JP2009151601A - リモートコピーシステム、リモートコピー環境設定方法、データリストア方法 - Google Patents

リモートコピーシステム、リモートコピー環境設定方法、データリストア方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リモートコピー環境の構築にかかる人間の作業負担を軽減する。
【解決手段】オペレータから、所定種類の情報要素の入力をオペレータインタフェースを介して受け付ける。第一のストレージシステムが、リモートコピー環境の構築に必要な第一種の情報要素を出力する。第二のストレージシステムは、第一種の情報要素及び所定種類の情報要素を含んだ第二設定情報を入力し、第二設定情報を用いて第二の設定を実行し、且つ、リモートコピー環境の構築に必要な第二種の情報要素を出力する。第一のストレージシステムが、第二種の情報要素を含んだ第一設定情報を入力し、第一設定情報を用いて第一の設定を実行する。リモートコピー環境の構築に必要な種類の情報要素がストレージシステム間でやり取りするため、オペレータが入力する情報要素の種類の数は、リモートコピー環境を構築するのに必要な情報要素の種類の数よりも少ない。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストレージシステム間のデータのコピーに関する。
ストレージシステム間で行われるコピー(リモートコピー)としては、例えば、レプリケーションとマイグレーションとの2種類がある。例えば、データのマイグレーション方法として、特許文献1に技術が知られている。特許文献1によれば、ホストが、マイグレーション元のストレージシステムからデータを読み出して、読み出したデータをマイグレーション先のストレージシステムに送信する。
特開2004−102374号公報
例えば、第一のストレージシステムから第二のストレージシステムにデータをコピーすることを可能にするためには、第一のストレージシステムと第二のストレージシステムの両方に、リモートコピー環境を構築するのに必要な情報要素が設定される必要がある。一般に、その種の情報要素の設定は、人間によって行われ、また、作業ステップ数が多いことが知られている。このため、スキルの低い人間が、リモートコピー環境の構築を行うこことは困難である。
また、例えば、第一のストレージシステム内の複数の第一の論理ボリュームに記憶されているデータを第二のストレージシステム内の複数の第二の論理ボリュームにそれぞれバックアップしておき、第一のストレージシステムに障害が発生した場合に、第三のストレージシステムに、複数の第二の論理ボリュームに記憶されているデータを、第三のストレージシステムにリストアすることが必要になるケースが有り得る。この場合、第三のストレージシステムに、複数の第二の論理ボリュームに記憶されているデータのそれぞれの格納先となる複数の論理ボリュームを構築する必要がある。この構築を、人間によって行うのは、手間である。
従って、本発明の第一の目的は、リモートコピー環境の構築にかかる人間の作業負担を軽減することにある。
本発明の第二の目的は、第一のストレージシステム内の複数の第一の論理ボリュームに記憶されているデータの複製がそれぞれ記憶されている第二のストレージシステム内の複数の第二の論理ボリュームから第三のストレージシステムに上記データの複製をリストアするのにかかる人間の作業負担を軽減することにある。
本発明の他の目的は、後の説明から明らかになるであろう。
第一の観点では、オペレータからは、所定種類の情報要素の入力をオペレータインタフェースを介して受け付ける。第一のストレージシステムが、リモートコピー環境の構築に必要な第一種の情報要素を出力する。第二のストレージシステムは、第一種の情報要素及び所定種類の情報要素を含んだ第二設定情報を入力し、第二設定情報を用いて第二の設定を実行し、且つ、リモートコピー環境の構築に必要な第二種の情報要素を出力する。第一のストレージシステムが、第二種の情報要素を含んだ第一設定情報を入力し、第一設定情報を用いて第一の設定を実行する。リモートコピー環境の構築に必要な種類の情報要素がストレージシステム間でやり取りするため、オペレータが入力する情報要素の種類の数は、リモートコピー環境を構築するのに必要な情報要素の種類の数よりも少ない。
第二の観点では、第一のストレージシステム内の一以上の第一の物理記憶装置に記憶されている構成情報を、複数の第一の論理ボリュームに記憶されているデータの複製を記憶している複数の第二の論理ボリュームを有した第二のストレージシステムに保存しておく。オペレータからオペレータインタフェースを介してリストアの指示を受けた場合に、保存されている構成情報に基づいて、複数の第一の論理ボリュームを、障害の発生した第一のストレージシステムに代わる第三のストレージシステムにリストアする。リストアされた複数の第一の論理ボリュームに、それぞれ、複数の第二の論理ボリュームに記憶されているデータを、第二と第三のストレージシステム間のリモートコピーによって、リストアする。
実施形態1では、リモートコピーシステムが、第一のストレージシステムと、前記第一のストレージシステムに接続された第二のストレージシステムと、所定種類の情報要素の入力をオペレータから受け付ける第一のオペレータインタフェースとを備える。前記第一のストレージシステムが、複数の第一の論理ボリュームと、複数の第一の通信ポートと、第一のコントローラとを備える。前記第二のストレージシステムが、複数の第二の通信ポートと、第二のコントローラとを備える。前記第一のコントローラが、第一の取得部と、第一の出力部と、第一の入力部と、第一の設定部とを備える。前記第一の取得部が、第二設定情報の複数の要素となる複数の第一種類の情報要素を取得する。前記第一の出力部が、前記取得された複数の第一種類の情報要素を出力する。前記第一の入力部が、複数の第二種類の情報要素を含んでいる第一設定情報を入力する。前記第一の設定部が、前記第一設定情報に含まれている前記複数の第二種類の情報要素と、前記複数の第一種類の情報要素とを基に、リモートコピー環境を構築するのに必要な第一の設定を実行する。前記リモートコピー環境は、前記複数の第一の通信ポートのうちの或る第一の通信ポートと前記複数の第二の通信ポートのうちの或る第二の通信ポートとを経由して前記複数の第一の論理ボリュームのうちの或る第一の論理ボリュームと或る第二の論理ボリュームとの間でデータをコピーすることを可能にする環境である。前記第二設定情報は、前記第二のストレージシステムに入力される情報であって、前記リモートコピー環境を構築するのに必要な第二の設定に使用される情報である。前記第一設定情報は、前記第一のストレージシステムに入力される情報であって、前記第一の設定に使用される情報である。前記第二のコントローラが、第二の入力部と、第二の設定部と、第二の取得部と、第一の出力部とを備える。前記第二の入力部が、前記複数の第一種類の情報要素と前記第一のオペレータインタフェースに入力された所定種類の情報要素とを含んだ前記第二設定情報を入力する。前記第二の設定部が、前記複数の第一種類の情報要素と前記所定種類の情報要素とを基に、前記第二の設定を実行する。前記第二の取得部が、前記第一設定情報の複数の情報要素となる前記複数の第二種類の情報要素を取得する。前記第二の出力部が、前記取得された複数の第二種類の情報要素を出力する。前記所定種類の数は、前記リモートコピー環境を構築するのに必要な情報要素の種類の数よりも少ない。
実施形態2では、実施形態1において、前記所定種類の情報要素は、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム識別情報である。前記第一の取得部が、前記第一種類の情報要素として、前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量を取得する。前記第二の取得部が、前記第二種類の情報要素として、前記或る第一の論理ボリュームとボリュームペアを構成するための前記或る第二の論理ボリュームであって前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量以上の記憶容量を有した第二の論理ボリュームのボリューム識別情報を取得する。前記第一の設定では、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム識別情報と前記前記或る第二の論理ボリュームのボリューム識別情報とを含んだボリュームペア情報が設定される。
実施形態3では、実施形態2において、複数の第一のストレージシステムに一つの第二のストレージシステムが接続されている。前記ボリューム識別情報は、ボリューム番号である。前記第二の取得部が、前記或る第二の論理ボリュームのボリューム番号として、原則、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム番号と同じボリューム番号を取得し、例外として、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム番号と同じボリューム番号が既に設定済みの場合には、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム番号と異なるボリューム番号を取得する。
実施形態4では、実施形態1乃至3のうちのいずれかにおいて、前記第二の取得部が、前記第二種類の情報要素として、前記或る第二の通信ポートのアドレス情報を取得する。前記第一の設定では、前記或る第一の通信ポートのポート識別情報と、前記或る第二の通信ポートのアドレス情報とに基づいて、第一のパス情報が設定される。前記第一のパス情報は、前記或る第一の通信ポートから出力され前記或る第二の通信ポートに入力されるデータが経由する第一のパスを表す情報である。前記或る第一の通信ポート及び前記或る第二の通信ポートは、予め決められた通信ポートである。
実施形態5では、実施形態1乃至4のうちのいずれかにおいて、前記第一の取得部が、前記第一種類の情報要素として、前記或る第一の通信ポートのアドレス情報を取得する。前記第二の設定では、前記或る第一の通信ポートのアドレス情報と前記或る第二の通信ポートのポート識別情報とに基づいて、第二のパス情報が設定される。前記第二のパス情報は、前記或る第二の通信ポートから出力され前記或る第一の通信ポートに入力されるデータが経由する第二のパスを表す情報である。前記或る第一の通信ポート及び前記或る第二の通信ポートは、予め決められた通信ポートである。
実施形態6では、実施形態5において、前記或る第一の論理ボリュームに記憶されているデータを前記第一のパスを経由して前記或る第二の論理ボリュームにバックアップするバックアップ部と、前記或る第二の論理ボリュームに記憶されているデータを前記第二のパス又は新たに形成された第二パスを経由して前記或る第一の論理ボリューム又はリストアされた第一の論理ボリュームにリストアするデータリストア部とが更に備えられる。
