JP2009145018A - 空気調和装置の室外機および該空気調和装置の室外機に用いられる吸込グリル。 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケーシングに吸込グリルを取り付ける際の、吸込グリルの位置決めを容易に行う。
【解決手段】本発明の空気調和装置の室外機100は、少なくとも底フレーム33を有するケーシング3と、ケーシング3に形成された空気の吸い込み口に取り付けられる吸込グリル2とを有する。吸込グリル2は、吸込グリル本体21と、吸込グリル本体21を吸込グリル本体21の面方向に平行な方向に位置決めするための、吸込グリル本体21の下端に設けられた位置決め手段22とを含む。そして、位置決め手段22は、吸込グリル2の幅方向に沿って設けられた爪22b1、22b2を有し、爪22b1、22b2が、ケーシング3の底フレーム33に突出するように設けられた特定の突出部33a、33bに係合することにより吸込グリル2が吸込グリル本体21の面方向に平行な方向に位置決めされる。
【選択図】図4
【解決手段】本発明の空気調和装置の室外機100は、少なくとも底フレーム33を有するケーシング3と、ケーシング3に形成された空気の吸い込み口に取り付けられる吸込グリル2とを有する。吸込グリル2は、吸込グリル本体21と、吸込グリル本体21を吸込グリル本体21の面方向に平行な方向に位置決めするための、吸込グリル本体21の下端に設けられた位置決め手段22とを含む。そして、位置決め手段22は、吸込グリル2の幅方向に沿って設けられた爪22b1、22b2を有し、爪22b1、22b2が、ケーシング3の底フレーム33に突出するように設けられた特定の突出部33a、33bに係合することにより吸込グリル2が吸込グリル本体21の面方向に平行な方向に位置決めされる。
【選択図】図4
Description
本発明は、室内の温度や風量を調整する空気調和装置の室外機および該空気調和装置の室外機に用いられる吸込グリルに関する。
近年、室内の温度や風量を調整することによって、室内を快適な状態に保つ空気調和装置が使用されている。空気調和装置は、主に、室内に設置される室内機と、室内機に連結され、室外に設置される室外機とから構成されている。室外機には、その内部に熱交換器が設けられ、熱交換器から外気に対して、熱のやりとりが行われる。室外機のケーシングには、外気の吸い込み口が形成され、この吸い込み口を経て室外機の内部に空気が出入りする。そして、吸い込み口には、ケーシング内に収められた機器を保護し、かつ、使用者の安全を確保するための、格子状の吸込グリルが、吸い込み口を覆うように取り付けられている(特許文献1参照)。特許文献1では、吸込グリルの上端に設けられた爪部を、ケーシングの天板に形成された嵌合孔に嵌め込むことにより、吸込グリルがケーシング対して所定の位置に固定されている。
特開2004−251601号公報
しかしながら、このような吸込グリルの位置決め作業は、ケーシングに形成された複数の嵌合孔の位置と吸込グリルの各爪部との位置合わせを、吸込グリルを持ち上げながら目視で確認して行わなければならない。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、ケーシングに吸込グリルを取り付ける際の、吸込グリルの位置決めを容易に行うことができる空気調和装置の室外機および該空気調和装置に用いられる吸込グリルを提供することを目的としている。
本発明の空気調和装置の室外機は、少なくとも底フレームを有するケーシングと、該ケーシングに形成された空気の吸い込み口に取り付けられる吸込グリルとを有し、前記吸込グリルは、吸込グリル本体と、該吸込グリル本体を前記吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めするための、前記吸込グリル本体の下端に設けられた位置決め手段とを含み、前記位置決め手段は、前記吸込グリルの幅方向に沿って設けられた爪を有し、前記爪が、前記ケーシングの底フレームに、突出するように設けられた特定の突出部に係合することにより前記吸込グリルが前記吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めされる。この発明によれば、吸込グリルを底フレームに置いたときに、吸込グリル本体の下端に設けられた位置決め手段の爪が、底フレームに設けられた突出部に係合し、吸込グリルの位置決めがなされるので、吸込グリルをケーシングに取り付ける際に、吸込グリルを持ち上げながら位置決めを行う必要がない。すなわち、吸込グリルを上方から下方へ向けてケーシング上に載置するだけで、ケーシングに対する吸込グリルの位置決めを容易に行うことができる。したがって、組み立て時やメンテナンス時の吸込グリルの取り付け作業を効率よく行うことができる。また、爪という単純な構造の位置決め手段で、吸込グリルの位置決めが可能である。しかも、位置決め手段は単純な構造であるが故に、破損し難い。
