以下、本発明の車両用信号灯の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の車両用信号灯を示した図である。詳細には、図1(A)は第1の実施形態の車両用信号灯の正面図、図1(B)は第1の実施形態の車両用信号灯の斜視図、図1(C)は図1(A)のA−A線に沿った断面図である。
第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(B)に示すように、例えばLEDのような光源1a,1b,1c,1dが設けられている。第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(B)に示すように、4個の光源1a,1b,1c,1dが設けられているが、第2の実施形態の車両用信号灯では、4個以外の任意の個数の光源を設けることも可能である。
第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(C)に示すように、光源1aから放射された光が、リフレクタ2aの放物系反射面によって概略平行な光になるように反射される。また、光源1bから放射された光が、リフレクタ2bの放物系反射面によって概略平行な光になるように反射される。同様に、光源1cから放射された光が、リフレクタ2cの放物系反射面によって概略平行な光になるように反射され、光源1dから放射された光が、リフレクタ2dの放物系反射面によって概略平行な光になるように反射される(図1(B)参照)。
更に、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)、図1(B)および図1(C)に示すように、リフレクタ2a,2b,2c,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、例えば8個のレンズカット部3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3Hを有するレンズ3によって拡散せしめられる。
詳細には、図1(C)に示す断面(水平面)内においては、光源1aから放射され、リフレクタ2aの放物系反射面によって反射された概略平行な光の一部が、レンズカット部3Fによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図1(C)の上側)に照射される。また、光源1aから放射され、リフレクタ2aの放物系反射面によって反射された概略平行な光の一部が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図1(C)の上側)に照射される。更に、光源1bから放射され、リフレクタ2bの放物系反射面によって反射された概略平行な光の一部が、レンズカット部3Bによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LBとして車両用信号灯の前側(図1(C)の上側)に照射される。また、光源1bから放射され、リフレクタ2bの放物系反射面によって反射された概略平行な光の一部が、レンズカット部3Hによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LHとして車両用信号灯の前側(図1(C)の上側)に照射される。
また、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(B)および図1(C)に示すように、光源1a,1b,1c,1dと、リフレクタ2a,2b,2c,2dと、レンズ3とが、ハウジング4によって接続されている。
更に、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)に示すように、車両用信号灯の正面から見た時に概略四角形(詳細には、概略正方形)に見えるように、レンズ3が構成されている。また、車両用信号灯の主光軸線Lが、概略四角形のレンズ3の中心に配置されている。更に、車両用信号灯の主光軸線Lのまわりに概略放射状に延びている稜線3I,3J,3K,3Lによって、概略四角形のレンズ3が、8個のレンズカット部3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3Hに分割されている。
図2は図1に示したレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図2(A)はレンズカット部3Aの正面図、図2(B)は図2(A)のA1−A1線に沿った断面図(レンズカット部3Aの下側の端面図)、図2(C)は図2(A)のA2−A2線に沿った断面図、図2(D)は図2(A)のA3−A3線に沿った断面図、図2(E)は図2(A)のA4−A4線に沿った断面図である。
第1の実施形態の車両用信号灯では、図2(B)および図2(C)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図2(B)および図2(C)の下側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図2(B)および図2(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図2(B)および図2(C)の上側)に照射される。
更に、第1の実施形態の車両用信号灯では、図2(D)および図2(E)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図2(D)および図2(E)の右側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図2(D)および図2(E)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図2(D)および図2(E)の左側)に照射される。
また、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)に示すように、レンズカット部3Aと、レンズカット部3Cとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)および図1(B)に示すように、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。更に、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Cによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
更に、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)に示すように、レンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)、図1(B)および図1(C)に示すように、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LBとして車両用信号灯の前側(図1(B)の左側、図1(C)の上側)に照射される。更に、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側、図1(C)の上側)に照射される。
また、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)に示すように、レンズカット部3Bと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)および図1(B)に示すように、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。更に、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
図3は図1に示したレンズ3のレンズカット部3Fを詳細に示した図である。詳細には、図3(A)はレンズカット部3Fの正面図、図3(B)は図3(A)のF1−F1線に沿った断面図、図3(C)は図3(A)のF2−F2線に沿った断面図、図3(D)は図3(A)のF3−F3線に沿った断面図(レンズカット部3Fの左側の端面図)、図3(E)は図3(A)のF4−F4線に沿った断面図である。
第1の実施形態の車両用信号灯では、図3(B)および図3(C)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Fの後側表面3F2が、レンズカット部3Fの前側表面3F1を後側(図3(B)および図3(C)の上側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3F1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図3(B)および図3(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図3(B)および図3(C)の下側)に照射される。
更に、第1の実施形態の車両用信号灯では、図3(D)および図3(E)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Fの後側表面3F2が、レンズカット部3Fの前側表面3F1を後側(図3(D)および図3(E)の左側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3F1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図3(D)および図3(E)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図3(D)および図3(E)の右側)に照射される。
また、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)に示すように、レンズカット部3Fと、レンズカット部3Hとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)、図1(B)および図1(C)に示すように、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Hによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側、図1(C)の上側)に照射される。更に、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Hによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側、図1(C)の上側)に照射される。
更に、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)に示すように、レンズカット部3Fと、レンズカット部3Eとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)および図1(B)に示すように、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Eによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。更に、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Eによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
また、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)に示すように、レンズカット部3Eと、レンズカット部3Gとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)および図1(B)に示すように、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Gによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。更に、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Gによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
つまり、第1の実施形態の車両用信号灯によれば、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して左右対称であって、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して上下対称な配光パターンを容易に形成することができる。
