JP2009141300A - 半導体ウエハなどのピッチ変換装置 - Google Patents

半導体ウエハなどのピッチ変換装置 Download PDF

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健次 宮地
Naohide Habara
直秀 羽原
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Abstract

【課題】半導体ウエハwなどの薄板部材間のピッチpを正確に変換させることができ、また構造を簡易化させて製造コストを減少させ得るものとする。
【解決手段】基礎台1上の2位置に上方突出支持部材2a、2bを設け、少なくとも一方の上方突出支持部材2a又は2bを左右方向a1の移動可能となし、これら2つの上方突出支持部材2a、2b間に、一体構造となされ左右方向a1へ弾性変形により伸縮される弾性伸縮支持部材15を固設し、該弾性伸縮支持部材15は、左右方向a1の一定ピッチpの位置p1に、半導体ウエハwなどの外周縁部を嵌挿される溝e1を具備した保持部材16を固設され、上方突出支持部材2a、2bが左右変位されることにより、保持部材16群が等ピッチを保持したまま左右方向a1へ平行移動され、上方突出支持部材2a、2bの左右変位量に関連したピッチpで配列された状態になる構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば半導体ウエハなどの薄板部材の複数枚を一括して移動するさいにこれら薄板部材の配列ピッチを任意な大きさに変化させることのできるピッチ変換装置に関する。
一般的に、複数枚の半導体ウエハなどの薄板部材を一括して移動するさいに、その薄板部材間のピッチを変換する必要が生じる場合がある。即ち、1つのキャリアなどに収納されている複数枚の薄板部材を他のキャリアに移動させるさいに、この1つのキャリアにおける薄板保持部間のピッチと他のキャリアにおける薄板保持部間のピッチが異なる場合には、キャリア間における薄板部材群の移動中に、そのピッチを変換しなければならなくなる。
一方、半導体の製造工程においては塵などが半導体ウエハなどの薄板部材に付着することを避ける必要などのため、従来において、半導体ウエハなどの薄板部材間のピッチを変換するさい、例えば特許文献1〜3などに開示されているようなピッチ変換装置が用いられている。
これらのピッチ変換装置は、単一の薄板部材の外周縁のみを嵌挿される多数の保持部材と、これら保持部材を支持しその移動を案内する支持案内手段と、この支持案内手段上で各保持部材の位置を連係して変位させる保持部材連係変位手段とを備えたものとなされている。
これらの装置では、保持部材連係変位手段が外方から駆動力を付与されることにより多数の保持部材を連係して変位させるのであり、これにより多数の保持部材及びこれらの保持部材に保持された多数の半導体ウエハなどが等ピッチに保持されたまま、そのピッチを任意な大きさに変換されるのである。
このようなピッチ変換処理において、半導体ウエハなどはその外周縁のみで支持され要部に他物が何ら接触しないことから、半導体ウエハなどへの塵埃付着は効果的に回避される。
特開平5−275516号公報 特開平6−183512号公報 実開昭62−70437号公報
しかしながら、前述したように、従来から用いられているピッチ変換装置では、支持案内手段や保持部材連係変位手段が複数の部材を嵌め合い構造を介して相対変位可能に結合した構造となされているため、繰り返し使用されることにより嵌め合い構造が磨り減るなどして遊隙が過大となり、半導体ウエハなどの薄板部材間のピッチが正確に変換されない事態が生じ得るのであり、また複数の部材からなる支持案内手段や保持部材連係変位手段は装置構造を複雑化させ製造コストを増大させる要因をなすものである。
