JP2009135910A - 撮像装置および光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃などを有効に除去し得る撮像装置と、その撮像装置を有する光学装置とを提供すること。
【解決手段】光透過性を有し、第1方向と前記第1方向と異なる第2方向とに延びた面を有する光透過性部材18と、光透過性部材18に備えられ、光透過性部材18を屈曲振動させる振動部材20と、振動部材20を駆動する駆動部とを有する撮像装置4である。駆動部が、振動の腹の数が奇数個となる屈曲モードで光透過性部材18を屈曲振動させる奇数振動モードと、振動の腹の数が偶数個となる屈曲モードで光透過性部材18を屈曲振動させる偶数振動モードとに切換える。奇数振動モードは、第1方向に沿った方向の屈曲モードであり、前記振動モードは、第2方向に沿った方向の屈曲モードである。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置および光学装置に関する。
近年、レンズ交換式デジタルカメラなどでは、撮像素子のフィルタ表面にゴミが付着し、撮影した映像にゴミが写りこむなどの問題がおこっている。このような問題を解消するために、防塵部材を、撮像素子と光学系との間に配置し、撮像素子およびフィルタなどの防塵を図ると共に、防塵部材に付着したゴミなどを振動により除去するシステムが開発されている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来のシステムでは、防塵部材が円形のために、撮像素子をカバーするためには、大型の防塵部材が必要であり、撮像装置の小型化の要請に反していた。また、従来のシステムでは、防塵部材の振動モードに関して考慮されていないため、防塵部材の表面に付着したゴミなどを有効に除去することが困難であった。
特開2003−338961号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、塵埃などを有効に除去し得る撮像装置と、その撮像装置を有する光学装置とを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る撮像装置は、
光透過性を有し、第1方向と前記第1方向と異なる第2方向とに延びた面を有する光透過性部材(18,18a)と、
前記光透過性部材(18,18a)に備えられ、前記光透過性部材(18,18a)を屈曲振動させる振動部材(20)と、
前記振動部材(20)を駆動する駆動部(56)とを有する撮像装置であって、
前記駆動部(56)が、振動の腹の数が奇数個となる屈曲モードで前記光透過性部材(18,18a)を屈曲振動させる奇数振動モードと、振動の腹の数が偶数個となる屈曲モードで前記光透過性部材(18,18a)を屈曲振動させる偶数振動モードとに切換えるものであり、前記奇数振動モードは、前記第1方向に沿った方向の屈曲モードであり、前記偶数振動モードは、前記第2方向に沿った方向の屈曲モードであることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る撮像装置は、
光学系による像を撮像する撮像部よりも前記光学系側に備えられ、光透過性を有する光透過性部材(18,18a)と、
前記光透過性部材(18,18a)に備えられ、前記光透過性部材(18,18a)を屈曲振動させる振動部材(20)と、
前記振動部材(20)を駆動する駆動部(56)と、を有する撮像装置であって、
前記駆動部(56)が、振動の腹の数が奇数個となる屈曲モードで前記光透過性部材(18,18a)を屈曲振動させる奇数振動モードと、振動の腹の数が偶数個となる屈曲モードで前記光透過性部材(18,18a)を屈曲振動させる偶数振動モードと、に切り替えることを特徴とする。
本発明の第1および第2の観点に係る撮像装置によれば、奇数振動モードと偶数振動モードとに切り替えることで、光透過性部材(18,18a)の表面の全域にわたり、その表面に付着している塵埃などを有効に除去することができる。
本発明の第1の観点では、前記奇数振動モードおよび偶数振動モードは、前記光透過性部材(18,18a)の面に沿った同一方向の振動モードであってもよい。
前記振動部材(20)は、互いに間隔を隔てて前記光透過性部材(18,18a)に備えられた第1振動部と第2振動部とを有していてもよい。
前記駆動部(56)から、前記第1振動部に対して第1駆動信号(R1)が入力され、前記第2振動部に対して第2駆動信号(R2)が入力され、前記第1駆動信号(R1)と前記第2駆動信号(R2)とで位相が同じ場合には、前記光透過性部材(18,18a)が前記奇数振動モードで屈曲振動し、前記第1駆動信号(R1)と前記第2駆動信号(R2)とで位相が逆の場合には、前記光透過性部材(18,18a)が前記偶数振動モードで屈曲振動するようになっていても良い。
前記振動部は、前記光透過性部材(18,18a)における前記光学系の光軸に対して略垂直な面に、対称位置に備えられていてもよい。
好ましくは、前記光透過性部材(18,18a)は長方形板である。前記長方形板の短辺に沿って前記振動部材(20)が配置してあってもよく、前記長方形板の長辺に沿って前記振動部材(20)が配置してあってもよい。
本発明に係る光学装置は、上記に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする光学装置であり、スチルカメラやビデオカメラに限らず、顕微鏡、携帯電話などの光学装置も含む。
なお、上述の説明では、本発明をわかりやすく説明するために、実施形態を示す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明は、これに限定されるものでない。後述の実施形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させてもよい。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る撮像装置の概略斜視図、
図2は図1に示すII−II線に沿う概略断面図、
図3はカメラの全体ブロック図、
図4Aは図1に示す光透過性部材の平面図、図4Bおよび図4Cは図4Aに示すB−B線に沿う要部断面図、
図5Aは図1に示す光透過性部材の平面図、図5Bおよび図5Cは図5Aに示すB−B線に沿う要部断面図、
図6は本発明の他の一実施形態に係る撮像装置の平面図、
図7は図6に示すVII−VII線に沿う概略断面図、
図8は図6に示すVIII−VIII線に沿う概略断面図、
図9A〜図9Eは振動モードを示す概略図、
図10は一対の圧電素子へ入力する駆動信号の例を示すグラフ、
図11は本発明の他の実施形態に係る撮像装置の概略断面図、
図12Aは本発明のさらに他の実施形態に係る撮像装置における光透過性部材の平面図、図12Bおよび図12Cは図12AのB−B線に沿う断面図、
