JP2009140816A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】半田付用結線部の半田量がばらつきによる特性インピーダンスの変化量を低減することができる同軸コネクタを提供する。
【解決手段】信号コンタクト5の半田付用結線部51の深さがそこに収容される同軸ケーブル20の中心導体21の外径以上になるように半田付用結線部51をU字状に折り曲げる。半田付用結線部51に中心導体21を半田付けする。インシュレータ3で信号コンタクト5の保持部52を保持する。信号コンタクト3、インシュレータ3及び同軸ケーブル20の一端部をグランドシェル7に挿入し固定する。
【選択図】図3

Description

この発明はコネクタに関し、特に同軸構造のコネクタに関する。
従来、信号コンタクトとグランドシェルと絶縁体とを備える同軸コネクタが知られている(下記特許文献1参照)。
信号コンタクト(中心導体)はほぼ円筒状であり、同軸ケーブルの中心導体に結線される半田付用結線部を有する。半田付用結線部は半円筒状であり、信号コンタクトの一端部に位置する。
信号コンタクトの半田付用結線部に同軸ケーブルの中心導体が挿入されたき、同軸ケーブルの中心導体の径方向の半分は露出する。
グランドシェルはほぼ円筒状であり、信号コンタクトを収容する。
絶縁体は信号コンタクトとグランドシェルとの間に介在し、信号コンタクトを保持する。
同軸ケーブルの中心導体をコネクタの信号コンタクトに半田付けするには、同軸ケーブルの中心導体の一端部を信号コンタクトの半田付用結線部に挿入した後、半田を溶融させて、同軸ケーブルの中心導体を信号コンタクトの半田付用結線部に接合する。
このとき、同軸ケーブルの中心導体と信号コンタクトの半田付用結線部との接合強度を所定レベル以上にすることが要求されるため、少なくとも同軸ケーブルの中心導体の露出部分をほぼ覆いつくす量の半田が盛られることになる。
実開昭59−99378号公報
高周波伝送に用いられる同軸ケーブルと同軸コネクタとの接続において、特性インピーダンスのマッチングが重要であるが、中心導体上に盛られた半田の露出面とグランドシェルとの距離は特性インピーダンスを決定する重要なファクターである。
上述の同軸コネクタでは、信号コンタクトの半田付用結線部に同軸ケーブルの中心導体が挿入されたとき、同軸ケーブルの中心導体の径方向の半分は露出するため、所定の接合強度を確保するには少なくとも同軸ケーブルの中心導体の露出部分をほぼ覆いつくす量の半田が要求されるが、それが、同軸ケーブルと同軸コネクタとの接続作業間に半田使用量のばらつきを招く一因となっていた。
半田使用量がばらつくと、それに応じて中心導体上に盛られた半田の露出面とグランドシェルとの距離が変わり、特性インピーダンスの変化量も大きくなる。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は半田付用結線部の半田量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量を低減することができる同軸コネクタを提供することである。
前述の課題を解決するため請求項1の発明のコネクタは、インシュレータと、同軸ケーブルの中心導体に結線される半田付用結線部と、前記インシュレータに保持される保持部とを有する信号コンタクトと、前記インシュレータ及び前記信号コンタクトを包囲するグランドシェルとを備えているコネクタにおいて、前記半田付用結線部は、前記同軸ケーブルの中心導体を収容可能なようにほぼU字状に折り曲げられ、前記半田付用結線部の深さが、収容される前記同軸ケーブルの中心導体の外径以上であることを特徴とする。
上述のように、半田付用結線部は、同軸ケーブルの中心導体を収容可能なようにほぼU字状に折り曲げられ、半田付用結線部の深さが、収容される同軸ケーブルの中心導体の外径以上であるので、中心導体を半田付用結線部に収容し、半田付けする際に、半田を半田付用結線部内に閉じ込めて半田付けをすることができ、また、少ない量の半田でも、同軸ケーブルの中心導体の全周に半田が行き渡り、所定の接合強度を確保することができる。したがって、半田の使用量のばらつきが生じにくくなり、特性インピーダンスの変化量が小さくなる。
請求項2の発明は、請求項1記載のコネクタにおいて、前記半田付用結線部に前記中心導体を収容し、半田付結線したとき、前記中心導体の中心が前記グランドシェルの中心に位置し、又は前記グランドシェルの中心よりも前記半田結線部の開口面と反対側の方向にずれた位置に位置するように、前記半田付用結線部が前記グランドシェル内に配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のコネクタにおいて、前記グランドシェルの前記半田付用結線部の開口面に径方向で対向する部分に切欠きが形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載のコネクタにおいて、前記半田付用結線部の開口面と前記グランドシェルの前記半田付用結線部の開口面に径方向で対向する部分との間に空気層が形成され、前記インシュレータは、前記半田付用結線部の開口面を除く3方の面とこの3方の面に径方向で対向する前記グランドシェルの内周面の一部との間に収容されて誘電体層を形成することを特徴とする。
この発明によれば、半田付用結線部の半田量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量を低減することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施形態に係る同軸コネクタの縦断面図、図2は図1に示す同軸コネクタの外観を示す斜視図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図、図4は図2に示す同軸コネクタの横断面を示す斜視図である。