本発明は、これらの問題点を解消できるものとした半導体ウエハなどのピッチ変換装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る半導体ウエハなどのピッチ変換装置は、請求項1に記載したように、基礎台上の左右方向上の2位置のそれぞれに上方突出支持部材を設け、少なくとも一方の上方突出支持部材を左右方向の移動可能となし、これら2つの上方突出支持部材間には一体構造となされ且つ左右方向へ弾性変形により伸縮される弾性伸縮支持部材を橋渡し状に固設し、該弾性伸縮支持部材は、左右方向の一定ピッチ位置のそれぞれに、半導体ウエハなどの薄板部材の外周縁部を嵌挿される溝を具備した保持部材を固設され、前記上方突出支持部材が左右変位されることにより、該保持部材群が等ピッチを保持したまま左右方向へ平行移動され、前記上方突出支持部材の左右変位量に関連したピッチで配列された状態になることを特徴とするものである。
この発明において、弾性伸縮支持部材は一体構造でありながら、既述の、支持案内手段及び保持部材関連変位手段としての機能を奏する。
上記発明は次のように具体化するのがよい。
即ち、請求項2に記載したように、前記弾性伸縮支持部材が、単一の弾性板を左右方向の波形に屈曲させたものである構成とするか、或いは、これに代えて、請求項3に記載したように、前記弾性伸縮支持部材が、左右方向と直交した多数の単位弾性板を左右方向へ配列し、隣接した単位弾性板同士の上縁部と下縁部を交互に固着させることにより左右方向の波形となされている構成とする。
また請求項4に記載したように、前記弾性伸縮支持部材が、左右方向から見て部分環形状となされ、凹み側縁部に前記保持部材を固定されている構成とする。これによれば、前記弾性伸縮支持部材が、既存のベローズの一部を使用することで形成されるものとなり、また凹み側縁部に前記保持部材が固定されていることは、円板形の半導体ウエハなどの薄板部材の外周縁部を嵌挿される溝を有する前記保持部材が半導体ウエハを嵌挿する上で便利なように左右方向視で円弧状となされている場合において、前記保持部材を変形することなく前記凹み側縁部にそのまま止着するだけで済ませることを可能となすものである。
さらには請求項5に記載したように、前記弾性伸縮支持部材がベローズ(蛇腹伸縮筒)の中心線回りの一定範囲箇所からなっている構成とする。これによれば、前記弾性伸縮支持部材が既存のベローズを2つの半径面で切断しただけで形成されるものとなる。
このさい、請求項6に記載したように、前記弾性伸縮支持部材がベローズ(蛇腹伸縮円筒)の中心線回りの180度よりも一定角度だけ小さい角度範囲箇所からなっている構成とする。このようにすれば、前記保持部材に嵌挿された円板形の半導体ウエハなどの薄板部材の直径両端部位が前記保持部材の外方に位置される状態になり、これにより半導体ウエハなどが直径両端部位を介して把持され移動されるようになり、半導体ウエハなどへの塵埃の付着が防止される。
本発明によれば、弾性伸縮支持部材が一体構造(相対変位可能な嵌め合い構造を有していないもの)であるため、いくら繰り返し左右方向へ伸縮変形されても、保持部材同士を結合するための部材の磨り減りによる遊隙の過大化は起こり得ないものとなり、したがってたとえ長期間、繰り返し使用されても、保持部材間のピッチ、及び、各保持部材に嵌挿された半導体ウエハなどの薄板部材間のピッチが正確に変更されるものとなる。
また弾性伸縮支持部材が一体構造であるため、部品点数が減少して組立の合理化が図られると共に、構造簡易となして製造コストを低減させることができるものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るピッチ変換装置を示す正面視説明図、図2は前記ピッチ変換装置を示す平面視説明図、図3は前記ピッチ変換装置を右側から見た説明図、図4は市販のベローズを示す説明図、図5は前記ピッチ変換装置の保持部材周辺を示す正面視拡大断面図である。
図1〜図3において、1は平板からなる基礎台であり、2a及び2bは基礎台1上面の左右方向a1上の2位置のそれぞれに配設された上方突出支持部材である。これら2つの上方突出支持部材2a、2bのそれぞれは案内手段3を介して左右方向a1の移動自在となされている。
