JP2009142528A - 脱臭装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】気体または微細な液体の成分を室内の目的の場所に目的の濃度で搬送し、空気を清浄にすることを目的とする。
【解決手段】発射口1を有する気化室2とそれに連なる減圧室3と、減圧室3を伸縮させる駆動手段4と、消臭液5の入った気化室2に連なる溶液タンク6からなる。駆動手段4により減圧室3を伸ばす事により減圧室3に連なる気化室2が負圧になる。それにより溶液タンク6より気化室2に消臭液5が送られる。消臭液5は気化室2内で気化され、消臭成分となり、気化室内の空気と混合し消臭空気となる。次に減圧室3を収縮することで、気化室2内の消臭空気は発射口1より渦輪の状態で発射される。上記構成において、消臭空気は外の空気と交わる事無く目的の場所まで搬送され、また空気の渦が外気との摩擦を低減するため目的の場所まで少ないエネルギーで搬送することができる。よって消臭気体は濃度を変えずに、目的の場所に搬送することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、気体成分の搬送に使用される渦輪の技術を使用した脱臭装置に関する。
従来、この種の脱臭装置は、ファンを使用されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その脱臭装置について図18を参照しながら説明する。
図に示すように、本体101は、送風機102と送風口103からなり、芳香成分含有液を収容する第一収容部104と水を収容する第二収容部105とエアーポンプ106を備える。エアーポンプ106より第一収容部104と第二収容部105に圧縮空気を吹き込み泡を生じさせ、発砲圧力により芳香成分含有液および水を微粒子化し本体101内に送り、混合する。送風機102により空気を送り、その空気に乗せ送風口103より外部に放散される。
特開2002−85542号公報
このような従来の脱臭装置では、消臭溶液の濃度を目的の場所に搬送することが困難という課題があり、装置から目的場所まで、濃度を変化することなく搬送することが要求されている。
また、屋内に均一に拡散という課題があり、最適な場所より拡散をすることが要求されている。
この要求に対し空気を目的の場所まで送る技術として渦輪の技術があり、渦輪発生装置としては開発されている。
しかし渦輪発生機構を内蔵した脱臭装置開発されていない。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、消臭溶液の濃度を変えることなく目的の場所に搬送することができ、また、目的の場所より拡散を開始できる渦輪発生機構を内蔵した脱臭装置を提供することを目的としている。
本発明の脱臭装置は上記目的を達成するために、気化室内で気化された消臭液を消臭成分を含む空気として発射口より渦輪の状態で発射されるものである。
この手段により一定濃度の消臭成分を含む空気は渦輪の状態となり、濃度変化無く送出することができ、また、目的の場所まで送出し、そこで渦輪を崩壊させその場所から拡散できる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は液量調整手段を設けたものである。
これにより消臭液を溶液タンクより気化室に定量搬送することができ、気化室内の空気に含まれる消臭成分の割合が一定にできる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は発射口のシャッター機構を設けたものである。
これにより気化室の減圧が効果的に行う事ができ、消臭液の気化が容易にできる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は溶液ダクトの気化室側の先端に回転式の散水手段を設け、溶液タンクから気化室に搬送される消臭液を回転しながら散水する構造としたものである。
これにより消臭液が気化室内に分散し一つ一つの液滴の空気との接触面積が増加し、消臭液の気化が容易にできる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は回転式の散水手段に攪拌ファンを設置し、散水時および散水後に空気の対流を発生させ濃度むらを減少させる構造としたものである。
これにより、気化室内の空気の対流をおこし、消臭液の気化が容易にできると供に気化後の気化室内の濃度を均一にし、均一の消臭成分を含有した渦輪を発射することができる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は気化室の内壁に凹凸加工を施す。または内壁の表面をあらしたものである。