図13〜図14は本発明のさらに他の実施形態に係る撮像装置の平面図、
図15は本発明のさらに他の実施形態に係る撮像装置の断面図、
図16は本発明の実施形態に係る撮像装置の製造工程を示す図である。
第1実施形態
図1および図2に示すように、本発明の一実施形態に係るブレ補正装置2は、撮像素子12が備えられ固定部6に対してX軸およびY軸方向に相対移動可能な撮像素子ユニット4を有する。固定部6は、図3に示すカメラボディ40に対して固定してある。撮像素子ユニット4は、カメラボディ40に対して着脱自在に取り付けられるレンズ鏡筒42に内蔵してある光学レンズ群48の光軸Z方向に対して垂直なX軸およびY軸方向に沿って移動自在に配置してある。なお、X軸とY軸とは垂直である。
図1および図2に示すように、撮像素子ユニット4は、固定部6に対してX軸方向およびY軸方向に移動可能な可動板10を有する。可動板10の中央部上面には、撮像素子12が固定してあり、その上に、スペーサ13を介して光学ローパスフィルタ(OLPF)14が配置してある。撮像素子12は、その表面に照射された光学画像を電気信号に変換するための素子である。光学ローパスフィルタ(OLPF)14は、いわゆるモアレ現象を除去するために設けられている。
光学ローパスフィルタ14の上には、シール部材16を介して透明なガラス板18が配置してある。シール部材16により、撮像素子12と光学ローパスフィルタ14との間、光学ローパスフィルタ14とガラス板18との間を密封している。すなわち、ガラス板18は、光透過性の防塵部材であり、塵埃などが光学ローパスフィルタ14および撮像素子12に付着することを防止している。
図示実施例において、ガラス板18は、例えばIR(InfraRED:赤外線)吸収ガラスを含有するが、IR吸収ガラス以外のガラスを用いてもよい。図示実施例において、光学ローパスフィルタ14は、例えば2枚の水晶複屈析板と1枚のλ/4板(波長板)を有している。ガラス板18は、例えば、X方向に沿った長さとY方向に沿った長さとの比が、撮像素子12の撮像面のX方向に沿った長さとY方向に沿った長さの比と略同一である。これによりガラス板18は撮像素子12の撮像面に対応して最も小型化されることとなる。
本実施形態では、ガラス板18は、光学ローパスフィルタ14よりも、X軸方向に幅広く形成してあり、各側端部がシール部材16よりも飛び出しており、各側端部の下面または上面には、振動部材としての圧電素子20が、たとえば接着剤などで貼り付けられている。圧電素子20は、たとえばPZTで構成される。
圧電素子20が接着されたガラス板18の下方には、ガイド部22が配置してあり、それぞれのガイド部22は、防振シート24を介して可動板10に対して固定してある。防振シート24は、撮像素子12とシール部材16の間に塵などが入らないように密閉する部材である。また、圧電素子20の振動によりフレキのコネクタ接続部や撮像素子12と基板の接着、さらには位置検出センサのマグネット等に与える影響を低減させるため、防振シート24は、それらの振動を伝わりづらくする機能もある。防振シート24は、ゴム製シートなどの弾性部材で構成してあるが、弾性を有する接着剤などでも良い。
一対のガイド部22のうちの一方には、ガイドロッド8の第1軸8aが挿通するためのスライド孔が形成してあり、ガイド部22は、第1軸8aに沿って、Y軸方向に相対移動可能になっている。ガイドロッド8は、略L字形状に加工してあり、第1軸8aに対して垂直に折り曲げられた第2軸8bを有する。第2軸8bは、二つのガイド部23,23に形成してある挿通孔を通り、これらのガイド部23,23によりX軸方向に沿って相対移動自在に保持してある。これらのガイド部23,23は、防振シート25を介して固定部6に対して固定してある。すなわち、撮像素子ユニット4は、固定部6に対して、ガイドロッド8により、X軸方向およびY軸方向の相対移動が案内され、しかも光軸Z方向周り(θ方向)の回転を防止している。
固定部6は、撮像素子ユニット4の周囲四方を囲むように配置してあり、固定部6におけるX軸方向の一辺位置には、固定部6に対して、撮像素子ユニット4をX軸方向に移動させるための永久磁石26xを保持してあるヨーク30xが固定してある。永久磁石26xには、撮像素子ユニット4における可動板10に固定してあるコイル28xが向き合い、コイル28xへの電流制御により、可動板10を介して撮像素子ユニット4がX軸方向に移動制御されるようになっている。すなわち、コイル28xと永久磁石26xは、X軸方向移動手段としてのボイスコイルモータ(VCM)を構成している。なお、X軸方向移動手段としては、VCMに限定されず、その他のアクチュエータを用いることができる。
また、固定部6におけるY軸方向の一辺位置には、固定部6に対して、撮像素子ユニット4をY軸方向に移動させるための永久磁石26yを保持してあるヨーク30yが固定してある。永久磁石26yには、撮像素子ユニット4における可動板10に固定してあるコイル28yが向き合い、コイル28yへの電流制御により、可動板10を介して撮像素子ユニット4がY軸方向に移動制御されるようになっている。すなわち、コイル28yと永久磁石26yは、Y軸方向移動手段としてのボイスコイルモータ(VCM)を構成している。なお、Y軸方向移動手段としては、VCMに限定されず、その他のアクチュエータを用いることができる。
固定部6に対しての撮像素子ユニット4の相対移動位置を検出するために、固定部6には、位置センサ33が装着してある。位置センサ33は、ホール素子32を有し、そのホール素子32に対応する位置に、永久磁石34が可動板10の表面に装着してある。永久磁石34が可動板10と共にX軸およびY軸方向に移動することで、そのX軸およびY軸方向の移動量を位置センサ33が検出するようになっている。なお、検出部としての位置センサ33としては、磁気式センサに限らず、PSD、光学式のセンサであっても良い。
次に、図3に基づき、カメラ全体について説明する。図1〜図3に示す撮像素子ユニット4を有するブレ補正装置2は、カメラボディ40の内部に、光軸Zに対して撮像素子ユニット4のガラス板18が垂直になるように配置される。ガラス板18は、図2に示す光学ローパスフィルタ14および撮像素子12に対して平行である。
図3に示すように、カメラボディ40には、レンズ鏡筒42が着脱自在に装着される。なお、コンパクトカメラなどでは、レンズ鏡筒42とカメラボディ40とが一体であるカメラもあり、本発明では、カメラの種類は特に限定されない。また、スチルカメラに限らず、ビデオカメラ、顕微鏡、携帯電話などの光学機器にも適用できる。以下の説明では、説明の容易化のために、レンズ鏡筒42とカメラボディ40とが着脱自在となる一眼レフカメラについて説明する。
カメラボディ40の内部において、撮像素子ユニット4のZ軸方向の前方には、シャッタ部材44が配置してある。シャッタ部材44のZ軸方向の前方には、ミラー46が配置してあり、そのZ軸方向の前方には、レンズ鏡筒42に内蔵してある絞り部47および光学レンズ群48が配置してある。
