JP2009147155A - 集光型太陽光発電装置 - Google Patents

集光型太陽光発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009147155A
JP2009147155A JP2007323621A JP2007323621A JP2009147155A JP 2009147155 A JP2009147155 A JP 2009147155A JP 2007323621 A JP2007323621 A JP 2007323621A JP 2007323621 A JP2007323621 A JP 2007323621A JP 2009147155 A JP2009147155 A JP 2009147155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
solar power
generation device
concentrating solar
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007323621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5117839B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Juso
博行 十楚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007323621A priority Critical patent/JP5117839B2/ja
Publication of JP2009147155A publication Critical patent/JP2009147155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5117839B2 publication Critical patent/JP5117839B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/52PV systems with concentrators

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】簡便な構造により、太陽電池セルの放熱を行なうことができる集光型太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施の形態に従うと、集光型太陽光発電装置1は、太陽電池セル10の受光面に太陽光を集光するための集光レンズ40と、集光レンズ40により集光された太陽光が照射される太陽電池セル10と、太陽電池セル10が実装された基板20と、上部が1つの集光レンズ40に接続され下部が1つの集光レンズ40に対応する太陽電池セル10の外周を囲むように基板20に直接接続された、レンズ支持枠30とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、集光した太陽光の光エネルギーを太陽電池セルにより電気エネルギーに変換する集光型太陽光発電装置に関する。
集光した太陽光の光エネルギーを太陽電池セルにより電気エネルギーに変換する集光型太陽光発電装置が知られている。集光型太陽光発電装置はレンズやミラー等により集光した太陽光を太陽電池セル上に照射し太陽光発電を行なう。
このような集光型太陽光発電装置においては、シリコン太陽電池を用いた平板型の太陽光発電装置と比較すると、レンズ、追尾装置、支持台等が余計に必要となる。そのため低価格の集光型太陽光発電装置を提供するためには、たとえば化合物半導体を用いた高効率の太陽電池を用いることが有効である。
高効率の太陽電池は一般に高価である。そのため、より低価格の集光型太陽光発電システムの実現するためには、できるだけ集光倍率を高めて使用する太陽電池セルの面積を小さくすることが好ましい。
このような集光型太陽光発電装置においては、集光光により太陽電池セルが加熱される。太陽電池セルが加熱されて過度にその温度が上昇すると、発電効率が低下したり、太陽電池セル周辺部に使用される部品の信頼性を低下させる等の問題が生じる。
このような問題を解決するために、たとえば、特許文献1(特開昭59−40589号公報)には、太陽電池セルと冷却水が流れる冷却管とを接続した構造が開示されている。太陽電池セルを、冷却管を流れる冷却水により冷却することで、その温度上昇を抑制している。
また、特許文献2(特開平11−284217号公報)には、太陽電池セルが実装された基板を支持板に固定し、支持板に放熱フィンを設けた構造が開示されている。放熱フィンにより支持板および太陽電池が実装された基板を冷却することで、その温度上昇を抑制している。
特開昭59−40589号公報 特開平11−284217号公報
しかし、上述の特許文献1および2に記載された太陽発電装置においては、冷却パイプや放熱フィンにより放熱性能は確保できるが、そのため構造が複雑で、重量が大きくなるなどの問題がある。そのために実用化には更なる改善が必要である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡便な構造により、太陽電池セルの放熱を行なうことができる集光型太陽光発電装置を提供することを目的とする。