実施形態7では、実施形態6において、リストアの指示をオペレータから受け付ける第二のオペレータインタフェースと、第一の構成情報読出し部と、構成情報保存部と、第二の構成情報読出し部と、ボリュームリストア部とが更に備えられる。前記第一の構成情報読出し部は、構成情報を前記複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つから読み出す。前記構成情報保存部は、前記読み出された構成情報を前記第二のストレージシステムに保存する。前記第二の構成情報読出し部は、前記第二のオペレータインタフェースを介してリストアの指示を受けたときに、前記保存されている構成情報を読み出す。前記ボリュームリストア部は、前記読み出された構成情報を前記複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つに書き込み、且つ、前記構成情報を基に、障害の発生した前記第一のストレージシステムに代わる第三のストレージシステムに、複数の第一の論理ボリュームをリストアする。前記構成情報は、前記第一のストレージシステム内のどの第一の物理記憶装置を利用してどんな記憶容量を有しどんなボリューム識別情報に対応した第一の論理ボリュームが構築されているかに関する情報である。前記データリストア部が、前記複数の第二の論理ボリュームに記憶されているデータを前記第二のパスを経由して前記構築された複数の第一の論理ボリュームにリストアする。
実施形態8では、実施形態7において、複数の第一のストレージシステムに一つの第二のストレージシステムが接続されている。前記構成情報保存部が、第一のストレージシステム別に前記構成情報を前記第二のストレージシステムに保存する。
実施形態9では、実施形態1乃至8のうちのいずれかにおいて、可否判定部が更に備えられる。前記可否判定部が、前記第二のストレージシステムが記憶する、前記第二のストレージシステムに関する情報と、前記第二設定情報とを用いて、前記第二のストレージシステムが前記第一のストレージシステムの相手とすることが可能であるか否かの可否判定を行う。前記第二設定部は、前記可否判定の結果が肯定的である場合に、前記第二の設定を実行する。
実施形態10では、実施形態9において、前記所定種類の情報要素は、前記第一のストレージシステムの相手とするストレージシステムのシステム識別情報である。前記第二のストレージシステムに関する情報は、前記第二のストレージシステムのシステム識別情報である。前記可否判定は、前記第二設定情報に含まれている前記所定種類の情報要素としてのシステム識別情報と、前記第二のストレージシステムが記憶するシステム識別情報とが適合するか否かの判定を含む。
実施形態11では、実施形態1において、各第一の通信ポート及び各第二の通信ポートは、iSCSIポートである。前記所定種類の情報要素は、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム識別情報と、前記第一のストレージシステムの相手のストレージデバイスのシステム識別情報とである。前記リモートコピーシステムが、前記第二のストレージシステムが前記第一のストレージシステムの相手とすることが可能であるか否かの可否判定を実行する可否判定部を更に備える。前記第一の取得部が、前記第一種類の情報要素として、前記或る第一の通信ポートのポートIPアドレスと、前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量と、前記第一のストレージシステムのシステム識別情報とを取得する。前記第二の取得部が、前記第二種類の情報要素として、前記或る第一の論理ボリュームとボリュームペアを構成するための前記或る第二の論理ボリュームであって前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量以上の記憶容量を有した第二の論理ボリュームのボリューム識別情報と、前記或る第二の通信ポートのポートIPアドレスとを取得する。前記可否判定は、前記第二設定情報に含まれている前記所定種類の情報要素としてのシステム識別情報と、前記第二のストレージシステムが記憶するシステム識別情報とが適合するか否かの判定と、前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量以上の記憶容量を前記第二のストレージシステムが有するか否かの判定とを含む。前記第二設定部は、前記可否判定の結果が肯定的である場合に、前記第二の設定を実行する。前記第二の設定では、前記或る第一の通信ポートのポートIPアドレスと、前記或る第二の通信ポートのポート識別情報と、タイムアウト時間及び/又は回線帯域情報とに基づいて、第二のパス情報が設定される。前記第二のパス情報は、前記或る第二の通信ポートから出力され前記或る第一の通信ポートに入力されるデータが経由する第二のパスを表す情報である。前記第一の設定では、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム識別情報と前記前記或る第二の論理ボリュームのボリューム識別情報とを含んだボリュームペア情報が設定され、且つ、前記或る第一の通信ポートのポート識別情報と、前記或る第二の通信ポートのポートIPアドレスと、タイムアウト時間及び/又は回線帯域情報とに基づいて、第一のパス情報が設定される。前記第一のパス情報は、前記或る第一の通信ポートから出力され前記或る第二の通信ポートに入力されるデータが経由する第一のパスを表す情報である。前記或る第一の論理ボリュームは、データのコピー元の論理ボリュームである。前記或る第二の論理ボリュームは、データのコピー先の論理ボリュームである。前記或る第一の通信ポート及び前記或る第二の通信ポートは、予め決められた通信ポートである。前記タイムアウト時間及び/又は前記回線帯域情報は、固定値である。
実施形態12では、実施形態1乃至11のうちのいずれかにおいて、前記第一のオペレータインタフェースは、計算機が表示する。前記第一のコントローラの前記第一出力部が、前記第二設定情報を、前記第一のコントローラから前記計算機を介さず前記第二のコントローラに送信することで、前記第二のコントローラの前記第二の入力部が、前記第二設定情報を入力する。前記第二のコントローラの前記第二出力部が、前記第一設定情報を、前記第二のコントローラから前記計算機を介さず前記第一のコントローラに送信することで、前記第一のコントローラの前記第一の入力部が、前記第一設定情報を入力する。
実施形態13では、実施形態1乃至12のうちのいずれかにおいて、前記所定種類の情報要素は、前記或る第一の論理ボリュームの識別情報、及び/又は、前記第一のストレージシステムの相手となるストレージシステムのシステム識別情報のみである。
実施形態14では、ストレージシステム間でのデータのリモートコピーを行うリモートコピーシステムにおいて、第一のストレージシステムと、前記第一のストレージシステムに接続された第二のストレージシステムと、リストアの指示をオペレータから受け付けるオペレータインタフェースとを備える。前記第一のストレージシステムが、複数の第一の物理記憶装置と、前記複数の第一の物理記憶装置を基に形成された複数の第一の論理ボリュームと、第一のコントローラとを備える。前記第二のストレージシステムが、複数の第二の物理記憶装置と、前記複数の第二の物理記憶装置を基に形成された複数の第二の論理ボリュームと、第二のコントローラとを備える。前記複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つが、前記第一のストレージシステム内のどの第一の物理記憶装置を利用してどんな記憶容量を有しどんなボリューム識別情報に対応した第一の論理ボリュームが構築されているかに関する構成情報を記憶する。前記リモートコピーシステムが、各第一の論理ボリュームに記憶されているデータを各第二の論理ボリュームにバックアップするバックアップ部と、前記構成情報を前記複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つから読み出す第一の構成情報読出し部と、前記読み出された構成情報を前記第二のストレージシステムに保存する構成情報保存部と、前記オペレータインタフェースを介してリストアの指示を受けたときに、前記保存されている構成情報を読み出す第二の構成情報読出し部と、前記読み出された構成情報を、障害の発生した前記第一のストレージシステムに代わる第三のストレージシステム内の複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つに書き込み、且つ、前記構成情報に基づいて、前記第三のストレージシステムに、前記複数の第一の論理ボリュームをリストアするボリュームリストア部と、各第二の論理ボリュームに記憶されているデータを前記構築された各第一の論理ボリュームにリストアするデータリストア部とを備える。
実施形態15では、実施形態14において、前記構成情報リストア部が、前記第二のストレージシステムから受信した構成情報中の或る構成情報要素と一致する構成情報要素が前記複数の第一の物理記憶装置の少なくとも一つに記憶されている場合には、前記第二のストレージシステムから受信した構成情報中の前記或る構成情報要素を、その既存の構成情報要素と重複しない内容に変更する。前記リストアの要求にともなって送信される情報は、前記変更後の構成情報要素である。
前記第一の取得部と、前記第一の出力部と、前記第一の入力部と、前記第一の設定部と、前記第二の入力部と、前記第二の設定部と、前記第二の取得部と、前記第一の出力部と、前記バックアップ部と、前記データリストア部と、前記第一の構成情報読出し部と、前記構成情報保存部と、前記第二の構成情報読出し部と、前記ボリュームリストア部と、前記可否判定部とのうちの少なくとも一つは、手段と呼んでも良く、ハードウェア、コンピュータプログラム又はそれらの組み合わせ(例えば一部をコンピュータプログラムにより実現し残りをハードウェアで実現すること)により構築することができる。コンピュータプログラムは、所定のプロセッサに読み込まれて実行される。また、コンピュータプログラムがプロセッサに読み込まれて行われる情報処理の際、適宜に、メモリ等のハードウェア資源上に存在する記憶域が使用されてもよい。また、コンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体から計算機にインストールされてもよいし、通信ネットワークを介して計算機にダウンロードされてもよい。
以下、図面を参照しながら本発明の幾つかの実施形態について詳細に説明する。尚、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の第一実施例に係るリモートコピーシステムの構成例を示す。なお、図1には、第一のストレージシステムに関わる要素には、100番台の符号を付し、第二のストレージシステムに関わる要素には、200番台の符号を付している。第一のストレージシステムに関わる要素と第二のストレージシステムに関わる要素とが同種であれば、同種の要素に割り振られている符号のうち、百の位の値のみが異なり、その他の位の値は同じである。そのため、以下、同種の要素について説明する場合には、格別、「第一」、「第二」のごとく分けて説明せずに説明する。例えば、第一のストレージシステム100と第二のストレージシステム200の両方について説明するときは、「ストレージシステム100(200)」と記載して説明することにする。