案内手段3は、直線軌道部材4、サドル部材5及び結合部材6a、6bとからなっている。直線軌道部材4は断面四角形の棒部材からなり、基礎台1上の左右方向a1と直交した横方向の各側の左右方向a1箇所にボルトを介して固設されている。各直線軌道部材4は2つのサドル部材5、5を左右方向の移動自在に案内している。各結合部材6a、6bは直交した2つの結合面を有しており、一方の結合面が水平となされて、その対応する1つのサドル部材6の上面にボルトを介して固定されている。
各上方突出支持部材2a、2b下部の横方向各端部箇所にはその対応する2つのサドル部材5、5のそれぞれに固定された結合部材6a、6bの他方の結合面が垂直となされボルトを介して固定されており、これにより各上方突出支持部材2a、2bはサドル5、5を介して直線軌道部材4、4上を左右方向a1へ移動自在となされている。
各上方突出支持部材2a、2bの下半分範囲の略中央位置にはナット体7の嵌挿される透孔b1が形成されているのであり、各ナット体7はナット部7aとこれの外周の一端に形成された鍔部7bとを有するものとなされている。左側の上方突出支持部材2aにはナット体7のナット部7aが環形スペーサ8の内孔を通じて透孔b1内に嵌挿されると共に鍔部7bが環形スペーサ8及びボルトを介して固定されている。一方、右側の上方突出支持部材2bにはナット体7のナット部7aが透孔b1内に嵌挿されると共に鍔部7bが直接にボルトを介して固定されている。
9は基礎台1上の横巾中央の左右方向位置に配置された回転ネジ軸であり、この回転ネジ軸9は左端部を入力部9aとなされ且つ、該入力部9aの後側部分の各端部寄り箇所の外周面に反対向きのリードを有する雄ネジ9b、9cを形成されている。そして、一方の雄ネジ9bが左側のナット体7に螺合され、他方の雄ネジ9cが右側のナット体7に螺合されている。
10は駆動部をなすサーボモータであり、基礎台1上の左端部の横方向一側に固設されている。サーボモータ10の出力軸には駆動側の歯付プーリ11aが固定されており、一方、回転ネジ軸9の入力部9aには従動側の歯付プーリ11bが固定されている。そして、2つの歯付プーリ11a、11b間に無端状の歯付ベルト12が掛け回されると共に、歯付ベルト12側の歯と歯付プーリ11a、11b側の歯とが嵌合されている。
13はラジアル軸受部13aとスラスト軸受部13bとを備えた軸受体であり、回転ネジ軸9の入力部9aと雄ネジ9bとの間箇所を回転のみ自在に支承しており、サーボモータ10の回転を歯付プーリ11a、11b及び歯付ベルト12を介して伝達されたとき、回転ネジ軸9の回転を介して2つの上方突出支持部材2a、2bに左右方向a1の変位力を付与する上で寄与するものである。
2つの上方突出支持部材2a、2bの対向面箇所c1、c2のそれぞれには左右方向視で部分環形状となされた結合板14がボルトを介して固定されている。そして、これら結合板14、14間に弾性伸縮支持部材15が橋渡し状に固設されている。
弾性伸縮支持部材15は一体構造となされ且つ左右方向a1へ弾性変形により伸縮されるもであり、例えば図1に示すように左右方向a1と直交した多数の単位弾性板である金属板15aを左右方向a1へ配列し、各金属板15aの上縁部d1と下縁部d2を交互に固着させることにより左右方向a1の波形に形成するか、或いは、単一の弾性板である図示しない帯状金属板を左右方向a1の波形に屈曲させて形成してもよいものである。このさい、弾性伸縮支持部材15は左右方向a1から見て部分環形状となす。
上記した弾性伸縮支持部材15は既存の材料を使用して簡便に形成するさいは、蛇腹伸縮円筒である図4に示す市販のベローズBを2つの半径面r1、r2で切断するのであり、さらに具体的にはベローズBの中心線O1回りの180度よりも一定角度だけ小さい角度範囲箇所からなる部分ベローズを弾性伸縮部材として代用する。図1〜図3に示された弾性伸縮支持部材15は市販のベローズBをこれの中心線O1回りの挟角θが略90度である2つの半径面r1、r2で切断することにより形成される。