これにより、気化室内で分散された消臭液の液滴が再度集まりにくくなり、消臭液が空気と接触する面積が減少しないため、消臭液の気化が容易にできる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は気化室の内壁に親水性処理を施したものである。
これにより、気化室内の消臭液の液滴が内壁になじみ液滴の表面積が増加するため、消臭液の気化が容易にできる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は気化室にヒーターを設置し気化室内の空気を暖めるものである。
これにより、気化室内の消臭液の気化が容易にできる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は溶液タンクにヒーターを設置し消臭液を温めるものである。
これにより、気化室に暖かい消臭液が送られ、気化室で消臭液の気化が容易にできる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は、溶液タンクと気化室を溶液ダクトで接続し、その溶液ダクトにヒーターを設置し、溶液ダクトを温めるものである。
これにより、消臭液が溶液ダクトを通過する時に温められ、気化室に暖かい消臭液が送られ、気化室で消臭液の気化が容易にできる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は発射口に開度調節手段を設けたものである。
これにより、発射口の開度を調節し渦輪の到達距離を調節する。消臭液を目的ポイントまで効率よく搬送することができる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は渦輪を発射する際、減圧室の収縮率を変化させるものである。
これにより、発射口より発射される渦輪のスピードが変化し、渦輪の到達距離を調節することができる。消臭液を目的ポイントまで効率よく搬送することができる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は気化室に第二駆動手段を設け、発射口の方向が上下左右の方向に動くものである。
これにより、渦輪の発射方向を変化させることができ、消臭液を目的ポイントまで効率よく搬送することができる脱臭装置が得られる。
また、他の手段はガスセンサーを設け、ガスセンサーの値が一定以上増加した場合に自動で消臭成分を含んだ渦輪を発射するものである。
これにより、臭気に応じ自動で効率的に脱臭を行う脱臭装置が得られる。
また、他の手段は通常時には気化室に少量ずつ消臭液を送り、発射口より消臭成分の濃度勾配で消臭成分を室内に送る。そしてガスセンサーの値が一定以上増加した場合に自動で消臭成分を含んだ渦輪を発射するものである。
これにより、常時は悪臭成分発生の予防として微量の消臭成分を送り、悪臭発生時は早急に消臭するために渦輪として一定量の消臭成分を送る効率よく脱臭を行う脱臭装置が得られる。
また、他の手段は気化室の内壁に抗菌防カビ加工を施したものである。
これにより、高湿になる気化室で菌やカビの発生を抑制することができる脱臭装置が得られる。
また、他の手段はセンサーを設け、センサーにより物質の位置を把握し駆動手段または第二駆動手段または開度調節手段のいずれかまたは複数を調節し、渦輪を目的の場所に搬送することのできる脱臭装置が得られる。
これにより、目的の場所に渦輪を効率よく送ることのできる脱臭装置が得られる。
また、他の手段は香料の入った香料カートリッジを溶液ダクトに設置し、液量調整手段により液量を調整された消臭液に香料を混入するものである。
これにより、香りを追加した渦輪を作ることができ、官能的中和効果を追加した脱臭装置が得られる。
また、他の手段は香料の入った香料カートリッジを溶液ダクトに複数設置し、消臭液に混入する香料を変更することができるものである。
これにより、数種類の香りの渦輪を作ることができ、官能的中和だけでなく香りを楽しむ効果を追加した脱臭装置が得られる。
また、他の手段はパソコンによりユーザーが渦輪の量、装置の起動時間、香りの種類などを任意に設定できるプログラムを有するものである。
これにより、生活シーンやニーズに合わせた脱臭ができる脱臭装置が得られる。
本発明によれば目的の濃度の成分を含んだ空気を目的の場所まで濃度を変える事無く搬送できるという効果のある渦輪空気搬送機を提供できる。
また、目的の場所で空気の拡散の開始を始めることができる。
本発明の請求項1記載の発明は、渦輪を発射する発射口を有する気化室と、前記気化室に連なる減圧室と、前記減圧室を伸縮させる駆動手段と、消臭液を貯蔵する溶液タンクを設け、前記減圧室を拡張することにより前記気化室の気圧を減少する。それにより前記溶液タンクより気化室に消臭液を搬送し、同時に消臭液を気化させる。気化した消臭液が含まれる消臭空気を減圧室の収縮で、発射口より渦輪として送出し、消臭空気を目的の場所に送る効果がある。
