JP2009153301A - 直流配電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】軽負荷や重負荷の場合においても分散電源が有する交流/直流変換装置の変換効率の低下を抑えることができる直流配電システムを提供する。
【解決手段】交流/直流変換装置1の変換効率が定格出力電力Wsよりも低い所定値Waにおいて最大となる特性を持つ。故に、軽負荷の場合でも変換効率が最大値Waに近いところで交流/直流変換装置1を動作させることができる。しかも、重負荷の場合でも他の分散電源2,3と分担して給電することで変換効率が最大値に近いところで交流/直流変換装置1を動作させることができる。その結果、軽負荷及び重負荷の何れの場合においても交流/直流変換装置1の変換効率の低下を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流配電システムに関するものである。
従来、それぞれに直流電力の給電が可能である複数の分散電源と、各分散電源と複数の負荷を接続する配電路とを備えた直流配電システムが提供されている。このような直流配電システムでは、特許文献1に記載されている直流電源装置と同様に、負荷で消費する電力を各分散電源が分担して給電している。尚、このような直流配電システムに用いられる分散電源としては、電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換する交流/直流変換装置(AC/DCコンバータ)を有するもの、太陽電池や燃料電池などの発電機能を有するもの、あるいは二次電池を有するもの等がある。
特開2002−171692号公報
ところで、一般的な交流/直流変換装置は交流電力を直流電力に変換する際の変換効率が定格出力電力のときに最大となるように構成されている。従って、システム全体で使用する電力量が少ない場合(軽負荷の場合)には交流/直流変換装置を最大効率で動作させることができなかった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、軽負荷や重負荷の場合においても分散電源が有する交流/直流変換装置の変換効率の低下を抑えることができる直流配電システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、直流電力を給電する複数の分散電源と、各分散電源から1乃至複数の負荷へ直流電力を配電するための配電路とを備え、少なくとも一つの分散電源は、電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換し且つ交流電力を直流電力に変換する際の変換効率が定格出力電力よりも低い所定値において最大となる特性を持つ交流/直流変換装置からなり、交流/直流変換装置が出力する直流電力を監視し当該直流電力が前記所定値よりも高い所定の上限値以上であるときに他の分散電源から直流電力を給電させる監視装置を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、交流/直流変換装置の変換効率が定格出力電力よりも低い所定値において最大となる特性を持つので、軽負荷の場合でも変換効率が最大値に近いところで交流/直流変換装置を動作させることができ、しかも、重負荷の場合でも他の分散電源と分担して給電することで変換効率が最大値に近いところで交流/直流変換装置を動作させることができ、その結果、軽負荷及び重負荷の何れの場合においても分散電源が有する交流/直流変換装置の変換効率の低下を抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、監視装置は、交流/直流変換装置が出力する直流電力と前記所定値又は上限値との差に応じて他の分散電源から給電させる直流電力量を増減することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、分散電源から給電させる直流電力量を交流/直流変換装置が出力する直流電力と前記所定値又は上限値との差に応じて増減することにより、交流/直流変換装置の変換効率をより確実に最大値に近付けることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、少なくとも他の一つの分散電源は、二次電池と、配電路を介して配電される直流電力によって二次電池を充電する充電装置と、二次電池から放電される直流電力を配電路へ送出させる放電装置と、充電装置による二次電池の充電動作を制御する制御装置とを有し、監視装置は、交流/直流変換装置から出力される直流電力が前記所定値よりも低い所定の下限値以下であるときに制御装置に対して充電装置による二次電池の充電動作を行わせることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、軽負荷時における交流/直流変換装置の変換効率をさらに最大値に近付けることができる。