また、前記爪が、前記吸込グリル本体の下端に複数設けられ、前記複数の爪で前記突出部を挟み込むことにより前記吸込グリルが位置決めされることが好ましい。この発明によれば、吸込グリル本体の下端に設けられた位置決め手段の複数の爪が、底フレームに設けられた突出部を挟み込み、吸込グリルの位置決めがなされる。
また、前記突出部が、前記ケーシングの底フレームに前記爪を挟み込むような間隔を空けて複数設けられていることが好ましい。この発明によれば、吸込グリルを底フレームに置いたときに、吸込グリル本体の下端に設けられた位置決め手段の爪が、底フレームに設けられた複数の突出部の間に挟み込まれ、吸込グリルの位置決めがなされる。
また、前記位置決め手段が、前記吸込グリルの下端にのみ設けられていることが好ましい。この発明によれば、吸込グリルの位置決め作業を、吸込グリルの下端でのみ行うので、吸込グリルの下端に加えて、側部や上端においても位置決めを行う場合より、吸込グリルの取り付け作業をさらに効率よく行うことができる。
また、前記突出部は、前記ケーシングの内部に収容される熱交換器を、前記ケーシング内の水平方向の所定の位置に位置決め可能に設けられているものであることが好ましい。この発明によれば、突出部で熱交換器をケーシング内で位置決するとともに、吸込グリルをもケーシングに対して位置決めすることができる。
また、前記底フレームの底部と、この底部から直立する板状の立設部が形成され、前記突出部は、前記立設部に沿って設けられ、前記複数の爪は、前記吸込グリル本体の下端から下方へ突出するように設けられ、前記複数の爪のうち、前記吸込グリル本体の幅方向に隣り合う爪は、前記立設部を挟み込むように設けられていることが好ましい。この発明によれば、吸込グリルを上方から下方へ降ろすだけで、底フレームの立設部は、吸込グリルの位置決め手段の互いに隣り合う爪で挟持され、吸込グリル本体が、ケーシングに取り付けられる。したがって、位置決め手段で、吸込グリルをケーシングの底フレームに対して直立した状態に保つこともできる。
また、前記吸込グリル本体には、該吸込グリル本体を前記熱交換器に係止させるための係止手段が設けられていることが好ましい。この発明によれば、係止手段が熱交換器に係止されることにより、吸込グリルは、ケーシングに対して直立した状態であって、かつ、位置決めされた状態に、位置決め手段のみで直立させた場合より確実に保持することができる。
本発明の吸込グリルは、空気調和装置の室外機のケーシングに形成された空気の吸込み口を覆うように取り付けられる吸込グリルであって、吸込グリル本体と、前記吸込グリル本体の下端に、前記吸込グリル本体を、前記吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めするための位置決め手段とを有し、前記位置決め手段は、前記吸込グリル本体の下端に、前記吸込グリルの幅方向に沿って設けられた爪を有し、前記爪が、前記ケーシングの底フレームに、突出するように設けられた特定の突出部に係合することにより前記吸込グリルが前記吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めされることを特徴とする。
また、前記爪が、前記吸込グリル本体の下端に複数設けられ、前記複数の爪で前記突出部を挟み込むことにより位置決めされることが好ましい。
また、前記爪が、前記ケーシングの底フレームに前記爪を挟み込むような間隔を空けて設けられた複数の前記突出部の間に挿入されて、前記突出部と係合することが好ましい。
本発明によれば、ケーシングに吸込グリルを取り付ける際の、吸込グリルの位置決めを容易に行うことができる。
本発明の空気調和装置の室外機は、少なくとも底フレームを有するケーシングと、そのケーシングに形成された空気の吸い込み口に取り付けられる吸込グリルとを有する。そして、吸込グリルは、吸込グリル本体と、その吸込グリル本体を吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めするための、前記吸込グリル本体の下端に設けられた位置決め手段とを含む。位置決め手段は、吸込グリル本体の下端から下方へ突出するように、吸込グリルの幅方向に沿って設けられた複数の爪を有し、その複数の爪が、底フレームからケーシングの内側に突出するように設けられた特定の突出部を挟み込む。これにより、吸込グリルは吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めされる。本発明は、吸込グリルを位置決めするための位置決め手段を吸込グリル本体の下端に設けることによって、吸込グリルをケーシングの所定の位置に、より容易に位置決めするものである。