カメラボディ40には、ボディCPU50が内蔵してあり、レンズ接点54を介してレンズCPU58に接続してある。レンズ接点54は、カメラボディ40に対してレンズ鏡筒42を連結することで、ボディCPU50と、レンズCPU58とを電気的に接続するようになっている。ボディCPU50には、電源52が接続してある。電源52は、カメラボディ40に内蔵してある。
ボディCPU50には、レリーズスイッチ51、ストロボ53、表示部55、ジャイロセンサ70、EEPROM(メモリ)60、防振スイッチ62、防塵フィルタ駆動回路56、画像処理コントローラ59、AFセンサ72、防振追随制御IC74などが接続してある。画像コントローラ59には、インターフェース回路57を介して、撮像素子ユニット4の撮像素子12(図2参照)が接続してあり、撮像素子12にて撮像された画像の画像処理を制御可能になっている。
ボディCPU50は、レンズ鏡筒42との通信機能と、カメラボディ40の制御機能を有している。また、ボディCPU50はEEPROM60から入力された情報と、ジャイロセンサ70からの出力を受けて算出したブレの角度、焦点距離情報、距離情報から、防振駆動部目標位置を算出し、その防振駆動部目標位置を防振追従制御IC74へ出力する。また、ボディCPU50は、ジャイロセンサ70のセンサ出力を図示しないアンプを介してボディCPU50に入力し、ジャイロセンサ70の角速度を積分することによって、振れ角度を求める。
また、ボディCPUは、レンズ鏡筒42との装着が完全であるか否かの通信を行い、レンズCPU58から入力された焦点距離、距離情報とジャイロセンサから目標位置を演算する。レリーズスイッチ51が半押し時であれば、AE、AF、状況に応じて防振駆動等の撮影準備動作の指示を、レンズCPU58と、防振追従制御IC74とに出力する。全押し時にはミラー駆動、シャッター駆動、絞り駆動等の指示を出力する。
表示部55は、主として液晶表示装置などで構成され、出力結果やメニューなどを表示する。レリーズスイッチ51は、シャッター駆動のタイミングを操作するスイッチであり、ボディCPU50にスイッチの状態を出力し、半押し時にはAF、AE、状況により防振駆動を行い、全押し時には、ミラーアップ、シャッター駆動等を行う。
ミラー46は、構図決定の際にファインダーに像を映し出すためのもので、露光中は光路から退避する。ボディCPU50からレリーズスイッチ51の情報が入力され、全押し時にミラーアップ、露光終了後にミラーダウンを行う。不図示のミラー駆動部(例えばDCモータ)により駆動される。ミラー46には、サブミラー46aが連結してある。
サブミラー46aは、AFセンサに光を送るためのミラーであり、ミラーを通過した光束を反射してAFセンサに導く。このサブミラー46aは、露光中は光路から退避する。
シャッタ部材44は、露光時間を制御する機構である。ボディCPU50からレリーズスイッチ51の情報が入力され、全押し時にシャッター駆動を行う。不図示のシャッター駆動部(例えばDCモータ)により駆動される。
AFセンサ72は、オートフォーカス(AF)を行うためのセンサである。このAFセンサとしては、通常CCDが用いられる。防振スイッチ62は、防振ON、OFFの状態を撮像素子ユニットCPUに出力する。ジャイロセンサ70は、ボディに生じるブレの角速度を検出し、ボディCPU50に出力する。EEPROM60は、ジャイロセンサのゲイン値、角度調整値などの情報を有し、ボディCPUに出力する。
防塵駆動フィルタ駆動回路56は、図1および図2に示す圧電素子20に接続してあり、所定条件を満足する場合に、圧電素子20を駆動し、図4Bおよび図4Cに示すように、あるいは図5Bおよび図5Cに示すように、
ガラス板18を振動させ、ガラス板18の表面に付着している塵埃などを飛ばして除去する動作を行う。
たとえば圧電素子20には、周期的な矩形波もしくはサイン波等の電圧を印加する。このように防塵フィルタ駆動回路56を制御して圧電素子20に周期的な電圧を印加することにより、ガラス板18が振動し、塵がガラス面から受けた慣性力が塵の付着力を上回るとガラス面から離れる。
圧電素子20の周期的な駆動は、低電圧でなるべく大きな振幅を得るために、ガラス板18の表面を共振させる振動数で圧電素子20を駆動させることが好ましい。共振する周波数は、形状と材質と支持の方法と振動モードによって決まる。ガラスを支持する部分では振幅0となる節位置にて支持するようにすることが好ましい。
本実施形態では、防塵駆動フィルタ駆動回路56には、振動モード選択回路80が接続してある。振動モード選択回路80は、ボディCPU50を通して、防塵駆動フィルタ駆動回路56を制御する。振動モード選択回路80による制御の詳細については、後述する。
防振追従制御IC74は、防振制御を行うためのICである。ボディCPU50から入力された防振駆動部目標位置と、位置検出部から入力された防振駆動部位置情報から、防振駆動部移動量を算出し、防振駆動ドライバ76へ出力する。すなわち、防振追随制御IC74には、位置センサ33からの撮像素子ユニットの位置信号が入力されると共に、ボディCPU50からの出力信号が入力される。ボディCPU50では、ジャイロセンサ70の出力を受けて算出したブレの角度、焦点距離エンコーダで検出された焦点距離情報、距離エンコーダ64で検出された距離情報などから、防振駆動部目標位置を算出し、その防振駆動部目標位置を防振追従制御IC74へ出力する。
防振駆動ドライバ76は、防振駆動部を制御するためのドライバであり、防振追従制御ICから駆動量の入力を受けて、防振駆動部の駆動方向、駆動量を制御する。すなわち、防振駆動ドライバ76は、防振追従制御IC74からの入力情報に基づき、コイル28x,28yに駆動電流を流し、撮像素子ユニット4を固定部6に対してX軸およびY軸方向に移動させ、像ブレ補正制御を行う。
図3に示すレンズ鏡筒42には、焦点距離エンコーダ66、距離エンコーダ64、絞り部47、絞り部47を制御する駆動モータ68、レンズCPU58、ボディ部とのレンズ接点54、及び、複数のレンズ群48が具備してある。レンズ接点54には、カメラボディ40からレンズ駆動系電源を供給するための接点と、レンズCPU58を駆動するためのCPU電源の接点とデジタル通信用の接点がある。
駆動系電源およびCPU電源はカメラボディ40の電源52から供給され、レンズCPU58や駆動系の電源を供給している。デジタル通信用接点ではレンズCPU58から出力された焦点距離、被写体距離、フォーカス位置情報等のデジタル情報をボディCPU50に入力するための通信と、ボディCPU50から出力されたフォーカス位置や絞り量等のデジタル情報をレンズCPU58に入力するための通信を行う。ボディCPU50からのフォーカス位置情報や絞り量情報を受けてレンズCPU58がAF、絞り制御を行う。
