JP2009154552A - コンソールボックス - Google Patents
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Abstract
【課題】径が異なる多種類の飲料容器等を保持することが可能なコンソールボックスの提供を目的とする。
【解決手段】容器保持プレート31,41は、起立状態から上方へスライドして物品収容凹部側へ回動可能とされ、前記回動により物品収容凹部13上方を覆うと共に前記両容器保持プレートの一方が単独でまたは両方が上下に重なって前記物品収容凹部上方に保持可能とされ、前記容器保持プレートの容器挿入保持孔32,42は、前記両容器保持プレートで孔径が異なると共に、前記両飲容器保持プレートが前記物品収容凹部上方で重なった際に、前記両容器保持プレートの容器挿入保持孔が孔の中心をずらして上下に重なるように設けられている。
【選択図】図5
【解決手段】容器保持プレート31,41は、起立状態から上方へスライドして物品収容凹部側へ回動可能とされ、前記回動により物品収容凹部13上方を覆うと共に前記両容器保持プレートの一方が単独でまたは両方が上下に重なって前記物品収容凹部上方に保持可能とされ、前記容器保持プレートの容器挿入保持孔32,42は、前記両容器保持プレートで孔径が異なると共に、前記両飲容器保持プレートが前記物品収容凹部上方で重なった際に、前記両容器保持プレートの容器挿入保持孔が孔の中心をずらして上下に重なるように設けられている。
【選択図】図5
Description
本発明は、多種類の径の容器を保持することが可能なコンソールボックスに関する。
自動車内のコンソールボックスには、缶ジュースやペットボトル等の飲料容器を立てて保持することが可能なように、飲料容器挿入保持孔の形成されたものがある。
しかし、従来の飲料容器挿入保持孔が形成されたコンソールボックスは、1種類か2種類の飲料容器しか対応できないものであり、径が異なる多種類の飲料容器には対応できない問題があった。また、コンソールボックスは、車内の限られた空間に配置されるものであるため、径の異なる他種類の飲料容器挿入保持孔を平面的に多数配置することには無理があった。
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、径が異なる多種類の容器を保持することが可能なコンソールボックスの提供を目的とする。
請求項1の発明は、物品収容凹部が形成されたボックス本体と、容器挿入保持孔を備えて前記物品収容凹部上方に配置される容器保持プレートとを有するコンソールボックスにおいて、前記容器保持プレートは、前記物品収容凹部の両側側壁にそれぞれ上下スライド可能に取り付けられ、前記ボックス本体の側壁に重なった起立状態から上方へスライドした状態では下部を支点として物品収容凹部側へ回動可能とされ、前記回動により前記物品収容凹部上方を覆うと共に前記両容器保持プレートの一方が単独でまたは両方が上下に重なって前記物品収容凹部上方に保持可能とされ、前記容器挿入保持孔は、前記両容器保持プレートで孔径が異なると共に、前記両容器保持プレートが前記物品収容凹部上方で重なった際に、前記両容器保持プレートの容器挿入保持孔が孔の中心をずらして上下に重なるように設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記物品収容凹部の両側側壁に取り付けられた前記容器保持プレートの両側部の下部にはスライド回動ピンが突設され、前記物品収容凹部の両側側壁外面には、前記スライド回動ピンが嵌って前記容器保持プレートを上下にスライド可能とすると共に上部で前記スライド回動ピンの回動を可能とするスライド用溝を有するスライド保持部が上下方向に形成され、前記物品収容凹部には、前記物品収容凹部上方を覆った前記容器保持プレートの支持部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、容器保持プレートを物品収容凹部の両側側壁に起立させておくことにより、物品収容凹部に種々の物品を収容することができる。また、物品収容凹部の両側側壁の一方から容器保持プレートを上方へスライドさせて回動させることにより、前記容器保持プレートで物品収容凹部上方を覆い、前記容器保持プレートの容器挿入保持孔に飲料容器等を挿入することにより飲料容器等を保持することができる。また、物品収容凹部の両側側壁に取り付けられている容器保持プレートには異なる径の容器挿入保持孔が形成されているため、異なる側の側壁から容器保持プレートを上方へスライドさせて使用することにより、異なる径の飲料容器等を保持することが可能となる。
さらに、物品収容凹部の両側の側壁から容器保持プレートをスライドにより引き出して物品収容凹部の上方に重ねて配置すれば、両容器保持プレートの容器挿入保持孔が孔の中心をずらして上下に重なるため、上下の容器挿入保持孔の連通部分で構成される新たなサイズの容器挿入保持孔が形成され、容器保持プレート単独の場合とは異なる径の飲料容器等を新たなサイズの容器挿入保持孔に挿入保持することができる。そのため、両容器保持プレートの何れか一方を単独で使用する場合の2種類と、両容器保持プレートを重ねて使用する場合の1種類とよりなる少なくとも3種類の径の飲料容器等を保持することができる。さらに、容器保持プレート毎に異なる径の容器挿入保持孔を複数形成しておけば、より多くの種類の径の飲料容器等を保持することが可能となる。
