JP2009155087A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シーブ装置のシーブに掛けられるロープに偏角が生じる場合であっても、面倒な人手による修正作業を要することなくシーブ装置の全体の寿命低下を抑えることができるエレベータ装置を提供する。
【解決手段】昇降路内に昇降移動可能に設けられた乗りかご2はシーブ装置6を備え、このシーブ装置6は水平方向に延びるシーブ枠12と、このシーブ枠12の両端部に回転自在に設けられたシーブ6a,6bとを有し、シーブ6a,6bに乗りかご2を昇降路内に吊り下げて駆動するためのロープが掛け通される。シーブ装置6のシーブ枠12は軸受20を介して乗りかご2の下梁8aに垂直軸回り方向に回動可能に取り付けられ、ロープに偏角が生じたときに発生する荷重に応じてシーブ枠12が軸受20を中心に回動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータの移動体である乗りかごやつり合い重りを吊り下げるロープを掛けるためのシーブ装置を改良したエレベータ装置に関する。
エレベータの乗りかごやつり合い重りの移動体をロープを介して建屋の昇降路内に吊り下げる方式として2:1ローピング方式がある。この吊り方式によるエレベータの構造を図10に示してある。
建屋の昇降路1内には移動体としての乗りかご2とつり合い重り3がロープ4を介して吊り下げられている。乗りかご2の下部およびつり合い重り3の上部にはそれぞれシーブ装置6,7が設けられている。これらシーブ装置6,7はそれぞれ一対の回転自在なシーブ6a,6b,7a,7bを備えている。
ロープ4は昇降路1の上部に設けられた巻上機5に巻き掛けられている。そして、巻上機5の一方側に導出された部分のロープ4が乗りかご2の下側に引き回されてシーブ装置6の一方のシーブ6bから他方のシーブ6aに渡って掛け通され、さらに上方に引き出されてその端末部が固定部11aに接続され、また巻上機5の他方側に導出された部分のロープ4がつり合い重り3におけるシーブ装置7の一方のシーブ7aから他方のシーブ7bに渡って掛け通され、さらに上方に引き出されてその端末部が固定部11bに接続されている。この状態で巻上機5が回転することで、乗りかご2とつり合い重り3が互いに逆方向に昇降移動する。
このような2:1ローピング方式は、昇降路寸法、特にオーバーヘッド寸法(OH)を小さくして建物に対する昇降路1の占める容積割合を小さくするマシンルームレスエレベータにおいて採用されることが多い。マシンルームレスエレベータにおいては巻上機5が昇降路1内の上部に配置されている。
乗りかご2のシーブ装置6とつり合い重り3のシーブ装置7は基本的には同じ構造であり、乗りかご2のシーブ装置6を例にとってその具体的な構造を図11および図12を参照して説明する。図11は乗りかご2の側面図で、図12は図11中のE−E線に沿う断面図である。
乗りかご2は、かご枠8を備え、このかご枠8の内側に防振材9を介してかご室10が設置されている。かご枠8は、下梁8aおよび上梁8bと、これら下梁8aと上梁8bとを連結する立枠8cとで構成されている。
シーブ装置6はシーブ枠12を備え、このシーブ枠12の両端部にそれぞれシーブ軸13a,13bを介してシーブ6a,6bが回転自在に取り付けられている。シーブ枠12は、下梁8aの下に締結手段としての複数のボルト14を介して水平に締結固定されている。そしてこのシーブ枠12は、巻上機5の位置やロープ4の端末部の位置つまりロープ4の落し位置の関係から、図12に示すように下梁8aに対して水平方向に所定の振り角αだけ傾斜するように取り付けられている。このようなシーブ装置6の構造については、例えば特開2005−112487公報などに開示され、一般に知られている。また、シーブ6a,6bを支持するシーブ軸13a,13bの軸間距離Nの大きさも巻上機5の位置やロープ4の端末部の位置などを考慮して所定の寸法に設定されている。
特開2005−112487公報
シーブ枠12は、ロープ4の落し位置を基準として最適となる振り角αで下梁8aに配置するように設計されるが、実際の製作に際しては、エレベータ用品のレイアウトの制限や製作誤差などにより振り角αが最適とならないことがある。
このような場合、ロープ4の落し位置に対するシーブ6a,6bの位置がずれ、シーブ6a,6bに接触するロープ4に偏角が発生し、シーブ6a,6bの溝部に偏摩耗が生じて寿命の低下につながる。
エレベータのロープは、通常複数本からなる。ロープ本数を例えば3本とすると、振り角αが最適でないと、図13に示すように、シーブ6a,6bに対してそれぞれのロープ4a,4b,4cにθ1,θ2,θ3の偏角が生じる。