以下で、本発明の空気調和装置の室外機および該空気調和装置の室外機に用いられる吸込グリルについて、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の空気調和装置の室外機100を説明するための斜視図である。実施の形態1の空気調和装置の室外機100は、図1に示されるように、熱交換器、圧縮機、室外ファンおよび制御部等を内部に収容するケーシング3と、ケーシング3の側部の開口(外気の吸い込み口)を塞ぐように取り付けられる吸込グリル2とから構成されている。
図1は、実施の形態1の空気調和装置の室外機100を説明するための斜視図である。実施の形態1の空気調和装置の室外機100は、図1に示されるように、熱交換器、圧縮機、室外ファンおよび制御部等を内部に収容するケーシング3と、ケーシング3の側部の開口(外気の吸い込み口)を塞ぐように取り付けられる吸込グリル2とから構成されている。
ケーシング3は、金属製の薄板からなり、室外機100の上部を略水平に覆う天板31と、天板31の水平面に対して略垂直に設けられた側板32と、側板32の下端に設けられ、略水平な状態で室外機100の内部に収容される機器を支持する底フレーム33とを含む。
なかでも、底フレーム33には、底フレーム33の底部(略水平に設けられた面)から直立するように設けられた板状の立設部33cと、立設部33cに沿って、ケーシング3の内方へ向かって突出するように形成された2つのリブ(突出部)33a、33bとが設けられている。このリブ33a、33bは、本来、ケーシング3内に収容される熱交換機Tを水平方向に位置決めするために設けられたものであるが、本実施の形態では、このリブ33a、33bを活用して吸込グリル2の位置決めをも行う。このように、従来からケーシング3の底フレーム33に設けられているリブを活用することにより、熱交換器をケーシング3内で位置決めするとともに、吸込グリル2の位置決めをも行うことができる。また、吸込グリル2の位置決めのために、改めて底フレーム33に突出部を形成する必要がなく、従来の底フレーム33をそのまま利用することができる。
図2は、実施の形態1の空気調和装置の室外機100に設けられる合成樹脂製の吸込グリル2を説明するための正面図である。以下では、吸込グリル2をケーシング3に取り付けた際の、吸込グリル2の幅方向をX方向、吸込グリル2の前後方向をY方向、吸込グリル2の上下方向をZ方向として説明する。吸込グリル2は、図2に示されるように、ケーシング3の内部に収容された機器および使用者を保護するための防護用の柵として機能する吸込グリル本体21と、吸込グリル本体21をケーシング3に対して吸込グリル本体21の面方向に平行な方向に位置決めする位置決め手段22と、吸込グリル本体21を底フレーム33に対して直立した姿勢で固定する係止手段23とを含む。
吸込グリル本体21は、正面視で、略長方形状を呈している(図2参照)。また、吸込グリル本体21は、平面的な広がりを持つ格子状に成形されており、ケーシング3の外部から内部へ空気を通過させつつ、ケーシング3の内部と外部とを隔てている。
位置決め手段22は、吸込グリル本体21の下端から下方へ突出するように設けられた3枚の爪(複数の爪)を有する。具体的には、吸込グリル本体21の方向(X方向)に沿って、2枚の第1係合爪22b1、22b2と、第2係合爪22aとが形成されている。第2係合爪22aは、吸込グリル2を正面から見たときに(図2の状態)、2枚の第1係合爪22b1および22b2の間に位置するように配置されている。位置決め手段22をこのような単純な構造にすることで、吸込グリル2の取り付け時に、位置決め手段22の破損を防ぐことができる。そして、作業者が、吸込グリル2を底フレーム33に取り付ける際に、作業者は、位置決め手段22の破損などに注意を注ぐ必要がない。したがって、取り付け作業の作業効率が向上し、これに伴って、製造効率を向上させることができる。