IP(Internet Protocol)ネットワーク(例えばインターネット)50に、第一のストレージシステム100、第二のストレージシステム200、一以上の第一のホスト151、及び一以上の第二のホスト251が接続されている。
第一のホスト151は、第一の論理ボリュームを指定したアクセスコマンド(ライトコマンド或いはリードコマンド)を送信する計算機である。
ストレージシステム100(200)は、コントローラ110(210)と記憶装置120(220)とに大別することができる。コントローラ110(210)は、LANインタフェース装置(LAN I/F)111(211)と、iSCSIポート115(215)と、CPU(Central Processing Unit)116(216)と、メモリ117(217)と、ディスクI/F119(219)と、データ転送制御部116(216)とを備える。記憶装置120(220)は、複数の記憶メディアドライブ140(240)で構成される。記憶メディアドライブ140(240)は、ハードディスクドライブ(HDD)、DVDドライブ、フラッシュメモリドライブなど種々のドライブを採用することができるが、第一実施例では、HDDであるとする。
LAN I/F111(211)は、図示しないLANに接続されるI/Fである。LANには、管理端末153(253)が接続される。そのため、コントローラ110(210)は、LAN I/F111(211)を介して、管理端末153(253)から情報を受信することになる。
iSCSIポート115(215)は、IPネットワーク50に接続される通信ポートである。各iSCSIポート115(215)には、iSCSIネームが割り振られている。
データ転送制御部118(218)は、LAN I/F111(211)、iSCSIポート115(215)、CPU116(216)、メモリ117(217)及びディスクI/F119(219)間のデータの転送を制御する。
ディスクI/F119(219)は、HDD140(240)に対してデータの書込みや読出しを行う。
図2は、記憶装置120(220)の構成図である。
記憶装置120(220)は、複数のHDD140によって構成される。いくつかのHDD140の一部の領域には、システム情報190(290)が記憶される。ここで、システム情報190(290)とは、ストレージシステム100(200)の構成又は制御に関する情報をいう。例えば、システム情報190(290)には、ストレージシステム100(200)の物理的又は論理的な構成、ストレージシステム100(200)に割り当てられる固有の設定値、及び、ストレージシステム100(200)が実行可能な固有の機能のうちの少なくとも一種類の要素に関する情報が含まれる。システム情報190(290)は、ホスト151(251)に提供される記憶領域(ユーザ領域)以外の記憶領域に記憶される。一方、前述のユーザ領域には、ホスト151(251)からアクセスされるデータであるユーザデータが記憶される。
また、複数のHDD140によりRAIDグループ(「RG」と略すこともある)150(250)が構成される。ホスト151(251)に提供される論理ボリューム(以下、「LU」(Logical Unit)と言う)158(258)は、RAIDグループ150(250)に含まれる所定の記憶領域が割り当てられることによって形成される。
図3は、第一のストレージシステム100内のシステム情報190に含まれている構成情報130の一例を示す。
構成情報130には、例えば、HDD情報131や、RAIDグループ情報132や、LU情報133や、パラメータ情報134等が含まれる。
HDD情報131は、第一のストレージシステム100の第一の記憶装置120の物理的な構成(記憶装置構成)を示した情報である。第一の記憶装置120の物理的な構成としては、例えば、HDD140の個数や配置や容量等が考えられる。図3によれば、例えば、HDD番号が「0」のHDD140は、筐体番号が「0」の筐体におけるスロット番号が「0」のスロットに搭載されており、そのインタフェースが「SAS」であり、その容量が「256GB(ギガバイト)」であることがわかる。
RAIDグループ情報132は、RAIDグループ150の構成を定義した情報である。RAIDグループ情報132には、RAIDグループ150を構成するHDD140を示すHDD番号や、RAIDグループ150が提供するユーザ領域の総容量等が含まれる。ユーザ領域の総容量は、次のようにして求めることができる。即ち、同図においてRG番号が「0」のRAIDグループ150は、HDD番号が「0,1,2,3,4」の5つのHDD140から構成されている。そして、それぞれのHDD140の容量は、HDD情報131からわかるように、「256GB」である。また、そのRAIDグループ150は、その一つのストライプ領域に書かれるデータの組み合わせ(図示の「パリティ」)が「4D+1P」であるから、4つ分のHDD140に相当する容量がユーザ領域として割り当てられる。従って、256GBの4倍である「1000GB」(実際は「1024GB」)が、このRAIDグループ150におけるユーザ領域の総容量となる。尚、RAIDグループ150を構成するHDD140にシステム情報190が記憶される場合は、そのシステム情報のサイズ分が差し引かれる。また、このRAIDグループ150の空き容量が「800GB」となっていることから、1000GBから800GBを差し引いた200GB分の領域が使用中であることがわかる。
LU情報133は、LUの構成を定義した情報である。LU情報133には、第一の記憶装置120に形成された第一のLU毎に、第一のLUを有するRAIDグループ150を示すRG番号、第一のLUの記憶容量及び第一のLUがフォーマット済みか否かを表す情報などの情報が含まれる。
パラメータ情報134は、第一のストレージシステム100に接続される第一のホスト151に関する情報である。
図4Aは、管理端末153(253)の構成を示す。
管理端末153(253)は、例えば、パーソナルコンピュータなどの計算機であり、CPU161(261)、記憶資源162(262)、及びLAN I/F163(263)を備える。また、管理端末153(253)は、図示しないが、入力装置(例えばキーボード)や表示装置(例えば液晶ディスプレイ)を備える。
記憶資源162(262)は、例えば、主記憶装置(メモリ)及び/又は補助記憶装置で構成されている。記憶資源162(262)には、CPU161(261)に実行されるコンピュータプログラムとして、例えば、構成バックアッププログラム171(271)、設定支援プログラム172(272)、及びリストア支援プログラム173(273)が記憶される。各コンピュータプログラム171(271)、172(272)、173(273)についての説明は、後に詳述する。
図4Bは、コントローラ110(210)のメモリ117(217)に記憶されるコンピュータプログラムを示す。
メモリ117(217)には、CPU116(216)に実行されるコンピュータプログラムとして、例えば、構成情報入出力プログラム181(281)、構築プログラム182(282)、及びリモートコピープログラム183(283)が記憶される。各コンピュータプログラム181(281)、182(282)、183(283)についての説明は、後に詳述する。
図5は、第一実施例で行われる処理の流れの概要を示す。図7は、第一実施例で行われる処理の前段部分(第二設定ファイルが作成されるまでの処理)の流れを示す。図8は、第一実施例で行われる処理の中断部分(第一設定ファイルが作成されるまでの処理)の流れを示す。図9は、第一実施例で行われる処理の後段部分(LUペアの作成が完了するまでの処理)の流れを示す。以下、図5、図7、図8及び図9を参照して、第一実施例で行われる処理の流れを説明する。以下の説明において、コンピュータプログラムが主語になる場合は、実際にはそのコンピュータプログラムを実行するCPUによって処理が行われるものとする。
第一の管理端末153が、第二設定ファイル作成要求をオペレータから受けたときに(図7のS51)、設定支援プログラム172が起動する。設定支援プログラム172が、LUリスト要求を、第一のストレージシステム100に送信する(図7のS52)。
第一のストレージシステム100が、LUリスト要求を受信する。構築プログラム182が、LUリスト要求に応答して、LUリストを作成し、作成したLUリストを、第一の管理端末153に送信する(図7のS53)。構築プログラム182は、例えば、第一のストレージシステム100内のLU情報133を取得し、取得したLU情報133から、第一のストレージシステム100内の全てのLUのLUN(Logical Unit Number)を含んだLUリストを作成することができる。
第一の管理端末153内の設定支援プログラム172が、図14Aに例示する第一の設定支援GUI(Graphical User Interface)1001を、管理端末153の表示装置に表示する(図7のS54)。第一の設定支援GUI1001には、相手入力欄1101とプライマリLUN指定欄1103とが設けられている。相手入力欄1101は、第一のストレージシステム100の相手となるストレージシステムのID(以下、「相手システムID」と言う)の入力欄である。プライマリLU指定欄1103は、第一のストレージシステム100内の複数のLUのうちプライマリLU(コピー元LU)とするLUのLUN(以下、「プライマリLUN」と言う)の指定欄である。プライマリLU指定欄1103には、例えば、第一のストレージシステム100からのLUリストに記録されている全てのLUNが表示される。オペレータは、それら全てのLUNからオペレータ所望のLUNを選択することで、プライマリLUのLUNを指定することができる。なお、もし、第一のストレージシステム100内の全てのLUをプライマリLUとする必要があれば、第一の設定支援GUI1001に、プライマリLUN指定欄1103は無くてもよい。また、もし、例えば、相手のストレージシステムが予め決まっているならば、相手システム入力欄1101も無くても良い。この場合には、例えば、第一の設定支援GUI1001は、リモートコピー環境を構築することの指示を受け付けるツールを備えていれば良い。
オペレータ(例えば管理者)は、所望の相手のストレージシステムのID(以下、相手システムID)を相手入力欄に入力し、且つ、所望のLUのLUN(以下、プライマリLUN)を選択した上で(図7のS55)、実行を指示する(例えば第一の設定支援GUI1001上の「OK」ボタンを押す)。設定支援プログラム172が、実行の指示に応答して、相手システムIDと一以上のプライマリLUNとを含んだ設定要求を送信する(図5及び図7のS100)。
