JP2009147554A - グループ通信サーバ、グループ通信端末およびグループ通信システム - Google Patents

グループ通信サーバ、グループ通信端末およびグループ通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009147554A
JP2009147554A JP2007321229A JP2007321229A JP2009147554A JP 2009147554 A JP2009147554 A JP 2009147554A JP 2007321229 A JP2007321229 A JP 2007321229A JP 2007321229 A JP2007321229 A JP 2007321229A JP 2009147554 A JP2009147554 A JP 2009147554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group communication
poc
group
communication terminal
poc session
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007321229A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawabata
孝史 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007321229A priority Critical patent/JP2009147554A/ja
Publication of JP2009147554A publication Critical patent/JP2009147554A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】同一メンバが同時に複数のPoCセッションを共有し、同一メンバ内の同時PoCセッションを連携させたサービスを可能にすることができるグループ通信サーバを得ること。
【解決手段】所定のグループ内のグループ通信端末間にPoCセッションを形成して、グループ通信端末間のグループ通信を管理、制御するグループ通信サーバにおいて、複数のPoCセッションを同時にグループ内の同一のグループ通信端末間で共有した共有同時PoCセッションを管理し、制御するPoCセッション管理部312を備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、グループ通信を行うグループ通信システムおよび、このグループ通信システムで用いられるグループ通信サーバおよびグループ通信端末に関するものである。
近年では、携帯電話などの通信端末において、1対1または1対多の半二重通信(一度に音声などのデータを送信することができる人が1人に限定される双方向通信)を行うことが可能となってきている。これは、PoC(Push-To-Talk over Cellular)と呼ばれるグループ通信サービスであり、国際的なモバイル・アプリケーションの標準化団体であるOpen Mobile Alliance(以下、OMAという)によって標準化されている(たとえば、非特許文献1参照)。
グループ通信を行う際に、そのメンバリストは、プレゼンスサーバなどの他のサーバと連携することにより、PoC XDMサーバ(XML Document Management Server)によって管理される。そして、メンバリスト中のユーザがグループ通信セッション(以下、PoCセッション(PoC Session)という)の開始を要求すると、SIP(Session Initiation Protocol)を用いてPoCセッションが確立される。つまり、ユーザによってPoCセッションの開始が要求されると、PoCサーバ(PoC Server)は、PoC XDMサーバのグループ通信のメンバリストを参照し、各ユーザにINVITEメッセージを送ることにより、グループ通信の通信路を形成し、グループ通信への参加を招待する。その後、送信権を取得したユーザの通信端末から、Talk Burstと呼ばれる音声や映像などのメディアがRTP(Real-time Transport Protocol)を用いて伝送され、PoCサーバによってグループ通信のメンバに転送される。一般に、ユーザは通信端末の所定のボタンまたはキーを押すことによって送信権を要求することができ、PoCサーバから許可された1台の通信端末がデータ送信できるように、送信権が制御される。
OMAではさらに、グループ通信参加者に同時に複数のグループ通信セッション(Simultaneous PoC Session)に参加する機能、いずれかのグループ通信セッションにロック(Lock)する機能、PoCセッションごとに独立した状態遷移にする機能などについて標準化を行っている(たとえば、非特許文献2参照)。
服部武、藤岡雅宜著「改訂版 ワイヤレス・ブロードバンド教科書 =3.5G/次世代モバイル編=」株式会社インプレス、2006年3月28日 "Push to talk over Cellular(PoC) - Architecture, Approved Version 1.0.1", 28 November 2006, Open Mobile Alliance Ltd.
しかしながら、上記従来の技術に示されるグループ通信では、同一のメンバが同時に複数のPoCセッションを共有することについては想定されていない。そのため、同一メンバが同時に複数のPoCセッションを共有した場合において、これらの複数の同時PoCセッションを連携した制御方法が具体的に定義されていないという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、同一メンバが同時に複数のPoCセッションを共有し、同一メンバ内の同時PoCセッションを連携させたサービスを可能にすることができるグループ通信サーバ、グループ通信端末およびグループ通信システムを得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかるグループ通信サーバは、所定のグループ内のグループ通信端末間にPoC(Push-To-Talk over Cellular)セッションを形成して、前記グループ通信端末間のグループ通信を管理、制御するグループ通信サーバにおいて、複数のPoCセッションを同時に前記グループ内の同一のグループ通信端末間で共有した共有同時PoCセッションを管理し、制御するPoCセッション管理手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、同一メンバが同時に複数のPoCセッションを共有した状態で、あるメンバの通信端末がその内の一つのPoCセッションを使ってメディアを送信中であっても、他の通信端末が他のPoCセッションを使用して同時にメディアを同一のメンバの通信端末に送信することができる。その結果、待ち時間のない臨場感のあるコミュニケーションを可能とする、同一メンバ内の同時PoCセッションを連携させたサービスを提供することが可能になるという効果を有する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるグループ通信サーバ、グループ通信端末およびグループ通信システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、この発明にかかるグループ通信システムの構成の一例を模式的に示すブロック図である。このグループ通信システムは、ユーザが所有する無線通信を行うグループ通信端末(以下、通信端末という)10−1〜10−3と、通信端末10−1〜10−3に無線アクセスサービスを提供するアクセスネットワーク20と、アクセスネットワーク20と接続され、通信端末10−1〜10−3にIP(Internet Protocol)接続性を提供するコネクションネットワーク30と、コネクションネットワーク30と接続され、コネクションネットワーク30の各機能を連携させたアプリケーションサービスを提供するWebサービス40と、を備える。