更に、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)および図1(C)に示すように、稜線3Iを隔てて左側に位置するレンズカット部3A,3Cと、右側に位置するレンズカット部3B,3Dとが、その稜線3Iの位置で互いに接続されている。つまり、稜線3Iを隔てて左側に位置するレンズカット部3A,3Cと、右側に位置するレンズカット部3B,3Dとの間に車両用信号灯の前後方向(奥行き方向、図1(C)の上下方向)の段差が存在しない。
また、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)および図1(C)に示すように、稜線3Jを隔てて左上側に位置するレンズカット部3F,3Dと、右下側に位置するレンズカット部3A,3Gとが、その稜線3Jの位置で互いに接続されている。つまり、稜線3Jを隔てて左上側に位置するレンズカット部3F,3Dと、右下側に位置するレンズカット部3A,3Gとの間に車両用信号灯の前後方向(奥行き方向、図1(C)の上下方向)の段差が存在しない。
更に、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)に示すように、稜線3Kを隔てて上側に位置するレンズカット部3E,3Gと、下側に位置するレンズカット部3F,3Hとが、その稜線3Kの位置で互いに接続されている。つまり、稜線3Kを隔てて上側に位置するレンズカット部3E,3Gと、下側に位置するレンズカット部3F,3Hとの間に車両用信号灯の前後方向(奥行き方向)の段差が存在しない。
また、第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)および図1(C)に示すように、稜線3Lを隔てて左下側に位置するレンズカット部3B,3Eと、右上側に位置するレンズカット部3H,3Cとが、その稜線3Lの位置で互いに接続されている。つまり、稜線3Lを隔てて左下側に位置するレンズカット部3B,3Eと、右上側に位置するレンズカット部3H,3Cとの間に車両用信号灯の前後方向(奥行き方向、図1(C)の上下方向)の段差が存在しない。
そのため、第1の実施形形態の車両用信号灯によれば、レンズ3が樹脂材料の成形によって形成される場合であって、稜線3I,3J,3K,3Lを隔てて一方の側に位置するレンズカット部と他方の側に位置するレンズカット部との間に車両用信号灯の前後方向(奥行き方向)の段差が存在する場合よりも、レンズ3を成形用金型から容易に押し出す(エジェクトする)ことができる。
以下、本発明の車両用信号灯の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第3の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第1の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図4は第3の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図4(A)は第3の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図4(B)は図4(A)のA1−A1線に沿った断面図(レンズカット部3Aの下側の端面図)、図4(C)は図4(A)のA2−A2線に沿った断面図、図4(D)は図4(A)のA3−A3線に沿った断面図、図4(E)は図4(A)のA4−A4線に沿った断面図である。
第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(B)、図1(C)、図2(B)、図2(C)、図2(D)および図2(E)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が平面によって構成されているが、第3の実施形態の車両用信号灯では、図4(B)、図4(C)、図4(D)および図4(E)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が凹状面によって構成されている。
詳細には、第3の実施形態の車両用信号灯では、図4(B)および図4(C)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図4(B)および図4(C)の下側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第3の実施形態の車両用信号灯では、図4(B)および図4(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図4(B)および図4(C)の上側)に照射される。
また、第3の実施形態の車両用信号灯では、図4(D)および図4(E)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図4(D)および図4(E)の右側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第3の実施形態の車両用信号灯では、図4(D)および図4(E)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図4(D)および図4(E)の左側)に照射される。
更に、第3の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、図4に示したレンズカット部3Aと、レンズカット部3Cとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。また、図1(A)に示すように、図4に示したレンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。更に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Bと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。
図5は第3の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fを詳細に示した図である。詳細には、図5(A)は第3の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fの正面図、図5(B)は図5(A)のF1−F1線に沿った断面図、図5(C)は図5(A)のF2−F2線に沿った断面図、図5(D)は図5(A)のF3−F3線に沿った断面図(レンズカット部3Fの左側の端面図)、図5(E)は図5(A)のF4−F4線に沿った断面図である。
第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(B)、図1(C)、図3(B)、図3(C)、図3(D)および図3(E)に示すように、レンズカット部3Fの前側表面3F1が平面によって構成されているが、第3の実施形態の車両用信号灯では、図5(B)、図5(C)、図5(D)および図5(E)に示すように、レンズカット部3Fの前側表面3F1が凹状面によって構成されている。
詳細には、第3の実施形態の車両用信号灯では、図5(B)および図5(C)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Fの後側表面3F2が、レンズカット部3Fの前側表面3F1を後側(図5(B)および図5(C)の上側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3F1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第3の実施形態の車両用信号灯では、図5(B)および図5(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図5(B)および図5(C)の下側)に照射される。
また、第3の実施形態の車両用信号灯では、図5(D)および図5(E)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Fの後側表面3F2が、レンズカット部3Fの前側表面3F1を後側(図5(D)および図5(E)の左側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3F1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第3の実施形態の車両用信号灯では、図5(D)および図5(E)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図5(D)および図5(E)の右側)に照射される。
更に、第3の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、図5に示したレンズカット部3Fと、レンズカット部3Hとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。また、図1(A)に示すように、図5に示したレンズカット部3Fと、レンズカット部3Eとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。更に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Eと、レンズカット部3Gとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。
以下、本発明の車両用信号灯の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第4の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第1の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図6は第4の実施形態の車両用信号灯を示した図である。詳細には、図6(A)は第4の実施形態の車両用信号灯の正面図、図6(B)は図6(A)のB−B線に沿った断面図である。
図7は第4の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図7(A)は第4の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図7(B)は図7(A)のA1−A1線に沿った断面図(レンズカット部3Aの下側の端面図)、図7(C)は図7(A)のA2−A2線に沿った断面図、図7(D)は図7(A)のA3−A3線に沿った断面図、図7(E)は図7(A)のA4−A4線に沿った断面図である。
第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(B)、図1(C)、図2(B)、図2(C)、図2(D)および図2(E)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が平面によって構成され、レンズカット部3Aの後側表面3A2が凸状面によって構成されているが、第4の実施形態の車両用信号灯では、図6(B)、図7(B)、図7(C)、図7(D)および図7(E)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が凸状面によって構成され、レンズカット部3Aの後側表面3A2が平面または凹状面によって構成されている。
詳細には、第4の実施形態の車両用信号灯では、図7(B)および図7(C)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(図7(B)および図7(C)の上側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3A2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第4の実施形態の車両用信号灯では、図7(B)および図7(C)に示すように、リフレクタ2a(図6(B)および図1(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図7(B)および図7(C)の上側)に照射される。
