JP2009143711A - エレベータ蓄電制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常運転時には省エネを図り、非常運転時にはエレベータを用いた速やかな退避を可能にするエレベータ蓄電制御装置を得る。
【解決手段】第1の電力回生用貯蔵デバイス1aおよび第1双方向DC/DCコンバータ1bを有し、通常運転時には電力回生動作および電力回生終了後の放電動作を行い、停電運転時には負荷平準化動作を行う第1の蓄電部1と、停電時用電力貯蔵デバイス2aおよび第2双方向DC/DCコンバータ2bを有し、通常運転時には満充電に近い状態を維持するように動作し、停電運転時には放電動作を行う第2の蓄電部2と、コンデンサ16が接続された母線の直流電圧の大きさに応じて、エレベータの運転状態を判断し、運転状態に応じて第1の蓄電部1および第2の蓄電部2を制御し、第1の蓄電部1および第2の蓄電部2と、母線との間の直流電力の授受を制御する回生・放電制御部4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの省エネと停電時のために用いられるエレベータ蓄電制御装置に関する。
従来、エレベータの回生については、ニッケル水素電池や電気二重層キャパシタを蓄電装置として用いたものが開発され、一部実用化されている。しかし、エレベータの回生と力行には、状況に応じて大きな差異がある。従って、全ての状況に応じてエネルギーを回生し、力行に利用するためには、多くの蓄電デバイスが必要となり、高コストになるという問題があった。
エレベータは、通常、巻き上げ機に掛けられたロープの一端を、乗りカゴに接続し、ロープのもう一方の端を、所定の乗客数を想定して乗りカゴの重量に加えてバランスさせた釣り合い錘に接続して運転される。そして、乗りカゴに乗る実際の人数が所定の人数、重量と同じ場合には、釣り合い錘がバランスし、回生にも力行にも、大きなエネルギーが不要になる。
しかしながら、例えば、高層マンションのエレベータでは、朝の下降時には、上階から次々に人が乗ってきて降り、上昇時にはほとんど人がいないこととなる。従って、下降時には大きな回生エネルギーが回収され、上昇時には釣り合い錘によって乗りカゴが引っ張り上げられるので、ほとんど力行エネルギーは不要になる。
また、夕方から夜は、朝の状況とは逆に、上昇時には、1階から次々に人が乗ってきて上昇するので、大きな力行エネルギーを必要とし、下降時には、釣り合い錘よりも軽い乗りカゴになってしまうので、回生できず、むしろ力行になってしまう。
一方、オフィスビルのエレベータでは、朝や昼休み後の上昇時には、1階から次々に人が乗ってきて上昇するので、大きな力行エネルギーを必要とし、下降時には、釣り合い錘よりも軽い乗りカゴになってしまうので、回生できず、むしろ力行になってしまう。
また、夕方から夜と昼休み直後の下降時には、上階から次々に人が乗ってきて降り、上昇時にはほとんど人がいない。従って、下降時には大きな回生エネルギーが回収され、上昇時には釣り合い錘によって乗りカゴが引っ張り上げられるので、ほとんど力行エネルギーは不要になる。
すなわち、高層マンションのエレベータとオフィスビルのエレベータとでは、時間的にはパターンが異なるが、いずれの場合も、時間帯によって回生と力行のバランスが取れない状態が生じる。このアンバランスを解消し、回生エネルギーを蓄電して力行に利用するには、多くの蓄電デバイスが必要となり、高コストになるという問題があった。
以上のように、従来のエレベータ蓄電制御装置は、通常運転時に、電力貯蔵デバイスを用いて、回生したエネルギーを力行に使用しようとする場合には、エレベータが下降する際に回生のみが発生し、上昇する際に力行のみが発生する。このため、電力貯蔵量が少ないと、回生では、下降して1階に到達する前に満充電になり、力行では、上昇してまもなく空になってしまうという問題がある。
この結果、せっかく発生する回生電力を充分に回生できず、充分な省エネ効果が得られないという問題点があった。また、回生を1階まで、力行を最上階まで賄うには、大量の蓄電デバイスを必要とし、高コストになるという問題があった。
一方、停電時の運転に対しては、エレベータ蓄電制御装置には、鉛蓄電池が標準的に搭載されている。そして、この鉛蓄電池には、停電発生時に最寄りの階にまで移動してドアを開けるだけの電力が貯蔵されている。
しかしながら、近年は、ビルが高層化し、地下も有効利用されるようになっている。これにより、火災などが伴った停電時には、エレベータに火災が及んでいないことが大前提になるが、エレベータを使って速やかに上階あるいは地下階から1階へ移動し避難することがニーズとして求められている。
これは、ニューヨークの貿易センタービルで、エレベータが停止し、階段が多くの避難者で身動きできない状況になって、速やかに人が退避することができず、多くの人がビルに取り残されて犠牲者になった事実や、都市部を中心に多くの高層マンションや高層オフィスビルが増えたことなどが影響している。このような現状を考慮すると、階段で避難することの困難な、身障者や高齢者や妊婦や子供を優先して、安心してエレベータで避難させることが重要である。
階段を急いで駆け下りることの難しいこれらの人々をエレベータで避難させることで、健常者の階段での避難がスムースになる効果も得られる。避難する人数にもよるが、エレベータでの退避に必要な時間は、通常10分足らずでよいとされている。
しかしながら、エレベータの回生、力行には、乗員数や移動する階によって大きな変化がある。従って、そのエネルギー変化を受け入れるためには、電力貯蔵デバイスは、満充電状態で待機していることが困難であった。また、力行に必要な電力を賄うには、大量の蓄電デバイスを必要とし、高コストになるという問題があった。
蓄電デバイスでは、鉛蓄電池が安価であり、低コストで最も多くのエネルギーを貯めることができる。しかしながら、この鉛蓄電池は、急速な充放電ができないので、エレベータの運転に耐えられないという問題があった。
このため、停電時には、直流電流を上限に収まるように制御して、回生電力が生じないようにする工夫がなされていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−51182号公報
しかしながら、従来技術には次のような課題がある。