この発明に基づいた集光型太陽光発電装置に従えば、太陽電池セルの受光面に太陽光を集光するための光学系と、上記光学系により集光された太陽光が照射される太陽電池セルと、上記太陽電池セルが実装された基板と、上部が1つの上記光学系に接続され下部が上記1つの光学系に対応する上記太陽電池セルの外周を囲むように上記基板に直接接続された、レンズ支持枠とを備えている。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは上記太陽電池セルの受光面上に封止樹脂が配置されている。
上記集光型太陽光発電装置においてさらに好ましくは、上記封止樹脂はシリコーン樹脂である。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは、上記封止樹脂の表面にはカバーガラスが配置されている。
上記集光型太陽光発電装置においてさらに好ましくは、上記カバーガラスには反射防止膜が設けられている。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは、上記太陽電池セルがIII−V族化合物半導体を含んでいる。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは、上記太陽電池セルが複数のpn接合を有する多接合型である。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは、上記レンズ支持枠は、上記光学系に接続された箇所から上記基板に接続された箇所に向かって上記レンズ支持枠が囲む面積が徐々に小さくなるように、上記光学系の光軸に対して傾斜して延びる。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは、上記レンズ支持枠は、少なくとも上記光学系に接続された側と上記基板に接続された側とで上記光学系の光軸に対する傾斜角が異なっている。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは、上記レンズ支持枠は上記光学系から上記太陽電池セルに至る上記光学系の光軸を囲む、鏡面加工された内面を有している。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは、上記レンズ支持枠の外面には放熱フィンが設けられている。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは、上記光学系はフレネルレンズで構成されている。
上記集光型太陽光発電装置において好ましくは、上記光学系は、樹脂により構成されている。
本発明に係る集光型太陽光発電装置によると、簡便な構造により、太陽電池セルの放熱を行なうことができる集光型太陽光発電装置を提供することができる。
以下、この発明に基づいた各実施の形態における集光型太陽光発電装置の構造について、図を参照しながら説明する。なお、各実施の形態において、同一または相当箇所については同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さないこととする。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る実施の形態1について、図1および図2を参照して説明する。なお、図1は、本実施の形態における集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図であり、図2は、集光型太陽光発電装置の構造を示す斜視図である。以下の説明に使用する図面の各部の寸法比等は、必ずしも正確には記載されていない。
本実施の形態における集光型太陽光発電装置1は、太陽電池セルの受光面に太陽光を集光するための集光レンズ40と、集光レンズ40により集光された太陽光が照射される太陽電池セル10と、太陽電池セル10が実装された基板20と、上部が1つの集光レンズ40に接続され下部が1つの集光レンズ40に対応する太陽電池セル10の外周を囲むように基板20に直接接続された、レンズ支持枠30とを備えている。以下、この集光型太陽光発電装置1の構造について詳細に説明する。
本実施の形態の集光型太陽光発電装置1に用いる太陽電池セル10は、これに限定するものではないが、集光型の太陽光発電装置のメリットを十分に活かすためより高効率の太陽電池セルを使用するのが好ましい。このような高効率の太陽電池セル10としては、たとえば、III−V族の化合物半導体を使用し、複数のpn接合を含む多接合型太陽電池が好ましい。
このようなIII−V族の化合物半導体を使用し、複数のpn接合を含む多接合型太陽電池としては、あくまでも一例であるが、全体としてはGaInP(トップセル)/GaAs(ミドルセル)/Ge(ボトムセル)/Ge(ボトムセル)の構成を成しており、各セル間をトンネル接合層により接合したものなどを用いることができる。その他、特開2007−189025号公報に開示されたような、砒素を含まないIII−V族の化合物半導体を用いた太陽電池セルを用いてもよい。
太陽電池セル10は、金属配線がなされた基板20上に接着されている。この基板20の上面には、レンズ支持枠30が固定されている。このレンズ支持枠30の上部には、集光レンズ40が配置される。
基板20としては熱伝導率の高いものが好ましい。たとえば、熱伝導率の高い金属基材上に熱伝導性、電気絶縁性を考慮した接着剤を介して銅配線が形成されているものや、熱伝導率が高く、十分な電気絶縁性を持つセラミック基材上にメッキ等により銅配線を形成したものを用いることができる。上記基板20の金属基材としては、たとえば銅やアルミなど、セラミック基材としてはアルミナ(Al203)や窒化アルミ(AlN)などを用いることができる。