図1、2に示すように、同軸コネクタ(コネクタ)1はインシュレータ3と信号コンタクト5とグランドシェル7とを備える。
同軸コネクタ1は同軸ケーブル20に接続されている。図1には、同軸ケーブル20が一端部で切断され、その横断面図が描かれている。同軸ケーブル20は中心導体21と絶縁体22と外部導体23と被覆24とを有する。
インシュレータ3は絶縁性を有する樹脂製であり、ほぼ円柱状である。インシュレータ3はいわゆるモールドイン成形法によって後述する信号コンタクト5の保持部52を包み込むように形成されている。インシュレータ3はグランドシェル7内に固定されている。
信号コンタクト5は半田付用結線部51と保持部52と一対のばね部53と一対の接触部54とを有する。
半田付用結線部51は図3、4に示すように、ほぼU字状に折り曲げられ、中心導体21を収容可能である。半田付用結線部51の深さは同軸ケーブル20の中心導体21の直径とほぼ同じであり、半田付用結線部51の幅(半田付用結線部51の相対向する内側面間の距離)は同軸ケーブ20の中心導体21の直径よりわずかに大きい。半田付用結線部51に収容された中心導体21は半田Sによって接続されている。
保持部52は半田付用結線部51に結合されている。保持部52はインシュレータ3に埋め込まれて保持されている。
一対のばね部53は保持部52に結合され、グランドシェル7の径方向で対峙している。
一対の接触部54はそれぞればね部53に結合されている。同軸コネクタ1が相手側同軸コネクタ(図示せず)に接続されたとき、一対の接触部54は、相手側同軸コネクタのピンコンタクトを挟み、一対のばね部53のばね力によってそれぞれピンコンタクトに押し付けられる。
グランドシェル7はほぼ円筒状であり、インシュレータ3及び信号コンタクト5を包囲する。ここで、グランドシェル7の中心と半田付用結線部51に半田付けされた中心導体21の中心とは一致させてある。
同軸ケーブル20を同軸コネクタ1に接続するには、まず、同軸ケーブル20の一端部の中心導体21と外部導体23を露出させる。
次に、露出した外部導体23と絶縁体22との間に金属製のリング25を配置する。
その後、インシュレータ3と一体化された信号コンタクト5の半田付用結線部51に同軸ケーブル20の中心導体21を収容して半田付けする。
次に、図1に示すように、インシュレータ3、信号コンタクト5、リング25とその周囲の外部導体23及び同軸ケーブル20の一端部をグランドシェル7に挿入する。
最後に、図2に示すように、グランドシェル7のリング25に隣接する部分を6角柱状にかしめる。これにより、同軸ケーブル20がグランドシェル7に固定される。
特性インピーダンスの値は信号伝送路(中心導体21、半田S、半田付用結線部51)の外周面とグランド(グランドシェル7)の内周面との間の距離により決定される。また、特性インピーダンスの値に対する影響度は、信号伝送路(中心導体21、半田S、半田付用結線部51)の外周面とグランド(グランドシェル7)の内周面との間の距離が近いところほど大きく、遠いところは小さい。
インピーダンス整合を行う上で大きな問題の一つは半田付用結線部51と中心導体21との半田付け作業である。なぜならば、半田付けの作業は手作業で行われ、半田の使用量を一定にするのが困難であるから、半田(信号伝送路)とグランドシェル(グランド)との間隔が半田付け作業の度に変化し、インピーダンス整合が困難になるからである。
この実施形態では、半田付用結線部51の深さが同軸ケーブル20の中心導体21の外径と同等であるので、中心導体21を半田付用結線部51に収容し、半田付する際に、図3に示すように、半田Sを半田付用結線部51内に閉じ込め、半田Sの露出面を半田付用結線部51の開口面51aとほぼ同一平面にして半田付することができる。したがって、半田Sの露出面とグランドシェル7の内周面との間の距離のばらつきが抑えられ、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量が低減できる。また、この実施形態では、半田付用結線部51に収容し、半田付した中心導体21の中心がグランドシェル7の中心に位置するように、半田付用結線部51がグランドシェル7内に配置されている。
半田付結線部51の開口面における半田Sの露出面とグランドシェル7の内周面との間の距離D2は半田付結線部51の外周面とグランドシェル7の内周面との距離D1よりも大きくなるので、半田Sの露出面における特性インピーダンスへの影響力は小さく、その露出面に半田量の多少のばらつきがあったとしても特性インピーダンスが大きく変わることはない。したがって、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量が低減される。
また、半田付用結線部51の深さが同軸ケーブル20の中心導体21の外径と同等であり、中心導体21の3方が半田付用結線部51で囲まれるので、比較的少ない量の半田Sで高い接合強度を確保することができる。したがって、半田Sの使用量のばらつきを防ぐことが期待できる。
以上のように、この実施形態によれば、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量を低減することができる。
図5は図1に示す同軸コネクタの変形例の横断面図である。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第1実施形態の同軸コネクタ1のグランドシェル7の横断面形状は円形であるが、この変形例に係る同軸コネクタ101のグランドシェル107の横断面形状はほぼ正方形である。
