JP2009138391A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使い勝手が良く、通気性と防犯性とを備えた建具を提供する。
【解決手段】屋内と屋外との間に設けられた枠体と、前記枠体の屋外側又は屋内側のいずれか一方側に配置され、前記枠体に沿って移動可能な移動障子と、前記枠体の他方側に配置され、前記枠体と前記移動障子とにて形成される開口を開閉可能な開閉障子と、前記枠体と前記移動障子との間に介在されて前記開口を通気可能に覆うとともに前記移動障子の前記移動を規制し、前記開口を開放するとともに前記規制を解除する通気障子と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】屋内と屋外との間に設けられた枠体と、前記枠体の屋外側又は屋内側のいずれか一方側に配置され、前記枠体に沿って移動可能な移動障子と、前記枠体の他方側に配置され、前記枠体と前記移動障子とにて形成される開口を開閉可能な開閉障子と、前記枠体と前記移動障子との間に介在されて前記開口を通気可能に覆うとともに前記移動障子の前記移動を規制し、前記開口を開放するとともに前記規制を解除する通気障子と、を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、屋内と屋外との間に設けられた枠体と、枠体に設けられて開閉可能な障子を有する建具に関する。
屋内と屋外との間に設けられた枠体と、枠体に設けられて開閉可能な障子を有する建具としては、例えば、枠体の屋内側と屋外側とに見付け方向に沿って設けられた2本のレール上をそれぞれ移動可能な2枚障子を備えた引き違いタイプの建具や、一方の障子が固定され他方の障子のみが移動可能な片引きタイプの建具、及び、一方の障子が固定され他方の障子が蝶番にて支持されて回動することにより開閉する開き障子を有する建具などが知られている。
上記従来の建具を備えた窓にて換気などのために障子を開けると、障子とほぼ同じ大きさにて屋内外を連通する開口が形成されてしまい防犯性が悪いという課題がある。また、一方の障子が固定された片引きタイプや開き障子を有するタイプの建具は、固定された障子の枠体側の外面を屋内側にいる人が拭くことや、固定された障子の枠体側で通気することができないなど使い勝手が悪いという課題がった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、使い勝手が良く、防犯性を備えつつ通気可能な建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、屋内と屋外との間に設けられた枠体と、前記枠体の屋外側又は屋内側のいずれか一方側に配置され、前記枠体に沿って移動可能な移動障子と、前記枠体の他方側に配置され、前記枠体と前記移動障子とにて形成される開口を開閉可能な開閉障子と、前記枠体と前記移動障子との間に介在されて前記開口を通気可能に覆うとともに前記移動障子の前記移動を規制し、前記開口を開放するとともに前記規制を解除する通気障子と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、枠体と移動障子との間に通気障子が介在されて開口が通気障子にて覆われた状態であっても、通気障子は通気可能なので、開閉障子を開いておくことにより換気することが可能である。このため、開口を覆いつつ換気が可能なので防犯性を備えつつ通気可能な建具を実現することが可能である。また、通気障子が開口を覆っている際には移動障子の移動が規制されているので、枠体の内側が通気障子と移動障子とに覆われた状態が保たれるので高い防犯性を備えることが可能である。さらに、開口を覆っている通気障子を開いて開放すると移動障子が移動可能となる。このため、移動障子を挟んで通気障子が設けられている側とは反対側も開放させて通気させることが可能である。また、枠体に沿う方向において移動障子の両側を開放させることが可能なので、移動障子の両側から移動障子の外面を拭くことが可能である。このため使い勝手の良い建具を実現することが可能である。
かかる建具であって、前記開口は人間が出入り不能な大きさであることが望ましい。
このような建具によれば、たとえ開閉障子及び通気障子のいずれもが開放された状態であっても開口からは人間が出入りできないので、外部の人間の進入を防止することが可能であり防犯性に優れた建具を提供することが可能である。
このような建具によれば、たとえ開閉障子及び通気障子のいずれもが開放された状態であっても開口からは人間が出入りできないので、外部の人間の進入を防止することが可能であり防犯性に優れた建具を提供することが可能である。
