JP2009149766A - 塩化ビニル系樹脂の回収処理装置 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂の回収処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルタの目詰まりの発生を抑制でき、長期間の連続運転が可能な効率的な塩化ビニル系樹脂の回収処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】塩化ビニル系樹脂を含有する廃棄物中の塩化ビニル系樹脂を回収する装置であって、塩化ビニル系樹脂を溶解する溶媒に、廃棄物中の塩化ビニル系樹脂を溶解させるための溶解槽と、溶解槽中で溶解しなかった不溶解物をろ別するろ過装置4と、不溶解物をろ別して得られた塩化ビニル系樹脂溶液から塩化ビニル系樹脂を析出させて回収する回収手段とを備え、ろ過装置4が、不溶解物をろ別するための複数の開口を有するフィルタ21と、フィルタ21の表面に堆積した不溶解物を掻き出す掻出部とを備えることを特徴とする回収処理装置を用いる。
【選択図】図2

Description

本発明は、塩化ビニル系樹脂を含有する廃棄物中の塩化ビニル系樹脂を回収する回収処理装置に関する。
塩化ビニル樹脂や塩化ビニリデン樹脂等の塩化ビニル系樹脂は、加工性に優れるとともに安価なポリマーであるので、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンや、ポリエステル等の他の汎用ポリマーと同様に様々な用途に使用されている。しかしながら、このような汎用ポリマーは、ライフサイクルの長い基素材分野だけでなく、日用品等の使用寿命の短い商品材料として大量生産されるために、大量に発生する廃棄物の処理に伴う環境破壊が問題となっている。
塩化ビニル系樹脂を主成分とする廃棄物としては、例えば、塩ビ管や塩ビ継手等の塩化ビニル系樹脂製管材、農業用塩化ビニルシートや防水シート等の塩化ビニルシート、壁紙基材、廃電線の被覆材等が挙げられる。このような廃棄物の大部分は、埋立処理や焼却処理等によって処分されているが、埋立処理した場合には、塩化ビニル系樹脂は、分解されず、また、焼却処理した場合には、ダイオキシンを発生するおそれがある。
このため、塩化ビニル系樹脂を含有する廃棄物から塩化ビニル系樹脂を回収し再利用するための種々の回収方法が検討されている。前記方法としては、例えば、廃棄物を塩化ビニル系樹脂が溶解可能な溶媒に溶解し、前記溶媒に溶解しないガラス繊維、各種フィラー、樹脂、有機繊維、紙、不織布、及び織布等の不溶解物を除去し、不溶解物を除去した塩化ビニル系樹脂溶液から溶媒を除去して塩化ビニル系樹脂を回収する方法、いわゆる溶液処理方法が検討されている。
上記溶液処理方法の一例としては、例えば、特許文献1には、塩化ビニル樹脂を含む廃棄物を複数の溶媒に順次溶解させて、その溶解度の差により廃棄物に含まれる成分、例えば、塩化ビニル樹脂、可塑剤、及び充填剤等を分離回収する方法が開示されている。
また、特許文献2には、塩化ビニル樹脂を含む廃棄物を溶媒に溶解させて、不溶解物をフィルタで除去した後、ろ液を加熱することによって溶媒を除去して塩化ビニル樹脂を回収する方法が開示されている。
特開平11−255951号公報 特開2000−169625号公報
塩化ビニル系樹脂を含有する廃棄物に含まれる成分としては、上記のような塩化ビニル系樹脂、可塑剤、及び充填剤等の他に、補強材等として用いられるような有機長繊維や、壁紙の基材である紙、不織布、床材に用いられる織布等がある。このような成分は、塩化ビニル系樹脂を含む廃棄物の中に比較的大量に含有されていることがあり、塩化ビニル系樹脂を再利用する際には、これらの成分の除去が問題となる。
これらの成分は、廃棄物に含まれる塩化ビニル樹脂を溶媒に溶解させると、溶媒に溶解しない不溶解物となるので、上記特許文献1や特許文献2に記載されているように、メッシュフィルタ等により分離回収されることが必要である。回収された不溶解物は、再利用されたり、焼却処理等により処分されている。
