JP2009149234A - 車両用ホイール - Google Patents

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Hisafumi Kurokawa
尚史 黒川
Masami Ishida
雅巳 石田
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智 川眞田
Shinya Katai
伸哉 片井
Tomoyasu Yamaguchi
友康 山口
Yoshifumi Kubota
義史 久保田
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Abstract

【課題】気室とリムとの結合部が破損した場合でも、気室が脱落することのない車両用ホイールを提供する。
【解決手段】車両用ホイールは、リム11の外周面に、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室が、周方向に間隔を開けながら複数個配置されている。気室のホイール周方向の両端のツバ部15には、保持具14が配設されている。保持具14は、結合部16が結合状態の時には、頭部21とツバ部15との間に隙間を空けて、頭部21がツバ部15と干渉しない状態にして、気室に拘束力を与えず、結合部16が破損して非結合状態となった時には、頭部21がツバ部15と干渉し、気室に拘束力を与えて、気室の脱落を防止する。
【選択図】図5

Description

本発明は、タイヤを取り付ける車両用ホイールに関し、特にタイヤの空洞共鳴音を低減することができる車両用ホイールに関する。
車両の走行により発生するロードノイズを低減するために、リムの外周面に複数個の気室を形成して、タイヤの空洞共鳴音を低減させる車両用ホイールが知られている(例えば、特許文献1参照)。図15は、リム上に気室を備える従来の車両用ホイールの部分斜視図である。リム上には、リム11の外周面に沿って複数個の気室(ヘルムホルツ共鳴吸音器)12が形成されている。
特開2004−291896号公報
上述したホイールでは、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室は、溶接や接着によってリム上に結合されるが、リムは、静的・動的な外力により変形するので、結合箇所が多すぎると、気室がリムの変形に追随し過ぎて、結合部分にクラックを生じ、結合部が破損することがある。このため、リムに気室を結合する場合には、結合範囲を必要最小限にすることで、リムの変形時に結合部分への過大な入力を低減する構造をとることが好ましい。具体的には、気室12のホイール周方向の両端のツバ部15において各1箇所で結合することで、リムの変形時に結合部分への過大な入力を低減する構造をとることができる。
しかしながら、タイヤがパンクした時のように、車両走行中に、タイヤが気室に接触するような大きな入力があると、ホイール本体に損傷がなくとも、気室とリムとの結合部が破損することがある。そのため、走行中に気室が脱落し、タイヤ内壁面を損傷させたり、脱落した気室が異音を発生したりすることも考えられる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、気室とリムとの結合部が破損した場合でも、気室が脱落することのない車両用ホイールを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、リムの外周面に、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室を、周方向に複数個配置した車両用ホイールであって、前記気室のツバ部に、前記気室を前記リムに結合する結合部が結合状態の時には、前記気室に拘束力を与えず、前記結合部が非結合状態の時に前記気室に拘束力を与える保持具を配設したことを特徴とする。
前記保持具を、前記気室のツバ部であって、前記気室の周方向の両端に配設することが好ましく、また、前記保持具は、側面視T字状または側面視U字状の保持具であることが好ましい。
