JP2009146110A - 健診受診者支援装置及び健診受診者支援装置が支援する方法 - Google Patents

健診受診者支援装置及び健診受診者支援装置が支援する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】保健指導に際して、健診受診者と医師等との間での共通認識を明確にし、健診受診者が保健指導の必要性を十分に認識することができる健診受診者支援装置を提供する。
【解決手段】健診受診者の複数の検査項目の検査結果を予め記憶する検査結果記憶部と、 前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項と、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件とを対応させて記憶する質問事項記憶部と、前記健診受診者の各検査項目の検査結果が前記評価条件を満たす場合に、その検査項目の質問事項を前記質問事項記憶部から取得する質問事項取得部と、前記取得された前記質問事項を出力する出力部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、健診後に健診受診者が医師等に面談する前に、健診受診者が医師等に対して質問する事項を取得するための健診受診者支援装置及び健診受診者支援装置が支援する方法に関する。
2008年春から始まる医療制度改革では、医療保険者に健診の実施を義務づけている。健診を受ける対象者は40歳以上75歳未満の被保険者及び被扶養者であり、その数は約5600万人に上る。
また、医療制度改革では、科学的根拠に基づき健診での検査項目の見直しを行い、その結果、検査項目の検査結果に基づき生活習慣病を発症する危険性の有無を判断する。医療制度改革は、生活習慣病を発生する危険性を有する生活習慣病予備群に対してその生活習慣を改善させるための保健指導を行い、生活習慣病予備群を減少させることを主目的にする。健診を受ける対象者が膨大な数に上ることから、効果的・効率的な健診・保健指導の実施が必要となる。
効果的・効率的な健診・保健指導の実施するためには、第1に、保健指導に際して、健診受診者と医師等との間での共通認識が明確であることが必要である。第2に、健診と保健指導との連続性を確保することが必要である。
現在、例えば、健診・保健指導は次のように実施されている。健診受診者が健診を受けると、検査項目の検査結果が健診機関のデータベースに記憶される。健診後、健診受診者は健診機関を訪れて、医師、保健師及び管理栄養士に面談する。医師等は、検査項目の検査結果とその基準範囲とをモニタに表示する。そして、検査項目の検査結果がその基準範囲を超えるか否か、また、検査結果がその基準範囲の境界値に近いか否かを判断し、その判断に基づき、健診受診者に対して、生活習慣の改善を促す保健指導を行う。また、検査結果に応じて、健診受診者に対して、疾病の早期発見、早期治療についての説明を行う。
現在、保健指導に際して、健診受診者と医師等との間での共通認識が明確であるとはいえない。健診受診者は、健診での検査項目又は検査結果に関する知識が不足しているのが一般的である。したがって、健診受診者は、自己の検査結果に基づき、どのような事項を医師等へ質問すれば良いのかが分からない。また、医師等は、検査項目の検査結果と基準範囲とを比較した結果に基づき、健診受診者に対して保健指導を行う。この保健指導のときに、健診受診者の知りたい事、気になる事を漏れなく聞き出すようなことは特にしていない。
保健指導に際しては、医師等は健診受診者に対して明確な保健指導を行うことが要求される。例えば、健診受診者が知りたい事、気になる事を健診受診者が医師等に質問し、その質問事項に対し、医師等が健診受診者に対して説明をすることにより、健診受診者と医師等との間での共通認識が明確になり、効果的かつ効率的な保健指導が行われるようになる。
また、現在、健診と保健指導との連続性を確保するために、医療機関及び医療保険者は、健診後に保健指導の面談を行うように、健診受診者に対し呼びかけを行っている。しかしながら、保健指導が必要であるにも関わらず、呼びかけに応じない健診受診者が多数存在する。健診と保健指導との連続性を確保することができない理由の一つは、健診受診者が保健指導の必要性を十分に認識できないことにある。
従来、検査項目の検査結果をその基準範囲と比較して、「要指導」、「要精検」、「要治療」の診断をする自動診断システムがある。それにより、医師等が重要所見を見逃すことなく、多くの健診受診者の検査結果に対し、反復する作業を確実にかつ効率的に行うことができる。
また、健診後の保健指導を効率的に行うために保健指導支援装置がある。この保健指導支援装置は、複数の意識レベルの各々に対応した保健指導内容等を記述したシナリオを記憶し、そのシナリオと保健指導対象者の意識レベルとから保健指導スケジュールを出力するものである(例えば、特許文献1)。
特開2002−358372号公報
しかしながら、上記した自動診断システムでは、医師等が健診受診者に対して保健指導を行う場合は一定の効果を奏するが、検査事項又はその検査結果に対して、健診受診者が疑問点や不明点を医師等に質問するためのシステムではない。したがって、この自動診断システムは、保健指導に際して、健診受診者と医師等との間での共通認識を明確にすることができないという問題点があった。
また、上記特許文献に記載された保健指導支援装置では、呼びかけにより面談に訪れた健診受診者に対しては、健診後の保健指導を行うことができるが、呼びかけによっても面談に訪れない健診受診者に対しては、保健指導を行うことができず、その効果を奏することができない。したがって、同文献に記載された保健指導支援装置は、健診受診者が保健指導の必要性を十分に認識できるものではないという問題点があった。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、保健指導に際して、健診受診者と医師等との間での共通認識を明確にし、健診受診者が保健指導の必要性を十分に認識することができる健診受診者支援装置、及び健診受診者支援装置が支援する方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、健診受診者の複数の検査項目の検査結果を予め記憶する検査結果記憶部と、前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項と、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件とを対応させて予め記憶する質問事項記憶部と、前記健診受診者の各検査項目の検査結果が前記評価条件を満たす場合に、その検査項目の質問事項を前記質問事項記憶部から取得する質問事項取得部と、前記取得された前記質問事項を出力する出力部とを、有することを特徴とする健診受診者支援装置である。