また、液量調整手段を設けたものであり、消臭液を溶液タンクより気化室に定量搬送することができ、気化室内の空気に含まれる消臭成分の割合が一定にできる。
また、発射口のシャッター機構を設けたものであり、気化室の減圧が効果的に行う事ができ消臭液の気化が容易にできる。
また、溶液ダクトの気化室側の先端に回転式の散水手段を設け、溶液タンクから気化室に搬送される消臭液を回転しながら散水する構造としたものであり、消臭液が気化室内に分散し一つ一つの液滴の空気との接触面積が増加し、消臭液の気化が容易にできる。
また、回転式の散水手段に攪拌ファンを設置し、散水時および散水後に空気の対流を発生させ濃度むらを減少させる構造としたものであり、気化室内の空気の対流をおこし、消臭液の気化が容易にできると供に気化後の気化室内の濃度を均一にし、均一の消臭成分を含有した渦輪を発射することができる。
また、気化室の内壁に凹凸加工を施す。または内壁の表面をあらしたものであり、気化室内で分散された消臭液の液滴が再度集まりにくくなり、消臭液が空気と接触する面積が減少しないため、消臭液の気化が容易にできる。
また、気化室の内壁に親水性処理を施したものであり、気化室内の消臭液の液滴が内壁になじみ液滴の表面積が増加するため、消臭液の気化が容易にできる。
また、気化室にヒーターを設置し気化室内の空気を暖めるものであり、気化室内の消臭液の気化が容易にできる。
また、溶液タンクにヒーターを設置し消臭液を温めるものであり、気化室に暖かい消臭液が送られ、気化室で消臭液の気化が容易にできる。
また、溶液タンクと気化室を溶液ダクトで接続し、その溶液ダクトにヒーターを設置し、溶液ダクトを温めるものであり、消臭液が溶液ダクトを通過する時に温められ、気化室に暖かい消臭液が送られ、気化室で消臭液の気化が容易にできる。
また、発射口に開度調節手段を設けたものであり、発射口の開度を調節し渦輪の到達距離を調節する。消臭液を目的ポイントまで効率よく搬送することができる。
また、渦輪を発射する際、減圧室の収縮率を変化させるものであり、発射口より発射される渦輪のスピードが変化し、渦輪の到達距離を調節することができる。消臭液を目的ポイントまで効率よく搬送することができる。
また、気化室に第二駆動手段を設け、発射口の方向が上下左右の方向に動くものであり、渦輪の発射方向を変化させることができ、消臭液を目的ポイントまで効率よく搬送することができる。
また、ガスセンサーを設け、ガスセンサーの値が一定以上増加した場合に自動で消臭成分を含んだ渦輪を発射するものであり、臭気に応じ自動で効率的に脱臭を行うことができる。
また、通常時には気化室に少量ずつ消臭液を送り、発射口より消臭成分の濃度勾配で消臭成分を室内に送る。そしてガスセンサーの値が一定以上増加した場合に自動で消臭成分を含んだ渦輪を発射するものであり、常時は悪臭成分発生の予防として微量の消臭成分を送り、悪臭発生時は早急に消臭するために渦輪として一定量の消臭成分を送る効率よく脱臭を行うことができる。
また、気化室の内壁に抗菌防カビ加工を施したものであり、高湿になる気化室で菌やカビの発生を抑制することができる。
また、センサーを設け、センサーにより物質の位置を把握し収縮率調節機構または第二駆動手段または開度調節手段のいずれかまたは複数を調節し、渦輪を目的の場所に搬送することのでき、目的の場所に渦輪を効率よく送ることのできる。
また、香料の入った香料カートリッジを溶液ダクトに設置し、液量調整手段により液量を調整された消臭液に香料を混入するものであり、香りを追加した渦輪を作ることができ、官能的中和効果を追加することができる。
また、香料の入った香料カートリッジを溶液ダクトに複数設置し、消臭液に混入する香料を変更することができるものであり、数種類の香りの渦輪を作ることができ、官能的中和だけでなく香りを楽しむ効果を追加することができる。
また、パソコンによりユーザーが渦輪の量、装置の起動時間、香りの種類などを任意に設定できるプログラムを有するものであり、生活シーンやニーズに合わせた脱臭ができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、発射口1を有する気化室2とそれに連なる減圧室3と、減圧室3を伸縮させる駆動手段4と、消臭液5、例えばフィトンチッド溶液などの入った気化室2に連なる溶液タンク6からなる。
最初に駆動手段4により減圧室3を縮めた状態にする。駆動手段4により減圧室3を伸ばす事により減圧室3に連なる気化室2が負圧になる。そのことにより溶液タンク6より気化室2に消臭液5が送られる。その状態で一定時間待機し消臭液5は気化室2内で気化され、消臭成分をとなり気化室内の空気と混合し消臭空気となる。次に駆動手段4たとえば油圧ジャッキにより減圧室3を収縮することで、気化室2内の消臭空気は発射口1より渦輪の状態で発射される。