第一のストレージシステム100が、設定要求を受信する。構築プログラム182が、設定要求に応答して、所定の記憶容量を有したプールを作成可能か否かの容量判定を行う(図7のS151)。容量判定は、LU情報133を参照して行われる判定であって、例えば、一以上の未使用のLU(未フォーマットのLU)の総記憶容量がプールの記憶容量以上かどうかの判定である。容量判定の結果が否定的であれば、構築プログラム182は、エラー報告を設定支援プログラム172に送信する(図7のS152)。容量判定の結果が肯定的であれば、構築プログラム182は、プール作成及びLUフォーマットを実行する(図5及び図7のS200)。S200でのプール作成の実行とは、一又は複数のLUで構成されたプールを作成することである。S200でのLUフォーマットの実行とは、プールを構成するLUをフォーマットすることである。プールの記憶容量は、所定の記憶容量(例えば100GB(ギガバイト))(固定値)である。
第一のストレージシステム100内の構築プログラム182が、第二/第一パス用Chap Secretを決定する(図7のS251)。第二/第一パス用Chap Secretは、例えば、乱数であり、自動で決定される。第二/第一パスとは、第二のストレージシステム200から第一のストレージシステム100へのリモートコピー(例えばデータのリストア)のときに使用されるパスである。それに対し、後述の第一/第二パスとは、第一のストレージシステム100から第二のストレージシステム200へのリモートコピー(例えばデータのバックアップ)のときに使用されるパスである。構築プログラム182が、応答を、第一の管理端末153に送信する。
第一の管理端末153内の設定支援プログラム212が、パラメータ要求を、第一のストレージシステム100に送信する(図7のS252)。
第一のストレージシステム100が、パラメータ要求を受信する。構築プログラム182が、パラメータ要求に応答して、複数の第一種のパラメータを収集する(図7のS253)。ここで収集される第一種のパラメータは、例えば、下記の(1−1)乃至(1−6)、
(1−1)暗号化された第二/第一パス用Chap Secret、
(1−2)LU構成情報、
(1−3)ターゲットリスト、
(1−4)プール構成情報、
(1−5)第一のストレージシステムのID、
(1−6)第一ストレージシステムのiSCSIポートのIPアドレス、
である。
上記(1−1)は、例えば、S251で決定された第二/第一パス用Chap Secretを、構築プログラム182の共通鍵で暗号化することにより、取得される。
上記(1−2)は、例えば、構成情報130内のLU情報133である。
上記(1−3)は、例えば、iSCSIネームなどを含んだターゲット情報、ホストシステム構成情報、ターゲットオプション、及び、LUマッピング情報を含む。上記(1−3)は、第一のストレージシステム100に記憶されている情報を基に作成される。なお、上記(1−3)は、第二のストレージシステム200に複写されるため、第一のストレージシステム100に記憶されている情報のうち、第二のストレージシステム200に記憶されている情報要素と重複し得る情報要素は、所定の規則に従って変換される。
上記(1−4)は、例えば、プールのIDや、プールを構成するLUのLUNで構成されている。
上記(1−5)は、第一のストレージシステム100に記憶されている情報要素の一つであり、例えば、第一のストレージシステム100の製造番号である。
上記(1−6)は、第一のストレージシステム100が有する複数のiSCSIポート115のうちの所定のiSCSIポート115のIPアドレスである。つまり、第一実施例では、リモートコピーで使用されるiSCSIポート115は、予め決められており、それ以外のiSCSIポート115を介してリモートコピーが行われないようになっている。具体的には、ストレージシステム100(200)では、コントローラ110(210)が二重化されている。一つもコントローラ110に着目して言えば、4つのiSCSOポート“0A”〜“0D”のうち、iSCSIポート“0B”が、第二/第一パス及び第一/第二パスを経由するiSCSIポートとして予め決められている。従って、上記(1−6)は、iSCSIポート“0B”に付与されているIPアドレスである。
第一のストレージシステム100内の構築プログラム182が、収集した第一種のパラメータ(1−1)乃至(1−6)を、第一の管理端末153に送信する(図5及び図7のS300)。
第一の管理端末153内の設定支援プログラム172が、第二設定ファイル298を作成する(図5及び図7のS400)。第二設定ファイル298の構成を、図6Aに示す。第二設定ファイル298には、オペレータから入力された相手システムID及び一以上のプライマリLUNと、第一のストレージシステム100からの上記(1−1)乃至(1−6)とが含まれている。
第二の管理端末253内の設定支援プログラム272が、オペレータからの要求に応答して、第二の設定支援GUIを表示する(図8のS451)。
第二の管理端末253内の設定支援プログラム272が、オペレータによる第二の設定支援GUIの操作に応答して、第二設定ファイル298を取得する(図5及び図8のS500)。第二設定ファイル298は、通信ネットワークを介して第一の管理端末153(設定支援プログラム172)から送られて来ても良いし、第一の管理端末153から可搬型記憶媒体に記憶された第二設定ファイル298を読み出すことで取得されても良い。
第二の管理端末253内の設定支援プログラム272が、設定可否判定要求を第二のストレージシステム200に送信する(図8のS551)。設定可否判定要求には、第二設定ファイル298に含まれている複数の情報要素のうちの、LU構成情報、一以上のプライマリLUN、プール構成情報及び相手システムIDが含まれている。
第二のストレージシステム200が、設定可否判定要求を受信する。構築プログラム282が、設定可否判定要求に応答して、設定可否判定を実行する(図8のS552)。設定可否判定には、下記のサブ判定(A)乃至(C)の少なくとも一つ、
(A)相手システムIDと、第二のストレージシステム200のIDとが一致するか否かのサブ判定、
(B)第一のストレージシステム100内の全てのLU(プールを構成するLUを含む)の総量以上の空き記憶容量を第二のストレージシステム200が有するか否かのサブ判定、
(C)所定のポート215(ポート“1B”、“0B”)にケーブルが挿されているか否かのサブ判定、
が含まれる。全てのサブ判定の結果が肯定的である場合に、設定可否判定の結果が肯定的となり、少なくとも一つのサブ判定の結果が否定的である場合に、設定可否判定の結果が否定的となる。なお、これと類似した設定可否判定を、第一のストレージシステム100内の構築プログラム151が行っても良い。例えば、構築プログラム151は、図7のS51とS52の間に、設定可否判定(例えば、プールの所定の記憶容量以上の空き記憶容量を有するか否かのサブ判定、及び/又は、所定のポート115(ポート“1B”、“0B”)にケーブルが挿されているか否かのサブ判定)を行い、その結果が否定的であれば、S52以降を実行せずエラーをオペレータに報告するといった処理を行っても良い。
第二のストレージシステム200内の構築プログラム282が、設定可否判定の結果を表す情報を、第二の管理端末253に送信する(図8のS553)。
第二の管理端末253が、設定可否判定の結果を表す情報を受信する。第二の管理端末253内の設定支援プログラム272が、設定可否判定の結果を表す情報を解釈し、設定可否判定の結果が肯定的であれば、構成リセット要求を、第二のストレージシステム200に送信する(図8のS554)。
第二のストレージシステム200が、構成リセット要求を受信する。構築プログラム282が、構成リセット要求に応答して、構成リセットを実行する(図8のS555)。構成リセットの実行とは、例えば、第二のストレージシステム200内の所定種類の全てのLU、プール及びパスに関する情報を削除する(例えばリセットする)ことである。構築プログラム282は、構成リセットが完了したならば、応答を、第二の管理端末253に送信する。
図5のS600と図8のS600A乃至S600Eが対応している。
構成リセットの完了の応答を第二の管理端末253が第二のストレージシステム200から受信した後、設定支援プログラム272が、LU作成要求を、第二のストレージシステム200に送信する(図8のS600A)。
第二のストレージシステム200が、LU作成要求を受信する。構築プログラム282が、LU作成要求に応答して、LU作成及びLUフォーマットを実行する(図5及び図8のS700)。S700でのLU作成の実行とは、一以上のプライマリLUとペアをそれぞれ構成する一以上のセカンダリLU(コピー先LU)を作成することである。その際、例えば、作成されたセカンダリLUの記憶容量やLUNは、LU構成情報に記録されている、プライマリLUの記憶容量やLUNと同じとされる。S700でのLUフォーマットの実行とは、作成した一以上のセカンダリLUをフォーマットすることである。構築プログラム282は、LU作成及びLUフォーマットが完了したならば、応答を、第二の管理端末253に送信する。
LU作成及びLUフォーマットの完了の応答を第二の管理端末253が第二のストレージシステム200から受信した後、設定支援プログラム272が、プール作成要求を、第二のストレージシステム200に送信する(図8のS600B)。
第二のストレージシステム200が、プール作成要求を受信する。構築プログラム282が、プール作成要求に応答して、プール作成及びLUフォーマットを実行する(図5及び図8のS800)。S800でのプール作成の実行とは、所定の記憶容量(例えば100GB)のプールを作成することである。その際、例えば、プールの構成は、第二設定ファイル298中のプール構成情報に記載の構成と同じであっても良い。S800でのLUフォーマットの実行とは、作成したプールを構成するLUをフォーマットすることである。構築プログラム282は、プール作成及びLUフォーマットが完了したならば、応答を、第二の管理端末253に送信する。
プール作成及びLUフォーマットの完了の応答を第二の管理端末253が第二のストレージシステム200から受信した後、設定支援プログラム272が、第一/第二パス設定要求を、第二のストレージシステム200に送信する(図8のS600C)。
第二のストレージシステム200が、第一/第二パス設定要求を受信する。構築プログラム282が、第一/第二パス設定要求に応答して、第一/第二パス用Chap Secretを決定する(図8のS851)。第一/第二パス用Chap Secretは、例えば乱数であり、自動で決定される。構築プログラム282は、第一/第二パス用Chap Secretの決定が完了したならば、応答を、第二の管理端末253に送信する。
第一/第二パス用Chap Secretの決定の完了の応答を第二の管理端末253が第二のストレージシステム200から受信した後、設定支援プログラム272が、第二/第一パス設定要求を、第二のストレージシステム200に送信する(図8のS600D)。第二/第一パス設定要求には、第二設定ファイル298に含まれている複数の情報要素のうち、暗号化されている第二/第一パス用Chap Secret、第一のストレージシステム100のID、及び、第一のストレージシステム100のiSCSIポート115(図5に示すポート“0B”及び“1B”)のIPアドレスが含まれる。
