JP2009148521A - 健康保持用シート材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 肉体的疲労の軽減や消除及び精神的ストレスの緩和や浄化の可能な、健康保持用シート材を提供する。
【解決手段】 電源からのパルス電力の印加により低周波数から高周波数の振動を駆動しえる圧電素子を有する健康保持用シート材において、圧電素子が円形若しくは方形の圧電磁器板材を、その圧電磁器板材より面積の大きな金属板材の一側面若しくは両側面に接合し、且圧電磁器板材の外面に通電膜が形成され、而も通電膜及び金属板材より通電線が延出されてなり、この圧電素子が合成樹脂フィルム板からなる二枚のシート基材の間に、所要の間隔で均等に分散配位され、且それぞれの圧電素子に通電されるよう連結されたうえ、シート基材相互が融着若しくは接着により一体的に密封形成された構成。
【選択図】図1
【解決手段】 電源からのパルス電力の印加により低周波数から高周波数の振動を駆動しえる圧電素子を有する健康保持用シート材において、圧電素子が円形若しくは方形の圧電磁器板材を、その圧電磁器板材より面積の大きな金属板材の一側面若しくは両側面に接合し、且圧電磁器板材の外面に通電膜が形成され、而も通電膜及び金属板材より通電線が延出されてなり、この圧電素子が合成樹脂フィルム板からなる二枚のシート基材の間に、所要の間隔で均等に分散配位され、且それぞれの圧電素子に通電されるよう連結されたうえ、シート基材相互が融着若しくは接着により一体的に密封形成された構成。
【選択図】図1
Description
本発明は、精神的ストレスや肉体的疲労の緩和浄化若しくは軽減消除の可能な健康保持用シート材に関するものである。
我が国の経営環境は国際化と情報化並びに革新化の波に晒され、企業競争は一段と熾烈さを極めており、とりわけ製品の開発と販路の構築には他社を凌ぐ迅速さが要求されている。
このことは製品開発に際しても従来の如く同業他社の情報のみならず異業種はもとより諸外国の開発情報が要請され、且販路の構築に際しても既存の問屋と小売店の流通形態から、大規模小売業者やフランチャイズ化流通店舗の抬頭に加え、通信販売やカタログ販売或いはネット販売等の新たな販売形態も急激に拡大化しつつある。
このことは製品開発に際しても従来の如く同業他社の情報のみならず異業種はもとより諸外国の開発情報が要請され、且販路の構築に際しても既存の問屋と小売店の流通形態から、大規模小売業者やフランチャイズ化流通店舗の抬頭に加え、通信販売やカタログ販売或いはネット販売等の新たな販売形態も急激に拡大化しつつある。
加えて情報化に伴い、消費者には製品に係わる多量の情報が容易に入手されることから、消費者の選択肢も極めて広範囲に亘り且製品にも個性化や多様化が強く求められる状況に至っている。
従って膨大量に昇る消費者ニーズを初めマーケット情報や技術情報の収集と整理とともに、迅速な意思決定と且短期による試作品の完成や予備マーケッティングが不可欠とされており、これがため情報の収集や整理と意思決定及び試作や予備マーケッティングに係わる多くの管理者や社員は常時過剰な就労を強いられ、過労死の報道も度々報じられるに至っている。
従って膨大量に昇る消費者ニーズを初めマーケット情報や技術情報の収集と整理とともに、迅速な意思決定と且短期による試作品の完成や予備マーケッティングが不可欠とされており、これがため情報の収集や整理と意思決定及び試作や予備マーケッティングに係わる多くの管理者や社員は常時過剰な就労を強いられ、過労死の報道も度々報じられるに至っている。
更に今日の企業は雇用形態も終身雇用年功序列賃金から能力給や業績給への転換と、且就労若年層の著しい価値観の変化及び就労者の構成も正社員に加えて派遣社員やパート社員の著しい増加とにより、業務遂行上のコミュニケーションの断絶や主旨の誤認も膨大数に昇っており、一般企業における管理者層はもとより、教育関係者における精神的ストレスは極限にまで至っており、これによる躁や鬱病患者が急増し、近年においては自らの命を絶つ悲惨なニュースも再々に亘って見聞されている。