請求項3に記載の発明は、表示部と、操作部と、健診受診者の複数の検査項目の検査結果を予め記憶する検査結果記憶部と、前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項と、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件とを対応させて予め記憶する質問事項記憶部と、前記操作部による指示を受けて、前記表示部に前記健診受診者の検査項目を一覧表示し、かつ、前記検査項目を前記操作部により指定可能に表示する表示制御部と、前記指定された前記健診受診者の検査項目の検査結果が前記評価条件を満たす場合に、その検査項目の質問事項を前記質問事項記憶部から取得する質問事項取得部と、を有し、前記表示制御部は、前記取得された前記質問事項を前記表示部に表示することを特徴とする健診受診者支援装置である。
請求項4に記載の発明は、表示部と、操作部と、健診受診者の複数の検査項目の検査結果を予め記憶する検査結果記憶部と、前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項と、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件とを対応させて予め記憶する質問事項記憶部と、前記検査項目の質問事項についての説明情報を予め記憶する説明情報記憶部と、前記健診受診者の各検査項目の検査結果が前記評価条件を満たす場合に、その検査項目の質問事項を前記質問事項記憶部から取得する質問事項取得部と、前記表示部に前記取得された検査項目の質問事項の中から1又は複数を前記操作部により選択可能に表示する表示制御部と、前記選択された検査項目の質問事項についての説明情報を前記説明情報記憶部から取得する説明情報取得部と、を有し、前記表示制御部は、前記取得された前記説明情報を前記表示部に表示することを特徴とする健診受診者支援装置である。
請求項6に記載の発明は、データベースに、健診受診者の複数の検査項目の検査結果を予め記憶し、また、前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項と、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件とを対応させて予め記憶するステップと、 端末装置が指示を出して、管理用コンピュータから前記データベースに記憶された前記健診受診者の複数の検査項目の検査結果、並びに、前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項、及び、その質問事項に対応させた、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件を受信し、記憶するステップと、操作部による指示を受けて、表示部に前記健診受診者の検査項目を一覧表示し、かつ、前記検査項目を前記操作部により指定可能に表示するステップと、前記指定された前記健診受診者の検査項目の検査結果が前記評価条件を満たす場合に、その検査項目の質問事項を前記端末装置の質問事項取得部が前記質問事項記憶部から取得するステップと、前記表示制御部が、前記取得された前記質問事項を表示部に表示するステップと、を有することを特徴とする健診受診者支援装置が支援する方法である。
請求項1に記載の発明によると、健診受診者の検査項目の検査結果から自動的に質問事項が出力されるので、健診受診者は医師等に対してどのような質問をすれば良いのかが分かる。また、医師等は健診受診者がどのような事項を知りたいのかが分かる。それにより、保健指導に際し、健診受診者と医師等との間での共通認識を明確にすることができる。
また、例えば、健診受診者の端末装置に質問事項を出力可能となるので、健診受診者は、出力された質問事項に基づき、保健指導の必要性を十分に理解することができる。それにより、保健指導が必要な健診受診者は、保健指導を受けることになり、健診と保健指導との連続性が確保されることを期待できる。
また、請求項3に記載の発明によると、指定された検査項目の検査結果が評価条件を満たす場合に、その指定された検査項目に対してその検査項目の質問事項が表示部に表示されるので、検査項目と質問事項との対応関係を容易に視認することができる。
さらに、請求項4に記載の発明によると、選択された検査項目の質問事項についての説明情報が表示部に表示されるので、質問事項に対して医師等が応答する内容を予測することができ、医師等による保健指導を受ける必要性を十分に理解することができる。
さらに、請求項6に記載の発明によると、例えば、健診受診者の端末装置の表示部に医師等に対する質問事項が表示されるので、健診受診者は医師等に対してどのような質問をすれば良いのかが分かる。また、健診受診者は、表示された質問事項を見て、健診後に医師等の保健指導を受ける必要性を理解することができる。
[第1の実施の形態]
(構成)
本発明の第1の実施形態に係る健診受診者支援装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、健診受診者支援装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態では、健診機関にデータベース10、及びデータベース10を管理するための管理用コンピュータ20が設けられている。図2は、データベース10に設けられた健診受診者に関するテーブルの説明図である。
図2に示すように、データベース10には健診受診者テーブル、検査テーブル、及び所見テーブルが設けられている。健診受診者テーブルは、健診受診者の氏名、氏名番号、所属、性別(0;男性M、1;女性W)、年齢、生年月日などが登録されている。なお、設けられるテーブルと情報についてはこれに限らず、健診に必要なデータが格納されている。