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2には、メッシュの金網を用いてろ過する一般的なろ過方法が記載されているのみである。このような一般的なろ過方法で不溶解物を分離回収すると、ろ過装置のフィルタ上に不溶解物が堆積し、フィルタの目詰まり等が頻繁に発生し、そのために長期間の連続運転が困難になるという問題が生じた。フィルタの目詰まりが発生した場合、塩化ビニル系樹脂の回収処理の各バッチ間に運転を一旦停止して、溶媒や水等によって、フィルタ上を洗浄して、不溶解物を除去する必要があった。
また、このようにバッチ間にフィルタ上を洗浄しておいても、不溶解成分が多い廃棄物の場合、運転中にフィルタが目詰まりを発生するおそれがあり、また、廃棄物に含まれる塩化ビニル系樹脂によっては、溶媒に溶解した際、その溶液の粘度が高くなりすぎ、この溶液によって目詰まりを起こすおそれもあった。
本発明は、運転中にフィルタの目詰まりの発生を抑制でき、長期間の連続運転が可能になる塩化ビニル系樹脂の回収処理装置を提供することである。
本発明の塩化ビニル系樹脂の回収処理装置は、塩化ビニル系樹脂を含有する廃棄物中の塩化ビニル系樹脂を回収する装置であって、塩化ビニル系樹脂を溶解する溶媒に、前記廃棄物中の塩化ビニル系樹脂を溶解させるための溶解槽と、前記溶解槽中で溶解しなかった不溶解物をろ別するろ過手段と、前記不溶解物をろ別して得られた塩化ビニル系樹脂溶液から塩化ビニル系樹脂を析出させて回収する回収手段とを備え、前記ろ過手段が、前記不溶解物をろ別するための複数の開口を有するフィルタと、前記フィルタの表面に堆積した不溶解物を掻き出す掻出部とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、フィルタの表面に堆積した不溶解物を掻き出す掻出部を備えているので、運転を止めずに不溶解物を掻き出すことができ、フィルタ上に堆積される不溶解物の量を低減できる。従って、フィルタの目詰まりの発生を抑制でき、長期間の連続運転が可能になる。
また、前記掻出部が、前記フィルタの中心部から外縁部に向かって延びた、前記中心部を回転軸として回転可能なブレードであって、前記フィルタの表面に接触しながら回転しうるブレードであることが好ましい。この構成によれば、フィルタの表面に堆積した不溶解物をより掻き出しやすく、フィルタ上に堆積される不溶解物の量に応じて回転数を制御することにより、より効率的に不溶解物を除去できる。
また、前記ろ過手段が、前記開口に目詰まりした不溶解物を除去するために、前記フィルタの裏面に気体又は前記溶媒を噴射する噴射装置をさらに備えることが好ましい。この構成によれば、運転中に気体又は溶媒を噴射することにより、フィルタの開口に目詰まりした不溶解物を除去することができるために、フィルタの目詰まりを除去できるので、より長期間の連続運転が可能になる。
また、前記噴射装置が、前記フィルタの中心部から外縁部に向かって並ぶ複数の噴射口を有する、前記中心部を回転軸として回転可能な部材であって、気体又は前記溶媒を噴射しながら、先行して回転する前記ブレードに追行して回転しうる部材であることが好ましい。この構成によれば、気体又は溶媒の噴射によって、フィルタの開口から除去された不溶解物を、ブレードで効率的に掻き出すことができ、フィルタの目詰まりの発生をより抑制できる。
また、前記ろ過手段が、前記開口に目詰まりした不溶解物を除去するために、前記開口に挿脱可能な凸部を有する挿脱部材をさらに備えることが好ましい。この構成によれば、不溶解物が目詰まりしたフィルタの開口に凸部を挿脱することにより、フィルタの目詰まりを解消できるために、より長期間の連続運転が可能になる。
また、前記ろ過手段の後段に、前記ろ過手段でろ別されなかった不溶解物をさらにろ別するための別のろ過手段をさらに備えることが好ましい。この構成によれば、後段のろ過手段で、前段のろ過手段でろ別されなかった不溶解物をろ別できるので、不溶解物をより除去できる。また、前段のろ過手段の開口を大きくして前段のろ過手段の除去能を低下させても、後段のろ過手段で不溶解物を除去できる。よって、前段のろ過手段と後段のろ過手段とに不溶解物の堆積を分散できるので、ろ過手段の目詰まりの発生がより抑制される。