また、第4の実施形態の車両用信号灯では、図7(D)および図7(E)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(図7(D)および図7(E)の左側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3A2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第4の実施形態の車両用信号灯では、図7(D)および図7(E)に示すように、リフレクタ2a(図6(B)および図1(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図7(D)および図7(E)の左側)に照射される。
更に、第4の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図6(A)に示すように、図7に示したレンズカット部3Aと、レンズカット部3Cとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。また、図6(A)に示すように、図7に示したレンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。更に、図6(A)に示すように、レンズカット部3Bと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。
図8は第4の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fを詳細に示した図である。詳細には、図8(A)は第4の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fの正面図、図8(B)は図8(A)のF1−F1線に沿った断面図、図8(C)は図8(A)のF2−F2線に沿った断面図、図8(D)は図8(A)のF3−F3線に沿った断面図(レンズカット部3Fの左側の端面図)、図8(E)は図8(A)のF4−F4線に沿った断面図である。
第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(B)、図1(C)、図3(B)、図3(C)、図3(D)および図3(E)に示すように、レンズカット部3Fの前側表面3F1が平面によって構成され、レンズカット部3Fの後側表面3F2が凸状面によって構成されているが、第4の実施形態の車両用信号灯では、図6(B)、図8(B)、図8(C)、図8(D)および図8(E)に示すように、レンズカット部3Fの前側表面3F1が凸状面によって構成され、レンズカット部3Fの後側表面3F2が平面又は凹状面によって構成されている。
詳細には、第4の実施形態の車両用信号灯では、図8(B)および図8(C)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Fの前側表面3F1が、レンズカット部3Fの後側表面3F2を前側(図8(B)および図8(C)の下側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3F2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第4の実施形態の車両用信号灯では、図8(B)および図8(C)に示すように、リフレクタ2a(図6(B)および図1(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図8(B)および図8(C)の下側)に照射される。
また、第4の実施形態の車両用信号灯では、図8(D)および図8(E)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Fの前側表面3F1が、レンズカット部3Fの後側表面3F2を前側(図8(D)および図8(E)の右側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3F2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第4の実施形態の車両用信号灯では、図8(D)および図8(E)に示すように、リフレクタ2a(図6(B)および図1(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図8(D)および図8(E)の右側)に照射される。
更に、第4の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図6(A)に示すように、図8に示したレンズカット部3Fと、レンズカット部3Hとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。また、図6(A)に示すように、図8に示したレンズカット部3Fと、レンズカット部3Eとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。更に、図6(A)に示すように、レンズカット部3Eと、レンズカット部3Gとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。
以下、本発明の車両用信号灯の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第1の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図9は第5の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図9(A)は第5の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図9(B)は図9(A)のA1−A1線に沿った断面図(レンズカット部3Aの下側の端面図)、図9(C)は図9(A)のA2−A2線に沿った断面図である。
第5の実施形態の車両用信号灯では、図9(B)に示す断面(水平面)内において、図2(B)に示した第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図9(B)の下側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、図2(B)に示した第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図9(B)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図9(B)の上側)に照射される。
一方、第1の実施形態の車両用信号灯では、図2(D)および図2(E)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図2(D)および図2(E)の右側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられているのに対し、第5の実施形態の車両用信号灯では、図9(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図9(C)の右側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’と一致せしめられている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、図9(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられられることなく、水平面内を進む光LAとして車両用信号灯の前側(図9(C)の左側)に照射される。
また、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Aと、レンズカット部3Cとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Cによって上下方向に拡散せしめられることなく、水平面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
更に、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)および図1(C)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LBとして車両用信号灯の前側(図1(B)の左側、図1(C)の上側)に照射される。一方、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって上下方向に拡散せしめられることなく、水平面内を進む光LBとして車両用信号灯の前側(図1(B)の左側、図1(C)の上側)に照射される。
また、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Bと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって上下方向に拡散せしめられることなく、水平面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
図10は第5の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fを詳細に示した図である。詳細には、図10(A)は第5の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fの正面図、図10(B)は図10(A)のF1−F1線に沿った断面図、図10(C)は図10(A)のF2−F2線に沿った断面図(レンズカット部3Fの左側の端面図)である。
第5の実施形態の車両用信号灯では、図10(C)に示す断面(鉛直面)内において、図3(D)に示した第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、レンズカット部3Fの後側表面3F2が、レンズカット部3Fの前側表面3F1を後側(図10(C)の左側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3F1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、図3(D)に示した第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図10(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図10(C)の右側)に照射される。
一方、第1の実施形態の車両用信号灯では、図3(B)および図3(C)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Fの後側表面3F2が、レンズカット部3Fの前側表面3F1を後側(図3(B)および図3(C)の上側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3F1’よりも後側に突出せしめられているのに対し、第5の実施形態の車両用信号灯では、図10(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Fの後側表面3F2が、レンズカット部3Fの前側表面3F1を後側(図10(B)の上側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3F1’と一致せしめられている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、図10(B)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって左右方向に拡散せしめられられることなく、鉛直面内を進む光LFとして車両用信号灯の前側(図10(B)の下側)に照射される。
また、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Fと、レンズカット部3Hとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Hによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Hによって左右方向に拡散せしめられることなく、鉛直面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
更に、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Fと、レンズカット部3Eとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)および図1(C)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Eによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Eによって左右方向に拡散せしめられることなく、鉛直面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