従来のエレベータ蓄電制御装置は、通常運転時において、電力貯蔵デバイスを用いて、回生したエネルギーを力行に使用しようとした場合に、電力貯蔵量が少ないと、回生では下降して1階に到達する前に満充電になり、力行では上昇してまもなく空になってしまうという問題があり、充分な回生ができず省エネが図れないという問題があった。その一方で、回生を1階まで、力行を最上階まで賄うには、大量の蓄電デバイスを必要とし、高コストになる。
また、停電時に、直流電流を上限に収まるように制御する従来技術においては、巻き上げ機のモータに投入される電流が制限される。この結果、エレベータの回生、力行に合わせた入出力電流を賄うことはできず、避難する人が満員状態であって、電力が回生できる状況であるにもかかわらず、のろのろ運転でしか運行できないという問題点があった。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消するためになされたもので、通常運転時には省エネを図ることを可能とし、非常運転時にはエレベータを用いた速やかな退避を可能にするエレベータ蓄電制御装置を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベータ蓄電制御装置は、エレベータ駆動用の電動機と、商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、直流電圧を平滑化するコンデンサと、電圧指令値に応じて直流電圧を交流電圧に変換し、電動機に駆動電圧を供給するインバータと、第1の電力回生用貯蔵デバイスおよび第1双方向DC/DCコンバータを有し、通常運転時には電力回生動作および電力回生終了後の放電動作を行い、停電運転時には負荷平準化動作を行う第1の蓄電部と、停電時用電力貯蔵デバイスおよび第2双方向DC/DCコンバータを有し、通常運転時には満充電に近い状態を維持するように動作し、停電運転時には放電動作を行う第2の蓄電部と、コンデンサが接続された母線の直流電圧の大きさに応じて、エレベータの運転状態を判断し、運転状態に応じて第1の蓄電部および第2の蓄電部を制御し、第1の蓄電部および第2の蓄電部と、母線との間の直流電力の授受を制御する回生・放電制御部とを備えるものである。
本発明によれば、機能の異なる第1の蓄電部と第2の蓄電部とを備え、状況に応じて、これらの蓄電部に対して最適な回生・放電制御を行うことで、通常運転時には、少ない電力貯蔵デバイスを活用して最大限の回生を行って省エネを図り、非常時には、回生、力行に対応した運転を可能にし、エレベータを用いた速やかな退避を可能にするエレベータ蓄電制御装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ蓄電制御装置の回生放電時の様子を示す回路図および模式図である。また、図2は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ蓄電制御装置の停電時の様子を示す回路図および模式図である。
本実施の形態1におけるエレベータ蓄電制御装置は、第1の蓄電部1、第2の蓄電部2、回生・放電制御部4、乗りカゴ内に設置された表示器を制御する表示制御部5を備えている。ここで、第1の蓄電部1は、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aおよび第1双方向DC/DCコンバータ1bで構成される。同様に、第2の蓄電部2は、停電時用電力貯蔵デバイス2aおよび第2双方向DC/DCコンバータ2bで構成される。
また、電流/電圧計測器として、図1には、第1双方向DC/DCコンバータ1bの出力電流/電圧計測器6、および母線の直流電流/電圧計測器7が示されており、図2には、第2双方向DC/DCコンバータ2bの出力電流/電圧計測器8が示されている。
まず始めに、図1を用いて、回生放電時における本実施の形態1のエレベータ蓄電制御装置の動作について説明する。第1の電力回生用貯蔵デバイス1aとしては、例えば、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池を適用することが考えられる。電圧を縦軸とし、充電量(SOC:State of Charge)を横軸としたときの第1の電力回生用貯蔵デバイス1aの典型的な特性が、図1中に模式的に曲線で示されている。
ここで、横軸は、左端が空(SOC=0%)の状態、右端が満充電(SOC=100%)の状態を示している。第1の電力回生用貯蔵デバイス1aの電圧は、SOC=0%近くで急激に低下するが、SOC=100%近くになるにつれて飽和に近くなる。なお、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aとしてニッケル水素電池を用いる場合と、リチウムイオン電池を用いる場合とで、この曲線は多少異なってくる。
第1の電力回生用貯蔵デバイス1aの特性の中に示している棒線は、回生専用モードの標準状態(スタンバイ状態)を示している。この棒線は、母線から回生電流を受け取って充電されるにつれて、白い矢印のように満充電(SOC=100%)近くにまで充電される。第1の電力回生用貯蔵デバイス1aへの入出力は、第1双方向DC/DCコンバータ1bを介して行われる。
停電時用電力貯蔵デバイス2aとしては、例えば、鉛蓄電池を適用することが考えられる。電圧を縦軸とし、充電量を横軸としたときの停電時用電力貯蔵デバイス2aの典型的な特性が、図1中に模式的に曲線で示されている。
停電時用電力貯蔵デバイス2aの特性の中に示している棒線は、満充電モードの標準状態(スタンバイ状態)を示している。満充電モードのこの標準状態は、母線から微量の電流を受け取って満充電が維持されている。停電時用電力貯蔵デバイス2aへの入力は、第2双方向DC/DCコンバータ2bを介して行われる。
本発明のエレベータ蓄電制御装置の制御対象であるエレベータの機構部および駆動制御回路部は、エレベータ12(乗りカゴと釣り合い錘と巻き上げ機とロープ)、巻き上げ機のモータ13(誘導電動機等)、商用電源14、整流手段15、平滑コンデンサ16、エネルギー消費回路17、インバータ18を備えている。
エネルギー消費回路17は、スイッチング素子17aおよびエネルギー消費抵抗17bを備えており、回生電力を電力貯蔵デバイスで貯蔵しきれなかった場合に、抵抗による熱ロスで消費させる役割を担う。
