JP2009145640A - 表示装置 - Google Patents

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JP2009145640A
JP2009145640A JP2007322917A JP2007322917A JP2009145640A JP 2009145640 A JP2009145640 A JP 2009145640A JP 2007322917 A JP2007322917 A JP 2007322917A JP 2007322917 A JP2007322917 A JP 2007322917A JP 2009145640 A JP2009145640 A JP 2009145640A
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Toru Fukui
徹 福井
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Abstract


【課題】 クロストークを低減する補正において、最小階調未満の階調や最大階調を超え
る階調が要求することなく、全ての階調で同一階調は同じ輝度にする。
【解決手段】 サブ画素単位で輝度調整をする表示部2と、サブ画素の輝度の階調表示が
設定され、補正対象のサブ画素の階調をその隣接サブ画素の階調に基づいて補正するクロ
ストーク補正部7とを有する表示装置であって、
最小階調+最大階調がS、前記補正対象の階調がK1、前記隣接サブ画素の階調がK2
であるとき、前記クロストーク補正部は前記補正対象の輝度が[前記補正対象の階調がK
1、前記隣接サブ画素の階調がS−K1]のときの前記補正対象の輝度と略同じになるよ
うに前記補正対象の階調を補正する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、クロストーク補正を行う表示装置に関し、特に、2つの個別画像を異なる視
方向に夫々判別可能に表示する表示装置に関する。
液晶表示装置は軽量、薄型、低消費電力という特徴があり、多くの電子機器に使用され
ている。ナビゲーション装置にも液晶表示装置が使用されるが、ナビゲーション装置はテ
レビジョン受信部やDVDビデオ再生部など運転中の運転者には交通安全上好ましくない
画像も表示する。
そこで、交通安全上の問題から、同一表示画面に複数の画像を表示させ、視方向により
異なる画像を認識できるようにする技術が開発され、右方向の運転者からはナビゲーショ
ンの画像が見え、左方向の助手席からはテレビジョン受信部やDVDビデオ再生部の画像
が見えるようになった(特許文献1参照)。視方向により異なる画像を認識できるように
する技術としては、液晶シャッターの遮光パターンによるものがある。
図9は2画面表示装置50により2画面表示が実現される仕組みを示す図である。左の
視方向Aには、遮光板53の開口部55を通して第1のサブ画素列51aから第1の画像
が提供される。このとき、第2のサブ画素列51bの第2の画像は、遮光板53の遮光部
54により遮られるため、左の視方向Aからは視認することができない。
一方、右の視方向Bには、遮光板53のスリット(開口部)55を通して第2のサブ画
素列51bから第2の画像が提供される。このとき、第1のサブ画素列51aの第1の画
像は、遮光板53の遮光部54により遮られるため、右の視方向Bからは視認することが
できない。こうして、左の視方向Aに第1の画像を提供し、右の視方向Bに第2の画像を
提供する2画面表示が行われる。
このような2画面表示装置50は、例えば、自動車内において運転席と助手席との間に
この2画面表示装置50を配置した場合、運転席と助手席とでは2画面表示装置50の観
察方向が異なるから、運転席の者には例えばナビゲーション装置の画像を見ることができ
るようにし、助手席の者にはDVD画像やテレビジョン画像を見ることができるようにす
ることができる。しかしながら、2画面表示装置においては、電気的クロストークと光学
的クロストークが発生しやすい。
図10はこれらのクロストークを示す図である。隣接サブ画素と階調差があると駆動電
圧が異なり、電極と隣接ソースラインとの間に発生する浮遊容量によって電気的クロスト
ークが発生する。電気的クロストークは2画面ではない表示装置でも発生するが、2画面
表示装置では、互いに異なる内容の画像(例えば、ナビゲーション装置の場合は運転席方
向にナビゲーション画像を表示させ、助手席方向にDVD再生画像を表示させる。)のサ