このような偏角θ1,θ2,θ3が生じると、ロープ4a,4b,4cからシーブ6a,6bにシーブ軸13a,13bの軸方向に向く合力Wの荷重が加わる。ここで、一方のシーブ6aに加わる合力Wと他方のシーブ6bに加わる合力Wとが異なると、合力Wの大きい側のシーブには合力Wの小さい側のシーブに比較して一方的に大きな偏摩耗が生じ、そのシーブの寿命が極端に短くなり、シーブ装置6の全体として寿命が低下してしまう。
このような場合、振り角αを修正する必要があるが、この修正に当ってはシーブ枠12を下梁8aに締結固定するボルト14の位置を変えなければならない。ボルト14の位置を変えるとなると、そのボルト14の挿入孔の位置が異なる別のシーブ枠12が必要となり、用品管理が煩雑となり、その修正作業が相当面倒なものとなる。
本発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ロープに偏角が生じる場合であっても、面倒な人手による修正作業を要することなくシーブ装置の全体の寿命低下を抑えることができるエレベータ装置を提供することにある。
請求項1の発明は、昇降路内に昇降移動可能に設けられた移動体と、この移動体に設けられたシーブ装置と、前記シーブ装置に掛けられ、前記移動体を前記昇降路内に吊り下げて駆動するためのロープとを具備し、前記シーブ装置は、水平方向に延びるシーブ枠と、このシーブ枠の両端部に回転自在に設けられたシーブとを有し、前記ロープは前記シーブ装置の一方のシーブと他方のシーブとに渡って掛け通され、該ロープにより前記移動体が昇降路内に吊り下げられ、前記シーブ装置のシーブ枠は、軸受を介して前記移動体に垂直軸回り方向に回動可能に取り付けられていることを特徴としている。
請求項2の発明は、前記シーブ装置におけるシーブ枠の垂直軸回り方向の回動範囲を規制する規制手段を備えることを特徴としている。
請求項3の発明は、前記シーブ装置におけるシーブ枠の垂直軸回り方向の振動を抑える防振手段を備えることを特徴としている。
請求項4の発明は、前記軸受が、垂直方向の荷重と水平方向の荷重とを支承することが可能な軸受であることを特徴としている。
請求項5の発明は、前記規制手段が、シーブ枠の垂直軸回り方向の回動範囲を規制すると共に、さらに前記移動体に対してシーブ装置が離脱する方向および接近する方向の動作を規制することを特徴としている。
請求項6の発明は、前記シーブ装置におけるシーブ枠の垂直軸回り方向の回動範囲を規制する規制手段と、前記シーブ装置におけるシーブ枠の垂直軸回り方向の振動を抑える防振手段とを備え、その規制手段と防振手段とが1ヶ所にまとめて設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、ロープに偏角が生じる場合であっても、面倒な人手による修正作業を要することなくシーブ装置の全体の寿命低下を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について図1ないし図9を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する部分には図中に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1は乗りかご2の側面図、図2は図1中のA−A線に沿う断面図である。本発明では乗りかご2における下梁8aの下側に軸受20を介してシーブ装置6のシーブ枠12が回動可能に取り付けられ、このシーブ枠12と下梁8aとの間に隙間Lが確保されている。軸受20の中心とシーブ枠12の中心と下梁8aの中心はそれぞれ一致している。
軸受20は、スラスト荷重とラジアル荷重とを同時に受けることができ、かつ自動調心性を有するアンギュラスラストころ軸受からなり、この軸受20の構造を図3に示してある。図3は図2中のB−B線に沿う断面図である。軸受20はころ22を介して互いに回転自在に結合された内輪23と外輪24を有し、内輪23が下梁8aに取り付けられた軸25の外周面に締りばめにより嵌合固定され、外輪24がシーブ枠12に取り付けられたハウジング26の内周面に締りばめにより嵌合固定され、この軸受20によりシーブ枠12が下梁8aに結合され、シーブ枠12が前記軸25を中心とする垂直軸回り方向に回動することが可能となっている。
シーブ枠12と下梁8aとの間には、図1および図2に示すように、軸受20を中心として互いに対称となる位置にそれぞれ規制手段としてのストッパ機構27a,27bが設けられている。これらストッパ機構27a,27bの構造を図4に示してある。図4(イ)は図2中のC−C線に沿う断面図で、図4(ロ)は図2中のD−D線に沿う断面図である。
これらストッパ機構27a,27bは、互いにかみ合う第1および第2の係合部材31,32を備え、第1の係合部材31はボルト33を介してシーブ枠12の上面に取り付けられ、第2の係合部材32はボルト34を介して下梁8aの下面に取り付けられている。