本発明の車両用ホイールは、気室のツバ部に、結合部が結合状態の時には、気室に拘束力を与えず、結合部が破損して非結合状態となった時には、気室に拘束力を与える保持具を配設したので、気室のリムへの結合部が破損した場合でも、気室が脱落することがない。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る車両用ホイールの軸直角断面図であり、図2は、車両用ホイールの部分斜視図である。リム11の外周面には、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室12が、周方向に間隔を開けながら複数個配置されている。この実施の形態では、図1に示すように、気室12が4個周方向に配置されているが、気室の数は2〜4個が好ましい。気室12の天井部には、気室12と、ホイールにタイヤを装着することにより形成されるタイヤ空気室とを連通するための連通孔17が設けられている。この連通孔17と気室12とでヘルムホルツ共鳴吸音器が構成され、このヘルムホルツ共鳴吸音器により発生された共鳴周波数で、特定の周波数(タイヤの気柱共鳴周波数)の振動を吸収して、タイヤの空洞共鳴音(気柱共鳴音)を低減させることができる。
また、気室12のホイール周方向の両端のツバ部15には、気室12のリム11への結合部が破損した場合に、気室12の脱落を防ぐための保持具14が配設されている。
図3は、気室のリム幅方向の断面図である。気室12は、ホイール本体と同じ金属の板材(厚さ0.5〜4mm、特に2mm程度のアルミニウム板)をプレス成型して天井部が略矩形状となった上蓋18と、ホイール本体と同じ金属の板材(厚さ0.5〜4mm、特に1mm程度のアルミニウム板)の下蓋19と、弾性体からなるシール材20とにより構成されている。上蓋18は、周囲にツバ部15を有しており、また、ツバ部15に段差を有している。上蓋18と下蓋19とは、ツバ部15の段差の内側においてシール材20を介して気密に重ね合わせた状態で接合される。なお、シール材20を用いずに、上蓋18と下蓋19とを溶接により気密に接合するようにしても良い。
気室12は、リム11に、気室12のホイール周方向の両端において各1箇所の結合部で結合される。結合方法は、溶接、接着、ネジ止め等による固定的な結合でも良いし、弾性的な結合でも良い。気室12は、合成樹脂等の他の材質であっても良い。
気室の脱落を防止するための保持具の具体例を図4に示す。図4に示すように、保持具14は、側面視してT字状の保持具であり、頭部21と軸部22とで構成され、頭部21は形状が円板状であり、軸部22の先端部にはネジ切りが施されている。ねじ切りが施された軸部22の先端部をリム11にねじ込むことにより、保持具14はリム11に結合される。なお、軸部22とリム11とは、溶接、接着等で結合しても良い。また、保持具14の材質はアルミニウム等の金属である。ツバ部15には、保持具14の軸部22が貫通するための貫通孔23が設けられている。貫通孔23は、ツバ部15のリム幅方向の中央部に限らず、ツバ部15のリム幅方向のいずれの位置に設けても良い。
図5は、気室のホイール周方向の両端において、保持具が配設されているツバ部の断面図である。保持具14は、気室12のホイール周方向の両端のツバ部15に、軸部22の先端部をリム11にねじ込んで配設される。この時、気室12の脱落を防止するためには、保持具14の頭部21の直径をφAとし、貫通孔23の直径をφBとすると、φA>φBであることが必要である。また、保持具14は、保持具14の頭部21がツバ部15と干渉するのを防ぐため、頭部21とツバ部15との間に隙間を空けた状態で配設される。この隙間は、0.5〜10mm、特に2〜5mmであることが好ましい。保持具14は、結合部16が結合状態の時には、頭部21とツバ部15との間に隙間を空けて、頭部21がツバ部15と干渉しない状態にして、気室12に拘束力を与えず、結合部16が破損して非結合状態となった時には、頭部21がツバ部15と干渉し、気室12に拘束力を与えて、気室12の脱落を防止する。
保持具の頭部の形状は、図6に示すように、棒状でもよい。保持具26の棒状頭部の長さを長さAとし、貫通孔23の直径をφBとすると、長さA>φBであることが必要である。保持具の頭部の形状は、頭部の大きさが貫通孔23の直径φBよりも大きければ、いずれの形状でも良い。
