前記操作検出手段によって検出される操作量に応じて前記電動機を制動させるための制動トルク許容値を増大させることにより、前記電動機を制動させるための駆動指令の値を絶対値で増大させる、請求項1に記載の旋回駆動制御手段。
  3. 前記制限手段は、前記制動トルク許容値を前記電動機の連続定格トルクを表す駆動指令値よりも大きく、かつ、短時間定格トルクを表す駆動指令値以下の値にまで増大させる、請求項2に記載の旋回駆動制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の旋回駆動制御装置を含む建設機械。
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