而して従来からも就労に伴う肉体的疲労や精神的ストレスは発生していたものの、その肉体的疲労やストレス等は一時的業務の集中や突発的業務の発生等に依拠することが多く、肉体的疲労の殆どは入浴や睡眠により、或いはマッサージ器具等により容易に軽減消除され、且ストレスも比較的軽微であるため音楽鑑賞や趣味等による気分転換等で緩和や浄化がなされていた。
然るに今日では常時過剰な労働に伴って肉体的疲労が付加され、更には複雑多様なストレス、とりわけ技術革新に伴う新規知識や技術の習得と実践に係わるストレスはもとより業務遂行に係わるコミュニケーションの不能や不一致等に起因する複雑多様なストレスも加重され、従来の如き入浴や睡眠等或いは音楽鑑賞や趣味等では、到底その軽減や消除並びに緩和や浄化もなしえない。
然るに今日では常時過剰な労働に伴って肉体的疲労が付加され、更には複雑多様なストレス、とりわけ技術革新に伴う新規知識や技術の習得と実践に係わるストレスはもとより業務遂行に係わるコミュニケーションの不能や不一致等に起因する複雑多様なストレスも加重され、従来の如き入浴や睡眠等或いは音楽鑑賞や趣味等では、到底その軽減や消除並びに緩和や浄化もなしえない。
発明者はかかる実情に鑑み研究を重ねた結果、圧電磁器板材を金属板材と接合させてユニモルフ若しくはバイモルフ構造となし且圧電磁器板材の外面に通電膜を形成した圧電素子からは、低周波振動や可聴周波振動及び高周波振動に亘る広範囲に亘る振動放射が、少ない減衰率を以って面状に放射伝搬がなしえ、且高周波振動によっては発熱作用も発揮しえ 更にはポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム材も圧電作用を保持するため、該ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルムの表裏面に通電可能な通電膜を形成することにより、圧電素子として同様な振動放射が可能なることに着目し本発明に至った。
本発明は疲労やストレスの付加重積された身体に接触若しくは非接触して低周波振動、可聴周波振動若しくは高周波振動を放射伝搬させて、疲労の軽減消除やストレスの緩和と浄化の可能な健康保持用シート材の提供にある。
上述の課題を解決するために本発明が用いた技術的手段は、電源からのパルス電力の印加により低周波数から高周波数の振動を駆動しえる圧電素子を有する健康保持用シート材において、その圧電素子が円形若しくは方形の圧電磁器板材を、その圧電磁器板材より面積の大きな金属板材の一側面若しくは両側面に接合させ且該圧電磁器板材の外面には金属蒸着若しくは金属箔からなる通電膜が形成されたうえ、該通電膜及び金属板材より通電線が延出されてなるユニモルフ若しくはバイモルフ構造に形成され、或いは円形若しくは方形で所要の厚さのポリフッ化ビニリデンフィルム素材からなり、且その両側面には金属蒸着若しくは金属箔からなる通電膜が形成され、而も相互の通電膜からは通電線が延出された構造に形成されてなり、この圧電素子の適宜数が所要の形状及び面積で且絶縁性や耐水性、非透水性及び柔軟性を保持する合成樹脂フィルム材からなる二枚のシート基板の間に所要の間隔を以って均等に分散配置され、而もそれぞれの圧電素子に通電されるようその通電線が連結されたうえ、シート基材相互を融着接合若しくは接着接合させて一体的に密封形成させた健康保持用シート材の構成に存する。
本発明は上述の如き構成からなるもので、電源からは低周波振動、可聴周波振動及び高周波振動を駆動しえるパルス電力が通電線より印加されることにより、圧電素子のそれぞれがそのパルス電力に従って低周波振動若しくは可聴周波振動或いは高周波振動が、円形若しくは方形の圧電素子より面状に放射されるとともに、該圧電素子が絶縁性や耐水性、非透水性及び柔軟性を保持するシート基材間に所要の間隔を以って均等に分散配位されてなるから、本発明をシーツやベッドの中敷きとして使用することにより、仰臥若しくは伏臥する身体の広範囲の部位に亘って低周波振動や可聴周波振動若しくは高周波振動に伴う振動刺激が減衰されることなく伝搬される。
加えて本発明における圧電素子は、低周波振動から高周波振動に亘る振動放射が可能で、特に可聴周波振動においては音響放射もなされるとともに高周波振動においては最高5MHzに及ぶ高周波振動も可能であって高周波振動に伴う発熱作用も発揮させることも可能となる。
