JP2009140045A - 車載用商品購入システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 同乗者の状況に応じた形態でメニューを提示することができる、「車載用商品購入システム」を提供する。
【解決手段】 車載用商品購入方法は、通信手段を介して店舗側装置から購入可能な商品に関するメニュー情報を受信するステップと、車内に運転手以外の同乗者の有無を検出するステップと、受信したメニュー情報に基づき、同乗者が検出されたとき車載用の通常の注文メニューを作成し、同乗者が検出されなかったとき車載用の運転者用の注文メニューを作成するステップと、作成された注文メニューをディスプレイに表示するステップとを含む。
【選択図】 図5
【解決手段】 車載用商品購入方法は、通信手段を介して店舗側装置から購入可能な商品に関するメニュー情報を受信するステップと、車内に運転手以外の同乗者の有無を検出するステップと、受信したメニュー情報に基づき、同乗者が検出されたとき車載用の通常の注文メニューを作成し、同乗者が検出されなかったとき車載用の運転者用の注文メニューを作成するステップと、作成された注文メニューをディスプレイに表示するステップとを含む。
【選択図】 図5
Description
本発明は、車内からの遠隔操作によって商品を購入する車載用商品購入システムに関し、特に、車内における商品注文用のメニューの表示方法に関する。
有料道路の料金所では、無線通信システムを利用して料金所と車両間で必要な情報の交換を行い、通行料金を電子マネーで決済するETCシステム(Electronic Toll Collection System)が普及している。このようなETCシステムは、狭域無線通信システム(Dedicated Short Range Communication:DSRC)の技術を利用するものであり、ファーストフード店等のドライブスルーやガソリンスタンドにおける自動料金支払いシステムや、駐車場の空車情報の送信、貨物トラックの運行状態の確認などの活用が期待される。
特許文献1は、店舗外で商品を売買する際にユーザに商品情報を提供する商品情報提供システムを開示する。特許文献1では、車両が店舗の入場ゲートから退出ゲートまでを走行する間に、車載器側と店舗側で近距離無線通信を確立し、その間にメニューの提供、商品の注文、代金の電子決済を可能にしている。
特許文献1のようなシステムでは、商品を注文してから商品を受け取るまで、ユーザは車両で待たなければならない。こうした不具合を解消するため、特許文献2は、広域無線通信手段(携帯電話回線など)とDSRCを併用した電子式自動料金決済システムを開示している。車載器側から携帯電話等によって注文情報を受け取ると、店舗は、予約IDコードを車載器側に発行する。次に、車両が店舗に到着すると、車載器と店舗間でDSRCが確立され、車載器側の予約IDコードと店舗側の予約IDコードが一致すると、店舗は、注文された商品の料金について電子決済が行われる。
特許文献2に示すように、店舗到着前にメニュー情報を入手して商品の注文を行うことで、ユーザの待ち時間が短縮可能になった。しかし、メニュー情報を例えばタッチパネル付きのディスプレイに表示しても、車内に運転手しかいなければ、運転中の運転者は、メニューの閲覧、注文などの操作を行うことが困難である。また、後席の同乗者が商品を注文したい場合に、前席のディスプレイにメニューが報じされても、同乗者は商品の注文等の操作をすることができず、利便性に欠けるという課題がある。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決し、同乗者の状況に応じた形態でメニューを提示することができる、車載用商品購入システムを提供することを目的とする。
本発明に係る車載用商品購入システムは、店舗側装置から購入可能な商品のメニュー情報を受信する受信手段と、車内の同乗者の有無を検出する同乗者検出手段と、前記受信手段から受信したメニュー情報に基づき、前記同乗者検出手段により同乗者が検出されたとき車載用の第1の注文メニューを作成し、同乗者が検出されなかったとき車載用の第2の注文メニューを作成するメニュー作成手段と、第1または第2の注文メニューをディスプレイに表示する表示制御手段とを含む。