本発明は、フィルタ上の不溶解物を運転中に除去できるために、バッチ処理毎にフィルタを洗浄しなくてすみ、フィルタの目詰まりの発生を抑制でき、長期間の連続運転が可能な効率的な塩化ビニル系樹脂の回収処理装置を提供することができる。
本発明の塩化ビニル系樹脂の回収処理装置は、塩化ビニル系樹脂を含有する廃棄物中の塩化ビニル系樹脂を回収する装置であって、塩化ビニル系樹脂を溶解する溶媒に、前記廃棄物中の塩化ビニル系樹脂を溶解させるための溶解槽と、前記溶解槽中で溶解しなかった不溶解物をろ別するろ過手段と、前記不溶解物をろ別して得られた塩化ビニル系樹脂溶液から塩化ビニル系樹脂を析出させて回収する回収手段とを備え、前記ろ過手段が、前記不溶解物をろ別するための複数の開口を有するフィルタと、前記フィルタの表面に堆積した不溶解物を掻き出す掻出部とを備えることを特徴とする。
以下に、本発明の塩化ビニル系樹脂の回収処理装置の一実施形態を図1に基づき、説明する。図1は、本実施形態に係る塩化ビニル系樹脂の回収処理装置1を示す概略図である。回収処理装置1は、図1に示すように、廃棄物供給ホッパ2、溶解槽3、ろ過装置4、樹脂析出槽5、排出ポンプ7、スラリー貯留槽8及び遠心分離装置9等を備える。
前記溶解槽3は、廃棄物供給ホッパ2及び溶媒供給タンク15に、配管を介して接続されており、攪拌装置11を備えている。溶解槽3は、廃棄物供給ホッパ2から供給された廃棄物と溶媒供給タンクから供給された溶媒とを、攪拌装置11で攪拌混合する。そうすることによって、廃棄物中の塩化ビニル系樹脂が溶媒に溶解し、不溶解物が分散した塩化ビニル系樹脂溶液が得られる。廃棄物供給ホッパ2としては、特に限定なく使用でき、例えば、公知のホッパを使用できる。攪拌装置11は、廃棄物と溶媒との混合物を溶解槽3中で攪拌できれば特に限定されず、例えば、攪拌羽根等を備えた攪拌装置等が挙げられる。
また、前記溶解槽3は、不図示の加熱手段等を備えていることが好ましい。加熱手段としては、溶解槽3内の溶媒を加熱できればよく、特に限定なく使用できる。加熱手段を備えることによって、溶解槽3内の溶媒を加熱でき、溶媒を所望の温度に調整できる。
前記廃棄物としては、塩化ビニル系樹脂を含有していれば特に限定なく使用することができ、塩化ビニル系樹脂を主成分とするものが好ましい。具体的には、例えば、塩ビ管や塩ビ継手等の塩化ビニル系樹脂製管材、農業用塩化ビニルシートや防水シート等の塩化ビニルシート、壁紙基材、廃電線の被覆材等が挙げられる。
また、前記塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニル単独重合体、及び塩化ビニルと塩化ビニルと共重合可能な単量体との共重合体である塩化ビニル共重合体等が挙げられる。塩化ビニルと共重合可能な単量体としては、例えば、酢酸ビニル等の脂肪酸ビニルエステル、セチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル、エチレン及びプロピレン等のオレフィン系単量体等が挙げられる。
なお、溶解槽3に供給される廃棄物は、塩化ビニル系樹脂を溶解しやすくするために、予め適度な大きさに切断されていることが好ましい。
溶媒供給タンクから溶解槽3に供給される塩化ビニル系樹脂を溶解する溶媒としては、塩化ビニル系樹脂を溶解させる有機溶媒であれば特に限定なく使用することができる。具体的には、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の脂肪族ケトン類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、シクロヘキサノン等の環状ケトン類、テトラヒドロフラン等の環状エーテル類、γ−ブチロラクトン等の環状エステル類、N−メチルピロリドン等の環状アミド類等を単独、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、特に、メチルエチルケトン及びテトラヒドロフランが、塩化ビニル系樹脂を選択的に溶解しうる点、及び、これらの沸点は水の沸点より低いため、後述するようなスチームを溶媒に添加する場合に、スチームの添加により溶媒を容易に揮発除去させることができる点から好ましい。