焦点距離エンコーダ66は、ズームレンズ群の位置情報より焦点距離を換算する。すなわち、焦点距離エンコーダ66は、焦点距離をエンコードし、レンズCPUに出力する。
距離エンコーダ64は、フォーカシングレンズ群の位置情報より被写体距離を換算する。すなわち、距離エンコーダ64は、被写体距離をエンコードし、レンズCPUに出力する。
レンズCPUは、カメラボディ40との通信機能、レンズ群48の制御機能を有している。レンズCPUには、焦点距離、被写体距離等が入力され、レンズ接点を介してボディCPU50に出力する。ボディCPU50からレンズ接点54を介して、レリーズ情報、AF情報が入力される。
次に、主として図3〜図5に基づき、圧電素子20によるガラス板18の振動モードについて説明する。
本実施形態では、図3に示す振動モード選択回路80から防塵フィルタ駆動回路56に信号を送り、たとえば図4Bに示すように、ガラス板18をX軸方向に沿って1次振動モードで振動させる。ガラス板18の寸法が横20mm、縦28mm、厚さ0.4mmとし、圧電素子20の寸法が横4mm、縦12mm、厚さ0.5mmとすると、図4Bに示す1次振動モードの振動周波数は、たとえば約1260Hzである。図4Bは、ガラス板18が上に凸の状態を示すが、実際には、下に凸の状態と上に凸の状態とを交互に繰り返して振動する。
ガラス板18のX軸方向(長辺方向)に沿った2次振動モード(図示省略)の振動周波数は、たとえば約3790Hzであり、図4Cに示す3次振動モードの振動周波数は、たとえば約7689Hzである。また、図5Bに示すように、Y軸方向(短辺方向)に沿った1次振動モードの振動周波数は、たとえば約3700Hzであり、図5Cに示す3次振動モードの振動周波数は、たとえば約16500Hzである。
これらの振動モードは、ガラス板18におけるX軸方向の両端中央位置に配置してある一対の圧電素子20を所定の周波数で駆動することで実現することができるが、場合によっては、ガラス板18の四方位置に各々圧電素子20を配置しても良い。
ただし、本実施形態のように、圧電素子20を、ガラス板18におけるX軸方向の両端中央位置のみに配置することで、ガラス板18を大型にすることなく、有効に使用することができる部分(撮像素子が配置される部分)12aを大きく確保することができる。また、本発明では、ガラス板18の四方位置のいずれか一つの位置のみに圧電素子20を配置することでも、複数の振動モードを実現することができる。
本実施形態では、図3に示す振動モード選択回路80に基づき、防塵駆動回路56を制御して図4および図5に示すガラス板18に生じさせる。振動モードは、発生する加速度(ゴミを除去する力)や、節の位置を考慮して、複数の振動モードに切り替えられることが好ましい。なお、ガラス板18における振動の節の位置では、振動しないためにゴミの除去が不十分となりがちであるので、圧電素子20の駆動振動数を変えて振動モードを変えることにより、ガラス板18の振動の節の位置を変化させ、ガラス板18の全域に渡りゴミ除去が可能になる。
たとえば図4Bに示すように、X軸方向に沿った1次の屈曲振動モードのみでは、十分なゴミ除去効果が得られない場合には、次のような制御を行う。すなわち、図3に示す振動モード選択手段80から防塵フィルタ駆動回路56に制御信号を送り、図4Cに示すように、圧電素子20の駆動周波数を高く設定し、ガラス板18を3次の屈曲振動モードで振動させるのである。その場合には、より高いゴミ除去効果が得られる。
さらに、図3に示す振動モード選択手段80から防塵フィルタ駆動回路56に制御信号を送り、図5Bおよび図5Cに示すように、Y軸方向に沿って、ガラス板18を1次から3次の屈曲振動モードで振動させてもよい。さらに、X軸およびY軸方向の双方共に、さらに高次の屈曲振動モードを併用することも可能である。また、異なる屈曲振動モードを交互に繰り返す制御も可能であり、ゴミ除去効果が高まる。また、例えば、X軸方向及びY軸方向の振動モードを適宜変化させることにより、ガラス面のゴミをガラス面の中央部側から端部側に移動させてもよい。
一方、駆動回路のコストなどの制限により、上記のように広い範囲の駆動周波数(1260〜16500Hz)を用いられない場合には、X軸方向に沿った2次の屈曲振動モード(3790Hz)と、Y軸に沿った1次の屈曲振動モード(約3700Hz)とを用いてもよい。その場合には、小さい周波数の変化で、振動モードを変化させることができるので、必要な周波数範囲が狭くなり、駆動回路などを簡便且つ安価に構成することが可能となる。
また、本実施形態では、圧電素子20に印加する駆動周波数を調整することにより、長方形のガラス板18の縦横比に合った好適な励振が可能になる。また、X軸方向に沿った屈曲振動とY軸方向に沿った屈曲振動とのタイミングを適宜調整することによっても、長方形のガラス板18の縦横比に合った好適な励振が可能になる。
さらに、本実施形態では、X軸方向に沿った屈曲振動とY軸方向に沿った屈曲振動との「タイミング」および/または「周波数」を異ならせることにより、X軸方向の振動とY軸方向の振動とが干渉し難くなる。
さらにまた、本実施形態では、X軸方向およびY軸方向の少なくとも一方について、複数の振動モードで透過性部材を屈曲振動させることにより、振動の節の位置と振動の腹の位置とが入れ替わり、常に振動しない位置(常に振動の節)が少なくなる。このため、ゴミが落ちない領域が少なくなる。なお、上述した実施例では、撮像素子を移動させてブレ補正を行う撮像装置を用いて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、レンズを移動させてブレ補正を行う撮像装置でも良いし、ブレ補正機能を有しない撮像装置であっても良い。
第2実施形態
本実施形態のカメラの全体構成は、図3に示す第1実施形態と同様であり、その重複する説明は省略する。
図6〜図8に示すように、本実施形態に係る撮像素子ユニット4は、基板10を有し、基板10の中央部上面には、撮像素子12が固定してある。撮像素子12の周囲には、ケース17が配置してあり、基板10の表面に、着脱自在に、あるいは着脱不可に固定してある。
ケース17は、たとえば合成樹脂あるいはセラミックなどの絶縁体などで構成され、その上面には、内周側取付部17aと、外周側取付部17bとが段差状に形成してある。ケース17の内周側取付部17aには、光透過性を有する光学部材要素30の外周が取り付けられる。その結果、撮像素子12の周囲は、基板10、ケース17および光学部材要素30により密封される。
ケース17の外周側取付部17bには、気密シール部材16を介して水晶板18aが配置され、加圧部材19によって気密シール部材16へと押圧されている。ここでは、加圧部材19として金属板を用い、加圧部材19の変形に起因する弾性力により、水晶板18aを気密シール部材16方向へと付勢している。
水晶板18aは、長手方向Lおよび短手方向Sが、光軸Zと略直交するように備えられている。光学部材要素30は、水晶板18aと略平行に備えられている。