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、監視装置は、交流/直流変換装置が出力する直流電力と前記所定値又は下限値との差に応じて充電装置による二次電池への充電量を増減することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、充電装置による二次電池への充電量を交流/直流変換装置が出力する直流電力と前記所定値又は下限値との差に応じて増減することにより、交流/直流変換装置の変換効率をより確実に最大値に近付けることができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、各負荷と配電路との間に挿入された複数の開閉器を備え、監視装置は、交流/直流変換装置から出力される直流電力が前記上限値以上であり且つ他の分散電源から出力される直流電力が所定の閾値未満であるときに少なくとも一つの開閉器を制御して当該開閉器に接続されている負荷を配電路から切り離すことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、重負荷時において負荷を配電路から切り離すことで交流/直流変換装置の変換効率の低下を抑制することができる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、監視装置は、交流/直流変換装置が出力する直流電力と前記所定値又は上限値との差に応じて配電路から切り離す負荷の数を増減することを特徴とする。
請求項6の発明によれば、配電路から切り離す負荷の数を交流/直流変換装置が出力する直流電力と前記所定値又は上限値との差に応じて増減することにより、交流/直流変換装置の変換効率をより確実に最大値に近付けることができる。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、監視装置は、予め決められた優先順位の低い負荷より順番に配電路から切り離すことを特徴とする。
請求項7の発明によれば、優先順位の負荷より順番に給電を停止することで優先順位の高い負荷が停止することを防ぐことができる。
請求項8の発明は、請求項5〜7の何れかの発明において、監視装置は、配電路を介して伝送する伝送信号によって各開閉器を遠隔制御することを特徴とする。
請求項8の発明によれば、伝送信号を伝送するための伝送路を別途設けることなく開閉器を遠隔制御することができる。
本発明によれば、軽負荷及び重負荷の場合に分散電源が有する交流/直流変換装置の変換効率の低下を抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態の直流配電システムは、図1に示すように直流電力を給電する複数の分散電源1,2,3と、各分散電源1〜3から複数の負荷Lへ直流電力を配電するための配電路Lpとを備えている。分散電源1は電力系統(商用電力系統)ACから供給される交流電力を直流電力に変換する交流/直流変換装置(AC/DCコンバータ)からなる。この交流/直流変換装置1は、いわゆるスイッチング電源装置であって、図2(a)に示すように交流電力を直流電力に変換する際の変換効率が定格出力電力Wsよりも低い所定値Waにおいて最大となる特性を持つように構成されている。尚、一般的なAC/DCコンバータでは、同図(b)に示すように定格出力電力Wsで変換効率が最大となるように構成されている。但し、図2(a)に示す特性は一例であって、例えば、変換効率が最大値に達した後は電流値が増加しても変換効率がほぼ一定に保たれるような特性を持つ場合もある。
分散電源2は、二次電池20と、他の分散電源1,3から配電路Lpを介して配電される直流電力によって二次電池20を充電する充電装置22と、二次電池20から放電される直流電力を配電路Lpへ送出させる放電装置23と、充電装置22による二次電池20の充電動作並びに放電装置23による二次電池20から配電路Lpへの放電動作を制御する制御装置21とを有している。二次電池20はニッケル水素電池又はリチウムイオン電池からなる。また放電装置23には二次電池20の放電電圧を昇圧若しくは降圧するDC/DCコンバータが設けられている。
分散電源3は、太陽電池や燃料電池などの発電機能を有するものであり、太陽電池や燃料電池の出力電圧を昇圧若しくは降圧するDC/DCコンバータ(図示せず)を備えている。
また、配電路Lpには監視装置4が接続されている。この監視装置4は、交流/直流変換装置1が出力する直流電力を監視し当該直流電力が前記所定値Waよりも高い所定の上限値Wu以上であるときに他の分散電源2,3から直流電力を給電させるとともに、交流/直流変換装置1から出力される直流電力が前記所定値Waよりも低い所定の下限値Wd以下であるときに分散電源2の制御装置21に対して充電装置22による二次電池20の充電動作を行わせるものである。このために監視装置4と分散電源2(制御装置20),3には配電路Lpを介してデータを伝送する通信機能が搭載されている。但し、交流/直流変換装置1に通信機能を搭載して自らの直流出力電力の情報を配電路Lpを介して監視装置4に送信するようにしても構わない。尚、この種の通信機能については従来周知であるから詳細な説明は省略する。