また、屋内と屋外との間に設けられた枠体と、前記枠体の屋外側又は屋内側のいずれか一方側に配置され、前記枠体に沿って移動可能な移動障子と、前記枠体の他方側に配置され、前記枠体と前記移動障子とにて当該移動障子の前記枠体に沿う方向における両側にそれぞれ形成される開口を開閉可能な2つの開閉障子と、前記枠体と前記移動障子との間に介在されて各々の前記開口を通気可能に覆うとともに前記移動障子の前記移動を規制し、各々の前記開口を開放するとともに前記規制を解除する2つの通気障子と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、枠体と移動障子との間に通気障子が介在されて移動障子の両側の開口が通気障子にて覆われた状態であっても、通気障子は通気可能なので、開閉障子を開いておくことにより両方の開口からそれぞれ換気することが可能である。このため、開口を覆いつつ換気が可能なので防犯性を備えつつ通気可能な建具を実現することが可能である。また、通気障子が開口を覆っている際には移動障子の移動が規制されているので、枠体の内側が2つの通気障子と移動障子とに覆われた状態が保たれるので、高い防犯性が確保される。さらに、開口を覆っている2つの通気障子を開いて開放すると移動障子が移動可能となる。このとき、移動障子を枠体に沿う方向における一方の側に移動させると、移動させた側とは反対側に2つの開口を合わせたサイズの大きな開口が形成される。このため、防犯性を備えつつ通気可能であるとともに、大きく開放して例えば外面がより拭きやすい使い勝手の良い建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記移動障子の前記枠体に沿う方向における片側の開口のみが開放された状態で人間が出入り不能な大きさであり、前記移動障子の前記枠体に沿う方向における両側の開口が開放されて前記移動障子を移動させることにより人間が出入り可能な大きさとなることが望ましい。
このような建具によれば、たとえ移動障子の前記枠体に沿う方向における片側の開閉障子及び通気障子のみが開放された状態であっても開口からは人間が出入りできず、外部の人間の進入を防止することが可能なので高い防犯性を備えることが可能である。また、移動障子の枠体に沿う方向における両側の開口を開放させて移動障子を移動させることにより人間が出入り可能となるので、使い勝手の良い建具を提供することが可能である。
このような建具によれば、たとえ移動障子の前記枠体に沿う方向における片側の開閉障子及び通気障子のみが開放された状態であっても開口からは人間が出入りできず、外部の人間の進入を防止することが可能なので高い防犯性を備えることが可能である。また、移動障子の枠体に沿う方向における両側の開口を開放させて移動障子を移動させることにより人間が出入り可能となるので、使い勝手の良い建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記通気障子は、回動されて前記開口が開放される開き障子であることが望ましい。
このような建具によれば、枠体と移動障子との間に介在されて開口を覆う通気障子は、開き障子なので、開口を開放する際には、戸先框側が移動障子の移動領域から外れて、枠体の外側に移動し、通気障子が開口に対して交差する方向に沿うように配置される。このため、通気障子が介在されていた、枠体と移動障子との間の領域が、移動障子が移動可能な領域となる。よって、通気障子を、回動されて開口が開放される開き障子とすることにより、通気障子が開口を覆う際には、移動障子の移動を規制し、開口を開放する際には、移動障子の移動に対する規制を解除する構成を実現することが可能である。
このような建具によれば、枠体と移動障子との間に介在されて開口を覆う通気障子は、開き障子なので、開口を開放する際には、戸先框側が移動障子の移動領域から外れて、枠体の外側に移動し、通気障子が開口に対して交差する方向に沿うように配置される。このため、通気障子が介在されていた、枠体と移動障子との間の領域が、移動障子が移動可能な領域となる。よって、通気障子を、回動されて開口が開放される開き障子とすることにより、通気障子が開口を覆う際には、移動障子の移動を規制し、開口を開放する際には、移動障子の移動に対する規制を解除する構成を実現することが可能である。
かかる建具であって、前記通気障子は、ガラリを有することが望ましい。
このような建具によれば、通気障子にはガラリが設けられているので、雨水などの進入を防ぎつつ通気することが可能である。このため、雨天であっても換気可能な建具を提供することが可能である。