レンズ支持枠30は、本実施の形態では、上部から下部に向かって集光レンズ40の光軸に垂直な断面の断面積(レンズ支持枠30で囲まれる面積)が小さくなるように、逆四角錐の形状としている。すなわち、レンズ支持枠30は、4つの平面からなる側面板31を有し、その側面板31は集光レンズ40の光軸に対して傾斜している。
レンズ支持枠30の形状はこの形状に限られるものではなく、レンズ支持枠30を逆三角錐状や、逆円錐状に構成することも可能である。また五角錐以上の角錐で構成することも可能である。ただし、複数個の集光型太陽光発電装置を隙間なく配列することを考慮すると、レンズ支持枠30の上端部が長方形であることが好ましく、正方形であることがもっとも好ましい。
レンズ支持枠30の側面板31の下端には外側に広がったフランジ部33が設けられている。フランジ部33は基板20の上面に熱伝導性に優れた接着剤により接着されている。この接着剤としては具体的には、シリコーン系接着剤などを用いることができる。
このレンズ支持枠30としては、熱伝導性に優れた金属を成型して構成することが好ましい。より詳細には、熱伝導率に優れ、軽量であることから、アルミニウムなどの材質が好ましい。レンズ支持枠30は、金属板を折り曲げ成型して構成しても良いし、材料を金型により成型するようにしてもよい。
光学系である集光レンズ40としては、非結像系のフレネルレンズが好ましい。また、安価に製造可能で、軽量であることから樹脂成型された集光レンズを用いることが好ましい。集光レンズ40による集光倍率としては、これに限定するものではないが、100倍から500倍程度に設定することが好ましい。
集光レンズ40により集光された太陽光は、太陽電池セル10に照射される。この太陽電池セルに照射された太陽光により生じた熱エネルギーは、太陽電池セル10から基板20、さらにはレンズ支持枠30に伝わり放熱される。
この放熱効果を確認するため次のような実験を行なった。Cu配線を形成したアルミ基材の基板20、アルミニウム製のレンズ支持枠30、250倍の集光倍率を有する集光レンズを用いて集光型太陽光発電装置を構成した。比較用にレンズ支持枠を設けない集光型太陽光発電装置を準備した。
ソーラーシミュレーター下で太陽電池セル10の温度の上昇を比較したところ、レンズ支持枠30を設けたものが、レンズ支持枠30を設けなかったのものに比べて15℃程度温度上昇が抑えられることが確認された。
本実施の形態の集光型太陽光発電装置1においては、集光レンズ40と太陽電池セル10との間の外周側を、レンズ支持枠30の側面板で完全に覆うように構成されている。これにより、追尾ずれ等が生じて集光レンズ40により集光された太陽光が太陽電池セル10に正確に照射されなかった場合でも、太陽光がレンズ支持枠30の内面で反射されることにより光漏れが生じない。正確に照射されなかった太陽光を反射させることで太陽電池セル10に入射させることができ、追尾ずれ等が生じた場合でも発電効率の低下を最小限にすることができる。
発電効率をさらに改善するために、レンズ支持枠30の内面を鏡面加工して、レンズ支持枠30の内面における光の反射効率を向上させてもよい。これにより、レンズ支持枠30の温度上昇も抑制することができる。
この鏡面加工としては、レンズ支持枠30の内面を研削することにより平滑に仕上げるようにしてもよいし、メッキを施しても良い。また、鏡面を有するフィルムなどを、レンズ支持枠30の内側に配設して、その内面を鏡面にするようにしてもよい。
また、集光レンズ40で集光された太陽光が、太陽電池セル10以外の箇所に照射されると、その部分の温度を上昇させ損傷させる恐れがある。しかし、本実施の形態においては、レンズ支持枠により光漏れを防ぐことができるので、そのような不具合を未然に防止することができる。
本実施の形態のようなレンズ支持枠30を用いることにより、太陽電池セル10を配置した基板20と、集光レンズ40とを1つの部品のみで連結できるので、簡単な構造で接続することが可能である。また、個々の太陽電池セル10毎にレンズ支持枠30および集光レンズ40を配置することにより、太陽電池セル10と集光レンズ40との位置決めを容易に行なうことができる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について、図3および図4を参照して説明する。ここで、図3は、本実施の形態の集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図であり、図4は、本実施の形態の変形例の集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図である。
本実施の形態においては、太陽電池セル10の入光面を覆うように、太陽電池セル10の上部に封止樹脂50を配設している。封止樹脂50を形成するために樹脂を充填する工程においては、レンズ支持枠30の下部を樹脂成型のダムとして使用する。
封止樹脂50を太陽電池セル10の表面上に設けることにより、太陽電池セル10の表面を保護することができる。また、封止樹脂50を設けることで、封止樹脂50とその上部の空気層との間の屈折率の差による光閉じ込め効果が得られ、集光効率を向上させることができる。
封止樹脂50としては、光の透過率の高いシリコーン樹脂を用いることが特に好ましい。