さらに、負荷Lと配電路Lpとの間にはそれぞれ開閉器5が接続されている。開閉器5は、配電路Lpと負荷Lとの接続を入切するスイッチ50と、配電路Lpを介して監視装置4との間で通信する通信機能を有し、監視装置4から配電路Lpを介して伝送される制御信号に応じてスイッチ50をオン・オフする駆動部51とを具備している。故に、監視装置4から受け取った制御信号に応じて駆動部51がスイッチ50をオフすれば、当該開閉器5に接続されている負荷Lが配電路Lpから切り離されることになる。
次に、監視装置4の動作について説明する。監視装置4は、上記上限値Wu並びに下限値Wdをメモリに格納して記憶しており、交流/直流変換装置1から出力される直流電力が上限値Wu以上であれば、分散電源2の制御装置21に対して放電装置23を動作させるように指示する制御信号を生成し、配電路Lpを介して当該制御信号を制御装置21宛てに送信する。そして、当該制御信号を受信した制御装置21が放電装置23を動作させて二次電池20から配電路Lpに直流電力を給電させることにより、交流/直流変換装置1が出力する直流電力が減少するため、最大値Waに近い変換効率で交流/直流変換装置1を動作させることができる。従って、交流/直流変換装置1の変換効率が定格出力電力Wsよりも低い所定値Waにおいて最大となる特性を持つので、軽負荷の場合でも変換効率が最大値に近いところで交流/直流変換装置1を動作させることができ、しかも、重負荷の場合でも他の分散電源2,3と分担して給電することで変換効率が最大値Waに近いところで交流/直流変換装置1を動作させることができる。その結果、軽負荷及び重負荷の何れの場合においても交流/直流変換装置1の変換効率の低下を抑えることができる。
また、交流/直流変換装置1から出力される直流電力が下限値Wd以下であるとき、監視装置4は制御装置21に対して充電装置22による二次電池20の充電動作を行わせるための制御信号を生成し、配電路Lpを介して当該制御信号を制御装置21宛てに送信する。そして、当該制御信号を受信した制御装置21が充電装置22を動作させて配電路Lpを介して配電される直流電力で二次電池20を充電させることにより、交流/直流変換装置1が出力する直流電力が増大するため、最大値Waに近い変換効率で交流/直流変換装置1を動作させることができる。
ここで、監視装置4は、制御装置21に送られる制御信号において二次電池20から配電路Lpに給電する直流電力量や二次電池20を充電する際の充電量を指示している。このときの直流電力量並びに充電量は、上限値Wu又は下限値Wdと最大値Waとの差(固定値)であってもよいし、あるいは、交流/直流変換装置1から出力されている実際の直流電力と最大値Wa若しくは上限値Wu又は下限値Wdとの差であってもよい。後者の場合、二次電池20から給電させる直流電力量を交流/直流変換装置1が出力する直流電力と最大値Wa若しくは上限値Wu又は下限値Wdとの差に応じて増減することにより、交流/直流変換装置1の変換効率をより確実に最大値Waに近付けることができる。尚、上限値Wuや下限値Wdの値と変換効率の最大値Waとの差を少なく設定して、交流/直流変換装置1の変換効率を常に最大値Waに近付けるような制御を行うこともできる。
ところで、天候が良くないときや夜間には太陽電池で発電する分散電源3からは充分な直流電力を供給することができない。また、二次電池20の残容量が少ないときには分散電源2からも充分な直流電力を供給することができない。このような状況下で交流/直流変換装置1から出力される直流電力が上限値Wuを超えてしまった場合、監視装置4ではシステム全体の電力消費を減らすべく何れかの開閉器5にスイッチ50をオフするように指示する制御信号を送信する。そして、当該制御信号を受信した開閉器5では、駆動部51が制御信号に従ってスイッチ50をオフすることで負荷Lを配電路Lpから切り離すので、システム全体の電力消費が減少することで最大値Waに近い変換効率で交流/直流変換装置1を動作させることができる。但し、負荷Lの種類によっては安易に停止させることが望ましくないものがあるので、予め決められた負荷Lの優先順位を監視装置4のメモリに格納して記憶しておき、上述のような状況になったときにはメモリに記憶している優先順位の低い負荷Lから順番に切り離すようにしている。このようにすれば、優先順位の高い負荷Lが停止することを防ぐことができる。