ブ画素が隣り合うために、サブ画素間に大きな電位差が生じて、特に、2画面表示装置で
は電気的クロストークとなることが多い。また、スリットにより2つの個別画像を異なる
方向に判別可能にする2画面表示装置ではスリットの縁部で回折を生じて光学的クロスロ
ークとなることが多い。このように、特に、2画面表示装置はクロストークが発生し易い
図11は2画面表示装置における電気的クロストークの表示状態と、従来の補正状態を
示す図である。左の視方向の画像が補正対象である。各サブ画素の輝度を示す階調は6ビ
ットのデータであり、0階調(二進法で000000)から63階調(二進法で1111
11)までの64種類である。左の視方向の画像は全サブ画素が32階調のグレーである
。これに対して、右の視方向の画像は中央の矩形領域が0階調のブラックであり、背景が
63階調のホワイトである。
ノーマリーホワイトのときは32階調(グレー)の駆動電圧は0階調(ブラック)の駆
動電圧よりも低いことから、電気的クロストークにより32階調(グレー)のサブ画素の
起電力が高くなって暗くなる。また、ノーマリーブラックのときは32階調(グレー)の
駆動電圧は0階調(ブラック)の駆動電圧よりも高いことから、電気的クロストークによ
り32階調(グレー)のサブ画素の起電力が低くなって暗くなる。即ち、ノーマリーホワ
イト、ノーマリーブラックいずれのときも32階調(グレー)のサブ画素は0階調(ブラ
ック)の隣接サブ画素の影響により暗くなる。これとは逆に、32階調(グレー)のサブ
画素は63階調(ホワイト)の隣接サブ画素の影響により明るくなる。したがって、図1
0に示す如く、右の視方向の画像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向の画像の3
2階調(グレー)部分がK32:0階調分暗くなる。また、右の視方向の画像の63階調
(ホワイト)に対応する左の視方向の画像の32階調部分がK32:63階調分明るくな
る。ここで、K32:0とK32:63は補正すべき階調の値を示す。
そこで、従来の補正方法では、図12に示すLUT(ルックアップテーブル)を設ける
。このLUTは補正対象サブ画素の各階調に対する補正すべき値を隣接サブ画素の階調毎
に設定した補正値のテーブルである。補正対象サブ画素の階調と隣接サブ画素の階調が同
じときは電気的クロストークが発生しないので、補正値は0になっている。このLUTに
基づいて、右の視方向の画像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向の画像の32階
調(グレー)をK32:0階調分輝度アップさせる。また、右の視方向の画像の63階調
(ホワイト)に対応する左の視方向の画像の32階調(グレー)をK32:63階調分輝
度ダウンさせる。これによって、右の視方向の画像によるクロストークを補正することが
でき、左の視方向の画像は同一輝度で表示される。
特開2006−184859号公報
しかしながら、階調は6ビットの0階調から63階調までである。したがって、図12
の2箇所の補正不可領域に示す如く、0階調未満となるような補正値の減算と63階調を
超えるような補正値の加算をすることはできない。
例えば、図13に示す如く、補正対象となる左の視方向のサブ画素が全て0階調(ブラ
ック)であったときは、右の視方向の画像の63階調(ホワイト)に対応する左の視方向
の画像の0階調(ブラック)部分がK0:63階調明るくなる。そして、右の視方向の画
像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向の画像の0階調部分はそのままである。こ
のために、−K0:63階調に補正したいが、階調は0までであるので、この補正を行う
ことはできない。したがって、一方の全画面がブラックであるときは、他方の画面の内容
がフリッカによって薄く表示するという問題があった。この問題は電気的クロストークの
みでなく、光学的クロストークにおいてもあった。
図14は補正対象となる左の視方向のサブ画素が全て63階調(ホワイト)であるとき
を示す図である。このときは右の視方向の画像の0階調(ブラック)に対応する左の視方
向の画像の63階調(ホワイト)部分がK63:0階調暗くなる。このために、63+K
63:0階調に補正したいが、階調は63階調を超えることができないので、この補正を
行うことはできない。したがって、一方の全画面がホワイトであるときは、他方の画面の