アクセスネットワーク20は、通信端末10−1〜10−3との間で無線通信を行う複数の基地局21が接続されたネットワークであり、各基地局21に接続する通信端末10−1〜10−3をコネクションネットワーク30に接続するために構成されるネットワークである。コネクションネットワーク30との接続点には、ゲートウェイルータ22が配置されている。
コネクションネットワーク30は、通信端末10−1〜10−3によるPoCセッションを集中管理するPoCサーバ(グループ通信サーバ)31を含み、そのほかに、通信端末10−1〜10−3のプレゼンス情報の配信を行うプレゼンスサーバ32、通信端末10−1〜10−3のロケーション情報の配信を行うロケーションサーバ33、通信品質の管理、制御を行うQoS(Quality of Service)ポリシーサーバ34、通信において認証、承認および課金などの処理を行う認証サーバ35、通信端末10−1〜10−3のホームアドレスと移動先のアドレスとの対応付けを管理するホームエージェント36などの通信端末10−1〜10−3によるPoC通信を実現するのに必要な種々の機能をサポートするサーバを含むネットワークである。これらのサーバ31〜36は、Webサービス40中の各種のサーバにアクセスして、必要な情報を参照して要求された通信端末10−1〜10−3に送信するなどの機能を有する。なお、プレゼンス情報は、各通信端末10−1〜10−3の通信状態(通信待ち、通信中、通信圏外など)やその通信端末10−1〜10−3のユーザの状態(在席状態、不在状態、移動中など)などのプレゼンス状態を示す情報であり、ロケーション情報は、通信端末10−1〜10−3ごとに登録されたネットワーク上の位置(IPアドレスなど)や物理的な位置を示す情報である。
Webサービス40は、コネクションネットワーク30中のサーバや通信端末10−1〜10−3が汎用的に利用できる形式、具体的には、XML(eXtensible Markup Language)形式、でデータを管理するサーバである。この図1には、通信端末10−1〜10−3が、グループ通信を行うメンバを登録したメンバリストをXML形式で管理するPoC XDMサーバ41と、通信端末10−1〜10−3のプレゼンス情報とロケーション情報をXML形式で管理するプレゼンスXDMサーバ42と、が示されている。
通信端末10−1〜10−3は、アクセスネットワーク20の基地局21との間で無線通信を行って、グループ通信を行うメンバが保持する通信端末10−1〜10−3と半二重通信で通信を行うことが可能な通信装置であり、また、Simultaneous Sessions Support(SSS)と呼ばれる、同時に複数のPoCセッションに参加する機能を有する通信端末である。なお、この図1では、通信端末10−1〜10−3が無線によってグループ通信を行う場合を例に挙げているが、通信端末10−1〜10−3が無線通信端末に限られる必要はなく、有線でアクセスネットワーク20に接続される通信端末10−1〜10−3であってもよい。この場合には、アクセスネットワーク20は、無線通信をサポートするネットワークではなく、有線通信をサポートするネットワークとなる。
図2は、PoCセッションを説明するための図である。この図は、1つの通信端末が形成しているPoCセッションの様子を模式的に示している。上述したように、通信端末10−1〜10−3は複数のPoCセッションに同時に参加する機能を有しているので、同時に複数のPoCセッション72−1〜72−Mを形成している。ここで、PoCセッション72−1、PoCセッション72−3、・・・、PoCセッション72−Mは、それぞれ異なるメンバによって構成される通信グループで形成されるPoCセッションである。このように1台の通信端末10が複数のPoCセッション72−1,72−3,・・・,72−Mを同時に形成している場合を、同時PoCセッション(Simultaneous PoC Session)70というものとする。
また、この図2において、PoCセッション72−1,72−2は、同一のメンバの通信端末10間で形成される複数のPoCセッションである。このように、同じ通信グループ内の同じメンバ間で同時に形成される複数の同時PoCセッションのことをこの明細書では、共有同時PoCセッション71という。
つぎに、このグループ通信システムにおいてこの実施の形態の特徴となる構成要素についてのさらに詳細な構成について説明する。図3は、この発明にかかるPoCサーバの構成の一例を模式的に示す図である。このPoCサーバ31は、通信端末10−1〜10−3の参加している同時PoCセッションを認識し、各PoCセッションについて制御を行う装置であり、通信部311と、PoCセッション管理部312と、を備える。通信部311は、コネクションネットワーク30内とWebサービス40内のサーバ、アクセスネットワーク20との間で通信を行う。
PoCセッション管理部312は、通信端末10−1〜10−3からの要求にしたがってPoCセッションの通信路を形成し、通信端末10−1〜10−3間のPoCセッションを用いた通信を制御する処理部であり、共有同時PoCセッション管理機能3121、通信パラメータ変更機能3122、送信制御機能3123などを有する。
共有同時PoCセッション管理機能3121は、通信端末(10−1)から共有同時PoCセッションの確立要求があった場合に、Webサービス40のPoC XDMサーバ41に要求した通信端末10−1が登録した通信グループのメンバが掲載されているメンバリストを取得し、自通信端末10−1を含むそのメンバリスト内のメンバの通信端末10−2,10−3間に、指定された数のPoCセッションからなる共有同時PoCセッションを形成し、メンバリスト内のメンバの通信端末10−2,10−3を呼び出す。また、進行中の共有同時PoCセッション中の制御権を有する通信端末10−1〜10−3による共有同時PoCセッションへの他の通信端末10の参加処理や、共有同時PoCセッションからの通信端末10−1〜10−3の退出処理を、個別のPoCセッションごとではなく、共有同時PoCセッション中のすべてのPoCセッションについて行う。