また、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Eと、レンズカット部3Gとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Gによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第5の実施形態の車両用信号灯では、第1の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Gによって左右方向に拡散せしめられることなく、鉛直面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
以下、本発明の車両用信号灯の第6の実施形態について説明する。第6の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第5の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第6の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第5の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図11は第6の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図11(A)は第6の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図11(B)は図11(A)のA1−A1線に沿った断面図(レンズカット部3Aの下側の端面図)、図11(C)は図11(A)のA2−A2線に沿った断面図である。
第5の実施形態の車両用信号灯では、図9(B)および図9(C)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が平面によって構成されているが、第6の実施形態の車両用信号灯では、図11(B)および図11(C)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が凹状面によって構成されている。
詳細には、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯の図9(B)に示す断面(水平面)内と同様に、図11(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図11(B)の下側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯と同様に、図11(B)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図11(B)の上側)に照射される。
また、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯の図9(C)に示す断面(鉛直面)内と同様に、図11(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図11(C)の右側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’と一致せしめられている。そのため、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯と同様に、図11(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられられることなく、水平面内を進む光LAとして車両用信号灯の前側(図11(C)の左側)に照射される。
更に、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、図11に示したレンズカット部3Aと、レンズカット部3Cとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。また、図1(A)に示すように、図11に示したレンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。更に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Bと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。
図12は第6の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fを詳細に示した図である。詳細には、図12(A)は第6の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fの正面図、図12(B)は図12(A)のF1−F1線に沿った断面図、図12(C)は図12(A)のF2−F2線に沿った断面図(レンズカット部3Fの左側の端面図)である。
第5の実施形態の車両用信号灯では、図10(B)および図10(C)に示すように、レンズカット部3Fの前側表面3F1が平面によって構成されているが、第6の実施形態の車両用信号灯では、図12(B)および図12(C)に示すように、レンズカット部3Fの前側表面3F1が凹状面によって構成されている。
詳細には、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯の図10(C)に示す断面(鉛直面)内と同様に、図12(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Fの後側表面3F2が、レンズカット部3Fの前側表面3F1を後側(図12(C)の左側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3F1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯と同様に、図12(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図12(C)の右側)に照射される。
また、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯の図10(B)に示す断面(水平面)内と同様に、図12(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Fの後側表面3F2が、レンズカット部3Fの前側表面3F1を後側(図12(B)の上側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3F1’と一致せしめられている。そのため、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯と同様に、図12(B)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図1(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって左右方向に拡散せしめられられることなく、鉛直面内を進む光LFとして車両用信号灯の前側(図12(B)の下側)に照射される。
更に、第6の実施形態の車両用信号灯では、第5の実施形態の車両用信号灯と同様に、図1(A)に示すように、図12に示したレンズカット部3Fと、レンズカット部3Hとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。また、図1(A)に示すように、図12に示したレンズカット部3Fと、レンズカット部3Eとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。更に、図1(A)に示すように、レンズカット部3Eと、レンズカット部3Gとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。
以下、本発明の車両用信号灯の第7の実施形態について説明する。第7の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第4の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第4の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図13は第7の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図13(A)は第7の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図13(B)は図13(A)のA1−A1線に沿った断面図(レンズカット部3Aの下側の端面図)、図13(C)は図13(A)のA2−A2線に沿った断面図である。
第7の実施形態の車両用信号灯では、図13(B)に示す断面(水平面)内において、図7(B)に示した第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(図13(B)の上側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3A2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、図7(B)に示した第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、図13(B)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図6(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図13(B)の上側)に照射される。
一方、第4の実施形態の車両用信号灯では、図7(D)および図7(E)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(図7(D)および図7(E)の左側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3A2’よりも前側に突出せしめられているのに対し、第7の実施形態の車両用信号灯では、図13(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(図13(C)の左側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3A2’と一致せしめられている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、図13(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図6(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられられることなく、水平面内を進む光LAとして車両用信号灯の前側(図13(C)の左側)に照射される。
また、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、図6(A)に示すように、レンズカット部3Aと、レンズカット部3Cとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Cによって上下方向に拡散せしめられることなく、水平面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
更に、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、図6(A)に示すように、レンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)および図6(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LBとして車両用信号灯の前側(図1(B)の左側、図6(B)の上側)に照射される。一方、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって上下方向に拡散せしめられることなく、水平面内を進む光LBとして車両用信号灯の前側(図1(B)の左側、図6(B)の上側)に照射される。