前記溶媒の供給量は、廃棄物中の塩化ビニル系樹脂の含有量にもよるために一義的に規定することはできないが、通常、塩化ビニル系樹脂を含有する廃棄物100質量部に対して、300〜2000質量部であることが好ましく、400〜900質量部であることがより好ましい。前記溶媒の供給量が少なすぎる場合には、溶液の粘度が高くなりすぎて、溶媒中で不溶解物が均一に分散しにくく、後述する不溶解物の除去に用いられるろ過装置4のフィルタ等が閉塞しやすくなる傾向があり、また、前記供給量が多すぎる場合には、処理効率が低下する傾向がある。
前記溶液の温度は、塩化ビニル系樹脂が溶解する温度であれば特に限定されないが、不必要な熱履歴を避けるために、115℃以下であることが好ましく、また、溶解効率を高めるために、70℃以上、更には90℃以上であることが好ましい。また、予め加熱された前記溶媒中に2種以上の塩化ビニル系樹脂を投入してもよく、また、加熱前の前記溶媒中に2種以上の塩化ビニル系樹脂を投入した後、前記溶媒を加熱してもよい。なお、前記加熱は、化ビニル系樹脂の溶解速度を高めるために、高温にすることが好ましく、加熱する場合には、前記溶媒が沸騰しないように加圧下で加熱することが好ましい。例えば、蒸気圧の低いメチルエチルケトン等を利用する場合には、0.2〜0.4MPaでの加熱が好ましい。
そして、溶解槽3中で廃棄物に含有される塩化ビニル系樹脂が溶解するまで溶解槽3中の塩化ビニル系樹脂を含有する廃棄物と溶媒との混合物を、溶解槽3に備えられた攪拌装置11によって攪拌し続ける。その結果、不溶解物が分散した塩化ビニル系樹脂溶液が得られる。また、得られる溶液中には、塩化ビニル系樹脂の他、廃棄物に含まれている溶媒に溶解する成分、例えば、可塑剤等の成分が含まれている場合もある。
前記ろ過装置4は、前記溶解槽3と前記樹脂析出槽5とを連通させる配管L1上に設けられており、例えば、図2〜4に示すようにフィルタ21等を備えている。ろ過装置4の構成については、後で詳細に説明するが、ろ過装置4は、前記溶解槽3から供給された塩化ビニル系樹脂溶液を通過させることにより、不溶解物をろ別する。そうすることによって、不溶解物が分離された塩化ビニル系樹脂溶液が得られる。
前記樹脂析出槽5は、前記ろ過装置4に接続されており、攪拌装置12を備えている。樹脂析出槽5は、後述の析出方法により、前記ろ過装置4から供給された塩化ビニル系樹脂溶液から塩化ビニル系樹脂を析出させる。そうすることによって、析出物を含有するスラリーが得られる。
前記析出方法は、例えば、攪拌下で前記塩化ビニル系樹脂溶液中に塩化ビニル系樹脂に対する貧溶媒(例えば、水)を添加することにより溶解度を低下させて析出させる方法、前記塩化ビニル系樹脂溶液にスチームを供給することにより溶媒を揮発して析出させる方法、前記塩化ビニル系樹脂溶液を加熱することにより溶媒を揮発して過飽和の状態にして析出させる方法等が適宜選ばれる。
前記攪拌下で貧溶媒を添加する方法を用いる場合、析出する塩化ビニル系樹脂の形状が細かく均一な粒状になるため好ましい。また、この場合、樹脂析出槽5には、不図示の貧溶媒供給タンクが接続され、貧溶媒供給タンクから貧溶媒が供給される。
また、特に、溶媒の沸点が水よりも低い場合は、スチームの添加により、溶媒を揮発させることができるので、塩化ビニル系樹脂溶液にスチームを供給する方法が好ましい。塩化ビニル系樹脂溶液にスチームを供給する方法は、具体的には、以下のように行われる。また、この場合、樹脂析出槽5には、スチーム供給手段16が接続され、スチーム供給手段からスチームが供給される。