このような建具によれば、通気障子にはガラリが設けられているので、雨水などの進入を防ぎつつ通気することが可能である。このため、雨天であっても換気可能な建具を提供することが可能である。
本発明によれば、使い勝手が良く、防犯性を備えつつ通気可能な建具を提供することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
以下の説明では、建具を屋外側から見たときに上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
以下の説明では、建具を屋外側から見たときに上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
本実施形態の建具10は、図1、図2に示すように、屋内と屋外との間に設けられた枠体12と、枠体12の屋外側に配置され、見付け方向に移動可能な移動障子20と、枠体12の屋内側に配置され、枠体12と移動障子20とにて当該移動障子20の見付け方向における両側にそれぞれ形成される開口10aを開閉可能な2つの開閉障子22と、枠体12と移動障子20との間に介在されて各々の開口10aを通気可能に覆うとともに移動障子20の移動を規制し、開口10aを開放するとともに移動障子20の移動に対する規制を解除する2つの通気障子24、26と、を有している。
枠体12は、上下の横枠12aと左右の縦枠12b、12cとが矩形状に接合され、例えば建物等の躯体に設けられている。上下の横枠12aには、移動障子20及び開閉障子22を見付け方向に沿って案内するための2本のレール12d、12eが、見込み方向に並べて設けられている。ここでは、屋外側に設けられているレール12dが移動障子20を案内するためのレール12dであり、屋内側に設けられているレール12eが開閉障子22を案内するためのレール12eである。
移動障子20は、矩形状の框20aにガラス21が嵌め込まれており、移動しない状態で枠体12の見付け方向においてほぼ中央に配置されている。移動しない状態の移動障子20の見付け方向における両側には、枠体12と移動障子20の左側の縦框20bとにて左側の開口10aと、枠体12と移動障子20の右側の縦框20cとにて右側の開口10aとが形成される。左側の開口10aと右側の開口10aとは、防犯性を考慮して見付け方向の幅が狭く、人間が出入りできない大きさに形成されている。
ここで、人間が出入りできない大きさの開口とは、例えば、財団法人全国防犯協会連合会の「防犯性能の高い建物部品の開発と普及に関する官民合同会議」にて防犯建物部品として定められた次の規定を満たすものであり、その規定とは、「次のブロック(1)400mm×250mmの長方形(2)400mm×300mmの楕円形(3)直径が350mmの円のいずれも通過が不可能と認定された開閉機構を有するサッシ枠」である。
移動障子20は、下の横枠12aと係合して見付け方向への移動を規制するロック機構29を有している。このロック機構29は屋内側からの操作により解除することが可能である。
開閉障子22は、移動障子20より屋内側に設けられており、矩形状の框22aにガラス23が嵌め込まれている。建具10は、見付け方向に移動して左側の開口10aを開閉可能な左側の開閉障子22と、見付け方向に移動して右側の開口10aを開閉可能な右側の開閉障子22とを有している。左右の開閉障子22はそれぞれ移動障子20と係合するクレセント(不図示)にて施錠可能に構成されている。
通気障子24、26は、互いに対向する2本の縦框24a、26a間に、複数のガラリ構成板25が設けられたガラリ28を有している。縦框24a、26aは、互いに対向する部位が開放されてガラリ構成板25の端部が収容されるアルミニウム製の押出部材である。ガラリ構成板25は、図3に示すように、縦框24a、26aの屋内側に配置されてほぼ鉛直な面をなす上壁部25aと、縦框の屋外側に配置されてほぼ鉛直な面をなす下壁部25bとが、上下方向のほぼ中央にて連結部25cにて連結されている。連結部25cは、屋外側が屋内側より低くなるように傾斜している。