第二のストレージシステム200が、第二/第一パス設定要求を受信する。構築プログラム282が、第二/第一パス設定要求に応答して、第二/第一パスを設定する(図5及び図8のS900)。第二/第一パスの設定では、以下の(A1)乃至(A7)のパラメータの全部又は所定の一部、
(A1)第二/第一パス用Chap Secret、
(A2)第一のストレージシステム100のID、
(A3)第一のストレージシステム100のiSCSIポート115のIPアドレス、
(A4)回線帯域、
(A5)使用ポートID
(A6)TCP(Transmission
Control Protocol)ポート番号、
(A7)タイムアウト時間、
が設定される。パラメータ(A1)は、暗号化されている第二/第一パス用Chap Secret(第二/第一パス設定要求内の情報要素)を構築プログラム282の共通鍵で復号化することにより、取得される。パラメータ(A2)及び(A3)は、第二/第一パス設定要求に含まれているパラメータである。パラメータ(A4)乃至(A7)は、予め用意された固定値である。ちなみに、パラメータ(A4)は、第二/第一パスの回線帯域である。パラメータ(A5)及び(A6)は、第二のストレージシステム200におけるポート“0B”及び“1B”のID及び番号である。パラメータ(A7)は、第二/第一パスを介した通信のタイムアウト時間長である。パラメータ(A7)(タイムアウト時間長)は、パラメータ(A4)(回線帯域)から算出することもできる。構築プログラム282は、第二/第一パスの設定が完了したならば、応答を、第二の管理端末253に送信する。
第二/第一パスの設定の完了の応答を第二の管理端末253が第二のストレージシステム200から受信した後、設定支援プログラム272が、パラメータ要求を、第二のストレージシステム200に送信する(図8のS600E)。
第二のストレージシステム200が、パラメータ要求を受信する。構築プログラム282が、パラメータ要求に応答して、複数の第二種のパラメータを収集する(図8のS951)。ここで収集される第二種のパラメータは、例えば、下記の(2−1)乃至(2−3)、
(2−1)暗号化された第一/第二パス用Chap Secret、
(2−2)LUペア情報、
(2−3)第二ストレージシステムのiSCSIポート215のIPアドレス、
である。
上記(2−1)は、例えば、S851で決定された第一/第二パス用Chap Secretを、構築プログラム182の共通鍵で暗号化することにより、取得される。
上記(2−2)は、LUペア毎にプライマリLUNとセカンダリLUNとの組を含んだ情報である。
上記(2−3)は、第二のストレージシステム200が有する複数のiSCSIポート215のうちの所定のiSCSIポート215(図5で言うポート“0B”や“1B”)のIPアドレスである。
第二のストレージシステム200内の構築プログラム282が、収集した第二種のパラメータ(2−1)乃至(2−3)を、第二の管理端末253に送信する(図5及び図8のS1000)。
第二の管理端末253内の設定支援プログラム272が、第一設定ファイル198を作成する(図5及び図8のS1100)。第一設定ファイル198の構成を、図6Bに示す。第一設定ファイル198には、第二設定ファイル298から取得された相手システムID(第二のストレージシステム200のID)と、第二のストレージシステム200からの上記(2−1)乃至(2−3)とが含まれている。
第一の管理端末153内の設定支援プログラム172が、オペレータからの要求に応答して、第三の設定支援GUIを表示する(図9のS1151)。
図5のS1300と図9のS1300A及びS1300Bが対応している。
第一の管理端末253内の設定支援プログラム172が、オペレータによる第三の設定支援GUIの操作に応答して、第一設定ファイル198を取得する(図5及び図9のS1200)。第一設定ファイル198は、通信ネットワークを介して第二の管理端末253(設定支援プログラム272)から送られて来ても良いし、第二の管理端末253から可搬型記憶媒体に記憶された第一設定ファイル198を読み出すことで取得されても良い。
第一の管理端末153内の設定支援プログラム172が、第一/第二パス設定要求を、第一のストレージシステム100に送信する(図9のS1300A)。第一/第二パス設定要求には、第一設定ファイル198に含まれている複数の情報要素のうち、暗号化されている第一/第二パス用Chap Secret、第二のストレージシステム200のID、及び、第二のストレージシステム200のiSCSIポート215(図5に示すポート“0B”及び“1B”)のIPアドレスが含まれる。
第二のストレージシステム200が、第二/第一パス設定要求を受信する。構築プログラム282が、第二/第一パス設定要求に応答して、第二/第一パスを設定する(図5及び図8のS900)。第一/第二パスの設定では、以下の(B1)乃至(B7)のパラメータの全部又は所定の一部、
(B1)第一/第二パス用Chap Secret、
(B2)第二のストレージシステム200のID、
(B3)第二のストレージシステム200のiSCSIポート215のIPアドレス、
(B4)回線帯域、
(B5)使用ポートID
(B6)TCP(Transmission Control Protocol)ポート番号、
(B7)タイムアウト時間、
が設定される。パラメータ(B1)は、暗号化されている第一/第二パス用Chap Secret(第一/第二パス設定要求内の情報要素)を構築プログラム182の共通鍵で復号化することにより、取得される。パラメータ(B2)及び(B3)は、第一/第二パス設定要求に含まれているパラメータである。パラメータ(B4)乃至(B7)は、予め用意された固定値である。ちなみに、パラメータ(B4)は、第一/第二パスの回線帯域である。パラメータ(B5)及び(B6)は、第一のストレージシステム100におけるポート“0B”及び“1B”のID及び番号である。パラメータ(B7)は、第一/第二パスを介した通信のタイムアウト時間長である。パラメータ(B7)(タイムアウト時間長)は、パラメータ(B4)(回線帯域)から算出することもできる。構築プログラム182は、第一/第二パスの設定が完了したならば、応答を、第一の管理端末153に送信する。
第一/第二パスの設定の完了の応答を第一の管理端末153が第一のストレージシステム100から受信した後、設定支援プログラム172が、第四の設定支援GUIを表示する(図9のS1451)。
第一の管理端末253内の設定支援プログラム172が、オペレータによる第四の設定支援GUIの操作に応答して、第一設定ファイル198を取得する(図5及び図9のS1452)。なお、第一設定ファイル198はS1200で取得されているため、このS1452は、省略されても良い。また、S1451も無くても良い。
第一の管理端末153内の設定支援プログラム172が、LUペア要求を、第一のストレージシステム100に送信する(図9のS1300B)。設定支援プログラム172は、第一設定ファイル198内のLUペア情報から特定される各LUペアについて、S1300Bを実行する(図9のS1453)。例えば、設定支援プログラム172は、LUペア作成要求の応答を受信した場合に、別のLUペアのLUペア作成要求を第一のストレージシステム100に送信する。LUペア作成要求には、第一設定ファイル198内のLUペア情報に含まれているプライマリLUN及びセカンダリLUNの組が含まれる。
第一のストレージシステム100が、LUペア作成要求を受信する。構築プログラム182が、LUペア作成要求に応答して、LUペア作成を実行する(図5及び図9のS1500)。LUペア作成の実行とは、LUペア作成要求内のプライマリLUN及びセカンダリLUNの組を、第一のストレージシステム100内のメモリ117に設定することで、LUペアを作成することである。
第一のストレージシステム100内の構築プログラム182が、LUペア作成の完了の都度に、応答を、第一の管理端末153に送信する。
なお、構築プログラム182が、LUペアを作成する毎に或いは全てのLUペアを作成した後に、LUペアを構成するプライマリLUからセカンダリLUへのデータのリモートコピー(ホスト151(251)非経由のコピー)を、リモートコピープログラム183を呼び出すことで、実行しても良い。この場合、各LUペアについて、プライマリLUに記憶されているデータがセカンダリLUにコピーされる。
以上の一連の処理によって、リモートコピー環境の構築が完了する。
以上の処理によれば、ストレージシステム100及び200間で、管理端末153(253)経由で、情報要素がやり取りされる。このため、オペレータが入力しなければならない情報要素を削減することができる。例えば、iSCSIポート115(215)のIPアドレスが、ストレージシステム100及び200間でやり取りされるため、iSCSIポート115(215)のIPアドレスをオペレータが入力する必要は無い。
また、以上の処理によれば、第二設定ファイル298内の情報要素のうち、例えば、相手IPアドレス及び第一のストレージシステム100のIDは、第二のストレージシステム200でのIPアドレスやIDとして引き継がれない。第二のストレージシステム200は、IPアドレスや固有のIDを有するからである。
また、以上の処理によれば、第二設定ファイル298内の情報要素のうち、例えば、LU構成情報及び/又はターゲットリストは、第二のストレージシステム200に引き継がれる。第二のストレージシステム200内で重複が生じるおそれがある情報要素は、重複しないよう所定の規則で変換された後に、LU構成情報及び/又はターゲットリスト内に含められるか、或いは、第二のストレージシステム200に引き継がれる。
ところで、上述した一連の処理によって、第一のストレージシステム100内の全てのLUとそれぞれLUペアを構成する複数のLUが、第二のストレージシステム200内に構築されても良い。つまり、第一のストレージシステム100内の全てのLUに記憶されているデータが、第二のストレージシステム200にバックアップされる構成となっても良い。
また、第一の管理端末153内の構成バックアッププログラム171が、構成バックアップ要求を第一のストレージシステム100に送信することができる。この場合、構成バックアップ要求に応答して、第一のストレージシステム100内の構成情報入出力プログラム181が、システム情報190中の構成情報130を取得し、取得した構成情報130を表すファイル(以下、構成ファイル)を、第一の管理端末153に送信する。その構成ファイルは、第一の管理端末153から出力され、第二の管理端末253に入力される(例えば通信ネットワークを介して第一の管理端末153から第二の管理端末253に送信される)。
第二の管理端末253内の構成バックアッププログラム271が、入力された構成ファイルと共に構成保存要求を第二のストレージシステム200に送信する。