また、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、図6(A)に示すように、レンズカット部3Bと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって上下方向に拡散せしめられることなく、水平面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
図14は第7の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fを詳細に示した図である。詳細には、図14(A)は第7の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Fの正面図、図14(B)は図14(A)のF1−F1線に沿った断面図、図14(C)は図14(A)のF2−F2線に沿った断面図(レンズカット部3Fの左側の端面図)である。
第7の実施形態の車両用信号灯では、図14(C)に示す断面(鉛直面)内において、図8(D)に示した第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、レンズカット部3Fの前側表面3F1が、レンズカット部3Fの後側表面3F2を前側(図14(C)の右側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3F2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、図8(D)に示した第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、図14(C)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図6(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LFとして車両用信号灯の前側(図14(C)の右側)に照射される。
一方、第4の実施形態の車両用信号灯では、図8(B)および図8(C)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Fの前側表面3F1が、レンズカット部3Fの後側表面3F2を前側(図8(B)および図8(C)の下側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3F2’よりも前側に突出せしめられているのに対し、第7の実施形態の車両用信号灯では、図14(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Fの前側表面3F1が、レンズカット部3Fの後側表面3F2を前側(図14(B)の下側、リフレクタ2aの反対側)にオフセットさせた面3F2’と一致せしめられている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、図14(B)に示すように、リフレクタ2a(図1(B)および図6(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Fによって左右方向に拡散せしめられられることなく、鉛直面内を進む光LFとして車両用信号灯の前側(図14(B)の下側)に照射される。
また、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、図6(A)に示すように、レンズカット部3Fと、レンズカット部3Hとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)および図6(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1bおよびリフレクタ2bの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Hによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2bの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Hによって左右方向に拡散せしめられることなく、鉛直面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
更に、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、図6(A)に示すように、レンズカット部3Fと、レンズカット部3Eとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1aおよびリフレクタ2aの放物系反射面と、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Eによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2cの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Eによって左右方向に拡散せしめられることなく、鉛直面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
また、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、図6(A)に示すように、レンズカット部3Eと、レンズカット部3Gとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図1(B)に示すように、光源1cおよびリフレクタ2cの放物系反射面と、光源1dおよびリフレクタ2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Gによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。一方、第7の実施形態の車両用信号灯では、第4の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Gによって左右方向に拡散せしめられることなく、鉛直面内を進む光として車両用信号灯の前側(図1(B)の左側)に照射される。
以下、本発明の車両用信号灯の第8の実施形態について説明する。第8の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第1から第7の実施形態の車両用信号灯のいずれかとほぼ同様に構成されている。そのため、第8の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第1から第7の実施形態の車両用信号灯のいずれかとほぼ同様の効果を奏することができる。
図15は第8の実施形態の車両用信号灯の正面図である。第1から第7の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)および図6(A)に示すように、車両用信号灯の正面から見た時に概略正方形に見えるように、レンズ3が構成されているが、第8の実施形態の車両用信号灯では、図15に示すように、車両用信号灯の正面から見た時に縦長または横長の概略長方形に見えるように、レンズ3が構成されている。
以下、本発明の車両用信号灯の第9の実施形態について説明する。第9の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第9の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第1の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図16は第9の実施形態の車両用信号灯を示した図である。詳細には、図16(A)は第9の実施形態の車両用信号灯の正面図、図16(B)は第9の実施形態の車両用信号灯の斜視図、図16(C)は図16(A)のC−C線に沿った断面図である。
第1の実施形態の車両用信号灯では、図1(A)、図1(B)および図1(C)に示すように、リフレクタ2a,2b,2c,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、8個のレンズカット部3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3Hを有するレンズ3によって拡散せしめられるが、第9の実施形態の車両用信号灯では、図16(A)、図16(B)および図16(C)に示すように、リフレクタ2a,2b,2c,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、例えば4個のレンズカット部3A,3B,3C,3Dを有するレンズ3によって拡散せしめられる
詳細には、図16(C)に示す断面(水平面)内においては、光源1a,1cから放射され、リフレクタ2a,2cの放物系反射面によって反射された概略平行な光の一部が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図16(C)の上側)に照射される。また、光源1a,1bから放射され、リフレクタ2a,2bの放物系反射面によって反射された概略平行な光の一部が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図16(C)の上側)に照射される。更に、光源1b,1dから放射され、リフレクタ2b,2dの放物系反射面によって反射された概略平行な光の一部が、レンズカット部3Dによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LDとして車両用信号灯の前側(図16(C)の上側)に照射される。
更に、第9の実施形態の車両用信号灯では、車両用信号灯の主光軸線Lのまわりに概略放射状に延びている稜線3J,3Lによって、概略四角形のレンズ3が、4個のレンズカット部3A,3B,3C,3Dに分割されている。
図17は図16に示したレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図17(A)はレンズカット部3Aの正面図、図17(B)は図17(A)のA1−A1線に沿った断面図、図17(C)は図17(A)のA2−A2線に沿った断面図である。
第9の実施形態の車両用信号灯では、図17(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図17(B)の下側、リフレクタ2a,2bの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第9の実施形態の車両用信号灯では、図17(B)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図17(B)の上側)に照射される。
更に、第9の実施形態の車両用信号灯では、図17(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図17(C)の右側、リフレクタ2a,2bの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第9の実施形態の車両用信号灯では、図17(C)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図17(C)の左側)に照射される。
また、第9の実施形態の車両用信号灯では、図16(A)に示すように、レンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1bおよびリフレクタ2a,2bの放物系反射面と、光源1c,1dおよびリフレクタ2c,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第9の実施形態の車両用信号灯では、図16(A)および図16(B)に示すように、リフレクタ2c,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。更に、リフレクタ2c,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。
図18は図16に示したレンズ3のレンズカット部3Cを詳細に示した図である。詳細には、図18(A)はレンズカット部3Cの正面図、図18(B)は図18(A)のC1−C1線に沿った断面図、図18(C)は図18(A)のC2−C2線に沿った断面図である。