内容がフリッカによって薄く表示するという問題があった。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、補正対象のサブ画素が最小階調(0
階調)や最大階調(6ビットのときは63階調、8ビットのときは255階調)であって
もクロストークを低減することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、サブ画素単位で輝度調整をする表示
部と、前記サブ画素の輝度の階調表示が設定され、2つの視方向に対する個別の画像のサ
ブ画素がゲートライン方向に隣接した合成画像を出力する2画面合成部と、補正対象のサ
ブ画素の階調をその近接サブ画素の階調に基づいて補正するクロストーク補正部とを有し
、前記表示部は前記クロストーク補正部で補正された前記個別の画像を夫々異なる視方向
に判別可能に表示する表示装置であって、
最小階調+最大階調がS、前記補正対象の階調がK1、前記近接サブ画素の階調がK2
であるとき、前記クロストーク補正部は前記補正対象の輝度が[前記補正対象の階調がK
1、前記近接サブ画素の階調がS−K1]のときの前記補正対象の輝度と略同じになるよ
うに前記補正対象の階調を補正する。
このように、S−K1のときの輝度となるように補正するので、最小階調未満の階調や
最大階調を超える階調が要求されることはなく、全ての階調において同一階調は同じ輝度
となって、クロストークを低減することができる。
また、前記クロストーク補正部は前記補正対象のサブ画素の階調と前記近接サブ画素の
階調に対応する補正テーブルを記憶するLUTを備え、前記補正対象のサブ画素の階調に
前記LUTの補正データを加算する。
このようにLUTを備えることで、実験データの回帰分析での最小二乗法等の計算を回
避することができ、補正処理を早く行うことができる。また、補正データの変更はLUT
の変更を行えばよく、変更が容易となる。
また、前記近接サブ画素は前記補正対象のサブ画素に隣接するサブ画素であり、前記ク
ロストーク補正部は印加電圧の差によるクロストークの補正を行う。
このようにして、本発明を電気的クロストークの補正に適用することができる。
また、前記表示部は前記個別画像を夫々異なる視方向に判別可能にするスリットを有し
、赤色・緑色・青色の3つの前記サブ画素で一つの画素を構成し、前記近接サブ画素は前
記補正対象に隣接する画素の同色サブ画素であり、前記クロストーク補正部は前記スリッ
トによる光のクロストークの補正を行う。
このようにして、本発明をスリットの回折によるクロストークの補正に適用することが
できる。
また、サブ画素単位で輝度調整をする表示部と、前記サブ画素の輝度の階調表示が設定
され、補正対象のサブ画素の階調をその隣接サブ画素の階調に基づいて補正するクロスト
ーク補正部とを有する表示装置であって、
最小階調+最大階調がS、前記補正対象の階調がK1、前記隣接サブ画素の階調がK2
であるとき、前記クロストーク補正部は前記補正対象の輝度が[前記補正対象の階調がK
1、前記隣接サブ画素の階調がS−K1]のときの前記補正対象の輝度と略同じになるよ
うに前記補正対象の階調を補正する。
このような構成により、2画面でなくても、全ての階調において同一階調は同じ輝度と
なって、クロストークを低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための表示装置を例示するものであって、本発明をこ
れらに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形
態のものにも等しく適応し得るものである。
本実施形態の表示装置は2画面表示装置であり、図1は2画面表示装置の要部を示すブ
ロック図である。図1の実線は2画面表示装置1を示し、破線は2画面表示装置1が組み
込まれるナビゲーション装置40を示す。
図1において、2画面表示装置1は液晶表示部2と、ナビゲーション装置40からの2
つのソース画像(ナビゲーション画像、DVD画像)を2画面合成処理とクロストーク補
正をし液晶表示部2に出力する信号処理回路3と、信号処理回路3の動作に必要な種々の
データを記憶するEEPROM4と、液晶表示部2に電源を供給する電源供給回路5を備
えている。
信号処理回路3は2つのソース画像を合成する2画面合成部6と、クロストーク補正を
行うクロストーク補正部7と、クロストーク補正部7で補正された信号を液晶表示部2で
表示できるように極性やタイミングを制御する出力信号生成部8と、EEPROM4の入
出力を制御するEEPROMコントローラ9を備えている。