第1の係合部材31は、シーブ枠12の上方に延びて起立する起立部36と、この起立部36の上端から水平に延びて下梁8aの下面に接触する水平部37と、この水平部37の端部から下方に延びて前記起立部36と対向する垂下部38と、この垂下部38の下部の内側に一体に形成されたかみ合い突起39とを一体に有し、また第2の係合部材32は、下梁8aの下方に延びて垂下する垂下部40と、この垂下部40の下端から水平に延びてシーブ枠12の上面に接触する水平部41と、この水平部41の端部から上方に延びて前記垂下部40と対向する起立部42と、この起立部42の上部の内側に一体に形成されたかみ合い突起43とを一体に有している。
第1の係合部材31の垂下部38は、第2の係合部材32における垂下部40と起立部42との間に介在してその起立部42と対向している。そして第1の係合部材31における垂下部38のかみ合い突起39と、第2の係合部材32における起立部42のかみ合い突起43とが上下に重なることで互いにかみ合い、このかみ合いで下梁8aに対するシーブ枠12の上下の動きが規制されるとともに、かみ合い突起38,43の相互がスライドして滑ることにより下梁8aに対するシーブ枠12の回動が許容される。
シーブ枠12には、第2の係合部材32の垂下部40の外側に位置してその垂下部40と対向するブラケット46がボルト47を介して取り付けられ、このブラケット46と前記垂下部40との間に、防振手段を構成するゴムなどの弾性体からなる防振材48が設けられている。この防振材48は例えばブラケット46に接着剤で取り付けられている。
また、下梁8aには、第1の係合部材31の起立部36の外側に位置してその起立部36と対向するブラケット50がボルト51を介して取り付けられ、このブラケット50と前記起立部36との間に、防振手段を構成するゴムなどの弾性体からなる防振材52が設けられている。この防振材52は例えばブラケット50に接着剤で取り付けられている。そして前記各防振材48,52によりシーブ枠12の回動方向の振動が抑えられるようになっている。
次に、本発明の作用について説明する。
図5に示すように、シーブ装置6のシーブ6aに掛けられて係合するロープ4a,4b,4cの落し位置が設計上の正規の位置P0であるときのそのロープ4a,4b,4cとシーブ6aとの係合状態は図6(イ)に示す通りである。
これに対し、製作誤差などにより、ロープ4a,4b,4cの落し位置が正規の位置P0ではなく、その位置からずれたP1にあるときには図6(ロ)に示すようにロープ4a,4b,4cに偏角θ4,θ5,θ6が生じ、シーブ6aにその軸方向に向く荷重w1が発生する。そしてこの荷重W1によりシーブ枠12が軸受20を中心に荷重W1が作用する方向つまり正規の位置P0に近づく方向に回動する。この回動で偏角θ4,θ5,θ6は小さくなる。
シーブ枠12が回動することで、シーブ枠12に取り付けられた他方のシーブ6bに係合する部分のロープ4a,4b,4cには図7に示すように偏角θ7,θ8,θ9が生じ、シーブ6bにその軸方向に向く前記荷重W1とは逆向きの荷重w2が発生する。そしてシーブ枠12は荷重W2と荷重W1とがつり合う振り角α1の位置で静止する。
このように、一方のシーブ6aに関しては、シーブ枠12が回動することで偏角θ4,θ5,θ6が小さくなってそのシーブ6aに生じる偏摩耗が少ない量に抑えられる。この際、他方のシーブ6bに関しては、シーブ枠12が回動することで偏角θ7,θ8,θ9が生じ、偏摩耗が生じることになる。
シーブ枠12が回動しないとすると、他方のシーブ6bには偏角が生じない代わりに、一方のシーブ6aには大きな偏角が生じ、そのシーブ6aに対する偏摩耗が一方的に大きくなるが、これに対し、シーブ枠12が回動する本発明では、双方のシーブ6a,6bに偏摩耗が生じる代わりにその個々のシーブ6a,6bに生じる偏摩耗の量を小さく抑えることができる。つまり、落し位置のずれに起因する偏摩耗の影響を双方のシーブ6a,6bで担うことで個々のシーブ6a,6bの偏摩耗量を小さくし、シーブ装置6の全体の寿命を引き延ばすことができる。
軸受20は、図3に示すようにアンギュラスラストころ軸受であるから、乗りかご2のうちのシーブ装置6の上の部材の質量や積載質量によるスラスト荷重W3を受けながら、シーブ枠12に加わる前記荷重W1,W2によるラジアル荷重W4をも受けることができ、かつ自動調心性有し、したがってシーブ枠12の回動動作を円滑に行なわせることができる。
ストッパ機構27a,27bは、互いに上下に摺動自在に重なってかみ合うかみ合い突起39,43を有するため、シーブ枠12の水平方向以外の動作を拘束し、シーブ枠12の過大な回動やシーブ枠12の全体の傾き、さらにシーブ枠12と下梁8aとの分離を防止することができる。また、シーブ枠12の回動方向の振動は防振材48,52により吸収されて下梁8aに伝達することがなく、したがって乗りかご2の乗り心地を向上させることができる。