好ましくは第2の注文メニューは、少なくとも商品について予め決められた注文個数を設定している。さらに好ましくは第2の注文メニューは、商品毎にそれぞれ注文キーを含む。好ましくはメニュー作成手段は、前記同乗者検出手段の検出結果に基づき第1または第2のフォーマットを選択し、選択された第1または第2のフォーマットに前記受信したメニュー情報の内容を反映し、第1または第2の注文メニューを作成する。
車載用商品購入システムはさらに、前記第1または第2の注文メニューに応答して注文された商品の注文情報を店舗側装置へ送信する送信手段を含むことができる。車載用商品購入システムはさらに、第1または第2の注文メニューの内容を音声案内をする音声案内手段を含むことができる。同乗者検出手段はさらに、同乗者の座席位置を検出し、前記表示制御手段は、検出された座席位置に対応するディスプレイに第1または第2の注文メニューを表示することができる。同乗者検出手段はさらに、同乗者が子供であるか否かを検出し、前記メニュー作成手段は、同乗者が子供であるとき、子供向けの第3の注文メニューを作成することができる。
本発明に係る車載用商品購入方法は、通信手段を介して店舗側装置から購入可能な商品に関するメニュー情報を受信するステップと、車内に運転手以外の同乗者の有無を検出するステップと、受信したメニュー情報に基づき、同乗者が検出されたとき車載用の第1の注文メニューを作成し、同乗者が検出されなかったとき車載用の第2の注文メニューを作成するステップと、作成された第1または第2の注文メニューをディスプレイに表示するステップとを含む。
車載用商品購入方法はさらに、同乗者の座席位置を判別するステップを含み、第1または第2の注文メニューは、判別された座席位置に対応するディスプレイに表示されるようにしてもよい。好ましくは車載用商品購入方法はさらに、第1または第2の注文メニューに応答して注文された商品の注文情報を店舗側装置へ送信するステップと、店舗側装置において注文情報の内容を電子決済するステップとを含む。
本発明によれば、同乗者の有無に応じたメニューに変えるようにしたので、運転者または同乗者にとって注文し易いメニューを提示することができる。特に、運転者しかいない場合には、運転者にとって操作負担の少ないメニューを提示することができる。さらに、同乗者の座席位置を判別することで、同乗者にとって見易くかつ操作し易いメニューを提示することができる。さらに同乗者が子供か否かを判別することで、子供にとって見易く操作し易いメニューを提示することができる。
本発明の最良の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る車載用商品購入システムの概要を示すブロック図である。車載用商品購入システム1は、車載器側装置2と、店舗側装置3とを含み、両装置2、3は、無線によるネットワーク4を介して相互にデータ通信をすることが可能である。通信手段は、携帯電話機等の広域無線通信やDSRCの狭域無線通信である。
車載器側装置2は、車両に専用の電子装置を搭載するものであってもよいが、車載器装置2は、例えば、ナビゲーション装置、オーディオ装置、AVN装置等において実現することも可能である。店舗側装置3は、通信機能や電子決済機能を備えたコンピュータ装置やサーバ装置によって構成される。電子決済機能は、例えば、高速道路等のゲートに設置されたETCシステムを利用することができる。店舗側装置3は、例えばドライブスルー等により店舗外で商品を購入するファーストフード店などに設置される。
本実施例の車載用商品購入システムでは、車載器側装置2からファーストフード店等の店舗側装置3にアクセスすると、店舗側装置3から購入可能な商品の情報を含むメニュー情報が車載器側装置2へ送信される。車載器側装置2は、受信したメニュー情報から同乗者の状況に応じた独自のメニューを作成し、これをディスプレイに表示する。車載器側装置2において作成されたメニューから商品の注文が決定されると、当該注文情報が店舗側装置3へ送信される。車両が店舗に到達し、注文した商品を受け取ると、注文情報に応じた料金についての電子決済が行われる。これにより、ユーザは車内に居ながらメニューの確認、商品の発注、電子決済を行うことができる。
図2は、本実施例に係る車載器側装置の構成を示すブロック図である。車載器側装置2は、電子決済用のICカードを装着するICカード装着部10、DSRC等の狭域無線通信を制御する狭域通信部20、携帯電話機等の広域無線通信を制御する広域通信部30、車内情況を検出するセンサユニット40、リモコン、タッチパネル52、ならびに音声入力部54によりユーザからの指示を入力する入力部50、フロントディスプレイ62およびリアディスプレイ64の表示を制御する表示制御部60、スピーカー72から音声ガイド等を出力する音声出力部70、車載用商品購入のためのプログラムを記憶するプログラムメモリ80、種々のデータを記憶するデータメモリ90、プログラムに従い各動作を制御する制御部100を含む。