第9の実施形態の車両用信号灯では、図18(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Cの後側表面3C2が、レンズカット部3Cの前側表面3C1を後側(図18(B)の上側、リフレクタ2a,2cの側)にオフセットさせた面3C1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第9の実施形態の車両用信号灯では、図18(B)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図18(B)の下側)に照射される。
更に、第9の実施形態の車両用信号灯では、図18(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Cの後側表面3C2が、レンズカット部3Cの前側表面3C1を後側(図18(C)の左側、リフレクタ2a,2cの側)にオフセットさせた面3C1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第9の実施形態の車両用信号灯では、図18(C)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図18(C)の右側)に照射される。
また、第9の実施形態の車両用信号灯では、図16(A)に示すように、レンズカット部3Cと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1cおよびリフレクタ2a,2cの放物系反射面と、光源1b,1dおよびリフレクタ2b,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第9の実施形態の車両用信号灯では、図16(A)、図16(B)および図16(C)に示すように、リフレクタ2b,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側、図16(C)の上側)に照射される。更に、リフレクタ2b,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側、図16(C)の上側)に照射される。
以下、本発明の車両用信号灯の第10の実施形態について説明する。第10の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第9の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第10の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第9の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図19は第10の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図19(A)は第10の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図19(B)は図19(A)のA1−A1線に沿った断面図、図19(C)は図19(A)のA2−A2線に沿った断面図である。
第9の実施形態の車両用信号灯では、図16(B)、図16(C)、図17(B)および図17(C)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が平面によって構成されているが、第10の実施形態の車両用信号灯では、図19(B)および図19(C)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が凹状面によって構成されている。
詳細には、第10の実施形態の車両用信号灯では、図19(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図19(B)の下側、リフレクタ2a,2bの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第10の実施形態の車両用信号灯では、図19(B)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図19(B)の上側)に照射される。
また、第10の実施形態の車両用信号灯では、図19(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図19(C)の右側、リフレクタ2a,2bの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第10の実施形態の車両用信号灯では、図19(C)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図19(C)の左側)に照射される。
更に、第10の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、図16(A)に示すように、図19に示したレンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1bおよびリフレクタ2a,2bの放物系反射面と、光源1c,1dおよびリフレクタ2c,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。
図20は第10の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cを詳細に示した図である。詳細には、図20(A)は第10の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cの正面図、図20(B)は図20(A)のC1−C1線に沿った断面図、図20(C)は図20(A)のC2−C2線に沿った断面図である。
第9の実施形態の車両用信号灯では、図16(B)、図16(C)、図18(B)および図18(C)に示すように、レンズカット部3Cの前側表面3C1が平面によって構成されているが、第10の実施形態の車両用信号灯では、図20(B)および図20(C)に示すように、レンズカット部3Cの前側表面3C1が凹状面によって構成されている。
詳細には、第10の実施形態の車両用信号灯では、図20(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Cの後側表面3C2が、レンズカット部3Cの前側表面3C1を後側(図20(B)の上側、リフレクタ2a,2cの側)にオフセットさせた面3C1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第10の実施形態の車両用信号灯では、図20(B)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図20(B)の下側)に照射される。
また、第10の実施形態の車両用信号灯では、図20(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Cの後側表面3C2が、レンズカット部3Cの前側表面3C1を後側(図20(C)の左側、リフレクタ2a,2cの側)にオフセットさせた面3C1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第10の実施形態の車両用信号灯では、図20(C)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図20(C)の右側)に照射される。
更に、第10の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、図16(A)に示すように、図20に示したレンズカット部3Cと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1cおよびリフレクタ2a,2cの放物系反射面と、光源1b,1dおよびリフレクタ2b,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。
以下、本発明の車両用信号灯の第11の実施形態について説明する。第11の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第9の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第11の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第9の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図21は第11の実施形態の車両用信号灯を示した図である。詳細には、図21(A)は第11の実施形態の車両用信号灯の正面図、図21(B)は図21(A)のD−D線に沿った断面図である。
図22は第11の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図22(A)は第11の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図22(B)は図22(A)のA1−A1線に沿った断面図、図22(C)は図22(A)のA2−A2線に沿った断面図である。
第9の実施形態の車両用信号灯では、図16(B)、図16(C)、図17(B)および図17(C)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が平面によって構成され、レンズカット部3Aの後側表面3A2が凸状面によって構成されているが、第11の実施形態の車両用信号灯では、図21(B)、図22(B)および図22(C)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が凸状面によって構成され、レンズカット部3Aの後側表面3A2が平面または凹状面によって構成されている。
詳細には、第11の実施形態の車両用信号灯では、図22(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(図22(B)の上側、リフレクタ2a,2bの反対側)にオフセットさせた面3A2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第11の実施形態の車両用信号灯では、図22(B)に示すように、リフレクタ2a,2b(図21(B)および図16(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図22(B)の上側)に照射される。
また、第11の実施形態の車両用信号灯では、図22(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(図22(C)の左側、リフレクタ2a,2bの反対側)にオフセットさせた面3A2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第11の実施形態の車両用信号灯では、図22(C)に示すように、リフレクタ2a,2b(図21(B)および図16(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図22(C)の左側)に照射される。
更に、第11の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、図21(A)に示すように、図22に示したレンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1bおよびリフレクタ2a,2bの放物系反射面と、光源1c,1dおよびリフレクタ2c,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。
図23は第11の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cを詳細に示した図である。詳細には、図23(A)は第11の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cの正面図、図23(B)は図23(A)のC1−C1線に沿った断面図、図23(C)は図23(A)のC2−C2線に沿った断面図である。
第9の実施形態の車両用信号灯では、図16(B)、図16(C)、図18(B)および図18(C)に示すように、レンズカット部3Cの前側表面3C1が平面によって構成され、レンズカット部3Cの後側表面3C2が凸状面によって構成されているが、第11の実施形態の車両用信号灯では、図21(B)、図23(B)および図23(C)に示すように、レンズカット部3Cの前側表面3C1が凸状面によって構成され、レンズカット部3Cの後側表面3C2が平面又は凹状面によって構成されている。