ここで、配電路Lpから切り離す負荷Lの数を、交流/直流変換装置1から出力されている実際の直流電力と最大値Wa若しくは上限値Wuとの差に応じて増減すれば、交流/直流変換装置1の変換効率をより確実に最大値Waに近付けることができる。尚、交流/直流変換装置1から出力されている実際の直流電力と最大値Wa若しくは上限値Wuとの差に対して配電路Lpから切り離す負荷Lの優先順位並びに数については監視装置4が具備する不揮発性のメモリにデータテーブルの形式で格納しておけばよい。
ここで、本発明の別の実施形態について、図3を参照して説明する。以下に説明する実施形態は、本発明を適用する建物として戸建て住宅を想定しているが、本発明の技術思想を集合住宅に適用することを妨げるものではない。住宅Hには、図3に示すように二次電池20、制御装置21、充電装置22、放電装置23を有する分散電源2の他に太陽電池を有する分散電源3と、燃料電池を有する分散電源3とが交流/直流変換装置1の出力側に協調制御部113を介して接続されている。そして、協調制御部113の出力端部から分岐された配電路Wdcを通して直流機器102に直流電力が供給される。協調制御部113と直流機器102との間には、配電路Wdcに流れる電流を監視し、異常を検知したときに配電路Wdc上で協調制御部113から直流機器102への給電を制限ないし遮断する直流ブレーカ114が設けられる。
配電路Wdcは、直流電力の給電路であるとともに通信路としても兼用されており、高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を直流電圧に重畳することにより配電路Wdcに接続された機器間での通信を可能にしている。この技術は、交流電力を供給する電力線において交流電圧に通信信号を重畳させる電力線搬送技術と類似した技術である。
配電路Wdcは、交流/直流変換装置1を介して宅内サーバ116に接続される。宅内サーバ116は、宅内の通信網(以下、「宅内網」という)を構築する主装置であり、宅内網において直流機器102が構築するサブシステムなどと通信を行う。
図示例では、サブシステムとして、パーソナルコンピュータ、無線アクセスポイント、ルータ、IP電話機のような情報系の直流機器102からなる情報機器システムK101、照明器具のような照明系の直流機器102からなる照明システムK102,K105、来客対応や侵入者の監視などを行う直流機器102からなる玄関システムK103、火災感知器のような警報系の直流機器102からなる住警器システムK104などがある。各サブシステムは、自立分散システムを構成しており、サブシステム単独でも動作が可能になっている。
上述した直流ブレーカ114は、サブシステムに関連付けて設けられており、図示例では、情報機器システムK101、照明システムK102および玄関システムK103、住警器システムK104、照明システムK105に関連付けて4つの直流ブレーカ114を設けている。1つの直流ブレーカ114に複数のサブシステムを関連付ける場合には、サブシステムごとに直流供給線路Wdcの系統を分割する接続ボックス121が設けられる。図示例においては、照明システムK102と玄関システムK103との間に接続ボックス121が設けられている。
情報機器システムK101としては、壁コンセントあるいは床コンセントの形態で住宅Hに先行配置(住宅Hの建築時に施工)される直流コンセント131に接続される直流機器102からなる情報機器システムK101が設けられる。
照明システムK102、K105としては、住宅Hに先行配置される照明器具(直流機器102)からなる照明システムK102と、天井に先行配置される引掛シーリング132に接続する照明器具(直流機器102)からなる照明システムK105とが設けられる。引掛シーリング132には、住宅Hの内装施工時に施工業者が照明器具を取り付けるか、または家人自身が照明器具を取り付ける。
照明システムK102を構成する直流機器102である照明器具に対する制御の指示は、赤外線リモコン装置を用いて与えるほか、配電路Wdcに接続されたスイッチ141から通信信号を用いて与えることができる。すなわち、スイッチ141は直流機器102とともに通信の機能を有している。また、スイッチ141の操作によらず、宅内網の別の直流機器102あるいは宅内サーバ116から通信信号により制御の指示がなされることもある。照明器具への指示には、点灯、消灯、調光、点滅点灯などがある。
上述した直流コンセント131、引掛シーリング132には、任意の直流機器102を接続することができ、接続された直流機器102に直流電力を出力するから、以下では直流コンセント131、引掛シーリング132を区別する必要がない場合には「直流アウトレット」と呼ぶ。
これらの直流アウトレットは、直流機器102に直接設けた接触子(図示せず)または接続線を介して設けた接触子(図示せず)が差し込まれる差込式の接続口が器体に開口し、接続口に差し込まれた接触子に直接接触する接触子受けが器体に保持された構造を有している。すなわち、直流アウトレットは接触式で給電を行う。直流アウトレットに接続された直流機器102が通信機能を有する場合には、配電路Wdcを通して通信信号を伝送することが可能になる。直流機器102だけではなく直流アウトレットにも通信機能が設けられている。