加えて本発明における圧電素子は、低周波振動から高周波振動に亘る振動放射が可能で、特に可聴周波振動においては音響放射もなされるとともに高周波振動においては最高5MHzに及ぶ高周波振動も可能であって高周波振動に伴う発熱作用も発揮させることも可能となる。
そして本発明においては肉体的疲労の軽減消除と精神的ストレスの緩和と浄化を図るものであって、肉体的疲労は極めて多様な原因が重複して疲労感を忘えるものとされており、その原因の大きなものは自律神経の働きやバランスの不足に伴う疲労感の知覚と、就労行動に伴う筋肉の緊張によるコリやうっ積、及び内蔵と関連した疲労とによるものと考えられている。
これがため、本発明により低周波振動による振幅の大きな叩打振動刺激を身体の広範囲に伝搬させることにより筋肉のコリやうっ積の解柔と、且可聴周波振動による微細な振動刺激により血行の促進がなされて筋肉のコリの解消ばかりか、自律神経の覚醒も促進され疲労感も軽減される。加えて高周波振動による極微細振動、特にはその振動数が30KHz以上の極微細振動は身体内部にまで透過するため、内蔵の血行促進ばかりか内蔵と連繋する身体各所に点在するツボに対しての振動刺激がなされ、結果として内蔵の新陳代謝の促進がなされ、更には極微細振動による発熱作用による血行促進作用とも相俟って疲労の軽減や消除が著しく高められる。
これがため、本発明により低周波振動による振幅の大きな叩打振動刺激を身体の広範囲に伝搬させることにより筋肉のコリやうっ積の解柔と、且可聴周波振動による微細な振動刺激により血行の促進がなされて筋肉のコリの解消ばかりか、自律神経の覚醒も促進され疲労感も軽減される。加えて高周波振動による極微細振動、特にはその振動数が30KHz以上の極微細振動は身体内部にまで透過するため、内蔵の血行促進ばかりか内蔵と連繋する身体各所に点在するツボに対しての振動刺激がなされ、結果として内蔵の新陳代謝の促進がなされ、更には極微細振動による発熱作用による血行促進作用とも相俟って疲労の軽減や消除が著しく高められる。
更にストレスは間脳、脳下垂体及び副腎に至るシステムが物理化学的、精神的、社会的要因(ストレッサー)により生体的影響を受け神経細胞及び神経系統が凝縮され血流や分泌ホルモンが阻害された状態にあるものとされている。
そこで本発明による可聴周波振動による微細振動刺激を付与せしめることにより、特に略3KHz乃至8KHz程度の微細振動刺激により物理的及び音響的にも、脳波への共振共嗚によるやすらぎ感の創出と、且高周波振動特には20KHz乃至100KHzによる極微細振動は体内に透過し神経細胞や神経系統を共振共鳴させることにより血流の促進や分泌ホルモンの分泌促進等により、うっ積されたストレスの緩和や浄化がなされ、而も内部加温作用も発揮されてストレスの緩和浄化が著しく高められる。
そこで本発明による可聴周波振動による微細振動刺激を付与せしめることにより、特に略3KHz乃至8KHz程度の微細振動刺激により物理的及び音響的にも、脳波への共振共嗚によるやすらぎ感の創出と、且高周波振動特には20KHz乃至100KHzによる極微細振動は体内に透過し神経細胞や神経系統を共振共鳴させることにより血流の促進や分泌ホルモンの分泌促進等により、うっ積されたストレスの緩和や浄化がなされ、而も内部加温作用も発揮されてストレスの緩和浄化が著しく高められる。
加えて本発明は耐水性と非透水性のシート基材間に密封形成されてなるため、浴槽内にて使用することにより、音響インピーダンスの高い水中を低周波振動から高周波振動が、面状に且高い放射伝搬効果を以って全身に刺激が付加され、而も温浴作用とも相俟って疲労の軽減や消除並びにストレスの緩和や浄化が効果的になされ、更には高周波振動の放射伝搬によりキャビテーションが発生し、無洗剤による洗浄と且キャビテーションの破裂時のOH基の発生による殺菌作用も発揮される。