また、検査テーブルには、GOT、GPT、又はAL−Pの数値などの検査項目及びその検査結果が登録されている。さらに、所見テーブルには、心電図、胸部X線検査、超音波検査などのデータが登録されている。
なお、これらのテーブルは、健診受付番号毎に設けられている。健診受付番号は、健診を受けた健診受診者に対し健診機関が発行する。第1の実施形態では、「検査項目の検査結果」というときには、「健診受診者の属性情報」及び「健診受診者の所見情報」も含まれている。また、データベース10には、検査項目毎に、男性の基準範囲、女性の基準範囲、単位の情報が登録されたテーブル(図示省略)が設けられている。
図3は、質問事項と評価条件とが対応付けられて登録された質問事項テーブルの説明図である。質問事項テーブルはデータベース10に設けられている。図3に示すように、質問事項テーブルは、識別番号に対して、質問分類、質問事項及び評価条件の属性を有する。質問分類は、質問事項を分類化するための情報であり、文字列をそのまま使用している。同じく、質問事項は、質問事項として表示するための情報であり、文字列をそのまま使用している。なお、説明の都合上、評価条件を簡易な表現で示したが、データベース内でこの条件を意味的に解釈できれば、情報保持方法はこれに限定されるものではない。例えば、構文解析可能な文字列を使用したり、条件となる値のしきい値を登録しても良い。
なお、質問分類及び質問事項は、文字列に限らず、それぞれの識別記号を使用しても良く、プログラムが処理し易い言語などを使用しても良い。また、質問事項テーブルは平均所要時間の属性を有しても良い。平均所要時間とは、質問事項について、面談時に健診受診者と医師等とが質疑応答に要する時間である。
次に、データベース10に設けられた健診受診者テーブル、検査テーブル、所見テーブル及び質問事項テーブルを端末装置30が取得する手続きを以下に示す。
図1に示すように、管理用コンピュータ20はデータ操作部21を有している。データ操作部21は、データの抽出、登録、削除及び更新の各指示を受けて、データの抽出、登録、削除及び更新を行うものである。
管理用コンピュータ20は、データベース10に関連する一連の処理を予め定義して登録・格納してある。管理用コンピュータ20は、インターネットを介して、健診受診者の端末装置30に接続されている。管理用コンピュータ20が端末装置30からプログラムの呼び出し命令を受けると、管理用コンピュータ20内で一連の処理が実行される。
第1の実施形態に係る健診受診者支援装置は、管理用コンピュータ20をデータベースサーバとし、端末装置30をクライアントマシンとするクライアントサーバシステムである。管理用コンピュータ20は、端末装置30からのデータの検索等の要求に対しその結果を送信する。
管理用コンピュータ20による認証処理において、健診受診者である被認証者の証明を管理用コンピュータ20が受理した場合に、健診受診者は、自己の端末装置30から管理用コンピュータ20に呼び出し命令を出して、データベース内の健診受診者自身の検査テーブル等を参照可能となる。管理用コンピュータ20による認証処理については、後述する。
管理用コンピュータ20による認証処理後に、管理用コンピュータ20から端末装置30にアプリケーションプログラムが送信される。端末装置30がアプリケーションプログラムを実行し、端末装置30から管理用コンピュータ20に健診受付番号を送信すると、データ操作部21が、図2に示す健診受診者テーブル、検査テーブル及び所見テーブル、並びに、図3に示す質問事項テーブルを、例えば、カンマ区切りフォーマット(CSV format)で取得する。管理用コンピュータ20は、これらのテーブルを端末装置30に送信する。図2に示す健診受診者テーブル等は、端末装置30の検査結果記憶部42に記憶される。
また、図3に示す質問事項テーブルは、端末装置30の質問事項記憶部43に記憶される。さらに、管理用コンピュータ20は、検査項目毎の男性の基準範囲、女性の基準範囲、単位の情報が登録されたテーブル(図示省略)も端末装置30に送信する。このテーブルは、端末装置30の記憶部41に記憶される。
次に、質問事項等を出力する構成について説明する。管理用コンピュータ20から端末装置30に送信されたアプリケーションプログラムは、端末装置30の記憶部41に記憶される。質問事項等の出力処理の実行開始を受けて、アプリケーションプログラムを記憶部41から端末装置30のメモリに展開し、質問事項等の出力処理を実行する。
例えば、質問事項取得部34は、健診受診者の検査項目(GOT)の検査結果「10」が評価条件(GOT<15)を満たすか否かを判断する。評価条件を満たすので、質問事項取得部34は、質問事項の値である「GOTとはなんですか?」、「アルコールとGOTとの関係は?」、及び「GOTが低い場合に考えられる病気は?」を質問事項記憶部43から取得する。
図4は、表示部であるモニタ50に検査項目及び検査項目の検査結果等が表示された例を示す説明図である。図4では、検査項目に対応して、評価、男性の基準範囲、女性の基準範囲、及び単位を表示している。表示制御部32は、その検査結果が評価条件を満たす検査項目に評価「▲」を表示する。
次に、基準範囲と評価条件との関係について説明する。例えば、GOTの基準範囲は、図4に示すように、(8〜40)である。評価条件は、図3に示すように、(GOT<15)である。検査項目(GOT)の検査結果「10」は、基準範囲内であるが、評価条件を満たしている。検査結果「10」は、生活習慣病を発生する危険性が有るためである。
なお、評価条件は質問事項に対応するものであるが、質問事項によっては、複数の条件から成る場合がある。また、評価条件は、質問事項取得部34が質問事項記憶部43から質問事項を取得する前までに、質問事項記憶部43に記憶されていれば良い。例えば、端末装置30のキーボードなどの入力部により評価条件を設定し、質問事項記憶部43に記憶すれば良い。
次に、表示制御部32が検査項目の質問事項をモニタ50に表示する構成について、図5を参照にして説明する。図5は、質問事項の表示例を示しており、健診結果とメニューが両方表示された図である。図5では、表示制御部32は、新たに取得された質問事項と、既に取得された質問事項とをその表示態様を異ならせて表示する。
取得された質問事項は、取得事項記憶部44に記憶される。演算部33を構成する判定部35は、質問事項が取得された場合に、その質問事項が既に取得事項記憶部44に記憶されているか否かを判定する。