図3〜5は、底フレーム33に吸込グリル2を位置決めする方法を説明するための図である。図3の(a)は図1のI部を拡大したものであり、底フレーム33に対して吸込グリル2を位置決めする前の状態を説明するための正面図、(b)は(a)をA−A位置で切断した断面図である。図4の(a)は図1のI部を拡大したものであり、底フレーム33に対して吸込グリル2が位置決めされた状態を説明するための正面図、(b)は(a)をB−B位置で切断した断面図である。図5は、底フレーム33に吸込グリル2を位置決めする際の図であり、底フレーム33に形成されたリブ33a、33bと吸込グリル2に設けられた位置決め手段22とをケーシング3の内側から見た状態を示している。
2つの第1係合爪22b1および第1係合爪22b2は、吸込グリル本体21の下端に、X方向に所定の間隔d1を空けて設けられている。2つの第1係合爪22b1および第1係合爪22b2の間隔d1は、上述の底フレーム33に形成された2つのリブ33aおよびリブ33bのX方向の距離(X方向に最も離れた位置にある面の間の距離)にほぼ等しく設定されている(図3(a)参照)。このように、リブ33aおよびリブ33bの間のX方向の距離と、2つの第1係合爪22b1および第1係合爪22b2との間隔d1とをほぼ等しく設定することで、吸込グリル2を底フレーム33上に載置した際に、吸込グリル2の第1係合爪22b1が底フレーム33のリブ33aに係合し、吸込グリル2の第2係合爪22b2が底フレーム33のリブ33bに係合する(図4(a)参照)。これにより、吸込グリル2は、X方向への移動を規制され、X方向の所定の位置に位置決めされる。
仮に、吸込グリル2を底フレーム33上に載置するときに、吸込グリル2が所定の位置からX方向に若干ずれた状態で載置されたとしても、2つの第1係合爪22b1または第1係合爪22b2のうちいずれか一方が底フレーム33のリブ33aまたはリブ33bの上面に載ってしまい、吸込グリル2のX方向の位置決めは行われない。このような場合には、作業者は吸込グリル2を持ち上げなくても第1係合爪22b1、22b2の下端をリブ33a、33bの上面に載せたまま、第1係合爪22b1と第1係合爪22b2との間にリブ33aおよびリブ33bが嵌り合う位置まで、吸込グリル2をX方向に移動させればよい。作業者は、吸込グリル2が底フレーム33上の所定の位置に位置決めされ、取り付けられるまでの一連の作業を、吸込グリル2を底フレーム33上に載置した時点で、直ちに手応えで確認しながら行うことができるので、目視で確認しながら位置決めを行う場合よりも作業効率がよく、製造効率を向上させることができる。
また、第1係合爪22b1、22b2とこれらの第1係合爪22b1、22b2にX方向に隣り合う爪(すなわち、第2係合爪22a)は、立設部33cを挟み込むように設けられている。具体的には、第1係合爪22b1、22b2は、上述の底フレーム33に形成された立設部33cの内側面に接するように設けられ、第2係合爪22aは、立設部33cの外側面に接するように設けられている(図3(b)、図4(b)参照)。言い換えれば、第1係合爪22b1、22b2および第2係合爪22aとの間に、吸込グリル本体21の前後方向(Y方向)に、立設部33cの厚さに相当する間隔d2が設けられていることになる。したがって、吸込グリル2が底フレーム33に載置された状態では、3つの爪22b1、22b2、22aは底フレーム33に形成された立設部33cを挟持して、吸込グリル本体21を直立した状態に支持する。
さらに、第1係合爪22b1、22b2および第2係合爪22aは、吸込グリル本体21の下端からZ方向に下側に向かって所定の長さだけ突出するように設けられている。吸込グリル2の位置決めおよび取り付け時には、第1係合爪22b1、22b2および第2係合爪22aの先端が、底フレーム33の底部に当接する位置まで、吸込グリル2は作業者によって押し下げられる。本実施の形態では、位置決め手段22のZ方向の長さを立設部33cの高さとほぼ同一になるように設定しているが、たとえば、吸込グリル本体21をもう少し高い位置に固定したい場合には、第1係合爪22b1、22b2および第2係合爪22aのZ方向の長さをより長く設定する。このように、位置決め手段22のZ方向の長さを任意に設定することにより、簡素な構造の位置決め手段22で吸込グリル2のZ方向の位置決めをも行うことができる。
図6は、図1のII部を拡大したものであって、吸込グリル2に設けられた係止手段23を説明するための図であり、(a)はケーシング3内に収められた熱交換器の伝熱管c1、c2の間に係止手段23を嵌め込んだ状態を説明するための斜視図、(b)は熱交換器の伝熱管c1、c2の間に係止手段23を嵌めこむ際の係止手段23の状態を説明するための図、(c)は熱交換器の伝熱管c1、c2の間に係止手段23を嵌め込んだ状態を説明するための図である。