上記構成において、発射口1より発射される消臭空気は外側と内側の空気の流れる方向が異なる事により空気の渦ができ、その事により渦内の空気は外の空気と交わる事無く目的の場所まで搬送される。また空気の渦が外気との摩擦を低減するため目的の場所まで少ないエネルギーで搬送することができる。よって消臭気体は濃度を変える事無く、目的の場所に搬送することができる。
例えば気化室2の材質は、樹脂、金属などがある。
減圧室3は気化室2を減圧および加圧ができればよく、形状は例えば蛇腹のポンプ形状、ピストン形状などがある。減圧室3の材質は例えばゴム、樹脂などがある。
駆動手段4は減圧室の体積を増加、減少させることができればよく、たとえば電動パンタグラフジャッキ、ピストン機構、ポンプなどを用いることができる。
発射口1より発射された消臭空気は発射口1の形状に関係なく渦輪の形となるため、発射口1の形状はどのような形でもよく限定しない、例えば四角形などがある。
減圧室3は気化室2と連なっていればよく、設置場所は問わない。たとえば直接ではなくダクトを介して連なっていても良い。
(実施の形態2)
実施の形態1と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図2に示すように、液量調整装置7を設ける。液量調整装置7により溶液タンク6から気化室2に送られる消臭液5の量を調整する。
上記構成において、液量調整装置7により、消臭液5の気化室2への供給量を調整することにより、消臭液5気化後の気化室2内の消臭空気濃度を一定に保つことができ、均一な消臭空気を渦輪として目的の場所に発射することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1または2と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図3に示すように、発射口1に発射口1を開閉するシャッター機構8を設ける。減圧室3を伸ばし気化室2を減圧する際、シャッター機構8を閉じる。
上記構成において、気化室2の減圧を効率よく行う事ができ、気化室2での消臭液5の気化時間を短縮することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1乃至3と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図4に示すように、溶液タンク6より搬送された消臭液5を気化室2に注入する部分を回転しながら散水する散水手段9とし、消臭液5を遠心力で気化室2内全体に散布する。
上記構成において、消臭液5が気化室2内に分散し一つ一つの液滴の空気との接触面積が増加し、さらに気化室全体から同時に気化が開始されるため気化室2内の濃度むらが減少され、消臭液5の気化時間が短縮できる。
(実施の形態5)
実施の形態1乃至4と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図5に示すように、回転式の散水手段9に攪拌ファン10を設置し、散水時および散水後に気化室2の空気の対流を発生させ消臭空気の濃度むらを減少させる。
上記構成により、気化室2内の空気の対流をおこし、消臭液5の気化が容易にできると供に気化後の気化室2内の濃度を均一にし、均一の消臭成分を含有した消臭空気を渦輪として発射することができる。
(実施の形態6)
実施の形態1乃至5と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図6に示すように、気化室2内の内壁11を凹凸加工する。または内壁11表面をあらす。
図6の上部の(a)の従来の未処理状態を示した図のように気化室2の内壁11を加工しない状態だと、振動、空気の対流などにより消臭液5の液滴が移動し、複数の液滴がまとまり一つの大きな液滴になる。
図6の下部の(b)の処理状態を示した図のように気化室2の内壁11を加工した場合、内壁11の壁面と消臭液5との間の摩擦が増加し、一度内壁11に接触した消臭液5液滴はその場所から移動しなくなる。
上記構成により、気化室2内で分散された消臭液5の液滴が再度集まりにくくなり、消臭液5が空気と接触する面積が減少しないため、消臭液5の気化が容易にできる。なお、凹凸の間隔は液滴の直径の2倍以下とする。
(実施の形態7)
実施の形態1乃至6と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図7に示すように、気化室2内の内壁11に親水処理12を行う。