そして、複数のガラリ構成板25は、上下方向に互いに間隔を隔てて、すなわち上下に隣接する2つのガラリ構成板25において、下側のガラリ構成板25の上壁部25aの上端部25dと上側のガラリ構成板25の上壁部25aと連結部25cの境界部25eとが上下に間隔を隔てて配置され、上側のガラリ構成板25の下壁部25bの下端部25fと下側のガラリ構成板25の下壁部25bと連結部25cの境界部25gとが上下に間隔を隔てて配置されている。また、下側のガラリ構成板25の上壁部25aの上端部25dは上側のガラリ構成板25の下壁部25bの下端部25fより高い位置に配置され、上側のガラリ構成板25の下壁部25bの下端部25fは下側のガラリ構成板25の上壁部25aの上端部25dより低い位置に配置されている。このため、通気障子24、26の屋内側と屋外側の空間とは連通しているが、屋内側から屋外側を、屋外側から屋内側を視認することができないように構成されている。すなわち、通気障子24、26は、通気可能である一方で、雨水等が屋外側から屋内側へ進入することを防止している。このような複数のガラリ構成板25は、左右の両端部が縦框24a、26aに収容されて一体に固定されている。また、通気障子24、26の上框24b、26b及び下框24c、26cは、ガラリ構成板25と框とが一体に構成されている。
移動障子20の左側に配置された左通気障子24は左側の縦框24aが左の縦枠12bに、移動障子20の右側に配置された右通気障子26は右側の縦框26aが右の縦枠12cに、それぞれ屋外側にて回動自在に支持された開き障子である。そして、通気障子24、26は、枠体12と移動障子20との間に介在されて、枠体12と移動障子20とにて形成される開口10aを通気可能に覆う状態から、縦枠12b、12cに支持された支持部を軸として回動するように構成されている。
また、通気障子24は、屋内側にて移動障子20又は枠体12と係合して、回動を規制する回動規制機構(不図示)を有しており、屋内側にて回動規制機構を解除することにより、通気障子24の回動が許容されるように構成されている。
通気障子24、26が、枠体12と移動障子20との間に介在されて開口10aを通気可能に覆う状態では、移動障子20が案内されるレール12d上に通気障子24、26が位置するため、移動障子20の見付け方向への移動が規制されている。
そして、通気障子24、26が開放される際には、通気障子24、26の戸先框側が移動障子20の移動領域から外れて枠体12の外側に移動し、通気障子24、26が開口10aに対し交差する方向に沿うように配置される。このとき、通気障子24、26が介在されていた、枠体12と移動障子20との間の領域は、通気障子24、26が屋外側に回動されて開口10aが開放されると移動障子20が移動可能な領域となるため、通気障子24、26による移動障子20の見付け方向の移動に対する規制が解除される。このため、開閉障子22を開き、通気障子24、26を回動して開口10aを開放した後に、下の横枠12aと係合されているロック機構29を解除することにより、移動障子20が、開放された開口10a側に移動可能となる。
また、このとき、左右の通気障子24、26がいずれも屋外側に開かれている場合には、移動障子20は枠体12内を見付け方向の全域に亘って移動することが可能である。このため、移動障子20を、左右の縦枠12b、12cのいずれかの側に移動させると、移動障子20が見付け方向の中央に配置されている際に形成される開口10aの約2倍の幅を有する開口を形成することが可能である。
そして、移動障子20を枠体12の見付け方向における中央に位置させるとともに通気障子24、26を枠体12と移動障子20との間に介在させた状態で、開閉障子22を開くことにより、防犯性を備えた状態にて通気することが可能である。また、回動規制機構を解除して通気障子24、26を屋外側に回動させて開いた状態で移動障子20のロック機構29を外し、移動障子20を左右の縦枠12b、12cのいずれかの側に移動させることにより、枠体12内に人間が出入り可能な開口を形成することが可能である。このため、移動障子20の外面を拭く場合等に、屋外側に身を乗り出すことが可能となり、使い勝手の良い建具を提供することが可能である。
また、建具10は、通気障子24、26がガラリ28を有しているので、通気障子24、26を閉めて通気可能な状態であっても、雨水などが屋内側に進入することを防止することが可能である。このため、雨天であっても換気可能な建具10を提供することが可能である。
上記実施形態の建具10は、枠体12の見付け方向の中央に配置された移動障子20の両側にそれぞれ形成される2つの開口10aを各々開閉可能な2つの開閉障子22と、各々の開口10aを通気可能に覆う2つの通気障子24と、を有する例について説明したが、これに限るものではない。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。以下の説明において、上記実施形態と同様の部材には同じ符号を付して説明を省略する。