弾性伸縮支持部材15上の左右方向a1の一定ピッチpの位置p1のそれぞれには、半導体ウエハなどの薄板部材wを保持する保持部材16が固設されている。このさい、一定ピッチpの位置p1は図1中で隣接した金属板15aの上縁部d1である凹み側縁部同士を結合した位置に対応しており、また保持部材16は合成樹脂材などで形成されたもので、図3に示すように四角棒部材を金属板15aの凹み側縁部d1の曲がりに合致した円弧状となされると共に、図5に示すように正面視断面形状を四角形となされ、また上面には半導体ウエハなどの薄板部材wの外周縁部を嵌挿され左右方向a1視形状を円弧状となされ横方向視断面形状を逆三角形となされた溝部e1が形成されると共に、下面の左右方向中央位置には左右方向a1で隣接し結合された2つの金属板15a、15aの凹み側縁部d1、d1を嵌挿され左右方向a1視形状を円弧状となされ横方向断面形状を四角形となされた比較的深い溝e2が形成されたものとなされている。
17は各直線軌道部材4の左右方向a1長さの中央位置よりも右側へ設けたストッパーであり、該ストッパー17はその対応する直線案内軌道4を跨いで基礎台1にボルトを介して固定された支持片17aと、この支持片17aの上部に左右向きに螺合された規制ボルト17bと、これに螺着されたロックナット17cからなり、右側の上方突出支持部材2bが左方の限界位置に移動したとき、規制ボルト17bの右端面が、上方突出支持部材2bと一体状に固定されている結合部材6bの左端部の上方突部f1に左右向きに螺着された衝接部材18の左端面に衝接し、上方突出支持部材2bのそれ以上の左方移動を規制するものである。
19は基礎台1上の右端部の横方向中央箇所に設けたストッパーであり、該ストッパー19は基礎台1上面にボルトを介して固定された支持片19aと、この支持片19aの上部に左右向きに螺合された規制ボルト19bと、これに螺着されたロックナット19cからなり、右側の上方突出支持部材2bが右方の限界位置に移動したとき、規制ボルト19bの左端面が上方突出支持部材2bの下端部中央箇所に左右向きに螺着された衝接部材20の右端面に衝接し、上方突出支持部材2bのそれ以上の右方移動を規制するものである。
21は弾性伸縮支持部材15の最下部に近接状に固設された水平状の下側支持案内板であり、必要に応じて設けられるものである。この下側支持案内板21は弾性伸縮支持部材15の最下部を支持してこれの下方変位を規制すると共に伸縮支持部材15の最下部が左右方向へ伸縮移動するとき、それに摺接して、その伸縮移動を円滑に案内するものとなされている。
22a及び22bはそれぞれの対応する弾性伸縮支持部材15の横方向各端部g1、g2に近接され左右方向の水平状に固設された横側支持案内板であり、必要に応じて設けられるものである。この横側支持案内板22a、22bのそれぞれはその対応する弾性伸縮支持部材15の横方向端部g1、g2に当接して弾性伸縮支持部材15の横曲がり変形を規制すると共に、伸縮支持部材15の横方向端部g1、g2が左右方向へ伸縮移動するとき、それに摺接して、その対応する側の横方向端部g1、g2の伸縮移動を円滑に案内するものとなされている。
23は基礎台1上の上方を被った箱形カバーであり、基礎台1に固定されている。この箱形カバー23は弾性伸縮支持部材15の上方に開口h1を有しており、該開口h1を通じて半導体ウエハなどの薄板部材wが保持部材16に対し外方から搭載され或いは搭載された後の薄板部材wが外方へ取り出されるものとなされている。
次に上記した本発明に係るピッチ変換装置の使用例及び作用などについて説明する。
この使用例では、多数の半導体ウエハwが薄板保持部を介して左右方向a1と直交した横方向に沿った姿勢となされ左右方向a1へ4.76mmのピッチで一線状に配置された状態となされて収納されている第1のキャリアと、薄板保持部を介して先の半導体ウエハwが6.35mmのピッチで第1のキャリアの場合と同様な配列姿勢で収納されるものとなされた空状態の第2のキャリアとが存在している場合に、第1のキャリアに収容されている半導体ウエハw群を第2のキャリア内に移動させる処理を行うものとする。