その結果、撮像素子12および光学部材要素30が設けられた収納空間が気密状態となり、塵等がケース外部から収納空間に入るのを防止することができる。加圧部材19はケース17の上面に、たとえば着脱自在にビス止めされており、ケース17の上面に形成してある位置決めピン17cにより、長方形状の水晶板18aの長手方向の位置決めが成されている。なお、気密シール部材16は、たとえば発泡樹脂、ゴムなどの剛性の低い材料で構成してあり、気密を確保しながら、後述する水晶板18aの曲げ振動の動きを妨げないようになっている。
光学部材要素30は、この実施形態では、複数の光学板の積層構造であり、水晶板13と、赤外線吸収ガラス板14と、水晶波長板(λ/4波長板)15との積層板で構成してある。これらの積層板で構成される光学部材要素30は、水晶板18aよりも小さな面積の長方形であり、しかも、撮像素子12の平面側面積よりも大きく、撮像素子12を全て覆う面積を有する。
水晶波長板15は、直線偏光を円偏向に変えることができる光学板であり、赤外線吸収ガラス板14は、赤外線を吸収する機能を有する。また、水晶板13は、水晶板18aに対して、相互に複屈折の方向が90度異なる水晶板であり、一方が90度方向(短辺方向)の複屈折を有する水晶板であれば、他方の水晶板は、0度方向(長辺方向)の複屈折を有する水晶板である。本実施形態では、水晶板18aが0度方向(長辺方向)の複屈折を有する水晶板であり、水晶板13が90度方向(短辺方向)の複屈折を有する水晶板である。
すなわち、本実施形態では、相互に離れて配置された二つの水晶板13および18aにより、基本的には、光学ローパスフィルタ(OLPF)を構成している。なお、一般的には、光学ローパスフィルタは、二つの水晶板13および18aの間に、赤外線吸収ガラス14および水晶波長板15が全て積層されて光学ローパスフィルタ(OLPF)を構成している。
本実施形態では、ケース17の内部において、二つの水晶板13および18aを相互に離れて配置し、特に、ケース17の外側に配置される水晶板18aを、水晶のZ軸から特定の角度(θ=+45度)で切り出した水晶板を用いている。水晶は、人工の水晶でもよいし天然水晶でもよい。
水晶は、結晶成長軸であるγ軸と、そのγ軸に対して相互に垂直なα軸およびβ軸を有する。α軸とは、例えば、γ軸に対して直交する電気軸である。また、β軸とは、例えば、γ軸に対して直交する機械軸である。本実施形態では、水晶のγ軸に対して、α軸の矢印に向けて時計回り方向にθ=約+45度の角度の面が平板の平面となるように切り出した平板を水晶板18aとして用いる。
なお、本実施形態において、約+45度の角度とは、+45度から変動したものを含む。例えば、+45度の角度に対して、±3度の変動であれば十分な効果を得ることができる。また、θの角度がプラスの値とは、γ軸に対して、α軸の矢印に向けて時計回り方向の角度であり、反対方向の角度は、マイナスの値となる。
本実施形態では、光学部材要素30の一部を構成する水晶板13は、水晶板18aと同様に、水晶からθ=約+45度の角度の面が平板の平面となるように切り出された平板であっても良いし、その他の角度にて切り出された平板であっても良い。ただし、水晶板13の複屈折の方向は、水晶板18aに対して、90度異なる水晶板であることが好ましい。効果的にOPLFとして機能し、モアレ現象を防止するためである。
水晶からθ=+45度の角度の面でカットされた平板から成る水晶板18aは、θ=−45度の角度の面でカットされた平板から成る水晶板に比較して、弾性係数が異なり、曲げ剛性が低く、共振周波数が約20%低い。水晶板18aの厚みは、撮像素子の画素ピッチに対応して最適に設計され、例えば水晶板13の厚みと同じである。
図6および図7に示すように、水晶板18aの表面(ケース17に対して外側の面)には、振動部材としての一対の圧電素子20が、長方形状の水晶板18aの長辺方向Lに沿って両側位置に、水晶のα軸方向に平行に延在するように接着してある。圧電素子20は、たとえばPZT素子で構成される。なお、水晶板18aの形状は、長方形状に限らず、正方形、あるいはその他の形状であっても良い。
図16に示すように、図6および図7に示す撮像装置は、例えば、以下の工程により製造することができる。まず、ステップS1において、水晶板18aのX軸に平行な第1の辺182の近傍に第1の圧電素子20を取り付け、第1の辺182と反対側に位置する第2の辺184の近傍に第2の圧電素子20を取り付ける。
次に、ステップS2において、図3に示す防塵フィルタ駆動回路56および回路振動モード選択回路80等の回路と、第1および第2の圧電素子20とを電気的に接続する。
次に、圧電素子20による水晶板18aの振動モードについて説明する。本実施形態では、図3に示す振動モード選択回路80から防塵フィルタ駆動回路56に信号を送り、たとえば図9Aに示す一方の圧電素子20を、駆動信号R1(図10の実線)で駆動し、他方の圧電素子20を駆動信号R2(図10の点線)で駆動する。
図10の実線と点線で示すように、駆動信号R1と駆動信号R2とが相互に逆位相の駆動信号である場合には、図9Bおよび図9Cに示すように、一対の圧電素子20は相互に逆パターンで収縮および拡張を繰り返し、水晶板18aは、水晶板18aの長手方向L(α軸に垂直)に沿って6次曲げ振動モードで振動する。6次曲げ振動モードは、偶数振動モードの一種であり、振動の腹の数が6個となる屈曲振動モードである。
6次曲げ振動モードの節22は、水晶板18aの長手方向Lに沿って7つであり、それらの節22は、α軸に対して平行になる。振動の節22の位置は、図9Bおよび図9Cに示すように、振動モードが変化しない場合には、変化しない。
また、振動モードを変える場合には、図3に示す振動モード選択回路80から防塵フィルタ駆動回路56に信号を送り、振動モードを変化させる。たとえば 図10の実線で示すように、駆動信号R1と駆動信号R2とを相互に同一位相の駆動信号とし、これらを一対の圧電素子20に印加する。
その場合には、図9Dおよび図9Eに示すように、一対の圧電素子20は同時に同じパターンで収縮および拡張を繰り返し、水晶板18aを、水晶板18aの長手方向Lに沿って7次曲げ振動モードで振動させることができる。7次曲げ振動モードは、奇数振動モードの一種であり、振動の腹の数が7個となる屈曲振動モードである。
7次曲げ振動モードの節22は、水晶板18aの長手方向Lに沿って8つであり、それらの節22は、α軸に対して平行になる。振動の節22の位置は、図9Dおよび図9Eに示すように、振動モードが変化しない場合には、変化しない。
図9B〜図9Eに示すように、振動モードを変化させることで、水晶板18aにおける節22の位置を変化させることができる。その結果、ある特定の振動モードでは、水晶板18aの表面において、節22の位置に吹き飛ばされずに残っていた塵埃などが、他の振動モードでは、節22の位置が変化することから振動の加速度で吹き飛ばされることになる。その結果として、水晶板18aの外面全域に渡りゴミ除去が可能になる。