また、図4に示すように封止樹脂50に入射する太陽光の、封止樹脂50の表面における反射率を低下させるため、封止樹脂50の表面にカバーガラス60を配置してもよい。本カバーガラス60の効果をより高めるためにカバーガラス60の表面に周知の反射防止膜を形成しても良い。この反射防止膜としては、たとえば酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化ケイ素(SiO)などの膜を用いることができる。これらの膜を単層で用いて反射防止膜を構成しても良いし、これらの膜を複数組み合わせて多層膜として反射防止膜を構成しても良い。
(実施の形態3)
次に実施の形態3について、図5を参照して説明する。ここで、図5は、本実施の形態の集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図である。
本実施の形態においては、図5に示すように、レンズ支持枠30の下端部の側面板31aの傾斜角βが、上部の側面板31bの傾斜角αと異なるように構成している。具体的には、レンズ支持枠30の下端部の側面板31aの太陽電池セル10に対する傾斜角βが、レンズ支持枠30の上部の側面板31bの傾斜角αよりも大きくなるように構成している。
これにより、図5に示すように、追尾ずれが生じて集光レンズ40により集光された集光光の照射位置が太陽電池セル10からずれたときでも、より大きな傾斜角αを持つレンズ支持枠30の下端部の側面板31aでの全反射により、太陽電池セル10の表面に集光光が照射される。
この傾斜角αとしては、35°から55°、傾斜角βとしては、75°から85°程度とすることが好ましい。このような角度に設定することで、照射位置がずれた集光光を、効果的に太陽電池セル10に導くことができる。
本実施の形態においては、このレンズ支持枠30の側面の傾斜角が上部と下部とで異なるように二段階に変化させたが、三段階以上に変化させてもよい。また、その側面の傾斜角が徐々に変化するように、すなわち図5の断面図において、側面板31の断面が曲線となるように構成しても良い。さらには、レンズ支持枠30の側面板31の一部を平面で構成し、一部を曲面で構成しても良い。
図6は、レンズ支持枠の外面に放熱フィンを設けた集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図である。
上記の実施の形態1から3において、レンズ支持枠30の外面からのより効率的な放熱を目的として、レンズ支持枠30の外面に放熱フィン65を取り付けてもよい。図6に示す例においては、横方向に延びる山形の断面を有する部材を取り付けることで放熱フィン65を構成している。この放熱フィン65を、片持ち梁状のリブや、波型の板などで構成しても良い。また、放熱フィン65を縦方向に延びる部材により構成しても良い。
放熱フィン65は、熱伝導性に優れ、軽量の材料で構成することが好ましい。たとえば、アルミニウムなどの金属材料を用いることができる。
このような放熱フィン65を設けることで放熱性が向上するだけでなく、レンズ支持枠30を補強し、レンズ支持枠30の剛性を向上させることができる。
図7は、複数の集光型太陽光発電装置を一体として追尾装置により駆動する一体駆動型太陽光発電装置を示す斜視図であり、図8は、図7に示す一体駆動型太陽光発電装置において配列された集光型太陽光発電装置を示す斜視図である。
図7および図8に一例を示すように、複数の集光型太陽光発電装置1を配列して相互に固定し、太陽に正対するように首振り運動を行なう追尾装置を備えた支持台に固定しても良い。
図8に示すように、各集光型太陽光発電装置1の基板20を底板72に固定している。これにより複数の集光型太陽光発電装置1を一体のユニット70としている。各集光型太陽光発電装置1の隣接するレンズ支持枠30の上端部も相互に固定することで、複数の集光型太陽光発電装置1をより強固に固定することができる。
ここでは、図8に示すように、あくまでも一例であるが、縦に3個、横に2個の合計6個の集光型太陽光発電装置1をひとつのユニット70として構成している。そして、図7に示すように、そのユニット70を縦に3個、横に9個の27個配列して、追尾装置に固定して一体駆動型太陽光発電装置を構成している。
追尾装置としては、図7に示すように、支持脚74を中心に回動して首振り運動するほか、仰角の調整も可能なものが好ましい。
複数の集光型太陽光発電装置1を組み合わせて一体駆動型太陽光発電装置を構成した場合でも、本実施の形態の集光型太陽光発電装置は、簡単な構造により構成されているので、軽量に構成することができ、追尾装置や支持台への余計な負荷を軽減することができる。
図9は、個々の集光型太陽光発電装置の角度調整が可能なように、複数の集光型太陽光発電装置を個別に駆動する、個別駆動型太陽光発電装置の構造を示す斜視図である。
図9に示す個別駆動型太陽光発電装置においては、ベース81の上に複数の集光型太陽光発電装置1を配列している。ここでは、縦に5個、横に5個の合計25個配列している。各集光型太陽光発電装置1は、ベース81に対して可動に取り付けられており、それぞれ、首振り運動および、仰角の調整が可能なように駆動される。
この駆動機構としては、各集光型太陽光発電装置1に個別にアクチュエータを備えるようにしてもよいし、複数の集光型太陽光発電装置1をロッドなどで連結し、カム機構を用いて同時に駆動するようにしてもよい。
この個別駆動型太陽光発電装置においても、集光型太陽光発電装置1が簡単な構造で構成されており、軽量であるので、各集光型太陽光発電装置1を駆動する駆動機構の負荷を最小限にすることができる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるのではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