低周波振動から高周波振動まで駆動しえるパルス電力出力しえる電源と、円形若しくは方形に形成された圧電磁器板材が該圧電磁器板材より面積より大きな金属板材の両側面に接合され、且圧電磁器板材の外面に通電膜が形成されたうえ金属板材と通電膜から通電線が延出されて圧電素子が形成されてなり、該圧電素子が絶縁性や耐水性、非透水性及び柔軟性を保持する合成樹脂フィルム材からなる二枚のシート基材の間に、所要の間隔を以って均等に分散配位され、而もそれぞれの圧電素子に通電されるよう通電線が連結されたうえ、シート基材相互が融着接合若しくは接着接合されて一体的に密封形成させた健康保持用シート材。
以下に本発明実施例を図とともに詳細に説明すれば、図1は本発明の見取図、図2は本発明の断面説明図、図3は圧電磁器板機による圧電素子の説明図、及び図4は圧電フィルム材による圧電素子の説明図であって、本発明健康保持用シート材1はその使用目的に合わせて寸法や形状が決定されるもので、一般的就寝用や介護用としてのシーツやベッドの中敷きとして使用される場合には、その幅が略50乃至90cm長さで略150乃至180cm程度に形成され、更にソファーや椅子、座布団の上敷きや膝掛け用若しくは枕カバー等への使用には略幅が40乃至60cm及び長さも略40乃至60cm程度のものが好都合である。
そしてこの健康保持用シート1を形成するシート基材1Aは、その間に均等に分散配位される圧電素子2への通電がなされることから絶縁性を保持することはもとより、使用時における発汗や要介護者による放尿或いは高温多湿状態においても内部中間に分散配位される圧電素子2を保護するうえから耐水性や非透水性を保持し、且使用に際しての折合や曲り折げに自在に対処でき、而も使用時の良好な感触をも保持させるために強靱で且十分な柔軟性をも保持させるものが好適であることから、合成樹脂フィルム材が望ましい具体的素材としてはポリウレタンフィルムやポリアミドフィルム、若しくはEVA(エチレン、ビニルアセテートコポリマー)フィルム等が挙げられる。
このシート基材1Aは図2に示すように、その間に圧電素子2が適宜数所要の間隔を以って均等に分散配位させたうえ、実用使用に際しての使用感を高め且耐水性や非透水性による圧電素子2の保護と、浴槽等における水中使用も可能とならしめるために、二枚のシート基材1A相互の間に圧電素子2を融着若しくは接着し密封1B形成されている。
かかる場合の密封1Bの具体的手段としては使用素材によっても異なるが融着接合では高周波ウエルダーや超音波ウエルダー或いはインパルスシーラー等が挙げられ、更に接着接合ではウレタン系接着剤やエステル系接着剤、エポキシ系接着剤の使用が挙げられ、若しくはホットメルト接着剤も使用可能である。
かかる場合の密封1Bの具体的手段としては使用素材によっても異なるが融着接合では高周波ウエルダーや超音波ウエルダー或いはインパルスシーラー等が挙げられ、更に接着接合ではウレタン系接着剤やエステル系接着剤、エポキシ系接着剤の使用が挙げられ、若しくはホットメルト接着剤も使用可能である。
而して、かかるシート基材1A相互の間に融着若しくは接着される圧電素子2は、低周波振動から可聴周波振動及び高周波振動も振動放射しえ、且この振動放射エネルギーが拡散減衰されることなく放射伝搬させるうえから面状に振動放射させることが要請される。
これがためには圧電磁器板材2Aを用いたユニモルフ構造若しくはバイモルフ構造からなる圧電素子2の使用が望まれる。
即ち図3は圧電磁器板材による圧電素子2の説明図であって、該圧電素子2は、低周波振動から高周波振動に亘る振動放射を拡散減衰させることなく面状に効率良く振動放射させるうえから、その形状としは円形若しくは方形が望ましく且その寸法は低周波振動や可聴周波振動では特段の制約はないが、少なくとも20KHz以上の高周波振動放射にcm際しては、振動板材が放射波長と共振する長さに形成されることが高い放射効率のうえで重要となる。
これがためには圧電磁器板材2Aを用いたユニモルフ構造若しくはバイモルフ構造からなる圧電素子2の使用が望まれる。
即ち図3は圧電磁器板材による圧電素子2の説明図であって、該圧電素子2は、低周波振動から高周波振動に亘る振動放射を拡散減衰させることなく面状に効率良く振動放射させるうえから、その形状としは円形若しくは方形が望ましく且その寸法は低周波振動や可聴周波振動では特段の制約はないが、少なくとも20KHz以上の高周波振動放射にcm際しては、振動板材が放射波長と共振する長さに形成されることが高い放射効率のうえで重要となる。