宅内サーバ116は、宅内網に接続されるだけではなく、インターネットを構築する広域網NTに接続される接続口を有している。宅内サーバ116が広域網NTに接続されている場合には、広域網NTに接続されたコンピュータサーバであるセンタサーバ200によるサービスを享受することができる。
センタサーバ200が提供するサービスには、広域網NTを通して宅内網に接続された機器(主として直流機器102であるが通信機能を有した他の機器も含む)の監視や制御を可能にするサービスがある。このサービスにより、パーソナルコンピュータ、インターネットTV、移動体電話機などのブラウザ機能を備える通信端末(図示せず)を用いて宅内網に接続された機器の監視や制御が可能になる。
宅内サーバ116は、広域網NTに接続されたセンタサーバ200との間の通信と、宅内網に接続された機器との間の通信との両方の機能を備え、宅内網の機器に関する識別情報(ここでは、IPアドレスを用いるものとする)の取得の機能を備える。
宅内サーバ116は、センタサーバ200との通信機能を用いることにより、広域網NTに接続された通信端末からセンタサーバ200を通して宅内の機器の監視や制御を可能にする。センタサーバ200は、宅内の機器と広域網NT上の通信端末とを仲介する。
通信端末から宅内の機器の監視や制御を行う場合は、監視や制御の要求をセンタサーバ200に記憶させ、宅内の機器は定期的に片方向のポーリング通信を行うことにより、通信端末からの監視や制御の要求を受信する。この動作により、通信端末から宅内の機器の監視や制御が可能になる。
また、宅内の機器において火災検知など通信端末に通知すべきイベントが生じたときには、宅内の機器からセンタサーバ200に通知し、センタサーバ200から通信端末に対して電子メールによる通知を行う。
宅内サーバ116における宅内網との通信機能のうち重要な機能は、宅内網を構成する機器の検出と管理である。宅内サーバ116では、UPnP(Universal Plug and Play)を応用して宅内網に接続された機器を自動的に検出する。宅内サーバ116はブラウザ機能を有する表示器117を備え、検出した機器の一覧を表示器117に表示する。この表示器117はタッチパネル式もしくは操作部が付設された構成を有し、表示器117の画面に表示された選択肢から所望の内容を選択する操作が可能になっている。したがって、宅内サーバ116の利用者(施工業者あるいは家人)は、表示器117の画面上で機器の監視ないし制御が可能になる。表示器117は宅内サーバ116とは分離して設けてもよい。
宅内サーバ116では、機器の接続に関する情報を管理しており、宅内網に接続された機器の種類や機能とアドレスとを把握する。したがって、宅内網の機器を連動動作させることができる。機器の接続に関する情報は上述のように自動的に検出されるが、機器を連動動作させるには、機器自身が保有する属性により自動的に関係付けを行うほか、宅内サーバ116にパーソナルコンピュータのような情報端末を接続し、情報端末のブラウザ機能を利用して機器の関係付けを行うこともできる。
機器の連動動作の関係は各機器がそれぞれ保持する。したがって、機器は宅内サーバ116を通すことなく連動動作することができる。各機器について、連動動作の関係付けを行うことにより、たとえば、機器であるスイッチの操作により、機器である照明器具の点灯あるいは消灯の動作を行うことが可能になる。また、連動動作の関係付けはサブシステム内で行うことが多いが、サブシステムを超える関係付けも可能である。
ところで、交流/直流変換装置1は分電盤110の内部に収納されており、同じく分電盤110の内部に収納されている主幹ブレーカ111を通して電力系統ACに接続されている。交流/直流変換装置1の出力側に接続されている協調制御部113は、交流/直流変換装置1を含む直流電力系統および分散電源2,3,3から直流機器102への電力の配分を制御する機能を有している。
直流機器102の駆動電圧は機器に応じた複数種類の電圧から選択されるから、協調制御部113にDC/DCコンバータを設け、直流電力系統および分散電源2,3,3から得られる直流電圧を必要な電圧に変換するのが望ましい。通常は、1系統のサブシステム(もしくは1つの直流ブレーカ114に接続された直流機器102)に対して1種類の電圧が供給されるが、1系統のサブシステムに対して3線以上を用いて複数種類の電圧を供給するように構成してもよい。あるいはまた、直流供給線路Wdcを2線式とし、線間に印加する電圧を時間経過に伴って変化させる構成を採用することも可能である。DC/DCコンバータは、直流ブレーカと同様に複数に分散して設けてもよい。