3相交流の商用電源14は、整流手段15で一旦直流に変換した後、インバータ18で再度3相交流に変換される。そして、交流に変換後の電源が、エレベータ12の巻き上げ機のモータ13に供給される。なお、インバータ18は、図示していない駆動制御部から与えられる電圧指令値に応じてモータ13に駆動電圧を供給する。平滑コンデンサ16の両端部分は、直流回路部分の母線に相当する。
第1双方向DC/DCコンバータ1bは、直流電圧の昇圧もしくは降下を行う役目を果たし、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aと回生・放電制御部4との間に挿入されている。同様に、第2双方向DC/DCコンバータ2bは、直流電圧の昇圧もしくは降下を行う役目を果たし、停電時用電力貯蔵デバイス2aと回生・放電制御部4との間に挿入されている。
さらに、回生・放電制御部4は、エレベータの直流回路部分の母線(平滑コンデンサ16の両端部分に相当)に接続されている。このようにして、第1の蓄電部1および第2の蓄電部2と、母線の直流回路部分との間に、回生・放電制御部4を設けている。これにより、第1の蓄電部1および第2の蓄電部2と、母線の直流回路部分との間で、直流電力の授受を行うことが可能となる。
エレベータが回生状態になった場合には、直流回路内の母線の直流電圧が上昇する。一方、商用電源14でモータ13を駆動している場合には、直流回路内の母線の直流電圧は、下降する。上昇した直流電圧は、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aに回収された後、ゆっくりと母線に戻される。
ただし、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aが満充電の時に、エレベータが回生モードに入った場合には、電力は回生しきれないこととなる。この場合には、回生・放電制御部4は、エネルギー消費用のスイッチング素子17aを作動させて、エネルギー消費抵抗17bに電流を流し、熱として放出させることになる。
第1の電力回生用貯蔵デバイス1aは、充電容量(SOC)が30%未満の空に近い状態を標準状態として維持されている。これにより、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aの持っている電力貯蔵能力の70%以上を回生電力の回収に使用することができる。第1の電力回生用貯蔵デバイス1aは、ニッケル水素電池やリチウム電池を複数個、直列あるいは並列に接続して構成することができる。また、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aは、ニッケル水素電池とリチウム電池を並列にするなど組み合わせて構成することもできる。
次に、第1の蓄電部1の役割について説明する。
エレベータが回生モードになると、回生・放電制御部4は、直流電圧や直流電流などを検知して、第1双方向DC/DCコンバータ1bを作動させ、上限電流を超えない範囲で第1の電力回生用貯蔵デバイス1aを充電する。上限電流を超える回生直流電流が発生した場合には、回生・放電制御部4は、エネルギー消費用のスイッチング素子17aを作動させて、エネルギー消費抵抗17bに電流を流し、熱として放出させることになる。
また、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aの電圧が上限に達し、満充電になった場合には、回生・放電制御部4は、第1双方向DC/DCコンバータ1bを作動させ、母線に対してゆっくりと放電を開始する。このような回生・放電制御部4の働きにより、母線に急激な電圧上昇を生じさせることなく、また、電池や配線の内部抵抗によって、折角回収できた電力を無駄に消費させることなく、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aに蓄えられた回生電力を、最大限に利用することができる。
第1の電力回生用貯蔵デバイス1aからゆっくりと放出された電力は、乗りカゴ内部での定常的な電力、すなわち、照明の電力や制御用電力、待機用電力、ファンや冷暖房用電力などに消費される。従って、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aからゆっくりと放出された電力は、力行の電力にはほとんど使用されない。
しかしながら、商用電源14から力行に応じた急激な電力を供給することは、元々可能であり、省エネには関係ないので、回生した電力を力行に対応させて消費する必要はない。むしろ、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aに蓄えられた電力をゆっくりと放電して、定常的な電力として消費した方が電池の放電効率が高まり、省エネ効率を高く保つことができる。
第1双方向DC/DCコンバータ1bを介して母線に流された直流電流と直流電圧は、第1双方向DC/DCコンバータ1bの出力電流/電圧計測器6によってモニターされ、表示制御部5により電力に換算され記憶される。一方、母線を流れる直流電流と直流電圧は、母線の直流電流/電圧計測器7によってモニターされ、表示制御部5により電力に換算され記憶される。
表示制御部5は、一定期間、例えば、直前の1時間の間に、母線で使用された電力に対する、第1双方向DC/DCコンバータ1bから母線に供給された電力の割合を計算することにより、省エネ率を求めることができる。さらに、表示制御部5は、乗りカゴ内で、乗っている人へのアナウンスのために取り付けられた表示器(図示せず)に対して、求めた省エネ率を表示させることができ、省エネ運転を実施しているエレベータであることをアピールできる。
なお、費用対効果で、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aの容量をかなり控えめにした場合にも、省エネを図ることができるが、回生しきれない電力がどうしても生じる。この場合には、母線の直流電圧の上昇によって商用電源14にもある程度電力が回収される場合がある。しかしながら、乗りカゴをブレーキの遅れが生じることなく着実に停止させるためには、エネルギー消費用のスイッチング素子17aを作動させて、エネルギー消費抵抗17bに電流を流し、熱として放出させることになる。