反面放射波長は振動放射伝搬される伝搬媒体の伝搬速度とにより求められるもので、本発明においては人体に直接的に若しくは浴槽等の水を介して間接的に放射伝搬されるもので、水における伝搬速度は略1500m/secであり、且人体においては略1800乃至2000m/secとされている。従って伝搬媒体が人体に直接の場合には20KHzでは直径で略9乃至10cm、40KHzでは4.5乃至5.0cm、80KHzでは2.25乃至cm程度となり、更に伝搬媒体が水の場合では、20KHzでは略7.5cm、80KHzでは1.85cmとなる。
かくしてなる寸法に形成される圧電磁器板材2Aは、その素材としては初期時にはチタン酸バリウム(BaTiO3)系のセラミックスが用いられていたが、現在ではチタン酸鉛(PbTiO3)系セラミックスや、特にはチタン酸ジルコン酸鉛(PbZrTiO3)系セラミックスが圧電性や温度特性に優れることから主として用いられ、更には三成分系セラミックス即ちチタン酸ジルコン酸鉛に第三成分としてマグネシウム・ニオブ酸を付加させたPbTiO3−PbZrO3−Pb(MgNb)O3やマンガン・バリウム酸Pb(MnBa)O3となしたもの等も使用可能である。そしてかかる圧電磁器板材2Aは十分な硬度をも保持させることから、その実質的厚さはせいぜい0.2乃至1.0mm程度で使用が可能である。
かかる如くしてなる圧電磁器板材2Aは、該圧電磁器板材2Aよりやや面積が大きなステンレスや黄銅等からなる金属板材2Bの両側面より強固に接着されてなり、更にはこの接着された圧電磁器板材2Aの外面には、銅やアルミから金属蒸着若しくは銅箔やアルミ箔等からなる通電膜2Cが通電可能に塗着若しくは接合されてなるもので、図3の如くバイモルフ構造においては一方の通電極を金属板材2Bとし且他方の通電極を双の通電膜2Cとして使用するもので、これら通電極からは通電線2D,2Dが延出形成されて、圧電素子2が形成されている。
図3はバイモルフ構造のものが示されてなるものであるが、圧電磁器板材2Aの一側面に金属板材2Bを接合し、且圧電磁器板材2Aの外側に通電膜2Cを塗装若しくは接合させたユニモルフ構造の圧電素子2でも使用可能である。
図3はバイモルフ構造のものが示されてなるものであるが、圧電磁器板材2Aの一側面に金属板材2Bを接合し、且圧電磁器板材2Aの外側に通電膜2Cを塗装若しくは接合させたユニモルフ構造の圧電素子2でも使用可能である。
図4は圧電フィルム材による圧電素子20の説明図であって、近年においてはポリフッ化ビニリデンフィルム材の分子配向と結晶化により圧電効果を発揮することが究明されたことから、新たな圧電素子20としての利用が可能となったもので、該圧電フィルム材による圧電素子20は、所要の寸法の円形若しくは方形に裁断してなるポリフッ化ビニリデンフィルム材20Aの両側面に、銅若しくはアルミからなる金属蒸着若しくは銅箔やアルミ箔からなある通電膜2Cを通電可能に塗着若しくは接合させたうえ、この両側面の通電膜2Cよりそれぞれ通電線2D,2Dを延出させた構成のものである。
かかる場合のポリフッ化ビニリデンフィルム材20Aの厚さは、略30乃至300μm程度のものが生産性のうえから生産されるが、本発明の如く低周波振動から高周波振動にまで対処させるうえからは、その厚さにおいて200乃至300μmのものが好適である。そして該圧電フィルム材による圧電素子20も、その使用目的が圧電磁器板材による圧電素子2と同様のものであるから、その寸法も使用する放射振動数と伝搬速度とにより、共振波長に合わせて裁断したものを用いれば良い。
かかる場合のポリフッ化ビニリデンフィルム材20Aの厚さは、略30乃至300μm程度のものが生産性のうえから生産されるが、本発明の如く低周波振動から高周波振動にまで対処させるうえからは、その厚さにおいて200乃至300μmのものが好適である。そして該圧電フィルム材による圧電素子20も、その使用目的が圧電磁器板材による圧電素子2と同様のものであるから、その寸法も使用する放射振動数と伝搬速度とにより、共振波長に合わせて裁断したものを用いれば良い。