この発明に基づいた実施の形態1における集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図である。 この発明に基づいた実施の形態1における集光型太陽光発電装置の構造を示す斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態2における集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図である。 この発明に基づいた実施の形態2の変形例における集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図である。 この発明に基づいた実施の形態3における集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図である。 レンズ支持枠の外面に放熱フィンを設けた集光型太陽光発電装置の構造を示す縦断面図である。 複数の集光型太陽光発電装置を一体として追尾装置により駆動する一体駆動型太陽光発電装置を示す斜視図である。 一体駆動型太陽光発電装置において配列された集光型太陽光発電装置を示す斜視図である。 複数の集光型太陽光発電装置を個別に駆動する個別駆動型太陽光発電装置の構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 集光型太陽光発電装置、10 太陽電池セル、20 基板、30 レンズ支持枠、31 側面板、33 フランジ部、40 集光レンズ、50 封止樹脂、60 カバーガラス、65 放熱フィン、70 ユニット、72 底板、74 支持脚、81 ベース。

Claims (13)

  1. 太陽電池セルの受光面に太陽光を集光するための光学系と、
    前記光学系により集光された太陽光が照射される太陽電池セルと、
    前記太陽電池セルが実装された基板と、
    上部が1つの前記光学系に接続され下部が前記1つの光学系に対応する前記太陽電池セルの外周を囲むように前記基板に直接接続された、レンズ支持枠とを備えた、集光型太陽光発電装置。
  2. 前記太陽電池セルの受光面上に封止樹脂が配置されている、請求項1に記載の集光型太陽光発電装置。
  3. 前記封止樹脂はシリコーン樹脂である、請求項2に記載の集光型太陽光発電装置。
  4. 前記封止樹脂の表面にはカバーガラスが配置されている、請求項2または3に記載の集光型太陽光発電装置。
  5. 前記カバーガラスには反射防止膜が設けられている、請求項4に記載の集光型太陽光発電装置。
  6. 前記太陽電池セルがIII−V族化合物半導体を含む、請求項1から5のいずれかに記載の集光型太陽光発電装置。
  7. 前記太陽電池セルが複数のpn接合を有する多接合型である、請求項1から6のいずれかに記載の集光型太陽光発電装置。
  8. 前記レンズ支持枠は、前記光学系に接続された箇所から前記基板に接続された箇所に向かって前記レンズ支持枠が囲む面積が徐々に小さくなるように、前記光学系の光軸に対して傾斜して延びる、請求項1から7のいずれかに記載の集光型太陽光発電装置。
  9. 前記レンズ支持枠は、少なくとも前記光学系に接続された側と前記基板に接続された側とで前記光学系の光軸に対する傾斜角が異なる、請求項8に記載の集光型太陽光発電装置。
  10. 前記レンズ支持枠は前記光学系から前記太陽電池セルに至る前記光学系の光軸を囲む、鏡面加工された内面を有する、請求項1から9のいずれかに記載の集光型太陽光発電装置。
  11. 前記レンズ支持枠の外面には放熱フィンが設けられている、請求項1から10のいずれかに記載の集光型太陽光発電装置。
  12. 前記光学系はフレネルレンズで構成されている、請求項1から11のいずれかに記載の集光型太陽光発電装置。
  13. 前記光学系は、樹脂により構成されている、請求項1から12のいずれかに記載の集光型太陽光発電装置。
JP2007323621A 2007-12-14 2007-12-14 集光型太陽光発電装置 Expired - Fee Related JP5117839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007323621A JP5117839B2 (ja) 2007-12-14 2007-12-14 集光型太陽光発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007323621A JP5117839B2 (ja) 2007-12-14 2007-12-14 集光型太陽光発電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009147155A true JP2009147155A (ja) 2009-07-02
JP5117839B2 JP5117839B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40917420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007323621A Expired - Fee Related JP5117839B2 (ja) 2007-12-14 2007-12-14 集光型太陽光発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5117839B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011058941A1 (ja) * 2009-11-10 2011-05-19 京セラ株式会社 光電変換装置、光電変換素子収納用パッケージおよび光電変換モジュール