クロストーク補正部7は前処理部10と電気補正部11と光学補正部12と演算部13
を備える。前処理部10は2画面合成部6からの画像信号より必要なデータを電気補正部
11と光学補正部12と演算部13に送出する。電気補正部11はEEPROMコントロ
ーラ9からの電気的クロストーク補正値のテーブル(図2参照)を記憶する電気LUT(
ルックアップテーブル)14を有し、前処理部10から補正対象のサブ画素データと右隣
のサブ画素データを入力して電気LUT14の電気補正テーブルから電気的な補正データ
を抽出する。光学補正部12はEEPROMコントローラ9からの光学的クロストーク補
正値のテーブル(図3参照)を記憶する光学LUT15を有し、前処理部10から補正対
象のサブ画素データと右隣の画素の同色サブ画素データを入力して光学LUT15の光学
補正テーブルから光学的な補正データを抽出する。演算部13は前処理部10からの補正
対象のサブ画像に電気補正11が抽出した電気的な補正データと光学補正12が抽出した
光学的な補正データを加算する。
図4は液晶表示部2の画素を示す図である。液晶表示部2はカラーのWVGAであり、
ソースライン方向(横方向)に800画素、ゲートライン方向(縦方向)に480画素あ
る。1画素はRGBの3つのサブ画素から成る。液晶表示部2はサブ画素の遮光パターン
が市松模様(チェス盤の白黒模様。図5のR/L参照)の遮光部(液晶シャッター)を備
えている。これにより、サブ画素の市松模様の一方が右の視方向(日本の運転席方向)か
らのみ視認することができ、他方が左の視方向(日本の助手席方向)からのみ視認するこ
とができる。例えば、右の視方向ではナビゲーション画像を視認し、左の視方向ではDV
D画像を視認する。入力画像のサブ画素の階調データは6ビットであり、RGBの輝度は
0階調〜63階調の64種類となる。液晶表示部2の輝度の駆動制御は1階調単位である
。即ち、整数でない階調を指定することはできない。1画面(800画素×480画素)
の周期、即ちフレーム周期は60Hzである。この市松模様の開口部がスリットであり、
光の回折を生じて、光漏れとなる。
EEPROM4には、図2に示す電気補正テーブルと図3に示す光学補正テーブルが格
納されている。電気補正テーブルは補正対象のサブ画素の階調に対する隣接サブ画素の階
調の電気的な補正値が記憶される。この補正値は実験で求められた値である。光学補正テ
ーブルは補正対象のサブ画素の階調に対する隣接画素の同色サブ画素の階調の光学的な補
正値が記憶される。この補正値は実験で求められた値である。ナビゲーション装置の電源
スイッチ(図示せず。)がONにされると、EEPROMコントローラ9はEEPROM
4の電気補正テーブルを電気LUT14に転送し、光学補正テーブルを光学LUT15に
転送する。
上述の構成における2画面表示装置の画像処理について説明する。
図5に示す如く、2画面合成部6は、ナビゲーション装置40のナビゲーション部41
から入力される800画素×480画素のナビゲーション画像とDVD再生部42から入
力される800画素×480画素をサブ画素の市松模様に取捨選択して、1つの800画
素×480画素の画像を合成する。
クロストーク補正部7の前処理部10は2画面合成部6から入力された合成画像より補
正対象のサブ画素データ(6ビットの階調データ)を電気補正部11と光学補正部12と
演算部13に出力し、右隣のサブ画素データを電気補正部11に出力し、右隣の画素の補
正対象のサブ画素と同色のサブ画素データを光学補正部12に出力する。
電気補正部11は電気LUT14の電気的クロストーク補正値のテーブルを用いて、入
力された補正対象のサブ画素データと右隣のサブ画素データの電気的な補正データを抽出
する。光学補正部12は光学的クロストーク補正値のテーブルを用いて、入力された補正
対象のサブ画素データと右隣の画素の同色サブ画素データの光学的な補正データを抽出す
る。演算部13は前処理部10からの補正対象のサブ画像に電気補正部11が抽出した電
気的な補正データと光学補正部12が抽出した光学的な補正データを加算する。
このようして電気的なクロストークと光学的なクロストークが補正された合成画像は出
力信号生成部8を介して液晶表示部2で夫々異なる視方向に判別可能に表示される。
次に電気的クロストーク補正値について詳細に説明する。
本発明は補正対象サブ画素の全階調が補正可能となるように輝度の範囲を制限するもの
である。低い階調の補正については、補正対象サブ画素が最低階調(ここでは0階調)で