第二のストレージシステム200内の構成情報入出力プログラム281が、構成保存要求に応答して、構成保存要求と共に受信した構成ファイルを、メモリ217及び/又はHDD240に保存する。
その後、第一のストレージシステム100に障害が発生したとする。この場合、図10に示すように、第一のストレージシステム100(例えば旧いストレージシステム)に代わって、第三のストレージシステム300が第二のストレージシステム200に接続される。このため、第一の管理端末153は、第三のストレージシステム300に接続される(第一の管理端末153に代えて第三の管理端末が接続されても良い)。第三のストレージシステム300から第二のストレージシステム200にデータをリモートコピーするためのパス(第二/第三パス)の設定は、例えば、図5、図7、図8及び図9を参照して説明した、第二/第一パスの設定までの流れと同様に行うことができる。
例えば、第二の管理端末253内のリストア支援プログラム273が、図14Bに例示するリストア支援GUI1003を、第二の管理端末253の表示装置に表示する。リストア支援GUI1003は、オペレータからリストア指示を受け付けるGUIである。
リストア支援プログラム273は、リストア支援GUI1003を介してリストア指示をオペレータから受けた場合、構成読出し要求を、第二のストレージシステム200に送信する(図10のS3000)。
第二のストレージシステム200内の構成情報入出力プログラム281が、構成読出し要求に応答して、構成ファイルを、メモリ217及び/又はHDD240から読出し、読み出した構成ファイルを、第二の管理端末253に送信する(図10のS3100)。
その構成ファイルは、第二の管理端末253から出力され、第一の管理端末153に入力される(例えば通信ネットワークを介して第二の管理端末253から第一の管理端末153に送信される)。
第一の管理端末153内のリストア支援プログラム173が、入力された構成ファイルと共に構成リストア要求を第三のストレージシステム300に送信する(図10のS3200)。
第三のストレージシステム300内の構成情報入出力プログラムが、構成リストア要求に応答して、構成リストア要求と共に受信した構成ファイルが表す構成情報を、HDDに格納し、その構成情報を基に、その構成情報内のLU情報が表す複数のLU(プライマリLU)をリストアする(図10のS3300)。例えば、LU情報内の所定種類の情報要素を、コントローラのメモリに設定することで、LUがリストアされる。LUのリストアが完了すると、第三のストレージシステム300から第一の管理端末153に応答が返され、その応答は、例えば、第一の管理端末153から第二の管理端末253に送られる。
その後、第三のストレージシステム300にリストアされたプライマリLUと第二のストレージシステム200内のセカンダリLUとのペアの構成は、例えば、図5、図7、図8及び図9を参照して説明した、第二/第一パスの設定までの流れと同様に行うことができる。或いは、例えば、障害発生前に第一のストレージシステム100からLUペア情報を管理端末153(253)経由で又は非経由で第二のストレージシステム200に送信し、第二のストレージシステム200が、そのLUペア情報を記憶しておいても良い。いずれの方法でも、セカンダリLUとプライマリLUの組を、第二のストレージシステム200が知ることができる。
第二の管理端末253内のリストア支援プログラム273は、その応答を受けた場合に、データリストア要求を、第二のストレージシステム200に送信する。
第二のストレージシステム200内のリモートコピープログラム283が、データリストア要求に応答して、各セカンダリLU内のデータを、第二/第三パスを経由して、リストアされた各プライマリLUにコピーする(図10のS3500)。
以上の一連の流れにより、第一のストレージシステム100内の全ての(又は一部)のLUを、第三のストレージシステム300にリストアすることができる。この流れによれば、そのリストアを実現するにあたって、オペレータは、リストア支援GUI1003にリストア指示を指定するだけで済む。
なお、第三のストレージシステム300に構成情報が書込まれる際、第一の管理端末153内のリストア支援プログラム173、又は、第三のストレージシステム300内の構成情報入出力プログラムが、構成ファイル又は構成情報の中身を修正しても良い。
例えば、図15に示すように、構成ファイルのうち、RAIDグループ情報132、LU情報133及びパラメータ情報134が、第三のストレージシステム300に格納され、HDD情報は、格納されない。また、LU情報やパラメータ情報は、例えば、修正されること無くそのまま格納される。RAIDグループ情報132では、以下の点に着目される。すなわち、第一のストレージシステム100と第三のストレージシステム300の記憶装置構成が異なる場合は、RAIDグループ情報132が、そのまま第三のストレージシステム300に格納されても、第三のストレージシステム300が正常に動作するとは限らない。何故ならば、RAIDグループ情報132には、記憶装置構成に依存して決定される、HDD番号やRAIDグループ150の総容量等が含まれるからである。そこで、通常、RAIDグループ情報132については、第三のストレージシステム300の記憶装置構成に適合するように修正されてから格納される。具体的な処理を考慮すると、例えば、修正された新たなRAIDグループ情報が第一の管理端末153において生成されて、その生成された新たなRAIDグループ情報が第三のストレージシステム300へ格納される。尚、記憶装置構成が同じ場合は、構成ファイル内のRAIDグループ情報は、第三のストレージシステム300へそのまま格納される。
以下、本発明の第二実施例を説明する。その際、第一実施例との相違点を主に説明し、第一実施例との共通点については説明を省略或いは簡略する。これは、後に第三実施例や第四実施例についても同様である。
図11は、本発明の第二実施例で行われる処理の流れの概要を示す。
第二実施例では、第一の管理端末153と第二の管理端末253とが、管理端末53として一体となっている。管理端末53は、第一のストレージシステム100と第二のストレージシステム200との両方に接続されている(例えば通信ネットワークを介して接続されている)。このため、例えば、第一実施例で説明したS500及びS1200が不要となる。
図12は、本発明の第三実施例で行われる処理の流れの概要を示す。
第三実施例では、ストレージシステム100、200間で、第二設定ファイル298や第一設定ファイル198が直接やり取りされる。また、第二の管理端末253が不要である。
具体的には、例えば、第三実施例では、第一実施例のS100に代えて、S2000が採用される。S2000では、相手システムID及び一以上のプライマリLUNを含んだリモートコピー環境構築要求が送信される。
リモートコピー環境構築要求に応答して、S200と、S2100が実行される。S2100では、コントローラ110が、収集された第一種のパラメータなどを含んだ第二設定ファイル298を作成し、第二設定ファイル298を、iSCSIポート115とは違うインタフェース(例えばLAN I/F)を介して、第一の管理端末153非経由で、第一のストレージシステム100から第二のストレージシステム200に送信する。つまり、第一実施例でのS300、S400、S500に代えて、S2100が採用される。
第二のストレージシステム200では、第二設定ファイル298の入力を契機に、S700、S800及びS900が実行される。また、コントローラ210が、収集された第二種のパラメータを含んだ第一設定ファイル198を作成し、第一設定ファイル198を、iSCSIポート215とは違うインタフェース(例えばLAN I/F)又は設定された第二/第一パスを介して、第二のストレージシステム200から第一のストレージシステム100に送信する(図11のS2200)。つまり、第一実施例でのS1000、S1100、S1200及びS1300に代えて、S2200が採用される。第一設定ファイル198が第一のストレージシステム200に入力されたことを契機に、S1400及びS1500が実行される。
最後に、第一実施例でのS1600に代えて、S2300が実行される。S2300では、コントローラ110が、リモートコピー環境構築要求に対する応答(リモートコピー環境構築の完了の応答)を、第一の管理端末153に送信する。
図13は、本発明の第四実施例の概要を示す。
一つの第二のストレージシステム200に、N台(Nは2以上の整数)の第一のストレージシステム100が通信可能に接続される。第二のストレージシステム200の記憶装置220の総記憶容量は、N台の第一のストレージシステム100の記憶装置120の記憶容量以上である。
この場合、例えば、第一のストレージシステム100毎に、LUペアが作成される。LUペアの作成では、第一のストレージシステム100内のLU情報133をそのまま第二のストレージシステム200にコピーすることで、プライマリLUのLUNと同じLUNを有したセカンダリLUを作成し、LUNが同じLU同士のペアを作成することができる。
しかし、二以上の第一のストレージシステム100においては、LUNが重複するおそれがある。この場合に、それぞれの第一のストレージシステム100内のLU情報133をそのまま第二のストレージシステム200に設定してしまうと、第二のストレージシステム200内でLUNの重複が生じてしまう。
そこで、第二のストレージシステム200内の構築プログラム182が、LU情報133を第二のストレージシステム200に設定する際に、第二のストレージシステム200内に既に存在するLUのLUNと、設定対象のLU情報133内のLUNとが重複するか否かを判定する。重複していなけば、そのままそのLU情報133を設定し、重複していれば、設定対象のLU情報133内のLUNを、第二のストレージシステム200内に既に存在するLUのLUNと非重複のLUNに変更し、変更後のLUNを含んだLU情報133を設定する。これにより、例えば、第一のストレージシステム#0及び#1に、LUN0、LUN1及びLUN2の3つのLUがそれぞれ存在した場合、第一のストレージシステム#0内の3つのLUについては、第二のストレージシステム200に、同じLUN0、LUN1及びLUN2を有した3つのLUが作成されるが、第一のストレージシステム#1内の3つのLUについては、第二のストレージシステム200に、同じLUN0、LUN1及びLUN2と非重複のLUN3、LUN4及びLUN5を有した3つのLUが作成される。
また、第四実施例では、第二のストレージシステム200では、構成情報入出力プログラム281が、第一のストレージシステム100別に、構成ファイルを保存する。この場合、例えば、第一のストレージシステム#1で障害が発生した場合には、N個の構成ファイルのうち、第一のストレージシステム#1に対応した構成ファイルのみが、第二のストレージシステム200から読み出される。
上述した本発明の幾つかの実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。