ICカード装着部10に装着される決済用ICカードには、所有者の個人情報、カードID、決済履歴、有効期限等の決済に必要な情報が書き込まれている。ICカード装着部10は、電子決済時に必要な情報をICカードから読出し、これを店舗側装置3へ送信し、受信した決済情報をICカードに上書きする。
狭域通信部20は、車載器側装置2が店舗側装置3と通信可能なエリアに進入すると、車載器側装置2と店舗側装置3の間に無線通信が確立され、所望のデータの送受が行われる。例えば、DSRCの通信可能エリアは約3〜30mである。
広域通信部30は、携帯電話機による公衆電話回線を利用して店舗側装置3と通信を行う。車載器側装置2が携帯電話機の機能を内蔵するものであってもよいし、携帯電話機を有線または無線により外部接続し携帯電話機能を利用するものであってもよい。
センサユニット40は、シートベルトの着脱を検出する着座センサ、座席への重量を検出する重量センサ、車内を撮像する撮像カメラ等を含む。センサユニット40の出力は、車両内の同乗者の有無、同乗者の座席位置、同乗者が子供か否かを検出するために利用される。
入力部50は、ディスプレイの表示を直接押して情報を入力するタッチパネル52と、ユーザの音声を解析して音声入力を行う音声入力部54を含む。音声入力部54は、好ましくはユーザの音声を収集するマイクロフォン56、収集した音声を解析して文字データに置き換える音声認識モジュール58を有する。
プログラムメモリ80は、店舗側装置3から受信したメニュー情報を解読するメニュー解読プログラム82、センサユニット40の出力に基づき車内状況を判別する車内状況判別プログラム84、判別された状況に応じて車載用メニューを作成するメニュー作成プログラム86、購入した商品の電子決済を行うための電子決済プログラム88を含んでいる。
データメモリ90は、店舗側装置3から受信したメニュー情報92、車載用メニューを作成するためのフォーマット情報94、センサユニット40によって検出された同乗者の有無、同乗者の座席位置などの同乗者情報96、店舗側装置からの商品注文の予約ID等を記憶する。
図3(a)は、店舗側装置の概略構成を示すブロック図である。店舗側装置3は、車載器側装置2と狭域通信を行う狭域通信部110、車載器側装置または携帯電話機と広域通信を行う広域通信部112、車載器側装置に送信するためのメニュー情報を記憶するメニュー情報記憶部114、車載器側装置から商品の注文があったときの予約を管理する予約管理部116、購入された商品についての電子決済を行う電子決済部118、および各部を制御するコントローラ120を含んでいる。
図3(b)は、店舗側装置3から車載器側装置2へ送信されるメニュー情報のデータ構造の例を示す図である。車載器側装置からメニュー情報の送信のリクエストがあると、コントローラ120は、メニュー情報記憶部114に記憶されたメニュー情報を読出し、これを広域通信部112を介して車載器側装置2へ送信する。メニュー情報は、好ましくは、メニュー情報130は、店舗を識別するための店舗データ132、購入可能な商品を識別するための商品データ134、セットで購入可能な商品を識別するセットデータ136、商品およびセットの価格データ138、および商品に関する属性データ140を含んでいる。
店舗データ132は、店舗名、電話番号、住所などを含むことができる。属性データ140は、商品の分類基準を示す商品分類情報、商品の材料の原産地を示す産地情報、商品の特徴やキャッチコピーを示す商品説明を含むことができる。例えば、店舗がハンバーガー店であるとき、商品データ134は、例えば、ハンバーガーやドリンクの商品名を含む。セットデータは、組み合わせて購入可能な商品名、例えばハンバーガーとドリンクの商品名を含む。価格データ136は商品やセットの単価を含む。また、属性データ140に含まれる商品分類情報は、ハンバーガーであれば食べ物、ドリンクであれば飲み物のような種別を含み、産地情報は、例えば原材料が国産のような種別を含む。商品説明は「香ばしく焼き上げたビーフパティとピクルス、オニオンのベストマッチをお楽しみください」のような情報を含む。