図7の上部の(a)の従来の未処理状態を示した図のように加工しない状態だと、消臭液5の液滴の表面張力が大きく空気との接触面積が少ない、気化室2の壁面との接触面積も小さく、振動、空気の対流などにより移動し、複数の液滴が接触し、一つの大きな液滴になる。
図7の下部の(b)の処理状態を示した図のように、親水処理12を施した場合、内壁11と消臭液5の接触面積が広がり、且つ液滴の表面張力が小さくなる。それにより、液滴と空気との接触面積が増え、内壁11と消臭液5の液滴との摩擦が増加する。
上記構成により、気化室2内の消臭液5の液滴が内壁11になじみ液滴の表面積が増加するため、消臭液5の気化が容易にできる。
(実施の形態8)
実施の形態1乃至7と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図8に示すように、気化室2にヒーター13を設置する。気化室2内の空気をヒーター13により暖める。
上記構成により、気化室2内の気温が上昇し、気化室2内の消臭液5の気化が容易にできる。
なお、ヒーター13は気化室2内の空気を暖められればよいため、ヒーター13の設置は気化室2内外を問わない。
(実施の形態9)
実施の形態1乃至8と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図9に示すように、溶液タンク6にヒーター14を設置する。ヒーター14により溶液タンク6内の消臭液5を温める。
上記構成により、ヒーター14により加熱された溶液タンク6内の消臭液5は気化室2に搬送される。消臭液5は温められているので気化室2で容易に気化することができる。
なお、ヒーター14は溶液タンク6内の消臭液5を加熱できればよいため、ヒーター14の設置場所は溶液タンク6内外を問わない。
(実施の形態10)
実施の形態1乃至9と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図10に示すように、溶液タンク6と気化室2を溶液ダクト15で接続し、その溶液ダクト15にヒーター16を設置し、ヒーター16により溶液ダクト15を通過する消臭液5を温める。溶液ダクトを一度に通過する消臭液5は少量のため、ヒーター16の消費電力は少なくてよい。
上記構成により、ヒーター16により加熱された溶液ダクト15内の消臭液5は気化室2に搬送される。消臭液5は温められているので気化室2で容易に気化することができる。
なお、ヒーター16は溶液ダクト15内の消臭液5を加熱できればよいため、ヒーター16の設置場所は溶液ダクト15内外を問わない。
(実施の形態11)
実施の形態1乃至10と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図11に示すように、発射口1に開度調節手段17を設けたものであり、発射口1の開度を調節し渦輪の到達距離を調節する。
上記構成により消臭空気を渦輪として目的ポイントまで効率よく搬送することができる。
(実施の形態12)
実施の形態1乃至11と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図12に示すように、渦輪を発射する際、減圧室3の収縮率を駆動手段4の収縮率調節機構18により変化させるものであり、発射口1より発射される渦輪のスピードが変化し、渦輪の到達距離を調節することができる。
上記構成により消臭空気を渦輪として目的ポイントまで効率よく搬送することができる。
(実施の形態13)
実施の形態1乃至12と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図13に示すように、気化室2に第二駆動手段19を設け、発射口1の方向が上下左右の方向に動かすことができる。たとえば、上下の軸を移動する滑車と左右の軸を移動する滑車を組み合わせ、同時にそれらを制御する。
上記構成により渦輪の発射方向を変化させることができ、消臭空気を目的ポイントまで効率よく搬送することができる。
(実施の形態14)
実施の形態1乃至13と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図14に示すように、ガスセンサー20を設け、ガスセンサー20の値が一定以上増加した場合に自動で消臭空気を渦輪として発射する。なおガスセンサー20は単数でも複数でも良い。
上記構成により臭気に応じ自動で効率的に脱臭を行うことができる。
(実施の形態15)
実施の形態1乃至14と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図15に示すように、通常時には気化室2に少量ずつ消臭液5を送り、発射口1より消臭空気の濃度勾配で消臭空気を室内に送る。そしてガスセンサー20の値が一定以上増加した場合に自動で消臭空気を渦輪として発射する。