表示制御部32は、質問事項が取得事項記憶部44に既に記憶されている場合にその質問事項を特別な表示態様でモニタ50に表示し、質問事項が記憶されていない場合に、その質問事項を通常の表示態様でモニタ50に表示する。例えば、質問事項が記憶されている場合に、質問事項の背景色をモニタ50の画面の全体的な背景色と異なる色で表示する。質問事項が取得事項記憶部44に記憶されていない場合にその質問事項の背景色をモニタ50の画面の全体的な背景色と同じ色で表示する。
これに限らず、表示制御部32は、取得事項記憶部44に質問事項が記憶されている場合に、例えば、その質問事項が既に取得事項記憶部44に記憶されている旨のコメントをその質問事項に続けて表示しても良い。
また、質問事項を推奨するか否かの判断条件を質問事項テーブルに登録しておく。表示制御部32は、その条件を満たした質問事項を、その条件を満たさない質問事項とは異なる表示態様で表示する。例えば、図5に示すように、表示制御部32は、推奨する質問事項の背景色を、モニタ50の画面の全体的な背景色と異なる色で表示する。また、推奨する質問事項の先頭に「推奨」のコメントを表示する。
なお、モニタ50に表示する質問事項が多いために、質問事項の全部をモニタ50に表示することができない場合は、表示制御部32が、スクロールバー37により、表示領域を例えば上方または下方へ移動すれば良い。さらに、表示制御部32が、図4に示す検査項目の検査結果と、図5に示す検査結果の質問事項とを併せてモニタ50に表示するようにしても良い。
以上の質問事項を表示する構成では、評価条件を満たした全部の検査項目の質問事項を表示制御部32がモニタ50に表示したが、これに限らない。例えば、指定された検査項目の検査結果が評価条件を満たすと、その検査項目の質問事項を表示制御部32がモニタ50に表示するように構成しても良い。
次に、指定された検査項目の質問事項を表示する構成について図6を参照にして説明する。図6は、質問事項の表示例を示す説明図である。
端末装置30の表示制御部32は、モニタ50の表示画面の座標位置と健診受診者の検査項目とを対応付けて記憶する。表示制御部32は、操作部60の指示を受けて、健診受診者の検査項目の一覧を表示し、かつ、操作部60により検査項目を指示可能に表示する。表示制御部32は、操作部60による座標位置の指示を受けて、その座標位置に対応する健診受診者の検査項目を出力する。
図6では、表示制御部32は、モニタ50にポインタマーク38を表示する。操作部60であるマウスのクリックイベントを受けて、ポインタマーク38の表示された座標位置(ポインタ位置)が指定される。表示制御部32は、ポインタ位置に最も近い位置に表示された検査項目を出力する。なお、表示制御部32は、ポインタ位置を区画範囲内とする検査項目を出力するようにしても良い。
表示制御部32は、操作部60により検査項目が指定されたか否かを判断する。また、表示制御部32は、操作部60により検査項目の指定が終了したか否かを判断する。なお、制御部31は、表示制御部32からの出力結果により、検査項目が指定されたか否かを判断しても良く、また、検査項目の指定が終了したか否かを判断するようにしても良い。
質問事項取得部34は、例えば、指定された検査項目(GOT)の検査結果「10」がその検査項目の評価条件(GOT<15)を満たすか否かを判断する。評価条件を満たす場合に、質問事項取得部34は、質問事項記憶部43からその検査項目の質問事項の値である「GOTとはなんですか?」、「アルコールとGOTとの関係は?」、及び「GOTが低い場合に考えられる病気は?」を取得する。
表示制御部32は、モニタ50の表示画面の所定の座標位置にそれらの質問事項を表示する。表示制御部32は、最初の質問事項である「GOTとはなんですか?」を、その質問事項と同一行に表示される。それにより、健診受診者は、検査項目又はその検査結果と質問事項との対応関係を容易に視認することができる。表示制御部32は、最初の質問事項の下側に続けて、2番目の質問事項「アルコールとGOTとの関係は?」を表示し、さらに2番目の質問事項の下側に続けて、3番目の質問事項「GOTが低い場合に考えられる病気は?」を表示する。
(作用)
次に、図7を参照にして、質問事項等の出力処理の手順について説明する。図7は、質問事項等の出力処理の手順を示すフロー図である。
質問事項等の出力処理においては、先ず、管理用コンピュータ20による認証処理から開始される(ステップS101)。その認証処理において、管理用コンピュータ20が、健診受診者である被認証者の証明を受理した場合に(ステップS102)、管理用コンピュータ20が端末装置30に質問事項等の出力処理をするためのアプリケーションプログラムを送信する。
端末装置30の記憶部41は、アプリケーションプログラムを記憶する。端末装置30は、アプリケーションプログラムを実行し、健診受付番号を端末装置30から管理用コンピュータ20に送信する(ステップS103)。
それにより、管理用コンピュータ20内で一連の処理が実行され、データ操作部21は、データベース10から健診受信番号に係る健診受診者テーブル、検査テーブル及び所見テーブルを抽出する。これらのテーブルを管理用コンピュータ20が端末装置30に送信する。これらのテーブルを端末装置30の検査結果記憶部42が記憶する。
また、質問事項テーブルを管理用コンピュータ20が端末装置30に送信する。この質問事項テーブルを端末装置30の質問事項記憶部43が記憶する。さらに、管理用コンピュータ20が、検査項目毎に、男性の基準範囲、女性の基準範囲、単位の情報が登録されたテーブル(図示省略)も端末装置30に送信する。このテーブルを、端末装置30の記憶部41が記憶する。
続いて、端末装置30による質問事項等の出力処理が行われる(ステップS105)。質問事項等の出力処理については後述する。
次に、図8を参照にして、管理用コンピュータ20における認証処理の手順について説明する。図8は、認証処理の手順を示すフロー図である。
始めに、健診受診者が自己の識別番号を端末装置30から管理用コンピュータ20へ送信する(ステップS201)。識別番号は、健診を受け付けた際に医療保険者が健診受診者に対し発行する。医療保険者は、識別番号と共にパスワードを発行する。なお、識別番号は、健診を受け付けた際に発行される健診受付番号であっても良い。
次に、管理用コンピュータ20は、端末装置30に試用コードを送信すると共に、その試用コードと健診受診者のパスワードとにより、確認用の数値を作成する(ステップS202)。