第1の電力回生用貯蔵デバイス1aの容量が大きくなるほど、エネルギー消費抵抗17bで熱として放出される電力が減って、省エネ率も高まる。従って、年数を経て、予算に余裕が出たときには、電池の数を増して、省エネ率を高めることも可能である。また、性能の悪くなった電池群に並列に、新しい電池を接続させて使用することも可能である。これにより、性能の悪くなった電池群の負担が少なくなり、第1の電力回生用貯蔵デバイス1a全体としての容量を増やすことができる。
また、電池群の上限電圧を揃えてやれば、例えば、ニッケル水素電池の電池群に、最新のリチウムイオン電池の電池群を並列に接続して、それぞれの電圧勾配の比で自然に分担させて用いる増設の方法も有効である。
次に、第2の蓄電部2の役割について、図2を中心にして説明する。
第2の蓄電部2は、常に満充電に近い状態に置かれていて、停電時に放電する動作を行う。従って、停電時用電力貯蔵デバイス2aとしては、安価で容量の大きなもので、満充電の状態が最も安定な電池が望ましい。
この要件に合致するのは、鉛蓄電池である。鉛蓄電池は、満充電近くで安定であり、深い充放電に弱い。また、可能な充放電回数は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などに比べて圧倒的に少ない。しかしながら、20円/kWh以下と、他の電池では決して実現できない低コストが実現できている。
停電時用電力貯蔵デバイス2aは、回生放電時を含めて、通常運転時には、第2双方向DC/DCコンバータ2bを介して、ごく微量の電流によって常に充電状態が保たれる。
停電時における図2の構成において、回生・放電制御部4は、商用電源14の停電を検知して、第2双方向DC/DCコンバータ2bを作動させる。さらに、回生・放電制御部4は、停電時用電力貯蔵デバイス2aから可能な限り母線側に放電して、エレベータの運転を継続する。この際、回生・放電制御部4は、第1双方向DC/DCコンバータ1bの標準位置をSOC=50%に近い充電状態(SOC=40%〜60%が望ましい)に保ち、母線電圧を検知して、充放電モードでの動作を開始させる。
すなわち、停電時における停電時用電力貯蔵デバイス2aから母線側への放電により、エレベータが回生モードになって母線電圧が高まった場合には、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aを充電して電力を回収する。一方、エレベータが力行モードになって母線電圧が低くなった場合には、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aから放電して力行のアシストを行う。
SOC=50%近くに置くことによって、充電側には、SOC=50%からSOC=100%までの容量の50%の回生電力容量が生じ、放電側には、SOC=50%からSOC=20%までの容量の30%の力行アシスト電力容量が生じる。
第1の蓄電部1が電力回生および力行アシストの動作を行っているために、第2の蓄電部2は、急激な放電や困難な充電を受ける恐れがなくなる。この結果、停電時用電力貯蔵デバイス2aの急激な電圧降下や一部の電池の急激な劣化を避けることができ、停電時用電力貯蔵デバイス2aの持っている全ての鉛蓄電池の容量を最後まで使い切ることが可能になる。
また、停電時において、第1の蓄電部1を電力回生として機能させることにより、上階の人が降りてくる時の電力回生を有効に行うことができ、停電時用電力貯蔵デバイス2aの電力消費を少なくすることができる。この結果、停電時に補償できる時間を最大限に保てることとなる。
また、停電時において、第1の蓄電部1を力行アシストとして機能させることにより、モータ13が必要とする電力を供給することが可能になる。この結果、回生電力が生じないように乗りカゴをゆっくりと動かす従来の方法(特許文献1)に比べて、通常のエレベータの運転状態に近い運用が可能になる。
ただし、停電時には、エレベータの速度を制限して、回生で発生する瞬時電力および力行で必要になる瞬時電力をできる限り少なくして、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aによる充放電で必要な電力を賄い、エネルギー消費回路17による熱の放出がないようにすることが望ましい。停電時のエレベータの速度は、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aおよび停電時用電力貯蔵デバイス2aの容量と、エレベータの乗車する人数の見積もりとに基づいてシミュレーションによって求めることにより、容易に設定することができる。
次に、回生放電時および停電時における回生電流、充放電電流の経時変化について、説明する。まず始めに、図3は、本発明の実施の形態1における回生放電時の母線電流(A)とニッケル水素電池(第1の電力回生用貯蔵デバイス1aに相当)の電流(B)の経時変化である。図3中の符号21〜27は、それぞれ次のものを示している。
21は、緩やかな回生電流、22は、乗りカゴの停止直前の急峻な回生電流、23は、乗りカゴ内部での照明の電力や制御用電力、待機用電力、ファンの電力などを含む、停電時に必要最低限に絞られた消費電流である。また、24は、乗りカゴを上昇させた時の急峻な力行の消費電力、25は、乗りカゴが動き出した後の力行の消費電力である。さらに、26は、ニッケル水素電池で充電される充電電流、27は、ニッケル水素電池によって放電される放電電流である。
急峻な回生電流22をニッケル水素電池に充電すると、ニッケル水素電池の内部抵抗で異常発熱し、第1双方向DC/DCコンバータ1bの許容電流を超えて損傷するなどの不具合が生じる。従って、回生・放電制御部4は、ニッケル水素電池で充電される充電電流26を超える電流を、エネルギー消費抵抗17bで熱として放出させる。
さらに、回生・放電制御部4は、回生した電力を、回生が終了し消費側に変化した直後、もしくは、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aが満充電になった直後に、第1双方向DC/DCコンバータ1bを介して、ゆっくりと母線側に放電させる。ゆっくりと放電させることで、電池内部での抵抗や配線抵抗、第1双方向DC/DCコンバータ1bでのロスを最低限にして、回生した電力の有効利用を図ることができる。