上記構成により常時は悪臭成分発生の予防として微量の消臭成分を送り、悪臭発生時は早急に消臭するために渦輪として一定量の消臭空気を送り効率よく脱臭を行うことができる。
(実施の形態16)
実施の形態1乃至15と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図16に示すように、気化室2の内壁11に抗菌防カビ処理21を施したもの。なお抗菌防カビ処理はTBZなどの薬剤を表面に塗布してもよいし、銀などの金属抗菌剤を内壁に混入してもよい。
上記構成により高湿になり、菌および真菌を含んでいる可能性のある外気を取り入れる気化室2で菌やカビの発生を抑制することができる。
(実施の形態17)
実施の形態1乃至16と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図17に示すように、センサー22、たとえば赤外線センサーなどを設け、センサー22により物質24の位置を把握し収縮率調節機構18または第二駆動手段19または開度調節手段17のいずれかまたは複数を調節し、渦輪23を目的の場所に搬送することのできる。
上記構成により、物質24に渦輪23を直接あて破壊する事無く、物質24が臭気発生願の場合、物質24の近傍で渦輪23が崩壊し、その場所から消臭成分が広がるように調整でき、効率よく消臭をすることができる。
(実施の形態18)
実施の形態1乃至17と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図18に示すように、香料25の入った香料カートリッジ26たとえば褐色ビン容器を溶液ダクト15に設置し、液量調整装置7により液量を調整された消臭液5に香料25を混入する。
上記構成により香りを追加した渦輪23を作ることができ、官能的消臭効果を追加することができる。なお香料25は官能的消臭効果だけでなく、アロマテラピー効果を発揮させることができる。なお香料25は消臭液5に対し0.0001%から0.1%と少量の混合のため、混入はシリンジなどの使用が考えられる。
(実施の形態19)
実施の形態1乃至18と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図19に示すように、香料25の入った香料カートリッジ26を溶液ダクト15に複数設置し、消臭液5に混入する香料25を変更することができる。
上記構成により、数種類の香りの渦輪23を作ることができ、官能的中和だけでなく香りを楽しむ効果を追加することができる。
(実施の形態20)
実施の形態1乃至19と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図20に示すように、パソコン27によりユーザーが消臭空気の量、装置の起動時間、渦輪の目的ポイント、香りの種類などを任意に設定できるプログラムを有するものである。
上記構成により、生活シーンやニーズに合わせた脱臭ができる。たとえば、ゴミの日の朝はゴミ箱周辺に脱臭空気を事前に送る、朝の起床時に目覚めを促進する香料入りの消臭空気を眠っている人の近傍に送るなど。
空気砲を用いることにより、目的濃度の成分を含んだ空気を目的の場所まで容易に搬送することができ、効率よく成分の拡散ができる。
本発明の実施の形態1の概略構成図 本発明の実施の形態2の概略構成図 本発明の実施の形態3の概略構成図 本発明の実施の形態4の概略構成図 本発明の実施の形態5の概略構成図 (a)は従来の未処理状態を示した図、(b)は本発明の実施の形態6における処理状態を示した図 (a)は従来の未処理状態を示した図、(b)は本発明の実施の形態7における処理状態を示した図 本発明の実施の形態8の概略構成図 本発明の実施の形態9の概略構成図 本発明の実施の形態10の概略構成図 本発明の実施の形態11の概略構成図 本発明の実施の形態12の概略構成図 本発明の実施の形態13の概略構成図 本発明の実施の形態14の概略構成図 本発明の実施の形態15の概略構成図 本発明の実施の形態16の概略構成図 本発明の実施の形態17の概略概略図 本発明の実施の形態18の概略概略図 本発明の実施の形態19の概略概略図 本発明の実施の形態20の概略概略図 既存の技術の概略構成図
符号の説明
1 発射口
2 気化室
3 減圧室
4 駆動手段
5 消臭液
6 溶液タンク
7 液量調整装置
8 シャッター機構
9 散水手段
10 攪拌ファン
11 内壁
12 親水処理
13 ヒーター
14 ヒーター
15 溶液ダクト
16 ヒーター
17 開度調節手段
18 収縮率調節機構
19 第二駆動手段
20 ガスセンサー
21 抗菌防カビ処理
22 センサー
23 渦輪
24 物質