WO2011081090A1 (ja) * 2009-12-29 2011-07-07 シャープ株式会社 集光型太陽電池、集光型太陽電池モジュールおよび集光型太陽電池システム、並びに集光型太陽電池および集光型太陽電池モジュールの製造方法
JP2011151276A (ja) * 2010-01-23 2011-08-04 Kyocera Corp 光電変換装置及び光電変換モジュール
WO2011158548A1 (ja) * 2010-06-17 2011-12-22 シャープ株式会社 太陽電池モジュール、および該太陽電池モジュールを備えた太陽光発電装置
US20120017987A1 (en) * 2010-07-23 2012-01-26 Foxconn Technology Co., Ltd. Solar cell apparatus
JP2012072917A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Denso Corp 集光器及び集光装置
WO2017006632A1 (ja) * 2015-07-09 2017-01-12 住友電気工業株式会社 フレキシブルプリント配線板、集光型太陽光発電モジュール、集光型太陽光発電パネル、及び、フレキシブルプリント配線板の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51131934A (en) * 1973-12-28 1976-11-16 Univ Chicago Solar energy collecting and utilizing apparatus
JPS61180486A (ja) * 1985-02-06 1986-08-13 Hitachi Ltd 集光式太陽光発電装置
JPS6141155B2 (ja) * 1977-09-23 1986-09-12 Fuiritsupusu Furuuiranpenfuaburiken Nv
JPS61292970A (ja) * 1985-06-21 1986-12-23 Hitachi Ltd 太陽電池の放熱板
JP2002198556A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Canon Inc 集光型太陽光発電装置
JP2003069068A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Canon Inc 太陽電池モジュール
JP2003174183A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Daido Steel Co Ltd 集光型太陽光発電装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51131934A (en) * 1973-12-28 1976-11-16 Univ Chicago Solar energy collecting and utilizing apparatus
JPS6141155B2 (ja) * 1977-09-23 1986-09-12 Fuiritsupusu Furuuiranpenfuaburiken Nv
JPS61180486A (ja) * 1985-02-06 1986-08-13 Hitachi Ltd 集光式太陽光発電装置
JPS61292970A (ja) * 1985-06-21 1986-12-23 Hitachi Ltd 太陽電池の放熱板
JP2002198556A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Canon Inc 集光型太陽光発電装置
JP2003069068A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Canon Inc 太陽電池モジュール
JP2003174183A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Daido Steel Co Ltd 集光型太陽光発電装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011058941A1 (ja) * 2009-11-10 2011-05-19 京セラ株式会社 光電変換装置、光電変換素子収納用パッケージおよび光電変換モジュール
WO2011081090A1 (ja) * 2009-12-29 2011-07-07 シャープ株式会社 集光型太陽電池、集光型太陽電池モジュールおよび集光型太陽電池システム、並びに集光型太陽電池および集光型太陽電池モジュールの製造方法
JP2011138970A (ja) * 2009-12-29 2011-07-14 Sharp Corp 集光型太陽電池、集光型太陽電池モジュールおよびその製造方法
JP2011151276A (ja) * 2010-01-23 2011-08-04 Kyocera Corp 光電変換装置及び光電変換モジュール