通信パラメータ変更機能3122は、制御権を有する通信端末10−1〜10−3による通信パラメータ変更の要求があった場合に、そのパラメータの変更を行う。たとえば、共有同時PoCセッションの進行中に送信権を要求した通信端末10−1〜10−3への送信権の付与、制御権を有する通信端末10−1〜10−3による送信権の他の通信端末への付与、送信権の優先度の変更などのパラメータの変更などの処理を行う。なお、送信権の付与の際に、要求した通信端末10−1〜10−3が既にPoCセッションの送信権を保持している場合や、送信権が未設定のPoCセッションがない場合には、送信権の要求を拒絶する。
送信制御機能3123は、共有同時PoCセッションを構成する各PoCセッションを区別し、たとえば1つのPoCセッションで通信されるメディアがない場合にのみ、他のPoCセッションでメディアを通信したり、いずれかのPoCセッションにロックしたりするなどの排他的な制御を行う。
図4は、この発明にかかる通信端末の実施の形態の構成を模式的に示す図である。この通信端末10は、音声を入力するマイクロフォンなどの音声入力部11と、PoCセッション確立のコマンドの入力や通信グループ、パラメータなどの設定を行うためのボタンやキーなどの入力部12と、音声を出力するスピーカなどの音声出力部13と、画像やテキストデータなどを表示する表示部14と、アクセスネットワーク20を介して通信を行う通信部15と、通信端末10上で実行するプログラムやデータなどを保存する記憶部16と、共有同時PoCセッションで受信される音声メディアを音声出力部13に出力する音声処理部17と、共有同時PoCセッションで受信される映像メディアを表示部14に出力したり、共有同時PoCセッションの設定画面を表示部14に表示したりする表示処理部18と、これらの各処理部を制御する制御部19と、を備える。
ここで、音声処理部17と表示処理部18は、共有同時PoCセッション内の複数のPoCセッションで通信されるメディアに対して排他的な制御を行わずに同時に出力処理を行う。たとえば、音声出力部13は、通信端末10が共有同時PoCセッションを形成しており、複数PoCセッションからの音声メディアを受信した場合には、音声ミキサで混合して出力したり、複数のスピーカで出力したりする。また、表示処理部18は、通信端末10が共有同時PoCセッションを形成しており、複数PoCセッションから映像メディアを受信した場合には、各PoCセッションで受信される映像メディアをPoCセッションごとに区別した画面で表示部14上に表示する。
図5は、通信端末の表示部に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。このユーザインタフェースは、通信端末10においてグループ通信を実現する通信端末アプリケーションのユーザインタフェースであり、この例では、表示部14上に、グループ通信のメンバ選択のためのメンバ選択区画(panel)81と、グループ通信メンバを地図上に表示するための地図表示区画82と、グループ通信を開始するためのグループ通信開始区画83と、グループ通信の通信パラメータ変更のためのパラメータ変更区画84と、を備える。これらの各区画81〜84は、表示処理部18によってたとえば記憶部16に記憶されている区画画面データにコネクションネットワーク30やWebサービス40の各サーバから取得した情報が入れ込まれて表示部14上に表示される。なお、地図表示区画82の表示は、プレゼンスXDMサーバ42からのプレゼンス情報とロケーション情報に基づいて表示される。
メンバ選択区画81には、共有同時PoCセッション数の範囲を指定するセッション数指定手段811と、地図によるメンバ検索を指示する地図選択手段812と、が備えられている。つまり、PoCセッション数の範囲からの検索と、地図表示区画82に示される地図からの検索の2つの方法でメンバ検索が可能となっている。セッション数の範囲からの検索は、同一メンバで共有する共有同時PoCセッションの最大サポート数の範囲でメンバを検索することができる。また、地図からの検索では、地図表示区画82上にメンバの地理的な位置が表示され、この地図の中心からの所定の距離に存在するメンバの検索結果による選択や、ユーザの操作による地理的な位置を加味したメンバの選択を行うことができる。このように、メンバ選択区画81および地図表示区画82を用いることによって、共有同時PoCセッションのサポート数と地理的な位置情報とを組み合わせてグループ通信のメンバを選択し、その結果をPoCサーバ31に指示することができる。「検索」ボタン813は、セッション数指定手段811および/または地図選択手段812で選択された内容をPoCサーバ31に送信する手段である。
グループ通信開始区画83には、開始する共有同時PoCセッションのセッション数を指定するセッション数指定手段831が備えられている。また、グループ通信開始区画83にはまた、必要に応じてPoCセッションに必要なデータパスの回線品質(QoS)を設定するQoS設定手段832や、グループ通信メンバの呼び出しを指示(ページング)するページング設定手段333が備えられている。また、「通信開始」ボタン834は、セッション数指定手段831、QoS設定手段832、ページング設定手段833で設定された内容をPoCサーバ31に送信する手段である。このグループ通信開始区画83を用いることにより、共有同時PoCセッション数を指定してPoCサーバ31にセッション開始の指示を与えたり、QoSポリシーによる回線品質の設定の指示を与えたりすることができる。
パラメータ変更区画84には、グループ通信のメンバについて送信権の付与および優先度の変更を指示するパラメータ設定手段841が備えられている。ここでは、メンバに対して制御権の有無、現在の送信権の保有者、優先度について表示されている例が示されている。また、対象とするPoCセッションを特定または無指定にするセッション指定手段842も備えられている。「通信パラメータ変更」ボタン843は、パラメータ設定手段841とセッション指定手段842で設定された内容をPoCサーバ31に送信するための手段である。この図の例では、たとえば、パラメータ変更区画84を用いて、PoCセッション制御権を保有するメンバ「本部」が、メンバ「現場」に送信権を付与する指示をPoCサーバ31に与えることが可能である。その結果、メンバ「本部」がグループ通信メンバに音声などのメディアを送信しながら、メンバ「現場」の映像などのメディアをグループ通信メンバに同時に送信することができる。
なお、以上の各区画81〜84で選択された内容は、通信部15を介してその内容がPoCサーバ31を含むコネクションネットワーク30へと送信され、PoCサーバ31やコネクションネットワーク30内の他のサーバがその設定内容に応じた処理を行うことによって、上記で選択された内容が実現される。
図6は、グループ通信のインタフェースプロトコルを説明するための図である。通信端末10は、PoCクライアント51、XDMクライアント52、プレゼンスソース/ウオッチャ53などから構成される。通信端末10は、PoC技術においてはPoCクライアント51やPoCユーザ装置(UE:User Equipment)、SIP技術においてはユーザエージェント(UA:User Agent)とも呼ばれる。SIP/IPコア50は、SIPプロキシやSIPレジストラから構成され、SIPシグナリングメッセージを宛先に転送する機能を有するネットワークである。なお、PoCサーバ31、PoC XDMサーバ41、プレゼンスサーバ32は、図1と同一である。