この変形例によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
第1実施形態の他の変形例としては、グランドシェル7(107)にその長手方向に延びる複数のスリットが周方向へ等間隔に形成されたもの(図示せず)や、複数の細長いプレートで中心導体21の四方を包囲するグランドシェル(図示せず)等が考えられる。
図6はこの発明の第2実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第2実施形態に係る同軸コネクタ201では、図6に示すように、信号コンタクト205の半田付用結線部251の開口面251aを、グランドシェル7の開口面251aと径方向(グランドシェル7の径方向)で対向する部分から離した。このため、第1実施形態に係る同軸コネクタ1では、信号コンタクト5の半田付用結線部51に半田付けされた中心導体21の中心点とグランドシェル7の中心点とは一致しているが、第2実施形態に係る同軸コネクタ201では、半田付用結線部251に半田付けされた中心導体21の中心点21sがグランドシェル7の中心点7sから下側(半田付用結線部251の開口面251aと反対側面)にずれている。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、開口面251aで露出する半田Sとグランドシェル7との間隔が第1実施形態に係る同軸コネクタ1よりも広がるので、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量をより低減することができる。
図7はこの発明の第3実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第1実施形態に係る同軸コネクタ1では、信号コンタクト5の半田付用結線部51の深さを同軸ケーブル20の中心導体21の外径とほぼ等しくしたが、第3実施形態に係る同軸コネクタ301では、図7に示すように、信号コンタクト305の半田付用結線部351の深さを同軸ケーブル20の中心導体21の外径よりも大きくした。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、グランドシェル7の開口面351aと径方向(グランドシェル7の径方向)で対向する部分と半田付用結線部351とが近づくので、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量をより低減することができる。
図8はこの発明の第4実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図8に示すように、第4実施形態は第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせたものである。すなわち、同軸コネクタ401の信号コンタクト405の半田付用結線部451の開口面451aを、グランドシェル7の開口面451aと径方向(グランドシェル7の径方向)で対向する部分から引き離した。このため、第2実施形態に係る同軸コネクタ201と同様に、半田付用結線部451に半田付けされた中心導体21の中心点21sとグランドシェル7の中心点7sとがずれている。更に、信号コンタクト405の半田付用結線部451の深さを第3実施形態に係る同軸コネクタ301の半田付用結線部351と同様に深くした。
第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量をより低減することができる。
図9はこの発明の第5実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図9に示すように、第5実施形態に係る同軸コネクタ501では、グランドシェル507の信号コンタクト5の半田付用結線部51の開口面51aと径方向(グランドシェル507の径方向)で対向する部分にスリット571が形成されている。
第5実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、スリット571によって半田Sとグランドシェル507との間隔が広がったのと同じ作用効果を得られるので、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量をより低減することができる。
図10はこの発明の第6実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図10に示すように、第6実施形態に係る同軸コネクタ601のインシュレータ603は、誘電体部(誘電体層)631を有する。誘電体部631は、信号コンタクト5の半田付用結線部51の開口面51aを除く3方の面とこの3方の面に中心導体21の径方向で対向するグランドシェル7の内周面との間に収容され、半田付用結線部51の3方を包囲する。
半田付用結線部51の開口面51aとグランドシェル7の開口面51aと径方向(グランドシェル7の径方向)で対向する部分との間には空気層Aが形成される。
第6実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、開口面51aとグランドシェル7の内周面との間に空気層Aを形成し、半田付用結線部51の開口面51a以外の3方を誘電体部631で包囲したので、半田Sとグランドシェル7との間隔と特性インピーダンスの値との関係性が弱くなり、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量をより低減することができる。