次に、本実施例に係る車載用商品購入システムにおける動作について説明する。図4は、商品の注文から電子決済までの一連の動作を示すフローチャートである。車載器側装置2と店舗側装置3の間に描かれている矢印は通信手段であり、実線は広域通信、破線は狭域通信を示す。本実施例では、車両が店舗から一定距離離れているとき、車載器側装置2が電話回線を利用した広域通信により店舗側装置からメニュー情報を受け取り、車両が店舗に到達すると、狭域通信により電子決済を行うこととする。
まず、車載器側装置2の広域通信部30により店舗側装置3へのアクセスがなされ、店舗側装置3にメニュー情報の送信がリクエストされる。店舗側装置3のメニュー情報記憶部114から読み出されたメニュー情報が送信される(ステップS101)。
車載器側装置2の広域通信部30によりメニュー情報が受信され(ステップS102)、これがデータメモリ90に記憶される。車載器側装置2は、メニュー情報を受け取ると、同乗者検出(ステップS103)、メニュー作成(ステップS104)、メニュー表示(ステップS105)を行う。これらのステップS103〜S105の詳細を図5のフローに示す。
メニュー情報を受信すると(ステップS201)、メニュー情報解読プログラム82は、受信したメニュー情報を解読し(ステップS202)、図3(b)に示すメニュー情報から図6に示すような階層構造のメニュー情報を得る。図6に示すように、メニュー情報は、ルートに店舗データ150を持ち、そこから階層的に購買可能なn個の商品データ#1、#2、・・・#nと、それらの単価データ154および属性データ156を含み、さらに購買可能なn個のセット名#1、#2、・・・#nと、それらの単価および属性を含む。例えば、ハンバーガー店であれば、商品(#1、#2、・・・#n)は、それぞれハンバーガー、チーズバーガー、ダブルバーガー、ポテトフライ、コーラー等であり、単価は、それぞれの値段である。また、セット名(#1、#2、・・・#n)は、それぞれハンバーガーセット、チーズバーガーセット等であり、単価はセットの値段である。
メニュー情報解読プログラム82は、店舗側装置から送信されるメニュー情報130のデータ構造を予め認識している場合には、当該データ構造に基づきメニュー情報を階層構造に解析し、データ構造を認識していなければ、言語解析や文字認識等の手法により階層構造に解析する。
次に、車内状況判別プログラム84は、センサユニット40の出力に基づき車内の同乗者の有無、すなわち運転者以外の同乗者が存在するか否かを判別する(ステップS203)。次に、メニュー作成プログラム86は、同乗者の有無に応じてそれぞれ異なる商品注文用のフォーマットをデータメモリ90から読み出す。同乗者が存在する場合には、通常のフォーマットを読出し(ステップS204)、同乗者が存在しないとき(運転者のみのとき)、運転者用のフォーマットを読出す(ステップS205)。
通常のフォーマットは、例えば図7(a)に示すように、商品名、セット名、単価がブランクであり、そこに図6に示す階層構造の対応するデータを書き込む。数量は、ユーザが後に作成されたメニューから選択する。他方、運転者用のフォーマットは、例えば図7(b)に示すように、セット名、単価がブランクであり、そこに図6に示す階層構造の対応するデータを書き込む。数量は、予めすべてに“1”がセットされている。運転用のフォーマットは、少なくとも通常のメニューと比較して運転者の注文操作を簡単にするように数量が予め入力されている。また、商品注文を容易にするためセット名のみが示されるようになっている。勿論、これらは一例であって、要は、運転者のフォーマットが通常のフォーマットと比較して、注文がしやすくなっていればよい。
選択されたフォーマットに対して必要な情報の書き込みにより(ステップS206)、車載用の注文メニューが完成される(ステップS207)。そして、作成されたメニューがディスプレイに表示される(ステップS208)。
再び図4に示すフローに戻り、メニューがディスプレイに表示されると(ステップS105)、ユーザは、そのメニューから商品の注文を行う(ステップS106)。商品の注文に関する注文情報は、広域通信部40を介して店舗側装置3の予約管理部116に受け取られる(ステップS107)。予約管理部116は、注文情報の受け取りに応じて予約IDを発行し(ステップS108)、予約IDは広域通信部112を介して車載器側装置2へ送信される(ステップS109)。車載器側装置2は予約IDを受取り、記憶する(ステップS110)。