まず、樹脂析出槽5中にスチームを導入することによって、塩化ビニル系樹脂溶液とスチームとを接触させる。そうすることによって、溶媒に対する塩化ビニル系樹脂の溶解度が部分的に急激に低下し、また、スチームの温度により溶液中の溶媒が揮発する。本方法によれば、導入されたスチームは、溶媒を揮発させるとともに、容器中で液体の水に転化され、徐々にその量が増してくることにより、塩化ビニル系樹脂を徐々に水中で析出させる。そして、最終的に水に塩化ビニル系樹脂が分散したスラリーが得られる。なお、この場合には、スチームの温度を制御することにより析出速度を調整することができる。
また、溶媒を揮発させる際には、樹脂析出槽5に備えられた攪拌装置12によって攪拌しながら行うことが好ましい。攪拌しながらスチームを導入することにより塩化ビニル系樹脂を微粒子状に析出させることができ、また、攪拌の回転数を制御することにより粒子径を制御することができるためである。攪拌装置12は、樹脂析出槽5中のスラリー等を攪拌できれば特に限定されず、例えば攪拌羽根等を備えた攪拌装置等が挙げられる。
また、塩化ビニル系樹脂溶液を加熱することにより溶媒を揮発して過飽和の状態にして析出させる方法を用いる場合、樹脂析出槽5には、不図示の加熱手段を備える。加熱手段としては、樹脂析出槽5内の溶媒を加熱できればよく、特に限定なく使用できる。また、攪拌下で前記塩化ビニル系樹脂溶液中に塩化ビニル系樹脂に対する貧溶媒を添加することにより溶解度を低下させて析出させる方法や前記塩化ビニル系樹脂溶液にスチームを供給することにより溶媒を揮発して析出させる方法であっても、樹脂析出槽5に、加熱手段を備えることが、溶媒の揮発を調整できる点で、好ましい。
なお、塩化ビニル系樹脂溶液を加熱することにより溶媒を揮発して塩化ビニル系樹脂を析出させる場合や、貧溶媒を添加して塩化ビニル系樹脂を析出させる場合、析出した塩化ビニル系樹脂表面に溶媒が残存していることがあるので、後段のスラリー貯留槽8等で水を利用して塩化ビニル系樹脂を洗浄しても良い。
なお、本発明において、溶解槽3及び樹脂析出槽5に、塩化ビニル系樹脂用の添加剤等を添加してもよい。このように、前記添加剤等を添加することにより、添加剤が均質に分散された塩化ビニル系樹脂組成物を得ることができる。また、樹脂析出槽5から揮発された溶媒は、溶解槽3に接続された配管L2を通って、溶解槽3に供給してもよい。
次に、回収処理装置1は、前記スラリーから塩化ビニル系樹脂を分離回収する。この分離回収の方法は、特に限定されず、具体的には、例えば、フィルタを有するろ材上にスラリーを導入し、固液分離する方法、遠心脱水等の遠心分離法、あるいはそれらを組み合わせた方法等、所望に応じて適宜選ばれる。
本実施形態は、遠心分離法を用いた回収処理装置1を一例として説明する。
前記スラリー貯留槽8は、前記樹脂析出槽5と前記スラリー貯留槽8とを連通する配管L3を介して、前記樹脂析出槽5に接続されており、前記樹脂析出槽5から供給されたスラリーを一時貯留している。一時貯留されたスラリーは、スラリー貯留槽8と遠心分離装置9とを連通する配管L4を通って、遠心分離装置9に送られ、遠心分離装置9によって遠心脱水する。その結果、スラリーから塩化ビニル系樹脂が得られる。また、遠心分離装置9としては、スラリーを水と塩化ビニル系樹脂とに分離することができれば、特に限定なく使用できる。
なお、配管L3には、排出ポンプ7が備えられており、排出ポンプ7によって、前記樹脂析出槽5からスラリーを前記スラリー貯留槽8に供給することができ、樹脂析出層5、スラリー貯留槽8及び遠心分離装置9は、回収手段に相当する。
以下、上述した本実施形態に係る回収処理装置1に備えられるろ過装置4について詳細に説明する。図2は、ろ過装置4の一例を示す概略図である。ろ過装置4は、フィルタ21、掻出部22、及び排出部23等を備える横型のろ過装置である。