、隣接サブ画素の階調が最大階調(ここでは63階調)のときの補正対象サブ画素の輝度
以上を最低輝度とし、高い階調の補正については、補正対象サブ画素の階調が最大階調(
ここでは63階調)で、隣接サブ画素の階調が最低諧調(ここでは0階調)のときの補正
対象サブ画素の輝度以下を最大輝度とする。この輝度の範囲は補正対象サブ画素が指定可
能な階調範囲の輝度であるので、全階調が補正可能となる。図2、図3はこの輝度の制限
範囲内では最も輝度範囲が広いクロストーク補正値のテーブルである。尚、輝度範囲を図
2、図3よりも狭い範囲に設定することができる。また、補正対象サブ画素の中間の階調
については、設定された輝度範囲内の任意の輝度に設定することができる。
図2の電気的クロストーク補正値のテーブルは、補正対象サブ画素の階調と隣接サブ画
素の階調の合計が63のときの補正値が0になっている。即ち、図2において、補正対象
サブ画素の階調0で隣接サブ画素の階調が63の位置と補正対象サブ画素の階調63で隣
接サブ画素の階調が0の位置を結ぶ右上がりの斜線位置が補正0になっている。この斜線
位置の右下の領域の補正値はプラスとなり、この斜線位置の左上の領域の補正値はマイナ
スとなる。このように、補正対象サブ画素の階調と隣接サブ画素の階調の合計が63のと
きの輝度になるように補正する。
図2において、補正対象サブ画素が0階調で隣接サブ画素が0階調の電気的クロストー
ク補正値A0:0は、 [補正対象サブ画素の階調:0、隣接サブ画素の階調:0]のとき
の補正対象サブ画素の輝度が[補正対象サブ画素の階調:0、隣接サブ画素の階調:63]
のときの補正対象サブ画素の輝度となるように補正する階調の値である。A32:0は[
補正対象サブ画素の階調:32、隣接サブ画素の階調:0]のときの補正対象サブ画素の
輝度が[補正対象サブ画素の階調:32、隣接サブ画素の階調:31]のときの補正対象サ
ブ画素の輝度となるように補正する階調の値である。A32:63は[補正対象サブ画素
の階調:32、隣接サブ画素の階調:63]のときの補正対象サブ画素の輝度が[補正対象
サブ画素の階調:32、隣接サブ画素の階調:31]のときの補正対象サブ画素の輝度と
なるように補正する階調の値である。A63:63は[補正対象サブ画素の階調:63、
隣接サブ画素の階調:63]のときの補正対象サブ画素の輝度が[補正対象サブ画素の階調
:63、隣接サブ画素の階調:0]のときの補正対象サブ画素の輝度となるように補正す
る階調の値である。
このように、最小階調+最大階調をS、補正対象サブ画素の階調をA1、隣接サブ画素
の階調をA2とすると、このときの電気的クロストークの補正値は、電気的クロストーク
のみの状況で、[補正対象サブ画素の階調:A1、隣接サブ画素の階調:A2]のときの補
正対象サブ画素の輝度が[補正対象サブ画素の階調:A1、隣接サブ画素の階調:S−A
1]のときの補正対象サブ画素の輝度となるように補正する階調の値である。
図3の光学的クロストーク補正値のテーブルも同様であり、最小階調+最大階調をS、
補正対象サブ画素の階調をB1、隣接画素の同色サブ画素の階調をB2とすると、このと
きの光学的クロストークの補正値は、光学的クロストークのみの状況で、[補正対象サブ
画素の階調:B1、隣接画素の同色サブ画素の階調:B2]のときの補正対象サブ画素の
輝度が[補正対象サブ画素の階調:B1、隣接画素の同色サブ画素の階調:S−B1]のと
きの補正対象サブ画素の輝度となるように補正する階調の値である。
図6は両クロストークの表示状態と、補正状態を示す図である。左の視方向の画像が補
正対象である。左の視方向の画像は全サブ画素が32階調のグレーである。これに対して
、右の視方向の画像は中央の矩形領域が0階調のブラックであり、背景が63階調のホワ
イトである。右の視方向の画像の63階調(ホワイト)に対応する左の視方向の画像の3
2階調(グレー)部分が電気的クロストークによってA32:0階調分明るくなり、光学
的クロストークによってB32:0階調分明るくなる。また、右の視方向の画像の0階調
(ブラック)に対応する左の視方向の画像の32階調(グレー)部分が電気的クロストー
クによってA32:63階調分暗くなり、光学的クロストークによってB32:63階調
分暗くなる。
そこで、クロストーク補正部7は、右の視方向の画像の63階調(ホワイト)に対応す
る左の視方向の画像の32階調(グレー)の補正値をA32:63+B32:63階調に
し、A32:63+B32:63階調分輝度を下げて、[補正対象サブ画素の階調:32
、近接サブ画素の階調:31]のときの輝度となるようにする。そして、右の視方向の画