規制手段を構成するストッパ機構27a,27bと防振手段を構成する防振材48,52は、それぞれ1箇所にまとめて組みつけられており、したがってその規制手段や防振手段に対する保守点検などの作業を容易に能率よく行なうことができる。
ところで、図8に示すように、乗りかご2がAの位置からBの位置に移動する時のシーブ装置6の作用を考えると、シーブ枠12が回動しない場合、乗りかご2の移動につれて、偏角はθ10からθ11へ変化していくが、本発明のシーブ装置6によれば、この変化の最中においても、前述したように、偏角に起因してシーブ枠12に加わるシーブ6a,6bの軸方向荷重を、シーブ枠12が回動することで2つのシーブ6a,6bに分散させながら、乗りかご2の移動が行なわれる。これによっても、2つのシーブ6a,6bで偏摩耗の影響を分け合って、シーブ装置6の全体の寿命を延ばすことができる。
また、図9に示すように、2つのシーブ6a,6bの中心間距離がMであるシーブ装置6を用いる場合、振り角αを変化させ、ストッパ機構27a,27bを所定の位置に設定すれば、かご室10の幅寸法が異なる種々の大きさの乗りかご2に対してその1種類のシーブ装置6で対応でき、用品の統合化を図ることができる。
なお、以上の説明では、乗りかご2のシーブ装置6を例に挙げてその構成および作用を説明したが、つり合い重り3のシーブ装置7においても同様である。
本発明の一実施形態に係るエレベータ装置の乗りかごを示す側面図。 図1中のA−A線に沿う断面図。 図2中のB−B線に沿う断面図。 (イ)は図2中のC−C線に沿う断面図で、(ロ)は図2中のD−D線に沿う断面図。 本発明の作用についての説明図。 本発明の一方のシーブに関するロープの偏角についての説明図。 本発明の他方のシーブに関するロープの偏角についての説明図。 乗りかごの移動に伴い変化するロープの偏角についての説明図。 シーブ装置の取り付けに関する作用についての説明図。 従来のエレベータ装置の全体の構成を示す構成図。 従来のエレベータ装置の乗りかごを示す側面図。 図11中のE−E線に沿う断面図。 従来のシーブに関するロープの偏角についての説明図。
符号の説明
1…昇降路
2…乗りかご
4…ロープ
5…巻上機
6.7…シーブ装置
6a.6b…シーブ
8a…下梁
8b…上梁
8c…立枠
10…かご室
12…シーブ枠
13a.13b…シーブ軸
20…軸受
23…内輪
24…外輪
25…軸
26…ハウジング
27a.27b…ストッパ機構
48.52…防振材

Claims (6)

  1. 昇降路内に昇降移動可能に設けられた移動体と、
    この移動体に設けられたシーブ装置と、
    前記シーブ装置に掛けられ、前記移動体を前記昇降路内に吊り下げて駆動するためのロープとを具備し、
    前記シーブ装置は、水平方向に延びるシーブ枠と、このシーブ枠の両端部に回転自在に設けられたシーブとを有し、
    前記ロープは前記シーブ装置の一方のシーブと他方のシーブとに渡って掛け通され、該ロープにより前記移動体が昇降路内に吊り下げられ、
    前記シーブ装置のシーブ枠は、軸受を介して前記移動体に垂直軸回り方向に回動可能に取り付けられていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記シーブ装置におけるシーブ枠の垂直軸回り方向の回動範囲を規制する規制手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記シーブ装置におけるシーブ枠の垂直軸回り方向の振動を抑える防振手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記軸受は、垂直方向の荷重と水平方向の荷重とを支承することが可能な軸受であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  5. 前記規制手段は、シーブ枠の垂直軸回り方向の回動範囲を規制すると共に、さらに前記移動体に対してシーブ装置が離脱する方向および接近する方向の動作を規制することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  6. 前記シーブ装置におけるシーブ枠の垂直軸回り方向の回動範囲を規制する規制手段と、前記シーブ装置におけるシーブ枠の垂直軸回り方向の振動を抑える防振手段とを備え、その規制手段と防振手段とが1ヶ所にまとめて設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
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