以下本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るコンソールボックスの斜視図、平面図、断面図、図2は同コンソールボックスにおいて容器保持プレートを上方へ一部スライドさせた状態の斜視図、平面図、断面図、図3は同コンソールボックスにおいて一方の容器保持プレート使用時の斜視図、平面図、断面図、図4は同コンソールボックスにおいて他方の容器保持プレート使用時の斜視図、平面図、断面図、図5は同コンソールボックスにおいて両方の容器保持プレート使用時の斜視図、平面図、断面図である。
図1〜図5に示すコンソールボックス10は、車両の室内に設けられるものであり、ボックス本体11と、容器保持プレート31,41とを有する合成樹脂製品からなる。
前記ボックス本体11は、略直方体形状からなり、上面には長さ方向一側に物品収容凹部13が形成され、他側には蓋付き物品収容部51が形成されている。前記物品収容凹部13における幅方向(ボックス本体の長さ方向とは直交する方向)の両側側壁15,23には容器保持プレート収容部16,24が設けられている。前記容器保持プレート収容部16,24は、本実施例では前記側壁15,23の外面に、前記容器保持プレート31,41を起立状態で配置可能な凹状の窪みで構成されている。前記容器保持プレート収容部16,24の前後の両側壁17,17,25,25は、上下方向に形成されたスライド保持部18,18,26,26を構成し、前記スライド用溝19,19,27,27が上下方向に形成されている。また、前記容器保持プレート収容部16,24における前記スライド保持部18,18,26,26間の上端面は、前記スライド用溝19,19,27,27の上端よりも低く形成されて前記容器保持プレート支持部20,28を構成すると共に、後述のように前記容器保持プレート31,41を上方へスライドさせた状態で回動可能にしている。
前記容器保持プレート31,41は、前記物品収容凹部13の上方を覆う大きさの略長方形の平板からなり、それぞれ容器挿入保持孔32,32,42,42が貫通形成されている。前記物品収容凹部13の側壁15,23に配置されたときの前記容器保持プレート31,41における長さ方向両端の下部にはスライド回動ピン35,35,45,45が突設されている。前記スライド回動ピン35,35,45,45が、前記容器保持プレート収容部16,24のスライド用溝19,19,27,27に嵌ることにより、前記容器保持プレート31,41は、前記容器保持プレート収容部16,24に上下スライド可能及び上方へスライドした状態で前記物品収容凹部13側へ回動可能に取り付けられる。前記スライド回動ピン35,35,45,45は、前記スライド用溝19,19,27,27内を上下スライド可能に、かつ前記スライド用溝19,19,27,27の上端付近で回動可能な太さで構成されている。
前記容器挿入保持孔32,32,42,42は缶ジュースの缶やペットボトルの容器や、紙コップ等の容器が挿入されるものである。また、一方の容器保持プレート31の容器挿入保持孔32,32と他方の容器保持プレート41の容器挿入保持孔42,42とは、径が異なるものとされている。本実施例では前記容器保持プレート31の容器挿入保持孔32,32は、前記容器保持プレート41の容器挿入保持孔42,42よりも小径とされている。さらに、前記両容器保持プレート31,41の容器挿入保持孔32,32,42,42は、図5のように両容器保持プレート31,41が上下に重なって前記物品収容凹部13の上方を覆った際に、両容器保持プレート31,41の容器挿入保持孔32,32,42,42が孔の中心をずらして上下に重なるように、前記容器保持プレート31,41に形成されている。
また、前記両容器保持プレート31,41は、前記容器保持プレート収容部16,24に起立状態で収容された状態における上部内面にフック38,48が下向きに形成されている。前記フック38,48が、前記容器保持プレート収容部16,24の上端に形成されている係止孔21,29に挿入係止されることにより、容器保持プレート31,41が起立状態で保たれて外方へ倒れない構成になっている。さらに、前記両容器保持プレート31,41の外面には、上下スライド時における指掛かり用凹部31a,41aと、前記両容器保持プレート31,41が上下に重なった際に前記フック37,48を収容するフック収容孔31b,41bが形成されている。
前記コンソールボックス10の物品収容凹部13に小物物品等を収容する場合、図1のように、前記両容器保持プレート31,41を容器保持プレート収容部16,24に起立状態で収容し、前記物品収容凹部13の上方を開放する。
一方、前記コンソールボックス10に飲料容器等を保持する場合、図3及び図4に示すように、前記両容器保持プレート31,41のうち、飲料容器等の容器の径と対応する容器挿入保持孔(32,32または42,42)が形成されている一方の容器保持プレート(31または41)を、上方へスライドさせ、上方へスライドさせた状態で前記スライド回動ピン35,35,45,45を回動中心として前記容器保持プレートを物品収容凹部13側へ回動して倒し、前記物品収容凹部13の上方を容器保持プレート(31または41)で覆う。このとき、前記容器保持プレート(31または41)は端部が前記容器保持プレート支持部20,28に載置されて支持される。そして、前記物品収容凹部13の上方を覆う容器保持プレート(31または41)に形成されている容器挿入保持孔(32,32または42,42)に飲料容器等を挿入すれば、飲料容器等を保持することができる。なお、前記容器挿入保持孔(32,32または42,42)に挿入された飲料容器等は、容器の底部が物品収容凹部13の内底面と当接し、あるいは紙コップ等のように上方が大径のものは、径によっては、容器の途中部分が容器挿入保持孔(32,32または42,42)に保持されて物品収容凹部13の内底面から離れた状態となる。