係止手段23は、図6(a)、(b)、(c)に示されるように、吸込グリル本体21の垂直方向に延びた部材の中間部に、吸込グリル本体21と一体に設けられている。また、係止手段23は、ケーシング3の内方へ向けて突出するように形成されている。係止手段23は、図6(b)、(c)に示されるように、係止部23a、23bと、これらの係止部23aおよび係止部23bとを吸込グリル本体21に連結するための連結部23cとから構成されている。それぞれの係止部23a、23bには、当接面23a1および23b1と、移動面23a2および23b2と、係止面23a3および23b3とが形成されている。
係止手段23の係止部23a、23bが、熱交換器の上下方向に隣接する伝熱管c1、c2の間に挿入されると、伝熱管c1は、係止部23aの当接面23a1、移動面23a2、係止面23a3の面に沿って通過し、伝熱管c2は、係止部23bの当接面23b1、移動面23b2、係止面23b3の面に沿って通過する。そして、伝熱管c1およびc2が、移動面23a2、23b2を通過する際には、係止部23a、23bが互いに接近するように変形し、伝熱管c1、c2が移動面23a2、23b2を通過し、係止面23a3、23b3に達すると、係止部23a、23bは元の状態に戻る。したがって、伝熱管c1、c2は、係止手段23の係止部23a、23bに係合した状態になり、吸込グリル本体21は、底フレーム33に対して略直立した姿勢で保持される。
以上の実施の形態によれば、吸込グリル2を吸込グリル本体21の面方向に位置決めするための位置決め手段22が、吸込グリル本体21の下端に形成されている。これにより、ケーシング3の吸い込み口に吸込グリル2を位置決めおよび取り付ける際に、吸込グリル2を持ち上げた状態で位置決めを行う必要がなく、吸込グリル2を底フレーム33の上方から底フレーム33上に載置するだけで、作業者が特別な注意を払わなくても手応えで確認しながら吸込グリル2が底フレーム33上の所定の位置に位置決めされる。したがって、ケーシング3に吸込グリル2を取り付ける際の、吸込グリル2の位置決めを容易に行うことができ、室外機100の組み立て時や、メンテナンス時の吸込グリル2の取り付け作業を効率よく行うことができる。
なお、上記実施の形態では、底フレーム33に形成された2つのリブ33a、33bに位置決め手段22を係合させて位置決めする形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、位置決め手段を1つのみのリブに係合させて位置決めしてもよく、位置決め手段を3つ以上のリブに係合させて位置決めしてもよい。
また、上記実施の形態では、吸込グリル本体21に係止手段23および位置決め手段23を設け、係止手段23および位置決め手段22を用いて、吸込グリル2が直立した姿勢で底フレーム33および熱交換器により保持されている形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸込グリル本体に係止手段を設けず、位置決め手段のみを用いて、吸込グリル本体を直立した姿勢で保持する形態であってもよく、第1係合爪と第2係合爪とで立設部を挟持させずに、係止手段のみで吸込グリル本体を直立した姿勢に保持する形態であってもよい。
また、上記実施の形態では、係止手段23を熱交換器の伝熱管c1、c2に係合させた形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、係止手段を熱交換器のフィンに係合させる形態であってもよい。
また、上記実施の形態では、2枚の第1係合爪22b1、22b2が立設部33cの内側になるように、第2係合爪22aが立設部33cの外側になるように吸込グリル2に設けられ、2枚の第1係合爪22b1、22b2の間にリブ33a、33bを挟み込んで吸込グリル2を位置決めする形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、2枚の第1係合爪22b1、22b2を立設部33cの外側になるように、第2係合爪22aを立設部33cの内側になるように吸込グリル2に設け、かつ、リブ33aとリブ33bは、第2係合爪22aを挟み込むような間隔を空けて設け、第2係合爪22aをリブ33aとリブ33bとの間に差し込んで位置決めする形態であってもよい。この場合、吸込グリル2に、2枚の第1係合爪22b1と第1係合爪22b2との間隔を大きく広げて配置することができ、位置決め手段22を用いて吸込グリル2をより安定的に直立させた状態に保持することができる。
2 吸込グリル
21 吸込グリル本体
22 位置決め手段
22a 第2係合爪(爪)
22b1、22b2 第1係合爪(爪)
23 係止手段
3 ケーシング
33 底フレーム
33a、33b リブ(突出部)
33c 立設部