たとえば図9Bおよび図9Cに示すような偶数次の曲げ振動モードでは、長手方向Lの中央が振動の節となるので、その長手方向Lの中央付近の塵埃を吹き飛ばす加速度が小さくなるおそれがある。一方、図9Dおよび図9Eに示すような奇数次の曲げ振動モードでは、長手方向Lの中央が振動の腹になるので、その長手方向Lの中央付近の塵埃を吹き飛ばす加速度が非常に大きくなる。したがって、偶数次の曲げ振動モードと奇数次の曲げ振動モードとを切り替えることにより、塵埃を有効に除去することができる。
なお、互いに振動モード数が近い偶数次の曲げ振動モードと奇数次の曲げ振動モードとを切り替えることも好ましい。たとえば図示の実施形態では、振動モード数が近い6次と7次の曲げ振動モードを切り替えているので、長手方向Lの中央部分以外の部分についても、一方のモードで振動の節となる部分が他方のモードで振動の腹となり、塵埃を有効に除去することができる。
本実施形態では、水晶板18aの長手方向Lの両側に配置してある各圧電素子20の外側に位置する節22の近くにおいて、図6〜図8に示す加圧部材19が、水晶板18aの外面から気密シール部材16の方向に押圧している。加圧部材19は、水晶板18aの長手方向Lの両側を、振動の節22に平行に加圧するのみであり、水晶板18aにおける曲げ振動の節22と直交する方向の両端部は加圧しない。水晶板18aの曲げ振動を抑制しないようにするためである。
本実施形態に係る撮像素子ユニット4では、水晶板18aは、OLPFの一部として利用することが可能であり、防塵のための新たな部材を別に必要とせず、部品点数の削減および装置のコンパクト化に寄与する。
また、本実施形態では、水晶板18aが長方形であり、撮像素子12の撮像面が長方形であるため、円形ガラスを振動させる場合と比べて、防塵のために水晶板が占めるスペースが少なくて済み、装置のコンパクト化に寄与する。
さらにまた本実施形態では、OPLFの一部を構成する一方の水晶板18aが、当該水晶板18aを除くOPLFの光学部材要素30に対して、気密シール部材16の厚みに相当する所定の間隔で備えられている。そのため、水晶板18aと光学部材要素30を含むOPLFの全体を振動させる場合に比較して、水晶板18aのみを振動させることで、少ないエネルギーで振動加速度を大きくすることが可能になり、防塵効果が向上すると共に、省エネルギーにも寄与する。
さらに本実施形態では、水晶板の表面弾性波による振動(駆動周波数が数MHz)ではなく、水晶板18aの曲げ振動(駆動周波数が数十kHz〜数百kHz)を用いて、振動加速度による塵埃などの除去機能を発揮しているため、防塵効果に優れている。
なお、上述した実施形態では、水晶板18aが長方形であり、長方形の短辺が水晶のα軸と略平行であるが、長方形の長辺をα軸と略平行にしても良い。また、上述した実施形態では、一対の圧電素子20を、長方形の水晶板18aの長辺方向の両側に配置したが、短辺方向の両側に配置しても良い。
また、別の実施形態では、図6〜図7に示すケース17よりも、水晶板18aの長手方向Lの幅を大きくし、水晶板18aにおける長手方向Lの両端において、水晶板18aの背面に圧電素子20を接着するように構成しても良い。
また、上述した実施形態では、撮像素子を移動させてブレ補正を行う撮像装置を用いて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、レンズを移動させてブレ補正を行う撮像装置でも良いし、ブレ補正機能を有しない撮像装置であっても良い。
さらに、上述した実施形態では、水晶板18aにおける長手方向Lの両側に配置してある圧電素子20は、相互に同じ分極方向の圧電素子で構成してあるが、これらは相互に異なる分極方向の圧電素子で構成しても良い。その場合には、一対の圧電素子20に対して、相互に同一位相の駆動信号R1および駆動信号R2を印加した場合には、偶数の屈曲振動モードで水晶板18aが振動する。また、一対の圧電素子20に対して、相互に逆位相の駆動信号R1および駆動信号R2を印加した場合には、奇数の屈曲振動モードで水晶板18aが振動する。
さらに上述した実施形態では、6次曲げ振動モードと7次曲げ振動モードとで切り替えて水晶板18aを振動させたが、曲げ振動モードとしては、これらの数次に限定されず、その他の偶数振動モードと奇数振動モードとで切り替えて水晶板18aを振動させてもよい。ただし、振動モードとしては、好ましくは6〜11次の振動モードである。
また、撮影装置の電源をオンにしてから撮影までの期間、および、撮影と撮影との間の期間の少なくとも一方において、偶数振動モードと奇数振動モードとの切替を少なくとも一回以上行うことが好ましい。
さらにまた、上述した実施形態の変形例として、図7に示す水晶板18aを、透明な保護ガラス板で構成し、光学部材要素30を、OPLFを構成する4枚の積層板で構成してもよい。
第3実施形態
この第3実施形態では、図11に示すように、撮像素子ユニット4aの断面構造を、図7に示す実施形態の断面構造と異ならせた以外は、第2実施形態と同様であり、共通する部分の説明は省略し、異なる部分のみについて説明する。
この実施形態では、水晶板13と、赤外線吸収ガラス板14と、水晶波長板15と、水晶板18aとを直接に積層して、OPLFを構成し、水晶板18aの長手方向Lの幅を、他の光学部材要素30の幅よりも大きくしてある。そして、光学部材要素30が形成されていない水晶板18aの長手方向Lの両側表面に、各圧電素子20がそれぞれ装着してある。
この実施形態に係る撮像ユニット4aでは、図7に示す第2実施形態に係る撮像ユニット4に比較して、さらに全体サイズのコンパクト化を図ることができる。その他の作用効果は、前記の第2実施形態と同様である。
なお、第3実施形態では、光学部材要素30は、水晶板18aの表面における圧電素子20と同じ側に装着してあるが、圧電素子20とは反対側である撮像素子12側(ユニット4aの内側)に積層しても良い。
また、この第3実施形態の変形例として、長手方向Lの幅が全て同じである水晶板13と、赤外線吸収ガラス板14と、水晶波長板15と、水晶板18aとを直接に積層して、OPLFを構成し、この水晶板13の長手方向Lの両側表面に、各圧電素子20をそれぞれ装着してもよい。
第4実施形態
この第4実施形態では、図12A〜図12Cに示すように、一対の圧電素子20を、透明な保護ガラス板18の表面における長手方向(X軸)の両側に取り付けてある。しかも、この実施形態では、保護ガラス板18の長手方向(X軸)と直交する短手方向(Y軸)の表面に沿って、保護ガラス板18を奇数曲げ振動モードで振動させるモードが可能になっている。その他の構成は、第2実施形態と同様であり、共通する部分の説明は省略し、異なる部分のみについて説明する。