また、前記両容器保持プレート31,41のうち、何れか一方の単独使用では対応できない径の飲料容器等を保持する場合は、図5のように、一方の容器保持プレート(31または41)で前記物品収容凹部13の上方を覆った後、他方の容器保持プレート(31または41)を同様に上方スライド及び回動させて物品収容凹部13の上方を覆い、前記一方の容器保持プレート上に重ねる。これにより上下に重なった容器保持プレート31,41の容器挿入保持孔32,32,42,42は、孔の中心がずれた状態で上下に重なり合って、重なり部分が連通するため、新たなサイズの容器挿入保持孔が形成されることになり、前記両容器保持プレート31,41のうち、何れか一方の単独使用では対応できない径の飲料容器等を挿入保持することが可能となる。
また、前記各容器保持プレートにおいて複数の容器挿入保持孔同士の径を異ならせてもよい。例えば2つの容器挿入保持孔32,32をそれぞれ異なる径にする。そのように構成すれば、さらに他種類の径の飲料容器等を保持することが可能となる。
10 コンソールボックス
11 ボックス本体
13 物品収容凹部
16,24 容器保持プレート収容部
18,18,26,26 スライド保持部
19,27 スライド用溝
20,28 容器保持プレート支持部
31,41 容器保持プレート
32,42 容器挿入保持孔
35,45 スライド回動ピン
11 ボックス本体
13 物品収容凹部
16,24 容器保持プレート収容部
18,18,26,26 スライド保持部
19,27 スライド用溝
20,28 容器保持プレート支持部
31,41 容器保持プレート
32,42 容器挿入保持孔
35,45 スライド回動ピン
Claims (2)
- 物品収容凹部が形成されたボックス本体と、
容器挿入保持孔を備えて前記物品収容凹部上方に配置される容器保持プレートとを有するコンソールボックスにおいて、
前記容器保持プレートは、前記物品収容凹部の両側側壁にそれぞれ上下スライド可能に取り付けられ、前記ボックス本体の側壁に重なった起立状態から上方へスライドした状態では下部を支点として物品収容凹部側へ回動可能とされ、前記回動により前記物品収容凹部上方を覆うと共に前記両容器保持プレートの一方が単独でまたは両方が上下に重なって前記物品収容凹部上方に保持可能とされ、
前記容器挿入保持孔は、前記両容器保持プレートで孔径が異なると共に、前記両容器保持プレートが前記物品収容凹部上方で重なった際に、前記両容器保持プレートの容器挿入保持孔が孔の中心をずらして上下に重なるように設けられていることを特徴とするコンソールボックス。 - 前記物品収容凹部の両側側壁に取り付けられた前記容器保持プレートの両側部の下部にはスライド回動ピンが突設され、
前記物品収容凹部の両側側壁外面には、前記スライド回動ピンが嵌って前記容器保持プレートを上下にスライド可能とすると共に上部で前記スライド回動ピンの回動を可能とするスライド用溝を有するスライド保持部が上下方向に形成され、
前記物品収容凹部には、前記物品収容凹部上方を覆った前記容器保持プレートの支持部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンソールボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007331539A JP2009154552A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | コンソールボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007331539A JP2009154552A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | コンソールボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009154552A true JP2009154552A (ja) | 2009-07-16 |
Family
ID=40959058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007331539A Pending JP2009154552A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | コンソールボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009154552A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018137749A1 (de) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | Audi Ag | Kraftfahrzeug |
-
2007
- 2007-12-25 JP JP2007331539A patent/JP2009154552A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018137749A1 (de) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | Audi Ag | Kraftfahrzeug |
US10988085B2 (en) | 2017-01-25 | 2021-04-27 | Audi Ag | Motor vehicle |
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