車両が店舗に到着すると、狭域通信が確立され、車載器側装置2から予約IDが店舗側装置3へ送信される(ステップS111)。予約管理部116は、保持した予約IDと受信した予約IDを照合し(ステップS112)、一致すれば、商品購入があったとみなして注文商品の料金に関する請求書情報を車載器側装置2へ送信する(ステップS113)。車載器側装置の電子決済プログラム88は、請求書情報を受け取ると、決済用ICカードに記憶された必要な情報を店舗側装置へ送信する(ステップS114)。店舗側装置は、これに基づき電子決済を行う(ステップS115)。
次に、ハンバーガー店からのメニュー情報を受信したときの好ましい例を説明する。図8(a)は通常のフォーマットの例、図8(b)は完成したメニューの例である。フォーマットには、店舗名を記載する店舗欄200、商品分類を記載する商品分類欄210、商品名を記載する商品欄212、単価を記載する単価欄214、入力ボタン218により入力した個数を記載する個数欄216が設けられている。フォーマットの各欄にはメニュー情報から抽出された店舗名、商品名、単価等が記載され、図8(b)に示すメニューを得る。商品名には、ハンバーガーメニューとサイドメニューが示され、それらの単価も併せて表示される。なお、図8(b)には、注文を行う注文キー、商品の合計等を表す表示が省略されている。また、当初の個数は「0個」である。
図9(a)は運転者用のフォーマットの例であり、図9(b)は運転者用のメニューの例である。図7(a)に示すフォーマットは、店舗欄200、商品分類欄210、セット名を記載するセット欄220、セットの単価を記載する単価欄222、予め「1」の個数が記載された個数欄224、注文を入力するための注文キー226、商品欄へのページに切替える切替ボタン228を含む。
予め個数を記載するのは、ユーザの操作回数を減らすためである。
予め個数を記載するのは、ユーザの操作回数を減らすためである。
図9(b)に示すように、空欄には情報が記載され、メニューが作成される。例えば、店舗欄には、「××バーガー△△支店」、セット名には、「ハンバーガーセット」、単価欄には、「¥300」が示される。個数は、ユーザの好みによりタッチパネル入力や音声入力により変更することができる。
図10は、運転者用メニューの他の表示例である。図9のように商品を一覧とした場合、一度に多くのメニューを確認することができるが、文字の表示が小さくなる、画面が混み合って見にくいなどのデメリットもある。これを改善するため、図10では、1画面には1商品または1セットのみを表示し、注文ボタン230を押せば直ちに注文ができる構成となっている。例えば、ディスプレイ上に「ハンバーガーセット¥300を1個注文しますか?」とメニューを表示し、その商品を注文したい場合には、注文ボタン230を選択する。また、次の商品を希望するとき次の商品ボタン232、前の商品に戻りたいときは前の商品ボタン234を選択し、商品の一覧を見たいならばメニュー一覧ボタン236を選択する。また、各ボタンを選択しなくても、一定時間が経過すると自動的に商品が入れ替わるようにしてもよい。
さらに、メニュー上の商品は、視覚による表示に限らず、音声ガイドを行うようにしてもよい。音声ガイドと音声入力を併用すれば、ユーザは視覚によらず商品を選択することができ、さらに、商品の注文をすることもできる。音声ガイドは、単独で行ってもよいし、ディスプレイの表示と同時に行ってもよい。図11は、音声ガイドの例を示している。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第2の実施例では、同乗者を検出した場合、さらに同乗者の座席位置も検出し、同乗者に最寄りのディスプレイにメニューを表示する。ここでは、車内の座席が2列とし、前席用にフロントディスプレイが設置され、後席用にリアディスプレイが設置されているものとする。
図12は、第2の実施例のメニューの作成動作を説明するフローチャートでり、ステップS207までは第1の実施例と同様である。次に、同乗者が存在しているか否か判別され(ステップS210)、存在していなければフロントディスプレイに運転者用のメニューが表示される(ステップS211)。同乗者が存在してる場合には、座席位置が確認され、助手席に同乗者が存在するか否かが判別される(ステップS212)。座席位置の検出は、例えば着座センサや車内の撮像カメラによって行われる。助手席に同乗者が存在する場合には、さらに後席に同乗者が存在するか否か判別され(ステップS213)、後席に同乗者が存在しなければ、通常のメニューがフロントディスプレイに表示される(ステップS211)。後席に同乗者が存在する場合には、フロントとリアの双方のディスプレイに通常のメニューが表示される(ステップS214)。助手席に同乗者が存在しない場合には、リアディスプレイに通常のメニューが表示される(ステップS215)。