25 香料
26 香料カートリッジ
27 パソコン
101 本体
102 送風機
103 送風口
104 第一収容部
105 第二収容部
106 エアーポンプ

Claims (20)

  1. 渦輪を発射する発射口を有する気化室と、前記気化室に連なる減圧室と、前記減圧室を伸縮させる駆動手段と、消臭液を貯蔵する溶液タンクを設け、前記減圧室を拡張して前記気化室の気圧を減少することにより前記溶液タンクより前記気化室に消臭液を搬送しつつ消臭液を気化させた後、減圧室を収縮することにより、この気化した消臭液が含まれる消臭空気を発射口より渦輪として送出する脱臭装置。
  2. 液量調整手段を備え、その液量調整手段により一定量の消臭液を前記溶液タンクより前記気化室に搬送する請求項1記載の脱臭装置。
  3. 気化室を減圧するとき発射口を閉じるシャッター機構を発射口に備えた請求項1または2記載の脱臭装置。
  4. 消臭液を気化室に搬送するダクトの気化室側の先端に回転式の散水手段を設け、溶液タンクから気化室に搬送される消臭液を回転しながら散水する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の脱臭装置。
  5. 散水手段は攪拌ファンを備えた請求項4記載の脱臭装置。
  6. 気化室の内壁に凹凸加工、または内壁面を粗した請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の脱臭装置。
  7. 気化室内壁に親水性処理を施した請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の脱臭装置。
  8. 気化室にヒーターを設置した構造の請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の脱臭装置。
  9. 溶液タンクにヒーターを設置した構造の請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の脱臭装置。
  10. 前記溶液タンクと前記気化室を溶液ダクトで接続し、前記溶液ダクトにヒーターを設置した構造の請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の脱臭装置。
  11. 前記発射口に開度調節手段を設け、前記開度調節手段により前記発射口の開口面積を調節し、渦輪として搬送することのできる請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の脱臭装置。
  12. 前記減圧室の収縮率を変えることで、前記発射口より渦輪として異なった距離に搬送することができる請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の脱臭装置。
  13. 前記気化室に第二駆動手段を設け、前記第二駆動手段により前記発射口の向きを変更することのできる請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の脱臭装置。
  14. 気化室の外にガスセンサーを設け、センサーが外気臭気の一定以上の増加を感知した場合、自動で運転する構造の請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の脱臭装置。
  15. 常時は液量調整手段により少量づつ気化室に消臭液を搬送し、発射口よりの徐放効果で消臭を行い、ガスセンサーが外気臭気の一定以上の増加を感知した場合、自動で空気砲として渦輪を発射する構造の請求項14記載の脱臭装置。
  16. 気化室の内壁に抗菌防カビ加工を施した請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の脱臭装置。
  17. 気化室の外側の発射口付近にセンサーを設置、センサーにより物質を把握し、渦輪発射時に駆動部または第二駆動手段または開度調節手段を調整する機能を有する請求項11乃至請求項16のいずれかに記載の脱臭装置。
  18. 香料を入れた香料カートリッジを設け、香料カートリッジを溶液ダクトに接続し、液量調整手段により液量を調整された消臭液に香料を混入する構造を有する請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の脱臭装置。
  19. 複数の香料カートリッジを有する請求項18記載の脱臭装置。
  20. パソコンに接続し、ユーザーが渦輪の量、装置の起動時間を設定できるプログラムを有する請求項1乃至請求項19のいずれかに記載の脱臭装置。
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