第1変形例の建具11は、例えば図4に示すように、枠体12の見付け方向の左側に配置された移動障子20の右側に形成される開口10aを開閉可能な開閉障子22と、開口10aを通気可能に覆う通気障子24とを有している。
建具11の上下の横枠12aには、見付け方向に沿って2本のレールが見込み方向に沿って並べて設けられており、屋外側のレールに沿って移動障子20が移動され、屋内側のレールに沿って開閉障子22が移動する。
移動障子20は、枠体12の見付け方向において左側に配置されている。移動障子20の見付け方向における右側には、枠体12と移動障子20の右側の縦框20cとにて開口10aが形成される。開口10aは、防犯性を考慮して見付け方向の幅が狭く、人間が出入りできない大きさに形成されている。移動障子20には、下の横枠12aと係合して移動障子20の移動を規制するロック機構(不図示)が設けられている。
通気障子26は、右側の縦框26aが枠体12の右の縦枠12cに、屋外側にて回動自在に支持されている。通気障子24が枠体12と移動障子20との間に介在されて、枠体12と移動障子20とにて形成される開口10aを通気可能に覆う状態から、縦枠12cに支持された支持部を軸として回動して開口10aを開放することが可能である。
このとき、通気障子26が枠体12と移動障子20との間に介在された状態では、通気障子24が屋外側のレール上に位置するため移動障子20の見付け方向への移動が規制される。また、通気障子26が屋外側に回動されて開口10aが開放された状態では、移動障子20の見付け方向の移動に対する規制が解除される。このため、開閉障子22を開き、通気障子26を回動して開口10aを開放し、下の横枠12aと係合されているロック機構を解除することにより、移動障子20が右方向に移動可能となる。このため、移動障子20を枠体12の見付け方向における左側に位置させるとともに通気障子26を枠体12と移動障子20との間に介在させた状態で開閉障子22を開くことにより、防犯性を備えつつ通気することが可能である。
上記実施形態及び第1変形例においては、いずれも移動障子20及び通気障子24、26が屋外側に配置され、開閉障子22が屋内側に配置された例について説明したが、図5(b)、図5(d)に示すように、移動障子20及び通気障子24、26が屋内側に配置され、開閉障子22が屋外側に配置されていてもよい。ここで、図5(a)〜図5(h)は、建具の変形例における各障子20、22、24、26の配置を示す水平断面の模式図であり、図5(a)は上記実施形態の建具10の模式図、図5(c)は上記第1変形例の建具11の模式図をそれぞれ示している。
また、上記実施形態及び第1変形例では、開閉障子22が見付け方向に移動する障子であったが、図5(e)、図5(f)に示すように、通気障子24、26と同様に枠体12に支持されて通気障子24、26とは反対方向に回動する開き障子27であってもよい。このとき、移動障子20及び開閉障子22はいずれが屋外側に配置されていても良い。
また、上記実施形態及び第1変形例では、移動障子20がロック機構を有していたが、必ずしもロック機構を有していなくともよく、例えば、通気障子24,26が開放された状態で、移動障子20と開閉障子22とがいずれも見付け方向に移動自在な引き違いタイプの建具であっても構わない。
上記実施形態及び変形例においては、移動障子20がいずれも見付け方向に移動する例について説明したが、例えば図5(g)、図5(h)に示すように、上下方向に移動する移動障子30及び開閉障子32と上框側又は下框側が回動自在に支持された通気障子34を備えた建具であっても構わない。
また、上記実施形態及び変形例においては、通気障子24、26が回動自在に枠体12に支持されている例について説明したが、例えば、通気障子が移動障子に回動自在に支持されていても良い。また、通気障子24、26を回動して開口10aを開放する開き障子を例に挙げて説明したが、通気障子は、倹飩式にて枠体に取り付けられているものでもよい。倹飩式にて取り付けられた通気障子は、開口10aを開放する際には取り外される。
上述した建具は、いずれも建物の外壁等に縦方向及び横方向に並べて設けられていたり、複数の建具が他の枠により一体化されて設けられていてもよい。さらに、枠体12内に4枚以上の障子が設けられており、それら障子のうち開放可能な開閉障子と対面する位置に通気障子を設け、通気障子が閉じられている状態で移動障子の移動を規制するように構成されていても良い。