一方、端末装置30は、送信された試用コードとパスワードとにより、比較用の数値を作成する(ステップS203)。次に、端末装置30は、管理用コンピュータ20に比較用の数値を送信する(ステップS204)。
次に、管理用コンピュータ20は、送信された比較用の数値と、作成した確認用の数値とが一致するか否かを判断する(ステップS205)。比較用の数値と確認用の数値とが一致する場合に(ステップS205;Yes)、健診受診者である被認証者の証明を受理する(ステップS206)。
一方、比較用の数値と確認用の数値とが一致しない場合に(ステップS205;No)、健診受診者である被認証者の証明を受理しない(ステップS207)。
以上の管理用コンピュータ20による認証処理によれば、健診受診者のパスワードを端末装置30から管理用コンピュータ20に送信せずに、管理用コンピュータ20が健診受診者である被認証者の証明の受理、不受理を判定することができるので、健診受診者のパスワードをネットワーク上に流さずに済み、健診受診者の検査項目の検査結果等の漏洩を防止し、健診受診者支援装置のセキュリティを高めることができる。
次に、検査項目の検査結果が評価条件を満たす場合に、その検査結果の質問事項を出力する手順について図9を参照にして説明する。図9は、質問事項を出力する手順を示すフロー図である。
始めに、質問事項取得部34は、検査結果記憶部42に記憶された健診受診者の検査項目の検査結果が、質問事項記憶部43に記憶された検査項目の評価条件を満たすか否かを判断する(ステップS301)。質問事項取得部34の判断は、最初の検査項目から最後の検査項目に渡って全ての検査項目について行われる。検査項目に対しその評価条件がないものについては、次の検査項目についての判断が行われる。
次に、検査結果が評価条件を満たすと質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS301;Yes)、質問事項取得部34は、その検査項目の質問事項を質問事項記憶部43から取得する(ステップS302)。
次に、判定部35は、取得された質問事項が既に取得事項記憶部44に記憶されているか否かを判断する(ステップS303)。取得された質問事項が取得事項記憶部44に記憶されてないと判定部35が判定した場合に(ステップS303;No)、表示制御部32は、検査項目の質問事項を通常の表示態様でモニタ50に表示する。例えば、その質問事項の背景色をモニタ50の画面の全体的な背景色と同じ色でモニタ50に表示する(ステップS304)。
取得された質問事項が既に取得事項記憶部44に記憶されたものであると判定部35が判定した場合に(ステップS303;Yes)、表示制御部32は、検査項目の質問事項を特別な表示態様でモニタ50に表示する。例えば、その質問事項の背景色をモニタ50の画面の全体的な背景色(白色)と異なる色(青色)でモニタ50に表示する(ステップS306)。
取得された質問事項が既に取得事項記憶部44に記憶されたものである場合に、その質問事項を特別な表示態様でモニタ50に表示したので、検査項目の検査結果が再び評価条件を満たしたことが分かり、保健指導の必要性を強く認識することができる。
検査項目の質問事項をモニタ50に表示した後(ステップS304、S306)、又は、検査項目の検査結果が評価条件を満たさないと質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS301;No)、質問事項取得部34が次の検査項目が有るか否かを判断する(ステップS305)。
次の検査項目が有ると質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS305;Yes)、検査項目の検査結果が評価条件を満たすか否かの質問事項取得部34の判断(ステップS301)に戻る。次の検査項目が無いと質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS305;No)、質問事項の出力処理は終了する。
このように、検査項目の質問事項が端末装置30のモニタ50に表示されるので、健診受診者は、出力された質問事項に基づき、保健指導の必要性を十分に理解することができる。また、健診受診者は医師等に対してどのような質問をすれば良いのかが分かる。さらに、質問事項を通して、医師等は健診受診者がどのような事項を知りたいのかが分かる。
なお、質問事項の全部をモニタ50に表示することができない場合は、前述したように、表示制御部32が、スクロールバー37により表示領域を例えば上方または下方へ移動すれば良い。
以上に説明した質問事項を出力する手順では、検査項目の検査結果がその評価条件を満たす場合に、評価条件を満たす全ての検査項目の質問事項を表示制御部32がモニタ50に表示する。
次に、指定された検査項目の検査結果が評価条件を満たすと、その指定された検査項目の質問事項を表示制御部32がモニタ50に表示する手順について、図10を参照にして説明する。図10は、指定された検査項目についての質問事項を出力する手順を示すフロー図である。
端末装置30の演算部33は、検査結果記憶部42、質問事項記憶部43及び記憶部41に記憶されたデータから、健診受診者の健診受付番号に係る検査項目、検査結果等を取得する。表示制御部32は、図4に示すように、その検査項目、検査結果等をモニタ50に表示している。
表示制御部32は、図5に示すように、ポインタマーク38をモニタ50に表示する。操作部60による指定(マウスのクリックイベント)により、ポインタマーク38が指定する表示画面の座標位置(ポインタ位置)に対応する検査項目(GOT)を表示制御部32が出力する。
操作部60により検査項目が指定された場合に(ステップS401;Yes)、質問事項取得部34は、検査結果記憶部42に記憶された健診受診者の検査項目の検査結果が、質問事項記憶部43に記憶された検査項目の評価条件を満たすか否かを判断する(ステップS402)。
次に、検査結果が評価条件を満たすと質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS402;Yes)、質問事項取得部34は、その検査項目の検査結果を質問事項記憶部43から取得する(ステップS403)。