例えば、管理端末153及び/又は253で実行されるコンピュータプログラム171(271)、172(272)及び173(273)のうちの少なくとも一つが、他の装置(例えばホスト151(251)又はコントローラ110(210))に存在しても良い。この場合、管理端末153及び/又は253は、入出力コンソールとして機能することができる。
また、図5、及び、図7乃至図11のうちの少なくとも一つの図に記載の処理流れは、本発明の理解及び実施に必要な程度で各処理の概要を示している。従って、いわゆる当業者であれば、本発明の範囲から逸脱しない程度に、ステップの順序を変更したり、ステップを別のステップに変更したり等することができる。
図1は、本発明の第一実施例に係るリモートコピーシステムの構成例を示す。 図2は、記憶装置120(220)の構成図である。 図3は、第一のストレージシステム100内のシステム情報190に含まれている構成情報130の一例を示す。 図4Aは、管理端末153(253)の構成を示す。図4Bは、コントローラ110(210)のメモリ117(217)に記憶されるコンピュータプログラムを示す。 図5は、第一実施例で行われる処理の流れの概要を示す。 図6Aは、第二設定ファイルの構成を示す。図6Bは、第一設定ファイルの構成を示す。 図7は、第一実施例で行われる処理の前段部分の流れを示す。 図8は、第一実施例で行われる処理の中断部分の流れを示す。 図9は、第一実施例で行われる処理の後段部分の流れを示す。 図10は、第一実施例で行われるリストア処理の概要を示す。 図11は、本発明の第二実施例で行われる処理の流れの概要を示す。 図12は、本発明の第三実施例で行われる処理の流れの概要を示す。 図13は、本発明の第四実施例の概要を示す。 図14Aは、第一の設定支援GUIの一例を示す。図14Bは、リストア支援GUIの一例を示す。 図15は、第一実施例での構成情報のリストアの変形例を示す。
符号の説明
100…第一のストレージシステム、153…第一の管理端末、200…第二のストレージシステム、253…第二の管理端末

Claims (17)

  1. 第一のストレージシステムと、
    前記第一のストレージシステムに接続された第二のストレージシステムと、
    所定種類の情報要素の入力をオペレータから受け付ける第一のオペレータインタフェースと
    を備え、
    前記第一のストレージシステムが、複数の第一の論理ボリュームと、複数の第一の通信ポートと、第一のコントローラとを備え、
    前記第二のストレージシステムが、複数の第二の通信ポートと、第二のコントローラとを備え、
    前記第一のコントローラが、
    第二設定情報の複数の要素となる複数の第一種類の情報要素を取得する第一の取得部と、
    前記取得された複数の第一種類の情報要素を出力する第一の出力部と、
    複数の第二種類の情報要素を含んでいる第一設定情報を入力する第一の入力部と、
    前記第一設定情報に含まれている前記複数の第二種類の情報要素と、前記複数の第一種類の情報要素とを基に、リモートコピー環境を構築するのに必要な第一の設定を実行する第一の設定部と
    を備え、
    前記リモートコピー環境は、前記複数の第一の通信ポートのうちの或る第一の通信ポートと前記複数の第二の通信ポートのうちの或る第二の通信ポートとを経由して前記複数の第一の論理ボリュームのうちの或る第一の論理ボリュームと或る第二の論理ボリュームとの間でデータをコピーすることを可能にする環境であり、
    前記第二設定情報は、前記第二のストレージシステムに入力される情報であって、前記リモートコピー環境を構築するのに必要な第二の設定に使用される情報であり、
    前記第一設定情報は、前記第一のストレージシステムに入力される情報であって、前記第一の設定に使用される情報であり、
    前記第二のコントローラが、
    前記複数の第一種類の情報要素と前記第一のオペレータインタフェースに入力された所定種類の情報要素とを含んだ前記第二設定情報を入力する第二の入力部と、
    前記複数の第一種類の情報要素と前記所定種類の情報要素とを基に、前記第二の設定を実行する第二の設定部と、
    前記第一設定情報の複数の情報要素となる前記複数の第二種類の情報要素を取得する第二の取得部と、
    前記取得された複数の第二種類の情報要素を出力する第二の出力部と
    を備え、
    前記所定種類の数は、前記リモートコピー環境を構築するのに必要な情報要素の種類の数よりも少ない、
    リモートコピーシステム。
  2. 前記所定種類の情報要素は、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム識別情報であり、
    前記第一の取得部が、前記第一種類の情報要素として、前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量を取得し、
    前記第二の取得部が、前記第二種類の情報要素として、前記或る第一の論理ボリュームとボリュームペアを構成するための前記或る第二の論理ボリュームであって前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量以上の記憶容量を有した第二の論理ボリュームのボリューム識別情報を取得し、
    前記第一の設定では、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム識別情報と前記前記或る第二の論理ボリュームのボリューム識別情報とを含んだボリュームペア情報が設定される、
    請求項1記載のリモートコピーシステム。
  3. 複数の第一のストレージシステムに一つの第二のストレージシステムが接続されており、
    前記ボリューム識別情報は、ボリューム番号であり、
    前記第二の取得部が、前記或る第二の論理ボリュームのボリューム番号として、原則、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム番号と同じボリューム番号を取得し、例外として、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム番号と同じボリューム番号が既に設定済みの場合には、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム番号と異なるボリューム番号を取得する、
    請求項2記載のリモートコピーシステム。
  4. 前記第二の取得部が、前記第二種類の情報要素として、前記或る第二の通信ポートのアドレス情報を取得し、
    前記第一の設定では、前記或る第一の通信ポートのポート識別情報と、前記或る第二の通信ポートのアドレス情報とに基づいて、第一のパス情報が設定され、
    前記第一のパス情報は、前記或る第一の通信ポートから出力され前記或る第二の通信ポートに入力されるデータが経由する第一のパスを表す情報であり、
    前記或る第一の通信ポート及び前記或る第二の通信ポートは、予め決められた通信ポートである、
    請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載のリモートコピーシステム。
  5. 前記第一の取得部が、前記第一種類の情報要素として、前記或る第一の通信ポートのアドレス情報を取得し、
    前記第二の設定では、前記或る第一の通信ポートのアドレス情報と前記或る第二の通信ポートのポート識別情報とに基づいて、第二のパス情報が設定され、
    前記第二のパス情報は、前記或る第二の通信ポートから出力され前記或る第一の通信ポートに入力されるデータが経由する第二のパスを表す情報であり、
    前記或る第一の通信ポート及び前記或る第二の通信ポートは、予め決められた通信ポートである、
    請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のリモートコピーシステム。
  6. 前記或る第一の論理ボリュームに記憶されているデータを前記第一のパスを経由して前記或る第二の論理ボリュームにバックアップするバックアップ部と、
    前記或る第二の論理ボリュームに記憶されているデータを前記第二のパス又は新たに形成された第二パスを経由して前記或る第一の論理ボリューム又はリストアされた第一の論理ボリュームにリストアするデータリストア部と
    を更に備える請求項5記載のリモートコピーシステム。
  7. リストアの指示をオペレータから受け付ける第二のオペレータインタフェースと、
    構成情報を前記複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つから読み出す第一の構成情報読出し部と
    前記読み出された構成情報を前記第二のストレージシステムに保存する構成情報保存部と、
    前記第二のオペレータインタフェースを介してリストアの指示を受けたときに、前記保存されている構成情報を読み出す第二の構成情報読出し部と、
    前記読み出された構成情報を前記複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つに書き込み、且つ、前記構成情報を基に、障害の発生した前記第一のストレージシステムに代わる第三のストレージシステムに、複数の第一の論理ボリュームをリストアするボリュームリストア部と
    を更に備え、
    前記構成情報は、前記第一のストレージシステム内のどの第一の物理記憶装置を利用してどんな記憶容量を有しどんなボリューム識別情報に対応した第一の論理ボリュームが構築されているかに関する情報であり、
    前記データリストア部が、前記複数の第二の論理ボリュームに記憶されているデータを前記第二のパスを経由して前記構築された複数の第一の論理ボリュームにリストアする、
    請求項6記載のリモートコピーシステム。
  8. 複数の第一のストレージシステムに一つの第二のストレージシステムが接続されており、
    前記構成情報保存部が、第一のストレージシステム別に前記構成情報を前記第二のストレージシステムに保存する、
    請求項7記載のリモートコピーシステム。
  9. 可否判定部を更に備え、
    前記可否判定部が、前記第二のストレージシステムが記憶する、前記第二のストレージシステムに関する情報と、前記第二設定情報とを用いて、前記第二のストレージシステムが前記第一のストレージシステムの相手とすることが可能であるか否かの可否判定を行い、
    前記第二設定部は、前記可否判定の結果が肯定的である場合に、前記第二の設定を実行する、
    請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載のリモートコピーシステム。
  10. 前記所定種類の情報要素は、前記第一のストレージシステムの相手とするストレージシステムのシステム識別情報であり、
    前記第二のストレージシステムに関する情報は、前記第二のストレージシステムのシステム識別情報であり、