像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向の画像の32階調(グレー)の補正値をA
32:0+B32:0階調にし、A32:0+B32:0階調分輝度を上げて、[補正対
象サブ画素の階調:32、近接サブ画素の階調:31]のときの輝度となるようにする。
これにより、右の視方向の画像の63階調(ホワイト)に対応する左の視方向の画像と、
右の視方向の画像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向の画像が同一輝度になる。
図7は左の視方向の画像の全サブ画素が0階調のブラックであるときの表示状態と、補
正状態を示す図である。右の視方向の画像の63階調(ホワイト)に対応する左の視方向
の画像の0階調(ブラック)部分が電気的クロストークによってA0:0階調分明るくな
り、光学的クロストークによってB0:0階調分明るくなる。
そこで、クロストーク補正部7は、右の視方向の画像の63階調(ホワイト)に対応す
る左の視方向の画像の0階調(ブラック)は補正値を0にする。そして、右の視方向の画
像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向の画像の0階調(ブラック)の補正値をA
0:0+B0:0階調にし、A0:0+B0:0階調分輝度を上げて、[補正対象サブ画
素の階調:0、近接サブ画素の階調:63]のときの輝度となるようにする。これにより
、右の視方向の画像の63階調(ホワイト)に対応する左の視方向の画像と、右の視方向
の画像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向の画像が同一輝度になる。
図8は左の視方向の画像の全サブ画素が63階調のホワイトであるときの表示状態と、
補正状態を示す図である。右の視方向の画像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向
の画像の63階調(ホワイト)部分が電気的クロストークによってA63:63階調分暗
くなり、光学的クロストークによってB63:63階調分暗くなる。
そこで、クロストーク補正部7は、右の視方向の画像の0階調(ブラック)に対応する
左の視方向の画像の63階調(ホワイト)は補正値を0にする。そして、右の視方向の画
像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向の画像の0階調(ブラック)の補正値をA
0:0+B0:0階調にし、A0:0+B0:0階調分輝度を上げて、[補正対象サブ画
素の階調:0、近接サブ画素の階調:63]のときの輝度となるようにする。これにより
、右の視方向の画像の63階調(ホワイト)に対応する左の視方向の画像と、右の視方向
の画像の0階調(ブラック)に対応する左の視方向の画像が同一輝度になる。
上述の如く、本発明は、最小階調+最大階調をS、補正対象サブ画素の階調をA1、隣
接サブ画素の階調をA2とすると、 [補正対象サブ画素の階調:A1、隣接サブ画素の階
調:A2]のときの補正対象サブ画素の輝度が[補正対象サブ画素の階調:A1、隣接サブ
画素の階調:S−A1]のときの補正対象サブ画素の輝度となるように補正する。即ち、
図2の補正値0の輝度に合わせる。このために、最小階調未満の階調や最大階調を超える
階調が要求されることはなく、全ての階調において同一階調は同じ輝度となって、クロス
トークを低減することができる。
また、電気的クロストーク補正値のテーブルを記憶する電気LUT14と光学的クロス
トーク補正値のテーブルを記憶する光学LUT15を備え、クロストーク補正部7は電気
LUT14と光学LUT15に記憶される補正値を補正対象のサブ画素の階調に加算する
。このようにLUTを使用するので、実験データの回帰分析での最小二乗法等の計算を回
避することができ、画像処理を早く行うことができる。
尚、上述の遮光パターンは市松模様であったが、本願発明はストライブなどの他の遮光
パターンに適用することができる。
また、本発明は1画素がRGBと白色の4つのサブ画素で構成されるものにも適用する
ことができる。
また、上述の実施例は液晶パネルであったが、本発明の駆動方法に適合するものであれ
ば、有機EL(エレクトロルミネッセンス)装置やプラズマディスプレイなどの電気光学
装置にも適用可能である。
また、上述の電気的クロストークに係る本発明は2画面以外の表示装置に適用すること
ができる。