次に、図4は、本発明の実施の形態1における停電時の母線電流(A)とニッケル水素電池(第1の電力回生用貯蔵デバイス1aに相当)および鉛蓄電池(停電時用電力貯蔵デバイス2aに相当)の電流(B)の経時変化である。図4中の符号28〜30は、それぞれ次のものを示している。28は、ニッケル水素電池の充電電流、29は、鉛蓄電池の放電電流、30は、ニッケル水素電池の放電電流である。
回生に伴う急峻な回生電流の大部分と力行アシストの放電電流とが、ニッケル水素電池によって賄われる。回生電流の急峻な電流の一部は、回収できず、エネルギー消費抵抗17bによって放熱される。
力行に必要な電力は、鉛蓄電池とニッケル水素電池によって全て賄われる。これは、停電時の避難が最優先であり、ニッケル水素電池の急速な放電によってサイクル寿命が大きく低下しても、10分間の動作を無事に終える事ができればよいためである。従って、力行アシストに必要な電力供給は、ニッケル水素から通常の許容範囲を超えて行われる。一方、鉛蓄電池からの放電は、一定を保つことができており、最後まで使い切ることが可能になる。
第2双方向DC/DCコンバータ2bを介して母線に流された直流電流と直流電圧は、第2双方向DC/DCコンバータ2bの出力電流/電圧計測器8によってモニターされ、表示制御部5により電力に換算され記憶され、あらかじめ用意された停電時用電力貯蔵デバイス2aの初期電力量と対比される。
そして、表示制御部5は、一定期間、例えば、直前の2分間に、停電時用電力貯蔵デバイス2aで消費された電力量を基に、停電時用電力貯蔵デバイス2aで供給を継続することのできる残時間を求めることができる。さらに、表示制御部5は、求めた残時間を乗りカゴ内や各階フロアに設置された表示器(図示せず)に表示させる、あるいは音声で乗りカゴ内や各階フロアにアナウンスすることができる。これにより、乗っている人や各階で待っている人に、エレベータの利用可能時間を知らせることができる。
図5は、本発明の実施の形態1におけるエレベータの下降に伴う回生と、上昇に伴う力行のそれぞれの様子を示す模式図である。回生時が(A)、力行時が(B)として示されている。通常運転時には、エレベータの下降に伴って回生が続くが、下降途中でも定常的な電力消費がある。従って、このような電力消費を、回生した電力で賄うことで、省エネを図ることができる。
本実施の形態1のエレベータ蓄電制御装置においては、エレベータで定常的に消費しきれない回生電力があったとしても、商用電源14にゆっくりと回収させており、次の回生までに電力を消費することができる。すなわち、本実施の形態1のエレベータ蓄電制御装置は、各階に停止するごとに電力を回収し、次の階に移動する間に放電することで、発生する回生電力を無駄なく回収し、省エネを図ることができる。
上昇時の力行に必要な電力については、全て商用電源14から賄われるが、省エネには関係ない。さらに、商用電源14から力行の必要電力に合わせて電力消費することに、全く問題は生じない。さらに、停電時には、エレベータの下降に伴って発生する回生電力が、力行のアシストに用いられ、鉛蓄電池の急激な放電を防止することができる。
また、図5のように、上の階に比べて、下の階ほど、ニッケル水素電池の充電状態を高くして運用することができる。これにより、上昇時に必要な力行アシスト電力を最大限に貯蔵することができる。この結果、エレベータが上昇する際に必要な電力を回生電力で賄うことによって、鉛蓄電池の電力消耗を少なくして、より長時間、停電時のエレベータの運行を可能にできる効果がある。
また、通常運転時の省エネ率の表示は、エレベータに乗車した人の省エネに対する意識を高め、啓蒙する効果がある。さらに、停電時の残時間の表示もしくは音声による残時間のアナウンスは、乗りカゴ内の人や各階で待っているエレベータを利用して避難する人に安心感を与え、パニックが起こりにくくできる効果がある。
以上のように、実施の形態1によれば、機能の異なる第1の蓄電部と第2の蓄電部とを備え、状況に応じて、これらの蓄電部に対して最適な回生・放電制御を行うことができる。この結果、通常運転時には、少ない電力貯蔵デバイスを活用して最大限の回生を行って省エネを図ることができ、非常時には、回生、力行に対応した運転を可能にし、エレベータを用いた速やかな退避を可能にすることができる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aとしてニッケル水素電池またはリチウムイオン電池を適用した場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aとして電気二重層キャパシタを適用する場合について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2におけるエレベータ蓄電制御装置の回生放電時の様子を示す回路図および模式図である。また、図7は、本発明の実施の形態2におけるエレベータ蓄電制御装置の停電時の様子を示す回路図および模式図である。
電圧を縦軸とし、充電量を横軸としたときの第1の電力回生用貯蔵デバイス1aの典型的な特性が、図6、7中に模式的に曲線で示されている。本実施の形態2において第1の電力回生用貯蔵デバイス1aとして用いられている電気二重層キャパシタは、0Vから上限電圧まで直線的に変化する。従って、およそ1/2電圧で、75%の電力貯蔵に相当する。
次に、回生放電時および停電時における回生電流、充放電電流の経時変化について、説明する。まず始めに、図8は、本発明の実施の形態2における回生放電時の母線電流(A)と電気二重層キャパシタ(第1の電力回生用貯蔵デバイス1aに相当)の電流(B)の経時変化である。回生電流について、電気二重層キャパシタは、所定電圧以上の部分、あるいは、母線の直流電圧がある一定以上に高まった場合に回生する。図8中の符号21〜25は、先の図3と同じであり、符号31は、電気二重層キャパシタの回生充電電流、32は、電気二重層キャパシタの放電電流を示している。
電気二重層キャパシタに蓄積された電力は、回生後、速やかに母線にゆっくりと戻される。緩やかな回生電流については、電力貯蔵デバイスで回生することはできない。しかしながら、通常のエレベータシステムでは、母線の直流電圧が高くなると、回生電力の一部は、自然に商用電源14に戻されるか、エレベータシステムの所内必要電力に消費される。そして、母線の直流電圧が所定の値よりも高くなると、エネルギー消費用のスイッチング素子17aを作動させて、エネルギー消費抵抗17bに電流を流し、熱として放出させるシステムになっていることが多い。