図5は実用使用される本発明健康保持用シート1における圧電磁器板材による圧電素子2の配位図であって、本発明健康保持用シート1はシーツやベッド中敷きの如く広面積のものから、膝掛けの如く小面積なものまで多様な利用がなされ、且これら使用に際しては適宜に折り合わせたり曲折したりして使用及び収納がなされる。従って圧電磁器板材による圧電素子2の如く剛強なものでは、比較的寸法や面積の小さなものを分散配位させる必要があること、及び放射振動も使用目的により随時変化させてやることが必要であり、特に高周波振動の放射ではその共振波長に適応した径や長さの圧電磁器板材による圧電素子2若しくは圧電フィルム材による圧電素子20の数種を分散配位させて振動放射させることが望まれる。
そこで図5においては、方形に形成された且共振波長に適合した2種類の圧電磁器板材からなる圧電素子2が全面に亘って均等に分配配位された状態が示されてなるもので、かかる場合において面積の大きな圧電磁器板材からなる圧電素子2では高周波振動の振動放射に際して比較的振動数の低い放射に対応するもので、且面積の小さな圧電磁器板材からなる圧電素子2は、比較的振動数の高い放射に対応するものであって、実用使用に際して多種に亘る高周波振動放射が要請される場合には、それぞれの振動放射に対応した共振波長に適合する径若しくは長さの圧電磁器板材からなる圧電素子2若しくは圧電フィルム材からなる圧電素子20を、全面に亘って均等に分散配位させることが望ましい。
そして分散配位される圧電磁器板材からなる圧電素子2若しくは圧電フィルム材からなる圧電素子20の同一径若しくは長さの相互の配位間隔は、その共振波長の整数倍を以って分散配位させることにより、本発明健康保持用シート1全体を共振させて振動放射させることが効果的である。
そして分散配位される圧電磁器板材からなる圧電素子2若しくは圧電フィルム材からなる圧電素子20の同一径若しくは長さの相互の配位間隔は、その共振波長の整数倍を以って分散配位させることにより、本発明健康保持用シート1全体を共振させて振動放射させることが効果的である。
かくしてなる本発明健康保持用シート1から低周波振動、可聴周波振動或いは高周波振動の振動放射をなすためには、該健康保持用シート1に分散配位されてなる圧電磁器板材からなる圧電素子2若しくは圧電フィルム材からなる圧電素子20に、その周波数が1乃至200Hz程度の低周波パルス電力並びにその周波数が200乃至20,000Hzの可聴周波パルス電力或いはその周波数が20KHz乃至5MHzの高周波パルス電力を印加し振動駆動させるパルス電力出力用の電源3が付帯される。
而してこのパルス電力出力用の電源3としては、所要の周波数のパルス発振回路を内蔵するものやパルス発生器を内蔵するもの等極めて多種多様なものが提案されるものであるが、実質的にその周波数が1乃至200Hzの低周波パルス電力からその周波数が20KHz乃至5MHzの高周波パルス電力が出力されるものであれば特段の制約はない。そして当然のことながら該電源3からはその使用状態に合わせて低周波パルス電力、可聴周波パルス電力及び高周波パルス電力を適宜に切替え出力させる手段はもとより、連続的出力に加え断続的出力も可能となす手段も望まれる。
図6は本発明に使用できる電源3の回路例示図であって、図6のAはサイリスタインバーターとも証され、サイリスタのゲートにパルス発生器からのトリガパルスを加えるとサイリスター(SCR)と整流器(D1)を交互に流れる電流によってCの充放電が繰り返され、その両端に接続された出力トランスを通して出力されるもので、かかる図6のAでは10KHz出力500Wの出力を保持するものである。更に図6のBにはパルス発生器に代わるトランジェスターのコルピッツ発振回路であって、所望の水晶発振子やセラミック発振子を用いることにより、所要の低周波パルス電力や可聴周波パルス電力或いは高周波パルス電力を出力することが可能となる。加えて図6のCは自励発振回路によるもので、2組のトランジスタがSEPP(Single ended push−pull)接続され圧電素子2に流れる電流を小型トランスを通してベース側に帰還させることによりトランジィスターQ1,Q2が相互にスイッチング動作するもので、該発振回路では38KHzの高周波パルス電力を20Wの出力で出力出来るものである。