なお、座席が3列であってディスプレイがそれぞれの各列に配置されている場合には、上記と同様に同乗者が存在する座席に対応するディスプレイにメニューを表示する。また、助手席には同乗者が存在しないが、後席に同乗者が存在するような場合には、必ずしも運転者用メニューをフロントディスプレイに表示しなくてもよい。
図13は、第2の実施例の表示形態の他の例を示すテーブルである。同図において、△は、車速に応じて運転者メニューのオン/オフを切替えることを意味している。すなわち、車速が一定速度以上であれば、運転者はディスプレイを見ることは安全上問題が多い。そこで、車速が一定速度以上となったとき、運転者用のメニューの表示をオフするようにしてもよい。この場合には、メニュー表示のオフと連動して、音声ガイドによるメニュー表示を行う。あるいは、運転者メニューを常時表示しておき、車速が一定速度以上になったとき、メニューの音声ガイドを行うようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。ハンバーガーショップなどのファーストフード店を利用する客層には、小さな子供を連れた家族連れが多い。そこで、第3の実施例では、同乗者が子供である場合には、子供向けメニューを作成し、表示する。
第3の実施例において、同乗者が検出された場合、同乗者が子供であるか否かが判別される。この判別は、例えば座席の重量センサによって行われ、その出力が一定重量以下であるとき、子供と判定する。子供であると判定されたとき、メニュー作成プログラムは、通常のメニューをすべて平仮名またはカタカナで表示し、子供であっても内容が理解できるようにする。図14は、子供向けメニューの例である。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係わる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1:車載用商品購入システム 2:車載器側装置
3:店舗用通信装置 3:ネットワーク
82:メニュー情報解読プログラム 84:車内状況判別プログラム
86:メニュー作成プログラム 88:電子決済プログラム
114:メニュー情報記憶部 116:予約管理部
118:電子決済部 130:メニュー情報
150:店舗データ 152:商品データ
154:単価データ 156:属性データ
200:店舗欄 210:商品分類欄
212:商品欄 214:単価欄
216:個数欄 218:入力ボタン
220;セット欄 222:単価欄
224:個数欄 226:注文キー
228:切替ボタン 230:注文ボタン
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228:切替ボタン 230:注文ボタン
Claims (11)
- 店舗側装置から購入可能な商品のメニュー情報を受信する受信手段と、
車内の同乗者の有無を検出する同乗者検出手段と、
前記受信手段から受信したメニュー情報に基づき、前記同乗者検出手段により同乗者が検出されたとき車載用の第1の注文メニューを作成し、同乗者が検出されなかったとき車載用の第2の注文メニューを作成するメニュー作成手段と、
第1または第2の注文メニューをディスプレイに表示する表示制御手段と、
を含む車載用商品購入システム。 - 第2の注文メニューは、少なくとも商品について予め決められた注文個数を設定している、請求項1に記載の車載用商品購入システム。
- 第2の注文メニューは、商品毎にそれぞれ注文キーを含む、請求項1または2に記載の車載用商品購入システム。
- 前記メニュー作成手段は、前記同乗者検出手段の検出結果に基づき第1または第2のフォーマットを選択し、選択された第1または第2のフォーマットに前記受信したメニュー情報の内容を反映し、第1または第2の注文メニューを作成する、請求項1に記載の車載用商品購入システム。
- 車載用商品購入システムはさらに、前記第1または第2の注文メニューに応答して注文された商品の注文情報を店舗側装置へ送信する送信手段を含む、請求項1に記載の車載用商品購入システム。