前記フィルタ21としては、複数の開口を有し、溶解槽3中で溶解しなかった不溶解物をろ別することができれば、特に限定なく使用でき、例えば、スリット状又はメッシュ状の金属フィルタであることが、効率的に不溶解物をろ別できる点で好ましい。また、フィルタ21は、80〜120μmの開口(網目)を有するメッシュフィルタを用いることが、塩化ビニル系樹脂溶液と不溶解物とを効率的に分離することができる点で好ましい。メッシュの開口が小さすぎる場合、目詰まりしやすくなって処理効率が低下する傾向があり、大きすぎる場合、得られる塩化ビニル系樹脂溶液に、不溶解物が多く混入する傾向がある。なお、フィルタを1段のみ配置する場合は、フィルタの開口が小さいことが好ましく、例えば、80〜100μmとすることが好ましい。
前記掻出部22としては、フィルタ21の表面に堆積した不溶解物を掻き出すことができれば、特に限定なく使用でき、たとえば、フィルタ21の表面に接触しながら回転して不溶解物を掻き出すスクレーパーであることが好ましい。ここで、スクレーパーとは、例えば、フィルタ21の中心部から外縁部に向かって延びた、フィルタ21の中心部を回転軸としてフィルタ21の表面に接触しながら回転するブレードである。なお、フィルタ21の中心部を回転軸として回転するとは、フィルタ21の中心部を通り、フィルタ21の表面に鉛直な軸を回転軸として回転することである。なお、ブレードの形状としては、例えば、フィルタと面接触するフラット型が好ましい。また、ブレードの材質としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等の耐薬品性を有する樹脂や銅合金等の軟質合金を利用するのが好ましい。
前記排出部23は、前記掻出部22が掻き出した不溶解物をろ過装置4から排出することができればよく、例えば、開閉可能な蓋体等が挙げられる。排出部23を備えることによって、ろ過装置内に蓄積された不溶解物を容易に回収でき、また、回収された不溶解物を再利用することができる。
また、回収処理装置1は、ろ過装置4の後段に、ろ過装置4でろ別されなかった不溶解物をさらにろ別するための別のろ過装置をさらに備えることが好ましい。この場合、後段のろ過装置のフィルタは、前段のろ過装置のフィルタより開口が小さいことが好ましい。そうすることによって、前段のろ過装置で、比較的大きな不溶解物をろ別し、後段のろ過装置で、比較的小さな不溶解物をろ別することができる。よって、前段のろ過手段と後段のろ過手段とに不溶解物の堆積を分散できるので、ろ過手段の目詰まりの発生がより抑制される。前段のろ過装置及び後段のろ過装置は、一般的なろ過装置に掻出部22や排出部23を設ける改造を施したものを用いることができ、前段のろ過装置としては、例えば、横型のろ過装置を改造したもの、後段のろ過装置としては、後述の縦型のろ過装置を改造したものを用いることができる。また、ろ過装置を2段にする場合、前段のろ過装置のフィルタを100μm〜120μmの目開きとし、後段のろ過装置のフィルタを80〜100μmの目開きとすることが好ましい。そうすることによって、効率よくろ過することができる。
ろ過装置4は、上記のような構成のものに限らず、フィルタ21の開口に目詰まりした不溶解物を除去するための部材をさらに備えたものであってもよい。以下、ろ過装置4の他の例について説明する。
図3は、噴射装置24を備えたろ過装置4を示す概略図であり、図4は、噴射装置24を備えたろ過装置4を上方から見た概略図である。図3及び図4に示すろ過装置4は、フィルタ21、掻出部22、及び排出部23等を備え、さらに、噴射装置24を備える。この噴射装置24を備えたろ過装置4は、噴射装置24を備えていること以外、上記図2に示すろ過装置4と同様であるので、フィルタ21、掻出部22、及び排出部23の説明を省略する。
噴射装置24は、気体又は前記溶媒をフィルタ21の裏面に高圧で噴射する装置である。噴射装置24によって、気体又は前記溶媒をフィルタ21の裏面に高圧で噴射することよって、フィルタ21の開口に目詰まりした不溶解物を除去することができる。また、噴射装置24としては、気体又は前記溶媒をフィルタ21の裏面に高圧で噴射することができれば、特に限定されないが、例えば、フィルタ21の中心部から外縁部に向かって並ぶ複数の噴射口を有し、さらに、図3及び図4に示すような、フィルタ21の中心部を回転軸として回転可能な部材であることが好ましい。この部材が、図4に示すように、気体又は溶媒を噴射しながら、先行して回転するブレードに追行して回転すると、気体又は溶媒の噴射によって、フィルタ21の開口から除去された不溶解物31を、ブレードで効率的に掻き出すことができる。