電気二重層キャパシタは、必ず無駄になっている、熱にして捨てている電力を回生することで、省エネを図ることができる。また、速やかにゆっくりと放電することで、次の力行を待たずに回生した電力を無駄なく活用し、速やかに次の電力回生に備えることができる。
次に、図9は、本発明の実施の形態2における停電時の母線電流(A)と電気二重層キャパシタ(第1の電力回生用貯蔵デバイス1aに相当)および鉛蓄電池(停電時用電力貯蔵デバイス2aに相当)の電流(B)の経時変化である。図9中の符号29、33、34は、それぞれ次のものを示している。29は、鉛蓄電池の放電電流、33は、電気二重層キャパシタの停電時充電電流、34は、電気二重層キャパシタの力行アシスト放電電流である。
電気二重層キャパシタは、鉛蓄電池では対応できない急峻な回生電流の充電と力行のピーク電流に対応した放電を賄うことができる。この結果、モータに必要な電流の変化を許容してエレベータのスムースな運転を可能にするとともに、鉛蓄電池の急激な劣化を防止して、最後まで使い切ることを可能にする。
電気二重層キャパシタの設定電圧としては、通常運転時には、およそ上限電圧の1/2の電圧が望ましい。1/2の電圧では、1/4の電力が貯蔵されており、残り3/4の電力を充電することができる。
1/2の電圧を下回った状態で充放電を繰り返すと、電気二重層キャパシタで発生する熱が電流の2乗に比例し、著しく多くなるなどの問題が生じる。また、1/2の電圧より高くすると、充電できる電力量が著しく小さくなってしまう。
一方、停電時における電気二重層キャパシタの設定電圧としては、およそ2/3電圧が望ましい。2/3電圧からおよそ1/2電圧までが、放電に用いられる電力、2/3電圧から上限電圧までが充電に用いられる電力に相当する。このように、2/3電圧に設定すれば、充電に必要な容量と放電に必要な容量とをバランスさせることができる。
以上のように、実施の形態2によれば、第1の電力回生用貯蔵デバイスに電気二重層キャパシタを適用することにより、停電時用電力貯蔵デバイスである鉛蓄電池では対応できない急峻な回生電流の充電と力行のピーク電流に対応した放電を賄うことができる。この結果、先の実施の形態1と同様に、通常運転時には、少ない電力貯蔵デバイスを活用して最大限の回生を行って省エネを図ることができ、非常時には、回生、力行に対応した運転を可能にし、エレベータを用いた速やかな退避を可能にすることができる。
実施の形態3.
先の実施の形態1では、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aとしてニッケル水素電池またはリチウムイオン電池を適用した場合について説明した。また、先の実施の形態2では、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aとして電気二重層キャパシタを適用する場合について説明した。
これに対して、本実施の形態3では、第1の電力回生用貯蔵デバイス1aとしてニッケル水素電池またはリチウムイオン電池を適用するとともに、さらに、第2の電力回生用貯蔵デバイス3aとして電気二重層キャパシタを適用する場合について説明する。すなわち、本実施の形態3では、2種類の電力界西洋貯蔵デバイスを併用することになる。
図10は、本発明の実施の形態3におけるエレベータ蓄電制御装置の回生放電時の様子を示す回路図および模式図である。また、図11は、本発明の実施の形態3におけるエレベータ蓄電制御装置の停電時の様子を示す回路図および模式図である。
先の実施の形態1における図1、図2の構成と比較すると、本実施の形態3における図10、図11の構成では、電気二重層キャパシタを用いた第2の電力回生用貯蔵デバイス3aと、第3双方向DC/DCコンバータ3bとで構成される第3の蓄電部3をさらに備えている。
電圧を縦軸とし、充電量を横軸としたときの第1の電力回生用貯蔵デバイス1a、停電時用電力貯蔵デバイス2a、第2の電力回生用貯蔵デバイス3aの典型的な特性が、それぞれ図10、11中に模式的に曲線で示されている。これらの特性は、先の実施の形態1、2で説明した内容と同じである。
次に、本実施の形態3において併用される第1の電力回生用貯蔵デバイス1a(ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池)と、第2の電力回生用貯蔵デバイス3a(電気二重層キャパシタ)との役割分担について詳細に説明する。回生放電時には、急峻な充電を電気二重層キャパシタが受け持ち、回生後、直ちに第3双方向DC/DCコンバータ3bから第1双方向DC/DCコンバータ1bを介して、回生電力を放電する。
この結果、回生電力が第1双方向DC/DCコンバータ1bを介して、第1の蓄電部に充電されるか、もしくは、母線に放電される。第3双方向DC/DCコンバータ3bから直接母線に放電しないのは、2つの理由による。第1の理由は、コンバータでの効率を少しでも改善するためである。また、第2の理由は、電気二重層キャパシタで回収した電力を含めた省エネ率の計算を、第1双方向DC/DCコンバータ1bから母線に供給される直流電流、直流電圧で計算でき、第3双方向DC/DCコンバータ3bに新たに直流電流/電圧計測器を設けなくてもよいためである。
電気二重層キャパシタの設定電圧としては、先の実施の形態2の場合と同様に、通常運転時にはおよそ上限電圧の1/2の電圧が望ましい。また、停電時の電気二重層キャパシタの設定電圧としては、およそ2/3電圧が望ましい。
次に、回生放電時および停電時における回生電流、充放電電流の経時変化について、説明する。まず始めに、図12は、本発明の実施の形態3における回生放電時の母線電流(A)、ニッケル水素電池(第1の電力回生用貯蔵デバイス1aに相当)の電流(B)、および電気二重層キャパシタ(第2の電力回生用貯蔵デバイス3aに相当)の電流(C)の経時変化である。図12中の符号31、32は、先の図8で説明したものと同じである。
第1の電力回生用貯蔵デバイス1aと第2の電力回生用貯蔵デバイス3aを併用することにより、エネルギー消費抵抗17bで熱として放出されていた急峻な回生電流が、電気二重層キャパシタによって回収されるので、より回生効率が高められ、省エネ効率を高めることができる効果がある。