この実施形態では、保護ガラス板18は、図7に示す第2実施形態における水晶板18aの代わりに用いられる物である。保護ガラス板18の長手方向Lの両側に取り付けられた一対の圧電素子20には、所定の周波数で、相互に逆位相の駆動信号R1および駆動信号R2が印加される。その結果、たとえば図9Bおよび図9Cに示すように、Y軸(長手方向Lに垂直な方向)に沿って平行な振動の節22を持つ偶数振動モードで振動させることができる。
その後、偶数振動モードで振動させた駆動信号の周波数とは異なる周波数で、しかも、相互に同一位相の駆動信号R1および駆動信号R2を一対の圧電素子20に印加することで、図12Bまたは図12Cに示すように、X軸(長手方向Lに平行な方向)に沿って平行な振動の節を生じるように、保護ガラス板18を奇数振動モードで振動させることができる。その他の作用効果は、前記の第1実施形態と同様である。
第5実施形態
図13に示す第5実施形態においては、保護ガラス板18は、第1の辺181と、第1の辺181に交差する第2の辺182と、第1の辺181に対して反対側に位置する第3の辺183と、第2の辺182に対して反対側に位置する第4の辺184とを有する。
第1の辺181の近傍には第1の振動部材201が備えられ、第2の辺182の近傍には第2の振動部材202が備えられ、第3の辺183の近傍には第3の振動部材203が備えられ、第4の辺184の近傍には第4の振動部材204が備えられている。
例えば、振動モード選択回路80(図3参照)により第1駆動モードに切替えられたとき、防塵フィルタ駆動回路56(図3参照)は、第1の振動部材201および第3の振動部材203を駆動し、第2駆動モードに切替えられたとき、防塵フィルタ駆動回路56は、第2の振動部材202および第4の振動部材204を駆動する。
この第5実施形態では、一対の圧電素子202,204が、図12Bおよび図12Cに示すような振動モードを引き起こし、他の一対の圧電素子201,203が、図9B〜図9Eに示す振動モードを引き起こすように構成しても良い。その他の構成は、第1実施形態および第3実施形態と同様であり、共通する部分の説明は省略する。
第6実施形態
この第6実施形態では、図14に示すように、一対の圧電素子20aが、透明な保護ガラス板18の表面における長手方向(第1方向)Lの両側に短手方向S(第2方向)に位置ずれして取り付けてある。この実施形態の場合には、一対の圧電素子20aが、図12Bおよび図12Cに示すように振動の節が長手方向L(X軸方向)に平行な振動モードを引き起こす際に、偶数の振動モードを容易に生じさせ易くなる。その他の構成は、第2実施形態および第4実施形態と同様であり、共通する部分の説明は省略する。
第7実施形態
この第7実施形態は、図15に示すように、図11に示す第3実施形態の変形例であり、撮像素子ユニット4aの断面構造を、図11に示す実施形態の断面構造と異ならせた以外は、第3実施形態と同様であり、共通する部分の説明は省略し、異なる部分のみについて説明する。
この実施形態では、水晶板18aおよび赤外線吸収ガラス板14のみを直接に積層して、OPLFを構成し、水晶板18aの長手方向Lの幅を、赤外線吸収ガラス板14の幅よりも大きくしてある。そして、赤外線吸収ガラス板14が形成されていない水晶板18aの長手方向Lの両側表面に、各圧電素子20がそれぞれ装着してある。
この実施形態に係る撮像ユニット4bでは、図11に示す第3実施形態に係る撮像ユニット4aに比較して、さらに全体サイズのコンパクト化を図ることができると共に、OPLFのコスト低減を図ることができる。その他の作用効果は、前記の第2実施形態および第3実施形態と同様である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、防塵性を有する光透過部材としては、ガラス板18に限らず、レンズ、フィルタその他の光透過部材を用いても良い。また、振動部材としては、圧電素子以外に、その他の振動部材を用いても良い。さらに、上述した第1〜第7実施形態の構成は、適宜改変しても良く、第1実施形態の少なくとも一部を、第2〜第7実施形態の構成の少なくとも一部と組み合わせて本発明の実施形態としても良い。
図1は本発明の第1実施形態に係る撮像装置の概略斜視図である。 図2は図1に示すII−II線に沿う概略断面図である。 図3はカメラの全体ブロック図である。 図4Aは図1に示す光透過性部材の平面図、図4Bおよび図4Cは図4Aに示すB−B線に沿う要部断面図である。 図5Aは図1に示す光透過性部材の平面図、図5Bおよび図5Cは図5Aに示すB−B線に沿う要部断面図である。 図6は本発明の他の一実施形態に係る撮像装置の平面図である。 図7は図6に示すVII−VII線に沿う概略断面図である。 図8は図6に示すVIII−VIII線に沿う概略断面図である。 図9A〜図9Eは振動モードを示す概略図である。 図10は一対の圧電素子へ入力する駆動信号の例を示すグラフである。 図11は本発明の他の実施形態に係る撮像装置の概略断面図である。 図12Aは本発明のさらに他の実施形態に係る撮像装置における光透過性部材の平面図、図12Bおよび図12Cは図12AのB−B線に沿う断面図である。 図13は本発明のさらに他の実施形態に係る撮像装置の平面図である。 図14は本発明のさらに他の実施形態に係る撮像装置の平面図である。 図15は本発明のさらに他の実施形態に係る撮像装置の断面図である。 図16は本発明の実施形態に係る撮像装置の製造工程を示す図である。
符号の説明
2… ブレ補正装置
4… 撮像素子ユニット
12… 撮像素子
13… 水晶板
14… 赤外線吸収ガラス板
15… 水晶波長板
16… 気密シール部材
17… ケース
18… 水晶板
18a… 保護ガラス板
19… 加圧部材
20… 圧電素子
22… 振動の節
30… 光学部材要素
56… 防塵フィルタ駆動回路
80… 振動モード選択回路
R1、R2… 駆動信号

Claims (21)

  1. 光透過性を有し、第1方向と前記第1方向と異なる第2方向とに延びた面を有する光透過性部材と、
    前記光透過性部材に備えられ、前記光透過性部材を屈曲振動させる振動部材と、
    前記振動部材を駆動する駆動部とを有する撮像装置であって、
    前記駆動部が、振動の腹の数が奇数個となる屈曲モードで前記光透過性部材を屈曲振動させる奇数振動モードと、振動の腹の数が偶数個となる屈曲モードで前記光透過性部材を屈曲振動させる偶数振動モードとに切換えるものであり、前記奇数振動モードは、前記第1方向に沿った方向の屈曲モードであり、前記偶数振動モードは、前記第2方向に沿った方向の屈曲モードであることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載された撮像装置であって、
    前記駆動部は、前記奇数振動モードにおいて、前記光透過性部材に前記第2方向に平行な振動の節が生じるように前記振動部材を駆動し、前記偶数振動モードにおいて、前記光透過性部材に前記第1方向に平行な振動の節が生じるように前記振動部材を駆動することを特徴とする撮像装置。