また、噴射装置24によって噴射される前記溶媒は、高温、例えば、溶媒としてメチルエチルケトンを利用している場合、沸点以下である60〜80℃、加圧下であれば80〜150℃であることが好ましい。そうすることによって、塩化ビニル系樹脂溶液が高粘度であっても、フィルタ21を通過しやすくなり、フィルタ21の目詰まりの発生をより抑制できる。
また、噴射装置24によって、気体又は前記溶媒の噴射される面積は、フィルタ21の全面積の1/4以下であることが好ましい。そうすることによって、フィルタ21によるろ別が阻害されることなく、噴射装置24によって、フィルタ21の目詰まりを防止できる。
次に、ろ過装置4のさらに他の例について説明する。図5は、挿脱部材25を備えたろ過装置4を示す概略図である。図5に示すろ過装置4は、フィルタ21、掻出部22、及び排出部23等を備え、さらに、挿脱部材25を備える。この挿脱部材25を備えたろ過装置4は、挿脱部材25を備えていること以外、上記図2に示すろ過装置4と同様であるので、フィルタ21、掻出部22、及び排出部23の説明を省略する。
挿脱部材25は、フィルタ21の開口に挿脱可能な凸部26を複数有する部材である。挿脱部材25の凸部26をフィルタ21の開口に挿脱することによって、フィルタ21の開口に目詰まりした不溶解物を除去することができる。また、噴射装置24としては、フィルタ21の開口に挿脱可能な凸部26を有していれば、特に限定されないが、例えば、フィルタの開口より細い凸部26を複数有する剣山のような部材を用いることができる。
以上より、掻出部22を備えたろ過装置4に用いることによって、回収処理装置1は、長期間の連続して、塩化ビニル系樹脂を回収することができる。
次に、ろ過装置4の他の例として、縦型のろ過装置について説明する。図6は、縦型のろ過装置4を示す概略図である。図6(a)は、上面図であり、図6(b)は、斜視図である。また、図7は、図6に示すろ過装置4を、切断面線VII−VIIから見た切断面を示す端面図である。
縦型のろ過装置4は、図6及び図7に示すように、円筒状の外筒41と、外筒41に内包される円筒状の内筒42とを備え、長手方向が略同一の2重筒からなる。また、図7に示すように、内筒42は、上面(上流端部)が封止され、下面(下流端部)が開放されており、外筒41と内筒42との間は、下面が封止され、上面が開放されている。
縦型のろ過装置4は、下面が封止され、上面が開放されている外筒41と内筒42との間に導入された塩化ビニル系樹脂溶液と不溶解物との混合物であるスラリーが、図7において矢印で示すように、内筒42のフィルタを通過して、上面が封止され下面が開放されている内筒42へ流れる。すなわち、スラリー中の塩化ビニル系樹脂溶液が、内筒42のフィルタを通過し、スラリー中の不溶解物が内筒42のフィルタ上に堆積される。
また、前記ろ過装置4は、外筒41にはフィルタ表面に堆積した不溶解物を掻き出す掻出部43が接合され、更に内筒42の内部には噴射装置44を備えている。本装置においては、内筒42を回転させることにより、フィルタ表面に堆積された不溶解物を掻出部43によって掻出すとともに、内筒42の内側から噴射装置44によりフィルタの開口部に目詰まりした不溶解物を除去することができる。
なお、図6及び図7では、内筒42を回転させる構成としたが、これに限定されず、外筒41及び噴射装置44を回転させる構成としても良い。また、ろ過装置4の上部から溶液を投入する構成としたが、これに限定されず、装置下部から投入する構成としても良い。
また、本実施形態は、以下の工程を行うことのできる装置をさらに備えていてもよい。