次に、図13は、本発明の実施の形態3における停電時の母線電流(A)、ニッケル水素電池(第1の電力回生用貯蔵デバイス1aに相当)の電流(B)、および電気二重層キャパシタ(第2の電力回生用貯蔵デバイス3aに相当)の電流(C)の経時変化である。図13中の符号33、34は、先の図9で説明したものと同じである。
急峻な回生電流とともに、力行に伴う急峻な放電電流を電気二重層キャパシタが分担することで、ニッケル水素電池の負担が軽くなり、ニッケル水素電池の充放電能力を高められる。また、モータが必要な電流の変化のほとんど全てを、ニッケル水素電池と電気二重層キャパシタとで分担して受け入れ、供給することができるので、停電時においても、通常運転時に近いエレベータの運転スピードを確保することができる効果がある。
以上のように、実施の形態3によれば、ニッケル水素電池(またはリチウム二次電池)と、電気二重層キャパシタとを電力回生用貯蔵デバイスとして併用することにより、先の実施の形態1、2で示したいずれか一方の電力回生用貯蔵でデバイスを用いるエレベータ蓄電制御装置と比較して、より回生効率、省エネ効率の高い装置を実現できる。また、ニッケル水素電池の充放電能力を高める効果も得られる。さらに、通常運転時に近いエレベータの運転スピードを確保することも可能となる。
本発明の実施の形態1におけるエレベータ蓄電制御装置の回生放電時の様子を示す回路図および模式図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータ蓄電制御装置の停電時の様子を示す回路図および模式図である。 本発明の実施の形態1における回生放電時の母線電流(A)とニッケル水素電池の電流(B)の経時変化である。 本発明の実施の形態1における停電時の母線電流(A)とニッケル水素電池および鉛蓄電池の電流(B)の経時変化である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータの下降に伴う回生と、上昇に伴う力行のそれぞれの様子を示す模式図である。 本発明の実施の形態2におけるエレベータ蓄電制御装置の回生放電時の様子を示す回路図および模式図である。 本発明の実施の形態2におけるエレベータ蓄電制御装置の停電時の様子を示す回路図および模式図である。 本発明の実施の形態2における回生放電時の母線電流(A)と電気二重層キャパシタの電流(B)の経時変化である。 本発明の実施の形態2における停電時の母線電流(A)と電気二重層キャパシタおよび鉛蓄電池の電流(B)の経時変化である。 本発明の実施の形態3におけるエレベータ蓄電制御装置の回生放電時の様子を示す回路図および模式図である。 本発明の実施の形態3におけるエレベータ蓄電制御装置の停電時の様子を示す回路図および模式図である。 本発明の実施の形態3における回生放電時の母線電流(A)、ニッケル水素電池の電流(B)、および電気二重層キャパシタの電流(C)の経時変化である。 本発明の実施の形態3における停電時の母線電流(A)、ニッケル水素電池の電流(B)、および電気二重層キャパシタの電流(C)の経時変化である。
符号の説明
1 第1の蓄電部、1a 第1の電力回生用貯蔵デバイス、1b 第1双方向DC/DCコンバータ、2 第2の蓄電部、2a 停電時用電力貯蔵デバイス、2b 第2双方向DC/DCコンバータ、3 第3の蓄電部、3a 第2の電力回生用貯蔵デバイス、3b 第3双方向DC/DCコンバータ、4 回生・放電制御部、5 表示制御部、6 第1双方向DC/DCコンバータの出力電流/電圧計測器、7 母線の直流電流/電圧計測器、8 第2双方向DC/DCコンバータの出力電流/電圧計測器、12 エレベータ、13 巻き上げ機のモータ、14 商用電源、15 整流手段、16 平滑コンデンサ、17 エネルギー消費回路、17a スイッチング素子、17b エネルギー消費抵抗、18 インバータ。

Claims (11)

  1. エレベータ駆動用の電動機と、
    商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記直流電圧を平滑化するコンデンサと、
    電圧指令値に応じて前記直流電圧を交流電圧に変換し、前記電動機に駆動電圧を供給するインバータと、
    第1の電力回生用貯蔵デバイスおよび第1双方向DC/DCコンバータを有し、通常運転時には電力回生動作および電力回生終了後の放電動作を行い、停電運転時には負荷平準化動作を行う第1の蓄電部と、
    停電時用電力貯蔵デバイスおよび第2双方向DC/DCコンバータを有し、通常運転時には満充電に近い状態を維持するように動作し、停電運転時には放電動作を行う第2の蓄電部と、
    前記コンデンサが接続された母線の直流電圧の大きさに応じて、エレベータの運転状態を判断し、前記運転状態に応じて前記第1の蓄電部および前記第2の蓄電部を制御し、前記第1の蓄電部および前記第2の蓄電部と、前記母線との間の直流電力の授受を制御する回生・放電制御部と
    を備えたことを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    前記第1の電力回生用貯蔵デバイスは、ニッケル水素電池またはリチウム二次電池であり、
    前記停電時用電力貯蔵デバイスは、鉛蓄電池である
    ことを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  3. 請求項2に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    前記回生・放電制御部は、
    通常運転時には、前記第1の蓄電部を回生モードとして、回生した電力を回生終了後直ちに前記第1双方向DC/DCコンバータを介して充電容量の30%未満になるまで前記母線に放電させて次の電力回生動作に備えるように制御し、
    停電運転時には、前記第1の蓄電部を充放電モードとして、前記第1双方向DC/DCコンバータを介して充電容量のおよそ半分の充電状態を維持させ、急な充電電流や放電電流に対応して充放電させて負荷平準化動作を行うように制御し、前記第2の蓄電部を放電モードとして、前記第2双方向DC/DCコンバータを介して所定の電流を保ちながら前記母線に放電させるように制御する
    ことを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  4. 請求項1に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    前記第1の電力回生用貯蔵デバイスは、電気二重層キャパシタであり、