PoCクライアント51とPoCサーバ31の間のインタフェースには、RTP、RTCP(Real Time Control Protocol)、TBCP(Talk Burst Control Protocol)が用いられる。RTPは、音声や映像などのメディアを転送するために用いられるプロトコルである。RTCPは、メディアの転送に関わる統計情報を交換するのに用いられるとともに、TBCPのメッセージを転送するのに用いられるプロトコルである。TBCPは、Talk Burst Request,Talk Burst Granted,Talk Burst Takenなどのメッセージにより、PoCセッションの送信権の制御に用いられるプロトコルである。また、PoCクライアント51は、PoCサーバ31との間にSIP/IPコア50を介したインタフェースを持つ。このインタフェースでは、SIPのINVITE,re-INVITE,REFER,UPDATE,BYE,Trying,OK,ACK,Acceptedなどのメッセージを用いて、PoCセッションの設立や管理を行う。
XDMクライアント52とPoC XDMサーバ41との間のインタフェースには、XCAP(XML Configuration Access Protocol)が用いられる。これによって、XDMクライアント52は、PoC XDMサーバ41にアクセスしてメンバリストの登録や編集を行うことができる。また、プレゼンスソース/ウオッチャ53とプレゼンスサーバ32との間には、SIP/IPコア50を介したインタフェースを有する。このインタフェースでは、SIPのREGISTER,SUBSCRIBE,NOTIFY,PUBLISHなどのメッセージを用いて、プレゼンス機能が実現される。
つぎに、グループ通信システムでの同一メンバによって複数のPoCセッションが確立された状態におけるグループ通信の動作の概要について説明する。たとえば、図1に示されるように、1つの通信グループ内のメンバが保持する通信端末10−1〜10−3間に2つのPoCセッション61,62からなる共有同時PoCセッションが形成されている場合を例に挙げる。ここで、この形成された共有同時PoCセッションのうちの1つのPoCセッション61の送信権を、通信端末10−1が持っているものとする。この状態で、通信端末10−1が送信するメディア(ここでは、音声や映像のことを意味し、トークバーストともいう)は、PoCサーバ31でコピーされ、通信グループのメンバである他の通信端末10−2,10−3に転送される。一方、この時点で共有同時PoCセッション中の他方のPoCセッション62の送信権を通信端末10−2が持っているものとする。このとき、通信端末10−2の送信するメディアは、PoCサーバ31でコピーされ、PoCセッション61と同一の通信グループのメンバである通信端末10−1,10−3に転送される。このようにして、共有同時PoCセッションでの通信が行われるが、以下では、この共有同時PoCセッションでの通信制御の詳細について説明する。
<共有同時PoCセッションのセットアップ処理>
図7は、共有同時PoCセッションのセットアップ処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、通信端末10−1がPoCセッションを開始する場合の処理手順の一例を示している。まず、通信端末10−1〜10−3は、予め自通信端末のロケーション情報やプレゼンス情報を登録する(SQ11)。具体的には、各通信端末10−1〜10−3は、SIPプロトコルのREGISTER,SUBSCRIBEメッセージを用い、図示しないコネクションネットワーク30内のプレゼンスサーバ32を経由してWebサービス40のプレゼンスXDMサーバ42に、自通信端末のロケーション情報やプレゼンス情報の登録を行う。なお、この実施の形態では、各通信端末10−1〜10−3は、共有同時PoCセッションの最大サポート数をプレゼンス情報に含めて登録を行う。
ついで、プレゼンスXDMサーバ42は、ロケーション情報やプレゼンス情報の登録を行った通信端末10−1〜10−3に対して、ロケーション情報やプレゼンス情報を通知する(SQ12)。具体的には、図7では省略しているが、プレゼンスサーバ32が、プレゼンスXDMサーバ42が管理する情報を参照して、SIPプロトコルのNOTIFY,PUBLISHメッセージを用い、各通信端末10−1〜10−3のロケーション情報やプレゼンス情報を、登録した通信端末10−1〜10−3に通知する。この実施の形態では、プレゼンスサーバ32が各通信端末に対して共有同時PoCセッションの最大サポート数を通知する。
その後、通信端末10−1がWebサービス40内のPoC XDMサーバ41との間で、グループ通信のメンバリストをアレンジする(SQ13)。このステップで、PoC XDMサーバ41には、グループ通信のメンバリストを含むPoCグループ情報が設定される。ここでは、通信端末10−1は、メンバリストに通信端末10−2,10−3を登録したものとする。この処理は、たとえば図5に示されるユーザインタフェース上のメンバ選択区画81や地図表示区画82を用いてメンバを選択し、メンバ選択区画81の「検索」ボタン813を選択することによって行われる。このメンバの選択に当たっては、たとえば、メンバ選択区画81で指定した共有同時PoCセッション数をサポートする通信端末を探索するようにすることも可能である。このとき、通信グループとして登録したメンバの通信端末10−2,10−3がサポートする共有同時PoCセッション数の範囲を探索し、その中で最小の共有同時PoCセッション数を選択するようにすることも可能である。また、地図表示区画82を用いたメンバの選択では、所定の範囲に存在する通信端末を探索するようにすることも可能である。
ついで、通信端末10−1は、SQ12で通知された共有同時PoCセッションのサポート数またはSQ13でアレンジしたPoCグループ情報を参照して、共有同時PoCセッションの数を選択する(SQ14)。この処理は、図5のユーザインタフェース上のグループ通信開始区画83を用いてセッション数指定手段831でセッション数を選択することによって行われる。このとき、必要に応じてQoS設定手段832でPoCセッションに必要なデータパス回線品質の設定を行ったり、ページング設定手段833でページングの設定を行ったりする。
その後、通信端末10−1は、SIPプロトコルの招待(INVITE)メッセージを用いて、PoCサーバ31にPoCセッションの開始を要求する(SQ16)。このINVITEメッセージには、SQ13で設定したPoCグループ情報とSQ14で選択した同時PoCセッション数が含まれているものとする。また、この処理は、図5のユーザインタフェース上のグループ通信開始区画83の「通信開始」ボタン834を選択することで行われる。