WO2011158548A1 (ja) * 2010-06-17 2011-12-22 シャープ株式会社 太陽電池モジュール、および該太陽電池モジュールを備えた太陽光発電装置
US20120017987A1 (en) * 2010-07-23 2012-01-26 Foxconn Technology Co., Ltd. Solar cell apparatus
JP2012072917A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Denso Corp 集光器及び集光装置
US8988791B2 (en) 2010-09-27 2015-03-24 Denso Corporation Light collector and light collecting device
WO2017006632A1 (ja) * 2015-07-09 2017-01-12 住友電気工業株式会社 フレキシブルプリント配線板、集光型太陽光発電モジュール、集光型太陽光発電パネル、及び、フレキシブルプリント配線板の製造方法
JP2017022231A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 住友電気工業株式会社 フレキシブルプリント配線板、集光型太陽光発電モジュール、集光型太陽光発電パネル、及び、フレキシブルプリント配線板の製造方法
EP3321976A4 (en) * 2015-07-09 2019-04-03 Sumitomo Electric Industries, Ltd. FLEXIBLE PRINTED CIRCUIT BOARD, CONCENTRATION SOLAR ENERGY PRODUCTION MODULE, CONCENTRATED SOLAR POWER PRODUCTION PANEL, AND FLEXIBLE PRINTED CIRCUIT BOARD MANUFACTURING METHOD

Also Published As

Publication number Publication date
JP5117839B2 (ja) 2013-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5117839B2 (ja) 集光型太陽光発電装置
KR101158229B1 (ko) 포물면 태양 반사경과 함께 사용하기 위한 구면 결상 렌즈를 갖는 광발전기
US9464783B2 (en) Concentrated photovoltaic panel
US20070089777A1 (en) Heatsink for concentrating or focusing optical/electrical energy conversion systems
US9595627B2 (en) Photovoltaic panel
PT10686U (pt) Um receptor de células solares para utilização em um sistema fotovoltaico concentrado utilizando células solares de semicondutor iii-v
US20110120539A1 (en) On-window solar-cell heat-spreader
US20140034117A1 (en) Photovoltaic concentrator receiver and its use
US9960303B2 (en) Sunlight concentrating and harvesting device
WO2019084707A1 (zh) 聚光式太阳能系统
KR101207852B1 (ko) 평판형 고집광 태양전지 모듈 및 이를 이용한 태양광 트랙커
US20200228058A1 (en) Concentrated multifunctional solar system
RU2395136C1 (ru) Фотоэлектрический модуль
JP2013207079A (ja) 集光型太陽光発電パネル及び集光型太陽光発電装置
JP6292266B2 (ja) 集光型太陽光発電パネル及び集光型太陽光発電装置
TWI409967B (zh) 一種太陽能電池模組及其製作方法
US20190353882A1 (en) Solar concentrator apparatus and solar collector array
RU2431086C2 (ru) Солнечная электростанция (варианты)
CN102270690A (zh) 太阳能利用装置
RU2578735C1 (ru) Концентраторный солнечный фотоэлектрический модуль
JP2008311408A (ja) 集光型太陽電池モジュール
CN202339930U (zh) 太阳能利用装置
KR101327211B1 (ko) 고집광형 태양전지모듈
RU199356U1 (ru) Солнечный фотоэлектрический субмодуль для космического аппарата
KR101049194B1 (ko) 집광효율을 향상시킨 봉형상 솔라셀 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120614

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees