JP2009143489A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コギングトルクを低減させることにより操舵フィーリングが向上された電動パワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト3に同軸的に連結された環状のロータ24、およびモータハウジング26に保持されロータ24を取り囲む環状のステータ25を含む電動モータ5を備えている。モータハウジング26は、筒状のモータケース35を含み、モータケース35は、ステータ25が同軸的に保持された外側円筒部32と、外側円筒部32の内側に同軸的に配置された内側円筒部33と、両円筒部32,33を連結する連結板34とを有している。ステアリングシャフト3は、内側円筒部33によって同軸的に支持されている。これにより、ロータ24とステータ25との同軸度が向上され、電動モータ5のコギングトルクが低減されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、電動パワーステアリング装置に関するものである。
電動パワーステアリング装置には、例えば下記特許文献1記載のように、電動モータがステアリングシャフトに同軸的に連結されたものがある。この特許文献1において、電動モータのロータはステアリングシャフトに連結されており、ステータは、モータハウジングに固定されている。
特開2006―103642号公報
電動パワーステアリング装置では、操舵フィーリングの向上が望まれている。具体的には、例えば、電動モータのコギングトルクを低減させることにより、操舵フィーリングを向上させることが望まれている。コギングトルクの低減は、例えば、ロータとステータとの同軸度を向上させることにより達成される。
この発明は、かかる背景のもとになされたものであり、コギングトルクを低減させることにより操舵フィーリングが向上された電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、操舵軸(3)に同軸的に連結された環状のロータ(24)、およびモータハウジング(26)に保持され上記ロータを取り囲む環状のステータ(25)を含む電動モータ(5)を備え、上記モータハウジングは、筒状のモータケース(35)を含み、上記モータケースは、ステータが同軸的に保持された外側円筒部(32)と、当該外側円筒部の内側に同軸的に配置された内側円筒部(33)と、両円筒部を連結する連結板(34)とを有し、上記操舵軸は、内側円筒部によって同軸的に支持されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置(1)である(請求項1)。
本発明によれば、モータケースの内側円筒部によって操舵軸を同軸的に支持させることにより、ロータとステータとの同軸度を向上させることができる。これにより、電動モータのコギングトルクが低減され、電動パワーステアリング装置の操舵フィーリングが向上される。上記操舵軸は、内側円筒部によって直接支持されていてもよいし、間接的に支持されてもよい。
上記操舵軸は、当該操舵軸を同軸的に支持する支持部材(17)を介して内側円筒部によって同軸的に支持されていてもよい(請求項2)。支持部材を内側円筒部によって同軸的に支持させることにより、操舵軸が内側円筒部によって同軸的に支持される。
また、上記支持部材は、トルクセンサ(13)が収容された円筒状のセンサハウジング(17)を含み、上記センサハウジングは、操舵軸を同軸的に支持する大径円筒部(20)と、環状段部(21)を介して大径円筒部に同軸的に連結された小径円筒部(22)とを含み、上記大径円筒部が上記内側円筒部の内周に嵌合することにより、当該大径円筒部が内側円筒部によって同軸的に支持されている場合がある(請求項3)。この場合、センサハウジングの大径円筒部をモータケースの内側円筒部に嵌合することにより、操舵軸が内側円筒部によって同軸的に支持される。これにより、電動モータのコギングトルクが確実に低減される。
上記大径円筒部は、内側円筒部の内周に圧入されていてもよい。すなわち、上記大径円筒部を内側円筒部の内周に圧入することにより、当該大径円筒部が内側円筒部によって同軸的に支持されていてもよい(請求項4)。この場合、大径円筒部と内側円筒部との同軸度を向上させることができ、ひいては、ロータとステータとの同軸度を向上させることができる。これにより、電動モータのコギングトルクがさらに確実に低減される。
また、上記小径円筒部は、操舵軸を回転可能に支持する筒状のコラムハウジング(16)の内周に嵌合しており、上記コラムハウジングの端部(15a)は、センサハウジングの環状段部(21)に係合して操舵軸の軸方向(X1)に位置決めされている場合がある(請求項5)。この場合、センサハウジングによって、トルクセンサを収容できるだけでなく、コラムハウジングを操舵軸の軸方向に位置決めできるので、電動パワーステアリング装置の部品点数を削減することができる。
上記センサハウジングは、単一の部材をプレス成形することにより形成されていてもよい(請求項6)。また、上記モータケースは、単一の部材をプレス成形することにより形成されていてもよい(請求項7)。
センサハウジングおよびモータケースの少なくとも一方をプレス成形により形成することにより、電動パワーステアリング装置の製造コストを低減することができる。また、モータケースを単一の部材で形成することにより、複数の別部材により形成されたモータケースに比べて、外側円筒部および内側円筒部の同軸度を向上させることができる。これにより、電動モータのコギングトルクをさらに低減し、電動パワーステアリング装置の操舵フィーリングをさらに向上させることができる。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
以下では、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す図解的な断面図である。また、図2は、図1の一部を拡大した図である。
図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2が連結された操舵軸としてのステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3を回転可能に支持する筒状のステアリングコラム4と、ステアリングシャフト3に同軸的に連結された操舵補助用の電動モータ5とを備えている。
ステアリングシャフト3は、直線状に延びており、アッパーシャフト6、ロアーシャフト7、入力シャフト8および出力シャフト9によって構成されている。各シャフト6〜9は、筒状であり、同軸的に配置されている。アッパーシャフト6の一端(図1では上端)には、操舵部材2が同行回転可能に連結されている。また、出力シャフト9の一端(図1では下端)には、例えばラックアンドピニオン機構からなるステアリング機構10が図示しない中間軸等を介して連結されている。操舵部材2とステアリング機構10とは、ステアリングシャフト3および中間軸等を介して機械的に連結されている。
ステアリングシャフト3および中間軸等を介して操舵部材2からステアリング機構10に回転を伝達させることで、図示しない転舵輪を転舵することができる。なお、以下では、ステアリングシャフト3の軸方向X1に沿う操舵部材2側を上方とし、ステアリング機構10側を下方とする。
アッパーシャフト6の下端部の内周には、ロアーシャフト7の一部が例えばセレーション嵌合している。アッパーシャフト6とロアーシャフト7とは、同行回転可能に、且つ、ステアリングシャフト3の軸方向X1に相対移動可能に連結されている。また、ロアーシャフト7の下端部には、入力シャフト8の上端部が内嵌している。ロアーシャフト7の下端部と入力シャフト8の上端部とは、ピン11aによって同行回転可能に連結されている。
また、入力シャフト8の下端部は、出力シャフト9の上端部に内嵌している。入力シャフト8および出力シャフト9は、トーションバー12を介して相対回転可能に連結されている。トーションバー12は、入力シャフト8および出力シャフト9の中心孔に挿通されており、入力シャフト8および出力シャフト9を同軸的に連結している。トーションバー12の上端部は、ピン11aによって入力シャフト8の上端部に同行回転可能に連結されている。また、トーションバー12の下端部は、ピン11bによって出力シャフト9の下端部に同行回転可能に連結されている。
操舵部材2が操作(回転)されると、アッパーシャフト6およびロアーシャフト7を介して、操舵トルクとしての回転トルクが入力シャフト8に入力される。このとき、トーションバー12は、操舵トルクに比例する大きさで弾性ねじり変形しつつ、当該操舵トルクを出力シャフト9に伝達する。これにより、入力シャフト8と出力シャフト9とが相対回転しつつ出力シャフト9がその中心軸線回りに回転する。
入力シャフト8および出力シャフト9の嵌合部付近に配置されたトルクセンサ13は、入力シャフト8および出力シャフト9の相対回転によって生じる磁気抵抗の変化に基づいて、操舵部材2に入力された操舵トルクを検出する。また、トルクセンサ13により検出されたトルク検出結果は、ECU19(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)に入力される。
ステアリングコラム4は、直線状に延びる筒状のアッパーコラム14および筒状のロアーコラム15を含むコラムハウジング16と、上記トルクセンサ13が内周に収容された支持部材としての筒状のセンサハウジング17とを含む。アッパーコラム14、ロアーコラム15およびセンサハウジング17は、同軸的に配置されている。
アッパーコラム14の下端部には、ロアーコラム15の一部が内嵌している。アッパーコラム14とロアーコラム15とは、ステアリングコラム4の軸方向(図1では、軸方向X1と同一方向)に相対移動可能に連結されている。また、ロアーコラム15の下端部には、センサハウジング17の上端部(具体的には、後述の小径円筒部22)が内嵌している。ロアーコラム15とセンサハウジング17とは、互いに固定されている。
アッパーコラム14は、当該アッパーコラム14に固定された第1のブラケット18aによって車体側部材Bに所定の固定強度で固定されている。また、センサハウジング17は、第2のブラケット18bによって車体側部材Bに固定された後述するモータハウジング26によって保持されている。ロアーコラム15は、アッパーコラム14に嵌合している。
第1のブラケット18aは、例えば破断可能な合成樹脂製のピン11cを介して車体側部材Bに取り付けられている。車両の衝突のときに所定値以上の衝撃が第1のブラケット18aに加わると、ピン11cが破断して、アッパーコラム14と車体側部材Bとの固定が解除される。
ステアリングシャフト3は、アッパーコラム14、ロアーコラム15およびセンサハウジング17を挿通している。ステアリングシャフト3は、アッパーコラム14、ロアーコラム15およびセンサハウジング17の内側で回転可能に支持されている。
具体的には、アッパーシャフト6が軸受50aを介してアッパーコラム14に回転可能に支持されている。また、入力シャフト8は、軸受50bを介してセンサハウジング17に回転可能に支持されており、出力シャフト9は、軸受50cを介してセンサハウジング17に回転可能に支持されている。軸受50a,50b,50cとしては、それぞれ例えば転がり軸受を用いることができる。本実施形態では、軸受50a,50b,50cとしてそれぞれラジアル玉軸受が用いられている。
図2を参照して、センサハウジング17は、ステアリングシャフト3を同軸的に支持する大径円筒部20と、環状段部21を介して大径円筒部20に同軸的に連結された小径円筒部22とを含む。センサハウジング17は、単一の部材をプレス成形することにより形成されている。環状段部21は、大径円筒部20の上端部から大径円筒部20の径方向内方に向かって延びている。また、小径円筒部22は、環状段部21の内周部から軸方向X1上方に向かって延びている。大径円筒部20、環状段部21および小径円筒部22は、同軸的に配置されている。
センサハウジング17は、上述のようにモータハウジング26によって保持されている。センサハウジング17がモータハウジング26に保持された状態で、小径円筒部22は、モータハウジング26の上端から軸方向X1上方に突出している。小径円筒部22にはロアーコラム15の下端部が外嵌しており、ロアーコラム15の下端に設けられた環状フランジ15aが環状段部21の上端面21aに係合している。ロアーコラム15は、環状段部21によって軸方向X1下方に位置決めされて受けられている。環状段部21によってロアーコラム15を軸方向X1下方に位置決めすることで、電動パワーステアリング装置1の部品点数が削減されている。すなわち、ロアーコラム15を軸方向X1下方に位置決めするための専用の位置決め部材が削減されている。
トルクセンサ13は、大径円筒部20の内周とステアリングシャフト3の外周との間に配置されている。トルクセンサ13は、大径円筒部20の軸方向中間部に配置されている。また、上述の軸受50bおよび軸受50cは、大径円筒部20の内周によって保持されている。軸受50bおよび軸受50cは、それぞれトルクセンサ13を軸方向X1に挟んだ両側に配置されている。軸受50bは環状のスペーサー23を介して大径円筒部20の上端部に保持されており、軸受50cは大径円筒部20の下端部に保持されている。出力シャフト9が軸受50cを介して大径円筒部20に回転可能に支持された状態で、出力シャフト9の中心軸線L1と大径円筒部20の外周面の中心軸線L2とは概ね同一軸線上に配置されている。
電動モータ5は、ステアリングシャフト3に同軸的に連結された環状のロータ24と、ロータ24を取り囲む環状のステータ25と、ロータ24およびステータ25を収容する有底筒状のモータハウジング26とを備えている。電動モータ5としては、例えばブラシレスモータを用いることができる。
ロータ24は、筒状のロータコア27と、ロータコア27の外周面に固定された環状の永久磁石28とを含む。永久磁石28としては、例えば、多極のリング磁石や、環状に配置された複数枚のセグメント磁石を用いることができる。ロータ24の外周面は、概ね円筒状であり、N極およびS極が周方向に交互に入れ替わる磁極となっている。
ロータコア27は、ロータコア27の径方向に所定間隔を隔ててステアリングシャフト3を取り囲んでいる。ロータコア27の径方向内方には、ステアリングシャフト3を取り囲む環状の空間S1が形成されている。ロータコア27は、この環状の空間S1に配置された連結部材29によって出力シャフト9に同軸的に連結されている。連結部材29は、ロータコア27よりも軸長(軸方向X1に関する長さ)の短い環状の部材である。
連結部材29は、ロータコア27の内周に例えば圧入されている。これにより、連結部材29とロータコア27とが同行回転可能に、且つ、トルク伝達可能に連結されている。また、連結部材29の内周には、出力シャフト9が例えば圧入されている。これにより、連結部材29と出力シャフト9とが同行回転可能に、且つ、トルク伝達可能に連結されている。
連結部材29を介してロータコア27が出力シャフト9に連結された状態で、永久磁石28の外周面の中心軸線L3と出力シャフト9の中心軸線L1とは概ね同一軸線上に配置されている。また、連結部材29には、当該連結部材29を厚み方向(図2では、軸方向X1と同一方向)に貫通する肉抜き孔30が形成されている。これにより、連結部材29が軽量化されている。
ステータ25は、環状のステータコア31と、このステータコア31に巻回された複数のコイル(図示せず)とを含む。ステータコア31の内周面および外周面は、それぞれ概ね円筒状である。ステータコア31は、その内周面がロータ24の外周面(永久磁石28の外周面)に対向するようにロータ24を取り囲んでいる。図示はしないが、ステータコア31は、環状のヨークと、ヨークの内周からその径方向内方に突出する複数のティースとを含む。複数のコイルは、それぞれ複数のティースに巻回されている。各コイルには、図示しない電力供給源からの電力が供給されるようになっている。各コイルへの電力の供給は、ECU19によって制御される。
モータハウジング26は、筒状のモータケース35と、このモータケース35に固定された蓋部材36とを含む。モータケース35は、ステータ25が同軸的に保持された外側円筒部32と、当該外側円筒部32の内側に同軸的に配置された内側円筒部33と、両円筒部32,33を連結する連結板34とを有している。
モータケース35は、単一の部材をプレス成形することにより形成されている。軸方向X1に関する内側円筒部33の長さは、外側円筒部32よりも短くされている。また、軸方向X1に関して、内側円筒部33の上端の位置と外側円筒部32の上端の位置とは概ね揃えられている。連結板34は、例えば円環状の平板であり、両円筒部32,33の上端を連結している。すなわち、連結板34の外周部は外側円筒部32の上端に連結されており、連結板34の内周部は内側円筒部33の上端に連結されている。
また、内側円筒部33の内周面の中心軸線L4と外側円筒部32の内周面の中心軸線L5とは、概ね同一軸線上に配置されている。本実施形態では、モータケース35が単一の部材によって形成されているので、複数の別部材により形成されたモータハウジングに比べて、外側円筒部32の内周面と内側円筒部33の内周面との同軸度が向上されている。
また、外側円筒部32の内側には、ロータ24およびステータ25を収容するための収容空間S2が形成されている。収容空間S2の所定位置にロータ24が収容された状態で、内側円筒部33の一部は、上述の環状の空間S1に配置されている。蓋部材36は、外側円筒部32の下端部に固定されており、外側円筒部32の下端部における開口部分を概ね覆っている。
蓋部材36は、環状の板状部37と、板状部37の中央部に形成された筒状部38とを含む。上述の第2のブラケット18bは、板状部37に固定されている(図1参照)。また、板状部37の外周部には、外側円筒部32の下端部に内嵌する筒状の嵌合部39が軸方向X1上方に向かって突出形成されている。筒状部38は、板状部37の内周部に連結されており、板状部37から軸方向X1上方に向かって延びている。出力シャフト9は、筒状部38の内周を挿通しており、筒状部38の内周に保持された軸受50dを介して筒状部38に回転可能に支持されている。
筒状部38の内周にはレゾルバ40が配置されており、このレゾルバ40によってロータ24の回転位置が検出されるようになっている。レゾルバ40は、出力シャフト9の回転位置を検出することで、ロータ24の回転位置を検出することができる。レゾルバ40の一部は、環状の空間S1に進入している。筒状部38の内周にレゾルバ40が配置された状態で、筒状部38の下端部には、例えばボルト41によって環状のカバー42が固定されている。なお、ロータ24の回転位置を検出する検出装置としては、レゾルバ40に限らず、ロータリエンコーダ等の他の検出装置を用いてもよい。
ステータコア31は、外側円筒部32の内周に例えば圧入されている。これにより、ステータコア31が外側円筒部32に固定されている。外側円筒部32にステータコア31が固定された状態で、ステータコア31の内周面の中心軸線L6と、外側円筒部32の内周面の中心軸線L5とは概ね同一軸線上に配置されている。すなわち、外側円筒部32にステータコア31が固定された状態で、ステータコア31の内周面の中心軸線L6と、内側円筒部33の内周面の中心軸線L4とは概ね同一軸線上に配置されている。
上述のように本実施形態では、ステータコア31が外側円筒部32に圧入されているので、例えば接着によってステータコア31が外側円筒部32に固定されている場合に比べて、ステータコア31の内周面と外側円筒部32の内周面との同軸度が向上されている。これにより、ステータコア31の内周面と内側円筒部33の内周面との同軸度が向上されている。
また、センサハウジング17の大径円筒部20は、内側円筒部33によって同軸的に支持されている。具体的には、内側円筒部33の内周に大径円筒部20が例えば圧入されており、これによって、大径円筒部20が内側円筒部33に固定されている。大径円筒部20が内側円筒部33に固定された状態で、大径円筒部20の一部は、軸方向X1上方から環状の空間S1に進入している。大径円筒部20の一部およびトルクセンサ13等は、環状の空間S1に配置されている。すなわち、本実施形態では、ロータコア27の内側の空間を有効に利用することで電動パワーステアリング装置1が軸方向X1に小型化されている。
また、大径円筒部20が内側円筒部33に固定された状態で、内側円筒部33の内周面の中心軸線L4と、大径円筒部20によって支持された出力シャフト9の中心軸線L1とは、概ね同一軸線上に配置されている。出力シャフト9が内側円筒部33の内周面に対して同軸的に配置されることで、ロータ24とステータ25との同軸度が向上されている(具体的には、永久磁石28の外周面とステータコア31の内周面との同軸度が向上されている。)。
本実施形態では、大径円筒部20が内側円筒部33に圧入されているので、例えば接着剤層を大径円筒部20および内側円筒部33の間に介在させて両者20,30が固定されている場合に比べて、内側円筒部33の内周面に対する出力シャフト9の同軸度が向上されている。これにより、ロータ24とステータ25との同軸度がさらに向上されている。
再び図1を参照して、電動モータ5は、ECU19によって制御される。すなわち、ECU19は、トルクセンサ13からのトルク検出結果や図示しない車速センサからの車速検出結果等に基づいて電動モータ5を駆動制御する。ECU19が電動モータ5を制御することにより、電動モータ5から出力シャフト9に操舵補助力としての出力トルクが直接伝達される。そして、出力シャフト9からステアリング機構10に操舵補助力が伝達され、運転者の操舵が補助される。
以上のように本実施形態では、モータケース35の内側円筒部33によってステアリングシャフト3を同軸的に支持することにより、ロータ24とステータ25との同軸度を向上させることができる。これにより、電動モータ5のコギングトルクを低減させることができ、電動パワーステアリング装置1の操舵フィーリングを向上させることができる。
また、上述のように本実施形態では、大径円筒部20が内側円筒部33に圧入されているので、内側円筒部33の内周面に対する出力シャフト9の同軸度が向上されている。これにより、ロータ24とステータ25との同軸度がさらに向上されている。また、本実施形態では、センサハウジング17およびモータケース35がプレス成形により形成されているので、センサハウジング17およびモータケース35を例えば切削加工により形成する場合に比べて、電動パワーステアリング装置1の製造コストが低減されている。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば上述の実施形態では、電動モータ5の出力トルクがステアリングシャフト3に伝達される、いわゆるコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置1に本発明が適用された場合について説明したが、これに限らず、例えば、いわゆるピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置等のその他の電動パワーステアリング装置に本発明を適用してもよい。
また、上述の実施形態では、センサハウジング17およびモータケース35が、それぞれ単一の部材をプレス成形することにより形成されている場合について説明したが、これに限らない。すなわち、センサハウジング17およびモータケース35は、それぞれ、複数の別部材により構成されていてもよい。また、プレス加工以外の加工方法によって形成されていてもよい。より具体的には、切削加工や鋳造加工により、センサハウジング17およびモータケース35がそれぞれ形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、操舵軸としてのステアリングシャフト3がセンサハウジング17等を介して内側円筒部33によって同軸的に支持されている場合について説明したが、センサハウジング17を介さずに、内側円筒部33によって直接または軸受を介してステアリングシャフト3を同軸的に、且つ、回転可能に支持してもよい。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を模式的に示す断面図である。 図1の一部を拡大した図である。
符号の説明
1・・・電動パワーステアリング装置、3・・・ステアリングシャフト(操舵軸)、5・・・電動モータ、13・・・トルクセンサ、15a・・・環状フランジ(コラムハウジングの端部)、16・・・コラムハウジング、17・・・センサハウジング(支持部材)、20・・・大径円筒部、21・・・環状段部、22・・・小径円筒部、24・・・ロータ、25・・・ステータ、26・・・モータハウジング、32・・・外側円筒部、33・・・内側円筒部、34・・・連結板、35・・・モータケース、X1・・・軸方向

Claims (7)

  1. 操舵軸に同軸的に連結された環状のロータ、およびモータハウジングに保持され上記ロータを取り囲む環状のステータを含む電動モータを備え、
    上記モータハウジングは、筒状のモータケースを含み、
    上記モータケースは、ステータが同軸的に保持された外側円筒部と、当該外側円筒部の内側に同軸的に配置された内側円筒部と、両円筒部を連結する連結板とを有し、
    上記操舵軸は、内側円筒部によって同軸的に支持されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1において、上記操舵軸は、当該操舵軸を同軸的に支持する支持部材を介して内側円筒部によって同軸的に支持されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項2において、上記支持部材は、トルクセンサが収容された円筒状のセンサハウジングを含み、
    上記センサハウジングは、操舵軸を同軸的に支持する大径円筒部と、環状段部を介して大径円筒部に同軸的に連結された小径円筒部とを含み、
    上記大径円筒部が上記内側円筒部の内周に嵌合することにより、当該大径円筒部が内側円筒部によって同軸的に支持されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項3において、上記大径円筒部を内側円筒部の内周に圧入することにより、当該大径円筒部が内側円筒部によって同軸的に支持されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  5. 請求項3または4において、上記小径円筒部は、操舵軸を回転可能に支持する筒状のコラムハウジングの内周に嵌合しており、
    上記コラムハウジングの端部は、センサハウジングの環状段部に係合して操舵軸の軸方向に位置決めされていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  6. 請求項3〜5の何れか1項において、上記センサハウジングは、単一の部材をプレス成形することにより形成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項において、上記モータケースは、単一の部材をプレス成形することにより形成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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