詳細には、第11の実施形態の車両用信号灯では、図23(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Cの前側表面3C1が、レンズカット部3Cの後側表面3C2を前側(図23(B)の下側、リフレクタ2a,2cの反対側)にオフセットさせた面3C2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第11の実施形態の車両用信号灯では、図23(B)に示すように、リフレクタ2a,2c(図21(B)および図16(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図23(B)の下側)に照射される。
また、第11の実施形態の車両用信号灯では、図23(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Cの前側表面3C1が、レンズカット部3Cの後側表面3C2を前側(図23(C)の右側、リフレクタ2a,2cの反対側)にオフセットさせた面3C2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第11の実施形態の車両用信号灯では、図23(C)に示すように、リフレクタ2a,2c(図21(B)および図16(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図23(C)の右側)に照射される。
更に、第11の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、図21(A)に示すように、図23に示したレンズカット部3Cと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1cおよびリフレクタ2a,2cの放物系反射面と、光源1b,1dおよびリフレクタ2b,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。
以下、本発明の車両用信号灯の第12の実施形態について説明する。第12の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第9の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第12の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第9の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図24は第12の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図24(A)は第12の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図24(B)は図24(A)のA1−A1線に沿った断面図、図24(C)は図24(A)のA2−A2線に沿った断面図である。
第12の実施形態の車両用信号灯では、図24(B)に示す断面(水平面)内において、図17(B)に示した第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図24(B)の下側、リフレクタ2aの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第12の実施形態の車両用信号灯では、図17(B)に示した第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、図24(B)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図24(B)の上側)に照射される。
一方、第9の実施形態の車両用信号灯では、図17(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図17(C)の右側、リフレクタ2a,2bの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられているのに対し、第12の実施形態の車両用信号灯では、図24(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図24(C)の右側、リフレクタ2a,2bの側)にオフセットさせた面3A1’と一致せしめられている。そのため、第12の実施形態の車両用信号灯では、図24(C)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられられることなく、水平面内を進む光LAとして車両用信号灯の前側(図24(C)の左側)に照射される。
また、第12の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、図16(A)に示すように、レンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1bおよびリフレクタ2a,2bの放物系反射面と、光源1c,1dおよびリフレクタ2c,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第12の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2c,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。一方、第12の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2c,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって上下方向に拡散せしめられることなく、水平面内を進む光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。
図25は第12の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cを詳細に示した図である。詳細には、図25(A)は第12の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cの正面図、図25(B)は図25(A)のC1−C1線に沿った断面図、図25(C)は図25(A)のC2−C2線に沿った断面図である。
第12の実施形態の車両用信号灯では、図25(C)に示す断面(鉛直面)内において、図18(C)に示した第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、レンズカット部3Cの後側表面3C2が、レンズカット部3Cの前側表面3C1を後側(図25(C)の左側、リフレクタ2a,2cの側)にオフセットさせた面3C1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第12の実施形態の車両用信号灯では、図18(C)に示した第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、図25(C)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図25(C)の右側)に照射される。
一方、第9の実施形態の車両用信号灯では、図18(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Cの後側表面3C2が、レンズカット部3Cの前側表面3C1を後側(図18(B)の上側、リフレクタ2a,2cの側)にオフセットさせた面3C1’よりも後側に突出せしめられているのに対し、第12の実施形態の車両用信号灯では、図25(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Cの後側表面3C2が、レンズカット部3Cの前側表面3C1を後側(図25(B)の上側、リフレクタ2a,2cの側)にオフセットさせた面3C1’と一致せしめられている。そのため、第12の実施形態の車両用信号灯では、図25(B)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられられることなく、鉛直面内を進む光LCとして車両用信号灯の前側(図25(B)の下側)に照射される。
また、第12の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、図16(A)に示すように、レンズカット部3Cと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1cおよびリフレクタ2a,2cの放物系反射面と、光源1b,1dおよびリフレクタ2b,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第12の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2b,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。一方、第12の実施形態の車両用信号灯では、第9の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2b,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって左右方向に拡散せしめられることなく、鉛直面内を進む光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。
以下、本発明の車両用信号灯の第13の実施形態について説明する。第13の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第12の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第13の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第12の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図26は第13の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図26(A)は第13の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図26(B)は図26(A)のA1−A1線に沿った断面図、図26(C)は図26(A)のA2−A2線に沿った断面図である。
第12の実施形態の車両用信号灯では、図24(B)および図24(C)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が平面によって構成されているが、第13の実施形態の車両用信号灯では、図26(B)および図26(C)に示すように、レンズカット部3Aの前側表面3A1が凹状面によって構成されている。
詳細には、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯の図24(B)に示す断面(水平面)内と同様に、図26(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図26(B)の下側、リフレクタ2a,2bの側)にオフセットさせた面3A1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯と同様に、図26(B)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図26(B)の上側)に照射される。
また、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯の図24(C)に示す断面(鉛直面)内と同様に、図26(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの後側表面3A2が、レンズカット部3Aの前側表面3A1を後側(図26(C)の右側、リフレクタ2a,2bの側)にオフセットさせた面3A1’と一致せしめられている。そのため、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯と同様に、図26(C)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられられることなく、水平面内を進む光LAとして車両用信号灯の前側(図26(C)の左側)に照射される。