図7は、保持具の他の例を示す図であり、図8は、気室のホイール周方向の両端において、保持具が配設されているツバ部の断面図である。図7および図8に示すように、保持具は、側面視してU字状の保持具でも良い。保持具24は、保持具24の曲部25がツバ部15と干渉するのを防ぐための隙間を空けた状態で配設される。保持具24の材質はアルミニウム等の金属である。U字形状の両端部の少なくとも一方はネジ切りが施されており、保持具24はリム11にナット締めされることによりリム11に結合される。なお、保持具24とリム11とは、溶接、接着等で結合しても良い。保持具24は、結合部16が結合状態の時には、頭部21とツバ部15との間に隙間を空けて、頭部21がツバ部15と干渉しない状態にして、気室12に拘束力を与えず、結合部16が破損して非結合状態となった時には、頭部21がツバ部15と干渉し、気室12に拘束力を与えて、気室12の脱落を防止する。なお、図9および図10に示す保持具27のように、U字形状の一方の端部を、リム11に結合しないようにしても良い。また、図11に示すように、保持具27を、ホイール周方向から側面視してU字状となるように配置してリム11に結合するようにしても良い。
図12は、保持具の更に他の例を示す図である。保持具28は、軸部材29とスナップピン30とに分かれている。軸部材29の一端はネジ切りが施されており、ねじ切りが施された軸部材29の一端をリム11にねじ込むことにより、またまナット締めにより、軸部材29はリム11に結合される。なお、軸部材29とリム11とは、溶接、接着等で結合しても良い。軸部材29には、貫通孔31が形成されており、スナップピン30の一方のピンが貫通孔31に挿入されている。スナップピン30に代えて、割りピンを用いても良い。
なお、上述した実施の形態では、ツバ部15に貫通孔23を形成したが、貫通孔23に代えて図13に示すような切り欠き部32を形成しても良い。
また、上述した実施の形態では、保持具を、気室のホイール周方向両端の2箇所に配設したが、これは、気室とリムとの結合部が破損した際に、より効果的に異音や故障の発生を抑制するためである。保持具は、気室周囲のツバ部のいずれか1箇所に配設するようにしても良い。保持具が1箇所でも、結合部が破損したときに、気室にある程度拘束力を与えることができるので、走行中に結合部が破損しても、タイヤ内壁面への損傷を少なくすることができる。
また、保持具は、気室周囲のツバ部の3箇所以上に配設しても良いことは言うまでもない。例えば、図14の気室の平面図に示すよう、保持具33を、気室12のホイール周方向両端ばかりでなく、気室12のリム幅方向両端のツバ部15にも配設しても良い。
本発明の実施の形態に係る車両用ホイールの軸直角断面図である。 車両用ホイールの部分斜視図である。 気室のリム幅方向の断面図である。 保持具の具体例を示す斜視図である。 気室のホイール周方向の両端において、保持具がセットされているツバ部の断面図である。 保持具の他の例を示す斜視図である。 保持具の他の例を示す斜視図である。 気室のホイール周方向の両端において、保持具がセットされているツバ部の断面図である。 保持具の他の例を示す斜視図である。 気室のホイール周方向の両端において、保持具がセットされているツバ部の断面図である。 保持具の他の例を示す斜視図である。 保持具の更に他の例を示す図である。 ツバ部に設けられる切り欠き部を示す図である。 気室の平面図である。 従来の車両用ホイールの部分斜視図である。
符号の説明
11 リム
12 気室
14,24,26,27,28,33 保持具
15 ツバ部
16 結合部
17 連通孔
18 上蓋
19 下蓋
20 シール材
21 頭部
22 軸部
23,31 貫通孔
25 曲部
29 軸部材
30 スナップピン
32 切り欠き部

Claims (3)

  1. リムの外周面に、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室を、周方向に複数個配置した車両用ホイールであって、
    前記気室のツバ部に、前記気室を前記リムに結合する結合部が結合状態の時には、前記気室に拘束力を与えず、前記結合部が非結合状態の時に前記気室に拘束力を与える保持具を配設したことを特徴とする車両用ホイール。
  2. 前記保持具を、前記気室のツバ部であって、前記気室の周方向の両端に配設したことを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
  3. 前記保持具は、側面視T字状または側面視U字状の保持具であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ホイール。
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