先ず、第1の把持搬送手段により、第1のキャリアに収容されている半導体ウエハw群を、各半導体ウエハwの水平な直径箇所の各端縁を第1のキャリア内における配列状態のまま把持することにより、半導体ウエハw間のピッチを変更することなく第1のキャリアの外方へ取り出す。
一方では、本発明に係るピッチ変換装置のサーボモータ10を回転作動させて、保持部材16の左右方向a1のピッチpを4.76mmに合致させるのであり、このさいの作用を説明すると、サーボモータ10の回転は歯付プーリ11a、11b及び歯付ベルト12を介して回転ネジ軸9を適当な特定方向へ回転させる。これにより、反対向きのリードを有する2つの雄ネジ9b、9cが左右のナット体7、7を左右方向a1上で近接させ或いは離反させるものとなって、それぞれのナット体7、7を介してそれと同体の上方突出支持部材2a、2bを同様に近接させ或いは離反させる。
このさい、ラジアル軸受部13a及びスラスト軸受部13bは回転ネジ軸9の回転中の位置を正確に一定位置に保持し、2つの上方突出支持部材2a、2bを左右方向a1へ正確に移動させる。
2つの上方突出支持部材2a、2bの近接或いは離反する動作は弾性伸縮支持部材15の両端を左右方向a1上で近接させ或いは離反させるものとなる。このさいの弾性伸縮支持部材15の両端の変化量は、弾性伸縮支持部材15の左右方向a1上の弾性(ばね定数)が一様であること、及び、保持部材16同士が遊隙を有しない一体構造の弾性伸縮支持部材15により結合されていることの双方により弾性伸縮支持部材15の左右方向a1全長範囲に均等且つ正確に分散されることから、弾性伸縮支持部材15の両端が近接されたときは、保持部材16群は等ピッチp配列を保持されたまま、隣接した保持部材16間のピッチpを縮小され、逆に弾性伸縮支持部材15の両端が離反されたときは、保持部材16群は等ピッチp配列を保持されたまま、隣接した保持部材16間のピッチpを伸長される。したがって、弾性伸縮支持部材15の両端間の距離が適正な大きさに変化された時点でサーボモータ10の回転を停止させれば、保持部材16間のピッチpは4.76mmに正確に合致されるのである。
次に第1の把持搬送手段を適宜に移動させて、これの把持した半導体ウエハw群を弾性伸縮支持部材15の真上に位置させた後、降下させ、開口h1を通じて、各半導体ウエハwをその対応する保持部材16の溝e1内に嵌挿させ、その後に、該把持搬送手段による各半導体ウエハwの把持を解放させ、さらに該把持搬送手段を、保持部材16により支持された半導体ウエハw群に接触させないように他所へ退避移動させる。
第1の把持搬送手段による半導体ウエハw群の把持が解放されたとき、該半導体ウエハw群の各半導体ウエハwは保持部材16の溝e1を介して横方向に沿った垂直姿勢に支持されると共に左左右方向a1へ4.76mmのピッチpで一線状に配列された状態となって弾性伸縮支持部材15に支持される。このさい弾性伸縮支持部材15が半導体ウエハw群の重量で過度に下方へ撓み変形しようとしたときは、下側支持案内板21が弾性伸縮支持部材15の最下部を受け止めて、それを規制する。
次に再びサーボモータ10を保持部材16間のピッチpが伸長される側へ回転作動させるのであり、これにより弾性伸縮支持部材15が伸長されて、保持部材16間の左右方向a1のピッチpが6.35mmに正確に合致される。このさい、弾性伸縮支持部材15上の半導体ウエハw群の重量が一定程度を越えているため、弾性伸縮支持部材15が過度に下方変位しようとするときには、弾性伸縮支持部材15の最下部が下側支持案内板21の上面に支持され該上面上を摺接移動するものとなる。また弾性伸縮支持部材15が何らかの横方向の外力を付与され横曲がり変形しようとしたときは、横曲がりした弾性伸縮支持部材15の上方視凸側となる横方向端部g1が横側支持案内板22a又は22bに当接され摺接移動するものとなる。
したがって弾性伸縮支持部材15はたとえ半導体ウエハw群の重量が一定程度以上であっても保持部材16間のピッチpが変更される過程で、上下方向及び横方向の何れの側へも過度に曲がることは生じないのであり、弾性伸縮支持部材15上の半導体ウエハw群は、それぞれの半導体ウエハwが横方向に沿った起立姿勢に保持されると共に左右方向a1へ6.35mmのピッチpで一線状に配列された状態となされる。