次に、表示制御部32は、検査項目の質問事項をモニタ50に表示する(ステップS404)。検査項目の質問事項をモニタ50に表示した後(ステップS404)、また、検査結果が評価条件を満たさないと質問事項取得部34が判断した場合(ステップS402;No)に、新たな検査項目が指定されたか否かの表示制御部32の判断(ステップS405)に移る。
操作部60により新たな検査項目が指定された場合に(ステップS405;Yes)、検査結果が評価条件を満たすか否かの質問事項取得部34の判断(ステップS402)に戻る。
操作部60により新たな検査項目が指定されない場合に(ステップS405;No)、表示制御部32は、検査項目の指定を終了したか否かを判断する(ステップS406)。検査項目の指定が終了しないと表示制御部32が判断した場合に(ステップS406;No)、操作部60により新たな検査項目が指定されたか否かの判断(ステップS405)に戻る。検査項目の指定が終了したと表示制御部32が判断した場合に(ステップS406;Yes)、質問事項の出力処理は終了する。
以上の手順によれば、モニタ50に検査項目の一覧を表示し、操作部60により検査項目を指定すると、その指定された検査項目に対してその検査項目の質問事項がモニタ50に表示されるので、検査項目と質問事項との対応関係を容易に視認することができる。
[第2の実施の形態]
(構成)
次に、図11から図16に基づき、本発明の第2の実施形態を説明する。図11は、健診受診者支援装置の構成を示すブロック図である。
第2の実施形態に係る健診受診者支援装置は、第1の実施形態に係る健診受診者支援装置に対して、次の点で異なる。第1は、記憶部41に説明情報記憶部45を追加した点である。第2は、演算部33に説明情報取得部36を追加した点である。
データベース10には説明情報テーブルが設けられている。図12に示すように、説明情報テーブルは、識別番号に対応して、検査項目、説明位置、及び、説明情報のデータが登録されている。端末装置30からの呼び出し指示を管理用コンピュータ20が受けて、管理用コンピュータ20内で一連の処理が実行され、データ操作部21が説明情報テーブルを取得し、管理用コンピュータ20が、説明情報テーブルを端末装置30に送信する。第2の実施形態で追加された構成である説明情報記憶部45は、送信された説明情報テーブルを記憶する。
健診受診者の検査項目の検査結果が評価条件を満たす場合に、質問事項取得部34が、検査項目の質問事項を質問事項記憶部43から取得する。表示制御部32は、取得された検査項目の質問事項の中から1又は複数を操作部60により選択可能に表示する。第2の実施形態で追加された構成である説明情報取得部36は、選択された質問事項についての説明情報を説明情報記憶部45から取得する。
図13は、取得された質問事項の表示例を示す説明図である。図13に示すように、表示制御部32は、操作部60により1又は複数の質問事項を選択可能に表示する。表示制御部32は、操作部60により選択された質問事項を出力する。表示制御部32は、操作部60により選択された検査項目(GOT)の質問事項及び推奨された質問事項を、チェックマークで表示する。
なお、表示制御部32は、操作部60により質問事項が選択されたか否かを判断する。また、表示制御部32は、操作部60により質問事項の選択が終了したか否かを判断する。なお、制御部31は、表示制御部32からの出力結果により、質問事項が選択されたか否かを判断しても良く、また、質問事項の選択が終了したか否かを判断するようにしても良い。
表示制御部32は、質問事項に対応させて、その平均所要時間をモニタ50に表示する。質問事項記憶部43は、質問事項に対応させて平均所要時間のデータを記憶する。平均所要時間のデータは、データベース10から取得される。演算部33は、操作部60により選択された質問事項の平均所要時間の合計を算出する。表示制御部32は、算出された平均所要時間の合計をモニタ50に表示する。
図14は、選択された質問事項についての説明情報の表示例を示す説明図である。図14に示すように、表示制御部32は、健診受診者の複数の検査項目の検査結果等をモニタ50に表示すると共に、質問事項についての説明情報を、図12に示す説明情報テーブルの説明位置のデータに基づき、モニタ50の所定の座標位置に吹き出し39で表示する。
なお、表示制御部32は、質問事項についての説明情報を、優先度の程度に応じて異なる表示態様(表示色、表示の大きさ、表示位置、表示時間などの態様)でモニタ50に表示しても良い。この場合、これらの表示態様を図12に示す説明情報テーブルに登録しておく。
(作用)
次に、図15を参照にして、説明情報を出力する手順を説明する。図15は、取得された質問事項の中から1又は複数を操作部60により選択可能にし、選択された質問事項についての説明情報を出力する手順を示すフロー図である。
始めに、質問事項取得部34は、検査結果記憶部42に記憶された健診受診者の検査項目の検査結果が、質問事項記憶部43に記憶された検査項目の評価条件を満たすか否かを判断する(ステップS501)。
次に、検査結果が評価条件を満たしていると質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS501;Yes)、質問事項取得部34はその検査項目の質問事項を質問事項記憶部43から取得する(ステップS502)。
次に、表示制御部32は、検査項目の質問事項をモニタ50に表示する(ステップS503)。このとき、表示制御部32は、操作部60により質問事項を選択可能に表示する。次に、質問事項取得部34は、次の検査項目の有無を判断する(ステップS504)。
次の検査項目が有ると質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS504;Yes)、検査項目の検査結果が評価条件を満たすか否かの質問事項取得部34の判断(ステップS501)に戻る。次の検査項目が無いと質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS504;No)、表示制御部32は、質問事項の選択可能状態が終了か否かを判断する(ステップS505)。
質問事項の選択可能状態が終了でないと表示制御部32が判断した場合に(ステップS505;No)、表示制御部32は、操作部60により選択された質問事項があるか否かを判断する(ステップS506)。