上述の構成例では、交流/直流変換装置1を1つだけ図示しているが、複数の交流/直流変換装置1を並設することが可能であり、複数の交流/直流変換装置1を設けるときには、負荷の大きさに応じて運転する交流/直流変換装置1の個数を増減させるのが望ましい。
上述した交流/直流変換装置1、協調制御部113、直流ブレーカ114、分散電源2,3,3には通信機能が設けられており、交流/直流変換装置1および分散電源2,3,3や直流機器102を含む負荷の状態に対処する連携動作を行うことを可能にしている。この通信に用いる通信信号は、直流機器102に用いる通信信号と同様に直流電圧に重畳する形式で伝送する。
上述の例では主幹ブレーカ111から出力された交流電力を交流/直流変換装置1により直流電力に変換するために、交流/直流変換装置1を分電盤110内に配置しているが、主幹ブレーカ111の出力側において分電盤110内に設けた分岐ブレーカ(図示せず)で交流供給線路を複数系統に分岐し、各系統の交流供給線路に交流/直流変換装置1を設けて系統ごとに直流電力に変換する構成を採用してもよい。
この場合、住宅Hの各階や各部屋を単位として直流の電力系統を設けることができるから、直流電力系統を上記単位毎に管理することができ、しかも、直流電力を利用する直流機器102との間の配電路Wdcの距離が短くなるから、配電路Wdcでの電圧降下による電力損失を低減させることができる。また、主幹ブレーカ111および分岐ブレーカを分電盤110に収納し、交流/直流変換装置1と協調制御部113と直流ブレーカ114と宅内サーバ116とを分電盤110とは別の盤に収納してもよい。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 (a)は同上における交流/直流変換装置の変換効率特性を示す図、(b)は従来の交流/直流変換装置の変換効率特性を示す図である。 他の実施形態を示すシステム構成図である。
符号の説明
AC 電力系統
1 交流/直流変換装置(分散電源)
2 分散電源
3 分散電源
4 監視装置
5 開閉器
L 負荷
Lp 配電路

Claims (8)

  1. 直流電力を給電する複数の分散電源と、各分散電源から1乃至複数の負荷へ直流電力を配電するための配電路とを備え、
    少なくとも一つの分散電源は、電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換し且つ交流電力を直流電力に変換する際の変換効率が定格出力電力よりも低い所定値において最大となる特性を持つ交流/直流変換装置からなり、
    交流/直流変換装置が出力する直流電力を監視し当該直流電力が前記所定値よりも高い所定の上限値以上であるときに他の分散電源から直流電力を給電させる監視装置を備えたことを特徴とする直流配電システム。
  2. 監視装置は、交流/直流変換装置が出力する直流電力と前記所定値又は上限値との差に応じて他の分散電源から給電させる直流電力量を増減することを特徴とする請求項1記載の直流配電システム。
  3. 少なくとも他の一つの分散電源は、二次電池と、配電路を介して配電される直流電力によって二次電池を充電する充電装置と、二次電池から放電される直流電力を配電路へ送出させる放電装置と、充電装置による二次電池の充電動作を制御する制御装置とを有し、
    監視装置は、交流/直流変換装置から出力される直流電力が前記所定値よりも低い所定の下限値以下であるときに制御装置に対して充電装置による二次電池の充電動作を行わせることを特徴とする請求項1又は2記載の直流配電システム。
  4. 監視装置は、交流/直流変換装置が出力する直流電力と前記所定値又は下限値との差に応じて充電装置による二次電池への充電量を増減することを特徴とする請求項3記載の直流配電システム。
  5. 各負荷と配電路との間に挿入された複数の開閉器を備え、
    監視装置は、交流/直流変換装置から出力される直流電力が前記上限値以上であり且つ他の分散電源から出力される直流電力が所定の閾値未満であるときに少なくとも一つの開閉器を制御して当該開閉器に接続されている負荷を配電路から切り離すことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の直流配電システム。
  6. 監視装置は、交流/直流変換装置が出力する直流電力と前記所定値又は上限値との差に応じて配電路から切り離す負荷の数を増減することを特徴とする請求項5記載の直流配電システム。
  7. 監視装置は、予め決められた優先順位の低い負荷より順番に配電路から切り離すことを特徴とする請求項6記載の直流配電システム。
  8. 監視装置は、配電路を介して伝送する伝送信号によって各開閉器を遠隔制御することを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の直流配電システム。
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