更に、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯と同様に、図16(A)に示すように、図26に示したレンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1bおよびリフレクタ2a,2bの放物系反射面と、光源1c,1dおよびリフレクタ2c,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。
図27は第13の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cを詳細に示した図である。詳細には、図27(A)は第13の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cの正面図、図27(B)は図27(A)のC1−C1線に沿った断面図、図27(C)は図27(A)のC2−C2線に沿った断面図である。
第12の実施形態の車両用信号灯では、図25(B)および図25(C)に示すように、レンズカット部3Cの前側表面3C1が平面によって構成されているが、第13の実施形態の車両用信号灯では、図27(B)および図27(C)に示すように、レンズカット部3Cの前側表面3C1が凹状面によって構成されている。
詳細には、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯の図25(C)に示す断面(鉛直面)内と同様に、図27(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Cの後側表面3C2が、レンズカット部3Cの前側表面3C1を後側(図27(C)の左側、リフレクタ2a,2cの側)にオフセットさせた面3C1’よりも後側に突出せしめられている。そのため、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯と同様に、図27(C)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図27(C)の右側)に照射される。
また、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯の図25(B)に示す断面(水平面)内と同様に、図27(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Cの後側表面3C2が、レンズカット部3Cの前側表面3C1を後側(図27(B)の上側、リフレクタ2a,2cの側)にオフセットさせた面3C1’と一致せしめられている。そのため、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯と同様に、図27(B)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図16(C)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられられることなく、鉛直面内を進む光LCとして車両用信号灯の前側(図27(B)の下側)に照射される。
更に、第13の実施形態の車両用信号灯では、第12の実施形態の車両用信号灯と同様に、図16(A)に示すように、図27に示したレンズカット部3Cと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1cおよびリフレクタ2a,2cの放物系反射面と、光源1b,1dおよびリフレクタ2b,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。
以下、本発明の車両用信号灯の第14の実施形態について説明する。第14の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第11の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様に構成されている。そのため、第14の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第11の実施形態の車両用信号灯とほぼ同様の効果を奏することができる。
図28は第14の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aを詳細に示した図である。詳細には、図28(A)は第14の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Aの正面図、図28(B)は図28(A)のA1−A1線に沿った断面図、図28(C)は図28(A)のA2−A2線に沿った断面図である。
第14の実施形態の車両用信号灯では、図28(B)に示す断面(水平面)内において、図22(B)に示した第11の実施形態の車両用信号灯と同様に、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(図28(B)の上側、リフレクタ2a,2bの反対側)にオフセットさせた面3A2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第14の実施形態の車両用信号灯では、図22(B)に示した第11の実施形態の車両用信号灯と同様に、図28(B)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図21(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光LAとして車両用信号灯の前側(図28(B)の上側)に照射される。
一方、第11の実施形態の車両用信号灯では、図22(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(22(C)の左側、リフレクタ2a,2bの反対側)にオフセットさせた面3A2’よりも前側に突出せしめられているのに対し、第14の実施形態の車両用信号灯では、図28(C)に示す断面(鉛直面)内において、レンズカット部3Aの前側表面3A1が、レンズカット部3Aの後側表面3A2を前側(図28(C)の左側、リフレクタ2a,2bの反対側)にオフセットさせた面3A2’と一致せしめられている。そのため、第14の実施形態の車両用信号灯では、図28(C)に示すように、リフレクタ2a,2b(図16(B)および図21(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Aによって上下方向に拡散せしめられられることなく、水平面内を進む光LAとして車両用信号灯の前側(図28(C)の左側)に照射される。
また、第14の実施形態の車両用信号灯では、第11の実施形態の車両用信号灯と同様に、図21(A)に示すように、レンズカット部3Aと、レンズカット部3Bとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)に示すように、光源1a,1bおよびリフレクタ2a,2bの放物系反射面と、光源1c,1dおよびリフレクタ2c,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む水平面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第14の実施形態の車両用信号灯では、第11の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2c,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって左右方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。一方、第14の実施形態の車両用信号灯では、第11の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2c,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Bによって上下方向に拡散せしめられることなく、水平面内を進む光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。
図29は第14の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cを詳細に示した図である。詳細には、図29(A)は第14の実施形態の車両用信号灯のレンズ3のレンズカット部3Cの正面図、図29(B)は図29(A)のC1−C1線に沿った断面図、図29(C)は図29(A)のC2−C2線に沿った断面図である。
第14の実施形態の車両用信号灯では、図29(C)に示す断面(鉛直面)内において、図23(C)に示した第11の実施形態の車両用信号灯と同様に、レンズカット部3Cの前側表面3C1が、レンズカット部3Cの後側表面3C2を前側(図29(C)の右側、リフレクタ2a,2cの反対側)にオフセットさせた面3C2’よりも前側に突出せしめられている。そのため、第14の実施形態の車両用信号灯では、図23(C)に示した第11の実施形態の車両用信号灯と同様に、図29(C)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図21(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光LCとして車両用信号灯の前側(図29(C)の右側)に照射される。
一方、第11の実施形態の車両用信号灯では、図23(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Cの前側表面3C1が、レンズカット部3Cの後側表面3F2を前側(図23(B)の下側、リフレクタ2a,2cの反対側)にオフセットさせた面3C2’よりも前側に突出せしめられているのに対し、第14の実施形態の車両用信号灯では、図29(B)に示す断面(水平面)内において、レンズカット部3Cの前側表面3C1が、レンズカット部3Cの後側表面3C2を前側(図29(B)の下側、リフレクタ2a,2cの反対側)にオフセットさせた面3C2’と一致せしめられている。そのため、第14の実施形態の車両用信号灯では、図29(B)に示すように、リフレクタ2a,2c(図16(B)および図21(B)参照)の放物系反射面からの概略平行な光L2が、レンズカット部3Cによって左右方向に拡散せしめられられることなく、鉛直面内を進む光LCとして車両用信号灯の前側(図29(B)の下側)に照射される。
また、第14の実施形態の車両用信号灯では、第11の実施形態の車両用信号灯と同様に、図21(A)に示すように、レンズカット部3Cと、レンズカット部3Dとが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されると共に、図16(B)および図21(B)に示すように、光源1a,1cおよびリフレクタ2a,2cの放物系反射面と、光源1b,1dおよびリフレクタ2b,2dの放物系反射面とが、車両用信号灯の主光軸線Lを含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。そのため、第14の実施形態の車両用信号灯では、第11の実施形態の車両用信号灯と同様に、リフレクタ2b,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって上下方向に拡散せしめられ、拡散光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。一方、第14の実施形態の車両用信号灯では、第11の実施形態の車両用信号灯とは異なり、リフレクタ2b,2dの放物系反射面からの概略平行な光が、レンズカット部3Dによって左右方向に拡散せしめられることなく、鉛直面内を進む光として車両用信号灯の前側(図16(B)の左側)に照射される。
以下、本発明の車両用信号灯の第15の実施形態について説明する。第15の実施形態の車両用信号灯は、後述する点を除き、上述した第9から第14の実施形態の車両用信号灯のいずれかとほぼ同様に構成されている。そのため、第15の実施形態の車両用信号灯によれば、上述した第9から第14の実施形態の車両用信号灯のいずれかとほぼ同様の効果を奏することができる。
図30は第15の実施形態の車両用信号灯の正面図である。第9から第14の実施形態の車両用信号灯では、図16(A)および図21(A)に示すように、車両用信号灯の正面から見た時に概略正方形に見えるように、レンズ3が構成されているが、第15の実施形態の車両用信号灯では、図30に示すように、車両用信号灯の正面から見た時に縦長または横長の概略長方形に見えるように、レンズ3が構成されている。
第16の実施形態では、上述した第1から第15の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。