- 車載用商品購入システムはさらに、第1または第2の注文メニューの内容を音声案内をする音声案内手段を含む、請求項1に記載の車載用商品購入システム。
- 前記同乗者検出手段はさらに、同乗者の座席位置を検出し、前記表示制御手段は、検出された座席位置に対応するディスプレイに第1または第2の注文メニューを表示する、請求項1に記載の車載用商品購入システム。
- 前記同乗者検出手段はさらに、同乗者が子供であるか否かを検出し、前記メニュー作成手段は、同乗者が子供であるとき、子供向けの第3の注文メニューを作成する、請求項1に記載の車載用商品購入システム。
- 通信手段を介して店舗側装置から購入可能な商品に関するメニュー情報を受信するステップと、
車内に運転手以外の同乗者の有無を検出するステップと、
受信したメニュー情報に基づき、同乗者が検出されたとき車載用の第1の注文メニューを作成し、同乗者が検出されなかったとき車載用の第2の注文メニューを作成するステップと、
作成された第1または第2の注文メニューをディスプレイに表示するステップと、
を含む車載用商品購入方法。 - 車載用商品購入方法はさらに、同乗者の座席位置を判別するステップを含み、第1または第2の注文メニューは、判別された座席位置に対応するディスプレイに表示される、請求項9に記載の車載用商品購入方法。
- 車載用商品購入方法はさらに、第1または第2の注文メニューに応答して注文された商品の注文情報を店舗側装置へ送信するステップと、
店舗側装置において注文情報の内容を電子決済するステップと、
を含む、請求項9に記載の車載用商品購入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007313154A JP2009140045A (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | 車載用商品購入システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007313154A JP2009140045A (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | 車載用商品購入システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=40870620
Family Applications (1)
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JP2007313154A Withdrawn JP2009140045A (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | 車載用商品購入システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009140045A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012027731A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Jvc Kenwood Corp | 情報提供システム、情報提供装置、情報提供サーバ、情報提供方法、ならびに、プログラム |
JP2019008712A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 本田技研工業株式会社 | 情報配信装置及び情報配信方法 |
JP2021157298A (ja) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | 本田技研工業株式会社 | 情報提供システム、情報提供装置、情報提供装置の制御方法、及び、プログラム |
-
2007
- 2007-12-04 JP JP2007313154A patent/JP2009140045A/ja not_active Withdrawn
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JP7434015B2 (ja) | 2020-03-25 | 2024-02-20 | 本田技研工業株式会社 | 情報提供システム、情報提供装置、情報提供装置の制御方法、及び、プログラム |
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