図11はこの発明の第7実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図11に示すように、第7実施形態は第3実施形態と第5実施形態とを組み合わせたものである。すなわち、同軸コネクタ701の信号コンタクト705の半田付用結線部751の深さを第3実施形態に係る同軸コネクタ301の半田付用結線部351と同様に中心導体21の外径よりも大きくし、更に同軸コネクタ701のグランドシェル707に、第5実施形態に係る同軸コネクタ501のグランドシェル507と同様にスリット771を形成した。
スリット771は半田付用結線部751の開口面751aと径方向(グランドシェル707の径方向)で対向する。
第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量をより低減することができる。
図12はこの発明の第8実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図12に示すように、第8実施形態は第3実施形態と第6実施形態とを組み合わせたものである。すなわち、同軸コネクタ801の信号コンタクト805の半田付用結線部851の深さを第3実施形態に係る同軸コネクタ301の半田付用結線部351と同様に中心導体21の外径よりも大きくし、更に同軸コネクタ801のインシュレータ803に第6実施形態に係る同軸コネクタ601のインシュレータ603と同様に誘電体部(誘電体層)831を形成した。
第8実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、半田Sの使用量のばらつきによる特性インピーダンスの変化量をより低減することができる。
第1、2、3、5、6実施形態の効果を確認するために実験を行った。第1、2、3、5、6実施形態に係る同軸コネクタの半田付用結線部の幅だけを調整して、各実施形態に係る同軸コネクタの特性インピーダンスの値が50Ωになるように調整した。以下、実験結果について説明する。
図13Aは第1実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図、図13Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。
図13Aに示すように、ある量の半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は50.16Ωであった。
図13Bに示すように、図13Aのときの半田より所定量だけ多い半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は49.24Ωであった。半田使用量が増加することによって特性インピーダンスが0.92Ω減った。なお、半田使用量の増加量は第1、2、3、5、6実施形態において共通である。
図14Aは第2実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図、図14Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。
図14Aに示すように、ある量の半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は50.07Ωであった。
図14Bに示すように、図14Aのときの半田より所定だけ多い半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は49.26Ωであった。半田使用量が増加することによって特性インピーダンスが0.81Ω減った。
図15Aは第3実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図、図15Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。
図15Aに示すように、ある量の半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は50.06Ωであった。
図15Bに示すように、図15Aのときの半田より所定量だけ多い半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は49.51Ωであった。半田使用量が増加することによって特性インピーダンスが0.55Ω減った。
図16Aは第5実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図、図16Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。
図16Aに示すように、ある量の半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は50.09Ωであった。
図16Bに示すように、図16Aのときの半田より所定量だけ多い半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は49.23Ωであった。半田使用量が増加することによって特性インピーダンスが0.86Ω減った。
図17Aは第6実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図、図17Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。
図17Aに示すように、ある量の半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は50.12Ωであった。
図17Bに示すように、図17Aのときの半田より所定量だけ多い半田を用いて中心導体21を半田付用結線部51に半田付けしたときの特性インピーダンスの値は49.61Ωであった。半田使用量が増加することによって特性インピーダンスが0.51Ω減った。