    前記可否判定は、前記第二設定情報に含まれている前記所定種類の情報要素としてのシステム識別情報と、前記第二のストレージシステムが記憶するシステム識別情報とが適合するか否かの判定を含む、
    請求項9記載のリモートコピーシステム。
  11. 各第一の通信ポート及び各第二の通信ポートは、iSCSIポートであり、
    前記所定種類の情報要素は、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム識別情報と、前記第一のストレージシステムの相手のストレージデバイスのシステム識別情報とであり、
    前記リモートコピーシステムが、前記第二のストレージシステムが前記第一のストレージシステムの相手とすることが可能であるか否かの可否判定を実行する可否判定部を更に備え、
    前記第一の取得部が、前記第一種類の情報要素として、前記或る第一の通信ポートのポートIPアドレスと、前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量と、前記第一のストレージシステムのシステム識別情報とを取得し、
    前記第二の取得部が、前記第二種類の情報要素として、前記或る第一の論理ボリュームとボリュームペアを構成するための前記或る第二の論理ボリュームであって前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量以上の記憶容量を有した第二の論理ボリュームのボリューム識別情報と、前記或る第二の通信ポートのポートIPアドレスとを取得し、
    前記可否判定は、前記第二設定情報に含まれている前記所定種類の情報要素としてのシステム識別情報と、前記第二のストレージシステムが記憶するシステム識別情報とが適合するか否かの判定と、前記或る第一の論理ボリュームの記憶容量以上の記憶容量を前記第二のストレージシステムが有するか否かの判定とを含み、
    前記第二設定部は、前記可否判定の結果が肯定的である場合に、前記第二の設定を実行し、
    前記第二の設定では、前記或る第一の通信ポートのポートIPアドレスと、前記或る第二の通信ポートのポート識別情報と、タイムアウト時間及び/又は回線帯域情報とに基づいて、第二のパス情報が設定され、
    前記第二のパス情報は、前記或る第二の通信ポートから出力され前記或る第一の通信ポートに入力されるデータが経由する第二のパスを表す情報であり、
    前記第一の設定では、前記或る第一の論理ボリュームのボリューム識別情報と前記前記或る第二の論理ボリュームのボリューム識別情報とを含んだボリュームペア情報が設定され、且つ、前記或る第一の通信ポートのポート識別情報と、前記或る第二の通信ポートのポートIPアドレスと、タイムアウト時間及び/又は回線帯域情報とに基づいて、第一のパス情報が設定され、
    前記第一のパス情報は、前記或る第一の通信ポートから出力され前記或る第二の通信ポートに入力されるデータが経由する第一のパスを表す情報であり、
    前記或る第一の論理ボリュームは、データのコピー元の論理ボリュームであり、
    前記或る第二の論理ボリュームは、データのコピー先の論理ボリュームであり、
    前記或る第一の通信ポート及び前記或る第二の通信ポートは、予め決められた通信ポートであり、
    前記タイムアウト時間及び/又は前記回線帯域情報は、固定値である、
    請求項1記載のリモートコピーシステム。
  12. 前記第一のオペレータインタフェースは、計算機が表示し、
    前記第一のコントローラの前記第一出力部が、前記第二設定情報を、前記第一のコントローラから前記計算機を介さず前記第二のコントローラに送信することで、前記第二のコントローラの前記第二の入力部が、前記第二設定情報を入力し、
    前記第二のコントローラの前記第二出力部が、前記第一設定情報を、前記第二のコントローラから前記計算機を介さず前記第一のコントローラに送信することで、前記第一のコントローラの前記第一の入力部が、前記第一設定情報を入力する、
    請求項1乃至11のうちのいずれか一項に記載のリモートコピーシステム。
  13. 前記所定種類の情報要素は、前記或る第一の論理ボリュームの識別情報、及び/又は、前記第一のストレージシステムの相手となるストレージシステムのシステム識別情報のみである、
    請求項1乃至12のうちのいずれか一項に記載のリモートコピーシステム。
  14. ストレージシステム間でのデータのリモートコピーを行うリモートコピーシステムにおいて、
    第一のストレージシステムと、
    前記第一のストレージシステムに接続された第二のストレージシステムと、
    リストアの指示をオペレータから受け付けるオペレータインタフェースと
    を備え、
    前記第一のストレージシステムが、複数の第一の物理記憶装置と、前記複数の第一の物理記憶装置を基に形成された複数の第一の論理ボリュームと、第一のコントローラとを備え、
    前記第二のストレージシステムが、複数の第二の物理記憶装置と、前記複数の第二の物理記憶装置を基に形成された複数の第二の論理ボリュームと、第二のコントローラとを備え、
    前記複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つが、前記第一のストレージシステム内のどの第一の物理記憶装置を利用してどんな記憶容量を有しどんなボリューム識別情報に対応した第一の論理ボリュームが構築されているかに関する構成情報を記憶し、
    前記リモートコピーシステムが、
    各第一の論理ボリュームに記憶されているデータを各第二の論理ボリュームにバックアップするバックアップ部と、
    前記構成情報を前記複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つから読み出す第一の構成情報読出し部と、
    前記読み出された構成情報を前記第二のストレージシステムに保存する構成情報保存部と、
    前記オペレータインタフェースを介してリストアの指示を受けたときに、前記保存されている構成情報を読み出す第二の構成情報読出し部と、
    前記読み出された構成情報を、障害の発生した前記第一のストレージシステムに代わる第三のストレージシステム内の複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つに書き込み、且つ、前記構成情報に基づいて、前記第三のストレージシステムに、前記複数の第一の論理ボリュームをリストアするボリュームリストア部と、
    各第二の論理ボリュームに記憶されているデータを前記構築された各第一の論理ボリュームにリストアするデータリストア部と
    を備える、
    リモートコピーシステム。
  15. 前記構成情報リストア部が、前記第二のストレージシステムから受信した構成情報中の或る構成情報要素と一致する構成情報要素が前記複数の第一の物理記憶装置の少なくとも一つに記憶されている場合には、前記第二のストレージシステムから受信した構成情報中の前記或る構成情報要素を、その既存の構成情報要素と重複しない内容に変更し、
    前記リストアの要求にともなって送信される情報は、前記変更後の構成情報要素である、
    請求項14記載のリモートコピーシステム。
  16. オペレータが、第一のオペレータインタフェースに、所定種類の情報要素を入力し、
    第一のストレージシステムが、第二設定情報の複数の要素となる複数の第一種類の情報要素を取得し、
    前記第一のストレージシステムが、前記取得された複数の第一種類の情報要素を出力し、
    前記第一のストレージシステムに接続されている第二のストレージシステムが、前記複数の第一種類の情報要素と前記第一のオペレータインタフェースに入力された所定種類の情報要素とを含んだ前記第二設定情報を入力し、
    前記第二のストレージシステムが、前記複数の第一種類の情報要素と前記所定種類の情報要素とを基に、リモートコピー環境を構築するのに必要な第二の設定を行い、
    前記第二のストレージシステムが、第一設定情報の複数の情報要素となる複数の第二種類の情報要素を取得し、
    前記取得された複数の第二種類の情報要素を出力し、
    前記第一のストレージシステムが、複数の第二種類の情報要素を含んでいる第一設定情報を入力し、
    前記第一設定情報に含まれている前記複数の第二種類の情報要素と、前記複数の第一種類の情報要素とを基に、リモートコピー環境を構築するのに必要な第一の設定を実行し、
    前記リモートコピー環境は、前記第一のストレージシステムが有する複数の第一の通信ポートのうちの或る第一の通信ポートと前記第二のストレージシステムが有する複数の第二の通信ポートのうちの或る第二の通信ポートとを経由して前記第一のストレージシステムが有する複数の第一の論理ボリュームのうちの或る第一の論理ボリュームと前記第二のストレージシステムが有する複数の第二の論理ボリュームのうちの或る第二の論理ボリュームとの間でデータをコピーすることを可能にする環境であり、
    前記第二設定情報は、前記第二のストレージシステムに入力される情報であって、前記リモートコピー環境を構築するのに必要な第二の設定に使用される情報であり、
    前記第一設定情報は、前記第一のストレージシステムに入力される情報であって、前記第一の設定に使用される情報であり、
    前記所定種類の数は、前記リモートコピー環境を構築するのに必要な情報要素の種類の数よりも少ない、
    リモートコピー環境設定方法。
  17. 第一のストレージシステムが有する各第一の論理ボリュームに記憶されているデータを第二のストレージシステムが有する各第二の論理ボリュームにストレージシステム間のリモートコピーによってバックアップし、
    第一のストレージシステムが有する複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つから構成情報を読み出し、
    前記読み出された構成情報を、前記第一のストレージシステムに接続されている第二のストレージシステムに保存し、
    オペレータインタフェースを介してリストアの指示を受けたときに、前記保存されている構成情報を読み出し、
    前記読み出された構成情報を、障害の発生した前記第一のストレージシステムに代わる第三のストレージシステム内の複数の第一の物理記憶装置のうちの少なくとも一つに書き込み、
    前記構成情報を基に、前記第三のストレージシステムに前記複数の第一の論理ボリュームをリストアし、
    前記第二のストレージシステムが有する複数の第二の論理ボリュームに記憶されているデータを前記構築された複数の第一の論理ボリュームにストレージシステム間のリモートコピーによってリストアし、
    前記構成情報は、前記第一のストレージシステム内のどの第一の物理記憶装置を利用してどんな記憶容量を有しどんなボリューム識別情報に対応した第一の論理ボリュームが構築されているかに関する情報である、
    データリストア方法。
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