ついで、PoCサーバ31は、受信したINVITEメッセージの処理について処理中であることを示す暫定応答(Trying)を通信端末10−1に返し(SQ17)、指定されたPoCグループのメンバリストをWebサービス40のPoC XDMサーバ41から取得する(SQ18)。ついで、PoC XDMサーバ41は、必要に応じてPoCセッションに必要なデータパスの回線品質(QoS:Quality of Service)の設定や、グループ通信メンバの呼び出し(Paging)を行う(SQ19)。
その後、PoCサーバ31は、通信端末10−1によって指定されたグループ通信のメンバである通信端末10−2,10−3に対して、PoCセッションへの招待(INVITE)メッセージを送信し(SQ20)、各通信端末10−2,10−3は、INVITEメッセージについて処理中であることを示す暫定応答(Trying)を返し(SQ22)、その後に応答(OK)メッセージを返す(SQ22)。
PoCサーバ31は、グループ通信のメンバである通信端末10−2,10−3からOKメッセージを受信すると、通信端末10−1に対して同時PoCセッションの開始を通知するOKメッセージを送信し(SQ23)、また通信端末10−1に送信権を与えるメッセージ(Talk Burst Taken)を通知する(SQ24)。以上によって、通信端末10−1〜10−3の間でSQ14で選択された数のPoCセッションからなる共有同時PoCセッションが確立され、そのうちの1つのPoCセッションの送信権が通信端末10−1に与えられ、通信端末10−1では、PoCセッションにメディアを流すことが可能な状態となる。
<共有同時PoCセッションの送信権制御>
図8は、共有同時PoCセッションの複数のPoCセッションの送信権付与の制御処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、既に通信端末10−1〜10−3で共有同時PoCセッションが確立されており、各PoCセッションを用いたメディアの送信が行われている状態で、通信端末10−2が送信権を要求した場合を例に挙げて説明する。
まず、通信端末10−2のユーザによって、送信権を得るための所定のボタンやキーが押されることをトリガとして(SQ31)、通信端末10−2がPoCサーバ31にTalk Burst Requestメッセージを送信し、送信権を要求する(SQ32)。なお、ここでは、通信端末10−2によって送信される送信権要求は、特定のPoCセッションを指定せずに、共有同時PoCセッションを指定して送信権を要求するものとする。
ついで、PoCサーバ31は、PoCセッション選択処理を行う(SQ33)。図9は、PoCサーバ31によるPoCセッション選択処理の一例を示す図である。この図に示されるように、PoCサーバ31は、共有同時PoCセッションの各PoCセッションを検索し、送信権を要求した通信端末10−2が送信権を持っているPoCセッションの有無を判断する(ステップS331)。通信端末10−2が他のPoCセッションの送信権を持っていない場合(ステップS331でNoの場合)には、メンバ共有同時PoCセッションの各PoCセッションを検索し、送信権が未割り当てである空き状態のPoCセッションがあるか否かを判定する(ステップS332)。
送信権が未割り当てである空き状態のPoCセッションがある場合(ステップS332でYesの場合)には、空き状態のPoCセッションを選択し(ステップS333)、送信権を要求した通信端末10−2に対して割り当てて、図8へと処理が戻る。一方、空き状態のPoCセッションがない場合(ステップS332でNoの場合)または、ステップ331で通信端末10−2が他のPoCセッションの送信権を持っている場合(ステップS331でYesの場合)には、送信権の要求を拒絶する処理を実行し(ステップS334)、通信端末10−2に対する送信権付与の制御処理が終了する。
図9で空きのPoCセッションが選択された場合には図8へと戻って、PoCサーバ31は、送信権を要求した通信端末10−2に送信権を与えるメッセージ(Talk Burst Taken)を送信する(SQ34)。なお、このメッセージには、図9のステップS333で選択されたPoCセッションの識別子が含まれる。以上によって、送信権が与えられた通信端末10−2は、指定された識別子のPoCセッションにメディアを送信し(SQ34)、PoCサーバ31はそのメディアを複製して他のメンバが所有する通信端末10−1,10−3に転送を行う(SQ35)。
なお、このとき複数のPoCセッションでメディアが送信されている場合には、PoCサーバ31は、共有同時PoCセッション内の各PoCセッションを区別して、各PoCセッションについては排他的な制御を行ってメディアの転送を行っている。また、各通信端末10−1〜10−3では、共有同時PoCセッションの各PoCセッションでメディアは排他的な制御が行われずに同時に通信される。
<PoCセッション制御権を有する通信端末によるパラメータの変更>
図10は、PoCセッション制御権を有する通信端末によるパラメータの変更処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、既に通信端末10−1〜10−3の間で共有同時PoCセッションが確立されており、各PoCセッションを用いたメディアの送信が進行中の状態にあるものとする。また、パラメータの変更として、他の通信端末への送信権の付与と優先度の変更を例に挙げる。
まず、PoCセッションの制御権を有する通信端末10−1が、通信パラメータ変更を要求するメッセージを送信する(SQ51)。なお、PoCセッションの制御権は、(1)PoCセッションを開始した通信端末が保有する、(2)特定のPoCセッションの送信権を保有する通信端末に付与する、(3)事前の設定による、などの基準によって特定の通信端末に付与することが可能である。また、通信パラメータ変更要求のメッセージは、SIPプロトコルのINVITE,re-INVITE,UPDATEメッセージおよび該メッセージに含まれるSDP(Session Description Protocol)を使用することが可能であり、変更対象の通信端末の識別子、通信パラメータ変更処理の種別(送信権の付与または優先度変更などの処理の種別)、および変更の内容を含む。
たとえば、送信権を他のメンバに付与したい場合には、図5のユーザインタフェースのパラメータ変更区画84のパラメータ設定手段841で、送信権を与えたいメンバの「送信権」の欄をチェックボックスで選択し、「通信パラメータ変更」ボタン843を選択することによって、制御権を有する通信端末からPoCサーバ31に対して通信パラメータ変更の指示を出すことができる。このとき、セッション指定手段842で特定のPoCセッションを選択することで、付与するセッションを指定することもできる。また、優先度の変更についても同様に行うことができる。
PoCサーバ31は、送信権付与または優先度変更の要求メッセージを受信すると、暫定応答(Trying)を通信端末10−1に返した後(SQ52)、パラメータの変更処理を行う(SQ53)。図11は、パラメータの変更処理の手順の一例を示すフローチャートである。
PoCサーバ31は、要求した通信端末10−1がPoCセッションの制御権を保有しているか否かを判断する(ステップS531)。制御権を保有していない場合(ステップS531でNoの場合)には、通信パラメータ変更の要求を拒絶する処理を行い(ステップS532)、パラメータの変更処理が終了する。