図7は本発明をシーツやベッド中敷きとして使用する使用態様図であって、かかる使用においては仰臥若しくは伏臥する身体の広範囲に振動放射伝搬がなされる大きさに形成され、且必要に応じてはシート基材1Aの外表面に吸湿性や緩衝性を保持する不織布若しくは織物等からなる外カバー材1Cを併用することも考慮される。かかる使用方法において筋肉のコリや関節の張り等を弛緩させ痛みの軽減化には、低周波振動による振幅の大きな叩打刺激を放射伝搬させ、更に神経的疲労や身体の部分的疲労や痛み等には可聴周波振動に伴う音響的共振によるストレスの緩和や微細振動の放射伝搬によるストレスの浄化及び血行の促進による疲労の軽減を図り、加えて全身的疲労においては高周波振動による極微細振動を身体内に透過伝搬させ、ストレスの緩和や浄化及び血行の促進やツボ部分への刺激による内臓器官の代謝機能を高めて、以ってストレスや疲労の回復を図ることが可能となる。
図8は浴槽内に浸漬敷設して使用する態様図であって、浴槽中においては高周波振動放射が好適であって、高周波振動の内比較的低振動の略30乃至50KHzの振動放射により、極微細振動が体内に透過して筋肉や神経或いは内蔵への共振作用が働き血行が促進されて疲労の軽減や消除並びにストレスの緩和や浄化が図られ、更には浴槽水にキャビテーションが発生し浴槽水の流動と且発生する気泡の破裂に伴う衝撃力の刺激も付加され、而もその破裂時にはOH基が生成される結果、身体全体に亘る殺菌と臭気の分解消去もなされ、極めて衛生的状況下で疲労やストレスの回復がなされることとなる。
使用状況に合わせて形成した健康保持用シート材を敷設し、その通電線より低周波パルス電力、可聴周波パルス電力若しくは高周波パルス電力を電源より印加させることで使用できる。
1 本発明健康保持用シート材
1A シート基材
1B 密封
1C 外カバー材
2 圧電磁器板材からなる圧電素子
2A 圧電磁器板材
2B 金属板材
2C 通電膜
2D 通電線
20 圧電フィルム材による圧電素子
20A 圧電フィルム材
3 電源
1A シート基材
1B 密封
1C 外カバー材
2 圧電磁器板材からなる圧電素子
2A 圧電磁器板材
2B 金属板材
2C 通電膜
2D 通電線
20 圧電フィルム材による圧電素子
20A 圧電フィルム材
3 電源
Claims (3)
- 電源からのパルス電力の印加により低周波数から高周波数の振動を駆動しえる圧電素子を有する健康保持用シート材において、圧電素子が円形若しくは方形の圧電磁器板材がこの圧電磁器板材より面積の大きな金属板材の一側面若しくは両側面に接合され、且この接合された圧電磁器板材の外面には金属蒸着若しくは金属箔からなる通電膜が形成され、而も通電膜及び金属板材からは通電線が延出されてなり、この圧電素子が合成樹脂フィルム材からなる二枚のシート基材の間に、所要の間隔を以って均等に分散配位され、且相互の圧電素子に通電されるよう通電線が連結されたうえ、シート基材相互を融着接合若しくは接着接合により、一体的に密封形成させた構成からなる健康保持用シート材。
- 圧電素子がポリフッ化ビニリデンフィルム素材からなり、その両側面に金属蒸着若しくは金属箔からなる通電膜が形成され、且両側面の通電膜より通電線が延出形成された構成からなる、請求項1記載の健康保持用シート材。
- シート基材の間に均等に分散配位される圧電素子に径若しくは長さの異なる数種のものが使用され、且その同一径若しくは長さの圧電素子相互がそれぞれ均等に分散配位された構成からなる請求項1及び請求項2記載の健康保持用シート材。
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JP2007341892A JP2009148521A (ja) | 2007-12-22 | 2007-12-22 | 健康保持用シート材 |
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- 2007-12-22 JP JP2007341892A patent/JP2009148521A/ja active Pending
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