    前記停電時用電力貯蔵デバイスは、鉛蓄電池である
    ことを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  5. 請求項4に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    前記回生・放電制御部は、
    通常運転時には、前記第1の蓄電部を回生モードとして、前記母線の直流電圧が所定の電圧よりも高くなった場合に前記電気二重層キャパシタに回生電力を充電させ、回生終了後直ちに前記電気二重層キャパシタの上限電圧のおよそ半分の電圧になるまで放電させて、次の電力回生動作に備えるように制御し、
    停電運転時には、前記第1の蓄電部を充放電モードとして、前記第1双方向DC/DCコンバータを介して前記電気二重層キャパシタのおよそ2/3の電圧を維持させ、回生電力や前記第2の蓄電部の許容電流を超える放電電流に対応して充放電させて負荷平準化動作を行うように制御し、前記第2の蓄電部を放電モードとして、所定の電流を保ちながら前記第2双方向DC/DCコンバータを介して前記母線に放電させるように制御する
    ことを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  6. 請求項1に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    第2の停電時用電力貯蔵デバイスおよび第3双方向DC/DCコンバータを有し、通常運転時には、前記第1の蓄電部の充電許容電流を超える充電電流の回生動作を行い、停電運転時には、前記第1の蓄電部の放電許容電流を超える放電電流の負荷平準化動作を行う第3の蓄電部
    をさらに備えたことを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  7. 請求項6に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    前記第1の電力回生用貯蔵デバイスは、ニッケル水素電池またはリチウム二次電池であり、
    前記停電時用電力貯蔵デバイスは、鉛蓄電池であり、
    前記第2の電力回生用貯蔵デバイスは、電気二重層キャパシタである
    ことを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  8. 請求項7に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    前記回生・放電制御部は、
    通常運転時には、前記第1の蓄電部を回生モードとして、回生した電力を回生終了後直ちに前記第1双方向DC/DCコンバータを介して充電容量の30%未満になるまで前記母線に放電させて次の電力回生動作に備えるように制御し、前記第3の蓄電部を回生モードとして、前記第1の蓄電部の充電許容電流を超える電流を回生し、前記第1の蓄電部の充電許容電流を下回ると前記第3双方向DC/DCコンバータを介して前記電気二重層キャパシタの上限電圧のおよそ半分の電圧になるまで放電させて前記第1の蓄電部の充電許容電流を超える次の電力回生動作に備えるように制御し、
    停電運転時には、前記第1の蓄電部を充放電モードとして、前記第1双方向DC/DCコンバータを介して充電容量のおよそ半分の充電状態を維持させ、急な充電電流や放電電流に対応して充放電させて負荷平準化動作を行うように制御し、前記第3の蓄電部を充放電モードとして、前記第3双方向DC/DCコンバータを介して前記電気二重層キャパシタのおよそ2/3の電圧を維持させ、前記第1の蓄電部の充電許容電流を超える急な充電電流および前記第1の蓄電部の放電許容電流を超える放電電流に対応して充放電させて負荷平準化動作を行うように制御し、前記第2の蓄電部を放電モードとして、前記第2双方向DC/DCコンバータを介して所定の電流を保ちながら前記母線に放電させるように制御する
    ことを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  9. 請求項3または請求項8に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    前記回生・放電制御部は、
    停電運転時には、前記第1の蓄電部の充電容量設定値を、エレベータ停止階における上階を低く、下階を高く設定する
    ことを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    前記第1双方向DC/DCコンバータの出力電流/電圧を計測する第1の計測器と、
    前記母線の電流/電圧を計測する第2の計測器と、
    通常運転時において、前記第1の計測器による計測結果に基づいて前記第1双方向DC/DCコンバータの所定期間内の電力量を第1電力量として逐次求めるとともに、前記第2の計測器による計測結果に基づいて前記母線から前記電動機に供給される前記所定期間内の電力量を第2電力量として逐次求め、前記第2電力量に対する前記第1電力量の割合を省エネ率として算出し、算出した前記省エネ率をエレベータ内部の表示器に表示させる表示制御部と
    をさらに備えることを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のエレベータ蓄電制御装置において、
    前記第2双方向DC/DCコンバータの出力電流/電圧を計測する第3の計測器と、
    停電運転時において、前記第3の計測器による計測結果に基づいて前記第2双方向DC/DCコンバータの所定期間内に出力した消費電力量を逐次求め、前記第2の蓄電部に蓄電されている電力量と前記消費電力量に基づいて前記第2の蓄電部で電力供給を継続することのできる残時間を推定し、推定した前記残時間をエレベータ内部または各階の表示器に表示させる、もしくはエレベータ内部または各階に前記残時間を音声通知する表示制御部と
    をさらに備えることを特徴とするエレベータ蓄電制御装置。
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