一方、制御権を保有している場合(ステップS531でYesの場合)には、変更の種別を確認する(ステップS533)。具体的には、優先度の変更か、送信権の付与か、を確認する。変更の種別として、優先度変更が指定されている場合(ステップS533で「優先度変更」の場合)には、SQ51で指定された変更対象の通信端末10−2についての送信権に関する優先度をその変更内容にしたがって変更し(ステップS534)、パラメータの変更処理を終了して図10に戻る。
また、変更の種別として、送信権付与が指定されている場合(ステップS533で「送信権付与」の場合)には、SQ51で指定された変更内容に含まれるPoCセッション、あるいは同一のメンバ間での共有同時PoCセッションの各PoCセッションを検索し、送信権が未割り当ての空き状態である送信権を付与可能なPoCセッションを選択する(ステップS535)。その後、ステップS535で選択したPoCセッションの送信権を通信端末10−2に付与し(ステップS536)、パラメータの変更処理が終了して図10に戻る。
図11でパラメータの変更がなされた場合には図10に戻って、PoCサーバ31は、通信端末10−1に通信パラメータ変更処理(送信権付与または優先度変更の処理)の完了を通知するOKメッセージを送信し(SQ54)、通信端末10−1はPoCサーバ31に対して応答(ACK)メッセージを返す(SQ55)。そして、PoCサーバ31は、送信権付与の場合には、通信端末10−2に送信権を与えたことを通知するTalk Burst Takenメッセージを送信して(SQ56)、パラメータ変更処理が終了する。これによって、通信端末10−2には送信権が与えられ、与えられたPoCセッションを使ってメディアを送信することができる。
<共有同時PoCセッションへの通信端末の参加処理>
図12は、進行中の共有同時PoCセッションへの新たな通信端末の参加処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、通信端末10−1,10−2が共有同時PoCセッションを形成している状態で、通信端末10−3が共有同時PoCセッションへ参加する場合について説明する。
まず、通信端末10−1と通信端末10−2の間で進行中の共有同時PoCセッションにおいて、通信端末10−1が新たに通信端末10−3の参加を要求する(SQ71)。参加メンバの追加要求には、SIPプロトコルのREFERメッセージを用いることが可能である。ついで、PoCサーバ31はREFERメッセージに対する応答であるAcceptメッセージを通信端末10−1に返す(SQ72)。
その後、PoCサーバ31は、通信端末10−1によって指定された共有同時PoCセッション中の全てのPoCセッションについて、通信端末10−3を追加する処理を行う(SQ73)。ついで、PoCサーバ31は、通信端末10−1に、すべてのPoCセッションへの通信端末10−3の追加処理の完了を通知するNOTIFYメッセージを送信し(SQ74)、通信端末10−1は、PoCサーバ31に応答(OK)メッセージを返す(SQ75)。以上により、通信端末10−1〜10−3による共有同時PoCセッションが形成される(SQ76)。
<共有同時PoCセッションへの通信端末の退出処理>
図13は、進行中の共有同時PoCセッションからの新たな通信端末の退出処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、通信端末10−1〜10−3が共有同時PoCセッションを形成している状態から通信端末10−3が退出するものとする。
まず、通信端末10−3が進行中の共有同時PoCセッションからの退出を要求する(SQ91)。この参加メンバの退出要求には、SIPプロトコルのBYEメッセージを用いることが可能である。ついで、PoCサーバ31は、共有同時PoCセッションの全てのPoCセッションについて、通信端末10−3を削除する処理を行った後(SQ92)、通信端末10−3にすべてのPoCセッションから通信端末10−3の削除処理を行ったことを示す応答(OK)メッセージを返す(SQ93)。これにより、共有同時PoCセッションからの通信端末の退出処理が終了し、以後は、通信端末10−1,10−2による共有同時PoCセッションが形成される(SQ94)。
以上のように、この実施の形態では、共有同時PoCセッションにおける制御を定義したので、同一メンバが同時に複数のPoCセッションを共有した状態での、同一メンバ内の同時PoCセッションを連携させたサービスを提供することが可能となる。
この実施の形態によれば、二つ以上のPoCセッションを同一メンバで同時に共有した状態で、たとえば、ある通信端末が一つのPoCセッションを使って音声などのメディアをグループ通信のメンバに送信中であっても、他の通信端末が別のPoCセッションを使用して同時に音声などのメディアを同一のメンバに送信することができる。また、このとき通信端末では、PoCセッションを流れるメディアに対して排他的な制御がなされないので、音声メディアの場合には各PoCセッションからの音声メディアが混合して出力され、映像メディアの場合には表示部14上の異なる領域に各PoCセッションからの映像メディアが出力される。その結果、待ち時間のない臨場感のあるコミュニケーションを行うことが可能になるという効果を有する。
また、共有する同時PoCセッションの数は、各通信端末のサポートする共有同時PoCセッション数を考慮して設定されるため、グループ通信メンバに同一の情報を配信することができるという効果も有する。さらに、送信権の選択においては、共有同時PoCセッションから自動的にPoCセッションを選択して送信権を付与することができるので、通信端末は特定のPoCセッションを意識することなく、送信権の付与を指示することができる。また、他のPoCセッションを制御する制御権を備えることが可能であり、この制御権を有する通信端末のみが、グループ通信の通信パラメータの変更を許可するように運用することも可能である。さらに、共有同時PoCセッションへのメンバの追加や退出は共有する、共有同時PoCセッションの全てのPoCセッションついて行うので、各PoCセッションについて個別に処理する必要がないという効果を有する。
以上のように、この発明にかかるグループ通信システムは、PoCセッションを同時に複数形成して通信を行う場合に有用である。
この発明にかかるグループ通信システムの構成の一例を模式的に示すブロック図である。 PoCセッションを説明するための図である。 この発明にかかるPoCサーバの構成の一例を模式的に示す図である。 この発明にかかる通信端末の実施の形態の構成を模式的に示す図である。 通信端末の表示部に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。 グループ通信のインタフェースプロトコルを説明するための図である。 共有同時PoCセッションのセットアップ処理の一例を示すシーケンス図である。 共有同時PoCセッションの複数のPoCセッションの送信権付与の制御処理の一例を示すシーケンス図である。 PoCサーバによるPoCセッション選択処理の一例を示す図である。 PoCセッション制御権を有する通信端末によるパラメータの変更処理の一例を示すシーケンス図である。 パラメータの変更処理の手順の一例を示すフローチャートである。 進行中の共有同時PoCセッションへの新たな通信端末の参加処理の一例を示すシーケンス図である。 進行中の共有同時PoCセッションからの新たな通信端末の退出処理の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10,10−1,10−2,10−3 通信端末