以上の実験結果から明らかなように、半田使用量の変化による特性インピーダンスの変化が最も少ないのは図17A,17Bに示す第6実施形態であった。
上述の実施形態では、ソケット型の信号コンタクトが用いられているが、信号コンタクトはソケット型のものに限られず、ピン型の信号コンタクトを用いてもよい。
図1はこの発明の第1実施形態に係る同軸コネクタの縦断面図である。 図2は図1に示す同軸コネクタの外観を示す斜視図である。 図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。 図4は図2に示す同軸コネクタの横断面を示す斜視図である。 図5は図1に示す同軸コネクタの変形例の横断面図である。 図6はこの発明の第2実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。 図7はこの発明の第3実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。 図8はこの発明の第4実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。 図9はこの発明の第5実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。 図10はこの発明の第6実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。 図11はこの発明の第7実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。 図12はこの発明の第8実施形態に係る同軸コネクタの横断面図である。 図13Aは第1実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。 図13Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。 図14Aは第2実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。 図14Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。 図15Aは第3実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。 図15Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。 図16Aは第5実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。 図16Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。 図17Aは第6実施形態に係る同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を少なくして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。 図17Bは同同軸コネクタの使用状態を示し、半田の使用量を多くして半田付けを行ったときの同軸コネクタの横断面図である。
符号の説明
1,201,301,401,501,601,701,801 同軸コネクタ(コネクタ)
3,603,803 インシュレータ
631,831 誘電体部(誘電体層)
5,205,305,405,705,805 信号コンタクト
51,251,351,451,751,851 半田付用結線部
51a,251a,351a,451a,751a,851a 開口面
52 保持部
7,107,507,707 グランドシェル
20 同軸ケーブル
21 中心導体

Claims (4)

  1. インシュレータと、
    同軸ケーブルの中心導体に結線される半田付用結線部と、前記インシュレータに保持される保持部とを有する信号コンタクトと、
    前記インシュレータ及び前記信号コンタクトを包囲するグランドシェルと
    を備えているコネクタにおいて、
    前記半田付用結線部は、前記同軸ケーブルの中心導体を収容可能なようにほぼU字状に折り曲げられ、
    前記半田付用結線部の深さが、収容される前記同軸ケーブルの中心導体の外径以上であることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記半田付用結線部に前記中心導体を収容し、半田付結線したとき、前記中心導体の中心が前記グランドシェルの中心に位置し、又は前記グランドシェルの中心よりも前記半田結線部の開口面と反対側の方向にずれた位置に位置するように、前記半田付用結線部が前記グランドシェル内に配置されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記グランドシェルの前記半田付用結線部の開口面に径方向で対向する部分に切欠きが形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  4. 前記半田付用結線部の開口面と前記グランドシェルの前記半田付用結線部の開口面に径方向で対向する部分との間に空気層が形成され、
    前記インシュレータは、前記半田付用結線部の開口面を除く3方の面とこの3方の面に径方向で対向する前記グランドシェルの内周面の一部との間に収容されて誘電体層を形成することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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