選択された質問事項がないと表示制御部32が判断した場合に(ステップS506;No)、質問事項の選択可能状態が終了であるか否かの表示制御部32の判断(ステップS505)に戻る。
選択された質問事項があると表示制御部32が判断した場合に(ステップS506;Yes)、説明情報取得部36が、質問事項についての説明情報を説明情報記憶部45から取得する(ステップS507)。
ステップS505において、質問事項の選択可能状態が終了したと表示制御部32が判断した場合に(ステップS505;Yes)、取得された説明情報があるか否かを表示制御部32が判断する(ステップS508)。取得された説明情報がないと表示制御部32が判断した場合に(ステップS508;No)、説明情報の出力処理は終了する。
取得された説明情報があると表示制御部32が判断した場合に(ステップS508;Yes)、表示制御部32は、図13に示す質問事項の選択可能状態を図14に示す表示状態に切り替え、取得された説明情報を図12に示す説明情報テーブルの説明位置に基づき、モニタ50の所定の座標位置に表示する(ステップS509)。その後、説明情報の出力処理を終了する。
以上の手順によれば、表示制御部32が検査項目の質問事項を選択可能にモニタ50に表示し、操作部60により選択された質問事項についての説明情報がモニタ50に表示されるので、質問事項に対する医師等の応答内容が分かり、保健指導を受ける必要性を理解可能となる。
なお、前記第2の実施形態では、表示制御部32が操作部60により1又は複数の質問事項を選択可能にし、質問事項が選択された場合に、選択された質問事項の説明情報を表示する構成を示したが、これに限らない。
次に、質問事項取得部34が取得した全部の質問事項についての説明情報を、単にモニタ50に表示する手順について図16を参照にして説明する。図16に示すように、始めに、質問事項取得部34が健診受診者の検査項目の検査結果が評価条件を満たすか否かを判断する(ステップS601)。
検査項目の検査結果が評価条件を満たすと質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS601;Yes)、質問事項取得部34がその検査項目の質問事項を質問事項記憶部43から取得すると共に、説明情報取得部36がその質問事項の説明情報を取得する(ステップS602)。
検査項目の検査結果が評価条件を満たさないと質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS601;No)、又は、説明情報取得部36がその質問事項の説明情報を取得した後に(ステップS602)、次の検査項目があるか否かの質問事項取得部34の判断(ステップS603)に移る。
次の検査項目があると質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS603;Yes)、検査項目の検査結果が評価条件を満たすか否かの質問事項取得部34の判断(ステップS601)に戻る。
次の検査項目がないと質問事項取得部34が判断した場合に(ステップS603;No)、表示制御部32が、取得された説明情報があるか否かを判断する(ステップS604)。取得された説明情報があると表示制御部32が判断した場合に(ステップS604;Yes)、表示制御部32が説明情報をモニタ50に表示する(ステップS605)。その後、説明情報の出力処理が終了する。
取得された説明情報がないと表示制御部32が判断した場合に(ステップS604;No)、説明情報の出力処理が終了する。説明情報の全部をモニタ50に表示することができない場合は、前述したように、表示制御部32が、スクロールバー37により表示領域を例えば上方又は下方へ移動すれば良い。
以上の手順によれば、評価条件を満たした全ての検査項目に対する質問事項の説明情報をモニタ50に表示したので、健診受診者は、モニタ50を見て、説明情報全体に渡る概要を短時間に把握することが可能となる。
なお、表示制御部32は、検査項目の質問事項についての説明情報を以下のようにモニタ50に表示してもよい。
表示制御部32が、モニタ50の表示画面の座標位置と質問事項とを対応付けて記憶する。表示制御部32は、質問事項を操作部60により指定可能に表示する。操作部60により、質問事項の座標位置の指定を受けて、表示制御部32がその位置に対応する質問事項を出力する。説明情報取得部36が、指定された質問事項の説明情報を説明情報記憶部45から取得する。次に、表示制御部32が、指定された質問事項に続けて、その質問事項の説明情報をモニタ50に表示する。
これを、例えば、図6に基づいて説明すると、質問事項「GOTとはなんですか?」の右側に続けて、その質問事項の説明情報「GOTとはXXXX…」をモニタ50に表示する。
また、表示制御部32は、指定された質問事項とその質問事項の説明情報とを対応付けるマークを表示しても良い。説明情報の表示位置及びマークは、図12に示す説明情報テーブルに登録しておく。
なお、本発明においては、検査項目の質問事項等を出力する出力部を有していれば良い。前記実施の形態では、出力部の表示制御部32が、モニタ50に検査項目の質問事項、又はその説明情報を表示するものを示したが、出力部の表示制御部が、検査項目の質問事項、又はその説明情報を紙媒体に出力するプリンタ(図示省略)に出力するものであっても良く、また、出力部が、質問事項等を磁気的又は光学的に記憶する記憶媒体(図示省略)に出力するものであっても良い。
また、前記実施の形態では、インターネットを介して、健診機関側の管理用コンピュータ20と健診受診者側の端末装置30とを接続したものを示したが、これに限らない。例えば、健診機関内に設けられたローカル・エリア・ネットワーク(LAN)を介して、管理用コンピュータ20と端末装置30とを接続し、その端末装置30のモニタ50に検査項目の質問事項を表示するようにしても良い。さらに、管理用コンピュータ20からデータベース10内のデータを操作し、管理用コンピュータ20のモニタ50に検査項目の質問事項を表示するようにしても良い。