上記実施形態及び変形例における開口10aは、いずれも人間が出入りできない大きさの開口としたが、これに限るものではない。開口10aから人間が出入りできたとしても、枠体12と移動障子20との間に介在されて開口を通気可能に覆う通気障子24、26が移動障子20の移動を規制していれば、防犯性を備えつつ通気可能な建具を実現することが可能であり、開口を開放した際には、十分に広い開口が開放されるので外面側を拭くなどの清掃作業がし易く使い勝手の良い建具を実現することが可能である。
また、通気障子24、26がガラリ28を備えた例について説明したが、これに限らず、例えば面格子や鎧戸など、開口を覆いつつ通気が可能な障子であれば構わない。また、通気障子は、ガラリ、面格子、鎧戸などとともに網戸を備えた構成としても良い。
また、上記実施形態においては、ガラリ28が有する複数のガラリ構成板25が固定されている例について説明したが、各ガラリ構成板が回動自在に支持されて、ガラリ構成板の角度が変更可能な構成であっても良い。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
10 建具、10a 開口、11 建具、12 枠体、20 移動障子、
22 開閉障子、24 左通気障子(通気障子)、26 右通気障子(通気障子)、
28 ガラリ、30 移動障子、32 開閉障子、34 通気障子
22 開閉障子、24 左通気障子(通気障子)、26 右通気障子(通気障子)、
28 ガラリ、30 移動障子、32 開閉障子、34 通気障子
Claims (6)
- 屋内と屋外との間に設けられた枠体と、
前記枠体の屋外側又は屋内側のいずれか一方側に配置され、前記枠体に沿って移動可能な移動障子と、
前記枠体の他方側に配置され、前記枠体と前記移動障子とにて形成される開口を開閉可能な開閉障子と、
前記枠体と前記移動障子との間に介在されて前記開口を通気可能に覆うとともに前記移動障子の前記移動を規制し、前記開口を開放するとともに前記規制を解除する通気障子と、
を有することを特徴とする建具。 - 請求項1に記載の建具であって、
前記開口は人間が出入り不能な大きさであることを特徴とする建具。 - 屋内と屋外との間に設けられた枠体と、
前記枠体の屋外側又は屋内側のいずれか一方側に配置され、前記枠体に沿って移動可能な移動障子と、
前記枠体の他方側に配置され、前記枠体と前記移動障子とにて当該移動障子の前記枠体に沿う方向における両側にそれぞれ形成される開口を開閉可能な2つの開閉障子と、
前記枠体と前記移動障子との間に介在されて各々の前記開口を通気可能に覆うとともに前記移動障子の前記移動を規制し、各々の前記開口を開放するとともに前記規制を解除する2つの通気障子と、
を有することを特徴とする建具。 - 請求項3に記載の建具であって、
前記開口は、前記移動障子の前記枠体に沿う方向における片側の開口のみが開放された状態で人間が出入り不能な大きさであり、
前記移動障子の前記枠体に沿う方向における両側の開口が開放されて前記移動障子を移動させることにより人間が出入り可能な大きさとなることを特徴とする建具。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
前記通気障子は、回動されて前記開口が開放される開き障子であることを特徴とする建具。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の建具であって、
前記通気障子は、ガラリを有することを特徴とする建具。
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JP (1) | JP2009138391A (ja) |
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CN114541924A (zh) * | 2020-11-26 | 2022-05-27 | 晟钰智能全球有限公司 | 具有透气功能的智能锁固式门窗 |
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JPS60137080U (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-11 | 不二サッシ株式会社 | 引違いサツシ窓における引留め装置 |
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- 2007-12-05 JP JP2007314834A patent/JP2009138391A/ja active Pending
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