本実施形態の表示装置の要部を示すブロック図である。 電気LUTに記憶される電気的クロストーク補正値のテーブルを示す図である。 光学LUTに記憶される光学的クロストーク補正値のテーブルを示す図である。 液晶パネルの画素配列を示す図である。 2つの視方向に対する個別の画像の合成および市松模様のサブ画素配列を示す図である。 グレーに対するクロストークの表示状態とその補正状態を示す図である。 ブラックに対するクロストークの表示状態とその補正状態を示す図である。 ホワイトに対するクロストークの表示状態とその補正状態を示す図である。 2画面表示装置の原理を示す図である。 スリットの回折による光漏れを示す図である。 従来のグレーに対するクロストークの表示状態とその補正状態を示す図である。 電気LUTに記憶される電気的クロストーク補正値のテーブルを示す図である。 従来のブラックに対するクロストークの表示状態とその補正状態を示す図である。 従来のホワイトに対するクロストークの表示状態とその補正状態を示す図である。
符号の説明
1 2画面表示装置
2 液晶表示部
3 信号処理回路
4 EEPROM
5 電源供給回路
6 2画面合成部
7 クロストーク補正部
8 出力信号生成部
9 EEPROMコントローラ
10 前処理部
11 電気補正部
12 光学補正部
13 演算部
14 電気LUT
15 光学LUT

Claims (6)

  1. サブ画素単位で輝度調整をする表示部と、前記サブ画素の輝度の階調表示が設定され、
    2つの視方向に対する個別の画像のサブ画素がゲートライン方向に隣接した合成画像を出
    力する2画面合成部と、補正対象のサブ画素の階調をその近接サブ画素の階調に基づいて
    補正するクロストーク補正部とを有し、前記表示部は前記クロストーク補正部で補正され
    た前記個別の画像を夫々異なる視方向に判別可能に表示する表示装置であって、
    最小階調+最大階調がS、前記補正対象の階調がK1、前記近接サブ画素の階調がK2
    であるとき、前記クロストーク補正部は前記補正対象の輝度が[前記補正対象の階調がK
    1、前記近接サブ画素の階調がS−K1]のときの前記補正対象の輝度と略同じになるよ
    うに前記補正対象の階調を補正することを特徴とする表示装置。
  2. 前記クロストーク補正部は前記補正対象のサブ画素の階調と前記近接サブ画素の階調に
    対応する補正テーブルを記憶するLUTを備え、前記補正対象のサブ画素の階調に前記L
    UTの補正データを加算することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記近接サブ画素は前記補正対象のサブ画素に隣接するサブ画素であり、前記クロスト
    ーク補正部は印加電圧の差によるクロストークの補正を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の表示装置。
  4. 前記表示部は前記個別画像を夫々異なる視方向に判別可能にするスリットを有し、赤色
    ・緑色・青色の3つの前記サブ画素で一つの画素を構成し、前記近接サブ画素は前記補正
    対象に隣接する画素の同色サブ画素であり、前記クロストーク補正部は前記スリットによ
    る光のクロストークの補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. サブ画素単位で輝度調整をする表示部と、前記サブ画素の輝度の階調表示が設定され、
    補正対象のサブ画素の階調をその隣接サブ画素の階調に基づいて補正するクロストーク補
    正部とを有する表示装置であって、
    最小階調+最大階調がS、前記補正対象の階調がK1、前記隣接サブ画素の階調がK2
    であるとき、前記クロストーク補正部は前記補正対象の輝度が[前記補正対象の階調がK
    1、前記隣接サブ画素の階調がS−K1]のときの前記補正対象の輝度と略同じになるよ
    うに前記補正対象の階調を補正することを特徴とする表示装置。
  6. 前記クロストーク補正部は前記補正対象のサブ画素の階調と前記隣接サブ画素の階調に
    対応する補正テーブルを記憶するLUTを備え、前記補正対象のサブ画素の階調に前記L
    UTの補正データを加算することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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