11 音声入力部
12 入力部
13 音声出力部
14 表示部
15,311 通信部
16 記憶部
17 音声処理部
18 表示処理部
19 制御部
20 アクセスネットワーク
21 基地局
30 コネクションネットワーク
31 PoCサーバ
32 プレゼンスサーバ
33 ロケーションサーバ
34 QoSポリシーサーバ
35 認証サーバ
36 ホームエージェント
40 Webサービス
41 PoC XDMサーバ
42 プレゼンスXDMサーバ
312 PoCセッション管理部
3121 共有同時PoCセッション管理機能
3122 パラメータ変更機能
3123 送信制御機能

Claims (18)

  1. 所定のグループ内のグループ通信端末間にPoC(Push-To-Talk over Cellular)セッションを形成して、前記グループ通信端末間のグループ通信を管理、制御するグループ通信サーバにおいて、
    複数のPoCセッションを同時に前記グループ内の同一のグループ通信端末間で共有した共有同時PoCセッションを管理し、制御するPoCセッション管理手段を備えることを特徴とするグループ通信サーバ。
  2. 前記PoCセッション管理手段は、前記グループ内のグループ通信端末から送信権の要求を受信した場合に、前記共有同時PoCセッション内の送信権が付与されていないPoCセッションを選択して、前記グループ通信端末に選択した前記PoCセッションの送信権を付与する機能を有することを特徴とする請求項1に記載のグループ通信サーバ。
  3. 前記PoCセッション管理手段は、所定の条件に基づいて、前記グループ内のグループ通信端末に前記共有同時PoCセッションの通信パラメータの変更が可能なPoCセッション制御権を設定する機能を備えることを特徴とする請求項1に記載のグループ通信サーバ。
  4. 前記PoCセッション管理手段は、前記グループ通信端末からの通信パラメータの変更要求に基づいて、前記共有同時PoCセッションの通信パラメータの変更を行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のグループ通信サーバ。
  5. 前記PoCセッション管理手段は、前記グループ通信端末から前記通信パラメータの変更要求を受信した場合に、前記グループ通信端末が前記通信パラメータの変更が可能な制御権を有するグループ通信端末であるかを判定する機能をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のグループ通信サーバ。
  6. 前記通信パラメータは、他のグループ通信端末への送信権の付与、または他のグループ通信端末の優先度の変更であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載のグループ通信サーバ。
  7. 前記PoCセッション管理手段は、前記グループ通信端末から前記共有同時PoCセッションの開始要求を受信した場合に、前記開始要求に含まれる共有同時PoCセッション数が、前記グループ通信端末が設定した前記グループ内の各前記グループ通信端末がサポートする共有同時PoCセッション数の範囲内にあるか否かを確認する機能を備えることを特徴とする請求項1に記載のグループ通信サーバ。
  8. 前記PoCセッション管理手段は、進行中の前記共有同時PoCセッションへの参加または前記共有同時PoCセッションからの退出の要求を通信端末から受信した場合に、前記共有同時PoCセッションを構成するすべてのPoCセッションについて前記通信端末についての追加処理または削除処理を行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のグループ通信サーバ。
  9. 所定のグループ内のグループ通信端末間にPoC(Push-To-Talk over Cellular)セッションを形成して、前記グループ通信端末間でグループ通信を行うグループ通信端末において、
    前記グループ内の同一のグループ通信端末との間で同時に複数のPoCセッションからなる共有同時PoCセッションを形成して、前記グループ内の前記グループ通信端末との間でグループ通信を行うことを特徴とするグループ通信端末。
  10. 自端末の通信状態または自端末のユーザの状態を示すプレゼンス情報のWebサービスへの登録時に、自端末でサポート可能な同時PoCセッション数を含めて登録する機能を備えることを特徴とする請求項9に記載のグループ通信端末。
  11. 前記共有同時PoCセッションの開始要求時に、前記グループで共有する同時PoCセッション数である共有同時PoCセッション数を指定する機能を有することを特徴とする請求項9に記載のグループ通信端末。
  12. 前記共有同時PoCセッションの開始要求時に、データパスの回線品質および/または前記グループ内のメンバの保持する前記グループ通信端末の呼び出しの実施を指示する機能を有することを特徴とする請求項9に記載のグループ通信端末。
  13. 前記共有同時PoCセッションの開始要求の送信に先立って、前記グループ内の前記各グループ通信端末がサポートする共有同時PoCセッション数の範囲を探索する機能を有することを特徴とする請求項9に記載のグループ通信端末。
  14. 前記共有同時PoCセッションの開始要求時に、サポートすべき共有同時PoCセッション数の範囲を指定して、グループ通信を行うグループ通信端末を探索する機能を備えることを特徴とする請求項9に記載のグループ通信端末。
  15. 前記共有同時PoCセッションの開始要求時に、前記グループ内の前記通信端末の地理的情報を用いてグループ通信を行うグループ通信端末を選択する機能を備えることを特徴とする請求項9に記載のグループ通信端末。
  16. 前記共有同時PoCセッションに属する前記複数のPoCセッションで受信したメディアを排他制御せずに同時に処理する機能を備えることを特徴とする請求項9に記載のグループ通信端末。
  17. 前記複数のPoCセッションで受信したメディアが音声メディアである場合に、前記複数のPoCセッションのそれぞれの音声メディアを混合して出力することを特徴とする請求項16に記載のグループ通信端末。
  18. 通信網に接続され、所定のグループ内のグループ通信端末との間でPoC(Push-To-Talk over Cellular)セッションを形成してグループ通信を行う複数のグループ通信端末と、
    前記通信網に接続され、前記複数のグループ通信端末間のグループ通信を管理するグループ通信サーバと、
    を備えるグループ通信システムにおいて、