この後、弾性伸縮支持部材15上に支持されている半導体ウエハw群における各半導体ウエハwの水平な直径箇所の各端縁を、弾性伸縮支持部材15上における半導体ウエハw群の配列状態のまま同じピッチpで第2の把持搬送手段に把持させ、開口h1を通じて、該半導体ウエハw群をその配列状態のまま上昇させ、弾性伸縮支持部材15上から外方へ取り出す。さらに該把持搬送手段を動作させて、このように取り出した半導体ウエハw群を第2のキャリアの真上に位置させ、降下させ、該半導体ウエハw群の各半導体ウエハwをその対応する第2のキャリアの薄板保持部に垂直姿勢で嵌挿させる。この後、第2の把持搬送手段による半導体ウエハw群の把持を解放させ、さらに該把持搬送手段を第2のキャリアに支持されている半導体ウエハw群に接触させないように他所へ退避移動させる。
これにより弾性伸縮支持部材15で支持されていた半導体ウエハw群は同じ配列状態のまま第2のキャリア内に移動され、該キャリア内では薄板保持部を介して左右方向a1のピッチpを6.35mmに保持された状態となる。
以後は必要に応じ上記した作動を繰り返すのであり、これにより半導体ウエハw群は特定位置に存在した第1のキャリアから、これとは収納ピッチが異なり他の特定位置に存在した第2のキャリアへ確実且つ正確に繰り返し移動される。
本発明に係るピッチ変換装置を示す正面視説明図である。 前記ピッチ変換装置を示す平面視説明図である。 前記ピッチ変換装置の右側から見た説明図である。 市販のベローズを示す説明図である。 前記ピッチ変換装置の保持部材周辺を示す正面視拡大断面図である。
符号の説明
1 基礎台
2a 上方突出支持部材
2b 上方突出支持部材
15 弾性伸縮支持部材
15a 弾性板(金属板)
16 保持部材
B ベローズ
O1 中心線
a1 左右方向
p ピッチ
p1 一定ピッチ位置
w 半導体ウエハ(薄板部材)
d1 上縁部(凹み側縁部)

Claims (6)

  1. 基礎台上の左右方向上の2位置のそれぞれに上方突出支持部材を設け、少なくとも一方の上方突出支持部材を左右方向の移動可能となし、これら2つの上方突出支持部材間には一体構造となされ且つ左右方向へ弾性変形により伸縮される弾性伸縮支持部材を橋渡し状に固設し、該弾性伸縮支持部材は、左右方向の一定ピッチ位置のそれぞれに、半導体ウエハなどの薄板部材の外周縁部を嵌挿される溝を具備した保持部材を固設され、前記上方突出支持部材が左右変位されることにより、該保持部材群が等ピッチを保持したまま左右方向へ平行移動され、前記上方突出支持部材の左右変位量に関連したピッチで配列された状態になることを特徴とする半導体ウエハなどのピッチ変換装置。
  2. 前記弾性伸縮支持部材が、単一の弾性板を左右方向の波形に屈曲させたものであることを特徴とする請求項1記載の半導体ウエハなどのピッチ変換装置。
  3. 前記弾性伸縮支持部材が、左右方向と直交した多数の単位弾性板を左右方向へ配列し、隣接した単位弾性板同士の上縁部と下縁部を交互に固着させることにより左右方向の波形となされていることを特徴とする請求項1記載の半導体ウエハなどのピッチ変換装置。
  4. 前記弾性伸縮支持部材が、左右方向から見て部分環形状となされ、凹み側縁部に前記保持部材を固定されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の半導体ウエハなどのピッチ変換装置。
  5. 前記弾性伸縮支持部材がベローズの中心線回りの一定範囲箇所からなっていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の半導体ウエハなどのピッチ変換装置。
  6. 前記弾性伸縮支持部材がベローズの中心線回りの180度よりも一定角度だけ小さい角度範囲箇所からなっていることを特徴とする請求項5記載の半導体ウエハなどのピッチ変換装置。
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