本発明の第1の実施形態に係る健診受診者支援装置の構成を示すブロック図である。 (a)は健診受診者テーブル、(b)は検査テーブル、(c)は所見テーブルのそれぞれ説明図である。 質問事項テーブルの説明図である。 モニタに検査項目及びその検査項目の検査結果等が表示された例を示す説明図である。 質問事項の表示例を示す説明図である。 指定された検査項目についての質問事項の表示例を示す説明図である。 質問事項等を出力する手順を示すフロー図である。 認証処理の手順を示すフロー図である。 質問事項を出力する手順を示すフロー図である。 指定された検査項目についての質問事項を出力する手順を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る健診受診者支援装置の構成を示すブロック図である。 説明情報テーブルの説明図である。 取得された質問事項の表示例を示す説明図である。 選択された質問事項についての説明情報の表示例を示す説明図である。 取得された質問事項の中から1又は複数を選択可能状態にし、選択された質問事項についての説明情報を出力する手順を示すフロー図である。 取得された質問事項についての説明情報を出力する手順を示すフロー図である。
符号の説明
10 データベース
20 管理用コンピュータ
30 端末装置
32 表示制御部
34 質問事項取得部
35 判定部
36 説明情報取得部
42 検査結果記憶部
43 質問事項記憶部
44 取得事項記憶部
45 説明情報記憶部
50 モニタ(表示部)
60 操作部

Claims (6)

  1. 健診受診者の複数の検査項目の検査結果を予め記憶する検査結果記憶部と、
    前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項と、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件とを対応させて予め記憶する質問事項記憶部と、
    前記健診受診者の各検査項目の検査結果が前記評価条件を満たす場合に、その検査項目の質問事項を前記質問事項記憶部から取得する質問事項取得部と、
    前記取得された前記質問事項を出力する出力部とを、有する
    ことを特徴とする健診受診者支援装置。
  2. 前記出力部は、表示部と、前記質問事項取得部で取得された質問事項を前記表示部に表示する表示制御部とを、有することを特徴とする請求項1に記載の健診受診者支援装置。
  3. 表示部と、
    操作部と、
    健診受診者の複数の検査項目の検査結果を予め記憶する検査結果記憶部と、
    前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項と、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件とを対応させて予め記憶する質問事項記憶部と、
    前記操作部による指示を受けて、前記表示部に前記健診受診者の検査項目を一覧表示し、かつ、前記検査項目を前記操作部により指定可能に表示する表示制御部と、
    前記指定された前記健診受診者の検査項目の検査結果が前記評価条件を満たす場合に、その検査項目の質問事項を前記質問事項記憶部から取得する質問事項取得部と、を有し、
    前記表示制御部は、前記取得された前記質問事項を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする健診受診者支援装置。
  4. 表示部と、
    操作部と、
    健診受診者の複数の検査項目の検査結果を予め記憶する検査結果記憶部と、
    前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項と、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件とを対応させて予め記憶する質問事項記憶部と、
    前記検査項目の質問事項についての説明情報を予め記憶する説明情報記憶部と、
    前記健診受診者の各検査項目の検査結果が前記評価条件を満たす場合に、その検査項目の質問事項を前記質問事項記憶部から取得する質問事項取得部と、
    前記表示部に前記取得された検査項目の質問事項の中から1又は複数を前記操作部により選択可能に表示する表示制御部と、
    前記選択された検査項目の質問事項についての説明情報を前記説明情報記憶部から取得する説明情報取得部と、を有し、
    前記表示制御部は、前記取得された前記説明情報を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする健診受診者支援装置。
  5. 前記取得された質問事項を記憶する取得事項記憶部と、前記取得された質問事項が前記取得事項記憶部に既に記憶されているか否かを判定する判定部とを有し、
    前記表示制御部は、前記取得された質問事項が前記取得事項記憶部に既に記憶されていると前記判定部が判定した場合に表示する前記質問事項と、前記取得された質問事項が前記取得事項記憶部に既に記憶されていないと前記判定部が判定した場合に表示する前記質問事項とを異なる表示態様で前記表示部に表示することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の健診受診者支援装置。
  6. データベースに、健診受診者の複数の検査項目の検査結果を予め記憶し、また、前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項と、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件とを対応させて予め記憶するステップと、
    端末装置が指示を出して、管理用コンピュータから前記データベースに記憶された前記健診受診者の複数の検査項目の検査結果、並びに、前記検査項目毎にその検査項目に対する質問事項、及び、その質問事項に対応させた、その検査項目の検査結果に対して評価をするための評価条件を受信し、記憶するステップと、
    操作部による指示を受けて、表示部に前記健診受診者の検査項目を一覧表示し、かつ、前記検査項目を前記操作部により指定可能に表示するステップと、
    前記指定された前記健診受診者の検査項目の検査結果が前記評価条件を満たす場合に、その検査項目の質問事項を前記端末装置の質問事項取得部が前記質問事項記憶部から取得するステップと、
    前記表示制御部が、前記取得された前記質問事項を表示部に表示するステップと、を有する
    ことを特徴とする健診受診者支援装置が支援する方法。
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