本発明の回収処理装置は、上記のような塩化ビニル系樹脂を回収した後に、通常、乾燥工程を行う。乾燥工程を経ることにより、より乾燥された塩化ビニル系樹脂が得られる。
乾燥工程を行う装置としては、特に限定されることなく、例えば、連続式又はバッチ式の、熱風式乾燥機、オーブン式乾燥機、流動乾燥機、気流乾燥機、ロータリーキルン乾燥機、スプレードライヤー等が挙げられる。
また、本発明の回収処理装置は、廃棄物と溶媒とを混合させる前に、廃棄物を洗浄する洗浄工程を行ってもよい。例えば、常温の水で廃棄物を洗浄することによって、予め付着力の弱い土壌等を予め除去することができる。
また、本発明の回収処理装置は、廃棄物と溶媒とを混合させる前に、磁気処理工程を行ってもよい。例えば、上記洗浄工程の前に、磁石等により磁気処理工程を行い、廃棄物から金属類を予め除去できる。
本発明の塩化ビニル系樹脂の回収方法を実施するための処理装置1を示す概略図である。 ろ過装置4の一例を示す概略図である。 噴射装置24を備えたろ過装置4を示す概略図である。 噴射装置24を備えたろ過装置4を上方から見た概略図である。 挿脱部材25を備えたろ過装置4を示す概略図である。 縦型のろ過装置4を示す概略図である。 図6に示すろ過装置4を、切断面線VII−VIIから見た切断面を示す端面図である。
符号の説明
1 処理装置
2 廃棄物供給ホッパ
3 溶解槽
4 ろ過装置
5 樹脂析出槽
6 破砕装置
7 排出ポンプ
8 スラリー貯留槽
9 遠心分離装置
11,12 攪拌装置
21 フィルタ
15 溶媒供給タンク
16 スチーム供給手段
22 掻出部
23,43 排出部
24,44 噴射装置
25 挿脱部材
31 不溶解物
41 外筒
42 内筒

Claims (7)

  1. 塩化ビニル系樹脂を含有する廃棄物中の塩化ビニル系樹脂を回収する装置であって、
    塩化ビニル系樹脂を溶解する溶媒に、前記廃棄物中の塩化ビニル系樹脂を溶解させるための溶解槽と、前記溶解槽中で溶解しなかった不溶解物をろ別するろ過手段と、前記不溶解物をろ別して得られた塩化ビニル系樹脂溶液から塩化ビニル系樹脂を析出させて回収する回収手段とを備え、
    前記ろ過手段が、前記不溶解物をろ別するための複数の開口を有するフィルタと、前記フィルタの表面に堆積した不溶解物を掻き出す掻出部とを備えることを特徴とする塩化ビニル系樹脂の回収処理装置。
  2. 前記掻出部が、前記フィルタの中心部から外縁部に向かって延びた、前記中心部を回転軸として回転可能なブレードであって、前記フィルタの表面に接触しながら回転しうるブレードである請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂の回収処理装置。
  3. 前記ろ過手段が、前記開口に目詰まりした不溶解物を除去するために、前記フィルタの裏面に気体又は前記溶媒を噴射する噴射装置をさらに備える請求項1又は請求項2に記載の塩化ビニル系樹脂の回収処理装置。
  4. 前記噴射装置が、前記フィルタの中心部から外縁部に向かって並ぶ複数の噴射口を有する、前記中心部を回転軸として回転可能な部材であって、気体又は前記溶媒を噴射しながら、先行して回転する前記ブレードに追行して回転しうる部材である請求項3に記載の塩化ビニル系樹脂の回収処理装置。
  5. 前記ろ過手段が、前記開口に目詰まりした不溶解物を除去するために、前記開口に挿脱可能な凸部を有する挿脱部材をさらに備える請求項1又は請求項2に記載の塩化ビニル系樹脂の回収処理装置。
  6. 前記フィルタが、スリット状又はメッシュ状の金属フィルタである請求項1〜5のいずれか1項に記載の塩化ビニル系樹脂の回収処理装置。
  7. 前記ろ過手段の後段に、前記ろ過手段でろ別されなかった不溶解物をさらにろ別するための別のろ過手段をさらに備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の塩化ビニル系樹脂の回収処理装置。
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