    前記グループ通信サーバは、前記グループ内の前記複数のグループ通信端末間に、複数のPoCセッションを同時に共有した共有同時PoCセッションを管理し、制御する手段を備えることを特徴とするグループ通信システム。
JP2007321229A 2007-12-12 2007-12-12 グループ通信サーバ、グループ通信端末およびグループ通信システム Pending JP2009147554A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321229A JP2009147554A (ja) 2007-12-12 2007-12-12 グループ通信サーバ、グループ通信端末およびグループ通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321229A JP2009147554A (ja) 2007-12-12 2007-12-12 グループ通信サーバ、グループ通信端末およびグループ通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009147554A true JP2009147554A (ja) 2009-07-02

Family

ID=40917683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007321229A Pending JP2009147554A (ja) 2007-12-12 2007-12-12 グループ通信サーバ、グループ通信端末およびグループ通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009147554A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016507194A (ja) * 2013-02-05 2016-03-07 クアルコム,インコーポレイテッド セルラーを介したサービスのための動的サービス品質(QoS)
JP2016525851A (ja) * 2013-08-01 2016-08-25 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 複数の端末機間の通信確立方法及びその装置
JP2017097422A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 鹿島建設株式会社 送受信機及び送受信方法
JP6407461B1 (ja) * 2018-02-27 2018-10-17 株式会社シアンス・アール 信号処理装置、通信システム、信号処理装置で実施される方法、及び信号処理装置で実行されるプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016507194A (ja) * 2013-02-05 2016-03-07 クアルコム,インコーポレイテッド セルラーを介したサービスのための動的サービス品質(QoS)
JP2016525851A (ja) * 2013-08-01 2016-08-25 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 複数の端末機間の通信確立方法及びその装置
JP2017097422A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 鹿島建設株式会社 送受信機及び送受信方法
JP6407461B1 (ja) * 2018-02-27 2018-10-17 株式会社シアンス・アール 信号処理装置、通信システム、信号処理装置で実施される方法、及び信号処理装置で実行されるプログラム
JP2019149704A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 株式会社シアンス・アール 信号処理装置、通信システム、信号処理装置で実施される方法、及び信号処理装置で実行されるプログラム
US11490142B2 (en) 2018-02-27 2022-11-01 Science Arts, Inc. One-to-many communication system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102438009B (zh) 在无线一键通网络中执行媒体存储服务的方法和系统
CN102497621B (zh) 开启ad-hoc无线即按即说会话的方法、用户设备和服务器
US7693533B2 (en) Method and system for merging multiple push-to-talk over cellular sessions
KR101251193B1 (ko) PoC 시스템에서 그룹 세션을 개설하기 위한 방법 및 시스템
JP4675963B2 (ja) プッシュツートークオーバーセルラーシステムユーザの応答モードによる呼処理システム及び方法
JP4813481B2 (ja) PoCシステムの呼処理方法及びシステム
CN101548556B (zh) 建立和管理用于执行多媒体呼叫业务的多媒体基于蜂窝网络的即按即说会话的系统及其方法和用户设备
KR20070108311A (ko) PoC 시스템에서의 멀티 미디어 통화 서비스를 수행하기위한 발언권 관리 시스템과 그 방법 및 단말장치
JP2014132773A (ja) 単一PoCグループセッションの分割方法及びシステム
KR101179355B1 (ko) 푸쉬 투 토크 오버 셀룰러 네트워크에서의 서버 및 클라이언트와 이를 이용한 응답 모드에 따른 호처리 방법
JP5241275B2 (ja) グループ通信サーバ、通信端末および通信システム
KR20070014482A (ko) PoC 그룹 세션의 재초청 방법 및 그 시스템
JP2009147554A (ja) グループ通信サーバ、グループ通信端末およびグループ通信システム
JP4772802B2 (ja) 発言権管理方法及び移動端末機
JP4249213B2 (ja) グループ管理サーバ
US9003302B1 (en) Anonymous sidebar method and system
KR20040091231A (ko) 효율적인 그룹통신 세션 관리 방법 및 시스템
KR100803826B1 (ko) PoC 에서의 미디어 필터링 방법 및 그 장치
JP2009284127A (ja) グループ通話システム
KR20090059898A (ko) PoC 세션 개설 시 미디어 전송 권리 양도 방법 및 이를위한 시스템과 PoC 단말
KR20090060649A (ko) PoC 세션 개설 방법 및 이를 위한 시스템과 PoC 단말
KR20070108325A (ko) PoC 시스템에서의 멀티 미디어 통화 서비스를 수행하기위한 발언권 관리 시스템과 그 방법 및 단말장치
KR20070051752A (ko) PoC 시스템에서의 멀티 미디어 통화 서비스를 수행하기위한 발언권 관리 시스템과 그 방법 및 단말장치