  3. 光学系による像を撮像する撮像部よりも前記光学系側に備えられ、光透過性を有する光透過性部材と、
    前記光透過性部材に備えられ、前記光透過性部材を屈曲振動させる振動部材と、
    前記振動部材を駆動する駆動部と、を有する撮像装置であって、
    前記駆動部が、振動の腹の数が奇数個となる屈曲モードで前記光透過性部材を屈曲振動させる奇数振動モードと、振動の腹の数が偶数個となる屈曲モードで前記光透過性部材を屈曲振動させる偶数振動モードと、に切り替えることを特徴とする撮像装置。
  4. 前記奇数振動モードおよび偶数振動モードは、前記光透過性部材の面に沿った同一方向の振動モードである請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記振動部材が、互いに間隔を隔てて前記光透過性部材に備えられた第1振動部と第2振動部とを有する請求項1〜4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 請求項5に記載された撮像装置であって、
    前記駆動部は、前記第1振動部に第1駆動信号を供給し、前記第2振動部に第2駆動信号を供給し、
    前記偶数振動モード及び前記奇数振動モードの一方のとき、前記第1駆動信号と前記第2駆動信号とは同相の信号であり、前記偶数振動モード及び前記奇数振動モードの他方のとき、前記第1駆動信号と前記第2駆動信号とは逆相の信号であることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項5または6に記載された撮像装置であって、
    前記第1振動部及び前記第2振動部は、前記光透過性部材に対向する方向について同一の圧電特性となるように、前記光透過性部材に取り付けられており、
    前記駆動部は、前記奇数振動モードのとき、同相の前記第1駆動信号及び前記第2駆動信号を前記第1振動部及び前記第2振動部に供給し、前記偶数振動モードのとき、逆相の前記第1駆動信号及び前記第2駆動信号を前記第1振動部及び前記第2振動部に供給することを特徴とする撮像装置。
  8. 前記振動部が、前記光透過性部材における前記光学系の光軸に対して略垂直な面に、対称位置に備えられている請求項5〜7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記光透過性部材は長方形板である請求項1〜8のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 前記長方形板の短辺に沿って前記振動部材が配置してある請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記長方形板の長辺に沿って前記振動部材が配置してある請求項9に記載の撮像装置。
  12. 前記光透過性部材が積層板である請求項1〜11のいずれかに記載の撮像装置。
  13. 光透過性を有し、第1の辺と、前記第1の辺に対向する第2の辺とを有する光透過性部材と、
    前記光透過性部材の前記第1の辺の近傍に備えられ前記光透過性部材を屈曲振動させる第1の振動部材と、
    前記光透過性部材の前記第2の辺の近傍に備えられ前記光透過性部材を屈曲振動させる第2の振動部材と、
    第1の振動部材及び第2の振動部材に同相の信号を供給して第1の振動部材及び第2の振動部材を駆動する第1駆動モードと、第1の振動部材及び第2の振動部材に逆相の信号を供給して第1の振動部材及び第2の振動部材を駆動する第2駆動モードとに切り替え可能な駆動部とを有することを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項13に記載された撮像装置であって、
    前記駆動部は、前記第1駆動モード及び前記第2駆動モードにおいて、前記光透過性部材に前記第1の辺と略平行な振動の節が生じるように第1の振動部材及び第2の振動部材を駆動することを特徴とする撮像装置。
  15. 請求項13に記載された撮像装置であって、
    前記駆動部は、前記第1駆動モード及び前記第2駆動モードにおいて、前記光透過性部材に前記第1の辺と略直交する振動の節が生じるように第1の振動部材及び第2の振動部材を駆動することを特徴とする撮像装置。
  16. 請求項14に記載された撮像装置であって、
    前記駆動部は、前記第1駆動モードにおいて前記光透過性部材の振動の節が偶数個となり、前記第2駆動モードにおいて前記光透過性部材の振動の節が奇数個となるように第1の振動部材及び第2の振動部材を駆動することを特徴とする撮像装置。
  17. 請求項14に記載された撮像装置であって、
    前記駆動部は、前記第1駆動モードにおいて前記光透過性部材の振動の節が奇数個となり、前記第2駆動モードにおいて前記光透過性部材の振動の節が偶数個となるように第1の振動部材及び第2の振動部材を駆動することを特徴とする撮像装置。
  18. 光透過性を有し、第1の辺と、前記第1の辺に交差する第2の辺と、前記第1の辺に対向する第3の辺と、前記第2の辺に対向する第4の辺とを有する光透過性部材と、
    前記光透過性部材の前記第1の辺の近傍に備えられた第1の振動部材と、
    前記光透過性部材の前記第2の辺の近傍に備えられた第2の振動部材と、
    前記光透過性部材の前記第3の辺の近傍に備えられた第3の振動部材と、
    前記光透過性部材の前記第4の辺の近傍に備えられた第4の振動部材と、
    前記第1の振動部材及び前記第3の振動部材を駆動する第1駆動モードと、前記第2の振動部材及び前記第4の振動部材を駆動する第2駆動モードとに切り替え可能な駆動部とを有することを特徴とする撮像装置。
  19. 請求項18に記載された撮像装置であって、
    前記駆動部は、前記第1駆動モードにおいて、前記光透過性部材に前記第1の辺と平行な振動の節が生じるように、前記第1の振動部材及び前記第3の振動部材を駆動し、前記第2駆動モードにおいて、前記光透過性部材に前記第2の辺と平行な振動の節が生じるように、前記第2の振動部材及び前記第4の振動部材を駆動することを特徴とする撮像装置。
  20. 請求項18に記載された撮像装置であって、
    前記駆動部は、前記第1駆動モードにおいて、前記光透過性部材に前記第2の辺と平行な振動の節が生じるように、前記第1の振動部材及び前記第3の振動部材を駆動し、前記第2駆動モードにおいて、前記光透過性部材に前記第1の辺と平行な振動の節が生じるように、前記第2の振動部材及び前記第4の振動部材を駆動することを特徴とする撮像装置。
  21. 請求項1〜20のいずれか20に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする光学装置。
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