100 空気調和装置の室外機
21 吸込グリル本体
22 位置決め手段
22a 第2係合爪(爪)
22b1、22b2 第1係合爪(爪)
23 係止手段
3 ケーシング
33 底フレーム
33a、33b リブ(突出部)
33c 立設部
100 空気調和装置の室外機
Claims (10)
- 少なくとも底フレームを有するケーシングと、
該ケーシングに形成された空気の吸い込み口に取り付けられる吸込グリルとを有し、
前記吸込グリルは、
吸込グリル本体と、
該吸込グリル本体を前記吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めするための、前記吸込グリル本体の下端に設けられた位置決め手段とを含み、
前記位置決め手段は、前記吸込グリルの幅方向に沿って設けられた爪を有し、
前記爪が、前記ケーシングの底フレームに突出するように設けられた特定の突出部に係合することにより前記吸込グリルが前記吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めされる空気調和装置の室外機。 - 前記爪が、前記吸込グリル本体の下端に複数設けられ、前記複数の爪で前記突出部を挟み込むことにより前記吸込グリルが位置決めされる請求項1記載の空気調和装置の室外機。
- 前記突出部が、前記ケーシングの底フレームに前記爪を挟み込むような間隔を空けて複数設けられている請求項1記載の空気調和装置の室外機。
- 前記位置決め手段が、前記吸込グリルの下端にのみ設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和装置の室外機。
- 前記突出部は、前記ケーシングの内部に収容される熱交換器を、前記ケーシング内の水平方向の所定の位置に位置決め可能に設けられているものである請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和装置の室外機。
- 前記底フレームの底部と、この底部から直立する板状の立設部が形成され、
前記突出部は、前記立設部に沿って設けられ、
前記複数の爪は、前記吸込グリル本体の下端から下方へ突出するように設けられ、
前記複数の爪のうち、前記吸込グリル本体の幅方向に隣り合う爪は、前記立設部を挟み込むように設けられている請求項2、4、5のいずれかに記載の空気調和装置の室外機。 - 前記吸込グリル本体には、該吸込グリル本体を前記熱交換器に係止させるための係止手段が設けられている請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和装置の室外機。
- 空気調和装置の室外機のケーシングに形成された空気の吸込み口を覆うように取り付けられる吸込グリルであって、
吸込グリル本体と、
前記吸込グリル本体の下端に、前記吸込グリル本体を、前記吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めするための位置決め手段とを有し、
前記位置決め手段は、前記吸込グリル本体の下端に、前記吸込グリルの幅方向に沿って設けられた爪を有し、
前記爪が、前記ケーシングの底フレームに突出するように設けられた特定の突出部に係合することにより前記吸込グリルが前記吸込グリル本体の面方向に平行な方向に位置決めされることを特徴とする吸込グリル。 - 前記爪が、前記吸込グリル本体の下端に複数設けられ、前記複数の爪で前記突出部を挟み込むことにより位置決めされる請求項8記載の吸込グリル。
- 前記爪が、前記ケーシングの底フレームに前記爪を挟み込むような間隔を空けて設けられた複数の前記突出部の間に挿入されて、前記突出部と係合する請求項8記載の吸込グリル。
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JP2007325001A JP2009145018A (ja) | 2007-12-17 | 2007-12-17 | 空気調和装置の室外機および該空気調和装置の室外機に用いられる吸込グリル。 |
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JP2007325001A JP2009145018A (ja) | 2007-12-17 | 2007-12-17 | 空気調和装置の室外機および該空気調和装置の室外機に用いられる吸込グリル。 |
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2007
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